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東京都立大学編入のTOEIC対策|必要スコアの目安と学習法

東京都立大学編入のTOEIC対策の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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東京都立大学の編入試験ではTOEIC対策が合否を左右する重要な要素になります。都市環境学部とシステムデザイン学部の編入学試験では、英語は当日の筆記試験ではなく出願時に提出するTOEIC・TOEFLスコアで判定される仕組みになっており、専門科目の対策と並行してスコアを準備しておく必要があるためです。編入とは、高等専門学校や短期大学に在学する学生・卒業生が、大学の3年次に途中から入学するルートを指します。東京都立大学の編入学試験では、学力試験の一部として英語の代わりに外部の英語資格・検定試験のスコアが使われる点が大きな特徴です。「東京都立大学 編入 toeic」という組み合わせで検索する受験生が多いのも、この仕組みを正確に理解しておく必要があるからだといえます。

募集要項を確認すると、足切りとなる最低スコアの明記はないものの、総合判定である以上スコアが低ければ他の項目で挽回する必要が生じます。「TOEICは何点あれば出願できるのか」「TOEFLとどちらを選ぶべきか」といった疑問を持つ受験生は少なくありませんが、募集要項を読むだけではこうした疑問は解消しにくいものです。

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この記事では、東京都立大学の編入試験でTOEICが関わる学部・学科の範囲、募集人員や出願資格、選考方法の中でのTOEICの位置づけ、スコアの提出方式と注意点、必要スコアの目安の考え方、学習法とスケジュールの立て方までを、公式の募集要項を一次情報として整理します。都市環境学部とシステムデザイン学部は制度がよく似ている一方で学科ごとに細かな違いがあるため、混同しないよう表を使いながら比較して解説していきます。

公式情報として確認できた事実と、大学が公表していない部分を分けて示しながら、専門科目対策や面接対策との時間配分も含めた現実的な準備の進め方を紹介します。TOEICのスコアメイクだけに気を取られず、出願全体を見通した計画を立てるための材料として活用してください。

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目次

東京都立大学編入でTOEICが必要になる学部・学科

東京都立大学の編入学試験でTOEIC・TOEFLのスコア提出が関わるのは、主に都市環境学部とシステムデザイン学部です。理学部化学科でも同様にTOEICスコアが選考に使われますが、理学部化学科の出願資格や試験科目の詳細は別記事東京都立大学理学部の編入試験を徹底解説で扱っているため、本記事では都市環境学部とシステムデザイン学部にスコープを絞って解説します。合計で2学部9学科がTOEIC・TOEFLスコア提出の対象となっており、学部再編等がない限りは今後も同様の枠組みが続くと見られますが、年度によって仕組みが変わる可能性がある点は念頭に置いておきましょう。

都市環境学部の対象学科

都市環境学部の編入学試験は、都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科・観光科学科の4学科で実施されています。4学科すべてで英語は出願時提出のTOEIC又はTOEFLスコアを利用し、当日の英語筆記試験は行われません。学科ごとの専門科目や面接の詳細は、別記事東京都立大学都市環境学部の編入試験を徹底解説でも取り上げていますので、あわせて確認しておくと出願資格や書類の準備漏れを防ぎやすくなります。

システムデザイン学部の対象学科

システムデザイン学部は、情報科学科・電気電子工学科・機械システム工学科・航空宇宙システム工学科・インダストリアルアート学科の5学科(機械システム工学科は知能機械コースと生体機械コースの2コース)で編入学試験を実施しています。英語の扱いは学科によって選考プロセスの中での位置づけがやや異なり、特にインダストリアルアート学科では他学科と扱いが大きく異なるため、後述する選考方法の章で詳しく比較します。学科別の対策ポイントは別記事東京都立大学システムデザイン学部の編入対策も参考になります。

TOEICスコアが英語試験の代わりになる理由

編入学試験では、出願から合格発表までの期間が数か月と短く設定されていることが多く、専門科目・面接に加えて英語の学力試験まで実施すると受験生・大学双方の負担が大きくなります。外部の英語資格・検定試験のスコアを提出書類として活用する方式は、この負担を軽減しつつ一定の英語運用力を確認できる仕組みとして、東京都立大学に限らず多くの国公立大学の編入学試験で採用されています。受験生の側から見ても、当日の一発勝負ではなく事前に何度か受験機会を確保できる分、体調や当日のコンディションに左右されにくいというメリットがあります。

一方で、出願までにスコアを確定させておかなければならないという計画性が求められる点は、当日筆記試験を課す大学とは異なる準備の難しさでもあります。試験当日に実力を発揮するタイプの対策ではなく、逆算した準備が合否を左右するという前提を早い段階で理解しておくことが、東京都立大学の編入学試験に挑むうえでの第一歩になります。

いずれの学部も、TOEIC・TOEFLのスコアは「英語力を測る学力試験の代替」として使われている点が共通しています。当日に英語の筆記試験がない分、出願までにスコアを確定させておく計画性が合否を左右しやすい仕組みだといえます。次の章では、学科別の募集人員と出願資格を具体的に見ていきます。

編入学試験全体の流れ

都市環境学部・システムデザイン学部とも、編入学試験の大まかな流れは、(1)出願資格・募集要項の確認、(2)TOEIC・TOEFLスコアの準備、(3)調査書・成績証明書など出願書類の準備、(4)出願、(5)学力検査・面接、(6)合格発表、(7)入学手続き、という順番で進みます。TOEIC・TOEFLのスコア準備は出願書類の中でも特に時間がかかる項目であるため、他の書類より早く着手しておくと、出願直前になって慌てるリスクを減らせます。調査書や成績証明書は出身校での発行に一定の日数がかかることが多く、こちらも早めに依頼しておくことが大切です。

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出願資格と募集人員(2027年度)

編入学試験に出願するには、学部・学科ごとに定められた出願資格を満たす必要があります。ここでは2027年度(2026年夏実施)の募集要項をもとに、募集人員と出願資格を整理します。年度によって内容が変更される可能性があるため、出願前には必ず最新の募集要項をご確認ください。募集人員や出願資格は毎年見直される可能性があるため、前年度の情報をそのまま鵜呑みにせず、出願を検討する年度の募集要項が公開されたタイミングで改めて確認する習慣をつけておくと安心です。

都市環境学部の募集人員と出願資格

都市環境学部の2027年度募集人員は、都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科・観光科学科のいずれも若干名です。出願資格は、(1)高等専門学校の工学系課程等を卒業した者又は2027年3月までに卒業見込みの者、(2)短期大学の工学系課程等を卒業した者又は卒業見込みの者、のいずれかに該当することとされています。「若干名」という表記は年度ごとの合格実績に幅があることを意味しており、必ず一定数が合格するとは限らない点に注意が必要です。出願資格の(1)(2)はいずれも「工学系課程等」という表現が使われており、学科の名称に工学という文字が含まれていない場合でも、カリキュラムの内容によっては対象に含まれることがあるため、判断に迷う場合は在籍する学校の証明書発行担当や、志望学科の教務係に確認しておくと安心です。

学科2027年度募集人員出願資格の課程区分
都市基盤環境学科若干名工学系課程等
建築学科若干名工学系課程等
環境応用化学科若干名工学系課程等
観光科学科若干名工学系課程等

システムデザイン学部の募集人員と出願資格

システムデザイン学部の2027年度一般編入は、情報科学科2名、電気電子工学科2名、機械システム工学科(知能機械コース2名・生体機械コース2名)、航空宇宙システム工学科若干名、インダストリアルアート学科若干名という募集人員です。出願できる学科(機械システム工学科は1コース)は1つのみで併願はできません。出願資格は、情報科学科が短大・高専の理工学系課程卒業(見込)、電気電子工学科と機械システム工学科が短大・高専の工学系課程卒業(見込)です。航空宇宙システム工学科は工学系課程卒業(見込)に加えて、材料力学・熱力学・流体力学に関する科目を出願時までに各1単位以上修得していることが追加の条件になります。

学科・コース2027年度募集人員出願資格の要点
情報科学科2名理工学系課程卒業(見込)
電気電子工学科2名工学系課程卒業(見込)
機械システム工学科(知能機械)2名工学系課程卒業(見込)
機械システム工学科(生体機械)2名工学系課程卒業(見込)
航空宇宙システム工学科若干名工学系課程卒業(見込)+材料力学等3科目各1単位以上
インダストリアルアート学科若干名工学系又は芸術系課程卒業(見込)

募集人員は学科によって数名から若干名まで幅があります。特に航空宇宙システム工学科は単位修得の条件があるため、出願資格を満たせるかどうかを在学中の早い段階で確認しておく必要があります。単位が不足している場合、出願年度までに修得できるかどうかが出願自体の可否に直結するため、カリキュラムの早い段階から履修計画を確認しておくと安心です。募集人員が2〜4名程度と限られた学科が多いことを踏まえると、専門科目・面接・TOEICスコアのいずれにおいても、他の受験生に見劣りしない準備を積み重ねておくことが重要になります。

出願資格を満たしているか不安な場合

出願資格の解釈に迷う場合や、在籍している高専・短大の課程が「工学系課程等」に該当するかどうか判断がつかない場合は、自己判断せずに各学部の入試担当窓口へ早めに問い合わせることをおすすめします。出願資格を満たしていないまま準備を進めてしまうと、TOEIC対策や専門科目対策に費やした時間が出願段階で無駄になってしまう可能性があるため、まずは出願資格の確認を最優先で済ませておきましょう。在学中の学校の進路指導担当者に相談し、過去の編入実績があるかどうかを確認しておくのも有効な手段です。

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学部・学科別の選考方法とTOEICの位置づけ

TOEIC・TOEFLのスコアが選考プロセスのどこで使われるかは、学部・学科によって異なります。ここを正しく理解しておくと、専門科目対策と英語対策の優先順位をつけやすくなります。同じ「TOEIC・TOEFLスコア提出制」という表現でも、学力試験の一科目として扱われる場合と、書類選考の合否判定材料として扱われる場合とでは、対策の優先順位が大きく変わってくるためです。

都市環境学部の選考方法

都市環境学部は、学力検査(学科別の専門科目または小論文)、面接(口頭試問を含む)、成績証明書、調査書の総合判定によって合格者が決定されます。英語は学科を問わず「共通」科目として扱われ、出願時に提出されたTOEIC又はTOEFLのスコアがそのまま英語の評価として利用されます。当日に英語の筆記試験は実施されません。

学科学力検査科目英語の扱い
都市基盤環境学科専門科目(構造力学・水理学・土質土木材料学・土木計画学から各1題、計4題)TOEIC/TOEFLスコア提出
建築学科専門科目(構造力学等5分野から各1題、計5題)TOEIC/TOEFLスコア提出
環境応用化学科化学TOEIC/TOEFLスコア提出
観光科学科小論文TOEIC/TOEFLスコア提出

学科によって学力検査科目の分野数や形式が異なりますが、英語の扱いだけは4学科とも共通です。専門科目の負担が大きい学科ほど、TOEIC・TOEFLのスコアは「事前に済ませておくべき準備」として早めに片付けておく方が、直前期に専門科目対策へ集中しやすくなります。特に建築学科は専門科目が5分野から出題される分、他学科より広い範囲の復習が必要になるため、英語のスコアメイクは専門科目の学習を圧迫しない時期に前倒しで終えておくのが得策です。

システムデザイン学部の選考方法

情報科学科・電気電子工学科・機械システム工学科・航空宇宙システム工学科は、学力試験(数学、理工系3学科はさらに物理)と面接の結果に加えて、調査書・成績証明書を総合して判定されます。英語はこの学力試験には含まれず、出願時に提出する外部英語検定試験のスコアで学力が判定される仕組みです。試験当日に英語の筆記試験は行われません。

一方でインダストリアルアート学科だけは選考の流れが大きく異なります。第1次選考は調査書・成績証明書・外部英語検定試験のスコアによる書類選考で、合格者数は約15名です。第1次選考を通過した受験生のみが、数学のみの学力試験と面接からなる第2次選考に進みます。第1次選考で不合格になった場合は、入学考査料の一部(13,000円)が返還される仕組みになっています。

学科試験科目英語スコアの位置づけ
情報科学科数学+面接学力試験の代替として提出スコアを利用
電気電子工学科数学・物理+面接学力試験の代替として提出スコアを利用
機械システム工学科数学・物理+面接学力試験の代替として提出スコアを利用
航空宇宙システム工学科数学・物理+面接学力試験の代替として提出スコアを利用
インダストリアルアート学科第1次書類選考→第2次数学+面接第1次選考の合否判定材料

インダストリアルアート学科を志望する場合は、TOEIC・TOEFLスコアが単なる出願書類の一部ではなく、第1次選考を通過できるかどうかを左右する材料になる点を強く意識しておく必要があります。約15名という第1次選考の合格者数の枠を踏まえると、書類選考の段階で他の受験生と差がつきやすい項目の一つが英語スコアだと考えられます。他の学科でも、学力試験の点数だけでなく英語スコアと調査書・成績証明書を含めた総合判定である以上、英語対策を後回しにするリスクは小さくありません。

都市環境学部とシステムデザイン学部を比較すると、いずれも英語は「学力試験の代替」として位置づけられている点は共通していますが、システムデザイン学部インダストリアルアート学科だけは書類選考の合否に直結するという独自の仕組みを持っています。志望学科を決める際は、この違いを踏まえたうえで、自分の得意分野(専門科目型か英語スコア型か)に合わせて選択肢を検討するとよいでしょう。

TOEICスコアの提出方式と注意点

TOEIC・TOEFLのスコアは、出願書類として決められた形式で提出する必要があります。形式を誤ると出願書類の不備につながりかねないため、余裕を持って準備しましょう。

提出できるスコアの種類

都市環境学部では、(1)TOEIC Listening & Reading公開テストのOfficial Score Certificate、(2)TOEIC L&R IPテスト(団体特別受験制度)のScore Report、(3)TOEFL iBTのTest Taker Score Report、の3種類のうちいずれか1種類を、原本1部とコピー1部で提出します。3種類のうち提出できるのは1種類のみで、複数のスコアを組み合わせて提出することはできません。TOEICのデジタル公式認定証を提出する場合は、印刷したものを1部提出する必要があり、原本は内容確認のうえ受験票送付時に同封して返却されます。

システムデザイン学部でも考え方は同様で、TOEFL-iBT又はTOEIC Listening & Reading Testのいずれかのスコアを提出します。ただしTOEFL-iBT Home Edition・TOEFL-PBT・改訂版TOEFLペーパー版テスト・団体受験用のTOEFL-ITPは対象試験として認められません。TOEIC側もTOEIC Speaking & Writing Tests・TOEIC Speaking Test・TOEIC Bridge Test・団体受験用のTOEIC-IPテストは対象外です。志願票の「英語筆記試験」欄でTOEFLかTOEICのいずれかにチェックを付け、スコアを記入したうえで所定のスコアシートを添付する流れになります。システムデザイン学部でも、紙の公式認定証の代わりにデジタル公式認定証をダウンロードして印刷したものを1部提出することが認められていますが、QRコードを読み取れる状態で印刷する必要があり、不明瞭なものは認められません。

自宅受験版は対象外

都市環境学部の募集要項には、TOEIC・TOEFLともに自宅受験版のスコアは認めないと明記されています。オンラインで手軽に受けられる形式の結果は提出できないため、公開会場での受験が前提になると考えておきましょう。システムデザイン学部の募集要項でも、TOEFLについてはHome Editionが対象外と明記されており、対面での受験を基本に準備を進めるのが安全です。自宅受験形式のテストは会場受験に比べて申し込みから受験までの日程が短く済む場合がありますが、東京都立大学の編入学試験ではそもそも提出書類として認められないため、事前に対象試験の種類をよく確認しておく必要があります。

スコアの有効期限と出願直前受験のリスク

いずれの学部でも、スコアの有効期限は学力検査実施日(都市環境学部は2027年度7月3日、システムデザイン学部は同7月4日)から過去2年以内に受験したものとされています。出願直前にTOEICを受験しても、公式認定証の発行やデジタル公式認定証のダウンロードが出願期間に間に合わない可能性があります。出願期間は都市環境学部が2026年5月28日〜6月3日、システムデザイン学部が2026年5月25日〜27日と5月中に設定されているため、遅くとも出願期間の1〜2か月前までにはスコアを確定させておくことが望ましいといえます。

入学考査料はいずれの学部も17,000円です。他大学の編入学試験では30,000円前後が一般的な水準であることを踏まえると、東京都立大学は比較的抑えられた金額設定になっています。出願書類には入学考査料の収納証明書を貼付する用紙もあるため、支払いの手続きもスコア提出書類の準備と並行して早めに済ませておくと安心です。

TOEICスコア以外に必要な出願書類

TOEIC・TOEFLのスコアシートは出願書類の一部にすぎません。出願書類一式をまとめて早めに準備しておくことで、スコア提出のタイミングになって他の書類が揃っていないという事態を避けられます。都市環境学部の出願書類は、志願票・写真票・机上票・受験票・成績証明書・調査書・入学考査料収納証明書貼付用台紙・受験票送付用封筒(郵便切手410円分を貼付)・連絡用宛名カード及び連絡先登録フォームで構成されています。

システムデザイン学部の出願書類は、志願票・写真票・受験票・入学考査料証明書添付用紙・連絡用宛名用紙・調査書・成績証明書・外部英語検定試験のスコアシート(原本及び写し)・返送用封筒2枚(インダストリアルアート学科の受験生のみ3枚)で構成され、航空宇宙システム工学科の志願者はこれに加えて材料力学・熱力学・流体力学に関するシラバスの写し3科目分の提出が必要です。書類に不備があると受理されないため、指定様式や記入方法を募集要項で細部まで確認しながら準備を進めましょう。

ここまでの内容を踏まえ、都市環境学部とシステムデザイン学部のTOEIC・TOEFL関連ルールを比較すると、次のように整理できます。

比較項目都市環境学部システムデザイン学部
提出できるスコアの種類TOEIC公開テスト・TOEIC IPテスト・TOEFL iBTの3種類から1種類TOEFL-iBT又はTOEIC L&Rのいずれか
自宅受験版の扱い不可と明記TOEFL Home Editionは不可と明記
デジタル公式認定証印刷したもの1部で提出可QRコード読み取り可能な状態で印刷し提出可
有効期限学力検査実施日から過去2年以内試験日から過去2年以内
入学考査料17,000円17,000円

表からも分かるとおり、基本的な考え方は両学部で共通していますが、提出できるスコアの種類や自宅受験版の扱いには細かな違いがあるため、志望する学部の募集要項を個別に確認することが欠かせません。

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必要なTOEICスコアの目安をどう考えるか

東京都立大学の公式募集要項には、都市環境学部・システムデザイン学部のいずれについても、TOEIC・TOEFLの足切りとなる最低スコアの記載はありません。出願資格として「◯点以上」という基準が明示されていないため、この点は正直に「未公表」として理解しておく必要があります。とはいえ基準が公表されていないからといって、スコアが低くても不利にならないわけではありません。総合判定である以上、英語スコアが低ければ他の項目でより高い評価を得る必要が生じます。

一般的な大学編入のTOEIC目安

東京都立大学固有の基準は公表されていませんが、大学編入全体の傾向としては、多くの大学で目安とされるTOEICスコアは600点前後、難関国公立大学や外国語系学部では700〜800点以上が一つの参考ラインとされています(参考: 大学編入にTOEICは何点必要?学部別の目安と対策)。東京都立大学のシステムデザイン学部や都市環境学部は理工系・実務系の学科が中心であるため、外国語系学部ほどの高得点は必須ではないものの、書類選考や総合判定で見劣りしない水準として600点前後を一つの目標に置くのは現実的な考え方です。

学科の専門性から逆算する考え方

インダストリアルアート学科のように英語スコアが第1次選考の合否に直結する学科では、専門科目の負担が比較的軽い分、英語スコアの比重が相対的に高くなります。一方で都市基盤環境学科や建築学科のように専門科目の配点が大きい学科では、英語スコアは総合判定の一要素という位置づけになります。志望する学科の選考方法を踏まえたうえで、専門科目・面接・英語のどこに時間を割くべきかを早めに見極めることが、限られた準備期間を有効に使うポイントです。

スコアには決まった合格ラインが存在しない以上、「これだけ取れば安心」という数字を鵜呑みにするのは避け、専門科目の完成度や志望理由の明確さと合わせて総合的な準備を進める姿勢が大切です。数字だけを追いかけるのではなく、専門科目・面接・書類の全体像の中でTOEICスコアがどの程度の重みを持つのかを見極めながら学習計画を立てましょう。

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スコアを伸ばすための再受験の考え方

TOEIC L&R公開テストは全国の主要都市で年に複数回実施されており、有効期限内であれば複数回受験して一番良いスコアを提出することも可能です。1回目のスコアが目標に届かなかった場合でも、出願期間までに次の受験機会が残っていれば再挑戦する余地があります。ただし申し込みから受験、結果発表までには一定の期間がかかるため、出願直前の一発勝負に頼るのではなく、余裕を持ったスケジュールで複数回の受験機会を確保しておくことをおすすめします。

会場によっては申し込み開始から早い段階で定員に達することもあるため、受験したい回の申し込み開始日をあらかじめ調べておくとスムーズです。専門科目対策や学校行事とスケジュールが重ならないよう、年間を通じて受験可能な回を早めにリストアップしておくと、直前になって受験機会を逃すという事態を避けやすくなります。

TOEICスコアを伸ばす学習法(パート別×スケジュール別)

TOEIC L&Rはリスニング100問・リーディング100問の合計200問で構成されており、パートごとに必要な対策が異なります。ここでは基本的な学習の進め方と、出願までの残り期間別の計画例を紹介します。

リスニング対策のポイント

リスニングパートは、会話やアナウンスの内容を正確に聞き取る力に加えて、設問を先読みして聞くべきポイントを絞る技術が得点に直結します。毎日15〜20分の音声学習を継続することがスコアの底上げに有効で、公式問題集の音声を使ったディクテーション(聞き取った内容を書き取る練習)やシャドーイング(音声を追いかけて発声する練習)を組み合わせると効果的です。単語や表現を耳だけで覚えるのではなく、スクリプトを目で確認しながら音声と結びつけていくと、聞き取れる語彙の幅が着実に広がっていきます。まとまった学習時間が取りにくい平日は通学時間などのすき間時間を音声学習にあて、休日にまとめて問題演習を行うといった使い分けも、継続のハードルを下げるうえで有効です。

リーディング対策のポイント

リーディングパートは時間配分が課題になりやすい部分です。特にPart7の長文読解は問題数が多く、最後まで解ききれずに終わってしまうケースが少なくありません。語彙・文法の基礎固めと並行して、模試形式で時間を計りながら解く練習を重ね、自分にとって時間がかかりやすい設問パターンを把握しておくことをおすすめします。文法問題(Part5・6)は比較的短時間で得点を安定させやすい分野なので、先に固めておくとPart7に充てられる時間を確保しやすくなります。専門科目の勉強で理系の英文に触れる機会がある場合は、その読解経験がTOEICの長文読解にもつながることがあるため、専門科目とTOEIC対策を完全に切り離さず、共通する部分は結びつけながら学習を進めるのも一つの工夫です。

出願までの期間別の学習計画

準備に使える期間によって、優先すべき学習内容は変わってきます。

  • 出願まで6か月以上ある場合: 語彙・文法の基礎固めから始め、公式問題集で出題形式に慣れながら模試を月1〜2回のペースで受け、スコアの推移を確認する
  • 出願まで3か月程度の場合: 弱点パートを絞り込み、間違えた問題の復習を重点的に行いながら、月2〜3回のペースで模試や公開テストを受験してスコアを更新する
  • 出願まで1か月程度の場合: 新しい範囲に手を広げるより、これまで解いた問題の総復習と時間配分の最終確認を優先し、直近のスコアが有効期限内かどうかも忘れずに確認する

専門科目対策や面接準備と並行して進める場合は、平日は専門科目、休日はTOEIC対策のようにあらかじめ時間帯を固定しておくと、両立の負担を減らしやすくなります。学習の記録をつけて、どのパートでどれだけ得点が伸びたかを可視化しておくと、残り期間の使い方を柔軟に調整しやすくなります。

教材選びの考え方

教材を何冊も並行して使うより、公式問題集を中心に据えて出題形式に慣れることを優先するのが基本です。単語帳は一般的な受験英語の単語帳ではなく、ビジネスシーンの語彙が中心のTOEIC頻出単語に絞った教材を使うと、限られた時間で得点に直結する語彙を効率よく増やせます。文法問題集は薄いものを1冊繰り返し解き、間違えた問題だけを繰り返し復習する方が、複数の教材に手を広げるより定着しやすい傾向があります。

専門科目の学習で工学系・理系の英語資料に触れる機会がある学科の場合は、TOEIC対策と専門科目の英語資料をあえて切り離さずに学習するのも一つの方法です。ただしTOEICは日常的なビジネスシーンを題材にした出題が中心であるため、専門用語だけに偏らず、TOEIC用の教材で頻出パターンに慣れる時間も一定量は確保しておく必要があります。

専門科目・面接との時間配分の目安

TOEIC対策に多くの時間を割きすぎると、専門科目や面接対策の準備期間が圧迫されてしまいます。1日の学習時間のうち一定の割合をTOEIC対策に固定し、残りを専門科目や面接準備に充てるように配分を決めておくと、どちらかに偏りすぎるのを防げます。特に出願期間が近づく5月以降は、スコアの確定と出願書類の準備を優先し、専門科目対策の総仕上げに時間を残せるよう逆算しておきましょう。

模試の活用法

公開テストを頻繁に受験するのは費用面・日程面で負担が大きいため、市販の模試や公式の模試形式問題集を活用してスコアの推移を確認するのも効果的です。模試は本番と同じ制限時間で通しで解くことを意識し、解き終わった後は間違えた問題の原因を「知識不足」「時間不足」「ケアレスミス」のいずれかに分類して復習すると、次の模試で同じ間違いを繰り返しにくくなります。模試の結果だけに一喜一憂せず、弱点分野の傾向をつかむための材料として活用しましょう。模試の点数を記録として残しておくと、専門科目対策に時間を割いていた期間でも英語力が落ちていないかを客観的に確認できます。

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面接・口頭試問と専門科目対策の両立

TOEIC対策に注力するあまり、専門科目や面接の準備が手薄になっては本末転倒です。学部・学科ごとの専門科目の特徴を踏まえて、バランスの取れた対策を組み立てましょう。TOEICのスコアが早期に固まった受験生ほど専門科目対策に多くの時間を回せるため、結果的に合格に近づきやすくなる傾向があります。

都市環境学部の専門科目対策

都市基盤環境学科は構造力学・水理学・土質土木材料学・土木計画学の4分野から出題され、建築学科は構造力学や建築材料学、建築計画学、建築史学など5分野から出題されます。環境応用化学科は化学、観光科学科は小論文が試験科目です。学科ごとに出題分野が明確に定められているため、過去問や在学中の授業内容と照らし合わせ、頻出分野から優先的に復習するのが効率的です。面接では口頭試問が含まれるため、専門用語を自分の言葉で説明できるように準備しておく必要があります。環境応用化学科の化学、観光科学科の小論文は、他の2学科とは科目の性質が大きく異なるため、志望学科が決まった段階で、自分の学科に必要な対策の方向性を早めに見極めておくことが重要です。

システムデザイン学部の専門科目対策

情報科学科・電気電子工学科・機械システム工学科・航空宇宙システム工学科は数学(理工系3学科はさらに物理)が学力試験の中心です。在学している高専・短大のカリキュラムと出題範囲にずれがないか早めに確認し、過去問演習を通じて出題傾向をつかんでおきましょう。インダストリアルアート学科は第2次選考で数学のみが課されるため、第1次選考(書類・英語スコア)を突破することがまず重要になります。試験日は情報科学科・インダストリアルアート学科が数学11時から12時、面接13時30分予定から、電気電子工学科・機械システム工学科・航空宇宙システム工学科は数学に続けて物理13時から14時、面接14時30分予定からという時間割です。物理が課される3学科は数学と物理をあわせて2科目分の準備が必要になるため、情報科学科やインダストリアルアート学科に比べて専門科目にかけられる総学習時間の配分をより慎重に計画しておく必要があります。

面接・口頭試問の準備

いずれの学部でも面接(口頭試問を含む)が選考に含まれています。志望理由や入学後の学習計画、専門分野への理解度を問われることが多いため、志望理由書の内容を口頭でも説明できるように練習しておくことが大切です。TOEIC対策と面接準備は取り組む時間帯を分けて、どちらも中断せずに継続できるスケジュールを組むとよいでしょう。想定質問への回答を紙に書き出すだけでなく、実際に声に出して話す練習を重ねておくと、本番での受け答えに落ち着いて臨みやすくなります。

面接練習は一人で行うよりも、学校の先生や編入学試験に詳しい第三者に聞き手になってもらい、質問に対する答え方や話す速度、内容の一貫性を客観的に確認してもらう方が改善点を見つけやすくなります。TOEICのスコアメイクと同様に、面接対策も出願直前にまとめて行うのではなく、専門科目対策と並行して数か月かけて少しずつ仕上げていくことをおすすめします。

過去問題の入手方法

都市環境学部の過去問題は、大学のウェブサイトから直接ダウンロードする形式ではなく、南大沢キャンパス9号館2階の都市環境学部教務係窓口での直接受領、または「編入学過去問題希望」と朱書きした封筒による郵送請求のいずれかで入手する方式が取られています。窓口の対応時間は平日9時から12時30分、13時30分から17時までとされているため、在学中に来校できるタイミングを見計らって早めに請求しておくと安心です。システムデザイン学部の過去問題の配布方法については、都市環境学部と同様の窓口・郵送方式である可能性はあるものの、公式サイト上で明確な確証は得られていないため、志望する場合は学務担当窓口へ直接問い合わせることをおすすめします。

過去問題は在学中の学校の図書室や、編入学の実績がある先輩を通じて入手できる場合もあります。複数の入手経路を並行して確認しておくことで、請求から到着までのタイムラグによって対策開始が遅れるリスクを減らせます。

併願戦略とスケジュール管理

東京都立大学の編入学試験は、出願できる学科が1つに限られており、都市環境学部とシステムデザイン学部を同時に併願することはできません。学内での併願ができない分、他大学の編入試験との併願を視野に入れたスケジュール管理が重要になります。

学内での併願制限

システムデザイン学部では、出願できる学科(機械システム工学科は1コース)は1つのみと明記されており、都市環境学部の学科間でも同様に1学科のみの出願となります。理学部化学科を含めて複数の学部・学科に興味がある場合は、専門科目や面接内容の違いを比較したうえで、どの学科を主軸にするか早めに絞り込む必要があります。志望校選びの段階で複数学科を天秤にかける時間を十分に確保しておくと、直前期になって方針を変更するリスクを減らせます。

学科を絞り込む際は、TOEICスコアの位置づけ(学力試験の代替か、書類選考の判定材料か)、専門科目の出題範囲、募集人員の3点を軸に比較すると判断しやすくなります。在学中の履修内容と専門科目の出題範囲が近い学科を選ぶことで、専門科目対策にかかる時間を抑え、その分をTOEIC対策や面接準備に振り向けることも可能です。

他大学のTOEIC利用編入との比較

TOEIC・TOEFLスコアを英語試験の代わりに利用する編入学試験は、東京都立大学に限らず全国の国公立大学で広がっています。出願時期や試験日は大学によって異なるため、併願を検討する場合はスコアの有効期限や出願書類の準備期間が重ならないか、早めにカレンダー上で確認しておきましょう。同じTOEICスコアを複数の大学の出願に使い回せる場合もあれば、大学ごとに指定される証明書の種類が異なる場合もあるため、志望校の募集要項を横並びで比較しておくと出願直前の混乱を防ぎやすくなります。

特に出願期間が近い大学同士を併願する場合、出願書類の準備が同時期に重なり作業量が一気に増える点に注意が必要です。調査書や成績証明書の発行を複数校分まとめて依頼できるよう、出身校への相談も早めに済ませておくと、出願直前のスケジュールに余裕を持たせやすくなります。

出願までの逆算スケジュール

都市環境学部・システムデザイン学部とも出願期間は2026年5月下旬に設定されており、試験日は7月上旬です。出願書類の準備には調査書や成績証明書の発行期間も考慮する必要があるため、遅くとも出願期間の2〜3か月前には出身校に書類発行を依頼しておくと安心です。TOEIC・TOEFLのスコアはこの出願準備と並行して確定させておく必要があるため、逆算すると出願年の年明けから春にかけてが対策の山場になります。

合格発表とその後の流れ

2027年度の合格発表は、都市環境学部・システムデザイン学部とも2026年7月31日(金)午前10時に予定されています。発表日時から7日間に限り大学のウェブサイトに掲載され、電話等による個別の照会には応じてもらえません。システムデザイン学部のインダストリアルアート学科のみ、第1次選考の合格発表が先行して2026年6月19日(金)に行われ、第1次選考の合格者だけが7月の学力試験・面接に進みます。合格後は郵送で入学手続書類が送付され、都市環境学部では2027年2月26日(金)までに手続書類を提出する必要があります。合否結果の確認方法や手続きの期限をあらかじめ把握しておくと、合格後の対応もスムーズに進められます。

合格発表から入学手続書類の提出期限までは半年以上の期間がありますが、住所変更があった場合は速やかに教務係へ届け出る必要がある点にも注意しておきましょう。合格通知書や入学手続書類は連絡用宛名カードに記載した住所宛てに郵送されるため、進学や引っ越しの予定がある場合は特に気をつけておく必要があります。

編入学を目指すうえでは、大学編入対策コース(大学編入対策コース)のように専門科目・英語・面接をまとめて相談できる環境を活用するのも一つの選択肢です。学科ごとの出題傾向を踏まえた対策を進めることで、限られた準備期間を効率よく使うことができます。

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よくある質問(FAQ)

東京都立大学の編入試験でTOEICは何点あれば安心ですか?

公式募集要項には最低スコアの基準は明記されていません。大学編入全体の目安として600点前後が一つの参考ラインとされていますが、専門科目や面接の内容も含めた総合判定である以上、スコアだけで合否が決まるわけではありません。志望学科の選考方法を踏まえ、他の対策とのバランスを見ながら現実的な目標を設定することをおすすめします。特にインダストリアルアート学科のように英語スコアが第1次選考を左右する学科を志望する場合は、他の学科より高めの目標スコアを設定しておくと安心感につながります。

TOEICとTOEFLはどちらを提出すべきですか?

どちらのスコアも提出可能ですが、都市環境学部では3種類の証明書のうちいずれか1種類、システムデザイン学部でもTOEFL-iBTかTOEIC L&Rのいずれかを選んで提出します。普段から受験し慣れている試験や、直近で高いスコアが出ている試験を選ぶのが基本的な考え方です。すでに他大学の出願用にTOEFLスコアを準備している場合は、そのスコアをそのまま活用できるかどうかも判断材料になります。一般的にTOEICは受験しやすい会場が多く、対策教材も豊富に揃っているため、初めて外部英語試験に挑戦する場合はTOEICから始める受験生が多い傾向にあります。

TOEICのスコアに提出期限や有効期限はありますか?

スコアの有効期限は、学力検査実施日から過去2年以内に受験したものとされています。出願書類の提出期限は都市環境学部が2026年6月3日、システムデザイン学部が2026年5月27日(いずれも2027年度・必着)ですので、公式認定証の発行・郵送にかかる時間を見込んで、早めに受験しておくことが大切です。なお、都市環境学部ではTOEIC L&R IPテスト(団体特別受験制度)のScore Reportも提出書類として認められていますが、システムデザイン学部の募集要項では団体受験用のTOEIC-IPテストは対象試験として認めないとされているため、学部によって扱いが異なる点にも注意してください。

東京都立大学の編入試験に足切り(足きり)スコアはありますか?

公式に公表されている最低スコアの基準はありません。ただし基準が非公表であることと、低いスコアが不利にならないことは同じではないため、可能な範囲で高いスコアを目指しておくのが安全な考え方です。

都市環境学部とシステムデザイン学部は併願できますか?

東京都立大学の編入学試験は出願できる学科が1つに限られているため、都市環境学部とシステムデザイン学部を同じ年度に併願することはできません。志望する分野を早めに絞り込み、専門科目対策の的を絞ることが重要です。

TOEICスコアが目標に届かない場合、出願を諦めるべきですか?

足切りスコアが公表されていない以上、目標に届かなかったからといって出願自体を諦める必要はありません。専門科目や面接、志望理由書の完成度を高めることで総合的な評価を補える可能性があります。出願直前まで受験機会がある場合は、有効期限内であれば再受験を検討してもよいでしょう。迷ったときは、志望学科の教務係へ相談できる範囲で状況を確認してみるのも一つの方法です。

TOEIC対策と専門科目対策はどちらを優先すべきですか?

志望学科の選考方法によって優先順位は変わります。インダストリアルアート学科のように英語スコアが第1次選考を左右する学科では英語対策の比重を高め、専門科目の配点が大きい学科では専門科目を優先しつつ英語対策を並行して進めるのが基本的な考え方です。迷った場合は、まず志望学科の選考方法を表で整理し、どの項目に時間を割くべきかを客観的に見極めることから始めましょう。

TOEIC対策にはどのくらいの準備期間が必要ですか?

現在のスコアと目標スコアの差によって必要な期間は変わりますが、出願期間が例年5月下旬〜6月上旬に設定されていることを踏まえると、遅くとも半年前の年明けごろから対策を始めておくと、専門科目や面接準備との両立がしやすくなります。すでに一定のスコアを持っている場合でも、有効期限内かどうかを早めに確認しておきましょう。TOEIC・TOEFLなどの外部英語検定試験のスコアを英語試験の代わりに利用する編入学試験は、東京都立大学に限らず全国の国公立大学で広く採用されているため、他大学との併願を考えている場合は出願時期が重ならないよう早めにスケジュールを組んでおくことをおすすめします。

まとめ|東京都立大学編入のTOEIC対策

東京都立大学の都市環境学部・システムデザイン学部の編入学試験では、英語はTOEIC又はTOEFLのスコア提出制となっており、当日の英語筆記試験はありません。最後に、本記事の要点を整理します。

  • 都市環境学部(都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科・観光科学科)、システムデザイン学部(情報科学科・電気電子工学科・機械システム工学科・航空宇宙システム工学科・インダストリアルアート学科)ともに英語はTOEIC/TOEFLスコア提出制
  • 提出できるスコアの種類は学部によって異なり、都市環境学部は3種類から1種類、システムデザイン学部はTOEFL-iBTかTOEIC L&Rのいずれか
  • 自宅受験版のスコアは認められておらず、有効期限は学力検査実施日から過去2年以内
  • 公式に足切りとなる最低スコアの明記はないが、一般的な大学編入の目安である600点前後を一つの参考ラインとするのが現実的
  • インダストリアルアート学科は英語スコアが第1次選考の合否に直結するなど、学科によって英語スコアの重みが異なる
  • 出願できる学科は1つのみで学内併願はできないため、志望分野を早めに絞り込むことが重要
  • 出願期間は5月下旬〜6月上旬、試験日は7月上旬と日程が短いため、スコア確定と書類準備は年明けから逆算して進める

TOEIC対策は専門科目対策や面接準備と並行して進める必要があり、限られた期間の中で優先順位をつけるのは簡単ではありません。募集要項の一次情報を正確に読み解いたうえで、独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。学科ごとの出題傾向や面接対策も含めて相談できる環境を整えることで、無理のないペースで準備を進めやすくなります。

東京都立大学の編入学試験は、都市環境学部・システムデザイン学部とも出願から試験までの期間が短く設定されているため、TOEIC・TOEFLのスコア準備は他の出願書類より先に着手しておくことが安心につながります。募集要項は年度ごとに更新される可能性があるため、出願を検討する段階になったら、必ず最新の公式情報を確認したうえで準備を進めてください。

TOEICスコアの準備、専門科目の対策、面接練習、出願書類の収集という4つの準備を同時並行で進めるのは決して簡単ではありませんが、それぞれの締め切りから逆算したスケジュールを早い段階で組んでおくことで、直前期に慌てる事態を避けられます。この記事で整理した公式情報を土台に、自分の志望学科に合わせた準備計画を立てていきましょう。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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