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埼玉県立大学保健医療福祉学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

埼玉県立大学保健医療福祉学部は、看護学科・理学療法学科・作業療法学科・社会福祉子ども学科・健康開発学科の5学科(7専攻)からなる公立大学の学部です。学部全体で編入学試験を行っているわけではなく、3年次編入学試験を実施しているのは看護学科のみで、看護系短期大学・看護専門学校・高等学校等の専攻科の卒業(修了)者等を対象としています。他の4学科は編入学ではなく、満23歳以上を対象とした社会人特別選抜という別枠の選抜を実施しています。本記事では、2026年度学生募集要項【3年次編入学試験】【社会人特別選抜】という大学公式の一次情報にもとづき、看護学科の募集人員・出願資格・試験科目・日程・過去の実施結果・小論文と面接の対策・志望理由書の書き方までを整理します。
埼玉県立大学保健医療福祉学部の編入学制度とは
埼玉県立大学は、埼玉県越谷市三野宮にキャンパスを置く公立大学で、保健医療福祉学部の単科構成です。大学が掲げる基本理念は「陶冶・進取・創発」で、誠実で温かい心と多様な価値観を尊重する人間性、未来を志向する教育・研究への取り組み、多様な連携による新たな価値の創造を教育目標としています。入学者受入れ方針(アドミッション・ポリシー)では、高い専門的知識・技術の修得に必要な基礎的学力、保健医療福祉の分野で学術的探究や実践的活動に取り組む意欲、多様な人々と関わり合う基本的なコミュニケーション能力の3点を、学力試験・小論文・面接試験等を通して総合的に判断すると明記されています。
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教育目標としては、豊かな人間性(人間の尊厳と基本的人権の尊重に基づいて活動できる人間性と高い倫理観)、創造力に富む知性(様々な現象を科学的・客観的に捉え、批判的思考に基づいて主体的かつ創造的に探究する知性)、高い専門性と連携力(社会の信頼と要請に応える専門知識・技術に加え、幅広い学問領域を活かして多様な人々と連携できる専門性)、国際性と地域性に基づく協働力(保健医療福祉に関わる現象をグローバルな視点で理解しつつ、地域の人々と協働できる能力)の4点が掲げられています。編入学試験の面接や小論文で問われる内容も、この4つの教育目標と地続きにあると捉えておくと、志望理由や小論文のテーマ設定に一貫性を持たせやすくなります。
学部は5学科7専攻で構成され、学科ごとに入学定員が定められています。看護学科は130名(一般選抜65名・学校推薦型選抜65名)、理学療法学科は40名(20名・20名)、作業療法学科は40名(22名・18名)、社会福祉子ども学科は70名(社会福祉学専攻50名・福祉子ども学専攻20名)、健康開発学科は115名(健康情報学専攻45名・検査技術科学専攻40名・口腔保健科学専攻30名)です。これらはいずれも高校卒業者を対象とした一般選抜・学校推薦型選抜の定員であり、3年次編入学試験の募集人員とは別枠で設定されています。
| 学科(専攻) | 入学定員 | 3年次編入学試験 | 社会人特別選抜 |
|---|---|---|---|
| 看護学科 | 130名 | 実施(一般選抜・学校推薦型選抜計5名) | 実施(若干名) |
| 理学療法学科 | 40名 | 実施なし | 実施(若干名) |
| 作業療法学科 | 40名 | 実施なし | 実施(若干名) |
| 社会福祉子ども学科(社会福祉学専攻・福祉子ども学専攻) | 70名 | 実施なし | 実施(若干名) |
| 健康開発学科(健康情報学専攻・検査技術科学専攻・口腔保健科学専攻) | 115名 | 実施なし | 実施(若干名) |
この表からわかるとおり、埼玉県立大学保健医療福祉学部で「3年次編入学試験」という名称の入試制度を持つのは看護学科だけです。理学療法学科・作業療法学科・社会福祉子ども学科・健康開発学科を目指す場合、既卒者や在学中の大学生が挑戦できるのは、年齢要件を満たしたうえで出願する社会人特別選抜のみとなります。志望学科がこの4学科のいずれかである場合は、編入学というより「社会人特別選抜での再挑戦」という位置づけで検討する必要があります。
なお、看護学科の「一般選抜」「学校推薦型選抜」という名称は、高校卒業者を主対象とする通常の入試(1年次入学)にも同じ名称で使われています。3年次編入学試験における「一般選抜」「学校推薦型選抜」は、あくまで編入学の区分名であり、1年次入学者向けの一般選抜・学校推薦型選抜(合わせて130名の入学定員)とは全く別の選考区分・別の募集人員(計5名)である点を混同しないよう注意してください。
大学公式の説明によると、看護学科に編入学制度が設けられている背景には、医療の高度化と生活の多様化が進むなかで、地域社会の健康問題を広い視野で捉え、保健・医療・福祉の連携と発展に貢献できる看護職を育成したいという狙いがあります。あわせて、看護系短期大学等の卒業者が学士号を取得し、上級課程に進学する機会を広げてほしいという、看護従事者側からのリカレント教育の要請も編入学制度の設置理由として挙げられています。看護学科は、こうした要請に応える形で、看護系の短期大学や専門学校等の卒業者等を対象に、3年次編入学試験を実施しています。
編入学後の卒業要件は、2年以上在学すること、入学時に認定された単位と在学中に修得した単位を合わせて128単位以上を修得することの2点です。卒業時に取得できる資格は、学士(看護学)に加えて、保健師国家試験受験資格と助産師国家試験受験資格があります。保健師は1年次からの入学生と合わせて1学年38人以内、助産師は同じく1学年15人以内という定員が設けられており、編入学生も1年次入学生と共通の枠を使うことになります。保健師資格を取得したうえで申請すれば、養護教諭二種免許の取得も可能です。編入学後にどの資格取得を目指すかによって、履修計画や実習の組み方が変わってくるため、出願段階から保健師・助産師の課程選抜の仕組みについても調べておくことをおすすめします。
募集人員と出願資格|看護学科3年次編入学試験
2026年度学生募集要項によると、看護学科3年次編入学試験の募集人員は、一般選抜と学校推薦型選抜を合わせて5名で、このうち学校推薦型選抜は3名以内とされています。一般選抜と学校推薦型選抜は同一日程で実施され、選抜方法・配点も共通です。学校推薦型選抜は大学が指定する高等学校等に在学する生徒が対象で、一般に個人で出願できる方式ではないため、多くの受験生が検討するのは一般選抜になります。
一般選抜の出願資格は2段階に分かれています。まず(1)として、次の①~③のいずれかに該当する必要があります。①保健師助産師看護師法第21条第2号に規定する文部科学大臣の指定した看護系短期大学(部)を卒業した者、または2026年3月卒業見込みの者。②同条に規定する看護専門学校(文部科学大臣の定める基準を満たす専修学校の専門課程で、修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上が条件)を修了した者、または2026年3月修了見込みの者。③学校教育法第58条の2で定める基準を満たす高等学校等の専攻科を修了した者、または2026年3月修了見込みの者、です。
そのうえで(2)として、次の①~③のいずれかを満たし、かつ卒業後に埼玉県内で本学科に関連する職業に従事する強い意志を有することが求められます。①埼玉県内にある(1)の学校に在学する者。②出願時に埼玉県内の医療機関等で勤務する者(在職証明書で確認)。③2025年4月1日以前から引き続き埼玉県内に住所を有する者(住民票で確認)です。この(2)の要件は、埼玉県内での就業意志を重視する地域枠的な性格を持っており、出身校や勤務地・居住地が埼玉県外に限られる場合は、出願資格を満たせない可能性がある点に注意が必要です。
| 区分 | 出願資格の内容 |
|---|---|
| (1)-① | 看護系短期大学(部)を卒業した者、または2026年3月卒業見込みの者 |
| (1)-② | 看護専門学校(文部科学大臣の定める基準を満たす専修学校の専門課程)を修了した者、または2026年3月修了見込みの者 |
| (1)-③ | 学校教育法上の基準を満たす高等学校等の専攻科を修了した者、または2026年3月修了見込みの者 |
| (2)-① | 埼玉県内の(1)該当校に在学する者 |
| (2)-② | 出願時に埼玉県内の医療機関等で勤務する者 |
| (2)-③ | 2025年4月1日以前から引き続き埼玉県内に住所を有する者 |
出願資格(1)(2)の組み合わせ方は、受験生の状況によって異なります。たとえば埼玉県内の看護系短期大学に在学している場合は、(1)-①と(2)-①を同時に満たすため、追加の証明書は基本的に不要です。一方、埼玉県外の看護専門学校を卒業見込みで、埼玉県内の医療機関等で勤務している場合は、(1)-②と(2)-②の組み合わせとなり、在職証明書(H票)の提出が必要になります。埼玉県外の学校を卒業済みで、現在は埼玉県外に居住・勤務している場合は、(2)-③の住所要件(2025年4月1日以前から引き続き埼玉県内に住所を有すること)に該当するかどうかが出願の可否を左右します。自分がどの組み合わせに当てはまるのかを、出願前に募集要項の原文と照らし合わせて確認しておくことをおすすめします。
学校推薦型選抜の出願資格は、大学が指定する高等学校等に在学する者で、①2026年3月卒業(修了)見込みであること、②合格した際に入学を確約できること、③在学中の学業成績が一定基準以上であること(基準は指定校宛に通知)、④卒業後に埼玉県内で本学科に関連する職業に従事する強い意志を有することの4点すべてに該当し、学校長等が責任をもって推薦できる者に限られます。出願資格(1)(2)いずれについても自己判断だけで進めるのは危険で、少しでも該当区分に迷いがある場合は、募集要項の該当条項を読み込んだうえで、埼玉県立大学事務局教務・入試担当(電話048-973-4117)に早めに問い合わせることをおすすめします。
出願書類は、志願票(A票)、受験票・写真票・入学検定料振込確認票(B~D票)、志望理由書(一般選抜用はE-2票、学校推薦型選抜用はE-1票)、専門学校修了(見込)証明書(G-1票)・高等学校等専攻科修了(見込)証明書(G-2票)・短期大学卒業(見込)証明書のいずれか該当するもの、受験票送付用封筒貼付用紙(I票)、出願用封筒貼付用紙(J票)、振込依頼書(振込金受取書)が基本セットです。埼玉県内の医療機関等で勤務する者は在職証明書(H票)、住所要件で出願する者は住民票の提出が別途必要になります。学校推薦型選抜ではこれに加えて推薦書(F票)と調査書等の提出が求められます。
提出する証明写真にも細かい規定があります。縦4cm×横3cmのカラー写真(正面上半身無帽、背景なし)を出願前3か月以内に撮影し、同一のもの2枚を用意して、裏面に志望学科・氏名を記入したうえで写真票(C票)に貼付します。入学検定料の振込確認書類についても、銀行窓口での振込、ATMでの振込、インターネットバンキングでの振込のいずれかによって添付すべき書類の種類(振込金受取書、キャッシュサービスご利用明細書、振込完了画面の印刷など)が異なるため、振込方法を選ぶ前に募集要項の該当ページで必要書類を確認しておくと、書類不備による受理不可を避けやすくなります。
- 証明書の氏名が現姓と異なる場合は、戸籍抄本等の改姓を証明できる書類が別途必要
- 出願は郵送に限られ、一般書留郵便(レターパックプラス可)で送付する(直接持参は不可)
- 出願期間最終日(10月30日)を過ぎても、10月29日までの消印がある一般書留速達郵便に限り、10月31日正午までに到着すれば受理される
- 出願書類受理後の記載事項の変更は、氏名・住所・電話番号の変更を除いて認められない
- 一度受理した出願書類は返却されず、入学検定料も原則として返還されない
障害等があり受験上・修学上の配慮を希望する場合は、出願期間よりかなり前の指定期日までに、埼玉県立大学事務局教務・入試担当への事前相談が必要とされています。配慮が必要な場合の相談期限は2025年8月29日(金)までと、出願期間の約2か月前に設定されているため、該当する可能性がある受験生は、募集要項が公表された時点でできるだけ早く問い合わせておくことをおすすめします。
試験科目と配点|小論文(英語を含む)と面接
看護学科3年次編入学試験の選抜方法は、小論文、面接及び提出書類を判定して行うと募集要項に明記されています。配点は、小論文(英語を含む)70点、面接及び提出書類30点の合計100点です。専門科目を独立した筆記試験として課していない点が、この入試の大きな特徴です。看護学・解剖生理学・国語といった科目ごとの個別試験は設定されておらず、小論文と面接及び提出書類という2つの評価軸に配点が集約されています。学校推薦型選抜も一般選抜と同じ配点で実施されます。
入学者受入れ方針(アドミッション・ポリシー)には、「学力の3要素」をどの選考方法で評価するかを示した対応表が掲載されています。3年次編入学試験・社会人特別選抜のいずれも、小論文で「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力等」を評価し(いずれも特に重視する要素として◎印)、面接及び提出書類で「主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度」を評価する(◎印)構成です。
| 選抜方法 | 知識・技能 | 思考力・判断力・表現力等 | 主体性を持ち多様な人々と協働しつつ学習する態度 |
|---|---|---|---|
| 小論文 | ◎ | ◎ | |
| 面接及び提出書類 | ◎ |
この対応表から読み取れるのは、小論文は単なる作文力ではなく知識と思考力の両方を測る科目として位置づけられているという点です。「小論文(英語を含む)」という科目名からは、英語の文章を読んだうえで日本語の小論文を書く、あるいは英語の設問に関連づけて論述するといった、英語の読解力と小論文の論述力を組み合わせた出題である可能性がうかがえますが、具体的な出題形式は募集要項本文には明記されていません。実際の形式は後述する過去問請求で確認することをおすすめします。
試験は選抜期日を一般選抜・学校推薦型選抜共通の1日に設定しており、2026年度の試験日は2025年11月23日(日)でした。時間割は午前9時から午後5時までの間に組まれ、小論文の後に休憩を挟み、面接は昼食をはさんで午前・午後の2つの時間帯に分けて実施されます。個々の面接開始時間は試験当日に発表されるため、受験生は昼食の準備も含めて、長時間拘束される前提でスケジュールを組んでおく必要があります。試験会場は埼玉県立大学本学(埼玉県越谷市三野宮820番地)のみで、東武スカイツリーライン「せんげん台駅」西口から徒歩約20分、または大学行きバスで約5分というアクセスです。
一般的な看護系大学の編入学試験では、専門科目(解剖生理学・看護学概論など)の筆記試験に加えて英語の独立試験、小論文、面接というように、複数科目に配点が分散しているケースも見られます。埼玉県立大学看護学科は、これらを小論文(英語を含む)と面接及び提出書類の2区分に統合している点で、科目数自体は少なく見えます。ただし科目数が少ない分、小論文1科目にかかる配点比重(70点)は大きく、対策の的を絞りやすい半面、小論文の完成度がそのまま合否に直結しやすい構成ともいえます。
提出書類も選考対象に含まれるため、小論文と面接の得点だけで合否が決まるわけではありません。志望理由書や在職証明書、成績・卒業見込証明書といった書類の内容も、面接及び提出書類の30点に反映される可能性があります。書類作成の段階から、募集要項の「記入上の注意及び記入例」を丁寧に確認し、記載漏れや不備がないよう仕上げることが、得点面でも実務面でも重要になります。
出願から入学までのスケジュールと費用
本記事執筆時点(2026年7月)で確認できる埼玉県立大学の学生募集要項は、【3年次編入学試験】と【社会人特別選抜】を1冊にまとめた2026年度版(2026年4月入学者向け)です。この年度の出願受付・試験・合格発表はすでに終了しており、次年度以降の募集要項は年度が変わるごとに新たに公表されます。看護学科の編入学試験と学部5学科共通の社会人特別選抜が同一の冊子に併記されている点は埼玉県立大学の募集要項の特徴で、日程・金額は年度により変更されるため、以下は直近の要項に記載された内容を出願準備の土台として整理したものです。出願を検討する際は、大学公式サイト(https://www.spu.ac.jp/)の入試情報ページで最新版の募集要項を必ず確認してください。
| 項目 | 2026年度学生募集要項に記載された内容 |
|---|---|
| 出願期間 | 2025年10月24日(金)~10月30日(木)17時必着(郵送のみ、一般書留郵便) |
| 試験日 | 2025年11月23日(日) 9:00~17:00(小論文→休憩→面接、昼食をはさみ2部制) |
| 試験会場 | 埼玉県立大学(埼玉県越谷市三野宮820番地) |
| 受験票発送 | 2025年11月12日(水)発送予定 |
| 合格発表 | 2025年12月11日(木)午前10時、大学ウェブサイトで発表 |
| 追加合格連絡 | 欠員が生じた場合、2025年12月25日(木)~12月26日(金)に電話で連絡 |
| 入学手続期間 | 合格通知書到着後~12月24日(水)17時必着 |
出願は郵送に限られ、直接持参による出願は認められていません。出願書類を専用の出願用封筒(角2封筒・24.0cm×33.2cm)にまとめ、一般書留郵便またはレターパックプラスで郵送する必要があります。出願期間最終日の17時必着という条件は厳格で、最終日(10月30日)を過ぎて到着した書類は、10月29日までの消印がある一般書留速達郵便に限り10月31日正午までの到着で受理されるという例外はあるものの、原則として間に合わなければ出願自体ができません。証明書の発行に時間がかかる場合があることも踏まえ、出願期間の1か月以上前から書類の準備を始めておくと安心です。
費用面では、入学検定料は17,000円で、埼玉りそな銀行せんげん台支店の指定口座に受験生本人名義で振り込み、振込を証明する書類をB票に貼付する必要があります。初年度納付金は入学料と授業料で構成されます。入学料は埼玉県内の者と県外の者とで金額が異なり、県内の者(2025年4月1日以前から引き続き埼玉県内に住所を有する者、または同期間に配偶者・1親等の直系尊属が埼玉県内に住所を有する者)は211,500円、それ以外の者は423,000円です。授業料は621,000円で、入学後の前期(4月)・後期(10月)の2回に分けて納付します。
| 費用項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 入学検定料 | 17,000円 | 出願時に振込 |
| 入学料(埼玉県内の者) | 211,500円 | 入学手続時に納付 |
| 入学料(上記以外の者) | 423,000円 | 入学手続時に納付 |
| 授業料 | 621,000円 | 前期(4月)・後期(10月)の2回に分けて納付 |
上記のほか、学生教育研究災害傷害保険料や教科書代、実習費等の諸経費が別途かかります。入学料の県内・県外差は211,500円にのぼるため、住所要件を満たせるかどうかは、出願資格(2)-③の判定とあわせて早めに確認しておく価値があります。合格発表は大学ウェブサイトへの掲載と合格通知書の郵送で行われ、電話・郵便・電子メールによる合否の照会には一切応じないとされています。入学手続期間は合格通知書到着後から12月24日17時必着までと短いため、入学料の振込や必要書類の準備は、合格発表前からある程度シミュレーションしておくとスムーズです。
試験当日の注意事項も募集要項に細かく定められています。持参品はHBの黒鉛筆(シャープペンシル可)、消しゴム、計時機能のみの時計、昼食で、電卓・定規・スマートフォンなどの使用は認められません。受験者は試験開始20分前までに指定教室へ入室し、試験開始後20分以内の遅刻であれば受験は認められますが、試験時間の延長はありません。小論文・面接のいずれか一方でも受験しなかった場合は、選抜の対象から除外されると明記されています。試験会場では昼食の販売がないため各自で準備して教室内で済ませる必要があり、当日は大学の駐車場も利用できません。
個人情報の取扱いについても募集要項に明記されています。出願にあたって収集した氏名・住所等の個人情報は、入学者選抜、合格発表、入学手続、入学者選抜方法等の調査・研究・分析、これらに付随する業務を行うためだけに利用され、法令に基づく場合等を除き第三者へ提供されることはないとされています。試験場内では感染症対策としてマスクの着用をお願いする場合があることも案内されており、当日の持ち物・服装を準備する際は、大学からの最新のお知らせも確認しておくことをおすすめします。
不合格だった場合は、入学試験の成績(総合得点のみ)の開示を本人が申し出ることができます。開示期間は編入学試験が2025年12月11日~2026年3月31日、社会人特別選抜が2026年5月1日~5月29日で、来学して受験票を提示する方法と、指定の申請書類を郵送する方法のいずれかで申し出ます。電話やメールでの照会には応じないとされているため、開示を希望する場合は期間内に確実な方法で申請する必要があります。
埼玉県立大学は、国の高等教育の修学支援新制度の対象校になっており、世帯収入や学修意欲に関する要件を満たせば、入学料・授業料の減免と給付型奨学金をあわせて受けられる可能性があります。日本学生支援機構の貸与型奨学金(無利息の第一種・利息付きの第二種)も利用可能で、地方公共団体や民間団体、病院等が独自に実施する奨学金制度もあります。学生寮は設置されていないため、編入学後の住まいは、大学が例年2月上旬頃から提供するアパート情報などを参考に、各自で確保する必要があります。入学後は保護者による後援会への加入も案内されています。
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倍率・難易度を過去の実績データから読み解く
埼玉県立大学は、学生募集要項の巻末に「編入学試験結果一覧表」「社会人特別選抜試験結果一覧表」という形で、学科別の志願者数・受験者数・合格者数・入学者数を公表しています。ここでは2025年度に実施された編入学試験(2026年4月入学者向け、2025年11月23日実施)の結果を整理します。
| 区分 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 入学者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 学校推薦型選抜 | 3名以内 | 2名 | 2名 | 0名 | 0名 |
| 一般選抜 | 5名(学校推薦型選抜を含む) | 5名 | 5名 | 3名 | 3名 |
| 合計 | 5名 | 7名 | 7名 | 3名 | 3名 |
合計の志願者数は7名(いずれも埼玉県内出身者)で、募集人員5名に対する志願倍率は1.4倍でした。受験者数は志願者数と同じ7名で、受験率は100%です。合格者数は3名で、受験者数7名を合格者数3名で割った実質倍率は2.3倍となります。学校推薦型選抜は志願者2名・受験者2名に対して合格者0名という結果で、この年度は学校推薦型選抜からの合格者が出ず、合格者3名はすべて一般選抜からの合格者だったことが読み取れます。合格者数と入学者数はいずれも3名で一致しており、この年度は合格者の入学辞退がなかったことがわかります。
社会人特別選抜は、看護学科を含む保健医療福祉学部の全学科(全専攻)で実施されますが、実際に志願者が出たのは2025年度実績では看護学科・理学療法学科・作業療法学科の3学科のみでした。社会福祉子ども学科(社会福祉学専攻・福祉子ども学専攻)と健康開発学科(健康情報学専攻・検査技術科学専攻・口腔保健科学専攻)は、2025年度は志願者が0名でした。
県内・県外の内訳を見ると、3年次編入学試験の志願者7名は全員が埼玉県内出身者だったのに対し、社会人特別選抜の志願者8名のうち3名(37.5%)は埼玉県外からの出願でした。編入学試験は出願資格(2)で埼玉県内での就業意志を明示的に求めているため、必然的に埼玉県内在住・在学・勤務者からの出願に偏りやすい一方、社会人特別選抜は年齢要件が中心で編入学試験ほど明確な地域要件がないため、県外からの出願も一定数見られるという違いが、この1年度分のデータからもうかがえます。志望する選抜区分によって出願者の地理的な広がりが異なる点も、併願戦略を考えるうえで参考になります。
| 学科 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 入学者 | 合格倍率(受験者÷合格者) |
|---|---|---|---|---|---|
| 看護学科 | 3名(県内1・県外2) | 3名(県内1・県外2) | 1名(県外1) | 1名 | 3.0倍 |
| 理学療法学科 | 2名(県内2) | 1名(県内1) | 1名(県内1) | 1名 | 1.0倍 |
| 作業療法学科 | 3名(県内2・県外1) | 3名(県内2・県外1) | 1名(県内1) | 1名 | 3.0倍 |
| 社会福祉子ども学科 | 0名 | 0名 | 0名 | 0名 | – |
| 健康開発学科 | 0名 | 0名 | 0名 | 0名 | – |
| 学部合計 | 8名(県内5・県外3) | 7名(県内4・県外3) | 3名(県内2・県外1) | 3名 | 2.3倍 |
社会人特別選抜の学部合計では、志願者8名に対して合格者3名で、実質倍率は2.3倍でした。看護学科の社会人特別選抜は志願者3名のうち合格者1名で倍率3.0倍と、3年次編入学試験(一般選抜)の実質倍率2.3倍よりもやや厳しい結果になっています。ただし志願者数自体が3名という小さい母数のため、単年度の数値だけで難易度の高低を断定するのは適切ではありません。募集人員が「若干名」または少人数枠である選抜では、年度によって志願者数・合格者数が大きく変動しやすいという前提を踏まえて、複数年度の傾向を確認することが望ましいといえます。
今回確認できたのは2026年度学生募集要項に掲載された2025年度実施分の1年度分のデータであり、過去複数年にわたる推移は今回のソースからは確認できませんでした。より詳細な過去の実績を知りたい場合は、大学公式サイトの入試情報ページや、テレメールを通じた資料請求で確認することをおすすめします。募集人員5名という小規模な選抜である以上、模試や偏差値で難易度を測る一般選抜とは異なり、実際の年度別実績と自分の出願資格・仕上がり具合を照らし合わせて準備計画を立てる姿勢が重要です。
募集要項の記載を確認する限り、埼玉県立大学看護学科の編入学試験には、他大学で見られるような「一次選抜(足切り)を経て二次選抜に進む」という二段階選抜の仕組みは明記されていません。小論文と面接及び提出書類の得点を合算した100点満点で、一度に合否が判定される方式と読み取れます。二段階選抜がない分、当日の小論文と面接の両方で一定の水準を維持することが、より直接的に合否へ結びつく試験だといえます。
科目別対策|小論文・英語・面接
看護学科3年次編入学試験は、専門科目の独立筆記試験がなく、小論文(英語を含む)と面接及び提出書類の2本柱で選考が行われます。対策の優先順位としては、まず小論文(70点)の配点が最も大きいことを踏まえ、小論文対策に最も多くの時間を割きつつ、面接及び提出書類の準備を並行して進める組み立てが現実的です。
小論文対策では、看護・医療・福祉分野で近年話題になっているテーマ(地域包括ケア、多職種連携、リカレント教育、少子高齢化と医療需要の変化など)について、自分の言葉で現状と課題、自分の考えを整理しておくことが土台になります。「小論文(英語を含む)」という科目名から、英語の文章を読んで内容を踏まえた小論文を書く、あるいは英語の設問に触れる形式が想定されますが、具体的な出題形式は募集要項本文だけでは断定できません。看護系の英語長文(医療・保健分野のニュースや解説文など)を読み、要旨を日本語でまとめる練習をしておくと、英語を含む小論文形式にも対応しやすくなります。
- 看護・医療・福祉の時事テーマ(地域包括ケア、多職種連携、看護師の働き方、リカレント教育など)を新聞やニュースで継続的にインプットする
- インプットしたテーマについて、現状・課題・自分の考えを400~800字程度で書く練習を反復する
- 看護・保健分野の英語長文を読み、要旨を日本語で要約する練習を取り入れる
- 書いた小論文は、学校の先生や予備校講師など第三者に添削してもらい、論理の飛躍や表現の癖を修正する
小論文の答案は、序論(テーマに対する立場や問題提起)、本論(具体的な根拠やデータ、経験に基づく説明)、結論(序論への回答を整理し直す)という3段構成で書く練習をしておくと、限られた時間内でも一貫性のある答案に仕上げやすくなります。看護・医療・福祉のテーマは抽象的な精神論に陥りやすいため、自分が短大・専門学校・専攻科で経験した実習や科目の内容を具体例として盛り込み、単なる感想文ではなく根拠のある論述にすることを意識してください。
面接及び提出書類の配点は30点で、アドミッション・ポリシーの対応表では「主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度」を評価する場面として位置づけられています。面接では、なぜ埼玉県立大学看護学科に編入したいのか、現在の所属(短大・専門学校・専攻科など)でどのような学びを積んできたのか、編入後にどのような看護職を目指すのかを、一貫した筋道で説明できるように準備しておく必要があります。出願資格(2)で埼玉県内での就業意志が求められている以上、卒業後に埼玉県内でどのように貢献したいかという視点も、面接や志望理由書に盛り込んでおくと説得力が増します。
出願までの準備期間をどう配分するかは、出願資格の証明書準備と学習の両方を考慮して計画する必要があります。目安として、次のようなスケジュールで進めると、出願直前に慌てにくくなります。
| 時期の目安 | 取り組む内容 |
|---|---|
| 出願の3~4か月前 | 出願資格(1)(2)の該当区分を確認し、必要な証明書の発行手続きを在籍校・勤務先に相談する |
| 出願の2~3か月前 | 看護・医療・福祉の時事テーマのインプットと、小論文の練習を開始する |
| 出願の1~2か月前 | 英語を含む小論文形式に慣れるため、看護・保健分野の英語長文の読解練習を取り入れる |
| 出願の1か月前 | 志望理由書(E-2票)の下書きを作成し、添削を受けながら仕上げる |
| 出願期間~試験直前 | 面接想定問答を整理し、模擬面接で第三者からフィードバックを受ける |
証明書の発行に想定以上の時間がかかるケースもあるため、学習面だけでなく書類面のスケジュールも並行して管理することが、出願直前のトラブルを避けるうえで重要です。
提出書類対策としては、志望理由書(E-2票)に加えて、成績証明書・卒業(修了)見込証明書・在職証明書・住民票といった書類を、記載内容に誤りがないよう丁寧に準備することが求められます。証明書の発行には在籍校や勤務先での事務手続きの時間がかかるため、出願期間の1か月以上前から発行依頼のスケジュールを立てておくと安心です。書類に不備がある場合は受理されないと募集要項に明記されているため、記入例を読み込み、提出前にもう一度チェックリスト形式で確認する工程を挟むことをおすすめします。
面接・志望理由書の書き方と過去問の入手・出題予測
過去問については、大学公式サイト上での内容公開は確認できませんでした。募集要項の巻末には入試問題の請求方法が案内されており、テレメールを通じたオンライン請求、資料請求票と返信用封筒を郵送する方法、平日9:00~17:00(正午~13時を除く)に事務局入試担当窓口へ出向いて受け取る方法の3通りが用意されています。過去問はインターネット上に公開されているわけではなく、大学から個別に取り寄せる形式である点を、まず押さえておく必要があります。
過去問を入手する前提で出題内容を予測する場合、募集要項本文から読み取れる手がかりは限られています。配点が小論文70点・面接及び提出書類30点のみで、専門科目としての看護学・解剖生理学・国語などの独立筆記試験が設定されていない以上、暗記型の知識問題よりも、与えられたテーマについて考えをまとめ、根拠を示しながら論述する形式が中心になっている可能性が高いと考えられます(断定はできないため、実際の出題形式は過去問請求や大学への問い合わせで確認してください)。「英語を含む」という表記からは、英語の文章を読解する要素が組み込まれていることは確からしいものの、和訳・要約・意見論述のいずれの形式かは、過去問を取り寄せて確認するのが最も確実です。
もう一つの手がかりは、前述したアドミッション・ポリシーの「学力の3要素」対応表です。小論文は「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力等」の両方を評価する科目と位置づけられているため、単に医療・看護分野の知識を暗記しているかどうかだけでなく、示された資料やテーマから課題を読み取り、根拠をもって自分の考えを組み立てられるかを試す出題である可能性が高いと推測できます。一方、面接及び提出書類は「主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度」を評価する枠のため、小論文で知識・思考力を、面接で人物面・協働性を測るという役割分担が募集要項の設計思想から読み取れます。この対応関係を踏まえると、小論文対策は知識のインプットと論述の型の両輪で進め、面接対策は志望理由書に書いた内容を軸に人柄や協働性が伝わる受け答えを準備するという配分が、募集要項の記載から導ける現実的な対策の方向性といえます(あくまで公表資料からの推測であり、断定的な出題保証ではない点にご留意ください)。
志望理由書(一般選抜用のE-2票)は、大学が作成した所定の用紙に記入する形式です。記入にあたっては、現在の所属で学んできた内容、なぜ埼玉県立大学看護学科への編入を志望するのか、編入後にどのような分野を学び、卒業後にどのような看護職を目指したいのかを、一つのストーリーとしてつなげて書くことが基本になります。出願資格(2)で埼玉県内での就業意志が明確に求められているため、志望理由書の中で「卒業後、埼玉県内でどのように看護職として貢献したいか」に触れておくことは、出願資格を満たしていることを示すうえでも重要です。
志望理由書を書く際は、次の4つの要素を順序立てて盛り込むと、面接での説明とも一貫性を保ちやすくなります。
- 現在の所属で学んできた内容と、そこで得た気づき・課題意識
- なぜ埼玉県立大学看護学科への編入を志望するのか(4年制大学で学ぶ必要性)
- 編入後にどの分野を学び、保健師・助産師資格の取得を目指すかどうか
- 卒業後、埼玉県内でどのように看護職として貢献したいか(出願資格(2)との整合性)
この4要素は、出願資格(2)で求められている埼玉県内での就業意志とも直結するため、志望理由書と面接の両方で矛盾のない説明ができるよう、下書きの段階から一貫性を意識しておくことをおすすめします。
面接では、志望理由書に書いた内容を口頭でより深く説明できるかが問われます。現在の所属校種(看護系短期大学・看護専門学校・高等学校等の専攻科)によって、これまで学んできた実習内容や科目編成が異なるため、自分の既習内容のどの部分が埼玉県立大学看護学科での学びにつながるのかを、具体的なエピソードとともに説明できるように整理しておくことをおすすめします。想定される質問としては、次のようなものが考えられます。
- 現在の所属(短大・専門学校・専攻科)で、どのような科目・実習を経験してきたか
- なぜ4年制大学である埼玉県立大学の看護学科へ編入したいのか
- 保健師・助産師の資格取得を目指す場合、その理由と将来のビジョン
- 卒業後、埼玉県内でどのような看護職として働きたいか(出願資格(2)との整合性)
- 小論文で取り上げた看護・医療・福祉のテーマについて、さらに掘り下げた質問
面接の実施形式(面接官の人数や個人面接か集団面接か)については、募集要項本文に具体的な記載がありません。形式が事前にわからない以上、個人面接・集団面接のいずれであっても対応できるよう、結論から話す、質問の意図を確認してから答える、根拠を1つ添えるといった基本的な面接マナーを、模擬面接を通じて体に染み込ませておくことをおすすめします。試験当日は面接の待機時間も長くなる可能性があるため、待機中の過ごし方や服装についても、募集要項や大学からの案内に変更がないか、出願後にあらためて確認しておくと安心です。
編入学を検討する段階で、そもそも大学編入という制度全体の仕組みや出願資格の考え方を体系的に押さえておきたい場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】もあわせて確認しておくと、埼玉県立大学看護学科固有の条件との違いが把握しやすくなります。小論文・英語・面接という3つの要素をどう配分して勉強すればよいか迷う場合は、大学編入対策完全ガイド|英語・小論文・面接の勉強法で、科目横断的な学習の進め方も参考にできます。
併願戦略と関連記事|看護系編入との比較
埼玉県立大学看護学科の編入学試験は、募集人員が5名(学校推薦型選抜3名以内を含む)と少人数であり、かつ出願資格(2)で埼玉県内での就業意志が求められる、地域枠に近い性格を持つ選抜です。この特性を踏まえると、埼玉県立大学一本に絞るのではなく、他大学の看護学科・医学部看護学科の編入学試験もあわせて検討し、併願先を確保しておくことが現実的な戦略になります。
看護系の編入学試験は大学によって出願資格や試験科目が大きく異なります。専門科目・英語スコア・面接・志望理由書といった複数の科目が課される大学もあれば、埼玉県立大学のように小論文と面接及び提出書類に集約されている大学もあります。試験科目の構成が大学ごとに異なる点を踏まえて、富山大学医学部看護学科の第3年次編入学試験や浜松医科大学医学部看護学科の第3年次編入学試験のように、専門科目・英語スコア・面接・志望理由書までを個別に対策する必要がある大学とあわせて情報を整理しておくと、出題形式の違いに応じた準備配分がしやすくなります。
併願を組む際にまず確認すべきは、出願期間と試験日が重複しないかという点です。埼玉県立大学看護学科の出願期間は例年10月下旬、試験日は11月下旬の日曜日1日に設定されています。他大学の看護系編入学試験と日程が重なる場合は、優先順位を決めたうえで出願校を絞り込む必要があります。次に確認すべきは出願資格です。埼玉県立大学は出願資格(2)で埼玉県内での就業意志を求めていますが、他大学ではこうした地域要件がない場合もあるため、出願資格の違いを一覧化しておくと、どの大学が自分にとって現実的な選択肢かを判断しやすくなります。
社会人特別選抜と3年次編入学試験の違いも、併願戦略を考えるうえで重要なポイントです。看護学科は編入学と社会人特別選抜の両方を実施していますが、出願資格が異なるため(編入学は看護系短大・専門学校・専攻科の卒業(修了)者等、社会人特別選抜は満23歳以上で高校卒業(見込)者等)、自分がどちらの区分に該当するかを事前に確認しておく必要があります。理学療法学科・作業療法学科・社会福祉子ども学科・健康開発学科を志望する場合は、編入学ではなく社会人特別選抜での出願になる点も、あらためて押さえておいてください。
社会人特別選抜については、募集要項に併願に関する具体的な案内があります。社会人特別選抜に合格しなかった者(追加合格候補者を含む)で、国公立大学の一般選抜の受験を希望する場合は、大学入学共通テストを受験したうえで、分離分割方式の前期日程・後期日程または公立大学中期日程の併願において、3つまでの大学・学部に出願できるとされています。埼玉県立大学自身の一般選抜を受験する場合は、編入学・社会人特別選抜とは別に公表される「学生募集要項【一般選抜】」に定められた出願手続に従う必要があります。3年次編入学試験については、この種の併願規定は募集要項本文に明記されていないため、編入学試験に不合格だった場合の進路は、他大学の編入学試験や次年度の再受験など、受験生自身で選択肢を整理しておく必要があります。
独学での進捗管理や、小論文・面接対策の方向性に不安がある場合は、大学編入対策コースのように、小論文・英語・面接対策を一体で相談できる環境を利用しながら、出願資格の確認から書類準備までのスケジュールを一緒に整理していく方法もあります。募集人員が少人数の選抜であるほど、一人で判断に迷う場面が増えやすいため、早い段階で第三者の視点を取り入れておくことをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
保健医療福祉学部の理学療法学科や作業療法学科にも編入できますか?
2026年度学生募集要項の時点では、3年次編入学試験を実施しているのは看護学科のみです。理学療法学科・作業療法学科・社会福祉子ども学科・健康開発学科は編入学試験を実施しておらず、満23歳以上を対象とした社会人特別選抜のみが実施されています。実施状況は年度により変更される可能性があるため、必ず最新の学生募集要項でご確認ください。
出願資格の「埼玉県内」要件を満たさない場合、出願できませんか?
一般選抜の出願資格(2)では、埼玉県内の該当校に在学する者、出願時に埼玉県内の医療機関等で勤務する者、2025年4月1日以前から引き続き埼玉県内に住所を有する者のいずれかに該当し、かつ卒業後に埼玉県内で本学科に関連する職業に従事する強い意志を有することが求められます。このいずれにも該当しない場合は出願資格を満たさない可能性があるため、該当性に迷う場合は事務局教務・入試担当への事前確認をおすすめします。
小論文(英語を含む)とはどのような形式ですか?
募集要項本文には、配点が小論文(英語を含む)70点であることは明記されていますが、具体的な出題形式(英文読解の有無や和訳・要約・論述のいずれか)までは記載されていません。正確な出題形式を知りたい場合は、後述の方法で過去問を取り寄せて確認することをおすすめします。
過去問は入手できますか?
大学公式サイト上での内容公開は確認できませんでしたが、テレメールでのオンライン請求、資料請求票と返信用封筒を郵送する方法、事務局入試担当窓口での直接受け取りの3通りの入手方法が募集要項に案内されています。窓口での受け取りは平日9:00~17:00(正午~13時を除く)となっており、大学の休業期間は配布していないため、事前に大学公式サイトで開室状況を確認してから訪問することをおすすめします。
社会人特別選抜と3年次編入学試験はどう違いますか?
3年次編入学試験は看護系短期大学・看護専門学校・高等学校等の専攻科の卒業(修了)者等を対象とし、社会人特別選抜は満23歳以上で高校卒業(見込)者等を対象とする、出願資格が異なる別の選抜区分です。配点はいずれも小論文(英語を含む)70点+面接及び提出書類30点で共通していますが、出願資格に該当する区分で出願する必要があります。
募集人員や倍率は毎年同じですか?
2026年度学生募集要項では、募集人員は一般選抜と学校推薦型選抜を合わせて5名(学校推薦型選抜3名以内を含む)と定められています。2025年度実施分の実績では志願者7名・受験者7名・合格者3名で、志願倍率1.4倍、受験者数を合格者数で割った実質倍率は2.3倍でした。募集人員・倍率はいずれも年度ごとに要項や実績が更新される数値で、5名という少人数の選抜のため変動しやすい点に留意し、出願を検討する年度の最新の募集要項で必ず確認してください。
検定料や学費はいくらですか?
入学検定料は17,000円です。入学料は埼玉県内の者が211,500円、それ以外の者が423,000円、授業料は621,000円(前期・後期の2回に分けて納付)です。上記のほかに保険料や教科書代、実習費等の諸経費が別途必要になるため、初年度に必要な総額は募集要項の記載額より多くなる点も踏まえて資金計画を立ててください。
学校推薦型選抜だけでなく一般選抜にも出願できますか?
学校推薦型選抜は、大学が指定する高等学校等に在学し、学校長等の推薦を受けられる生徒が対象のため、個人の判断だけで出願できる方式ではありません。指定校に在学していない場合や推薦を受けられない場合は、一般選抜の出願資格(1)(2)を満たすかどうかで出願を検討することになります。
まとめ|埼玉県立大学保健医療福祉学部の編入試験に向けて
埼玉県立大学保健医療福祉学部で3年次編入学試験を実施しているのは看護学科のみで、募集人員は一般選抜・学校推薦型選抜を合わせて5名(学校推薦型選抜3名以内を含む)です。出願資格は看護系短期大学・看護専門学校・高等学校等の専攻科の卒業(修了)者等であることに加え、卒業後に埼玉県内で本学科に関連する職業に従事する強い意志を有することが求められる、地域枠に近い性格を持つ選抜です。選抜方法は小論文(英語を含む)70点、面接及び提出書類30点の合計100点で、専門科目としての独立筆記試験は設定されていません。
2025年度に実施された編入学試験(2026年4月入学者向け)の結果は、志願者7名・受験者7名・合格者3名・入学者3名で、志願倍率1.4倍、実質倍率2.3倍でした。理学療法学科・作業療法学科・社会福祉子ども学科・健康開発学科を志望する場合は、編入学試験ではなく満23歳以上を対象とした社会人特別選抜での出願になる点も、あらためて押さえておく必要があります。本記事で紹介した募集人員・出願資格・試験科目・日程・費用・実施結果は、いずれも2026年度学生募集要項という一次情報にもとづく数値であり、次年度以降も同じ内容が維持されるとは限りません。
看護学科の編入学試験は、専門科目の独立筆記試験がない代わりに、出願資格(2)で埼玉県内での就業意志が明確に求められる点、そして社会人特別選抜という別の選抜区分が学部の全学科に用意されている点など、他大学の編入学試験とは異なる制度設計になっています。保健医療福祉学部という学部名だけを見て5学科すべてに編入できると誤解しないよう、志望学科が看護学科なのか、それとも社会人特別選抜の対象となる他学科なのかを、出願準備の最初の段階で必ず切り分けてください。
埼玉県立大学看護学科の編入を具体的に検討する段階では、本記事で整理した募集人員5名・出願資格(2)の埼玉県内要件・小論文70点+面接及び提出書類30点という配点構造を出発点としつつ、事務局教務・入試担当(電話048-973-4117)や大学公式サイト(https://www.spu.ac.jp/)で最新年度の募集要項とお知らせを必ず確認してください。専門科目の独立筆記試験がない分、小論文と面接及び提出書類の対策に集中して取り組めるという見方もできますが、配点が集約されているからこそ、小論文の完成度と面接での一貫した説明力が合否を左右しやすい入試でもあります。過去問が大学からの取り寄せ形式である点も踏まえ、早い段階で請求手続きを済ませ、募集要項の記載事項と過去問の両方から出題傾向をつかんだうえで、余裕を持った準備期間を確保することをおすすめします。
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