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富山大学都市デザイン学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

富山大学都市デザイン学部の編入試験を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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富山大学都市デザイン学部の第3年次編入学試験は、都市・交通デザイン学科と材料デザイン工学科を対象に、高等専門学校や短期大学、大学等の出身者を3年次から受け入れる選抜です。地球システム科学科は編入学の募集を行っていません。選抜方法は筆記試験や小論文ではなく、口述試験を含む面接と、出身学(校)長が作成する調査書の評価を総合して合否を判定する点が、他大学の編入試験と大きく異なる特徴です。令和9年度(2027年度)の学生募集要項(令和8年4月公表)では、都市・交通デザイン学科1名、材料デザイン工学科2名という少人数の募集枠が示されています。本記事では、この募集要項に基づき、出願資格、試験科目、日程、倍率の読み方、科目別対策、面接・志望理由書対策、募集要項から見た出題予測、併願戦略までを一次情報に沿って整理します。年度によって変わる可能性がある数値や日程は、出願前に必ず最新の募集要項でご確認ください。

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目次

富山大学都市デザイン学部の編入学試験の概要

富山大学都市デザイン学部は、都市・交通デザイン学科、材料デザイン工学科、地球システム科学科の3学科で構成されています。第3年次編入学の対象は都市・交通デザイン学科と材料デザイン工学科の2学科のみで、地球システム科学科は編入学の募集を行っていません。志望する学科を決める前に、まず自分が受験できる学科がこの2学科に限られる点を確認しておく必要があります。

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富山大学全体の入学者受入れの方針では、人文科学、社会科学、自然科学、生命科学、保健医療及び芸術文化の各分野に高い関心を持ち、幅広く豊かな教養と専門的な知識や技術を活かして地域と国際社会に貢献しようとする高い志を持つ者を受け入れるとし、入学者選抜の基本方針として複数の受験機会や多様な学生を評価できる入試を提供するとしています。第3年次編入学は、この「多様な学生を評価する入試」の一つとして位置づけられており、一般選抜や総合型選抜とは異なる評価軸を持つ選抜だと理解しておくと、対策の方向性を見誤りにくくなります。都市デザイン学部の学科別アドミッション・ポリシーは、この学部全体の方針を踏まえたうえで、都市・交通デザイン学科と材料デザイン工学科に共通して示されています。

学部のアドミッション・ポリシーでは、都市や地域の創生に興味のある人、美しい都市や地域の実現に興味のある人、都市のユニバーサルデザインに興味のある人、地域を支える交通システムの開発や計画に興味のある人、防災の在り方や具体的な方策から安全・安心な社会の実現に興味のある人、物理学や化学の知識に基づいて材料の特性が発現する仕組みの解明に興味のある人、社会や自然の環境に強い興味を持ち新素材や新機能材料の開発に興味のある人を求める人材像として挙げています。口述試験を含む面接では、この人材像とどれだけ接続した志望動機を語れるかが評価の軸になると考えられます。7つの人物像は都市・交通デザイン学科寄りの項目と材料デザイン工学科寄りの項目に分かれているため、自分の志望学科に近い項目を軸に志望理由を組み立てるとよいでしょう。

編入学の時期は令和9年4月、編入学年は3年次です。編入学後2年以上4年以内に学部規則に定める授業科目を履修し、卒業に必要な単位を修得すると、学士(工学)の学位が授与されます。ただし募集要項には、出身校で学んだ分野と入学希望の学科で学ぶ分野が大きく異なる場合、出身校で修得した科目・単位を本学部の単位として十分に認定できず、卒業までに2年を超える期間を要することがあると明記されています。高専の学科構成と都市デザイン学部の学科構成が近いほど単位認定が進みやすいと考えられるため、出願前に大学公式サイトのWebシラバス(授業案内)で開講科目と内容を確認しておくと、入学後の学習計画を具体的にイメージしやすくなります。単位認定の可否は出願前の段階では確定しませんが、出身校のシラバスと入学後の開講科目名を照らし合わせておくだけでも、面接で学習計画を語る際の説得力につながります。

都市・交通デザイン学科は、コンパクトシティ先進地とされる富山を舞台に、インフラ構造学、国土・交通計画学、都市・地域コミュニティ学、デザイン・環境学、情報・数理科学、防災・減災学の6分野で教育研究を行っています。

教育研究分野 主な内容
インフラ構造学 インフラ構造物、河川・自然環境、計画、設計、施工、維持管理、長寿命化
国土・交通計画学 国土計画、交通計画、交通政策、公共交通、コンパクトシティ、モビリティマネジメント
都市・地域コミュニティ学 都市・地域計画、都市再生、エリアマネジメント、コミュニティデザイン
デザイン・環境学 都市空間計画・設計、景観デザイン、水辺環境、都市・建築工学、まちづくり
情報・数理科学 データサイエンス、画像処理解析、数値シミュレーション、地理情報システム、AI、IoT
防災・減災学 自然災害の発生防止・抑制対策、被害軽減対策、防災デザイン、リスクマネジメント

土木工学、都市計画、交通計画、防災といった分野に関心がある高専生・大学生に向いた学科だといえます。学科紹介では、工学・理学・芸術文化学など多様なジャンルを連携・融合させながら、JABEE(日本技術者教育認定機構)に対応した国際水準の教育プログラムで進めるとされており、公共交通を軸としたコンパクトシティ先進都市として知られる富山の街をフィールドにした演習を多く取り入れている点も特徴です。一方の材料デザイン工学科は、金属、セラミックス、樹脂、バイオ材料など幅広い材料工学を扱う学科で、組織制御工学、機能制御工学、物性制御工学、環境材料工学、材料プロセス工学、鉄鋼材料工学、計算材料学、材料成形加工学、光機能材料工学、軽量材料工学という10の教育研究分野を持っています。志望理由や面接での回答は、この教育研究分野名を自分の関心と結びつけて語れるようにしておくと説得力が増します。なお、材料工学は技術の提供や貨物の輸出に関わる分野を含むため、募集要項では「国立大学法人富山大学安全保障輸出管理規則」に基づき、規制対象に該当する場合は入学後の教育・研究活動に制限がかかることがあると注意喚起されています。海外との技術交流を伴う研究テーマを志望理由に盛り込む場合は、この点も念頭に置いておくとよいでしょう。

学部案内では、都市・交通デザイン学科を「コンパクトシティ先進地富山で都市と交通の未来を探求!世界へ発信!」、材料デザイン工学科を「命を守り、社会を守る未来の基盤材料をデザインしよう!」というキャッチコピーで紹介しています。前者は公共交通を軸としたまちづくりの実践的な演習、後者は鉄鋼・非鉄・セラミックス・バイオといった各種材料の専門知識と社会課題解決の発想プロセスを重視している点が、それぞれのキャッチコピーからも読み取れます。志望理由を組み立てる際は、こうした学科の打ち出し方と自分の関心がどう重なるかを言語化しておくと、口述試験での説明に一貫性が生まれます。

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募集人員・出願資格

令和9年度の第3年次編入学の募集人員は、都市・交通デザイン学科が1人、材料デザイン工学科が2人です。地球システム科学科は募集を行いません。この学科別の人数構成は令和5年度・令和7年度の募集要項でも同じで、都市・交通デザイン学科1人、材料デザイン工学科2人という枠が複数年にわたって維持されています。年度によって変更される可能性はあるため、出願する年度の募集要項で必ず確認してください。

年度 都市・交通デザイン学科 材料デザイン工学科 地球システム科学科
令和5年度 1人 2人 募集なし
令和7年度 1人 2人 募集なし
令和9年度 1人 2人 募集なし

出願資格は、次の7区分のいずれかに該当することが条件です。

区分 対象 主な要件
高等専門学校卒業(見込)者 令和9年3月31日までの卒業見込みを含む
短期大学卒業(見込)者 令和9年3月31日までの卒業見込みを含む
大学卒業(見込)者 令和9年3月31日までの卒業見込みを含む
大学在学者 2年以上在学(休学期間を除く)し62単位以上修得(見込)。本学在学中の者は除く
専修学校専門課程修了(見込)者 修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上・大学入学資格を有する者に限る。事前審査が必要
外国の学校出身者 14年以上の課程を修了(見込)。外国人志願者は日本留学試験(日本語)またはJLPT N1の受験が前提。事前審査が必要
高校・中等教育学校後期課程・特別支援学校高等部専攻科修了(見込)者 修業年限2年以上等の基準を満たすものに限る

この7区分は、令和9年3月31日までに卒業・修了の要件を満たす見込みの者も対象に含む点が共通しています。「卒業見込み」であっても出願時点で卒業していなくても構いませんが、実際に卒業要件を満たせなかった場合は入学が取り消される可能性があるため、出願前に自分の単位取得状況を出身校の教務担当と確認しておくと安心です。出願資格⑺の高等学校・中等教育学校後期課程・特別支援学校高等部専攻科は、修業年限2年以上などの基準を満たす専攻科(看護専攻科や工業専攻科など)を修了(見込み)した人が対象で、学校教育法第90条第1項に規定する大学入学資格を有することが条件になります。自分の在籍する専攻科がこの基準を満たすかどうかは、出身校を通じて確認しておきましょう。

出願資格を確認する際は、区分の数字だけで自己判断しないことが大切です。たとえば出願資格⑷の「62単位以上」は、大学によって単位の数え方や必修・選択の扱いが異なるため、自分の出身校の成績証明書でどの科目が単位として認定されているかを事前に確認しておく必要があります。判断に迷う場合は、富山大学理工系学務課都市デザイン学部事務室(入試担当、電話076-445-6698・FAX076-445-6705)へ、自分の成績証明書に記載された科目名を挙げながら早めに確認しておくと安心です。

出願資格⑷は「本学在学中の者を除く」と明記されているため、富山大学の他学部・他学科に在学中の学生は、同一区分での出願対象になりません。学内での転部・転学科を検討している場合は、編入学試験とは別の制度を確認する必要があります。また、出願資格⑹による外国人志願者は、日本留学試験(日本語)または日本語能力試験(1級またはN1レベル)を受験していることが前提となるため、該当する場合は受験実績を早めに整理しておいてください。

出願資格のうち⑸専修学校の専門課程と⑹外国の学校の出身者は、出願に先立って資格の事前審査を受ける必要があります。事前審査に必要な書類は、⑸の場合は事前審査願と専修学校長が発行する修業年限・総授業時数の証明書、返信用封筒(長形3号・郵便切手410円分)です。⑹の場合は事前審査願、卒業(見込)証明書と日本語訳、学業成績証明書と日本語訳、住民票の写し(日本国内在住の外国人志願者)、日本留学試験受験票またはJLPT合否結果通知書の写し、返信用封筒が必要です。書類提出期限は令和8年4月28日(火)17時必着で、持参による提出は認められません。提出先は富山大学理工系学務課都市デザイン学部事務室(入試担当、〒930-8555富山市五福3190番地)で、審査結果は令和8年5月8日(金)頃までに本人へ通知されます。この期限は通常の出願期間(5月11日〜15日)よりも早いため、⑸⑹に該当する場合は特に早めの準備が必要です。事前審査に通っても、通常の出願手続(インターネット出願登録・検定料支払い・出願書類の郵送)を別途行う必要がある点にも注意してください。事前審査はあくまで出願資格を満たしているかどうかの確認手続きであり、事前審査の合格が編入学試験そのものの合否を左右するわけではありません。

障害等(視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、病弱、怪我、発達障害等)があり、受験上・修学上の配慮を希望する場合も、出願に先立つ事前相談が用意されています。相談期限は事前審査と同じ令和8年4月28日(火)までで、氏名・志望学科・障害等の種類や程度・受験上と修学上それぞれの配慮希望事項・出身学校での措置などを記載した事前相談申請書を、医師の診断書等を添えて理工系学務課都市デザイン学部事務室(入試担当)へ提出します。事前相談を行っても本学への出願が義務付けられるわけではないとされているため、配慮を希望する場合は出願を決める前でも相談してよい制度です。

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試験科目と配点

富山大学都市デザイン学部の第3年次編入学試験は、募集要項の「6. 選抜方法」において「口述試験を含む面接の結果と,出身学(校)長が作成した調査書の評価結果を総合して判定します」と明記されています。数学や専門科目の筆記試験、小論文は課されません。多くの国立大学の編入試験が数学や専門科目の筆記試験を課すのに対し、都市デザイン学部は面接と調査書のみで合否を決める点が際立った特徴です。配点についても、募集要項には点数配分の明示はなく、面接と調査書をそれぞれ評価したうえで総合判定する方式が採られています。

「口述試験を含む面接」という表現は、一般的な面接(志望理由や学習歴の確認)と、専門知識を問う口述試験が、ひとつの試験時間の中で連続して行われることを意味していると考えられます。面接と口述試験が別日程・別会場で分かれているわけではないため、受験者は同じ緊張感の中で人物面の受け答えと専門的な受け答えの両方を切り替える必要があります。試験開始時刻の13時は明記されていますが、終了予定時刻や1人あたりの試験時間は募集要項に記載がないため、時間配分を過度に意識するより、どの質問にも落ち着いて対応できる準備を優先する方が現実的です。

英語についても、外部スコアの提出は求められません。募集要項に添付されている編入学志願票の見本には「外部英語試験」の記入欄がありますが、その欄には「※人文学部のみ」と注記されており、都市デザイン学部の志願者はこの欄への記入対象外です。TOEICやTOEFLのスコアを編入学のために新たに取得する必要はありません。ただし、これは令和9年度募集要項に基づく整理であるため、年度によって取り扱いが変わる可能性がある点はご留意ください。

選抜の中心となる口述試験の内容は、学科によって異なります。

学科 口述試験の内容(令和9年度)
都市・交通デザイン学科 数学,物理及び土木系専門科目に関する設問
材料デザイン工学科 物理又は化学(出願時にいずれかを選択),及び材料に関する設問

材料デザイン工学科の口述試験内容は、令和9年度から変更されています。令和8年度(現行)の募集要項では「数学,物理,化学及び材料に関する設問」とされていましたが、令和9年度の変更予告では「物理又は化学、及び材料に関する設問を出題します。出願時に物理又は化学を選択します」に改められました。つまり、これまで必須だった数学の設問がなくなり、物理と化学のどちらか一方を出願時に選んで受験する形式に変わっています。

年度 材料デザイン工学科の口述試験内容
令和8年度(現行) 数学,物理,化学及び材料に関する設問
令和9年度(変更後) 物理又は化学(出願時に選択),及び材料に関する設問

出願段階で物理・化学のどちらを選ぶかを決める必要があるため、出願書類を準備する前に、自分の得意分野を整理しておきましょう。都市・交通デザイン学科は今回の変更予告の対象になっておらず、数学・物理・土木系専門科目という組み合わせは維持されています。

試験期日は令和8年6月3日(水)13時からで、両学科とも同一の日時に口述試験を含む面接が実施されます。試験場は富山大学都市デザイン学部(富山市五福3190)です。募集要項の「18. 入試情報開示」には、採点・評価基準として、都市・交通デザイン学科は都市デザイン学を学ぶための適正や意欲について、材料デザイン工学科は材料工学を学ぶための適正や意欲について、口述試験を含む面接の結果と出身学(校)長が作成した調査書の評価結果を総合的に評価すると記載されています。合否判定基準は、面接と書類審査(調査書)をそれぞれ3段階で評価し、その結果を総合して判定する方式です。正解・解答例に相当する情報としては、面接意図を都市デザイン学部ウェブサイトで公表するとされていますが、入学試験の成績開示そのものは行われません。選抜試験において各学科所定の試験科目を一部でも欠席した者は失格となる点も、募集要項の留意事項に明記されています。口述試験を含む面接は1回の試験時間で完結する形式であるため、遅刻や体調不良で欠席することのないよう、前日までに会場までの交通手段や所要時間を確認しておくことをおすすめします。募集要項には面接官の人数や構成、1人あたりの所要時間についての記載はなく、これらの実施形態は公開情報の範囲では確認できませんでした。想定と異なる形式であっても対応できるよう、短い回答と長い回答の両方を準備しておくことが安全策になります。

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日程・スケジュール

令和9年度第3年次編入学試験の主な日程は、次のとおりです。

項目 日時
学生募集要項公表 令和8年4月
事前審査書類(出願資格⑸⑹該当者)提出期限 令和8年4月28日(火)17時必着
障害等のある志願者の事前相談期限 令和8年4月28日(火)
事前審査結果通知 令和8年5月8日(金)頃
インターネット出願登録・検定料納入開始 令和8年5月7日(木)9時
願書受付期間(出願書類到着期限) 令和8年5月11日(月)〜5月15日(金)17時必着(5月14日(木)までの消印有効)
受験票等発行日(予定) 令和8年5月22日(金)9時
試験日 令和8年6月3日(水)13時〜
合格発表 令和8年6月12日(金)10時
入学確約書提出期限 令和8年7月1日(水)
入学手続日(予定) 令和8年12月中旬

出願はインターネット出願サイトでの登録だけでは完了しません。出願手続は、①出願サイトへのアクセスとマイページ登録、②出願内容の登録(顔写真アップロード・個人情報入力を含む)、③検定料の支払い、④必要書類の印刷、⑤出願書類の郵送、⑥受験票の印刷という6つのステップで構成されています。登録した内容は検定料支払い後には修正できないため、検定料を支払う前に出願内容の入力ミスがないかを必ず見直してください。

出願前の事前準備として、パソコンとカラープリンター、インターネット出願専用サイトからのメール(@e-apply.jpドメイン)を受信できる環境、出願前3か月以内に撮影した正面・上半身・無帽・背景なしの顔写真データ(jpeg・jpg・png・bmp形式、最大10MB)、そして出願書類を郵送するための市販の角形2号封筒(240mm×332mm)を用意しておく必要があります。写真は不鮮明なもの、背景に風景や模様があるもの、加工を施したものは使用できないと募集要項に明記されているため、事前に条件を満たす写真を準備しておきましょう。

編入学志願票には、氏名や生年月日、連絡先といった基本情報のほか、出願資格に該当する学校名・学部学科名・在学(卒業)状況、志望学部・志望学科、学歴、職歴を記入する欄があります。材料デザイン工学科を志望する場合は、口述試験で選択する物理・化学のいずれかを志願票の「選択科目」欄に記入する仕組みです。志願者連絡先の情報は、出願書類に関する照会や合格通知、緊急時の連絡に使われるため、記入後に住所や電話番号が変わった場合は速やかに都市デザイン学部事務室へ届け出るよう募集要項で求められています。

検定料は30,000円で、支払い方法はクレジットカード(出願登録と同時に決済完了)、ネットバンキング、コンビニエンスストア、ペイジー対応銀行ATMから選べます。出願登録と検定料の支払いを済ませたうえで、編入学志願票や宛名シートを印刷し、卒業(見込)証明書または在学期間証明書、調査書(厳封)、成績証明書(厳封)などを角形2号封筒にまとめ、書留速達郵便(国外からはEMS等追跡可能な手段)で郵送する必要があります。持参による出願は認められません。一旦受理した検定料・出願書類は、募集要項に明記された理由を除いて返却されません。検定料を払い込んだが出願しなかった場合、二重に払い込んだ場合、多く払い込んだ場合に限り、検定料返還請求書を富山大学財務施設部経理第一課(電話076-445-6053)へ郵送することで返還を請求できます。

合格発表は令和8年6月12日(金)10時に、大学ウェブサイトへの受験番号掲載と本人への合格通知書送付によって行われます。電話等での合否問い合わせには応じないと明記されているため、発表当日は自分でウェブサイトを確認する必要があります。合格者は令和8年7月1日(水)までに入学確約書を都市デザイン学部長宛に提出しなければならず、提出しない場合は入学の意志がないものとして扱われます。入学手続は令和8年12月中旬(予定)に行われ、入学料282,000円(予定額)のほか、学生教育研究災害傷害保険等の経費が別途必要です。参考として、令和8年度の授業料は前期・後期各267,900円(年額535,800円)とされています。入学手続の詳細は合格者に別途通知されますが、その送付先は出願時の問い合わせ窓口である都市デザイン学部事務室とは異なり、富山大学学務部入試課(富山市五福3190)である点も、通知が届いたら確認しておくとよいでしょう。

募集人員に対して入学手続完了者が満たない場合は、追加合格による欠員補充が行われることがあります。実際に材料デザイン工学科では、令和7年度に5月の第1次募集とは別に、11月に出願期間を設けた第2次募集が実施されたことがあります(具体的な出願期間は年度の告知により変わるため、実施される場合は都市デザイン学部ウェブサイトの最新のお知らせで確認してください)。第2次募集の有無や実施時期は年度によって異なるため、5月の出願で不合格や欠員が出た場合の追加募集情報は、都市デザイン学部ウェブサイトの「編入学入試のお知らせ」を定期的に確認することをおすすめします。

合格発表(令和8年6月12日)から入学手続(令和8年12月中旬予定)までは約半年の期間があります。この間に入学確約書の提出(7月1日まで)を済ませておけば、出身校での残りの学習や卒業要件の充足に専念できます。入学料や授業料は「予定額」として示されており、入学時に改定された場合は改定後の金額が適用されるため、入学手続の直前には募集要項だけでなく、大学から送付される入学手続関係書類も必ず確認してください。

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倍率・難易度

富山大学都市デザイン学部の第3年次編入学試験について、志願者数・受験者数・合格者数は、富山大学が公式サイトで公表している「編入学入学試験実施状況」で確認できます。令和8年度入試(令和7年度実施、確定値)では、都市・交通デザイン学科が志願者4名・受験者3名・合格者2名(募集人員1名)、材料デザイン工学科が志願者2名・受験者1名・合格者1名(募集人員2名)で、実質倍率(受験者数÷合格者数)はそれぞれ1.5倍・1.0倍でした。ただし募集人員・合格者数がいずれもごく少数であるため、年度が変わればこの倍率も大きく変動しうる点には注意してください。

ただし、間接的に難易度をうかがえる材料はあります。ひとつは、募集人員が令和5年度・令和7年度・令和9年度と3回分の募集要項で都市・交通デザイン学科1名、材料デザイン工学科2名のまま変わっていないことです。毎年ごく少数の合格枠しか用意されていないという前提は、複数年度で共通しています。もうひとつは、令和7年度に材料デザイン工学科で11月の第2次募集が実施された事実です。5月の第1次募集だけで2名の募集枠が満たされなかった年があることを示しており、年度や学科によっては1次募集で定員に届かないケースがあるとうかがえます。都市・交通デザイン学科については、公開されている情報の範囲では第2次募集の実績は確認できませんでした。

数値としての難易度が見えにくい試験だからこそ、募集要項に明記された条件を一つずつ満たしていく地道さが重要になります。出願資格を満たしているか、事前審査や事前相談の期限に間に合うか、提出書類に不備がないかといった基本的な確認事項を怠ると、口述試験でどれだけ良い受け答えができても出願そのものが受理されない可能性があります。まずは募集要項に記載された手続き上の要件を漏れなく満たすことが、難易度うんぬん以前の大前提です。

もう一つ意識したいのは、この試験の評価方法そのものが持つ難易度の性質です。筆記試験の得点力ではなく、口述試験と調査書の評価だけで合否が決まるため、一夜漬けの暗記や過去問演習だけでは対応しにくい選抜だといえます。調査書には出身校での学習成績や在学中の状況が記載されるため、日常の履修成果そのものが選考材料になります。口述試験では、都市・交通デザイン学科なら数学・物理・土木系専門科目、材料デザイン工学科なら物理または化学と材料に関する設問に、その場で口頭で答える力が求められます。知識量だけでなく、質問の意図を理解し筋道立てて説明する力が問われる試験だと捉えて準備を進めるのが実態に近いでしょう。倍率の数値だけでは対策の優先順位を決めきれない以上、「調査書の評価」と「口述試験での説明力」の両方を底上げしておくことが、実質的な難易度への向き合い方になります。

出願資格の並び順にも注目すると、難易度の傾向を考えるヒントになります。募集要項の出願資格は⑴高等専門学校卒業(見込)者から始まり、短期大学、大学、専修学校、外国の学校、高校等専攻科の順に列挙されています。口述試験の内容が理工系の専門分野に大きく寄っていることも踏まえると、高専の土木系学科や材料系学科の出身者が主な受験層になりやすいと考えられます。もっとも、これは募集要項の記載内容から読み取れる傾向であり、短大や大学在学者、専修学校出身者を含めた実際の受験者構成を示すものではない点にご留意ください。

令和9年度から材料デザイン工学科の口述試験で数学が対象外になったことも、難易度を考えるうえで見逃せない変化です。数学が必須だった令和8年度までと比べ、物理または化学のどちらかを選べる令和9年度以降は、数学を苦手とする受験者にとって挑戦しやすい制度になったとも解釈できます。一方で、選択した科目と材料分野の設問への対応力がより直接的に問われる形になったとも言えるため、単純に「易しくなった」と判断せず、自分の得意分野との相性で受験可否を検討することをおすすめします。

実質倍率が1.0〜1.5倍とはいえ合格枠自体が学科あたり1〜2名しかない以上、最終的に頼りになるのは「自分がどれだけ調査書の評価に足る学習履歴を積み、口述試験でそれを説明できるか」という点に尽きます。合格者数が学科あたり1〜2名という枠を勝ち取るには、平均的な準備ではなく、志望理由・学習歴・専門知識のすべてで一貫した説明ができる状態を目指す必要があります。倍率の数値だけで安心・油断を判断できるわけではない分、募集要項が明記する「面接・調査書をそれぞれ3段階評価し総合判定する」という基準を意識しながら、早い段階から出身校の先生や家庭教師など第三者に自分の説明を聞いてもらい、改善を重ねておくことが、実質的な対策になります。

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科目別対策

都市・交通デザイン学科を志望する場合、口述試験では数学、物理、土木系専門科目に関する設問が出されます。数学は微分積分や線形代数など高専・大学の共通基礎科目の範囲が中心になると考えられ、公式を暗記するだけでなく、なぜその解法を選ぶのかを口頭で説明できるようにしておく練習が有効です。物理は力学・構造力学に関わる基礎概念、土木系専門科目は測量、水理学、コンクリート工学、都市計画といった高専の土木系学科・都市工学系学科で学ぶ内容と関連が深いと考えられます。教科書レベルの用語を自分の言葉で定義し直す練習を繰り返しておくと、口述試験で慌てずに答えやすくなります。国土・交通計画学や防災・減災学といった学科の教育研究分野に関心があるなら、その分野に関わる基礎知識を専門科目の設問に絡めて説明できるようにしておくとよいでしょう。

材料デザイン工学科を志望する場合は、出願時に物理か化学のどちらかを選択する必要があります。選択した科目と材料に関する設問が口述試験で出されるため、まずは自分がどちらの科目を得意とし、材料分野の設問に結びつけやすいかを検討してください。物理を選ぶ場合は力学・熱力学・電磁気学の基礎、化学を選ぶ場合は無機化学・物理化学の基礎が土台になると考えられます。材料に関する設問は、組織制御工学や機能制御工学、鉄鋼材料工学、計算材料学といった学科の教育研究分野と関連する内容が想定されるため、金属材料やセラミックス材料の基本的な性質(強度、腐食、相変化など)を説明できるようにしておくとよいでしょう。令和8年度までは数学も出題対象でしたが、令和9年度からは対象外になった点は、対策の優先順位を決めるうえで見落とさないようにしてください。数学の対策時間を、選択した物理または化学と材料分野の理解を深める時間に振り替えるのが合理的です。

出願資格は高専卒業(見込)者に限られないため、短期大学や大学に在学中の人、専修学校専門課程を修了(見込み)の人が受験するケースも想定されます。高専以外の出身者は、口述試験で問われる学習範囲が高専のカリキュラムと異なる可能性があるため、都市・交通デザイン学科なら土木系専門科目、材料デザイン工学科なら材料に関する設問について、自分の出身校でどこまで学んでいるかを棚卸しし、不足している範囲を早めに補っておく必要があります。

両学科に共通する対策として、調査書の内容を意識した学習の継続が挙げられます。調査書は出身学(校)長が作成する書類で、学習成績や在学中の状況が記載されます。口述試験の直前だけ対策するのではなく、出願までの学習成果そのものが評価対象になることを踏まえ、日々の授業や実験・演習に丁寧に取り組んでおくことが、結果的に一番の対策になります。英語については外部スコアの提出が不要なため、TOEICやTOEFLの点数を伸ばすことに時間を割く必要はありません。その時間を、口述試験で問われる専門分野の理解を深めることに充てる方が優先度は高いと考えられます。あわせて、Webシラバスで入学後に開講される授業科目を確認し、口述試験で語る学習計画と実際のカリキュラムがずれていないかを照らし合わせておくと、面接での説明にも一貫性が出ます。

令和9年度の日程から逆算すると、対策の目安は次のように整理できます。

時期の目安 やること
2025年8月〜(出願の10か月ほど前) 都市デザイン学部の学科・教育研究分野・アドミッション・ポリシーを確認し、志望学科を決める
2025年10月〜12月頃 数学・物理・土木系専門科目、または物理・化学のうち出願時に選ぶ科目と材料分野の基礎を復習する
2026年2月〜3月頃 志望理由・学習歴・入学後の計画を文章化し、口述試験の想定問答を作り始める
2026年4月28日まで 出願資格⑸⑹該当者は事前審査書類、配慮を希望する場合は事前相談申請書を提出する
2026年5月7日〜15日 インターネット出願登録・検定料支払い・出願書類の書留速達郵便での郵送を完了させる
2026年5月22日〜6月3日 受験票を確認し、口述試験の想定問答を声に出して練習する
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面接・志望理由書・過去問分析/出題予測

富山大学都市デザイン学部の第3年次編入学試験には、いわゆる筆記試験の過去問は存在しません。選抜が口述試験を含む面接と調査書のみで行われるためです。その代わり、募集要項には面接意図を都市デザイン学部ウェブサイトで公表すると明記されています。面接でどのような意図の質問がされるのかを大学自身が公開しているため、出願前に都市デザイン学部の入試情報ページを確認し、最新の面接意図の公表内容に目を通しておくことをおすすめします。掲載内容や更新時期は年度によって変わる可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。

実際に、都市デザイン学部は過去の入試の出題意図を学科別に公表しています。令和8年度(令和7年度実施)の入試情報開示によると、都市・交通デザイン学科の出題意図は「口述試験では、数学や物理、社会基盤工学に関する基礎知識を総合的に問う」「都市・交通デザインに対する関心度、思考力、理解力、表現力、主体性、協働性を面接等で総合的に問う」とされ、特に「当学科に関連する社会課題で特に関心ある課題や、高専等で行っている卒論研究などについて質問をやり取りすることで、関心度、課題解決に対する思考力や理解力を評価する」と明記されています。高専の卒業研究(卒論)の内容を聞かれる可能性があることが具体的に示されている点は、他大学の編入試験ではあまり見られない特徴です。

材料デザイン工学科の同年度の出題意図は、「材料デザイン工学科への明確な志望動機、当学科の教育内容に対する関心度と理解、基礎学力、勉学や研究に対する論理的思考力、判断力、表現力、学修意欲、将来に対する展望、コミュニケーション能力などに加え、卒業研究に関連する基礎的な知識を面接で評価し、当学科の教育課程に対する適正を総合的に判定した」とされています。こちらも卒業研究に関連する基礎知識が評価対象に含まれているため、高専等での卒業研究のテーマと、材料デザイン工学科の教育研究分野との接続を説明できるようにしておくことが重要です。ただし、これらは令和8年度(令和7年度実施)分の公表内容であり、令和9年度実施分の出題意図は試験終了後に改めて公表される見込みです。評価の方向性が大きく変わらない可能性はあるものの、断定はできないため、出願前後に都市デザイン学部ウェブサイトの最新の公表内容を確認してください。

以上を踏まえると、口述試験の準備では次の点を意識しておくとよいでしょう。

  • 都市・交通デザイン学科では、数学・物理・社会基盤工学の基礎知識に加えて、高専等での卒業研究(卒論)の内容を自分の言葉で説明できるようにしておく。
  • 材料デザイン工学科では、選択した物理または化学の基礎知識とあわせて、卒業研究に関連する基礎的な知識を材料分野の関心と結びつけて説明できるようにしておく。
  • 両学科共通で、関心度・思考力・理解力・表現力・主体性・協働性(都市・交通デザイン学科)、論理的思考力・判断力・学修意欲・将来展望・コミュニケーション能力(材料デザイン工学科)といった、知識以外の評価観点も意識して受け答えを準備する。
  • アドミッション・ポリシーに挙げられた都市や地域の創生、防災、材料特性の解明といったキーワードに、自分の学習歴や関心をどう関連づけているかを説明できるようにしておく。

志望理由書そのものは、令和9年度募集要項の提出書類一覧には含まれていません。提出義務がなくても、志望理由を文章にまとめておくことは口述試験対策として有効です。文章化する過程で、なぜ都市・交通デザイン学科(または材料デザイン工学科)なのか、出身校での学習内容とどうつながるのか、入学後に何を学び卒業後どう活かしたいのかを整理でき、口述試験本番での回答が安定しやすくなります。特に材料デザイン工学科は10の教育研究分野を持つため、自分の関心がどの分野に近いのかを一文で言い切れるようにしておくと、面接官にも伝わりやすくなります。

口述試験の想定問答は、要点だけをまとめた短い回答と、経緯や背景まで含めた長い回答の2パターンを準備しておくと、面接官の掘り下げ方に応じて対応しやすくなります。材料デザイン工学科は出願時に選んだ物理または化学と材料分野を軸に、都市・交通デザイン学科は数学・物理・土木系専門科目を軸に、回答の骨子を先に固めておくと質問の角度が変わっても崩れにくくなります。都市・交通デザイン学科であれば富山という土地でコンパクトシティや公共交通を学ぶ意義、材料デザイン工学科であれば材料工学を通じてどのような社会課題に取り組みたいかを、自分の言葉で説明できるように練習しておきましょう。回答を一字一句暗記するのではなく、出願時に選んだ科目や関心分野との接続を軸に据え、質問の角度が変わっても同じ結論にたどり着けるように準備することが、一発勝負の口述試験には向いています。

志望理由の伝え方は、具体性の有無で説得力が大きく変わります。「都市デザインに興味があります」で終わる説明は、面接官にとってはどの受験者にも当てはまる一般論に聞こえてしまいます。一方で、「高専の土木系学科でコンクリート構造物の設計演習に取り組み、老朽化したインフラの維持管理に関心を持った。都市・交通デザイン学科のインフラ構造学で長寿命化の技術を学び、地方都市のインフラ維持に携わりたい」のように、出身校での具体的な学習内容と学科の教育研究分野を結びつけて話すと、志望理由に一貫性が生まれます。材料デザイン工学科であれば、選択した物理または化学の学習経験と、金属材料工学や機能材料工学のどの分野に関心があるかを具体的な事例とともに語れるようにしておくと、口述試験での説得力が増します。

一人で口述試験の練習をしていると、自分の説明が分かりやすいかどうかを客観的に判断しづらいという課題があります。出身校の担任や進路指導の先生、家庭教師など第三者に想定質問を投げかけてもらい、回答の抜け・矛盾・説明の長さを指摘してもらう練習を、試験の1〜2か月前から取り入れておくと、募集要項が明記する「面接・調査書をそれぞれ3段階評価する」という合否判定基準に対して、口頭説明の面でも抜け漏れのない状態で臨みやすくなります。調査書に記載される学業成績は口述試験の場で直接説明する機会は多くありませんが、面接官はその内容を踏まえて質問を組み立てている可能性があるため、成績表の内容を自分でも把握しておくことが望ましいでしょう。

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併願戦略・内部リンク

富山大学都市デザイン学部の編入学試験は、出願資格が高専卒業(見込)者、短期大学卒業(見込)者、大学在学・卒業者、専修学校専門課程修了(見込)者など幅広く設定されています。高専生に限らず、短大生や大学在学中の学生も出願資格を満たせば受験対象となる点は、他大学の編入試験と比較検討するうえで押さえておきたいポイントです。ただし出願資格⑷は本学在学中の者を除くとされているため、富山大学の他学部に在学中の学生は同じ条件では出願できません。

併願を検討する際は、出願後の制約も押さえておく必要があります。募集要項の留意事項には、出願書類の提出後における志望学科の変更は認められないと明記されているため、都市・交通デザイン学科と材料デザイン工学科のどちらを受けるかは、出願書類を郵送する前に確定させておかなければなりません。また、検定料は出願しなかった場合や二重・過大に払い込んだ場合を除いて返還されないため、併願先の合否や自分の準備状況を踏まえたうえで出願を決めることが、費用面でも無駄のない進め方になります。

選抜が口述試験と調査書のみで行われる大学と、数学や専門科目の筆記試験を課す大学とでは、準備にかけるべき時間の配分が大きく異なります。富山大学都市デザイン学部を第一志望としつつ、筆記試験がある大学を併願する場合は、筆記対策と口述試験対策を並行して進める必要があり、スケジュール管理がより重要になります。事前審査(出願資格⑸⑹該当者)や事前相談の期限が令和8年4月28日、通常出願の期間が令和8年5月11日から15日、試験日が令和8年6月3日、合格発表が令和8年6月12日、入学確約書提出期限が令和8年7月1日という日程を軸に、併願先の出願期間・試験日と重ならないかを早めに確認しておきましょう。特に事前審査が必要な出願資格⑸⑹に該当する場合は、通常出願より2週間ほど早い期限があるため、併願先の準備と並行して忘れずに進めてください。

複数の大学を併願する場合、口述試験や面接の日程が重なっていないかを出願前に必ず照合してください。富山大学都市デザイン学部の試験日は令和8年6月3日(水)13時からの1日のみで、都市・交通デザイン学科と材料デザイン工学科の受験者が同じ日程で試験を受けます。この日に他大学の筆記試験や面接が重なると、どちらか一方しか受験できなくなるため、併願先を検討する段階で年間の入試スケジュールを一覧化し、日程の重複がないかを確認しておくことをおすすめします。

口述試験と調査書のみで合否が決まる富山大学都市デザイン学部の編入試験は、数学や専門科目の筆記試験を課す大学の編入学とは仕組みが大きく異なります。大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】で、出願資格やスケジュールの立て方を含めた大学編入全体の基礎を確認しておくと、富山大学の特殊性がどこにあるのかを相対的に把握しやすくなります。口述試験を含む面接がほぼ唯一の評価機会となる富山大学都市デザイン学部では、面接対策の質が合否に直結しやすいため、大学編入の面接対策|質問例と志望理由の答え方もあわせて確認しておくと、想定質問への答え方を具体的にイメージしやすくなります。数学・物理・化学の口述試験に向けた基礎固めには、理系大学編入の対策|数学・理科・英語の勉強法が参考になります。

高専出身者が主な対象になりやすい編入試験であることを踏まえ、高専からの大学編入を専門に対策したい場合は、スプリング・オンライン家庭教師の高等専門学校(高専)編入対策コースで、出願資格の確認から口述試験・面接対策までを個別に相談できます。学科・出願資格・併願計画に応じた対策の優先順位に迷う場合は、大学編入対策コースで、現在の学力や志望学科に合わせた学習計画を相談することも選択肢のひとつです。

数学や専門科目の筆記試験がない分、独学だけでは「自分の説明が口述試験でどう評価されるか」が見えにくいという難しさもあります。都市・交通デザイン学科なら関心度・思考力・理解力・表現力・主体性・協働性、材料デザイン工学科なら論理的思考力・判断力・学修意欲・将来展望・コミュニケーション能力という、募集要項が明示する評価観点に沿えているかは、早めに第三者からフィードバックを受けられる環境を用意しておかないと自分では気づきにくいものです。事前審査・事前相談の期限(4月28日)から試験日(6月3日)までは1か月強しかないため、併願先を含めたスケジュール全体の管理も、一人で抱え込まずに相談できる相手を持っておくと安心です。

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よくある質問(FAQ)

富山大学都市デザイン学部の編入学試験に筆記試験はありますか

令和9年度募集要項によると、選抜方法は口述試験を含む面接と調査書の評価のみで、数学や専門科目の筆記試験、小論文は課されません。多くの国立大学の編入試験とは異なる方式のため、志望する場合はこの前提を必ず押さえておいてください。最新の要項で必ずご確認ください。

高専生でなくても出願できますか

出願できます。募集要項では、高等専門学校卒業(見込)者のほか、短期大学卒業者や大学在学者・卒業者など7つの区分のいずれかに該当すれば出願資格があります。ただし本学(富山大学)在学中の者は出願資格⑷の対象から除かれます。

TOEICやTOEFLのスコアは必要ですか

必要ありません。編入学志願票の見本にある「外部英語試験」欄は人文学部のみと注記されており、都市デザイン学部の志願者は記入対象外です。英語の外部スコア取得に時間を割くより、口述試験で問われる専門分野の理解を優先して準備することをおすすめします。

材料デザイン工学科の口述試験は何が変わったのですか

令和8年度までの現行制度では数学、物理、化学及び材料に関する設問でしたが、令和9年度からは物理又は化学、及び材料に関する設問に変更され、数学は出題対象外になりました。あわせて、出願時に物理か化学のどちらかを選択する方式に改められています。今後さらに変更される可能性もあるため、出願年度の最新情報を確認してください。

過去問はどこで手に入りますか

筆記試験がないため、いわゆる過去問は存在しません。代わりに、都市デザイン学部は学科別の出題意図を過去に公表しています。令和8年度(令和7年度実施)分では、都市・交通デザイン学科が数学・物理・社会基盤工学の基礎知識と高専等での卒業研究、材料デザイン工学科が明確な志望動機と卒業研究に関連する基礎知識などを評価すると開示されました。令和9年度実施分は試験後に公表される見込みのため、出願前に都市デザイン学部の入試情報ページで最新の公表内容を確認してください。

志望理由書は提出する必要がありますか

令和9年度募集要項の提出書類一覧には志望理由書は含まれていません。提出義務はありませんが、文章化しておくことで口述試験の回答が整理しやすくなります。志望理由、現在の所属校での学習内容、入学後に学びたい内容を一度文章にまとめてから面接準備に入ることをおすすめします。

倍率はどのくらいですか

富山大学が公表している「編入学入学試験実施状況」によると、令和8年度入試(令和7年度実施、確定値)の都市デザイン学部の実績は、都市・交通デザイン学科が募集人員1名に対し志願者4名・受験者3名・合格者2名(実質倍率1.5倍)、材料デザイン工学科が募集人員2名に対し志願者2名・受験者1名・合格者1名(実質倍率1.0倍)でした。学部合計では志願者6名・受験者4名に対し合格者3名です。募集人員が学科ごとに1〜2名と少人数のため、年度によって倍率が大きく変動する可能性がある点には注意してください。令和7年度には材料デザイン工学科で11月に第2次募集が行われた実績もあり、年度によっては1次募集だけで定員に届かないこともあるようです。

出願資格の事前審査とは何ですか

出願資格⑸(専修学校の専門課程修了者)または⑹(外国の学校出身者)に該当する人が対象の手続きです。事前審査願などの書類を令和8年4月28日17時までに提出し、令和8年5月8日頃までに審査結果の通知を受けます。通常の出願期間(5月11日〜15日)より早い期限が設定されているため、該当する場合は早めに準備を始めてください。事前審査の対象になるかどうか判断に迷う場合は、書類提出期限(4月28日17時必着)に間に合うよう、富山大学理工系学務課都市デザイン学部事務室(入試担当、電話076-445-6698)へ早めに確認しておきましょう。

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まとめ

富山大学都市デザイン学部の第3年次編入学試験は、都市・交通デザイン学科1名、材料デザイン工学科2名という少人数の募集枠に対し、筆記試験や小論文を課さず、口述試験を含む面接と調査書の評価だけで合否を判定する選抜です。出願資格は高専卒業(見込)者から短大・大学在学者、専修学校修了者まで幅広く設定されている一方、外部英語試験のスコア提出は不要という特徴もあります。令和9年度からは材料デザイン工学科の口述試験内容が変更され、数学が出題対象から外れ、物理または化学を出願時に選択する形式になりました。令和8年度入試の実質倍率は都市・交通デザイン学科1.5倍、材料デザイン工学科1.0倍で、令和7年度には材料デザイン工学科で第2次募集が実施された実績もあり、年度や学科によって難易度が変動しうることがうかがえます。過去問という形の対策資料はありませんが、面接意図の公表内容や募集要項の評価基準を手がかりに、口述試験と調査書の両方を見据えた準備を進めてください。出願資格の事前審査や事前相談は通常出願より2週間以上早い期限が設定されているため、志望を決めたら早めにスケジュールを組み立てることが、少人数の募集枠を狙ううえでの土台になります。本記事の数値・日程は令和9年度(令和8年4月公表)の学生募集要項に基づく整理であり、年度によって変わる項目もあるため、出願前には必ず富山大学都市デザイン学部の公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。志望学科は出願書類の提出後に変更できないため、どちらの学科を受けるかは出願前に決めておくことが、後悔のない受験につながります。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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