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宇都宮大学地域デザイン科学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

宇都宮大学地域デザイン科学部の編入試験を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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宇都宮大学地域デザイン科学部の第3年次編入学試験とは、高等専門学校や短期大学、大学在学者などが同学部の第3年次に編入するための選抜制度です。実施しているのは建築都市デザイン学科と社会基盤デザイン学科の2学科のみで、コミュニティデザイン学科では編入学試験そのものが行われません。さらにこの2学科は選抜方式が完全に分かれており、建築都市デザイン学科は英語(TOEICスコア換算)と筆記試験「建築基礎」、面接を課す「学力試験による選抜」のみ、社会基盤デザイン学科は高等専門学校出身者を対象とした「推薦による選抜」のみで実施されています。本記事では、令和9年度(2027年4月入学)学生募集要項と、大学ホームページで公開されている令和6〜8年度の過去問「建築基礎」を一次情報として、募集人員・出願資格・試験科目と配点・日程・倍率・科目別対策・面接や志望理由書の準備・過去問の傾向と出題予測までを整理します。年度によって変わる可能性がある数値は、必ず最新の学生募集要項でご確認ください。

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目次

宇都宮大学地域デザイン科学部の第3年次編入学試験の概要

宇都宮大学地域デザイン科学部は、コミュニティデザイン学科、建築都市デザイン学科、社会基盤デザイン学科の3学科で構成されています。このうち第3年次編入学試験を実施しているのは建築都市デザイン学科と社会基盤デザイン学科の2学科だけで、コミュニティデザイン学科は編入学生を募集していません。志望校を検討する段階で学科名だけを見て「地域デザイン科学部は編入を受け入れている」と判断すると、実際には出願できない学科を志望してしまう可能性があるため、まず学科単位で編入学試験の実施有無を確認する必要があります。コミュニティデザイン学科が第3年次編入学試験を実施していない理由について、大学から明確な説明は公表されていません。地域デザイン科学部への編入を希望する場合、選べる進路は建築都市デザイン学科か社会基盤デザイン学科のいずれかに絞られるため、まちづくりや地域政策そのものに強い関心がある場合でも、専門分野としては建築・都市デザインか社会基盤デザインのどちらかを選ぶ形になる点を理解しておく必要があります。

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入学時期は毎年4月で、編入学年次は第3年次です。出願資格の区分によって在学期間の通算の扱いが決まっており、出身校での在学期間は本学の修業年限のうち2年間を既に在学したものとして扱われます。したがって編入学後の在学期間は2年以上6年以内となり、既修得単位の認定状況や開講科目の履修順序によっては、卒業までに2年を超える期間が必要になる場合がある点も募集要項に明記されています。単位認定の見通しを立てずに出願すると想定より在学期間が延びる可能性があるため、出願前にカリキュラムを確認しておくと安心です。

地域デザイン科学部のアドミッション・ポリシーでは、建築都市デザイン学科は「高等専門学校等の教育課程を尊重し、基本的な学力と思考力を備えているかどうかを重視する」「建築系分野に対する基礎的知識、英語の能力を評価の対象とする」と明記されています。社会基盤デザイン学科は「高等専門学校の教育課程を尊重し、基本的な学力と思考力を備えているかどうかを重視する」「地域における社会基盤デザインに対する熱意と問題解決に対する能力を評価の対象とする」としており、いずれも高専で学んだ基礎学力を土台に、専門分野への意欲や思考力を確認する姿勢が読み取れます。2学科とも高専の教育課程を前提とした評価方針を掲げている点は、対策の方向性を考えるうえで押さえておきたい要点です。両学科の学びに共通する理念として、地域資源を活用して地域に活力を生み出す能力、新たな社会システムを提案する発想力、そして円滑なコミュニケーションや合意形成を図る実践力を身に付け、21世紀の地域社会の担い手として活躍できる人材の育成が掲げられています。「地域デザイン」という学部名は、異なる専門性を地域社会への貢献という目的で束ねていることを表していると理解しておくと、面接で学部を志望する理由を説明する際の軸にもなります。

建築都市デザイン学科は、編入学後の学びを通じて「学士(工学)」の学位を授与するとともに、卒業と同時に一級建築士の国家試験を受験できる資格が得られるカリキュラムを組んでいます。従来の建築や空間からの発想に加え、都市や人々などの社会環境も考慮した生活空間のデザインを学ぶ点が学科の理念として示されており、先端技術や少子高齢化社会、環境・エネルギー問題、防災・減災へのリスク対策等を学びながら、現代の社会課題の解決に応用する力を養う構成になっています。編入後は、この専門カリキュラムを2年以上6年以内の在学期間で履修していくことになります。

社会基盤デザイン学科は、生活の向上や社会経済の発展を支える社会基盤、すなわち電気・水・情報通信などのライフラインや、道路、橋梁、港湾、建設材料、エネルギー施設、河川、環境、防災、マネジメント等の専門分野を専攻しながら、地域デザイン能力・分析技術を養う学科で、卒業時には「学士(工学)」の学位が授与されます。アドミッション・ポリシーの求める学生像には、社会全体の利益のために奉仕できる責任感と、国内・海外の様々な地域の課題解決のためにグローカルに活躍する意欲のある人という項目が含まれており、専門知識だけでなく地域や社会への貢献意識も評価の対象に含まれていることがうかがえます。

両学科に共通する教育目標として、宇都宮大学は基盤教育を通じて「論理的思考力」「情報活用力」「表現力」「学修力」「協働力」「課題解決力」という6つの汎用的能力(宇大スタンダード)の育成を掲げています。面接や口述試験では、専門知識だけでなくこれらの汎用的能力に関わる質問がなされる可能性もあるため、出身校での学習や活動の中で、論理的に考え、他者と協働しながら課題を解決した経験を振り返っておくことも準備の一助になります。なお、第3年次編入学試験の会場は、宇都宮大学峰キャンパスではなく陽東キャンパス(栃木県宇都宮市陽東7-1-2)であり、地域デザイン科学部と工学部が拠点を置く工学系のキャンパスに設置されています。

編入学後の単位認定については、出身校で修得した授業科目の単位が本学の定める基準に従って審査され、カリキュラムや成績等が基準を満たしていると認められる場合に、本学で修得した単位として扱われる仕組みになっています。出身校のカリキュラムと編入学後の学科・コースのカリキュラムが大きく異なる場合は、単位認定が十分に受けられないこともあるため、出願前に自分の履修科目と編入後のカリキュラムがどの程度重なっているかを確認しておくと、入学後の学習計画を立てやすくなります。

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募集学科・募集人員・出願資格

令和9年度(2027年4月入学)学生募集要項によると、募集学科と募集人員、選抜方式の関係は次のとおりです。

学科名推薦による選抜学力試験による選抜
建築都市デザイン学科実施なし3名
社会基盤デザイン学科3名実施なし

この表からわかるとおり、建築都市デザイン学科と社会基盤デザイン学科では出願できる選抜方式が完全に異なります。建築都市デザイン学科を志望する場合は学力試験(英語・建築基礎・面接)による選抜に出願することになり、出願資格は後述する幅広い区分に開かれています。一方、社会基盤デザイン学科を志望する場合は推薦による選抜のみが実施されており、出願できるのは高等専門学校出身者に限られます。短期大学生や4年制大学の在学者、専門学校修了者は社会基盤デザイン学科には出願できないため、志望学科を決める前にこの違いを理解しておく必要があります。2学科の違いを比較すると、次のようになります。

比較項目建築都市デザイン学科社会基盤デザイン学科
選抜方式学力試験による選抜のみ推薦による選抜のみ
募集人員3名3名
主な出願対象大学・短大・高専卒業(見込)者、専修学校修了(見込)者、他大学2年以上在学者など高等専門学校を卒業見込みで在学成績が上位、学校長等の推薦を受けた者
主な専門分野建築・都市デザイン(構造・計画・環境・材料)電気・水・情報通信等のライフライン、道路・橋梁・港湾・河川・防災・マネジメント
取得できる学位・資格学士(工学)、卒業と同時に一級建築士国家試験受験資格学士(工学)

推薦による選抜の出願資格(社会基盤デザイン学科)

推薦による選抜に出願できるのは、高等専門学校を令和9年3月卒業見込みで、在学中の成績が上位に属し、出身学校長等が人物・学力ともに優秀と認めて推薦する者です。同一人物を他の国公立大学と重複して推薦することはできません。推薦選抜は在学中の成績と学校長の推薦が前提となるため、出願を検討する時点で校内の成績順位や推薦の可能性について、担任や進路担当の教員に早めに相談しておくことが実務上のポイントになります。学校推薦を得るための具体的な選考基準(成績の順位や評価方法など)は出身校によって異なり、募集要項にも共通の基準は示されていません。3年次編入を検討している高専生は、低学年のうちから校内での成績上位をキープしておくことが、推薦を得られる可能性を高める現実的な対策になります。

学力試験による選抜の出願資格(建築都市デザイン学科)

学力試験による選抜には、次のいずれかに該当する者が出願できます。

  • 大学を卒業した者、または卒業見込みの者
  • 大学改革支援・学位授与機構から学士の学位を授与された者、または授与される見込みの者
  • 短期大学を卒業した者、または卒業見込みの者
  • 高等専門学校を卒業した者、または卒業見込みの者
  • 専修学校の特定専門課程を修了した者、または修了見込みの者
  • 修業年限4年以上の他の大学に2年以上(休学期間を除く)在学し、62単位以上を修得した者、または修得見込みの者(現在履修中の科目がある場合は、62単位以上の修得見込みを証明する書類の提出が必要です)
  • 大学の学芸学部または教育学部の2年課程を修了した者
  • 学校教育法施行規則附則第7条に規定する従前の規定による学校の課程を修了・卒業し、第3年次に編入できる資格を有する者
  • 外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者、または修了見込みの者(通信教育や外国の短期大学課程による該当者を含む)

建築都市デザイン学科は出願資格の間口が広く、高専生だけでなく短大生や4年制大学の在学者・卒業者、専修学校修了者なども出願対象に含まれます。ただし、外国の学校教育を経た者や、外国において大学卒業・高専卒業・大学2年以上在学に相当する教育を受けた者は、令和8年5月18日までに履歴書と卒業(在学)証明書の写しを学務部入試課に提出し、「出願資格の確認」を受ける必要があります。資格確認が必要な条件に当てはまる可能性がある場合は、出願直前ではなく早い段階で大学に相談しておくと安全です。

なお、高等専門学校出身者に限っていえば、出願先の選択肢は一つではありません。在学中の成績が上位で学校長の推薦を受けられる場合は社会基盤デザイン学科の推薦による選抜に出願できる一方、建築都市デザイン学科の出願資格には高等専門学校卒業(見込)者も含まれているため、推薦を受けられるかどうかに関わらず学力試験による選抜に出願することも可能です。推薦が得られるかどうか不透明な段階では、学力試験による選抜での挑戦もあわせて検討しておくと、選択肢を狭めずに準備を進められます。

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出願書類等の一覧

推薦による選抜(社会基盤デザイン学科)と学力試験による選抜(建築都市デザイン学科)では、提出が必要な出願書類も異なります。主な書類と摘要は次のとおりです。

出願書類等推薦学力試験摘要
編入学志願票必要必要本学所定の用紙に必要事項を記入
推薦書必要不要出身学校長等が作成し厳封したもの
調査書必要不要出身学校長等が作成し厳封したもの
成績証明書不要必要単位修得状況が記載された厳封書類
卒業(見込)証明書必要必要出願資格⑥(他大学2年以上在学)による出願者は提出不要
在学期間証明書不要該当者のみ出願資格⑥による出願者のみ提出
TOEIC公式認定証不要必要過去2年以内に受験したOfficial Score Certificate
写真票・受験票必要必要縦4cm×横3cmの写真2枚を貼付
入学検定料必要必要30,000円を指定銀行へ振込(ATM不可)

TOEIC公式認定証の原本は受験票送付時に返却されますが、それ以外の提出書類は理由の如何を問わず返還されません。出願手続き後の記載内容の変更も認められていないため、志願票や証明書の内容に誤りがないか、投函前に複数回確認しておくことが望ましいといえます。日本語以外で記載された証明書や文書については、訳文の提出を求められる場合がある点も留意してください。

写真票・受験票に使用する写真は、上半身・正面・無帽で出願前3か月以内に撮影したものを縦4センチメートル×横3センチメートルのサイズで2枚用意する必要があります。不鮮明な写真、背景が暗い写真、顔が横を向いている写真、化粧や前髪で本人確認が困難な写真などは受け付けられないことがあるため、出願直前に慌てて撮影するのではなく、証明写真機や写真館で余裕を持って準備しておくことをおすすめします。

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試験科目と配点

建築都市デザイン学科(学力試験による選抜)と社会基盤デザイン学科(推薦による選抜)では選抜方法そのものが異なるため、試験科目と評価の仕組みも別々に整理する必要があります。

学力試験による選抜(建築都市デザイン学科)の配点

学力試験による選抜は、学力試験(英語・建築基礎)、面接の結果、および出身学校長等が作成した成績証明書等の出願書類の評価結果を総合して行われます。配点は次のとおりです。

科目英語建築基礎面接合計
配点100点200点100点400点

合計400点のうち建築基礎の筆記試験が200点と半分を占め、専門科目の得点力が合否を大きく左右する構成になっています。英語は独自の筆記試験を課さず、TOEIC Listening & Readingのスコアを次の式で換算します。

  • TOEIC L&Rスコアが750点以上の場合は、換算点100点(満点)
  • TOEIC L&Rスコアが750点未満の場合は、換算点=100点×(取得スコア)÷750

対象となるスコアは、編入学試験実施日から過去2年以内に受験したTOEIC Listening & Reading Testの公式認定証(Official Score Certificate)に限られます。スピーキングやライティングを問うテストではなくL&Rのスコアのみが評価対象である点に注意してください。団体特別受験制度のTOEIC-IPやカレッジTOEICのスコアは換算の対象に含まれないため、必ず公開テスト(公開会場受験)のOfficial Score Certificateを取得しておく必要があります。面接100点の評価観点は募集要項に個別の配点として示されていませんが、アドミッション・ポリシーにあるコミュニケーション能力・論理的思考力・工学的判断力・空間的把握能力・表現力・主体性といった項目が、面接での評価の土台になっていると考えられます。独自の英語筆記試験がない分、TOEICスコアを早期に確保できれば、面接直前期の学習時間を専門科目に集中させやすくなります。学力試験による選抜の総合評価には、出身学校長等が作成した成績証明書等の評価結果も含まれます。在学中の学業成績も選考材料に含まれるため、出願直前の対策だけでなく、日頃の授業への取り組みも合否に関わってくる点を意識しておくとよいでしょう。

筆記試験「建築基礎」の出題範囲

筆記試験「建築基礎」は、建築構造学・建築計画学・建築環境学・建築材料学の4分野から各1問ずつ、合計4問が出題されます。募集要項に示された主な出題キーワードは次のとおりです。

分野主な出題内容
建築構造学力のつり合い、静定構造物に関する応力と変形、断面の性質、応力度と歪度
建築計画学単位空間、バリアフリーなどの建築計画、住宅・小規模施設などの建築設計に関する知識
建築環境学熱環境(温熱感・熱負荷)、光環境(採光・照明)、空気環境(空調・換気・通風・空気質)、音環境(遮音・音響)
建築材料学コンクリート・鋼材などの建築材料

4分野が固定的に出題される一方、各分野の中の設問形式は年度によって変化しています。詳しい傾向は後述の過去問分析で解説します。

推薦による選抜(社会基盤デザイン学科)の評価方法

推薦による選抜は、面接(口述試験を含む)の結果と、出身学校長等が作成した推薦書・調査書の評価結果を総合して行われます。学力試験による選抜のような数値配点は募集要項に示されておらず、在学中の学業成績と面接での受け答えを合わせて総合的に評価する方式と理解しておくのが実態に近いといえます。数値化された配点がない分、面接で何をどう伝えるかの準備が、建築都市デザイン学科以上に重要になります。

学力試験による選抜(建築都市デザイン学科)の受験生は、同じ日に筆記試験と面接の両方を受けることになります。令和9年度の日程では、午前9時30分から11時30分まで筆記試験「建築基礎」を受け、面接は午後1時から開始する設定でした。筆記試験の直後に面接という時間配分になるため、午前の手応えに関わらず気持ちを切り替えて面接に臨めるよう、当日の過ごし方もあらかじめ想定しておくとよいでしょう。一方、推薦による選抜(社会基盤デザイン学科)は面接(口述試験を含む)のみで、午前9時30分から実施されます。

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出願スケジュールと日程

令和9年度(2027年4月入学)学生募集要項に示された主要日程は次のとおりで、本記事の執筆時点(2026年7月)ではこの日程はすでに終了しています。次のサイクルとなる令和10年度(2028年4月入学)の募集要項は、例年5月前後に大学ホームページで公表される見込みです。これから出願を検討する方は、日程の「型」を把握したうえで、最新版が公表され次第、正確な日付を確認してください。

学生募集要項は大学ホームページでPDF版を閲覧できますが、出願に使う様式そのものは冊子版にしか含まれていません。Web上のPDFを読むだけで満足せず冊子の学生募集要項を必ず請求する必要がある点は、宇都宮大学の編入学試験に共通する注意点です。請求方法はテレメールからの申し込み、宇都宮大学峰キャンパスでの窓口受け取り、返信用封筒を同封した郵送請求の3通りが用意されているため、出願を予定している場合は早めに入手しておくと安心です。

項目推薦による選抜学力試験による選抜
出願期間令和8年6月1日(月)〜6月4日(木) 9時〜16時令和8年6月1日(月)〜6月4日(木) 9時〜16時
選抜日面接(口述試験を含む) 令和8年6月30日(火) 集合9時建築基礎9:30〜11:30/面接13:00〜(英語はTOEIC換算) 令和8年6月30日(火) 集合9時
合格者発表令和8年7月10日(金) 14時令和8年7月10日(金) 14時
入学辞退届の提出期限令和8年7月24日(金)令和8年7月24日(金)
追加合格(欠員が生じた場合)実施なし令和8年8月24日(月)〜9月4日(金)
入学手続令和9年3月中旬予定令和9年3月中旬予定

出願は原則として日本国内からの郵送のみで受け付けられ、窓口への持参も可能です。郵送の場合は書留速達とし、出願期間最終日の16時までに必着とする必要があります。出願期間を過ぎて到着した書類は受理されないため、余裕を持った投函が欠かせません。合格発表は大学ホームページへの受験番号掲載と合格通知書の郵送によって行われ、電話での合否問い合わせには一切応じない運用になっています。

入学検定料は30,000円で、足利銀行・栃木銀行・みずほ銀行のいずれかの取引口座への銀行振込で納付します。ATMからの振込はできない点に注意してください。試験会場は宇都宮大学陽東キャンパス10号館1階玄関ホールで、JR宇都宮駅から約3.2キロメートル、宇都宮ライトレール(ライトライン)を利用すると駅から乗車約10分、下車後徒歩約9分の距離にあります。遠方から受験する場合は前泊も選択肢に入る距離感なので、試験日程が判明した段階で交通手段と宿泊の手配を検討しておくとよいでしょう。なお、入学料は282,000円、授業料は年額535,800円(半期267,900円)が予定額として示されていますが、いずれも改定される可能性がある旨が募集要項に明記されています。

参考として、主要都市からJR宇都宮駅までの一般的な所要時間の目安をまとめると次のとおりです。利用する列車や乗り継ぎによって前後するため、実際の移動計画では最新の時刻表で確認してください。

出発地主な経路所要時間の目安
JR東京駅JR東北新幹線利用約50分
JR東京駅JR上野東京ライン・宇都宮線利用約1時間50分
JR新宿駅JR湘南新宿ライン利用(宇都宮方面直通)約1時間10分
JR仙台駅JR東北新幹線利用約1時間20分
羽田空港東京空港交通(高速バス)利用約3時間

宇都宮駅から試験会場の陽東キャンパスまでは、宇都宮ライトレール(ライトライン)のほか、関東自動車のバスでも「工学部前」バス停を利用してアクセスできます。関西や九州など遠方から受験する場合は、新幹線と乗り継ぎを含めて片道3時間以上かかることもあるため、公共交通機関の始発・終電の時刻も含めて、余裕を持った移動計画を立てておくことをおすすめします。

試験当日は受験票を必ず持参し、指定された集合時刻までに集合する必要があります。集合時刻に遅れた場合でも試験開始後30分までは受験が認められますが、試験時間そのものが延長されることはありません。携帯電話やスマートフォン、ウェアラブル端末、電卓、定規などの使用が認められていない電子機器・補助具を試験時間中に使用したり身に付けたまま手元に置いたりすると、不正行為とみなされ受験した選抜区分の全成績が無効になる場合があるため、事前に持ち物を整理しておくことが大切です。

宇都宮大学では、災害救助法が適用された地域で被災した受験者を対象に、入学検定料の免除制度を設けています。主たる家計支持者が罹災した場合や災害により死亡・行方不明となった場合が対象で、該当する可能性がある場合は、出願時に入学検定料免除申請書と罹災証明書等の写しを提出することで、検定料を納付せずに出願できる場合があります。対象要件や手続きの詳細は、出願する年度の募集要項で必ず確認してください。

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倍率・難易度の読み方

宇都宮大学地域デザイン科学部の令和9年度学生募集要項には、過去3年度分の第3年次編入学試験実施結果が掲載されています。

学科募集人員令和6年度志願者数令和6年度合格者数令和7年度志願者数令和7年度合格者数令和8年度志願者数令和8年度合格者数
建築都市デザイン学科3名10名2名14名3名9名2名
社会基盤デザイン学科3名5名4名2名2名2名2名
6名15名6名16名5名11名4名

この志願者数と合格者数から単純に倍率を計算すると、建築都市デザイン学科は令和6〜8年度でおおむね4.5倍から5.0倍で推移しています。学力試験による選抜という位置づけどおり、募集人員3名に対して毎年10名前後の志願者が集まる、競争性のある入試であることがわかります。一方、社会基盤デザイン学科は令和6年度が5名志願4名合格、令和7・8年度は2名志願2名合格と、倍率にすると1.0倍から1.25倍程度にとどまっています。志願者数を合格者数で割った参考値を学科別に一覧にすると、次のようになります。

学科令和6年度令和7年度令和8年度
建築都市デザイン学科約5.0倍約4.7倍約4.5倍
社会基盤デザイン学科約1.25倍約1.0倍約1.0倍

この数値は志願者数を合格者数で割って算出した参考値であり、大学が公式に「倍率」として公表している数値ではない点に留意してください。この差は選抜方式の違いをそのまま反映していると考えられます。社会基盤デザイン学科は高等専門学校出身者に限定した推薦による選抜のみで実施されており、出身校での成績上位者かつ学校長の推薦を得られた人しか出願段階に進めません。母集団が絞り込まれているため、出願できた時点で一定の評価を得ていることになり、結果として志願者数自体が少なく、倍率も低めに出やすい構造です。倍率の数字だけを見て入りやすいと判断するのは早計で、そもそも出願できる対象が高専の成績上位層に限られている点を踏まえて難易度を捉える必要があります。建築都市デザイン学科は出願資格の間口が広い分、高専・短大・大学在学者など多様な受験者が集まりやすく、倍率も相対的に高く出る傾向があります。募集人員3名という絶対数の小ささも倍率を押し上げる一因であり、年度による志願者数の増減が倍率に直結しやすい入試規模である点も理解しておきたいところです。建築都市デザイン学科の志願者数は令和7年度の14名から令和8年度は9名まで減少しており、単年の増減だけで難易度の上昇や低下を断定することはできませんが、直近3年間は9名から14名程度の幅で志願者が集まっていると理解しておくとよいでしょう。

もう一点注意したいのは、社会基盤デザイン学科の推薦による選抜は倍率が低く見えても、選考そのものが本学の出願段階より前、つまり出身高専内での推薦候補者選定の段階から始まっているという点です。出願資格そのものが「在学中の成績が上位に属し、出身学校長等が推薦する者」に限定されているため、実質的な競争は校内の成績順位や学校長との相談の時点で始まっていると捉えるべきで、大学に出願できた時点である程度のふるいにかけられていることになります。倍率の数値だけを比較して「社会基盤デザイン学科の方が楽に合格できる」と考えるのは、選抜方式の実態に合わない見方だといえます。

科目別対策

英語(TOEIC)対策

建築都市デザイン学科の英語は独自の筆記試験がなく、TOEIC Listening & Readingのスコアがそのまま合否に影響します。750点に到達すれば満点の100点が確定するため、対策の優先順位としては、まずTOEIC対策に一定期間を投下して750点以上を早期に確保し、残りの学習時間を配点の大きい建築基礎に振り向ける戦略が合理的です。逆に750点に届かない場合でも、100点×(スコア)÷750という換算式により部分点が得られる仕組みなので、600点台や700点台であっても点数として反映されます。スコアは編入学試験実施日から過去2年以内に受験したものに限られるため、出願前年から複数回受験できるよう学習計画を逆算しておくことが重要です。リスニング対策とリーディング対策をバランスよく進め、公式問題集やパート別の頻出パターン演習を組み合わせて、スコアの天井である750点を意識した学習を行うと効率的です。たとえばTOEIC L&Rスコアが600点の場合、換算点は100点×600÷750で80点になります。900点を取得しても換算点の上限は満点の100点までで、750点を超えた分がさらに加点されることはないため、750点を超えた後は建築基礎や面接の対策に学習時間を振り向けるのが効率的な配分といえます。

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建築基礎(構造・計画・環境・材料)対策

建築構造学は、静定構造物の支点反力・曲げモーメント図・せん断力図・軸方向力図の作図と、曲げ変形の概略図示が毎年の中心テーマです。トラス構造や柱の座屈(オイラー座屈荷重)、正方形・長方形断面の垂直応力度の計算など、力学の基本公式を暗記するだけでなく実際に図を描いて説明できる練習が得点に直結します。過去問を解く際は答えの数値だけを確認するのではなく、支点反力の求め方からモーメント図の描き方まで、手順そのものを再現できるようにしておくとよいでしょう。実際の出題を見ると、令和6年度はトラス構造の軸方向力図(N図)の作成、令和7年度は水平力を受けるラーメン構造の応力図示と長方形断面柱の垂直応力度による安全性検討、令和8年度はラーメン構造の応力図示と正方形断面柱のオイラー座屈荷重の倍率計算というように、扱う構造形式は年度ごとに変わっても力のつり合いと応力・変形という基本原理を使う点は共通しています。公式を丸暗記するのではなく、なぜその公式が成り立つのかを理解しておくと、初見の構造形式にも対応しやすくなります。

建築計画学は、専門用語を100文字程度で説明する設問が3年連続で出題されており、建築計画用語を自分の言葉で簡潔に説明する練習が有効です。加えて、住宅の設計要素(引き戸と開き戸、勾配屋根と陸屋根、床座と椅子座など)について長所・短所・特徴を200文字程度で書く設問も定番化しています。実際に出題された用語を見ると、令和6年度は「フリーアクセス・フロア」「オープンスクール」「PFI」、令和7年度は「ユニバーサル・デザイン」「スケルトン・インフィル」「スキップ・フロア」、令和8年度は「ヒューマンスケール」「個室ユニットケア」「レンタブル比」というように、住宅から福祉施設、オフィスビルまで幅広い建物用途にまたがる用語が選ばれています。特定のジャンルに絞り込まず、建築計画の教科書に登場する主要な専門用語を一通り説明できる状態にしておくことが、確実な得点につながります。用語集を作り、定義・具体例・メリットデメリットをセットで覚えておくと、初見の用語が出題されても部分点を取りやすくなります。

建築環境学は、年度によって出題形式が記述式、正誤問題、四択問題、計算問題と変化しており、形式の変化に対応できる基礎知識の定着が欠かせません。熱環境(断熱性能とUA値、熱貫流率の計算)、光環境(採光・照明)、空気環境(換気方式の分類、湿度に関する用語)、音環境(遮音・音響)という4つの柱について、用語の定義だけでなく簡単な計算問題にも対応できるよう演習しておくことをおすすめします。特に熱貫流率の計算のように、複数の材料の熱伝導率から数値を求める問題は、公式さえ押さえれば得点しやすい分野です。熱貫流率や中性化深さのような計算問題は、各建材の熱伝導率や厚さから数値を求める決まった手順を持つ分野でもあります。解き方の手順そのものをテンプレート化して練習しておけば、与えられる数値が変わっても同じ考え方で対応できます。

建築材料学は、コンクリートの調合や強度、鉄筋・鋼材の種類と特性、金属の腐食と防止など、JIS規格や建築基準法施行令の条文に基づく知識が問われます。水セメント比と圧縮強度の関係、コンクリートのかぶり厚さの意味と規定、鉄筋の記号が表す内容といった、実務にも直結する基礎知識を一つずつ確認しておくと安心です。実際の出題を見ると、令和6年度は水セメント比からコンクリートの圧縮強度を予測する計算問題とJIS規格の鉄筋記号の説明、令和7年度はコンクリートの塩害の説明と計画調合表の空欄を埋める計算問題、令和8年度はコンクリートの中性化深さの進行を予測する計算問題とJIS規格のステンレス鋼材の説明というように、コンクリート・鉄筋・鋼材という3つの材料を軸に、記述と計算をバランスよく組み合わせた出題が続いています。それぞれの材料について、代表的な劣化現象(中性化・塩害・腐食)とその進行を防ぐ対策をセットで理解しておくと、記述問題にも計算問題にも対応しやすくなります。

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志望理由書・面接・過去問分析と出題予測

志望理由書は必須ではないが面接準備は必須

令和9年度学生募集要項の出願書類一覧を確認する限り、宇都宮大学地域デザイン科学部の第3年次編入学試験では独立した「志望理由書」の提出は求められていません。出願書類は編入学志願票や成績証明書、推薦書・調査書、TOEIC公式認定証などが中心で、志望動機を書面で提出する様式は用意されていません。ただし両選抜方式ともに面接(社会基盤デザイン学科は口述試験を含む面接、建築都市デザイン学科は面接)が実施されるため、書面の代わりに口頭で志望動機や学びたい内容を説明できる準備が欠かせません。

面接では、なぜコミュニティデザイン学科ではなく建築都市デザイン学科、あるいは社会基盤デザイン学科を選んだのかという専攻の必然性、出身校での学習内容と編入後に学びたい分野のつながり、卒業後の進路イメージなどを、アドミッション・ポリシーの言葉と自分の経験を結びつけて話せるよう準備しておくことが重要です。特に社会基盤デザイン学科は推薦による選抜のみで実施され、面接(口述試験を含む)と推薦書・調査書の評価が選抜の中心を占めるため、口述での説明力が合否によりダイレクトに影響しやすいと考えられます。

建築都市デザイン学科の面接内容についても、筆記試験のように過去問が公開されているわけではありません。アドミッション・ポリシーに示されたコミュニケーション能力や論理的思考力、空間的把握能力といった評価観点を踏まえ、出身校での設計課題や製図の経験、学びたい専門分野とその理由を、自分の言葉と経験を交えて具体的に説明できるように準備しておくとよいでしょう。

過去問の年度別分析(建築都市デザイン学科「建築基礎」)

建築都市デザイン学科の筆記試験「建築基礎」は、令和6年度実施分(令和5年7月5日実施)から令和8年度実施分(令和7年7月1日実施)まで、大学ホームページで過去問が公開されています。社会基盤デザイン学科は推薦による選抜のみのため学力試験の過去問自体が存在せず、面接内容も非公開です。3年分の実施概要を整理すると、次のとおりです。

年度試験実施日試験時間建築環境学の出題形式
令和6年度分令和5年7月5日9:40〜11:40(2時間)正誤(〇×)問題10問
令和7年度分令和6年7月2日9:40〜11:40(2時間)記述式の説明問題
令和8年度分令和7年7月1日9:30〜11:30(2時間)四択問題+計算問題

3年分の建築基礎を比較すると、次のような傾向が見えてきます。

  • 建築構造学(第1問)は、支点反力・曲げモーメント図・せん断力図・軸方向力図の図示を軸に、トラスの軸方向力(令和6年度)、水平力を受けるラーメン構造の応力(令和7・8年度)、柱の座屈や垂直応力度の検討(令和7・8年度)など、静定構造物の基本を様々な形で問う出題が続いています
  • 建築計画学(第2問)は、専門用語3つを100文字程度で説明する設問と、住宅設計に関するテーマを200文字程度で論述する設問という2部構成が3年連続で維持されています。出題される用語自体は年度ごとに異なるため、用語集の暗記だけでなく初見の用語にも対応できる説明力が必要です。
  • 建築環境学(第3問)は、令和6年度が正誤問題10問、令和7年度が記述式の説明問題、令和8年度が四択問題と計算問題という構成で、出題形式が年度ごとに変化している唯一の分野です。形式が変わっても問われる知識領域は共通しているため、形式にとらわれず基礎知識を固めておくことが安定した得点につながります。
  • 建築材料学(第4問)は、コンクリートの強度や調合、鉄筋・鋼材の特性、金属の腐食といったテーマから、記述問題と計算問題を組み合わせて出題される構成が続いています。

社会基盤デザイン学科の出題予測(募集要項・アドミッションポリシーから)

社会基盤デザイン学科は推薦による選抜のみで実施され、学力試験も過去問も存在しないため、対策の中心は面接(口述試験を含む)に置かざるを得ません。アドミッション・ポリシーでは「社会基盤の専門分野を学ぶ上での基礎となる高等学校等までの科目の学習内容を十分理解している人」「社会基盤の専門分野に興味と関心があり、科学的、論理的に思考し、判断や表現ができる人」「社会全体の利益のために奉仕できる責任感と国内・海外の様々な地域の課題解決のためにグローカルに活躍する意欲のある人」が求める学生像として示されています。ここから、面接では電気・水・情報通信などのライフラインや道路・橋梁・港湾・河川・防災・マネジメントといった社会基盤分野への関心の具体性、出身校での学習内容との接続、地域課題への問題意識などが問われる可能性が考えられます。断定はできないもののアドミッション・ポリシーの各項目を自分の言葉で説明できるようにしておくことが、現実的な準備の方向性といえるでしょう。面接対策の一環として、電気・水・情報通信、道路、橋梁、港湾、建設材料、エネルギー施設、河川、環境、防災、マネジメントといった社会基盤デザイン学科が扱う専門分野の中から、自分が特に関心を持つ領域を一つ選び、なぜその領域に関心を持ったのか、出身校でどのような関連科目を学んできたかを具体的に語れるように準備しておくと、口述試験での説明に一貫性が出やすくなります。

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併願戦略・内部リンクと関連する編入試験情報

宇都宮大学地域デザイン科学部の建築都市デザイン学科は、TOEICスコアを英語の評価に用い、高専・短大・大学在学者など幅広い層に出願資格を開いている点で、他の国立大学工学系学部の編入学試験と共通する部分があります。高専出身者を主対象としながら学科・コースごとに専門科目が異なる工学系編入としては、東北大学工学部の編入試験兵庫県立大学工学部の編入試験も参考になります。専門筆記を課さず英語外部試験と小論文・面接を中心に評価する方式に関心がある場合は、金沢大学融合学域の編入試験の記事もあわせて確認しておくと、宇都宮大学との出題方式の違いが見えてきます。建築系と土木・社会基盤系のどちらを主軸に据えるかで、併願先として検討すべき大学・学科の候補も変わってくるため、専門分野の方向性を先に固めてから併願校を組み立てると、対策の的が絞りやすくなります。

併願を検討する際は、まず出願資格の区分を必ず照合してください。社会基盤デザイン学科のように推薦による選抜のみの大学・学科は高専出身の成績上位者以外は出願できません。逆に建築都市デザイン学科のように学力試験による選抜を採用している大学・学科であれば、短大生や4年制大学の在学者にも門戸が開かれています。志望校リストを作る段階で、自分の出身校区分がどの選抜方式に対応しているかを一覧化しておくと、出願書類の準備期間を無駄なく配分できます。

費用面の検討にあたっては、入学検定料30,000円に加えて、入学料282,000円や年間授業料535,800円(半期267,900円)といった学費も確認しておくと、複数校を併願する際の総費用を把握しやすくなります。これらの金額はいずれも予定額であり、在学中に改定される可能性がある点が募集要項に明記されているため、出願時点の最新情報と入学後の想定を分けて確認しておくと安心です。また、出願期間や試験日が他大学の編入学試験と重なっていないかどうかも、併願校を組む段階で早めにチェックしておきたいポイントです。入学検定料・入学料・授業料はいずれの学科を選んでも同一の金額で設定されているため、費用面は志望学科を絞り込む決め手にはなりにくく、出願資格と選抜方式の違いを軸に検討する方が現実的です。

大学編入という制度そのものの仕組みや、出願から合格までの一般的な流れを確認したい場合は、大学編入とは何か仕組み・難易度・費用・スケジュールを解説した記事を参考にしてください。宇都宮大学地域デザイン科学部の編入対策を個別に相談したい方は、大学編入対策コースで、出願資格の確認から英語(TOEIC)対策、建築基礎の専門科目対策、面接対策までを、現在の学力や残り期間に合わせて整理することができます。建築都市デザイン学科と社会基盤デザイン学科のどちらを志望するかによって、TOEICスコアの積み上げが必要か、在学中の成績と学校長推薦の見通しを優先すべきかという優先順位そのものが変わってくるため、志望学科を決めた段階で早めに相談しておくと、残り期間を無駄なく使いやすくなります。

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よくある質問(FAQ)

宇都宮大学地域デザイン科学部の編入試験はどの学科で実施されていますか。

建築都市デザイン学科と社会基盤デザイン学科の2学科で実施されています。コミュニティデザイン学科は第3年次編入学試験を実施していません。募集人員は令和9年度学生募集要項の時点で、建築都市デザイン学科3名、社会基盤デザイン学科3名です。推薦による選抜は社会基盤デザイン学科、学力試験による選抜は建築都市デザイン学科でのみ実施されており、学科と選抜方式は1対1で対応しています。試験会場は宇都宮大学峰キャンパスではなく陽東キャンパスに設置されている点も、出願前に確認しておきたいポイントです。

出願資格は学科によって異なりますか。

異なります。建築都市デザイン学科は学力試験による選抜のみで、大学卒業(見込)者、短期大学卒業(見込)者、高等専門学校卒業(見込)者、専修学校修了(見込)者、4年制他大学に2年以上在学し62単位以上を修得した者など、幅広い区分が対象です。社会基盤デザイン学科は推薦による選抜のみで、高等専門学校を卒業見込みかつ在学中の成績が上位で学校長等の推薦を受けた者に限られます。高専出身者であれば、推薦が得られなくても建築都市デザイン学科の学力試験による選抜に出願する道も残されています。外国の学校教育を経た出願者は令和8年5月18日までに出願資格の確認を済ませておく必要があるため、該当する可能性がある場合は早めに学務部入試課へ相談してください。

試験科目と配点を教えてください。

学力試験による選抜(建築都市デザイン学科)は、英語(TOEIC L&Rスコア換算)100点、筆記試験「建築基礎」200点、面接100点の合計400点です。推薦による選抜(社会基盤デザイン学科)は、面接(口述試験を含む)と推薦書・調査書の評価結果を総合する方式で、数値配点は募集要項に示されていません。

TOEICは何点あれば満点扱いになりますか。

TOEIC Listening & Readingのスコアが750点以上であれば、換算点は満点の100点になります。750点未満の場合は、100点×(取得スコア)÷750で換算されます。対象となるのは、編入学試験実施日から過去2年以内に受験したスコアです。TOEIC-IPやカレッジTOEICのスコアは対象外なので、必ず公開テストのOfficial Score Certificateを提出できるよう受験計画を立ててください。

過去問は入手できますか。

建築都市デザイン学科の筆記試験「建築基礎」は、大学ホームページで令和6〜8年度実施分が公開されているほか、学務部入試課の窓口でも閲覧できます。社会基盤デザイン学科は推薦による選抜のみで学力試験自体が実施されないため、対応する過去問は存在せず、面接内容も非公開です。著作権法上の理由やその他の事情により、インターネット上では一部の教科・科目が非公開となる場合がある点にも注意してください。非公開部分は入試課の窓口で閲覧できる場合があるため、ホームページに掲載されていない年度分が必要な場合は、直接問い合わせてみるとよいでしょう。

志望理由書の提出は必要ですか。

令和9年度学生募集要項の出願書類一覧では、独立した志望理由書の提出は求められていません。ただし面接(口述試験を含む)が実施されるため、志望動機や編入後に学びたい内容を口頭で説明できるように準備しておくことが重要です。

倍率はどのくらいですか。

募集要項に掲載された実施結果から算出すると、建築都市デザイン学科は令和6〜8年度でおおむね4.5倍から5.0倍、社会基盤デザイン学科はおおむね1.0倍から1.25倍で推移しています。社会基盤デザイン学科は出願できる対象が高専の成績上位者に限られるため、数字どおりの難易度と受け取らないよう注意してください。建築都市デザイン学科の志願者数は令和7年度14名から令和8年度9名へと減少しており、単年の増減で今後の難易度を断定することはできません。

次回の出願スケジュールはいつ公表されますか。

令和9年度(2027年4月入学)の学生募集要項は2026年5月に公表され、出願期間は6月上旬、選抜日は6月末、合格発表は7月上旬という日程でした。次の令和10年度(2028年4月入学)の募集要項も、例年どおりであれば翌年5月前後に大学ホームページで公表される見込みです。試験会場は宇都宮大学陽東キャンパス10号館1階玄関ホールで、入学検定料は30,000円です。最新の日程は公表され次第、必ず募集要項本体で確認してください。出願に使う様式は冊子版の学生募集要項にしか含まれていないため、Web公開されたPDFを確認するだけでなく、テレメールや窓口・郵送で冊子を早めに請求しておく必要があります。

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まとめ

出願準備の最終確認として、次の項目をあらためて見直しておくことをおすすめします。

  • 志望学科がコミュニティデザイン学科ではなく、建築都市デザイン学科・社会基盤デザイン学科のいずれかであるか
  • 自分の出身校区分が、学力試験による選抜(建築都市デザイン学科)と推薦による選抜(社会基盤デザイン学科)のどちらの出願資格に該当するか
  • 建築都市デザイン学科を志望する場合、TOEIC L&Rスコア750点以上を出願前年から計画的に確保できるか
  • 社会基盤デザイン学科を志望する場合、在学中の成績と学校長の推薦の見通しが立っているか
  • 最新の学生募集要項で出願期間・試験日・合格発表日・募集人員を確認したか

宇都宮大学地域デザイン科学部の第3年次編入学試験は、建築都市デザイン学科(学力試験による選抜・英語TOEIC換算100点+建築基礎200点+面接100点)と社会基盤デザイン学科(推薦による選抜・高専出身の成績上位者限定)という、性格の異なる2つの入試が並んで実施されている点が最大の特徴です。志望学科によって出願できる対象も対策の中心も大きく変わるため、まず自分がどちらの選抜方式に該当するかを確認し、建築基礎の過去問演習とTOEIC対策、あるいは面接・口述試験の準備という、それぞれに合った対策に早めに着手することが重要です。日程や募集人員など年度で変わりうる情報は、必ず最新の学生募集要項で確認したうえで出願準備を進めてください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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