ご質問やお問い合わせはお気軽に
茨城大学理学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

茨城大学理学部の編入試験とは、高等専門学校・短期大学の卒業者や4年制大学に2年以上在学して62単位以上を修得した人などが、理学科の数学・情報数理コース、物理学コース、化学コース、生物科学コース、地球環境科学コースのいずれかを対象に、原則として第3年次から入学するための選抜です。水戸市文京にある理学部単独キャンパスで実施され、募集人員は5コースあわせて4名という少人数枠のなかで、コースごとに指定された筆記試験1科目と個人面接によって合否が決まります。この記事では、令和9年度(2027年4月入学)の学生募集要項と理学部公式サイトの公開情報を一次情報として、募集人員・出願資格・試験科目と配点・出願から入学までの日程・過去問の扱い・志望理由や面接での準備までを、茨城大学理学部に固有の事実にもとづいて整理します。数値や日程は年度によって変わる可能性があるため、出願前には必ず最新の募集要項でご確認ください。
茨城大学理学部の編入試験は、一般選抜のように複数学科から幅広く募集する形ではなく、理学科という1学科のなかの特定コースを対象とした選抜です。コースごとに指定された1科目の筆記試験を受ける仕組みのため、志望コースを固めてから対策範囲を絞り込むことが、限られた準備期間を有効に使う近道になります。令和8年6月には台風の影響で試験日が変更された経緯もあり、公式サイトの最新告知を出願直前まで確認しておく姿勢が欠かせません。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
茨城大学理学部の3年次編入学試験の概要
茨城大学理学部は、水戸市文京二丁目にある理学部単独のキャンパスで自然科学の教育・研究を行う学部です。学部全体は理学科という1学科のなかに、数学・情報数理コース、物理学コース、化学コース、生物科学コース、地球環境科学コース、総合理学コースという6つのコースを置く「1学科6コース制」を採用しています。大学案内では理学部を1学科6コース制と説明していますが、3年次編入学試験の令和9年度募集要項が対象とするのは、このうち数学・情報数理コース、物理学コース、化学コース、生物科学コース、地球環境科学コース(地球科学技術者養成プログラムを除く)の5コースであり、総合理学コースは編入学試験の募集対象に含まれていません。
この違いは見落としやすいポイントです。理学部の学部案内やコース紹介ページを見て「6コースある」と理解したまま募集要項を確認しないと、志望コースが編入試験の対象外だったという事態になりかねません。総合理学コースは編入試験の募集対象外である点に注意してください。1年前の令和8年度募集要項では、対象コースの欄に「学際理学コース」という名称のコースが記載されており、募集単位も「1学科6コース あわせて4名」という表記でした。令和9年度募集要項では同じ4名という総枠のまま「理学科のうち5コースから合わせて4名」という表記に変わっており、コースの名称や編入受け入れの有無、募集人員の書き方が年度によって変わりうることが確認できます。志望するコースが最新年度の募集要項に掲載されているかどうかは、出願準備の最初に確認すべき事項です。
編入学の時期は毎年4月で、入学年次は第3年次です。入学後の修業年限は2年、在学できる年限は4年と募集要項に定められており、標準的には2年間で理学科の卒業要件を満たして卒業することになります。出身校での既修得単位がどこまで理学部の履修単位として認定されるかによって卒業までの必要年数が変わる場合があり、単位認定の状況によっては卒業に3年以上を要することもあります。募集要項では、2年での卒業を目指すなら入学するコースに関連する科目を多めに履修しておくことを推奨しており、出願前に自分の履修内容と理学部のカリキュラムの重なりを確認しておくと、入学後の見通しを立てやすくなります。
茨城大学は、大学全体のアドミッション・ポリシーとして、専門分野の学修に必要な基礎学力、知的関心の広さ、思考力・判断力・表現力、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度という4つの資質を志願者に求めています。理学部はこれに加えて、数学・理科の基礎知識と論理的思考力、国語・外国語・地理歴史または公民・情報の基礎知識と論理的な文章作成力、自然や社会の出来事への幅広い関心、探究活動への意欲と主体性を独自に掲げています。面接では志望動機とあわせてこれらの資質が問われます。志望理由や自己アピールを準備する際は、この理学部アドミッション・ポリシーの文言を意識して、自分の経験や学習歴と結びつけて説明できるようにしておくと一貫性が出ます。
そもそも大学編入という進路の仕組みや、一般的な難易度・費用・スケジュールを詳しく知りたい方は、大学編入の仕組みや難易度を解説した記事もあわせてご確認ください。茨城大学への編入を社会人として検討している方には、社会人が茨城大学に編入する方法を解説した記事も参考になります。
出願準備の初期段階で確認しておきたいポイントを整理すると、次のとおりです。
- 志望コースが最新年度の募集要項の対象コースに含まれているか
- 出願資格7区分のうち自分がどれに該当するか、証明書は準備できるか
- 筆記試験の指定科目(地球環境科学コースは選択科目)は何か
- 出願期間・試験日・合格発表・入学手続の日程が他の併願校と重ならないか
- 検定料30,000円の払込や必要書類の請求(冊子版募集要項)を早めに進められているか
| 項目 | 令和9年度募集要項の内容 |
|---|---|
| 対象コース | 数学・情報数理、物理学、化学、生物科学、地球環境科学(地球科学技術者養成プログラムを除く)の5コース |
| 募集人員 | 5コースあわせて4名(コース別内訳の公表なし) |
| 編入学年次・時期 | 第3年次・令和9年4月 |
| 出願期間 | 令和8年5月25日(月)〜5月29日(金)必着 |
| 試験日 | 当初令和8年6月27日(土)予定→台風接近のため令和8年7月26日(日)に延期 |
| 試験内容 | 筆記試験(10:00〜11:30)、個人面接(13:00〜、1人15分程度) |
| 配点 | 筆記試験100点+面接50点=150点満点(学業成績証明書は面接の参考資料) |
| 検定料 | 30,000円 |
| 試験会場 | 茨城大学理学部(水戸市文京2-1-1) |
5つの対象コースは、学ぶ内容も卒業後に想定される進路も大きく異なります。数学・情報数理コースは数学とコンピュータ科学を横断的に学び、情報系企業やデータ分析関連の職種、教員などに進む学生が多い傾向があります。物理学コースは力学・電磁気学・量子力学などの基礎物理を土台に、素材・エネルギー関連企業や研究職を志向する学生が中心です。化学コースは無機・有機・物理化学を幅広く学び、化学メーカーや製薬関連の技術職につながる学びが中心になります。生物科学コースは分子生物学や生態学など生命科学を扱い、食品・医薬・環境関連の分野に接続しやすいのが特徴です。地球環境科学コースは地質・気象・海洋など地球規模の現象を扱います。自分がどの分野を深めたいのかを、コース名だけでなく学びの中身から確認しておくと、志望理由の説得力にもつながります。
編入生は、第3年次から一般選抜で入学した学生と合流し、同じ専門科目やゼミ・研究室配属の流れに加わります。編入後は一般選抜の学生と同じ専門課程で学びます。理学部では各コースの教員が専門分野ごとに研究室を構えており、第4年次には卒業研究に取り組むのが一般的な流れです。編入前の段階から、志望コースにどのような研究室があるのかを理学部のコース紹介ページで確認しておくと、入学後の学びをイメージしやすくなります。
この表からわかるとおり、茨城大学理学部の編入試験は5月末の出願、夏の試験、初夏から晩夏にかけての合格発表という日程で進みます。令和9年度は台風の影響で試験日と合格発表日が変更されました。日程や金額は年度によって変更される可能性があるため、この記事の数値はあくまで令和9年度募集要項にもとづく参考値として扱い、実際の出願時には理学部ホームページで最新の募集要項を確認してください。
募集人員・出願資格
募集人員は、理学科のうち数学・情報数理コース、物理学コース、化学コース、生物科学コース、地球環境科学コース(地球科学技術者養成プログラムを除く)の5コースを合わせて4名です。コースごとの募集人員は公表されておらず、5コース全体で4名という総枠が示されているだけです。特定のコースに志望者が集中した場合、そのコースだけで実質的な倍率が高くなる可能性がある一方、他のコースは志望者が少ない年もあり得ます。志望コースを固定した対策と並行して、募集要項に記載された注意事項や理学部からの案内を出願直前まで確認しておくことが大切です。
| 学科 | コース | 募集人員 |
|---|---|---|
| 理学科 | 数学・情報数理コース | 5コースあわせて4名 |
| 物理学コース | ||
| 化学コース | ||
| 生物科学コース | ||
| 地球環境科学コース(地球科学技術者養成プログラムを除く) |
出願資格は、次の7つの区分のいずれかに該当する者と定められています。ただし、現在茨城大学に在学している者は出願できません。
- 学士の学位を有する者、または令和9年3月31日までに取得見込みの者
- 短期大学または高等専門学校を卒業した者、または令和9年3月31日までに卒業見込みの者
- 修業年限4年以上の大学において2年以上(休学期間を除く)在学し、62単位以上を修得した者、または令和9年3月31日までに修得見込みの者
- 専修学校の専門課程(修業年限2年以上で、かつ修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上のもの)を修了した者、または令和9年3月修了見込みの者
- 外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者、または令和9年3月31日までに修了見込みの者
- 外国の大学または短期大学を卒業した者、または令和9年3月31日までに卒業見込みの者
- 高等学校・中等教育学校の後期課程・特別支援学校の専攻科(修業年限2年以上などの基準を満たすもの)を修了した者、または令和9年3月31日までに修了見込みの者
このなかで特に確認しておきたいのが3つ目の区分です。4年制大学の在学者は2年以上の在学と62単位以上の修得という2つの条件を同時に満たす必要があり、休学期間は在学年数に算入されません。62単位という基準は、出願時点で修得済みでなくても令和9年3月31日までに修得見込みであれば出願できますが、見込みどおりに単位を修得できなかった場合は出願資格を欠くことになるため、履修計画には余裕を持たせておくことが望まれます。専修学校の専門課程からの出願は、修業年限2年以上かつ総授業時間数1,700時間以上という具体的な基準を満たすことが条件になっており、高専・短大の卒業見込者と同様、年度末までの卒業・修了が前提条件になっている点は共通しています。
出願資格の判定に迷うケースは少なくありません。専修学校の専門課程からの出願では、修業年限や総授業時間数の基準を満たしているかどうかが証明書の記載内容によって判断されるため、在籍校の教務窓口に早めに確認しておくと安心です。出願資格の該当区分は自己判断せず在籍校に確認するのが安全です。外国の学校教育を修了した場合や外国の大学・短期大学を卒業した場合も、修了年限や学位の認定状況によって扱いが変わることがあります。少しでも該当区分の判断に不安がある場合は、出願期間が始まる前に理学部学務グループへ問い合わせ、必要な証明書の種類を確認しておくことをおすすめします。
高等専門学校からの出願では、卒業見込みの場合と既卒の場合のいずれも出願資格に含まれます。高専の既卒者も出願資格の対象に含まれます。高専で就職や進学の準備を並行して進めてきた場合でも、出願資格自体は満たせることが多いため、卒業後の経過年数だけで出願をあきらめる必要はありません。ただし、出身校での成績証明書や在学期間証明書は、卒業から時間が経つほど取得に時間がかかることもあるため、早めに準備を始めておくと安心です。
出願にあたっては、次の書類を用意します。書類の様式は理学部から取り寄せる冊子版の募集要項に添付されており、ホームページに掲載されているPDF版の募集要項には振込用紙や出願書類そのものは含まれていません。出願書類はホームページのPDFではなく冊子版から取得します。
| 出願書類 | 内容・注意点 |
|---|---|
| 編入学志願票・写真票・受験票 | 理学部指定の様式。写真は出願前3か月以内撮影、上半身正面無帽 |
| 履歴書・住所票 | 理学部指定の様式に必要事項を記入 |
| 学業成績証明書 | 出身校の学長等が作成し厳封したもの。面接の参考資料として扱われる |
| 卒業(見込)証明書・在学期間証明書・専門士取得(見込)証明書 | 該当する出願資格の区分に応じて必要な証明書が異なる |
| 検定料振込証明書類 | 検定料30,000円を金融機関窓口で払い込んだ証明(ATM不可) |
| 受験票等送付用封筒・住民票 | 返信用封筒(410円切手)、外国人留学生は住民票が別途必要 |
出願資格3つ目の区分(4年制大学在学者)に該当する人で、出願時点ではまだ62単位に届いていない場合は、学業成績証明書に加えて履修中の科目・単位数を明記した証明書または履修登録票等をあわせて提出する必要があります。検定料の振込手数料は志願者本人の負担となり、振替払込請求書兼受領証は本人控えのため理学部への提出は不要ですが、受験票が手元に届くまで大切に保管しておくよう案内されています。
出願期間は令和8年5月25日(月)から5月29日(金)までの必着で、郵送は書留速達を使うよう定められています。出願書類等の持参は5月29日の10時から16時の間に限られ、正午から13時の休憩時間は受け付けられません。募集要項の請求は、270円分の切手を貼った返信用封筒(角形2号)に「3年次編入学学生募集要項請求」と朱書きして理学部学務グループへ郵送する方法と、窓口で直接受け取る方法の2通りが用意されています。窓口の受付時間は8時30分から17時15分までです。振り込んだ検定料は出願書類の受理後は原則として返還されませんが、検定料を払い込んだうえで出願を取りやめた場合や誤って二重に払い込んだ場合は返還請求ができ、問い合わせ先は理学部学務グループとは別の茨城大学財務部財務課経理グループ(電話029-228-8029・8561)と案内されています。
試験科目と配点
茨城大学理学部の編入試験は、10時から11時30分までの筆記試験と、13時から行われる個人面接の2つで構成されます。筆記試験は志望コースごとに指定された1科目のみを受験する形式で、複数科目を選んで受けるものではありません。数学・情報数理コースは数学、物理学コースは物理学、化学コースは化学、生物科学コースは生物学が指定科目です。地球環境科学コース(地球科学技術者養成プログラムを除く)だけは例外で、数学・物理学・化学・生物学・地球科学の5科目のなかから出願時に届け出た1科目を解答する仕組みになっています。地球環境科学コースの受験科目は出願時に届け出た科目からの変更ができません。試験当日に科目を変更することはできないため、出願書類を提出する段階で受験科目を確定させておく必要があります。
| コース | 筆記試験科目(10:00〜11:30) |
|---|---|
| 数学・情報数理コース | 数学 |
| 物理学コース | 物理学 |
| 化学コース | 化学 |
| 生物科学コース | 生物学 |
| 地球環境科学コース(地球科学技術者養成プログラムを除く) | 数学・物理学・化学・生物学・地球科学から出願時届出の1科目 |
募集要項には、各科目で評価する内容が次のように明記されています。数学は大学1年次程度の微積分・線型代数・集合などに関する基礎的な問題を出題し、理解度と論理的思考力を評価します。物理学と化学は、それぞれ大学1年次までに標準的に習得する内容について出題し、理解度と各科目の思考力を評価するとされています。生物学は基礎的な問題を課して生物学的思考力を、地球科学は基礎的な問題を課して基礎学力と論理的思考力を評価します。いずれの科目も大学1年次修了程度が出題の基準とされており、専門コース特有の発展的な内容までは要求されていません。面接は個人面接で1人15分程度、志望動機・志望コースへの関心の深さ・適性・学習意欲・コミュニケーション能力などが評価されます。
配点は、筆記試験100点、面接50点の合計150点満点です。学業成績証明書は得点化されず面接の参考資料として扱われる位置づけで、出身校での成績が直接加点される仕組みではありません。選考は筆記試験と面接の結果を総合して判定され、どちらか一方でも受験しなかった場合は欠格として扱われると定められています。配点の内訳から見ると、面接50点は150点満点の3分の1を占めており、筆記対策だけに時間を集中させず、志望動機や学習計画を言語化する準備にも一定の時間を割く必要があります。
「筆記試験及び面接のうち一つでも受験しなかった場合は、欠格扱いとなります」という規定にも注意が必要です。筆記試験は11時30分に終わり、面接は13時から始まるため、その間の1時間半をどう過ごすかも本番の集中力に影響します。昼食のタイミングや休憩場所を事前にイメージしておき、遠方から受験する場合は前泊や交通手段の遅延リスクを見込んで余裕のある行程を組んでおくことが、実力を発揮するための土台になります。
この選抜は、大学入学共通テストを課さない大学独自日程の試験です。出願時期・試験時期が一般選抜と異なる点も特徴です。出願は5月末、筆記試験と面接は同日にまとめて実施されるため、当日は科目の実力だけでなく、午前の筆記試験から午後の面接まで集中力を保つ体力面の準備も欠かせません。会場は理学部単独のキャンパスで実施されるため、遠方から受験する場合は前日入りなど移動計画も早めに立てておくと安心です。
面接で評価される「コミュニケーション能力」は、流暢に話すことだけを指すものではありません。質問の意図を理解して的確に答える姿勢が重視されます。想定外の質問をされた場合でも、分からないことを分からないと正直に伝えたうえで、自分の考えを筋道立てて話そうとする姿勢が評価されると考えられます。面接練習では、想定問答を丸暗記するのではなく、なぜそう答えるのかという理由まで説明できるよう準備しておくことが重要です。
日程・スケジュール
令和9年度(2027年4月入学)の3年次編入学試験は、出願期間が令和8年5月25日(月)から5月29日(金)までで、この時点ではすでに受付が終了しています。試験日は当初令和8年6月27日(土)に予定されていましたが、台風接近により受験生の安全確保を優先する判断から延期が決定し、令和8年7月26日(日)に実施されることが確定しています。これに伴い、合格発表日も当初の令和8年7月22日(水)から令和8年8月27日(木)に変更されました。
| 手続き | 当初の予定 | 変更後(確定) |
|---|---|---|
| 出願期間 | 令和8年5月25日(月)〜5月29日(金)必着(変更なし) | |
| 試験日 | 令和8年6月27日(土) | 令和8年7月26日(日) |
| 合格発表 | 令和8年7月22日(水)13時 | 令和8年8月27日(木) |
出願後、受験票は令和8年6月中旬を目安に志願者本人宛へ郵送されます。受験票が届かない場合は早めの問い合わせが必要です。令和8年6月19日(金)までに受験票が届かない場合は、理学部学務グループへ問い合わせるよう案内されています。出願書類を郵送した後も、受験票が予定どおり届くかを必ず確認しておきましょう。
この延期は、令和8年6月26日に理学部から一報が公表され、その後の告知を経て新日程が令和8年7月26日に確定したものです。大学の入試日程は自然災害で変更されることがあります。理学部の募集要項自体にも、大規模災害等が発生した場合には試験日や実施方法を変更する場合があり、変更があれば理学部ホームページで案内すると明記されています。出願を予定している方は、直前だけでなく出願後も定期的に理学部ホームページを確認しておくと安心です。
合格発表は、理学部玄関前への掲示と、理学部ホームページへの合格者受験番号の掲載という2つの方法で行われます。当初の日程では、発表当日の13時に玄関前掲示、15時からホームページに掲載し、掲載終了は発表の1週間後という運用が定められていました。合格者には合格通知書が速達で郵送されますが、電話等による合否照会には応じない方針が明記されています。合否の確認は掲示または合格通知書で行う必要があります。合格者は、合格通知書とともに送付される「編入学確約書」に本人と保証人が連署のうえ、指定期日までに理学部学務グループへ提出しなければなりません。令和9年度募集要項に記載された当初の確約書提出期限は令和8年8月19日(水)でしたが、試験日と合格発表日が延期されたことに伴い、この期限も変更されている可能性があります。確定した期日は合格通知書に同封される案内で確認してください。
入学手続期間は令和9年3月1日(月)から3月4日(木)までで、郵送での手続きが求められます。入学時には次の費用の納付が予定されています。
| 費用項目 | 金額(令和9年度募集要項) |
|---|---|
| 入学料 | 282,000円 |
| 授業料(前期分) | 267,900円(年額535,800円) |
| 学生教育研究災害傷害保険等 | 2,430円 |
| 茨城大学教育研究助成会会費 | 10,000円 |
| 理学部後援会会費 | 6,000円 |
| 理学部同窓会会費 | 10,000円 |
この表の金額はいずれも令和9年度募集要項に示された時点のものです。入学手続時の金額は改定される可能性があります。このほか、3年次に実施されるTOEIC IPテストの受験経費など、学修に充てるための経費も別途案内されるとされています。入学料・授業料の免除や徴収猶予(延納・月割分納)を希望する場合は、茨城大学スチューデントライフサポート室が窓口となっており、募集要項のQRコードからアクセスしてメールで問い合わせる案内になっています。入学手続関係書類が届いたら、金額と納付期限を早めに確認しておきましょう。
出願書類で得られた個人情報は、入学者選抜に関する業務と選抜方法の改善検討にのみ利用され、志願者本人の同意なく目的外に利用されることはないと明記されています。個人情報は入学者選抜以外の目的には使われません。このほか、災害等で被災した受験生を対象に、出願時の検定料免除の特別措置も用意されており、該当する場合は茨城大学学務部入試・高大連携課(電話029-228-8064、FAX029-228-8603)への問い合わせが案内されています。入学後は、基盤教育科目「プラクティカル・イングリッシュ」のクラス分けにTOEICスコア(TOEIC-IP可)が利用されるため、入学前2年以内の有効なスコアを持っていない場合は、入学前にTOEICを受験しておくよう案内されています。入学前のTOEICスコアはクラス分けに利用されます。編入後の英語学習にも関わるため、出願準備の段階から意識しておくとよいでしょう。
障害等があり受験上または修学上の配慮を必要とする方は、令和8年5月7日(木)までに理学部へ相談するよう案内されています。相談の結果、配慮が必要と判断された場合は、医師の診断書を添えた「受験上等の配慮申請書」を令和8年5月13日(水)までに理学部学務グループへ提出する2段階の手続きになっているため、出願を検討する段階から早めに問い合わせておくとよいでしょう。
出願から入学までの流れを時系列で一覧にすると、次のとおりです。
| 時期 | 手続き |
|---|---|
| 令和8年5月25日(月)〜29日(金) | 出願期間(必着) |
| 令和8年6月中旬 | 受験票の発送 |
| 令和8年7月26日(日) | 筆記試験・面接(台風延期後の確定日) |
| 令和8年8月27日(木) | 合格発表(台風延期後の確定日) |
| 合格発表後、指定期日まで | 編入学確約書の提出 |
| 令和9年2月下旬頃 | 入学手続書類の発送 |
| 令和9年3月1日(月)〜4日(木) | 入学手続期間 |
| 令和9年4月 | 入学(第3年次) |
出願から入学まではおよそ10か月にわたる長丁場です。出願から入学まで10か月前後の見通しを持っておきます。試験本番だけでなく、証明書の取得、確約書の提出、入学手続の書類対応など、事務的な締切も複数あります。カレンダーやリマインダーを使って、学習計画と手続きの締切を一緒に管理しておくと、直前になって慌てることを防げます。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
倍率・難易度
茨城大学は、入学者選抜全般の志願状況について「現在、志願状況等については公表しておりません」としており、3年次編入学試験に限定した志願者数・受験者数・合格者数・倍率も、理学部ホームページや大学公式サイトでは確認できませんでした。編入学試験の倍率は公式には公表されていません。インターネット上には特定年度の倍率を示す情報も見受けられますが、本記事の執筆時点で一次情報として確認できる公式の数値ではないため、具体的な倍率をここで断定することは避けます。最新の実施状況を知りたい場合は、理学部学務グループへ直接問い合わせることをおすすめします。
倍率が公表されていないなかでも、難易度を考えるうえで参考になる事実はあります。募集人員が5コース合わせてわずか4名という総枠の小ささです。5コースで4名という募集枠は決して大きくありません。仮に全国の高専・短大・大学からこの5コースを志望する受験生が集まった場合、単純計算でも1コースあたりの想定枠は1名に満たない計算になり、特定のコースに出願が集中すれば、実質的な倍率はさらに高くなり得ます。募集人員の少なさそのものが、対策の綿密さを求める要因だと理解しておくとよいでしょう。
難易度を測るもう一つの手がかりは、出題内容が大学1年次修了程度に設定されている点です。専門コースの発展的な内容までは問われないとされているため、範囲自体は限定的です。出題範囲が限定的でも合格の保証にはなりません。むしろ範囲が絞られているぶん、基礎の抜け漏れがそのまま得点差に直結しやすく、応用問題での逆転が起きにくい選抜だと捉えられます。過去問を実際に取り寄せて、どの程度の記述量・計算量が求められるかを確認したうえで、基礎を隙なく仕上げる方針で臨むことが現実的な対策になります。
倍率そのものはわからなくても、募集人員が5コース合計4名という絶対数の小ささは、他の国立大学の学部・学科でよく見られる「各コース若干名」という表記と比べても、必要となる準備の質の高さを示唆しています。絶対数の少なさが対策の質を左右します。母数が小さい選抜では、1つのケアレスミスや説明不足が合否に直結しやすくなります。過去問演習の際は、正答率だけでなく、時間内に完答できたか、記述に抜けがないかまで含めて自己点検する習慣をつけておくとよいでしょう。
倍率が読みにくい大学の編入試験に共通する対策の考え方として、募集要項に明記された配点や評価基準を基準点として捉え、過去問演習で自分の答案がどのレベルに達しているかを客観的に確認する方法があります。配点表と過去問演習を基準に自己採点する方法が有効です。数学・物理学・化学のように大学1年次修了程度という基準が明示されている科目は、教科書レベルの標準問題を安定して解ける状態を最低ラインとして設定し、そこからさらに記述の質を高めていく段階的な学習計画を立てると、限られた対策期間でも優先順位をつけやすくなります。
科目別対策
募集要項に示された「内容及び採点・評価の基準」を手がかりに、コースごとの指定科目の対策の方向性を整理します。いずれの科目も大学1年次修了程度が基準ですので、専門的な難問対策よりも、教科書レベルの内容を漏れなく、かつ論理立てて説明できる状態に仕上げることが優先されます。
| 科目 | 主な出題範囲の目安 | 対策の優先度 |
|---|---|---|
| 数学 | 微積分・線型代数・集合と論理 | 数学・情報数理コース、地球環境科学コース選択者は最優先 |
| 物理学 | 力学・電磁気学を中心に波動・熱力学 | 物理学コース、地球環境科学コース選択者は最優先 |
| 化学 | 無機化学・有機化学・物理化学の基礎 | 化学コース、地球環境科学コース選択者は最優先 |
| 生物学 | 細胞・遺伝・代謝・生態系の基礎 | 生物科学コース、地球環境科学コース選択者は最優先 |
| 地球科学 | 地質・プレートテクトニクス・気象海洋・地球の構造 | 地球環境科学コースで地球科学を選ぶ場合のみ |
数学(数学・情報数理コース、地球環境科学コース選択者)
数学は、微積分・線型代数・集合などに関する大学1年次程度の基礎的な問題が出題され、理解度と論理的思考力が評価されます。微積分と線型代数は毎年の主要な出題範囲と考えられます。極限・微分・積分の基本計算と応用、行列やベクトル空間の基本的な扱い、集合や論理の基礎的な記述方法などが対象になると考えられます。高専生であれば専門科目で扱う数学の範囲と重なる部分が多く、短大や4年制大学の在学者は教養課程で履修した微積分・線形代数の教科書を、証明や計算過程を自分の手で再現できるレベルまで復習しておくことが有効です。論理的思考力が評価項目に明記されているため、答えだけでなく途中の論証過程を丁寧に書く練習も欠かせません。
- 大学教養レベルの微積分・線形代数の教科書を1冊に決めて、章末問題まで一通り解き直す
- 証明問題は結論だけでなく、途中の論証を人に説明できるレベルまで書く練習を重ねる
- 集合・論理の基本用語(必要条件・十分条件、全称命題・存在命題など)を正確に使えるようにする
物理学(物理学コース、地球環境科学コース選択者)
物理学は、大学1年次までに標準的に習得する内容から出題され、理解度と物理学的思考力が評価されます。力学と電磁気学は基礎の中心的な分野です。力学(運動方程式、エネルギー保存則、単振動など)と電磁気学(クーロンの法則、電場・磁場の基本、回路の基礎)を中心に、波動や熱力学の基礎的な内容もあわせて復習しておくと安心です。高専の物理系学科出身者は専門科目で触れる範囲と重なりますが、大学の一般教養で物理を履修していない場合は、教科書の例題を一通り解き直すところから始めると範囲の抜けを防げます。
- 力学は運動方程式・エネルギー保存則・運動量保存則を、公式暗記ではなく導出過程から理解する
- 電磁気学はクーロンの法則からガウスの法則、電場・電位の関係までを一連の流れで押さえる
- 波動・熱力学は基本法則と代表的な現象(単振動、気体の状態方程式など)を優先して学ぶ
化学(化学コース、地球環境科学コース選択者)
化学も大学1年次までに標準的に習得する内容が出題範囲で、理解度と化学的思考力が評価対象です。無機・有機・物理化学の基礎を横断的に押さえます。原子構造や化学結合、モル計算や濃度計算といった基礎的な計算問題、酸塩基・酸化還元反応の基本、有機化学の基礎的な官能基や反応の仕組みなど、無機化学・有機化学・物理化学にまたがる基礎知識が問われると考えられます。高専の化学系学科や工業系学科の出身者は専門科目との重なりが大きい一方、生物系や情報系から化学コースを志望する場合は、教養レベルの化学の教科書を1冊通して復習しておくことが土台づくりになります。
- モル計算・濃度計算・化学反応式の量的関係など、計算問題の型を繰り返し練習する
- 酸塩基・酸化還元反応の基本的な考え方を、具体的な反応式で説明できるようにする
- 有機化学は代表的な官能基の性質と反応パターンを優先して整理する
生物学(生物科学コース、地球環境科学コース選択者)
生物学は基礎的な問題が課され、理解度と生物学的思考力が評価されます。細胞や遺伝の基礎は頻出領域と考えられます。細胞の構造と機能、遺伝の基本法則、代謝やエネルギー、生態系の基礎的な仕組みなど、高校生物から大学基礎レベルにかけての内容を体系的に押さえておくことが対策の土台になります。高専や短大で生物学を専門的に学んでいない受験生は、大学教養レベルの生物学の教科書を使って、用語の暗記だけでなく、現象のしくみを説明できる状態まで理解を深めておくと、記述式の問題にも対応しやすくなります。
- 細胞小器官の構造と働き、DNA複製・遺伝子発現の基本的な流れを図で説明できるようにする
- メンデルの法則など遺伝の基本法則を、計算問題を含めて解けるようにしておく
- 代謝経路や生態系の物質循環など、大きな流れを理解してから細部を覚える
地球科学(地球環境科学コース選択者)
地球環境科学コースを地球科学で受験する場合は、基礎的な地球科学の問題が課され、基礎学力と論理的思考力が評価されます。地学は高校での履修有無に差が出やすい科目です。地質・地層のでき方、プレートテクトニクス、気象・海洋の基礎、地球の構造といった、高校地学から大学基礎レベルの内容が中心になると考えられます。高校で地学を履修していない受験生も少なくないため、他の4科目に比べて基礎からの学び直しに時間がかかる場合があります。地球環境科学コースでは数学・物理学・化学・生物学・地球科学のなかから出願時に1科目を選べるため、自分の出身分野に最も近い科目を選ぶことが、対策期間を短縮するうえで現実的な判断になります。
- プレートテクトニクスと地震・火山の関係など、地球内部の仕組みを基本から押さえる
- 気象・海洋分野は、大気大循環や海流の基本的な仕組みを図とあわせて理解する
- 高校地学の教科書や資料集を使って、専門用語と現象の対応関係を一通り確認する
5科目共通の対策の進め方として、出願期間である5月末までに範囲を一通り終わらせ、6月から7月の試験本番までの期間を問題演習と過去問演習にあてる、という逆算のスケジュールを組むと計画が立てやすくなります。出願前に基礎を一巡させておくと直前期に余裕が生まれます。特に高専5年生や大学2年生は、出身校のカリキュラムと並行して対策を進める必要があるため、平日は出身校の授業・課題を優先しつつ、週末にまとまった演習時間を確保するなど、無理のない学習ペースを早めに設計しておくことが重要です。
面接・志望理由書・過去問分析
面接は個人面接で1人15分程度、志望動機、志望コースへの関心の深さ、適性、学習意欲、コミュニケーション能力などが評価項目として明記されています。15分という時間は決して長くありません。限られた時間のなかで自分の学習歴・志望動機・入学後の学びの計画を過不足なく伝えるには、あらかじめ話す内容を整理しておく必要があります。
募集要項に添付される出願書類の一覧を見る限り、独立した様式の「志望理由書」の提出は明記されていません。志望理由は書類ではなく面接で問われる形式です。面接評価の柱に志望動機が明記されている以上、書面としての提出がなくても、志望理由を文章としてあらかじめまとめておく準備は欠かせません。なぜ今の所属先ではなく茨城大学理学部を選ぶのか、志望するコースで何を学びたいのか、入学後にどのような研究や進路につなげたいのかを、自分の学習歴や成果と結びつけて説明できるようにしておきましょう。理学部のアドミッション・ポリシーが求める「探究活動への意欲と主体性」「論理的な文章作成力」といった観点を踏まえ、抽象的な憧れではなく、具体的な学習経験を根拠にした志望理由を組み立てることが説得力につながります。
志望理由を整理する際は、次の3つの要素に分けて考えると、面接での説明が組み立てやすくなります。
- 現在の所属先(高専・短大・大学など)で、どの分野をどのように学んできたか
- その学びのなかで、なぜ茨城大学理学部の志望コースに関心を持つに至ったか
- 編入後、志望コースで具体的に何を学び、卒業後どのような方向に進みたいか
この3点を1つの物語としてつなげられると、面接官にも一貫性が伝わりやすくなります。3つの要素を1つの流れとして語れるようにします。志望コースの教員や研究内容まで踏まえて話せると、「なぜ茨城大学理学部でなければならないのか」という問いに対する答えが具体的になります。理学部のコース紹介ページで各コースの研究テーマを確認し、自分の関心と重なる部分を見つけておくことも、面接準備の一環として有効です。
面接でよく想定される質問には、次のようなものがあります。
- なぜ現在の所属先ではなく茨城大学理学部への編入を志望するのか
- 志望コースで特に関心のある分野・研究テーマは何か
- これまでの学習で最も力を入れて取り組んだことは何か
- 編入後、2年間でどのように学びを進めたいか
- 卒業後、どのような進路を考えているか
これらはあくまで一般的に想定される質問例であり、実際の面接内容を示すものではありません。想定質問はあくまで一般的な準備の目安です。丸暗記した回答をそのまま話すのではなく、質問の意図に応じて自分の言葉で柔軟に答えられるよう、事前に何度か声に出して練習しておくことをおすすめします。
茨城大学理学部は、令和7年度・令和8年度の過去2年分の入学試験問題をPDFで公開しています。過去問は理学部ホームページから直接ダウンロードできます。公開されている過去問はスキャンされた試験問題そのものであり、本記事では著作権に配慮して内容を転載しません。実際の出題形式や難易度を把握するには、公式サイトからPDFを取得して自分の手で解いてみることが最も確実な方法です。6月から9月の間は本学に来学して窓口で過去2年分の試験問題を閲覧することも可能とされていますが、閲覧できない日時もあるため、来学前に理学部学務グループへ電話で確認するよう案内されています。
過去問を入手したら、時間を計って本番同様に解答する練習に加えて、解答後に自分の答案のどこが論理的思考力を示せているかを見直す作業も取り入れると効果的です。論理的思考力は答案の書き方にも表れます。数式や反応式だけを書いて終わらせず、なぜその式を立てたのか、どのような前提でその結論に至ったのかを一言添える習慣をつけておくと、面接での口頭説明にもつながる訓練になります。
過去問そのものを踏まえたうえで、募集要項に明記された「内容及び採点・評価の基準」の文言から出題の方向性を整理すると、次のように予測できます。以下はあくまで募集要項の文言にもとづく予測です。断定はできないため、実際の過去問と併せて参考にしてください。
- 数学・物理学・化学はいずれも「大学1年次(程度・までに標準的に習得する)内容」という基準が明記されており、教養課程の教科書に載っている範囲を超えた発展的な出題は想定しにくいと考えられます。
- 生物学・地球科学は「基礎的な問題」という表現にとどまり、参照範囲の学年が明示されていないため、高校範囲から大学基礎レベルまでやや幅広く出題される可能性があります。
- すべての科目で「論理的思考力」「理解度」という評価軸が共通して挙げられており、単純な知識の暗記だけでなく、途中過程や理由を説明する記述形式の設問が含まれると推測されます。
- 面接は志望動機・コースへの関心・適性・学習意欲・コミュニケーション能力の5項目が評価対象として明記されており、筆記試験の結果だけでなく、口頭での説明力も合否に影響すると考えられます。
これらの予測はあくまで募集要項の記載にもとづく推測であり、実際の出題内容を保証するものではありません。最終的な確認は必ず公開されている過去問で行ってください。過去問演習を通じて、記述量・計算量・時間配分の感覚をつかんでおくことが、本番での実力発揮につながります。
併願戦略と関連情報
国立大学の3年次編入学試験は、大学ごとに出願期間や試験日が異なるため、複数校を併願する場合はスケジュールが重ならないかを早い段階で確認しておく必要があります。併願校の試験日程が重ならないかの確認は出願前の必須作業です。茨城大学理学部の場合、令和9年度は出願期間が5月末、試験日が6月末(台風延期後は7月末)という日程でした。理学系・工学系のコース制大学を併願先として検討する際は、コースによって専門科目がまったく異なる大学も少なくないため、志望校ごとの試験科目を一覧化して比較しておくと、対策の優先順位を決めやすくなります。
コース制を採用し専門科目がコースごとに大きく変わる大学の例として、兵庫県立大学工学部の編入試験を解説した記事があります。専門科目の学力検査を中心に選抜が行われる工学系学部の例として、東北大学工学部の編入試験を解説した記事も参考になります。併願校ごとに専門科目の範囲は大きく異なります。理学部と工学部のどちらを軸に据えるかによって、数学・物理学・化学の対策配分も変わってくるため、早めに志望順位を整理しておくことをおすすめします。
茨城大学理学部を単独で第一志望とする場合も、募集人員が5コース合わせて4名という小さな枠であることを踏まえ、併願校を用意しておくことは現実的なリスク管理になります。併願校の準備は精神的な安定にもつながります。出願書類の準備には成績証明書や卒業見込証明書など発行に時間がかかるものも多いため、併願を検討する場合は各大学の出願書類を早めに一覧化し、証明書の発行依頼を計画的に進めることが重要です。独学での対策や併願スケジュールの管理に不安がある場合は、大学編入対策コースで専門講師に相談しながら計画を立てる方法もあります。
併願を検討する際は、出願期間・試験日・合格発表・入学手続の4つの日程を大学ごとに並べた一覧表を自分で作成しておくと、書類の準備漏れや日程の重複に気づきやすくなります。併願先の日程は自作の一覧表で管理すると安心です。証明書の発行を出身校に依頼する際は、繁忙期に申請が集中して発行まで時間がかかることもあるため、出願期間の直前ではなく、志望校を固めた時点で早めに依頼しておくことをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
茨城大学理学部の3年次編入学試験は、どのコースを対象に実施されますか。
令和9年度募集要項では、理学科のうち数学・情報数理コース、物理学コース、化学コース、生物科学コース、地球環境科学コース(地球科学技術者養成プログラムを除く)の5コースが対象です。理学部全体は総合理学コースを含む1学科6コース制ですが、総合理学コースは編入試験の募集対象に含まれていません。年度によって対象コースの記載が変わることもあるため、志望コースが最新年度の募集要項に含まれているかを必ず確認してください。
出願資格にはどのようなものがありますか。大学に在学中でも出願できますか。
学士の学位を有する者、短大・高専の卒業(見込)者、4年制大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込)した者など、7つの区分のいずれかに該当する必要があります。ただし、現在茨城大学に在学している者は出願の対象外です。他大学に在学中の方は2年以上の在学と62単位以上の修得という条件を満たしているかを、成績証明書等で早めに確認しておくことをおすすめします。
試験科目と配点を教えてください。
筆記試験はコースごとに指定された1科目(数学、物理学、化学、生物学のいずれか)で、10時から11時30分まで実施されます。13時からは1人15分程度の個人面接が行われます。配点は筆記試験100点、面接50点の合計150点満点で、学業成績証明書は得点化されず面接の参考資料として扱われます。
地球環境科学コースを志望する場合、試験科目はどう決まりますか。
地球環境科学コース(地球科学技術者養成プログラムを除く)は、数学・物理学・化学・生物学・地球科学の5科目のなかから、出願時に届け出た1科目を受験します。試験当日に科目を変更することはできないため、出願書類の提出前に受験科目を確定させておく必要があります。
令和9年度の試験日はいつですか。台風で延期されたと聞きましたが本当ですか。
令和9年度の試験日は当初令和8年6月27日(土)の予定でしたが、台風接近により受験生の安全確保を優先する判断から延期され、令和8年7月26日(日)に実施されることが確定しています。これに伴い、合格発表日も当初の令和8年7月22日(水)から令和8年8月27日(木)に変更されました。
志望理由書は提出する必要がありますか。
募集要項に添付される出願書類の一覧には、独立した様式の志望理由書は明記されていません。志望動機は面接の評価項目として明示されているため、書面の提出がなくても、志望理由や入学後の学習計画を口頭で説明できるよう、あらかじめ文章として整理しておくことをおすすめします。
過去問は入手できますか。
理学部ホームページで令和7年度・令和8年度の過去2年分の試験問題がPDFで公開されています。6月から9月の間は本学に来学して窓口で過去2年分を閲覧することもできますが、閲覧できない日時があるため、来学前に理学部学務グループへ電話で確認するよう案内されています。
倍率はどのくらいですか。
茨城大学は入学者選抜の志願状況を公表しておらず、3年次編入学試験の志願者数・合格者数・倍率は、理学部ホームページや大学公式サイトでは確認できませんでした。募集人員が5コース合わせて4名という少人数枠であること自体が、対策の綿密さを求める要因だと捉えて準備を進めることをおすすめします。
まとめ
茨城大学理学部の3年次編入学試験は、理学科のうち数学・情報数理、物理学、化学、生物科学、地球環境科学(地球科学技術者養成プログラムを除く)の5コースを対象に、コースごとに指定された1科目の筆記試験(100点)と個人面接(50点)で合否を判定する選抜です。募集人員は5コースあわせて4名という小さな枠です。出願資格は学士取得(見込)者、短大・高専の卒業(見込)者、4年制大学在学者(2年以上・62単位以上)など7区分に整理されており、自分がどの区分に該当するかを早期に確認することが準備の出発点になります。
令和9年度は台風の影響で試験日が令和8年6月27日から7月26日に、合格発表が7月22日から8月27日にそれぞれ延期されました。日程は災害等で変更される可能性があります。出願前・出願後を問わず理学部ホームページの最新情報を確認する習慣を持っておくことが重要です。倍率は公表されていないため、募集人員の少なさと出題内容が大学1年次修了程度に設定されている点をあわせて踏まえ、過去問演習で記述量や難易度の感覚をつかみながら、基礎を隙なく仕上げる方針で準備を進めてください。本記事の日程・金額・出願資格は令和9年度募集要項にもとづくため、実際の出願にあたっては必ず最新の募集要項をご確認ください。
出願書類の請求や出願資格の確認で分からない点があれば、茨城大学理学部学務グループ(電話029-228-8518・8332)へ直接問い合わせることができます。不明点は理学部学務グループへの問い合わせで解消できます。自己判断で出願を進めるのではなく、早い段階で公式窓口に確認しながら準備を進めることが、確実な出願につながります。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)



