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長野大学環境ツーリズム学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

長野大学環境ツーリズム学部の編入試験を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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「長野大学環境ツーリズム学部の編入学試験(3年次編入)」とは、大学・短期大学・高等専門学校などでの既習単位や、環境・観光・地域づくり分野に関わる資格・研究実績をもとに、長野大学環境ツーリズム学部の3年次へ入学するための選抜制度です。本記事の執筆時点(2026年7月)で、この編入学試験はすでに廃止が公式決定しており、2025年11月に実施された2026年度入学者向け選考が事実上最後の実施となりました。本記事では、長野大学が公式に発表した募集要項と入試変更告知にもとづき、廃止に至った経緯、最後に実施された試験の出願資格・試験科目・配点・日程、そして今後この分野への編入を検討する場合の代替ルートまでを、他大学の記事と共有しない長野大学環境ツーリズム学部固有の情報だけで整理します。

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目次

長野大学環境ツーリズム学部の編入学試験の概要と現在の実施状況

環境ツーリズム学部という学びの場

長野大学環境ツーリズム学部は、環境・観光・地域ビジネスを中心とする科目群を通して、地域社会が抱える課題を発見し解決する力を育てることを目的に設置された学部です。学科は環境ツーリズム学科の1学科のみで構成されており、自然環境の保全と活用を扱う「環境分野」、観光を通じた地域課題の解決を扱う「観光分野」、地域の魅力を引き出し活用する施策を扱う「地域づくり分野」という密接に関係する3分野を横断的に学ぶ点が特徴です。大学公式サイトでは「地域社会とつながった体験型の学び」が強調されており、教室での学修に加えて、地域のフィールドで自然や地域住民、実務に直接触れる学習が重視されてきました。

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3分野の学びと卒業後の進路

環境ツーリズム学部は「魅力を生かした持続可能な地域づくり」というテーマのもと、自然環境そのものを観光資源として活用しながら地域振興に貢献する人材の育成を目指してきました。教育内容は、公式サイト上で3分野それぞれに個別のテーマが与えられています。環境分野は「自然の恵みを守り、人の生活に生かす方法を学ぶ」ことを目的とし、自然保全と人間生活の調和を扱います。観光分野は「観光を通して地域の課題を見つめ、活性化につなげる」ことを目的とし、観光が地域振興に果たす役割を研究対象とします。地域づくり分野は「地域のさまざまな魅力を紐解き、地域づくりに生かす」ことを目的とし、地域資源の発掘と活用施策を扱います。この3分野は独立した専攻ではなく、相互に関連づけながら横断的に学ぶ設計になっている点が、他大学の単科的な観光学部・環境学部との違いとして挙げられます。

学びの特徴として大学が掲げているのは「地域の自然に触れ・人に触れ・仕事に触れる経験は、あなたの『知っていること』を『できること』に変えてくれます」という体験型学習の方針です。座学で得た知識を地域のフィールドで実践に移す機会が組み込まれており、4年間(編入生の場合は3・4年次の2年間)の学びを通して地域社会の課題発見・解決力を養うことが目標とされています。卒業後の進路としては、環境保全に関わる業務、観光業、地域振興に関わる行政・団体・企業など、公式サイトの表現を借りれば「人々の暮らしを支える仕事」への従事が想定されてきました。編入学を検討する際は、こうした学部の教育方針と、自分がすでに積み上げてきた学習歴・研究テーマとの接続を、志望理由書や面接で具体的に説明できるかどうかが重要になります。

入学者受入れの方針(アドミッションポリシー)としては、自然と人間、観光、文化などに対する関心を持ち、環境を守りながら持続的に発展する地域社会をつくる積極的な姿勢と意欲を持つ人の入学が期待されてきました。文章読解力や思考力、日本と世界の自然・歴史・文化についての基礎的な学力に加え、高校時代の課外活動やフィールドワークなどを通じて自身の関心事に主体的に取り組む姿勢が評価の軸として示されています。編入学試験においても、この方針を踏まえた小論文と面接によって、既習内容と志望動機の接続が確認される仕組みでした。

なぜ編入学試験が廃止されたのか

長野大学は2025年3月26日付の「2027(令和9)年度入試変更について」という告知文書で、次のとおり発表しています。「2027(令和9)年度入学者選抜より、環境ツーリズム学部、企業情報学部について編入学試験(3年次編入)を廃止します。」これは大学の受験生応援サイト内「次年度以降の入試情報」ページに掲載されている、2年前予告としての公式発表です。同時期には、環境ツーリズム学部と企業情報学部そのものが改組転換され、2026年4月に「地域経営学部」と「共創情報科学部」が新設されることも公表されています。1年次入学については、すでに2026年度入学者選抜から環境ツーリズム学部としての募集が停止され、後継学部である地域経営学部に完全移行しました。実際に大学公式の「2026(令和8)年度 入学試験実施結果データ」を確認しても、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜の学部別集計は共創情報科学部・地域経営学部・社会福祉学部の3学部のみで構成されており、環境ツーリズム学部・企業情報学部の名称はすでに登場しません。

一方で、3年次編入については「2027年度入学者選抜から廃止」という文言のとおり、2026年度入学者選抜(2025年秋に実施)までは環境ツーリズム学部の名称のまま募集が継続されました。つまり、2025年11月23日に実施された編入学試験が、環境ツーリズム学部として実施された最後の編入学試験ということになります。本記事の執筆時点である2026年7月は、この最後の試験の合格発表(2025年12月12日)および入学手続(2025年12月24日締切)がすでに終了し、合格者は2026年4月に入学済みという時期にあたります。したがって、これから環境ツーリズム学部の編入学試験に出願するという選択肢は、現時点では存在しません。

なお、後継学部である地域経営学部において、将来的に3年次編入学試験が新設されるかどうかは、2026年7月時点で長野大学の公式サイト上に案内が見当たりません。改組にともなう編入学試験の取り扱いは変更される可能性があるため、地域経営学部への編入を検討する場合は、長野大学受験生応援サイトの「次年度以降の入試情報」および「入試概要・募集要項」の両ページを直接確認することをおすすめします。

後継学部・地域経営学部が求める学生像

2026年度学生募集要項に掲載されている入学者受入れの方針(アドミッションポリシー)によると、地域経営学部は「私たちの日々の暮らしを取り巻く地域や企業のさまざまな課題を解決するため、戦略・方針の策定に自分自身で関わり、新しい価値を創造する(イノベーションを起こす)人材」「持続可能(サステイナブル)な社会を自分自身の課題と関連付けながらつくっていく人材」の育成を掲げています。求める学生像として示されている4つの要件は、大学での複合的な学びの土台となる幅広い基礎学力、地域や企業の実践家と交流・議論・提案を行うための知識と論理的思考力、地域の課題をとらえ自らの考えを他者に伝えるコミュニケーション能力、地域協働型の学修活動へ積極的に参加し自ら地域のあり方を構想する意欲、という構成です。

環境ツーリズム学部の「地域づくり分野」で重視されてきた地域資源の発掘・活用という視点は、地域経営学部のアドミッションポリシーが掲げる「地域の課題解決」「地域協働型の学修」という方向性と重なる部分があります。ただし、地域経営学部は環境・観光という専門色よりも、経営・地域政策の視点を強めた学部として設計されている点は、環境ツーリズム学部とは異なる特徴です。環境や観光そのものを専門的に学びたい場合は、地域経営学部が完全な代替先になるとは限らないため、学びたい内容が経営・地域政策寄りか、環境・観光そのものかを整理したうえで、地域経営学部を含めた進路の選択肢を検討することをおすすめします。

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募集人員・出願資格|2026年度入学者向け(最終実施回)の内容

ここからは、環境ツーリズム学部として実際に最後まで実施された2026年度入学者向け編入学試験(2025年11月実施)の内容を、公式の「2026年度 学生募集要項(帰国生徒入試、社会人入試、私費外国人留学生入試、編入学入試)」にもとづいて整理します。今後の年度に同一条件で再募集される保証はない点にご留意のうえ、過去の到達点を知る参考情報としてご覧ください。

環境ツーリズム学部の編入学入試(3年次編入)の募集人員は5名でした。同時に実施された社会福祉学部の編入学入試も5名、企業情報学部の編入学入試も5名という規模で、いずれも大学全体の入学定員から見ればごく小規模な選抜枠だったことがわかります。

出願資格の共通要件

環境ツーリズム学部の編入学入試では、次の(1)から(4)のいずれかに該当し、かつ(5)の学部固有条件を満たす者が出願資格を持つとされていました。

  • 大学を卒業した者、または学士の学位を授与された者
  • 大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者(修得見込みの者を含む)
  • 短期大学、高等専門学校、国立養護教諭養成所もしくは国立工業教員養成所を卒業した者(2026年3月31日までに卒業見込みの者を含む)
  • 専修学校の専門課程のうち、文部科学大臣の定める基準(修業年限2年以上かつ課程修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上)を満たすものを修了した者(2026年3月31日までに卒業見込みの者を含む)

環境ツーリズム学部固有の出願条件

上記の(1)から(4)に加えて、環境ツーリズム学部を編入学の対象として出願するには、次の①または②のいずれかを満たす必要がありました。①環境・観光・地域づくりのいずれかに関わる研究成果があること、または②環境・観光・地域づくり・外国語に関わる特定の資格等を取得していることです。②の対象資格は次のとおり具体的に列挙されていました。

分野対象となる資格・スコアの目安
外国語実用英語技能検定(英検)2級以上/TEAP ReadingとListeningで合計100点以上/TOEIC 500点以上(TOEIC-IP含む)/TOEFL-ITP Level1 460点以上/TOEFL-iBT 50点以上/HSK3級以上/中国語検定試験3級以上
環境・観光・地域環境社会検定試験(エコ検定)/国内旅行業務取扱管理者/総合旅行業務取扱管理者/世界遺産検定2級以上/日本・旅行地理検定上級

募集要項には「上記以外の環境、観光、地域政策、外国語に関わる資格についても出願可能な場合があるので、不明な点がある人は出願前に教育グループ広報入試担当にご相談ください」との注記もあり、資格の該当性判断には個別確認の余地があったことがうかがえます。①の「研究成果」については、卒業論文の中間報告や通常の授業レポートとは異なる、まとまった研究論文としての体裁を求める趣旨と考えられますが、具体的な分量や様式についての記載は募集要項内に見当たらず、この点は出願前の個別相談が前提だったとみられます。

社会福祉学部との出願資格の違い

同じ2026年度募集要項には社会福祉学部の編入学入試も掲載されており、両学部の出願資格を比べると、環境ツーリズム学部だけに固有の追加条件が課されていたことが明確になります。社会福祉学部は(1)から(4)の共通要件のみで出願資格が完結する一方、環境ツーリズム学部・企業情報学部は共通要件に加えて分野固有の(5)研究成果または資格保有が必須とされていました。

学部共通要件(1)〜(4)学部固有の追加条件募集人員
社会福祉学部必要なし5名
環境ツーリズム学部必要研究成果、または環境・観光・地域・外国語の指定資格5名
企業情報学部必要研究成果、または経営・情報・デザイン・外国語の指定資格5名

この違いから、環境ツーリズム学部の編入学入試は、単に既習単位を積み上げてきた人であれば誰でも出願できる制度ではなく、分野への関心を資格取得や研究活動という形ですでに具体化してきた人を対象とする設計だったことが読み取れます。出願を検討する段階から、資格取得や研究テーマの整理といった準備そのものが選抜プロセスの一部を担っていたといえます。募集要項に「出願可能な場合があるので、不明な点がある人は出願前に教育グループ広報入試担当にご相談ください」との一文が添えられていたことからも、条件の該当性を大学側と事前にすり合わせる工程が事実上必須だった選抜方式であることがわかります。

出願書類と検定料

出願にあたっては、入学志願票、証明写真2枚、志望理由書、最終学校卒業証明書等(卒業証明書・卒業見込証明書・在学証明書のいずれか1通)、修得単位が記載された最終学校成績証明書、履修中の科目がある者は履修証明書、専修学校を卒業(見込み)の者は編入学受験資格証明書、履歴書、そして環境ツーリズム学部の出願資格を証明する書類(該当者のみ、写しで可)の提出が求められました。入学検定料は17,000円で、インターネット出願サイトでの登録・支払い後、出願書類一式を書留速達で郵送する方式でした。

提出書類備考
入学志願票インターネット出願サイトからA4サイズで印刷
証明写真(2枚)出願前3カ月以内撮影、縦4cm×横3cm、正面・上半身・無帽・背景なし
志望理由書大学ホームページよりダウンロードした所定様式
最終学校卒業証明書等卒業証明書・卒業見込証明書・在学証明書のいずれか1通
最終学校成績証明書修得単位記載のもの
履修証明書履修中の科目がある者のみ
編入学受験資格証明書専修学校を卒業・卒業見込みの者のみ、大学ホームページよりダウンロード
履歴書大学ホームページよりダウンロード
出願資格を証明する書類環境ツーリズム学部の出願条件①または②に該当する者のみ、写し可

出願書類は角形2号封筒に封入し、インターネット出願サイトから印刷した宛名を貼付して書留速達で郵送する方式でした。到着した書類に不備がなく出願資格を有することが確認された時点で正式に出願手続完了となる運用だったため、証明書類の発行に時間がかかる場合は、出願期間の締切から逆算して早めに手配する必要がありました。窓口へ直接持参する場合の受付時間は平日9:00〜17:00(土曜・日曜・祝日を除く)とされていました。

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試験科目と配点|専門科目筆記なし・小論文と面接のみ

環境ツーリズム学部の編入学入試(3年次編入)の選抜方法は、社会福祉学部・企業情報学部の編入学入試と共通で、小論文90点と面接90点の合計180点満点という構成でした。学科試験としての数学や理科、専門科目の筆記試験、外部英語スコアの直接加点、口頭試問といった要素は編入学入試には設けられておらず、この点は同じ2026年度募集要項に含まれる帰国生徒入試(共創情報科学部が書類審査・面接・口頭試問の合計190点、地域経営学部・社会福祉学部が小論文・面接の合計180点)や私費外国人留学生入試(日本留学試験を含む合計得点制)と比べても、シンプルな2科目構成だった点が特徴です。

入試区分環境ツーリズム学部の選抜方法配点
編入学入試(3年次編入)小論文+面接90点+90点=180点満点

評価のポイントについて、募集要項では小論文を「現代社会の様々なできごとについて記述された文章をきちんと読み解くとともに、提起されている問題を理解する力、さらに、問われていることについて自分の意見を論理的でかつ説得力を持って展開する力を確認します。また、こうしたことについて誤字・脱字なく、表現できる力があるかを確認します」と説明しています。単なる知識の暗記ではなく、資料や設問文の読解力、論理構成力、日本語表現の正確さという3点が評価軸だったことがわかります。

面接については「出願書類の記述内容に基づいた面接を実施します。志望動機、入学後の学習課題、大学卒業後の進路希望などの質問を通じて、学習計画の明確さ、課外活動・社会活動への参加意欲、表現力などを総合的に評価します」とされていました。志望理由書など提出書類の内容と面接での回答の整合性が重視されていたことがうかがえ、書類作成と面接準備を切り離して進めることは推奨されない設計だったといえます。

試験当日の持参物としては、解答用の筆記具として「HB」程度の鉛筆またはシャープペンシルが指定され、下敷きの使用は不可とされていました。携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末・タブレット端末・電子辞書・ICレコーダー・イヤホン・音楽プレーヤー等の電子機器類は試験室に入る前に電源を切ってかばん等にしまうことが求められ、試験開始30分前には指定席への着席が必要とされていました。

他の特別選抜との配点比較

2026年度募集要項には、編入学入試のほかに帰国生徒入試・社会人入試・私費外国人留学生入試が同時に掲載されており、学部ごとに選抜方法と配点が細かく作り分けられていたことがわかります。環境ツーリズム学部が対象になっていた入試区分を中心に整理すると、次のとおりです。

入試区分対象学部の例選抜方法満点
帰国生徒入試共創情報科学部書類審査90点+面接90点+口頭試問10点190点
帰国生徒入試地域経営学部・社会福祉学部小論文90点+面接90点180点
社会人入試地域経営学部・社会福祉学部小論文90点+面接90点180点
私費外国人留学生入試共創情報科学部日本留学試験150点+書類審査90点+面接90点+口頭試問10点340点
私費外国人留学生入試地域経営学部・社会福祉学部日本留学試験150点+面接90点240点
編入学入試(3年次編入)環境ツーリズム学部・企業情報学部・社会福祉学部小論文90点+面接90点180点

この一覧から、編入学入試は日本留学試験のような外部テストの得点を合算しない、大学独自の2科目のみで完結する構成だったことが確認できます。共創情報科学部系の入試区分に見られる「口頭試問(数学)」も、編入学入試には含まれていませんでした。数学の基礎学力を直接問う要素がなかった点は、環境ツーリズム学部が文系・理系を問わず幅広い出身分野からの編入を想定していたことの表れとも解釈できます。

試験時間の配分にも特徴があります。小論文は9:30から10:30までの60分、面接は13:00開始で、午前中に筆記、昼をはさんで午後に面接という1日完結型の日程でした。60分という試験時間は、資料や課題文を読み込んだうえで論述する形式としては標準的な長さで、読解・構成・執筆のそれぞれに時間を配分する練習をあらかじめ行っておく必要がありました。面接まで数時間の空き時間があるため、小論文の出来を引きずらず、面接での受け答えに気持ちを切り替える準備も実務上は重要だったと考えられます。

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日程・スケジュール|2025年11月実施の最終回タイムライン

最後に実施された環境ツーリズム学部編入学入試の日程は、次のとおりでした。同時期に実施された帰国生徒入試・社会人入試・私費外国人留学生入試(編入学対象学部分)とも同一のタイムラインで運用されており、大学全体としてまとめて実施される形式だったことが読み取れます。

項目内容
出願登録・検定料支払期間2025年11月1日(土)10:00〜2025年11月12日(水)16:00
出願書類の受付期間(必着)2025年11月1日(土)10:00〜2025年11月12日(水)17:00
試験日2025年11月23日(日)
集合時間9:00
小論文9:30〜10:30
面接13:00〜
試験会場長野大学
合格発表2025年12月12日(金)11:00(大学ホームページで受験番号を発表)
入学手続締切2025年12月24日(水)17時

合格発表は大学ホームページ上での受験番号掲示のみで行われ、同日に合格通知書と入学手続書類が発送される一方、不合格者への通知はなく、電話等による合否問い合わせにも一切応じない運用だったことが募集要項に明記されています。受験票は出願書類受理後、出願期間終了後1週間程度を目安にメールで取得可能通知が送られ、各自でA4サイズに印刷して試験当日に持参する形式でした。

出願受付から入学手続までの全体の流れを時系列で見ると、11月上旬に出願、11月下旬に試験、12月中旬に合格発表、12月下旬に入学手続という、約2カ月弱で選考から入学準備までが完結するスケジュールでした。現在の所属先(大学・短大・高専・専修学校等)に在籍しながら出願する場合、この期間中に卒業見込証明書や成績証明書の発行を在籍校に依頼する必要があり、在籍校の証明書発行にかかる日数を事前に確認しておくことが、出願書類の受付期間内必着という条件を満たすうえで欠かせない準備でした。

入学金・学費

合格者が負担する入学金は、上田市が指定する上田地域定住自立圏域内(上田市・東御市・青木村・長和町・坂城町・立科町・嬬恋村)に住所を有する者は282,000円、圏域外の者は423,000円と居住地で金額が異なる設定でした。年間の学費は授業料580,000円と教育充実費60,000円を合わせた640,000円で、前学期320,000円・後学期320,000円の分割納入(前学期は入学後4月30日まで、後学期は10月31日まで)とされ、1年分を一括で納入することはできない運用でした。

入学後の単位認定については、個別認定および一括認定を含め62単位が上限とされており、各学部とも単位の読み替え等に関する事前相談は受け付けていませんでした。教育職員免許状の取得を希望する編入生については、過去に修得した単位数やその種類によっては、編入後の2年間で希望する免許状を取得できない場合があるとの注意書きもあり、資格取得を編入の目的とする場合は、単位の互換性を出願前に具体的に確認しておく必要がありました。

出願・受験にあたっての注意事項

募集要項の「注意事項等」には、編入学入試を含む全入試区分に共通する運用ルールが列挙されていました。主なものを整理すると次のとおりです。

  • 全ての試験区分で学部の第2志望を希望することはできない
  • 出願書類は提出期間内必着で、期限後の書類はいかなる理由でも受理されない
  • 提出する証明書類は原則として原本(ただし編入学入試における環境ツーリズム学部・企業情報学部の出願資格証明書類は写し可)
  • 出願後の学部・学科、入試区分の変更は認められない
  • 個人成績の開示は行われない
  • 試験当日の検温で37.5度以上の熱がある場合は受験を取り止める

また、病気・負傷や障害等がある受験生への合理的配慮についても制度が用意されており、受験特別対応申請書と医師の診断書等を添えて、試験区分ごとに定められた期日(2026年度分は2025年10月10日)までに事前相談を申し込む必要がありました。試験時間の延長、別室受験、試験解答方法の変更などが、相談内容に応じて検討される仕組みです。こうした申請期日は出願期間よりも早く設定されている点に注意が必要で、配慮を希望する場合は出願準備と並行して早期に動き出すことが求められていました。

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倍率・難易度|公表データの確認結果

長野大学は「入学試験結果」ページで学部別の入試結果データをPDF形式で公開しており、2026(令和8)年度分の資料には、共創情報科学部・地域経営学部・社会福祉学部それぞれについて、総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜・帰国生徒入試・社会人入試・私費外国人留学生入試の募集人員・志願者数・受験者数・合格者数・志願倍率・実質倍率が学部別に一覧化されています。しかし編入学入試(3年次編入)については、この公表データの一覧に区分自体が見当たりませんでした。同様に、環境ツーリズム学部・企業情報学部という学部名も2026年度分のデータには登場せず、一般選抜等の枠組みでは扱われていないことが確認できます。

この事実から、環境ツーリズム学部の編入学入試の具体的な志願者数・合格者数・倍率について、大学が定期的に公表している資料からは把握できないというのが実情です。募集人員が5名という小規模な選抜であったこと、そして出願資格が「研究成果」または特定資格の保有という限定的な条件だったことを踏まえると、一般選抜のような数十倍・数百倍規模の志願者は想定しにくい一方で、正確な倍率は非公表であるため、断定的な難易度評価は避けるべきです。編入学を検討する際は、こうした小規模枠特有の情報の少なさを前提に、出願資格を満たす具体的な準備(資格取得や研究成果の整理)そのものに時間を割く方が現実的な対策だったと考えられます。

この「編入学入試のデータが公表資料に見当たらない」という状況は、1年に限った例外ではありません。改組前年にあたる2025(令和7)年度の入学試験実施結果データを確認しても、環境ツーリズム学部の欄には総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜・帰国生徒特別入試・社会人シニア特別入試・外国人留学生入試・再入学入試の実績のみが記載されており、編入学入試(3年次編入)の行は2025年度・2026年度のいずれにも存在しません。少なくとも直近2年分について、大学の定例公表資料の対象外だったことが確認できます。

参考として、2025(令和7)年度の環境ツーリズム学部(改組前・1年次入学者対象)の一般選抜は、募集人員57名に対して志願者305名・受験者185名・合格者91名で、志願倍率5.4倍、実質倍率2.0倍でした。総合型選抜は募集人員15名に対して志願倍率3.2倍・実質倍率3.0倍、学校推薦型選抜は募集人員23名に対して志願倍率3.1倍・実質倍率2.8倍という実績です。翌2026年度は学部自体が地域経営学部に改組されたため、環境ツーリズム学部としての1年次入試データはこの2025年度分が最後の記録になります。これらはあくまで1年次入学者を対象とする一般選抜等の実績であり、募集人員5名・出願資格が限定的だった編入学入試の実質的な倍率とは前提条件が大きく異なる点に注意してください。

入試区分(2025年度・環境ツーリズム学部)募集人員志願者数合格者数実質倍率
総合型選抜15名48名16名3.0倍
学校推薦型選抜23名72名26名2.8倍
一般選抜(前期・中期合計)57名305名91名2.0倍

いずれの選抜方式でも実質倍率2倍台後半から3倍台という水準であり、環境ツーリズム学部が改組直前まで一定の志願者を集めていたことがうかがえます。もっとも、これらは高校卒業者を主な対象とする1年次入試の実績であり、社会人経験者や既卒者、他大学・短大・高専からの編入希望者を対象とする編入学入試とは、志願者層そのものが異なります。編入学入試の難易度を1年次入試の数値から類推することは避け、あくまで出願資格を満たせるかどうかという観点で準備を進めることが現実的だったといえます。

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科目別対策|小論文と出願資格となる資格試験

環境ツーリズム学部の編入学入試で唯一の筆記試験だった小論文は、評価のポイントに示されているとおり「現代社会の様々なできごと」を読み解き、論理的に自分の意見を展開する力が問われる形式でした。環境・観光・地域づくりという学部の専門3分野に直結するテーマが扱われる可能性が高く、対策としては次のような準備が有効だったと考えられます。

  • 人口減少・地方創生・オーバーツーリズム・関係人口など、地域社会と観光に関する時事的なテーマを新聞やニュースで継続的に追う
  • 環境省・観光庁・長野県などが公表する統計資料や白書の要点を、自分の言葉で要約する練習を重ねる
  • 資料や課題文の主張を整理し、賛否や複数の立場を踏まえたうえで自分の結論を組み立てる構成力を鍛える
  • 制限時間内(小論文は60分)で誤字脱字なく所定の字数を書き切る、時間配分の練習を行う

出願資格の②として認められていた資格試験群も、単なる出願要件にとどまらず、学部の学びと直結する知識を体系的に身につける機会として機能していました。環境社会検定試験(エコ検定)は環境問題全般の基礎知識を、国内旅行業務取扱管理者・総合旅行業務取扱管理者は観光・旅行分野の実務知識を、世界遺産検定は文化・自然遺産に関する知識を、それぞれ体系立てて学べる資格です。これらの資格学習で得た知識は、小論文で環境・観光分野の具体例を挙げる際の引き出しとしても活用できるため、出願資格の充足と学力面の準備を並行して進められる点が、この編入学入試の実務的な特徴だったといえます。外国語資格(英検2級以上、TOEIC500点以上など)についても同様で、資格取得のための学習が、面接で問われる「入学後の学習計画」を語るための具体的な根拠にもなり得ました。

出願前から出願後までの準備の流れ

環境ツーリズム学部の編入学入試は、出願条件そのものに研究成果や資格が組み込まれていたため、他大学の一般的な編入学試験よりも早い段階からの準備が前提でした。この試験自体はすでに終了していますが、資格・研究成果を出願条件に組み込む形式は他大学にも見られるため、類似の選抜方式を持つ大学を検討する際の準備の流れとして参考にできます。

  1. 出願資格②で認められていた資格群(英検・TOEIC・エコ検定・旅行業務取扱管理者・世界遺産検定等)のうち、自分の学習歴や興味に合うものを選び、出願期間の半年〜1年以上前から取得を目指す
  2. 出願資格①の「研究成果」で臨む場合は、卒業論文や授業レポートとは別に、環境・観光・地域づくりのいずれかに関するまとまった研究論文を準備し、必要に応じて大学の窓口へ内容の該当性を相談する
  3. 資格取得・研究成果の準備と並行して、地域社会や観光・環境分野の時事テーマについて新聞やニュースで継続的に情報収集し、小論文の書き方(要約・論理構成・意見提示)を練習する
  4. 出願直前期には、志望理由書の下書きを作成し、これまでの学習歴・資格取得の経緯・編入後の学習計画・卒業後の進路を一つのストーリーとして整理する
  5. 面接では志望理由書の内容を口頭で説明できるよう、想定質問への回答を声に出して練習しておく

面接の評価のポイントに示された「志望動機」「入学後の学習課題」「大学卒業後の進路希望」を踏まえると、単純な一問一答では終わらない深掘り質問への備えも必要でした。たとえば「なぜ現在の所属先ではなく長野大学環境ツーリズム学部を選んだのか」「取得した資格や研究成果を、入学後の学びにどう活かすつもりか」「環境・観光・地域づくりの3分野のうち、特にどの分野に力を入れたいか」といった質問は、志望理由書の記述内容をさらに具体化させる形で尋ねられる可能性が高く、書類に書いた一文一文について、なぜそう考えたのかを説明できるレベルまで掘り下げておく準備が実務的に有効でした。

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面接・志望理由書・過去問分析と出題予測

志望理由書の準備

出願書類には志望理由書が含まれており、大学ホームページからダウンロードした所定様式への記入が求められていました。面接の評価ポイントに「出願書類の記述内容に基づいた面接を実施します」と明記されていることから、志望理由書に書いた内容と面接での受け答えに一貫性を持たせることが重要でした。具体的には、現在の所属(大学・短大・高専・専修学校等)で学んだ内容、環境・観光・地域づくりのいずれかに関心を持った経緯、出願資格として提示した研究成果や資格取得の過程、編入後に環境ツーリズム学部で学びたい内容、卒業後にどのような形で地域社会に関わりたいかという将来像までを、一つの筋道でつなげて説明できるよう準備することが求められていたと考えられます。

構成要素書くべき内容の目安
現在の所属と学習歴大学・短大・高専・専修学校等でこれまで学んできた内容、履修科目や取り組んだ研究・実習
関心を持った経緯環境・観光・地域づくりのいずれかに関心を持つようになったきっかけとなる出来事や経験
出願資格との接続研究成果としてまとめた内容、または取得した資格とその学習過程
編入後の学習計画環境ツーリズム学部で具体的にどの分野・科目を学びたいか
卒業後の将来像環境・観光・地域振興のどの領域で、どのように社会に関わりたいか

この5つの要素は、面接の評価のポイントに示された「志望動機」「学習課題」「進路希望」とほぼ対応しており、志望理由書の骨子がそのまま面接の想定質問リストになるという関係にあります。書類提出後に内容を忘れてしまわないよう、提出前に必ずコピーを手元に残し、面接直前に読み返して自分の言葉で説明できる状態を保っておくことが実務的な準備の要点でした。

過去問の公開状況

長野大学は公式サイトの「過去の入試問題」ページで学部入試の過去問題をPDF形式で公開していますが、本記事の調査時点(2026年7月)では、同ページに「2026年度の入学試験問題については著作権の処理が終了した後に掲載します」という案内が掲載されており、2025年11月実施分の問題は執筆時点でまだ公開されていません。編入学入試の小論文についても同じ枠組みでの掲載対象になると考えられますが、掲載時期や対象区分の詳細は個別に明記されていないため、最新の公開状況は大学公式サイトで直接ご確認ください。したがって本記事では、実際の出題文や設問を転載・推測することは行わず、募集要項に明記された評価のポイントから読み取れる範囲での分析にとどめます。

募集要項から見た出題傾向の整理

過去問そのものが確認できない以上、断定はできませんが、募集要項の評価のポイントの記述からは、次のような出題傾向が読み取れます。第一に、小論文は「現代社会の様々なできごとについて記述された文章」を読み解く形式である以上、与えられた課題文や資料を読解したうえで意見を述べる形式である可能性が高く、白紙のテーマから自由に書かせる形式よりも、資料読解型の出題を想定した対策の方が的を外しにくいと考えられます。第二に、評価対象が「環境ツーリズム学部」という学部名を冠した試験である以上、環境・観光・地域づくりに関連するテーマが選ばれる可能性が高いと推測されますが、これは学部の性質から導かれる一般的な推測であり、大学が出題テーマを公式に予告しているわけではありません。第三に、面接では出願書類との整合性が明確に評価軸として示されているため、想定質問への回答をあらかじめ準備するだけでなく、志望理由書に書いた内容を面接官の前で自分の言葉として再現できる状態にしておくことが、書類と面接を分断させないための現実的な対策だったといえます。

面接の評価のポイントに挙げられていた「志望動機」「入学後の学習課題」「大学卒業後の進路希望」「学習計画の明確さ」「課外活動・社会活動への参加意欲」「表現力」という要素を分解すると、単発の質問対策では対応しきれない、5つの観点を横断する一貫したストーリー作りが求められていたことがわかります。具体的には、なぜ現在の所属先ではなく環境ツーリズム学部を選ぶのか、これまでの学習や課外活動が出願資格の研究成果・資格取得にどうつながったのか、編入後の2年間でどの科目や活動に取り組みたいのか、卒業後にどのような形で環境・観光・地域分野に関わりたいのか、という4つの問いに一貫して答えられる準備が、面接90点という配点の重さに見合う対策だったと考えられます。

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併願戦略・内部リンク|環境ツーリズム学部編入が終了した今、検討すべき選択肢

環境ツーリズム学部の編入学試験が2025年11月実施分をもって終了した今、環境・観光・地域づくり分野への編入を志す場合は、代替となる進路を具体的に検討する必要があります。まず確認しておきたいのは、長野大学内で編入学入試を実施している学部が完全になくなったわけではないという点です。社会福祉学部の編入学入試(3年次編入)は、環境ツーリズム学部・企業情報学部とは異なり廃止の対象になっていません。福祉分野への関心がある方は、長野大学社会福祉学部の編入試験を徹底解説もあわせてご確認ください。一方、企業情報学部の編入学入試は環境ツーリズム学部とまったく同じ2027年度入学者選抜から廃止される対象であり、こちらもすでに募集を終了しています。同じ改組の経緯を持つ学部として、長野大学企業情報学部の編入試験を徹底解説で詳しい経緯を確認できます。

環境・観光・地域という専門分野そのものを重視して大学を探す場合は、他大学の同系統学部を検討する選択肢もあります。たとえば環境と人間の関わりを扱う分野では兵庫県立大学環境人間学部の編入試験を徹底解説のように、環境ツーリズム学部と重なる専門性を持つ学部が他大学にも存在します。地域政策・地域科学のように、観光より地域づくりの側面を強く学びたい場合は、大学ごとに出願資格や試験科目の設計が異なります。同じ「環境」「地域」という言葉を学部名に含む大学でも、専門科目の有無や配点構成は大きく異なるため、興味のある大学の最新の募集要項を一校ずつ確認しながら、併願先を絞り込んでいくことが重要です。

併願先を選ぶ際の視点としては、次の3点を軸に比較すると整理しやすくなります。第一に出願資格で、大学卒業・短大卒業・高専卒業といった基本要件に加え、環境ツーリズム学部のように資格や研究成果を追加で求める大学もあれば、そうした追加条件を設けない大学もあります。第二に試験科目で、小論文と面接のみの大学もあれば、専門科目の筆記試験や英語の個別試験を課す大学もあり、自分の得意分野に合わせて出題形式を比較することが対策の効率化につながります。第三に募集人員と実施状況で、環境ツーリズム学部のように募集そのものが終了している例もあるため、志望校を固める前に必ず最新年度の募集要項で実施の有無を確認する必要があります。

長野大学内で比較する場合も、社会福祉学部と環境ツーリズム学部・企業情報学部とでは出願資格の設計が異なっていた点はすでに述べたとおりです。同じ大学の中でも学部によって編入学試験の存続・廃止が分かれることは、今回の環境ツーリズム学部のケースが示す重要な教訓です。特定の大学名だけで志望校を固定するのではなく、学部単位で最新の実施状況を確認する習慣を持つことが、限られた準備期間を無駄にしないための基本的な心構えになります。

どの大学を軸に据えるかを含め、出願資格の充足状況や学習計画の立て方に迷う場合は、大学編入を専門に扱う大学編入対策コースのプロ講師に相談することで、現在の学力・所属・残り期間に応じた現実的な選択肢を整理できます。大学編入の仕組みや全体像を先に押さえておきたい方は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】もあわせてご覧ください。

環境・観光・地域分野への編入を今から検討する場合、最初に確認しておきたい点を整理すると次のとおりです。

  • 志望大学の学部・学科が、直近年度も3年次編入学試験を実施しているか(実施の有無は毎年変わり得るため、必ず最新の募集要項で確認する)
  • 出願資格に研究成果・資格保有などの追加条件が課されていないか、課されている場合は準備にどの程度の期間が必要か
  • 試験科目が小論文・面接のみか、専門科目の筆記試験を含むか
  • 募集人員・出願期間・試験日が、現在の所属先での学業スケジュールと両立できるか
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よくある質問(FAQ)

長野大学環境ツーリズム学部の編入学試験に、今から出願することはできますか。

できません。長野大学は2025年3月26日付の告知で、2027(令和9)年度入学者選抜より環境ツーリズム学部・企業情報学部の編入学試験(3年次編入)を廃止すると発表しています。2026年度入学者向けに2025年11月23日に実施された試験が最後の実施であり、合格発表(2025年12月12日)・入学手続(2025年12月24日締切)もすでに完了しています。本記事の執筆時点(2026年7月)で、次年度以降の環境ツーリズム学部への編入学試験の募集案内は長野大学公式サイト上に一切見当たりません。

なぜ編入学試験は廃止されたのですか。

環境ツーリズム学部そのものが改組転換され、2026年4月に後継学部として「地域経営学部」が新設されたことが背景にあります。1年次入学はすでに2026年度から地域経営学部に完全移行しており、3年次編入についても2027年度入学者選抜から廃止という形で、学部の改組にあわせて募集が終了しました。廃止の具体的な理由(志願者数の推移など)は、公式発表の中では明記されていません。

後継の地域経営学部では、今後編入学試験が実施されますか。

2026年7月時点の長野大学公式サイトには、地域経営学部が3年次編入学試験を実施するという案内は見当たりません。改組にともなう編入学試験の取り扱いが今後変更される可能性はあるため、地域経営学部への編入を検討する場合は、長野大学受験生応援サイトの「次年度以降の入試情報」ページを定期的に確認することをおすすめします。

環境ツーリズム学部の在校生は、今後どうなりますか。

2026年4月時点で環境ツーリズム学部に在籍している学生は、卒業まで環境ツーリズム学部の教育課程で学び続けます。募集が停止されたのは新規の入学者(1年次入学・3年次編入)であり、既存の在校生の在籍そのものに影響はありません。教育課程の運営体制が改組にともなってどう変化するかについての詳細は、公式発表の中では明記されていないため、在籍する学生本人が大学から個別に案内を受ける形になると考えられます。

最後に実施された編入学試験の試験科目と配点を教えてください。

2025年11月実施分では、小論文90点と面接90点の合計180点満点という構成でした。専門科目の筆記試験や口頭試問は課されておらず、社会福祉学部・企業情報学部の編入学入試とも共通の配点でした。

出願資格にあった「研究成果」とは、具体的に何を指しますか。

募集要項には「環境・観光・地域づくりのいずれかに関わる研究成果のある者」とのみ記載されており、卒業論文の中間報告や通常の授業レポートとは異なる研究論文としての成果を想定していたとみられますが、具体的な分量や様式は明記されていません。この条件で出願を検討する場合は、募集期間中に大学の教育グループ広報入試担当(Tel:0268-39-0020、Mail:kouhou@nagano.ac.jp)への個別相談が前提になっていたと考えられます。

資格による出願条件には、英検やTOEIC以外にどのようなものがありましたか。

TEAP・TOEFL-ITP・TOEFL-iBTなどの英語資格に加えて、HSK3級以上・中国語検定試験3級以上といった中国語資格、環境社会検定試験(エコ検定)、国内旅行業務取扱管理者、総合旅行業務取扱管理者、世界遺産検定2級以上、日本・旅行地理検定上級が対象として明記されていました。これら以外の資格でも出願可能な場合があるとされ、個別相談が案内されていました。

環境・観光・地域系の学部に編入したい場合、他にどのような選択肢がありますか。

長野大学内では社会福祉学部の編入学入試が継続されているほか、他大学では岐阜大学地域科学部や兵庫県立大学環境人間学部など、地域政策・環境分野の編入学入試を実施している大学があります。大学ごとに出願資格や試験科目の構成は異なるため、志望分野が近い大学を複数比較しながら、最新の募集要項を確認して併願先を検討することをおすすめします。

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まとめ

長野大学環境ツーリズム学部の編入学試験(3年次編入)は、2025年3月26日付の公式発表により2027年度入学者選抜からの廃止が決定しており、2025年11月に実施された2026年度入学者向けの選考が最後の実施でした。募集人員5名、小論文90点と面接90点の合計180点満点という比較的シンプルな構成のもと、環境・観光・地域づくりに関わる研究成果または特定資格の保有を出願条件とする、独自性の高い選抜制度だったことが、公式募集要項からは読み取れます。学部そのものは2026年4月に地域経営学部へ改組され、在校生の教育は継続していますが、新規の編入学募集は現時点で行われていません。環境・観光・地域分野への編入を志す場合は、長野大学社会福祉学部や他大学の同系統学部など、現在も編入学試験を実施している選択肢を早めに調べ、出願資格や試験科目の違いを比較しながら準備を進めることが重要です。「この大学のこの学部は今も編入を実施しているか」という前提の確認を怠ると、準備を重ねたあとに出願そのものができないという事態になりかねません。長野大学環境ツーリズム学部のケースは、学部の改組や社会的なニーズの変化によって、編入学試験という制度自体が数年単位で見直され得ることを示す実例でもあります。進路の絞り込みに迷う場合は、大学編入対策コースのプロ講師へ相談し、志望分野・出願資格・試験科目の最新情報を踏まえたうえで、現実的な併願プランを組み立てることをおすすめします。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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