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島根大学材料エネルギー学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

島根大学材料エネルギー学部の編入試験(3年次編入学)は、高等専門学校や短期大学、四年制大学などで材料工学系・物理系・化学系を学んだ人を対象に、口頭試問(プレゼンテーション・質疑応答)と面接、書類審査によって選抜する試験です。令和9年度(2027年4月入学)の学生募集要項では、募集人員は材料エネルギー学科の一般入試と推薦入試を合わせて5名、出願期間は令和8年6月1日(月)から6月5日(金)、試験日は令和8年6月27日(土)、合格発表は令和8年7月10日(金)と定められています。この学部の編入試験には数学や英語の筆記試験がなく、口頭試問と面接だけで合否が決まる点が、他大学の理工系編入試験と大きく異なります。本記事では、島根大学が公式に公表した令和9年度学生募集要項の内容にもとづき、出願資格、試験科目と配点、日程、対策の優先順位を整理します。募集要項は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず島根大学の公式サイトで最新の情報をご確認ください。
島根大学材料エネルギー学部の編入試験の概要
島根大学材料エネルギー学部は、令和5年(2023年)4月に新設された学部です。材料エネルギー学科の1学年の定員は80名で、エネルギー課題を素材・材料の観点から理解し解決できる人材を育成することを目的としています。学部の理念として、省資源化と脱炭素を両立する材料イノベーションの創出、材料工学とインフォマティクス(データサイエンス)の融合、アントレプレナーシップ教育による社会実装力の育成を掲げており、オックスフォード大学・ケンブリッジ大学(いずれもイギリス)やヘルシンキ大学(フィンランド)と連携したグローバル教育も特色のひとつです。連携大学から講師を招いて材料分野の英語授業を開講するほか、オックスフォード大学への短期留学制度も設けられており、専門分野の英語力を編入後に伸ばしていく環境が整っています。材料とエネルギーを掛け合わせた学部名を持つ国立大学は全国的にも珍しく、地域の関連産業の振興と世界的なエネルギー課題の解決を同時に担う人材育成を掲げている点が、他大学の材料工学系・応用化学系の学部と異なる立ち位置になっています。
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確認できる範囲では、この学部の編入学試験は令和7年度(2025年4月)入学者向けの試験から実施されています。出願期間は令和6年5月27日から5月31日、試験日は令和6年6月29日、合格発表は令和6年7月12日という日程で行われており、令和9年度の日程(出願6月1日~5日、試験6月27日、発表7月10日)と時期の傾向は近いものの、年ごとに数日単位でずれています。学部の設立からまだ日が浅いため、編入学試験としての実施回数自体も他大学に比べて少なく、体験談やネット上の情報が少ない状態で準備を進めることになる点は、あらかじめ理解しておくとよいでしょう。
3年次編入学は、この学部が育成しようとする人材像を、すでに材料工学・物理・化学の分野で学んできた人の中から選抜する制度です。学部が公表している編入学者受入方針では、「新しい技術に関心があり、材料科学分野の知識・技術を実社会に役立てたいという意欲のある学生」「実験やデータ解析を検証することで課題解決の糸口を考えようとする人」「グローバルな視野をもって多様な人と協働して学ぶ意欲のある人」「社会の動向にアンテナを張り、新しいことに自分からチャレンジする人」「地域の関連産業の発展やエネルギー問題の解決に貢献したい人」を求めるとしています。加えて3年次編入学者については、在籍する(した)教育機関での学修内容を学部の理念・目標に従ってさらに発展・深化させたいという意欲と、編入学後の教育を受けるのにふさわしい専門分野の基礎学力を備えていることが条件として明記されています。
編入後の教育内容も、対策の方向性を考えるうえで重要な情報です。学部案内によれば、編入後は先端金属材料、バイオマテリアル、ナノ・機能性材料といった専門知識に加えて、マテリアルズ・インフォマティクスに資するデータサイエンスの活用方法とデータ処理技術を修得します。企業の実課題を題材としたチームプロジェクト演習やインターンシップを通じて社会実装の視点を養い、卒業研究は「卒業論文型」「長期インターンシップ型」「グローバル型」の3パターンから1つを選んで取り組む仕組みです。卒業後の進路は、鉄鋼・金属素材、自動車、航空宇宙、化学素材、環境、化粧品、医療、エネルギー、AI・IoT関連など幅広く、大学院に進学する場合は博士前期課程(修士レベル)に進みます。こうした教育内容を理解しておくと、後述する口頭試問のプレゼンテーマや志望理由書の説得力が大きく変わります。
学部案内が示す専門分野は、大きく3つの柱で構成されています。1つ目は先端金属材料で、金属素材の強度・耐久性・加工性などを高める研究領域です。2つ目はバイオマテリアルで、医療機器や化粧品、コンタクトレンズなど人体や生体に関わる材料を扱います。3つ目はナノ・機能性材料で、微細な構造を制御して新しい機能を生み出す研究領域です。これら3つの専門知識を土台にしながら、材料工学を深化させるツールとしてマテリアルズ・インフォマティクスに資するデータサイエンスの活用方法とデータ処理技術を修得する構成になっており、編入後に自分がどの柱に関心を持って学びたいのかを整理しておくと、口頭試問のプレゼンテーマを考えるときの土台になります。
募集人員・出願資格
令和9年度の学生募集要項によると、材料エネルギー学科の編入学定員は、一般入試と推薦入試を合わせて5名です。学科・コース別の内訳や、一般入試と推薦入試それぞれの人数配分は募集要項に明記されておらず、両方式の合計で5名という形での公表になっています。募集人員がひとつの数字にまとまっている分、どちらの入試区分で出願するかによって実質的な倍率が変わる可能性がある点は意識しておく必要があります。
| 学科 | 募集人員(一般入試+推薦入試合計) |
|---|---|
| 材料エネルギー学科 | 5名 |
出願資格でまず押さえておきたいのは、学歴要件だけでなく、現在の所属学科や卒業学科の分野にも条件がある点です。募集要項には「現に在学する学校等の所属学科又は卒業した学科が、材料工学系、物理系、化学系に限ります」と明記されており、これに該当しない関連分野の出願を希望する場合は、令和8年5月8日(金)までに松江地区学部等事務部学務課(材料エネルギー学部入試担当)へ必ず照会するよう求められています。高専であれば物質工学科や材料系の学科、大学であれば物理学科・化学科・応用化学科・材料科学系の学科などが対象分野の中心になると考えられますが、学科名だけで自己判断せず、少しでも不安があれば早めに照会することが安全です。照会の期限は令和8年5月8日(金)と、出願期間(6月1日~5日)の1か月近く前に設定されているため、出願直前になって自分の学科が対象に含まれるか不安になってから動くのでは間に合いません。志望を固めた時点で、現在の所属学科名と履修内容を整理し、少しでも判断に迷う要素があれば早めに問い合わせておくことを強くおすすめします。
一般入試の出願資格
一般入試の出願資格は、次のいずれかに該当する者です。学歴要件は令和9年3月31日までの卒業・修了見込みでも出願できます。
- 大学を卒業した者、または卒業見込みの者
- 短期大学を卒業した者、または卒業見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者、または卒業見込みの者
- 修業年限4年以上の大学に2年以上在学し(休学期間を除く)、62単位以上を修得した者、または修得見込みの者
- 専修学校の専門課程のうち文部科学大臣の定める基準(修業年限2年以上かつ総授業時数1700時間以上)を満たすものを修了した者、または修了見込みの者(大学入学資格を有する者に限る)
- 高等学校、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部の専攻科の課程のうち文部科学大臣の定める基準を満たすものを修了した者、または修了見込みの者
- 外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者、または修了見込みの者で、大学卒業・短大卒業・高専卒業のいずれかに相当すると認められる者(令和8年5月8日までに要照会)
高専生や大学2年次修了見込みの人など、複数の学歴パターンが対象に含まれていますが、いずれの場合も所属学科・卒業学科が材料工学系・物理系・化学系であることが前提になっている点を見落とさないようにしましょう。出願資格の区分によって、提出すべき受験資格証明書の内容も異なります。
| 出願資格の区分 | 受験資格証明書として必要なもの |
|---|---|
| 大学・短大・高専の卒業(見込み)者 | 最終学校等の長が発行した卒業(修了)証明書または卒業(見込み)証明書 |
| 4年制大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み) | 在学(在籍)期間証明書(休学期間がある場合は明記)。62単位修得見込みの場合は修得見込みの科目・単位数がわかる証明書等も添付 |
| 専修学校専門課程の修了(見込み)者 | 修業年限2年以上・総授業時数1700時間以上の課程を修了(見込み)であることがわかる証明書(卒業見込証明書に記載があれば省略可) |
| 高校専攻科等の修了(見込み)者・推薦入試の該当区分 | 本学所定様式による、学校長が発行する証明書 |
推薦入試の出願資格
推薦入試は、合格した場合に入学を確約できる者を対象とした選抜方式で、次の4区分のいずれかに該当し、学校長等が責任を持って推薦することが条件です。「合格した場合は、入学を確約できる者」という一文が示すとおり、推薦入試は事実上の専願であり、他大学との併願を前提とする場合は一般入試を選ぶ必要があります。
- 高等専門学校を卒業見込みで、4年次の成績が学科等で上位25%以内の者
- 短期大学を卒業見込みで、1年次の成績が学科等で上位25%以内の者
- 高等学校・中等教育学校後期課程・特別支援学校高等部の専攻科の課程を修了見込みで、在学中の成績が上位25%以内の者
- 高専・短大・大学を卒業した者、または高校専攻科等を修了した者で、企業等に在職する社会人のうち、職場の所属長が人物・勤務成績ともに優秀と認めて責任を持って推薦する者
成績上位25%の基準は、学業成績の席次を定めていない学校からの推薦は受け付けないとされている点にも注意が必要です。社会人として推薦入試を検討する場合は、職務経験をどのように学びへ接続するかを推薦書と面接の両方で説明できるよう準備しておくことが重要です。社会人が国立大学の編入試験に挑む際の両立スケジュールや出願準備の考え方は、社会人が島根大学に編入する方法の解説記事でも整理しているので、あわせて確認してみてください。なお、社会人区分で出願する場合のみ、出願承諾書という追加書類の提出も必要になります。
試験科目と配点
島根大学材料エネルギー学部の編入試験でまず理解しておくべきなのは、数学・英語・専門科目といった従来型の筆記試験が一切課されないという点です。一般入試は口頭試問(プレゼンテーション・質疑応答)、面接、書類審査の3要素で、推薦入試は面接と書類審査の2要素で合否が決まります。多くの国立大学の理工系編入試験では、数学の筆記試験や専門科目の論述試験、英語の外部スコア提出などが組み合わされますが、この学部ではそれらが一切求められません。
| 入試区分 | 口頭試問 | 面接 | 書類審査 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 一般入試 | 45点 | 30点 | 25点 | 100点 |
| 推薦入試 | ― | 75点 | 25点 | 100点 |
一般入試では口頭試問の配点が45点と最も高く、100点満点のほぼ半分を占めています。推薦入試では面接の配点が75点に達し、書類審査の25点と合わせてすべてが人物評価・口頭でのやり取りで決まる設計になっています。書類だけで高得点を狙う戦略も、筆記対策に時間を割く戦略も成立しにくく、口頭でどれだけ論理的かつ具体的に語れるかが合否を左右する試験だと理解しておく必要があります。
一般入試の口頭試問は、各志願者に対して3~4名の面接委員が20分程度で実施します。内容は5分程度のプレゼンテーションと、それに続く質疑応答です。プレゼンテーションのテーマは「入学後に卒業研究で希望する研究内容(目的、方法、実施計画等)」と明確に指定されており、一般的な自己PRや志望動機のスピーチとは異なります。募集要項には「プレゼンテーションでは、口頭による発表とし、パワーポイント等による投影や資料の提示はできません」とも明記されており、スライドや配布資料に頼らず、口頭だけで研究内容を筋道立てて説明する力が求められます。
評価基準としては、研究内容に対する理解力、論理的思考能力、学習意欲などが口頭試問で見られ、面接では意欲と適性が評価されます。推薦入試の面接は3~4名の面接委員により15分程度で行われ、論理的思考能力、表現能力、学習意欲に加えて、「材料科学やエネルギー分野の発展に貢献したいという熱意」が明示的な評価項目になっている点が特徴的です。書類審査は一般・推薦とも成績証明書等の記載内容を評価する形で、筆記試験の点数のような客観指標ではなく、これまでの学業成績の積み上げが問われます。
英語の試験科目やTOEIC等のスコア提出は出願要件に含まれていませんが、学部案内ではオックスフォード大学・ヘルシンキ大学と連携したグローバル教育を特色として掲げており、入学後は英語の専門文献に触れる機会が少なくないと考えられます。出願要件としての英語力は不要でも、面接で「入学後の学びに英語がどう関わってくるか」を聞かれた際に的外れな回答をしないよう、学部の教育内容には目を通しておくとよいでしょう。連携大学から招いた講師による英語での専門授業や、オックスフォード大学への短期留学制度が用意されているため、これらの制度を編入後にどう活用したいかを自分の言葉で説明できるようにしておくと、口頭試問や面接で英語学習への意欲を問われた場合にも落ち着いて答えられます。
他大学の理工系編入試験の一般的な傾向と比べると、この違いはより際立ちます。国立大学の理工系編入試験の多くは、数学の記述式筆記や専門科目の論述試験、英語の外部スコアや英文読解、面接や小論文を組み合わせる形式が中心です。受験生は数か月単位で過去問演習を積み重ね、答案の型を身につけることに時間を割くのが一般的な対策の流れになります。島根大学材料エネルギー学部の場合は、この「答案を書く」対策がまるごと存在しない代わりに、「口頭で説明し、その場の質問に答える」という異なる種類の準備が必要になります。筆記が得意で口頭でのやり取りに苦手意識がある人ほど、意識的に音読・発話の練習量を増やす必要があると言えるでしょう。
試験時間の短さも見落とせないポイントです。一般入試の口頭試問・面接は合計20分程度、推薦入試の面接は15分程度しかありません。数十分から1時間に及ぶ面接や口述試験を課す大学もある中で、この学部は非常に短い時間の中でプレゼンテーションと質疑応答をこなす必要があります。時間が短いということは、余計な前置きや冗長な説明をしている余裕がないことも意味しており、伝えたい内容を絞り込み、要点から話す訓練を重ねておくことが、他大学以上に重要になります。
日程・スケジュール
令和9年度(2027年4月入学)の日程は次のとおりです。年度が変わると日付も変更されるため、出願を検討する年度の最新募集要項で必ず確認してください。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 出願期間 | 令和8年6月1日(月)~6月5日(金)午後5時(持参の場合)。郵送は書留・速達で、出願期間内必着。期間後は6月4日(木)までの消印分のみ受理 |
| 試験日 | 令和8年6月27日(土)(一般入試:口頭試問・面接/推薦入試:面接。時間は別途連絡) |
| 合格発表 | 令和8年7月10日(金)午前11時(島根大学ホームページに受験番号を掲載) |
| 入学確約書の提出期限 | 令和8年7月31日(金) |
| 入学手続に関する案内の送付 | 12月中 |
| 編入学の時期 | 令和9年4月 |
出願期間はわずか5日間しかありません。出願書類には成績証明書や卒業(見込)証明書のような発行に時間がかかる書類が含まれるため、出願期間が始まってから準備を始めるのでは間に合わない可能性があります。出願期間の1~2か月前には、在籍(出身)校の教務窓口に証明書発行のスケジュールを確認しておくことをおすすめします。
この試験は筆記試験がなく口頭試問と面接が中心のため、一般的な「過去問演習」ではなく「研究テーマの言語化」と「口頭での説明練習」に軸足を置いたスケジュールを組む必要があります。出願の3か月ほど前を目安にスケジュールを組むと、次のような流れで準備を進めやすくなります。
| 時期の目安 | やること |
|---|---|
| 出願3か月前 | 募集要項を熟読し出願資格・所属学科の該当性を確認。研究テーマの方向性(材料の種類・関心のある現象)を絞り込む |
| 出願2か月前 | 成績証明書・卒業(見込)証明書などの発行を在籍(出身)校に依頼。研究内容(目的・方法・実施計画)の骨子を文章化 |
| 出願1か月前 | 出願書類一式をそろえ、書留・速達での発送準備。5分間のプレゼンテーション原稿を作成し、時間を計って音読練習 |
| 出願期間(6月上旬) | 書類に不備がないか最終確認のうえ発送。封筒の朱書き・切手・宛名票を再チェック |
| 試験直前(6月中旬~下旬) | 模擬口頭試問(第三者に質問してもらう練習)を複数回実施。想定問答は暗記でなく理解の確認を重視 |
| 試験当日 | 受験票・筆記用具・時計等を確認。プレゼンは口頭のみでスライド・資料は使用不可という点を再確認 |
| 合格発表後 | 7月10日の発表を確認し、7月31日までに入学確約書を提出。入学料等の資金計画も並行して確認 |
出願書類は次のとおりです。推薦入試のみ必要な書類と、出願資格の区分によって異なる書類があるため、自分がどの出願資格に該当するかを先に確定させてから準備すると効率的です。
| 書類 | 注意点 |
|---|---|
| 入学志願票・写真票・受験票 | 本学所定様式。写真2枚(入学志願票用・写真票用)を貼付 |
| 受験資格証明書 | 卒業(修了)証明書または卒業(修了)見込証明書。出願資格の区分により様式や添付書類が異なる |
| 成績証明書 | 最終出身校または現に在籍する学校の長が作成し厳封したもの |
| 推薦書 | 推薦入試のみ。本学所定様式で、推薦する学校等の長が作成し厳封 |
| 出願承諾書 | 推薦入試のうち社会人区分で出願する者のみ |
| 入学検定料振込金証明書 | 検定料30,000円を振り込み、Ⅲ票を同封(災害等による免除の特例措置は6月1日までに要申請) |
| 返信用封筒 | 長形3号(12cm×23.5cm)に住所・氏名を記入し110円切手を貼付 |
| 宛名票 | すべてに住所・氏名・郵便番号を記入 |
出願書類一式は、〒690-8504 松江市西川津町1060 島根大学松江地区学部等事務部学務課(材料エネルギー学部入試担当)宛てに、封筒に「材料エネルギー学部編入学願書在中」と朱書きして送付します。合格後は入学確約書の提出期限が7月31日と出願からおよそ1か月しかないため、入学の意思がある場合は速やかに手続きを進める必要があります。期日までに提出がないと、入学の意志がなく辞退したものとみなされる点にも注意してください。
障がいや病弱・虚弱などがあり、受験上・修学上の配慮を必要とする場合は、出願前の事前相談が用意されています。相談は「島根大学入試受験相談書」に障害者手帳の写しや医師の診断書の写しを添えて提出する形で行い、回答までに3週間程度かかるとされているため、配慮を希望する場合はできるだけ早い時期に松江地区学部等事務部学務課(材料エネルギー学部入試担当)へ相談しておく必要があります。健康上の理由から受験・修学に配慮が必要な場合も、同じ窓口に準じて相談できます。
出願や試験に関する問い合わせ先は、内容によって窓口が分かれています。出願書類の提出先や事前相談は学部の入試担当窓口、入試制度全体に関する一般的な問い合わせは大学の入試課が担当します。
| 問い合わせ内容 | 窓口 |
|---|---|
| 出願書類の提出・事前相談 | 松江地区学部等事務部学務課(材料エネルギー学部入試担当) 電話0852-32-6661 |
| 入試制度全般・情報提供申請 | 教育・学生支援部入試課 電話0852-32-6073 FAX0852-32-9726 |
合否に関する電話・メールでの問い合わせには一切応じないと募集要項に明記されているため、合格発表は必ず島根大学ホームページで自分自身が確認する必要があります。試験成績の開示を希望する場合は、合格発表後に本人からの申請により総合順位(ランク区分)が通知される制度もありますが、申請は郵送のみで、申請期間も限られているため、興味がある場合は早めに手続き方法を確認しておくとよいでしょう。なお、入学者が入学定員に満たなかった場合には、合格者の追加や第2次募集が行われることがあると募集要項に明記されています。募集人員自体が5名と少ないため、こうした欠員補充の可能性まで踏まえて、一次の結果だけで進路を確定させず情報を追い続ける姿勢も大切です。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
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倍率・難易度
島根大学材料エネルギー学部の編入学試験について、公式に公表されている倍率の数値は確認できませんでした。募集要項には「募集人数が10名を下回っており、公表すると個人が特定できるおそれがあるため、公表しません」と明記されており、合格者の成績情報や倍率そのものが原則非公表という運用になっています。志願者数・受験者数・合格者数の推移についても、大学の公式統計ページで学部単位の内訳を確認することができませんでした。正確な最新状況は、出願前に大学の入試情報ページや問い合わせ窓口で確認することをおすすめします。
数値が非公表であっても、難易度を考えるための手がかりはあります。まず募集人員が一般・推薦合わせて5名という小規模な枠であることに加え、出願資格そのものが材料工学系・物理系・化学系の出身者に限定されている点です。母集団があらかじめ専門分野で絞り込まれているため、受験者数自体は多くならない一方、出願者の多くが該当分野の基礎知識を持った競争になりやすいと考えられます。
出身区分による違いも考えておきたいポイントです。高専生は4~5年間かけて材料工学系・物質工学系の専門教育を継続的に受けているため、所属学科の要件を満たしやすく、卒業研究につながる実験・演習の経験も積みやすい立場にあります。一方で4年制大学から2年在学・62単位以上での出願を目指す場合は、大学初期の教養科目が単位に含まれることが多く、専門分野の実績をどう示すかを成績証明書と口頭試問の両方で補強する工夫が必要になります。
もうひとつの特徴は、材料エネルギー学部自体が令和5年(2023年)開設の新しい学部だという点です。学部の歴史が浅いぶん、編入学試験の実施年数もまだ少なく、先輩の体験談やインターネット上の情報が他大学に比べて少ない状況です。情報が少ない環境だからこそ、募集要項に書かれている評価基準(研究内容への理解力、論理的思考能力、学習意欲、材料科学やエネルギー分野への貢献意欲など)を丁寧に読み込み、そこから逆算して準備する姿勢が、情報収集力そのものより重要になります。
費用面でも難易度をイメージしておくとよいでしょう。入学検定料は30,000円で、一般的な国立大学の編入学試験とほぼ同水準です。合格後には入学料282,000円(予定額)、年額535,800円の授業料が必要になり、これらは在籍していた大学等で修学支援新制度の対象だった場合、編入後も引き続き申請できる仕組みが用意されています。試験そのものの難易度だけでなく、出願から入学確約書提出(7月31日)までの短い期間に、検定料・入学料の準備や証明書の手配を並行して進める実務的な負担も、事前に把握しておくと落ち着いて対応しやすくなります。
一般入試と推薦入試のどちらを選ぶかも、難易度の感じ方を左右します。推薦入試は出願資格の時点で成績上位25%以内という条件があるため、対象になる人自体が限られる一方、条件を満たしていれば面接中心の選抜に専念できます。一般入試は出願資格の間口が広い分、口頭試問のプレゼンテーションで実力差が出やすく、準備量がそのまま結果に反映されやすい試験だと考えられます。
編入学試験としての実施実績を見ても、少人数ゆえの特徴がうかがえます。初回実施だった令和7年度入試では、6月の一次募集に続いて8月19日から23日にかけて第2次募集の出願期間が設けられており、一次募集だけでは定員が満たされなかった年があったことがわかります。募集要項に明記されている「入学者が入学定員に満たなかった場合には、合格者の追加又は第2次募集をすることがあります」という規定が、学部開設からまだ間もない時期に実際に運用された形です。出願を検討する際は6月の一次募集に的を絞って準備するのが基本ですが、仮に一次募集で結果が出なかった場合に備えて、募集要項の欠員補充に関する記載を確認しておくと、その後の選択肢を落ち着いて検討しやすくなります。
科目別対策
研究テーマの見つけ方
口頭試問のプレゼンテーマが「卒業研究で希望する研究内容」に固定されている以上、対策の第一歩は研究テーマを具体的に持つことです。学部案内に示された専門領域は、先端金属材料、バイオマテリアル、ナノ・機能性材料、そしてマテリアルズ・インフォマティクス(材料工学とデータサイエンスの融合)の4つが軸になっています。テーマがまだ定まっていない場合は、この4領域のどれに現在の学びが近いかを起点に考えると絞り込みやすくなります。
たとえば、金属材料の強度や腐食に関心があるなら先端金属材料の領域、医療・化粧品分野に関心があるならバイオマテリアルの領域、微細構造や電子・光学的な機能に関心があるならナノ・機能性材料の領域が近い可能性があります。データ解析や機械学習に関心がある人は、材料開発とデータサイエンスを組み合わせるマテリアルズ・インフォマティクスの視点から研究内容を組み立てると、学部の理念(材料工学とインフォマティクスの融合)と自然に接続できます。現在の所属で取り組んだ実験・演習・卒業研究のテーマがあれば、それをそのまま発展させる形で語るのが最も説得力を持たせやすい方法です。
テーマの芯を固める作業としては、「これまで学んできた分野」「そこで気づいた課題や疑問」「材料エネルギー学部で使えそうな手法(実験・データ解析・マテリアルズ・インフォマティクス等)」「その研究が社会や産業にどう役立つか」の4つを順番に書き出す方法が有効です。この4段階を順番に埋めていくと、5分間のプレゼンテーションの骨格がそのまま出来上がります。逆に、この4つのどこかが空欄のままだと、質疑応答で「なぜそう考えたのか」を問われたときに答えに詰まりやすくなるため、出願前の早い段階で一度すべて言語化しておくことをおすすめします。材料エネルギー学部は材料エネルギー学科という単一の学科で構成されており、コース分けを前提とした学科選択の悩みがない代わりに、学科内でどの専門領域に軸足を置くかを自分の言葉で説明できることが重要になります。
口頭試問(プレゼンテーション)対策
一般入試の配点で最も比重が大きいのが口頭試問の45点です。プレゼンテーションのテーマは「卒業研究で希望する研究内容」に固定されているため、対策の出発点は研究テーマを具体化することにあります。漠然と「材料に興味がある」ではなく、対象とする材料(金属、セラミックス、高分子、バイオマテリアルなど)、着目する現象や課題、なぜその研究が必要なのかという3点を明確にしておく必要があります。
5分間のプレゼンテーションで話す内容は、目的・方法・実施計画の3要素を含めるよう募集要項で示唆されています。目的では取り組みたい研究課題とその社会的・学術的な意義を、方法では文献調査、実験、データ解析、シミュレーションなど具体的にどう進めるつもりかを、実施計画では入学後にどの科目やどの分野の知識と接続して取り組むかを、それぞれ簡潔に述べられるように準備します。時間配分の一例としては、背景・問題意識に1分程度、目的に1分程度、方法に2分程度、まとめと入学後の展望に1分程度を割り振ると、5分間で過不足なく伝えやすくなります。パワーポイント等の投影や資料の提示ができないため、口頭だけで聞き手に流れが伝わるよう、話す順番と時間配分をあらかじめ決めておくことが欠かせません。
質疑応答では、プレゼンで話した内容の裏付けを問われます。「なぜその方法を選んだのか」「先行研究との違いは何か」「材料エネルギー学部のどの分野の知識が必要になるか」といった質問に対して、その場で論理的に答えられるかどうかが評価されます。評価基準に「論理的思考能力」と明記されている以上、暗記した回答をそのまま話すのではなく、質問の意図をくみ取って自分の言葉で組み立て直す練習を重ねておくとよいでしょう。声に出して説明する練習を録音し、聞き返して論理の飛躍や説明不足の箇所を洗い出す方法が有効です。資料の提示ができない試験形式だからこそ、専門用語を使うときは必ず一言で定義を添える話し方を習慣にしておくと、初めて聞く面接委員にも伝わりやすくなります。
書類審査(成績証明書)対策
一般入試・推薦入試とも、書類審査は25点分の配点があり、成績証明書等の記載内容が評価対象です。試験当日にどれだけよいプレゼンや面接ができても、それまでの学業成績の積み上げは変えられないため、出願を決めた時点でできる対策は限られます。だからこそ、出願までの残り期間で成績を伸ばせる科目があれば優先的に取り組み、材料工学系・物理系・化学系の専門科目や、実験・実習科目の評価を意識しておくことが実質的な対策になります。
成績証明書は最終出身校または現に在籍する学校の長が作成し厳封したものを提出する必要があるため、発行までの日数を出願期間の前に確認しておきましょう。62単位修得見込みで出願する場合は、修得見込みの科目・単位数がわかる証明書等の添付も必要になるため、教務窓口への相談は早めに済ませておくと安心です。
高専・短大・大学では成績の評価方法や単位の重み付けが異なるため、自分の成績証明書がどのような形式で作成されるのかを、出願前に一度取り寄せて確認しておくと安心です。科目名だけでは材料工学系・物理系・化学系との関連が伝わりにくい場合は、口頭試問や面接の中で「この科目でこういう内容を学び、それが今回の研究テーマにつながっている」と補足できるよう準備しておくと、書類上の弱みを口頭で補うことができます。
面接で好印象を与える話し方の工夫
口頭試問・面接ともに、3~4名の面接委員を相手に短時間で評価される試験です。話す速度は普段よりやや意識してゆっくりめにし、専門用語を使った直後には一呼吸置いて簡単な言い換えを添えると、初めて聞く相手にも伝わりやすくなります。結論を先に述べてから理由や詳細を続ける話し方(結論→理由→具体例の順)にしておくと、20分または15分という限られた時間の中でも、聞き手が話の骨格を見失いにくくなります。
質問への回答で沈黙が続くと不利になると考えがちですが、分からない質問に無理に答えようとするより、「その点については十分に調べられていませんが、現時点では~と考えています」のように、理解している範囲と理解が及んでいない範囲を正直に切り分けて答えるほうが、学習意欲や誠実さの評価につながりやすいと考えられます。プレゼンテーションが口頭のみで資料提示ができない試験形式だからこそ、話し方そのものが評価材料になっている点を意識しておきましょう。
面接・志望理由書・過去問分析・出題予測
なぜ「過去問」が存在しないのか
多くの大学編入試験では、専門科目や小論文の過去問を入手して出題傾向を分析することが対策の中心になります。しかし島根大学材料エネルギー学部の編入試験には、そもそも筆記試験が存在しません。一般入試は口頭試問(プレゼンテーション・質疑応答)と面接、推薦入試は面接のみで合否が決まるため、他大学のような「過去問題集」を入手して解く形の対策は成立しません。
この学部は令和5年に開設された新しい学部であるため、編入学試験の実施年数自体もまだ浅く、口頭試問でどのような質問が実際に出たかという体験談も、他大学に比べて蓄積が少ない状況です。「過去問がない」ことを弱点と捉えるのではなく、募集要項に明記された評価基準そのものが、事実上の出題範囲を示していると捉え直すことが有効です。研究内容への理解力、論理的思考能力、学習意欲、材料科学やエネルギー分野への貢献意欲という4つの観点は、募集要項に明記されている公式情報であり、ここから対策の優先順位を組み立てることができます。
募集要項から出題傾向を予測するなら、卒業研究の3パターン(卒業論文型、長期インターンシップ型、グローバル型)への言及も見逃せません。卒業研究の3パターンのどれを想定しているかを実施計画に盛り込んでおくと、面接委員にとって入学後の学び方をイメージしやすい説明になります。特にグローバル型を志向する場合は、学部が掲げるオックスフォード大学・ケンブリッジ大学・ヘルシンキ大学との連携教育や短期留学制度とどう接続するのかまで語れると、評価基準にある「材料科学やエネルギー分野の発展に貢献したいという熱意」を具体的に裏付ける材料になります。長期インターンシップ型を志向する場合は、企業の実課題を題材としたチームプロジェクト演習にどう取り組みたいかを、自分の学びと結び付けて語れるようにしておくとよいでしょう。
一般入試の口頭試問・面接で聞かれる可能性が高い質問
募集要項に示された評価基準と口頭試問・面接の内容から、聞かれる可能性が高い質問領域を整理すると次のようになります。いずれも一般的な想定問答集の丸暗記ではなく、自分の研究テーマと接続させて具体的に答えられるようにしておくことが重要です。
- 卒業研究で取り組みたい研究内容とその目的は何か
- その研究をどのような方法(実験、データ解析、文献調査等)で進めるつもりか
- 入学後の実施計画(いつ、何を、どの順番で進めるか)をどう考えているか
- なぜ材料エネルギー学部でなければならないのか、他大学の材料工学系との違いをどう理解しているか
- 現在の所属(高専・短大・大学等)でどのような科目を学び、どの単元が研究テーマにつながっているか
- 材料科学やエネルギー分野の発展にどのように貢献したいか
- マテリアルズ・インフォマティクスやデータサイエンスについてどの程度理解しているか
これらの質問に共通しているのは、「知識の量」よりも「なぜそう考えるのか」という理由づけです。口頭試問のプレゼンテーマが「卒業研究で希望する研究内容」に固定されている以上、面接での質問の多くも、このプレゼン内容を掘り下げる形で展開されると考えられます。プレゼンで話した内容と、面接で聞かれたときの回答に矛盾が生まれないよう、事前に想定問答を書き出し、声に出して答える練習を重ねておきましょう。
推薦入試の面接で問われるポイント
推薦入試は面接75点・書類審査25点という配点で、口頭試問(プレゼンテーション)がない代わりに、15分程度の面接で評価がすべて決まります。評価基準には論理的思考能力・表現能力・学習意欲に加えて、「材料科学やエネルギー分野の発展に貢献したいという熱意」が明示されているため、一般入試以上に、志望分野への熱意や継続的な取り組み姿勢を言葉で伝える準備が必要です。社会人区分で出願する場合は、これまでの職務経験と学びたい内容がどうつながるかを、職場推薦の内容と矛盾しない形で説明できるようにしておきましょう。
志望理由書に書くべき内容とNG例
令和9年度の募集要項では志望理由書の提出は出願書類として明示されていませんが、口頭試問のプレゼンテーションと面接の内容を整理するために、志望理由や研究計画を事前に文章化しておくことを強くおすすめします。書きながら考えを整理する過程そのものが、5分間のプレゼンテーションの構成を固める作業になるためです。
| 項目 | 書くべき内容 |
|---|---|
| 研究テーマ | 取り組みたい材料・現象・課題を一文で具体的に示す |
| 問題意識 | なぜそのテーマに取り組む必要があるのか、社会的・学術的背景と接続する |
| これまでの学び | 現在(出身)の学校で履修した科目、実験・実習、卒業研究等をどう活かせるか |
| 研究方法 | 実験、データ解析、マテリアルズ・インフォマティクス等、入学後にどう取り組むか |
| 学部を選ぶ理由 | 材料エネルギー学部のアントレプレナーシップ教育や社会実装の考え方と自分のテーマの接続 |
| 将来像 | 卒業後の進路(就職分野や大学院進学)と専門性の活かし方 |
避けたいのは、「材料に興味があります」「エネルギー問題に関心があります」という一般論だけで終わる文章です。評価基準に「材料科学やエネルギー分野の発展に貢献したいという熱意」とある以上、興味の対象だけでなく、なぜ関心を持ったのか、これまで何を学んできたのか、島根大学でなければならない理由は何かまで、一本の線でつながるように説明することが求められます。「有名だから」「なんとなく興味があるから」で終わる文章では、5分間のプレゼンテーションを埋めるだけの具体性が生まれません。
書類・プレゼン・面接の一貫性を取る
この試験の評価は書類審査・口頭試問・面接の3つ(推薦入試は書類審査・面接の2つ)に分かれていますが、実際には面接委員が同じ資料を見ながら通しで評価するため、成績証明書に表れる履修内容、プレゼンテーションで語る研究内容、面接での回答の3つに矛盾がないかどうかが、間接的に評価へ影響すると考えられます。たとえば成績証明書には材料工学系の科目がほとんど見当たらないのに、プレゼンでは高度に専門的なテーマを語る、といった食い違いがあると、面接委員から「なぜそのテーマに至ったのか」を厳しく問われる可能性があります。
出願前には、成績証明書に記載される見込みの科目一覧を確認し、プレゼンテーションで語る研究内容が、これまで履修した科目や実験・演習の延長線上にあるかを一度点検しておくとよいでしょう。もし延長線上にない場合は、なぜそのテーマに興味を持つに至ったのか、きっかけとなる経験や気づきを言語化しておくことで、一貫性のある説明に組み立て直すことができます。
併願戦略・内部リンク
材料エネルギー学部の編入試験は募集人員が5名と少なく、口頭試問と面接のみで合否が決まる特殊な形式のため、この1校だけに絞って準備を進めるのはリスクが高いと言えます。併願先を検討する際は、同じ島根大学内の他学部と、材料工学・物理・化学系を学べる他大学の編入試験の両方を視野に入れておくとよいでしょう。ただし推薦入試は合格した場合に入学を確約できる者に限られる事実上の専願であるため、併願を前提とするなら一般入試を軸に検討する必要があります。出願資格そのものが材料工学系・物理系・化学系に限定されている以上、併願先も同じ分野の学部・学科に絞られやすく、志望理由やプレゼンテーションの骨格を大きく作り直さずに済む組み合わせを選べるかどうかが、限られた準備期間を有効に使えるかの分かれ目になります。
島根大学内では、材料エネルギー学部と近い分野を扱う総合理工学部も編入学を実施しています。同じ大学・同じキャンパスで併願を検討できる点は、出願書類や証明書の準備を一部共通化できるメリットがあります。総合理工学部の編入試験の出願資格や試験科目については、島根大学総合理工学部の編入試験を徹底解説した記事で詳しく整理しています。生物資源科学部など、材料エネルギー学部とは分野の異なる学部も編入学を実施しているため、志望分野に幅がある場合は島根大学生物資源科学部の編入試験を解説した記事もあわせて比較しておくとよいでしょう。
島根大学の学部編入学募集要項は、法文学部・医学部医学科・総合理工学部・材料エネルギー学部・生物資源科学部の5学部でそれぞれ発表時期が異なります。材料エネルギー学部の募集要項は例年4月中旬ごろに公表される一方、他学部は5月から6月にかけて公表される傾向があるため、複数学部を検討する場合は、各学部のページを個別に確認し、出願準備のスケジュールがずれる可能性を考慮しておく必要があります。
他大学の材料工学系・材料科学系学部との併願を考える場合は、出願資格の学科要件(材料工学系・物理系・化学系限定)、試験形式(筆記試験の有無)、出願時期の重なりを必ず確認してください。島根大学材料エネルギー学部の試験日は6月27日と比較的早い時期に設定されているため、他大学の出願・試験日程と重複しないかを早めにチェックしておくことが重要です。
試験会場は松江キャンパス(松江市西川津町1060)です。JR松江駅から市営バス北循環線内回りで約15分、島根大学・川津方面行きバスで約20分、それぞれ「島根大学前」で下車します。遠方から受験する場合は、試験当日の交通機関の乗り継ぎと所要時間を事前に確認し、時間に余裕を持って会場入りできるよう計画しておきましょう。合格後に編入する場合の住まいについては、島根大学生活協同組合がアパート・マンション等の斡旋を行っているため、通学圏や家賃感覚を早めに調べておくと、入学後の生活設計も立てやすくなります。
大学編入という選抜制度そのものの仕組みや、大学ごとの難易度・費用の違いについて基礎から確認したい場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説した完全ガイドもあわせて参考にしてください。口頭試問のプレゼンテーション構成や志望理由書の言語化、面接での受け答えなど、独学では判断がつきにくい部分について第三者の視点で整理したい場合は、大学編入対策コースで現在の学習状況に合わせた対策を相談することもできます。
よくある質問(FAQ)
島根大学材料エネルギー学部の編入試験に筆記試験はありますか。
令和9年度の学生募集要項によると、一般入試は口頭試問(プレゼンテーション・質疑応答)と面接、推薦入試は面接のみで、数学・英語・専門科目などの筆記試験は課されません。合否は口頭試問(または面接)と書類審査の得点で決まります。
出願できるのはどのような人ですか。
大学・短大・高専の卒業(見込み)者、4年制大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み)の者などが一般入試の出願資格に該当します。加えて、現に在学する学校等の所属学科または卒業した学科が材料工学系・物理系・化学系に限られる点に注意が必要です。関連分野からの出願を希望する場合は、令和8年5月8日(金)までに大学への照会が必要です。
推薦入試と一般入試はどちらが有利ですか。
配点構造が異なるため単純に比較できません。一般入試は口頭試問45点・面接30点・書類審査25点、推薦入試は面接75点・書類審査25点です。推薦入試は出願資格に成績上位25%以内や学校長等の推薦が必要なため対象者があらかじめ絞られる一方、一般入試はプレゼンテーションの完成度が結果を大きく左右します。推薦入試は合格した場合に入学を確約できる者に限られるため、併願をしたい人は一般入試を選ぶ必要があります。
推薦入試に合格したら、他の大学と併願できますか。
推薦入試の出願資格には「合格した場合は、入学を確約できる者」と明記されており、事実上の専願です。他大学との併願を前提に受験する場合は、一般入試を選ぶ必要があります。
過去問はどこで入手できますか。
この学部の編入試験には筆記試験がないため、他大学のような過去問題集は存在しません。対策としては、募集要項に明記された評価基準(研究内容への理解力、論理的思考能力、学習意欲、材料科学やエネルギー分野への貢献意欲)をもとに、口頭試問のプレゼンテーションと面接想定問答を準備する方法が現実的です。
倍率はどのくらいですか。
募集要項には「募集人数が10名を下回っており、公表すると個人が特定できるおそれがあるため、公表しません」と明記されており、公式な倍率の数値は確認できませんでした。募集人員は一般・推薦合わせて5名と少人数のため、最新の状況は出願前に大学の入試情報ページや問い合わせ窓口で確認することをおすすめします。
プレゼンテーションでスライドや資料を使ってもよいですか。
使用できません。募集要項には「プレゼンテーションでは、口頭による発表とし、パワーポイント等による投影や資料の提示はできません」と明記されています。口頭だけで研究内容の目的・方法・実施計画を伝えられるよう、話す順序と時間配分を事前に組み立てておく必要があります。
編入後、2年間で卒業できますか。
第3年次編入学者の修業年限は2年、在学できる年限は4年です。入学前に修得した単位は個別に審査され、本学部の授業科目と同等と認められるものが認定されます。ただし単位の認定状況によっては、2年間での卒業が難しい場合もあると募集要項に明記されています。
まとめ
島根大学材料エネルギー学部の編入試験は、募集人員5名という狭き門でありながら、筆記試験を課さず口頭試問(プレゼンテーション・質疑応答)と面接、書類審査だけで合否を決める特殊な選抜方式です。出願資格が材料工学系・物理系・化学系の出身者に限定されている点、出願期間がわずか5日間しかない点は、他大学の編入試験にはあまり見られない特徴であり、事前の情報収集と書類準備のスケジュール管理が合否に直結します。過去問という形の対策資料は存在しませんが、募集要項に明記された評価基準を読み込み、卒業研究で取り組みたい研究内容を目的・方法・実施計画の3点で言語化しておくことが、最も確実な準備につながります。最新の募集要項は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず島根大学の公式サイトで内容をご確認ください。
準備の優先順位に迷ったときは、まず「出願資格を満たしているか」「証明書の発行にどれくらい時間がかかるか」という事務的な確認を済ませたうえで、卒業研究で取り組みたい研究内容を目的・方法・実施計画に分けて書き出す作業から始めることをおすすめします。筆記試験がない分、独学だけでは「口頭でどう説明すれば伝わるか」を客観的に確認しづらい試験でもあるため、プレゼンテーションの構成や志望理由の言語化を第三者に聞いてもらいながら仕上げていくと、20分または15分という限られた時間の中で自分の考えを過不足なく伝えられるようになります。
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