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龍谷大学大学院社会学研究科の入試対策|出願資格・研究計画書・面接まで【2027年度】

龍谷大学大学院社会学研究科の2027年度入試に合格するには、志望する専攻・コースと入試区分を早めに決め、研究計画書、専門科目、外国語、口述試験を一つの研究テーマでつなげて準備することが重要です。龍谷大学 大学院 社会学研究科を調べている方の多くは、出願資格を満たすか、一般入試と社会人入試のどちらを選ぶか、研究計画書に何を書くかという複数の疑問を抱えています。2027年4月入学の募集は継続しており、修士課程には社会学専攻と社会福祉学専攻があります。社会学専攻では社会学コースまたはジャーナリズムコースを選びます。選ぶ専攻・コースによって専門科目の出題領域が変わるため、大学名だけで志望を決めず、自分の問いと指導を受けたい領域を照合しましょう。
修士課程一般入試では外国語筆答、専門科目筆答、口述試験が課されます。一方、社会人入試は各専攻・コースの専門領域から出る論文試験と口述試験です。社会人入試は筆記がない試験ではなく、職務経験だけで評価される制度でもありません。社会人入試でも専門知識を論理的な文章にする力が問われます。しかも、両区分とも出願書類を含めた総合判定です。研究計画書の内容と筆記答案、口述で話す志望理由にずれがあると、研究準備の浅さを疑われかねません。反対に、問題意識、先行研究、方法、志望教員を一貫させれば、各選考要素が互いを補強します。
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この記事では、龍谷大学が公開した2026年9月入学・2027年4月入学の大学院入学試験要項を基準に、募集人員、日程、出願資格、必要書類、試験科目を整理します。そのうえで、研究計画書とは何をどの方法で明らかにするかを示す研究の設計図である、という基本から、専門科目と外国語の勉強法、口述試験の質問例、過去問の分析手順まで解説します。公式要項で事実を確認し、合格に必要な準備へ翻訳することが本記事の目的です。日程や様式は変更される可能性があるため、出願時には大学公式サイトの最新要項と訂正情報も確認してください。
特に社会学系の院試では、関心のある社会問題を語れるだけでは十分ではありません。概念を定義し、既存研究の到達点を押さえ、調査可能な問いに絞り、適切なデータ収集方法を選ぶ必要があります。受験準備は書類作成と筆記対策を別々に進めるより、同じ基礎文献を読みながら相互に改善する方が効率的です。研究計画書を中心に全科目を連動させるという視点を持ち、出願日から逆算して着手してください。
龍谷大学大学院社会学研究科の入試概要【2027年度】
2027年度も修士課程・博士後期課程を募集
龍谷大学大学院社会学研究科は、2027年4月入学について修士課程と博士後期課程の募集を行っています。修士課程は社会学専攻と社会福祉学専攻の2専攻で、社会学専攻の中に社会学コースとジャーナリズムコースがあります。修士課程の入学定員は各専攻10名で、その定員内に社会人入学定員各4名を含みます。博士後期課程は各専攻3名で、社会人入学定員は若干名です。
| 課程・専攻 | 2027年4月入学定員 | 社会人枠 |
|---|---|---|
| 修士課程・社会学専攻 | 10名 | 定員内4名 |
| 修士課程・社会福祉学専攻 | 10名 | 定員内4名 |
| 博士後期課程・社会学専攻 | 3名 | 若干名 |
| 博士後期課程・社会福祉学専攻 | 3名 | 若干名 |
この人数は一つの入試区分ごとの合格者数ではなく、課程・専攻の入学定員です。秋期と春期、一般と社会人を合わせた枠として読みましょう。定員だけを見て難易度を断定することはできません。志願者数と合格者数は大学公式の入試結果で年度別に確認する必要があります。倍率は年によって動くため、未確認の数値を前提に対策の強弱を決めないことが大切です。
修士課程は秋期と春期の2回
2027年4月入学の修士課程は、一般入試・社会人入試とも秋期試験と春期試験があります。秋期は2026年8月15日から21日までが出願期間、9月12日が試験日、9月19日が合格発表日です。春期は2027年1月2日から15日までに出願し、2月20日に受験、2月26日に合格発表となります。会場はいずれも深草キャンパスです。
| 修士課程 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 秋期試験 | 2026年8月15日〜21日 | 2026年9月12日 | 2026年9月19日 |
| 春期試験 | 2027年1月2日〜15日 | 2027年2月20日 | 2027年2月26日 |
秋期を第一目標にすると、春期まで立て直す余地を残せます。ただし、準備不足のまま回数だけ増やすのは得策ではありません。研究テーマと志望教員が定まらず、基礎文献も読めていないなら、まず出願可能な水準まで研究計画を固めるべきです。卒業見込みの学部生は卒業研究、社会人は仕事との繁忙期も考慮し、証明書や推薦書の手配期間を含めて計画してください。
要項と訂正情報をセットで確認する
大学院入試ページには入学試験要項、所定の出願書類、Web出願、過去問題への導線があります。要項が公開された後に正誤表や追加書類の案内が出る場合もあります。保存したPDFだけでなく出願直前に公式ページを再確認することをルーティンにしましょう。確認日はメモし、出願資格、締切、郵送方法、試験会場、持込物をチェックリスト化すると見落としを防げます。
院試対策全体を個別に設計したい方は、大学院入試対策のオンライン家庭教師コースも確認できます。志望研究科の要項に沿い、研究計画書と筆記、口述を同じ方針で進めることが重要です。
募集人数から準備の強度を下げない
入学定員を確認したら、次に考えるべきなのは自分がどの評価材料で研究能力を示すかです。少人数募集では、一つの科目だけを得点源にするより、書類、筆記、口述のどこから見ても同じ強みが伝わる方が安定します。例えば地域コミュニティを扱うなら、研究計画書では先行研究と調査方法を示し、専門答案では関連理論を正確に説明し、口述では調査協力者への配慮を答えられるようにします。
募集人数は競争を予想する数字ではなく、準備範囲を確認する起点として使いましょう。過去の入試結果を確認できた場合も、低倍率だった年の再現を期待して準備を減らすべきではありません。研究分野の近い出願者が集中する可能性や、基準を満たさなければ定員どおり合格するとは限らないことを踏まえ、公式に示された選考項目をすべて対策します。
秋期と春期のどちらを受けるか決める
秋期を選ぶか春期を選ぶかは、合格しやすさの推測ではなく、研究計画と筆記が完成する時期で決めます。秋期に間に合わせるなら、夏前には志望教員と研究テーマを絞り、研究計画書の初稿を作りたいところです。春期を目標にする場合も、年末年始に出願期間が始まるため、証明書や推薦書を12月の休業前に手配する必要があります。
試験日ではなく出願開始日を準備の締切として逆算すると遅れを防げます。書類が完成してから筆記を始めるのではなく、概論書と先行研究を並行して読みます。秋期を受験した後に春期へ再挑戦する場合は、結果だけでなく、時間配分、答えられなかった質問、専門知識の穴を具体的に記録し、同じ準備を繰り返さないようにしてください。
社会学研究科の専攻・コースと志望先の選び方
社会学コースは理論と実証を往復する
社会学専攻の社会学コースは、現代社会の問題を社会学的に捉え、理論と調査を用いて分析したい人に合います。大学公式の説明でも実証的研究が重視され、量的調査と質的調査に関する知識や技能を学べる授業が示されています。家族、地域、環境、文化、格差、コミュニケーションなど関心の入口は多様でも、入試ではそれを社会学の研究課題に変換しなければなりません。
例えば「若者の孤立が気になる」という関心だけでは、対象、時代、地域、概念、比較軸が曖昧です。「誰を若者とするか」「孤立をどの指標や語りから把握するか」「既存研究に何が不足しているか」を詰めることで研究になります。社会問題の説明ではなく、社会学的に検証できる問いを作ることが志望先との適合性を示します。
ジャーナリズムコースは理論と制作実践を結ぶ
ジャーナリズムコースは職業ジャーナリストの養成を掲げ、マス・メディア企業だけでなく、インターネット関連メディア、企業や行政、団体の広報なども進路として想定しています。ライティング研究や調査報道制作などを通じて、理論と実践をバランスよく研究できる点が特徴です。
出願時には、単に「記者になりたい」と書くのではなく、どのメディア現象を何の概念で分析し、どのような資料や取材データを使うかを示しましょう。職業上の目標と修士論文で扱う研究課題は区別して接続する必要があります。一般入試の専門科目はマス・コミュニケーション論で、マス・メディア史を含みます。研究計画だけでなく、メディア研究の基礎概念と歴史的変化も対策してください。
社会福祉学専攻は実践を研究可能な問いにする
社会福祉学専攻は、社会福祉学の専門性と実践性を兼ねた高度専門職業人や研究者の養成を目指しています。福祉現場での経験がある受験生にとっては身近な課題を持ち込みやすい一方、個別事例への思いだけでは研究計画になりません。制度、援助方法、組織、地域、当事者の経験など、どの層を分析するかを定める必要があります。
実務上の困りごとを社会福祉学の先行研究に位置づけ直すことが重要です。支援対象者の個人情報、センシティブな語り、施設内資料を扱うなら、アクセス可能性と研究倫理も計画に入れます。調査協力を得られる見込みがない対象を安易に設定すると、実現可能性を問われます。
教員選びは研究テーマとの一致で判断する
志望理由書と、所定用紙を使う場合の研究計画書には指導希望教員名を記入します。したがって、教員選びは出願直前の形式的な作業ではありません。研究科サイトの教員紹介、担当科目、近年の研究業績を確認し、自分のテーマのどの部分について指導を受けたいか説明できる状態にします。
- 自分の研究テーマを仮の一文にする
- 関連する教員を複数名探す
- 教員の論文や著書を実際に読む
- 方法論と対象領域の両面で適合性を比べる
- 第一希望教員のもとで研究する理由を文章化する
テーマ名の似ている教員ではなく、問いと方法を指導できる教員を選ぶのがポイントです。研究テーマが家族でも、計量分析を行いたいのか、インタビューを行いたいのかで必要な指導は変わります。出願前の連絡が必要か、面談を受け付けるかは最新の公式案内に従い、礼節を守って相談しましょう。
コース選択の迷いは同じ題材で比較する
社会学コースとジャーナリズムコースで迷う場合は、一つの題材を両方の視点から仮に設計してみます。災害報道を例にすれば、社会学コースでは地域のつながりやリスク認識を調査する計画が考えられ、ジャーナリズムコースではニュース制作過程やフレーミングを分析する計画が考えられます。同じ題材でも中心となる問い、読むべき文献、収集するデータが変わります。
関心の対象ではなく、明らかにしたい仕組みからコースを選ぶと判断しやすくなります。社会福祉学専攻との比較でも同様です。高齢者の孤立という題材を扱うとして、社会関係の構造を問うのか、支援制度や援助実践を問うのかを区別します。この作業を行うと、専門科目の準備と志望理由の両方が具体化します。
一般入試・社会人入試の出願資格と必要書類
修士課程一般入試の出願資格
修士課程一般入試は、大学を卒業した人と2027年3月までに卒業見込みの人を基本とし、外国で学校教育16年の課程を修了した人、一定の専修学校専門課程を修了した人、文部科学大臣の指定した人、研究科が大学卒業者と同等以上の学力を認めた人なども対象です。社会学系学部の卒業は出願資格として明記されていません。異分野出身者にも道はありますが、試験に対応する基礎学力は別途必要です。
個別の学力認定に該当する可能性がある場合、自分で「同等だろう」と判断して通常出願に進まないでください。学歴や修了課程によって確認方法が異なります。資格審査が必要な人ほど早めに大学へ照会することが安全です。海外大学や専修学校の出身者は、証明書の発行と翻訳にも時間がかかるため、締切から十分にさかのぼって準備しましょう。
社会人入試は3年以上の社会人経験が要件
修士課程社会人入試では、一般入試と同種の基礎資格のいずれかを満たすことに加え、入学時までに3年以上の社会人経験を有すると研究科が認めることが求められます。外国の16年課程修了者など一部の区分には、修了後3年以上経過していることという条件も示されています。
経験年数だけでなく、その経験が研究動機にどうつながるかが重要です。所定の志望理由書には社会人経験から得た研究動機を含めます。職歴の羅列ではなく、現場で観察した現象、そこから生まれた問い、学術研究が必要な理由を順に説明しましょう。社会人入試に該当しても一般入試を選ぶ余地はありますが、試験科目が違うため、得意不得意と研究準備の状況を比べて決めます。
| 比較項目 | 一般入試 | 社会人入試 |
|---|---|---|
| 中心的な対象 | 大学卒業者・卒業見込み者など | 基礎資格に加え3年以上の社会人経験 |
| 研究計画書 | A4横書き2,000字程度 | A4横書き2,000字程度 |
| 特徴的な書類 | 調査書・試験科目選択シート | 推薦書・社会人経験を含む志望理由書 |
| 筆記 | 外国語・専門科目 | 論文試験 |
必要書類は発行元と役割で管理する
一般入試では調査書、志望理由書、卒業または卒業見込み証明書、成績証明書、試験科目選択シート、研究計画書、出願票などが必要です。社会人入試では志望理由書、推薦書、卒業証明書、成績証明書、研究計画書、出願票などを提出します。過去に大学院を修了した人などには追加の証明書が必要になるため、自分の経歴に対応する注記まで読みましょう。
- 大学など第三者が発行する証明書
- 推薦者に依頼する推薦書
- 自分で作成する志望理由書と研究計画書
- 大学所定様式へ入力する出願票など
- Web出願後に印刷・郵送する書類
推薦書と証明書は自分だけでは締切を制御できません。最初に依頼し、発行日数、厳封の有無、原本指定、氏名変更時の証明などを確認します。所定様式はWebブラウザ上ではなく、大学が案内する方法で入力してください。提出前には要項の並び順に書類を置き、氏名、課程、専攻、コース、指導希望教員名が一致しているかを点検します。
博士後期課程は資格と提出物が大きく異なる
博士後期課程一般入試は、修士の学位を取得した人・2027年3月までに取得見込みの人、または同等以上の学力を認められた人が対象です。社会人入試は、学士相当課程修了後3年以上の就業経験と関連分野の修士学位を持つ人、3年以上の教育・研究職経験がある人など、複数の区分があります。博士後期の社会人入試は出願締切1カ月前までの問い合わせが必要です。
一般入試では修士論文のコピー、3,200字程度の要旨、2,000字程度の研究計画書などを提出します。社会人入試の研究計画書は4,000字程度で、資格区分によって研究業績3点なども必要です。修士課程向けの準備をそのまま流用せず、該当区分の提出物を一つずつ確認してください。
出願書類の整合性を最終点検する
書類がそろった後は、誤字脱字だけでなく内容の整合性を確認します。出願票の専攻・コース、志望理由書の指導希望教員、研究計画書の研究領域が一致しているかを見ます。研究題目を途中で変更した場合、古い題目が一部の書類に残りやすいため注意が必要です。卒業証明書などの氏名表記と出願情報が異なる場合の扱いも、大学の案内に従います。
内容確認用と形式確認用の二つのチェックリストを作ると効果的です。内容面では問い、方法、志望理由の一致を、形式面では署名、押印、ページ数、厳封、原本、郵送期限を確認します。提出後に修正できない前提で、できれば日を空けて二度読み、第三者にも様式上の抜けを確認してもらいましょう。
入試科目と選考方法|一般・社会人・博士後期を比較
修士課程一般入試は3つの評価場面がある
修士課程一般入試は、外国語筆答試験、専門科目筆答試験、口述試験で構成されます。外国語は英語または日本語から母語を除く1科目を選びます。辞書は持ち込めますが、電子辞書と専門用語辞書は使えません。紙の辞書を引く速度まで含めて本番形式で練習する必要があります。
専門科目は志望先ごとに異なります。社会学専攻社会学コースは社会学史を含む社会学概論、ジャーナリズムコースはマス・メディア史を含むマス・コミュニケーション論、社会福祉学専攻は社会福祉史を含む社会福祉原論です。口述試験は最後に行われます。
| 志望先 | 外国語 | 専門科目 | 口述 |
|---|---|---|---|
| 社会学コース | 英語・日本語から1科目 | 社会学概論(社会学史を含む) | あり |
| ジャーナリズムコース | 英語・日本語から1科目 | マス・コミュニケーション論(マス・メディア史を含む) | あり |
| 社会福祉学専攻 | 英語・日本語から1科目 | 社会福祉原論(社会福祉史を含む) | あり |
いずれの科目も単なる用語暗記では対応しにくい試験です。概念の定義、代表的論者、成立した背景、現代的な事例、批判や限界まで説明できるようにします。一つの概念を定義・歴史・具体例の3層で書ける状態を目標にしてください。
社会人入試は論文試験と口述試験
修士課程社会人入試では、各専攻・コースの専門領域から出題される90分の論文試験と口述試験が行われます。外国語が課されない点だけを見て簡単だと判断するのは危険です。論題を正確に読み、限られた時間で主張と根拠を整理し、専門的な知識を使って答案にする力が求められます。
職務経験は具体例として使い、結論の根拠を経験談だけにしないことが大切です。個人的な経験を一般化するときは、その限界を示し、理論や調査結果と接続します。口述では研究動機の源になった経験を説明しつつ、大学院で学術的に検討する姿勢を伝えましょう。
総合判定だから弱点の放置は避ける
修士課程の一般・社会人入試は、筆答試験、口述試験、出願書類などを総合して合否を判定します。研究計画書が良ければ専門科目を準備しなくてよい、筆記で高得点なら口述は形式的、という見方はできません。すべての評価材料から研究を遂行できる人物像を示す必要があります。
合格者像を考える際は、アドミッション・ポリシーも参照します。社会学専攻修士課程では、現代社会の問題を社会学的視点で研究したい人、社会学理論と社会調査法の基礎知識・能力を持つ人などが想定されています。社会福祉学専攻では社会福祉学理論と実践の基礎が重視されます。自分の書類と答案がこれらの要請にどう応えるかを点検しましょう。
博士後期課程は修士研究の発展性を問う
博士後期課程一般入試では、英語・ドイツ語・フランス語から母語を除く1科目を選ぶ外国語筆答、各専攻に関する小論文、修士論文を主とする口述と専攻関連の文献読解が課されます。社会人入試は専攻に関する小論文と口述です。
修士論文の要約だけでなく、限界と次の研究課題を説明することが博士後期の中心です。修士論文で何を明らかにし、何が未解明として残り、博士研究でどのデータと方法を用いて発展させるかをつなげます。研究業績を提出する区分では、各業績が博士研究にどう位置づくかも整理してください。
一日の試験順を意識して練習する
修士課程一般入試は午前に外国語と専門科目を受け、その後に口述へ進む構成です。個別科目の演習だけでなく、長時間集中した後に研究計画を説明する練習も必要です。専門科目で手応えがなくても、口述で気持ちを切り替えられるようにします。社会人入試も論文試験の後に口述があるため、答案内容について尋ねられる可能性を想定して論旨を覚えておきます。
本番一日分を通した模擬試験で集中力と切替を確認すると、科目単独の練習では見えない課題が分かります。休憩中に何を見直すか、昼食をどう取るか、紙の辞書や筆記用具をどこへ置くかまで決めておくと、当日の認知的な負担を減らせます。
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研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
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研究計画書の書き方|2,000字で伝えるべき内容
研究計画書は審査資料であり口述の台本でもある
修士課程では一般・社会人とも、A4判横書き2,000字程度の研究計画書を提出します。研究計画書とは、研究背景、問い、先行研究、方法、意義、実施見通しを示す設計図です。読み手は、テーマの面白さだけでなく、入学後に修士論文として遂行できるかを見ます。
2,000字では広く語るより、論理のつながりを明確にすることを優先します。社会課題の説明に半分以上を使うと、何を研究するのかが薄くなります。背景は研究質問を理解するのに必要な範囲へ絞り、先行研究との差と方法に字数を配分しましょう。一般的な作成法は大学院入試の研究計画書の書き方完全ガイドでも詳しく確認できます。
2,000字の基本構成を先に作る
所定様式の欄や指示がある場合はそれに従うのが前提ですが、内容は次の順で骨子を作ると整理しやすくなります。最初から文章を書き始めず、各要素を一文で置いてから字数を広げてください。
- 研究題目:対象・視点・範囲が分かる仮題
- 背景と問題意識:なぜ検討する必要があるか
- 先行研究:何が分かり、何が残るか
- 研究目的・問い:何を明らかにするか
- 研究方法:対象、資料、収集、分析の方法
- 期待される意義:学術的・実践的な貢献
- 研究計画:修士課程で実施できる見通し
研究目的は疑問文に直して答えられる具体性を持たせると点検しやすくなります。「地域福祉について研究する」では広すぎます。「ある制度変更の前後で支援者の連携実践がどう変化したか」のように、対象と変化を限定します。ただし、データへアクセスできるか、修士課程の期間で分析できるかも同時に考えます。
先行研究は要約ではなく研究上の空白を示す
先行研究の節で文献を何冊も並べても、計画の必要性は伝わりません。研究群を論点や方法で整理し、それぞれの到達点を示したうえで、自分の問いにつながる不足を特定します。先行研究との差分が、自分の研究を行う理由になります。
例えば、全国調査で傾向は分かっているが当事者の解釈過程が分からない、特定年代の研究は多いが制度変更後の状況が検討されていない、発信内容の分析はあるが制作組織への調査が少ない、といった形です。単に「先行研究が少ない」と断定せず、検索したデータベース、主要な論文、隣接領域の議論まで確認してください。
方法は調査名より具体的に書く
「インタビュー調査を行う」「アンケートを実施する」だけでは方法の説明として不足します。誰を対象に、どのように協力者を募り、何を尋ね、どの手法で分析するのかを書きます。既存統計や新聞記事、政策文書、映像、SNS投稿を使う場合も、資料の範囲と選定基準を示します。
問いに対して、その方法で答えられるかを一文ずつ照合することが重要です。因果関係を主張したいのに少数の語りだけを用いる、当事者の経験を知りたいのに行政統計だけを見る、といったずれを避けます。人を対象にする研究では、同意、匿名化、撤回、データ保管、対象者への負担にも触れましょう。
志望理由書と役割を分ける
研究計画書は研究の設計を中心にし、志望理由書は、なぜその問題に取り組むのか、なぜ龍谷大学大学院社会学研究科なのか、修了後に学びをどう生かすかを中心にします。両書類は別物ですが、研究テーマと志望教員、将来像が矛盾してはいけません。
同じ内容を重複させず、二つの書類で一つの志望像を完成させると考えましょう。社会人は職務経験を研究動機に結びつけつつ、所属組織の課題解決だけを目的にしないよう注意します。学術的な問いとして一般化できる範囲と、実務へ還元したい範囲を分けて書くと明確になります。
推敲は論理・根拠・表現の順で進める
初稿を書いたら、最初に問いと方法の対応を確認します。次に、先行研究の理解や事実関係を出典へ戻って確かめ、最後に文章を整えます。表現から直し始めると、後で段落ごと削ることになり非効率です。各段落の冒頭へ「背景」「未解明点」「目的」「方法」など仮のラベルを付けると、役割の重複を見つけやすくなります。
削っても研究目的が変わらない説明は優先的に圧縮するのが2,000字へ収めるコツです。一方、対象者の条件、資料の期間、分析の観点など方法の核は残します。専門外の読み手にも通じるか、専門用語の定義があるか、断定に根拠があるかを確認し、声に出して読んで長すぎる文も分割しましょう。
よくある弱い計画を提出前に直す
弱い研究計画には、テーマが大きすぎる、先行研究が列挙だけになっている、問いと方法が対応しない、調査対象へアクセスできない、龍谷大学で研究する理由が見えないといった共通点があります。「日本社会の格差を解決する」のような題目は意欲が伝わっても、修士論文の範囲としては広すぎます。対象地域、時期、集団、制度などを限定し、何を観察すれば問いに答えられるか考えます。
研究の価値を大きく見せるより、実施可能な設計を具体的に示す方が説得的です。予想どおりの結果になることを前提にせず、異なる結果が出た場合にも分析できる問いにします。調査協力が得られないリスクがあるなら、代替資料や対象範囲の変更可能性も検討し、口述で説明できるようにしておきましょう。
専門科目・外国語・論文試験の対策法
専門科目は用語集と論述を往復する
専門科目対策は、標準的な概論書を軸に全体像を作り、重要概念を説明する練習へ進みます。最初から細かな研究論文だけを読むと、出題範囲の位置づけを見失いやすくなります。社会学コースなら社会学理論と社会学史、ジャーナリズムコースならマス・コミュニケーション論とマス・メディア史、社会福祉学専攻なら社会福祉原論と社会福祉史を系統立てます。
- 概論書の章立てから出題範囲の地図を作る
- 重要語を100〜200字で定義する
- 論者・時代背景・関連概念を結ぶ
- 現代の具体例を一つ付ける
- 複数概念を比較する答案を書く
- 制限時間内に過去問を解く
知っている状態から、採点者に伝わる答案へ変換する段階が欠かせません。答案は冒頭で問いへの結論を示し、用語を定義し、根拠と例を展開し、最後に問いへ戻ります。書いた後は、設問の語句をすべて扱ったか、主語が曖昧でないか、事実と意見が混ざっていないかを確認します。
社会学概論は理論を現象へ適用する
社会学概論では、古典から現代までの理論を年代順に暗記するだけでなく、それぞれがどの社会状況を背景に、何を説明しようとしたのかを理解します。同じ現象を複数の理論でどう異なって説明できるかを考えると、論述に厚みが出ます。
理論家の名前と用語を並べず、概念の説明力と限界まで書く練習をしましょう。自分の研究テーマに近い領域だけへ偏らず、社会学史を含む基礎範囲を一巡します。過去問で未学習分野が見つかったら概論書へ戻り、周辺概念を含めて補います。
マス・コミュニケーション論と社会福祉原論
ジャーナリズムコースでは、メディア制度、送り手、内容、受け手、効果、公共性、デジタル化などを整理し、マス・メディア史の変化と関連づけます。現在のSNSやニュース配信を論じる場合も、歴史的な連続と変化を示せるようにします。最新事例を理論用語で分析し、歴史の中に位置づけることが有効です。
社会福祉原論では、社会福祉の理念、対象、政策と実践、権利、供給主体、専門職、歴史的展開を体系化します。制度名だけを暗記せず、制度が生まれた背景と価値、利用者や実践への影響を説明します。現場経験者は、自分の職場の運用を制度全体と同一視しないよう、全国的な制度と地域・組織固有の実践を分けましょう。
外国語は辞書利用を前提に読解精度を上げる
一般入試の外国語は英語または日本語から母語を除いて選びます。紙の辞書を持ち込めますが、電子辞書と専門用語辞書は不可です。TOEICなど外部試験のスコア換算ではないため、2027年度要項に示された筆答試験そのものへの準備が必要です。
専門分野の文章を時間内に正確に読む訓練を優先するとよいでしょう。頻出する抽象名詞、接続表現、因果・対比・限定を示す構文を整理します。辞書は未知語すべてに使わず、文全体の論旨を左右する語を優先して引きます。普段から同じ紙辞書を使い、見出し語や語義へすぐ到達できるようにしてください。
社会人の論文試験は型と知識の両方を鍛える
90分の論文試験では、設問分析、構成メモ、執筆、見直しの時間配分を固定します。冒頭で論点を定義し、自分の主張を示し、複数の根拠を展開して結論へ戻る型を持つと安定します。ただし、どの問題にも同じ定型文を当てはめるだけでは、専門性のある答案になりません。
論述の型は思考を省く道具ではなく、専門知識を整理する器です。週に一度は時間を測って書き、残りの日に関連文献を読み直します。添削時は誤字より先に、設問への回答、段落の役割、根拠の妥当性、反対意見への配慮を確認しましょう。
答案の復習記録を一枚に集約する
演習ごとにノートを増やすと、直前期に弱点が散らばります。設問、答案の要旨、不足した知識、構成上の問題、次回の改善点を一枚の記録へまとめます。用語の誤りは概論書の該当ページへ戻り、別の表現で短く説明し直します。構成上の問題は、答案全文を書き直す前に見出し相当のメモを作り直すと効率的です。
一度解いた問題を改善後にもう一度書くことで実力に変えることができます。新しい問題へ進み続けるだけでは、同じ失敗を繰り返しがちです。初回答案と再答案を比較し、結論の明確さ、概念の正確さ、具体例の適切さ、時間内の完成度がどう変わったかを確認してください。
口述試験・面接対策|質問例と回答の組み立て方
口述は研究計画の理解度を確かめる場
募集要項上の名称は口述試験ですが、受験生が検索する「面接対策」と重なる準備が必要です。志望理由、研究内容、方法、先行研究、進路について質問されることを想定し、自分の書類を言葉で説明できるようにします。提出した研究計画書の一文ごとに根拠を説明できる状態が基本です。
丸暗記した長い回答は、質問が少し変わると崩れます。結論、理由、具体例の3点を短く答え、必要に応じて補足する練習をしましょう。一般的な準備の進め方は大学院入試の面接対策も参考になります。
想定質問を4群に分ける
| 質問群 | 想定質問 | 確認される点 |
|---|---|---|
| 志望 | なぜ本研究科・この教員なのか | 適合性と準備度 |
| 研究 | 何を明らかにしたいか | 問いの明確さ |
| 方法 | 対象をどう集め、どう分析するか | 実現可能性と倫理 |
| 基礎 | 主要概念や先行研究を説明できるか | 専門的基礎力 |
| 進路 | 修了後に研究をどう生かすか | 目的意識 |
質問リストを増やすより、同じ研究を異なる長さで話す練習が効果的です。30秒なら研究目的だけ、1分なら背景と方法まで、3分なら先行研究との差や意義まで説明します。相手の質問に直接答えた後で補足する順序を守ると、対話が成立します。
厳しい指摘には研究を改善する姿勢で答える
「対象が広すぎる」「その方法では答えられない」「先行研究の読みが不足している」と指摘されることも想定します。無理に反論したり、すぐ全面撤回したりするのではなく、指摘の意味を確認し、現時点の考えと修正可能性を答えます。
分からない点を認め、どのように確認するかまで述べることは、研究姿勢の評価につながり得ます。「知りません」で終えず、「現時点では確認できていません。入学までに関連する○○の議論を調べ、方法を再検討します」と具体化します。ただし、基礎用語や計画の中心部分を説明できない状態は避けてください。
社会人は経験と研究の距離を説明する
社会人入試では、社会人経験から得た研究動機が書類にも求められます。口述では、現場で何を観察し、なぜ大学院で検討する必要があると考えたかを聞かれる可能性を想定します。守秘義務や所属組織への配慮を欠いた話し方は避けましょう。
当事者としての知識を強みにしつつ、思い込みを検証対象にする姿勢を示します。自分の経験が全体を代表するとは限らないこと、研究者として距離を取る必要があることを理解しておくと、方法や倫理の質問にも答えやすくなります。
模擬口述は録音して改善する
- 提出版の書類から想定質問を20問作る
- 一人で回答し、音声を録音する
- 結論までの時間と口癖を確認する
- 第三者に研究計画書を読んでもらう
- 追質問を含む模擬口述を行う
- 回答ではなく研究計画書自体も修正する
練習相手には、内容を知る人と初めて読む人の両方がいると有効です。専門家は理論や方法の穴を指摘でき、非専門家は説明の分かりにくさを見つけられます。口述練習で答えにくい箇所は計画書の弱点であることが多いため、出願前なら本文へ戻って修正しましょう。
当日の受け答えは対話を優先する
質問を受けたら、最後まで聞いてから一呼吸置き、問われたことに直接答えます。聞き取れなかった場合は推測で長く話さず、確認をお願いしましょう。複数の論点を含む質問なら、「第一に」「第二に」と分けます。回答が長くなったと感じたら、要点を一文で結びます。
正解らしい長話より、質問者と研究上の対話を成立させることが大切です。自分の考えに固執せず、指摘を受けてどこを再検討するかを示します。姿勢や視線だけを作り込むより、研究内容を正確に理解し、簡潔な言葉で答える練習へ時間を使ってください。
過去問の使い方と合格までの対策スケジュール
過去問は出題傾向より先に要求能力を読む
龍谷大学の入試情報サイトには過去問題のダウンロード導線があります。公開状況は年度・区分・専攻によって異なりますが、2026年度春期の修士課程社会人入試では、社会学専攻ジャーナリズムコースの論文試験問題が公開されています。入手できる年度と区分を公式ページで確認して保存するところから始めます。
過去問は「同じ問題が出るか」を予想する資料ではありません。設問の長さ、資料の有無、要求される動詞、扱う理論と時事の比重、答案時間を分析します。「説明せよ」「論ぜよ」「比較せよ」「具体例を挙げよ」では答案の構造が異なります。
過去問は3回の目的を変えて解く
- 分析回:時間を測らず、設問と必要知識を分解する
- 補強回:不足する概念と文献を学び、模範構成を作る
- 実戦回:本番と同じ時間・道具で答案を完成させる
最初から時間内に書けなくても問題ありません。何を問われているか理解できないのか、知識がないのか、構成に時間がかかるのかを切り分けます。失点原因を知識・読解・構成・時間の4種類に分類すると、次の勉強が具体的になります。
模範解答が公開されていない場合、自分の答案を唯一の正解だと思わないことも重要です。概論書と講義資料で事実関係を確認し、複数の構成を比べます。社会学系の学習環境を比較したい場合は、社会学系大学院予備校の比較記事も参考にしてください。
6カ月前からの標準スケジュール
| 時期 | 研究計画・出願 | 筆記・口述 |
|---|---|---|
| 6〜5カ月前 | 専攻・教員調査、テーマ仮決定 | 概論書を一巡、外国語の現状確認 |
| 4カ月前 | 先行研究整理、問いと方法の決定 | 重要語説明、短い論述を開始 |
| 3カ月前 | 研究計画書初稿、証明書確認 | 過去問分析、外国語専門文献の読解 |
| 2カ月前 | 複数回の添削、推薦書依頼 | 時間制限付き答案、想定質問作成 |
| 1カ月前 | 全書類の整合性確認、出願 | 模擬口述、過去問の実戦演習 |
| 直前期 | 要項・会場・持込物確認 | 弱点復習、生活リズム調整 |
最初の2カ月でテーマと基礎知識を作れるかが後半を左右します。研究計画書の初稿を締切直前に書くと、先行研究の追加や方法の修正が間に合いません。証明書、推薦書、所定様式は内容の勉強と並行して早めに確認します。
3カ月未満なら優先順位を絞る
準備期間が短い場合は、すべてを同じ濃さで学ぼうとせず、合否に直結する作業から進めます。まず出願資格、締切、必要書類を確認し、次に指導希望教員と研究テーマの適合性を検討します。その後、研究計画書の骨子と専門科目の基礎範囲を同時に作ります。
- 出願できるかを大学公式要項で確定する
- 研究目的と方法を一文で説明できるようにする
- 専攻別の概論書を一冊決めて繰り返す
- 公開過去問を分析し、必要な答案量を把握する
- 毎週、論述答案と口述回答を一度ずつ記録する
資料を集め続けるより、書く・話す練習へ早く移ることが短期対策の鍵です。ただし、事実確認や先行研究を省くという意味ではありません。入力した知識を答案と研究計画へ出力し、足りない箇所だけを読み直す循環を速めます。
併願校は研究テーマと試験科目で比べる
併願を考える場合、偏差値や知名度だけでなく、指導可能な教員、研究方法、提出書類、筆記科目、日程を比較します。同じ「社会学研究科」でも専門科目や外国語の扱いは異なります。例えば、明治学院大学大学院社会学研究科の入試対策のような大学別記事も使い、共通対策と個別対策を分けましょう。
第一志望の研究計画を薄めずに転用できる併願先を選ぶと効率的です。大学ごとに教員名だけを差し替えるような書類は適合性が伝わりません。それぞれの研究科で得られる指導と、自分の研究に必要な環境を具体的に書き分けてください。
週単位の進捗を成果物で管理する
「今週は社会学を勉強する」のような計画では、進み具合を評価できません。「概論書の2章を読み、重要語10個を各150字で説明する」「研究計画書の方法節を600字で改稿する」「過去問1題の構成を20分で作る」のように成果物を決めます。終わらなかった場合は、時間不足か課題設定の大きさかを振り返ります。
学習時間ではなく、提出できる文章と説明できる内容を増やすことを進捗の基準にします。毎週末に研究計画、専門科目、外国語、口述の4領域を見渡し、翌週の重点を一つ決めましょう。苦手科目へ時間を寄せつつ、得意科目も間隔を空けすぎない管理が必要です。
直前一週間は新しい教材を増やさない
直前期は、新しい概論書や大量の論文へ手を広げず、これまでに作った用語集、答案の復習記録、研究計画書、想定質問へ戻ります。外国語は短い文章を毎日読み、辞書を引く感覚を保ちます。専門科目は間違えた概念を中心に、定義と具体例を口頭でも説明します。睡眠時間を削って学習量を増やすより、本番の開始時刻に集中できる生活へ整えましょう。
前日は会場、移動経路、受験票、紙の辞書、筆記用具を確認する日にします。大学公式サイトに新しい訂正や緊急案内がないかも確認してください。当日は一科目ごとの出来を採点せず、次の科目へ切り替えます。口述まで含めて総合判定であることを思い出し、最後まで研究内容を丁寧に伝えることに集中しましょう。
よくある質問(FAQ)
龍谷大学大学院社会学研究科の倍率はどのくらいですか?
倍率は年度、専攻、入試区分によって変わるため、大学公式の最新の入試結果で志願者数と合格者数を確認してください。募集要項で確認できる2027年4月入学の修士課程入学定員は、社会学専攻10名、社会福祉学専攻10名で、それぞれ社会人入学定員4名を内数として含みます。定員と倍率は別の情報なので混同しないことが大切です。
学部が社会学系でなくても出願できますか?
修士課程一般入試の資格には大学卒業者・卒業見込み者などが掲げられ、社会学系学部卒業に限定する記載はありません。そのため、所定の資格を満たせば異分野出身者も出願を検討できます。ただし、出願可能であることと専門試験に対応できることは別です。社会学概論など志望先の専門科目と、研究方法の基礎を補ってください。
社会人入試には何年の実務経験が必要ですか?
修士課程社会人入試では、入学時までに3年以上の社会人経験を有すると研究科が認めることが必要です。経歴によって基礎資格の条件も異なるため、経験年数だけで判断せず募集要項の該当項目を確認しましょう。志望理由書には社会人経験から得た研究動機を含めます。
研究計画書は何字で、何を書けばよいですか?
修士課程の一般入試・社会人入試はいずれも、A4判横書き2,000字程度です。背景、先行研究、研究目的、方法、意義、実施見通しを一つの論理でつなぎます。何に関心があるかより、何をどう明らかにするかを中心に書くと研究計画として明確になります。博士後期課程は入試区分によって2,000字程度または4,000字程度です。
指導希望教員への事前相談は必要ですか?
2027年度要項では、志望理由書と、所定用紙を使用する場合の研究計画書に指導希望教員名を記入するよう示されています。事前相談の必須性や手続は研究科の最新案内に従ってください。少なくとも教員の研究業績を読み、指導適合性を確認してから出願する必要があります。連絡する場合は簡潔な研究概要を用意し、返信や受入れを当然視しない姿勢が大切です。
一般入試の外国語はTOEICで代替できますか?
2027年度の社会学研究科修士課程一般入試は、英語または日本語から母語を除く1科目を選ぶ外国語筆答試験です。募集要項には社会学研究科についてTOEIC換算による代替は示されていません。外部スコア対策ではなく当日の読解試験に合わせて準備する必要があります。紙の辞書は持込可能ですが、電子辞書と専門用語辞書は使えません。
過去問はどこで入手できますか?
龍谷大学の入試情報サイトに過去問題のダウンロードページがあります。年度、課程、一般・社会人、専攻・コースによって公開される問題が異なるため、自分の区分を確認してください。公開がない科目は概論書と要項の出題範囲から対策を組み立てる必要があります。過去問の無断転載や再配布はせず、公式ページから利用しましょう。
口述試験では何を聞かれますか?
個別の質問内容は公表情報だけでは断定できませんが、研究計画、志望理由、先行研究、方法、基礎概念、修了後の進路を説明できるように準備します。博士後期課程一般入試では、要項上、修士論文を主とした口述と専攻に関連する文献読解が示されています。提出書類に書いた内容から追質問を作ると実践的な練習になります。
まとめ|龍谷大学大学院社会学研究科は一貫した対策が重要
龍谷大学大学院社会学研究科の2027年度入試では、自分に合う専攻・コースと入試区分を選び、研究計画書、筆記、口述を一貫させることが対策の軸です。公式要項で確認した重要点をまとめます。
- 修士課程は社会学専攻と社会福祉学専攻があり、各入学定員は10名
- 社会学専攻は社会学コースとジャーナリズムコースから選ぶ
- 修士課程一般入試は外国語、専攻別専門科目、口述試験
- 修士課程社会人入試は3年以上の社会人経験を要し、論文試験と口述試験
- 修士課程の研究計画書は一般・社会人ともA4横書き2,000字程度
- 秋期は2026年9月12日、春期は2027年2月20日に試験を実施
- 過去問、要項、訂正情報は龍谷大学公式の入試情報ページで確認する
最初に研究の問いと志望教員を固めると、すべての対策がつながります。専門科目で学んだ理論は研究計画書の先行研究整理に使え、研究計画を言葉にする練習は口述対策になります。逆に、書類、筆記、口述を別々に準備すると、主張のずれや学習の重複が生じます。
まずは最新の募集要項を手元に置き、出願資格と締切を確認してください。次に、教員の研究業績と専攻・コースの教育内容を読み、研究テーマを一文にします。そこから先行研究、方法、意義を加え、2,000字の計画へ育てます。過去問演習は答案を書いて終わらず、弱点を次の学習へ戻すことで効果が高まります。
準備状況を判断するときは、「何時間勉強したか」ではなく、研究目的を一分で説明できるか、主要概念を定義できるか、制限時間内に答案を完成できるかで測りましょう。曖昧な箇所が見つかったら、先行研究、概論書、募集要項のどこへ戻るべきかを決めます。確認・出力・修正の循環を試験日まで続けることで、書類と当日の受け答えの一貫性が高まります。公式情報に変更が出た場合は、古い学習計画に固執せず科目や日程を更新してください。
独学で研究テーマの絞り込み、研究計画書の論理、専門答案の添削、口述の追質問まで確認するのが難しい場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。指導を受ける場合も、答えを代わりに作ってもらうのではなく、自分の問いを明確にし、自力で説明できる状態を目指しましょう。提出直前には、他者の助言をどこまで反映したかを自分で確認し、すべての文章について根拠を説明できるようにします。合格後に研究を続けられる力まで育てる対策が、大学院入試では最も大切です。
書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?
研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
- 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
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