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日本大学通信教育部から大学編入するルート完全ガイド

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日本大学通信教育部、通称「日大通信」への編入を考えるときにまず押さえておきたいのは、一般の全日制大学が実施する学科試験や面接による「編入学試験」と、日大通信の「編入学」は仕組みが根本的に異なるという点です。日大通信の編入学とは、大学在学中の単位修得状況や卒業した学校の種別といった出願資格を満たしていれば、選考のうえで2年次または3年次に入学できる制度を指します。狭き門を突破する選抜試験ではなく、条件を満たした人が学びを継続するための入学ルートだと理解しておくと、以降の情報が整理しやすくなります。

日大通信には法学部・文理学部・経済学部・商学部の4学部があり、学部・学科によって出願できる編入年次や学修内容が異なります。すでに他大学に在学中の人、短期大学や専門学校を卒業した人、社会人として学び直したい人など、編入学を検討する立場はさまざまですが、共通して気になるのは「自分はどの年次に編入できるのか」「学費はどのくらいかかるのか」「スクーリングにはどう通えばよいのか」「入学後どのくらいの期間で卒業を目指せるのか」という点でしょう。SNSや個人の体験記には断片的な情報が多く、制度の全体像をつかみにくいと感じている人も少なくありません。

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この記事では、日本大学通信教育部の公式情報をもとに、全課程入学(1年次入学)と編入学の違い、2年次編入学・3年次編入学それぞれの出願資格、学部別の特徴、学費の内訳、スクーリングの種類、編入学後の在籍期間の目安までを、一つの記事で通して理解できるように整理しました。断片的な体験談やまとめサイトの情報だけでは判断しづらい制度の全体像を、できるだけ一次情報に沿って解説します。日大通信 編入を検討している方が最初に読む記事として、制度の骨格を押さえてもらうことを目指しています。

なお、出願資格の細かな条件や定員、試験日程は年度によって変わる可能性があるため、出願を具体的に検討する段階では必ず最新の学生募集要項で確認してください。この記事はあくまで日大通信の編入学という制度の枠組みを理解するための土台として活用してもらう内容であり、個別の合否や単位認定の可否を保証するものではありません。

特に混同されやすいのが、「編入学」という言葉のイメージです。ニュースやSNSで目にする大学編入の話題は、旧帝大や難関国公立大学の編入学試験のように、限られた定員をめぐる競争試験であるケースが多く紹介されます。同じ「編入学」という言葉でも制度の中身は大学ごとに異なるという前提を持たずに日大通信の情報を調べると、必要以上に身構えてしまったり、逆に手続きの実態を軽く見てしまったりすることがあります。この記事を通じて、まずは日大通信という個別の制度に即した理解を持ってもらうことを意識しています。

実際に日大通信の編入学を検討する人のきっかけはさまざまです。通学していた大学を家庭の事情や体調面で中退し、学びを再開したいと考える人。短期大学や専門学校で専門分野を学んだあと、学士号を取得して仕事の幅を広げたいと考える社会人。あるいは、すでに大学に在籍しながらも、学びたい分野が変わり別の学部に移りたいと考える人。きっかけは人によって異なっても、確認すべき出願資格の考え方は共通しているため、この記事の順序に沿って自分のケースを当てはめながら読み進めてもらえればと思います。

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目次

日本大学通信教育部とはどんな大学か|4学部8学科・専攻の全体像

4学部8学科・専攻の構成

日本大学通信教育部は、法学部・文理学部・経済学部・商学部の4学部で構成されています。法学部には法律学科と政治経済学科の2学科があり、文理学部には国文学専攻・英文学専攻・哲学専攻・史学専攻の4専攻があります。経済学部は経済学科の1学科、商学部は商業学科の1学科で、学部・学科・専攻を合計すると8つの学びの場が用意されている計算です。日大通信 編入を検討する際は、まずこの学部構成のどこに自分の関心が合うかを確認することが出発点になります。

それぞれの学部は、通学制の日本大学各学部と同じ大学の看板を掲げながらも、学び方は通信教育に特化しています。教材を用いた自宅学習(印刷授業)を基本に、レポート提出・単位認定試験・スクーリングを組み合わせて卒業に必要な単位を積み上げていく仕組みです。通学制大学とは異なり、平日に毎日通学する必要はありません。そのため、地方在住者や仕事を持つ社会人でも、自分の生活リズムに合わせて学習を進めやすい設計になっています。北海道から沖縄まで全国どこに住んでいても出願・学習ができる点も、通学圏の制約なく大学を選べる通信教育部ならではの強みです。

正科生と科目履修生の違い

日大通信の学生種別は大きく「正科生」と「科目履修生」に分かれます。正科生は大学卒業(学士号取得)や教員免許状・学芸員資格の取得などを目的とする学生で、卒業までの単位を体系的に修得していきます。科目履修生は特定の授業科目のみを選択して単位を修得する制度で、卒業を目的とせず必要な科目だけを学びたい人向けの位置づけです。科目履修生は4月入学のみの募集となっている点も押さえておきましょう。

編入学を検討している人の多くは、卒業(学位取得)を目指す正科生を前提にしています。正科生はさらに「1学年入学(全課程入学)」「編入学」「教職生」「再入学」という区分に分かれており、このうち編入学は、すでに他の大学や短期大学、専門学校で一定の学びを積んだ人が、その実績を単位として認定してもらいながら2年次または3年次からスタートする入学区分です。自分がどの区分に当てはまるかを最初に見極めることで、以降に確認すべき出願資格や書類の種類も自然と絞り込めます。次の見出しから、この編入学の仕組みを一般的な大学編入学試験と比較しながら詳しく見ていきます。

学習の環境という面でも、日大通信は印刷教材による自宅学習を中心に、Web上で学習状況を管理できる仕組みやシラバス(講義概要)の確認機能などを備えています。入学前にシラバスや年間行事予定を確認しておくと、編入学後に「思っていた学び方と違った」という食い違いを避けやすくなります。学部・学科ごとに開講科目や必修条件は異なるため、志望学部が固まった段階で公式サイトの学部案内を通読しておくことをおすすめします。

卒業後の進路・資格取得との関わり

日大通信を卒業すると、通学制の日本大学と同様に学士号(大学卒業資格)が得られます。加えて、学部・学科によっては教員免許状や学芸員資格といった資格の取得を目指せる課程が用意されている場合があります。資格課程を履修する場合は、卒業に必要な科目に加えて資格ごとの指定科目・実習・スクーリングが別途必要になることが多く、通常の卒業要件よりも修得すべき単位数が増える点にも留意しておきましょう。卒業と同時に資格取得を目指せるかどうかは、編入学後の学びの目的を左右する重要なポイントです。資格取得を目的に編入学を検討している人は、志望学部で取得可能な資格の一覧と、そのために必要な科目・スクーリングの条件を早めに確認しておきましょう。資格の名称や取得要件は年度により変更されることがあるため、最新の学部案内で必ず確認してください。

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「全課程入学」と「編入学」の違い|一般的な大学編入学試験との制度の差

全課程入学(1年次入学)とは

全課程入学とは、高校卒業などの大学入学資格を持つ人が1年次から入学し、4年間かけて卒業までの単位を修得していく、最も基本的な入学区分です。学歴やこれまでの単位修得状況を問わず、大学入学資格さえ満たせば選考のうえで入学できる点が特徴です。高校卒業後すぐに日大通信で学び始めたい人や、大学に一度も在籍したことがない社会人がゼロから学位取得を目指す場合は、この全課程入学が基本ルートになります。

編入学(2年次・3年次)とは

これに対して編入学は、すでに大学・短期大学・専門学校などで学んだ実績がある人を対象に、その学修歴を一定のルールで単位認定し、2年次または3年次から学び始められるようにする入学区分です。編入学が認められると、全課程入学のように1年次から4年間学ぶのではなく、認定された年次からのスタートになるため、卒業までに必要な在籍期間や修得単位数を圧縮できる可能性があります。すでに専門分野の基礎を学んだ経験を無駄にせず、次のステップへ進みたい人にとって現実的な選択肢の一つです。

ここで重要なのが、一般に「大学編入学試験」と呼ばれる制度との違いです。全日制の大学における編入学試験は、多くの場合、専門科目の筆記試験・小論文・面接といった選抜試験を課し、定員の枠内で合格者を決定する競争試験の性格を持ちます。難関大学の編入学試験になると、倍率が数倍から十数倍に達することも珍しくありません。一方、日大通信の編入学は競争選抜というより、出願資格を満たしているかどうかを審査する仕組みが基本です。もちろん学部・学科によって選考方法の詳細は異なるため、志望する学部の募集要項で選考方法を必ず確認する必要はありますが、「限られた合格枠を奪い合う入試」というイメージのまま検討を始めると、制度の実態とずれが生じやすい点は理解しておきたいところです。

全課程入学と編入学、どちらを選ぶかの判断軸

すでに大学・短期大学・専門学校で一定の単位を修得している人であれば、編入学のほうが卒業までの在籍期間や修得すべき単位数を抑えられる可能性が高く、時間的なメリットは大きくなります。これまでの学修歴を活かせるかどうかが、全課程入学と編入学のどちらを選ぶかを判断する最初の軸になります。一方で、これまで学んできた分野とまったく異なる分野を一から学び直したい場合は、あえて全課程入学を選び、1年次から体系的にカリキュラムを積み上げていくという考え方もあります。どちらが正解ということではなく、自分がこれまで積み上げてきたものをどこまで活かしたいかによって、選ぶべきルートは変わってきます。

編入学時の学部・学科変更について

もう一つの特徴として、編入学の際に元の大学・学部・学科と異なる学部・学科を選ぶことも可能です。この点は、大学編入学試験を実施する一般の大学では、出願できる学部・学科が出身分野に近い領域に限定される場合があることと比べると、日大通信ならではの柔軟性といえます。日大通信の場合、編入学時に異なる学科を選択しても、認定される単位数の扱いは変わらないとされています。つまり、これまで学んできた分野をそのまま続けることも、法学部から経済学部へ、文理学部から商学部へといった形で興味の方向を変えることも、制度上は選択肢に入るということです。この柔軟性は、社会人になってから学び直したい分野が変わった人にとって特に意味を持ちます。学生時代には気づかなかった関心が、社会に出て働くなかで見えてくることは珍しくなく、そうした関心の変化を受け止められる仕組みがあることは、編入学を検討するうえでの安心材料の一つになるはずです。分野を変えても単位認定の扱いが変わらないという前提を知っておくと、進路の選び直しに対する心理的なハードルも下げやすくなります。

通信制大学の編入学ルートを他大学とあわせて比較検討したい場合は、通信制大学の3年次編入を徹底解説した記事通信制大学の2年次編入を徹底解説した記事もあわせて参考にすると、日大通信の位置づけがより立体的に見えてきます。

また、通信制大学は全国から幅広い年齢層の学生が入学しており、高校を卒業したばかりの人だけでなく、20代後半から50代・60代の社会人学生も多く在籍しています。年齢を理由に編入学をためらう必要は基本的にありませんが、就労状況や家庭の事情によって学習に割ける時間は人それぞれ異なるため、出願前に自分の生活リズムの中でどの程度の学習時間を確保できるかを具体的にイメージしておくと、入学後のギャップを減らせます。

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2年次編入学の出願資格|大学在学中・中退者が対象になるケース

大学中退者が対象になる条件

2年次編入学の対象となる代表的なケースが、大学を中退した人です。休学期間を含めずに1年以上在学し、かつ30単位以上を修得したうえで退学した場合、2年次への編入学資格を満たすとされています。1年以上在学し30単位以上を修得していることが2年次編入学の目安となるため、大学1年目を終えて何らかの事情で通学を続けられなくなった人にとって、学びを完全にゼロからやり直さずに済む受け皿になり得ます。

この条件からわかるように、2年次編入学は「大学に1年程度以上在籍し、一定の単位を積み上げた経験がある」ことが前提になります。高校を卒業してすぐの人や、大学にまったく在籍したことがない人は、通常はこの2年次編入学の対象にはならず、全課程入学(1年次入学)を検討することになります。中退の理由が経済的な事情であれ、進路変更であれ、体調面の事情であれ、それまでに積み上げた単位が編入学というかたちで活かせる可能性がある点は、知っておいて損はありません。

在学中の人が編入学を検討する場合

現在大学に在学中で、休学や退学を経ずに日大通信へ移りたいと考える人もいます。この場合も基本的な考え方は中退者と同様で、在学年数と修得単位数が編入学の出願資格を満たしているかどうかが判断の軸になります。在学中に取得した単位がどこまで認定されるかは学部・学科や科目の内容によって個別の判断となるため、具体的な単位認定の見込みは出願前に日大通信へ直接問い合わせて確認するのが確実です。

編入学を決断する前に、今の大学に在籍し続けた場合と、日大通信へ編入学した場合とで、卒業までの道のりや学費、学び方がどう変わるのかを比較しておくと、後悔の少ない選択がしやすくなります。特に「通学が難しくなった」「学費の負担を見直したい」「働きながら学位を取りたい」といった事情がある場合、通信教育という学び方そのものが今の生活と噛み合うかどうかも、あわせて検討しておきたい要素です。大学編入のルート全体について個別に相談したい場合は、編入学対策のコースページから自分の状況に合った選択肢を確認することもできます。

編入学で不安に感じやすいポイント

2年次編入学を検討している人からよく聞かれる不安の一つが、「これまで修得した単位がどこまで活かされるのか分からない」という点です。単位認定は科目内容の対応関係によって個別に判断されるため、同じ大学出身であっても、履修していた科目の組み合わせによって認定される単位数は変わります。認定単位数が事前の想定と異なるケースもあるため、成績証明書や履修していた科目のシラバスを手元に用意したうえで、出願前に日大通信へ具体的な相談をしておくことをおすすめします。

出願前に確認しておきたいポイント

2年次編入学を検討する際は、在学期間や修得単位数の条件だけでなく、志望する学部・学科が2年次編入学の受け入れを行っているかどうかも学部ごとに確認が必要です。学部によって編入学の受け入れ年次や取り扱いが異なる場合があるため、募集要項や公式サイトの入学案内で、志望する学部の最新の受け入れ状況を必ず確認しましょう。出願資格は在学期間・単位数・学部の受け入れ状況の3点を確認することが基本の流れになります。年度によって条件が変わる可能性もあるため、出願を具体的に進める段階では、必ず最新の学生募集要項を参照することが欠かせません。

なお、現在別の大学に在学したまま籍を残し、日大通信にも同時に在籍する「二重学籍」は一般的な大学制度上認められないケースが多く、日大通信への編入学にあたっては、元の大学を退学または卒業してから出願する流れになるのが基本です。在籍したまま併願的に検討することはできないという前提を理解したうえで、退学のタイミングと出願のタイミングをどう調整するかも、あわせて計画しておく必要があります。

例えば、大学2年次の途中で通学が難しくなり中退を考えている場合、退学の手続きを完了させてから日大通信へ出願するのか、それとも出願・入学が確定してから退学するのかは、出願時期や在籍期間の計算に関わってくる可能性があります。退学と出願の順序をどう組むかは個別の事情によって最適解が変わるため、迷った場合は日大通信の窓口へ早めに相談し、手続きの順序について具体的な案内を受けておくと安心です。

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3年次編入学の出願資格|短期大学・専門学校卒業者が対象になるケース

短期大学卒業者の場合

3年次編入学の対象として代表的なのが、短期大学を卒業した人です。短期大学卒業者は学科を問わず3年次編入学の対象になるとされており、出身の短期大学でどの分野を専攻していたかにかかわらず、日大通信の希望する学部・学科へ3年次から編入学できる可能性があります。短期大学での2年間の学びを土台に、4年制大学の学位取得を目指したい人にとって、選択肢の一つになる仕組みです。栄養・保育・語学系など、専攻分野が日大通信の学部と直接重ならない場合でも、学科不問という条件があることは心理的なハードルを下げる材料になります。

短期大学在学中に「もう少し専門的に学びたい」「学士号まで取得したい」と感じて卒業後の進路を探している人にとって、学科を問わない3年次編入学という受け入れ方は、進路の選択肢を大きく広げる仕組みです。短期大学時代の専攻と全く違う分野に進むことも制度上は可能なので、短大時代に興味を持てなかった分野があれば、この機会に見直してみるのも一つの方向性です。

専門学校卒業者の場合

専門学校を卒業した人についても3年次編入学の対象になりますが、短期大学卒業者とは条件が異なります。対象となるのは「2年制以上の専修学校専門課程」を修了した人に限られており、修業年限が2年に満たない専門学校を卒業した場合は、この3年次編入学の対象外となる点に注意が必要です。自分が卒業した専門学校の課程がこの条件に該当するかどうかは、募集要項の記載や日大通信への問い合わせで確認しておくと安心です。専門学校で実務的な資格を取得したうえで、あらためて学士号を取得したいというニーズにも対応できる仕組みといえます。

たとえば専門学校で会計・経理を学んだ人が商学部へ、法律系の専門学校で学んだ人が法学部へ編入学するというように、専門学校での学びと親和性の高い学部を選ぶことで、単位認定や学習内容の連続性を確保しやすくなります。もちろん、専門学校時代とはまったく異なる分野へ進む選択も可能です。どちらを選ぶにしても、単位認定の見込みは学部・学科ごとに個別の判断となるため、出願前の確認は欠かせません。専門学校で取得した資格そのものは学部選びの制約にはならないため、資格を活かす方向で進むか、あるいは資格取得の経験を土台に新しい分野に挑戦するかは、最終的に本人の希望を優先して決めてよいポイントです。

大学に2年以上在学した人の場合

大学に在学した経験がある人については、休学期間を含めずに2年以上在学し、かつ60単位以上を修得していれば3年次編入学の対象になるとされています。2年次編入学の条件(1年以上在学・30単位以上修得)と比べると、3年次編入学は在学期間・修得単位数ともにより多くの実績が求められる形です。すでに大学生活で一定の年数と単位を積み重ねてきた人にとっては、2年次からではなく3年次からのスタートを選べる可能性がある、という位置づけになります。

3年次編入学は、1年次や2年次からの編入学に比べて卒業までの残り期間が短くなる分、在籍期間を短縮しやすいという実利があります。一方で、短い期間に集中して単位を修得していく必要があるため、学習計画を具体的に立てておかないと、想定より卒業が延びてしまうケースも起こり得ます。編入学後にどのくらいの期間で卒業を目指せるかについては、このあとの見出しで改めて整理します。

実務経験を学びに活かしたい社会人のケース

3年次編入学を検討する人の中には、専門学校卒業後にすでに数年間の実務経験を積んでいる社会人も多く含まれます。実務の中で感じた「体系的に理論を学び直したい」というニーズが、編入学を後押しするきっかけになるケースは少なくありません。実務経験があるからこそ理論の理解が深まるという側面もあり、働きながら学ぶことへの不安よりも、学び直すことで得られるメリットのほうが大きいと感じる人も多いようです。ただし、実務経験そのものが単位として自動的に認定されるわけではなく、あくまで出身校での修得単位・卒業証明が編入学審査の基準になる点は誤解のないようにしておきましょう。

出願手続きの大まかな流れ

  1. 志望する学部・学科を決め、自分の出願資格(在学期間・修得単位数・卒業した学校の種別)を確認する
  2. 公式サイトから最新の学生募集要項・出願書類一式を取り寄せる
  3. 出身校の成績証明書・卒業(見込)証明書など、必要書類を準備する
  4. 出願期間内に書類を提出し、選考結果を待つ
  5. 入学が許可されたら、入学時納入金の納入と履修計画の準備を進める

この一連の流れの中で特につまずきやすいのが、出身校からの証明書類の取り寄せです。卒業後何年も経っている出身校の場合、証明書の発行に時間がかかることもあるため、出願を決めたら早めに出身校へ証明書発行を依頼しておくと、出願期間に間に合わないというトラブルを避けやすくなります。特に出身校が遠方にある場合や、すでに廃校・統合されている専門学校を卒業した場合は、証明書発行の依頼先や手続き方法を確認するだけでも時間がかかることがあるため、出願を思い立った段階でできるだけ早く動き出すことをおすすめします。

卒業のしやすさという観点で通信制大学を比較検討したい場合は、通信制大学を編入後の卒業率で選ぶ視点を解説した記事も参考になります。日大通信に限らず、編入学後にどれだけ着実に卒業まで到達できるかは、大学選びの重要な軸の一つです。

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学部別に見る編入学のポイント|法学部・文理学部・経済学部・商学部

学部学科・専攻学びの特徴
法学部法律学科・政治経済学科法律・政治・行政の知識を体系的に学ぶ。資格取得や公務員志望者にも親和性が高い
文理学部国文学専攻・英文学専攻・哲学専攻・史学専攻人文系の専門分野をじっくり学ぶ。教員免許・学芸員資格などとの組み合わせも検討しやすい
経済学部経済学科経済理論・経済政策などを学ぶ。社会人の学び直しニーズにも対応しやすい分野
商学部商業学科会計・経営・流通などの実務に近い分野を学ぶ。仕事に直結させたい人に選ばれやすい

法学部で編入学を検討する場合

法学部は法律学科と政治経済学科の2学科があり、法律や政治・行政の仕組みを体系的に学びたい人に向いています。法律学科は法律の基礎理論から実務的な内容まで幅広く学ぶ構成になっており、政治経済学科は政治学と経済学の両面から社会の仕組みを捉える学びが中心です。すでに他大学の法学系・政治系の学部に在籍・卒業していた人であれば、これまでの学修内容と重なる部分も多く、単位認定の面でも学びを継続しやすいと考えられます。行政書士や公務員など、法律知識を実務で活かしたい社会人からのニーズも根強い学部です。法律学科では民法・刑法・憲法といった基本科目から実務に近い応用科目まで段階的に学ぶ構成が一般的で、政治経済学科では政治制度や国際関係、経済政策など幅広いテーマを扱います。すでに他大学の法学部・政治経済学部などに在籍・卒業していた場合、既修得科目の内容次第では単位認定の対象になりやすい分野でもあります。

文理学部で編入学を検討する場合

文理学部は国文学・英文学・哲学・史学という4つの専攻を持つ人文系の学部です。特定の学問分野を深く掘り下げたい人や、教員免許状・学芸員資格の取得を視野に入れている人に選ばれる傾向があります。教員免許状や学芸員資格の取得を目指せる点は、社会人として教育・文化関連の仕事に携わっている人、あるいはこれから携わりたい人にとって大きな魅力になります。専攻によって開講科目の傾向が異なるため、興味のある分野の科目一覧を事前に確認しておくとよいでしょう。国文学専攻では日本の古典から近現代文学まで、英文学専攻では英語圏の文学・語学を中心に、哲学専攻では哲学史や倫理学、史学専攻では日本史・東洋史・西洋史といったテーマを扱うのが一般的な構成です。文理学部は演習科目がスクーリングでのみ開講される点に注意が必要なため、スクーリングへの参加ペースも含めて履修計画を考えておくとよいでしょう。

経済学部・商学部で編入学を検討する場合

経済学部は経済学科の1学科で、経済理論や経済政策を体系的に学びます。社会人として仕事で扱っている経済・金融の知識を学問的に裏づけたいという動機で編入学を選ぶ人も少なくありません。商学部は商業学科の1学科で、会計・経営・流通など実務に近いテーマを扱います。すでに企業で経理や営業、マーケティングなどの業務に携わっている社会人にとっては、日々の仕事と学びの内容が直結しやすい学部といえます。経済学部では経済原論・財政学・金融論といった理論科目を中心に学ぶ構成が一般的で、商学部では簿記・会計学・経営学・マーケティング論など実務直結の科目が多く配置される傾向にあります。すでに簿記や販売士などの資格を持っている人にとっては、学びの土台がすでにある状態からスタートできる可能性もあります。

どの学部を選ぶにしても、編入学後にどの科目がどれだけ単位認定されるかは学部・学科ごとに異なるため、志望学部が固まったら早い段階で個別の単位認定の見込みを確認しておくことをおすすめします。単位認定の見込みを早めに確認することが、入学後の学習計画のずれを防ぐ最も確実な方法です。すでに他大学で学んだ科目名と、日大通信の志望学部で開講されている科目名が完全に一致していなくても、内容が近ければ認定対象になることもあるため、名称だけで判断せず内容ベースで問い合わせてみることをおすすめします。

学部選びで迷った場合は、卒業後にどのような資格取得やキャリアにつなげたいかを起点に考えるとよいでしょう。教員免許状や学芸員資格の取得を視野に入れるなら文理学部、法律・行政の知識を仕事に活かしたいなら法学部、会計や経営の実務知識を体系化したいなら商学部、経済分析や政策の視点を身につけたいなら経済学部というように、卒業後の活かし方から逆算して学部を選ぶ視点を持つと、編入学後のモチベーションも維持しやすくなります。すでに社会人として特定の業界で働いている場合は、今の仕事に直結する学部を選ぶことで、学んだ内容をすぐに実務へフィードバックできるという相乗効果も期待できます。

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学費はいくらかかるか|入学金・授業料・スクーリング受講料の内訳

費用項目金額の目安備考
入学時納入金(正科生)148,500円選考料10,000円・入学金30,000円・授業料100,000円・補助教材費5,000円・校友会費3,500円の内訳
2年目以降の年間基本学費108,500円授業料100,000円・補助教材費5,000円・校友会費3,500円
昼間スクーリング1講座10,000円受講する講座数に応じて加算
夜間スクーリング1講座13,000円受講する講座数に応じて加算
夏期スクーリング1講座20,000円受講する講座数に応じて加算

入学時と2年目以降の学費

正科生として入学する際の納入金は148,500円で、内訳は選考料10,000円、入学金30,000円、授業料100,000円、補助教材費5,000円、校友会費3,500円です。2年目以降は入学金と選考料がかからなくなるため、年間の基本学費は108,500円(授業料100,000円・補助教材費5,000円・校友会費3,500円)に下がります。通学制大学の初年度学費と比べるとかなり抑えられた金額感であることが、通信教育部を選ぶ理由の一つになっています。

スクーリング受講料と4年間の総額モデル

基本学費に加えて、スクーリングを受講する場合は科目ごとに受講料が発生します。目安として昼間スクーリングが1講座10,000円、夜間スクーリングが1講座13,000円、夏期スクーリングが1講座20,000円です。公式サイトに示されているモデルケースでは、卒業までの4年間の学費総額は、昼間スクーリングを利用する場合で約1,104,000円、働きながら学ぶ場合で約1,164,000円、遠方在住でスクーリングを抑えたケースで約797,000円とされています。受講するスクーリングの種類や回数によって総額は変動するため、これらはあくまで目安として捉えてください。

編入学の場合の学費の考え方

編入学の場合、全課程入学(1年次入学)よりも在籍年数が短くなる分、年間の基本学費や校友会費などを支払う年数も短縮されるため、モデルケースより総額が下振れする可能性があります。ただし編入学時の入学金・選考料などの費用体系が1年次入学と同一かどうかは学部・年度によって異なる場合があるため、正確な金額は出願前に最新の学生募集要項で確認することが欠かせません。在籍年数が短くなる分、総額が下がる可能性があるという考え方を押さえたうえで、詳細は募集要項で裏づけを取るという順番が確実です。

他の通信制大学と学費を比較しながら検討したい場合は、通信制大学の学費を徹底比較した記事で、日大通信を含む主要10校の学費感を横並びで確認できます。奨学金制度や教育ローンの利用可否もあわせて確認しておくと、資金計画を立てやすくなります。

学費以外にも、教材費・レポート郵送費・単位認定試験の受験にかかる交通費など、こまごまとした費用が発生します。基本学費以外の細かな出費も見込んでおくことで、入学後に「思ったより出費がかさむ」という感覚のずれを防ぎやすくなります。奨学金や教育ローンの利用を考えている場合は、出願前に対象となる制度の詳細を日大通信または各金融機関に確認しておくとよいでしょう。

学費を検討する際は、単年度の金額だけでなく卒業までの総額で考えることが大切です。編入学によって在籍年数が短くなるほど、年間でかかる基本学費やスクーリング受講料の支払い回数も減るため、総額ベースで比較すると編入学のコストメリットが見えやすくなります。一方で、短い期間に集中してスクーリングを受講する必要が出てくる場合は、単年度あたりの出費が一時的に増える可能性もあるため、年度ごとの資金計画もあわせて立てておくと安心です。

学費の納入時期や納入方法の詳細は、募集要項に記載された振込期限や手続き方法を必ず確認しておく必要があります。納入期限を年間スケジュールに書き込んでおくなど、うっかり手続きが滞ることのないよう、家計の管理とあわせて計画しておくと安心です。

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スクーリングの種類と選び方|働きながら・遠方からの通い方

5種類のスクーリング

日大通信のスクーリングは大きく5種類に分かれます。通学課程と同様に平日日中に開講される「昼間スクーリング」、平日の夜間にリアルタイムで受講する「夜間スクーリング(オンライン授業)」、3日間の短期集中型対面授業である「夏期スクーリング」、そして「東京スクーリング」「地方スクーリング」です。自分の生活スタイルに合わせてスクーリングの種類を選べることが、社会人や遠方在住者にとって編入学を続けやすくしている理由の一つです。

働きながら学ぶ場合の選び方

平日の日中に仕事をしている人にとっては、夜間にリアルタイムで受講できる夜間スクーリングや、まとまった休みを取って集中的に受講する夏期スクーリングが現実的な選択肢になります。仕事と学業を両立させたい社会人にとって、平日日中の通学を前提とする昼間スクーリングだけに頼らない設計になっている点は、通信教育部ならではのメリットといえます。有給休暇のまとめ取りと夏期スクーリングの日程を合わせるなど、年間スケジュールを早めに立てておくと調整しやすくなります。夜間スクーリングはリアルタイムのオンライン授業として開講されるため、自宅や職場から通学の移動時間をかけずに受講できる点も、仕事と学業を両立させたい社会人にとって現実的な選択肢になっています。

スクーリングなしで卒業できるのか

結論から言うと、メディア授業(オンライン授業)の単位でスクーリング必修分をカバーできれば、制度上はスクーリングをまったく受講せずに卒業することも可能とされています。ただし、体育実技や文理学部の演習科目など、スクーリングでのみ開講される科目もあるため、そうした科目の履修を希望する場合はスクーリングへの参加が必須になります。スクーリング必須科目の有無は志望する学部・学科のカリキュラムによって異なるため、自分が履修したい科目がスクーリング必須かどうかを事前に把握しておくと、学習計画が立てやすくなります。

遠方に住んでいてスクーリング会場への移動が負担になる人は、東京スクーリングや地方スクーリングの開催地・日程を確認し、無理のない範囲でスケジュールを組むことが大切です。スクーリングの通いやすさは大学によって差が大きいポイントでもあるため、通信制大学のスクーリングを徹底比較した記事で他大学の開催形態とあわせて確認しておくと、自分の生活パターンに合った学び方を選びやすくなります。

スクーリングの日程は年度ごとに公表される年間行事予定で確認できます。出願前に年間行事予定を一度通読しておくと、入学後にどのタイミングでどの種類のスクーリングを組み合わせれば無理なく単位を積み上げられるか、大まかなイメージを持ちやすくなります。特に夏期スクーリングは短期間に集中して開催されるため、勤務先の休暇制度とあわせて早めに予定を確保しておくことをおすすめします。東京スクーリングは首都圏在住者にとって通いやすい一方、地方在住者にとっては地方スクーリングの開催都市や開催回数が学びやすさを左右する要素になります。自分の居住地から通いやすい開催地があるかは、出願前に必ず確認しておきたいポイントの一つです。

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編入学後の在籍期間と卒業までの動き方|単位修得ペースと計画の立て方

年間の単位修得上限

日大通信では、年間に修得できる単位数に上限が設けられています。通常の学生は年間48単位まで、教職課程を履修する学生は年間60単位までとされていますが、実際の修得ペースは30〜40単位程度になることが多いとされています。上限いっぱいまで単位を修得できるとは限らないという前提で、卒業までの計画を立てておくことが現実的です。

教職課程を取得する場合の最短年数

すでに大学を卒業していて教職課程の取得を目指す学士入学者の場合、制度上の最短卒業年数は2年とされています。この最短年数は、年間の単位修得上限や必修科目の構成から導かれる理論値であり、実際にその年数で卒業できるかどうかは個人の学習ペースに左右されます。一方、編入学者がどのくらいの期間で卒業できるかは、認定される単位数、履修する科目の難易度、レポートや単位認定試験にどれだけのペースで取り組めるかによって個人差が大きく出ます。編入学が認められた年次はあくまでスタート地点であり、そこから先の卒業までの期間は本人の学習ペース次第という側面が大きいことは理解しておく必要があります。

卒業までの計画を立てる際のポイント

編入学後に着実に卒業まで到達するためには、年間で修得すべき単位数の目安を早い段階で逆算し、レポート提出・単位認定試験・スクーリングのスケジュールを月単位・学期単位で管理していくことが欠かせません。特に社会人として働きながら学ぶ場合は、仕事の繁忙期とレポート提出の締め切りが重ならないよう、あらかじめ年間の見通しを立てておくことが、途中で学習が止まってしまう事態を防ぐことにつながります。年間の見通しを早期に立てることが、編入学後の学びを継続させる最大のコツといえます。

学習を継続するための工夫

通信教育部は自分のペースで学べる自由度が高い一方で、その自由度の高さゆえに計画を立てずに進めると、卒業までの期間が想定より延びてしまうことも起こり得ます。レポートの提出や単位認定試験の受験日を家族や職場の予定と早めに共有しておく、学習時間を生活の中に固定枠として組み込むといった工夫は、多くの社会人学生が実践している継続の方法です。1週間のうちどの曜日・時間帯を学習に充てるかをあらかじめ決めておく、月初めにその月の目標(提出するレポートの本数など)を書き出しておくといった小さな習慣の積み重ねが、長期にわたる通信教育での学びを支えます。編入学後にどのくらいのペースで単位を積み上げれば卒業できるのか、大学選びの段階から卒業率や卒業までの実態を意識しておくことが大切です。通信制大学を編入後の卒業率で選ぶ視点を解説した記事もあわせて確認し、卒業までの見通しを具体的にイメージしておきましょう。

在籍できる期間には上限が設けられているのが一般的な通信制大学の仕組みです。日大通信についても在籍上限年数が定められているため、編入学した年次から逆算して、上限年数内に無理なく卒業できるペースかどうかを入学前に確認しておくことが大切です。在籍上限年数から逆算した学習計画を立てておけば、途中でペースが崩れたときにも早めに軌道修正しやすくなります。正確な在籍上限年数は年度・学部によって異なる場合があるため、最新の学生募集要項で確認してください。

編入学後の学習ペースを可視化する方法として、卒業までに必要な残り単位数を、入学時点で在籍可能な年数で割り、1年あたり・1学期あたりに修得すべき単位数の目安を出しておくやり方があります。残り単位数を在籍可能年数で割って年間目標を出すというシンプルな計算だけでも、漠然とした不安を具体的な行動計画に変えることができます。仕事や家庭の予定で忙しい時期には目標を下方修正し、逆に余裕がある時期には前倒しで単位を積み増すなど、柔軟に調整しながら進めていくとよいでしょう。半年に一度など定期的に進捗を振り返るタイミングを決めておくと、計画とのずれに早く気づき、卒業までの軌道を保ちやすくなります。

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よくある質問(FAQ)

日本大学通信教育部の編入学は、一般的な大学の編入学試験と何が違いますか。

一般の全日制大学の編入学試験は、専門科目の筆記試験・小論文・面接などによる競争選抜の性格を持つことが多い制度です。難関大学では倍率が高く、対策に相応の準備期間を要することも珍しくありません。一方、日大通信の編入学は、在学年数や修得単位数などの出願資格を満たしているかどうかを審査する仕組みが基本になっており、学部・学科によって選考方法の詳細は異なります。両者は同じ「編入」という言葉を使っていても、制度の設計自体が異なる点を理解しておくことが大切です。

大学に在学中でも日本大学通信教育部に編入学できますか。

在学中の人が対象になるケースもあります。休学期間を含めずに1年以上在学し30単位以上を修得していれば2年次編入学、2年以上在学し60単位以上を修得していれば3年次編入学の対象になるとされています。在学中の単位がどこまで認定されるかは学部・学科や科目内容によって個別の判断となるため、具体的な見込みは出願前に確認しておくと安心です。

短期大学・専門学校を卒業していれば必ず3年次編入学できますか。

短期大学卒業者は学科を問わず3年次編入学の対象になるとされています。専門学校卒業者については「2年制以上の専修学校専門課程」を修了した人に限られており、修業年限がそれより短い専門学校の卒業者は対象外です。自分の卒業した課程が条件に該当するかどうかは、募集要項や日大通信への問い合わせで確認しておきましょう。

編入学時に元の学部・学科と異なる学部・学科を選ぶことはできますか。

可能です。日大通信では、編入学時に異なる学科を選択しても、認定される単位数の扱いは変わらないとされています。これまで学んできた分野を継続することも、法学部から経済学部へ、文理学部から商学部へといった形で興味が変わった分野へ切り替えることも、制度上は選択肢に入ります。ただし学部・学科によって単位認定の内容は異なるため、具体的な見込みは事前の確認が必要です。

編入学の場合、学費は1学年入学より安くなりますか。

編入学は全課程入学(1年次入学)より在籍年数が短くなる分、年間の基本学費や校友会費などを支払う年数が短縮されるため、総額は下振れする可能性があります。一方で、入学時の入学金・選考料などの費用体系が1年次入学と同一かどうかは学部・年度によって異なる場合があるため、正確な金額は最新の学生募集要項で確認する必要があります。

スクーリングに一度も通わずに卒業することはできますか。

メディア授業(オンライン授業)の単位でスクーリング必修分をカバーできれば、制度上はスクーリングを受講せずに卒業することも可能とされています。ただし体育実技や文理学部の演習科目など、スクーリングでのみ開講される科目を履修する場合は参加が必須になるため、志望する学部・学科のカリキュラムを事前に確認しておくことが大切です。

働きながらでも編入学後に卒業まで学び続けられますか。

夜間スクーリングや夏期スクーリング、東京・地方スクーリングなど、複数のスクーリング形態から選べるため、平日日中に仕事をしている社会人でも学び続けやすい設計になっています。実際に社会人として働きながら学んでいる学生は多く在籍しています。年間の単位修得ペースを無理のない範囲で計画し、レポート提出や単位認定試験のスケジュールを仕事の繁忙期と調整しておくことが、卒業までの継続につながります。

編入学の出願資格や定員は年度によって変わりますか。

変わる可能性があります。この記事で紹介している出願資格や学費は執筆時点で確認できた公式情報をもとにしていますが、年度によって条件が見直されることがあるため、出願を具体的に検討する段階では、必ず最新の学生募集要項や公式サイトの入学案内で確認してください。募集要項は例年、出願開始時期に合わせて公式サイトで公開・更新されるため、志望年度が近づいてきたタイミングで定期的に確認しておくと、条件変更や出願期間の見落としを防ぎやすくなります。

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まとめ|日大通信への編入学ルートを正しく理解して次の一歩を選ぶ

日本大学通信教育部への編入学は、一般の全日制大学が実施する競争選抜型の編入学試験とは異なり、在学年数や修得単位数といった出願資格を満たしているかどうかが軸になる制度です。「試験に合格しなければならない」という思い込みだけで検討を止めてしまうのはもったいなく、まずは自分がどの年次の出願資格を満たしているかを確認することが最初の一歩になります。

  • 日大通信は法学部・文理学部・経済学部・商学部の4学部8学科・専攻で構成される
  • 編入学は在学中・中退者向けの2年次編入学と、短期大学・専門学校卒業者向けの3年次編入学に分かれる
  • 編入学時に元の学部・学科と異なる分野を選ぶことも制度上は可能
  • 学費は入学時148,500円、2年目以降は年間108,500円が基本で、スクーリング受講料が別途かかる
  • スクーリングは昼間・夜間・夏期・東京・地方の5種類があり、働きながらでも学び方を選べる
  • 年間の単位修得ペースを逆算した学習計画が、卒業までの期間を左右する

出願資格や学費、定員などの数値は年度によって変わる可能性があるため、実際に出願を検討する段階では必ず最新の学生募集要項で確認することが欠かせません。そのうえで、自分の学習ペースや生活スタイルに合わせて編入学後の計画を具体的に描いていくことが、卒業まで着実に歩みを進めるための土台になります。

この記事で紹介した内容を踏まえたうえで、次に取るべき行動は明確です。志望する学部・学科を一つに絞り込み、自分の在学年数・修得単位数・卒業した学校の種別を出願資格に照らして確認し、最新の学生募集要項を取り寄せて具体的な出願スケジュールを組み立てることです。制度の理解と行動を切り分けて進めることで、迷いを最小限にしながら編入学という選択肢を現実的な計画に落とし込んでいけます。独学で計画を立てることに不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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