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龍谷大学国際学部の編入試験対策を徹底解説|小論文・英語・募集要項

龍谷大学国際学部は、国際文化学科とグローバルスタディーズ学科の2学科からなる学部で、京都・深草キャンパスを拠点としています。大学編入とは、他の四年制大学・短期大学・高等専門学校などで一定の単位を修得した人が、一般選抜とは別の入試区分を経て大学の途中年次から入学できる制度で、龍谷大学国際学部にも「3年次編入学・転入学試験(一般)」という独自の枠が設けられています。本記事では、2026年6月5日更新の2027年度龍谷大学3年次編入学・転入学試験要項、直近2年度分の入試結果データ、大学公式サイトで公開されている過去問題という一次情報だけを土台に、募集人員・出願資格・試験科目・日程・倍率・対策のポイントを整理します。数値や条件は年度によって変わるため、出願前には必ず最新の公式募集要項でご確認ください。他大学の編入学試験にも共通する一般論ではなく、龍谷大学国際学部の募集要項と過去問だけから読み取れる固有の情報に絞って解説していきます。
①龍谷大学国際学部の編入学試験とは
龍谷大学国際学部は、国際文化学科とグローバルスタディーズ学科の2学科体制で、試験会場となる深草キャンパスは2027年4月に「京都深草キャンパス」へ名称変更が予定されています。編入学試験には3つの区分があり、学外から出願する一般の「3年次編入学・転入学試験」のほかに、本学国際学部の在学生だけが対象となる「3年次転入学」、グローバルスタディーズ学科への「2年次転入学(本学在学生に限る)」が用意されています。本記事で中心的に扱うのは、他大学・短期大学・高等専門学校などから出願する一般の3年次編入学・転入学試験です。3つの区分は対象者と試験科目がまったく異なるため、まず自分がどこに該当するかを確認しておきましょう。
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| 区分 | 対象者 | 試験科目 |
|---|---|---|
| 3年次編入学・転入学(一般) | 他大学・短期大学・高専等の在学者・卒業(見込)者 | 小論文・外国語(英語)・面接 |
| 3年次転入学 | 本学国際学部の在学生に限る | 面接のみ |
| 2年次転入学 | グローバルスタディーズ学科・本学在学生に限る | 面接のみ |
国際文化学科とグローバルスタディーズ学科の違い
両学科は同じ国際学部に属していますが、アドミッション・ポリシーの重点が異なります。国際文化学科は、日本を含む世界の国・地域・宗教などにおける文化の多様性を理解し、英語をはじめとする外国語の運用力を身につけて「世界と日本をつなぐファシリテーター」としての役割を果たす人材を求めると明記されています。一方のグローバルスタディーズ学科は、地球規模の諸問題(グローバルイシュー)を複眼的に理解・分析する力と、世界を舞台に活躍できる高度な英語運用力を重視しており、授業の多くを英語で行う点が国際文化学科との大きな違いです。この違いは、試験科目や英語資格の扱いにも直接反映されているため、志望理由書や面接の準備を始める前に、自分がどちらの学科に近い関心を持っているかを整理しておくことをおすすめします。
| 比較項目 | 国際文化学科 | グローバルスタディーズ学科 |
|---|---|---|
| アドミッション・ポリシーの重点 | 文化の多様な側面とそこから生じる諸問題の理解 | グローバルイシューの複眼的な理解・分析 |
| 面接の使用言語 | 日本語中心 | 日本語と英語を併用 |
| 外国語(英語)試験の免除制度 | 明記なし(原則全員受験) | 英語資格スコア提出で満点扱い・免除 |
| 2027年度募集人員 | 15名 | 3名 |
この比較からもわかるとおり、英語力の証明が合否や当日の負担に直結するのはグローバルスタディーズ学科です。国際文化学科は英語以外の外国語にも触れながら文化の多様性を学ぶ設計であるのに対し、グローバルスタディーズ学科は英語そのものを専門性の軸に据えている違いを理解したうえで、どちらの学科の試験対策に重心を置くかを早めに決めておくと学習計画が立てやすくなります。
編入学試験全体で重視される力
龍谷大学が公表しているアドミッション・ポリシーでは、入学試験ごとに「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」という学力の3要素のうち、特に重視する項目が◎○の記号で示されています。
| 入試区分 | 知識・技能 | 思考力・判断力・表現力 | 主体性・多様性・協働性 |
|---|---|---|---|
| 一般選抜入学試験 | ◎ | 〇 | − |
| 3年次編入学・転入学試験 | 〇 | ◎ | 〇 |
一般選抜(いわゆる高校卒業段階での入試)が「知識・技能」を最も重視するのに対し、3年次編入学・転入学試験は「思考力・判断力・表現力」を特に重視し、「知識・技能」と「主体性・多様性・協働性」も重視する試験として位置づけられています。提出書類と学科試験(小論文・外国語)で知識・技能と思考力・判断力・表現力を、面接で主体性・多様性・協働性を中心に評価するという建て付けは、対策の優先順位を考えるうえでの手がかりになります。知識量そのものを問う一般選抜とは評価軸が異なるため、高校までの受験勉強の延長で対策を組み立てると、思考力・判断力・表現力を測る小論文や面接で伸び悩みやすい点にも注意が必要です。編入学試験に特化した準備、たとえば時事問題を要約し自分の意見を添える練習や、志望理由を第三者に説明して質問を受ける練習を、早い段階から取り入れることをおすすめします。
入学後の単位認定とアクセス
入学後の単位認定は学部ごとに行われ、国際学部の場合、3年次編入学・転入学は出身大学・短期大学・高等専門学校等での修得単位を基礎として62単位を上限に認定される仕組みで、2年次転入学は出身学部・学科での修得単位を基礎として42単位を上限に認定されます。文学部が60〜64単位という幅のある基準であるのに対し、国際学部は62単位で固定されている点も、学部ごとの違いとして押さえておくとよいでしょう。試験会場となる深草キャンパスへは、JR奈良線稲荷駅から南西へ徒歩8分、京阪本線龍谷大前深草駅から西へ徒歩3分、京都市営地下鉄烏丸線くいな橋駅から東へ徒歩7分でアクセスできます。出願や試験内容についての問い合わせは、国際学部教務課(電話075-645-5645、メールworld@ad.ryukoku.ac.jp、受付時間は月・水〜金9:00〜11:45および12:45〜17:00、火10:45〜11:45および12:45〜17:00)で受け付けています。
龍谷大学は「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」ことのできる人間の育成を教育理念・目的に掲げており、この理念のもとで学部ごとのアドミッション・ポリシーが定められています。3年次編入学・転入学試験の募集人員には、指定校推薦編入学試験の実績も含まれている点に注意が必要です。指定校推薦編入学試験は、本学の建学の精神を理解しようとする意欲や、入学後の専門教育に係る学修・学生生活に関する明確な志向を持つ受験生を、提出書類と面接を中心に選抜する制度で、一般の3年次編入学・転入学試験とは別の選抜方法が用いられます。募集人員の数字を見るときは、この2つの入試方法が同じ枠に含まれている点も踏まえておくとよいでしょう。
②募集人員・出願資格
2027年度の3年次編入学・転入学試験(一般)における募集人員は、国際文化学科15名、グローバルスタディーズ学科3名です。この数値には指定校推薦編入学試験の募集人員も含まれています。なお、グローバルスタディーズ学科の2年次転入学(本学在学生に限る)は募集人員が「若干名」とされ、3年次編入学・転入学とは別枠です。
| 年度(実施年の入学年度) | 国際文化学科 | グローバルスタディーズ学科 | 国際学部合計 |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 20名 | 10名 | 30名 |
| 2026年度 | 20名 | 10名 | 30名 |
| 2027年度 | 15名 | 3名 | 18名 |
過去2年度と比較すると、2027年度は国際文化学科で5名、グローバルスタディーズ学科で7名、募集人員が減少しています。この減少幅は小さくないため、後述する倍率がこれまでの実績よりも上振れする可能性は否定できません。出願を検討している方は、この募集人員の変化を前提に準備を進めることをおすすめします。
出願資格の基本要件
3年次編入学・転入学の出願資格は、全学部共通で次の(1)から(6)のいずれかに該当することが条件です。
- 大学に2年以上在学した者、または出願年度の3月に2年次修了見込みの者
- 短期大学を卒業した者、または卒業見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者、または卒業見込みの者
- 専修学校の専門課程のうち文部科学大臣の定める基準(修業年限2年以上、総授業時間数1700時間以上)を満たすものを修了した者、または修了見込みの者(大学入学資格を有する者に限る)
- 高等学校の専攻科の課程(修業年限2年以上など文部科学大臣の定める基準を満たすもの)を修了した者、または修了見込みの者(大学入学資格を有する者に限る)
- その他、龍谷大学において同等以上の学力があると認める者
このうち「同等以上の学力があると認める者」は個別の判断が必要な区分であり、自分がどの資格に当てはまるか判断しづらい場合は、出願前に国際学部教務課へ確認しておくと安心です。また、龍谷大学在学生については、同一学科・専攻内での転入学は認められていません(学科が同じでも専攻が異なれば転入学は可能です)。
専修学校や高校専攻科出身者の出願資格が認められるのは、文学部・心理学部・政策学部・国際学部・社会学部・先端理工学部・農学部の7学部に限られており、国際学部はこの対象学部に含まれています。四年制大学に2年以上在学した者として出願する場合は、単に2年間在籍しているだけでは足りず、出願条件(修得単位数)を別途満たしている必要があります。
大学在学者に求められる修得単位数
四年制大学から出願する場合、国際学部の出願条件は「大学に2年以上在学し、62単位以上修得済みの者、または本学3年次編入学時までに62単位以上修得見込みの者」、あるいは「大学2年に在学し、2年次修了時に62単位以上修得見込みの者」のいずれかです。ここで注意したいのは、62単位のカウント方法が学部によって異なる点です。文学部・心理学部・経済学部・社会学部・先端理工学部は「卒業要件に定める単位の有無を問わない」とされていますが、経営学部・法学部・政策学部・国際学部・農学部は「当該大学が卒業要件に定める単位に限る」という条件が付いています。国際学部を志望する場合は、卒業要件と無関係な単位をいくら積み上げても62単位に算入されないため、履修計画の段階から在籍大学の卒業要件との対応関係を確認しておく必要があります。単位修得見込みで合格した場合、実際にその単位数を修得できなかったときは入学が取り消されるため、成績確定後は速やかに国際学部教務課へ連絡する扱いになっています。
グローバルスタディーズ学科への出願で必要な英語資格
本学国際学部国際文化学科の学生が、編入学・転入学の枠でグローバルスタディーズ学科へ出願する場合は、2024年4月1日以降に受検した次のいずれかのスコアを取得していることが出願条件に加わります。
| 資格・検定 | 必要スコア |
|---|---|
| TOEIC L&R | 685点以上 |
| TOEFL iBT | 70点以上(Test Dateスコアのみ、MyBest scoresは不可) |
| IELTS | 5.5以上 |
また、他大学・短期大学・高専等からグローバルスタディーズ学科へ出願する一般の3年次編入学・転入学の場合は、出願資格そのものに英語資格の提示義務はありませんが、出願書類として同じ性質の資格スコア(TOEFL iBT80点以上・TOEIC L&R730点以上・IELTS6.0以上のいずれか)を提出すると、後述するとおり「外国語(英語)」の試験が満点扱いとなり受験が免除されます。2年次転入学(グローバルスタディーズ学科・本学在学生に限る)では、TOEIC600点以上・TOEFL iBT55点以上・IELTS5.0以上のいずれかが出願条件そのものに組み込まれている点も、3年次編入学・転入学とは異なります。なお、TOEIC L&Rのスコアとして認められるのは龍谷大学および龍谷大学生協が実施するIPテストのみで、他団体が実施するIPテストやオンラインテストのスコアは対象外と募集要項に明記されています。学外の英会話スクールや企業研修で受けたIPテストのスコアをそのまま使えると誤解しないよう注意してください。
提出書類チェックリスト
一般の3年次編入学・転入学(全学部共通)で求められる出願書類は、次のとおりです。国際学部に固有の注記もあわせて確認してください。
- 卒業(見込)証明書または修了(見込)証明書(四年制大学在学中の者は在学期間証明書または卒業見込証明書)
- 成績証明書
- 編入学・転入学試験志望理由書(本学所定用紙、ワープロ入力可)
- 修得単位数証明書(本学所定用紙)※四年制大学在学中で経営学部・法学部・政策学部・国際学部・農学部のいずれかへ出願する場合に必要
- 単位修得見込証明書※四年制大学在学中で単位見込みの者が文学部・心理学部・経済学部・社会学部・先端理工学部へ出願する場合に必要(国際学部は上記の修得単位数証明書で代替)
- 英語資格(スコア)取得を証明する資料※グローバルスタディーズ学科の出願者で資格を保有している場合のみ、実施団体が証明する正式文書を提出
志望理由書以外の本人記入書類は黒色のボールペンではっきりと記入する必要があり、消せるボールペンや修正テープは使用できません。修正する場合は二重線で消して書き直す扱いです。出願者の責によらない事情で期間内に書類が用意できない場合は、必ず出願期間内に龍谷大学入試部へ連絡するよう案内されています。事前の相談なく出願書類に不備があった場合は、理由を問わず受験そのものが認められませんので、書類が揃わない見込みが少しでもある場合は自己判断で提出を先送りせず、早めに連絡することが大切です。いったん提出した出願書類は返却されない点にも注意してください。証明書類の氏名が現在の氏名と異なる場合は、戸籍抄本や住民票など公的書類の追加提出が必要になるため、改姓・改名の経験がある方は早めに準備しておくと安心です。
本学在学生向け区分の出願書類
本学国際学部の在学生が対象の「3年次転入学」では、在学期間証明書(本学所定様式)・編入学転入学試験志望理由書(本学所定様式)・修得単位数証明書(本学所定様式)を提出し、グローバルスタディーズ学科へ出願する場合はさらに英語資格スコアの証明資料が必要です。グローバルスタディーズ学科の「2年次転入学(本学在学生に限る)」では、在学期間証明書・志望理由書・修得単位数証明書に加えて英語資格スコアの証明資料が必須書類となっており、出願資格そのものにTOEIC600点・TOEFL55点・IELTS5.0のいずれかが組み込まれている以上、学外出願者向けの「提出すれば免除」という任意書類とは性質が異なります。該当する方は、一般の出願書類とは別の様式が用意されている点に注意してください。
③試験科目と配点
国際学部の一般の3年次編入学・転入学試験は、出願書類・学科試験・面接などを総合して合否を判定する方式です。配点比率は募集要項に明記されていませんので、以下では試験当日の時間割と科目構成を正確に押さえたうえで、アドミッション・ポリシーの記述から重点の置き方を推測する形で解説します。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 8:50〜9:10 | 説明・書類記入 |
| 9:10〜10:10 | 小論文(60分) |
| 10:30〜11:30 | 外国語(英語)(60分) |
| 12:30〜 | 面接 |
これは一般の3年次編入学・転入学試験(学外からの出願者)の時間割です。試験開始後30分以上遅刻すると受験できなくなるため、当日は早めの行動が欠かせません。1科目でも欠席すると、その試験日全体が欠席扱いとなり結果は通知されないという扱いにも注意が必要です。試験時間中の途中退席は原則認められておらず、体調不良の場合は監督者に申し出る決まりになっています。加えて、監督者の指示に従わない行為やカンニング等の不正行為が認定された場合、その年度に龍谷大学が実施する全ての入学試験の受験資格を失うという重い扱いが募集要項に明記されているため、私語や電子機器の携帯など軽い行動が思わぬ結果につながらないよう注意しておく必要があります。
グローバルスタディーズ学科は英語資格で外国語試験が免除される
グローバルスタディーズ学科の出願者のうち、出願書類に定める英語資格(TOEFL iBT80点以上・TOEIC L&R730点以上・IELTS6.0以上のいずれか)を提出した者は、「英語」を満点として採点し試験を免除する扱いになっており、当日の「外国語(英語)」を受験する必要がありません。国際文化学科の出願者にはこうした免除制度の明記はなく、原則として全員が外国語(英語)を受験します。英語資格を保有しているかどうかで当日の科目数が変わる点は、出願前に必ず確認しておきたいポイントです。
本学国際学部生に限る区分は面接のみで実施される
すでに龍谷大学国際学部に在籍している学生が対象の「3年次転入学(本学国際学部生に限る)」と、グローバルスタディーズ学科の「2年次転入学(本学在学生に限る)」は、いずれも説明・書類記入(10:10〜10:30)のあと面接(10:30〜)のみで選抜が行われ、小論文や外国語(英語)の筆記試験は課されません。学外から出願する一般の編入学・転入学試験とは選抜方法がまったく異なるため、対象になる方は自分がどの区分に該当するかを最初に確認してください。
小論文・面接で評価される内容
募集要項には、小論文と面接それぞれの評価の観点が明記されています。小論文は「受験生の思考力と文章構成力を評価し、国際学部で学ぶにあたっての適性および真摯な勉学意欲の持ち主であるかどうかについて判定します」とされ、単なる知識の量よりも論理を組み立てて書く力が問われる設計です。面接は「なぜ国際学部での勉学を強く希望し入学を志すのか、入学後も学業に情熱を注ぎ続ける意欲と勤勉さの持ち主であるかどうかを中心に面接します」と説明されており、グローバルスタディーズ学科では日本語と英語を併用して実施される点が特徴です。合否は、出願書類・学科試験・面接などを総合して判定され、特定の1科目の点数だけで合否が決まる仕組みではないと案内されています。
配点が公表されない理由をどう考えるか
国際学部の合否判定について、募集要項は「出願書類、学科試験、面接などを総合して、合否を判定します」と説明するにとどまり、小論文・外国語(英語)・面接の配点比率は示されていません。この判定方式は、①で示したアドミッション・ポリシーの3要素評価と重ね合わせて読み解くことができます。3年次編入学・転入学試験は「思考力・判断力・表現力」を◎、「知識・技能」と「主体性・多様性・協働性」を〇として重視すると明記されており、小論文の評価基準である「思考力と文章構成力」、面接の評価基準である「学業への意欲と勤勉さ」は、いずれもこの3要素と対応していると読めます。学科試験の出来だけで合否が決まる設計ではない一方、面接だけで評価が完結する試験でもないため、出願書類・学科試験・面接のどれか1つに絞った対策では不十分です。志望理由書に書いた学びたい内容と、小論文で示した問題意識、面接での受け答えの間に食い違いがあると、総合評価の一貫性という観点でマイナスに働きかねません。国際文化学科が掲げる「世界と日本をつなぐファシリテーター」、グローバルスタディーズ学科が掲げる「国際社会で力強くリーダーシップを発揮する人材」という学科ごとの人物像と矛盾しない一貫したメッセージを、出願書類・学科試験・面接の3つを通じて発信できるかどうかが、配点非公表という条件下での現実的な対策になります。
④日程・スケジュール
2027年度の国際学部3年次編入学・転入学試験(一般)の日程は、次のとおりです。文学部・心理学部・経済学部・経営学部・法学部・政策学部・社会学部も同じ日程で実施されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年10月1日(木)〜10月8日(木)(締切日消印有効) |
| 試験日 | 2026年11月8日(日) |
| 試験会場 | 龍谷大学 深草キャンパス |
| 合格発表 | 2026年11月14日(土)12:00予定(UCARO上で通知) |
| 入学手続I(入学申込金の納入) | 2026年11月14日(土)〜11月20日(金) |
| 入学手続II(残額の納入) | 2026年11月14日(土)〜2027年2月25日(木) |
| 入学検定料 | 35,000円 |
出願はUCAROへの新規会員登録から始めます。出願書類の提出方法は郵送のみで、〒604-8799 中京郵便局留「龍谷大学入学試験願書受付センター」宛に、UCAROからダウンロードした宛名ラベルを貼った封筒を簡易書留・速達で送付します。受験料はUCARO経由でクレジットカード・コンビニエンスストア・Pay-easy対応の銀行ATMまたはインターネットバンキングから納入し、Web出願の翌日23時59分(出願最終日は当日23時59分)までに支払いを完了させる必要があります。国外に居住している場合はクレジットカード決済のみに限られる点、障がい等がある受験生への受験上の配慮は出願手続前に大学へ連絡する必要がある点も、募集要項に明記されています。なお、同じ2026年11月8日には文学部・心理学部・経済学部・経営学部・法学部・政策学部・社会学部・農学部の編入学・転入学試験も深草キャンパスで実施されますが、先端理工学部だけは日程が異なり、出願期間が2026年6月11日〜17日、試験日が2026年7月4日と大幅に早く設定されています。国際学部と先端理工学部の併願は日程上ほぼ両立できるため、複数学部を検討している方は先端理工学部の早い日程を見落とさないようにしてください。
出願にかかる諸費用
入学検定料の35,000円のほかにも、出願準備には見落としやすい費用が発生します。卒業(見込)証明書や成績証明書、修得単位数証明書などは在籍先の大学・短期大学・高専で発行手数料がかかりますし、出願書類の郵送は簡易書留・速達に限定されているため、通常の郵送より送料が高くなります。グローバルスタディーズ学科の英語資格スコアで免除を狙う場合は、TOEIC・TOEFL・IELTSいずれも受験料が別途必要です。検定料以外の費用も含めて早めに予算化しておくと、出願直前になって慌てずに済みます。なお、災害救助法の適用地域に居住する被災者については、経済的負担を軽減する特別措置が設けられており、適用を希望する場合は出願手続の前に龍谷大学入試部へ連絡する必要があります。該当する可能性がある方は、検定料や証明書発行費用を準備する前に、対象になるかどうかを確認しておくと安心です。
出願から入学手続までの目安
2027年度日程を前提にすると、準備の山場は出願期間より前にあります。募集要項が更新される7月前後に最新の出願資格・試験科目を確認し、8月から9月にかけて志望理由書の下書きと小論文・英語の基礎固め、グローバルスタディーズ学科で免除を狙う場合は英語資格試験の受検を済ませておく流れが現実的です。10月1日から8日の出願期間に書類を発送したあとは、試験日の約1週間前からUCAROで受験票が発行されるため、11月8日の試験本番に向けて最終確認を行います。合格発表は11月14日、入学手続Iはその日から11月20日まで、入学手続IIは2027年2月25日までと、合格後の手続き期間にも幅があります。
受験票と当日の持ち物
受験票は試験日の約1週間前からUCAROで発行できるようになります。試験前日までに確認・印刷し、印刷した受験票を試験当日に持参する仕組みで、当日その場での再発行には対応していません。学校保健安全法で出席停止が定められている感染症(インフルエンザ等)により受験できない場合は、当該試験分の受験料が返還される制度もありますが、事前に大学の案内するページで手続きを確認する必要があります。
合格後の入学手続で注意したい点
合格者にはUCAROで入学手続の方法が案内されます。入学手続Iで入学申込金を、入学手続IIで入学時納入金と入学申込金の差額を、それぞれ期間内に納入する2段階の仕組みです。手続期間を過ぎた入学手続はいかなる事情があっても認められず、入学辞退とみなされる扱いになっているため、合格発表から入学手続IIの締切(2027年2月25日)までのスケジュールは早めに確認しておく必要があります。いったん納入した入学申込金は返還されませんが、全ての入学手続を完了したあとに入学を辞退する場合は、2027年3月31日(水)14時59分までの手続きで授業料等返還制度の対象になり、入学時納入金のうち授業料相当額の返還を受けられます。この期限を過ぎると事情にかかわらず返還を受けられなくなるため、進路変更の可能性が少しでもある場合は、早めに手続きの要否を確認しておくことをおすすめします。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
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⑤倍率・難易度
龍谷大学は編入学・転入学試験の入試結果(募集人員・志願者数・合格者数)を年度ごとに公式サイトで公開しています。国際学部の直近2年度分の実績は、次のとおりです。
| 年度 | 学科 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率(志願者÷合格者) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | 国際文化学科 | 20名 | 14名 | 8名 | 約1.8倍 |
| グローバルスタディーズ学科 | 10名 | 2名 | 1名 | 約2.0倍 | |
| 2026年度 | 国際文化学科 | 20名 | 9名 | 5名 | 約1.8倍 |
| グローバルスタディーズ学科 | 10名 | 3名 | 3名 | 約1.0倍 |
国際学部小計で見ると、2025年度は募集30名に対し志願16名・合格9名(約1.8倍)、2026年度は募集30名に対し志願12名・合格8名(約1.5倍)でした。2年連続で志願者数が募集人員を下回っていることがわかりますが、これは合格ラインが低いことを意味するものではなく、小論文・外国語(英語)・面接のいずれかで基準に届かなければ、定員に満たなくても不合格になる仕組みであることに留意してください。実際、2025年度のグローバルスタディーズ学科は募集10名に対し志願2名・合格1名と、志願者のうち半数は不合格になっています。
参考までに、全学部・全学科を合算した総合計は、2025年度が募集175名・志願129名・合格86名、2026年度が募集175名・志願110名・合格73名でした。同じ2年間で、たとえば社会学部小計は2025年度が志願45名・合格39名(約1.15倍)、2026年度が志願42名・合格32名(約1.31倍)と、志願者数が合格者数に近い水準で推移しています。学部によって志願者数と合格者数の差にはばらつきがあることがわかり、国際学部は全体の中でも志願者数の変動幅が大きい部類に入ります。2027年度は募集人員そのものが18名まで縮小しているため、志願者数が過去2年度と同水準で推移した場合、倍率が実績値より上昇する可能性があります。この点は募集要項の数値から導ける事実であり、断定的な予測ではなく、あくまで準備の前提として押さえておいてください。倍率の数字だけを追うのではなく、小論文・外国語(英語)・面接のそれぞれで一定水準に達することを目標に据えるほうが、対策の方向性としては現実的です。
倍率だけでは測れない難易度
国際学部の場合、試験当日の倍率よりも前の段階で難易度が発生している点も見落とせません。四年制大学から出願する場合、62単位以上のうち卒業要件に定める単位に限られるという出願条件そのものが、実質的な一次選抜のように機能します。卒業要件外の科目をいくら積んでいても出願条件を満たせないため、志願者数の少なさは「出願を検討したものの、出願条件の時点で見送った人がいる」可能性も含んでいると考えられます。倍率の数字だけで難易度を判断せず、出願資格の充足状況とあわせて自分の準備状況を確認しておくことをおすすめします。
⑥科目別対策
小論文対策
公式に公開されている2025年度(2024年11月10日実施)の小論文は、学科によって出題形式が異なります。国際文化学科は、在日外国籍住民の増加を扱った日本語の課題文を読み、①なぜ外国籍住民が増えているか、②自分の経験を踏まえた肯定的・否定的な側面という2つの問いに、①②の番号をつけて合計800字程度で答える形式でした。単なる知識の再生ではなく、資料の読解と自分自身の経験の接続が求められる点が特徴です。
一方、グローバルスタディーズ学科の小論文は、英語の課題文を読んだうえで、SNSがメンタルヘルスに及ぼす良い影響と悪い影響、その解決策を250語以上の英語で論述するという、日本語を介さない出題でした。前年度(2024年度、2023年11月12日実施)に公開されているグローバルスタディーズ学科の英語問題も、国際理解の重要性について250語以上の英作文を求める内容で、学科の性質上、英語だけで完結する自由英作文が繰り返し出題される傾向がうかがえます。
対策としては、国際文化学科を志望する場合、日頃から多文化共生・在留外国人・国際理解といった時事テーマの記事に触れ、①②のように設問が分割された場合は指示された順序と字数配分を守って答案を組み立てる練習が有効です。60分で800字を書き切るには、書き始める前に構成を2〜3分でメモする習慣をつけておくと時間配分が安定します。過去問のように「①なぜ増えているか(現状分析)」「②自分の経験を踏まえた肯定的・否定的な面(評価・考察)」という2段構成が出た場合、現状分析と自己の経験を混同しないことが重要で、①では客観的な背景説明に徹し、②で初めて自分の経験や意見を書き込むと、採点者にとって読みやすい答案になります。
グローバルスタディーズ学科を志望する場合は、賛否両論を整理してから自分の立場を述べる型を用意し、250語程度の英作文を60分以内で書き切る速度を身につけておくと安心です。具体的には、第1段落で問題提起、第2段落でメリット、第3段落でデメリットまたは反論、第4段落で解決策と結論という4段落構成をあらかじめ決めておくと、初見のテーマでも安定して250語以上を書き切りやすくなります。いずれの学科も、アドミッション・ポリシーが掲げる「文化の多様性から生じる諸問題」や「グローバルイシューの複眼的な理解」に沿ったテーマが選ばれやすい点は共通しています。
60分という試験時間の使い方も、得点を左右する要素です。課題文を読む時間・構成を考える時間・書く時間・見直す時間をあらかじめ配分し、たとえば読解10分・構成5分・執筆40分・見直し5分のように時間の区切りを決めて過去問演習を繰り返すと、本番でも同じリズムを再現しやすくなります。見直しの時間を確保しておくことで、誤字脱字や字数オーバー・不足といった基本的な減点を防げます。
外国語(英語)対策
国際文化学科の外国語(英語)は、2025年度実施分では英文を読んで300字以内で日本語に要約する形式で出題されました。出典は市販のIELTS対策教材からの引用で、IELTSレベルの語彙・構文を読み解く力が求められる内容です。要約問題は、段落ごとの主張と根拠を切り分け、具体例や比喩を削ぎ落として骨格だけを300字に収める練習を重ねることが得点力に直結します。普段の学習では、パラグラフの冒頭・末尾の文だけを拾って要旨を掴む速読練習と、拾った要旨を制限字数に収める作文練習を分けて行うと効率的です。
グローバルスタディーズ学科は、前述のとおり英語資格スコアを提出すれば外国語(英語)そのものが免除されます。TOEIC L&R730点・TOEFL iBT80点・IELTS6.0のいずれかが免除の基準であり、出願前にこの水準へ到達しておくかどうかで、試験当日の科目数と負担が変わります。免除を狙わない場合は、国際文化学科と同様に英語での自由英作文または要約問題に備え、時間を計った演習を繰り返しておくとよいでしょう。なお、出題の意図として大学側は「国際学部での専門教育に必要とされる外国語(英語)力を含む総合的な学力を有した学生を適正に選抜することを目的とし出題しています」と説明するにとどまり、それ以上の詳細な採点基準は公開されていません。要約と英作文はどちらも制限時間内に書き切る力が問われるため、過去問1年分だけで終わらせず、市販のIELTS・TOEFL教材の長文を使って同じ形式(300字要約・250語英作文)で反復練習しておくと、本番でも同じ手順を再現しやすくなります。
英語資格試験の受験タイミング
グローバルスタディーズ学科の免除基準・出願条件で使える英語資格スコアは、いずれも2024年4月1日以降に受検したものに限られています。TOEICやIELTSは受験からスコア発行まで数週間、TOEFL iBTもスコアレポートの取得に一定の日数がかかるため、2026年10月の出願期間に間に合わせるには、遅くとも出願期間の1〜2か月前までに受験を終え、Official Score ReportsやTest Taker Score Reportといった証明資料を手元に用意しておく必要があります。免除を狙うか、当日の外国語(英語)を受験するかを早い段階で決め、逆算してスケジュールを組むことが、グローバルスタディーズ学科対策の第一歩になります。
⑦面接・志望理由書・過去問分析と出題予測
面接対策
面接は、出願資格の区分にかかわらず全ての受験者に課されます。募集要項の説明によれば、評価の軸は志望の強さと学業への意欲・勤勉さの2点です。国際文化学科のアドミッション・ポリシーが掲げる「世界と日本をつなぐファシリテーター」、グローバルスタディーズ学科が掲げる「国際社会で力強くリーダーシップを発揮する人材」という学科ごとの人物像を踏まえ、自分の経験や関心をどちらの言葉に近づけて語れるかを整理しておくと、面接官の質問意図に沿った受け答えがしやすくなります。グローバルスタディーズ学科では、面接が日本語と英語を併用して行われるため、志望理由や将来の目標を英語でも簡潔に説明できるよう準備しておく必要があります。準備の実務としては、志望理由書に書いた内容と面接での回答に矛盾が生じないよう、提出前に志望理由書のコピーを手元に残しておくことをおすすめします。面接官は提出書類を基に質問を組み立てるため、書いた内容を自分自身が正確に説明できる状態にしておくことが、主体性・多様性・協働性の評価につながります。
志望理由書の準備
出願書類には「編入学・転入学試験志望理由書(本学所定用紙)」の提出が求められます。この志望理由書はワープロ入力が認められている数少ない書類で、それ以外の本人記入書類は黒色のボールペンで記入し、消せるボールペンや修正テープは使用できません。募集要項には「学習計画書」という独立した提出書類の明記はなく、学習計画そのものは志望理由書の記述や面接での受け答えの中で示す形になります。四年制大学在学中で経営学部・法学部・政策学部・国際学部・農学部のいずれかへ出願する場合は「修得単位数証明書(本学所定用紙)」も必須書類となるため、志望理由書とあわせて早めに準備しておくことをおすすめします。
アドミッション・ポリシーを志望理由書にどう活かすか
国際文化学科のアドミッション・ポリシーは、知識・技能の面で「日本を含む世界の様々な国・地域・宗教等における文化の多様な側面と、その多様さゆえに生じる諸問題を調整するための知識と方法」を学びたい人を、思考力・判断力・表現力の面で「自己の置かれた環境を相対化し、幅広い教養と外国語能力を活用して多角的に思考・判断・表現する」人を、主体性・多様性・協働性の面で「国内外の多様な文化を結ぶファシリテーター」としての役割を担いたい人を、それぞれ求めると説明しています。
グローバルスタディーズ学科のアドミッション・ポリシーは、知識・技能の面で「地球規模の諸問題(グローバルイシュー)を複眼的に理解・分析するための知識と方法」を、思考力・判断力・表現力の面で「幅広い教養と高度な英語運用能力を活用して多角的に思考・判断・表現する」ことを、主体性・多様性・協働性の面で国際社会で力強くリーダーシップを発揮したいという意欲を、それぞれ重視すると説明しています。志望理由書や面接では、こうした学科ごとの言葉づかいに寄せて自分の経験を語れるかどうかが、評価の分かれ目になりやすいと考えられます。
過去問分析(公式公開分)
龍谷大学は入試情報サイトで、著作権の利用許諾が得られた過去問題を公開しています。国際学部については、2025年度(2024年11月10日実施)分で国際文化学科・グローバルスタディーズ学科ともに外国語(英語)と小論文の両方が公開されており、2024年度(2023年11月12日実施)分はグローバルスタディーズ学科の外国語(英語)のみが公開範囲に含まれていました。年度によって公開される科目・学科の範囲が異なるため、志望する学科の問題が必ず入手できるとは限らない点に注意してください。
| 年度・実施日 | 学科・科目 | 出題形式の概要 |
|---|---|---|
| 2025年度(2024/11/10) | 国際文化学科・小論文 | 日本語課題文(在日外国籍住民の増加)を読み、背景と自身の経験を踏まえた考察を①②形式・800字程度で論述 |
| 2025年度(2024/11/10) | 国際文化学科・外国語(英語) | 英文(IELTS対策教材からの引用)を300字以内で日本語要約 |
| 2025年度(2024/11/10) | グローバルスタディーズ学科・小論文 | 英語課題文(SNSとメンタルヘルス)について250語以上の英語論述 |
| 2024年度(2023/11/12) | グローバルスタディーズ学科・外国語(英語) | 国際理解の重要性について250語以上の英語論述(課題文なしのテーマ型) |
この2年分の公開情報からは、グローバルスタディーズ学科が英語のみで完結する自由英作文を連続して出題している傾向、国際文化学科が日本語小論文(資料読解+自己の経験)と英文要約を組み合わせている傾向が読み取れます。ただし公開されているのはあくまで2年度分であり、今後も同じ形式が続くと断定することはできません。過去問題と合わせて解答例・出題の意図も公開されていますが、出題の意図の説明は簡潔な一文にとどまり、配点や採点基準までは開示されていません。なお、公開されている解答例は外国語(英語)のみで、小論文の解答例そのものは公開されていません。小論文は模範解答に頼るのではなく、募集要項の評価基準(思考力と文章構成力、真摯な勉学意欲)に沿って自分の答案を見直す姿勢が求められます。
募集要項から見た出題予測
過去問が非公開の年度・学科について出題内容を保証することはできませんが、アドミッション・ポリシーの記述から傾向を推測することは可能です。国際文化学科は「文化の多様な側面と、その多様さゆえに生じる諸問題」への理解を、グローバルスタディーズ学科は「地球規模の諸問題(グローバルイシュー)の複眼的な理解・分析」を掲げていることから、多文化共生・移民・国際理解・SNSと社会といった、身近な事例から地球規模の課題まで橋渡しできるテーマが今後も選ばれやすいと考えられます。あくまで募集要項とアドミッション・ポリシーから導ける傾向であり、断定的な出題予想ではない点をご理解のうえ、対策の優先順位づけの参考にしてください。
⑧併願戦略・内部リンク
龍谷大学国際学部の3年次編入学・転入学試験は、2026年11月8日(日)の1日で小論文・外国語(英語)・面接のすべてを終える一発勝負の日程です。同じ日に他大学の入試が重なっていないかを早めに確認したうえで、体調不良や交通トラブルに備えて併願先を押さえておくと安心です。関西圏で国際系・語学系の学部を編入学試験で募集している大学としては、関西外国語大学の編入試験や京都産業大学の編入試験が候補になります。いずれも出願資格や語学要件、試験科目が龍谷大学国際学部とは異なるため、それぞれの募集要項を早めに確認しておくことをおすすめします。併願を検討する場合は、出願書類の様式や提出書類の締切が大学ごとに異なるため、龍谷大学の出願期間(2026年10月1日〜10月8日)を軸に、他大学の出願期間・試験日を並べたスケジュール表を作っておくと、書類の準備漏れや郵送の遅れを防ぎやすくなります。
英語資格のスコアが合否や試験免除に直結する点は、龍谷大学国際学部のグローバルスタディーズ学科に限った話ではありません。関西の私立大学編入で共通して重視されるTOEICスコアの目安については、関西大学編入のTOEIC対策で必要スコアの考え方を確認しておくと、龍谷大学の出願条件・免除基準を検討する際の比較材料になります。大学編入という制度そのものの仕組みを出願資格・単位認定・スケジュールの観点から基礎から確認したい方は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説もあわせてご覧ください。
学費についても事前に把握しておくと安心です。2027年度の予定額(前年度カリキュラム適用時点の金額)は、次のとおりです。
| 区分 | 入学金 | 前期授業料 | 諸会費(入学時) | 初年度納入金総額 |
|---|---|---|---|---|
| 国際文化学科(3年次編入学・転入学) | 100,000円 | 578,000円 | 26,750円 | 1,290,000円 |
| グローバルスタディーズ学科(3年次編入学・転入学) | 100,000円 | 635,500円+留学実習料100,000円 | 26,750円 | 1,605,000円 |
| グローバルスタディーズ学科(2年次転入学・本学在学生) | 免除 | 645,500円+留学実習料100,000円 | 7,250円 | 1,505,500円 |
グローバルスタディーズ学科は留学実習料が加わるため、国際文化学科より初年度納入金が高くなります。一方で本学出身者(短期大学部出身者を含む)が編入学する場合は入学金が全額免除されるため、本学国際文化学科からグローバルスタディーズ学科へ編入・転入する場合や、2年次転入学で本学に在籍したまま学科を変える場合は、初年度の負担が軽くなります。入学金(入学申込金)の前年度実績は100,000円で、2027年度入学者分の正式な金額は2026年9月に決定・公表される予定です。
小論文・外国語(英語)・面接という3科目を独学だけで並行して仕上げるのは、社会人はもちろん現役の大学生・短大生・高専生にとっても時間的な負担が大きい取り組みです。大学編入対策コースでは、志望大学・学部ごとの出題傾向に沿った添削や面接練習を受けられます。詳しくは大学編入対策コースのページをご確認ください。
よくある質問(FAQ)
龍谷大学国際学部の3年次編入学試験は、いつ出願すればよいですか。
2027年度は、出願期間が2026年10月1日(木)から10月8日(木)まで(締切日消印有効)、試験日は2026年11月8日(日)、合格発表は2026年11月14日(土)12:00予定です。出願はUCAROへの登録が必要で、書類の提出は郵送(簡易書留・速達)に限られます。年度によって日程は変わるため、出願する年度の最新募集要項を必ず確認してください。
2027年度の募集人員は何名ですか。
2027年度募集要項では、国際文化学科15名、グローバルスタディーズ学科3名です。2025年度・2026年度はそれぞれ20名・10名だったため、2027年度は募集人員が大きく減少しています。この変化を踏まえ、余裕をもって出願準備を進めることをおすすめします。
英語の資格スコアを持っていると有利になりますか。
グローバルスタディーズ学科の出願者は、TOEFL iBT80点以上・TOEIC L&R730点以上・IELTS6.0以上のいずれかを提出すると、当日の「外国語(英語)」が満点扱いとなり受験が免除されます。国際文化学科にはこうした免除制度の明記はなく、原則として全員が外国語(英語)の筆記試験を受験します。
小論文はどのようなテーマが出題されますか。
2025年度実施分では、国際文化学科が在日外国籍住民の増加をテーマにした日本語課題文、グローバルスタディーズ学科がSNSとメンタルヘルスをテーマにした英語課題文でした。多文化共生や国際理解に関わる時事テーマが選ばれる傾向がありますが、年度によって内容は変わるため、特定のテーマだけに絞った対策は避けてください。
倍率はどのくらいですか。
直近2年度の実績では、国際学部小計で2025年度が約1.8倍(募集30名・志願16名・合格9名)、2026年度が約1.5倍(募集30名・志願12名・合格8名)でした。2027年度は募集人員が18名まで縮小しているため、志願者数が同水準で推移すれば倍率が上昇する可能性があります。
面接ではどのようなことが聞かれますか。
募集要項では、なぜ国際学部での勉学を強く希望するか、入学後も学業に情熱を注ぎ続ける意欲と勤勉さがあるかを中心に評価すると説明されています。グローバルスタディーズ学科の面接は、日本語と英語を併用して行われます。
出願書類は何を用意すればよいですか。
卒業(見込)証明書・成績証明書・志望理由書・修得単位数証明書が基本の提出書類です。グローバルスタディーズ学科の出願者で英語資格を保有している場合は、資格スコアを証明する資料もあわせて提出すると外国語(英語)の受験が免除されます。書類の様式や必要書類は年度・学部で変わるため、出願年度の募集要項で最終確認してください。
過去問題はどこで確認できますか。
龍谷大学の入試情報サイトにある過去問題のページで、著作権の利用許諾が得られた年度・科目のみが公開されています。年度や学科によって公開範囲が異なり、すべての年度・科目が揃っているわけではない点に注意してください。
まとめ
龍谷大学国際学部の3年次編入学・転入学試験は、国際文化学科・グローバルスタディーズ学科ともに小論文・外国語(英語)・面接という3科目で構成され、グローバルスタディーズ学科では英語資格スコアによる試験免除の制度がある点が大きな特徴です。2027年度は募集人員が過去2年度より減少しており、出願資格の単位要件(国際学部は卒業要件に定める単位に限られる62単位以上)や英語資格の取得時期も含めて、早い段階から準備のスケジュールを組んでおくことが重要です。本記事で紹介した数値・日程・出題内容は、確認できた公式情報の時点のものです。配点や小論文の解答例のように、大学が公表していない情報については断定を避け、募集要項とアドミッション・ポリシーから読み取れる範囲で対策の優先順位を判断することが大切です。出願にあたっては、必ず龍谷大学の最新の公式募集要項をご確認のうえ、志望理由書・小論文・英語・面接のそれぞれを計画的に仕上げていってください。
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