ご質問やお問い合わせはお気軽に
滋賀大学の編入試験を徹底解説|経済学部・データサイエンス学部の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

▶ 大学編入対策を志望校別に専門講師とマンツーマンで進めたい方は、大学編入対策コース(無料相談あり)もご覧ください。
滋賀大学は教育学部・経済学部・データサイエンス学部の3学部だけの小規模な国立大学ですが、このうち編入学試験(3年次編入)を実施しているのは経済学部とデータサイエンス学部の2学部だけです。教育学部には編入学試験の制度そのものがありません。さらに滋賀大学は2年次編入を行っておらず、実施されるのはすべて3年次編入です。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料
(費用は一切かかりません)
この記事では、滋賀大学が公表している2027年度(令和9年度)の学生募集要項と、直近(令和8年度)の志願・合格者数の実績をもとに、経済学部とデータサイエンス学部それぞれの募集人員・出願資格・試験科目・日程・倍率を整理します。あわせて、データサイエンス学部が公式に公開している「面接(口頭試問)出題例」から読み取れる出題テーマまで、公表資料の範囲で踏み込んで解説します。
滋賀大学は滋賀県彦根市に本部(彦根キャンパス)を置く国立大学で、経済学部・データサイエンス学部・教育学部の3学部だけで構成される小規模な大学です。学部数が少ないぶん、編入学試験の制度も他大学に比べてシンプルですが、そのシンプルさの中に出願資格・試験科目の学部差という重要な分岐が存在します。
滋賀大学の編入学試験は経済学部とデータサイエンス学部の2学部だけ、しかも3年次のみ
滋賀大学の入試情報サイトを学部ごとに確認すると、編入学試験へのリンクが設置されているのは経済学部とデータサイエンス学部のページだけです。教育学部のページには前期日程・後期日程・学校推薦型選抜(地域枠/一般枠/特技枠)・社会人選抜・実技検査の案内はありますが、編入学試験の項目自体が存在しません。
また、経済学部・データサイエンス学部のどちらも実施しているのは「3年次編入学試験」のみで、2年次編入学試験は行われていません。つまり滋賀大学の編入を志望する場合、選べるのは学部(経済学部かデータサイエンス学部か)だけであり、年次を選ぶという発想自体がありません。この点は、学部によって2年次・3年次が枝分かれする大規模私立大学の編入制度とは前提がまったく異なります。
もう一つ確認しておくべきことがあります。滋賀大学の編入学試験には、他大学に見られるような「社会人編入」「転部・転科」「継続学士入学」といった周辺制度がありません。募集要項に記載されている選抜区分は経済学部・データサイエンス学部とも「3年次編入学試験」の1区分のみで、データサイエンス学部の内部だけ「一般型」と「推薦型」に分かれています。表に複数の制度が混在して倍率が読みにくくなる、という心配は滋賀大学には当てはまりません。
学部別の募集人員と選抜区分【2027年度(令和9年度)】
2027年度(令和9年度)入学者を対象とする募集人員は次のとおりです。
| 学部 | 学科 | 実施年次 | 選抜区分 | 募集人員 |
|---|---|---|---|---|
| 経済学部 | 総合経済学科 | 3年次 | 3年次編入学試験(1区分) | 15名 |
| データサイエンス学部 | データサイエンス学科 | 3年次 | 一般型・推薦型あわせて | 5名 |
データサイエンス学部は「一般型・推薦型あわせて5名」という公表のされ方で、一般型と推薦型それぞれの内訳人数は公開されていません。経済学部の15名に対し、データサイエンス学部は5名と募集規模が3倍近く違う点は、後述する倍率を読むうえでも念頭に置いてください。
受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる
滋賀大学の編入学試験は、経済学部とデータサイエンス学部で出願資格の設計思想がまったく異なります。経済学部は短大・高専卒から現役大学生まで幅広い進路を受け入れる一方、データサイエンス学部は高等専門学校の卒業(見込み)者だけに門戸を絞っています。自分がどちらに出願できるのかを、試験科目を調べる前に確定させてください。
経済学部の出願資格
経済学部3年次編入学試験は、TOEIC公開テスト(Listening & Reading)の公式認定証(2024年7月1日〜2026年7月31日実施分)を出願期間内に提出できることが前提条件です。そのうえで、次のいずれかに該当する必要があります。
- 短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び2027年3月までに卒業見込みの者
- 学士の学位を取得した者及び2027年3月までに学士の学位を取得する見込みの者
- 修業年限4年以上の大学に2年以上在学(休学期間を除く)し、現に3年次以降に進級している者で、62単位以上を修得している者及び2027年3月までに修得見込みの者
- 専修学校の専門課程のうち、修業年限が2年以上でかつ課程の修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上であることを満たすものを修了した者及び2027年3月までに修了見込みの者
- 高等学校・中等教育学校の後期課程及び特別支援学校の専攻科の課程(修業年限が2年以上であること等の基準を満たすものに限る)を修了した者及び2027年3月までに修了見込みの者
- 前各号に掲げる者と同等以上の学力を有すると認められる者
- 外国において前記1〜3の各号に相当する資格(基本的に学校教育の期間を含み14年の課程)を得たと認められる者
ここで見落としやすいのが3号です。現在4年制大学に在学中の学生も、2年以上在学し62単位以上を修得していれば経済学部への出願資格があります。短大・高専からの編入だけでなく、いま通っている大学から進路変更したい現役大学生にも開かれた制度です。ただし3号で出願した場合、2027年3月31日までに62単位以上の修得が確認できないと合格が取り消されるという条件が付いています。単位数がぎりぎりの人は、履修計画の段階で余裕を持たせておくべきです。
4号(専修学校)で出願する場合は在籍する専門課程が基準を満たすことを証明する書類、5号(高校専攻科)で出願する場合は同様に専攻科の課程が基準を満たすことを証明する書類の提出が求められます。6号・7号(同等以上の学力/外国での相当資格)により出願しようとする者は、2026年7月10日までに入試課への事前照会(出願資格の事前審査)が必要です。自分がどの号に該当するか判断に迷う場合は、この事前照会の制度を使って早期に確認しておくことをすすめます。
データサイエンス学部の出願資格
データサイエンス学部3年次編入学試験は、高等専門学校を卒業した者及び2027年3月までに卒業見込みの者だけを対象としています。経済学部のような短大・専門学校・現役大学生ルートはありません。そのうえで「一般型」と「推薦型」の2区分に分かれ、併願はできません。
| 区分 | 出願資格 |
|---|---|
| 一般型 | 高等専門学校を卒業した者及び2027年3月までに卒業見込みの者/本学が定める外部試験(TOEIC公開テストまたはTOEIC IPテスト、統計検定2級以上)のスコアレポート等を出願時に提出できる者 |
| 推薦型 | 2027年3月に高等専門学校を卒業見込みで、所属学科等における3学年・4学年の成績席次が上位20%以内であり、高等専門学校長が責任をもって推薦できる者/外部試験のスコアレポート等を提出できる者/合格した場合は入学を確約できる者 |
推薦型は「上位20%以内」という校内順位の基準と「合格したら入学を確約する」という専願の縛りが付く代わりに、書類選考の配点が一般型より重くなります(配点は後述)。一般型は統計学の試験結果も評価対象になりますが、推薦型は英語外部試験のスコアと書類選考・面接のみで判定されます。
高専生は経済学部とデータサイエンス学部を併願できるのか
高等専門学校の卒業見込者であれば、経済学部・データサイエンス学部のどちらの出願資格も満たせます。しかも後述するとおり、データサイエンス学部の選抜(出願5月・選考6月)と経済学部の選抜(出願8月・選考10月)は時期が重ならないため、日程上は両方に出願することが可能です。ただしデータサイエンス学部は統計検定2級のスコアレポートが必要になるなど、経済学部(TOEICのみ)とは準備するものが異なる点に注意してください。
求める学生像(アドミッション・ポリシー)を確認する
試験科目や志望理由書の準備に入る前に、滋賀大学が学生募集要項で公表している各学部のアドミッション・ポリシー(求める学生像)を確認しておくべきです。書類選考・面接は、ここに書かれた資質と志望理由書・面接での受け答えが整合しているかを見る性格が強いためです。
経済学部が求める学生像
経済学部の学生募集要項には、次の4点が「求める学生像」として明記されています。
- 経済学部で学ぶために必要な基礎的知識、論理的思考力と表現力、コミュニケーション能力をもつ人
- 経済学部における知の探究と創造に意欲と能力のある人
- 意識・知識・見識を身につけた専門職業人を目指す人
- 国際社会・地域社会の課題の発見とその解決に主体的に取り組む意欲のある人
書類選考・面接の配点比重が高い経済学部では、志望理由書の中でこれら4点のどれに自分が当てはまるかを具体的なエピソードで示せるかが評価に直結します。
データサイエンス学部が求める学生像
データサイエンス学部は、文理を問わない資質を求めている点が特徴です。募集要項には次のように記載されています。
- 高等学校の様々な教科・科目の学習を通して、バランスよく、文・理の基礎的知識を身に付けてきた、潜在性豊かな人
- コミュニケーション能力を有し、多様な人々と協働して、理想の未来に向けた価値創造に貢献したい人
- 物事を筋道立てて考えることができ、人間社会や自然の現象を数理的に分析することに関心のある人
- 情報ネットワーク、プログラミング、コンピュータグラフィックス(視覚化)などに関心がある人
「データサイエンスの応用領域は自然科学分野ばかりではなく、むしろ人文・社会科学系分野が多く含まれるため、文理両方の素養を身に付ける必要がある」というのが大学の説明です。実績報告レポートでは、プログラミングやデータ分析の実績だけでなく、文系分野の課題にどう数理的な視点を持ち込んだか、といった切り口も評価対象になり得ます。
試験科目・選抜方法【経済学部】
経済学部3年次編入学試験に、教科の筆記試験はありません。TOEIC公開テストのスコアと出願書類による第1次選考(書類選考)、その通過者に対する面接による第2次選考の二段階です。
| 選考 | 内容 | 配点 | 満点 |
|---|---|---|---|
| 第1次選考 | TOEIC公開テスト(Listening & Reading) | 200点 | 500点 |
| 書類選考(志望理由書等) | 300点 | ||
| 第2次選考 | 第1次選考の成績 | 500点 | 800点 |
| 個人面接 | 300点 |
第1次選考はTOEICのスコアと書類選考(志望理由書等)の合計500点で判定され、通過者だけが第2次選考の個人面接に進みます。第2次選考は第1次選考の得点をそのまま持ち越して合算するため、第1次選考でつまずくと面接だけで挽回することはできません。出願書類のうち提出が必要なのは志望理由書(所定様式)で、出願資格3号(現役大学生ルート)で出願する場合は在学期間証明書・後期(秋学期)履修予定授業科目表も必要です。
経済学部の面接試験・受験上の注意事項
第2次選考(面接)は彦根キャンパスで実施されます。募集要項には受験上の注意事項として、試験場の下見が2026年10月9日(金)14時〜17時に開放されること(建物内への立ち入りは不可)、携帯電話・スマートフォン・音楽プレーヤーなどの音の出る機器や腕時計型端末等の電子機器類は試験室に入る前に電源を切ってかばん等に入れること、が明記されています。宿泊施設のあっせんは行われないため、遠方から受験する場合は自分で宿泊を確保する必要があります。
試験科目・選抜方法【データサイエンス学部】
データサイエンス学部は、書類選考・外部試験の成績・口頭試問を含む面接試験によって一括して判定します。一般型と推薦型で配点の内訳が異なります。
| 教科等 | 一般型 | 推薦型 |
|---|---|---|
| 書類選考(推薦書・志望理由書・実績報告レポート・成績証明書等) | 50点 | 150点 |
| 統計学(統計検定2級のスコア。準1級以上合格者は満点) | 100点 | ―(対象外) |
| 英語(TOEIC公開テスト又はTOEIC IPテストのスコアを100点満点に換算) | 100点 | 100点 |
| 面接(数学の口頭試問を含む) | 100点 | 100点 |
| 合計 | 350点 | 350点 |
面接は「数学に関する口頭試問と、提出された志望理由書等に基づく質問」という構成です。大学は口頭試問の出題範囲を「国立高等専門学校機構 モデルコアカリキュラムの『I.数学』」と明記しており、出題範囲が公式に特定されている点は対策上の大きな手がかりになります。出願書類は志望理由書・実績報告レポート(データ分析やプログラミングの経験・実績について記入。図や写真の使用可)が中心で、推薦型はこれに加えて出身高専の校長が作成した推薦書が必要です。
データサイエンス学部の面接試験・受験上の注意事項
面接は彦根キャンパスで実施され、試験場の下見は2026年6月12日(金)14時〜17時に開放されます(建物内への立ち入りは不可)。受験者は試験開始30分前までに面接控室へ入室することとされており、経済学部(試験開始15分前)より早い集合が求められます。携帯電話等の電子機器の電源を切ってかばん等に入れておくこと、宿泊のあっせんは行わないことは経済学部と共通です。
出願書類は学部でどう違うか
書類選考の配点が大きい滋賀大学の編入試験では、出願書類そのものの作り込みが合否を左右します。学部で提出書類の構成が異なるため、それぞれ確認しておきます。
| 学部 | 提出書類(共通分・抜粋) |
|---|---|
| 経済学部 | 入学志願票/志望理由書(所定様式)/TOEIC公開テストの公式認定証/〔出願資格3号のみ〕在学期間証明書・成績証明書等・履修中の授業科目と単位数を証明する書類・後期(秋学期)履修予定授業科目表/〔出願資格1・2号のみ〕卒業(見込)証明書等・成績証明書等 |
| データサイエンス学部 | 入学志願票/志望理由書(所定様式)/実績報告レポート(所定様式。データ分析・プログラミングの経験や実績。図や写真の使用可)/卒業(見込)証明書/成績証明書/TOEIC公開テスト公式認定証又はTOEIC IPテストのスコアレポート/〔一般型のみ〕統計検定2級以上の試験結果レポート又は合格証/〔推薦型のみ〕推薦書(出身高専校長が作成し厳封) |
経済学部は出願資格の号(短大・高専卒/学士/現役大学生など)によって追加提出書類が変わる点に注意してください。とくに出願資格3号(現役大学生ルート)で出願する場合は、在学期間証明書や履修予定授業科目表など、他の号にはない書類が必要になります。
データサイエンス学部の実績報告レポートは、データ分析やプログラミングに関するこれまでの経験・実績を記入する書式で、図や写真を用いてもよいとされています。単位や資格の証明書類とは性格が異なり、自分の取り組みをどう見せるかという構成力が問われる書類です。志望理由書とあわせて、出願期間に入る前の早い段階で準備を始めることをすすめます。
英語は両学部とも「TOEICの外部試験スコアのみ」で決まる
経済学部・データサイエンス学部のどちらにも共通する重要な構造があります。英語の得点は試験当日ではなく、出願時点で提出するTOEICスコアによってあらかじめ確定しているという点です。両学部とも独自の英語筆記試験は実施していません。
経済学部は、2024年7月1日〜2026年7月31日に実施されたTOEIC公開テストの結果(200点/500点満点)を第1次選考で用います。データサイエンス学部は出願開始日から2年以内に実施されたTOEIC公開テスト又はTOEIC IPテストのスコアを100点満点に換算します(データサイエンス学部はTOEIC Programオンラインテストの成績は不可)。
この構造が意味するのは、直前期に英語を伸ばして逆転するという戦い方が成立しないということです。したがって対策の順番は、まずTOEICのスコアを出願に間に合う日程で確定させ、残りの期間を経済学部なら志望理由書と面接、データサイエンス学部なら統計検定2級・実績報告レポート・数学の口頭試問対策に振り分けるのが合理的です。
加えてデータサイエンス学部の一般型は、統計検定2級のスコアレポートも出願時点で確定させる必要があります(不合格でも提出は必須、準1級以上合格者は満点扱い)。英語だけでなく統計学の評価軸も試験当日ではなく出願前に決着している点が、経済学部との大きな違いです。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料
(費用は一切かかりません)
日程・スケジュール【2027年度(令和9年度)】
経済学部とデータサイエンス学部は、出願から合格発表までの時期がまったく重なりません。データサイエンス学部が春(5〜6月)、経済学部が秋(8〜10月)に実施されます。
| 学部 | 出願期間 | 選考・発表 |
|---|---|---|
| データサイエンス学部 | 2026年5月25日(月)〜5月29日(金) | 選考(面接):2026年6月13日(土)/合格者発表:2026年6月19日(金) |
| 経済学部 | 2026年8月20日(木)〜8月26日(水) | 第1次選考:書類選考(TOEIC+書類)/第1次通過者発表:2026年10月2日(金)/第2次選考(面接):2026年10月10日(土)/第2次合格者発表:2026年10月23日(金) |
入学検定料はどちらの学部も30,000円で、支払い方法・出願手続は「滋賀大学インターネット出願サイト」によるインターネット出願のみです。両学部とも出願期間が5〜7日間ときわめて短いため、TOEIC・統計検定のスコア確定と志望理由書等の作成は、出願期間に入る前に終わらせておく必要があります。入学料・授業料は両学部共通で、入学料282,000円、授業料267,900円(前期分・年額535,800円)です(金額は改定される場合があります)。
出願はインターネット出願サイトでのアカウント作成・出願内容登録・入学検定料の支払いを行ったうえで、出願書類一式を出願期間内必着で書留速達により郵送して完了となります。インターネット出願サイトでの登録と検定料の支払いだけでは出願は完了していません。また入学検定料の支払い後は登録内容(連絡先など)の変更ができず、修正するには再度出願内容の登録からやり直す必要があるため、支払い前の確認画面で誤りがないか十分に確認するよう募集要項は注意を促しています。
入学検定料の返還は、第1次選考(書類選考)の不合格者に所定の手続で一部を返還する場合(経済学部)、検定料を払い込んだが出願しなかった場合、誤って二重に払い込んだ場合に限られ、それ以外の理由では返還されません。
入学手続終了時に入学定員に満たなかった場合は、両学部とも追加合格者を発表することがあるとされています。連絡は入学手続日(2026年11月11日)16時以降に大学から直接電話で行われる形式です。データサイエンス学部のように志願者数が募集人員を下回る年度がある学部では、この追加合格の可能性も念頭に置いておいてよいでしょう。
合格発表の確認方法も共通しています。大学ホームページ上に合格者の受験番号が掲載されますが、これはあくまで情報提供サービスの一環であり、正式な通知は郵送される合格通知書です。電話等による合否結果の問い合わせには応じないと明記されているため、発表日にホームページで受験番号を確認したうえで、合格通知書の到着を待つ流れになります。経済学部はこれに加えて、第1次選考結果(2026年10月2日)についても同様にホームページ掲示と通知書郵送の両方で知らされます。
データサイエンス学部の受験票は6月4日以降、経済学部の受験票は9月2日以降にインターネット出願サイトからダウンロードする形式です。両学部とも入学手続日は2026年11月11日(水)に設定されています。
受験上の配慮・入学検定料免除の特例
障害等により受験上及び修学上の配慮を必要とする可能性がある場合、両学部とも配慮申請書の提出による事前相談の制度があります。提出期限は経済学部が2026年7月17日、データサイエンス学部が2026年5月22日で、出願期間より前に設定されています。配慮が必要になりそうな場合は、出願準備と並行して早めに大学へ相談してください。
また滋賀大学は、大規模な災害発生に伴う被害に対して入学検定料免除の特例措置を設けています。該当する可能性がある場合は、出願前に入試課へ連絡するよう募集要項に案内があります。
入学試験個人成績の開示
滋賀大学は、編入学試験の個人成績を受験者本人に限り開示する制度を設けています。開示されるのは段階評価(経済学部は第1次選考・第2次選考それぞれについて、合格者はA、不合格者の上位2分の1はB、下位2分の1はC)で、点数そのものではありません。申込期間は2027年5月10日〜6月4日で、受験票または合格通知書の提出が必要です。不合格だった場合に自分がどの段階にいたかを知る手段として利用できます。
倍率・難易度【令和8年度の実績】
ここからが、滋賀大学の編入を考えるうえで最も重要なパートです。滋賀大学は各学部の学生募集要項の巻末に、前年度(令和8年度)の3年次編入学者選抜状況を公表しています。以下はその実績です。
先に一点、数字の読み方について注意しておきます。滋賀大学が公表しているのは「募集人員・志願者数・(第1次)合格者数・入学者数」で、「受験者数」は経済学部・データサイエンス学部とも別項目としては公表されていません。したがって本記事で示す倍率は、志願者のうち実際に受験した人数ではなく、志願者数を分母とした「志願倍率」(志願者数÷合格者数)である点をご了承ください。
また、ここでいう「令和8年度」の実績は、2026年度(令和8年度)入学者を対象に実施された編入学試験の結果を指します。本記事で解説している2027年度(令和9年度)入学者向けの募集要項に、直近1年度分の実績として掲載されているものです。滋賀大学の募集要項は、公開されている前年度分の実績が1年度分のみで、複数年度の推移を要項単体から追うことはできません。
経済学部の実績
| 学科 | 募集人員 | 志願者数 | 第1次選考合格者数 | 最終合格者数 | 入学者数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総合経済学科 | 15名 | 57名 | 31名 | 23名 | 17名 |
志願者57名に対して最終合格者23名で、志願者数を最終合格者数で割った志願倍率はおよそ2.5倍です。第1次選考(TOEIC+書類、500点満点)の得点は、平均363.8点・最高424.0点・最低329.0点でした。57名の志願者のうち31名(約54%)が第1次選考を通過し、そこから23名(第1次通過者の約74%)が最終合格に至っています。第1次選考の段階で半分近くが絞り込まれ、面接に進んだ後の合格率は比較的高いという構造が読み取れます。
データサイエンス学部の実績
| 区分 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 入学者数 |
|---|---|---|---|---|
| 一般型 | 5名(一般型・推薦型あわせて) | 4名 | 3名 | 1名 |
| 推薦型 | 0名 | 0名 | 0名 | |
| 合計 | 4名 | 3名 | 1名 |
データサイエンス学部は募集人員5名に対して志願者が一般型4名・推薦型0名の合計4名で、募集人員を志願者数が下回っています。そのうえで合格者は3名にとどまり、入学者は1名でした。合格者が10名以下のため、募集要項では試験成績(平均点・最高点・最低点)は開示されていません。
両学部とも学科は1つしかありません(経済学部=総合経済学科、データサイエンス学部=データサイエンス学科)。したがって法政大学のような学科別の倍率内訳は存在せず、ここに示した数字がそのまま学部全体の実績です。志望学科を選ぶ余地がないぶん、比較検討すべき変数は「学部」と「出願資格に自分が該当するか」の2つに絞られます。
経済学部とデータサイエンス学部、どちらが入りやすいのか
数字だけを比べると、経済学部は志願57名に対し最終合格23名(倍率約2.5倍)、データサイエンス学部は志願4名に対し合格3名(倍率約1.3倍)と、データサイエンス学部のほうが低倍率に見えます。しかしこの比較には慎重になるべき理由が2つあります。
ひとつは、出願できる母集団の大きさがそもそも違うことです。経済学部は短大・高専卒から現役大学生まで幅広い層が出願対象ですが、データサイエンス学部は高等専門学校の卒業見込者に限定されています。母集団が狭いぶん志願者数も少なくなるのは当然で、単純な倍率比較には意味がありません。
もうひとつは、母数が極端に小さいことです。データサイエンス学部の令和8年度実績は志願者わずか4名で、この4名という小さな数字から翌年度以降の傾向を予測するのは危険です。推薦型に至っては志願者0名でした。募集人員5名に対して志願者4名という「定員割れ」に近い状態が今後も続くとは限りません。単年度の数字は参考値として扱い、出願資格を自分が満たしているかどうかを優先して判断してください。
なお経済学部についても、大学は募集人員を「入学を認めることのできる最大の人数であり、出願者の中から必ずその人数を合格とするものではありません」という位置づけで公表しています。募集人員15名に対して最終合格23名という令和8年度の実績は、この年度にかぎり募集人員を上回る合格者を出したことを示しており、募集人員の数字をそのまま合格枠と読むべきではないことが分かります。
単位認定と修業年限
編入後にどれだけ単位が認定されるかは、卒業までの負担に直結します。滋賀大学は経済学部・データサイエンス学部とも、編入学者は3年次に編入し卒業までに2年以上在学することを要するとしたうえで、認定単位数を公表しています。
| 学部 | 卒業要件単位数 | 一括認定される単位数 | 卒業までに追加で必要な単位数 |
|---|---|---|---|
| 経済学部 | 126単位 | 58単位 | 68単位 |
| データサイエンス学部 | 128単位 | 59単位 | 69単位 |
どちらの学部も、卒業要件の半分弱にあたる単位が出身校での修得単位として一括認定され、残りの約7割弱を編入後2年間で修得する設計です。データサイエンス学部については、出願時点で統計検定2級以上に合格していない合格者に対し、入学(2027年4月)までに2級合格を目指した準備をし、その試験結果レポートを2027年3月31日までに提出することを推奨する旨が募集要項に明記されています。統計検定2級は出願資格そのものではなく合格を推奨する事項として扱われている点に注意してください(一般型の出願資格としては「統計検定2級の試験結果レポート」の提出が必須で、合否は問われません)。
過去問はどこまで手に入るか
編入試験の対策で最大の障害になりやすいのが過去問の入手ですが、滋賀大学の経済学部とデータサイエンス学部では、この論点自体の性格が学部で大きく異なります。
経済学部には、そもそも「過去問」に相当する筆記試験がありません。選考はTOEICのスコアと書類選考、面接だけで構成されており、大学が独自に出題する筆記問題は存在しません。したがって経済学部の対策で過去問を探す必要はなく、TOEICのスコアづくりと志望理由書・面接の準備に集中するのが正しい対策の方向です。
一方、データサイエンス学部は「面接(口頭試問)出題例」という形で、過去に出題した問題の実例を大学が公式に公開しています。2023年11月公開分・2024年11月公開分・2025年6月公開分の3回分がPDFで公表されており、これは編入学試験の出題実例を複数年度にわたって確認できる、他大学では珍しい公開姿勢です。
なお滋賀大学は「学部入試の試験問題」という過去問公開ページを別に設けていますが、ここに掲載されているのは一般選抜(前期・後期日程)、データサイエンス学部の総合型選抜、経済学部の学校推薦型選抜・社会人選抜の問題であり、編入学試験の問題はこのページの対象に含まれていません。編入学試験の出題実例を探す場合は、一般入試の過去問ページではなく、データサイエンス学部の3年次編入学試験ページに掲載されている「面接(口頭試問)出題例」を確認してください。
公開されている面接(口頭試問)出題例から読み取れる出題テーマ
ここからは、データサイエンス学部が公開している3回分の「面接(口頭試問)出題例」をもとに、出題テーマと形式を整理します。問題文そのものは掲載できないため、テーマと形式、そこから導ける対策の方向を中心に解説します。
出題例1(2023年11月公開分)|線形代数と解析からあわせて4題
1回目の公開分は「線形代数」から2題、「解析」から3題の構成でした。線形代数の1題目は2次の対称行列を題材に固有値と固有ベクトルを求める問題、2題目は4次の対称行列を使った連立1次方程式について解が一意に定まる条件と、その条件を満たさない場合に解を持つかどうかを調べさせる問題です。解析は、定積分を求める問題、多数の極小値を持つ2変数関数の最小点の求め方を説明させる問題、重積分の計算問題、対数関数のグラフを描かせる問題、標準正規分布の密度関数を全区間で積分すると1になることを示させる問題という5系統が並んでいます。
出題例2(2024年11月公開分)|偏微分方程式の常微分方程式への還元と行列式の証明
2回目の公開分は「線形代数」1題・「解析」1題の計2題です。解析の問題は、平面極座標の動径 r の関数として表される2変数関数が満たすラプラス方程式(偏微分方程式)を、r に関する常微分方程式に書き換えさせたうえで、その常微分方程式の解の性質(ある積が r によらない定数になること)を示させる構成でした。線形代数の問題は、正方行列が正則であるための必要十分条件が行列式が0でないことであるという命題を、余因子行列と単位行列の関係式を使って証明させる問題です。
出題例3(2025年6月公開分)|線形微分方程式と広義積分、正方行列の可換性
3回目の公開分も「解析」1題・「線形代数」1題の計2題です。解析の問題は、1階線形微分方程式の解を求めさせたうえで、その解を0から無限大まで広義積分した値を求めさせる問題でした。線形代数の問題は、n次正方行列に関する2つの小問からなり、特定の1成分だけが1でそれ以外が0であるn次正方行列との積の成分を求めさせる問題と、任意のn次正方行列と可換であるならばその行列が単位行列の定数倍になることを証明させる問題という構成です。
3回分の出題テーマから見える傾向
3回分に共通しているのは、「線形代数」と「解析」からそれぞれ出題されるという構成の一貫性です。線形代数では固有値・固有ベクトル、連立1次方程式の可解性、行列式と正則性の関係、行列の可換性といった、高専の数学カリキュラムにおける行列・線形空間の基本的な定理の理解と証明力が繰り返し問われています。解析では定積分・重積分といった計算問題に加え、偏微分方程式を常微分方程式に帰着させる問題や、広義積分の収束性を扱う問題など、単なる計算にとどまらず微分方程式・多変数関数への応用力を確認する出題が目立ちます。
ここで区別しておきたいのが、出願資格として提出する「統計検定2級」と、面接で出題される「線形代数・解析」の関係です。統計検定2級は大学基礎統計学のレベルを認定する外部試験で、確率分布や仮説検定、回帰分析などが出題範囲になります。一方、面接の口頭試問で問われているのは統計学そのものではなく、線形代数と微分積分という、統計学を学ぶ土台になる数学の基礎です。つまりデータサイエンス学部を受ける場合、統計検定2級の対策だけでは口頭試問の範囲をカバーできず、線形代数・微分積分の基礎固めを別枠で行う必要があります。
面接の実施要領として大学が公表している注意事項も対策上重要です。下見時間が設定されており、下見時間中は計算・下書き用にコピー用紙をメモ用紙として必要な枚数だけ利用でき、この課題用紙とメモ用紙は面接室への持ち込みが認められています。つまり口頭試問は、その場で初見の問題を解く形式でありながら、下見時間中に方針を練ってメモを残せるという構造です。問題を見てから解答方針を組み立てる練習を、時間を計って行っておく価値があります。
経済学部志望者に口頭試問対策は不要
経済学部は面接がありますが、内容は「志望理由書等に基づく質問」であり、データサイエンス学部のような数学の口頭試問は含まれません。経済学部志望者が線形代数・解析の対策に時間を割く必要はなく、TOEICのスコアづくりと志望理由書の練り込みに集中してください。
過去問から導ける学習の順番
データサイエンス学部を志望する場合、公開されている出題例をふまえると次の順番で準備を進めるのが合理的です。
- 公開されている3回分の面接(口頭試問)出題例のテーマを確認し、線形代数(固有値・固有ベクトル、連立方程式の可解性、行列式と正則性、行列の可換性)と解析(定積分・重積分、微分方程式、広義積分、多変数関数の最小値)の分野をそれぞれ洗い出す
- 高専の数学カリキュラム(モデルコアカリキュラム「I.数学」)の該当範囲を教科書レベルで復習する
- 統計検定2級の対策を並行して進める(一般型は出願資格として必須、準1級以上に合格していれば満点扱いになる)
- 下見時間中にメモを取りながら方針を組み立てる練習を、時間を計って行う
- 実績報告レポート(データ分析・プログラミングの経験や実績)と志望理由書の作成に、口頭試問対策と並行して時間を配分する
本節で扱った出題テーマは、いずれもデータサイエンス学部が公式に公開している2023年11月・2024年11月・2025年6月公開分の「面接(口頭試問)出題例」に基づいています。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料をご自身で確認してください。
併願をどう組むか
データサイエンス学部(出願5月・選考6月)と経済学部(出願8月・選考10月)は選考時期が重ならないため、高専生であれば日程上は両学部への出願が可能です。ただし出願資格と評価される科目が異なるため、対策を単純に一本化できるわけではありません。データサイエンス学部はTOEICに加えて統計検定2級のスコアと数学の口頭試問が必要になる一方、経済学部はTOEICと書類・面接のみです。両学部を併願する場合は、まずTOEICのスコアを両学部共通の武器として早期に確定させ、そのうえでデータサイエンス学部向けの統計検定・数学対策と、経済学部向けの志望理由書対策を並行して進める組み立てが現実的です。
費用面では、入学検定料は1出願あたり30,000円で、両学部に出願すれば単純計算で60,000円かかります。データサイエンス学部の選考(6月)で結果が出たあとに経済学部(8月出願)の準備方針を固める、という順序で進めれば、データサイエンス学部の面接での手応えを踏まえて経済学部の志望理由書に反映させることもできます。
なお、短期大学や専門学校からの編入、あるいは現役の4年制大学生からの進路変更を考えている場合、データサイエンス学部は出願資格の対象外(高等専門学校卒業者限定)になるため、選べるのは経済学部だけです。自分の出身校・在籍状況によって、そもそも選択肢が1つしかないケースがある点は、併願を検討する前に確認しておいてください。
滋賀大学編入の志望理由書の書き方については、当サイトで滋賀大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイントを別途まとめています。学部によって書式が大きく異なる点も含めて解説していますので、あわせて参照してください。
また、社会人として滋賀大学への編入を検討している場合は、経済学部・データサイエンス学部いずれも社会人向けの特別選抜は用意されておらず、一般の編入学試験の出願資格を満たして挑戦する形になります。詳しくは社会人が滋賀大学に編入する方法|両立スケジュールと出願準備で解説しています。
よくある質問
滋賀大学に編入するのは難しいですか。
学部によって条件がまったく異なります。令和8年度の実績では、経済学部は志願57名に対して最終合格23名(志願倍率約2.5倍)、データサイエンス学部は志願4名に対して合格3名(志願倍率約1.3倍)でした。ただしデータサイエンス学部は高等専門学校卒業見込者に出願資格が限定されているため、母集団の大きさが異なる2つの数字を単純に比較して難易度を語ることはできません。
滋賀大学は2年次編入を実施していますか。
実施していません。経済学部・データサイエンス学部とも、編入学試験は3年次編入のみです。2年次から滋賀大学に入学する制度自体がありません。
教育学部に編入できますか。
できません。滋賀大学の入試情報サイトを確認すると、教育学部には前期日程・後期日程・学校推薦型選抜・社会人選抜・実技検査の案内はありますが、編入学試験の項目自体が用意されていません。編入学試験を実施しているのは経済学部とデータサイエンス学部の2学部だけです。
データサイエンス学部に高専以外から編入できますか。
できません。データサイエンス学部3年次編入学試験の出願資格は「高等専門学校を卒業した者及び卒業見込みの者」に限定されています。短期大学や専門学校、現役の4年制大学生を対象とするルートはありません。幅広い進路から出願できるのは経済学部です。
経済学部に現役の大学生でも出願できますか。
出願できます。修業年限4年以上の大学に2年以上在学(休学期間を除く)し、現に3年次以降に進級していて62単位以上を修得している(見込みを含む)者は、出願資格の対象に含まれています。短大・高専からの編入だけでなく、いま在学中の大学から進路を変えたい現役大学生にも開かれた制度です。
英語はTOEIC以外の試験でも出願できますか。
経済学部はTOEIC公開テスト(Listening & Reading)の公式認定証のみが対象で、他の英語外部試験は認められていません。データサイエンス学部はTOEIC公開テストまたはTOEIC IPテストのスコアが対象で、TOEIC Programオンラインテストの成績は利用できません。どちらの学部もTOEFLやIELTS等は評価対象になっていません。
統計検定2級に合格していないとデータサイエンス学部の一般型に出願できませんか。
出願はできます。一般型は統計検定2級の試験結果レポートの提出が必須ですが、合否は問われません。不合格であっても出願は可能です。ただし統計検定準1級又は1級(統計数理)に合格している場合は、統計学の得点を満点として扱うという優遇があります。
過去問はどこで手に入りますか。
データサイエンス学部は「面接(口頭試問)出題例」として2023年11月・2024年11月・2025年6月公開分の3回分をPDFで公式公開しています。出題範囲は国立高等専門学校機構モデルコアカリキュラムの「I.数学」と明記されています。経済学部は独自の筆記試験自体が存在しないため、対応する過去問はありません。
データサイエンス学部の一般型と推薦型は併願できますか。
併願できません。募集要項に「一般型と推薦型は併願することができません」と明記されています。推薦型で出願するには、所属学科等の3学年・4学年の成績席次が上位20%以内で高専校長の推薦が得られること、合格した場合に入学を確約できることが条件です。
編入後、何単位くらい追加で取る必要がありますか。
経済学部は卒業要件126単位のうち58単位が一括認定され、残り68単位を編入後に修得します。データサイエンス学部は卒業要件128単位のうち59単位が一括認定され、残り69単位を修得します。どちらも卒業要件の半分弱が出身校の単位で認定される設計です。
不合格だった場合、自分の成績を確認できますか。
確認できます。滋賀大学は受験者本人に限り入学試験個人成績を開示する制度を設けています。ただし開示されるのは段階評価(合格者・不合格者上位2分の1・下位2分の1)で、点数そのものではありません。申込期間は例年5月10日〜6月4日です。
経済学部とデータサイエンス学部、どちらを目指すべきですか。
まず出願資格で決まります。高等専門学校卒業(見込み)者はどちらにも出願できますが、短大・専修学校・現役の4年制大学生(62単位以上)はデータサイエンス学部には出願できず、経済学部が唯一の選択肢になります。両方に出願資格がある場合は、TOEICに加えて統計検定2級・数学の口頭試問まで準備できるか(データサイエンス学部)、それとも志望理由書と面接に集中したいか(経済学部)という、準備できる科目の幅で選ぶのが実務的です。
経済学部とデータサイエンス学部を1枚で比較する
ここまで解説してきた内容を、学部間の比較表として整理します。志望学部を最終決定する前の確認用にご利用ください。
| 項目 | 経済学部 | データサイエンス学部 |
|---|---|---|
| 実施年次 | 3年次のみ | 3年次のみ |
| 募集人員 | 15名 | 一般型・推薦型あわせて5名 |
| 出願対象 | 短大・高専・専修学校・現役大学生(62単位以上)など幅広い | 高等専門学校卒業(見込)者のみ |
| 英語 | TOEIC公開テストのみ(200点/500点) | TOEIC公開テスト又はTOEIC IPテスト(100点/350点) |
| 英語以外の筆記試験 | なし | 統計検定2級(一般型のみ・100点) |
| 面接 | 個人面接(志望理由書に基づく質問・300点) | 数学の口頭試問+志望理由書に基づく質問(100点) |
| 出願期間 | 2026年8月20日〜26日 | 2026年5月25日〜29日 |
| 合格発表 | 2026年10月23日 | 2026年6月19日 |
| 令和8年度実績(志願/合格) | 57名/23名(志願倍率約2.5倍) | 4名/3名(志願倍率約1.3倍) |
| 入学検定料 | 30,000円 | 30,000円 |
| 一括認定単位数 | 58単位(卒業要件126単位中) | 59単位(卒業要件128単位中) |
| 過去問の公開状況 | 筆記試験自体が無い | 面接(口頭試問)出題例を3回分公式公開 |
まとめ
滋賀大学の編入学試験について、募集要項と実績データから確認できることを整理します。
まず、編入学試験(3年次編入)を実施しているのは経済学部とデータサイエンス学部の2学部だけで、教育学部には制度自体がありません。また両学部とも3年次編入のみで、2年次編入は実施されていません。
次に、出願資格の設計が学部で対照的です。経済学部は短大・高専卒から現役の4年制大学生まで幅広い層を受け入れる一方、データサイエンス学部は高等専門学校の卒業(見込み)者だけに限定し、そのなかで一般型と推薦型に分かれます。
英語については両学部ともTOEICの外部試験スコアのみで判定され、当日の筆記試験はありません。データサイエンス学部の一般型はさらに統計検定2級のスコアも出願時点で確定させる必要があります。試験当日に残るのは、経済学部が志望理由書に基づく面接、データサイエンス学部が数学の口頭試問を含む面接です。
倍率は令和8年度実績で経済学部が志願倍率約2.5倍、データサイエンス学部が約1.3倍でしたが、出願できる母集団の大きさと母数の小ささを考えると単純比較はできません。データサイエンス学部は志願者数が募集人員を下回っており、単年度の数字を難易度の指標として過信しないことが重要です。
最後に、データサイエンス学部は面接(口頭試問)の出題例を3回分公式公開しており、線形代数と解析からの出題テーマ・形式を事前に把握できます。経済学部にはそもそも筆記試験がないため、両学部を正しく区別して対策を組むことが、滋賀大学編入の第一歩になります。
もう一つ押さえておきたいのは、両学部とも書類選考・面接の比重が大きく、当日の一発勝負の筆記試験で決まる制度ではないという点です。経済学部は志望理由書、データサイエンス学部は志望理由書に加えて実績報告レポートが、アドミッション・ポリシーに沿った内容になっているかが問われます。TOEIC(データサイエンス学部一般型はこれに統計検定2級も加わる)のスコアづくりを早期に終わらせ、残りの期間を書類の完成度と面接対応に充てるという準備の型は、両学部に共通しています。
本記事の数値は滋賀大学が公表する2027年度(令和9年度)学生募集要項および令和8年度の志願・合格者数一覧に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず滋賀大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。
より詳しい学部別の解説は、当サイトの滋賀大学経済学部の編入試験を徹底解説と滋賀大学データサイエンス学部の編入試験を徹底解説もあわせてご覧ください。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料
(費用は一切かかりません)



