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フェリス女学院大学大学院人文科学研究科の入試対策|出願資格・研究計画書・面接まで【2027年度】

フェリス女学院大学大学院人文科学研究科の2027年度入試で合格可能性を高めるには、志望する専攻と研究テーマを早めに決め、研究計画書・提出論文・筆記試験・口述試験を一つの研究構想として準備することが重要です。フェリス女学院大学 大学院 人文科学研究科は、英語英米文学、日本語日本文学、コミュニケーション学の3専攻で博士前期課程と博士後期課程を設置しています。2027年度も募集が継続され、博士前期課程では秋期日程と春期日程が用意されていますが、時期によって筆記試験の内容が異なります。出願時期だけで選ばず、自分の専門知識、英語力、研究準備の進み具合に合う日程を見極めなければなりません。
フェリス女学院大学大学院人文科学研究科とは、文学・言語・文化・社会・心理・コミュニケーションを、人文科学の理論と研究方法によって探究する大学院です。公式の2027年度学生募集要項によると、博士前期課程の募集人員は3専攻とも各6名で、これは秋期と春期を合わせた人数です。少人数の募集では、単に筆記試験の知識量を増やすだけでは十分ではありません。研究課題と専攻の研究領域が合っていること、先行研究を踏まえた問いが成立していること、その問いを現実的な方法で検証できることを、提出書類と口述の双方で示す必要があります。
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研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
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2027年度要項では、博士前期課程の秋期は、英語英米文学専攻が英語と口述試験、日本語日本文学専攻とコミュニケーション学専攻が小論文(研究計画)と口述試験です。春期は3専攻とも専門科目、英語、口述試験が課されます。秋期は研究構想を文章と口頭で伝える力、春期はそれに加えて専門知識と英語読解力が明確に問われる構造です。なお、社会人特別選抜は口述試験の結果を重視して総合的に判定され、英語英米文学専攻の社会人特別選抜は秋期のみとなっています。
この記事では、2026年9月2日に公開された2027年度学生募集要項と大学公式の専攻ページをもとに、募集人員、出願資格、日程、提出書類、試験科目を整理します。そのうえで、研究計画書の組み立て方、12,000字程度の提出論文の整え方、専攻別の筆記対策、非公表の過去問に頼らない分析方法、口述試験での答え方を順に解説します。制度は変更される可能性があるため、出願時にはフェリス女学院大学の学生募集要項ページで最新資料と所定様式を確認してください。要項を読むこと自体が受験準備の第一歩です。
フェリス女学院大学大学院人文科学研究科の特徴と3専攻
研究科全体の特色と取得できる学位
フェリス女学院大学大学院人文科学研究科には、英語英米文学専攻、日本語日本文学専攻、コミュニケーション学専攻があります。博士前期課程を修了すると修士(文学)、博士後期課程を修了すると博士(文学)の取得が可能です。公式サイトは研究科の特色として、ジェンダーの視点から文化全体を捉えること、文学や文化・社会のキリスト教的背景を研究すること、横浜という文化が交錯する地域を背景に国際社会の文化交流や摩擦、コミュニケーションの問題を考えることを挙げています。
志望者が最初に確認すべきなのは、興味のある題材があるかどうかだけではありません。その題材をどの学問領域の方法で分析するかを決めることが必要です。同じ映画を扱う場合でも、英語圏の文学・文化史として作品を読むのか、ジェンダー表象を社会的に分析するのか、視聴者への効果を心理的・実証的に調べるのかで、適する専攻と研究方法は変わります。研究計画書では、対象、問い、理論、資料、分析手順の組み合わせを示しましょう。
人文科学系の大学院入試では、テーマの珍しさだけが評価されるわけではありません。資料を入手できるか、先行研究を読めるか、修業期間内に検証できるかという実行可能性も重要です。公式の教員紹介と修士論文題目を読み、自分の問いを指導できる研究分野があるかを確かめてください。教員名だけで判断せず、研究指導分野、近年の研究業績、担当科目まで照合すると、入学後のミスマッチを防げます。
英語英米文学専攻の研究領域
英語英米文学専攻では、イギリス・アメリカを中心とする英語圏の小説、演劇、詩、映画、映像を、歴史、社会、政治、ジェンダー、文化、芸術、宗教などの隣接領域と結び付けて研究します。北アメリカの文化史や移民文化、英語と日本語の比較、第二言語習得、英語教育も研究対象です。作品研究を希望する場合は、作家や作品の紹介に終わらず、どの資料と概念を用いて新しい読みを示すかを明確にする必要があります。
春期の専門科目は、英米文学、英語学、英米の文化と社会を視野に入れた準備が必要です。研究テーマが文学であっても、歴史的背景や理論用語を英語・日本語の双方で説明できるようにします。英語試験もあるため、専門文献を精読し、段落の論旨を日本語で要約する訓練が有効です。提出論文と研究計画書で扱う基本文献については、著者の主張、方法、限界を短く説明できる状態を目指しましょう。
日本語日本文学専攻とコミュニケーション学専攻
日本語日本文学専攻は、古典文学、近現代文学、日本語学、日本語教育学などを対象とします。古典籍の翻刻や注釈、漢字文化圏の文化交流、外来思想の受容、フェミニズム文芸批評、比較文学、現代日本語の多様性や歴史的実態など、研究方法は幅広くあります。作品の感想ではなく資料に基づく論証が求められるため、本文の校訂、用例収集、語彙分析、時代背景の検討など、分野に適した作業を研究計画に組み込みます。
コミュニケーション学専攻は、心理、社会、言語、文化の4領域を足場に、人間関係、ジェンダー、教育、マイノリティー、情報メディア、方言、音声、異文化などを研究します。文学研究と異なり、質問紙、インタビュー、観察、談話分析、音声分析などの実証的方法を用いるテーマもあります。調査を予定するなら、対象者の選び方、データの集め方、分析基準、研究倫理への配慮まで考える必要があります。テーマと方法の対応が専攻選択の軸です。
| 専攻 | 主な研究対象 | 計画段階で確認する点 |
|---|---|---|
| 英語英米文学 | 英語圏の文学・文化・歴史社会、英語学、第二言語習得 | 原語資料、時代背景、理論枠組み |
| 日本語日本文学 | 古典・近現代文学、日本語学、日本語教育 | 底本・文献・用例と分析手順 |
| コミュニケーション学 | 心理・社会・言語・文化コミュニケーション | 調査方法、データ、研究倫理 |
専攻を決めるときは、題材の近さだけでなく、指導可能性と方法論の一致を確認してください。大学院説明会や相談機会では、合否を尋ねるのではなく、研究テーマが専攻の守備範囲に入るか、どのような準備が必要かを質問すると有益です。参加前の準備は大学院のオープンキャンパス・説明会の活用法も参考にしてください。
2027年度入試の募集人員・日程・選抜方式
博士前期課程と博士後期課程の募集人員
2027年度の博士前期課程は、英語英米文学、日本語日本文学、コミュニケーション学の各専攻で6名を募集します。この人数は秋期日程と春期日程の合計です。博士後期課程は、英語英米文学2名、日本語日本文学3名、コミュニケーション学2名です。日程ごとの募集人数は示されていないため、「秋期なら枠が多い」「春期なら入りやすい」といった推測は避けるべきです。
| 課程 | 英語英米文学 | 日本語日本文学 | コミュニケーション学 |
|---|---|---|---|
| 博士前期課程 | 6名 | 6名 | 6名 |
| 博士後期課程 | 2名 | 3名 | 2名 |
大学公式の情報公開ページでは大学院入試の過去問題・解答例が公表されておらず、確認できる入試倍率も限定的です。したがって、難易度を倍率だけで判断することはできません。募集人員が少ない以上、筆記の得点だけでなく、提出論文、研究計画、口述の整合性を高める必要があります。定員の小ささを準備の精度に置き換える発想を持ちましょう。
秋期日程と春期日程
秋期のWeb出願登録は2026年10月16日9時から10月22日21時までです。入学検定料の支払期限は10月22日22時、必要書類は同日消印有効となっています。試験日は11月21日、合格発表は12月1日、入学手続期限は12月8日です。証明書は出願前3か月以内発行という条件があるため、早すぎる取得にも注意してください。
春期のWeb出願登録は2027年1月12日9時から1月18日21時まで、検定料の支払期限は1月18日22時、書類は同日消印有効です。試験日は2月22日、合格発表は2月25日、入学手続期限は3月5日です。Web登録・支払い・郵送は別々の手続きなので、登録を終えただけで出願完了と思い込まないようにします。
| 日程 | Web出願登録 | 試験日 | 合格発表 | 手続期限 |
|---|---|---|---|---|
| 秋期 | 2026年10月16日9時〜10月22日21時 | 11月21日 | 12月1日 | 12月8日 |
| 春期 | 2027年1月12日9時〜1月18日21時 | 2月22日 | 2月25日 | 3月5日 |
日程によって異なる試験科目
博士前期課程の秋期では、英語英米文学専攻は英語と口述試験、日本語日本文学専攻とコミュニケーション学専攻は小論文(研究計画)と口述試験です。秋期筆記は12時から13時、口述試験は13時30分から緑園キャンパスで実施されます。英語英米文学の一般選抜では英和辞書、社会人特別選抜では英和辞書または英英辞書を持ち込めます。
春期の博士前期課程は、3専攻とも専門科目、英語、口述試験で選抜されます。専門科目は10時から11時30分です。英語英米文学の英語は12時30分から14時、日本語日本文学とコミュニケーション学は12時30分から13時30分、口述は14時30分からです。春期は専門・英語・研究説明の総合戦と考えてください。
| 専攻 | 秋期 | 春期 |
|---|---|---|
| 英語英米文学 | 英語、口述 | 専門科目、英語、口述 |
| 日本語日本文学 | 小論文(研究計画)、口述 | 専門科目、英語、口述 |
| コミュニケーション学 | 小論文(研究計画)、口述 | 専門科目、英語、口述 |
秋期と春期の選択は、科目数の少なさだけで決めません。秋期までに研究計画と提出論文を高い水準まで仕上げられるなら、早い日程に挑戦する価値があります。一方、専門知識や英語の学習時間を確保し、研究テーマも再検討したいなら春期を視野に入れます。ただし、英語英米文学専攻の社会人特別選抜は秋期のみです。出願区分の実施時期を先に確認し、逆算して準備しましょう。
日程を比較するときは、受験科目だけでなく、合格後の入学手続期限も確認します。秋期の合格発表から手続期限までは短いため、納付金や必要な手続きを事前に整理しておくと慌てずに済みます。春期も合格発表後すぐに手続期限を迎えます。2027年度の博士前期課程では、入学検定料は30,000円です。本学卒業者以外の1年次納付総額は1,026,750円、本学卒業者は846,750円で、2年次納付総額は720,000円とされています。本学卒業者以外は同窓会終身会費30,000円が別途必要です。受験費用と入学後の納付金を分けて資金計画を立て、金額は出願時にも最新要項で再確認してください。
受験票の発行時期や当日の案内もPost@netと大学からの連絡で確認しましょう。日程表を保存するだけでなく、自分のカレンダーへ締切時刻まで登録しておくと安心です。
出願資格と必要書類|社会人・個別資格審査も確認
一般選抜の出願資格
人文科学研究科の博士前期課程に出願できるのは、2027年3月31日までに満22歳となる女子で、募集要項が定める資格のいずれかに該当する人です。代表的なのは、修業年限4年以上の大学を卒業した人または2027年3月卒業見込みの人、大学改革支援・学位授与機構から学士を授与された人または授与見込みの人、外国で学校教育16年の課程を修了した人です。
短期大学、高等専門学校、専修学校などの卒業者で、4年制大学卒業と同等以上の学力があるとの認定を必要とする場合は、個別入学資格審査の対象となり得ます。学歴だけで自己判断せず事前に入試課へ確認してください。博士後期課程は、2027年3月31日までに満24歳となる女子で、修士学位を有する人または2027年3月までに取得見込みの人などが対象です。
フェリス女学院大学は女子大学ですが、大学院の国際交流研究科は男子も出願できます。一方、この記事で扱う人文科学研究科は女子に限られます。研究科名を取り違えると前提が変わるため注意しましょう。人文科学研究科は女性のみ出願可能という点は、2027年度要項で明記されています。
社会人特別選抜と個別入学資格審査
社会人特別選抜は、一般選抜の基礎となる出願資格のいずれかを満たし、2027年4月1日現在で大学卒業後2年以上を経過した人が対象です。社会人としての年数だけでなく、大学卒業からの経過期間で判断される点に注意してください。選抜では口述試験の結果を重視し、総合的に判定されます。職務経験の説明だけで終えず、経験を研究上の問いへ変換した過程を語れるようにします。
個別入学資格審査の書類提出は、秋期が2026年9月7日から9月11日必着、春期が2026年11月30日から12月4日必着です。結果は秋期が9月18日、春期が12月11日に郵送で通知されます。提出前に入試課へ問い合わせることが要項で求められています。通常の出願より早く動く必要があるため、該当可能性がある人は研究計画の準備と並行して相談してください。
資格審査では、申請書、最終出身学校の証明書、研究計画書、論文または研究業績、専攻分野と大学院での履修計画などが確認されます。勤労者・有職者は、履修計画で学業との両立にも触れます。資格審査を形式的な手続きと考えないことが大切です。出願後の研究遂行能力を資料で説明する機会と捉えましょう。
必要書類と提出前チェック
全専攻・課程で、履歴・経歴書、必要書類封入チェックリスト、卒業・修了(見込)証明書、成績証明書、研究計画書などを準備します。卒業・修了見込みの人も既卒者も、証明書は出願前3か月以内に発行されたものが必要です。出身校によっては発行に時間がかかるため、発行条件を確かめてから請求日を決めてください。
秋期・春期の人文科学研究科博士前期課程では、志望分野に関する卒業論文、または志望分野に関する12,000字程度の論文を3部提出します。英語英米文学専攻は、英語論文ならA4横書きダブルスペース20枚程度でも提出できます。卒論がない人には代替論文という選択肢がありますが、短期間で書ける分量ではないため、研究計画書より前に着手したい書類です。
- 志望課程・専攻・入試区分を確定する
- 出願資格と資格審査の要否を入試課に確認する
- 出身校へ証明書の発行日数と有効時期を確認する
- 公式ページから最新の所定様式を取得する
- 研究計画書と提出論文の内容を相互に点検する
- Web登録、検定料支払い、書類郵送を別々に完了確認する
入学検定料は30,000円です。納入後は志望専攻や入試種別の変更・追加が認められません。書類の不足や取り違えは、内容以前の問題になります。大学院出願で起こりやすい漏れは大学院入試の出願書類準備ガイドでも確認し、自分専用の提出管理表を作成して一つずつ消し込みましょう。
提出前の最終確認では、氏名や専攻名といった形式面だけでなく、研究計画書、履歴・経歴書、提出論文で研究テーマの表記が一致しているかも見ます。表記揺れや古い題目が残ると、読み手が関係をつかみにくくなります。完成版は紙面で読み、提出物一式の控えを保存してください。
研究計画書と提出論文の作り方
研究計画書で示すべき論理
2027年度要項では、全専攻・課程の研究計画書をパソコンでA4横書きにより作成し、所定の表紙を付けて左上をホチキス留めするよう指定しています。人文科学研究科については、要項本文に一律の字数指定は示されていません。だからこそ、余白を埋めることより、研究課題、背景、先行研究、目的、方法、予想される意義、研究スケジュールを過不足なく説明することが重要です。
研究計画書の中心は「何に興味があるか」ではなく、先行研究に対して何を明らかにするかです。まず研究対象を限定し、先行研究で明らかになっていることと残された問題を整理します。その差分から研究上の問いを作り、どの資料をどの方法で分析すれば答えられるかを示します。結論を先に決めて資料を集めるのではなく、検証可能な仮説として表現しましょう。
題目は広すぎないことが大切です。「現代社会におけるコミュニケーション」のような題目では、対象も方法も読み取れません。対象となる作品、時代、地域、集団、言語現象、媒体などを組み合わせます。たとえば作品研究なら、対象作品、比較対象、着目する表現、理論的視点を明示します。調査研究なら、対象者、収集するデータ、分析手法まで示すと具体性が高まります。
先行研究と研究方法を接続する
先行研究の節は、読んだ文献を並べる場所ではありません。研究史の主要な見解を整理し、どこに対立、空白、方法上の限界があるかを示します。文献ごとの要約から論点別の整理へ進むと、自分の研究の位置が見えやすくなります。学術論文データベース、大学図書館の蔵書、学会誌、研究書を使い、引用した文献は書誌情報を統一します。
研究方法は「文献を調査する」で終わらせず、作業単位に分けます。文学なら底本の選択、本文の精読、用例の分類、同時代資料との比較、理論による解釈などが考えられます。言語研究ならコーパス、録音、転写、統計的検討、談話分析など、テーマに応じた手法を選びます。心理・社会領域で人を対象にする場合は、同意取得、匿名化、データ管理といった研究倫理にも触れてください。
研究計画は修業期間内に実施できる規模へ絞ります。資料収集に半年、分析に半年、章構成の確定と執筆に一定期間というように、工程を示すと実行可能性を説明できます。研究方法とスケジュールが対応しているかを点検しましょう。海外調査や大規模質問紙調査を計画する場合は、費用、アクセス、代替手段まで考えると計画の現実性が高まります。
12,000字程度の提出論文を整える
博士前期課程の秋期・春期志願者は、卒業論文または志望分野に関する12,000字程度の論文を3部提出します。提出論文は、過去の学修成果を見せるだけではありません。募集要項では口述試験が出願書類をもとに行われるとされ、春期は卒業論文(参考論文)と今後の研究計画について問われます。提出論文は口述試験の主要資料だと考えて仕上げます。
卒業論文を提出する場合は、そのまま印刷する前に、研究計画との関係を確認します。過去の論文を発展させるなら、何を継承し、どの限界を大学院で乗り越えるのかを研究計画に書きます。テーマを変更する場合でも、資料読解、調査、分析、論証の経験が新テーマにどう生きるかを説明できるようにしましょう。誤字、引用漏れ、参考文献表の不統一は修正します。
卒業論文がない場合は、代替論文を一つの完結した学術論文として作ります。問いを一つに絞り、先行研究の整理、資料の分析、考察、結論を備えた構成にします。研究計画書が未来の研究を示す文書であるのに対し、提出論文は現時点の研究遂行力を示す文書です。二つの書類の役割を分けつつ接続することがポイントです。
- 題目と本文で研究対象が一致しているか
- 問いに対して結論が答えになっているか
- 引用箇所と自分の主張を区別しているか
- 参考文献を実際に本文で使用しているか
- 研究計画との連続性または転換理由を説明できるか
- 口述で批判された場合に限界と改善策を答えられるか
書類完成後は、専門知識のない読み手にも問いと方法が伝わるか、専門分野の読み手に対して用語と引用が正確かという二方向で見直します。一人で構成の弱点を見つけにくい場合は、フェリス女学院大学大学院人文科学研究科を含む大学院入試対策コースで、研究テーマに合う指導を受ける方法もあります。
書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?
研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
- 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
- 志望校が決まっていなくてもOK
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専攻別の筆記試験対策|専門科目・英語・小論文
英語英米文学専攻の専門科目と英語
英語英米文学専攻の秋期は英語、春期は専門科目と英語が課されます。春期専門科目では、英米文学、英語学、英米の文化と社会という分野を意識した準備が必要です。自分の研究分野だけを深掘りするのではなく、専攻全体の基礎概念、主要な時代区分、代表的な研究方法を説明できるようにします。専門用語を定義して具体例を示す練習が、論述の骨格を作ります。
英語対策では、一般的な単語帳だけでなく、文学・文化・言語学の学術文献を教材にします。一段落を読み、主張、根拠、例、反論を区別し、日本語で要約してください。文学作品の語彙と研究論文の語彙は異なるため、批評・研究で頻出する概念語も整理します。辞書を持ち込めても、時間内に何度も引いていると論旨を追えません。辞書は確認用にとどめる読解速度を目標にします。
春期の英語英米文学では、専門科目が90分、英語も90分です。長時間の試験で集中を維持する訓練が必要です。本番と同じ時間で専門論述を書いた後、休憩を挟んで英語を解く模擬日を設けましょう。採点時は正誤だけでなく、設問要求を満たしたか、段落ごとに一つの役割があるか、固有名詞や作品名が正確かを確認します。
日本語日本文学専攻の専門科目と英語
日本語日本文学専攻の秋期は小論文(研究計画)、春期は日本語学・日本文学に関する専門科目と英語が課されます。古典、近現代、日本語学など、自分の分野の基本事項を体系的に復習しつつ、隣接分野の考え方も把握します。作品・作者・時代の暗記だけではなく、資料から根拠を挙げて論じる力を鍛えてください。
文学分野では、本文の語句、表現、語り、ジャンル、受容史、時代背景などから論点を立てる練習が有効です。日本語学では、用例を分類し、変化や分布を説明し、例外も扱う練習をします。専門用語は、定義、具体例、研究上の意味をセットで覚えます。90分で答案をまとめるには、問いの確認、構成メモ、執筆、見直しへ時間を配分する習慣が必要です。
英語は英和辞書または英英辞書を持ち込めます。試験時間は60分なので、全文を逐語訳するより、設問に必要な箇所を特定し、論理関係を押さえる力が重要です。人文科学系の英文を毎週読み、要旨を短くまとめ、指示語や接続表現が何を示すか説明しましょう。専門と英語を別科目にしない学習にすると、海外の日本研究や理論文献も研究計画へ活用できます。
コミュニケーション学専攻と秋期小論文
コミュニケーション学専攻の春期専門科目は、共通の大問に加え、心理、社会、言語、文化コミュニケーションの4分野から数項目を選ぶ小問があると要項に示されています。自分の研究領域を重点的に学ぶ一方、共通問題に備えて4分野の基本概念と研究法を横断的に押さえます。概念・研究例・方法の三点セットで整理すると論述へ転用しやすくなります。
心理領域なら仮説、変数、尺度、調査設計、社会領域なら制度、権力、マイノリティー、メディア、言語領域なら音声、方言、社会言語、談話、文化領域なら表象、アイデンティティー、異文化などが学習の入口になります。ただし、出題範囲を固定的に断定することはできません。公式の専攻ページ、教員の研究分野、カリキュラムを確認し、基礎書を軸に学習範囲を作ってください。
秋期の日本語日本文学とコミュニケーション学では、小論文(研究計画)が60分で課されます。研究計画書を暗記して再現するのではなく、初見の指示に合わせて、問題意識、先行研究、問い、方法、意義を組み替える練習をします。60分で研究構想を論理的に圧縮できるよう、800字、1,200字など複数の長さで要約しておくと対応力が上がります。
筆記対策は、知識の入力と答案作成を並行させます。週の前半に文献を読み、後半に時間を計って論述し、翌日に書き直す流れを作りましょう。答案の添削では、知識量だけでなく、設問への回答、定義の正確さ、根拠、段落構成、結論の一貫性を確認します。一般的な演習設計は大学院入試の専門科目対策と過去問活用法も参考になります。
復習では、誤答を知識不足、設問の読み違い、構成不足、時間不足に分類します。原因別に次の練習を変えることで、同じ失敗の反復を防げます。
過去問非公表でもできる出題分析と演習
「過去問がない」を正確に理解する
フェリス女学院大学の公式情報公開ページでは、人文科学研究科、国際交流研究科、音楽研究科の大学院入試について、過去問題と解答例を公表していないと明記されています。大学公式サイトから自由にダウンロードできる過去問がない以上、非公式な問題を確実なものとして扱うべきではありません。確認できない出題内容を事実として広めない姿勢が大切です。
ただし、過去問非公表は、何を勉強すればよいか分からないという意味ではありません。2027年度募集要項には、選抜科目、分野、辞書の持ち込み条件、試験時間、口述の対象資料が具体的に示されています。専攻ページには研究領域と教員の研究指導分野があります。これらを重ねれば、求められる能力をかなり細かく分解できます。
入試課へ過去問の閲覧可否や追加資料の有無を問い合わせる場合は、公開されていない資料を特別に求めるのではなく、現在利用できる公式資料と確認方法を尋ねます。説明会でも、問題そのものを聞くより、入学前に身につけておくべき基礎知識や文献を質問するほうが準備に役立ちます。得られる情報の範囲を尊重して確認しましょう。
募集要項から評価能力を逆算する
最初に、専攻別の科目を「知識」「読解」「論述」「研究設計」「口頭説明」に分けます。英語英米文学の英語は専門英文の読解力、春期専門科目は広い領域の知識と論述力を確認すると考えられます。日本語日本文学の専門科目は日本語学・日本文学の基礎と資料読解、コミュニケーション学は4分野の概念と研究法の理解が準備対象になります。
| 公式情報 | 読み取れる能力 | 演習への変換 |
|---|---|---|
| 試験分野 | 必要な基礎知識の範囲 | 用語説明・テーマ論述 |
| 試験時間 | 処理量と時間制約 | 同時間の模擬答案 |
| 辞書持込条件 | 辞書を前提とした読解 | 紙辞書での精読演習 |
| 提出論文・研究計画 | 研究遂行力と一貫性 | 要約・批判・口頭説明 |
次に、専攻のカリキュラムや研究指導分野から主要概念を抽出し、基礎書と概説書で定義を確認します。教員の業績を出題予想の材料にしすぎないことも重要です。教員研究は志望適合性の確認には有用ですが、特定教員の論文だけを暗記しても、専攻全体の基礎力は補えません。基礎、専門、志望テーマの三層で教材を組みましょう。
代替問題を作って演習する方法
専門科目の代替問題は、概説書の章末課題、学術用語、専攻ページに示された領域から作れます。「概念を定義し、具体例を挙げて意義と限界を論じなさい」「二つの理論を比較し、研究対象への適用可能性を説明しなさい」といった形式です。最初は資料を見ながら書き、次に構成メモだけ、最後に時間制限付きへ進めます。
英語は、志望分野の学術論文から一部を選び、要約、下線部説明、論旨把握の問題を自作します。辞書を使う場合も、本番と同じ種類の紙辞書で練習してください。検索機能に慣れたままだと、見出し語を探すだけで時間を失います。辞書を引いた語と文脈を記録し、繰り返し出る専門語から定着させましょう。
秋期小論文の練習では、同じ研究計画を異なる設問で書き分けます。研究の社会的意義、学術的意義、方法の妥当性、先行研究との差、倫理上の課題など、焦点を変えます。答案後は、結論が設問に答えているか、主張の根拠があるか、具体的な資料と方法が書かれているかを確認します。小論文の基本構成は大学院入試の小論文対策ガイドも活用できます。
演習記録には、問題、所要時間、構成、できなかった点、調べ直す文献、次回の改善点を残します。問題数を増やすだけでなく、同じ答案を数日後に再構成することで弱点が見えます。非公表だからこそ評価軸を固定して反復することが、ぶれない対策につながります。
答案を自己採点するときは、採点基準を毎回変えないようにします。設問への適合、概念の正確さ、根拠の具体性、論理のつながり、結論の明瞭さをそれぞれ確認し、改善前後を比べてください。可能であれば、専門分野を学んだ第三者に答案を読んでもらい、暗黙の前提や飛躍を指摘してもらいます。予想問題の的中より未知の問いへ対応する力を育てることが、過去問非公表の入試では特に重要です。
教材と演習記録には出典を残し、古い制度情報と2027年度の条件を混ぜないようにしてください。
口述試験・面接対策|研究計画を一貫して説明する
口述試験で確認される内容
フェリス女学院大学の募集要項では、秋期の口述試験に専門や研究テーマに関する質問が含まれ、出願時の選考資料をもとに行うとされています。春期博士前期課程では、卒業論文(参考論文)と今後の研究計画について問われます。したがって、一般的な志望理由だけでなく、提出した全資料を自分の言葉で説明する力が必要です。
口述の準備は、研究テーマを30秒、1分、3分で説明するところから始めます。短い説明では対象、問い、方法、意義を一文ずつ述べます。長い説明では先行研究との差と実施手順を加えます。暗記した文章を早口で読むのではなく、質問に応じて順序を変えられるよう、キーワードで骨格を覚えてください。
想定質問は、研究対象を選んだ理由、先行研究で分かっていること、自分の独自性、使用資料、分析方法、実施可能性、研究倫理、入学後の計画、修了後の進路などです。提出論文については、結論、最も重要な根拠、限界、研究計画への接続を聞かれる可能性を考えます。一つの回答を結論・根拠・具体例で構成すると伝わりやすくなります。
志望理由と指導適合性を言語化する
「なぜ大学院か」「なぜフェリスか」「なぜこの専攻か」は別の質問です。大学院へ進む理由では、独学や学部学修では解決できない研究課題を示します。フェリスを選ぶ理由では、研究科の特色、カリキュラム、研究指導分野と自分の計画を結び付けます。専攻を選ぶ理由では、対象だけでなく方法論が合うことを説明してください。
特定の教員名を挙げる場合は、その教員の研究を称賛するだけでは不十分です。自分の問いのどの部分で指導分野と接点があるか、どの方法を学びたいかを説明します。同時に、研究科の教育環境全体との適合性も示しましょう。指導希望者一人だけに依存する説明では、専攻全体を理解していない印象になりかねません。
社会人特別選抜では口述結果が重視されます。職務経験を長く話すのではなく、現場で観察した問題、研究上の問いへの変換、学術的に検討する必要性、入学後の方法を順に述べます。仕事と学修の両立については、勤務時間、通学、文献読解、調査時間をどう確保するか、具体的な計画を用意してください。
模擬面接と当日の対応
模擬面接では、優しい質問だけでなく、研究の弱点を問う質問も入れます。「その研究は既に行われているのではないか」「資料を集められるのか」「その方法で問いに答えられるのか」といった指摘への対応を練習します。反論ではなく指摘を受け止めて再検討を示すことが重要です。
分からない質問には、知っているふりをしません。「現時点では十分に検討できていません」と認めたうえで、関連する知識、調べる方法、計画への影響を述べます。質問を聞き取れなかった場合は、確認してから答えます。沈黙を恐れて話を広げすぎるより、問いに直接答え、必要なら補足するほうが明瞭です。
録音して聞き直すと、結論が遅い、専門用語が多い、一文が長い、提出書類と表現が食い違うなどの問題が見つかります。模擬面接後は研究計画書にも戻り、口頭で説明しにくい箇所を修正します。書類と口述を往復して一貫性を高めることが効果的です。
- 研究テーマを30秒・1分・3分で説明する
- 研究計画書の各節から想定質問を作る
- 提出論文の結論・根拠・限界を説明する
- 志望理由を大学院・大学・専攻の三段階で整理する
- 批判的な質問に対して改善案を述べる
- 録音記録をもとに簡潔さと整合性を直す
模擬面接の評価表には、内容と話し方を分けて記録します。内容では研究上の問い、先行研究、方法、実行可能性、志望理由の一貫性を確認し、話し方では結論の早さ、声量、回答時間、質問への適合を見ます。一度に全項目を直そうとせず、各回で重点を二つほど決めてください。
面接当日は、礼儀作法を過度に演出するより、質問を正確に受け止めて研究内容を誠実に説明することが中心です。回答が長くなったら一度結論へ戻り、補足が必要か尋ねる方法もあります。対話を通して研究可能性を伝える場と捉えると、暗記回答から離れやすくなります。
終了後に伝え忘れを作らないよう、最も伝えたい研究の核を一文で用意しておきましょう。
2027年度合格に向けた準備スケジュール
出願6か月以上前に行うこと
準備の起点は、試験日ではなく出願日です。研究計画書と12,000字程度の提出論文を出願までに完成させる必要があるため、遅くとも半年前には志望専攻と研究分野を絞り始めます。まず専攻ページ、教員の研究指導分野、修士論文題目、カリキュラムを読み、候補テーマが指導可能な範囲にあるか確認してください。
次に、入門書、概説書、主要な先行研究を読み、研究対象と問いを狭めます。最初から題目を固定せず、文献を読むたびに「分かっていること」「未解決のこと」「使える資料」「必要な方法」を記録します。テーマ決定より先行研究の地図作りを優先すると、独自性を無理に作らずに済みます。
資格審査の可能性がある人は、通常出願より早く入試課へ相談します。秋期の審査書類は2026年9月7日から9月11日必着です。春期も2026年11月30日から12月4日必着なので、年明けから準備するのでは間に合いません。社会人は勤務と学修の両立計画もこの時期に作り、週あたりの学習時間を確保します。
出願3か月前から直前まで
出願3か月前には、研究計画書の初稿と提出論文の全体構成を作ります。計画書は先行研究と方法、論文は分析と結論に時間がかかります。毎週の目標を「文献を読む」ではなく、「先行研究3本を論点別に整理する」「資料10例を分類する」「第2節を1,500字書く」のように成果物で設定しましょう。
証明書は出願前3か月以内発行という条件を満たす時期に請求します。所定様式は年度を確認し、古いファイルを流用しないでください。出願1か月前には書類の内容を固め、筆記と口述の比重を上げます。書類完成を出願締切当日に設定しないことが重要です。第三者の確認と印刷・郵送の余裕を残します。
秋期を受ける場合、日本語日本文学とコミュニケーション学は研究計画小論文、英語英米文学は英語を重点的に演習します。春期なら、3専攻とも専門科目、英語、口述を並行します。週に一度は本番と同じ試験時間で答案を作り、誤答や論述の弱点を翌週の学習計画へ反映させます。
時期別の実行計画
| 時期 | 研究・書類 | 筆記・口述 |
|---|---|---|
| 6か月以上前 | 専攻選択、先行研究調査、資格確認 | 基礎書・専門英語の学習開始 |
| 3〜4か月前 | 計画書初稿、提出論文の執筆 | 分野別論述、英文要約 |
| 1〜2か月前 | 書類推敲、証明書・様式確認 | 時間制限演習、模擬口述 |
| 出願後 | 提出内容の要約と想定質問作成 | 本番形式の総合演習 |
出願後は、提出した最終版を必ず保存し、その内容を基準に口述対策を行います。研究計画を修正したくなった場合は、提出時点の計画と現在の改善案を区別して説明できるようにします。変更理由を研究の深化として説明できれば、提出後に考えが進んだこと自体は弱点ではありません。
試験前週は、新しい範囲を広げるより、重要概念、頻出する専門語、研究計画、提出論文の要点を確認します。会場は緑園キャンパスです。集合時刻、交通経路、持込可能な辞書、受験票、筆記具を前日までに準備してください。体調不良や交通混乱時の扱いは変更される可能性があるため、大学公式サイトの最新案内も確認します。
学習が遅れている場合は、全範囲を薄く触るのではなく、合否に直結する弱点を特定します。研究計画の論理、提出論文の完成度、専門基礎、英語の処理速度、口述のどこが最も不安定かを診断し、週単位で優先順位を変えます。計画は守るものではなく合格目標へ調整するものです。
週次レビューでは、実施時間だけでなく完成した成果物を確認します。読んだ文献の要約、書き直した答案、更新した研究計画、録音した模擬口述など、目に見える形で残してください。進まなかった課題は意思の弱さで片付けず、分量が大きすぎたのか、前提知識が不足していたのかを分析し、次週は作業を小さく分けます。
社会人は、平日の短時間で単語・文献整理を行い、休日に論文執筆や模擬試験を置くなど、集中度で課題を分けると継続しやすくなります。学生は卒業論文と入試用提出論文の関係を指導教員に早めに相談しましょう。生活に組み込める学習単位を作ることで、出願直前の負担を減らせます。
月末には翌月の到達目標を一つ決め、週ごとの成果物がそこへつながっているか確認してください。
よくある質問(FAQ)
フェリス女学院大学大学院人文科学研究科は男性も出願できますか?
いいえ。2027年度募集要項では、人文科学研究科の博士前期課程・博士後期課程は女子が対象です。国際交流研究科は男子も出願できますが、人文科学研究科とは扱いが異なります。研究科ごとの出願条件を混同しないよう、志望研究科の欄を確認してください。
社会人特別選抜の出願資格と試験内容は何ですか?
一般選抜の基礎となる出願資格のいずれかを満たし、2027年4月1日現在で大学卒業後2年以上を経過した人が対象です。博士前期課程の秋期では、英語英米文学が英語と口述、日本語日本文学とコミュニケーション学が小論文(研究計画)と口述です。春期の社会人特別選抜は英語英米文学を除く専攻で行われ、口述試験の結果を重視して総合判定されます。
秋期と春期のどちらを受験すべきですか?
秋期までに研究計画書と提出論文を十分に仕上げられるか、春期の専門科目と英語を含む試験に備えるかで判断します。秋期は科目数が少なく見えますが、研究構想と提出資料の完成度が重要です。英語英米文学専攻で社会人特別選抜を利用する人は秋期のみなので、日程選択の余地がない点にも注意してください。
研究計画書に文字数指定はありますか?
2027年度募集要項では、人文科学研究科の研究計画書についてA4横書き・パソコン作成、所定表紙の添付、左上のホチキス留めが指定されていますが、要項本文に一律の文字数は示されていません。最新の所定様式も確認し、疑問があれば入試課へ問い合わせてください。字数より問い・先行研究・方法の明確さを優先します。
卒業論文がない場合でも出願できますか?
はい。博士前期課程の秋期・春期では、卒業論文の代わりに、専攻しようとする分野に関する12,000字程度の論文を提出できます。いずれも3部必要です。英語英米文学専攻は英語の論文も認められ、その場合はA4横書きダブルスペース20枚程度とされています。代替論文は早めにテーマと構成を決めて執筆しましょう。
大学院入試の過去問はどこで入手できますか?
大学公式の情報公開ページでは、人文科学研究科を含む大学院入試の過去問題・解答例は公表していないとされています。現時点で公式公開されていない問題を前提にせず、募集要項の試験分野、時間、辞書条件、専攻のカリキュラムから演習問題を作るのが安全です。入手方法の最新状況は入試課に確認してください。
面接・口述試験では何を聞かれますか?
要項では、秋期は専門や研究テーマに関する質問を含み、出願書類をもとに実施するとされています。春期博士前期は卒業論文(参考論文)と今後の研究計画が対象です。テーマ、先行研究との差、方法、資料、実行可能性、提出論文の結論と限界を、自分の言葉で簡潔に説明できるようにしましょう。
英語試験に辞書を持ち込めますか?
持ち込めますが、専攻・入試区分で条件が異なります。英語英米文学の一般選抜は英和辞書、秋期の社会人特別選抜は英和または英英辞書です。日本語日本文学は英和または英英辞書、コミュニケーション学は英和辞書を持ち込めます。電子辞書は認められていないため、本番で使う紙辞書で練習してください。
FAQで確認した条件は、いずれも2027年度募集要項に基づきます。出願資格、社会人特別選抜、持込物のように自分の受験可否や当日の行動へ直接影響する点は、まとめ記事だけで判断せず、募集要項の該当ページと所定様式を自分でも確認してください。疑問が残る場合は、締切直前まで待たずに入試課へ問い合わせるのが安全です。
特に、個別入学資格審査の要否、外国の学校で取得した学位・証明書の扱い、証明書と現在の氏名が異なる場合などは、個別事情で必要書類が変わります。一般的な説明と自分の出願条件を切り分けることが大切です。問い合わせ内容と回答、確認日を記録しておくと、出願準備を正確に進められます。
過去問が非公表であることと、対策ができないことも同じではありません。公開されている選抜方法、試験時間、研究領域、提出資料を起点にすれば、必要な力を具体的な練習へ変換できます。情報が少ないときほど、未確認情報へ飛びつかず、公式資料と自分の研究課題を基準に準備を進めましょう。
よくある疑問を解消したら、次は自分の状況に当てはめた作業へ移ります。たとえば卒論がない人は代替論文の執筆工程を先に置き、社会人特別選抜を考える人は出願資格と勤務との両立説明を優先します。英語読解に時間がかかる人は、紙辞書を使った時間制限演習を早めに始めてください。同じ入試でも受験生ごとに最優先課題は異なるため、FAQを確認事項の一覧として活用し、自分専用の準備表へ落とし込むことが大切です。
まとめ|研究計画・論文・筆記・口述を一つの軸で準備する
フェリス女学院大学大学院人文科学研究科の2027年度入試は、3専攻の研究領域と日程別の選抜方法を理解し、出願書類から口述まで一貫した研究構想を示すことが対策の中心です。募集人員は博士前期課程で各専攻6名ですが、秋期と春期の合計であるため、日程別の枠を推測して受験時期を決めるべきではありません。自分の準備状況と試験科目の相性で選ぶことが現実的です。
- 人文科学研究科は英語英米文学、日本語日本文学、コミュニケーション学の3専攻
- 博士前期課程の募集人員は各6名で、秋期・春期の合計
- 人文科学研究科の出願者は女子に限られる
- 秋期と春期では筆記試験の内容が異なる
- 研究計画書に加え、卒論または12,000字程度の論文を3部提出する
- 過去問題・解答例は大学公式では公表されていない
- 口述は提出論文と今後の研究計画を中心に準備する
まず、公式の教員紹介と研究領域を読み、自分のテーマをどの専攻のどの方法で研究するかを決めましょう。次に先行研究を論点別に整理し、問い、資料、方法、意義、スケジュールを研究計画書へ落とし込みます。提出論文では、現時点の論証力を示します。研究計画書は未来、提出論文は現在の研究力を示すものですが、両者の問題意識はつながっている必要があります。
筆記試験は、秋期なら英語または研究計画小論文、春期なら専門科目と英語を中心に、本番と同じ制限時間で練習します。過去問が公式に公表されていなくても、募集要項の分野、時間、辞書条件、カリキュラムから必要能力を分解できます。口述では、提出書類を暗記するのではなく、質問に応じて結論、根拠、具体例を組み替えて答えられる状態を目指してください。
2027年度の出願では、Web登録、検定料支払い、書類郵送のすべてを期限内に完了させます。資格審査が必要な人は通常出願より早い締切があるため、入試課への事前相談が欠かせません。制度や様式は更新される可能性があります。最終判断は必ず最新の公式募集要項で行うようにしてください。
研究計画の論理や専門英語、提出論文、面接回答を一人で客観視するのは簡単ではありません。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。早い段階で課題を特定できれば、書類と試験を別々に対策するのではなく、一つの研究テーマを軸に受験全体を磨くことができます。
合格へ向けた準備は、情報収集、研究構想、執筆、演習、説明の順に一度だけ進むものではありません。先行研究を読んで問いを直し、答案を書いて知識不足を見つけ、模擬口述で方法の曖昧さに気づくという往復によって精度が上がります。各対策で見つけた課題を研究計画へ戻す習慣を持ち、2027年度入試までの時間を有効に使ってください。
今日から始めるなら、最新募集要項を保存し、志望専攻の研究領域を読み、研究テーマを一文で仮置きするところまで進めましょう。その一文を先行研究で検証し、問いと方法を少しずつ具体化することが、長い受験準備の確かな出発点になります。
書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?
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