【大学編入】大学編入とは何か!?

大学編入2023.03.20

はじめに

大学編入という制度をご存知でしょうか?

大学編入とは、今所属する大学から異なる大学へ途中から入学する制度のことです。

大学編入には、異なる大学へ2年生として入学する2年次編入と3年生として編入する3年次編入があります。

大学受験よりも少ない科目数で国公立大学に行けたり、よりレベルの高い大学に行くことで将来の就職が有利になったりするなど、大学編入には多くのメリットがあるため、近年、多くの大学生や短大生、高専生の間で人気が高まっています。

本記事では、大学編入の概要について、解説していきたいと思います。

大学編入制度の存在理由

そもそも大学編入学の制度は、何のために存在するのでしょうか?

この点については、編入試験の実施者である大学側と編入試験の受験者側によってその存在目的が異なります

大学編入試験を実施する大学側にとって、編入制度は、優秀で意欲のある学生を集めるための手段と言えるでしょう。

大学編入試験を突破した学生は、合格に向けて専門科目や英語の勉強をしっかりと行ってきたため、当該分野で求められる基礎学力をしっかりと備えています。また、編入後に勉強したいことや将来の夢がはっきりしていることが多い傾向にあります。大学側は、このような学生を外部から集めることで、大学全体のレベルの向上を図っていると考えられます。

一方、受験者である皆さんにとって、編入制度の存在理由は異なってきます。

ある人は「本命ではない大学に入学したことに学歴コンプレックスを抱えており、それを解消するための手段として大学編入制度を活用したい」と考えている」かもしれません。また別の人は「良い大学に編入することで、将来の就職活動を有利に進めたい」と考えているかもしれません。ほかにも「編入先で自分が本当に興味のあることしを学びたい」という人もいるでしょう。このように受験生側が編入制度を理由する理由はさまざまです。

しかしいずれにせよ、編入制度を利用し、自らが望む大学へと進学することは、皆さんが今抱えている不満を解消したり、将来の目標を達成したりするためには欠かせない手段であると言えます。

大学側にとっての編入試験

優秀な学生を集めるための手段

受験者側にとっての編入試験

今抱えている不満を解消したり、将来の目標を達成したりするための手段

  • 学歴コンプレックスを解消したい
  • 将来の就職活動を有利に進めたい
  • 本当に興味のあることをを勉強したい

受験資格

では次に、受験資格についてみていきましょう。

一つには、下記条件のいずれかを満たすことが必要になります。

受験資格の一覧

1. 大学に2年以上在学(見込み)し、所定の単位を取得(取得見込み)した者

2. 短期大学を卒業(見込み)した者

3. 高等専門学校(高専)を卒業(見込み)した者

4. 専修学校専門課程(専門学校) を卒業(見込み)した者

5高等学校(高校)/中等教育学校(中高一貫校)/特別支援学校を修了(見込み)した者

もう一つには、今所属している大学で一定以上の単位の取得見込みがあること求められます。

一般的には、2年次編入では30単位前後3年次編入では60単位前後の単位取得見込みが必要であると言われています。

一方で、上記条件を満たしていれば、いずれの大学も受験できるかと言えばそうではありません。

なぜならば、大学によって、受験資格に多少の違いがあるからです。

たとえば、大学によっては、専門学校を卒業した人では受験資格が得られない場合やTOEICやTOEFLなどの外部試験において、一定程度のスコアを取得しないと受験資格を得られない場合があります。また4年制大学の卒業者(学士の学位を有する者)にしか受験資格を与えていない大学もあります。

そのため、募集要項を通じて、志望大学の受験資格を必ず事前に確認することが必要です。

試験科目

大学編入試験は、少ない試験科目数で受験ができるため、大学受験と比べて、試験に合格しやすいと言われています。大学編入試験における試験科目は、国公立と私立ともに、外国語+専門科目/小論文+面接です。

一次試験

一次試験では、外国語専門科目/小論文が課せられます。

このうち外国語については、大学受験のように、自校作成問題(大学が独自に作成した問題)が課さられる場合と、TOEICやTOEFLの外部試験スコアの提出を求められる場合の2パターンがあります。

また、専門科目を課すところ大学がある一方、一般教養を問う小論文を課す大学もあります。

二次試験

二次試験では、面接試験が行われます。ちなみに、一次試験を突破した人のみが二次試験に進める場合と、一次試験と二次試験が同日に行われる場合があります。

面接試験では、出願の際に事前に提出した志望理由書を基に面接官からいくつかの質問がされます。

質問内容はたとえば以下のようなものです。

  • なぜ編入をしたいのか?
  • なぜその大学へ編入したいのか?
  • 編入後、大学で何を勉強したいのか?
  • 大学卒業後の希望進路や夢は何か? 

そのため、志望理由書と面接試験はセットであるといえるでしょう。

試験のスケジュール

大学編入試験のスケジュールにおいて重要なことは、募集要項の公開日と試験日を把握することです。

募集要項の公開日と試験日は文系よりも理系の方が早いです。

一般的に、理系については3月~5月の春先に募集要項が公開され、その後、6月~8月の夏場にかけて試験が実施されます。

一方、文系については、理系の試験が実施される6月~8月頃に募集要項が公開され、9月~12月頃にかけて試験が実施されます。

このような受験スケジュールを大雑把にでもよいので把握することは、戦略的に受験計画を立て実行するために極めて重要なことです。

おわりに

今回の記事では、これから大学編入試験を目指される方に向けて、大学編入制度の概要について説明しました。

記事の冒頭でも少し触れましたが、大学編入は、大学受験よりも少ない科目数で国公立大学に行けたり、よりレベルの高い大学に行くことで将来の就職が有利になったりするなど多くのメリットが存在するため、“夢がある試験”であり、それに合格することは人生そのものを大きく変える転機になると言えます!

私たちは、そのような夢がある試験を受けられる方たちの合格を全力でサポートします

大学編入学を少しでも検討されている方は、まずはお気軽にお問い合わせいただけたらと思います。大学編入コースについての詳細はもちろん、試験内容や試験スケジュールなど、試験のシステムそのものについても、一から丁寧に説明させていただきます。

無料相談も随時受け付けておりますので、ご興味がある方はぜひ一度お問い合わせください。

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