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龍谷大学経済学部の編入試験対策を徹底解説|経済学・英語・募集要項

龍谷大学経済学部の3年次編入学・転入学試験(一般)とは、大学に2年以上在学した者や短期大学・高等専門学校を卒業(見込み)した者などを対象に、現代経済学科・国際経済学科の3年次に編入・転入することを認める入学試験です。2027年度(2026年11月8日実施予定)の公式募集要項によると、募集人員は現代経済学科6名、国際経済学科5名で、試験科目は専門科目(経済学)・外国語(英語)・面接の3本柱です。龍谷大学の他学部と同様に配点比率は非公表で、出願書類・学科試験・面接を総合して合否を判定する一段階選抜方式が採られています。本記事では、龍谷大学入試情報サイトが公開する2027年度募集要項と、2026年度実施分(2025年11月9日実施)として公開されている過去問題を一次情報として、募集人員・出願資格・試験科目・日程・倍率・科目別対策・面接や志望理由書の準備方法までを整理します。年度によって募集人員や実施内容が変更される可能性があるため、出願前には必ず最新の公式募集要項をご確認ください。
龍谷大学経済学部の3年次編入学とは|学部編入の概要
龍谷大学は建学の精神に基づき、「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」ことのできる人間を育成することを教育理念・目的として掲げています。この理念のもとで各学部は、卒業認定・学位授与の方針や教育課程編成の方針に沿って学部独自の入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)を定め、入学試験を設定しています。経済学部のアドミッション・ポリシーでは「経済学が培ってきた基礎的理論や社会の経済的諸現象を論理的に分析する能力を修得し、さらに国際的・地域的な多様性を理解して、課題の発見と解決に努める人間の育成」を目指すとされ、入学を求める人物像として「入学後の学修に必要となる基礎的な学力を身につけている人」「社会や経済の様々な問題に関心を持ち、主体的に学修できる人」「物事を多角的に把握し、その上で論理的に考察する力を持つ人」の3点が明記されています。志望理由書や面接で語る内容は、この3つのキーワードのいずれかと結びつけて具体化すると、学部が求める人物像に沿ったものになります。
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2027年度募集要項の時点で、経済学部は現代経済学科と国際経済学科の2学科で構成されており、3年次編入学・転入学試験(一般)の募集人員もこの2学科に設定されています。両学科の違いについて、大学が示す学びのポイントでは、現代経済学科は経済動向を把握したうえで客観的なデータ分析能力と計画立案に基づいて具体的な問題解決策を提言できる人材の育成を、国際経済学科は世界経済の動きを察知し、コミュニケーション能力を発揮して世界の人々と協力しながら問題解決を図れる人材の育成を、それぞれ掲げています。国内の地域経済分析に軸足を置くか、国際的な経済連携に軸足を置くかという方向性の違いが、志望理由書や面接で語る内容にも影響します。
龍谷大学公式サイトの沿革情報によると、経済学部の歴史は1961年(昭和36年)に経済学部経済学科として新設されたことに始まります。その後2006年(平成18年)に経済学科を改組し、現代経済学科・国際経済学科の2学科体制へと移行しました。2011年には経済学部創設50周年を迎えており、編入学試験の募集要項に登場する現代経済学科・国際経済学科という2学科名は、この2006年の改組以来約20年間使われてきた名称です。龍谷大学自体は1639年の学寮開設にまでさかのぼる歴史を持つとされていますが、編入学試験の出願書類で問われるのは沿革の知識そのものではなく、志望理由書や面接でアドミッション・ポリシーと自分の関心を結びつけて語れるかどうかです。
ここで確認しておきたいのが、学科体制に関する今後の変更予定です。龍谷大学は、2027年4月から経済学部の学科体制を「現代経済学科」「国際経済学科」の2学科制から再び1学科制へ移行し、現代経済学科を「経済学科」へ名称変更すると公表しています。この発表は一般選抜等の入学定員に関するもので、本記事執筆時点で確認できる2027年度編入学試験要項(2026年6月5日更新)では、3年次編入学・転入学試験の募集人員は従来どおり現代経済学科6名・国際経済学科5名として掲載されています。2006年に1学科から2学科へ改組し、約20年後の2027年に再び1学科へ戻るという歴史的な経緯を踏まえると、学部としては学科の枠を超えた学びを重視する方向に進んでいるとも読み取れます。編入学における学科名や所属の扱いが最終的にどうなるかは、出願を予定する年度の最新募集要項で必ず確認してください。
現時点の経済学部の学びの内容については、学部公式サイトでテーマ別のプロジェクト領域が紹介されています。行動経済学(人はなぜ非合理的な選択をするのかを心理学の知見を取り入れて探究する領域)、地域産業論(中小企業の役割を政策・構造・経営の観点から学ぶ領域)、地方財政論(地域社会を支える財政の仕組みを分析する領域)、国際ビジネス論(多国籍企業の実態と理論を理解する領域)、海外フィールド研修(グアムでの現地調査を通じた実践的学習)といったテーマが挙げられています。こうしたテーマ別領域は2027年度からの新カリキュラムを見据えた紹介である可能性もあるため、編入後に実際にどの科目を履修できるかは、出願前に学部窓口(075-645-7894、keizai@ad.ryukoku.ac.jp)へ確認しておくと安心です。
なお募集要項には「経済学部の所属学科は、出願書類、学科試験、面接などを総合して、合否判定時に決定します。合否判定の結果、希望する学科へ所属できない場合があります」との注記があります。出願時に第一志望学科を選べても、選考の結果として希望と異なる学科に決定される可能性がある点は、他学部にはあまり見られない経済学部特有のルールとして押さえておく必要があります。
3年次編入学・転入学試験は、龍谷大学入試部が示す全学共通の入学者受入れの方針において「各学部での専門教育に必要とされる総合的な学力を有した学生や社会人を選抜すること」を目的とする区分に位置づけられています。提出書類および本学独自の筆記試験で「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を、面接で「主体性・多様性・協働性」を中心に総合的に評価する方針が示されており、全学的な重視ポイントの一覧では「思考力・判断力・表現力」に◎が付されています。単純な知識の暗記量よりも、専門科目の論述問題や面接で、学んだ知識を根拠立てて説明できるかどうかが重視されると考えられます。
試験会場は龍谷大学深草キャンパス(京都市伏見区深草塚本町67)です。2027年4月には「京都深草キャンパス」への名称変更が予定されていますが、所在地そのものが変わるわけではありません。同じ深草キャンパスでは文学部・心理学部・経営学部・法学部・政策学部・国際学部・社会学部の3年次編入学・転入学試験も同日に実施されるため、龍谷大学内での複数学部併願は事実上できない点は、後述の併願戦略でも触れます。
募集人員・出願資格
2027年度(2026年11月8日実施予定)の経済学部3年次編入学・転入学試験(一般)の募集人員は、現代経済学科6名、国際経済学科5名です。募集要項には「指定校推薦編入学試験の募集人員を含みます」との注記があるため、一般の3年次編入学・転入学試験に限った実質の枠は、表記の人数よりやや少ない可能性があります。
| 学科 | 2027年度 募集人員 | 専門科目 |
|---|---|---|
| 現代経済学科 | 6名 | 専門科目(経済学) |
| 国際経済学科 | 5名 | 専門科目(経済学) |
出願資格は、次の6項目のいずれかに該当することが全学共通の条件です。
- 大学に2年以上在学した者、または2027年3月に2年次修了見込みの者
- 短期大学を卒業した者または2027年3月に卒業見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者または2027年3月に卒業見込みの者
- 文部科学大臣の定める基準(修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上)を満たす専修学校の専門課程を修了した者または修了見込みの者
- 修業年限2年以上などの基準を満たす高等学校専攻科の課程を修了した者または修了見込みの者
- その他本学において1・2と同等以上の学力があると認める者
ここで経済学部志望者が必ず確認すべき注意点があります。4と5の資格で出願できる学部はあらかじめ限定されており、対象は文学部・心理学部・政策学部・国際学部・社会学部・先端理工学部・農学部の7学部で、経済学部は含まれていません。つまり専修学校(専門課程)出身者や高等学校専攻科修了者は経済学部の3年次編入学・転入学試験には出願できず、出願できるのは大学在学者・短期大学卒業者・高等専門学校卒業者・その他同等学力認定者に限られます。
出願資格を満たすだけでなく、大学に2年以上在学して出願する場合(資格1)には、単位数に関する出願条件も別途課されます。経済学部の出願条件は次の2パターンのいずれかです。
- 大学に2年以上在学し、62単位以上修得済みの者、または本学3年次転入学時に62単位以上修得見込みの者
- 大学2年に在学し、2年次修了時に62単位以上修得見込みの者
募集要項の注記では「文学部、心理学部、経済学部、社会学部、先端理工学部は、上記の単位数は当該大学が卒業要件に定める単位の有無を問わない」とされています。経営学部・法学部・政策学部・国際学部・農学部とは異なり、卒業要件外の科目(教養科目を超えて自由に履修した単位など)も62単位のカウントに含められる可能性があるため、成績証明書を取り寄せる段階で在籍大学の教務窓口に確認しておくと安心です。
英語資格の扱いについても、経済学部は他学部と異なる点があります。同じ深草キャンパスで実施される社会学部は、出願資格として実用英語技能検定(CSEスコア)1,850点以上やTOEIC L&R400点以上といった英語資格(スコア)のいずれかを満たすことが全員に求められますが、経済学部にはこうした英語資格の出願条件は課されていません。当日の外国語(英語)筆記試験だけで合否が判定される仕組みのため、英語資格を保有していない場合でも出願自体は可能です。ただし資格を保有している場合でも、それが得点に加算されたり試験が免除されたりする規定は募集要項に明記されていません。
出願書類は、経済学部の場合、卒業(見込)証明書または在学期間証明書(本学所定用紙)、成績証明書、編入学・転入学試験志望理由書(本学所定用紙、ワープロ入力可)を基本とし、単位修得見込みで出願する場合は単位修得見込証明書が必要です。経営学部・法学部・政策学部・国際学部・農学部で必要な修得単位数証明書は、経済学部の出願書類には含まれていません。この違いを見落として不要な書類まで準備してしまうケースもあるため、出願書類チェックリストは経済学部専用のものを使うことをおすすめします。手書きで記入する出願書類は黒色のボールペンで記入し、消せるボールペンや修正テープは使用できません。修正する場合は二重線で消して書き直す方式が指定されているため、経済学部の志望理由書のように本学所定用紙かつワープロ入力も認められている書類は、手書きとワープロのどちらで作成するかを早めに決めておくと、記入ミス時の手間を避けやすくなります。
経済学部への出願で必要になる書類を、在籍している学校の種類別に整理すると次のとおりです。
- 四年制大学在学中の者:在学期間証明書(本学所定用紙)または卒業見込証明書、成績証明書、編入学・転入学試験志望理由書。単位修得見込みで出願する場合は単位修得見込証明書も必要
- 四年制大学を中退した者:2年以上在学したことを示す在学期間証明書(本学所定用紙)、成績証明書、志望理由書
- 短期大学・高等専門学校在学中の者:卒業見込証明書、成績証明書、志望理由書
提出後の出願書類は原則として返却されません。出身校で再発行できない書類に限り、試験日以降に返却される取り扱いです。証明書に記載された氏名が現在の氏名と異なる場合は、戸籍抄本や住民票といった公的書類を別途添付する必要があります。出願資格の項目には「龍谷大学在学生で、同一学科・専攻の転入学は認めません(学科が同じでも専攻が異なれば転入学は可能です)」という注記もあります。龍谷大学の他学部・他学科に在学中の学生が経済学部へ転入学を希望する場合は、この規定に抵触しないかを事前に確認しておいてください。
試験科目と配点
経済学部3年次編入学・転入学試験(一般)の試験科目は、専門科目(経済学)、外国語(英語)、面接の3科目です。専門科目は「専門課程履修に必要な基礎的素養について試験する」と募集要項に明記されており、経済学の基礎的な理解力が問われます。同じ深草キャンパスで実施される経営学部との違いにも触れておくと、経営学部の専門科目は「経営学(会計学を含む)に関する小論文」で、経済学部の「専門科目(経済学)」とは出題形式が異なります。志望学部を経済学部・経営学部のどちらにするか迷っている場合は、この専門科目の違いを対策の分かれ目として意識してください。
試験時間割(経済学部/3年次編入学・転入学)
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 8:50〜9:10 | 説明・書類記入 |
| 9:10〜10:20 | 専門科目(経済学、70分) |
| 10:50〜11:50 | 外国語(英語、60分) |
| 13:10〜 | 面接 |
この時間割を見ると、専門科目には70分、外国語(英語)には60分が割り当てられており、専門科目のほうが10分長く設定されています。募集要項には各科目の配点比率は明記されておらず、専門科目・外国語・面接のどれにどれだけの得点が振られているかは公表されていません。配点が非公表であるという前提のもとで対策の優先順位を判断する材料になるのは、試験時間の長さと、全学的な重視ポイント表で「思考力・判断力・表現力」に◎が付されているという2点です。専門科目は暗記の再生ではなく、根拠を示しながら説明・図示する記述式の設問が中心になりやすいと考えられます(詳しくは後述の科目別対策で解説します)。
合否判定については「出願書類、学科試験、面接などを総合して、合否を判定します」と明記されており、1科目でも欠席した場合はその試験日をすべて欠席扱いとし、結果は通知されません。試験開始後30分以上遅刻すると受験できない規定もあるため、深草キャンパスまでの移動時間には十分な余裕を見ておく必要があります。深草キャンパスの公式アクセス情報では、京阪本線「龍谷大前深草」駅から西へ徒歩約3分、JR奈良線「稲荷」駅から南西へ徒歩約8分、京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅から東へ徒歩約7分とされています。初めて訪れる場合は、9:10の専門科目開始に確実に間に合う経路を事前に確認しておいてください。
同じ深草キャンパスで同日実施される他学部の時間割と比べると、経済学部の位置づけがより分かりやすくなります。法学部・政策学部も経済学部と同じ8:50〜9:10または9:45〜10:00に説明・書類記入を行い、専門科目(法学部は専門科目、政策学部は小論文)、外国語(英語)、面接という流れは共通です。異なるのは専門科目の中身と試験時間で、法学部は専門科目に9:45〜11:10前後の70分、政策学部は小論文に9:10〜10:20の70分を割り当てており、経済学部の専門科目(経済学)も同じく70分です。社会科学系学部では専門科目に70分、外国語に60分という配分がおおむね共通しているとみてよいでしょう。
日程・スケジュール
2027年度(2026年11月8日実施)の経済学部3年次編入学・転入学試験(一般)の日程は次のとおりです。出願から入学手続完了まで約4.5か月という期間に、専門科目(経済学)の論述・作図対策、外国語(英語)の長文読解対策、面接・志望理由書の準備、そして出願書類の整備までを同時並行で進める必要があります。
| 項目 | 2027年度(経済学部)の内容 |
|---|---|
| 出願期間(締切日消印有効) | 2026年10月1日(木)〜2026年10月8日(木) |
| 試験日 | 2026年11月8日(日) |
| 試験会場 | 龍谷大学深草キャンパス |
| 合格発表日 | 2026年11月14日(土)12:00予定(UCARO上で通知) |
| 入学手続I(入学申込金の納入) | 2026年11月14日(土)〜2026年11月20日(金) |
| 入学手続II(入学時納入金との差額納入) | 2026年11月14日(土)〜2027年2月25日(木) |
| 入学検定料 | 35,000円 |
出願はUCAROへの新規会員登録のうえWeb出願を行い、受験料もUCAROから納入します。クレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easy対応の銀行ATMまたはインターネットバンキングでの納入が可能で、国外居住者はクレジットカード決済のみです。支払期限はWeb出願を行った翌日23時59分00秒(出願期間最終日に出願した場合は当日中の23時59分00秒)となっています。出願書類の提出方法は郵送のみに限定されており、〒604-8799 中京郵便局留「龍谷大学入学試験願書受付センター」宛に、UCAROからダウンロードした宛名ラベルを貼った封筒で、簡易書留・速達により郵送する必要があります。持参や宅配便での提出は認められていません。締切日消印有効という条件も、余裕を持った投函が前提になります。
受験票は試験日(2026年11月8日)の約1週間前からUCARO上で発行されるため、経済学部の専門科目(経済学)・外国語(英語)・面接をまとめて受験する当日に持参できるよう、試験前日までに各自で確認・印刷しておく必要があります。合格発表もUCARO上での通知のみ(12:00予定)で、電話による合否問い合わせには対応していません。経済学部は専門科目・外国語・面接の3科目を同日に受験する日程のため、学校保健安全法上の出席停止対象感染症(インフルエンザ・はしか等)で受験できない場合、3科目まとめて欠席扱いとなり、当該試験の受験料が返還される制度もありますが、各自での手続きが必要です。出願書類に不備があると専門科目・外国語・面接をまとめて受験できなくなるため、出願者の責任によらない事情で書類が期限内に揃わない場合は、必ず出願期間内に龍谷大学入試部へ連絡してください。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
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倍率・難易度
経済学部の3年次編入学・転入学試験は、龍谷大学入試情報サイトが毎年度更新する「編入・転入学試験入試結果」で学部・学科別の志願者数・合格者数が公表されており、経済学部の直近5年間の実績を学科別に整理すると、次のとおりです。倍率は公式に発表される実質倍率(受験者数ベース)ではなく、志願者数を合格者数で割った参考値である点にご留意ください。
| 年度 | 学科 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年度 | 現代経済学科 | 7 | 15 | 10 |
| 2022年度 | 国際経済学科 | 5 | 6 | 3 |
| 2023年度 | 現代経済学科 | 7 | 8 | 7 |
| 2023年度 | 国際経済学科 | 5 | 6 | 4 |
| 2024年度 | 現代経済学科 | 7 | 12 | 9 |
| 2024年度 | 国際経済学科 | 5 | 2 | 2 |
| 2025年度 | 現代経済学科 | 7 | 8 | 5 |
| 2025年度 | 国際経済学科 | 5 | 4 | 2 |
| 2026年度 | 現代経済学科 | 7 | 6 | 5 |
| 2026年度 | 国際経済学科 | 5 | 0 | 0 |
経済学部小計の志願者数÷合格者数で参考倍率を算出すると、2022年度は21名の志願者に対し合格者13名で約1.6倍、2023年度は14名に対し11名で約1.3倍、2024年度も14名に対し11名で約1.3倍、2025年度は12名に対し7名で約1.7倍、2026年度は6名に対し5名で約1.2倍という推移です。5年間を通して倍率は1.2倍から1.7倍の範囲で推移しており、極端な高倍率にはなっていませんが、募集人員が学科合計でも12名という小規模枠である以上、油断できる水準ではありません。
学科別に見ると、現代経済学科は毎年度一定数の志願者が集まっている一方、国際経済学科は年度によって志願者数の変動が大きく、2026年度は志願者0名という年もありました。志願者が少ない年度がある=合格しやすいと単純に言い切れるものではなく、出願書類・専門科目・英語・面接のいずれか一つでも募集要項の水準に届かなければ不合格となり得る、質を問う選抜であると捉えておく必要があります。2027年度の募集人員は現代経済学科6名・国際経済学科5名とやや減少しており、2026年度実績(現代経済学科7名募集)と比較すると、現代経済学科の枠が1名絞られている点も踏まえておいてください。
同じ2025年度の実績を他学部と比較すると、経済学部は募集人員12名に対し志願者12名・合格者7名で、文学部(募集28名・志願14名・合格7名)や社会学部(募集38名・志願45名・合格39名)と比べると、募集人員に対する志願者数の比率は中程度の水準です。全学総合計は2025年度が募集人員175名に対し志願者129名・合格者86名、2026年度が募集人員175名に対し志願者110名・合格者73名でした。正確な倍率や最新の実績は、龍谷大学入試情報サイトで毎年度更新される「編入・転入学試験入試結果」から確認でき、経済学部の場合は現代経済学科・国際経済学科それぞれの数値を分けて見ておくことをおすすめします。
同じ深草キャンパスで社会科学系の学びが近い経営学部と比較すると、2025年度の経営学科は募集人員5名に対し志願者8名・合格者4名で参考倍率は約2.0倍、2024年度は募集人員5名に対し志願者7名・合格者3名で約2.3倍でした。経済学部(1.3〜1.7倍程度)と比べると経営学部のほうがやや高めの倍率で推移している年度が多く、単純に「経済系だから同程度の倍率」と考えるのではなく、学部ごとの数値を個別に確認する必要があることが分かります。法学部も2025年度は募集人員5名に対し志願者10名・合格者5名で約2.0倍と、経済学部より高い水準でした。
倍率だけでなく、募集人員そのものの推移にも注目してください。経済学部小計の募集人員は2022〜2026年度まで一貫して12名(現代経済学科7名・国際経済学科5名)でしたが、2027年度は12名から11名(現代経済学科6名・国際経済学科5名)へと減少しています。1名という数字だけを見ると小さな変化ですが、募集人員が12名程度の小規模枠において1名の減少は、相対的な倍率の上昇につながりやすい変化です。直近の実績数値をそのまま次年度に当てはめず、必ず出願年度の最新募集要項に記載された募集人員を基準に準備を進めてください。
2026年度に国際経済学科の志願者が0名だった点は、経済学部を志望する受験生にとって気になる数字かもしれません。断定的な原因を示す公式データは存在しませんが、他学部・他学科でも志願者0名の年度は珍しくなく、募集人員が5名前後という小規模枠では、その年度にたまたま条件を満たす出願者が少なかっただけという可能性も十分に考えられます。過去5年間の推移を見る限り、国際経済学科も2022〜2025年度は毎年度2名以上の志願者が集まっていたため、2026年度の数字だけで学科そのものの人気度を判断するのは早計です。
科目別対策
経済学部3年次編入学・転入学試験(一般)の対策は、専門科目(経済学)と外国語(英語)で求められる力の種類がまったく異なるという前提から出発する必要があります。専門科目は経済学の理論を自分の言葉と図で説明する記述式試験である一方、外国語(英語)は時事英文と日常会話を素材にした全問マーク式の試験です。限られた準備期間の中でどちらに時間を配分するかは、これまでの学習経験によって変わります。経済学部の授業を受けたことがない、あるいは高校で「政治・経済」を選択していなかった場合は、専門科目の基礎固めに早めに着手することをおすすめします。逆に英語を苦手としている場合は、長文読解・会話文・語順整序の3形式に慣れる演習量を優先的に確保してください。面接・志望理由書の対策は後述しますが、専門科目・英語の学習を進めながら並行して準備を始めておくと、直前期に慌てずに済みます。
専門科目(経済学)対策
経済学部の専門科目(経済学)は、2026年度実施分(2025年11月9日実施)の過去問題を確認すると、大問1がミクロ経済学、大問2がマクロ経済学という構成でした。大問1は消費者理論からの出題で、(1)ある消費者の「第1財の第2財に対する限界代替率」の値が3であることの経済学的意味を説明する設問、(2)第2財の価格が2、所得がIという条件で第1財の価格を求め、無差別曲線と予算線を用いて最適消費を図示する設問(横軸・縦軸の意味と予算線の傾きを図中に明記する条件付き)、(3)第1財の価格上昇が最適消費に与える影響を「代替効果」「所得効果」という言葉を用いて説明し、それぞれの効果を別の図で図示する設問という3問構成でした。大問2はIS-LM分析を中心としたマクロ経済学で、(1)金利が一定の閉鎖経済における政府支出増加がGDP(所得)に与える影響を乗数効果という言葉を用いて説明する設問、(2)金利が一定でない閉鎖経済でIS-LM分析にもとづき政府支出増加が金利とGDPに与える影響を図を用いて説明し、生じる「クラウディング・アウト」がどのような現象かを説明する設問、(3)金利が一定でない閉鎖経済で中央銀行による金融緩和が金利とGDPに与える影響をIS-LM分析にもとづき図を用いて説明する設問という構成です。
この出題構成から分かるのは、選択式の設問は一切なく、すべてが記述式・論述式・作図問題であるという点です。求められているのは知識の暗記量ではなく、経済学の基本モデル(無差別曲線と予算線による消費者理論、IS-LM分析によるマクロ経済分析)を、自分の言葉で説明し、正確な図に落とし込む力です。対策としては、まずミクロ経済学の消費者理論(効用最大化、限界代替率、代替効果と所得効果、需要曲線の導出)とマクロ経済学のIS-LM分析(財市場と貨幣市場の均衡、乗数効果、クラウディング・アウト、金融政策の効果)という2大分野を、大学1・2年レベルのミクロ経済学・マクロ経済学の教科書(初級〜中級)で一通り学習し直すことが土台になります。そのうえで、無差別曲線・予算線・IS曲線・LM曲線を、横軸・縦軸の意味とグラフの傾きの根拠を説明しながら自分の手で描く練習を繰り返してください。図示問題は結果の図だけでなく、なぜそのような形になるのかを言葉で説明できて初めて得点につながります。出題テーマは年度によって変わり得るため、消費者理論・生産者理論・市場均衡・IS-LM分析・AD-AS分析・国際収支といったミクロ・マクロの主要単元を横断的に復習しておくことをおすすめします。専門科目には70分という試験時間が割り当てられているため、複数の論述・図示問題を時間配分しながら書き切る演習も欠かせません。
| 大問 | 分野 | 出題内容(2026年度実施分) | 解答形式 |
|---|---|---|---|
| 問題1 | ミクロ経済学(消費者理論) | 限界代替率の意味、価格の算出、無差別曲線・予算線による最適消費の図示、代替効果・所得効果の説明と図示 | 論述+作図 |
| 問題2 | マクロ経済学(IS-LM分析) | 乗数効果の説明、政府支出増加とクラウディング・アウトの説明、金融緩和の効果の説明 | 論述+作図 |
解答時間の使い方も対策の一部です。70分で大問2つ・小問6問を解くことを踏まえると、単純計算では1問あたり10分強という配分になります。ただし図示を伴う設問は説明文の作成と作図の両方に時間がかかるため、演習段階で「説明文を書く時間」と「図を描く時間」を分けて計測し、どちらに時間がかかっているかを把握しておくと、本番での時間配分がしやすくなります。答案を書き終えたら、指定された言葉(代替効果・所得効果、乗数効果、クラウディング・アウトなど)が実際に使われているか、図の軸や傾きの根拠を明記できているかを見直す習慣もつけておいてください。
学習を進める順序としては、次のようなステップを踏むと、記述式・作図問題への対応力を段階的に高めやすくなります。
- ミクロ経済学(消費者理論・生産者理論・市場均衡)とマクロ経済学(財市場・貨幣市場・IS-LM分析)の基礎用語を、教科書の章立てに沿って一通りインプットする
- 無差別曲線・予算線・IS曲線・LM曲線を、白紙の状態から自分の手で描けるようになるまで繰り返し練習する
- 教科書の例題を、時間を計らずに完全な論述形式(結論・根拠・条件の整理)で解く
- 2026年度実施分の過去問を、実際の試験時間(70分)で解いてみる
- 解答後に、指定語句の使用漏れや図の説明不足がないかを自己採点し、弱点をノートにまとめる
このステップを繰り返すなかで重要なのは、正答を暗記することではなく、初見の設問に対しても同じ思考プロセス(条件の整理→モデルの選択→図示→結論の説明)を再現できるようにすることです。
外国語(英語)対策
外国語(英語)は、2026年度実施分(2025年11月9日実施)ではマークシート方式の全問選択式で、大問I〜IIIの3構成でした。大問Iは長文読解で、2024年1月6日付のVOA Learning Englishに掲載されたドナルド・トランプ氏の紹介記事(生い立ちから大統領初当選までの半生について述べた英文)を素材に、問1から問15までが出題されています。設問の内訳は下線部の語句の意味を選ぶ語彙問題、空所に入る適切な語(前置詞など)を選ぶ空所補充、下線部が指す内容を選ぶ設問、本文の内容と一致する・しない選択肢を選ぶ内容一致問題など多岐にわたり、単語力・文法力・読解力を総合的に問う出題です。大問IIは会話文の空所補充で、ある大学の経済学部の学生A・B・Cの日常会話のスクリプト(授業の感想、小テストの相談、週末の予定など)を題材に、空所(1)から(5)に入る最も適当なセリフを4択から選ぶ形式でした。大問IIIは語順整序(和文英訳)で、日本語文の意味を表す英文になるよう、8つの選択肢から語句を並べ替え、指定された位置(○印)に来る選択肢を数字で答える形式が5問出題されています。
この出題構成から見えるのは、経済学部の英語は専門的な経済用語を問う出題ではなく、一般的な時事英文と日常会話表現を素材にした汎用的な読解力・文法力を測る試験だという点です。対策の中心に据えるべきは精読と語彙・文法の基礎固めです。長文読解対策としては、時事英文(VOA Learning Englishのようなニュース記事、時事的なノンフィクション)を日常的に読み、SVOCの把握、関係詞・分詞構文・比較・仮定法・前置詞といった文法事項を一文ごとに確認しながら訳す精読を積み重ねてください。内容一致問題や下線部の意味を選ぶ問題は、本文の該当箇所に戻って根拠を確認する解き方を徹底することで、感覚に頼らない正答率の安定につながります。会話文の空所補充対策としては、教科書的な定型表現の暗記よりも、日常会話の音声教材や英会話のスクリプトに数多く触れ、自然な受け答えのパターンに慣れておくことが近道です。語順整序対策では主語・動詞・目的語の基本語順を固定したうえで、修飾語句(前置詞句、関係詞節など)をどこに配置するかを意識しながら、選択肢の中で使われそうにない語や重複しそうな品詞をあらかじめ除外していく解き方を練習すると、制限時間内での正答率が上がります。全問マーク式であることを踏まえ、過去問演習では時間を計り、大問I〜IIIをどの順番でどれくらいの時間配分で解くかも決めておくことをおすすめします。
| 大問 | 形式 | 出題内容(2026年度実施分) | 設問数 |
|---|---|---|---|
| 大問I | 長文読解 | 時事英文(人物紹介記事)の語彙・空所補充・指示語・内容一致 | 15問 |
| 大問II | 会話文空所補充 | 経済学部の学生3人の日常会話における適切な受け答え選択 | 5問 |
| 大問III | 語順整序(和文英訳) | 日本語文の意味に合う英文になるよう語句を並べ替え | 5問 |
大問Iの15問は、下線部の語句や表現の意味を問う語彙問題、空所に入る前置詞や関係詞を選ぶ文法問題、下線部が指す内容や本文の要旨を選ぶ読解問題、本文の内容と一致する・しないものを選ぶ内容一致問題という4種類におおむね分類できます。特定の分野に偏らず幅広い技能を問う構成であるため、単語の暗記だけ、文法の暗記だけといった偏った対策では得点が伸びにくいと考えられます。大問IIの会話文は、授業の感想を伝え合う、小テストの日程を確認する、週末の予定を相談するといった、大学生の日常生活に即した題材が使われており、専門的な経済学の知識は一切問われていません。大問IIIの語順整序では、存在構文(There構文)、依頼表現(I’d like to〜)、命令文、受動態、関係詞を用いた文など、基本的な構文パターンが素材として使われており、中学・高校で学ぶ英文法の土台がそのまま得点力に直結する出題だといえます。
面接・志望理由書・過去問分析
面接で問われること
経済学部の面接について、募集要項の小論文・面接に関する説明では「経済学部の入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)について事前に理解しておくことを前提に、出願書類を基に志望動機・大学での学修の抱負などを中心に面接します」と明記されています。面接の評価軸はアドミッション・ポリシーに直結しており、「社会や経済の様々な問題に関心を持ち、主体的に学修できる人」「物事を多角的に把握し、その上で論理的に考察する力を持つ人」というキーワードを、自分の言葉で語れる準備をしておく必要があります。面接は当日13:10から開始され、終了時刻は定められていません。全学的な入試区分の重視ポイント表で「主体性・多様性・協働性」を中心とすると位置づけられているこの面接評価軸を、経済学部の場合は現代経済学科なら地域経済の分析・政策提言、国際経済学科なら国際的な経済連携やコミュニケーションといった学科ごとの学びの方向性と結びつけて語れるかどうかが評価の分かれ目になります。単に志望動機を語るだけでは不十分で、これまでの学びや経験を通じてどのように主体的に行動してきたか、編入後に他の学生や教員とどのように協働しながら学んでいきたいかという視点を盛り込むと、評価方針に沿った受け答えになります。志望理由書に書いた内容と面接での受け答えを一致させる練習や想定質問への回答づくりなど、面接対策の基本フォームは院試面接の完全対策|頻出質問30選・不合格フラグ・服装・詰められた時の切り返しで確認できます。
募集要項の記載内容から、面接で問われる可能性が高い項目を整理すると次のようになります。募集要項に想定質問例が列挙されているわけではないため、あくまで公式説明から編集部が推測した項目である点をお含みおきください。
- なぜ数ある大学の中から龍谷大学経済学部を志望したのか
- 現代経済学科・国際経済学科のどちらを志望し、その理由は何か
- これまでの大学・短期大学・高等専門学校での学びの内容
- 編入後に経済学部で学びたい具体的なテーマ
- 卒業後の進路・キャリアの展望
- 出願書類(志望理由書)に記載した内容についての深掘り質問
志望理由書の書き方
提出書類のうち、編入学・転入学試験志望理由書(本学所定用紙、ワープロ入力可)は出願者全員に必須の書類です。学習計画書は経済学部の出願書類として明記されていないため、学習計画に関する内容は志望理由書の中で表現するか、面接での質疑に備えて整理しておくことになります。志望理由書全体を書くうえで意識したい骨格は、次の3点を、経済学部のアドミッション・ポリシーの文言と結びつけながら具体的に書くことです。
- なぜ経済学を、なぜ龍谷大学経済学部の現代経済学科・国際経済学科を志望するのか
- これまでの学び・経験がどのように編入後の学びにつながるのか
- 編入後に何を学び、卒業後どう生かしたいのか
現代経済学科を志望する場合は「経済動向を把握したうえで客観的なデータ分析能力と計画立案に基づいて具体的な問題解決策を提言できる人材」という学びのポイントに、国際経済学科を志望する場合は「世界経済の動きを察知し、コミュニケーション能力を発揮して世界の人々と協力しながら問題解決を図れる人材」という学びのポイントに、それぞれ具体的な経験や関心を結びつけると説得力が増します。どちらの学科にも当てはまる汎用的な文章は、思考力・判断力・表現力を重視する評価方針とは逆方向の印象を与えかねません。書き上げた文章を、学科名を伏せても他学科向けに読めてしまわないか読み返して確認する習慣をつけておくことをおすすめします。
過去問分析|募集要項から見た出題予測を含めて
2026年度実施分(2025年11月9日実施)の過去問題を横断的に見ると、専門科目(経済学)と外国語(英語)には明確な違いがあります。専門科目は記述式・論述式・作図問題のみで構成され、経済学の理論を自分の言葉と図で説明する力が問われるのに対し、外国語(英語)は全問マークシート方式の選択式で、時事英文の読解力と基礎的な文法力・語彙力が問われるという対照的な出題形式になっています。この違いを踏まえると、専門科目対策では答案を実際に書いて添削を受ける演習の比重を高め、英語対策では過去問演習を通じて時間内に正確に解答する速度と正答率を高める演習の比重を高めるという、科目ごとに異なるアプローチが有効だと考えられます。
過去問が公開されているのは専門科目(経済学)と外国語(英語)のみで、面接そのものの過去問(質問内容の詳細な記録)は公表されていません。面接で問われる内容の出題予測としては、募集要項に明記されたアドミッション・ポリシーと、面接に関する公式説明(出願書類を基に志望動機・大学での学修の抱負などを中心に面接する)から、志望理由書に書いた内容の深掘り、これまでの学びと編入後の学びの接続、志望学科(現代経済学科/国際経済学科)を選んだ理由が中心になると推測されます。断定はできませんが、志望理由書に書いた内容と面接での受け答えに一貫性を持たせておくことが、確実にできる対策だといえます。過去問は龍谷大学入試情報サイトの過去問題ページで、著作権の利用許諾が得られた範囲に限り公開されています。公開範囲や内容は年度によって変動するため、出願直前に最新の公開状況を確認しておくことをおすすめします。
龍谷大学入試情報サイトの過去問題ページでは、2026年度実施分だけでなく、2019年度から2025年度までの過去問題も年度別に公開されています。複数年度の過去問に触れておくことで、本記事で紹介した2026年度実施分の出題形式(専門科目は記述式・作図問題、英語は全問マーク式)が単年度限りの偶然ではなく、経済学部の編入試験に共通する傾向であるかどうかを、自分の目で確認できます。1年分だけを解いて対策を終えるのではなく、時間に余裕があれば複数年度分を解き比べ、共通して問われている分野(消費者理論・IS-LM分析、長文読解・会話文・語順整序)への理解を優先的に固めておくことをおすすめします。
併願戦略・内部リンク
経済学部の初年度納入金(2027年度予定額)は、入学金10万円を含めて総額1,234,000円です。前期分676,750円・後期分557,250円という内訳で、他学部と比べると経営学部(1,232,000円)や法学部(1,235,000円)に近い水準です。なお募集要項には、龍谷大学出身者(短期大学部出身者を含む)が本学へ編入学する場合は入学金全額が免除される旨の規定もあります。併願先を検討する際は、受験料や交通費・宿泊費に加えて、現代経済学科・国際経済学科のどちらを志望するかで学びの方向性が変わる点や、学費水準が近い経営学部・法学部との違いも踏まえて比較しておくと、合格後の進路判断がスムーズになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入学金 | 100,000円 |
| 前期学費等小計(入学時納入金) | 676,750円 |
| 後期学費等小計 | 557,250円 |
| 初年度納入金総額(予定) | 1,234,000円 |
併願戦略を立てるうえでは、まず龍谷大学経済学部の試験日(2026年11月8日)と、他大学・他学部の編入試験日が重ならないかを確認してください。同じ深草キャンパスで実施される文学部・心理学部・経営学部・法学部・政策学部・国際学部・社会学部は、経済学部と同日実施のため、龍谷大学内での併願は事実上できません。併願を検討する場合は、龍谷大学以外で経済学・経済系学部の編入試験を実施している大学との組み合わせが中心になり、後述する経済学部編入の比較記事も参考になります。同じ龍谷大学の他学部を検討している場合は、龍谷大学経営学部の編入試験対策もあわせてご確認ください。経済系学部への編入を大学の枠を超えて幅広く検討している場合は、経済学部の編入を徹底解説の記事で、大学ごとの出願資格・倍率・試験科目・過去問対策の違いを比較することもおすすめします。
遠方から受験する場合は、深草キャンパスへのアクセスと前泊の要否も早めに検討しておく必要があります。深草キャンパスは京阪本線「龍谷大前深草」駅から徒歩約3分、JR奈良線「稲荷」駅から徒歩約8分と、京都駅からのアクセスは比較的良好です。試験当日は8:50に説明・書類記入が始まるため、始発の交通機関を使っても間に合わない地域から受験する場合は、前日入りして京都市内に宿泊することも選択肢に入れておくと安心です。合格発表がUCARO上での通知のみで、入学手続Iの期間も2026年11月14日(土)から11月20日(金)までと短いため、入学手続に必要な書類や振込方法も、出願時点であらかじめ確認しておくことをおすすめします。
大学編入試験そのものの仕組みや、浪人・再受験など他の進路との比較を整理したい場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説を参考にしてください。経済学部の専門科目(経済学)対策や志望理由書の添削まで含めて出願書類・面接対策を体系的に進めたい方は、大学編入対策コースで、志望校別の過去問演習や模擬面接までを含めた対策が可能です。
よくある質問(FAQ)
龍谷大学経済学部の3年次編入学は毎年実施されていますか?
2022年度から2026年度までの入試結果を見る限り、現代経済学科・国際経済学科ともに毎年度募集人員が設定され、試験が実施されています。ただし国際経済学科は2026年度に志願者0名となった年もあるため、募集自体が毎年行われることと、実際に志願者が集まるかどうかは別の話です。2027年度の募集人員(現代経済学科6名・国際経済学科5名)が変わっていないかも含め、最新の実施状況は出願を予定する年度の公式募集要項で必ず確認してください。
出願資格に短期大学卒業見込みは含まれますか?
含まれます。全学共通の出願資格6項目のうち2番目に「短期大学を卒業した者または2027年3月に卒業見込みの者」が明記されており、経済学部もこの資格で出願できます。ただし経済学部は英語資格の出願条件が課されない代わりに、大学2年以上在学して出願する場合は62単位以上修得済み(または見込み)という単位条件が別途課されるため、募集要項の出願条件欄を必ず確認してください。
専修学校や高校専攻科の出身でも出願できますか?
経済学部には出願できません。専修学校の専門課程修了者や高等学校専攻科修了者が使える出願資格は、文学部・心理学部・政策学部・国際学部・社会学部・先端理工学部・農学部の7学部に限定されており、経済学部は対象に含まれていません。
専門科目の配点は何点ですか?
募集要項には専門科目・外国語(英語)・面接それぞれの配点比率は明記されておらず、公表されていません。対策の優先順位を判断する材料としては、専門科目に70分、外国語(英語)に60分という試験時間の長さの違いを参考にしてください。
英語外部試験(TOEIC・TOEFLなど)は出願条件や加点に使えますか?
経済学部の3年次編入学・転入学試験(一般)では外国語(英語)の筆記試験が課され、募集要項上、英語外部試験のスコアを出願条件や得点換算に用いる規定は明記されていません。国際学部グローバルスタディーズ学科や社会学部では英語資格スコアを用いる制度がありますが、経済学部にはこの制度の記載がないため、当日の筆記試験を前提に準備を進めてください。
現代経済学科と国際経済学科はどちらが受かりやすいですか?
過去5年間の実績を見ると、現代経済学科のほうが毎年度一定数の志願者が集まっているのに対し、国際経済学科は年度による変動が大きく、志願者が少ない年度もあります。ただし志願者数の多寡だけで難易度を単純比較することはできず、学科ごとに求められる人物像や学びの方向性が異なるため、まずは志望する学科のアドミッション・ポリシーに合っているかどうかで選ぶことをおすすめします。
過去問はどこで入手できますか?
龍谷大学入試情報サイトの過去問題ページで、著作権の利用許諾が得られた範囲に限り、経済学部は専門科目(経済学)と外国語(英語)の過去問がPDF形式で公開されています(2026年度実施分で公開を確認済み)。年度によって公開範囲が変わるため、出願直前に最新の公開状況を確認してください。
現代経済学科は今後「経済学科」に変わると聞きましたが、編入学にも影響しますか?
龍谷大学は2027年4月から経済学部の学科体制を1学科制に移行し、現代経済学科を「経済学科」に名称変更すると公表しています。ただし本記事執筆時点で確認できる2027年度編入学試験要項では、3年次編入学・転入学試験の募集人員は従来どおり現代経済学科・国際経済学科の2学科体制で掲載されています。編入学における学科名や所属の扱いが最終的にどうなるかは、出願を予定する年度の最新募集要項で必ず確認してください。
まとめ
龍谷大学経済学部の3年次編入学・転入学試験(一般)は、現代経済学科6名・国際経済学科5名という小規模な募集枠に対し、専門科目(経済学)・外国語(英語)・面接の3科目で選抜が行われます。専門科目は記述式・論述式・作図問題が中心で、ミクロ経済学の消費者理論とマクロ経済学のIS-LM分析という2大分野の理解が問われる一方、外国語(英語)は全問マーク式で時事英文の読解力と基礎文法力が問われるという、対策の方向性が大きく異なる2科目です。倍率は志願者数ベースで1.2倍から1.7倍の範囲で推移していますが、募集人員の小ささを踏まえると、専門科目・英語・面接・志望理由書のいずれか一つでも準備不足があれば合格は難しくなります。まずは経済学部のアドミッション・ポリシーと志望学科の学びの方向性を読み込み、専門科目・英語・面接のすべてをその方向性に沿って準備することが、対策の軸になります。募集人員・出願資格・試験内容は年度によって変更される可能性があり、とりわけ経済学部は2027年4月に現代経済学科を「経済学科」へ名称変更して1学科制へ移行する予定を控えているため、出願を予定する年度の最新の公式募集要項を龍谷大学入試情報サイトで必ず確認してください。
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