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早稲田大学大学院 政治学研究科の外部院試を徹底解説|出願資格・試験科目・研究計画書・面接対策まで

早稲田大学大学院政治学研究科の外部院試とは、早稲田大学以外の大学に在籍する学生や社会人、海外の大学出身者が、同研究科修士課程の政治学コースまたはジャーナリズムコースを、一般入学試験・社会人入学試験・1年制入学試験のいずれかで受験することを指します。推薦入学試験は早稲田大学の学部生に限定されているため、他大学出身者が目指す外部院試の主戦場は一般入学試験になります。政治学研究科は1951年に設立され、政治学専攻のもとに政治学コースとジャーナリズムコースを置き、2027年4月からは公共政策領域が政治学コース内に新設されるなど、研究科の体制が更新され続けています。
本記事では、2027年4月入学を対象とした最新の入学試験要項(2026年7月公開)にもとづき、募集人員・出願資格・試験科目・研究計画書・日程・倍率の考え方・面接対策までを、確認できる一次情報の範囲で整理します。募集人員や試験日程は年度によって変更されるため、出願前には早稲田大学大学院政治学研究科の公式サイトで最新の要項を必ず確認してください。数値や日程を裏づけられない箇所については、断定を避けて「最新の募集要項でご確認ください」と補足しながら読み進めます。
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早稲田大学大学院政治学研究科とは|外部院試における位置づけ
研究科の沿革と教育理念
早稲田大学大学院政治学研究科は政治経済学術院に属する研究科で、1951年の設立以来、研究・教育職を中心に延べ1200人以上の修了生を社会に送り出してきたと公式サイトで説明されています。研究科が掲げる理念は、古代ギリシア以来の政治学の学問的蓄積を踏まえつつ、国際的に標準的でありながら21世紀の新たな展開を見通せる研究と教育を行うことにあります。修士課程から博士後期課程までの一貫教育体制が整えられており、専門職業人の養成と研究者養成の双方を視野に入れているのが特徴です。修士課程では、どのような活動分野でも役立つ基礎的な方法というツールと生きた知識を提供することが目標に掲げられています。
政治学専攻の2コース構成(政治学コース・ジャーナリズムコース)
政治学研究科は政治学専攻の1専攻のみで構成され、その下に政治学コースとジャーナリズムコースの2コースがあります。政治学コースはさらに、実証政治分析・政治思想政治史・比較政治・国際関係・公共政策の5つの研究領域に分かれており、教員別ではなく研究領域別の合同指導体制を採用しています。出願時にメインとなる指導教員の希望を申請しますが、実際の配属は入学後に決定される仕組みです。ジャーナリズムコースも同様に合同指導体制をとり、1年制と2年制の在籍形態があります。
| 研究領域 | 主要な研究分野 | 研究の特徴 |
|---|---|---|
| 実証政治分析 | 数理・計量分析、現代政治分析、政治・投票行動、政治コミュニケーション、政治学方法論 | 現代政治学の諸理論の探求と現代日本政治の分析、先進国の比較現代政治分析 |
| 政治思想・政治史 | 政治思想、政治思想史、憲法、日本政治思想史、日本政治史、西洋政治史 | 西洋・日本の政治思想史と現代の規範的政治理論の探求、憲法との接続 |
| 比較政治 | 比較政治、地域研究 | アジア・ヨーロッパ・ラテンアメリカ等を対象に、制度・政治行動・政治経済を比較の視点から分析 |
| 国際関係 | 国際政治、国際関係論、国際政治史、外交史 | 国際関係をグローバルな視座でとらえ、歴史的・思想的・理論的に探求 |
| 公共政策 | 公共政策 | 公平と効率のバランス・持続可能性を重視し、EBPM(証拠にもとづく政策立案)を担える人材を育成 |
ジャーナリズムコースは、ジャーナリズム思想・歴史・技法、マス・メディア及びマス・コミュニケーション理論、マス・メディア倫理・法制などを主要な研究分野とし、現代のジャーナリズム・マスコミュニケーション現象を分析・解明する基礎理論と方法を習得し、応用・実践することを目指すコースです。2024年度以降の入学者は修士論文が「論文系」のみに一本化されており、それ以前にあった「作品系(映像・ノンフィクション・ウェブ作品等)」は廃止されています。論文系の修士論文は、日本語であれば20,000字程度が目安とされています。
政治経済学術院という位置づけ
政治学研究科は、政治経済学部・経済学研究科などとともに政治経済学術院を構成する研究科の一つです。同じ学術院には現代政治経済研究所(WINPEC)という研究機関も置かれており、政治学・経済学にまたがる横断的な研究プロジェクトが行われています。学術院という枠組みの中に複数の研究科・研究所が併存している点は、志望研究テーマが政治学と経済学・公共政策のどちらの色合いが強いかによって、併願先の研究科を検討する際の判断材料にもなります。
2027年度からの公共政策領域の新設とグローバル公共政策コースの募集停止
注意したいのは、かつて独立したコースだったグローバル公共政策コースが2026年度をもって募集停止となり、2027年4月入学者からは政治学コース内の「公共政策領域」として再編された点です。公共政策領域は、公平と効率のバランスや持続可能性を重視し、EBPMを担える人材、実践的なトレーニングによってグローバルな視野とローカルな現場感覚をともに身につけた人材の育成を掲げています。過去の情報をもとに志望コースを検討していると、コース名の変更に気づかないまま出願準備を進めてしまう恐れがあるため、最新のコース区分を必ず確認してください。
外部院試で選べる入試区分の整理
政治学研究科修士課程の入学試験は、一般入学試験・社会人入学試験(政治学コースのみ)・1年制入学試験(ジャーナリズムコースのみ)・推薦入学試験・ジャーナリズムコース特別AO入学試験の5区分に分かれます。推薦入学試験は早稲田大学の学部に在学し卒業見込みでGPA3.0以上の者に限定されており、他大学に在籍する外部生や既卒者は出願できません。したがって、他大学出身者が挑む外部院試の中心は一般入学試験となり、社会人経験がある場合は社会人入学試験も選択肢に入ります。
- 一般入学試験(政治学コース・ジャーナリズムコース) – 外部生の主戦場となる区分
- 社会人入学試験(政治学コースのみ) – 学歴要件を満たしてから2年6か月以上経過が条件
- 1年制入学試験(ジャーナリズムコースのみ) – 3年以上の社会人経験(実務経験)が条件
- 推薦入学試験 – 早稲田大学の学部生限定(外部生は対象外)
- ジャーナリズムコース特別AO入学試験 – 実務経験のある社会人向けの別枠区分
研究科の教員体制とシラバス確認の重要性
政治学コースは前述のとおり教員別ではなく研究領域別の合同指導体制をとっているため、出願前の段階で「どの教員に師事できるか」を一人だけに絞り込む必要はありません。研究科が公開する教員紹介ページやシラバス検索(wsl.waseda.jp)を使えば、各教員の担当科目や研究実績を確認でき、志望する研究領域に実際にどのような授業・指導が用意されているかを事前に把握できます。研究計画書で指導教員の希望を書く段階になって初めて教員一覧を見るのではなく、出願準備の早い時期からこれらの公開情報にあたっておくと、研究計画の具体性を高めやすくなります。
なお、早稲田大学の教員は学校法人早稲田大学が設置する大学(早稲田大学その他の学校)の学籍を持つことができないという規定があります。早稲田大学の教職員として勤務している人が同時に学生として在籍することは原則できないため、該当する可能性がある場合は出願前に所属先の事務所を通じて本部へ確認しておく必要があります。
実施研究科・募集人員・出願資格|語学スコアの基準まで
2027年4月入学の募集人員
政治学研究科修士課程(2027年4月入学)の入学定員は、政治学コースが一般入学試験と社会人入学試験の合計で75名、ジャーナリズムコースが一般入学試験・1年制入学試験・特別AO入学試験の合計で60名です。この入学定員は4月入学と9月入学の試験を合計した人数であり、2027年4月入学の一般入試だけの募集人員を示す数字ではない点に注意が必要です。複数のコースを併願することはできず、同一コース内で複数の入学試験種類に併願することも認められていません。
| 専攻 | コース | 入学試験種類 | 入学定員(4月・9月合計) |
|---|---|---|---|
| 政治学専攻 | 政治学コース | 一般入学試験・社会人入学試験 | 75名 |
| 政治学専攻 | ジャーナリズムコース | 一般入学試験・1年制入学試験・特別AO入学試験 | 60名 |
一般入学試験の出願資格7区分
一般入学試験の出願資格は、次のいずれかに該当することです。
- 大学を卒業した者、または入学までに卒業見込みの者
- 大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与された者、または入学までに授与される見込みの者
- 外国において通常の課程による16年の学校教育を修了した者、または入学までに修了見込みの者
- 外国の大学等で修業年限3年以上の課程を修了し、学士相当の学位を授与された者、または入学までに授与される見込みの者
- 文部科学大臣の指定した者
- 大学に3年以上在学し、または外国で15年の課程を修了(見込み含む)し、研究科が定める単位を優れた成績で修得したと認めた者
- 研究科の個別審査により大学卒業者と同等以上の学力があると認められ、入学までに22歳に達する者
出願資格6・7に該当する場合は事前に個別審査を受けて出願許可を得る必要があり、2027年4月入学分の申請期限は2026年7月17日(金)でした。この種の期限は年度ごとに設定されるため、個別審査を希望する場合は早い段階で研究科事務所に問い合わせて申請書類の要否を確認しておくと安全です。なお、出願資格1の「大学」は日本国内の大学を指すため、海外の大学の卒業者・卒業見込み者は資格3に該当することになります。中国の大学の専科(3年制)卒業生には出願資格がありませんが、専科卒業後に本科を卒業して16年の学校教育を修了した場合は出願が認められます。
社会人入学試験・1年制入学試験の追加要件
政治学コースの社会人入学試験は、一般入学試験と同じ学歴要件を満たしたうえで、その条件を満たしてから2年6か月以上が経過していることが出願資格です。ジャーナリズムコースの1年制入学試験は、同様の学歴要件に加えて3年以上の社会人経験(実務経験)が求められ、いずれも大学を卒業した社会人が対象になります。
社会人入学試験の合格者のうち希望者には1年修了制度があり、出願時に所定の書類(1年修了希望届・研究業績審査願等)を提出することで、修士課程を1年で修了できる可能性があります。1年修了の可否と博士後期課程への続けての出願可否は第2次試験合格者発表の際に通知されるとされており、出願時点で確約されるものではありません。
語学能力証明書の基準(TOEFL・TOEIC・IELTS・日本語)
語学能力証明書は、国籍にかかわらず全員が提出を求められます(英語を公用語とする国籍かつ第一言語が英語の者、およびジャーナリズムコース1年制入学試験の出願者は提出不要)。認められる試験はTOEFL(PBTまたはiBT)・TOEIC・IELTSのいずれかで、スコアの有効期限は出願締切日から2年以内という条件があります。
| 試験 | 提出が必要な書類・注意点 | 直接送付の手続き |
|---|---|---|
| TOEFL(PBT/iBT) | Test Taker Score Reportのみ有効。MyBestスコア・Home Edition・Paper Editionは不可 | ETSを通じて研究科へ直送(Department Code:D055) |
| TOEIC | 本人宛の公式認定証のみ有効。TOEIC L&Rのみ、団体特別受験のIPスコアは不可 | IIBCのスコア確認サービスで直送(GSPS Application Code:00019710) |
| IELTS | Academicモジュールのみ有効。IELTS Online・One Skill Retakeは不可 | IELTSの電子スコア送付サービスで直送、不可の場合は原本を郵送 |
| 日本語能力試験/日本留学試験(外国籍のみ) | N1合格、または日本留学試験(記述除く)260点以上 | 認定結果証明書・成績確認書をアップロード |
外国籍の出願者は、これに加えて日本語能力試験N1(認定結果および成績に関する証明書)、または日本留学試験の成績確認書(記述を除いた合計260点以上)が必要です。ただし日本の大学を日本語カリキュラムで卒業(見込み)した者はこの提出が不要となる例外があります。英語スコアは出願書類としてアップロードするだけでなく、受験機関から研究科へ直接スコアを送付する手続きも必要になるため、出願締切の直前ではなく余裕を持って手配することが実務上重要です。
出願書類一覧のポイント
提出書類は志望コース・入学試験種類・国籍によって細かく異なりますが、外部生が一般入学試験で出願する場合に共通して求められる主な書類は、次のとおりです。
| 分類 | 主な提出物 | 注意点 |
|---|---|---|
| 志願者情報 | 検定料収納証明書、顔写真、(外国籍者)パスポート | 顔写真は出願時から3か月以内撮影・無帽・無背景・無加工の証明写真が条件 |
| 研究計画等 | 研究計画書(所定様式) | 指導教員の第1〜3希望の記載が必須 |
| 学歴・職歴 | TAO画面上での入力のみ | 書類の別途提出は不要、小学校入学以降を逆時系列で入力 |
| 成績・卒業証明 | 成績証明書、卒業(見込)証明書 | 出願時はデジタルコピー可、合格後の入学手続時は原本提出が必須 |
| 語学能力証明書 | 英語外部試験スコア、(外国籍者)日本語能力試験等 | 受験機関から研究科への直接送付も別途手配 |
| 推薦状 | 出身大学の指導教員等による推薦状2通 | 推薦者本人が研究科宛に直接メール送付 |
顔写真は、面接試験当日の本人確認にも使われるため、スナップ写真や加工・修正を施した写真は受け付けられません。スマートフォンで個人が撮影・印刷した写真も不可とされており、証明写真機やスタジオで撮影した写真を使う必要があります。この顔写真データは、合格後の学生証発行にも同一のものが使われる扱いです。
卒業・修了証明書についても出身大学によって扱いが異なり、中国の大学出身者はCHSI(中国高等教育学生信息網)を通じて認証書を取得し、CSSD(CHESICC)から研究科事務所へ直接メールで送付してもらう必要があります。既卒者と卒業見込者で必要な認証書の種類が異なり、取得には一定の日数がかかるため、出願締切に間に合うよう早めに手配することが求められます。
推薦状2通の手配における注意点
推薦状は、出身大学の指導教員またはそれに代わる立場の人に計2名分を依頼する書類です。推薦者本人が、所属する大学・機関の公式メールアドレスから研究科の受付アドレスへ直接送付する方式がとられており、yahoo・gmail・qqなどのフリーメールアドレスや個人のプロバイダメールアドレスから送られた推薦状は受理されません。メールの件名は「志願者名_推薦状」、添付ファイル名は「志願者の姓_名_推薦状」という形式が指定されているため、依頼する際は推薦者にこの点もあわせて伝えておくと手続きがスムーズです。推薦状は出願期間内に研究科へ届く必要があるため、依頼と作成にかかる時間を見込んで、出願締切のかなり前から準備を始めることが実務上重要になります。
検定料の減免措置
入学検定料は原則として国内出願3万円・国外出願1万5000円ですが、一定の条件を満たす場合は減免措置の対象になります。OECD開発援助委員会(DAC)が認定する後発開発途上国等に居住し、かつ当該国の国籍を有する者は、別紙「特定国からの志願者に対する検定料免除措置制度」に定める書類を提出することで検定料が免除される場合があります。また、入学後に国費外国人留学生となる可能性がある場合は、出願前に早稲田大学の留学センターへ相談するよう案内されています。該当する可能性がある場合は、出願期間に入ってから慌てないよう、早い段階で研究科事務所に条件を確認しておくことをおすすめします。
試験科目を徹底解説|専門科目・英語・研究計画書・口述試験の実際
第1次試験(書類選考・英語能力審査)
政治学研究科修士課程(一般・社会人・1年制入学試験)の選考方法は、専門科目についての独立した筆記試験を実施しないという点で、多くの大学院入試のイメージとは異なります。公式の入学試験要項によれば、選考は第1次試験(書類選考・英語能力審査)と第2次試験(面接試験)の2段階のみで構成されており、政治学や国際関係の知識を直接問う筆記試験の科目は要項に記載されていません。
第1次試験は、提出された出願書類(研究計画書・成績証明書・語学スコア等)にもとづく書類選考と、提出された語学スコアの英語能力審査によって行われます。いわゆる専門科目の代わりを研究計画書が実質的に担っていると捉えることができ、志望する研究領域の先行研究をどれだけ理解し、自分の研究テーマに落とし込めているかが第1次試験突破の鍵になります。第1次試験合格者だけが第2次試験(面接)に進む仕組みです。
第2次試験(面接試験)の実施方法
第2次試験はWeb会議システムを用いた面接試験で、面接時間は20分程度が予定されており、出願時に提出した書類を参照することは認められていません。紙の資料はもちろん、デバイス上の電子データやWebページの閲覧も不正行為とみなされる対象になるため、研究計画書の内容は暗記に近いレベルで頭に入れておく必要があります。事前の接続テストが実施され、これに参加しないと面接試験を受けられない点にも注意してください。
語学試験については、TOEFL・TOEIC・IELTSのいずれかのスコアを出願時に提出する方式であり、当日に英語の筆記試験や英語での面接パートが別途課されるという記載は要項上見当たりません。ジャーナリズムコース1年制入学試験の出願者のみ、語学能力試験スコアの提出が免除されています。英語力そのものは、提出スコアの水準と、面接での受け答え(必要に応じて研究内容を英語で説明できるかを問われる可能性も含む)を通じて評価されると考えるのが実務的な理解です。
この選考方式は、出願者の属性によって負担のかかり方が異なる点にも注意が必要です。学部からストレートで進学を目指す人にとっては、在学中に研究計画書を練り上げる時間を確保できるかどうかが最大の課題になりやすく、社会人経験者にとっては、業務と両立しながら語学スコアの取得と推薦状の依頼を計画的に進められるかどうかが鍵になります。いずれの立場でも、試験当日に配点される得点を積み上げる形式ではなく、出願までに提出する書類の完成度で大部分が決まる入試だという前提を踏まえて準備計画を立てる必要があります。
書類選考を突破するための優先順位
提出書類の中で優先的に時間をかけるべきものを整理すると、第一に研究計画書、第二に語学スコア、第三に推薦状と成績・卒業証明書の準備、という順序が現実的です。研究計画書は唯一、出願者自身の考察力と専門性を直接示せる書類であり、第1次試験の書類選考だけでなく、参照物なしで臨む第2次試験の面接内容にも直結します。語学スコアは受験から結果の受け取り、研究科への直接送付までに一定の期間を要するため、出願期間の数か月前には受験を終えておく必要があります。推薦状は依頼から作成・送付までを推薦者のスケジュールに委ねる部分が大きいため、早い段階で依頼しておくことで、直前になって書類が揃わないという事態を避けられます。
推薦入学試験における選考方法の違い
推薦入学試験は早稲田大学の学部生限定の制度ですが、選考方法の理解として押さえておくと外部生にも参考になります。第1次試験は書類審査のみで、政治経済学部出身の卒業見込み者は原則として第2次試験(面接)が免除されます。ただし第1次試験の判定が「条件付き合格」だった場合のみ第2次試験が実施され、政治経済学部以外の学部出身者は全員が第2次試験の対象になります。この扱いの違いからも、政治学研究科が書類・研究計画書の内容を重視する選考姿勢をとっていることがうかがえます。
不正行為に関する注意事項
入学試験要項には、出願書類から面接試験当日まで一貫して適用される不正行為の定義が明記されています。提出書類・資料・情報等に偽造・虚偽記載・剽窃等があった場合は不正行為認定の対象となり、研究計画書を含む提出物の真正性については、研究科が発行元・提供元・論文審査機関等に問い合わせを行うことがあるとされています。カンニングや他の受験者を利する行為、試験場での迷惑行為、監督員の指示に従わない行為、なりすまし受験なども不正行為の類型として列挙されており、不正行為が認められた場合はその年度の全ての入学試験の結果が無効になります。
面接試験(Web会議システム面接試験)については、研究科が選考のために録音・録画・撮影を行うことがある一方、受験者側による録音・録画・撮影は禁止されています。極めて悪質かつ重大と判断された不正行為については、警察への通報や在籍(出身)大学・保護者等への報告が行われる場合もあると明記されており、書類作成から面接本番まで一貫して誠実な対応が求められる試験だといえます。
研究計画書の書き方と指導教員選び|研究室訪問は必要か
研究計画書の様式と文字数
研究計画書は、政治学研究科の全ての入試区分で提出が必須の書類です。所定様式を用いて本人が記載し、文字数の目安は合計5000字以内程度(5ページ前後)とされています。様式にあらかじめ印字されている文字は文字数としてカウントしなくてよいとされているため、実質的な自由記述量はこの目安に近い分量になります。
生成AI使用に関する注意
要項では、志望動機やエッセイ、研究計画書等は「研究科に自分自身について説明する機会」であるとして、生成AIを使用して作成した文章を自分で書いたものとして提出することを明確に問題視しています。生成AIの利用が発覚した場合は不正行為とみなされる可能性や、選考上の評価に影響する可能性があると明記されているため、研究計画書は自分の言葉で、志望する研究領域の先行研究を踏まえて書き上げる必要があります。
指導教員(メインアドバイザー)の希望の書き方
研究計画書の記載事項として、研究指導を行う教員(メインアドバイザー)の第1〜3希望を記載することが必須です。希望できるのは、研究科が公開する教員一覧のうち「募集あり」と表示されている教員に限られ、対象外の教員を希望した場合は出願そのものが無効になるとされています。教員一覧は例年7月中旬頃に更新される運用のため、出願直前ではなく早い段階で一覧を確認し、志望する研究領域と実際に募集のある教員の研究テーマがどこまで一致するかを見極めておくことが重要です。サブアドバイザー(副として指導を行う教員)は合格後に希望を確認したうえで配置の要否が決まる仕組みになっています。
研究室訪問の要否
公式の入学試験要項やFAQには、出願前の研究室訪問や事前相談を出願資格・出願要件として明記した記述は見当たりません。理系の研究科でよく見られるような「事前に指導予定教員にコンタクトを取ること」という必須要件の記載がない点は、政治学研究科の特徴といえます。ただし、研究計画書に指導教員の第1〜3希望を記載する仕組み上、志望する教員の研究業績やシラバスの担当科目を事前に確認しておくことは、研究計画の説得力を高めるうえで実務的に有効です。訪問の要否や連絡方法について不明な点がある場合は、出願前に研究科事務所(gsps-admission@list.waseda.jp)へ直接問い合わせることが確実です。
研究計画書の様式入手方法と参考資料
研究計画書の所定様式は、政治学研究科の入試要項・出願書類のページからダウンロードする形式です。研究指導担当教員一覧は例年7月中旬頃に更新版が公開される運用となっており、出願期間(2026年度は9月)の直前になって初めて一覧を確認すると、志望教員の「募集あり」表示が変わっている、あるいは希望する研究テーマに近い教員がすでに定員に達しているといった事態に気づくのが遅れるおそれがあります。志望領域を固めた段階で一度教員一覧に目を通し、出願期間が近づいた時点で最新版を再確認するという2段階の準備が現実的です。
研究計画書の内容を練る際は、シラバス検索で該当分野の必修・選択科目の内容を確認し、自分の研究テーマが政治学コースのどの研究領域の科目群と接続するかを具体的に示せるようにしておくと、書類の説得力が増します。政治思想・政治史のように歴史・思想寄りの研究なのか、実証政治分析のように数理・計量分析を軸にした研究なのかによって、必要な準備の方向性が大きく変わる点も踏まえて計画書を組み立てる必要があります。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学院入試のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学院入試の勝ち筋が見える。
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出願から合格発表までのスケジュール
出願期間・検定料
2027年4月入学を対象とした政治学研究科修士課程(一般・社会人・1年制入学試験)の募集・試験日程は、2026年7月公開の入学試験要項にもとづくと次のとおりです。出願期間は2026年9月11日(金)から9月25日(金)正午(日本時間12時)までで、オンライン出願システム「TAO」への入力もこの期限までに完了させる必要があります。
| 項目 | 一般・社会人・1年制入学試験 | 推薦入学試験 |
|---|---|---|
| 出願期間 | 2026年9月11日(金)〜9月25日(金)正午 | 2026年9月11日(金)〜9月18日(金) |
| 検定料納入期間 | 出願期間と同一 | 出願期間と同一 |
| 第1次試験の内容 | 書類選考・英語能力審査 | 書類審査 |
| 第1次試験合格発表 | 2026年11月12日(木) | 2026年11月12日(木) |
| 第2次試験スケジュール発表 | 2026年11月13日(金) | 2026年11月13日(金) |
| 第2次試験(面接、20分予定) | 2026年11月21日(土)〜11月29日(日) | 同左(政治経済学部卒業見込者は原則免除) |
| 第2次試験合格発表 | 2026年12月18日(金) | 2026年12月18日(金) |
| 入学手続期間 | 2026年12月23日(水)まで(予定) | 同左 |
検定料は国内出願が3万円、国外出願が1万5000円で、検定料納入・志願者情報の登録・出願書類の提出をすべて完了させて初めて出願が成立する扱いです。納入方法はコンビニエンスストア払い・クレジットカード決済・外国送金のいずれかから選択します。国内出願と国外出願は志願者の居住地(出願時の現住所)によって区分され、短期滞在の在留資格で日本に滞在している外国籍者は国外出願として扱われる点にも注意が必要です。
第1次・第2次試験と合格発表
第1次試験合格者発表は2026年11月12日(木)、第2次試験(面接)のスケジュール発表は翌13日(金)に行われ、面接本番は2026年11月21日(土)から29日(日)のいずれかの日に、研究科が指定する時間で実施されます。第2次試験の合格発表は2026年12月18日(金)で、TAO上で選考状況を確認する形式です。合否に関する問い合わせには一切応じない旨も要項に明記されています。
入学手続とビザ関連の注意
入学手続期間は2026年12月23日(水)までの予定とされていますが、これはあくまで要項公開時点の予定であり、確定日程は必ず最新の要項で確認する必要があります。第2次試験合格発表後、入学手続の手引きが合格者に送付され、登録料(入学者は入学金に振り替え)・学費・諸会費の納入と入学手続書類の提出を経て正式に入学手続が完了します。国外出願で日本国籍を持たない合格者は、在留資格認定証明書の交付に2〜3か月を要するため、入学手続時点から余裕を持ったビザ申請の準備が必要です。フィリピン・ベトナム・インドネシア・ネパール・ミャンマー・中国の国籍を有する志願者は、結核非発病証明書の追加提出が求められる場合もあります。
検定料の返還ルールと個人情報の取り扱い
一度受理された出願書類と納入済みの検定料は、原則として返還されません。検定料を支払ったが出願書類を提出しなかった場合や、出願書類の不備・出願資格を満たしていない等の理由で出願が受理されなかった場合に限り、検定料のみ返還の対象になるとされています。クレジットカード納入や海外送金の場合は、返還に伴う手数料が志願者負担になる点もあわせて確認しておく必要があります。
出願時に収集される氏名・住所・生年月日等の個人情報は、入学試験の実施・合格発表・入学手続とこれに付随する業務のために利用されるとされています。戸籍またはパスポート等の公的書類上の性別情報も、必要最小限の範囲で収集されますが、性別情報が合否に影響することは一切ないと明記されています。公的書類上の性別が男女のいずれでもない場合は、出願に先立って研究科へ連絡するよう案内されており、配慮を必要とする受験者への対応窓口も用意されています。
出願前の準備チェックリスト
ここまでの内容を踏まえ、2027年4月入学の一般・社会人・1年制入学試験を念頭に、出願までに済ませておきたい主な準備を時系列で整理すると次のとおりです。
- 出願資格6・7の個別審査が必要な場合は、2026年7月17日(金)の申請期限までに研究科事務所へ相談する
- 研究指導担当教員一覧(例年7月中旬頃更新)を確認し、志望研究領域と「募集あり」教員の対応関係を把握する
- TOEFL・TOEIC・IELTSいずれかのスコアを取得し、出願締切から2年以内の有効期限に収まるよう受験時期を逆算する
- 出身大学の指導教員等に推薦状2通を依頼し、公式メールアドレスからの直接送付を手配する
- 研究計画書(所定様式・5000字以内程度)を作成し、指導教員の第1〜3希望とあわせて完成させる
- 2026年9月11日(金)〜25日(金)正午の出願期間内に、検定料納入・志願者情報登録・出願書類提出をすべて完了する
倍率・難易度をどう読むか|非公表データとの向き合い方
公表されていない数値と向き合う姿勢
政治学研究科の入学試験要項・入試スケジュールのページ・FAQのいずれにも、年度別の志願者数・受験者数・合格者数・実質倍率といった数値は公表されていません。学部入試のように予備校等が独自集計した倍率情報が広く出回っているわけでもないため、外部から正確な競争率を把握することは難しいのが実情です。数値が不明な状態で無理に倍率を算出・推測することはかえって受験対策を誤らせるおそれがあるため、以下では公表されている事実にもとづいて難易度の考え方を整理します。
定員規模から見る難易度
政治学コースの入学定員は4月・9月合計で75名、ジャーナリズムコースは同60名と、他の人文社会系研究科と比べて相対的に定員規模が大きい点が挙げられます。定員規模の大きさは直ちに「入りやすさ」を意味するものではありませんが、極端に狭き門を前提とした対策(たとえば出願自体を諦める判断)をとる必要はないといえます。
選考方式(書類・面接中心)から見る難易度
選考が書類選考(研究計画書・成績・語学スコア)と面接のみで構成され、専門科目の筆記試験による一発勝負の要素が制度上存在しないことも押さえておきたい特徴です。これは、研究計画書の完成度と面接での応答内容が合否に直結しやすい選考方式であることを意味します。裏を返せば、出願書類の作り込みに十分な時間をかけられたかどうかが、当日の得点力以上に結果を左右しやすい入試だと理解できます。
推薦入学試験の出願資格としてGPA(大学統一基準)3.0以上という明確な基準が示されている点も参考になります。これは早稲田大学の学部生を対象にした推薦入試の基準であり、一般入学試験に同じ基準が適用されるわけではありませんが、研究科が学業成績を重視する姿勢を持っていることを示す材料の一つです。外部生であっても、出願書類として提出する成績証明書の内容(GPAや成績分布)は、書類選考において一定の評価対象になると考えるのが自然です。
参考として、推薦入学試験の要項に示されている大学統一基準のGPA換算表は次のとおりです。評価がAO入試等の基準としてどう数値化されるかを知っておくと、自分の成績証明書がどのレベルに位置するかを客観的に把握しやすくなります。
| 評価(素点) | 成績表記 | GPA値 |
|---|---|---|
| 100〜90 | 優(A+) | 4.0 |
| 89〜80 | 優(A) | 3.0 |
| 79〜70 | 良(B) | 2.0 |
| 69〜60 | 可(C) | 1.0 |
| 59〜0 | 不可(F) | 0 |
以上を踏まえると、政治学研究科の外部院試対策は、倍率という一つの数字に頼るのではなく出願資格・提出書類の要求水準から逆算して準備を進める姿勢が現実的です。最新の志願状況や実施結果について正確な情報を得たい場合は、研究科事務所への問い合わせや、入試・進学説明会への参加を通じて確認することをおすすめします。
外部生特有の留意点
早稲田大学の学部から進学する内部生は、在学中に政治学コースの科目やシラバスに日常的に触れられる分、志望教員や研究領域の情報を早い段階から蓄積しやすい環境にあります。他大学出身の外部生は、この情報格差を出願準備の早期化で補う必要があります。具体的には、研究科の公式サイト・シラバス検索・教員紹介ページを出願の半年以上前から定期的に確認し、志望領域の研究動向や、募集のある教員の入れ替わりを把握しておくことが実務的な対策になります。推薦入学試験のGPA基準(3.0以上)がそのまま一般入学試験に適用されるわけではありませんが、成績証明書の内容が書類選考の評価材料になる以上、出身大学での学業成績を軽視しない姿勢も重要です。
過去問は存在するか|出題傾向の予測と面接(口述試問)対策
公式FAQが明言する「過去の出題例なし」
政治学研究科のFAQページには、面接試験での質問内容は出願者ごとの提出書類の内容や経歴によって異なるため過去の出題例はないという趣旨の説明が明記されています。これは単に過去問が非公開というだけでなく、そもそも受験者全員に共通する固定の出題そのものが存在しない選考方式であることを意味します。専門科目の独立した筆記試験がないことと合わせて考えると、いわゆる「過去問対策」という発想自体がこの入試にはそぐわないということになります。
募集要項から読み取れる出題予測
過去問がない以上、対策の軸になるのは、募集要項・研究計画書の様式・研究科が示す5つの研究領域の説明から読み取れる評価の観点です。募集要項とFAQの記載にもとづく推測であり断定はできませんが、少なくとも次の3点が面接で問われる可能性が高いと考えられます。
- 研究計画書に記載した研究テーマの学術的な位置づけと、先行研究に対する理解度
- 志望する研究領域(実証政治分析・政治思想政治史・比較政治・国際関係・公共政策、またはジャーナリズム)の主要な研究手法への適性
- 志望する指導教員(第1〜3希望)の研究テーマと、自身の研究計画との接続の具体性
政治学コースの必修科目には、経験的方法・数理分析・規範理論という3つの方法論が明示されており、修士課程での必修科目を通じてこれらの方法論を習得することが博士後期課程進学の前提とされています。将来的に博士後期課程への進学(5年一貫プログラム)を視野に入れている場合、研究計画書や面接で、自分の研究テーマがどの方法論的立場に近いのかを言語化できるかどうかが、評価に影響しうる観点として想定されます。
政治学コースでは、博士後期課程への進学にあたって分析手法認定試験・領域修了試験・論文構想試験という段階的なチェックポイントが設けられており、修士課程の入り口である外部院試の時点から、研究テーマを長期的にどう発展させるかを見据えた計画性が求められる構造になっています。ジャーナリズムコースにも同様に、分析手法認定試験・基礎習得認定試験・論文構想試験という段階的な確認プロセスが用意されており、修士課程はこの一貫教育プログラムの最初のステップと位置づけられています。修士修了だけを目指す場合であっても、研究科全体がこうした段階的な研究指導体制を敷いていることを理解しておくと、研究計画書の構成(研究の背景・先行研究・独自性・想定される貢献)を組み立てやすくなります。
面接当日の実務対策
面接はWeb会議システムで実施され、20分程度と決して長くはありません。出願時に提出した書類の参照が一切認められないため、研究計画書に書いた内容・志望理由・指導教員希望の理由は、資料を見なくても口頭で説明できる状態に仕上げておく必要があります。事前の接続テストが必須とされており、これに参加しなかった場合は面接試験そのものが実施されない扱いになる点も、見落としやすい実務上の注意点です。接続テスト時と同一の機材・同一の場所で本番に臨むことが要項でも推奨されています。
併願の考え方と関連コースへのリンク
研究科内での併願制限
政治学研究科内では、複数コースの併願、同一コース内での複数入試種類の併願がいずれも認められていません。政治学コースとジャーナリズムコースのどちらか一方、かつ一般・社会人・1年制・推薦・特別AOのいずれか一つの区分を選んで出願する必要があります。加えて、一般・社会人・1年制入学試験と、同じ入学時期のジャーナリズムコース特別AO入学試験・推薦入学試験との併願もできません。
ジャーナリズムコース特別AO入学試験との違い
ジャーナリズムコースには、一般入学試験・1年制入学試験のほかに、実務経験のある社会人を主な対象とした特別AO入学試験という区分もあります。特別AO入学試験の募集人員はジャーナリズムコース全体の入学定員60名の中に含まれる内数として扱われており、別枠で追加の定員が用意されているわけではありません。出願書類や選考の詳細は特別AO入学試験専用の要項に定められているため、ジャーナリズムを志望する社会人は、1年制入学試験と特別AO入学試験のどちらの出願資格・選考方法が自分に合っているかを、それぞれの要項を見比べて判断する必要があります。
他研究科・他大学との併願
政治学研究科と、同じ政治経済学術院に属さない他研究科(経済学研究科や社会科学研究科など)との併願可否については、本記事で参照した政治学研究科の入学試験要項には明記がありません。研究科をまたぐ併願の可否は募集要項の記載範囲外であり、確認したい場合は志望する各研究科の要項を個別に確認する必要があります。他大学の大学院との併願を検討する場合は、政治学研究科の出願期間(2026年9月11日〜25日)・第1次試験合格発表(11月12日)・第2次試験(11月21日〜29日)・最終合格発表(12月18日)という日程を軸に、他大学の試験日・提出締切と重ならないかを早めに確認しておくことが実務上重要です。
特に注意したいのは、出願書類(推薦状・語学スコアの直接送付・研究計画書)の準備には数週間から数か月単位の時間がかかるという点です。他大学の大学院を第一志望としつつ政治学研究科を併願先として検討している場合でも、出願期間の直前になって初めて書類を揃え始めるのではなく、複数校分の推薦状依頼や語学スコアの手配を並行して早期に進めておくことで、どちらの出願にも支障が出ないようにする準備計画が現実的です。
関連記事・大学院入試対策コース
政治経済学術院には政治学研究科のほかにも経済学研究科があり、早稲田大学大学院 経済学研究科の外部院試を解説した記事もあわせて確認すると、学術院内での試験方式の違いを比較できます。研究科ごとの難易度や選考方式の違いを俯瞰したい場合は、早稲田大学大学院の難易度を研究科別にまとめた記事が参考になります。政治学研究科以外を含めた早稲田大学大学院全体の入試制度を確認したい場合は、早稲田大学大学院入試を徹底解説する記事もあわせてご覧ください。
大学院入試全般の準備の進め方を体系的に押さえたい場合は、大学院入試対策の完全ガイドで、研究計画書対策や面接対策の基本を確認しておくことをおすすめします。研究計画書の添削や面接練習など、専門的なサポートを受けながら準備を進めたい場合は、大学院入試対策コースの活用も選択肢の一つです。
よくある質問(FAQ)
早稲田大学大学院政治学研究科の外部院試に専門科目の筆記試験はありますか。
2027年4月入学を対象とした一般・社会人・1年制入学試験の要項では、専門科目に関する独立した筆記試験は実施されないと読み取れます。選考は第1次試験(書類選考・英語能力審査)と第2次試験(面接試験)の2段階のみで構成されています。研究計画書の完成度が事実上の専門試験の役割を果たす構造になっているため、書類作成に十分な時間を確保することが重要です。最新年度で変更がないか、出願前に必ず要項を確認してください。
他大学出身者でも受験できますか。
一般入学試験・社会人入学試験(政治学コース)・1年制入学試験(ジャーナリズムコース)は、大学卒業(見込み)等の要件を満たせば他大学出身者でも出願できます。推薦入学試験は早稲田大学の学部生に限定されており、外部生は対象外です。海外の大学出身者は、出願資格の学歴要件のうち「外国において通常の課程による16年の学校教育を修了した者」等の区分に該当するかどうかを確認してください。
語学スコアはTOEICでも認められますか。
TOEFL(PBTまたはiBT)・TOEIC・IELTSのいずれかのスコアが認められていますが、TOEICはL&Rのみが対象で、団体特別受験制度によるIPスコアは認められません。出願締切日から2年以内のスコアであることも条件です。ジャーナリズムコース1年制入学試験の出願者と、英語を公用語とする国籍かつ第一言語が英語の出願者は、この提出が免除されます。
研究計画書はどのくらいの文字数で書けばよいですか。
所定様式を用いて、文字数の目安は合計5000字以内程度(5ページ前後)とされています。様式にあらかじめ記載されている文字はこの文字数に含めなくてよいとされています。研究指導を希望する教員の第1〜3希望をあわせて記載する必要があるため、教員一覧の最新版を確認したうえで作成してください。
過去問は公開されていますか。
公式FAQでは、面接の質問内容は出願者ごとの提出書類や経歴によって異なるため過去の出題例は無いと説明されています。専門科目の筆記試験自体が実施されないため、過去問という形での対策資料は存在しません。対策の軸は、研究計画書の完成度と、その内容を口頭で説明できる準備に置くことになります。
研究室訪問は必須ですか。
入学試験要項やFAQに、研究室訪問を出願の必須要件とする記載は見当たりません。ただし研究計画書には指導教員の第1〜3希望を記載する必要があるため、志望する教員の研究内容を事前に確認しておくことは実務上有効です。不明点は研究科事務所に問い合わせることをおすすめします。
政治学コースとジャーナリズムコースは併願できますか。
できません。政治学研究科では複数コースの併願や、同一コース内での複数入試種類の併願はいずれも不可とされているため、出願前にどちらのコース・どの入試区分で出願するかを一つに絞る必要があります。同じ入学時期の一般・社会人・1年制入学試験と、特別AO入学試験・推薦入学試験との併願もできない点にあわせて注意してください。
倍率はどこで確認できますか。
政治学研究科は志願者数・合格者数・実質倍率を公式には公開していません。正確な最新情報が必要な場合は研究科事務所への問い合わせや入試・進学説明会への参加を通じて確認することをおすすめします。定員規模や選考方式(書類・面接中心)といった公表情報から難易度の傾向をつかみ、出願書類の作り込みに時間を配分する対策が現実的です。
まとめ|早稲田大学大学院政治学研究科の外部院試に向けて
早稲田大学大学院政治学研究科の外部院試は、専門科目の筆記試験ではなく書類選考と面接によって合否が決まる点に大きな特徴があります。2027年4月入学を対象とした要項では、出願期間が2026年9月11日から25日、第2次試験(面接)が11月21日から29日、最終合格発表が12月18日という日程が示されています。募集人員・出願資格・試験日程は年度ごとに変更される可能性があるため、出願を検討する際は必ず早稲田大学大学院政治学研究科の公式サイトで最新の入学試験要項を確認してください。
専門科目の筆記試験がない分、研究計画書の完成度と、それを裏づける面接での説明力が合否を左右しやすい入試だといえます。研究計画書の作成や面接対策に不安がある場合は、大学院入試対策コースのような専門的なサポートを活用しながら、出願書類の作成に十分な時間を確保できるよう早めに準備を始めることをおすすめします。
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