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龍谷大学大学院法学研究科の入試対策|出願資格・研究計画書・面接まで【2027年度】

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龍谷大学大学院法学研究科の2027年度入試では、最初に自分が受ける方式を特定し、その方式に合わせて筆記試験、出願書類、口述試験の準備を分けることが合格への近道です。とりわけ注意したいのは、一般入試、税法をテーマとする一般入試、アジア・アフリカ総合研究プログラム入試、社会人入試で選考内容が異なる点です。通常の修士課程一般入試では専門科目などから2科目を選ぶ筆答試験が中心で、口述試験は行われません。一方、税法をテーマとする修士論文希望者や社会人入試などでは口述試験があるため、研究テーマを説明する準備が欠かせません。入試方式を取り違えないことが、対策の出発点です

龍谷大学大学院法学研究科とは、法律学専攻において法学・政治学の研究能力を育て、研究者や高度な専門性を持つ職業人を養成する大学院です。修士課程には法学コース、政治学コース、税法プログラム、地域公共人材総合研究プログラム、アジア・アフリカ総合研究プログラムがあります。入試情報を調べるときは、法科大学院ではなく、大学院法学研究科の法律学専攻であることを確認しましょう。2027年4月入学の修士課程入学定員は25名で、そのうち社会人入学定員は20名以内です。一般入試と社会人入試は秋期・春期の2回実施されます。

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本記事では、龍谷大学が公表した2026年9月入学・2027年4月入学の大学院入学試験要項をもとに、出願資格、日程、提出書類、筆記試験、過去問、口述試験の対策を整理します。研究計画書が必要な方式と不要な方式も明確に分けました。大学卒業資格がない方、外国の大学を修了した方、社会人経験を使って出願する方は、出願資格の事前審査が必要になる可能性があります。自己判断のまま準備を進めず、該当条件と手続期限を大学へ確認してください。変わり得る情報は最新の募集要項で再確認することが大切です。

入試対策は知識量だけで決まりません。選択科目を早めに固定し、過去問から問われ方を把握し、制限時間内に論点を構成して答案にする訓練が必要です。社会人入試などで口述試験を受ける方は、研究計画書と志望理由書の内容を一貫させ、先行研究との差、研究方法、入学後の計画を自分の言葉で答えられる状態を目指します。準備期間や専攻分野に不安がある方も、この記事の順番に沿って現在地を確認すれば、次に取り組む課題を具体化できます。

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目次

龍谷大学大学院法学研究科の入試概要と2027年度の要点

法律学専攻の募集人員と入試区分

2027年4月入学の法学研究科は法律学専攻で、修士課程の入学定員は25名、定員内の社会人入学定員は20名以内です。博士後期課程の入学定員は5名ですが、本記事では主に修士課程を扱います。修士課程には一般入試、社会人入試、アジア・アフリカ総合研究プログラム入試があり、一般入試の中でも税法をテーマとする修士論文希望者は試験内容が別です。同じ一般入試でも税法希望者は別の選考になる点を押さえてください。

区分主な選考口述試験
一般入試(税法以外)筆答2科目と出願書類なし
一般入試(税法)税法筆答、出願書類あり
アジア・アフリカ筆答1科目、出願書類あり
社会人・論文提出なし筆答1科目、出願書類あり
社会人・論文提出あり研究論文、出願書類あり

表から分かるように、「法学研究科だから研究計画書と面接だけ」と考えるのは危険です。通常の一般入試では筆答2科目を準備する必要があり、口述試験はありません。反対に社会人入試は口述試験があり、研究論文を提出しない場合は筆答試験も課されます。自分の区分の選考科目を一枚に書き出すと、学習の抜けを防げます。

秋期試験と春期試験の日程

一般入試と社会人入試は秋期・春期に実施されます。秋期の出願期間は2026年10月1日から10月8日、試験日は11月8日、合格発表は11月14日です。春期の出願期間は2027年1月2日から1月15日、試験日は2月20日、合格発表は2月26日です。試験会場はいずれも深草キャンパスと案内されています。国外居住者は書類が締切日必着となるため、発送日ではなく到着日から逆算しましょう。

時期出願期間試験日合格発表
秋期2026年10月1日〜10月8日2026年11月8日2026年11月14日
春期2027年1月2日〜1月15日2027年2月20日2027年2月26日

証明書の発行、研究計画書の推敲、試験科目選択シートの記入には想像以上に時間がかかります。秋期を目指すなら夏までに受験方式と選択科目を決め、遅くとも出願1か月前には書類の初稿をそろえたいところです。春期でも年末年始を挟むため、1月に入ってから準備を始めるのは避けましょう。書類完成の目標日は出願開始日の2週間前に置くと修正時間を確保できます。

合否判定で見られるもの

合否は試験当日の得点だけでなく、方式ごとに出願書類や研究論文、口述試験を総合して判定されます。一般入試(税法以外)は筆答試験と出願書類、税法希望者は筆答・口述・出願書類、アジア・アフリカと論文を出さない社会人入試は筆答・口述・出願書類が対象です。研究論文を提出する社会人は、研究論文・口述・出願書類で判定されます。どの方式でも一科目でも欠席すると、その試験日はすべて欠席扱いとなります。最新情報は出願直前にも公式要項で確認してください。

受験方式を決めるときは、「筆記が少ないから」という理由だけで社会人入試や研究論文提出を選ばないようにします。提出論文は口述で内容を問われる審査資料であり、研究の背景、使用した資料、結論の限界まで説明できなければなりません。一般入試は二科目の準備負担がある一方、基礎から体系的に学び直しやすい方式です。自分の学歴・職歴だけでなく、既に完成度の高い論文があるか、研究テーマを説明できるか、試験日までにどの成果物を作れるかを比較します。公式の選考表を印刷し、必要な筆答科目、書類、口述の三列に分けて現在の準備度を評価すると、方式選択を感覚で決めずに済みます。

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コース・プログラムの選び方と研究テーマの決め方

5つの学修ルートを目的から選ぶ

龍谷大学大学院法学研究科の修士課程には5つのコース・プログラムがあります。法学コースは法的思考力と幅広い専門知識、政治学コースは国内外の政治を分析する能力を育てる方向です。税法プログラムは税法・会計学の専門知識を学びたい人、地域公共人材総合研究プログラムは自治体やNPOなど地域政策に携わる人、アジア・アフリカ総合研究プログラムは対象地域と政治学・経済学などを横断して研究したい人に対応します。名称ではなく、扱いたい問いと研究方法で選ぶのが基本です。

コース等研究関心の例入試準備の焦点
法学法解釈、制度、判例、立法法律科目の論述
政治学政治過程、政策、国際関係政治学系の理論と事例
税法課税制度、租税法上の論点税法筆答と口述
地域公共人材自治体、NPO、地域課題実務課題の研究化
アジア・アフリカ地域研究、開発、国際政治研究計画と専門科目

入学後の所属選択と入試区分は完全に同じではありません。公式要項では、一般入試や社会人入試の合格者も、入学後にアジア・アフリカ総合研究プログラムを選択できるとされています。一方、同プログラム入試で合格した人は入学後にそのプログラムへ所属し、その専門領域で修士論文を作成します。地域公共人材総合研究プログラムには定員があり、入学後に所属選考があります。入試区分と入学後の所属を分けて確認してください。

研究テーマは「対象・問い・方法」で絞る

研究テーマは関心のある分野名だけでは不十分です。「行政法を研究したい」「国際政治に興味がある」という段階から、誰または何を対象にし、どの問いを、どの資料や方法で検討するかまで絞ります。たとえば地方自治体の条例制定を扱うなら、対象となる制度や地域、問題が顕在化した時期、比較対象、利用できる条例・議事録・判例・統計などを考えます。一文で答えられる研究上の問いを作ると、志望理由書にも口述試験にも一貫性が生まれます。

  1. 関心のある法分野・政治分野を一つ選ぶ
  2. 現実に起きている問題を具体的に挙げる
  3. 先行研究がどこまで説明しているか調べる
  4. 残された論点を疑問文にする
  5. 資料と分析方法で実行可能性を確かめる

テーマを狭める際は「重要そうだから」で終わらせず、学術的な意義と社会的な意義を分けましょう。学術的意義は既存研究にどのような補足や再検討を加えるか、社会的意義は制度運用や政策理解にどう役立つかです。修士課程で扱える時間と資料量に収まるかも重要です。全国のあらゆる制度を比較する計画より、対象を限定し、根拠資料を確実に集められる計画の方が説得力を持ちます。

教員・授業・修了要件との適合を見る

テーマが決まったら、法学研究科の教員紹介、担当科目、最近の研究業績を公式サイトで確認します。単に著名な教員を挙げるのではなく、自分の問いをどの領域の指導のもとで深められるかを考えましょう。2027年度の所定研究計画書では、法学研究科修士課程の指導希望教員欄は記入不要です。ただし、記入不要でも指導可能性の調査は必要です。入学後のミスマッチを防ぐためです。

修士課程の修了要件は、原則2年以上在学し、32単位以上を修得し、修士論文に合格することです。入試用のテーマは合格のための飾りではなく、入学後に論文へ発展させる設計図です。法学研究科の他校比較もしたい場合は、獨協大学大学院法学研究科の入試対策専修大学大学院法学研究科の入試対策も参照すると、科目数や口述試験の違いを整理できます。

コース選択で迷う場合は、同じ社会問題を異なる学問からどう扱うかを比べると判断しやすくなります。たとえば外国人住民への行政サービスを扱うとしても、行政法なら行政権限や手続、政治学なら政策決定過程、地域公共人材なら自治体と市民団体の協働、アジア・アフリカ研究なら特定地域の制度と社会背景が中心になり得ます。対象が同じでも、問いと方法が違えば必要な指導分野も変わります。関心のある社会問題を三つ挙げ、それぞれについて法的規範を検討したいのか、政治的な原因を説明したいのか、実務上の解決策を構想したいのかを書き分けてください。その結果を開講科目や教員の研究分野と照合すれば、コース名の印象だけに左右されにくくなります。

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出願資格と提出書類を入試方式別に確認

一般入試の出願資格

修士課程一般入試とアジア・アフリカ総合研究プログラム入試では、大学を卒業した人と2027年3月までに卒業見込みの人が基本的な対象です。このほか、外国で学校教育16年の課程を修了または修了見込みの人、一定基準を満たす指定専修学校の専門課程を修了または修了見込みの人、文部科学大臣が指定した人なども対象になります。法学部卒業であることは資格要件ではありませんが、筆答試験に対応する専門知識は必要です。

短大、高専、専修学校、各種学校の卒業者や外国大学日本分校等の修了者などについては、22歳に達し、龍谷大学大学院法学研究科が大学卒業者と同等以上の学力があると認める類型があります。別の個別認定類型も設けられています。該当する可能性がある場合は、通常出願と別に資格確認が必要になり得るため、入試部または法学部教務課へ早めに問い合わせてください。個別審査は出願直前では間に合わない可能性があります。

社会人入試の就業経験

社会人入試では、大学卒業者または2027年3月卒業見込みの人について、1年以上の就業経験、または研究科が同等と認める社会的経験が求められます。外国で16年課程を修了した人も、修了後1年以上職業に従事しているか、1年以上の就業経験が必要です。原則として学部在籍中の就業経験は含まれませんが、主として夜間に授業を行うコース在籍中の就業経験は含まれます。

短大・高専・専修学校等の卒業者などは、原則として卒業後3年以上の就業経験または同等の社会的経験に加え、大学卒業者と同等以上の学力認定が必要です。キャリアの長さだけで判断せず、どの資格類型に該当するかを確認しましょう。大学卒業者は1年以上、短大等は原則3年以上という違いが要点です。職歴証明の扱いや社会的経験の認定は個別事情に関わるため、公式窓口で確認してください。

方式ごとの提出書類

一般入試の基本書類は、志望理由書、卒業見込証明書または修了見込証明書、対応する成績証明書、試験科目選択シート、出願票です。アジア・アフリカ総合研究プログラム入試では、所定様式の研究計画書も必要です。通常の一般入試では研究計画書が基本書類に含まれていません。タイトルだけを見て不要な書類を作るのではなく、募集要項の自分の試験区分の欄を基準にしてください。

書類一般アジア・アフリカ社会人
志望理由書必要必要必要
自己申告書不要不要必要
研究計画書原則不要必要必要
研究論文不要不要任意
証明書・出願票等必要必要必要

社会人入試では志望理由書、自己申告書、研究計画書、出願票、証明書類、試験科目選択シートを用意し、希望者は研究論文を提出できます。研究論文を提出するかどうかで選考方法が変わるため、単なる追加資料ではありません。外国人留学生、日本語または英語以外の証明書を提出する人、中国の大学・大学院を卒業した人には追加書類の規定があります。証明書の厳封、翻訳、郵送方法も含めてチェックリスト化しましょう。

社会人入試で研究論文を提出するかは、筆答試験を避けられるかだけで決めるものではありません。提出する論文は400字詰原稿用紙30枚以上、またはそれに相当する雑誌論文等とされ、研究論文、口述試験、出願書類が総合評価の対象になります。すでに論文がある人も、現在の研究テーマと論文の問題意識がどうつながるか、執筆時から見解が変わった点は何かを説明できるようにします。税法をテーマとする修士論文を希望する場合、提出論文も税法に関するものに限られます。条件に合う完成論文がないのに急いで長文を作るより、指定科目の筆答一科目と口述試験を受ける方式で、基礎知識と研究計画を着実に整える方が適する場合があります。提出の判断に迷うときは、論文の分量だけでなく、問い、先行研究、方法、結論の一貫性を第三者に評価してもらいましょう。

出願ミスを防ぐ確認手順

  1. 受験する課程・入試方式・時期を決める
  2. 出願資格の番号を特定する
  3. その方式の提出書類を一覧化する
  4. 大学発行の証明書を早めに請求する
  5. 所定様式の年度とページ数を確認する
  6. Web出願、受験料納入、郵送を完了する

龍谷大学への出願にはUCAROへの登録が必要で、Web出願、受験料の納入、出願書類の郵送を順に進めます。入力だけで出願が完了するわけではありません。国内居住者は書類を簡易書留・速達で郵送する案内です。Web入力と書類郵送を別タスクとして管理し、追跡番号も保存しておくと安心です。

書類一覧には「誰が」「いつ」「どの方法で」用意するかも加えましょう。卒業証明書や成績証明書は出身大学へ請求し、志望理由書や研究計画書は本人が作成し、出願票は所定の手順で準備します。旧姓と現在の氏名が異なる場合や、証明書が日本語・英語以外の場合などは追加対応が生じます。封筒へ入れる前に、書類名、原本か写しか、署名、日付、ページ数を二人で読み合わせると安全です。特に研究計画書の所定様式は年度が変わると注意書きも更新され得るため、過年度版を流用せず、2027年度ページから改めて取得してください。郵送後も、提出したファイル、発送控え、UCAROの画面を一つのフォルダで保管すると、問い合わせや口述準備に利用できます。

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研究計画書・志望理由書の書き方

研究計画書が必要な受験者を確認する

2027年度の修士課程では、アジア・アフリカ総合研究プログラム入試と社会人入試で研究計画書が必要です。通常の一般入試には原則として求められません。所定の研究計画書は2ページで、研究テーマと内容を記入します。法学研究科修士課程は指導希望教員の第1希望・第2希望欄を記入する必要がありません。研究計画書は所定様式2ページに収めることを前提に、情報の優先順位を決めましょう。

アジア・アフリカ総合研究プログラム入試では、これまでの研究内容、進学後に予定する研究対象、その選定理由、研究計画を記すよう要項に明記されています。社会人入試でも、実務経験の紹介だけに紙幅を使うのではなく、実務で見つけた問題を研究上の問いへ変換する必要があります。職場の改善提案書と学術研究計画は別物です。法令、判例、行政資料、議会資料、先行研究など、何を根拠に分析するかを示します。

説得力が出る基本構成

研究計画書は、背景、問い、先行研究、目的、方法、計画、意義の順に組み立てると読み手が迷いません。所定様式に小見出しを付けられるかは様式に従いますが、下書き段階では各要素を分けて作ります。研究目的と研究方法を混同しないことが重要です。目的は何を明らかにするか、方法はそれをどう確かめるかを表します。

  1. 問題の背景と対象を簡潔に示す
  2. 中心となる研究上の問いを書く
  3. 主要な先行研究と残る課題を整理する
  4. 研究目的と独自の視点を明示する
  5. 使う資料、比較対象、分析方法を示す
  6. 入学後の調査・執筆工程を組む
  7. 学術的・社会的意義で結ぶ

法学研究では、結論を先に決めて都合のよい判例だけを集める計画にしないよう注意します。対立する見解を把握し、どの争点をどの基準で比較するかを書きます。政治学研究では、概念の定義、事例選定の理由、資料の入手可能性が問われます。調査対象が広すぎる場合は、地域、期間、制度、裁判例の類型などで限定してください。修士課程で完遂できる範囲に絞ることも評価につながる要素です。

志望理由書と自己申告書を一貫させる

志望理由書は「龍谷大学だから学びたい理由」を示す書類です。大学院進学の一般的な動機だけでは、他校でも成立します。法学研究科のコース、開講分野、研究指導、夜間開講などを調べ、自分の研究目的と接続しましょう。ただし、大学案内の文言を並べるだけでは不十分です。自分の過去の学習・実務、現在の問題意識、入学後の研究、修了後の活用を一本の流れにします。

社会人入試の自己申告書では、職歴を時系列に列挙するだけでなく、その経験が研究を進めるうえでどのような資源になるかを伝えます。たとえば行政実務の経験なら、守秘義務に反しない範囲で問題を一般化し、制度上の論点へ接続します。経験は実績自慢ではなく研究動機の根拠として扱いましょう。公共政策系の志望動機を深めたい方は、公共政策大学院の志望理由書の書き方も参考になります。

推敲で確認する7項目

  • 研究テーマが一文で理解できるか
  • 問いと結論の予想を区別できているか
  • 先行研究への敬意と差分があるか
  • 資料を実際に入手できるか
  • 方法で問いに答えられるか
  • 志望理由書と矛盾していないか
  • 口述試験で根拠を説明できるか

完成後は専門外の人にも読んでもらい、固有名詞や概念が説明なしに現れていないかを確認します。誤字脱字だけでなく、主語と結論の対応、引用と自分の意見の区別も見直します。提出版をPDFなどで保存し、口述試験前に同じ版を読み返せるようにしましょう。研究計画書の添削や科目対策を一体で進めたい場合は、スプリング・オンラインの大学院入試対策で相談できます。

研究計画書の下書きを評価するときは、各段落の役割を余白に一語で書いてみます。「背景」が二段落続き、「先行研究」や「方法」が一度も現れないなら、情報配分を見直す合図です。次に、中心となる問いへ線を引き、目的、方法、意義の各記述がその問いに戻っているかを確認します。たとえば判例比較で答える問いなのに、方法欄がアンケート調査になっていれば設計が一致していません。引用した文献は書誌情報を控え、著者の主張と自分の評価を分けます。完成稿を声に出して読むと、一文が長すぎる箇所や、因果関係が飛んでいる箇所にも気づけます。口述試験では書面の曖昧さが質問になると考え、質問されたくない部分を隠すのではなく、説明できる形へ修正しましょう。

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筆記試験の科目選択と専門科目対策

一般入試は2科目をどう組み合わせるか

通常の修士課程一般入試では、法哲学、法史学(日本)、憲法、行政法、国際法、刑法、民法、商法、労働法、社会保障法、刑事訴訟法、刑事学、民事訴訟法、政治学、国際関係論、外国語から2科目を選びます。外国語は英語、ドイツ語、フランス語から一つです。各科目の試験時間は100分で、試験科目選択シートに記入して提出し、当日の変更はできません。得意度と研究テーマの関連を両方見ることが選択の基準です。

学部で履修した科目だからという理由だけで決めると、大学院入試の論述水準に届かないことがあります。まず公開過去問を確認し、問いの範囲、設問数、要求される説明量を比べてください。研究テーマに直結する科目は、入学後の基礎力を示しやすい利点があります。一方、二科目とも未修分野にすると準備負担が大きくなります。第一科目を研究の中心分野、第二科目を既習で得点が安定する分野とする組み方も現実的です。

法律科目の答案を作る手順

法律科目の論述では、知っている知識をすべて書くのではなく、設問が求める論点を特定し、規範、理由、事実への当てはめ、結論を論理的に示します。制度説明型の問題なら、趣旨、要件、効果、主要な争点を整理します。事例問題なら、当事者の主張と法的根拠を明確にし、反対説や例外が関わる場合は理由を添えます。設問の命令語に対応した答案構成を最初の数分で作りましょう。

  1. 設問を読み、問われている主体と結論を確認する
  2. 論点を答案用紙の余白に列挙する
  3. 配点を想定して書く分量を決める
  4. 規範と根拠を簡潔に示す
  5. 事実を引用しながら当てはめる
  6. 結論を明示し、全体を見直す

判例名や条文番号の暗記だけでは、未知の事例に対応できません。なぜその規範になるのか、異なる利益をどう調整するのかまで理解します。学習では基本書を一冊決め、過去問で見つかった論点を戻って確認し、自分の言葉で短い論証にまとめます。答案を書いたら、論点漏れ、規範の正確さ、当てはめの具体性、時間配分の四点で評価してください。読む学習と時間内に書く練習を半々に近づけることが実戦力につながります。

政治学・国際関係論・外国語の対策

政治学や国際関係論では、用語の定義、代表的な理論、理論が説明できる事例と限界をセットで学びます。時事問題を知っているだけでは学術的な答案になりません。ニュースの事例を、権力、制度、合理的選択、構成主義などの概念を用いて説明できるようにします。複数の見方を比較し、どの条件で説明力が変わるかまで書けると、単なる感想との差が明確になります。

外国語を選ぶ場合、一般的な外国語辞書は持ち込めますが、電子辞書や専門用語辞書は認められていません。持ち込み可でも、試験中にすべての単語を引く時間はありません。法学・政治学の文章を使い、構文の骨格を取り、指示語と接続関係を追い、要旨を日本語でまとめる練習をしましょう。辞書は確認用であり、読解の主役ではありません

税法・社会人・アジア・アフリカの違い

税法をテーマとする修士論文希望者の一般入試は、税法の筆答試験と口述試験です。判例なしの六法と、判例・通達なしの税務六法を持ち込めます。社会人入試で研究論文を提出しない人は、指定された法学・政治学系科目から1科目を選び、口述試験も受けます。税法テーマを希望する社会人は税法を選択する必要があります。

アジア・アフリカ総合研究プログラム入試では、政治学、国際関係論、憲法、行政法、国際法、外国語から1科目を選び、口述試験を受けます。方式ごとに使える科目が違うので、一般入試の科目一覧をそのまま当てはめないでください。科目選択シート提出後は当日変更できません。公式要項で持込条件も含めて最終確認しましょう。

二科目を学ぶ一般入試では、科目間の時間配分も数値で管理します。最初の一か月は両科目を同じ比率で学び、過去問の答案を作った後に、知識の穴と答案完成度を比較します。苦手科目へ時間を寄せる場合も、得意科目を一週間以上放置しないよう復習枠を残してください。週末に完全答案を一通、平日に答案構成を二題というように、読む教材のページ数だけでなく出力の本数を決めます。六法を持ち込める法律科目では、普段から本番用と同じ種類の六法を引き、条文の位置と関連条文を確認します。ただし書き込みや付箋など当日の許容範囲は自己判断せず、最新の注意事項に従います。知識を六法に依存するのではなく、条文を素早く確認して論述へ戻れる状態が目標です。

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過去問の入手方法と効果的な使い方

公式サイトで年度と試験区分を確認する

龍谷大学は入試情報サイトで大学院入試の過去問題を公開しています。4月入学の修士課程でも、秋期・春期、一般・社会人・アジア・アフリカなど試験区分が分かれているため、自分の受験区分を選んで確認してください。志願者がいなかった科目は過去問題がなく、著作権の利用許諾が得られない設問は一部非公開となる場合があります。問題がないことと科目が廃止されたことは別です。

最新年度だけでは出題の幅が分からないため、入手できる複数年度を見ます。ただし、2027年度要項では科目名や選考方式が以前の年度から変わっている場合があります。過去問の表紙にある年度・試験時期・科目を確認し、現在の要項に載っている科目と対応させましょう。古い問題は法改正前の内容を含む可能性があるので、現行法と異なる点を基本書や法令データで補正します。

最初の1年分は分析用に使う

準備を始めた直後に、何も見ずに過去問へ挑戦して落ち込む必要はありません。最初の1年分は出題分析に使い、設問を分野、形式、必要知識、答案量に分類します。事例問題か論述問題か、複数問から選択するのか、条文・判例・学説のどこに重点があるかを読み取ります。過去問は実力判定より学習範囲の地図として先に活用します。

分析項目確認する内容学習への反映
出題領域総論・各論、制度、論点基本書の優先順位
設問形式事例、説明、比較、批判答案の型
資料条文、判例、英文等持込資料と読解訓練
時間設問数と要求量構成・執筆の配分

分析結果は科目ごとに一枚にまとめます。「頻出論点」だけでなく、「一度しか出ていないが基礎として必要な領域」も落とさないことが大切です。大学院入試は年度によって担当者や問題関心が変わる可能性があるため、過去問の再出題だけを狙う学習は不安定です。過去問を入口にしつつ、科目の体系を基本書でつなぎ直しましょう。

3段階で答案練習を進める

  1. 資料を参照しながら時間無制限で答案を作る
  2. 答案構成だけを短時間で複数問作る
  3. 本番と同じ100分で完全答案を書く

第一段階では正確な規範と論理を優先し、基本書や判例集を参照して構いません。第二段階では答案構成を量産し、論点発見と順序づけを速くします。第三段階で持込可能な六法・辞書だけを使い、手書きで再現します。知識不足と時間不足を分けて記録すると、復習が具体的になります。

自己採点では「書けなかった」で終えず、原因を知識、理解、構成、表現、時間の五つに分類します。知識不足なら基本書へ戻り、理解不足なら理由を口頭で説明し、構成不足なら骨子練習を増やします。表現が曖昧なら一文を短くし、時間不足なら設問ごとの上限を設定します。模範解答が公開されていない問題でも、教科書の該当箇所や判例の射程と照合し、第三者の添削を受けると改善できます。

過去問が少ない科目の補い方

受験者がいない年度などは問題が掲載されないため、科目によって十分な年数を集められないことがあります。その場合は、龍谷大学の別時期の問題、同分野を出す他大学院の問題、学部の定期試験や演習問題を目的別に利用します。他大学の問題は出題傾向の予測ではなく、論述力の訓練材料として扱いましょう。不足分は類題で補い、傾向判断は公式過去問に限定します。

過去問ノートには問題文の写しだけでなく、出題意図の仮説、必要論点、初回答案の所要時間、講評、再答案の日付を残します。一度解いて正解を確認するだけでは、数週間後に同じ誤りを繰り返しがちです。初回は論点を落とした問題でも、二回目は構成だけ、三回目は完全答案という形で間隔を空けて再現します。法改正や新判例が関わる問題は、出題当時の法と2027年度受験時の法を区別してメモします。政治学系では、出題後に起きた出来事を答案へ付け足すより、問われた理論を別の事例にも適用できるかを試す方が応用力を鍛えられます。過去問から予想問題を作る際も、固有の出来事だけを変えるのではなく、同じ概念を別角度から説明・比較・批判する問いを作りましょう。

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口述試験・面接対策と想定質問

口述試験がある方式・ない方式

2027年度の通常の修士一般入試(税法以外)は口述試験を行いません。口述試験があるのは、税法をテーマとする一般入試、アジア・アフリカ総合研究プログラム入試、社会人入試です。研究論文を提出する社会人入試でも口述試験はあり、研究論文、出願書類と合わせて総合判定されます。一般入試の全員に面接があるわけではありません

口述試験の目的は、暗記した回答を滑らかに話すことだけではありません。書類の内容を本人が理解しているか、研究上の問いを筋道立てて説明できるか、指摘を受けて考えを修正できるかを示す場です。社会人は実務経験を語るだけでなく、経験から得た問題意識をどのように客観化し、研究へ落とし込むかを説明します。

準備すべき想定質問

  • なぜ大学院へ進学し、なぜ龍谷大学を選ぶのですか
  • 研究テーマを一文で説明してください
  • その問題を研究する必要性は何ですか
  • 主要な先行研究と、残された課題は何ですか
  • どの資料をどの方法で分析しますか
  • 研究計画が進まない場合の代替案はありますか
  • 実務経験と研究テーマはどう関係しますか
  • 修了後に研究成果をどう生かしますか

各質問には、最初に結論を一文で答え、その後に理由と具体例を加えます。長い背景説明から始めると、質問への答えが伝わりにくくなります。研究テーマは30秒、研究目的と方法は1分、志望理由は1分程度の短い版を作り、追加質問に応じて詳しく話せるようにします。結論・理由・具体例の順で答えると、緊張しても論旨を保ちやすくなります。

法学研究で深掘りされやすい論点

法学分野では、用語の定義、対象とする条文、判例の位置づけ、主要学説、反対説への応答、法改正との関係が質問になりやすいと考えられます。研究計画に「判例を分析する」と書いたなら、どの判例群を、どの観点で分類し、そこから何を明らかにするかを答えます。「比較法を用いる」なら、比較対象国を選ぶ理由と資料へのアクセス可能性が必要です。

政治学・地域研究では、概念の操作化、事例の選び方、因果関係と相関の区別、一次資料の信頼性、調査倫理などを確認します。現地調査やインタビューを予定する場合は、対象者への配慮、言語能力、許可、代替資料も考えておきます。方法の名前より、実際に何をするかを説明できることが大切です。

模擬面接の改善方法

  1. 提出書類の各段落から質問を作る
  2. 初見の順番で質問してもらう
  3. 回答を録音し、時間と結論を確認する
  4. 答えられなかった箇所を資料で補う
  5. 同じ質問を言い回しを変えて再練習する

丸暗記した文章は、質問の角度が変わると崩れやすくなります。回答の要点を三つ程度のキーワードで覚え、その場で文章にしてください。分からない質問に対して推測を事実のように話すのも避けます。現時点で確認できている範囲と今後の調査方法を分けて答える方が誠実です。反論を受けたら防御せず検討の余地を示す姿勢も研究対話では重要です。

模擬面接では、穏やかな質問だけでなく、計画の弱点を指摘する質問も入れます。「その結論は既に知られているのではないか」「その資料だけで一般化できるか」「二年間で調査できるのか」と問われたとき、即座に否定せず、指摘の前提を確認してから答えます。弱点を認める場合も、対象期間を狭める、比較対象を減らす、公開資料へ切り替えるなど代替案を示せます。研究は入学前に完成している必要はありませんが、問題点を自分で認識し、修正できることが重要です。服装や入退室だけに時間を使うのではなく、提出書類の各主張に「なぜ」「どの資料で」「ほかの説明はないか」を重ねる練習を中心にしてください。回答後に質問とずれたと気づいたら、短く言い直す方が長く話し続けるより伝わります。

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2027年度合格までの学習スケジュール

出願6か月以上前に固めること

準備初期は、受験方式、研究分野、選択科目の三つを決めます。大学公式サイトでコース、教員、授業、募集要項、過去問を確認し、自分が出願資格を満たすかを調べます。法学未修者は、選択予定科目の概説書から用語と体系を学びます。社会人は職務の繁忙期を確認し、週単位で確保できる学習時間を現実的に計算してください。方式・テーマ・科目の決定が最初の節目です。

この時期に研究テーマを仮決めし、先行研究を検索します。いきなり完成版の研究計画書を書かず、問い、主要文献、方法を一枚にまとめます。専門科目は基本書を一周し、各章の論点を自分の言葉で説明します。過去問を一度分析しておくと、学習範囲の優先順位が明確になります。

出願3〜5か月前の並行学習

専門科目のインプットを続けながら、答案構成と短い論述を始めます。研究計画書が必要な人は、背景・問い・先行研究・方法を含む初稿を作ります。志望理由書と自己申告書も別々に作成し、役割を分けます。筆記と書類を週の中で並行して進めることで、出願直前に筆記学習が止まる事態を防げます。

時期筆記対策書類・口述対策
6か月以上前基礎と過去問分析方式確認、テーマ仮決め
3〜5か月前論点整理、答案構成研究計画書の初稿
1〜2か月前時間内の完全答案提出版完成、模擬面接
直前期弱点復習、持込確認短い説明の再確認

添削を受ける場合は、誤字修正だけでなく、問いと方法の対応、先行研究との差、実行可能性を見てもらいます。筆記答案も同様に、何が足りないかを具体化します。評価が低かった答案を捨てず、修正前後を残すと自分の弱点が見えます。一般入試(税法以外)の受験者は口述対策が不要な分、2科目の答案量を確保してください。

出願1〜2か月前の仕上げ

証明書を取り寄せ、所定様式の年度を確認し、Web出願に必要な情報をそろえます。研究計画書、志望理由書、自己申告書は内容の矛盾がないか横並びで点検します。選択科目は提出後に変更できないため、過去問演習の結果も踏まえて確定します。出願書類は提出前に全ページを控えとして保存してください。

筆記では本番と同じ100分で答案を書き、復習日まで予定に入れます。二科目受験では、一方の得意科目だけに偏らないよう、週ごとの答案本数を決めます。口述試験がある人は提出版をもとに想定質問を作り、専門外の聞き手にも通じる表現へ直します。秋期試験を受ける人は2026年11月8日、春期試験は2027年2月20日を基準に逆算します。

仕事と両立する学習設計

法学研究科は講義の夜間開講を実施し、社会人を受け入れています。ただし、受験準備と入学後の研究は別々に考えず、継続可能な時間割を作ることが大切です。平日は条文・判例・文献の読解、休日は答案作成や研究計画書の推敲など、まとまった時間が必要な作業に分けると進めやすくなります。時間ではなく週ごとの成果物を決める方法が有効です。

職業、家事、介護、育児、出産などで標準修業年限での修了が難しい人には長期履修制度があり、修士・博士後期課程とも上限6年です。ただし外国人留学生や協定による1年制入学者など対象外もあります。利用を考える方は申請時期と条件を公式要項で確認しましょう。制度があるから自動的に適用されるのではなく、申請書類をもとに研究科の審査があります。

学習計画が遅れたときは、総時間を一気に増やすより、合格判定に直結する課題から組み替えます。一般入試なら選択二科目の過去問答案、社会人入試なら研究計画書と選択科目または研究論文、口述対象者なら提出書類に基づく説明が中心です。毎週末に、完了した答案数、読んだ主要文献、修正した書類、未解決の疑問を記録します。予定との差が出たら、教材を増やすのではなく、重複した参考書や重要度の低い作業を止めます。体調不良や繁忙期も想定し、試験前の二週間を新規学習ではなく復習に使えるよう予備日を置いてください。入試当日の交通経路、昼食、持込可能な六法・辞書、受験票も前週までに確認すれば、直前の集中力を専門科目と口述の確認へ向けられます。

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よくある質問(FAQ)

一般入試では研究計画書や面接が必要ですか?

通常の修士課程一般入試(税法以外)では、研究計画書は基本の提出書類に含まれず、口述試験も行われません。筆答2科目と出願書類で総合判定されます。税法をテーマとする一般入試、アジア・アフリカ総合研究プログラム入試では扱いが異なるため、自分の受験区分の欄だけで判断してください。通常の一般入試でも志望理由書は必要なので、研究関心と進学目的の整理まで不要になるわけではありません。入学後に希望する分野を調べたうえで、筆答二科目の準備を中心に据えましょう。募集要項の表では「一般」と「一般(税法)」が別行になっているため、税法をテーマに修士論文を書く予定がある人は特に注意が必要です。

社会人入試には何年の就業経験が必要ですか?

大学卒業者または卒業見込みの人は、1年以上の就業経験または同等の社会的経験が基本です。短大・高専・専修学校等の卒業者などは、原則卒業後3年以上の就業経験等と大学卒業相当の学力認定が必要です。学部在籍中の就業経験は原則含まれないため、個別事情は大学へ確認しましょう。勤務形態や休職期間を含めて自分で該当性を判断しづらいときは、職歴の開始・終了年月と在学期間を整理して問い合わせると確認がスムーズです。「社会人」という呼称だけで出願できるのではなく、募集要項に示された資格類型のいずれかを満たす必要があります。

法学部以外の出身でも出願できますか?

一般入試の出願資格は大学卒業等を基準としており、法学部卒業に限定されていません。ただし試験では大学院で研究するための法学・政治学等の専門知識と論述力が求められます。未修分野から受験するなら、概説、基本書、過去問の順で準備し、用語暗記より分野の体系理解を優先してください。出身分野を弱みとして隠すより、その分野で身につけた視点が新しい研究にどう役立つかを志望理由で示します。同時に、法律科目なら条文・判例・学説、政治学なら理論・方法・事例の基礎を補い、大学院で研究を開始できる水準を答案で示す必要があります。

指導希望教員への事前相談は必要ですか?

2027年度の所定研究計画書では、法学研究科修士課程は指導希望教員の第1・第2希望欄を記入不要としています。これは教員や研究分野の調査が不要という意味ではありません。事前相談の可否や方法は大学の最新案内に従い、連絡する場合は研究テーマ、経歴、質問を簡潔に整理しましょう。教員へ一般公開されている情報だけを尋ねたり、合否の見通しを求めたりするのは避けます。自分のテーマが指導分野に合うかなど、入学後の研究成立に関わる具体的な確認を目的にしてください。返信の有無だけで出願可否を判断せず、公式の入試窓口の案内も利用します。

過去問はどこで入手できますか?

龍谷大学の入試情報サイトにある「過去問題ダウンロード」から、年度と入試区分を選んで確認できます。受験者がいなかった科目は問題がなく、著作権の都合で一部が公開されない場合もあります。最新要項の科目名と過去問の年度を照合して利用してください。公開されている年度分は早めに保存し、問題ごとに分野と形式を記録します。掲載がない年度を「出題されない分野」と解釈しないことも大切です。問題本文が一部非公開なら、見えている設問から要求される知識を確認し、基本書や類題で論述練習を補います。

六法や辞書は持ち込めますか?

法律科目では判例付きでない六法を持ち込めます。外国語選択では一般的な外国語辞書を持ち込めますが、電子辞書や専門用語辞書は不可です。税法では条件を満たす税務六法も認められます。方式・科目ごとに条件があるため、使用予定の版が適切か最新要項で確認してください。持ち込みが認められていても、試験中に初めて使うと条文検索に時間を取られます。普段の答案練習から同じ種類の六法や辞書を使い、確認する箇所を素早く見つける訓練をしてください。書き込みや付箋の可否など、要項に明記されない細部は大学へ確認すると安全です。

秋期試験と春期試験のどちらを受けるべきですか?

準備が整うなら秋期を第一目標にすると、不合格時に春期へ向けて改善する時間を持てます。ただし書類や専門科目が不十分なまま急ぐ必要はありません。研究計画書の完成度、過去問答案の安定性、証明書の準備状況から判断し、締切ではなく合格水準から受験期を選ぶことが大切です。秋期と春期で基本的な選考区分が示されていても、同じ科目が必ず出題されるとは限りません。両方を視野に入れる人も、第一志望日を一つ決めて逆算し、春期を最初から予備として軽く考えないようにしましょう。日程変更の告知がないかも公式サイトで追います。

働きながら修了できますか?

法学研究科は講義を夜間にも開講し、働きながら学びたい人を受け入れています。職業などの事情で標準修業年限の修了が難しい人向けに長期履修制度もあります。一方、授業時間、研究指導、文献収集、修士論文執筆に必要な時間は個人で異なるため、入学前に勤務調整と週単位の学修計画を作りましょう。夜間開講は、希望するすべての科目や指導が都合のよい時間にそろうことを意味しません。最新の時間割を確認し、通学時間、繁忙期、休日の調査時間まで含めて検討してください。長期履修を希望する場合は対象外条件と申請時期も確認し、学費の扱いを含めて大学へ相談します。

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まとめ|方式別の要件を確認して龍谷大学大学院法学研究科を目指そう

龍谷大学大学院法学研究科の2027年度入試対策では、一般、税法、アジア・アフリカ、社会人の違いを正確に把握することが最優先です。通常の一般入試は筆答2科目で口述なしですが、税法や社会人などは研究計画と口述への備えが必要です。最後に重要点を整理します。

  • 法律学専攻の修士課程入学定員は25名、社会人入学定員は20名以内
  • 一般入試・社会人入試は秋期と春期を実施
  • 通常の一般入試は筆答2科目で、研究計画書と口述は原則なし
  • 社会人入試は研究計画書と口述があり、論文提出の有無で筆答の扱いが変わる
  • 科目は提出後に変更できないため過去問を見て早めに決める
  • 研究計画は問い、先行研究、方法、実行可能性を一貫させる
  • 日程や様式は出願前に2027年度の公式募集要項で再確認する

まずは受験方式と出願資格を確認し、選択科目と研究テーマを一枚にまとめてください。そのうえで、過去問分析、基本書の学習、答案練習を循環させます。研究計画書が必要な人は、志望理由書や自己申告書と内容をそろえ、提出後は口述試験用の短い説明へ変換しましょう。書類・筆記・口述を一つの受験戦略として設計することで、準備の優先順位が見えます。

対策を始める今日の作業は、2027年度募集要項を開き、自分の入試区分に印を付けることです。次に公式過去問を一題確認し、必要な知識と現在の差を書き出します。大きな計画を立てるだけで終わらず、今週中に読む文献、作る答案、修正する書類を具体的な成果物として決めましょう。小さな確認を積み重ねることが、出願直前の手続ミスと学習の偏りを防ぎます。

大学院入試は、情報の取り違えがそのまま準備不足につながります。本記事の数値と日程は2027年度要項に基づきますが、大学は変更がある場合に入試情報サイトで知らせるとしています。出願直前には募集要項、訂正情報、所定様式、過去問ページをもう一度確認してください。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

\ 大学院入試専門 /

書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?

研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。

  • 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
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この記事を書いた人

千葉大学 法政経学部を首席で卒業後、都内国公立大学の法科大学院(ロースクール)を修了し、司法試験に合格。法律・政治・経済分野の専門知識をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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