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龍谷大学先端理工学部の編入試験対策を徹底解説|専門科目I・専門科目II・募集要項

龍谷大学先端理工学部の3年次編入学・転入学試験は、大学に2年以上在学した人や短期大学・高等専門学校の卒業(見込)者などを対象に、瀬田キャンパスで実施される学科試験と面接による選抜です。数理・情報科学課程、知能情報メディア課程、電子情報通信課程、機械工学・ロボティクス課程、応用化学課程、環境科学課程の6課程で編入学・転入学を受け入れており、課程ごとに専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱの出題範囲が個別に定められています。本記事では、2027年度龍谷大学3年次編入学・転入学試験要項(2026年6月5日更新版)と、龍谷大学入試情報サイトが公開する過去5年分の入試結果・過去問題を一次情報として、先端理工学部の編入試験対策に必要な情報を整理します。
龍谷大学は2027年度に学部再編を予定しており、先端理工学部という学部名称自体が「理工学部」へ変更される見込みであることも、募集要項とあわせて確認しておきたいポイントです。年度によって変わりうる数値は本文中でその都度出典を示しますので、出願前には必ず大学公式サイトで最新情報をご確認ください。
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龍谷大学先端理工学部の3年次編入学・転入学の概要
龍谷大学先端理工学部は、瀬田キャンパス(びわ湖大津キャンパス)に置かれる理系学部で、数理・情報科学課程、知能情報メディア課程、電子情報通信課程、機械工学・ロボティクス課程、応用化学課程、環境科学課程の6課程で構成されています。2027年度の3年次編入学・転入学試験要項では、この6課程すべてが募集対象として明記されており、課程ごとに専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱの出題範囲が個別に設定されている点が特徴です。志望する課程によって準備すべき科目がまったく異なるため、まず自分がどの課程を志望するのかを早い段階で確定させることが対策の出発点になります。
入試区分は「3年次編入学・転入学試験(一般)」で、合否判定については募集要項に「修得単位・成績、学科試験および面接を総合して、合否を判定します」と明記されています。単位や成績も合否判定の材料に含まれる点は、他学部の編入学試験と比べても押さえておきたい特徴です。出願前に取得している単位数や成績証明書の内容も、学科試験・面接と並ぶ評価対象になります。
ここで必ず押さえておきたいのが、学部の名称と課程構成が近い将来に変わる予定があるという事実です。龍谷大学は公式に、2027年度から先端理工学部の名称を「理工学部」へ変更すると発表しています。あわせて、知能情報メディア課程を「情報学部(仮称)」へ、環境科学課程を「環境サステナビリティ学部(仮称)」へ、それぞれ発展的に改組する計画も公表されており、瀬田キャンパスには理工学部・農学部・環境サステナビリティ学部(仮称)・情報学部(仮称)という自然科学系4学部が配置される新体制になるとされています。名称・組織の変更はあくまで予定であり内容が変わる可能性があると大学自身が注記しているため、最終的な扱いは必ず最新の公式発表で確認してください。
この改組計画とあわせて確認しておきたいのが、知能情報メディア課程と環境科学課程の募集状況です。龍谷大学先端理工学部の公式サイトでは、両課程について「学生募集は2025(2026入試)年度をもって終了しました」と案内されています。一方で、今回取り上げている2027年度3年次編入学・転入学試験要項(2026年6月5日更新)には、知能情報メディア課程2名、環境科学課程2名という募集人員が明記されています。新規募集終了と編入学・転入学の募集継続は別の情報として公表されているため、両課程への出願を検討している人は、この点を踏まえたうえで出願直前に改めて最新の募集要項と学部からの案内を確認することを強くおすすめします。
先端理工学部の沿革にも触れておきます。前身の理工学部は1989年に開設され、その後2020年に先端理工学部として改組・発足し、このときに全国の理工系学部で初めてとされる課程制を導入しました。学科ではなく課程という単位で学生を受け入れ、分野を横断した学びを重視する教育体制を取っている点が、他大学の学部・学科制の編入学試験とは異なる設計になっています。試験科目の面でも、6課程それぞれに専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱの独自範囲が設定されているのは、この課程制を反映した結果だといえます。2020年の課程制導入からわずか7年で今回の名称変更・学部再編に至る背景まではWeb上の公開情報からは断定できませんが、瀬田キャンパスの自然科学系学部を再編する大きな動きの一部であることは確かです。
龍谷大学の公式サイトでは、各課程の教育目標が次のように紹介されています。数理・情報科学課程は「物事を論理的に考え適切に表現する力、課題を数学的・数量的に分析し解決する力、IT社会に柔軟に対応し活躍できる力を備えた人材を育成」、電子情報通信課程は「電子・情報・通信の3分野の基礎から実践的応用までを系統的に学修し、電子デバイス、情報システム、通信ネットワークなどの開発を推進し得る人材を育成」、機械工学・ロボティクス課程は「機械工学・ロボティクスの幅広い知識・技術を修得し、それを実際に応用できる能力を身につけた人材を育成」、応用化学課程は「自然やモノづくりを理解し、化学的な問題や課題に対して応用化学の立場から持続可能な社会を築くことができる人材を育成」を、それぞれ教育目標として掲げています。教育目標の文言は志望理由書を書く際の手がかりにもなります。自分がどの力を伸ばしたいのかを、これらの言葉と結びつけて説明できると、志望理由に一貫性が生まれます。
試験会場は龍谷大学瀬田キャンパスで、募集要項には「試験開始後30分以上遅刻した者は、受験できません」という注意事項が明記されています。遅刻は30分を超えると即座に受験資格を失うため、会場までの経路と所要時間は事前に必ず確認しておきましょう。受験票は試験日の約1週間前からUCAROで発行され、試験日の前日までに確認・印刷したうえで当日持参する必要があります。
| 項目 | 内容(2027年度募集要項に基づく) |
|---|---|
| 入試区分 | 3年次編入学・転入学試験(一般) |
| 募集課程 | 数理・情報科学課程/知能情報メディア課程/電子情報通信課程/機械工学・ロボティクス課程/応用化学課程/環境科学課程 |
| 試験会場 | 龍谷大学 瀬田キャンパス |
| 合否判定 | 修得単位・成績、学科試験および面接を総合して判定 |
| 学部再編 | 2027年度から「理工学部」へ名称変更予定(環境サステナビリティ学部・情報学部への一部改組を含む、いずれも仮称・計画段階) |
大学編入という制度そのものの基本的な仕組みや、他大学との違いを含めて整理したい方は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説もあわせて確認しておくと、先端理工学部の要項の読み方がより理解しやすくなります。
募集人員・出願資格
2027年度の3年次編入学・転入学試験における先端理工学部の募集人員は、数理・情報科学課程1名、知能情報メディア課程2名、電子情報通信課程1名、機械工学・ロボティクス課程1名、応用化学課程1名、環境科学課程2名で、6課程合計8名です。2022年度から2026年度までは6課程とも一律2名(合計12名)で募集されてきましたが、2027年度は課程ごとに人数へ差がついている点が、過去の要項と比べた際の変化です。
| 課程 | 2027年度募集人員 |
|---|---|
| 数理・情報科学課程 | 1名 |
| 知能情報メディア課程 | 2名 |
| 電子情報通信課程 | 1名 |
| 機械工学・ロボティクス課程 | 1名 |
| 応用化学課程 | 1名 |
| 環境科学課程 | 2名 |
募集要項の脚注には、この募集人員には指定校推薦編入学試験の募集人員と実績が含まれると記載されています。一般入試の枠と指定校推薦の枠が合算された人数である点は、募集人員の数字を読むうえで押さえておきたいポイントです。また、龍谷大学の募集人員一覧表では、先端理工学部の社会人編転入学の欄が「−」表記になっており、文学部・心理学部・社会学部現代福祉領域のような社会人編入学・転入学の区分は先端理工学部には設けられていません。先端理工学部を目指す場合は、3年次編入学・転入学(一般)または2年次転入学(本学在学生に限る)のいずれかで出願することになります。
出願資格は、3年次編入学・転入学の場合、全学部共通で次のいずれかに該当することが求められます。
- 大学に2年以上在学した者または2027年3月に2年次修了見込みの者
- 短期大学を卒業した者または卒業見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者または卒業見込みの者
- 文部科学大臣が定める基準(修業年限2年以上・総授業時間1700時間以上)を満たす専修学校の専門課程を修了した者または修了見込みの者
- 高等学校専攻科の課程(修業年限2年以上等)を修了した者または修了見込みの者
- その他、大学において上記と同等以上の学力があると認める者
先端理工学部は専修学校・高等学校専攻科の資格でも出願できる7学部に含まれていますが、この2区分は文学部・心理学部・政策学部・国際学部・社会学部・農学部と合わせた計7学部限定である点も押さえておきましょう。
先端理工学部の3年次編入学・転入学には、出願資格に加えて出願条件が定められています。募集要項には「大学に2年以上在学し、62単位以上修得済みの者または本学3年次転入学時に62単位以上修得見込みの者」、または「大学2年に在学し、2年次修了時に62単位以上修得見込みの者」のいずれかを満たす必要があると記載されています。在学年数だけでなく62単位以上という修得単位数が具体的な条件になっているため、出身校の履修状況を早めに確認しておく必要があります。なお、転入の学年は修得単位・成績・試験結果などを考慮して第2年次となる場合がある、との注記もあります。
本学(龍谷大学)在学生に限られる2年次転入学の出願条件は、3年次編入学とは別に定められています。「本学に1年以上在学し、30単位以上修得済みの者または本学2年次転入学時に30単位以上修得見込みの者」、または「本学1年に在学し、1年次修了時に30単位以上修得見込みの者」のいずれかが条件です。2年次転入学は龍谷大学の在学生のみが対象で、他大学からは出願できません。他大学や高専・短大からの出願は、3年次編入学・転入学の枠を目指すことになります。
出願書類
3年次編入学・転入学(全学部共通)で必要な出願書類のうち、先端理工学部の出願者に特に関わるものは次の通りです。
- 卒業(見込)証明書または修了(見込)証明書(四年制大学在学中は在学期間証明書または卒業見込証明書、短大・高専在学中は卒業見込証明書)
- 成績証明書
- 編入学・転入学試験志望理由書(本学所定用紙)
- 単位修得見込証明書(四年制大学在学中で単位見込みの場合に必要)
- 履修登録科目証明書(今年度履修登録している授業科目が明記された証明書)
履修登録科目証明書は先端理工学部と農学部食品栄養学科の出願者に必要とされている書類で、修得単位数証明書や単位修得見込証明書に履修登録科目が明記されていれば重ねての提出は不要とされています。書類の様式や必要部数は年度で変わることがあるため、出願直前に最新の様式を大学公式サイトからダウンロードして確認してください。
出願は龍谷大学の受験ポータルサイト「UCARO」への新規会員登録から始まります。UCAROでWeb出願の情報を入力し、UCAROを通じて受験料を納入したうえで、印刷した出願書類を郵送で提出する流れです。出願書類の提出方法は郵送に限られ、持参は認められていません。送付先は「〒604-8799 中京郵便局留『龍谷大学入学試験願書受付センター』」宛で、UCAROからダウンロードした宛名ラベルを貼った封筒に、簡易書留・速達で郵送する必要があります。
試験科目と配点
先端理工学部の3年次編入学・転入学試験は、専門科目Ⅰ、外国語(英語)、専門科目Ⅱ、面接の4つで構成されています。試験時間は、9時45分から10時までが説明・書類記入、10時から11時10分までが専門科目Ⅰ(70分)、11時30分から12時30分までが外国語(英語)(60分)、13時30分から14時40分までが専門科目Ⅱ(70分)、15時からが面接、という時間割です。1日で専門2科目・外国語・面接をすべて実施する長丁場の日程になるため、体力面の準備も欠かせません。募集要項に配点(点数)の記載はなく、各科目の得点比率は公表されていません。
専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱの出題範囲は課程によって個別に定められています。募集要項の記載をそのまま整理すると、次の通りです。
| 課程 | 専門科目Ⅰの範囲 | 専門科目Ⅱの範囲 |
|---|---|---|
| 数理・情報科学課程 | 1年次までの基礎学力(微積分、線形代数、プログラミング) | 2年次までの基礎学力(微積分、線形代数、プログラミング、力学) |
| 知能情報メディア課程 | 2年次までの基礎学力(数学:微積分、線形代数) | 2年次までの専門基礎学力(情報・メディア工学:計算機基礎、プログラミング) |
| 電子情報通信課程 | 1年次までの基礎学力(数学:微分・積分・行列、物理:力学、計算機基礎:コンピュータの仕組みなど) | 2年次までの基礎学力(数学:微分方程式・ベクトル解析の初歩、電気回路:直流・交流回路、電磁気学:静電気・静磁気、計算機基礎:コンピュータの構成等) |
| 機械工学・ロボティクス課程 | 1年次までの基礎学力(物理:力学、数学:微分・積分、線形代数) | 2年次までの基礎学力(機械力学:1自由度系の振動、材料力学:引張・圧縮とはりの曲げ、熱力学:熱機関・サイクル) |
| 応用化学課程 | 1年次までの基礎学力(化学基礎:原子と元素・化学結合・物質の性質・有機化学の基礎など) | 2年次までの基礎学力(分析化学:化学平衡、物理化学:化学熱力学、無機化学:無機化学全般、有機化学:炭化水素化合物の構造と反応・立体化学・ハロゲン化アルキル・芳香族化合物の化学など) |
| 環境科学課程 | 1年次までの基礎学力(物理:力学、化学:無機化学、数学:微分・積分) | 2年次までの基礎学力(環境工学の基礎的事項、生態学の基礎的事項) |
この一覧からも分かる通り、同じ「専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱ」でも課程ごとに範囲がまったく異なります。数理・情報科学課程と知能情報メディア課程はどちらも数学系の基礎を含みますが、後者は専門科目Ⅱで計算機基礎・プログラミングという情報系の内容が中心になる点で異なります。電子情報通信課程は電気回路・電磁気学、機械工学・ロボティクス課程は機械力学・材料力学・熱力学、応用化学課程は分析化学・物理化学・無機化学・有機化学、環境科学課程は環境工学・生態学と、課程ごとに専門色が明確に分かれています。志望課程を固めたら、この範囲表をもとに使用教科書や参考書を洗い出すところから対策を始めるとよいでしょう。
外国語(英語)は6課程共通で実施されます。募集要項に配点の記載はありませんが、後述する過去問の「出題の意図」には「先端理工学部での専門教育に必要とされる外国語(英語)力を含む総合的な学力を有した学生を適切に選抜することを目的とし出題しています」と説明されています。英語は専門科目とは別に全課程共通の学力として評価される科目です。TOEICやTOEFLなど外部試験のスコア提出による代替は、先端理工学部の一般選抜の出願資格・出願条件には明記されていません(国際学部グローバルスタディーズ学科など一部の学部・学科に限られた制度です)。したがって英語は当日の筆記試験で得点することが前提になります。
面接は専門科目Ⅱの後、15時から実施されます。募集要項の「小論文・面接について」の項目には、先端理工学部の面接について「各課程で必要となる基礎的な能力、志望動機、コミュニケーション力などについて対話を通じて評価します」と記載されています。面接では専門知識だけでなくコミュニケーション力そのものが評価対象とされている点は、対策を考えるうえで見落とせません。募集要項上、小論文は先端理工学部の3年次編入学・転入学試験の科目としては明記されていません。
2年次転入学(本学在学生に限る)の試験科目
先端理工学部には、龍谷大学に在学する学生のみが対象となる2年次転入学の制度もあります。試験時間は、9時45分から10時までが説明・書類記入、10時から11時10分までが専門科目Ⅰ(70分)、11時30分から12時30分までが外国語(英語)(60分)、13時30分からが面接です。3年次編入学・転入学と異なり専門科目Ⅱは課されません。専門科目Ⅰの範囲は、志望する課程の3年次編入学・転入学と同じ範囲(1年次までの基礎学力)が適用されます。
| 試験区分 | 試験科目 | 試験時間の目安 |
|---|---|---|
| 3年次編入学・転入学 | 専門科目Ⅰ・外国語(英語)・専門科目Ⅱ・面接 | 説明9:45〜、専門Ⅰ10:00〜11:10、英語11:30〜12:30、専門Ⅱ13:30〜14:40、面接15:00〜 |
| 2年次転入学(本学在学生に限る) | 専門科目Ⅰ・外国語(英語)・面接 | 説明9:45〜、専門Ⅰ10:00〜11:10、英語11:30〜12:30、面接13:30〜 |
出願から入学までのスケジュール
2027年度(2026年実施)の先端理工学部3年次編入学・転入学試験は、出願受付期間が2026年6月11日(木)から6月17日(水)までで、締切日消印有効です。試験は2026年7月4日(土)に龍谷大学瀬田キャンパスで実施され、合格発表は2026年7月11日(土)12時予定でUCARO上に通知されます。出願から合格発表までは1か月足らずという短い期間で進むため、出願書類は早めに準備しておく必要があります。
| 項目 | 2027年度日程 |
|---|---|
| 出願受付期間 | 2026年6月11日(木)〜6月17日(水)(締切日消印有効) |
| 試験日 | 2026年7月4日(土) |
| 試験会場 | 龍谷大学 瀬田キャンパス |
| 合格発表 | 2026年7月11日(土)12:00予定(UCARO上で通知) |
| 入学手続I | 2026年7月11日(土)〜7月20日(月・祝) |
| 入学手続II | 2026年7月11日(土)〜2027年3月11日(木) |
| 入学検定料 | 35,000円 |
出願手続きは、次の流れで進みます。
- UCAROへの新規会員登録
- UCAROでのWeb出願(出願情報の入力)
- UCAROを通じた受験料の納入
- 出願書類を印刷し、指定の送付先へ郵送(簡易書留・速達)
受験料の支払期限はWeb出願を行った翌日23時59分まで(出願期間最終日に支払った場合はその日の23時59分まで)と定められており、クレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easy対応の銀行ATMまたはインターネットバンキングでの納入が可能です。国外居住者はクレジットカード決済に限られます。
受験票は試験日の約1週間前からUCAROで発行できるようになり、試験日の前日までに確認・印刷したうえで、当日持参する必要があります。試験開始後30分以上遅刻すると受験できません。試験時間中の途中退席は体調不良の場合を除いて認められていません。会場までの交通手段と所要時間は、出願を終えた段階で一度シミュレーションしておくと安心です。
入学手続は合格発表後にUCAROで案内される方法にしたがい、入学手続I・IIをそれぞれの期間内に完了させる必要があります。手続期間経過後の入学手続はいかなる事情があっても認められず、入学辞退とみなされるため、期日管理には特に注意してください。いったん納入した入学申込金(入学金)は返還されません。参考として、前年度実績の入学申込金は100,000円とされていますが、2027年度の学費は2026年9月に決定される予定で、確定額は決定後に大学公式サイトで公表されます。
先端理工学部の2027年度予定学費についても触れておきます。数理・情報科学課程は入学金100,000円、前期学費等小計922,550円で、初年度納入金総額(前期・後期合計)は1,725,600円です。数理・情報科学課程以外の5課程は入学金100,000円、前期学費等小計947,550円、初年度納入金総額1,775,600円とされています。数理・情報科学課程だけ実験実習料の額が異なり初年度納入金に差がある点は、進学後の資金計画を立てるうえで知っておくとよいでしょう。これらはあくまで予定額であり、正式な金額は2026年9月の決定後に確定します。
募集要項には試験当日に関わる注意事項もいくつか明記されています。学校保健安全法で出席停止が定められている感染症(インフルエンザ・はしか等)にかかり治癒していないために受験できない場合は、当該試験(欠席日分)の受験料を返還する制度があり、大学公式サイトで案内される手続きに沿って各自申請します。感染症による欠席は自動返還ではなく申請が必要な点に注意してください。また、障がい等により受験上の配慮を希望する場合は、出願等の手続きをする前に大学へ連絡するよう案内されています。自然災害等による災害救助法適用地域居住の被災者を対象とした特別措置も設けられており、該当する可能性がある場合は出願前に入試部へ相談することが推奨されています。社会情勢の急変等により入試日程や試験内容が変更される場合がある点も、募集要項の注意事項に明記されています。
2026年7月4日の試験日から逆算すると、準備に使える期間は決して長くありません。専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱの出題範囲を課程別の一覧表で確認したら、まず教科書レベルの内容を一通り復習し、次に募集要項に明記された分野ごとに演習量を増やしていく、という順序で進めると範囲の漏れを防ぎやすくなります。出願受付期間である6月中旬までに証明書類一式をそろえておくことも欠かせません。卒業(見込)証明書や成績証明書、単位修得見込証明書、履修登録科目証明書は在籍校の窓口で発行までに数日から数週間かかる場合があるため、出願期間の直前ではなく、5月のうちに在籍校へ依頼しておくと安心です。志望理由書は本学所定用紙をダウンロードしたうえで、専門科目の対策と並行して早めに下書きを始めておくと、直前期に慌てずに済みます。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
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(費用は一切かかりません)
倍率・難易度
先端理工学部の3年次編入学・転入学試験について、龍谷大学入試情報サイトが公表している「編入・転入学試験入試結果」から、2022年度から2026年度までの5年分の課程別志願者数・合格者数を確認できます。この数値は3年次編入学・転入学と2年次転入学の合算実績である点に注意してください。3年次分のみの内訳は公表されていません。また、指定校推薦編入学試験の募集人員・実績も含まれています。
| 年度 | 数理・情報科学 | 知能情報メディア | 電子情報通信 | 機械工学・ロボティクス | 応用化学 | 環境生態工学(現・環境科学) | 学部小計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022年度 | 志願1/合格1 | 志願1/合格1 | 志願1/合格1 | 志願2/合格2 | 志願0/合格0 | 志願0/合格0 | 志願5/合格5 |
| 2023年度 | 志願0/合格0 | 志願2/合格1 | 志願2/合格2 | 志願1/合格1 | 志願1/合格1 | 志願1/合格0 | 志願7/合格5 |
| 2024年度 | 志願0/合格0 | 志願3/合格1 | 志願1/合格1 | 志願2/合格2 | 志願0/合格0 | 志願0/合格0 | 志願6/合格4 |
| 2025年度 | 志願0/合格0 | 志願2/合格1 | 志願1/合格1 | 志願1/合格0 | 志願1/合格0 | 志願0/合格0 | 志願5/合格2 |
| 2026年度 | 志願1/合格1 | 志願2/合格1 | 志願0/合格0 | 志願1/合格1 | 志願0/合格0 | 志願0/合格0 | 志願4/合格3 |
学部小計で見ると、募集人員12名(各課程2名、2022〜2026年度)に対して、志願者数は年度によって4名から7名、合格者数は2名から5名の範囲で推移しています。課程によっては志願者そのものがいない年度も珍しくありません。数理・情報科学課程は2023〜2025年度の3年連続で志願者0名、応用化学課程・環境生態工学課程(現・環境科学課程)も志願者0名の年度が複数あります。一方、知能情報メディア課程は毎年度コンスタントに志願者が集まっており、課程による人気の差がうかがえます。
志願者数に対する合格者数の割合を見ると、志願者がいた課程・年度の多くで、志願者のほぼ全員、あるいは半数以上が合格しています。志願者数自体が少ないため倍率という指標にはなじみにくい選抜だといえます。ただし、知能情報メディア課程の2023年度(志願2/合格1)、2024年度(志願3/合格1)のように、志願者の半数以下しか合格していない年度もあり、課程・年度によって競争の強さにばらつきがあることも事実です。学科試験・面接の準備を怠らず、油断せずに臨む姿勢が必要です。
2027年度は募集人員が数理・情報科学課程1名、知能情報メディア課程2名、電子情報通信課程1名、機械工学・ロボティクス課程1名、応用化学課程1名、環境科学課程2名(合計8名)に変更されています。過去5年間の一律2名(合計12名)という募集人員から人数が絞られた課程がある一方、知能情報メディア課程と環境科学課程は2名のまま据え置かれています。募集人員が変わった背景や今後の推移は募集要項からは断定できませんので、出願を検討する際は必ず最新年度の募集要項で募集人員を確認してください。
なお、龍谷大学は2026年度の全学部合計の入試結果として、総募集人員175名に対し志願者110名、合格者73名という数値も公表しています。先端理工学部単体の傾向とあわせて、大学全体の編入学・転入学試験の規模感を把握する材料として参考にしてください。
難易度を考えるうえでは、単純な志願者数・合格者数の推移だけでなく、募集要項が示す合否判定の仕組みも踏まえておく必要があります。先端理工学部の3年次編入学・転入学は「修得単位・成績、学科試験および面接を総合して」判定されると明記されており、専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱ・外国語(英語)の得点だけで機械的に合否が決まるわけではありません。出身校での修得単位・成績も判定材料に含まれるため、学科試験の対策と並行して、在籍校での成績を大きく落とさないことも間接的な対策になります。志願者数自体が少ない年度・課程が多いことは事実ですが、それは対策を怠ってよいことを意味しません。専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱ・外国語(英語)・面接のいずれも、出題範囲と評価観点が募集要項に明記されている以上、その範囲を漏れなく固めることが、志願者数の多寡にかかわらず変わらない基本方針になります。
科目別の対策
ここからは、募集要項の出題範囲と、龍谷大学入試情報サイトが公開する過去問題・出題の意図をもとに、課程別・科目別の対策の方向性を整理します。断定できない部分は、募集要項の記載に基づく範囲の整理にとどめています。
専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱの対策(課程別)
数理・情報科学課程を志望する場合、専門科目Ⅰは微積分・線形代数・プログラミングという1年次までの基礎学力、専門科目Ⅱはこれに力学を加えた2年次までの基礎学力が範囲です。数学系の基礎と初歩のプログラミングを並行して固める必要があります。在籍校の教科書レベルの章立てを見出しにして、定義・代表的な計算手順・典型問題の解法をセットで整理し、時間を計って解答する練習を重ねると、当日の70分間で答案をまとめる感覚がつかみやすくなります。
知能情報メディア課程は、専門科目Ⅰが数学(微積分・線形代数)、専門科目Ⅱが情報・メディア工学(計算機基礎・プログラミング)という構成です。専門科目Ⅱで計算機基礎とプログラミングが明示されているため、数学だけでなく情報系の基礎知識・実装力もあわせて準備する必要があります。電子情報通信課程は、専門科目Ⅰで数学(微分・積分・行列)・物理(力学)・計算機基礎、専門科目Ⅱで数学(微分方程式・ベクトル解析の初歩)・電気回路(直流・交流)・電磁気学(静電気・静磁気)・計算機基礎(コンピュータの構成等)が範囲です。数学と物理の基礎に加えて、電気回路・電磁気学という電気系の専門科目を積み上げる必要があります。
機械工学・ロボティクス課程は、専門科目Ⅰが物理(力学)・数学(微分・積分、線形代数)、専門科目Ⅱが機械力学(1自由度系の振動)・材料力学(引張・圧縮とはりの曲げ)・熱力学(熱機関・サイクル)です。専門科目Ⅱの3分野はいずれも計算力が問われる領域のため、公式の丸暗記ではなく、なぜその式が成り立つのかを理解したうえで問題演習を重ねることが得点力につながります。応用化学課程は、専門科目Ⅰが化学基礎(原子と元素・化学結合・物質の性質・有機化学の基礎など)、専門科目Ⅱが分析化学(化学平衡)・物理化学(化学熱力学)・無機化学・有機化学(炭化水素化合物の構造と反応・立体化学・ハロゲン化アルキル・芳香族化合物の化学など)と、化学の複数分野を横断する範囲です。環境科学課程は、専門科目Ⅰが物理(力学)・化学(無機化学)・数学(微分・積分)、専門科目Ⅱが環境工学の基礎的事項・生態学の基礎的事項です。
いずれの課程でも共通して有効なのは、専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱそれぞれの出題範囲を教科書の章立てに沿って一つずつ確認し、定義・公式・典型問題をセットにしたノートを作る学習法です。答えだけでなく途中式や条件、単位まで残す練習を積んでおくと、記述式の答案で部分点を取りこぼしにくくなります。過去問演習の際は、解けなかった問題を知識不足・読解ミス・計算ミス・時間不足のどれに当てはまるかまで分類し、弱点をノートに書き戻す作業を繰り返すと、限られた準備期間でも効率よく得点力を伸ばせます。
外国語(英語)の対策
外国語(英語)は6課程共通で、11時30分から12時30分までの60分間で実施されます。過去問題の「出題の意図」には「先端理工学部での専門教育に必要とされる外国語(英語)力を含む総合的な学力を有した学生を適切に選抜することを目的とし出題しています」と記載されています。専門分野に偏らない総合的な英語力が問われる出題だと理解しておくとよいでしょう。TOEICやTOEFLなど外部試験スコアによる代替は先端理工学部の一般選抜には設けられていないため、当日の筆記試験に向けた対策が必須です。理工系の英文に慣れておくことに加え、標準的な文法・語彙・読解力を過去問演習で確認しておくことをおすすめします。
面接の対策
面接は専門科目Ⅱ終了後の15時から実施されます。募集要項には「先端理工学部の各課程で必要となる基礎的な能力、志望動機、コミュニケーション力などについて対話を通じて評価します」と記載されており、専門知識の確認だけでなく対話を通じたコミュニケーション力の評価が明記されている点が特徴です。志望理由書に書いた内容と、専門科目Ⅰ・Ⅱで問われた分野への理解を一貫させたうえで、なぜ先端理工学部の当該課程を志望するのか、編入後に何を学びたいのかを自分の言葉で説明できるように準備しておきましょう。
科目別の対策を体系立てて進めたい方は、大学編入に特化した大学編入対策コースで、志望課程の専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱの範囲に合わせた学習計画を組み立てることができます。理系の専門科目は課程によって範囲が大きく異なるため、早い段階で優先順位を決めて対策を進めることが重要です。
面接・志望理由書・過去問分析
先端理工学部の出願書類には「編入学・転入学試験志望理由書(本学所定用紙)」が含まれています。この志望理由書は本人記入が原則ですが、ワープロ入力も認められています。志望理由書は提出して終わりではなく面接の材料にもなる書類です。面接では、志望理由書に書いた内容と、専門科目Ⅰ・Ⅱで示した学力、これまでの学修内容を結びつけて説明することが求められます。出身校でどの科目をどこまで学び、先端理工学部の志望課程で何を深めたいのかを、具体的なエピソードとともに整理しておくとよいでしょう。
志望理由書の様式は、龍谷大学の入試情報サイトの出願書類ダウンロードページから入手します。所定用紙の様式は年度によって更新される場合があるため、出願する年度のページから最新版をダウンロードしてください。記入にあたっては、前述の各課程の教育目標(数理・情報科学課程なら数理的な分析力、機械工学・ロボティクス課程なら幅広い知識と応用力、といった課程ごとの育成方針)と、自分が出身校でどのような学びを積んできたかを結びつけて書くと、面接での質問にも一貫した答えを返しやすくなります。専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱで問われる範囲と志望理由の内容がかけ離れていると、面接で深掘りされた際に説明に窮する場面が生まれやすいため、書類作成と専門科目の対策は並行して進めることをおすすめします。
単位認定制度への理解も、志望理由書や面接の説明力を高めるうえで役立ちます。募集要項によると、先端理工学部では出身大学・短期大学・高等専門学校・専修学校の専門課程・高等学校等の専攻科の課程での修得単位を基礎として、当該課程での開講科目の範囲で単位認定することを基本としています。認定できる単位数は前所属校での修得単位数が上限で、それを超えて認定されることはありません。あわせて、合格発表後に学部教員が合格者と面談し、課程のカリキュラムや単位認定制度、入学前科目履修制度を説明したうえで入学までの学修計画を指導する仕組みや、前所属校に対応する科目がない場合に実力試験で単位認定を受けられる制度も用意されています。編入後にどのように学修を進めるかを、志望理由書や面接で具体的に語れるように準備しておくと、対話の中で説得力が増します。
過去問題の公開状況
龍谷大学入試情報サイトの過去問題ダウンロードページでは、3年次編入学・転入学試験の過去問題を課程別・年度別に確認できます。先端理工学部については、年度によって公開される課程が異なり、次のような公開実績が確認できます。
| 実施年月 | 公開されている課程 | 公開内容 |
|---|---|---|
| 2024年7月6日実施分 | 機械工学・ロボティクス課程、応用化学課程 | 英語・専門Ⅰ・専門Ⅱの試験問題、解答例、出題の意図をすべて公開 |
| 2022年7月2日実施分 | 知能情報メディア課程、電子情報通信課程、環境生態工学課程(現・環境科学課程) | 専門科目(専門Ⅰ・専門Ⅱ)を中心に公開 |
| 2021年7月3日実施分 | 数理・情報科学課程 | 専門Ⅰを公開 |
この公開実績から分かるのは、6課程の過去問が年度ごとに入れ替わりで公開されているということです。特定の課程だけが継続して公開されるわけではなく、ある年度に公開された課程が翌年度は公開されないこともあります。志望課程の過去問が直近年度に見当たらない場合も、複数年度をさかのぼって確認すると、過去に公開された年度が見つかる可能性があります。まずは龍谷大学入試情報サイトの過去問題ダウンロードページで、志望課程の掲載状況を年度をさかのぼって確認してください。
2024年7月6日実施分の機械工学・ロボティクス課程・応用化学課程では、専門科目の「出題の意図」として、専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱそれぞれの基礎学力範囲が募集要項の記載とほぼ同じ文言で示されており、「専門分野の学修に必要な基礎的素養を含む総合的な学力を有した学生を適切に選抜することを目的とし出題しています」と説明されています。出題の意図は募集要項の専門科目範囲をそのまま裏づける内容になっているため、まずは募集要項に明記された範囲を軸に据え、その上で公開されている過去問で形式や難易度感をつかむ進め方が確実です。
過去問非公開の課程における出題予測
直近年度の過去問が公開されていない課程を志望する場合は、募集要項に明記された専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱの範囲を根拠に、出題内容を予測して対策を組み立てることになります。募集要項の範囲表は課程ごとの出題テーマを事前に示す一次情報そのものです。たとえば電子情報通信課程であれば、専門科目Ⅰの範囲(数学:微分・積分・行列、物理:力学、計算機基礎)と専門科目Ⅱの範囲(数学:微分方程式・ベクトル解析の初歩、電気回路、電磁気学、計算機基礎)を教科書の章立てに沿って一通り学習したうえで、他課程で公開されている過去問の記述量・時間配分の感覚を参考にする、という組み合わせが現実的です。断定的な出題予想はできませんが、募集要項の範囲外から出題される可能性は低いと考えられるため、範囲内の基礎を漏れなく固めることが最も確実な対策になります。
併願戦略と関連情報
先端理工学部の3年次編入学・転入学試験は、専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱという2つの専門筆記に加えて外国語(英語)の筆記、面接まで課される選抜です。専門科目の分量が多い分、他大学の出題形式と比較しておくと、併願先を検討する際の判断材料になります。理系の編入学試験でも、大学によっては専門科目を1科目に絞る大学、英語を外部試験スコアで代替する大学、小論文中心で専門筆記を課さない大学など、出題形式に幅があります。
たとえば、高専・工学系短期大学からの出願を専門科目と英語外部スコアの組み合わせで評価する大学として東北大学工学部があり、学科・コースごとに専門科目の形式が分かれる点は先端理工学部の課程制と共通する部分があります。詳しくは東北大学工学部の編入試験を徹底解説で出願資格・試験科目・過去問対策まで整理しています。同じ工学系でもコースによって専門科目の内容が変わる大学として、兵庫県立大学工学部の編入試験を徹底解説も参考になります。募集は学科・コースで若干名ずつという点や、コースによって専門科目の内容が変わる仕組みが、先端理工学部の課程制と似た構造を持っています。
一方で、専門筆記試験を課さず、英語外部スコアと小論文・口述試験で評価する大学もあります。金沢大学融合学域の編入試験を徹底解説では、専門科目の筆記試験がなく英語外部試験・小論文・口述試験の3要素で合否を判定する仕組みを紹介しています。専門筆記の有無や英語の評価方法は大学ごとに大きく異なるため、併願先を選ぶ際は、専門科目にどれだけ時間を割けるかという観点から出題形式を比較することをおすすめします。
併願を計画する際は、先端理工学部の試験日(2026年7月4日)が他大学の編入学試験日程と重ならないかを早めに確認してください。出願期間・試験日はいずれも大学ごとに個別に設定されているため、志望順位の高い大学から日程を洗い出し、出願書類の準備と試験勉強を並行して進められるスケジュールを組むことが、複数大学を受験するうえでの基本になります。
よくある質問(FAQ)
龍谷大学先端理工学部の3年次編入学・転入学試験は、どの学部・学科の出身者でも出願できますか。
出願資格は学部・学科を限定せず、大学に2年以上在学した者、短期大学卒業(見込)者、高等専門学校卒業(見込)者、条件を満たす専修学校専門課程・高等学校専攻科の修了(見込)者など、いくつかの区分のいずれかに該当することが条件です。出身学部・学科そのものを限定する記載は募集要項にありませんが、専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱは課程ごとに理系科目中心の範囲が設定されているため、実質的には理系分野を学んできた人が対策しやすい試験構成になっています。
知能情報メディア課程・環境科学課程は今後も編入学の募集が続きますか。
2027年度の3年次編入学・転入学試験要項には、知能情報メディア課程・環境科学課程とも募集人員2名が明記されています。一方で、龍谷大学公式サイトの課程紹介ページでは、両課程の学生募集は2025(2026入試)年度をもって終了したと案内されており、2027年度には両課程がそれぞれ「情報学部(仮称)」「環境サステナビリティ学部(仮称)」へ改組される計画も公表されています。編入学の募集が今後どうなるかは要項の年度ごとの記載で確認する必要がありますので、出願を検討する年度の最新の募集要項を必ず確認してください。
専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱの配点は公表されていますか。
2027年度の募集要項には、専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱ、外国語(英語)、面接それぞれの配点(点数)は明記されていません。試験時間は専門科目Ⅰが70分、外国語(英語)が60分、専門科目Ⅱが70分と定められていますが、得点比率や合格基準点についての公表はありません。すべての試験科目に真摯に取り組み、苦手分野を作らないことが現実的な対策方針になります。
英語はTOEICやTOEFLのスコアで代替できますか。
先端理工学部の一般選抜(3年次編入学・転入学試験)では、英語外部試験のスコアによる代替は出願資格・出願条件に明記されていません。外国語(英語)は当日60分間の筆記試験として実施されます。国際学部グローバルスタディーズ学科など一部の学部・学科ではTOEIC・TOEFL・IELTS等のスコア提出で英語試験が満点扱いになる制度がありますが、先端理工学部の一般選抜にはこの制度は適用されません。
過去問が公開されていない課程は、どう対策すればよいですか。
龍谷大学入試情報サイトの過去問題ダウンロードページでは、先端理工学部の過去問が年度ごとに課程を入れ替えながら公開されています。志望課程の直近の過去問が見当たらない場合は、数年さかのぼって過去問題ダウンロードページを確認すると、以前に公開された年度が見つかることがあります。それでも見つからない場合は、募集要項に明記された専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱの範囲を教科書レベルで一通り学習したうえで、他課程で公開されている過去問の形式・記述量を参考に、時間配分の感覚をつかんでおくことをおすすめします。
2年次転入学と3年次編入学・転入学はどう違いますか。
2年次転入学は龍谷大学の在学生のみを対象とした制度で、出願条件は本学に1年以上在学し30単位以上修得済み(または修得見込み)であることです。試験科目も専門科目Ⅰ・外国語(英語)・面接の3つで、専門科目Ⅱは課されません。3年次編入学・転入学は他大学・高専・短大からの出願者が対象で専門科目ⅠとⅡの両方が課されます。他大学に在学中の方や高専・短大の出身者が先端理工学部を目指す場合は、3年次編入学・転入学の区分での出願になります。
合格後、前所属校で取得した単位はどのように認定されますか。
先端理工学部では、出身大学・短期大学・高等専門学校・専修学校の専門課程・高等学校等の専攻科の課程で修得した単位を基礎として、先端理工学部の当該課程で開講されている科目の範囲で単位認定することを基本としています。認定される単位数は前所属校で修得した単位数が上限となり、それを超える認定は行われません。前所属校に対応する科目がない場合には、実力を試す試験を受けて合格点を取れば単位認定できる制度もあります。詳細は合格発表後に学部教員との面談で説明されます。
出願書類はいつまでに準備すればよいですか。
2027年度の出願受付期間は2026年6月11日(木)から6月17日(水)までで、締切日消印有効です。卒業(見込)証明書や成績証明書、単位修得見込証明書、履修登録科目証明書などは在籍校での発行に時間がかかる場合があるため、出願期間の1〜2か月前には在籍校へ発行を依頼しておくことをおすすめします。志望理由書は本学所定用紙を大学公式サイトからダウンロードして作成し、ワープロ入力も可能です。
社会人でも先端理工学部の編入学試験を受けられますか。
龍谷大学の募集人員一覧では、文学部・心理学部・社会学部現代福祉領域に社会人編入学・転入学の区分が設けられている一方、先端理工学部の社会人編転入学の欄は「−」表記になっています。先端理工学部には社会人編入学・転入学という独立の区分はありません。社会人の方が先端理工学部を目指す場合も、出願資格を満たせば一般の3年次編入学・転入学試験(または本学在学生であれば2年次転入学)で出願することになります。
まとめ
龍谷大学先端理工学部の3年次編入学・転入学試験は、専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱ・外国語(英語)・面接という4つの試験を1日で実施する選抜で、専門科目の出題範囲は数理・情報科学課程、知能情報メディア課程、電子情報通信課程、機械工学・ロボティクス課程、応用化学課程、環境科学課程の6課程ごとに個別に定められています。2027年度は募集人員が課程ごとに1〜2名と差がつき、あわせて先端理工学部という学部名称自体が2027年度から「理工学部」へ変更される計画も公表されています。出願を検討する際は、志望課程の専門科目範囲を募集要項で正確に確認したうえで、過去問題ダウンロードページで公開されている年度をさかのぼって形式を把握し、単位認定制度や学部再編の情報もあわせて最新の公式情報で確認することをおすすめします。専門科目・英語・面接のいずれも配点や出題傾向の細部までは公表されていない部分がありますが、募集要項という一次情報を軸に据え、公開されている過去問と組み合わせて対策を積み重ねていけば、課程ごとの出題範囲に沿った着実な準備が可能です。
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