【大学編入】和歌山高専とは！？高専の特色、大学編入の状況

大学編入2023.03.05

1 はじめに
2 所在地
3 偏差値
4 教育理念・学科
5 生徒数
6 ロボコン
7 大学編入状況
8 おわりに

はじめに

大学編入コース・高専プログラム編集部です。

今回の記事では、和歌山工業高等専門学校、通称、和歌山高専の特色や大学編入の状況などについてまとめました。

所在地

和歌山高専は、御坊市にあります。

偏差値

偏差値は

和歌山県の高校 89 校中 8 位です。

和歌山県内で偏差値が近い高校は、下記の通りです。

開智高校普通科I類コース(偏差値67)、向陽高校(偏差値66)、和歌山信愛高校特進コース(偏差値64)、近畿大学附属新宮高校普通科アグレッシブコース(偏差値63)、初芝橋本高校普通科Premium国公立コース(偏差値63)です。

教育理念・学科

和歌山高専は、1964年(昭和39年)設立以来、これまでに多くの優秀な技術者・研究者を育て産業界や国・地方自治体、教育機関などへ送り出してきました。

香川高専は「本校は、５年間の一貫教育を通じて、エンジニアとしての素養を身につける基礎教育と、実践を重視した専門教育を効果的に行うことにより、工学を社会の繁栄と環境との調和に生かすための創造力と問題解決能力を身につけ、豊かな人間性と国際性を備えた人材の育成を目指します。とりわけ自然環境に恵まれた和歌山県中南部に位置する本校は、地域社会の特色を生かしつつ、地球環境に配慮した新技術の開発に貢献することにより、新たな課題に挑戦します。こうした環境と地域連携を考慮した教育・研究活動が、国際社会へもアピールできるよう努力を重ねます」を教育理念として掲げています。

和歌山高専本科には、以下の5つの学科が設置されています。

学科	内容
知能機械工学	ものづくりは、材料の検証、力学的な裏づけ、形状の決定と製作、マイコン等による計測と制御という工程で行われます。力学を中心とした実験やシミュレーションによる解析技術、求められる仕様を満たす設計技術とCADを用いた製図技術、そして、機器を制御するために必要な電子制御や自動制御といった知識とプログラム作成技術等を総合的に学習するため、知能機械工学科ではこれらを４つの系とし、それぞれに専門家を配置しています。続きを読む
電気情報工学	電気・電子・情報技術はあらゆる産業に深くかかわり、現代社会の発展に大きく寄与しています。電気情報工学科では、日々発展する電気電子情報技術に柔軟に対応できる課題発見解決型の技術者を育成するため、基礎学力の定着と応用力の育成を重視して教育課程を編成しています。続きを読む
生物応用化学	生物応用化学科は、物質に関する幅広い理解を有するとともに、バイオテクノロジーや地球環境に関しても十分な知識を備えた実践的技術者を育成します。低学年から実験・実習を取り入れて物質の本質について学びますが、第４学年からは、生物化学と応用化学の２コース制を採用しています。続きを読む
環境都市工学	環境都市工学の技術は、地震や台風といった災害に強くて安全な国土造り、便利で活力のある国土造り、さらに、自然と調和した国土造りを実現することに貢献しています。本学科では、構造･水理･地盤･計画･材料などの国土造りの基本となる科目を中心に、環境関係の科目や情報処理関係の科目を組み合わせて、環境と調和した国土造りも考えられる技術者を育成する教育を行います。続きを読む

生徒数

入学定員数は、１学年160名(各学科40名)、総定員800名で、令和4年には、5学年で823名の学生が在籍しています。

本科には182名の女子学生が在籍しており、おおよそ4.5人に1人の割合です。

マレーシア、タイ、カンボジア、モンゴル出身の留学生も10名ほど在籍しています。

ロボコン

過去5年間の和歌山高専のロボコンにおける成績は、以下の通りです。

年度	全国大会	近畿地区大会
2022		Ａチーム(とば〜す君) 優勝Ｂチーム(自走紙飛行機速射砲 ) 特別賞(マブチモーター株式会社)
2021		Bチーム(NIANIC) 特別賞(ローム株式会社)
2020		Bチーム(Ogchi.) 特別賞(株式会社安川電機) Cチーム(白刃鳥) 特別賞(田中貴金属グループ)
2019		Aチーム特別賞(株式会社安川電機)
2018	江楠マキナさんデザイン賞	Bチーム(江楠マキナさん) アイデア賞、特別賞(東京エレクトロン株式会社)

大学編入状況

令和3年度には、148名が卒業され、そのうち87名が就職、55名が進学、その他6名となっています。

和歌山高専の5年生の学生の一部は、専攻科への進学あるいは他大学の2年次／3年次へ編入をしま

令和3年度〜平成31年度の進学状況を見ると、和歌山高専専攻科への進学者が最も多く(令和3年30名、令和2年32名、平成31年29名) 次いで豊橋技術科学大学(令和3年3名、令和2年4名、平成31年13名)、長岡技術科学大学(令和3年5名、令和2年6名、平成31年1名)、広島大学(令和3年2名、令和2年2名、平成31年1名)です。

またそのほかには、大阪大学(令和3年度1名)、北海道大学(令和3年度1名)、九州大学(令和2年度1名、令平成31年度1名)、神戸大学(令和2年1名)、筑波大学(令和2年度1名)、神戸大学(平成3年度1名)などの難関大学への編入者も複数名います。

和歌山高専の大学編入実績は平均的なものと言えるでしょう。