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専修大学大学院法学研究科の入試対策|出願資格・研究計画書・面接まで【2027年度】

専修大学大学院 法学研究科の2027年度入試は、志願区分を正しく選び、研究計画書・専門科目・口述試験を一つの研究テーマでつなげて準備することが合格への基本方針です。専修大学大学院 法学研究科法学専攻の修士課程では、一般入学試験、社会人入学試験、外国人留学生入学試験が第I期と第II期に実施されます。一般入試は書類審査、自己の専修科目一科目の筆記試験、口述試験で選考される一方、社会人入試には筆記試験がなく、研究計画書等の書類審査と口述試験が中心です。したがって、誰もが同じ教材と予定で勉強するのではなく、自分の出願区分に合わせて評価材料の比重を変える必要があります。
専修大学大学院法学研究科とは、法学または政治学の研究能力と、高度専門職業人に必要な専門知識・実務能力を養う大学院です。司法試験合格を主目的とする法務研究科、いわゆる法科大学院とは別の組織であり、法学・政治学の研究、企業法務、法律行政実務、税法研究などを深めたい人が主な対象です。研究計画書は一般・社会人用の所定様式で全体5,000字程度とされ、進学動機、学修目標、論文作成までの進め方、これまでの読書やレポート経験などを五つの設問で記述します。単なる志望理由ではなく、入学後に研究を遂行できる根拠まで示す書類だと理解しておきましょう。
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2027年度は第I期の出願が2026年8月31日から9月7日、第II期が2027年1月18日から1月25日です。研究テーマや指導希望教員を決めずに出願直前を迎えると、5,000字の各設問に一貫性を持たせることが難しくなります。一般入試では、研究計画と対応する専修科目を選び、過去問を使って90分の論述練習を重ねる時間も必要です。出願の半年前を目安にテーマ探索と基礎文献の読解を始めると、書類・筆記・口述を並行して仕上げやすくなります。
この記事では、専修大学が公表した令和9(2027)年度修士課程募集要項、研究計画書の所定様式、選考のポイント、出題意図、過去問題の公開案内を照合し、出願資格から面接に相当する口述試験までを具体的に解説します。年度途中に募集教員や要項が更新される可能性もあるため、実際に出願するときは専修大学の大学院学生募集要項等で最新版を確認してください。大学院入試を個別に設計したい人は、スプリング・オンライン家庭教師の大学院入試対策コースも活用できます。
専修大学大学院法学研究科とは|法科大学院との違い
修士課程は法学専攻で研究と高度専門職を目指す
専修大学大学院法学研究科の修士課程には法学専攻が置かれ、2027年度の入学定員は25名です。法学だけでなく政治学も研究対象に含み、大学が掲げるアドミッション・ポリシーでは、基礎知識や理解力、外国語能力、自主的に研究する意欲を持つ人を求めています。さらに、専門知識と実務能力を身につけて高度専門職業人を目指す人、社会で得た実務経験を理論的に磨きたい人、複数分野を融合して考えたい人も想定されています。研究者志望だけに限定された修士課程ではありません。
授与される学位は修士(法学)です。募集要項に示された大学院全体の原則では、修士課程に2年以上在学し、30単位以上を修得して必要な研究指導を受け、修士論文の審査と最終試験に合格することが修了要件です。一方、法学研究科では修士論文に代えてリサーチ・ペーパーを提出する選択肢も用意されています。ただし、博士後期課程の受験を希望する人と、税理士試験の科目免除を希望する人は修士論文を提出しなければなりません。入試の段階から、修了後の進路まで見通して成果物を考える必要があります。
| 確認項目 | 法学研究科法学専攻 |
|---|---|
| 課程 | 修士課程 |
| 入学定員 | 25名 |
| 学位 | 修士(法学) |
| 主な研究領域 | 法学・政治学 |
| 成果物 | 修士論文またはリサーチ・ペーパー。進路により修士論文が必要 |
| 開講校舎 | 神田キャンパス |
法学研究科と法科大学院は目的が異なる
検索時に最も注意したいのが、法学研究科と法務研究科の混同です。法務研究科は法曹養成を目的とする専門職大学院、一般にいう法科大学院です。これに対して法学研究科は、法学・政治学の理論研究や実務上の問題を研究対象にし、修士論文等を作成する研究大学院です。「法律を学ぶ大学院」という共通点だけで出願先を選ばないようにしてください。
| 比較点 | 法学研究科 | 法務研究科(法科大学院) |
|---|---|---|
| 中心目的 | 法学・政治学の研究、高度専門職業人の養成 | 法曹養成 |
| 中心成果 | 修士論文またはリサーチ・ペーパー | 専門職学位課程の修了 |
| 入試準備 | 研究計画、専修科目、口述 | 法学未修・既修など区分別の選考 |
| 向いている目的 | 研究職、企業法務、法律行政実務、専門分野の深化 | 司法試験受験資格につながる法曹教育 |
たとえば「労働法上の制度を企業実務との関係で研究したい」「租税法の論点を修士論文として掘り下げたい」「行政過程を政治学の視点から分析したい」といった目的なら、法学研究科との適合を検討できます。反対に、弁護士・裁判官・検察官を目指すための法曹教育そのものを希望するなら、法科大学院の制度を別に調べる必要があります。名称だけで判断せず、修了時に何を身につけ、どの学位を得るのかを確認しましょう。
入試は研究可能性を複数の資料で確認する
法学研究科の選考は、知識量だけで決まる試験ではありません。大学の公式な選考ポイントでは、筆記試験で専修分野に必要な法学・政治学の基礎知識と理解力を問い、口述試験では志願書や研究計画書をもとに専門分野を中心として、専門知識や高度専門職業人として活躍する意欲などを確認するとされています。合否は書類、筆記、口述を総合して判断されます。
ここから導ける対策上の要点は、評価材料を別々に作らないことです。研究計画書で知的財産法を扱うのに、筆記では便宜だけで全く関係のない科目を選び、口述でも将来像がつながらなければ、研究目的が伝わりにくくなります。テーマ・専修科目・指導教員・進路を一本の論理で結ぶことが、準備全体の軸になります。
研究大学院を選ぶ段階では、入試に通ることだけでなく、入学後に継続して資料を読み、論文として問いへ答えられるかも考えます。研究科の教育目的、学位授与方針、開講科目、教員の研究業績を読み、自分が得たい能力と照合してください。資格取得だけを目的に置く場合も、どの法領域を研究し、なぜ修士論文が必要なのかまで説明できる計画が望まれます。大学院選びは名称ではなく、研究内容と修了要件から判断することが大切です。
2027年度の募集人員・入試方式・日程
一般・社会人・外国人留学生の三方式がある
2027年度の法学専攻修士課程は、一般入学試験、社会人入学試験、外国人留学生入学試験を実施します。いずれも第I期と第II期があります。入学定員は25名で、一般入試の表にある募集人数25名には、社会人入試と外国人留学生入試の若干名が含まれます。方式ごとに25名ずつ募集する意味ではないため、数字の読み方に注意してください。三方式を合わせた法学専攻の入学定員が25名です。
| 入試方式 | 募集人数の表示 | 主な選考 | 対象の要点 |
|---|---|---|---|
| 一般入試 | 25名 | 書類審査、専修科目、口述 | 大学卒業者・卒業見込み等 |
| 社会人入試 | 若干名 | 書類審査、口述 | 一般資格に加え社会経験2年以上 |
| 外国人留学生入試 | 若干名 | 外国語等、専修科目、口述 | 学歴・日本語能力等の条件あり |
社会人として働いていても、社会人入試の条件を満たせば常に社会人方式が最適とは限りません。一般入試には筆記試験がありますが、答案で専門知識を直接示せます。社会人入試は筆記がない分、5,000字程度の研究計画書と口述で研究能力を説得的に示す必要があります。自分の学修歴、実務経験、文章作成力、筆記への準備期間を比較し、評価されやすい方式を選びましょう。
第I期と第II期の日程を逆算する
第I期は2026年8月31日から9月7日までが出願期間で、筆記試験と口述試験は9月26日、合格発表は10月2日です。第II期は2027年1月18日から1月25日に出願し、2月20日に試験、2月26日に合格発表となります。出願は締切日の消印有効ですが、証明書の発行や研究計画書の印刷、検定料収納証明の準備まで含めると、締切日に完成させる予定では危険です。自分の内部締切を大学の締切より一週間早く置くと不備を点検できます。
| 時期 | 出願期間 | 筆記・口述試験 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 第I期 | 2026年8月31日〜9月7日 | 2026年9月26日 | 2026年10月2日 |
| 第II期 | 2027年1月18日〜1月25日 | 2027年2月20日 | 2027年2月26日 |
第I期を選ぶ利点は、合格後に入学準備や文献読解の時間を確保しやすい点です。大学4年生なら卒業論文と院試の繁忙期をずらせる可能性もあります。ただし、この記事の公開時点によっては第I期出願が迫っている、または終了している場合があります。準備不足のまま急ぐより、第II期に向けて研究テーマと答案を固める判断も現実的です。
検定料と会場も早めに確認する
2027年度の入学検定料は35,000円で、支払い時には別途事務手数料がかかります。法学研究科の出願書類提出先と試験会場は神田キャンパスです。コンビニエンスストアまたはクレジットカードで納入し、収納を証明する書類を出願書類に用います。支払いだけで出願完了にはならず、書類の郵送まで必要です。
受験票の到着、集合時刻、当日の持ち物は募集要項と大学からの通知で確認します。遠方から受験する場合は、神田キャンパスまでの移動と宿泊も予算化してください。日程や会場は変更される可能性があるため、申込前と受験直前の二回、公式情報を見る習慣をつけましょう。
二つの時期へ出願できる可能性があっても、募集枠や選考を自分に都合よく推測してはいけません。第I期で不合格だった場合に第II期を検討するなら、同じ研究計画書を日付だけ変えて出すのではなく、指摘され得る弱点を分析します。筆記の論点不足、研究方法の曖昧さ、指導教員との不一致など、原因ごとに修正が必要です。受験時期の選択と、合格に必要な完成度の判断を分けるようにしましょう。
出願資格と提出書類|一般・社会人・留学生の違い
一般入試は大学卒業・卒業見込みが基本
一般入試では、大学を卒業した人または2027年3月に卒業見込みの人が代表的な出願対象です。大学改革支援・学位授与機構から学士の学位を授与された人、所定の外国大学課程を修了した人、文部科学大臣指定の専修学校専門課程を修了した人なども要件に含まれます。出願資格は法学部卒業者に限定されていません。しかし、選考では法学または政治学の基礎知識と理解力が問われるため、出願できることと入試に対応できることは分けて考える必要があります。
所定の学歴要件に直接当てはまらなくても、個別の入学資格審査により大学卒業者と同等以上の学力があると認められ、2027年4月1日時点で22歳に達する人は出願できる可能性があります。個別審査には通常の出願より早い提出期間が設定されています。自分の経歴で出願可能か曖昧な場合は、自己判断で通常出願を待たず、法学研究科を担当する神田キャンパス大学院事務課へ早めに確認してください。
社会人入試は2年以上の社会経験が必要
法学研究科の社会人入試は、一般入試の出願資格に該当し、出願時までに2年以上の社会経験がある人を対象にしています。年齢だけを基準にする制度ではありません。所定の研究計画書でも、学修目標を社会経験と関連づけることが求められ、別欄に社会経験の内容を具体的に記述します。勤務年数の提示だけでなく、経験が研究課題にどう接続するかが重要です。
たとえば企業のコンプライアンス業務を経験した人なら、現場で遭遇した制度上の問題、既存法令や判例だけでは整理しきれなかった問い、大学院で検討したい研究方法へと展開できます。ただし、勤務先の内部情報や個人情報を研究計画書に不用意に書いてはいけません。事実関係を匿名化・一般化し、学術的に検討可能な問いへ変換しましょう。
提出書類は共通書類と方式別書類を分けて管理する
一般・社会人の主な提出物は、入学志願書、卒業または卒業見込証明書、成績証明書、写真カード、受験票・入学検定料収納証明書貼付台紙、研究計画書です。証明書には発行まで日数がかかることがあり、大学休業期間と重なると入手が遅れます。氏名変更や外国語の証明書など、個別事情がある場合は追加書類も確認してください。
- 自分の入試方式と出願資格を募集要項で確定する
- 大学発行の証明書を早めに申請する
- 公式ページから当該方式の所定様式をダウンロードする
- 研究計画書を作成し、志願書との表記を統一する
- 検定料を納入し、収納証明を準備する
- 提出確認表で一式を照合し、書留速達で郵送する
出願には市販の角2封筒を使い、大学指定の出願用封筒貼付用紙を貼って書留速達で送ります。出願後は研究科、専攻、試験科目を変更できません。研究計画書の専修分野と志願書の試験科目を提出前に照合することが、法学研究科特有の重要な点検です。
外国人留学生は日本語能力と試験科目の条件も確認する
外国人留学生入試は、学歴要件に加えて日本語能力に関する条件や確認書類があります。筆記では外国語科目一科目と日本語による専修科目一科目を合わせて受験し、募集要項上は合計180分です。外国語に代えて日本語小論文を選ぶ条件など、一般入試とは構造が異なります。この記事だけで資格を判断せず、最新要項の外国人留学生入試欄と日本語能力確認方法を確認してください。
公式の出題意図では、外国語は専門書を英語・独語・仏語で読み理解する基礎力、日本語小論文は社会問題等を題材に意見を秩序立てて論じる論理性と文章構築力、専門科目は研究に必要な基礎知識と理解力を見るとされています。語学対策と専門対策を別々にせず、専門文献の読解で接続すると効率的です。
書類一式には、氏名、研究科、専攻、専修科目、受験科目など同じ情報を複数回記入します。表記の揺れは内容以前の確認負担を増やすため、提出前に一覧を作り、一文字ずつ照合します。コピー不可の証明書、写真、収納証明、カラー印刷が必要な用紙といった形式条件も、内容チェックと別の担当表にすると見落としを減らせます。内容審査用と事務手続用の二つのチェックリストを用意してください。
研究計画書の書き方|5,000字・5設問を攻略
専修大学の所定様式を先に読み解く
専修大学大学院法学研究科の一般・社会人用研究計画書は、全体で5,000字程度です。自由書式の一枚文書ではなく、五つの設問それぞれに目安字数があります。進学動機や目的が1,500字程度、学修目標とその理由が1,000字程度、修士論文またはリサーチ・ペーパー作成までの具体的な進め方が1,000字程度、読書体験や作成したレポート・発表論文の内容が1,000字程度、その他の特記事項が500字程度です。五つの回答を合わせて一つの研究者像を示す書類だと捉えましょう。
| 設問 | 目安 | 評価につながる内容 |
|---|---|---|
| 進学動機・目的 | 1,500字程度 | 問題意識、進路、大学院の活用方法 |
| 学修目標と理由 | 1,000字程度 | 学修歴または社会経験と目標の接続 |
| 論文等までの進め方 | 1,000字程度 | テーマ、資料、方法、講義、工程 |
| 読書・レポート等 | 1,000字程度 | これまでの学術的準備と考察力 |
| 特記事項 | 500字程度 | 補足すべき経験・能力 |
様式上は文書作成ソフトウェアを使い、MS明朝10.5ポイントで作成し、文末に文字数を入力して印刷・郵送します。一般入試と社会人入試では二つ目の設問指示が異なります。一般では学部や大学院で学んだ内容に触れ、社会人では2年以上の社会経験との関連に触れる指定です。社会人には社会経験を具体的に書く別欄もあります。内容だけでなく様式・字数・方式別指示も審査書類の一部として扱ってください。
設問ごとに役割を分けて重複を避ける
最初に五つの設問へ同じ志望動機を書き始めると、5,000字あっても情報が増えません。設問一では「なぜ大学院か」「なぜ今か」「修了後にどう活用するか」を示します。設問二では、これまでの学修または実務から、どの能力を伸ばすのかを具体化します。設問三は研究の設計図です。問い、対象、主要資料、分析方法、履修したい講義、二年間の工程を示します。
設問四では、読んだ本の題名を並べるだけでは不十分です。どの論点に関心を持ち、著者の主張をどう理解し、レポートや卒業論文でどんな検討をしたかを書きます。設問五は、資格、語学、調査経験など、前の設問に入り切らない事実を補う欄です。特筆事項が乏しいのに話を膨らませるより、研究遂行に直接関係する内容を選びます。各設問に固有の役割を与えると重複が減り、情報密度が上がります。
法学・政治学の研究計画は問いと資料を具体化する
研究テーマは「憲法について研究する」のような分野名ではなく、何を、どの視角から、どの資料で検討するのかまで絞ります。たとえば行政法なら、対象となる制度、問題が生じる場面、比較する判例や学説、明らかにしたい点を設定します。政治学なら、対象時期・地域・主体を限定し、議会資料、政策文書、統計、聞き取りなど利用可能な資料を検討します。
- 関心のある社会問題を一文で書く
- 法学・政治学上の概念に置き換える
- 先行研究で既に分かっている点を整理する
- 未解明または再検討が必要な問いを定める
- 答えるために使う法令・判例・文献・資料を挙げる
- 専修大学の教員と授業で実行可能かを確かめる
研究の結論を出願時点で決める必要はありません。しかし、資料に当たらず「今後調べたい」とだけ書けば、実行可能性を判断できません。仮説は暫定でも、問い・先行研究・方法は具体的に示すことが大切です。研究計画書の基本構造をさらに確認したい場合は、大学院入試の研究計画書の書き方完全ガイドも参照してください。
生成AIの文章をそのまま提出しない
専修大学は、生成AIによって生成された研究計画書、研究テーマ、成果物等が受験生自身の作成物として認められない場合があると明示しています。誤った引用、存在しない先行研究、本人が説明できない概念が混ざれば、書類だけでなく口述試験でも一貫性が崩れます。文章の整形に何らかのツールを使う場合でも、大学の最新方針を確認し、出典確認、原典読解、論点設定、執筆の責任は自分で負ってください。
完成後は、引用した文献が実在するか、著者の主張を正しく要約しているか、研究方法で問いに答えられるかを一つずつ点検します。第三者に添削を依頼するときも、代筆ではなく、論理の飛躍や説明不足を指摘してもらう使い方が適切です。口述で根拠を説明できる文章だけを研究計画書に残すという基準を持ちましょう。
推敲では、誤字修正の前に構造を見直します。各設問の冒頭一文だけを並べ、進学動機から学修目標、研究の進め方、過去の準備、特記事項へ自然に進むかを確認します。次に各段落の主張と根拠を対応させ、最後に文体と表記を整えます。先に細部を直すと、段落ごと削る判断が難しくなります。構成・根拠・表現の順で三段階に推敲すると、5,000字全体の一貫性を保てます。
書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?
研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
- 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
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一般入試の専門科目対策|過去問の使い方
自己の専修科目一科目を90分で論述する
一般入試では、書類審査に加えて自己の専修科目一科目を選び、90分の筆記試験を受けます。選択肢には法社会学、日本法制史、西洋法制史、中国法制史、ローマ法、英米法、憲法、行政法、税法、民法、商法・会社法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、刑事学、労働法、経済法、知的財産法、社会保障法、国際法、国際私法、EU法、政治学、行政学、政治思想史、国際政治史、国際政治学などがあります。科目数の多さより、研究テーマと指導可能性に合う一科目を選ぶことが重要です。
公式の出題意図は、自己の選択する専修科目について、法学または政治学を学ぶための基礎知識と理解力を確認することです。難しい専門用語を大量に並べるより、問いを読み、必要な制度・概念・学説を選び、理由とともに論理的に説明する練習が求められます。答案では、論点の提示、規範や議論の整理、事実・事例への当てはめ、評価という骨組みを意識しましょう。
過去3年分を目的別に三周する
専修大学は過去3年分の大学院入試問題を、Webと大学院事務課窓口で公開しています。法学研究科法学専攻の修士課程は、一般入試と外国人留学生入試の過去問をWebで確認でき、社会人入試は口述のみです。著作権上Webに出ていない問題も窓口で閲覧できる場合があります。一方、解答や解答例は公表されません。過去問は正解暗記ではなく、出題範囲と答案要求の分析に使う資料です。
- 一周目は時間を測らず、用語・論点・設問動詞を分類する
- 二周目は資料を参照し、根拠のある答案構成を作る
- 三周目は90分を測り、完成答案を書く
- 終了後に論点漏れ、根拠不足、時間配分を記録する
- 不足分野を基本書・判例集・論文で補い、再答案を作る
「説明せよ」「論ぜよ」「比較せよ」「具体例を挙げよ」では、要求される答案の動きが異なります。説明問題では定義と制度趣旨、論述問題では対立や評価、比較問題では共通の比較軸が必要です。年度ごとにテーマが変わっても、設問が求める思考操作を分析すれば応用できます。詳しい演習手順は、大学院入試の過去問分析の進め方でも確認できます。
基本書・判例・先行研究を答案用に整理する
試験科目の勉強は、一冊の基本書を軸に全体像をつかみ、主要な判例や論点を補う順番が安定します。複数の本へ手を広げる前に、各章について「制度趣旨」「要件」「主要な対立」「代表例」「自分の評価」を短く説明できるようにします。政治学系科目なら、理論、主要概念、研究史、事例、批判を同じ形式で整理します。
法改正や新しい判例を扱う場合は、施行時点と変更内容を確認してください。ただし、時事的な話題だけを追うと、基本概念の説明が薄くなります。基礎理論を土台に、最新論点を位置づけて書く順序が大切です。自分の研究テーマに近い論点は口述でも問われる可能性を考え、答案以上に深く説明できるようにします。
答案添削では知識と構成を分けて直す
自己採点だけでは、知っている内容を読み手も理解できると錯覚しがちです。答案を見直す際は、知識の正確性、設問への対応、論理構成、文章表現、時間配分を分けて評価します。結論が妥当でも、根拠となる条文・判例・学説の位置づけが曖昧なら、知識面の修正が必要です。知識が正しくても問いに答えていなければ、構成面を直します。
- 冒頭で問いに対する立場または検討順序を示せているか
- 概念を定義せずに使っていないか
- 反対説や別の見方を無視していないか
- 具体例が主張の根拠として機能しているか
- 結論が冒頭の問題設定に答えているか
添削後はコメントを読むだけでなく、同じ問いを再度書くことで修正点を定着させます。過去問が三年分に限られるため、一度書いて消費するのではなく、答案構成、時間制限、本番答案の三段階で繰り返し使いましょう。
過去問にない論点へ対応するには、基本書の章末や主要判例から自作問題を作ります。定義説明、制度比較、判例評価、事例への適用という四種類に問いを変えれば、一つの論点でも複数の答案練習ができます。研究テーマ周辺だけに偏らず、専修科目の基礎範囲を一通り扱うことも必要です。過去問で形式を学び、自作問題で範囲を広げると、本番の初見テーマへ対応しやすくなります。
面接・口述試験対策|研究計画を一貫して説明する
専修大学では「口述試験」として実施される
一般に大学院入試の面接と呼ばれる選考は、専修大学大学院法学研究科の募集要項では口述試験と表記されています。一般入試では筆記試験後に実施され、社会人入試では受験者全員が口述試験を受け、筆記試験はありません。大学の公式説明によると、入学志願書と研究計画書等をもとに、専門に研究しようとする分野を中心に行われます。人柄だけを見る面談ではなく、研究内容を言葉で検証する試験です。
口述では、研究テーマの説明、テーマを選んだ理由、先行研究の理解、研究方法、資料の入手可能性、専修大学を選ぶ理由、修了後の進路などを準備します。社会人は、職務経験と研究課題の関係、仕事と学修の両立、経験をどこまで一般化して研究するかも説明できるようにしましょう。
研究計画書の各文に「なぜ」を重ねる
対策の第一歩は、提出した研究計画書を一文ずつ読み、「なぜそう言えるのか」「他の方法ではだめか」「どの文献が根拠か」と自問することです。研究計画書は5,000字程度あるため、暗記した文章を冒頭から再生する方法では質問に対応できません。問題意識、先行研究、問い、方法、予想される意義を短い単位で説明できるようにします。
| 想定質問 | 回答に入れる要素 |
|---|---|
| 研究テーマを説明してください | 対象、問い、方法、意義を簡潔に |
| なぜ専修大学ですか | 教員・授業・研究環境との具体的適合 |
| 先行研究との差は何ですか | 既知の点、残る課題、自分の視角 |
| どの資料を使いますか | 法令、判例、文献、一次資料と入手方法 |
| 修了後はどうしますか | 研究成果を生かす進路と学位の必要性 |
長く話すほど評価が上がるわけではありません。まず結論を一文で述べ、理由、具体例の順で補います。質問の意味が曖昧なら、確認してから答えて構いません。分からない論点を知っているように装うより、現時点の理解と入学後に確認する方法を区別して答える方が、研究者としての誠実さを示せます。一回答は結論・根拠・研究計画への接続を基本形にすると安定します。
専門知識への追質問を想定する
口述試験は研究計画の確認だけでなく、専修分野の知識や理解を問う場でもあります。研究計画書で判例や学説に触れたなら、その事案、判旨、射程、学説上の評価を説明できるようにします。法改正を研究動機にしたなら、改正前後の違いと政策目的を整理します。政治学の理論を使うなら、概念の提唱者、定義、適用限界まで確認しましょう。
一般入試では筆記答案と口述の説明が矛盾しないことも重要です。筆記で選んだ立場について尋ねられたとき、根拠を答えられるように、試験後すぐ答案の構成をメモしておく方法があります。研究計画書に書いた固有名詞と専門用語は全て説明対象と考えて準備してください。
模擬面接は録音と再質問で改善する
一人で想定問答を書く準備だけでは、突然の再質問や短時間での要約に対応しにくいものです。模擬面接では、研究概要を30秒、1分、3分の三種類で説明し、回答の根拠へ再質問してもらいます。録音を聞くと、結論までの長さ、専門用語の説明不足、同じ表現の繰り返しに気づけます。
- 提出版の研究計画書から質問候補を20問作る
- 結論先行で回答し、録音する
- 回答中の曖昧な語に再質問を加える
- 根拠文献を確認して回答を修正する
- 本番同様の服装・姿勢・時間で通し練習する
暗記した模範回答に寄せすぎると、質問が少し変わっただけで止まります。キーワードと論理関係を覚え、自分の言葉で言い換える練習をしてください。大学院面接全般の頻出質問は、大学院入試の面接対策完全ガイドでも整理しています。模擬面接は流暢さより、説明の一貫性を検証する場として使いましょう。
当日は、質問を最後まで聞き、聞かれた範囲に答えます。背景説明から始めて結論が見えなくなる人は、回答の冒頭に「結論は二点です」と枠を置くと整理しやすくなります。反対意見を示されたときは防御的にならず、指摘の前提を確認し、自分の計画へどのように反映できるかを考えます。口述は完成済みの知識を披露する場であると同時に、対話して考える力を示す場です。
志望指導教授の選び方と研究テーマの絞り方
学生募集教員一覧から受入可能性を確認する
研究テーマを先に完全確定し、その後で似た名前の教員を探す方法は避けた方が安全です。専修大学は年度ごとに学生募集教員一覧と教員紹介を公開し、希望指導教授を決める際に確認するよう案内しています。担当科目が存在しても、その年度に希望するテーマで募集しているとは限りません。最新の募集教員一覧を基準にテーマと指導希望を往復して調整することが必要です。
候補教員を探すときは、専修科目名だけでなく、教員紹介、研究者情報、近年の論文、担当授業のシラバスを見ます。民法という同じ分野でも、財産法、家族法、比較法、実証研究など関心は異なります。政治学でも、理論、思想史、行政、国際関係では資料と方法が変わります。教員の研究を一つ読んだだけで「一致している」と結論づけず、複数の業績から継続的な研究関心を確かめましょう。
研究テーマは広さ・新規性・実行可能性で点検する
良いテーマは、社会的に重要であるだけでなく、修士課程の期間と利用可能な資料で答えられる問いになっています。「日本の労働問題を解決する」「国際政治を研究する」といった大きな目標は、そのままでは研究計画になりません。対象制度、時期、地域、当事者、争点を限定し、何を比較・解釈・検証するのかを決めます。
| 点検軸 | 確認する質問 | 修正の方向 |
|---|---|---|
| 広さ | 二年間で資料を読み切れるか | 制度・時期・対象を限定 |
| 新規性 | 先行研究に対し何を加えるか | 新資料・新視角・再検討点を提示 |
| 実行可能性 | 資料やデータを入手できるか | 公開資料で代替、方法を調整 |
| 指導適合 | 募集教員の専門と接続するか | 問いまたは理論枠組みを調整 |
| 進路適合 | 修了後の目的に役立つか | 成果物とキャリアの関係を明示 |
新規性は「誰も扱ったことがない」という意味だけではありません。既存の議論を新しい判例や制度変更に照らして再検討する、異なる法領域を接続する、実務経験から見えた問題を理論的に分析することも新しい貢献になり得ます。ただし、新しいと主張するには先行研究調査が必要です。新規性は先行研究との差を具体的に説明して初めて伝わります。
事前相談では答えをもらうより適合を確かめる
教員への事前連絡や相談が必要かどうかは、最新の募集要項と大学の案内に従ってください。任意で連絡する場合も、研究計画を一から作ってもらう依頼ではなく、指導分野との適合を確認する目的で簡潔に伝えます。自分の所属・経歴、仮の研究テーマ、問題意識、主な先行研究、検討したい方法、質問事項を整理すると、教員も判断しやすくなります。
連絡前には、公式ページに既に答えがないかを確認します。「どんなテーマなら受かりますか」「研究計画書を添削してください」といった選考の公平性に関わる依頼は避けます。返信がない場合の扱いや連絡方法も大学の指示を優先してください。事前相談は入試の合格予約ではなく、研究指導の適合確認です。
指導教員と専修科目と研究計画を一致させる
提出直前には、志願書の専修科目、筆記試験で選ぶ科目、研究計画書のテーマ、希望指導教員の専門を表にして確認します。完全に同じ名称である必要はありませんが、なぜその組み合わせなのかを説明できなければなりません。たとえばデジタルプラットフォーム規制を扱う場合でも、競争法、消費者法、情報法、行政規制など複数の入口があります。中心となる問いに応じて専修科目を選びます。
複数分野を組み合わせる研究では、主軸と補助軸を明確にします。全分野を同じ深さで扱う計画は、範囲が広がりすぎます。主たる専門分野を一つ定め、隣接領域を方法や比較対象として置くと、入試科目と指導体制を説明しやすくなります。
テーマが教員の研究と近すぎる場合も注意が必要です。教員の論文を要約するだけでは、自分の問いになりません。その研究を出発点に、別の制度、時期、資料、理論を用いて何を検討するのかを示します。一方で、教員の専門から大きく離れる独創性を狙うと、指導可能性が下がります。先行研究を継承しながら自分が加える一歩を定義することが、テーマの独自性と指導適合を両立させます。
合格までの学習スケジュール|第I期・第II期別
準備は出願半年前から三本立てで進める
専修大学大学院法学研究科の対策は、研究計画書が完成してから筆記と口述を始める直列型では間に合いにくいものです。テーマ・教員調査、一般入試の専門科目、口述で説明する練習を並行します。初期には研究計画の比重を高くし、出願が近づいたら書類の推敲と時間制限付き答案を増やし、提出後は口述へ重点を移します。書類・筆記・口述を同じテーマで同時に育てるのが効率的です。
| 時期 | 研究計画・出願 | 専門科目 | 口述 |
|---|---|---|---|
| 出願6〜5か月前 | 分野選定、教員・先行研究調査 | 基礎範囲の診断、基本書決定 | 志望理由を言語化 |
| 4〜3か月前 | 問い・方法・資料を確定、初稿 | 論点整理、過去問一周目 | 研究概要の短い説明 |
| 2〜1か月前 | 五設問を推敲、証明書準備 | 過去問二・三周目、添削 | 想定問答、再質問練習 |
| 出願後 | 提出内容の控えを固定 | 弱点補強、本番形式 | 模擬面接、専門追質問 |
| 直前 | 大学からの通知確認 | 要点復習 | 研究計画と最新論点の確認 |
第I期受験は春からテーマを固める
第I期の出願は2026年8月31日から9月7日、試験は9月26日です。余裕を持つなら、春に研究分野と教員候補を調べ、初夏までに主要文献を読みます。7月には研究計画書の骨子と第一稿を作り、8月前半には内容を固めます。同時に卒業・成績証明書を手配し、8月後半は形式点検と印刷に充てます。
一般入試では、遅くとも研究テーマを絞る段階で専修科目を決め、基本書の復習を始めます。8月まで過去問を温存すると、本番形式の改善期間が足りません。6〜7月に傾向分析、7〜8月に答案作成、出願後から試験日までに再答案という流れを作りましょう。第I期は夏休みに書き始めるのではなく、夏前に初稿を持つことが目安です。
第II期受験は追加時間を質に変える
第II期の出願は2027年1月18日から1月25日、試験は2月20日です。第I期を見送った人は、追加で得た時間をテーマの拡大に使うのではなく、先行研究の精度、答案の完成度、口述の応答力へ振り向けます。秋に教員と研究分野を確定し、11月までに研究計画書の初稿、12月に推敲、年末前に証明書の準備を進めると安定します。
大学4年生は卒業論文、社会人は年末業務と重なる可能性があります。週単位の計画では急な予定変更に弱いため、平日に文献読解、週末に答案・研究計画書というように作業を固定し、二週間ごとの成果物を決めます。第II期までの時間は先延ばしの余白ではなく、検証回数を増やす期間です。
社会人は筆記がなくても準備量を減らさない
社会人入試では筆記試験がないため、専門科目の過去問演習を一般入試と同じ形で行う必要はありません。しかし、口述では専門分野を中心に質問され、研究計画書の質も審査されます。通勤時間に文献を読む、週末に設問一つを改稿する、月二回は模擬口述を行うなど、短い時間を成果物へ変える計画が必要です。
勤務先との両立については、受験準備だけでなく入学後の授業・研究時間も説明できるようにします。研究計画書の進路・生活設計に関する設問と口述回答を合わせ、仕事上の繁忙期、休暇、通学時間、論文執筆時間を現実的に見積もりましょう。社会人入試の強みは経験年数ではなく、経験を研究課題へ変換できることにあります。
学習記録には勉強時間だけでなく、完成した成果物を残します。読了した文献の要約、先行研究表、研究計画書の改稿版、90分答案、口述の録音を週ごとに保存すれば、進捗を客観視できます。時間をかけても成果物が増えない週は、課題が大きすぎる可能性があります。時間管理を成果物管理へ置き換えることで、出願日に必要な書類と本番で必要な能力を着実にそろえられます。
直前期には新しい参考書を増やすより、これまで作った成果物の不一致をなくします。研究計画書のテーマ名、志願書の専修科目、口述で使う要約、筆記で学んだ主要概念を一枚にまとめ、説明が食い違う箇所を修正します。当日の移動、受験票、筆記用具、大学から届いた指示も前日までに確認し、学習以外の不安を減らしてください。最後は知識を広げるより、提出内容と回答の再現性を高める段階です。
よくある質問(FAQ)
専修大学大学院法学研究科の倍率は公表されていますか?
倍率を確認するときは、専修大学が公表する最新の大学院入学試験結果で志願者数・受験者数・合格者数を確認してください。本記事では、2027年度募集要項で確認できた入学定員25名と、社会人・外国人留学生の若干名がこの人数に含まれる点のみを確定情報として扱っています。年度や方式によって人数は変わるため、過去の倍率だけで難易度や合格可能性を決めつけないことが大切です。
倍率を見る場合は、志願者数を合格者数で割った数字だけでなく、受験者数との差や方式別の人数も見ます。募集人数が小さい大学院では、一人の増減で倍率が大きく動きます。数字は準備量を決める材料ではなく、過年度の状況を知る補助資料として使い、研究計画と専門能力の改善を優先してください。
法学部出身でなくても一般入試に出願できますか?
一般入試の出願資格は法学部卒業者に限定されていません。大学卒業者または2027年3月卒業見込みなどの要件を満たせば、他学部出身者も資格上は対象になり得ます。ただし、一般入試では専修科目の筆記と口述があり、法学・政治学の基礎知識と理解力を問われます。他学部出身者は出願資格の確認と専門基礎の補強を同時に進める必要があります。
他学部での学びは弱点とは限りません。経済学、社会学、情報科学、国際関係などの知識を法学・政治学上の問いへ接続できれば、複眼的な研究計画になります。ただし、隣接分野の経験を強調するだけで、選択した専修科目の基礎を省略することはできません。自分の強みと不足科目を分けて学習計画へ反映しましょう。
社会人入試では筆記試験がありますか?
2027年度の法学研究科社会人入試には筆記試験がありません。研究計画書等による書類審査と、受験者全員への口述試験で選考されます。出願には一般入試の資格に加え、出願時までに2年以上の社会経験が必要です。筆記がないから容易という意味ではなく、研究計画書と口述で専門性・研究意欲を具体的に示す方式です。
社会経験には、単に所属先と年数を書くのではなく、担当業務、身につけた知識、直面した課題、それを研究する必要性を順に示します。実務上の解決策をそのまま研究結論にするのではなく、法令、判例、制度、理論から検討可能な問いへ置き換えることが、大学院で学ぶ理由の説明になります。
研究計画書は何文字で、どのような構成ですか?
一般・社会人用の所定様式は全体5,000字程度で、五設問に分かれます。内訳は、進学動機・目的1,500字程度、学修目標と理由1,000字程度、論文等までの進め方1,000字程度、読書・レポート等1,000字程度、特記事項500字程度です。社会人は社会経験との関連と別欄の説明も求められます。年度により様式が変わる可能性があるため、出願年度のWord様式をダウンロードしてから執筆するようにしてください。
目安字数は、各設問の役割に応じた情報量を配分する手掛かりです。最初から文章で埋めず、各設問へ主張、根拠、具体例を箇条書きし、重複を移動・削除してから文章化します。全体を通読したときに、同じ経歴や動機が繰り返されず、研究の実行可能性が徐々に具体化する構成を目指します。
面接・口述試験では何を聞かれますか?
大学は、入学志願書・研究計画書等をもとに、専門に研究しようとする分野を中心に行うと示しています。そのため、研究テーマ、進学理由、先行研究、研究方法、資料、指導希望、進路、専門知識を準備します。固定された質問集の暗記ではなく、提出書類の各主張へ「なぜ」「根拠は何か」と再質問する練習が有効です。提出書類に書いた内容を自分の言葉で根拠から説明できる状態を目指しましょう。
回答に詰まった場合は、質問を言い換えて確認し、分かる範囲と未検討の範囲を区別します。「分かりません」だけで終えるのではなく、どの資料や概念を確認すべきかまで答えれば、研究の進め方を示せます。模擬口述では、予定した質問だけでなく、答えの中に出た用語への追質問も受けてください。
過去問はどこで何年分見られますか?
専修大学は過去3年分の大学院入試問題をWebと大学院事務課窓口で公開しています。法学専攻修士課程の一般・外国人留学生入試はWeb閲覧の対象で、社会人入試は口述のみです。著作権上の理由などでWeb非公開の問題も窓口で閲覧できる場合があります。解答例は公表されていないため、教科書・判例・先行研究を根拠に自分で答案基準を作る必要があります。
最初の閲覧では、選んだ専修科目の問題が各年度にあるか、設問数、論述量、出題された論点を一覧にします。Webで見られない年度・問題が必要なら、神田キャンパスの大学院事務課での閲覧方法と窓口時間を公式ページで確認します。公開問題は私的利用の範囲で扱い、無断共有は避けてください。
第I期と第II期のどちらを受けるべきですか?
研究テーマ、指導希望教員、研究計画書、専門科目の準備が整う時期で選びます。第I期は早く結果が出て入学準備期間を確保しやすい一方、2026年夏までに書類を仕上げる必要があります。第II期は準備期間を長く取れますが、卒業論文や年度末業務と重なる場合があります。早い時期を選ぶことより、三つの選考材料が一貫していることを優先してください。
法学研究科と法科大学院は何が違いますか?
法学研究科法学専攻は、法学・政治学の研究と高度専門職業人の養成を目的とする修士課程で、修士(法学)の学位につながります。法務研究科、いわゆる法科大学院は法曹養成を目的とする専門職大学院です。名称は似ていますが、入試、教育目的、課程が異なります。研究を深めたいのか、法曹養成課程へ進みたいのかから選び分けましょう。
まとめ|専修大学大学院法学研究科は一貫した研究計画で対策する
専修大学大学院 法学研究科の2027年度入試では、一般・社会人・外国人留学生という方式の違いを理解し、自分の経歴と強みに合う区分を選ぶことが出発点です。一般入試は研究計画書等の書類、90分の専修科目、口述試験で総合評価されます。社会人入試は筆記がなく、書類審査と口述が中心です。いずれも、研究テーマ、専修科目、希望指導教員、修了後の進路を一貫して説明できる準備が欠かせません。
- 2027年度の法学専攻修士課程は入学定員25名である
- 第I期は2026年8月31日から9月7日、第II期は2027年1月18日から1月25日が出願期間である
- 一般入試は書類審査・専修科目一科目・口述試験で選考される
- 社会人入試は2年以上の社会経験が必要で、筆記試験はない
- 一般・社会人用研究計画書は全体5,000字程度の五設問である
- 過去問は過去3年分がWeb・窓口で公開されるが、解答例はない
- 法学研究科と法曹養成を目的とする法科大学院は別制度である
まずは最新の募集要項、学生募集教員一覧、研究計画書様式、過去問を一式で確認してください。そのうえで、関心分野の基本文献と教員の研究業績を読み、研究の問いを一文にします。研究計画書は五設問を別々の作文にせず、進学理由から論文作成、進路までをつなぎます。一般入試では専修科目の過去問を三周し、社会人入試では実務経験を学術的な問いへ変換しましょう。
入試情報は年度途中にも更新される可能性があります。数値・日程・募集教員は出願時に公式の最新版で再確認することが必要です。独学で研究テーマの絞り込み、5,000字の構成、専門答案、口述への接続に不安がある場合は、大学院入試に詳しい専門の指導を活用するのも一つの方法です。計画書の代筆ではなく、自分で考え説明できる状態を作るために、添削と模擬面接を利用してください。
合格に向けた準備は、情報収集だけでは完了しません。今週中に募集要項と所定様式を保存し、研究テーマ候補を三つ書き、各候補について先行研究を探すところから始めましょう。次に募集教員との適合を確認し、一般入試なら専修科目の過去問を一題、社会人入試なら職務経験から生じた問いを一つ文章化します。小さな成果物を積み重ね、出願書類と試験回答へ統合することが、長い準備期間を前進させる方法です。
準備の途中でテーマを修正すること自体は問題ではありません。先行研究や資料を読むほど問いが明確になるからです。ただし、変更したときは研究計画書だけでなく、専修科目、指導希望、口述用の説明も一緒に更新し、全体の一貫性を保ってください。
書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?
研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
- 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
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