無料相談会受付中!

静岡大学情報学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

静岡大学情報学部の編入試験を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

静岡大学情報学部の編入試験とは、情報学部の3学科(情報科学科・行動情報学科・情報社会学科)のうち情報科学科が実施している3年次編入学試験のことで、高等専門学校や理工系短期大学、四年制大学などで情報工学関連の分野を学んだ人を対象に、出願書類の審査と面接(口頭試問を含む)によって第3年次への受け入れを判定する選抜です。募集要項によれば、対象となるのは情報工学関連学科(情報工学科、電子情報工学科、情報通信工学科、制御情報工学科など)を専攻している人で、出願区分は推薦入試と一般入試の2種類に分かれます。編入学試験を実施しているのは情報学部の中でも情報科学科のみで、行動情報学科と情報社会学科については、公式サイトの学科紹介・入試案内のいずれにも3年次編入学試験のページが見当たらず、本記事の調査時点では編入学試験の実施を確認できませんでした。

この記事では、令和9年度(2027年4月入学)情報学部情報科学科3年次編入学学生募集要項と、静岡大学情報学部が公式サイトで公表している過去3年間の入学者選抜試験実施状況を一次情報として、募集人員・出願資格・試験科目・日程・倍率・科目別対策・面接や志望理由書の準備までを具体的に整理します。年度で変わりうる日程や金額は最新の募集要項での確認が前提になりますが、過去問については、静岡大学情報学部が過去5年分を公開していますが、著作権等の理由で郵送や配布は行っておらず、情報学部教務係の窓口での閲覧のみという運用である点も、対策を組み立てるうえで押さえておく必要があります。

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

静岡大学情報学部情報科学科の編入学試験は、大学入学共通テストを課さず、教養基礎(英語及び数学)、計算機基礎(アルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等)、面接(口頭試問を含む)の3科目(推薦入試は面接のみ)で合否が決まる選抜で、試験場は浜松市中央区城北の浜松キャンパス1か所に固定されています。試験科目は教養基礎・計算機基礎・面接の3区分に限られており、想定される読者は、高等専門学校や理工系短期大学、四年制大学の情報工学関連学科に在籍し、情報科学、計算機ネットワーク、人工知能システム、メディア処理、認知科学といった分野を学び直したいと考えている人です。募集人員は推薦入試・一般入試とも「若干名」としか公表されておらず、過去3年間の倍率も志願者数と合格者数の少なさゆえに約1.6倍から約10.0倍まで年度によって大きく変動しているため、前年の数値だけをあてにしない準備が欠かせません。

出願期間は例年5月上旬から中旬までの1週間程度と短く、6月上旬の1日で教養基礎・計算機基礎・面接を終える日程のため、出身校で学んだ専門科目の総復習と、教養基礎の数学・英語の仕上げを、出願が始まる前から逆算して並行させる必要があります。次章以降では、募集要項に記載された数値や規定を一次情報として、出願資格の区分ごとの違い、試験科目別の対策、そして過去問が窓口閲覧に限定されている場合の「募集要項から見た出題予測」まで、静岡大学情報学部情報科学科の3年次編入を志望する人が実際に準備を始められる形で解説します。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)
目次

静岡大学情報学部の編入試験の概要

静岡大学情報学部は、浜松市中央区城北のキャンパスに情報科学科・行動情報学科・情報社会学科の3学科を置く国立大学です。3学科は、技術の観点(情報科学科)、データやサービスの観点(行動情報学科)、社会や人の観点(情報社会学科)から情報学を教授し、高度情報社会をリードする人材を育成するという方針を掲げています。3学科は互いに連携しながらも学ぶ観点がはっきり分かれており、このうち3年次編入学試験の対象になるのは情報科学科のみで、情報科学科ではAIやIoTをはじめとするICTや数理から脳・認知に至る最先端テクノロジーを学ぶことができます。

情報学部が公表しているアドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)では、育てる人間像として「情報科学、行動情報学、情報社会学についての豊かな知識と国際感覚を備え、情報モラルと高度な情報技術、情報マネジメント能力を身につけた社会人を育成する」ことが掲げられています。アドミッション・ポリシーは面接で語る内容の土台になるため、求める学生像としては、情報学という学問分野に強く興味を持つ人、情報ネットワーク社会にあって多様化する地域社会・国際社会に貢献する意欲のある人、情報技術と人間行動の変化を捉える学理を確立する意欲のある人、情報学を学ぶうえで必要な基礎学力と論理的思考力を有する人の4点が挙げられており、面接や志望理由書で示すべき方向性の指針になります。

情報学部を構成する3学科の違い

情報学部が公表している学部の特長によれば、3学科はコンピュータ科学(情報科学科)、情報サービス設計(行動情報学科)、情報社会デザイン(情報社会学科)という異なる中心テーマを持ちながら連携し、文工融合の情報学を教授しています。3学科はテーマが異なるため学科選びが重要になりますが、行動情報学科はITスキルやデータ分析力、経営戦略を策定できるマネジメント力を重視し、企業などで情報サービスを企画・設計・開発できる人材の育成を掲げる学科で、情報社会学科は社会学・経済学・法学・人類学から文学・歴史学・哲学まで人文社会科学の視点から情報社会を分析する学科です。この2学科の公式サイトには3年次編入学試験のページが見当たらないため、情報学部内で情報系の編入学を志望する場合、実質的には情報科学科が唯一の選択肢になると考えられます。

情報学部全体のアドミッション・ポリシーでは、目指す教育として「情報科学、行動情報学、情報社会学が連携・融合した情報学の基礎的な教育とともに、それぞれの分野において計算機科学、データサイエンスや情報サービス、情報社会デザインという体系的な専門教育を行う」ことが掲げられ、学部の性格として「情報学部は文工融合の理念にもとづいた学部で、学科により理系入試と文系入試がありますが、大学入学後は3学科の専門科目にまたがる諸科目を履修する」とも説明されています。情報学部は理系文系を問わず学べる文工融合の学部であり、編入学試験の対象は情報科学科の理系分野が中心ですが、こうした学部全体の位置づけを理解しておくと、面接で「なぜ情報学部を選んだのか」を説明する際の背景説明としても役立ちます。

情報科学科の入学者選抜方針(a〜eの5分野)

情報科学科の入学者選抜の基本方針として、募集要項には「人間・社会と調和する情報システムの構築を目的に、a.計算機科学の基礎となる理論や技術、b.インターネットの基礎となる計算機ネットワークの理論と技術、c.人工知能システムなどの高度な情報処理システム、d.音声や画像、自然言語などのメディア処理とその応用、e.認知科学やそのヒューマンインタフェースへの応用などの分野で専門的実践能力をもった人材を育成することを目指し、そのための能力・学力・適性などを次の各試験において判断します」と明記されています。a〜eの5分野は学科の教育内容を要約したキーワードであり、志望理由書や面接で「情報科学科のどの分野に興味があるか」を語る際の軸として、そのまま使うことができます。

静岡大学情報学部の一般選抜(高校生を対象とした入学者選抜)は大学入学共通テストと個別学力検査を組み合わせて行われますが、3年次編入学試験はこれとは別枠の選抜で、共通テストを課さず学部独自の日程・科目で実施されます。編入学試験は共通テストを課さない独自日程の選抜であり、出願資格に「大学に2年以上在学し62単位以上修得」という区分が含まれていることからもわかるとおり、高校卒業直後の受験生だけでなく、大学・高専・短大等ですでに専門教育を受けている人を主な対象とした選抜という位置づけです。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

編入学年次と単位認定の考え方

合格者は第3年次に編入学します。情報科学科を卒業するには、全学教育科目28単位、専門科目86単位、自由科目10単位の合計124単位を修得することが条件で、このうち全学教育科目は全28単位、自由科目は4単位を修得したものとみなされます。専門科目だけは編入前の履修内容に応じて個別に認定される仕組みで、編入学前に修得した単位のうち、情報科学科の専門科目の学習内容に相当すると判断できる単位が、1・2年生の専門科目を中心に個別に認定され、認定される単位数は出身校のカリキュラムや単位修得状況によって異なります。在学年限は2年以上4年以内とされており、編入後に修得すべき単位数によっては2年間での卒業が難しい場合もあると募集要項に注記されています。

次の表は、令和9年度募集要項に基づく主要項目の概観です。数値や日程は年度によって変わる可能性があるため、実際に出願する際は必ず最新の募集要項で確認してください。

項目令和9年度募集要項の内容
実施学科情報科学科のみ(行動情報学科・情報社会学科は編入学試験の実施を確認できず)
募集人員推薦入試・一般入試とも若干名
編入学年次第3年次
選抜方法推薦入試=面接(口頭試問を含む)/一般入試=教養基礎・計算機基礎・面接(口頭試問を含む)
出願期間令和8年5月7日(木)〜5月14日(木)17時00分必着
試験日令和8年6月6日(土)
合格発表令和8年6月30日(火)16時00分(予定)
検定料30,000円
試験場静岡大学情報学部(浜松キャンパス)

この概観からわかるように、静岡大学情報学部の編入試験は5月上旬から中旬にかけて出願し、6月上旬に1日で全科目の試験を終え、6月末に合格発表という日程で進みます。出願から合格発表までは2か月足らずという日程であり、公式サイトのQ&Aでも「例年の3年次編入学試験は、5月に出願、6月に試験というスケジュールです」と説明されており、募集要項自体は例年4月末ごろに配布が始まるため、志望する場合は4月のうちに情報を集め始めておくと安心です。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

募集人員・出願資格

静岡大学情報学部の3年次編入学試験の募集人員は、情報科学科の推薦入試・一般入試とも「若干名」とされており、具体的な人数は公表されていません。募集人員が推薦・一般とも若干名としか示されていない点は、後述する過去3年間の受験状況を見ても、実際の合格者数は年度によって1人から7人まで幅があり、年度ごとの合格枠が固定されていないことがうかがえます。

学科推薦入試一般入試
情報科学科若干名若干名

推薦入試の出願資格

推薦入試の出願資格は、出身学校において情報工学関連学科(情報工学科、電子情報工学科、情報通信工学科、制御情報工学科など)を専攻している人で、次の3区分のいずれかに該当する人です。いずれの区分も出身学校長が責任を持って推薦することが前提条件で、在学中の成績が上位に属している必要があります。

  1. 令和9年3月高等専門学校を卒業見込みの人で、在学中の成績が上位に属し、出身学校長が責任を持って推薦する人
  2. 令和9年3月理工系短期大学を卒業見込みの人で、在学中の成績が上位に属し、出身学校長が責任を持って推薦する人
  3. 令和9年3月高等学校等の専攻科の課程(修業年限が2年以上であることその他の文部科学大臣の定める基準を満たすものに限る)を修了見込みの人(学校教育法第90条第一項に規定する者に限る)で、在学中の成績が上位に属し、出身学校長が責任を持って推薦する人

公式サイトの入試Q&Aでは「編入学試験には推薦と一般の2種類がありますが、専門学校の場合は一般に応募が可能です」「4年制大学の皆さんは一般入試のみです」と説明されています。専門学校生と4年制大学在学者は推薦入試の対象外であるため、推薦入試は高専・理工系短大・高校専攻科の在学者に限られており、専門学校(専修学校専門課程)生や4年制大学の在学者は一般入試での出願になります。

一般入試の出願資格

一般入試の出願資格も、出身学校において情報工学関連学科(情報工学科、電子情報工学科、情報通信工学科、制御情報工学科など)を専攻している人で、次の5区分のいずれかに該当する人です。自分がどの区分に当てはまるかを最初に確認しておく必要があり、区分ごとに必要な単位数や卒業要件が異なる点にも注意してください。

  1. 大学に2年以上在学し、62単位以上修得した人又は令和9年3月に修得見込みの人(本学在学者は除く)
  2. 高等専門学校を卒業した人又は令和9年3月卒業見込みの人
  3. 理工系短期大学を卒業した人又は令和9年3月卒業見込みの人
  4. 理工系専修学校(修業年限が2年以上、課程の修了に必要な総授業時間が1,700時間以上であること)を卒業した人又は令和9年3月卒業見込みの人
  5. 高等学校等の専攻科の課程(修業年限が2年以上であることその他の文部科学大臣の定める基準を満たすものに限る)を修了した人(学校教育法第90条第一項に規定する者に限る)又は令和9年3月修了見込みの人

4年制大学在学者は、休学期間の扱いは明記されていないものの「2年以上在学し62単位以上修得(または令和9年3月修得見込み)」という具体的な単位数が条件で、静岡大学在学者は対象外です。大学在学者には62単位という具体的な条件がある一方で、理工系専修学校からの出願資格には「修業年限2年以上・総授業時間1,700時間以上」という定量的な基準が設けられているため、専門学校出身者は在籍校がこの基準を満たすかどうかを早めに確認しておく必要があります。

推薦入試と一般入試の選び方

推薦入試と一般入試は併願できず、自分の状況に合わせてどちらか一方を選んで出願します。推薦入試と一般入試は同時に出願できないため、次の表で両者の違いを整理します。

比較項目推薦入試一般入試
出願対象高専・理工系短大・高校専攻科の在学中の成績上位者大学2年以上在学者、高専・理工系短大・理工系専修学校の卒業(見込)者、高校専攻科修了(見込)者
専門学校生・4年制大学在学者出願不可出願可
学校長の推薦必要不要
試験科目面接(口頭試問を含む)のみ教養基礎+計算機基礎+面接(口頭試問を含む)

在籍校での成績が上位に位置し、学校長の推薦を得られる高専・理工系短大・高校専攻科の在学者であれば推薦入試が選択肢になりますが、筆記試験がない分、面接一回で教養基礎・計算機基礎の理解度と志望動機の両方を示す必要があります。推薦入試は筆記がない分だけ面接の負荷が高くなる一方で、専門学校生や4年制大学在学者、あるいは在籍校での成績上位という条件を満たせない場合は、一般入試での出願が唯一の選択肢になります。

受験上の配慮が必要な場合

障害等があり、受験上または修学上特別な配慮を必要とする場合は、出願する前に情報学部と相談する必要があると募集要項に明記されています。配慮が必要な場合は出願前の相談が前提とされており、申請期限は原則として出願の1か月前までとされ、「受験上の配慮申請書」に障害者手帳の写しまたは医師の診断書を添えて、静岡大学情報学部教務係(電話053-478-1510、FAX053-478-1513)へ申請します。必要に応じて本人またはその立場を代弁できる人(保護者、出身学校関係者等)との面談が行われる場合もあり、申請前には本学のキャンパス(設置場所、環境等)を見学しておくことも勧められています。出願期間が5月上旬から始まることを踏まえると、配慮が必要な場合は4月のうちに相談の連絡を入れておくのが安全です。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

出願書類・検定料・出願方法

出願書類一式は書留速達で静岡大学情報学部教務係(〒432-8561静岡県浜松市中央区城北3-5-1)に郵送するか、指定日時に持参します。封筒の表には所定の朱書きをするよう指定されており、推薦入試では封筒表に「編入学願書在中」、一般入試では「3年次編入学願書在中」と朱書きするよう指定されています。主な出願書類は、編入学志願票・受験票、志望書、調査書(出身学校長が作成したもの、または卒業見込証明書及び学業成績証明書)、履修科目申告書(出願年度の現在籍校での履修科目が分かる資料)、入学検定料の払込受付証明書、返信用封筒、あて名票で、推薦入試ではこれに推薦書が加わり、一般入試では在職者に受験承諾書の提出が求められます。

項目内容
入学検定料30,000円(郵便局の払込取扱票で払い込み、払込受付証明書を提出)
返信用封筒長形3号(120mm×235mm)に410円分の切手(速達料を含む)を貼付
出願方法書留速達で郵送、または指定日時に持参
受験票出願期間締切後に郵送(選抜期日1週間前に届かない場合は教務係へ連絡)

調査書が日本語または英語以外の言語で書かれている場合は、和訳または英訳し、翻訳内容が原本と相違ないことを大使館や公証役場等で証明を受けて添付する必要があります。外国語の調査書は翻訳と証明の準備に時間がかかる点に注意が必要で、履修科目申告書は履修登録システムから出力した時間割などを添付する書式で、出願直前に慌てて用意すると間に合わない可能性があるため、出願期間が始まる前から準備しておくことをおすすめします。

検定料が返還される場合

一度納入した入学検定料は、次の3つの場合を除いていかなる理由があっても返還されません。検定料は原則として返還されない前提で準備しておく必要がありますが、返還が認められるのは、検定料を払い込んだが本学部に出願しなかった場合、検定料を誤って二重に払い込んだ場合、出願書類に不備等があり出願が受理されなかった場合の3つです。①②に該当する場合は、返還請求の理由・入試区分・氏名・現住所・連絡先・返還請求額・返還金振込先を明記したA4版の検定料返還請求書を作成し、払込受付証明書を添えて試験日の10日前までに情報学部教務係へ郵送する必要があり、③に該当する場合は出願書類返却時に同封される請求書を使って手続きします。返還にかかる振込手数料は請求者の負担となる点も、出願前に押さえておきたいポイントです。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

試験科目と配点

静岡大学情報学部情報科学科の3年次編入学試験は、推薦入試と一般入試で試験科目の構成が異なります。募集要項には「出願書類の審査、面接(口頭試問を含む)等の結果を総合して選抜します」(推薦入試)、「学力検査・面接(口頭試問を含む)・出願書類の審査結果を総合して選抜します」(一般入試)と記載されているのみで、科目ごとの配点(点数の比率)は数値として公表されていません。科目ごとの配点が数値として公表されていないため、本記事でも配点を推測で示すことはせず、公表されている「重点評価項目」の対応関係をもとに、何が重視されるかを整理します。

推薦入試の試験科目

推薦入試の試験科目は面接(口頭試問を含む)のみです。面接時の口頭試問では、専門教育を履修するうえで重要である教養基礎(英語及び数学)、計算機基礎(アルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等)の中から具体的な問題を用いて試問が行われ、そのうえで志望動機、意欲、熱意等を、面接を通して評価するとされています。推薦入試も口頭試問で教養基礎と計算機基礎の理解を問われるため、推薦入試には筆記試験そのものはありませんが、口頭で教養基礎・計算機基礎の内容を問われる以上、実質的には一般入試の出題範囲と同じ知識を、口頭で説明できる形まで整理しておく必要があります。

一般入試の試験科目

一般入試の試験科目は、教養基礎、計算機基礎、面接(口頭試問を含む)の3区分です。教養基礎は英語及び数学(微分積分、線形代数の中から出題)で大学2年次程度の学力を有しているかどうかを判断し、計算機基礎はアルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等の中から出題され、専門教育を履修するうえで重要な基礎知識の達成度を判断します。教養基礎は大学2年次程度の学力が判断基準である一方で、面接は主に志望動機、意欲、熱意等を評価するもので、面接中に行う口頭試問では、筆記試験の内容を受けてさらに関連知識についての試問が行われます。

入学者選抜方法における重点評価項目

募集要項には、入試区分ごとにどの評価方法がどの資質(知識・技能/思考力・判断力・表現力/主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)を重視しているかを評価方法ごとに丸印で示す表が掲載されています。

入試区分選抜方法知識・技能思考力・判断力・表現力主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
一般入試教養基礎
計算機基礎
面接(口頭試問を含む)
推薦入試面接(口頭試問を含む)

この表からわかるのは、教養基礎と計算機基礎は「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」の2つを測る科目として位置づけられている一方、面接だけが「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」まで含めた3つの資質を総合的に評価する場になっているという点です。面接だけが3つの資質すべてを評価する場になっているため、推薦入試は面接のみで合否が決まるため、この1回の面接(口頭試問を含む)の中で3つの資質すべてを示す必要があり、一般入試以上に受け答えの準備が重要になると考えられます。

推薦入試と一般入試で口頭試問の位置づけが異なる

募集要項の記載を比較すると、一般入試の面接では「筆記試験の内容を受けてさらに関連知識についての試問を行います」とされているのに対し、推薦入試の面接では「教養基礎・計算機基礎の中から具体的な問題を用いて試問を行います」とされています。口頭試問の出発点が入試区分によって異なる点は見逃せず、一般入試では自分が書いた答案の内容を掘り下げられるのに対し、推薦入試では事前の筆記試験がない分、口頭試問そのもので教養基礎・計算機基礎の理解度を最初から測られるという違いがあります。推薦入試を選ぶ場合は、筆記で部分点を狙うという逃げ道がない分、より広い範囲を口頭で正確に説明できる状態まで仕上げておく必要があります。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

日程・スケジュール

静岡大学情報学部の編入学試験は、出願・試験・合格発表・入学確約書の提出・入学手続という流れで進みます。出願期間が1週間強と短いため前倒しの準備が欠かせず、令和9年度募集要項に記載された日程は次の表のとおりです。

手続き日程(令和9年度)補足
出願期間令和8年5月7日(木)〜5月14日(木)17時00分必着(郵送)/持参は5月14日13時30分〜16時00分
試験日令和8年6月6日(土)教養基礎9時00分〜10時30分、計算機基礎11時00分〜12時30分、面接14時00分〜(一般入試)/面接(口頭試問を含む)9時00分〜12時30分(推薦入試)
試験場静岡大学情報学部浜松キャンパス
合格発表令和8年6月30日(火)16時00分(予定)学部内掲示、合格者本人へ通知(推薦入試は学校長へも文書で通知)
入学確約書提出令和8年7月31日(金)まで様式等は合格者に通知
入学手続令和8年11月に別途通知入学を確約した合格者が対象
個人成績開示請求令和9年5月10日(月)〜6月30日(水)受験票及び本人確認書類が必要

試験当日は、受験票を必ず持参のうえ、試験開始時刻30分前までに控室に集合するよう求められています。開始30分前までの控室集合が必須とされている一方で、受験票は出願期間締切後に郵送されますが、選抜期日1週間前に到着しない場合は情報学部教務係に連絡するよう案内されており、出願後も受験票の到着状況を確認しておくことが欠かせません。

初年度の納付金

入学手続きに関する詳細は、入学を確約した合格者に令和8年11月に別途通知されます。必要となる納付金は、令和8年度実績額で入学料282,000円、授業料(年額)535,800円です。授業料は在学中に改定される場合があると注記されており、国立大学法人静岡大学授業料金体系規則により、在学中に授業料の改定が行われた場合は改定時から新授業料が適用されるとも記載されているため、金額はあくまで令和8年度時点の実績額として捉える必要があります。

これとは別に、情報学部ではノート型パーソナルコンピュータの利用が入学後に必須となり、本学部指定の機種を共同購入することが推奨されています。ノートPCの購入費用も入学準備の一部として見込んでおく必要があり、ここ数年の実績価格は税込み20〜25万円程度(動産保険・代替機貸出を含む)とされており、入学料・授業料に加えてこの費用も見込んでおく必要があります。

試験会場へのアクセス

試験場は静岡大学情報学部(〒432-8561静岡県浜松市中央区城北3-5-1、浜松キャンパス)です。JR浜松駅からバスかタクシーでアクセスでき、公式サイトの案内によれば、JR浜松駅前北口バスターミナルから遠州鉄道バス15番または16番乗り場(気賀・三ケ日・奥山行き等全路線)に乗車し「静岡大学」で下車すると所要時間は約20分、JR浜松駅からタクシーを利用すると約15分とされています。試験当日は開始時刻の30分前までに控室へ集合する必要があるため、遠方から受験する場合はバスやタクシーの所要時間に加え、朝の混雑や乗り換えの余裕も見込んで、前日入りするなど余裕を持った行動計画を立てておくことが重要です。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)
\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

倍率・難易度

静岡大学情報学部は、情報科学科3年次編入学試験の過去3年間の受験状況(志願者数・受験者数・合格者数)を公式サイトで公表しています。倍率は公式サイトの統計から直接計算でき、入学年度ごとに整理すると、次のようになります。

入学年度入試区分募集人員志願者数受験者数合格者数倍率(志願者÷合格者)
令和9年度一般若干名9人9人6人約1.5倍
推薦若干名2人2人1人約2.0倍
合計11人11人7人約1.6倍
令和8年度一般若干名4人4人2人約2.0倍
推薦若干名0人0人0人
合計4人4人2人約2.0倍
令和7年度一般若干名15人15人1人約15.0倍
推薦若干名5人5人1人約5.0倍
合計20人20人2人約10.0倍

この3年間だけを見ても、合計の倍率は令和7年度が約10.0倍、令和8年度が約2.0倍、令和9年度が約1.6倍と大きく変動しています。3年間で倍率が10倍から1.6倍まで大きく変動している背景には、募集人員が「若干名」と定められている以上、合格者数そのものが年度によって1人から7人までばらつくため、倍率は志願者数の増減に直接左右されやすい構造になっていると考えられます。

倍率のばらつきをどう読むか

令和7年度は志願者20人に対して合格者2人という厳しい結果でしたが、令和9年度は志願者11人に対して合格者7人と、合格率が大きく上向いています。合格率が年度によって数倍単位で変動するこの幅の大きさは、母数となる志願者数・合格者数がもともと少ないために生じやすい現象で、前年の倍率だけを見て「今年も同程度だろう」と判断するのは危険です。志願者数がやや増えるだけでも倍率が跳ね上がる可能性がある一方、志願者数が少ない年には合格の可能性が相対的に高まるとも言えます。

推薦入試は令和8年度のように志願者がゼロの年もあれば、令和7年度・令和9年度のように一定数の志願者がいる年もあり、一般入試以上に年度差が大きい傾向がうかがえます。推薦入試は志願者数そのものが年度で大きく変わる傾向があり、出願資格には「在学中の成績が上位に属し、学校長が責任を持って推薦する」という条件があるため、そもそも出願できる人数が在籍校の状況に左右されやすいことが、この変動の一因になっていると考えられます。数値上の倍率だけで難易度を判断せず、教養基礎・計算機基礎・面接のすべてで一定水準を確保できるよう準備することが、母数の少ない選抜では現実的な対策になります。

なお、公表されている3年分の統計では、一般・推薦のいずれも志願者数と受験者数がすべて一致しており、出願した人が試験を欠席せずにそのまま受験している状況がうかがえます。3年間とも志願者数と受験者数が完全に一致している点は、出願時点での準備がそのまま受験結果に直結しやすい、比較的小規模な選抜であることを示唆しており、出願を決めた以上は最後まで対策を継続する価値が高いといえます。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

科目別対策

静岡大学情報学部情報科学科の編入試験対策は、教養基礎(英語・数学)、計算機基礎(アルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等)、面接という3つの柱を、出願資格である「情報工学関連学科での専攻内容」と結びつけながら並行して進める設計が基本です。

数学(微分積分・線形代数)は大学2年次程度の学力が基準

教養基礎の数学は、微分積分、線形代数の中から出題されます。募集要項には「大学2年次程度の学力を有しているかどうか、その達成度を判断します」と明記されており、難問を解く力よりも、大学教養課程で学ぶ標準的な範囲を確実に押さえているかが問われると考えられます。微分積分と線形代数が出題範囲として明示されている以上、微分積分は極限・微分・積分の基本計算から、線形代数は行列の基本演算・行列式・連立一次方程式の解法といった標準的な範囲を、高専や大学教養レベルの教科書で反復して復習しておくことが土台になります。出身校で微分積分・線形代数をすでに履修している人は、公式や定理の暗記だけでなく、計算過程を省略せずに答案として書き切る練習を重ねておくと、当日の答案作成でも時間配分に余裕が生まれます。

英語は技術英文の読解に慣れておく

教養基礎の英語については、具体的な出題形式(長文読解、英作文、リスニングの有無等)が募集要項に明記されていません。出題形式が明記されていない分だけ対策の見通しは立てにくいものの、評価基準として示されているのは数学と同じく「大学2年次程度の学力を有しているかどうか」という達成度であるため、大学教養課程修了程度の読解力・表現力を目安に準備するのが妥当です。情報工学関連学科の専攻者が対象であることを踏まえると、一般的な長文読解に加えて、IT・コンピュータサイエンス分野の技術英文や、専門用語を含む説明文の読解にも慣れておくと安心です。英作文が課される可能性も考え、自分の専攻内容や志望動機を英語で簡潔に説明できるよう、短い文章を書く練習をしておくことも有効です。

計算機基礎はアルゴリズム・機械語・論理回路の3本柱

計算機基礎は、アルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等の中から出題されます。3分野それぞれが独立した出題範囲になっており、アルゴリズムとデータ構造では、探索や整列といった基本アルゴリズムの考え方、スタック・キュー・木構造などの基礎的なデータ構造の理解が土台になります。機械語と計算機械では、コンピュータの基本的な仕組み(CPU、メモリ、命令の実行過程など)の理解が中心になると考えられ、論理回路では、論理演算(AND・OR・NOT等)や組み合わせ回路・順序回路の基礎知識が問われる可能性があります。出願資格が「情報工学関連学科(情報工学科、電子情報工学科、情報通信工学科、制御情報工学科など)を専攻している人」に限定されていることから、これらの内容はすでに出身校のカリキュラムで一通り学んでいることが前提とされていると考えられ、対策の中心は新しい知識の習得よりも既習内容の総復習と説明力の強化に置くのが現実的です。

論理回路とアルゴリズムは手を動かして仕上げる

論理回路の学習では、AND・OR・NOT・XORといった基本ゲートの真理値表を暗記するだけでなく、それらを組み合わせた組み合わせ回路の簡単化や、フリップフロップを用いた順序回路の動作を、実際に回路図を書きながら確認しておくと理解が定着しやすくなります。論理回路は手を動かして理解を定着させる科目である一方で、アルゴリズムとデータ構造では、探索(線形探索・二分探索)や整列(バブルソート・クイックソート等)の基本アルゴリズムについて、処理の流れだけでなく計算量(オーダー)の違いも含めて説明できる状態を目指すと、面接の口頭試問で「なぜその方法を選んだのか」を問われた際にも対応しやすくなります。出身校の授業で使ったプログラミング言語や教材があれば、それを使って基本的なアルゴリズムを実際にコードとして書き直してみる練習も、理解を確認する効果的な方法です。

単位認定制度を意識した既習内容の棚卸し

情報科学科では、編入学前に修得した専門科目の単位のうち、学科の専門科目の学習内容に相当すると判断できるものが個別に認定されます。単位認定の可否は既習内容の説明力にも関わってくるため、この認定作業は出願時点ではなく編入学後に行われますが、面接や口頭試問では「出身校でどの科目をどこまで学んだか」を具体的に説明できることが評価につながるため、対策の一環として、履修してきた専門科目のシラバスや教科書を見直し、単元ごとに理解度を自己点検しておくことをおすすめします。教養基礎・計算機基礎の出題範囲と照らし合わせながら、既習内容のうち手薄な分野を早めに洗い出し、優先順位をつけて学習計画を立てることが、限られた準備期間を有効に使う鍵になります。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

面接・志望理由書・過去問分析(出題予測)

静岡大学情報学部情報科学科の編入試験では、推薦入試・一般入試のいずれでも面接(口頭試問を含む)が必須の評価要素です。過去に出題された試験問題等については、公式サイトの「入試情報の開示」のページで、過去5年分(令和3年度〜令和7年度入試)が開示対象として公開されていると案内されています。開示対象は過去5年分にのぼりますが、開示方法は「窓口での閲覧による(著作権等の関係で、過去問の郵送等は行っていません)」と明記されており、閲覧場所は情報学部教務係窓口、閲覧時間は月曜日から金曜日までの9時00分から17時00分まで(祝祭日等を除く)で、閲覧には学生証・身分証明書の提示が必要です。窓口での閲覧のみでPDF公開等が行われていない点を踏まえると、試験問題等は当該試験実施より1年を経た後に公開される運用で、令和3年度入試は新型コロナウイルス対応のため筆記試験自体を実施していません。

過去問を窓口で確認できない場合の出題予測

過去問は窓口で閲覧できるものの、遠方在住などの事情で直接足を運べない受験生も少なくありません。窓口へ行けない場合は募集要項の記述から出題を予測するしかなく、本記事では募集要項に明記された出題範囲の記述を根拠に、あくまで「募集要項から見た出題予測」として出題内容を整理します。数学は「微分積分、線形代数の中から出題」、計算機基礎は「アルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等の中から出題」と、単元名まで具体的に列挙されているため、この記述をそのまま学習の優先順位表として使うことができます。断定はできませんが、教養基礎の評価基準が「大学2年次程度の学力」とされている点も踏まえると、出題の難易度は大学教養課程で学ぶ標準的な内容が中心になると考えるのが現実的です。

情報科学科の入学者選抜方針に示されたa〜eの5分野(計算機科学の基礎、計算機ネットワーク、人工知能システム、メディア処理、認知科学とヒューマンインタフェース)は、面接の口頭試問で関連知識を問われる際の話題としても意識しておく価値があります。5分野は口頭試問で話題になりうる領域であり、筆記試験の内容を受けてさらに関連知識についての試問を行うと募集要項に明記されているため、教養基礎・計算機基礎で解答した内容について、なぜそう考えたのかを口頭で説明できるよう準備しておくことが重要です。

面接で問われること

一般入試の面接は主に志望動機、意欲、熱意等を評価するもので、教養基礎・計算機基礎の筆記試験終了後、同日14時00分から実施されます。面接では志望動機と既習内容の一貫性が問われる点は共通しており、推薦入試の面接では、教養基礎(英語及び数学)、計算機基礎(アルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等)の中から具体的な問題を用いた口頭試問が行われたうえで、志望動機、意欲、熱意等が評価されます。いずれの入試区分でも、なぜ静岡大学情報学部情報科学科を志望するのか、出身校でのどのような学びを編入後のどの分野につなげたいのかを、記事前半で紹介したアドミッション・ポリシーの4つの求める学生像やa〜eの5分野と結びつけて説明できることが重要です。

推薦入試ならではの面接準備

推薦入試は面接(口頭試問を含む)9時00分から12時30分の間に実施され、一般入試のように事前の筆記試験がありません。面接だけで教養基礎と計算機基礎の理解を示す必要があるため、教養基礎(英語及び数学)、計算機基礎(アルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等)のどの範囲を問われても口頭で説明できるよう、あらかじめ想定問答を用意しておくことが実質的な対策になります。出願資格として「在学中の成績が上位に属し、学校長が責任を持って推薦する」ことが求められている以上、面接では学業成績の裏付けとなる学修姿勢についても具体的なエピソードとともに語れるようにしておくと、志望動機・意欲・熱意という評価基準に説得力を持たせやすくなります。

志望理由書(志望書)の作り込み

出願書類には志望書の提出が求められており、本学所定の様式で作成する必要があります。所定の様式に沿って記入する際は、出身校で学んだ専門科目の内容、なぜ静岡大学情報学部情報科学科への編入を志望するのか、編入後にa〜eの5分野のどの領域を中心に学びたいのかを、できるだけ具体的な科目名や研究テーマとともに書き出しておくと、面接での説明とも一貫性が生まれます。履修科目申告書も出願書類に含まれるため、現在籍校での履修状況を整理する作業と志望書の作成を並行して進めると、既習内容の棚卸しと志望理由の言語化を同時に効率よく進めることができます。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

併願戦略・内部リンク

静岡大学情報学部の編入試験は6月上旬に試験、6月末に合格発表という日程で実施されるため、同じ静岡大学内の他学部や、初夏から夏にかけて試験を行う他大学の編入試験との日程調整がしやすい面があります。静岡大学内の他学部と併願先を比較検討する余地もあり、静岡大学は情報学部のほか人文社会科学部、工学部、農学部などでも3年次編入学試験を実施しており、それぞれ出願資格や試験科目、日程が異なります。

併願を検討するときの視点

他大学との併願先を検討する際は、情報学部情報科学科と同様にアルゴリズムとデータ構造、論理回路、プログラミングといった情報系の専門基礎を試験科目に課す大学を選ぶと、教養基礎・計算機基礎の対策をそのまま活用しやすくなります。出題範囲が近い大学ほど対策を使い回しやすい一方で、大学によって出題範囲の呼び方や重点の置き方(数学寄りか、プログラミングの実技寄りかなど)は異なるため、併願先ごとの募集要項を個別に確認し、共通して対策できる範囲と、その大学固有の対策が必要な範囲を分けて計画を立てることが重要です。静岡大学情報学部は出願期間が令和8年5月7日から5月14日までと1週間強しかなく、書類準備と学習を並行させる必要があるため、併願する場合は各大学の出願期間や試験日が重ならないかも早めに確認しておきましょう。

静岡大学内の他学部との比較

情報系の専門科目に強みを持つ受験生であれば情報学部情報科学科が第一志望になりますが、数学や理科の基礎力を軸に併願先を広げたい場合は、同じ静岡大学の他学部の編入試験も比較検討する価値があります。静岡大学工学部の編入試験静岡大学農学部の編入試験の記事では、学科ごとの出願資格や試験科目の違いを詳しく解説しているため、志望校選びの参考にしてください。学内の他学部記事も出願資格や科目の違いを比較する材料になりますが、同じ大学内であっても学部・学科が変われば出願資格や試験科目の構成は大きく異なるため、募集要項を個別に確認しながら検討を進める必要があります。

社会人として静岡大学への編入を検討している場合は、仕事と受験対策の両立や出願準備の進め方に固有の悩みが生じやすいため、社会人が静岡大学に編入する方法の記事もあわせて確認しておくと、スケジュールの立て方をイメージしやすくなります。仕事との両立スケジュールは社会人受験者に特有の論点ですが、情報科学科の一般入試出願資格には理工系専修学校や高校専攻科修了者向けの区分もあるため、自分がどの区分に該当するかは、社会人向けの一般的な情報だけでなく情報学部の募集要項本文で必ず確認してください。

対策の進め方

静岡大学情報学部情報科学科は募集人員が若干名と少なく、出願期間も5月7日から5月14日までの1週間強と短いため、教養基礎・計算機基礎・面接という3つの柱を、出願期間が始まる前から並行して準備しておくことが対策の骨子です。若干名の枠を短い出願期間で準備する必要があり、微分積分・線形代数、アルゴリズムとデータ構造・機械語と計算機械・論理回路等という出題範囲を独学で総復習するだけでなく、過去問が情報学部教務係窓口での閲覧に限られ配点も数値で公表されていない分、募集要項の記述から出題傾向そのものを読み解く視点を鍛えておく必要があります。こうした読み解きを一人で進めるのが難しい場合は、大学編入対策コースで情報系の専門科目に対応できる講師とともに、a〜eの5分野やアドミッション・ポリシーを軸に想定問答を組み立てていく方法も選択肢になります。静岡大学情報学部以外の編入制度も含めて比較したい場合は大学編入とは完全ガイドで編入学の種類や難易度、費用の全体像を確認しておくと、情報科学科限定・若干名という静岡大学情報学部の位置づけも把握しやすくなります。教養基礎(英語・数学)、計算機基礎(アルゴリズムとデータ構造・機械語と計算機械・論理回路等)、面接(口頭試問を含む)を一つずつ計画的に仕上げていく姿勢が、若干名という限られた枠の中で合格に近づく現実的な道筋になります。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

よくある質問(FAQ)

静岡大学情報学部で3年次編入学試験を実施しているのはどの学科ですか。

公式サイトで確認できる範囲では、情報学部の3学科(情報科学科・行動情報学科・情報社会学科)のうち、3年次編入学試験を実施しているのは情報科学科のみです。3学科のうち編入試験があるのは情報科学科だけである一方で、行動情報学科・情報社会学科については、学科紹介・入試案内のいずれにも編入学試験のページが見当たらず、本記事の調査時点では実施を確認できませんでした。志望する場合は、必ず志望学科が編入学試験を実施しているかどうかを情報学部の公式サイトで確認してください。

専門学校生や4年制大学在学者は推薦入試に出願できますか。

できません。公式サイトの入試Q&Aによれば、専門学校(専修学校専門課程)生は一般入試のみに応募可能で、4年制大学に在籍している人も一般入試のみが対象です。専門学校生と大学在学者は一般入試のみが対象である一方で、推薦入試の出願資格は、高等専門学校・理工系短期大学・高等学校等の専攻科の在学中の成績が上位に属し、出身学校長が責任を持って推薦する人に限られています。

試験科目に配点(点数の比率)はありますか。

令和9年度募集要項には、教養基礎・計算機基礎・面接それぞれについて数値での配点は明記されておらず、「出願書類の審査、面接(口頭試問を含む)等の結果を総合して選抜します」(推薦入試)、「学力検査・面接(口頭試問を含む)・出願書類の審査結果を総合して選抜します」(一般入試)と記載されています。科目ごとの数値配点は公表されておらず総合判定となる代わりに、どの評価方法がどの資質を重視するかを示す「重点評価項目」の表が公表されており、面接だけが知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性という3つの資質すべてを評価する場になっている点が特徴です。

過去問は入手できますか。

静岡大学情報学部は過去5年分(令和3年度〜令和7年度入試)の試験問題等を開示対象としていますが、開示方法は情報学部教務係窓口での閲覧のみで、著作権等の関係から郵送や配布、Web公開は行っていません。窓口での閲覧のみに限られる運用で、閲覧時間は月曜日から金曜日の9時00分から17時00分までで、学生証・身分証明書の提示が必要です。なお令和3年度入試は新型コロナウイルス対応のため筆記試験を実施していません。窓口に行けない場合は、募集要項に明記された数学(微分積分、線形代数)、計算機基礎(アルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等)の出題範囲の記述をもとに学習計画を立てるのが現実的です。

倍率はどのくらいですか。

情報学部が公表している過去3年間の受験状況によると、情報科学科3年次編入学試験(一般・推薦の合計)の倍率は、令和7年度入学が志願者20人・合格者2人で約10.0倍、令和8年度入学が志願者4人・合格者2人で約2.0倍、令和9年度入学が志願者11人・合格者7人で約1.6倍でした。3年間で約1.6倍から約10.0倍まで変動している背景には、募集人員が「若干名」で母数自体が少ないため、年度によって倍率が大きく変動する点に注意が必要です。

試験当日のスケジュールを教えてください。

令和9年度募集要項によれば、試験日は令和8年6月6日(土)で、一般入試は教養基礎が9時00分から10時30分、計算機基礎が11時00分から12時30分、面接が14時00分からの予定です。一般入試は教養基礎・計算機基礎・面接の順で進む一方で、推薦入試は面接(口頭試問を含む)のみで、9時00分から12時30分の間に実施されます。試験開始時刻の30分前までに控室に集合するよう求められています。

合格後、入学までにどのような手続きがありますか。

令和9年度募集要項では、合格発表は令和8年6月30日(火)16時00分の予定で、合格者には令和8年7月31日(金)までに入学確約書の提出が求められます。合格発表から入学確約書の提出まで約1か月という期間で、入学手続きに関する詳細は、入学を確約した合格者に令和8年11月に別途通知されます。必要な納付金は令和8年度実績額で入学料282,000円、授業料(年額)535,800円のほか、情報学部指定のノート型パーソナルコンピュータの共同購入費用として20〜25万円程度(動産保険・代替機貸出を含む)が目安として案内されています。

検定料は返還されますか。

一度納入した検定料は、原則として返還されません。ただし、検定料を払い込んだが本学部に出願しなかった場合、検定料を誤って二重に払い込んだ場合、出願書類に不備等があり出願が受理されなかった場合の3つに限り、所定の検定料返還請求書を試験日の10日前までに(出願不受理の場合は書類返却時に)提出することで返還を請求できます。返還にかかる振込手数料は請求者の負担です。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

まとめ

静岡大学情報学部の編入試験は、情報学部3学科のうち情報科学科だけが実施している3年次編入学試験で、募集人員は推薦入試・一般入試とも若干名です。出願資格は情報工学関連学科を専攻している人に限られ、推薦入試は高専・理工系短大・高校専攻科の在学中の成績上位者が対象、一般入試は大学2年以上在学(62単位以上)、高専・理工系短大・理工系専修学校の卒業(見込)、高校専攻科修了(見込)という5区分のいずれかに該当する人が対象で、情報科学科限定・若干名という狭い枠を争う選抜です

試験科目は、一般入試が教養基礎(英語・数学)、計算機基礎(アルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等)、面接(口頭試問を含む)、推薦入試が面接(口頭試問を含む)のみで、数値の配点は公表されていません。過去3年間の倍率は約1.6倍から約10.0倍まで年度によって大きく変動しており、募集人員が若干名であるがゆえの振れ幅の大きさがうかがえます。この振れ幅の大きさが若干名という募集人員に起因する以上、過去問は窓口閲覧のみで公開範囲が限られているため、募集要項に明記された出題範囲とアドミッション・ポリシーの5分野を根拠に学習計画を組み立て、面接では出身校での学びと志望理由を一貫して語れるよう準備することが、合格可能性を高める現実的な道筋になります。本記事で示した日程・出願資格・倍率は令和9年度募集要項及び公表済みの過去3年分の統計に基づくものであり、実際に出願する際は必ず最新の学生募集要項でご確認ください。

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

目次