【大学編入】これでわかる!秋田大学教育文化学部の傾向と対策

大学編入2023.02.21

大学概要

秋田大学は、明治6年の開設された秋田伝習学校を起源とする歴史のある大学です。日経HRの「価値ある大学2018年版 就職力ランキング」にでは、企業が選ぶ「採用を増やしたい大学ランキング」で全国第一位に選出されており、THE世界大学ランキング日本版では2020年に47位を獲得するなど、国内の大学の中でもかなり優秀な学生が集まる大学です。

学ぶ意欲の高い仲間と共に志高く勉学にはぐみたいと考えている受験生にはぴったりな大学と言えるでしょう。

秋田大学教育文化学部のアドミッション・ポリシーでは、「人間存在をめぐる現代的課題を総合的に探究し,教員および新たな生活文化の創造を担う人材を育成します」と「育てる人間像について」の中に記載されています。学校教育課程の「求める人物像」には、「多様な教育的諸課題に対処できるように,豊かな人間性と専門的知識・技能,幅広い教養を基盤とす る実践的な指導力を備えた教員を目指す強い意志のある人を求めています」との記載があります。

小中学校の教員になりたいと考えている学生や社会人の方々にはおすすめの大学になっています。秋田大学教育文化科学には、学校教育課程の他に、地域文化学科も存在します。地域経済や地域社会について深く学びたいと考えている学生にもぴったりの大学と言えます。

今回は、特に、秋田大学教育文化学部の2年次編入学試験を受験される方向けの内容を記載していきます。

参考:「学長メッセージ」秋田大学(外部へ移動します)

募集概要

秋田大学教育文化学部の試験概要

試験日程

出願期間: 2022年8月15日(月)~2022年8月18(木)(郵送必着)

試験日:2022年9月14日

試験会場: 秋田大学教育文化学部

合格発表日:2022年10月18日(火)

入学手続期間:2022年11月9日(水)~2022年11月10(木)

※2023年度の入試概要になります。

募集要項は例年6月頃に公開されます。

秋田大学教育文化学部2年次編入学試験の詳細はこちら

募集人員

教育文化学部:若干名

学校教育課程の教育実践コース・英語教育コース、理数教育コース、特別支援教育コース、子ども発達コース、地域文化学科のいずれも、募集人員は若干名になっています。

※秋田大学教育文化学部への編入学は、原則2年次編入となっていますが、一部コースでは、入学前の大学・短期大学での取得単位状況により3年次編入学になることがあります。

出願書類

①入学志願票

②受験票・写真票

③卒業(見込)証明書または在学証明書

④成績証明書

⑤入学志望理由書

※①、②、⑤は大学学部所定の様式に必要事項を記入する

出願に必要な書類や記入方法については、詳細は大学HPをご確認ください。

編入学志望理由書は、A4縦長横書き40字×40行1600字以内で、ご自身の志望する理由について、自由に記入します。出願書類としてはかなり基本的なものになります。8部の提出が求められているので忘れずに準備しましょう。

実際の編入学志望理由書の書式を閲覧したい場合は、秋田大学入試課へ直接お問い合わせください。

入学金・授業料
  • 入学金 282,000 円
  •  授業料 前期分 267,900 円(年額 535,800 円)

※上記の入学料及び授業料は令和4年度入学者に適用されたものであり、令和5年度入学者は変更の可能性があります。詳しくは大学HPをご確認ください。

倍率と合格者数

過去の募集人数・志願者数・合格者数・倍率は以下の通りです。

年度募集人員志願者数合格者数倍率
2021年若干名18人3人6倍
2020年若干名13人4人3.25倍
2019年若干名19人8人2.4倍
秋田大学教育文化学部 編入学試験の倍率

志願者数・合格者数はともに、各課程・学科を総合した人数になります。

志願者数は例年10~20名程度で推移しており、地域文化学科への合格者が、例年3名程度になっています。

試験科目の傾向と対策

入学者の選抜は、基礎的科目と専門教育科目、面接試験の結果を総合して判定されます。学校教育課程、地域文化学科の両方とも、配点は基礎的科目が100点満点、専門教育科目が200点満点、面接試験が100点満点となっています。

試験科目と配点

秋田大学が公表している、令和5年度 秋田大学教育文化学部編入学生募集要項には、以下の記載があります。

学力検査科目における基礎的科目と専門的科目の内容
秋田大学編入学試験の配点と日程

口述試験では、受験生一人に対して、面接官3~4人から口頭による質問が行われます。

学力検査の日程と概要

学力検査の試験科目は以下の通りになります。

学力検査の詳細
  • 基礎的科目    試験時間:60分
  • 専門教育科目   試験時間:90分
  • 面接試験     試験時間:20分程度

試験科目は基礎的科目と専門教育科目、面接試験になります。

基礎的科目は、英語の試験になっています。長文読解力のみならず、大学編入学試験特有の和訳問題も出題される傾向にあります。教育学に関する英語の文章を読んでおくことも大切でしょう。

専門教育科目の試験問題は、学校教育課程理数教育コース以外、小論文の試験になっています(学校教育課程英語教育コースの小論文は英語の試験内容を含みます)。小論文の試験内容は一般的な編入学試験で出題されることの多い内容になっています。

多くの受験生が解きやすいと感じる問題が出題される傾向があるため、数多くの小論文を解き、繰り返し添削指導を受けることが大切です。

面接試験は、受験生一人に対して、面接官が3~4名程度の形式になっています。試験時間は約20分間です。志望動機や入学後に学びたいことについて深堀される傾向にあるため、想定問答集を作成して何度も面接の練習をおこなうことが大切です。

【大学編入】秋田大学教育文化学部の傾向と対策3

過去問公開状況について

秋田大学では、過去2年分の試験問題を公開しております。試験問題を確認したい方は、大学HPをご確認ください。

※大学都合により、過去問の公開状況が変わっている場合があります。

合格者の傾向

秋田大学は、大学編入学試験を受けられる大学の中で数少ない、教職の資格を取ることのできる大学です。学校教育課程を志望する人の多くが目指す大学であり人気を誇っています。比較的人気が高いものの、募集人数が限られているため、英語と専門科目の対策を重点的に行うことが重要になっています。特に早いうちから、英語の長文読解や和訳対策に力を入れ、試験の半年前ぐらいから本格的に志望理由書の作成と面接対策を進めていくことが、合格の鍵になります。

合格者のおすすめ参考書

教育学部へのおすすめの参考書はこちら。
※準備中

秋田大学の編入学試験に合格するなら

秋田大学教育文化学部をはじめとした国公立大学を受験する場合、1年生の冬ごろから勉強を進めている場合が多いです。北海道大学や名古屋大学をはじめとした、旧帝国大学の受験も考えて、早いうちから英語や教育学の対策をいかに重点的にできるかが、大切になってきます。

秋田大学教育文化学部の編入学試験は、基礎的科目と専門教育科目の両方の対策をバランス良く行うことが必要です。専門教育科目の配点が200点あるので、しっかりと勉強しておきましょう。

また、面接では、出願時に記載した志望理由書をもとに質問されます。志望動機について、建設的に分かりやすく答えられるよう準備を行う必要があります。

面接試験だからと、甘くとらえずに、教育学の基本知識(大学1・2年生レベル)を理解したうえで、自分のやりたいことを明確に話せるようにしておくことで合格に繋がるでしょう。

また、先述したように、北海道大学や名古屋大学をはじめとした旧帝レベルの大学を受験する人たちが多く受験するため、早い時期から、入念な準備を行うことが大切になります。

おわりに

いかがだったでしょうか。

スプリング・オンライン家庭教師には、秋田大学教育文化学部の編入学試験で受験生を合格に導いた講師も在籍しています。受験生一人ひとりに合った最適な講師の指導で最短の合格を導きます。

大学編入は大学を変える最後の機会です。

秋田大学教育文化学部をはじめとした難関大学の合格を目指すなら、ぜひ一度無料相談ください。

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