【大学編入】大学一般入試と大学編入試験の違い
大学編入2023.03.18
はじめに
「一念発起して、大学編入試験への挑戦を決めたけれど、そもそも大学編入試験って大学入試とどのような違いがあるの?」
今回の記事では、この疑問に答えていきたいと思います。この記事を読んで、大学編入試験の特徴について理解していただけると幸いです。
試験の科目数が少ない
大学編入試験では、大学入試と異なり、国公立大学/私立大学ともに「英語」と「専門科目」/「小論文」の2科目のみで受験することが可能です。少ない科目数であることから、大学入試と比べると、試験勉強にかける負担は少なくて済みます。
英語
英語の試験については、個別試験が課せられる場合とTOEIC/TOEFLのスコア提出によって個別試験が免除される場合があります。
近年は、多くの大学でTOEIC/TOEFLのスコア提出を認めるようになっています。
京都大学や青山学院大学など、TOEICよりも難易度が高いと言われているTOEFLのスコア提出のみを認める大学もありますが、多くの大学ではTOEICまたはTOEFLのいずれかを選択できるようになっています。
また募集要項の中で、一定以上の点数をとることを義務付けている大学と、そうでない大学があります。後者の場合でも、過去の合格者が提出した点数から、合格に必要なおおよその点数を知ることはできます。
一方、英語の個別試験が課せられる場合もあります。たとえば、法学・政治学の分野では、多くの大学で個別試験が課せられています。個別試験は、和訳問題や読解問題が中心ですが、東京大学工学部のように和文英訳問題やリスニング問題などが出題される場合もあります。
小論文/専門科目
大学編入試験では、小論文または専門科目の試験が課せられます。
小論文試験は、分野によって出題されるテーマがある程度決まっているため、そのテーマについての知識を深め、書き方の型を覚えることが必要です。
一方、専門科目試験では、大学1年生~2年生の時に学ぶ各専門分野の知識が問われます。大学受験と比べて出題される試験の難易度は上がりますが、試験の範囲はそれほど広くないです。したがって、試験科目数の多い大学入試よりも取り組みやすいものとなっています。
志望理由書の提出が求められる・面接試験がある
大学受験における一般入試の場合、志望理由書の提出が求められたり、面接試験(2次試験)が実施されたりすることは稀ですが、大学編入学試験ではそれらが求められます。
例年、この志望理由書と面接試験を軽視してしまったことで、最終的に不合格になってしまう学生が後を絶ちません。裏を返せば、大学編入学試験では、志望理由書と面接試験は合否を左右する重要なものであると言えます。
志望理由書の作成の仕方には一定のルールがあります。また面接試験の準備のためにするべきことも決まっています。それらのことしっかりと心得て実践することが、大学編入試験で合格するための鍵となります。
国公立大学も複数校受験できる
大学受験では、私立大学こそ複数の大学を受験できましたが、国公立大学は1校(後期試験を受ける場合は2校)しか受験できませんでした。
しかし大学編入学試験では、私立大学はもちろん国公立大学も日程さえ被らなければ、複数校受験することができます。たとえば、人気・レベルともに高い京都大学、大阪大学、名古屋大学、北海道大学、筑波大学などを併願することが可能です。
そのため、大学受験と比べると国公立大学に進学できる可能性が非常に高いです。
おわりに
このように、大学編入学試験はその特徴において大学入試とはいくつかの違いがあります。
最近になって、大学編入を目指す人は増えてきてはいるものの、その知名度はまだそれほど高くありません。そのため、ライバルも少なく、競争率もそれほど高くないと言われています。
浪人や仮面浪人をして再び大学入試を受けるよりも、大学編入学試験を受けたほうが、はるかに憧れの大学に通える可能性は高いといえます。
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