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秋田県立大学システム科学技術学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

秋田県立大学システム科学技術学部の編入試験を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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秋田県立大学システム科学技術学部の編入学(3年次編入)は、高等専門学校や短期大学、四年制大学などを卒業(見込み)した人や、他大学に2年以上在学して62単位以上を修得(見込み)した人などが出願できる、学部3年次(志願者の単位修得状況により2年次となる場合もあります)への編入学制度です。対象学科は機械工学科・知能メカトロニクス学科・情報工学科・建築環境システム学科・経営システム工学科の5学科で、推薦選抜と一般選抜の2区分が設けられています。本記事は令和9年度(令和8年7月実施)の学生募集要項という一次情報にもとづき、出願資格、試験科目と配点、日程、志望理由書、面接の口頭試問、そして公開されていない過去問にどう向き合うかまでを整理します。制度は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず秋田県立大学の最新の公式募集要項をご確認ください。

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目次

秋田県立大学システム科学技術学部の編入学(3年次編入)の概要

秋田県立大学は公立大学法人が設置する2学部体制の大学で、システム科学技術学部と生物資源科学部から成ります。キャンパスは秋田キャンパス(秋田市)と本荘キャンパス(由利本荘市)に分かれており、生物資源科学部が秋田キャンパス、システム科学技術学部が本荘キャンパスを拠点とします。編入学試験もこの区分に沿って実施され、システム科学技術学部の試験はすべて本荘キャンパスで行われます。

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システム科学技術学部は、機械工学科、知能メカトロニクス学科、情報工学科、建築環境システム学科、経営システム工学科の5学科で構成されており、編入学では学科ごとに募集人員が設定されているため、志望学科は出願時点で決めておく必要があります。生物資源科学部(応用生物科学科・生物生産科学科・生物環境科学科・アグリビジネス学科)は一般選抜のみで編入学を実施しており、推薦選抜が設けられているのはシステム科学技術学部のみという違いもあります。

公式のアドミッション・ポリシーでは、学部共通の受け入れ方針として、高等学校等で修得すべき基礎学力、明確な目標とその実現に向けた意欲・思考力、旺盛な知的好奇心、必要なコミュニケーション能力の4点が示されています。学部の教育目標として掲げられている「システム思考」は、分野ごとに専門化・細分化してきた工学に欠けていた「統合」の観点を取り入れ、専門技術の合理的調和を図る考え方と定義されており、志望理由書や面接では、この考え方と自分の学習歴をどう結びつけるかが評価の軸になります。

学科ごとの求める学生像も公表されています。出願前に志望学科の記述を読み込み、これまでの学習内容と重なっているかを確認しておきましょう。

学科求める学生像(要約)
機械工学科機械工学の理解に必要な数学・物理学の基礎学力があり、ものづくりに関心を持って仲間と協力できる人
知能メカトロニクス学科数学・物理学の基礎学力があり、メカトロニクスの専門知識を学ぶ意欲と協調性を持つ人
情報工学科数学・物理学の基礎学力と好奇心があり、情報技術で社会に貢献する意欲と表現力を持つ人
建築環境システム学科科学に関する総合的な基礎知識があり、建築・都市・環境への知的好奇心を持つ人
経営システム工学科数学・科学全般の基礎学力と広い視野を持ち、リーダーシップを発揮できる人

5学科の内訳を見ると、機械工学科と知能メカトロニクス学科は力学・電磁気学など理工学の基礎を土台にした「ものづくり」志向、情報工学科は数学・物理学の基礎に加えて情報技術による課題解決を重視する志向、建築環境システム学科は建築・都市・環境という空間的なテーマへの関心、経営システム工学科は数学・科学の基礎学力を経営工学やマネジメントの視点で活用する志向、というように、同じ「システム科学技術」という括りの中でも学科ごとに専門領域が大きく異なります。志望理由書や面接では、このどの領域と自分の学習歴が結びつくのかを明確にしておく必要があります。

もう一点、出願前に必ず理解しておきたいのが編入学年次の扱いです。募集要項では「志願者の単位修得状況等により、3年次または2年次とする」と明記されており、合格者発表の時点では合格通知書で「仮編入学年次」が通知されるにとどまります。正式な編入学年次は、出身校から提出される確定後の成績証明書や履修に関する書類をもとに、入学手続の過程で決定されます。つまり、3年次編入を希望していても、既修得単位の内容によっては2年次編入となる可能性がある点は、事前に理解しておく必要があります。

本荘キャンパスは由利本荘市土谷字海老ノ口にあり、秋田空港から車で約50分、秋田駅からJRで羽後本荘駅まで約45分、羽後本荘駅から車で約10分(徒歩の場合は約30分)というアクセスです。遠方から受験する場合は前日入りを含めた移動計画を早めに立てておくと、当日の負担を減らせます。生物資源科学部のある秋田キャンパスとは離れているため、編入後の生活拠点は由利本荘市周辺になる点も、進学後の生活設計として考慮しておくとよいでしょう。本荘キャンパスの正式な所在地は「〒015-0055 秋田県由利本荘市土谷字海老ノ口84-4」で、代表電話は0184-27-2100、FAXは0184-27-2180です。出願書類の提出先である秋田キャンパス(アドミッションチーム、018-872-1535)とは番号が異なるため、キャンパス見学や個別相談で本荘キャンパスに直接問い合わせる際は、電話番号を混同しないよう注意してください。

教育課程編成・卒業認定の方針から見える学びの方向性

大学が公表している教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)では、専門の知識・技術とそれらを活用する力、幅広い教養と基礎的能力を育成するため、教養科目と専門教育科目を体系的に配置する「クサビ型カリキュラム」を採用すると説明されています。1年次から専門教育科目を配置する一方で、3・4年次でも教養科目を履修できる構成になっており、編入後は専門科目と教養科目を並行して学ぶ場面が想定されます。加えて、演習・実験・実習を重視した教育課程と卒業研究の実施、少人数による能動的な学修も方針として掲げられています。

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)では、①各専門分野の知識・技術を習得し活用する力、②幅広い教養と外国語能力・情報活用能力・コミュニケーション能力などの基礎的能力、③多様な価値観を有する人々と倫理観・責任感をもって協働する力、④時代の変化に主体的に対応し継続的に学ぶ力、⑤専門知識と基礎的能力を統合して問題を発見・解決する力、⑥地域的・国際的視点と新たな価値を創造する力の6項目が、卒業に必要な到達目標として示されています。志望理由書や面接で語る学習計画は、この6項目のどこに接続するかを意識すると、抽象的な熱意ではなく学部の教育目標に即した説明になります。

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募集人員・出願資格

システム科学技術学部の編入学は、推薦選抜と一般選抜の2区分で実施され、同じ年度内でこの2区分を併願することはできません。生物資源科学部は一般選抜のみで実施されるため、システム科学技術学部と生物資源科学部を同一年度で併願することも、試験日と試験時間帯が重なることから事実上できません。募集人員はいずれの区分・学科も「若干名」という表記にとどまり、具体的な人数は公表されていません。

学科推薦選抜一般選抜
機械工学科若干名若干名
知能メカトロニクス学科若干名若干名
情報工学科若干名若干名
建築環境システム学科若干名若干名
経営システム工学科若干名若干名

出願資格の違い

出願資格は、推薦選抜と一般選抜で範囲が異なります。推薦選抜は出身校長等の推薦が前提となるため、対象は卒業(見込み)者や修了(見込み)者に限られますが、一般選抜には「大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込み)した者」や「専修学校専門課程修了者」が加わり、対象の幅が広がります。

出願資格推薦選抜一般選抜
高等専門学校卒業(見込み)対象対象
短期大学卒業(見込み)対象対象
他大学卒業(見込み)対象対象
高等学校専攻科修了(2年以上・見込み)対象対象
他大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み)対象外対象
専修学校専門課程修了(2年以上かつ1,700時間以上・見込み)対象外対象

推薦選抜はさらに「学業成績が優れ、志願する学科の専門分野に対し熱意と適性を有しており、出身学校の学長、学部長または学校長が責任を持って推薦でき、かつ、合格した場合に本学に入学することを確約できる者」という条件が付されます。合格した場合の入学確約が前提になるため、他大学との併願を考えている場合はこの重みを事前に理解しておく必要があります。

一般選抜の出願資格のうち、大学2年次に在学している人が使う「他大学において2年以上在学し、かつ62単位以上を修得した者(見込みを含む)」という区分は、卒業を待たずに出願できる資格である一方、推薦選抜の対象には含まれていません。同様に、専修学校専門課程を修了(見込み)する人が使う区分は、修業年限2年以上かつ総授業時間数1,700時間以上であることに加え、学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有することが条件になります。自分がどの出願資格に該当するかを早い段階で特定し、必要な証明書の発行元と様式を出身校に確認しておくと、出願直前の書類不備を防げます。

出願期間は推薦選抜・一般選抜とも令和8年5月25日(月)午前9時から6月1日(月)午後5時必着で、インターネット出願です。検定料は17,000円で、別途インターネット出願にかかる手数料が加算されます。出願書類の提出先は秋田県立大学アドミッションチーム(秋田キャンパス)で、書類提出も出願期間最終日の午後5時必着です。既納の検定料は、納付したが出願しなかった場合や誤って二重に納付した場合に限り返還されます。返還請求書の送付期限は令和9年2月19日(金)で、出願を取りやめた場合でも忘れずに手続きしておくと安心です。

提出書類の違い

提出書類も区分によって異なります。一般選抜だけに求められる書類が2種類ある点に注意してください。成績証明書、卒業(見込み)証明書、推薦書はいずれも出身校が厳封して発行するもので、開封された状態や自分で封をした状態では受理されない可能性があります。厳封書類は原則として返却されないため、必要部数を出身校に依頼する際に、余裕を持った枚数で相談しておくと安心です。

書類推薦選抜一般選抜
入学志願票必須必須
志望理由書(800字程度)必須必須
成績証明書(厳封)必須必須
履修に関する書類該当者のみ該当者のみ
推薦書(厳封)必須
卒業(見込み)証明書等(厳封)必須
受験許可書または所属長の承諾書該当者のみ
英語検定試験の成績証明書等必須

一般選抜のみで求められる英語検定試験の成績証明書は、令和6年7月4日以降に受験したTOEIC(L&R、公開テストに限る。IPやBridgeは不可)またはTOEFL iBT(Home EditionやITPは不可)の成績を証明する書類です。出願時点で有効なスコアを確保しておく必要があるため、受験時期の逆算が対策の出発点になります。

出願前に確認しておきたい事務的なポイントを整理すると、次のとおりです。

  • 自分がどの出願資格(推薦選抜4種・一般選抜6種)に該当するか特定する
  • 成績証明書・卒業(見込み)証明書等の発行を出身校に依頼し、厳封の指定を確認する
  • 推薦選抜の場合は、推薦してもらう学長・学部長・学校長への相談を早めに行う
  • 一般選抜の場合は、英語検定試験(TOEICまたはTOEFL iBT)の受験日を確保する
  • 志望理由書(800字程度)の下書きを作り、出願書類提出前に完成させておく

障害や疾病・負傷等により受験上・修学上の配慮を希望する場合は、出願に先立って事前相談する制度があります。事前相談期限は令和8年5月18日(月)で、出願期間の開始よりも前に設定されています。本学ホームページ掲載の指定様式に医師の診断書等を添えて提出する必要があり、事前相談をしたからといって出願が義務づけられるわけではありません。配慮を希望する場合は、出願準備のごく早い段階でこの期限を意識しておく必要があります。

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試験科目と配点

秋田県立大学システム科学技術学部の編入学試験には、いわゆる学科の専門筆記試験がありません。推薦選抜は小論文と面接、一般選抜は英語検定試験のスコアと書類審査・面接で合否が判定される点が、他大学の編入学試験と大きく異なる特徴です。

推薦選抜の試験科目と配点

推薦選抜は、小論文と面接(数学・物理学についての基礎的な知識を問う口頭試問を含む)の結果に、志望理由書・推薦書・成績証明書の内容を加えて総合的に判定されます。

科目配点
小論文100点
面接(口頭試問含む)200点
合計300点

小論文は、出願期間後に大学から別途通知されるテーマの中から1テーマを選択し、2,000字以内にまとめて提出する方式です。テーマ、志望学科、受験番号、氏名を明記した上で、提出期限である令和8年6月26日(金)午後5時必着までに提出します。小論文を提出しなかった場合や面接を受験しなかった場合は、いずれか一方でも入学者選抜の対象から除外されるため、期限管理は合否に直結します。小論文と志望理由書は別の書類ですが、内容に矛盾があると面接で突っ込まれやすくなるため、提出前に志望理由書と読み比べておくことをおすすめします。

一般選抜の試験科目と配点

一般選抜は、学力検査(英語)と書類審査・面接の結果を総合して判定されます。学力検査といっても大学独自の筆記試験は行われず、本学が指定する英語検定試験の成績を100点満点に換算して合否判定に使用する仕組みです。書類審査・面接では、数学・物理学についての基礎的な知識を問う口頭試問が含まれます。「書類審査・面接」という一つの区分に300点が配分されている構成から見ても、志望理由書・成績証明書・面接での受け答えを切り離さず、一体のものとして準備する必要があることがわかります。

科目配点
学力検査(英語検定試験スコア換算)100点
書類審査・面接(口頭試問含む)300点
合計400点

学力検査と面接のいずれか一つでも受験しなかった場合は、入学者選抜の対象から除かれます。推薦選抜(300点満点)と一般選抜(400点満点)は満点の基準自体が異なるため、単純な得点比較はできません。どちらの区分で受験するかは、出願資格を満たすかどうかに加え、小論文形式と英語検定試験のどちらで力を発揮しやすいかで判断するとよいでしょう。

推薦選抜は出身校長等の推薦と入学確約が前提になる分、出願できる人が限られる代わりに、小論文と面接という得意・不得意がはっきりしやすい2科目に力を集中できます。一般選抜は出願資格の幅が広く併願との両立もしやすい一方で、英語検定試験のスコアを事前に確保しておく必要があり、準備の負担が出願より前の時期に前倒しになります。どちらが「有利」かは一概に言えず、自分の出願資格・英語力・小論文と面接どちらに強みがあるかで選ぶことになります。

受験当日の注意事項

募集要項の注意事項には、当日の行動に関わる規定がいくつか示されています。受験者は面接開始30分前までに指定された面接控室に入室し、着席することとされており、面接開始時に不在だった場合は欠席として扱われることがあります。試験時間中の電子機器類の使用は不正行為とみなされ、身につけているだけでも該当する場合があるため、事前に電源を切ってかばん等にしまっておく必要があります。

受験票を忘れた場合は、受付の係員に申し出れば仮受験票の交付を受けられますが、受験票は入学手続の際にも必要になるため試験後も保管しておく必要があります。出願受付後の氏名・住所・電話番号・メールアドレス以外の出願事項の変更は認められていません。当日の持ち物や集合時間は受験票に記載されるため、直前に必ず確認しましょう。

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日程・スケジュール

令和9年度(令和8年7月実施分)の編入学試験日程は、次のとおり確認できました。出願開始から合格発表まで2ヶ月弱という、比較的タイトな日程が特徴です。この年度の試験はすでに終了しているため、今後出願を検討する場合は、同じ時期に発表される次年度の最新募集要項で正確な日付を確認してください。

項目令和9年度の日程
事前相談期限(合理的配慮)令和8年5月18日(月)
出願期間令和8年5月25日(月)9:00〜6月1日(月)17:00必着
受験票ダウンロード開始令和8年6月17日(水)9:00〜
小論文提出期限(推薦選抜のみ)令和8年6月26日(金)17:00必着
試験期日令和8年7月4日(土)
合格者発表令和8年7月13日(月)13:00予定
入学手続期限令和8年7月22日(水)17:00必着
入学許可令和9年4月1日付

出典:秋田県立大学「令和9年度学生募集要項(編入学)」(令和8年4月発行、公式サイト内、確認日2026年7月14日)。最新の日程は秋田県立大学の入試情報ページで必ずご確認ください。

この日程からわかるのは、出願締切(6月1日)から試験本番(7月4日)まで1ヶ月程度しかないという点です。小論文のテーマは出願後に通知されるため、出願前にテーマを見て対策を立てることはできません。出願を決めた時点で、英語検定スコアの準備、志望理由書の作成、面接想定問答の整理を並行して進めておく必要があります。試験当日、システム科学技術学部の面接は午後1時00分から開始が予定されており、同じ7月4日に実施される生物資源科学部の面接(秋田キャンパス、午前9時30分開始)とは開始時刻・試験場のいずれも異なるため、受験する学部を取り違えないよう当日のスケジュールを確認しておきましょう。

合格発表はインターネット合否照会ページ上での個別発表のみで、電話による問い合わせには応じない運用です。合格者への合格通知書や入学手続書類の郵送も行われず、合格者自身がインターネット入学手続ページから資料をダウンロードする形式です。合格発表から入学手続期限までは1週間強しかないため、必要書類や納付方法を事前に確認しておくと慌てずに済みます。

逆算した準備の目安を示すと、次のようになります。

  • 出願2〜3ヶ月前:出願資格に該当するかを確認し、成績証明書など発行に時間がかかる書類の準備を始める
  • 出願1ヶ月前:英語検定試験(TOEICまたはTOEFL iBT)を受験し、証明書類を確保する
  • 出願直前:志望理由書(800字程度)の初稿を作成し、添削を受ける
  • 出願後(6月中旬〜下旬):推薦選抜の場合は小論文テーマの通知を受け、2,000字の答案を仕上げる
  • 試験直前:面接想定問答と、数学・物理学の基礎知識の口頭試問対策を仕上げる

試験前日までに最終確認しておきたい項目も整理しておきましょう。

  • 受験票、身分証、筆記用具など、指定された持ち物一式
  • 本荘キャンパスまでの経路と所要時間、集合時刻からの逆算
  • 面接開始30分前入室というルールを踏まえた到着目標時刻
  • 志望理由書の控えと、面接で話す内容の最終すり合わせ
  • 小論文を提出した場合は、その内容の要点(推薦選抜のみ)
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入学手続と初年度にかかる費用

合格後の入学手続期限は令和8年7月22日(水)午後5時必着で、合格発表とともに詳細が通知され、インターネット入学手続ページから資料をダウンロードして手続を進めます。入学料は秋田県内に住所を持つ人が282,000円、それ以外の人が423,000円で、入学の日の1年前から引き続き秋田県内に住所を有するか、配偶者や1親等の親族が秋田県内に住所を有する場合に「秋田県内の者」として扱われます。授業料は年額535,800円で、前期(4月30日納付期限)と後期(10月31日納付期限)の2回に分けて納付する仕組みです。

費用項目金額
入学料(秋田県内の者)282,000円
入学料(秋田県内の者以外)423,000円
授業料(年額)535,800円
後援会費(2年次編入)40,000円
後援会費(3年次編入)30,000円

家庭の経済的事情等により授業料の納付が著しく困難な場合は、高等教育の修学支援新制度に基づく授業料の減免制度があり、日本学生支援機構の奨学金や地方公共団体等の奨学金制度も利用できます。前年度の学業成績が優秀な在学生を対象とした特待生制度(半期授業料相当の奨学金給付)もあるため、入学後の学修成果によっては負担を軽減できる可能性があります。ただし、この特待生制度は入学した年度の1年生と、入学試験の成績による特待生(入学生特待生)を対象から除いているため、編入学した初年度からすぐに適用されるわけではない点は理解しておく必要があります。

推薦選抜の合格者は、入学手続の際に入学確約書(推薦した学長・学部長または学校長が連署した所定様式)を提出する必要があります。出願時点で得た推薦は入学手続の段階まで効力を持ち続けるため、推薦を依頼した出身校とは、合格発表後も連絡が取れる状態を保っておく必要があります。

既修得単位・在学年限・学修環境

編入学前に高専・短大・大学・専修学校専門課程・高校専攻科で修得した単位のうち、本学が定める基準に該当するものは、入学後に本学の授業科目を履修して修得した単位として認定される制度があります。一方で編入学生の在学年限には上限があり、本学が定める在学すべき年数の2倍を超えて在学することはできません。3年次編入生であれば4年、2年次編入生であればより長い年数が上限の目安になります。

学生生活の面では、本学はノートパソコンの必携を掲げており、レポート作成や学習支援システム(manaba)の操作、履修登録や成績確認などで日常的に利用します。経済的理由で購入が難しい場合はWindowsノートパソコンの貸与制度もあるため、入学手続後に各キャンパスの教務チームへ相談する選択肢があります。生物資源科学部・研究科の学生を主な対象とする学生寮(清新寮、大潟キャンパス)は、本荘キャンパスが拠点となるシステム科学技術学部の学生にとっては通学圏外にあたるため、下宿やアパートなど住まいの確保もあわせて検討しておく必要があります。

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倍率・難易度

秋田県立大学システム科学技術学部の編入学試験について、志願者数・合格者数・倍率といった実施結果は、募集要項および大学公式サイトの入試情報ページ、主要な大学受験情報サイトのいずれにも公表を確認できませんでした。倍率を根拠に難易度を語ることはできない状況にあるため、本記事でも数値を創作せず、募集人員が「若干名」であるという事実にとどめてお伝えします。

難易度を考えるうえで参考になるのは、倍率ではなく試験の構造そのものです。学力検査に大学独自の筆記試験がなく、英語は検定試験スコアの換算、専門分野は小論文と口頭試問という構成のため、過去問演習を積み重ねて得点力を磨くタイプの対策が機能しにくい試験である点は理解しておく必要があります。

難易度を左右する要素この学部での実際
募集人員5学科とも推薦・一般ともに若干名で、詳細な定員は非公表
専門筆記試験の有無なし。専門分野は小論文(推薦)または口頭試問(両区分)で問われる
英語の扱い一般選抜は外部検定試験のスコア換算のみで、独自の英語筆記試験はない
面接の比重推薦選抜は300点中200点、一般選抜は400点中300点を書類審査・面接が占める
公開情報量過去問・倍率とも非公開で、対策情報が少ない

面接と書類の配点比率が高いという事実は、知識量だけで押し切れる試験ではないことを示しています。志望理由書の800字と面接での受け答えの一貫性が、小論文や口頭試問の出来と同じくらい合否を左右すると考えて準備を進めるのが現実的です。

受験後に自分の位置を知る手段としては、入学試験成績の開示制度があります。合格者発表の日から2週間(土・日・祝日を除く)、本人が受験票を持参して秋田キャンパス事務局へ出向けば、科目等別得点と総得点を口頭で確認できる仕組みです。ただし、合格者が10名に満たない学科については、不合格者のみが開示対象となる点には注意してください。倍率や過去問が公開されていない分、次年度以降に再挑戦する場合の材料として、この開示制度を活用する価値はあります。

一般的な国公立大学工学部の編入学試験と比べると、専門科目の独自筆記試験がなく、英語が外部検定試験のスコア換算に一本化されている点は、秋田県立大学システム科学技術学部に特有の設計だと言えます。専門知識を答案として長時間書き続ける訓練よりも、限られた文字数で意見をまとめる小論文の訓練と、口頭での説明力を鍛える面接練習の比重を高めるほうが、この試験の構造には合っています。

5学科とも募集人員が「若干名」と一括りに表記されているため、学科によって志願者数に偏りが生じている可能性はありますが、学科別の志願者数・倍率は公表されていないため、特定の学科が「入りやすい」「入りにくい」と判断する根拠はありません。学科は難易度ではなく、自分の学習歴や志望理由と合っているかどうかで選ぶことが基本になります。

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科目別対策

専門筆記試験がない分、対策の的を絞りやすい半面、何をどこまで準備すればよいか判断しにくい試験でもあります。小論文・英語検定試験・口頭試問の3本柱で、それぞれの対策の考え方を整理します。

小論文対策(推薦選抜)

推薦選抜の小論文は、出願後にテーマが個別通知される方式のため、過去問を解いて出題傾向を予測するという一般的な対策が成立しません。代わりに有効なのは、アドミッション・ポリシーが示す「基礎学力」「目標に向かう思考力」「知的好奇心」「コミュニケーション能力」という4つの評価軸を踏まえ、どのテーマが来ても自分の考えを筋道立てて書けるようにしておくことです。

2,000字以内という文字数は、大学入試の小論文としては標準的な分量です。結論、背景、具体例、反論への言及、結論の再確認という基本構成を身体で覚えておくと、テーマが未知でも時間内に書き切れます。志望学科に関わる時事(ものづくり、情報技術、建築・環境、経営工学など)を日頃から追い、自分の言葉で説明できる状態にしておくことが、テーマ非公開型の小論文に対する最も現実的な備えです。

  1. 結論:テーマに対する自分の立場を最初の段落で明示する
  2. 背景:なぜその論点が問題になっているのかを説明する
  3. 具体例:自分の学習歴や身近な事例と結びつけて論じる
  4. 反論への言及:別の見方や限界にも触れ、視野の広さを示す
  5. 結論の再確認:最初の主張に立ち戻り、2,000字を締めくくる

出願前の練習では、実際にテーマを自分で複数考え、時間を測って2,000字を書き切る練習を繰り返しておくとよいでしょう。初めて見るテーマに対応する力は、一度や二度の練習では身につきにくいため、志望学科に近いテーマを自分で設定し、書いては読み返すサイクルを出願前から回しておくことが効果的です。

英語(TOEIC・TOEFL iBT)対策

一般選抜の学力検査は、本学が指定する英語検定試験のスコアを100点満点に換算して使用します。令和6年7月4日以降に受験したTOEIC(L&R、公開テスト)またはTOEFL iBTのスコアのみが有効で、TOEIC IP・TOEIC Bridge・TOEFL iBT Home Edition・TOEFL ITPは利用できません。

スコア証明書の発行には数週間かかる場合があるため、出願締切から逆算して受験日を決める必要があります。専門科目の対策に気を取られてスコア提出が間に合わないという事態は避けなければなりません。スコアがどの得点帯にあれば安心といった基準は公表されていないため、複数回受験できる余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。提出書類の形式にも指定があり、TOEIC(L&R)を使う場合は「Official Score Certificate(公式認定証)の原本またはデジタル公式認定証のPDFを印刷したもの」、TOEFL iBTを使う場合は「Test Taker Score Report(PDFを印刷したものを含む)」の提出が必要です。通常の成績通知メールの画面印刷や簡易な成績照会画面では受理されない可能性があるため、公式認定証・スコアレポートの入手方法を早めに確認しておきましょう。

大学独自の英語筆記試験を設けず、外部検定試験のスコアをそのまま学力検査として使う方式は、受験者ごとの英語力を統一的な尺度で比較するという大学側の狙いがあると考えられます。裏を返せば、専門科目の対策に多くの時間を割ける設計とも言えるため、英語のスコアを早期に確定させ、残りの準備期間を小論文や口頭試問、志望理由書の完成度に充てるという時間配分が合理的です。

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数学・物理学の口頭試問対策

推薦選抜・一般選抜のいずれも、面接の中で数学・物理学についての基礎的な知識を問う口頭試問が課されます。学科ごとの専門基礎に近い内容が問われる可能性が高い試験形式で、学科の求める学生像に示された学問分野を軸に準備すると的が絞りやすくなります。

学科基礎知識として振り返っておきたい分野の例
機械工学科力学(運動方程式・エネルギー保存)、材料力学の基礎、微分積分
知能メカトロニクス学科電磁気学の基礎、力学、制御の考え方につながる基礎数学
情報工学科離散数学・集合と論理、基礎的なアルゴリズムの考え方、物理の基礎
建築環境システム学科構造力学・物理の基礎、環境・エネルギーに関する基礎知識
経営システム工学科数学全般(微分積分・確率統計)、経営工学に関わる基礎概念

この表はあくまで学科の求める学生像や学部の教育課程から導いた対策の方向性であり、大学が出題範囲として公表しているものではありません。口頭試問は暗記の再現ではなく、その場で問いに答える力が見られる形式のため、公式や用語を覚えるだけでなく、なぜその公式が成り立つのかを自分の言葉で説明できるところまで理解を深めておくと安心です。

実務的な準備としては、新しい参考書を買い足すよりも、現在の所属校で使っていた数学・物理の教科書やノートを見直すほうが効率的です。口頭試問は既習範囲を前提にした質問である可能性が高いため、これまで履修した科目の中で基礎となる単元(力学、電磁気学、微分積分など)を一通り棚卸しし、人に説明できるかどうかを自分自身で確認しておきましょう。

面接での話し方・立ち居振る舞い

推薦選抜・一般選抜とも、面接(口頭試問を含む)が配点の大きな部分を占めます。内容が同じでも、結論から話すか、説明が長すぎて要点がぼやけるかで、面接官に伝わる印象は大きく変わります。質問にはまず結論を一言で示し、その後で理由や具体例を補足する話し方を練習しておくと、口頭試問のように短い応答が求められる場面でも対応しやすくなります。

本荘キャンパスでの面接は、面接開始30分前までに指定の控室で待機する運用です。緊張した状態で長時間待つことになるため、事前に模擬面接を経験しておき、待ち時間の過ごし方や呼吸の整え方まで含めてシミュレーションしておくと、本番での落ち着きにつながります。

成績証明書・履修に関する書類の見られ方

推薦選抜は、小論文と面接の結果に加えて志望理由書・推薦書・成績証明書の内容を総合して判定すると募集要項に明記されています。小論文や面接の得点だけでなく、これまでの単位修得状況そのものが判定材料に含まれているということです。出願前に自分の成績証明書を取り寄せ、志望学科に関連する科目の履修状況や成績を確認しておくと、面接で成績について質問された際にも具体的に説明できます。

今年度履修中・履修予定の科目がある場合は、履修に関する書類(修得予定単位数が記載されたもの)の提出が必要になりますが、成績証明書に同じ内容が記載されている場合は提出不要です。出身校によって証明書の発行様式や必要日数が異なるため、出願書類をそろえる段階で余裕を持って出身校の教務窓口に相談しておくことをおすすめします。特に一般選抜で「他大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み)」の資格を使う場合は、在学中の大学から在学証明書や在学期間証明書、必要に応じて学長・学部長の受験許可書も取り寄せる必要があるため、書類の種類が多くなりがちです。早めに出願資格の区分を確定し、必要書類の一覧を出身校と共有しておくと、直前の取り寄せ漏れを防げます。

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面接・志望理由書・過去問分析・出題予測

秋田県立大学システム科学技術学部の編入学試験では、志望理由書と面接の内容が、小論文や口頭試問と並ぶ得点の柱になっています。書類と面接の一貫性をどう作るかが対策の中心です。

志望理由書(800字程度)の書き方

志望理由書は、本学所定の様式に自己PRなどを含めて800字程度で記入する書類で、推薦選抜・一般選抜のいずれでも必須提出です。800字という限られた文字数の中では、志望理由・学習歴・入学後の計画の3点を過不足なく盛り込む必要があり、エピソードを詰め込みすぎると論旨がぼやけます。

効果的な構成の一例として、まず現在の所属で何を学び、どこに問題意識や関心を持ったかを述べ、次にその関心をシステム科学技術学部の志望学科でどう発展させたいかを、学科の求める学生像やシステム思考の考え方と接続して説明し、最後に編入後に取り組みたい学びと卒業後の方向性を示す、という流れが挙げられます。大学名の繰り返しだけでは説得力が生まれないため、なぜ他大学ではなくこの学部・学科なのかを、自分の学習歴の言葉で書くことが重要です。

  1. これまでの学習歴:所属校で何を学び、どこに関心や問題意識を持ったか
  2. 志望先との接続:その関心を志望学科でどう発展させたいか、学科の求める学生像とどう重なるか
  3. 入学後の計画:編入後に取り組みたい学びと、卒業後の方向性

避けたい書き方としては、「貴学部に興味があります」「ものづくりが好きなので志望しました」といった一文で終わる説明が挙げられます。好きという感情だけでは、なぜ他の工学系学部ではなくこの学部・学科なのかが伝わりません。具体的な学習経験や、5学科の求める学生像のどの部分に自分が当てはまるのかを、エピソードとともに書くことで、初めて800字が「この受験生だけの文章」になります。

もう一つ避けたいのが、志望理由書の内容と面接での回答がずれてしまうケースです。書類提出後に内容を忘れてしまい、面接で聞かれた際にその場で違う説明をしてしまうと、一貫性のなさが伝わってしまいます。提出前に志望理由書のコピーを手元に残し、面接直前に読み返して自分の言葉を再確認しておくことをおすすめします。

過去問の公開状況

公式サイトおよび主要な過去問データベースを確認した限り、秋田県立大学システム科学技術学部の編入学試験について、小論文の過去テーマや口頭試問の過去の出題内容を収録した公開ページは見当たりませんでした。小論文テーマ自体が「出願期間後に別途通知」される非公開方式であることも、過去問演習が対策の中心になりにくい理由です。過去問の有無が不明な場合は、断定的な情報に惑わされず、大学の入試担当窓口(秋田県立大学アドミッションチーム、電話018-872-1535)に直接確認することをおすすめします。

過去問という形の対策資料がない以上、代わりになるのは公式に公開されている一次資料です。アドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーはいずれも大学公式サイトで確認でき、小論文・志望理由書・面接のすべてに共通する評価軸として使えます。学科の求める学生像の文言をそのまま引用するのではなく、自分の学習歴と照らし合わせて具体的なエピソードに変換する作業が、過去問がない試験での実質的な対策になります。

募集要項から見た出題予測

過去問が公開されていない以上、出題内容を断定することはできませんが、募集要項とアドミッション・ポリシーから読み取れる範囲で、対策の方向性を整理することはできます。小論文は学部の教育目標である「システム思考」や、学科ごとの求める学生像に示されたキーワード(ものづくり、情報技術と社会貢献、建築・都市・環境、経営工学とリーダーシップなど)に関連したテーマが出される可能性があると考えられます。ただし、これはあくまで公開資料からの推測であり、大学が予告している内容ではありません。

学科ごとのアドミッション・ポリシーには、より具体的な文言も明記されています。たとえば情報工学科には「情報工学に関心をもち、新しい技術やシステムを創造して社会に貢献する熱意を有する人」、建築環境システム学科には「建築、都市、環境に関する知的好奇心にあふれ、積極的に目標に向かって努力できる人」という文言があり、小論文のテーマが学科別に出される場合はこうした文言に近い切り口が選ばれる可能性は否定できません。志望学科のアドミッション・ポリシーは出願前に一字一句読み込み、自分の学習歴のどの部分と重なるかを言語化しておくことをおすすめします。

面接の口頭試問については、「数学・物理学についての基礎的な知識を問う」と募集要項に明記されているため、高専・大学等で履修済みの基礎科目の復習が直接的な対策になります。志望理由書に書いた学習歴と矛盾しない範囲で、得意分野・不得意分野を整理し、質問された際にどちらも正直に答えられるよう準備しておくとよいでしょう。

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面接の想定質問

面接では、志望理由書の内容を深掘りする質問と、口頭試問による基礎知識の確認の両方が行われると考えられます。1分程度の要約と3分程度の詳しい説明の両方を用意しておくと、質問の深さに応じて答え方を調整できます。

  • なぜ秋田県立大学システム科学技術学部の、この学科を志望するのですか。
  • 現在の所属(高専・短大・大学など)で、どのような科目や研究に取り組んできましたか。
  • 編入後、この学科でどのようなことを学びたいですか。
  • 数学・物理学の基礎について、簡単に説明してもらえますか(口頭試問)。
  • 志望理由書に書いた内容について、具体的な体験を教えてください。
  • 卒業後にどのような進路を考えていますか。
  • 他の大学ではなく、なぜこの学部・学科なのですか。
  • 「システム思考」という考え方について、自分なりに説明してください。
  • 入学後、どの授業や研究テーマに特に取り組みたいですか。

丸暗記した回答は、深掘りの質問が来たときに崩れやすくなります。問題意識・学習歴・志望先との接続・入学後の計画という軸を自分の中に持ち、どの角度から聞かれても同じ一貫性で答えられる状態を目指しましょう。想定質問はリストを作って終わりにせず、実際に声に出して答える練習を重ね、家族や先生など第三者に聞いてもらいながら、説明の抜けや矛盾がないかを確認しておくことをおすすめします。

併願戦略・内部リンク

システム科学技術学部の編入学は、推薦選抜と一般選抜の併願ができず、同一年度に生物資源科学部を併願することも試験日程の重なりから事実上できません。学内での選択肢が限られている分、学外での併願戦略をどう組み立てるかが重要になります。

学科選びと併願先の整合性

秋田県立大学システム科学技術学部は5学科体制のため、出願前に志望学科を1つに絞る必要があります。機械・電気系、情報系、建築・環境系、経営工学系という、専門分野の異なる学科が並んでいるため、これまでの学習歴や取得単位が複数学科にまたがる場合は、志望理由書と口頭試問でどちらの軸を前面に出すかを事前に決めておくと、書類と面接の一貫性を保ちやすくなります。

学外での併願候補の考え方

工学系の編入学を検討している場合、同じ秋田県内であれば秋田大学理工学部などが比較対象になりますし、全国規模で見れば長岡技術科学大学や豊橋技術科学大学のような技術科学大学、各地の国公立大学工学部も選択肢に入ります。出願資格・試験科目・日程が大学ごとに異なるため、併願する場合は出願期間と試験日が重ならないかを早めに確認しておく必要があります。秋田県立大学の出願期間(5月25日〜6月1日)や試験日(7月4日)は他大学と近接する場合があるため、複数校を検討する際は年間スケジュールを一覧化しておくと安心です。

併願する大学が増えるほど、成績証明書や卒業(見込み)証明書といった発行に時間のかかる書類を、複数部そろえる必要が出てきます。出身校の証明書発行には数日から数週間かかる場合があるため、併願先を検討し始めた段階で、必要部数と発行にかかる日数を出身校の教務窓口にまとめて確認しておくと、出願直前になって書類が足りないという事態を避けられます。社会人として編入を検討している場合は、下記の関連記事も参考になります。

大学編入という進路自体を再検討したい場合は、浪人という選択肢との比較も判断材料になります。費用や時間、難易度の違いを整理した記事もあわせてご覧ください。

大学編入制度そのものの仕組みや、一般的なスケジュールの立て方を確認したい場合は、大学編入の基礎知識をまとめたガイド記事をご参照ください。出願資格の種類や単位の数え方など、大学ごとに共通する基礎知識を先に押さえておくと、秋田県立大学の募集要項を読む際の理解も早くなります。

大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】

秋田県立大学システム科学技術学部のように、専門筆記試験がなく志望理由書・面接・小論文の比重が大きい試験では、独学だけで一貫性のある準備を仕上げるのが難しいと感じる人も少なくありません。出願資格の確認から志望理由書の添削、面接練習まで対策を個別に整理したい場合は、大学編入対策コースで相談できます。

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よくある質問(FAQ)

ここまでの内容と重なる部分もありますが、出願を検討する際に特に問い合わせが多いと考えられる項目を、公式募集要項の記載にもとづいて改めて整理します。細部の条件は年度によって変わり得るため、最終確認は必ず公式サイトで行ってください。

編入学年次は必ず3年次になりますか。

いいえ。募集要項では「志願者の単位修得状況等により、3年次または2年次とします」と明記されています。合格者発表時に合格通知書で仮の編入学年次が通知され、正式な編入学年次は確定した成績証明書や履修に関する書類の提出後に決定されます。

推薦選抜と一般選抜はどちらも受けられますか。

できません。募集要項には「システム科学技術学部において、推薦選抜と一般選抜を併願することはできません」と明記されています。出願資格を確認したうえで、どちらか一方を選んで出願してください。

生物資源科学部の編入学と同時に出願できますか。

制度上の明確な併願禁止規定はありませんが、令和9年度の日程では両学部とも試験期日が令和8年7月4日(土)で、システム科学技術学部は本荘キャンパス、生物資源科学部は秋田キャンパスと試験場も異なります。同日・別会場での実施となるため、実質的に両方を受験することはできません。

英語はどのように評価されますか。

一般選抜では、大学独自の英語筆記試験は行われず、本学が指定するTOEIC(L&R、公開テストに限る)またはTOEFL iBTのスコアを100点満点に換算して合否判定に使用します。令和6年7月4日以降に受験したスコアのみが有効です。推薦選抜には英語検定試験の提出義務はありません。

小論文のテーマはいつわかりますか。

推薦選抜の小論文は、出願期間終了後に大学から別途通知されるテーマの中から1テーマを選択する方式です。出願前にテーマを確認することはできないため、出願を決めた段階から、学科分野に関する時事や自分の考えを整理しておくことが対策になります。提出期限は例年6月下旬に設定されており、テーマ通知から提出までの期間は限られているため、2,000字を書き切る練習を出願前から済ませておくと安心です。

面接の口頭試問はどの分野が出ますか。

募集要項には「数学・物理学についての基礎的な知識を問う口頭試問を含む」とだけ記載されており、具体的な出題分野は公表されていません。志望学科の教育内容や、これまでに履修した基礎科目を中心に復習しておくことをおすすめします。

倍率はどれくらいですか。

編入学試験の志願者数・合格者数・倍率は、募集要項や大学公式サイトで公表されていません。募集人員は各学科とも推薦選抜・一般選抜ともに「若干名」で、具体的な人数も明記されていないため、倍率をもとに難易度を判断することはできません。合格発表後2週間以内であれば入学試験成績の開示請求ができるため、次年度以降に再挑戦する場合は自分の得点を確認しておくことが、数少ない客観的な手がかりになります。

学生寮に入ることはできますか。

本学の学生寮(清新寮)は、生物資源科学部・研究科の学生を主な対象とした施設で、大潟キャンパスに所在します。システム科学技術学部の編入学試験は本荘キャンパスで実施され、授業も本荘キャンパスが拠点となるため、下宿やアパートなど別の住まいを検討する必要があります。参考までに、清新寮は男子120名・女子120名を収容する完全個室(風呂・トイレ共用)の寮で、生物資源科学部のある秋田キャンパスからも約30キロメートル離れた大潟キャンパスに所在するため、本荘キャンパスに通うシステム科学技術学部生の生活圏からはさらに遠くなります。

まとめ

秋田県立大学システム科学技術学部の編入学(3年次編入)は、専門筆記試験を課さない代わりに、小論文(推薦選抜)または英語検定スコア(一般選抜)と、配点の大きい書類審査・面接で合否が決まる試験です。編入学年次が3年次に確定するとは限らない点、小論文のテーマが出願後にしかわからない点、倍率や過去問が公表されていない点は、他大学との違いとして押さえておく必要があります。

準備の優先順位としては、出願資格と英語検定スコアの期限を早期に確認し、志望理由書(800字程度)を学科のアドミッション・ポリシーと接続させて書き上げ、面接では数学・物理学の基礎知識をその場で説明できる状態に整えることが軸になります。出願期間から試験本番まで1ヶ月程度しかないという日程の特徴も踏まえ、出願を決めた時点から複数の準備を並行して進めておくことが、限られた期間で仕上げるための現実的な進め方です。

過去問も倍率も公開されていない試験だからこそ、公式募集要項に書かれている一次情報を丁寧に読み込み、そこから外れない準備をすることが遠回りのようで最も確実です。本記事の内容は執筆時点で確認できた公式情報にもとづくものであり、年度によって募集人員・日程・出願資格・配点が変更される可能性があります。出願前には、必ず秋田県立大学の公式サイトで最新の学生募集要項をご自身で確認してください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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