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法政大学通信教育部から大学編入するルート完全ガイド

「法政大学通信 編入」と検索する方の多くは、他大学に在籍しながら、あるいは短大・専門学校を卒業した後に、法政大学通信教育部へ2年次・3年次から入学する方法を知りたいはずです。結論から言うと、法政大学通信教育部の編入学は、通学課程で行われる一般の編入学試験とは仕組みが異なります。法政大学通信教育部とは、大学卒業資格である学士を通信教育で取得できる制度で、卒業を目指す「本科生」というコースの中に、1年次からの全課程入学だけでなく、2年次・3年次・4年次への編入学、大学卒業者向けの学士入学までが制度として組み込まれています。
編入学の選考は学科試験ではなく書類審査が中心で、社会人として働きながら出願できる点が、通学課程の一般編入学試験と大きく異なります。ただし、出願資格や単位認定のルールは年次ごとに細かく分岐しており、法政大学通信教育部の公式サイトでも情報が複数のページに分かれて掲載されているため、全体像をつかみにくいという声が少なくありません。
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この記事では、法政大学通信教育部の公式情報をもとに、学部・学科の構成、年次別の出願資格、前籍校の単位がどこまで認定されるか、学費の内訳、スクーリングの実態、卒業までの在籍期間の目安を、編入を検討している方が一つの記事で把握できるように整理しました。あわせて、法政大学の「通学課程」への編入学試験(学科試験や面接が課される一般選抜)と混同しやすい制度のため、両者の違いも明確に区別して解説します。
数値や条件は年度によって変わる可能性があるため、本記事で紹介する内容は出願を検討する際の判断材料としつつ、実際の出願にあたっては法政大学通信教育部が毎年発行する入学要項で最新情報を必ず確認してください。
特に「今の大学に在籍したまま出願できるのか」「前籍校の単位はどこまで引き継げるのか」「卒業までにどのくらいの費用と年数がかかるのか」という3点は、編入を検討し始めた段階で最も不安になりやすいポイントです。本記事はこの3点を軸に、公式情報を年次別・区分別に整理し直しています。
公式サイトには制度ごとに詳しいページが用意されている一方、出願資格・単位認定・学費・スクーリング・在籍期間はそれぞれ別のページに分かれて掲載されており、初めて調べる方が全体の流れを一度に把握するのは簡単ではありません。本記事を読み終えたときに、自分がどの入学区分に該当し、卒業までにどのような学習計画を描けばよいかのイメージが持てる状態を目指して構成しています。
法政大学通信教育部の「編入」とは何か|一般の編入学試験との違い
「編入学」は本科生という一つのコースに含まれる制度
法政大学通信教育部には「本科生」「選科生(科目等履修生)」「教職生(科目等履修生)」という3つの就学コースがあります。このうち卒業(学士取得)を目指すのは本科生で、本科生には1年次入学だけでなく2年次・3年次・4年次編入学、学士入学までが含まれています。つまり「編入学」は別枠の特殊な入試制度ではなく、本科生というコースに用意された複数の入学区分の一つという位置づけです。
選科生は学びたい科目だけを自由に選択して履修するコースで、教職生は教員免許状の取得を目的としたコースです。卒業資格そのものを取得したい場合は、編入学であっても本科生としての出願になります。
すでに大学を卒業していて、学位取得ではなく特定分野の学び直しだけを目的とする場合は、選科生として必要な科目のみを履修するという選択肢もあります。「卒業を目指すのか、特定の科目だけを学びたいのか」によって出願すべきコースが変わるため、まず自分の目的をはっきりさせておくことが、コース選びの出発点になります。本記事では、卒業(学士取得)を目指す本科生としての編入学を中心に解説します。
就職活動や資格試験の受験資格として「大学卒業(学士)」が条件になっている場合、目的を達成するには本科生として卒業まで到達する必要があります。一方で、興味のある分野を少し学んでみたいという段階であれば、まず選科生として科目等履修生から始め、手応えを感じてから本科生への出願を検討するという進め方も可能です。目的があいまいなまま出願してしまうと、入学後に「思っていた学び方と違った」というミスマッチにつながりかねないため、最初のコース選びは慎重に行いましょう。
通学課程の一般編入学試験とは選考方法がまったく違う
法政大学には市ケ谷・多摩・小金井の各キャンパスで学ぶ「通学課程」もあり、そちらにも学科試験や面接を課す一般編入学試験が存在します。通学課程の編入学試験は募集人員が少なく倍率も高い狭き門である一方、通信教育部の編入学は書類審査を中心とした選考で、学科試験は課されません。この2つは名前が似ているために混同されやすいので注意が必要です。通学課程の編入学試験について詳しく知りたい方は、法政大学の編入試験を徹底解説した記事もあわせて参考にしてください。
どのような人がこのルートを選んでいるか
実際に法政大学通信教育部への編入学を選ぶのは、次のような背景を持つ方が中心です。
- 現在別の大学に在籍しているが、学びたい分野や大学のブランドを変えたいと考えている方
- 短期大学や専門学校を卒業し、そこで学んだ内容を活かして学士を取得したい方
- 社会人として働きながら、通学せずに大学卒業資格を得たい方
- 大学を中退した経験があり、学び直して卒業まで到達したい方
いずれのケースでも、通学課程のように毎日キャンパスへ通う必要がないため、仕事や家庭と両立しながら学士取得を目指せる点が最大の特徴です。在籍しながらの出願も、卒業後の学び直しも同じ制度の中で受け止めているのは、通信教育という学び方ならではの柔軟さといえるでしょう。
編入学と一般的な「大学編入」のイメージの違い
「大学編入」という言葉から、多くの人は在学中の大学から別の大学へ試験を受けて移る一般的な編入学試験をイメージします。法政大学通信教育部の編入学もこの延長線上にある制度ですが、通学課程での学びを前提としていない分、出願できる対象がより幅広く設計されています。前籍校を中退した方や、大学に一度も在籍したことがない短大・専門学校卒業者でも出願できる区分がある点は、一般的な編入学試験にはない特徴です。
両者の違いを一覧で比較する
通信教育部への編入学と、通学課程の一般編入学試験は、目的は似ていても選考方法や学び方が大きく異なります。主な違いを整理すると次のとおりです。
| 比較項目 | 通信教育部への編入学 | 通学課程の一般編入学試験 |
|---|---|---|
| 選考方法 | 書類審査が中心 | 学科試験・面接など |
| 学び方 | 自宅学習+スクーリング(対面授業) | キャンパスへの通学が基本 |
| 働きながらの両立 | 両立しやすい設計 | 就業と両立しにくい場合が多い |
| 出願対象の広さ | 在学中・卒業者・中退者など幅広い | 大学等での一定の単位取得が前提になることが多い |
どちらの制度が自分に合っているかは、卒業後にどのような形で学位を活かしたいか、そして日々の生活の中でどれだけ通学に時間を割けるかによって変わります。仕事を続けながら学位取得を目指したい人にとっては、通信教育部への編入学のほうが現実的な選択肢になりやすい一方、キャンパスでの学生生活そのものを重視するのであれば、通学課程への編入学試験に挑戦するという道も十分に検討する価値があります。次の章では、通信教育部に実際に設置されている学部・学科を確認していきます。
法政大学通信教育部の学部・学科構成|法学部・文学部・経済学部
設置されている3学部6学科
法政大学通信教育部に設置されているのは、法学部・文学部・経済学部の3学部6学科です。それぞれの学科は次のとおりです。
| 学部 | 学科 |
|---|---|
| 法学部 | 法律学科 |
| 文学部 | 日本文学科・史学科・地理学科 |
| 経済学部 | 経済学科・商業学科 |
文学部は卒業論文が必修科目として設定されているのに対し、法学部と経済学部では卒業論文は選択科目です。編入する学科によって卒業までのカリキュラム構成が変わるため、出願前にどの学科で学びたいかを固めておくことが重要になります。
スクーリングの拠点は市ケ谷キャンパス
法政大学通信教育部の対面授業の中心となるのは、東京都千代田区にある市ケ谷キャンパスです。学部・学科が異なっても、対面スクーリングの主な開催地は共通しています。首都圏在住であれば通学の負担は比較的小さく、遠方に住んでいる場合は前述の地方スクーリングやメディアスクーリングをどう組み合わせるかが、学部・学科選びとあわせて検討すべきポイントになります。
教職課程を利用した教員免許状の取得
法政大学通信教育部では、学科ごとに対応する教員免許状の取得を目指す教職課程も用意されています。教員免許の取得には教育実習や介護等体験といった追加の要件が発生するため、免許取得を視野に入れて編入する場合は、卒業に必要な単位に加えて教職課程独自の履修計画も並行して立てる必要があります。卒業要件と教職課程の要件は別立てで管理されているため、両方を同時に満たすスケジュールを早い段階から意識しておくと安心です。
人間環境学部やキャリアデザイン学部は通信教育部にはない
法政大学の通学課程には人間環境学部・キャリアデザイン学部・国際文化学部・グローバル教養学部など多彩な学部がありますが、これらは通信教育部には設置されていません。通信教育部で学べるのは前述の法学部・文学部・経済学部のみです。「法政大学通信 人間環境学部」のような形で検索してこのページにたどり着いた方は、通信教育部では該当学部を選択できない点に注意してください。
学科選びで確認しておきたいポイント
編入を検討する際は、学部名だけでなく学科のカリキュラムまで確認しておくと後悔がありません。特に次の点は出願前に整理しておくとよいでしょう。
- 卒業論文が必修か選択か(文学部は必修、法学部・経済学部は選択)
- 前籍校での専攻分野と、進みたい学科の専門教育科目がどの程度重なるか
- 教員免許状の取得を検討している場合、希望学科でどの教科の免許が取得可能か
- スクーリングや卒業論文の負担が、自分の生活スタイルと無理なく両立できるか
学部・学科の候補が複数ある場合は、資料請求やオープンキャンパス的な説明会などを通じて、実際の授業内容やシラバスを比較してから決めるのも一つの方法です。学部・学科が決まったら、次は自分がどの年次から編入学できるのか、出願資格を具体的に確認していきましょう。
資料請求から出願準備までの流れ
学部・学科を絞り込む段階では、まず入学案内(入学要項)を取り寄せ、各学科のカリキュラムや卒業要件、教職課程の対応状況を確認するのがおすすめです。同じ学部でも学科によって専門教育科目の内容は大きく異なるため、シラバスや科目一覧に目を通し、自分の興味や前籍校での学びと重なる部分がどのくらいあるかを見ておくと、単位認定の見込みもある程度イメージしやすくなります。
編入学の出願資格を年次別に整理|2年次・3年次・4年次・学士入学
法政大学通信教育部の編入学は、前籍校での在籍状況や取得単位数によって出願できる年次が変わります。出願資格は2年次・3年次・4年次・学士入学の4パターンに分かれています。まずは全体像を表で確認しましょう。
| 入学区分 | 主な出願資格 |
|---|---|
| 2年次編入学 | 大学に1年以上在籍し30単位以上修得した者/本学通学課程を2年次に離籍した者 等 |
| 3年次編入学 | 学士の学位を有する者/大学に2年以上在籍し60単位以上修得した者/短期大学卒業者/高等専門学校卒業者/専門学校修了者(修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上等)/本学通学課程を3年次に離籍した者 等 |
| 4年次編入学 | 本学通学課程を4年次に離籍した者のみ |
| 学士入学 | 学士の学位を有する者(3年次編入学の資格と重なる区分として案内されている) |
2年次編入学に必要な条件
2年次編入学は、現在大学に在籍していて1年以上の在籍・30単位以上の修得実績がある方が対象です。法政大学の通学課程を2年次に離籍した人も同じ区分で出願できます。大学編入の3年次編入と2年次編入の違いを解説した記事でも触れているとおり、2年次編入は在籍期間や単位の要件が比較的緩やかな分、認定される単位数も3年次編入より少なくなる傾向があります。在籍1年・30単位という基準は他大学の編入学試験と比べても厳しすぎない水準で、1年次を終えたばかりの段階でも検討できる制度設計になっています。
3年次編入学に必要な条件
3年次編入学の対象は幅広く、学士号を持つ人はもちろん、短期大学卒業者、高等専門学校卒業者、そして大学入学資格を有し修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上の専門学校を修了した人も出願できます。さらに、文部科学省が認定する高等学校等専攻科の修了者や、法政大学の通学課程を3年次に離籍した人も対象に含まれます。専門学校卒業者にも3年次編入の道が開かれている点は、通学課程の一般編入学試験と比べても間口が広い特徴です。大学に2年以上在籍し60単位以上を修得している場合も同様に3年次編入学の対象となるため、単位取得が順調に進んでいる在学中の学生にとっても現実的な選択肢になります。
4年次編入学と学士入学の位置づけ
4年次編入学は、法政大学の通学課程に在籍して4年次まで進級した後に離籍した人だけが対象となる、限定的な区分です。一方の学士入学は、すでに大学を卒業して学士号を持つ人が別の分野をあらためて学び直すための入学区分で、3年次相当からのスタートになります。学士入学は3年次編入学と対象年次は近いものの、一般教育科目などの認定範囲が異なるため、次の章で改めて整理します。
年次区分と将来のキャリアプランを結びつけて考える
出願資格を満たす区分が複数ある場合、単純に修業年限の短さだけで選ぶのではなく、卒業後にどのような形で学位や学んだ専門性を活かしたいかもあわせて考えておくとよいでしょう。短期間での卒業を優先するか、じっくり専門教育科目を積み上げるかは人によって最適解が異なります。教員免許状や特定の資格取得を目指す場合は、必要な科目数や実習期間との兼ね合いも踏まえて、年次区分を選ぶ判断材料にすると失敗が少なくなります。
本学の通信教育課程を離れた人の再出願
過去に法政大学通信教育部に在籍していて除籍・退学となった人であっても、2年次編入学・3年次編入学それぞれの出願資格を満たしていれば、あらためて出願することができます。一度学習を中断した経験があっても再チャレンジできる仕組みが用意されているのは、長期にわたって学び続ける人を前提とした通信教育部らしい配慮といえます。
出願資格を確認する際は、単に「何年在籍したか」「何単位取得したか」という数字だけでなく、卒業証明書・成績証明書・在籍(在学)証明書のうちどれを提出できるかによって、出願できる区分が変わってくる点にも注意が必要です。書類の発行に時間がかかる前籍校もあるため、出願を決めたら早めに問い合わせておくと安心です。自分がどの区分に該当するかは、前籍校の在籍年数・取得単位数・卒業状況によって決まるため、次の章で解説する単位認定の考え方とあわせて確認しておくことが大切です。
編入学者の単位認定の仕組み|一般教育科目・専門教育科目・スクーリング単位
編入学を検討するうえで最も気になるのが、前籍校で修得した単位がどこまで引き継げるかという点です。法政大学通信教育部では、出願時に提出した書類をもとに、年次ごとに定められた基準で一括認定が行われます。複数の学校で学んだ単位をすべて合算して認定するという扱いは行われません。
| 編入区分 | 一般教育科目の認定 | 専門教育科目の認定 |
|---|---|---|
| 2年次編入学 | 24単位を一括認定(人文8・社会8・自然8) | 本学1年次履修科目と前籍校の修得科目が同一の場合のみ個別認定 |
| 3年次編入学 | 36単位を一括認定(人文12・社会12・自然12) | 本学1年次履修科目と前籍校の修得科目が同一の場合のみ個別認定 |
| 学士入学 | 一般教育科目・外国語科目・保健体育科目を免除 | 同上の基準に準じて個別認定 |
専門教育科目は「同一科目」でなければ認定されにくい
一般教育科目は年次に応じて一括認定される一方、専門教育科目は原則として、本学1年次の履修科目と前籍校で修得した科目が同一と認められる場合にのみ個別に認定されます。専攻分野を大きく変える編入では専門教育科目の認定が限定的になりやすいため、卒業までに履修すべき科目数が想定より多くなる可能性がある点は理解しておきましょう。逆に言えば、前籍校と同じ系統の学部・学科(例えば経済系の学部から法政大学経済学部へ、文系学部から文学部へ)へ編入する場合は、専門教育科目の認定を受けやすく、卒業までの履修負担を軽くできる可能性があります。
教員免許申請では認定科目の扱いが異なる場合がある
単位認定を受けた科目であっても、教員免許状の申請にあたっては「教科専門科目」として証明されないケースがあります。教職課程の履修を予定している場合は、単位認定された科目がそのまま免許要件に使えるとは限らない点に注意し、必要であれば入学後に大学の窓口へ個別に確認しておくと安心です。
単位認定の仕組みを踏まえると、編入学は「前籍校での学びをそのまま引き継いで卒業を早める制度」というよりも、「前籍校での学びを土台にしながら、新しい学部・学科のカリキュラムに沿って学び直す制度」に近いイメージを持っておくと、入学後のギャップに戸惑いにくくなります。
単位認定の見込みを出願前におおまかにでも把握しておきたい場合は、前籍校のシラバスと法政大学通信教育部の開講科目一覧を突き合わせて、科目名や内容がどの程度重なっているかを自分なりに確認しておくと、入学後の履修計画をイメージしやすくなります。最終的な認定結果は大学側の審査によって決まるため、あくまで見込みとして捉えておくことが大切です。
複数の学校で単位を修得してきた人ほど、認定の見込みが複雑になりがちです。前籍校が1校ではなく、専門学校在学中に大学の科目等履修生として単位を修得していたようなケースでは、それぞれの修得状況を整理した資料を準備しておくと、出願書類の作成もスムーズに進みます。
スクーリング単位にも年次別の特例がある
法政大学通信教育部では卒業に必要な単位のうち30単位以上を、対面授業であるスクーリングで修得しなければなりません。編入学者についてはこの基準にも特例があり、2年次編入生は7単位、3年次編入生は15単位がスクーリング済みとして認定されます。それを超える不足分については、入学後に自分でスクーリングを受講して修得していく必要があります。
単位認定の結果は出願後にしかわからない
単位認定は出願時に提出する成績証明書などの書類をもとに、入学後に大学側が個別に判断するため、出願前の時点で「この科目が何単位認定される」と確定的に知ることは基本的にできません。前籍校のシラバスや成績証明書を早めに準備し、認定の可能性が高い科目を把握しておくと、入学後の履修計画が立てやすくなります。認定結果によって卒業までに必要な残り単位数が大きく変わるため、合格後は早めに認定結果を確認し、年間の履修計画とスクーリングの受講予定を組み直すことをおすすめします。
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法政大学通信教育部の学費|1年次入学と編入学の費用比較・分納制度
通信教育部の学費は、通学課程と比べて大幅に抑えられているのが大きな魅力です。2024年度以降入学者の入学諸経費は、1年次入学が合計130,000円、2〜4年次編入学が合計150,000円となっています。内訳を表で確認しましょう。
| 入学区分 | 選考料 | 編入料 | 入学金 | 教育費 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1年次入学 | 10,000円 | ― | 30,000円 | 90,000円 | 130,000円 |
| 2・3・4年次編入学 | 10,000円 | 20,000円 | 30,000円 | 90,000円 | 150,000円 |
2年目以降にかかる費用
2年目以降は年間教育費として90,000円(2024年度以降入学者。2023年度以前入学者は経過措置により80,000円)が必要です。通信制大学の学費を比較した記事でも紹介しているとおり、法政大学通信教育部の学費水準は主要な通信制大学の中でも学びやすい部類に入ります。教育費については年1回の一括納入が基本ですが、2024年度以降入学者を対象に年2期への分納制度も用意されているため、家計の状況に応じて選ぶことができます。
編入学の場合、最短の修業年限で卒業を目指すと在籍年数そのものが短くなるため、年間教育費を負担する年数も1年次入学に比べて少なくて済みます。在籍年数が短いほど教育費の総支払額も抑えられるという点は、費用面で編入学を検討する際のメリットの一つです。
スクーリング受講料は別途必要
入学諸経費や年間教育費とは別に、スクーリングを受講するたびに受講料がかかります。東京(市ケ谷キャンパス)開催の科目は1科目15,000円、地方開催・メディアスクーリング・オンライン開講科目は1科目20,000円が目安です。卒業までに履修するスクーリング科目数によって総費用は変動しますので、年間の履修計画を立てる際は、教育費だけでなくスクーリング受講料も含めて見積もっておくことが大切です。
編入学者は入学金・教育費に加えて編入料がかかる
編入学の場合、1年次入学にはない「編入料」20,000円が別途発生します。とはいえ、通学課程の初年度納入金と比較すると、通信教育部の学費は大幅に低く抑えられています。奨学金制度や入学初年度に利用できる教育ローンも用意されているため、費用面で迷っている方は公式サイトの学費サポート制度も確認しておくとよいでしょう。
入学諸経費・年間教育費とも、法学部・文学部・経済学部のどの学部を選んでも金額は同一です。学部間で学費に差が出ないため、学費だけを基準に学部・学科を選ぶ必要はなく、学びたい内容やカリキュラムを軸に決めやすい設計になっています。教育ローンを利用する場合は入学初年度に限られる点、分納制度を利用する場合は納入期日が複数回に分かれる点など、それぞれの制度に細かい条件があるため、実際に利用を検討する際は最新の学費サポート制度のページで詳細を確認してください。
奨学金・教育ローンの活用
法政大学通信教育部には奨学金制度が用意されているほか、入学初年度に限って利用できる教育ローンも案内されています。一括で用意できる資金が限られていても、分納制度や教育ローンを組み合わせれば無理のない資金計画を立てやすくなります。特に編入学の場合、入学諸経費に加えて前籍校からの転入手続きなど一時的な出費が重なりやすいため、資金計画は入学前の段階で具体的にシミュレーションしておくと安心です。
費用を見積もる際に見落としやすい項目
学費を計算する際は、入学諸経費・年間教育費・スクーリング受講料の3つを合算して考える必要があります。加えて、指定された市販本(教科書)の購入費用や、教職課程を履修する場合の科目登録料(1単位あたり追加費用が発生)も別途必要になります。入学案内に記載の金額だけで総費用を判断すると想定より支出がかさむことがあるため、卒業までのスクーリング科目数と教材費もあわせて見積もっておくと安心です。
スクーリングの実態|対面・地方開催・メディアスクーリングと必要単位
通信教育での学びと聞くと自宅学習だけを想像しがちですが、法政大学通信教育部では卒業に必要な124〜128単位のうち、30単位以上をスクーリング(対面授業)で修得する必要があります。働きながら編入する場合、このスクーリングにどう対応するかが学習計画の要になります。
スクーリングには複数の形式がある
スクーリングの中心は、市ケ谷キャンパスで科目ごとに3日間または6日間の集中形式で行われる対面授業です。加えて、札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡など全国各地で開講される地方スクーリング、そしてインターネットを使って自宅から受講できるメディアスクーリングという選択肢もあります。通信制大学のスクーリングを比較した記事でも解説しているとおり、通学のしやすさは大学によって差が大きく、遠方に住んでいる方や仕事の休みが取りにくい方にとっては、スクーリング形式の充実度が大学選びの重要な判断材料になります。
スクーリングは季節ごとに複数回開講される
法政大学通信教育部のスクーリングは、春期・夏期・秋期・冬期など年間を通じて複数回に分けて開講されています。一度に全ての単位を取り切る必要はなく、年間を通じて分散して受講できるため、繁忙期を避けて閑散期にまとめて受講するといった調整もしやすくなっています。開講される時期や科目は年度によって異なるため、毎年配布される学習ガイドやスクーリング科目一覧で最新の日程を確認しましょう。
メディアスクーリングの活用で通学負担を減らせる
メディアスクーリングはインターネット環境があれば自宅から受講できるため、遠方在住者や平日の休みが取りにくい社会人にとって負担を大きく減らせる選択肢です。科目試験は前期・後期に分けて実施されるのが一般的で、1回の試験で受験できる科目数には上限が設けられています。ただし対応科目は限られているため、卒業に必要な全てのスクーリング単位をメディアスクーリングだけで完結させられるとは限りません。年度ごとの開講科目一覧を確認しながら履修計画を立てる必要があります。
地方スクーリングという選択肢
市ケ谷キャンパスでの対面授業に通うのが難しい場合は、札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡など全国の主要都市で開講される地方スクーリングも選択肢になります。首都圏から離れた地域に住んでいても近隣都市でスクーリングを受けられる可能性があるため、居住地から通いやすい開催地の科目を優先的に登録するといった工夫もできます。開講科目や時期は年度・開催地によって異なるため、案内が届いたら早めに内容を確認しておきましょう。
登録から試験までの一連の流れ
スクーリングは、受講したい科目をあらかじめ登録し、指定された日程で授業を受け、最終日または後日実施される科目試験に合格することで単位が認定されるという流れになっています。登録・受講・試験という一連の手続きを毎学期繰り返しながら単位を積み上げていくのがスクーリング学習の基本サイクルです。登録期間を逃すと希望する科目を受講できないこともあるため、学期ごとのスケジュールをあらかじめ手帳やカレンダーに落とし込んでおくと管理しやすくなります。
集中形式の対面授業は、数日間にわたって朝から夕方まで講義が続くことが一般的です。仕事を持つ人が受講する場合は、有給休暇の取得や勤務先との調整をあらかじめ済ませておく必要があります。スクーリングの日程は年度初めに公開されるため、年間の休暇計画にあらかじめ組み込んでおくと、直前になって慌てずに済みます。
勤務先によっては、大学等での学び直しに理解のある制度(自己啓発休暇や資格取得支援制度など)を設けている場合もあります。編入学を機に、自分の勤務先にそうした制度がないか確認しておくと、スクーリングへの参加がより現実的になるかもしれません。
編入学者はスクーリングの残り単位が少なくて済む
前章で触れたとおり、2年次編入生は7単位、3年次編入生は15単位がスクーリング済みとして認定されるため、1年次から入学する場合と比べて、卒業までに新たに受講すべきスクーリング単位数は少なくなります。在籍年数が短い編入学ほどスクーリングの負担も相対的に軽くなるのは、編入学のメリットの一つといえるでしょう。とはいえ、仕事の休みを取ってスクーリングに参加する必要がある点自体は変わらないため、勤務先の休暇制度や繁忙期を踏まえたスケジュール調整が欠かせません。
卒業までの在籍期間と学習計画|修業年限・在学年限から逆算する
編入学を検討するうえで、あと何年で卒業できるのか、逆にどこまで在籍を延長できるのかは重要な判断材料です。法政大学通信教育部では、入学区分ごとに最低修業年限と在学年限が明確に定められています。
| 入学区分 | 最低修業年限 | 在学年限 |
|---|---|---|
| 1年次入学 | 4年間 | 12年 |
| 2年次編入学 | 3年間 | 11年 |
| 3年次編入学 | 2年間 | 10年 |
| 4年次編入学 | 1年間 | 9年 |
最短で卒業できる年数と、余裕を持てる在学年限
表のとおり、3年次編入学であれば最短2年間で卒業を目指すことができ、在学年限は10年間確保されています。仕事が忙しい時期に学習ペースを落としても、最長10年という長い期間の中で卒業を目指せるため、無理のないペース配分が可能です。なお休学期間は通算5年間まで在学年限に含まれないため、体調不良や急な転勤などライフイベントに応じて学習を一時中断することもできます。
在学年限を超えそうな場合の救済制度
万が一在学年限内に卒業できなかった場合でも、「再度の入学」という制度を利用すれば、在学期間をさらに延長して学び続けることが可能です。長期間にわたって仕事と両立しながら学ぶ人が多い通信教育部ならではの制度といえます。卒業後の進路や資格取得のスケジュールを考えるうえでも、こうした在学年限の柔軟さは安心材料になるでしょう。
休学制度をどう位置づけるか
休学は通算5年間まで認められており、この期間は在学年限にカウントされません。転勤や出産・育児、体調不良などライフイベントに合わせて学習を一時停止できるため、卒業までの計画は一直線である必要はありません。無理に学習を続けて挫折してしまうより、必要なタイミングで休学を挟みながら、長期的に卒業を目指すという考え方もできます。
逆算スケジュールの立て方
例えば3年次編入学で最短の2年間での卒業を目指す場合、1年目に一般教育科目の残りとスクーリングの一部を、2年目に専門教育科目と卒業論文(学部による)を集中的に進めるといった大まかな年間計画を立てておくと、学習のペースをつかみやすくなります。仕事の繁忙期が読める人は、繁忙期にはレポート作成や自宅学習を中心に、比較的余裕がある時期にスクーリングをまとめて受講するといった配分を考えておくとよいでしょう。
編入パターン別に見る学習イメージ
実際の学習の進み方は、どの区分で編入するかによってかなり違って見えます。ここでは3つのパターンを想定して、大まかな学習イメージを整理してみます。
- 他大学に1年在籍後、2年次編入するケース:一般教育科目の一部が認定されるものの、専門教育科目やスクーリングの多くは入学後に新たに履修する必要があり、最低3年間かけて着実に単位を積み上げていく計画が中心になります。
- 短大・専門学校を卒業し、3年次編入するケース:一般教育科目の認定が手厚く、最短2年間での卒業も視野に入りますが、専門教育科目のうち前籍校の学びと重ならない部分は新たに履修する必要があるため、1年目から専門科目とスクーリングを並行して進めるペース配分が重要になります。
- すでに学士号を持ち、学び直しのために学士入学するケース:一般教育科目・外国語科目・保健体育科目が免除される分、専門教育科目とスクーリングに学習時間を集中させやすく、社会人経験を活かしながら効率的に学べる可能性があります。
自分がどのパターンに近いかを把握しておくと、入学後の履修計画がぐっと立てやすくなります。出願前の段階で、志望する区分での標準的な履修モデルを大学の資料等で確認しておくとよいでしょう。
いずれのパターンでも共通して言えるのは、入学直後の1年間にどれだけ学習リズムを整えられるかが、その後の卒業までのペースを大きく左右するという点です。最初の学期は無理のない科目数から始め、スクーリングやレポート提出の感覚をつかんでから徐々に履修量を増やしていくという進め方も、長く学び続けるうえでは有効な考え方です。
周囲に同じように働きながら通信教育で学んでいる人が少ない環境では、モチベーションの維持も課題になりがちです。大学が開催するガイダンスや、在学者同士の交流の場が用意されている場合は積極的に参加し、同じ立場で学ぶ仲間とのつながりを作っておくと、長期的な学習の継続がしやすくなります。
卒業までの年数を考えるときの注意点
最低修業年限はあくまで「最短で卒業する場合の年数」であり、実際には仕事や家庭の状況に応じて、多くの在学者がそれより長い期間をかけて卒業を目指しています。最短年数だけを基準に無理な計画を立てると、途中で息切れしてしまうことにもなりかねません。在学年限まで余裕があることを前提に、自分にとって続けやすいペースを最初に設定しておくことが、結果的に卒業への近道になります。
卒業しやすさは大学選びの重要な指標
編入学を検討する際は、修業年限や在学年限だけでなく、その大学に編入した学生が実際にどの程度の割合で卒業しているかという視点も欠かせません。通信制大学を編入後の卒業率で選ぶ記事では、大学ごとの卒業のしやすさに関する特徴を比較しています。在籍期間の長さだけでなく、学習を継続しやすい仕組みが整っているかどうかもあわせて確認しておくと、編入後のミスマッチを防ぎやすくなります。
出願から入学までの流れと編入を成功させるポイント
法政大学通信教育部の編入学は、通学課程の一般編入学試験のように学科試験や面接で高得点を競う形式ではなく、書類審査が選考の中心になっているのが特徴です。とはいえ、出願書類の準備を怠ってよいわけではありません。ここでは出願の大まかな流れと、準備段階で意識しておきたいポイントを整理します。
出願の大まかな流れ
- 入学要項を取り寄せ、志望する学部・学科と自分が該当する入学区分(2年次・3年次・4年次・学士入学)を確認する
- 前籍校の成績証明書・卒業(見込)証明書など、出願に必要な書類を準備する
- 志望理由書など提出書類を作成し、出願期間内に出願する
- 書類審査の結果を受けて合否が通知される
- 合格後、学費を納入し、単位認定の結果とあわせて履修登録・学習を開始する
合格発表から学習開始までの間には、学費の納入手続きや教材の受け取り、履修登録といった事務手続きがまとまって発生します。入学前のこの期間を使って、単位認定の結果を踏まえた1年目の履修計画を具体的に組み立てておくと、学習開始直後からスムーズに動き出せます。
春季・秋季など年に複数回の入学時期が設けられているため、自分の前籍校での区切り(卒業時期や退学時期)に合わせて出願時期を選べるのも通信教育部ならではの利点です。出願時期を選べる分、前籍校の成績証明書が発行されるタイミングとの調整が必要になる場合もあるため、出願を決めたら早めに前籍校の窓口へ証明書発行のスケジュールを確認しておくと安心です。
志望理由書の準備は早めに始める
学科試験がないとはいえ、なぜ法政大学通信教育部で、なぜその学部・学科で学びたいのかを説明する志望理由書は選考において重要な役割を持ちます。前籍校での学びと編入後にやりたいことのつながりを具体的に言語化できるかが、書類の説得力を左右します。特に専攻分野を大きく変える編入では、なぜあえてその分野に挑戦するのかという動機を丁寧に説明しておく必要があります。
働きながらの学習計画は入学前に立てておく
編入後は、テキストを使った自宅学習とスクーリングへの参加、レポート提出や科目試験を並行して進めていくことになります。仕事や家庭との両立を前提にした学習計画を入学前の段階である程度描いておくと、入学後に息切れしにくくなります。入学してから学習リズムをゼロから作ろうとすると挫折しやすいため、平日・休日それぞれにどのくらいの学習時間を確保できるかを、出願前の段階でシミュレーションしておくことをおすすめします。
出願書類の準備で押さえておきたいこと
編入学の出願では、志望理由書に加えて、前籍校の卒業(見込)証明書・成績証明書・在籍証明書など、複数の書類を揃える必要があります。在学中の大学から証明書を取り寄せるには数日から数週間かかることもあるため、出願期間の締切から逆算して早めに請求しておくと慌てずに済みます。専門学校や高専からの出願の場合は、大学入学資格を満たしていることを示す書類が別途必要になることもあるため、入学要項の記載を一つずつ確認しながら準備を進めましょう。
迷ったときは第三者に相談する選択肢もある
志望理由書の作成や学習計画の設計、単位認定を踏まえた履修シミュレーションに一人で取り組むのが不安な場合は、大学編入対策の専門指導を活用して第三者の視点を取り入れるのも一つの方法です。特に、前籍校と大きく異なる分野へ編入する場合や、教職課程の取得も同時に目指す場合など、考慮すべき条件が多い出願ほど、経験者や専門家の視点を借りるメリットは大きくなります。
よくある質問(FAQ)
Q. 法政大学通信教育部にはどんな学部がありますか。人間環境学部はありますか。
法政大学通信教育部に設置されているのは、法学部(法律学科)・文学部(日本文学科・史学科・地理学科)・経済学部(経済学科・商業学科)の3学部6学科です。人間環境学部やキャリアデザイン学部、国際文化学部、グローバル教養学部など、通学課程にある学部は通信教育部には設置されていません。通学課程の学部で学びたい分野がある場合は、通信教育部の3学部6学科の中で近いカリキュラムを持つ学科を探すか、通学課程への進学(編入学試験を含む)をあわせて検討する必要があります。
Q. 2年次編入と3年次編入はどちらを選ぶべきですか。
自分の前籍校での在籍状況や取得単位数によって選べる区分が決まるため、どちらかを自由に選択できるわけではありません。大学に2年以上在籍し60単位以上を修得している、あるいは短大・高専・専門学校を卒業しているなら3年次編入学の対象になり、修業年限を短縮できる可能性があります。該当する条件がどちらにもあてはまる場合は、単位認定の見込みや卒業までの学習負担、スクーリングの残り単位数などを踏まえて検討するとよいでしょう。迷った場合は、両方の区分で出願した場合の履修シミュレーションを比較してみることをおすすめします。
Q. 働きながらでも卒業できますか。
多くの在学者が仕事を続けながら学んでいます。自宅学習が中心で、対面授業が必要なスクーリングも東京開催・地方開催・メディアスクーリングと複数の形式から選べるため、勤務スケジュールに合わせて学習を進めやすい設計になっています。在学年限も最長9〜12年と長く確保されているので、無理のないペースで取り組むことができます。仕事の繁忙期には自宅学習を中心に進め、比較的余裕がある時期にスクーリングをまとめて受講するといった配分をすると、両立の負担を抑えやすくなります。
Q. 短大卒・専門学校卒でも編入できますか。
短期大学卒業者、高等専門学校卒業者に加えて、大学入学資格を有し修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上の専門学校を修了した方は、3年次編入学の対象になります。前籍校の卒業証明書など出願に必要な書類は早めに準備しておきましょう。専門学校で学んだ内容と編入後の専門教育科目が同一と認められれば、その科目については個別に単位が認定される可能性もあります。
Q. スクーリングにはどのくらい通う必要がありますか。
卒業に必要な単位のうち30単位以上をスクーリングで修得する必要がありますが、2年次編入生は7単位、3年次編入生は15単位がスクーリング済みとして認定されるため、1年次入学者より新たに受講すべき単位数は少なくなります。市ケ谷キャンパスでの対面授業のほか、地方開催やメディアスクーリングも活用しながら、春期・夏期・秋期・冬期に分散して計画的に単位を積み上げていくことになります。
Q. 学士入学と編入学(2〜4年次)はどう違いますか。
学士入学は、すでに大学を卒業して学士号を持つ人を対象とした入学区分で、一般教育科目・外国語科目・保健体育科目が免除されるのが特徴です。2〜4年次編入学は、前籍校を卒業していない在籍者や短大・専門学校卒業者などを対象とした区分で、年次に応じて一般教育科目の一部が一括認定されます。すでに学士号を持っている人が別分野を学び直したい場合は、学士入学の対象になる可能性が高い点も覚えておくとよいでしょう。
Q. 前籍校で修得した単位はどのくらい認定されますか。
一般教育科目は年次に応じて一括認定され、2年次編入では24単位、3年次編入では36単位が目安です。一方で専門教育科目は、本学1年次の履修科目と前籍校の修得科目が同一と認められる場合にのみ個別に認定されるため、専攻分野によって認定される単位数は大きく変わります。正式な認定結果は出願後の審査を経て通知されるため、出願前は前籍校のシラバスや成績証明書をもとに、認定されそうな科目のあたりをつけておく程度にとどめておきましょう。
Q. 全日制(通学課程)の編入学試験とはどう違いますか。
通学課程の編入学試験は学科試験や面接が課される一般選抜で、募集人員が少なく倍率も高い傾向があります。一方、通信教育部の編入学は書類審査が中心で、学科試験は課されません。両者は名称が似ていますが別の制度であるため、志望校を選ぶ際はどちらのルートを希望しているのかを明確にしておく必要があります。通学課程の一般編入学試験について詳しく知りたい場合は、専用の解説記事もあわせて確認してください。
まとめ|法政大学通信教育部への編入で押さえるべきポイント
法政大学通信教育部への編入学は、通学課程の一般編入学試験とは異なり、書類審査を中心とした選考で、働きながら学士取得を目指せる制度です。最後に、本記事で解説したポイントを振り返ります。
- 設置学部は法学部・文学部・経済学部の3学部6学科のみで、人間環境学部などは通信教育部にはない
- 編入学は2年次・3年次・4年次・学士入学の区分があり、前籍校での在籍年数・取得単位数によって出願できる区分が決まる
- 単位認定は一般教育科目が年次に応じて一括認定される一方、専門教育科目は同一科目のみ個別認定と限定的
- 入学諸経費は1年次入学130,000円、編入学150,000円(2024年度以降)で、2年目以降は年間教育費90,000円が目安
- 卒業には30単位以上のスクーリングが必要だが、編入学者はスクーリング済み単位の特例認定がある
- 最低修業年限は3年次編入学なら2年間、在学年限は10年間と、長期的な視点で学習を進められる
- 選考は書類審査が中心で、志望理由書の完成度と出願書類の準備が合否を左右する
年次別の出願資格や単位認定のルールは複雑に絡み合っているため、自分がどの区分に該当し、卒業までにどの科目をどのくらい履修する必要があるのかは、出願前に一度整理しておくことをおすすめします。前籍校の在籍状況や取得単位、卒業証明の有無によって出願できる区分が変わるため、まずは自分がどの入学区分に当てはまるのかを公式の入学要項で確認するところから始めるとよいでしょう。
働きながら学位取得を目指す道は決して楽ではありませんが、制度と学習計画を事前に理解しておけば、無理のないペースで卒業まで進んでいくことは十分に可能です。まずは自分の前籍校での在籍状況・取得単位を整理し、どの入学区分が現実的かを確認するところから一歩を踏み出してみてください。
出願資格・単位認定・学費・スクーリング・在籍期間のいずれも、最新の入学要項で毎年内容が更新される可能性があります。本記事の内容を土台にしつつ、実際の出願前には必ず法政大学通信教育部の公式情報で最新の条件を確認したうえで、志望理由書の作成や出願書類の準備を進めてください。
通学課程の一般編入学試験とは異なり、学科試験に向けた対策よりも、志望理由書の完成度や出願書類の準備、そして入学後の学習計画づくりが合否や卒業までのスムーズさを左右します。志望理由書の作成や履修シミュレーション、働きながらの学習計画づくりに一人で取り組むのが不安な場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
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