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マーチ(MARCH)への大学編入

マーチ(MARCH)への大学編入の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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「マーチ(MARCH)に大学編入したい」という方に向けて結論からお伝えすると、明治・青山学院・立教・中央・法政の5大学のうち、外部から編入試験に挑戦できるのは明治・青学・中央・法政の4大学で、立教大学のみ外部向けの編入募集がありません。しかも4大学の間でも、明治は文学部のみで欠員が生じた時だけ募集、法政は12学部でMARCH最多と、実施状況の差が非常に大きいのが実態です。

大学編入とは、大学・短期大学・高等専門学校などに在籍中、あるいは卒業(中退)後に、選考を経て他大学の2年次または3年次に途中入学できる制度のことです。MARCHへの編入は、高いブランド力や首都圏を中心とした豊富な就職活動機会、学問領域の充実度など多くの魅力がある一方で、「そもそもどの大学・学部で募集があるのか」という情報の入手が難しく、誤った情報のまま準備を進めてしまう受験生が後を絶ちません。制度の仕組みから知りたい方は、大学編入とは何かを解説した記事もご参照ください。

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本記事では、自社で各大学の公式要項・入試結果を確認したうえで、MARCH5大学それぞれの編入試験の実施状況・試験科目・倍率の実態を整理し、試験対策のポイントと併願スケジュールの組み方まで扱います。編入試験は年度によって募集内容が大きく変更される可能性があるため、必ず最終的には各大学の公式情報を確認してください。専門的な学習戦略や志望理由書対策など、よりパーソナルなサポートが必要な場合は、大学編入対策コースもあわせてご検討ください。

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目次

MARCHに大学編入はできる?5大学の実施状況まとめ

まず、MARCH5大学の編入試験の実施状況を一覧表で確認しましょう。直近年度(2026年度実績および公表済みの2027年度情報)をもとに、自社で公式要項・公式発表を確認して整理したものです。

大学実施学部・区分編入年次主な試験科目出願・試験時期の目安
明治大学文学部のみ(編入学試験・学士入学試験)。募集は欠員が生じた時のみ2025年度は2年次のみ(3年次募集なし)書類選考+外国語・基礎学力/論文・口頭試問要項は7月下旬公開、試験は2月の実績
青山学院大学一般編入(文学部・教育人間科学部)+学外からの学士編入(文学部4学科・法学部法学科)学科により2年次または3年次学科により筆記・書類・面接(語学重視の学科あり)10月下旬出願・11月下旬試験(2026年度実績)
立教大学外部からの編入は全12学部で実施なし(2027年度)。文学部学士編入は立教卒限定—(外部からは出願不可)要項は毎年10月末公開
中央大学法学部・経済学部・理工学部の3学部法・経済は3年次、理工は2年次または3年次経済=英語100点+小論文100点/法=英語+論文(六法配付)/理工=数学・理科・面接法・経済は9月出願・10〜11月試験、理工は1月出願・2月試験(2026年度実績)
法政大学法・文・経営・国際文化・キャリアデザインなど12学部(MARCH最多)学部・学科により2年次または3年次論文+英語外部試験スコアが主流(当日の英語筆記は一部のみ)出願2026年9月21日〜10月2日・試験2026年11月8日(2027年度)

表からわかるとおり、「MARCHに編入できるか」という問いへの答えは大学ごとにまったく違います。立教は門戸がなく、明治は文学部のみの狭き門、実質的な主戦場は青学・中央・法政という構図です。この違いを知らずに「MARCHのどこかに引っかかればいい」という発想で準備を始めると、出願先が想定より少ないことに直前で気づくことになりかねません。まずは自分の出願資格(在学中か卒業済みか、修得単位数など)と照らし合わせて、挑戦できる大学を確定させることが第一歩です。

MARCHとは?編入で目指す価値とメリット・デメリット

MARCHとは、明治大学(M)・青山学院大学(A)・立教大学(R)・中央大学(C)・法政大学(H)という、首都圏を代表する難関私立大学5校の頭文字をつなげた総称です。いずれも長い歴史と高い教育水準を誇り、首都圏の難関私大グループとして全国的に認知されています。卒業生(OB・OG)が多方面で活躍しているため就職活動時に一定の信頼と評価を得やすく、在学中のインターンシップやキャリアサポートも充実していることが多いのが特徴です。文系・理系を問わず多彩な学部を有し、海外留学制度やサークル・アルバイトなど、首都圏ならではの多様な経験を積める環境も魅力でしょう。

編入という手段でMARCHを目指す主なメリットは次の3つです。

  • ブランド力の獲得:就職や社会的評価において、MARCHという大学名は大きなアドバンテージとなる場合があります。
  • 学習環境の刷新:より高度な研究環境や豊富なゼミ・研究室で専門性を深められます。
  • ネットワーク拡大:在学中や卒業後にわたって、人脈形成がしやすくなります。

一方でデメリットもあります。英語や専門科目・小論文・面接など複数科目の試験対策の負担、編入後に前大学の単位がどの程度認められるか予測が難しい単位認定の不確定要素、首都圏の学費・生活費という経済的負担の3点は、受験を決める前に必ず織り込んでおきたいポイントです。

受験するか迷う場合の判断軸としては、「なぜMARCHに行きたいのか、そこで何を学びたいのか」という将来ビジョンの具体化、過去問や募集要項を調べたうえでの合格可能性と対策量の見積もり、学費・時間面を家族と共有したうえでの実行可能性の検証、の3つを順に確認するのがおすすめです。志望動機の言語化は、後述する志望理由書や面接の説得力にも直結します。

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明治大学の編入試験|文学部のみ・欠員時募集

明治大学で編入学試験・学士入学試験を実施しているのは文学部のみです。公式には「募集は欠員が生じた時のみ行います」と明記されており、毎年決まった人数の募集がある試験ではありません。実際、2025年度は文学部の2年次募集のみで、3年次編入の募集はありませんでした。募集人員は各専攻とも「若干名」、入学検定料は35,000円です。かつて編入を受け入れていた情報コミュニケーション学部も、編入学試験は2025年度から募集停止、学士入学試験は2024年度から廃止されています。

試験は第1次選考(志望理由書・成績証明書などの書類選考)と第2次選考(外国語60分・基礎学力/論文60分・口頭試問)の二段階で行われます。「基礎学力・論文」は志望する専攻分野に関する大学レベルの理解と記述力が問われる試験で、単なる知識の暗記では対応できません。

難易度の目安として、2024年度の文学部2年次編入学試験(外部)の実績を専攻別に見てみましょう。

専攻志願者数合格者数倍率
日本文学824.0倍
英米文学13113.0倍
文芸メディア717.0倍
地理学313.0倍
臨床心理学17117.0倍
現代社会学1728.5倍
文学部全体(合格者0名の専攻含む)798約10倍

全体倍率は約10倍と、一般に2〜5倍程度といわれる大学編入試験の中でも高い水準です。しかも、ドイツ文学・フランス文学・演劇学・西洋史学・考古学・哲学の各専攻では合格者0名という結果でした。「募集人員若干名」の試験は、年度によって合格者を出さないこともあるという現実を踏まえて、併願先を含めた戦略を立てる必要があります。募集人数・専攻別の詳細・過去問対策は明治大学 編入試験 完全ガイドで詳しく整理しています。最新の実施有無は明治大学公式サイトの要項公開(2026年度は2025年7月28日公開)で必ず確認してください。

青山学院大学の編入試験|一般編入と学外からの学士編入

青山学院大学の編入学者選抜は、「一般編入」「本学卒業者の学士編入」「学外から学士編入」の3種類で構成されています。注目すべきは、他大学の卒業者も出願できる「学外から学士編入」という区分がある点です。これは外部募集のない立教大学との決定的な違いで、既卒者が学士編入でMARCHを目指す場合の有力な選択肢になります。

2026年度の実施学科は次のとおりです。一般編入は文学部英米文学科(2・3年次)・フランス文学科(2年次)・日本文学科(3年次)・史学科(2年次)、教育人間科学部教育学科(2年次)・心理学科(2年次)。学士編入(本学卒業者・学外いずれも)は文学部4学科(3年次)と法学部法学科(3年次)で実施され、法学科には一般編入がありません。募集人数はいずれも若干名です。

日程は、2026年度実績でWeb出願登録が2025年10月21日〜11月4日、出願書類提出が11月1日〜4日(郵送必着)、試験日が2025年11月22日(土)・青山キャンパスでした。文学部系では語学力・専門的読解力が重視される傾向があり、TOEFLやTOEICなどのスコア提出を求められる場合もあります。問い合わせ窓口が一般入試の入試課ではなく「学務部教務課 編入学者選抜係」である点も覚えておくとよいでしょう。実施学科・出願資格の詳細は青山学院大学 編入を徹底解説大学公式ページで確認してください。

立教大学の編入試験|外部からの編入は全学部で実施なし

立教大学については、残念ながら明確にお伝えしなければなりません。2027年度、一般の3年次編入学試験は全12学部で「実施しない」ことが、立教大学公式の実施一覧に明記されています。唯一実施される文学部の「学士編入」も、出願資格が「本学を卒業した者、または卒業見込みの者」=立教大学の卒業生(見込み含む)に限定されており、他大学の卒業者・在学生・短大卒・高専卒の方は出願できません。この枠組みは2026年度から継続しており、単年度の一時的な措置ではないと考えられます。

規模感を示すデータとして、2026年度の入試結果(編入・転部・転科を含む)は総志願者11名・総合格者5名でした。学内の転部・転科(文・法・経営学部)は在籍者向けに実施されていますが、これは立教大学にすでに在学している学生のための制度であり、外部から立教に入るルートにはなりません。

「立教大学に編入学試験のページがあるから募集がある」と誤解したまま対策を始めてしまうケースが実際にあります。要項は毎年10月末に公開されるため、募集再開の可能性も含めて最新情報の確認は必要ですが、現時点で外部から立教を目指すなら、一般選抜・社会人入試での再受験や大学院進学といった編入以外の代替ルートを検討するのが現実的です。代替ルートの詳細とMARCH他校への切り替え戦略は、立教大学に編入はできる?最新の募集状況と代替ルート・MARCH編入戦略で詳しく解説しています。最新の実施一覧は立教大学公式ページで確認できます。

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中央大学の編入試験|法・経済・理工の3学部で実施

中央大学は2026年度、法学部・経済学部・理工学部の3学部で編入学試験を実施しています。最大の特徴は、学部によって試験時期・会場・科目がまったく異なることです。2026年度実績のスケジュールと科目を表で整理します。

学部編入年次出願・試験(2026年度実績)試験科目会場
法学部(法律・国際企業関係法・政治)3年次出願2025年9月23日〜29日・試験11月22日(土)英語100点+論文(法律・政治学は150点換算。法律・国際企業関係法は六法配付)茗荷谷
経済学部(経済・経済情報システム・国際経済・公共環境経済)3年次出願2025年9月29日〜10月3日・試験10月30日(木・平日)英語100点+小論文「経済および経済学の基礎知識」100点多摩
理工学部(10学科)2年次または3年次出願2026年1月13日〜19日・試験2月20日(金)数学+理科(物理または化学)+面接(英語試験なし)後楽園

文系で在学生が挑戦しやすいのは経済学部です。出願資格に「大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み含む)」が含まれるため、大学2年生からの典型的な挑戦ルートになります。倍率は2024年度4.3倍(志願73名・合格17名)→2025年度5.3倍(志願116名・合格22名)と、志願者の急増により難化傾向にあります。一方、法学部の編入は例年、大学・短大・高専の卒業者を対象としており、4年制大学の在学生は出願できない点に注意してください。理工学部は大学卒業者(学士)が主に2年次、高専卒業者が主に3年次と、出身校によって編入年次が変わります。

なお、法学部・経済学部にはTOEIC等の外部スコア提出制度がなく、当日の英語筆記試験で勝負するスタイルです。検定料は35,000円で、出願はWebシステム「UCARO」を使用します。学部別の詳しい科目・出願手続きは中央大学の編入試験を徹底解説大学公式の特別入試ページで確認してください。

法政大学の編入試験|MARCH最多の12学部で実施

法政大学は、2027年度(2026年秋出願)に法・文・経営・国際文化・人間環境(社会人RSPのみ)・キャリアデザイン・グローバル教養・社会・現代福祉・スポーツ健康・理工・生命科の12学部で編入関連の募集があり、MARCHの中で最も実施学部数が多い大学です。2026年度に実施を見合わせていた生命科学部が2027年度に2年次募集(3名)を再開するなど、募集の有無は年度によって動くため、志望学部の最新要項の確認は欠かせません。

2027年度の日程は、出願期間2026年9月21日(月)〜10月2日(金)、試験日2026年11月8日(日)、合格発表11月17日(火)です。選考は多くの学部で「論文+英語外部試験スコア(出願基準あり)」型が採用されており、当日に英語の筆記試験を課すのは文学部英文学科など一部にとどまります。外部試験は実用英語技能検定・TOEFL iBT・IELTS・TOEIC・TEAP・GTECなどが対象で、学部によって使える試験と基準点が大きく異なります(英検2級〜準1級以上、TOEIC L&R 685〜1095点以上、IELTS 4.0〜6.5以上など)。法学部は論文60分+英語60分で面接なし、理工学部は原則筆記試験なしで書類と面接、グローバル教養学部は書類審査中心と、学部ごとに選考の型が異なる点も押さえておきましょう。

倍率については、法政大学は「試験制度別、学科別の内訳は公表していません」と要項に明記しており、公式の倍率データはありません。募集人員は学部により若干名〜二十名程度です。ネット上で語られる倍率の数字は推測や体験談に基づくものが多いため、数字に振り回されず、出願資格を満たしたうえで対策の質を高めることが重要です。法学部志望の方は法政大学法学部3年次編入を徹底解説!を、全学部の募集一覧・出願手続きの流れはこれでわかる!法政大学の編入試験!をあわせてご覧ください。最新要項は法政大学入試情報サイトで公開されています。

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MARCH編入の試験科目と対策ポイント

MARCH各大学の編入試験は、大きく「英語」「専門科目・論文」「面接・書類」の3要素で構成されます。大学によって重心が異なるため、志望校の型に合わせて対策の配分を決めましょう。

英語|外部スコア型と当日筆記型で対策が変わる

英語は大学によって2つの型に分かれます。法政大学のように英語外部試験のスコアが出願要件になっている型では、出願期間より前にスコアを取得しておく必要があるため、遅くとも出願の2〜3か月前には最初の受験を済ませ、複数回受験で最高スコアを更新していく計画が現実的です。一方、中央大学(法・経済)や明治大学のように当日の筆記試験で英語力を測る型では、大学受験レベルの長文読解・文法の復習に加え、志望学部の専門分野(法学・経済学など)に関する英文を読み慣れておくことが効果的です。

専門科目・論文|大学1〜2年次レベルの深掘りが必要

編入試験の専門科目・論文は、大学1〜2年次レベルの専門知識を前提に出題されることが多く、学部ごとに対策範囲が異なります。法学系なら憲法・民法などの基礎、経済学系ならミクロ経済学・マクロ経済学・統計学、文学系なら専攻領域の基礎理論や文学史が典型です。中央大学経済学部の小論文「経済および経済学の基礎知識」のように、科目名が小論文でも実質は専門試験というケースもあるため、志望大学のシラバスや過去問で範囲を把握し、論述形式で自分の考えをまとめる練習を重ねましょう。過去問は大学の窓口での閲覧など入手方法が学校ごとに異なるため、早めに確認しておくと安心です。

面接・書類|志望理由の一貫性が合否を分ける

小論文と面接は、筆記の点数が取れていても志望理由が曖昧だと不合格になり得る要素です。「なぜその大学なのか」「編入後に何を学びたいのか」「将来にどう活かすのか」の3点を論理的に整理し、志望理由書と面接での受け答えに一貫性を持たせましょう。明治大学の口頭試問のように、専攻分野への理解を直接問われる形式もあります。想定問答集を作成したうえで模擬面接を行い、緊張した状態でも自分の言葉で語れるように練習しておくことが大切です。

学習計画の面では、試験日から逆算して英語→専門科目→論文・面接の順に立ち上げ、大学在学中やアルバイトとの両立を考えて1日単位よりも1週間単位で目標を設定すると管理しやすくなります。編入試験は一般入試と出題傾向が異なるため、過去問を早めに入手して形式とレベルを確認することが効率化の近道です。同じ編入を目指す仲間と進捗を共有したり、予備校やオンライン添削で小論文・面接を客観的に見てもらったりする仕組みも、モチベーション維持に役立ちます。

MARCH編入のスケジュールと併願戦略・注意点

MARCH編入は「情報収集の時期」を外すと、その年度の挑戦機会自体を失うことがあります。要項の公開時期と出願・試験の時期を年間の流れで押さえておきましょう。

  • 春〜夏:志望校の情報収集と学習計画の立案。英語外部試験のスコアメイク(法政など該当校)。
  • :要項公開のチェック時期。実績では中央大学(経済・文系)が7月上旬、明治大学文学部が7月下旬(2026年度は2025年7月28日)、法政大学が7月下旬(2027年度は2026年7月31日)。
  • :出願・試験のシーズン。法政は9月下旬出願・11月上旬試験、中央法・経済は9月出願・10〜11月試験、青学は10月下旬出願・11月下旬試験。
  • 10月末:立教大学の編入・転部転科要項の公開時期。可能性は低くても最新情報として確認。
  • 冬〜春:合格発表・入学手続き。中央理工など冬入試の学部はこの時期に試験。

併願を組む際は試験日の重複に注意が必要です。2026年度実績では、中央大学法学部と青山学院大学の試験日が同日(2025年11月22日)でした。一方、法政大学(11月9日)とはいずれも重なっておらず、組み合わせ次第で複数校の受験が可能です。日程は毎年変わるため、要項が出そろった段階で必ず一覧化して確認してください。MARCH以外も含めて関東の私立大学を広く比較したい方は、関東の私立大学で3年次編入できる大学一覧もあわせてご覧ください。

編入後の生活にも注意点があります。前大学で取得した単位がすべて認定されるわけではなく、特に分野をまたぐ編入では認定単位が少なくなり、在学期間が延びるリスクもあります。3年次編入の場合は入学直後から就職活動やゼミ配属、卒業研究が始まるため、履修計画・就活計画を早めに立てる必要があります。編入生は途中入学ゆえに友人関係やサークル参加に戸惑うこともありますが、オリエンテーションやゼミ説明会に積極的に参加して環境に慣れていく姿勢が大切です。

最後に、MARCH編入で特に陥りやすい落とし穴は「情報不足」です。「この学部で募集があると思っていたのに今年度はなかった」「単位認定が思ったより厳しかった」という失敗は、最新の公式情報を確認しないまま計画を立てることから生まれます。募集要項の入手と入試担当への問い合わせを習慣にしましょう。編入対策の負担やメンタル面の不安については、大学編入はつらいからやめとけ?編入試験がつらく感じる瞬間4選も参考になるはずです。

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よくある質問(FAQ)

MARCHで編入試験を実施している大学はどこですか?

外部から編入できるのは明治大学(文学部のみ・欠員が生じた場合に募集)・青山学院大学(文学部・教育人間科学部・法学部)・中央大学(法学部・経済学部・理工学部)・法政大学(12学部でMARCH最多)の4大学です。立教大学は外部向けの編入募集がありません。実施状況は年度により変動するため、最新要項の確認が必須です。

立教大学に他大学から編入することはできますか?

できません。2027年度は一般の3年次編入学試験が全12学部で「実施しない」と公式の実施一覧に明記されており、唯一実施される文学部の学士編入も出願資格が立教大学卒業(見込)者に限定されています。立教を志望していた方は、再受験や大学院進学などの代替ルート、または編入の門戸が開いているMARCH他校への切り替えを検討しましょう。

MARCH編入の難易度・倍率はどのくらいですか?

公表されている実績では、明治大学文学部の2024年度2年次編入が志願79名・合格8名で約10倍、中央大学経済学部が2024年度4.3倍→2025年度5.3倍と難化傾向です。法政大学は学科別の内訳を公表しておらず、公式の倍率データはありません。募集人員が若干名の試験は倍率の数字以上に枠が小さいため、倍率だけで難易度を判断せず、対策の質を高めることが重要です。

MARCH編入にTOEICなどの英語スコアは必要ですか?

大学によって異なります。法政大学は多くの学部で英語外部試験のスコアが出願基準になっており、英検・TOEFL iBT・IELTS・TOEIC・TEAPなど学部指定の試験と基準点を満たす必要があります。一方、中央大学の法学部・経済学部は外部スコア提出制度がなく当日の英語筆記試験で選考されます。志望校の型に合わせて、スコアメイクか筆記対策かの優先順位を決めましょう。

2年次編入と3年次編入はどちらを選ぶべきですか?

2年次編入はキャンパスライフや単位取得に時間的余裕がある反面、在学期間と学費の負担が増えます。3年次編入は最短2年で卒業を目指せる一方、入学直後から就職活動やゼミ活動が始まりスケジュールがタイトになります。自分の学習状況や卒業後の計画を見据えて決めましょう。なお、MARCHでは学部・学科ごとに募集年次が決まっているため、選べない場合も多い点に注意してください。

編入後の単位認定や学費はどうなりますか?

前大学で取得した単位の認定範囲は編入先の判断によるため、すべてが認められるわけではありません。認定が少ないと卒業までの在学期間が延びる可能性もあります。学費は一般的に「その大学の該当年次からの学費と同等レベル」ですが、詳細は学部や年度によって異なるため、入試要項や学費一覧で必ず確認してください。

独学での対策に不安がある場合はどうすればいいですか?

MARCH各大学は学部・学科によって試験科目や出題傾向が大きく異なるため、独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。小論文や面接は第三者に見てもらうことで、自分では気づきにくい弱点を補強できます。

まとめ|MARCHへの大学編入を成功させるために

MARCHへの大学編入について、本記事の要点を整理します。

  • MARCH5大学のうち外部から編入できるのは明治・青学・中央・法政の4大学で、立教大学のみ外部向けの募集がない
  • 明治大学は文学部のみで募集は欠員時に限られ、2024年度実績は約10倍の狭き門
  • 青山学院大学は一般編入に加えて、他大学卒業者が出願できる「学外から学士編入」の区分がある
  • 中央大学は法・経済・理工の3学部で、学部ごとに試験時期・会場・科目がまったく異なる(経済学部は5.3倍と難化傾向)
  • 法政大学は12学部でMARCH最多。多くの学部で英語外部試験スコア+論文型のため、スコアメイクの先行着手が必須
  • 要項公開は夏(7月)〜秋(10月末)に集中する。公開時期を逃すとその年度の挑戦機会を失いかねない
  • 倍率の多くは非公表。数字よりも出願資格の確認と対策の質がものをいう
  • 単位認定・就活スケジュールなど編入後の生活設計まで含めて計画する

編入試験は募集人員が少ないぶん、正確な情報と計画的な対策の有無で結果に差がつきやすい試験です。最新の募集要項の確認を怠らないことが、MARCH編入への最初で最大の関門といえます。この記事で全体像をつかんだら、志望大学の個別記事と公式要項で詳細を詰めていきましょう。

スプリング・オンライン家庭教師には、法政大学法学部の編入学試験をはじめ、難関大学の編入で受験生を合格に導いた講師が多数在籍しています。英語外部試験のスコアメイクから専門論文の添削、志望理由書・面接対策まで、受験生一人ひとりに合った指導プランをご提案しています。MARCHへの編入を目指す方は、大学編入対策コースの無料相談をお気軽にご利用ください。

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監修者・執筆者情報

監修者:春山正翔

スプリング・オンライン家庭教師代表、株式会社 Spring Knowledge代表取締役。令和の虎youthに虎として出演。自身も大学編入・大学院入試を経験し、指導者として大学編入・大学院入試で数多くの合格者を輩出している。

執筆者:スプリング・オンライン家庭教師 編集部

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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