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関西大学政策創造学部の編入試験対策を徹底解説|専門論文・英語外部試験・募集要項

関西大学政策創造学部の編入試験とは、4年制大学に2年以上在学して60単位以上を修得した人や短期大学・高等専門学校の卒業者などが、学外から政策学科または国際アジア学科の3年次に入学するための選抜です。選抜方法は専門論文100点の筆記試験と出願書類の総合判定のみで、面接は実施されません。2027年度学生募集要項によると、募集人員は政策学科・国際アジア学科ともに若干名で、試験は2026年10月17日(土)に関西大学千里山キャンパスで行われます。本記事では、公式の2027年度学生募集要項と2026年度公開過去問、大学が公表している志願者・合格者数をもとに、出願資格、英語外部試験の基準、配点、日程、倍率の実績、専門論文の対策、志望理由書の書き方までを政策創造学部に絞って解説します。数値や日程は年度により変わる可能性があるため、出願前には必ず最新の公式募集要項でご確認ください。
関西大学政策創造学部の編入試験の概要
政策創造学部は政策学科(政治経済専修・地域経営専修)と国際アジア学科の2学科で構成され、法学部・文学部・商学部・社会学部などと同じ千里山キャンパス(大阪府吹田市)で学びます。3年次編入試験は毎年9月に出願を受け付け、10月に選考、11月に合格発表という一本の日程で完結し、2年次編入学や社会人編入学は実施されていません。募集要項の学部一覧表でも、政策創造学部の欄に○が付くのは「3年次編・転入学」のみで、法学部のように社会人3年次編入学を別枠で募集する構成にはなっていません。
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選抜方法は「筆記試験の結果および出願書類を総合的に判断して合否判定を行う」と明記されており、文学部や社会学部のように専門論文のあとに面接が組まれる構成とは異なります。政策創造学部の試験は専門論文1科目・90分・100点のみで、当日の得点と出願書類(志望理由書を含む)だけで合否が決まります。面接がない分、書類でどれだけ具体的に学びの計画を示せるかが実質的な比重を持つ試験だといえます。
アドミッション・ポリシーでは、政策学科・国際アジア学科の双方が「国語・地理歴史・公民・数学・外国語にわたる全般的な基礎学力」を高校段階で身につけていることを前提としたうえで、自分の将来の課題を探し、幅広い視野から柔軟で総合的な判断を下す「考動力」の基盤を持つ人物を求めると述べています。国際アジア学科はこれに加えて、国際的視野に立って政策学を学ぶという目的意識と、多様な形での国際的経験を有していることを挙げています。この人物像は専門論文の出題テーマにも直結するため、志望理由書と答案の両方で意識しておく価値があります。
政策学科は政治・経済・行政・法などの視点から地域社会や公共政策の課題を扱う専修構成で、政治経済専修は制度や財政の仕組みを、地域経営専修は地域産業やまちづくりの実践を軸に学びます。国際アジア学科は、政策学の枠組みをアジアをはじめとする国際的な文脈に広げて学ぶ学科で、同じ学部内に国内の政策と国際的な政策の両方を学べる学科がそろっている点が、他大学の政策・法学系学部と比べたときの特徴です。試験会場となる千里山キャンパス(大阪府吹田市山手町)には、政策創造学部のほかに法学部・文学部・経済学部・商学部・社会学部・外国語学部・システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部が置かれており、最寄り駅は阪急千里線・京都線の「関大前」駅で、改札を出るとキャンパスに直結しています。大阪梅田方面からは阪急電鉄「大阪梅田」駅から「北千里」行きに乗車して「関大前」駅で下車(所要約20分)、新大阪駅からはOsaka Metro御堂筋線などを乗り継いで「淡路」駅を経由するルートが案内されています。
「考動力」という言葉は政策創造学部に限らず、関西大学が入学者受入れの方針全体で共通して掲げている概念で、柔軟な思考力・旺盛な知的好奇心・社会に貢献しようとする高い目的意識を土台とした実践力を指します。政策創造学部のアドミッション・ポリシーは、この全学共通の理念を政策学という専門領域に即して具体化したものだと理解しておくと、志望理由書で使うべき言葉選びの参考になります。アドミッション・ポリシーが挙げる5つの基礎学力を、専門論文や志望理由書の準備にそのまま当てはめると次のように整理できます。国語では古典・近代以降の文章を的確に理解する読解力、地理歴史では日本と世界の形成過程や地域的特色への理解、公民では民主主義のもとでの政治・経済・国際関係事項への主体的な考察、数学では方程式・関数・微積分・確率・統計といった数学的な見方や事象を考察し処理する力、外国語では言語・文化への理解と積極的なコミュニケーション力です。地理歴史・公民・数学の基礎知識は、暗記科目ではなく「考察の道具」として使える状態にしておくことが、90分で2問を書き切るための土台になります。
| 項目 | 2027年度 政策創造学部3年次編入の内容 |
|---|---|
| 学科・専修 | 政策学科(政治経済専修/地域経営専修)、国際アジア学科 |
| 募集年次 | 3年次編・転入学のみ(2年次編入学・社会人編入学の実施なし) |
| 募集人員 | 若干名 |
| 選抜方法 | 筆記試験(専門論文)の結果および出願書類を総合的に判断(面接なし) |
| 試験科目・時間 | 専門論文100点(10:30〜12:00、90分) |
| 外国語要件 | 英語・フランス語・ドイツ語・中国語のいずれかの外部試験基準を出願時に充足 |
| 入学検定料 | 35,000円 |
| 試験会場 | 関西大学千里山キャンパス |
この記事で扱う数値と日程は、2027年度関西大学編・転入学試験/社会人編入学試験入学試験要項[学外受験者用]および関西大学入学試験情報総合サイトの公表情報にもとづいています。募集人員・配点・日程は年度によって変更される可能性があるため、出願を検討する年度の最新の公式募集要項を必ず確認してください。
募集人員・出願資格
募集人員と出願できる学科・専修
政策創造学部の3年次編入試験は、政策学科・国際アジア学科のいずれも募集人員は「若干名」で、具体的な人数は公表されていません。政策学科を志望する場合は、出願時に政治経済専修・地域経営専修のいずれかを選ぶ必要があり、データ登録の際にコース名(専修名)の選択が求められます。国際アジア学科には専修の区分がなく、学科単位での出願となります。志望(出願)できる学部・学科は1つのみで、この制度内での併願は認められていません。関西大学入学試験情報総合サイトが公表している合否人数は政策創造学部全体の数値で、学科別の内訳は公表されていないため、有利不利ではなく、これまでの学修歴や志望理由と一貫性を持たせやすい学科・専修を選ぶことをおすすめします。
2027年度学生募集要項の学部一覧表では、政策創造学部の欄に「社会人3年次編入学」の○は付いておらず、法学部のように社会人向けの別枠は設けられていません。年齢や社会人経験の有無を問わず、出願資格(1)〜(5)を満たせば同じ3年次編・転入学試験に出願する形になります。
出願資格の5要件
2027年度学生募集要項では、法学部・文学部(一部専修を除く)・商学部・社会学部・政策創造学部に共通する出願資格として、次の(1)から(5)のいずれかに該当することが求められています。
- 4年制大学に2027年3月までに2年以上在学(休学期間を除く)し、当該学部・学科において卒業に必要な単位のうち60単位以上を修得している者および修得見込みの者。
- 4年制大学、短期大学、高等専門学校卒業者および2027年3月卒業見込みの者。
- 専修学校の専門課程(修業年限が2年以上であること、その他の文部科学大臣の定める基準を満たすものに限る)を修了した者および2027年3月修了見込みの者(学校教育法第90条第1項に規定する大学入学資格を有する者に限る)。
- 高等学校(中等教育学校の後期課程および特別支援学校の高等部を含む)の専攻科の課程(修業年限が2年以上であることなど、文部科学大臣の定める基準を満たすものに限る)を修了した者および2027年3月修了見込みの者(大学入学資格を有する者に限る)。
- その他、上記と同等以上の学力があると教授会の議を経て学長が認めた者。
文部科学大臣が定める基準の詳細は、専修学校の専門課程については「修業年限が2年以上であり、かつ課程の修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上であること」、高等学校専攻科については「修業年限が2年以上であり、かつ課程の修了に必要な総単位数その他の事項がそれぞれ基準を満たすものであること」というもので、該当する方は在籍校に基準を満たしているか確認するよう募集要項が案内しています。在学中に出願する場合は(1)の60単位以上という基準がボトルネックになりやすいため、成績証明書で単位数を早めに確認しておくと安心です。休学期間は在学期間の算定から除外される点にも注意してください。
事前審査が必要になるケース
一般的な国内の4年制大学・短期大学・高等専門学校・専修学校からの出願では、出願資格そのものの事前審査は求められません。事前審査が必要なのは外国の大学等からの出願者と6年制大学からの出願者に限られ、いずれも2026年7月21日(火)必着で関西大学入試センター入試・高大接続グループへの書類送付が必要です。なお、システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の3年次編入学では、出身校での修得単位を事前に審査する「出願資格審査」が全志願者に課されますが、政策創造学部を含む法・文・商・社会学部にはこの出願資格審査そのものが存在しません。理工系の編入を検討している方が併願先を比較する際に混同しやすい点なので、政策創造学部は成績証明書などの通常の必要書類のみで足りることを押さえておいてください。外国の大学等から出願する場合は、在学している学校の概要がわかるもの、卒業・在学証明書、成績証明書、取得した科目のシラバス、外国語検定試験のスコアまたはグレードのコピー(社会学部以外の志願者に限る)の5点を送付します。この期日はデータ登録期間の開始よりおよそ1か月半早いため、該当する方は他の受験生より先に準備を始める必要があります。
出願時に準備する必要書類
政策創造学部の志願者が郵送する必要書類は、必要書類提出票、志望理由書(本学所定の様式)、最終出身学校の成績証明書(原本)、卒業(見込)証明書または在学(修了)証明書、外国語検定試験の結果を証明する書類の5種類が中心です。成績証明書はコピー不可・原本提出が原則で、出願資格審査を受けた方は成績証明書の提出が不要になるなど、出願経路によって扱いが変わります。専修学校・高等学校専攻科からの志願者は、これに加えて高等学校卒業証明書相当の書類と出願資格証明書の提出も必要です。
出願はインターネットでのデータ登録、入学検定料の納入、必要書類の郵送という3段階で完了します。データ登録だけでは出願は成立しません。3つの手続きがすべて完了して初めて出願データが受理される仕組みのため、どれか1つでも欠けると受験そのものができなくなる点に注意してください。データ登録には関西大学入学試験ポータルサイトへのユーザー登録とデジタル写真(jpeg・jpg形式)の用意が必須で、氏名や住所はJIS第1水準・第2水準の文字での入力が求められます。旧字体などJIS外の文字は代替の文字(カタカナを含む)で入力する運用になっているため、戸籍上の氏名に旧字体を含む方は事前に確認しておくと安心です。
試験科目と配点
専門論文100点・面接なしという構成
2027年度学生募集要項の「選考方法・試験科目・時間」の一覧表によると、政策創造学部の試験時間は10:30〜12:00の90分のみで、科目は専門論文100点、注記には「社会科学分野から出題されるテーマ」とあります。同じ千里山キャンパスで実施される法学部が論文100点のみ、社会学部は外国語と専門論文に加えて面接まで課す構成であるのに対し、政策創造学部は法学部と同様に単発の筆記試験のみで完結する構成です。第1次選抜・第2次選抜という段階分けもなく、この90分の答案と出願書類の内容がそのまま合否に直結します。
| 学部 | 試験科目・時間 | 面接 |
|---|---|---|
| 政策創造学部 | 専門論文100点(10:30〜12:00・90分) | なし |
| 法学部 | 論文100点(9:30〜11:00・90分) | なし |
| 文学部 | 専門論文100点(12:30〜14:00・90分) | あり(15:10〜、口頭試問含む) |
| 社会学部 | 外国語(英語)100点+専門論文100点(9:30〜14:00) | あり(15:10〜) |
面接がない分、当日の答案だけで論理力と専門知識を示す必要があり、口頭で意図を補足できる機会がないことを前提に準備を進める必要があります。
英語(フランス語・ドイツ語・中国語)外部試験の基準
政策創造学部を含む法・文・商・政策創造学部への出願には、いずれかの外国語検定試験のスコアまたはグレードの提出が必須です。政策創造学部が指定する基準は次のとおりです。
| 語種 | 基準(いずれか一つを満たせばよい) |
|---|---|
| 英語 | CEFR B1レベル以上/Cambridge English B1 Preliminary以上でスコア140点以上/実用英語技能検定2級以上でCSEスコア1,950点以上/GTEC(4技能)AdvancedまたはCBTでスコア930点以上(OFFICIAL SCORE CERTIFICATEに限る)/IELTS4.0以上(アカデミック・モジュール)/TEAP(Reading・Listening+Writing+Speaking)225点以上/TOEFL iBT3.0以上(2026年1月20日以前受検は42点以上)/TOEIC Tests L&R550点以上かつS&W240点以上 |
| フランス語 | 実用フランス語技能検定3級以上 |
| ドイツ語 | ドイツ語技能検定3級以上 |
| 中国語 | 中国語検定2級以上 |
注記として、TOEFL iBT Home Editionは対象外、TOEFL iBTはTest Dateスコア(各テスト日の試験結果)のみを利用しMyBest scoresは利用不可、TOEFL ITPおよびTOEIC L&R・S&WのIPテストは対象外、スコア・グレードは出願時において過去2年以内に取得したものに限られます。実用英語技能検定は原本提出が基本ですが、政策創造学部だけは英検CSE証明書(和文)での提出も可能です。この扱いは必要書類の一覧表に学部別の注記として明記されており、他学部と横並びで語れない政策創造学部固有の条件です。TOEICを利用する場合はETSやIIBCの公式手続きに沿ってスコアを直送・提出する必要があるため、提出までの日数を見込んで早めに動いてください。
志望理由書の提出
志望理由書は法学部・文学部・社会学部・政策創造学部の志願者に提出が求められる書類で、商学部やシステム理工学部系の学部では求められません。面接のない政策創造学部では、志望理由書が事実上、専門論文と並ぶもう一つの評価材料になります。本学所定の様式は大学公式サイトからダウンロードする形式で、必要書類提出票とあわせて出願期間中に郵送します。
試験当日の持ち物と注意事項
受験票は郵送されず、関西大学入学試験ポータルサイトから2026年10月13日(火)9時30分以降に各自でダウンロードし、A4サイズの白紙に横向き・原寸大で印刷して持参する運用です。試験当日にスマートフォン等の画面提示で受験することはできず、印刷した受験票以外での受験は認められません。試験開始30分前までに入場し、机上に置けるのは受験票・筆記用具・時計・ティッシュペーパーのみで、携帯電話や時計から音や振動が発生した場合は監督者が試験場外に持ち出すことがあります。
生活騒音(風音・雨音・航空機や自動車の音・工事の音など日常的に起こりうる音)に対しては特別な対応は行われないと明記されているため、周囲の音を気にせず答案に集中する練習をしておくことも実務的な準備の一つです。学校保健安全法で出席停止が定められている感染症に罹患し治癒していないために欠席する場合は、所定の期日までに電話連絡と診断書の提出を行うことで、欠席分の入学検定料が返還される制度もあります。出願時に健康診断書を提出する必要はなく、入学後に新入生全員を対象とした健康診断が行われます。疾病・負傷・障がいなどのために受験上の配慮を希望する場合は、出願に先立って申し出ることが必須で、申し出がない場合は当日の配慮や入学後の修学上の配慮ができないことがあります。
日程・スケジュール
出願から合格発表までの流れ
| 項目 | 2027年度の日程 |
|---|---|
| データ登録期間 | 2026年9月8日(火)9時30分〜9月11日(金)23時 |
| 入学検定料納入期間 | 2026年9月8日(火)9時30分〜9月11日(金)24時 |
| 必要書類送付期間 | 2026年9月8日(火)〜9月11日(金)(消印有効) |
| 選考日・試験場 | 2026年10月17日(土)関西大学千里山キャンパス |
| 合格者発表日 | 2026年11月2日(月) |
データ登録のみでは出願したものとして扱われず、データ登録・入学検定料の納入・必要書類の郵送の3つがそろって初めて出願が完了します。必要書類送付期間の締切は消印有効である一方、検定料納入は当日24時までのオンライン処理のため、締切間際に慌てないよう、書類の準備は郵送期間の初日から動き出すくらいの余裕を持っておくと安全です。入学検定料35,000円の納入方法は、クレジットカード、コンビニエンスストア、ATM(ペイジー)、ネットバンキングから選べます。必要書類は角2サイズの封筒にまとめ、入学検定料納入後に印刷した宛名シートを貼付したうえで、郵便局窓口から「簡易書留速達」で郵送する運用です。宅配便や普通郵便では受け付けられないため、送付方法も事前に確認しておきましょう。
合格発表は関西大学入学試験ポータルサイト上のみで行われ、合格通知書・不合格通知書の郵送はありません。ログイン後にマイページの「合否結果」を選択し、該当の入試種別・受験番号で「合否照会」を選ぶと結果が表示される仕組みです。照会できる期間は2026年11月2日13時から2027年3月31日24時までで、期間を過ぎると確認できなくなる点にも注意してください。電話やメールによる合否の問い合わせには一切応じられません。
学費と入学手続
入学金(入学登録金)は2027年度分が本要項作成時点で未定のため、参考として2026年度現行額が掲載されています。政策創造学部3年次編入の場合、次のとおりです。
| 区分 | 編入学時 | 秋学期 | 4年次以降(年間) |
|---|---|---|---|
| 入学金 | 260,000円 | ― | ― |
| 授業料 | 570,000円 | 570,000円 | 1,140,000円 |
| 諸費(教育後援会・校友会など) | 27,000円 | ― | 27,000円 |
| 合計 | 857,000円 | 570,000円 | 1,167,000円 |
この学費はあくまで2026年度現行額を参考掲載したもので、2027年度入学者に適用される金額は改定される可能性があります。出願直前に最新の金額を必ず確認してください。合格後の入学手続は2段階で、入学金(入学登録金)の納入が2026年11月4日(水)〜11月11日(水)13時、授業料・諸費の納入が2027年1月8日(金)〜3月12日(金)13時、入学手続2としてのWeb登録・書類提出が2027年2月19日(金)〜3月12日(金)となっています。所定期日までに入学手続1・2を完了しない場合、入学は許可されません。
一旦納入された入学検定料は原則として返還されませんが、所定額より多く支払った場合や、検定料は支払ったが必要書類を期日までに提出しなかった場合などは、出願締切日から7日以内に関西大学入試センターへ連絡すれば返還される可能性があります。入学金(入学登録金)も納入後は返還されませんが、やむを得ない理由で入学を辞退する場合、2027年3月31日(水)までに辞退を願い出た方に限り、すでに納めた授業料・諸費の返還を請求できる制度が用意されています。
単位認定の考え方
法学部・商学部・社会学部・政策創造学部に共通する単位認定の考え方として、出身校で修得した科目を政策創造学部の基準に照らして算定し、不足する分は入学後に追加履修が必要になり、在学年数が延びる場合があると募集要項に明記されています。編入前に自分の履修歴が政策創造学部の何単位分に相当するかを大まかに把握しておくと、入学後の履修計画が立てやすくなります。文学部のように共通教養科目・外国語科目の卒業必要単位を一律で修得済みとみなす学部とは異なり、政策創造学部は個別の科目対応で単位を算定する運用である点も押さえておきましょう。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
倍率・難易度
関西大学入学試験情報総合サイトが公表している「編・転入試(9月募集)志願者・合格者数」によると、政策創造学部の3年次編入試験の実績は次のとおりです。
| 入学年度 | 志願者数 | 合格者数 |
|---|---|---|
| 2023年度 | 2名 | 0名 |
| 2024年度 | 2名 | 1名 |
| 2025年度 | 5名 | 1名 |
| 2026年度 | 2名 | 0名 |
4年間の合格者は0〜1名で推移しており、志願者も2〜5名という極めて小さい規模です。この人数では「倍率◯倍」という指標そのものが年ごとに大きく振れるため、本記事では倍率の算出よりも、絶対数として合格者が毎年1名以下にとどまっているという事実を重視して読むことをおすすめします。2027年度(2026年10月17日実施)の結果はまだ公表されていないため、最新の実績は関西大学入学試験情報総合サイトの入試結果ページで確認してください。
同じ年度の他学部と比較すると、政策創造学部の応募規模がどの位置にあるかがより明確になります。2026年度入学の編・転入試(9月募集)全体の実績は次のとおりです。
| 学部 | 志願者数 | 合格者数 |
|---|---|---|
| 法学部 | 12名 | 6名 |
| 文学部 | 32名 | 14名 |
| 商学部 | 12名 | 5名 |
| 社会学部 | 18名 | 5名 |
| 政策創造学部 | 2名 | 0名 |
| システム理工学部 | 9名 | 1名 |
| 環境都市工学部 | 2名 | 1名 |
| 化学生命工学部 | 5名 | 1名 |
政策創造学部は環境都市工学部と並んで志願者数が最も少ない学部で、文学部の32名や社会学部の18名と比べると母数が一桁小さくなっています。この4年間で最も志願者が多かったのは2025年度入学の5名で、合格者も1名にとどまりました。母数が小さいほど年ごとの結果が偶然に左右されやすいため、「今年は志願者が少ないから狙い目」といった単純な予測は禁物です。専門論文と志望理由書の完成度そのものを高めることが、母数の小さい入試ではより直接的に合否へ影響すると考えたほうが実態に近いでしょう。
公表資料には受験者数(欠席者を除いた実際の受験人数)は記載されておらず、志願者数と合格者数のみが公表されている点にも注意が必要です。出願はしたが受験当日に欠席した人の数は分からないため、実質的な競争率は公表値からの単純計算よりもやや低い可能性もあります。いずれにしても、公開情報だけで精密な合格可能性を見積もることはできないという前提で、専門論文と志望理由書の準備に力を注ぐのが現実的な向き合い方です。
科目別対策
専門論文の対策の型
2026年度に公開された過去問では、3つのテーマから2つを選んで論述する形式で、配点は1問50点・2問で合計100点でした。全問必須ではなく選択制になっている点が対策の設計を左右します。90分で2問を書き切るには、構成を考える時間と執筆時間を分け、1問あたり40〜45分を目安に配分する練習を積んでおくのが現実的です。
答案の型としては、論点の定義、現状や制度の説明、論点となっている課題、課題への対策や評価という順序で組み立てると、社会科学系の論述で採点者に伝わりやすくなります。制度の説明だけで終わらせず、利害関係者や政策効果まで踏み込むことが、地方自治や企業統治といったテーマでは特に重要です。時事的な話題を扱う場合も、ニュースの要約で終わらせず、政策学・経営学の基本概念に置き換えて論じる練習を積んでおきましょう。
演習の進め方としては、まず政策学・経済学・経営学の基本用語(地方分権、財政調整、コーポレート・ガバナンス、社会的分業など)を1冊のノートにまとめ、各用語について「30秒で説明できる定義」と「具体例」をセットで書き出すところから始めると効率的です。用語の暗記だけでは50点満点の答案にならないため、定義を書いたら必ず「この制度が生む課題」「考えられる対策」まで自分の言葉で1段落書き足す習慣をつけておきましょう。書いた答案は時間を計って読み返し、結論が最初の設問に正しく対応しているかを毎回チェックすることも欠かせません。
独学で答案を書きっぱなしにすると、論理の飛躍や説明不足に自分では気づきにくいという弱点があります。可能であれば第三者に答案を読んでもらい、分量バランスや設問への対応関係を客観的にチェックしてもらうことをおすすめします。90分・2問という短い試験時間のなかで初見のテーマに対応するには、書き方の型を体に染み込ませるまで繰り返し練習することが何よりの近道です。
政治経済専修・地域経営専修で変わる準備の重心
政策学科を志望する場合、政治経済専修と地域経営専修のどちらを選ぶかによって、日頃から読み込んでおくべき時事テーマの重心が変わります。政治経済専修は国と地方の関係や財政制度など制度論寄りのテーマに、地域経営専修は地場産業や地域経済のように地域単位の実態に即したテーマに親和性があります。国際アジア学科を志望する場合も、専門論文の出題範囲自体は「社会科学分野」で共通のため、国際的な視点を交えつつ、まずは政策学・経済学の基礎概念を押さえておくことが土台になります。
国際アジア学科ならではの対策視点
国際アジア学科は、募集要項上は政策学科と同じ専門論文(社会科学分野)を受験しますが、アドミッション・ポリシーで「国際的視野に立って政策学を学ぶ」ことと「多様な形での国際的経験」を明示的に求めている点が政策学科と異なります。出題テーマが国内の制度であっても、国際比較や他地域の事例を絡めて論じられると評価される余地が大きいと考えられます。2026年度の過去問である地方分権・企業統治・地場産業の3テーマも、それぞれ諸外国の地方分権改革、海外のコーポレート・ガバナンス制度、他国の産業クラスターとの比較で厚みを持たせることができます。留学経験や国際交流の経験がある場合は、専門論文の中で無理に触れる必要はありませんが、志望理由書では積極的に言語化しておくとよいでしょう。
英語外部試験の対策
英語の基準はTOEIC L&R550点以上かつS&W240点以上、または英検2級以上でCSEスコア1,950点以上など複数の方式が用意されていますが、いずれも出願時点で過去2年以内に取得したスコアである必要があるため、専門論文の対策と並行してではなく、専門論文の対策より先にスコアを確保しておくのが現実的な順番です。TOEIC L&Rで基準を満たす場合はリーディング・リスニングの合計点に加えてS&W(Speaking&Writing)のスコアも別途必要になるため、L&Rだけで安心せず、S&Wの受験も早めに計画してください。TOEFL iBTを利用する場合はETSアカウントから関西大学(Designated Institution Code:9042)への直送手続きが必須で、印刷したTest Taker Score Reportと直送完了画面の両方を提出する必要があります。TOEICのスコアメイクを具体的にどう進めるかは、関西大学編入のTOEIC対策でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
2026年10月17日から逆算する準備スケジュール
政策創造学部の選考日は2026年10月17日(土)、データ登録期間は2026年9月8日(火)から9月11日(金)までとすでに確定しています。この2つの日付から逆算してスケジュールを組むと、準備の抜け漏れを防ぎやすくなります。
| 時期の目安 | やること |
|---|---|
| 2026年7月まで | 募集要項の出願資格・英語外部試験基準を確認し、必要なスコアの受験計画を立てる |
| 2026年7〜8月 | 英語(または仏語・独語・中国語)外部試験を受験し、出願時に過去2年以内のスコアとして使える証明書を確保する |
| 2026年8月 | 専門論文の基礎用語ノートを作成し、2026年度過去問(地方自治・企業統治・地場産業)を実際に解いてみる |
| 2026年9月上旬 | 志望理由書を書き上げ、成績証明書・卒業(見込)証明書などの必要書類を準備する |
| 2026年9月8〜11日 | データ登録・入学検定料の納入・必要書類の郵送(消印有効)をすべて完了させる |
| 2026年9月中旬〜10月上旬 | 90分・2問選択の時間配分を意識して専門論文の答案練習を重ねる |
| 2026年10月13日以降 | 受験票をポータルサイトからダウンロード・印刷し、試験当日の持ち物を最終確認する |
| 2026年10月17日 | 千里山キャンパスで専門論文(10:30〜12:00)を受験する |
外国語外部試験のスコア取得には申込から結果発表まで数週間かかることが多く、専門論文の対策より先に英語のスコアを固めておかないと出願そのものができなくなるリスクがあります。上記の時期はあくまで目安ですが、逆算の起点を「9月8日のデータ登録開始」に置いて準備することをおすすめします。
面接・志望理由書・過去問分析
面接がない分、志望理由書の比重が増す
政策創造学部の3年次編入試験には面接がありません。口頭で意欲や人柄を補足する機会がないため、志望理由書の記述だけで学びの一貫性を伝える必要があります。アドミッション・ポリシーが挙げる「地域社会の諸問題に取り組んだ経験」(政策学科)や「多様な形での国際的経験」(国際アジア学科)に触れられる材料があれば、具体的なエピソードとして志望理由書に落とし込んでおくと説得力が増します。
志望理由書を組み立てる際は、これまで学んできた内容、政策創造学部で学びたい具体的な分野、専門論文で重視したい観点という3段構成で整理すると、専門論文の答案との一貫性も保ちやすくなります。志望理由書と専門論文の内容が矛盾していると、書類と筆記試験の印象がちぐはぐになるため、両方を同時に見直しながら仕上げていくことをおすすめします。抽象的な意欲だけを書くのではなく、これまでの学修や活動のなかで地域社会や国際的な課題に触れた具体的な場面を1つ以上盛り込み、それが政策学科・国際アジア学科のどの学びにつながるのかまで書き切ることが、面接のない選抜で説得力を持たせる書き方です。
2026年度専門論文過去問の分析
2026年度編・転入学試験(政策創造学部)の専門論文は、次の3問から2問を選択して論述する形式で、1問50点・合計100点でした。
- 問1 地方分権改革以降、地方自治体の役割はどのように変化したか。国と地方の関係、財政、住民サービスの提供に関する観点を踏まえて論じる。
- 問2 企業の経営者の行動をモニタリングする機構とその働きについて、コーポレート・ガバナンスの点から論じる。
- 問3 地場産業の産地で行われている社会的分業の利点と現在生じている課題について述べたうえで、この課題への対策として考えられることを論じる。
3問は地方自治(行政学・財政学)、コーポレート・ガバナンス(経営学)、地場産業と社会的分業(産業論・地域経済論)と、それぞれ異なる学問領域から出題されています。3問とも「制度や仕組みの説明」で終わらせず、課題や対策まで書かせる構成で共通しており、知識の暗記量よりも、説明した制度がどのような問題を生み、どう改善しうるかという論理展開が採点の軸になっていると読み取れます。地場産業のテーマは大阪・関西の地域経済に関する話題でもあり、政策創造学部が拠点とする関西圏の産業構造への関心が問われた出題だといえます。
問1(地方分権改革以降の地方自治体の役割の変化)は、機関委任事務の廃止や三位一体の改革といった地方分権改革の経緯を押さえたうえで、国と地方の関係がどう変わったか、財政面で地方が抱える課題は何か、住民サービスの提供体制がどう変化したかという3つの観点を漏れなく書くことが求められる設問です。経緯の説明だけに紙幅を使いすぎると、財政・住民サービスの論点まで書き切れなくなるため、あらかじめ3観点に均等に字数を配分する意識が必要です。
問2(経営者の行動をモニタリングする機構)は、取締役会・社外取締役・監査役(監査等委員会・指名委員会等設置会社を含む)・株主総会・機関投資家など、コーポレート・ガバナンスを支える具体的な機構を列挙したうえで、それぞれがどのように経営者の行動を監視・牽制しているかを説明する設問です。制度の名称を並べるだけでなく、なぜその機構が経営者の暴走を防げるのかという因果関係まで書くことで、単なる用語知識と差別化された答案になります。
問3(地場産業の社会的分業)は、たとえば繊維産地や金属加工産地のように、工程ごとに小規模事業者が分業して一つの製品を作り上げる仕組みの利点(専門性の蓄積、設備投資の分散、需要変動への柔軟な対応など)を説明したうえで、後継者不足や海外生産へのシフトといった現在の課題、そしてその対策(共同受注、ブランド化、DXによる工程連携など)まで踏み込む設問です。地場産業は関西にも多くの集積があるため、身近な事例を1つ具体的に思い浮かべておくと、答案に具体性が出ます。
関西大学の公式ページでは過去問題は直近年度分のみが公開される運用のため、本記事執筆時点で確認できるのは2026年度分のみです。複数年度の傾向を細かく比較することはできませんが、社会科学分野という出題範囲の明記と、2問選択という形式自体は募集要項に継続して記載されている情報のため、次年度以降も同様の枠組みが踏襲される可能性があります。出願を検討する年度に改めて最新の過去問を確認してください。
募集要項から見る出題予測
過去問が1年度分しか公開されていないため断定はできませんが、募集要項とアドミッション・ポリシーから読み取れる傾向を整理すると、地方自治・財政、企業統治、産業構造・地域経済という3系統のテーマが今後も出題の中心になりやすいと考えられます。地域経営専修を意識した地域産業・まちづくり系のテーマ、政治経済専修を意識した制度・財政系のテーマの両方に対応できるよう、政策学・経済学・経営学の基礎用語を横断的に押さえておくのが安全な準備の方向性です。あくまで募集要項からの推測であり、出題を保証するものではない点にはご留意ください。
併願戦略・内部リンク
専門論文1科目・面接なしという選抜方式は、受験生にとって準備すべき科目数が少ないという利点がある一方、当日1回の答案で評価が決まるという緊張感の高さも伴います。併願校をどう組み合わせるかで、精神的な負担の分散のしかたも変わってきます。関西大学の編・転入学試験/社会人編入学試験は「志望(出願)できる学部・学科(専攻・専修)は1つのみ」と定められており、この制度内で政策創造学部と法学部・文学部などを同時に併願することはできません。関西大学の外の大学であれば、試験日程が重ならない限り併願は可能です。政策創造学部の選考日は2026年10月17日(土)に固定されているため、他大学を併願する場合はまずこの日付との重複がないかを確認してください。
政策創造学部は専門論文1科目・面接なしという独自の選抜方式のため、同じ関西大学内でも法学部(論文100点のみ)とは科目構成が近い一方、社会学部(外国語+専門論文+面接)とは負担の質が異なります。試験時間・配点の構成は法学部とほぼ同じですが、出題範囲は異なり、法学部が「法学および政治学の分野から出題される各テーマ」であるのに対し、政策創造学部は経営学・産業論なども含む「社会科学分野から出題されるテーマ」です。併願を検討する場合は、専門科目名だけでなく試験時間・配点・面接の有無・出題範囲まで比較したうえでスケジュールを組む必要があります。関西大学法学部の編入試験対策もあわせて確認すると、千里山キャンパスで実施される筆記1本勝負型の試験に共通する対策の考え方がつかみやすくなります。
私立大学の政策・法学系学部を併願先として検討する場合、大学によって専門科目の出題範囲や配点構成は大きく異なります。たとえば甲南大学法学部の編入試験対策では、英語・法学政治学小論文・面接という構成が採られており、政策創造学部の「専門論文1本・面接なし」とは負担の配分がまったく異なります。併願校を決める際は、それぞれの募集要項を横に並べて、自分の得意分野と試験形式の相性を確認しておくことをおすすめします。
日程面では、政策創造学部のデータ登録期間(2026年9月8日〜9月11日)と選考日(2026年10月17日)が確定しているため、併願する大学の出願締切・試験日が同じ時期に集中していないかを早い段階で一覧化しておくことが重要です。特に英語外部試験のスコア提出が必須な大学を複数併願する場合、同じスコアを使い回せるのか、大学ごとに基準が異なるのかを事前に整理しておくと、直前になって慌てずに済みます。
そもそも大学編入という制度の仕組みや、出願資格・単位認定の基本的な考え方から整理したい方は、大学編入とは何かを先に読んでおくと、本記事で扱った政策創造学部固有の条件との違いが把握しやすくなります。専門論文と英語外部試験という2本柱の対策を独学で並行させるのが難しいと感じる場合は、スプリング・オンラインの大学編入対策コースで、志望学科に合わせた学習計画やスコアメイクのサポートを受けることもできます。
出願前に確認しておきたい項目
政策創造学部の出願準備を進めるうえで、抜け漏れが起きやすい項目を最終確認用に整理しておきます。
- 出願資格(1)〜(5)のいずれに該当するか、在学中の場合は60単位以上の修得(見込み)を成績証明書で確認したか。
- 英語・フランス語・ドイツ語・中国語のいずれかで、政策創造学部が指定する基準を満たすスコア・グレードを過去2年以内に取得しているか。
- 政策学科(政治経済専修/地域経営専修)か国際アジア学科か、志望する学科・専修を確定できているか。
- 志望理由書をこれまでの学修歴・志望動機・専門論文で重視したい観点の3段構成で書き上げているか。
- 成績証明書・卒業(見込)証明書などの必要書類を原本で用意し、封筒への同封物を必要書類提出票と突き合わせたか。
- 外国の大学等からの出願や6年制大学からの出願に該当する場合、2026年7月21日必着の事前審査書類を送付したか。
とくに英語外部試験のスコア取得は出願資格の確認より後回しにされがちですが、証明書の発行や直送手続きには数週間かかることもあるため、出願資格の確認と同時並行で早めに動き出すことをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
政策創造学部の編入試験に面接はありますか
2027年度学生募集要項によると、政策創造学部の選抜方法は「筆記試験の結果および出願書類を総合的に判断」となっており、面接・口頭試問は実施されません。試験科目は専門論文100点のみで、10時30分から12時までの90分で行われます。文学部や社会学部のように専門論文のあとに面接が組まれる学部とは構成が異なります。
専門論文はどんな内容が出題されますか
募集要項の注記では「社会科学分野から出題されるテーマ」とされています。2026年度に公開された過去問では、地方自治体の役割の変化、コーポレート・ガバナンス、地場産業の社会的分業という3つのテーマから2つを選択して論述する形式で、1問50点・合計100点でした。年度によってテーマは変わるため、最新の過去問を大学公式ページで確認してください。
英語はどの外部試験を使えますか
実用英語技能検定(CBT・S-CBT・S-Interview含む)、Cambridge English、GTEC、IELTS、TEAP、TOEFL iBT、TOEIC Tests L&R・S&Wのいずれかで、政策創造学部が指定する基準(例:TOEIC L&R550点以上かつS&W240点以上、英検2級以上でCSEスコア1,950点以上など)を満たす必要があります。フランス語・ドイツ語・中国語の外部試験でも出願は可能です。TOEFL iBT Home Edition、TOEFL ITP、TOEIC L&R・S&WのIPテストは対象外です。
出願資格に単位数の条件はありますか
4年制大学に2027年3月までに2年以上在学(休学期間を除く)し、当該学部・学科の卒業に必要な単位のうち60単位以上を修得している、または修得見込みであることが条件の一つです。このほか、4年制大学・短期大学・高等専門学校の卒業者(見込み含む)、専修学校の専門課程修了者、高等学校専攻科修了者なども出願資格に含まれます。
倍率はどのくらいですか
関西大学入学試験情報総合サイトの公表データによると、政策創造学部の3年次編入試験(9月募集)の合格者は2023〜2026年度入学の4年間で毎年0〜1名、志願者は2〜5名で推移しています。人数が少なく年度によるばらつきが大きいため、単純な倍率よりも、合格枠自体が非常に小さいという実態で捉えるのが実情に近い見方です。
志望理由書は提出が必要ですか
必要です。志望理由書は法学部・文学部・社会学部・政策創造学部の志願者に提出が求められる書類で、本学所定の様式を大学公式サイトからダウンロードして作成します。面接が実施されない政策創造学部では、志望理由書が専門論文と並ぶ重要な評価材料になります。
検定料や学費はいくらですか
入学検定料は35,000円です。学費は2027年度分が本要項作成時点で未定のため参考額となりますが、2026年度現行額では、編入学時に入学金260,000円・授業料570,000円などを合わせて857,000円、4年次以降は年間1,167,000円程度(諸費含む)とされています。最新の金額は出願年度の募集要項で確認してください。
過去問はどこで確認できますか
関西大学入学試験情報総合サイトの「編・転入試/社会人編入試(学外受験者)」ページで、直近年度の過去問題PDFが学部ごとに公開されています。本記事執筆時点では2026年度分の政策創造学部専門論文が確認できます。公開は最新年度分のみで、複数年度をさかのぼって参照することはできません。
まとめ
関西大学政策創造学部の3年次編入試験は、専門論文100点のみを課し面接を実施しない、筆記1本勝負型の選抜です。政策学科(政治経済専修・地域経営専修)と国際アジア学科を対象に、若干名を毎年9月出願・10月試験・11月合格発表という日程で募集しており、出願には英語をはじめとする外国語外部試験のスコアと志望理由書の提出が必須です。面接がない分、志望理由書と90分の専門論文だけで評価が決まるという前提を踏まえて準備を進めることが欠かせません。
2026年度に公開された過去問では、地方自治、コーポレート・ガバナンス、地場産業の社会的分業という3テーマから2問を選択する構成でした。過去問の公開は直近年度分に限られるため、募集要項とアドミッション・ポリシーから読み取れる出題傾向もあわせて準備の軸にすることをおすすめします。公表されている志願者・合格者数は年間数名規模ときわめて小さく、単純な倍率よりも母数自体が小さい狭き門であることを踏まえて、専門論文・英語外部試験・志望理由書の3つを早期から並行して仕上げていくことが合格への近道です。募集人員・配点・日程・検定料は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず最新の公式募集要項でご確認ください。
出願資格の確認、英語外部試験のスコア確保、専門論文の答案練習、志望理由書の作成という4つの準備は、それぞれ必要な期間が異なります。データ登録開始日から逆算し、時間のかかる英語外部試験のスコア確保から着手することが、計画的に突破するための基本方針です。この記事で示した過去問分析や学科・専修ごとの重心の違いを参考に、自分の志望学科に合わせた準備を早めに始めてください。政策学科と国際アジア学科という2学科構成を反映して、専門論文の出題テーマも行政・経営・地域産業といった複数分野にまたがっています。1つの専門分野の暗記だけに頼らず、社会科学全般を横断的に押さえておく姿勢が、結果的に最も効率のよい対策になります。
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