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法政大学国際文化学部の編入試験を徹底解説!|倍率・日程・対策

こんにちは。スプリング・オンライン家庭教師です。

法政大学 国際文化学部への編入学を検討されている方から、私たちは毎年多くのご相談をいただきます。その際、法政大学の他の学部とは異なる、国際文化学部特有の入試制度についてご説明すると、驚かれる方が少なくありません。

「大学2年生ですが、法政の国際文化学部に編入したいです」

「短大から法政の国際文化学部を目指しています」

「試験科目は英語(外部)と論文だけと聞きました」

もし、あなたが今このように考えているなら、一度立ち止まってこの記事を読んでみてください。国際文化学部の編入試験は、他の学部とは大きく異なる点がいくつかあるためです。

他の学部の情報と混同しやすいため、注意が必要なポイントがいくつかあります。

この記事では、法政大学が公式に発表している「2026年度 法政大学 編入学試験要項」という公式情報に基づき、法政大学 国際文化学部 編入試験の「本当の姿」を、どこよりも詳細に、そして正確に解説します。

監修者

佐々木乃愛 講師

編入試験のプロ講師。千葉大学をGPA 3.8/4.0で卒業後、法科大学院を経て司法試験合格。編入試験に幅広い知見を持つ。

目次

【最重要】国際文化学部 編入の「3つの重要チェックポイント」

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まず、国際文化学部の編入試験について、他の学部と決定的に異なる「3つの重要ポイント」を確認しましょう。

チェック①:受験資格が「学士(大卒)」のみ。大学2年生・短大生は受験不可!

これが最も重要なポイントです。

法政大学の文学部や経営学部は、「大学に2年以上在学(見込み)し、60単位以上を修得(見込み)の者」や「短期大学を卒業した者(見込み)」でも受験が可能です。

しかし、国際文化学部の受験資格は、それらとは全く異なります。

2026年度 編入学試験要項には、国際文化学部(3年次)の受験資格は、ただ一つこう書かれています。

学士の学位を有し(入学までに取得見込みの者を含む)、かつ、学部が定める英語外部試験の出願基準を満たす者。 

これは、「4年制大学を既に卒業した人(または2026年3月までに卒業見込みの人)」でなければ、出願すらできないことを意味します。

  • 大学2年生・3年生(在学中) → 受験不可
  • 短期大学 卒業(見込み) → 受験不可
  • 専門学校 卒業(見込み) → 受験不可
  • 4年制大学 卒業(見込み) → 受験可能 ⭕ 

つまり、国際文化学部の編入試験は、一般的な「編入」ではなく、実質的には「学士編入」なのです。

チェック②:募集は「3年次」のみ。2年次編入は存在しない。

他の学部(文学部、経営学部など) は2年次編入も募集していますが、国際文化学部は明確に「3年次編入のみ」です。

要項の募集一覧表でも、2年次の欄には「×」(募集を行いません)と記載されています。

  • 2年次編入 → 募集なし 
  • 3年次編入 → 募集あり(募集人員 7名)

チェック③:試験には「面接」がある。論文(1次)通過者のみが対象。

「試験科目は英語と論文だけ」という情報は、1次試験のものです。

確かに、11月9日の試験日に行われる筆記試験は「論文」だけです。

しかし、試験要項の「面接について」の欄を詳しく見ると、国際文化学部についてこう記載されています。

「筆記試験合格者(第1次合格者)」「当日指示」「試験教室」 

これは、論文試験(1次試験)の合格者に対して、同日に「面接(2次試験)」が実施されることを意味します。筆記試験だけ対策して「合格」とはなりません。

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【2026年度版】国際文化学部 編入学試験 必須情報(公式要項まとめ)

上記の「3つの重要ポイント」を踏まえた上で、2026年度入試の正確な情報を確認しましょう。

項目詳細
募集学部・学科国際文化学部 国際文化学科
募集年次3年次のみ
募集人員7名
出願期間2025年9月22日(月) ~ 10月3日(金)
試験日2025年11月9日(日)
合格発表2025年11月18日(火) 10:00
試験会場市ヶ谷キャンパス
受験資格学士の学位 を有する(見込み)者 + 英語基準を満たす者

国際文化学部編入学試験科目①:英語

国際文化学部の編入試験では、法政大学が独自に作成する英語の筆記試験はありません。

合否は、出願時に提出する「英語外部試験のスコア」のみで判定されます。

最大の関門:英語外部試験の「出願基準スコア」一覧

まず、以下の基準の「いずれか1つ」を満たさなければ、出願資格が得られません。

試験の種別必要なスコア・級
実用英語技能検定(英検®) (4技能)準1級以上 に「合格」
TOEFL iBT® (4技能)72点以上
IELTS (Academic) (4技能)Overall 5.5以上
TOEIC® (L&R + S&W) (4技能)合計 1095点以上
TEAP (4技能)309点以上
TEAP CBT (4技能)600点以上
GTEC (CBT) (4技能)1190点以上
ケンブリッジ英語検定 (4技能)192点以上

【要注意】スコア有効期間は「2024年2月以降」(他学部より厳しい!)

これが非常に見落としがちなポイントです。

法政大学の他の多くの学部(文学部、経営学部など)のスコア有効期間は「2023年12月以降」です。

しかし、国際文化学部は要項に個別の注記があり、

「ただし、国際文化学部のみ2024年2月以降に受験したものに限り有効とします。」と定められています。

もしあなたが「2023年12月」や「2024年1月」に取得したハイスコアを持っていても、国際文化学部の出願には使えません

どの試験で狙うべきか?(英検®・TOEIC®・TOEFL®・IELTS® 戦略分析)

基準が複数ありますが、どの試験で狙うのが最も効率的でしょうか。

  • 戦略①:英検® 準1級 / TOEFL® 72 / IELTS® 5.5 / TEAP® 309
    これらは、一般的に「英検準1級」レベルとしてほぼ同等と見なされるスコア群です。どの試験がクリアしやすいかは、個人の得意・不得意(スピーキングが得意、語彙力がある、論理的なライティングが得意など)によって異なります。ご自身の特性に最も合った試験形式を選んで、集中的に対策するのが王道です。
  • 戦略②:TOEIC® (L&R + S&W) 1095点
    TOEIC L&R(990点満点)とS&W(400点満点)の合計で1095点(※要項の表では、TOEIC® L&R + S&W で 1095 点以上と記載)が求められます 2020。これは、他の試験の英検準1級レベルと比較しても、かなり高いスコア設定であると言えます。
    L&Rで高いスコアを持っていても、別途S&Wを受験し、合計でこの基準を超える必要があります。

結論として、どの試験を選ぶにせよ、「英検準1級」に合格するのと同等か、それ以上の高い英語力が必須であると認識し、早期から計画的にスコアメイクに取り組む必要があります。

国際文化学部編入学試験|科目②:論文(1次試験)- 60分

英語のスコア基準をクリアした受験生が、次に取り組むのが「論文」です。これが1次試験となります。

出題形式:「課題文を読んで、日本語で論述する」

  • 試験時間: 60分 (9:30~10:30)
  • 出題内容: 「課題文を読んで、日本語で論述する」

ここで注意が必要です。法政大学の他の学部、例えば文学部(心理学科など)の論文は「志望学科の専門(知識)」を問う、いわゆる「論述問題」です。

しかし、国際文化学部の「課題文を読んで論述する」という形式は、専門知識の暗記量よりも、「読解力」「要約力」「課題発見能力」「論理的思考力」を重視する、典型的な小論文形式であることを示唆しています。

課題文の傾向と対策

「課題文」としか書かれていませんが、これは日本語の文章なのでしょうか?

国際文化学部という学部の特性や、英語外部試験で高いハードルを設けている点から、この「課題文」は英語の長文である可能性も考慮して対策するのが最も安全です。

つまり、国際文化学部の「論文」試験とは、

「(英語または日本語の)アカデミックな内容の課題文を60分で読み、その内容を要約、あるいはそのテーマについて、自分の見解を日本語で論述する」

という試験であると想定すべきです。

対策ロードマップ:「英語読解力」と「日本語論述力」を同時に鍛える方法

この特殊な試験を突破するための対策は、以下の3ステップです。

  • ステップ1:アカデミックな長文に慣れる
    まずは、課題文を読み解く「読解力」が必要です。英語の課題文が出題される可能性に備え、英検®準1級レベルの長文や、The Japan Times、 Newsweek などの英字メディアを読む訓練を積むと万全です。日本語の課題文であっても、文化論や社会学の評論文に日頃から触れておくことが重要です。
  • ステップ2:文章を「要約」する練習
    ただ読むだけでなく、読んだ内容を「正確な日本語でまとめる」訓練が必須です。1000ワード程度の英文や、2000字程度の日本語評論文を読み、400字程度の日本語で要約する練習を繰り返しましょう。
  • ステップ3:「要約+自説展開」の型をマスターする
    実際の試験では、要約だけで終わる可能性は低いです。「課題文の要点をまとめ、それについてあなたの考えを述べよ」という形式が王道です。
    1. 序論:課題文のテーマと論点を提示する。
    2. 本論(要約):筆者の主張を客観的にまとめる。
    3. 本論(自説):筆者の主張に対し、賛成か反対か、あるいはどのような点が現代社会に当てはまるかなど、自分の考察を論理的に展開する。
    4. 結論:全体のまとめと今後の展望を述べる。

この流れを、60分(読解時間を含む)で書き上げる訓練が必要です。


国際文化学部編入学試験科目③:面接(2次試験)

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論文試験(1次)に合格すると、当日中に面接(2次)に呼ばれます。

これは「学士編入」の面接であり、一般的な新卒の就職活動や、大学2年生の編入面接とは、見られるポイントが異なります。

「学士編入」で面接官が本当に知りたいこと

面接官(教授)が知りたいのは、「なぜ、あなたは既に『学士』という学位を持っているのに、わざわざ時間とお金をかけて、もう一度私たちの学部で学び直すのですか?」という一点に尽きます。

  • 「今の仕事(あるいは前の大学の専門)と、国際文化学部にどのような関連性があるのか?」
  • 「私たちの学部で学んだことを、あなたの今後のキャリアにどう活かすのか?」
  • 「(もし全くの異分野なら)なぜ、そのキャリアチェンジのために法政大学を選んだのか?」

これらの問いに、説得力を持って答える準備が不可欠です。

過去の体験談から見る「聞かれる質問」5選

学士編入の面接では、以下のような質問が中心となります。

  1. 「なぜ法政大学の国際文化学部なのですか?」

……王道の質問。カリキュラムの特色、特定の教授の研究内容など、他の大学ではダメな理由を明確にする必要があります。)

  1. 「(前の大学の)卒業論文のテーマについて説明してください」

……「学士」の能力を確認する質問。研究の背景、プロセス、結論を簡潔に説明できるアカデミックな能力を見ています。

  1. 「(1次試験の)論文ではどのようなことを書きましたか?」

……(記憶力と、論理の一貫性を確認する質問。自分が書いた論文の内容は、面接前に必ず頭の中で再構築しておきましょう。

  1. 「編入後の学習計画・研究計画を教えてください」

……どの教授のゼミに入り、どのようなテーマで卒業研究を行いたいかを具体的に語る必要があります。

  1. 「なぜ、前の大学の専攻ではなく、国際文化学を学びたいのですか?」

……特に異分野からの学士編入の場合、この「転向の動機」が最も深く掘り下げられます。

国際文化学部編入学|リアルな難易度・倍率は?(2023〜2025年度)

では、この試験の実際の難易度はどれくらいなのでしょうか。

過去2年間の入試データを見てみましょう。

【法政大学 国際文化学部 3年次編入】 過去の入試結果

年度志願者数受験者数合格者数実質倍率
2025年度1名1名1名1.0倍
2024年度0名0名0名
2023年度不明不明不明不明

(※募集人員は7名です。)

データから読み解く「本当の難易度」(倍率はほぼ無関係)

このデータから分かるのは、倍率(競争率)はほぼ無意味である、という事実です。

2024年度は志願者ゼロ、2025年度は志願者1名・合格者1名。

これは、法政大学の他の学部、例えば文学部 史学科(2025年度)の実質倍率7.0倍、経営学部(2024年度)は学科によって7倍〜15倍に達する状況とは全く異なります。

この理由は、この学部が「楽」だからでは断じてありません

理由は、試験の「前段階」、つまり出願資格のハードルが極めて高いことにあります。

  1. 受験資格(学士)の壁:
    「大学2年生」「短大生」という膨大な潜在的受験者層が、まずここで全員除外されます。
  2. 英語基準の壁:
    「英検®準1級」 または「TOEFL 72点」 という高い英語の壁が、次のフィルターとして機能します。
  3. 英語スコア有効期間の壁:
    「2024年2月以降」 という他学部より厳しい期限 が、さらに受験者を絞り込みます。

つまり、出願(志願)できるのは「①4年制大学を卒業(見込み)で」かつ「②英検®準1級レベルの英語力を持ち」かつ「③そのスコアを直近で取得した」という、非常に高い条件をすべて満たした受験生だけなのです。

この「三重苦」とも言える厳しい条件をクリアできる受験生が、日本国内で非常に限られているため、志願者が0名や1名という結果になっていると考えられます。

結論として、この試験の難易度は「競争倍率」ではなく、「出願資格を満たせるかどうか」に尽きます。

もしあなたがこれら全ての条件を満たせるのであれば、2025年度の実績(1名受験→1名合格)が示す通り、合格の可能性は非常に高いと言えるでしょう。本当の戦いは、試験当日ではなく、出願資格を揃えるまでにあります。

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国際文化学部編入【入学前に必読】編入後の重要な注意点

もしあなたが上記の難関を突破し、合格したとしても、安心してはいけません。

国際文化学部の編入学生には、入学後に知る「重要な事実」があります。

注意点①:編入学生は「SA(留学)プログラム」に参加できない

これが最大にして、最も重要な「注意点」です。

「国際文化学部に入って、法政大学の充実した留学制度(SA)を使いたい」

そう考えている「学士編入」志望者は多いでしょう。

しかし、2026年度の試験要項 には、こう記載されています。

国際文化学部の編入学生は、SAに参加できません。

これは非常に重要な情報です。

留学を目的として国際文化学部を志望する場合、法政大学の編入制度はあなたの目的と合致しない可能性があります。この事実を知らずに入学すると、後で計画が狂ってしまうかもしれません。

注意点②:単位認定の仕組み(一括認定66単位)

入学後、前の大学で取得した単位がどうなるか。

国際文化学部は、他の学部とは異なる「一括認定」方式を採用しています 32。

  • ILAC科目(教養科目):46単位
  • 自由科目:20単位
  • 合計:66単位

これが、あなたが前の大学でどのような科目を履修していたかに関わらず、一括で認定されます。

法政大学の卒業要件(約124単位)から66単位を引くと、残り58単位。

これを3年次・4年次の2年間(4セメスター)で取得することになります。1学期あたり約14〜15単位となり、標準的な履修ペースと言えます。

一括認定は、個別に「この科目は認められるか」と心配する必要がないため、履修計画が立てやすいというメリットがあります。

注意点③:専門演習(ゼミ)は選抜制

編入生は、編入初年度(3年次)から専門演習(ゼミ)を履修することになりますが、これには注意が必要です。

→専門科目の演習(ゼミ)は、選抜により受講者を決定するものや、希望する演習を受講できない場合があるからです。

さらに、編入生は特別な手続きが必要です。

→編入学初年度に演習の受講を希望される方は、2026年2月末日までに、国際文化学部担まで連絡をする必要があります。 つまり、合格発表(11月)後、入学手続き(11月下旬)をしたら、すぐに(遅くとも2月末までに)学部事務室に連絡し、ゼミ選抜の手続きについて確認する必要があるのです。

国際文化学部編入2026年度 学費(初年度)

国際文化学部の3年次編入(2026年度)にかかる初年度の学費は以下の通りです。

項目金額(円)
入学金240,000
授業料(年額)1,063,000
教育充実費(年額)264,000
実験実習料(年額)38,000
初年度合計1,605,000
※別途、諸会費、4年次に校友会費が必要です。

(出典:2026年度 法政大学 編入学試験要項)

法政大学国際文化学部 編入試験合格へのロードマップ

法政大学 国際文化学部 編入は、他の学部とは全く異なる、「学士(大卒)」の資格を持つ受験生だけが競う、超高難易度の「学士編入」です。

この記事で解説した重要なポイントを、最後にもう一度まとめます。

  1. 受験資格:「学士(大卒)」のみ。大学2年生・短大生は受験不可。
  2. 募集:「3年次」のみ(定員7名)。
  3. 英語基準:「英検®準1級」レベルが必須。
  4. 英語スコア期限:「2024年2月以降」と他学部より厳しい。
  5. 試験内容:①英語スコア、②論文(課題文読解、③面接 の3段階選抜。
  6. 入学後の注意留学(SA)プログラムには参加できない

これらの情報を知っているかどうかが、あなたの受験戦略を左右します。

合格へのロードマップは明確です。

  • 今すぐやること(~2025年夏):「2024年2月以降」 の有効期間で、「英検®準1級」 または「TOEFL 72点」 などの英語基準をクリアする。
  • 2025年 夏~秋:アカデミックな長文(英語・日本語両方)を読み、日本語で論述する「課題文型論文」の対策を徹底的に行う 。並行して、「なぜ学士編入なのか」という面接の核となる志望動機を深く掘り下げる。
  • 2025年 9月22日~10月3日:出願(インターネット出願+書類郵送)。
  • 2025年 11月9日:試験当日。論文(1次)と、その合格発表後の面接(2次)に臨む。
  • 2025年 11月18日:合格発表。

「専門的な論文の対策が、一人では難しい」

「学士編入の面接対策は、誰に相談すればいいか分からない」

「英語の課題文を読む練習を手伝ってほしい」

編入試験は情報戦であり、対策が難しい試験です。スプリング・オンライン家庭教師では、法政大学 国際文化学部のような特殊な「学士編入」に特化した、専門講師によるマンツーマン指導を行っています。

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