無料相談会受付中!

東京都立大学都市環境学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

東京都立大学都市環境学部の編入試験を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

東京都立大学都市環境学部の編入学試験は、高等専門学校または短期大学で工学系課程等を修めた学生を対象に、都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科・観光科学科の4学科で3年次編入生を若干名募集する試験です。出願資格は高専・短大の工学系課程卒業(見込)者に限られ、大学在学者や学士取得者はこの編入学試験の対象になりません。選考は学力検査(専門科目・小論文)、TOEIC・TOEFLスコアによる英語評価、面接、成績証明書・調査書の総合判定で行われ、学科ごとに出題科目も配点も大きく異なります。本記事では、2027年度(2026年7月実施)の公式募集要項と、都市環境学部が公開している試験科目変更予告・教育情報公表データをもとに、出願資格、試験科目と配点、日程、直近の倍率、学科別の対策、過去問の入手方法までを整理します。大学名や学部名の知名度だけで準備範囲を決めず、学科ごとの一次情報を確認したうえで計画を立ててください。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)
目次

東京都立大学都市環境学部の編入学試験とは

東京都立大学都市環境学部は、都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科・観光科学科・地理環境学科の5学科で構成されていますが、3年次編入学試験の募集対象は地理環境学科を除く4学科です。2027年度編入学学生募集要項の募集人員表にも、地理環境学科は掲載されていません。志望する学科によって出題科目・配点・選考の重さが異なるため、まず志望学科を確定させることが対策の出発点になります

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

都市環境学部が公表しているアドミッション・ポリシーでは、学部全体として「十分な学力と熱意を持ち、主体的に学修する人」「広い視野と国際性を備えた都市社会のリーダーを目指す人」「工学・自然科学・人文社会科学を融合した総合的アプローチで都市環境問題を解決する意欲を持つ人」の3点を求める学生像として掲げています。編入学試験の面接では、専門知識に加えてこの方針との一貫性も見られると考えられます。

学科ごとの特色も公式サイトの紹介文から確認できます。都市基盤環境学科は「自然や環境と共生し、安全で豊かな社会基盤を創造する市民のための工学」、建築学科は「安全・快適な都市環境の実現・改善に、建築学と都市的視点からアプローチ」、環境応用化学科は「多様な化学を応用し、工学的アプローチにより、SDGsに関連した教育と研究」と紹介されています。この一言紹介とアドミッション・ポリシーは志望理由の骨格作りに使えます。土木・環境系の知識を活かしたいのか、建築・意匠系に関心があるのか、化学の応用分野を突き詰めたいのか、観光・地域政策の視点を持ちたいのかによって、選ぶべき学科もその後の対策範囲もまったく異なります。

学科公式サイトの一言紹介
都市基盤環境学科自然や環境と共生し、安全で豊かな社会基盤を創造する市民のための工学
建築学科安全・快適な都市環境の実現・改善に、建築学と都市的視点からアプローチ
環境応用化学科多様な化学を応用し、工学的アプローチにより、SDGsに関連した教育と研究
観光科学科地域環境・文化の保全と地域の魅力創造を研究

学科ごとに求められる学生像

アドミッション・ポリシーは学科単位でも公表されています。都市基盤環境学科は十分な基礎学力、社会・自然とのつながりを論理的に考察できる力、地域・国際社会で活躍する意欲、困難な問題へのチャレンジ精神を求めています。建築学科は総合的な基礎学力に加え、造形・空間デザイン表現への意欲や、論理を構築し適切に表現できる力を重視しています。環境応用化学科は環境・エネルギー問題を化学の力で解決したい意欲、新材料・新デバイス開発への関心、好奇心と主体性を挙げ、観光科学科は地域資源の保全・活用や観光地経営への関心、調査から計画・実践までの技術を社会に活かす意欲を求めています。面接や志望理由の説明は、この学科別ポリシーの言葉と自分の経験を結びつけると説得力が増します

編入学試験と学士入学試験の違い

都市環境学部には、高専・短大生を対象とする編入学試験のほかに、大学卒業者(見込含む)を対象とする学士入学試験が別途実施されています。東京都立大学が公表している2024年度の教育情報によれば、学士入学試験では地理環境学科の志願者が1名確認できる一方、都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科では志願者がいない年度もありました。編入学試験と学士入学試験は出願資格も選考日程も別枠であるため、大学在学者・卒業者は学士入学試験の募集要項を別途確認する必要があります。本記事は、高専・短大生を対象とする編入学試験のみを扱います。

「若干名」募集と2年制の編入という制度の意味

都市環境学部の編入学試験は、4学科すべてで募集人員が「若干名」と定められており、学年ごとの定員のように固定された数字は公表されていません。合格者数は年度ごとの志願者の質・人数で変動する仕組みのため、前年に合格者が多かった学科でも翌年は少数にとどまることがあります。編入年次は3年次で、一般学生の修業年限4年に対し、編入学生の在学期間は2年以上4年以内と定められています。多くの編入生は標準の2年間で卒業を目指しますが、高専・短大での既修得単位の認定状況によって在学期間が変わる場合があることが、この「2年以上4年以内」という幅のある規定に表れています。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

募集人員・出願資格【2027年度版】

2027年度(2026年7月実施)の東京都立大学都市環境学部編入学学生募集要項によると、募集人員は4学科ともに「若干名」です。具体的な人数の上限は公表されておらず、年度によって合格者数も変動します。「若干名」という表記だけで難易度を判断せず、後述する倍率データと合わせて準備量を見積もる必要があります。

学部学科募集人員
都市環境学部都市基盤環境学科若干名
都市環境学部建築学科若干名
都市環境学部環境応用化学科若干名
都市環境学部観光科学科若干名

出願資格

出願資格は次の(1)(2)のいずれかに該当する者と定められています。(1)高等専門学校において工学系課程等を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者。(2)短期大学において工学系課程等を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者。4年制大学の在学者や卒業者はこの出願資格に含まれず、大学からの都市環境学部志望は別枠の学士入学試験で検討することになります。編入年次は3年次で、編入学生の在学期間は2年以上4年を超えることができません(一般学生の修業年限は4年です)。高専・短大で修得した既修得単位は、東京都立大学の規定により認定されます。

出願資格を自己判断だけで済ませるのは避けてください。「工学系課程等」に該当するかどうかは学科名だけで判断できない場合があり、高専・短大の課程名と都市環境学部が想定する工学系課程の対応関係に迷ったときは、出願前に都市環境学部教務係へ問い合わせて確認しておくと安心です。卒業見込みで出願する場合も、2027年3月までに卒業できる見込みであることが条件となっており、留年や単位不足の可能性がある場合は早めに在籍校の進級要件を確認しておく必要があります。

出願書類と入学考査料

出願にあたっては、志願票、写真票、机上票、受験票、成績証明書(在学または出身校長作成・厳封)、調査書(本学所定様式・厳封)、入学考査料収納証明書、受験票送付用封筒(長形3号・切手410円分)、連絡用宛名カード及び連絡先登録フォームを取りそろえる必要があります。成績証明書と調査書はどちらも厳封が条件で、発行に日数がかかる書類のため早めに依頼しておくと安心です。

入学考査料は17,000円で、2026年5月14日(木)から6月3日(水)までの間にE-支払サイトを通じて納付し、収納証明書を所定の台紙に貼付して提出します。出願書類一式は角2サイズの封筒に入れ、必ず「簡易書留・速達」で郵送し、2026年6月3日(水)必着となっています。出願手続、選考及び入学手続に関する問い合わせは、東京都立大学管理部理系学務課都市環境学部教務係(電話042-677-1111内線4026、Eメールadmission-fues@jmj.tmu.ac.jp)が窓口です。入学考査料の支払いは、E-支払サイトへの事前申込のうえ、コンビニエンスストア、ペイジー対応のATM、ネットバンキング、クレジットカード、銀聯ネット決済のいずれかで行います。日本国外からの支払いはクレジットカードか銀聯ネット決済に限られ、振込手数料は出願者負担です。東日本大震災、令和2年7月豪雨、令和6年能登半島地震により被災した場合は入学考査料を全額免除する制度があり、該当する場合は振込み前に教務係へ相談するよう案内されています。

書類注意点
成績証明書在学または出身の学校長が作成し、厳封したもの
調査書本学所定の様式で学校長が作成し、厳封したもの
TOEIC・TOEFLスコア自宅受験版は不可。学力検査実施日から過去2年以内に受験したもの
入学考査料収納証明書17,000円をE-支払サイトで納付し、証明書を所定台紙に貼付
受験票送付用封筒長形3号サイズ、410円分の切手(速達込み)を貼付
連絡用宛名カード合格通知書等の送付先。QRコードまたはURLからの連絡先登録も必要

連絡用宛名カードは手書きの記載だけでなく、同封のQRコードまたはURLからメールアドレスと電話番号を登録し、登録完了のチェック欄にチェックを入れて提出する仕組みになっています。これは手書き書類の読み間違いを防ぐための措置で、出願後に住所変更があった場合は速やかに教務係へ届け出るとともに、郵便局で転送手続きを行うよう案内されています。提出した出願書類は、本学からの指示による場合を除いて修正・差替えができません。記入ミスや証明書の不備は出願前に必ず見直しておく必要があります。出願を受理した後は、外部英語試験のスコア原本を除き、提出書類も入学考査料も返還されません。入学考査料を納付したものの出願しなかった場合や、誤って二重に振り込んだ場合は、返還を申請できる制度があるため、該当する場合は大学ウェブサイトの案内に沿って手続きしてください。合格後の入学料・授業料についても、高等教育の修学支援新制度や東京都立大学独自の授業料減免制度、東京都の子育て世帯に向けた授業料実質無償化の対象になる場合があります。これらの減免は申請しなければ対象になりませんので、合格後は学生課の案内を早めに確認しておく必要があります。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

試験科目と配点

選考方法は、学力検査、面接(口頭試問を含む)、成績証明書及び調査書の総合判定によります。学力検査の科目は学科によって大きく異なり、英語は共通科目として出願時に提出したTOEIC又はTOEFLのスコアを利用します。2026年7月3日(金)に実施される試験の科目構成は、学科ごとに次のとおりです。

「面接(口頭試問を含む)」という表現は募集要項の選考方法欄に学部共通の記載として登場しており、口頭試問は環境応用化学科だけの仕組みではありません。環境応用化学科は募集要項の別紙で「化学についての試問を行います」と対象分野が明示されている点が特徴的ですが、都市基盤環境学科・建築学科・観光科学科の面接でも、専門科目や小論文の答案内容について口頭で問われる可能性は当然あると考えておくべきです。

学科科目時間等
都市基盤環境学科専門科目10:30〜12:30
都市基盤環境学科面接14:00〜
建築学科専門科目10:30〜12:30
建築学科面接14:00〜
環境応用化学科面接(化学の口頭試問を含む)14:00〜
観光科学科小論文10:30〜12:00
観光科学科面接14:00〜
共通英語(出願時提出のTOEIC・TOEFLスコアを利用)

選考は学力検査の得点だけで機械的に決まるわけではなく、面接・成績証明書・調査書を含めた総合判定と募集要項に明記されています。専門科目や小論文で高得点を狙うことに加えて、調査書に記載される在学中の成績や、面接での受け答えも合否に関わる要素として準備しておく必要があります。

4学科の専門知識の評価方法を並べると、都市基盤環境学科・建築学科は筆記の専門科目で、環境応用化学科は面接内の口頭試問で、観光科学科は小論文で、それぞれ専門性を評価する形になっています。同じ都市環境学部でも学科によって評価の型がまったく違うため、他学科向けの対策法をそのまま流用しても効果が薄い点に注意してください。

学科専門知識の評価方法面接
都市基盤環境学科専門科目(筆記、4分野から各1題)あり
建築学科専門科目(筆記、5分野から各1題)あり
環境応用化学科面接内の口頭試問(化学)あり(配点300点/400点)
観光科学科小論文(90分)あり

都市基盤環境学科・建築学科の専門科目の出題範囲

都市基盤環境学科の専門科目は、「構造力学」「水理学」「土質・土木材料学」「土木計画学」の4分野から各1題、計4題が出題されます。建築学科の専門科目は、「構造力学・建築構造学」「建築材料学・建築構法・生産学」「建築環境学・建築環境システム」「建築計画学・都市計画学」「建築史学・建築意匠・設計学」の5分野から各1題、計5題が出題されます。どちらの学科も分野ごとに1題ずつ出るという出題構成である以上、苦手分野を残すとその分野の配点をまるごと失うリスクがあります。募集要項には各分野の配点比率までは記載されていません。

環境応用化学科は2027年度から科目が変わる

環境応用化学科は、2026年1月26日付の予告により、2027年度(2026年7月実施)の入学試験科目が変更されています。2025年度実施分までは英語100点・化学100点・面接(試問含む)200点の計400点でしたが、2027年度は化学の筆記試験がなくなり、英語100点・面接(口頭試問含む)300点の計400点に変わりました。化学の知識は筆記答案ではなく面接内の口頭試問で問われる形式になったということです。

年度科目と配点
2025年度実施済(参考)英語100点、化学100点、面接(試問含む)200点、計400点
2027年度(2026年7月実施予定)英語100点、面接(口頭試問含む)300点、計400点
無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

観光科学科の小論文

観光科学科は、専門科目の筆記試験ではなく小論文が課されます。試験時間は10:30から12:00までの90分です。小論文の出題テーマや字数は募集要項に明記されていないため、過去問題を取り寄せて形式を確認することが対策の前提になります。観光科学科のアドミッション・ポリシーでは、地域資源の保全・活用や観光地経営への関心、人との共生・交流を通じて観光を学ぶ意欲が求められる学生像として示されており、小論文でもこうした問題意識との接続が意識されると考えられます。

英語(TOEIC・TOEFLスコア)の扱い

4学科共通で、英語は独自の筆記試験ではなく、出願時に提出したTOEIC Listening & Reading公開テストのOfficial Score Certificate、TOEIC Listening & Reading IPテスト(団体特別受験制度)のScore Report、TOEFL iBTのTest Taker Score Reportのいずれかを利用します。自宅受験版のスコアは提出できず、学力検査実施日(2026年7月3日)から過去2年以内に受験したものに限られます。原本1部とコピー1部の提出が必要で、TOEFLの場合は合格後に東京都立大学のコード番号「7169」でOfficial Score Reportが大学に届くよう手続きする必要があります。配点は環境応用化学科以外は公表されていませんが、出願時点でスコアが固定される以上、専門科目や小論文の対策と並行して早い時期に確定させておく必要があります。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

出願・試験日程スケジュール(2027年度)

2027年度都市環境学部編入学試験のスケジュールは次のとおりです。年度が変わると日程も変更されるため、出願前には必ず最新の募集要項を確認してください。

項目期日
入学考査料支払期間2026年5月14日(木)〜6月3日(水)
受験上の配慮申請期限2026年5月11日(月)17時まで
出願期間2026年5月28日(木)〜6月3日(水)必着
学力検査・面接実施日2026年7月3日(金)
合格発表2026年7月31日(金)午前10時
合格通知書が届かない場合の連絡期限2026年8月5日(水)まで
入学手続期日2027年2月26日(金)書類必着

出願期間はわずか1週間弱と短く設定されており、書類の厳封や証明書の発行、TOEIC・TOEFLスコアの提出準備を出願期間中に一から始めるのは現実的ではありません。試験会場は当日、南大沢キャンパス11号館前に掲示され、学力検査は12号館、面接は9号館で実施される予定です(いずれも予定であり、変更される可能性があります)。合格発表は大学ウェブサイトに7日間限定で掲載され、電話等による照会には応じないと明記されています。

受験上の配慮申請とその他の注意点

障がい等により受験上及び修学上の配慮を希望する場合は、必ずEメール(admission-fues@jmj.tmu.ac.jp)で都市環境学部教務係に相談し、2026年5月11日(月)17時までに申出書を提出する必要があります。この期限までに相談や申出書の提出がなかった場合、希望に沿えないこともあると募集要項に明記されています。入学許可を受けた者が出願資格を失った場合や、受験中・出願手続に不正があったと認められた場合は、入学許可を取り消すと定められています。証明書の厳封や記載内容は正確に準備する必要があります。

試験当日の持ち物・遅刻・受験失格の扱い

試験会場は京王相模原線の南大沢駅から徒歩15分の南大沢キャンパスで、当日は11号館前に会場が掲示されます。試験開始30分前までに会場へ入室することとされ、試験開始後30分以内の遅刻であれば受験が認められます。試験中に机の上に置けるのは、受験票、黒鉛筆(シャープペンシルも可)、消しゴム、鉛筆削り、時計機能だけの時計に限られ、辞書や参考資料の扱いは科目ごとに異なる可能性があるため、不明な点は事前に確認しておく必要があります。1科目でも受験しなかった場合や不正行為が認められた場合は受験失格となると明記されています。昼食は各自で用意する必要があります。

合格発表後の入学手続の流れ

合格発表(2026年7月31日)から入学までの間にも、忘れてはならない手続きがあります。合格者には2027年2月中旬までに入学手続に必要な書類が郵送され、2027年2月26日(金)書類必着で郵送により手続きを行う必要があります。募集要項には、この入学手続を怠ると入学を許可しないと明記されており、合格したことに安心して手続きを忘れることのないよう、合格発表後もスケジュールを追い続ける必要があります。連絡用宛名カードに記載した住所に転居等の変更があった場合や、2026年8月5日(水)までに合格通知書が届かない場合は、速やかに教務係へ連絡することが求められています。

高専・短大生が今から準備するロードマップ

出願期間の短さを踏まえると、直前に準備を始めるのではなく、在籍校での学年進行に合わせて長期のロードマップを組む方が安全です。

時期取り組むこと
出願の1年前ごろ都市環境学部の学科構成、募集要項、過去問の請求方法を確認し、志望学科を確定する
出願の9〜10か月前TOEIC・TOEFLの受験を開始し、専門科目(構造力学・水理学等または建築5分野)の既習範囲を洗い出す
出願の6か月前過去問題を教務係窓口または郵送で取り寄せ、出題形式・頻出分野を分析する
出願の3か月前TOEIC・TOEFLスコアを確定させ、専門科目の答案練習と面接想定問答を並行して進める
出願直前(5月中旬〜6月上旬)入学考査料の支払い、証明書の厳封依頼、簡易書留・速達での郵送手配を進める
無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)
\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

倍率・難易度

東京都立大学は「教育情報の公表」ページで、編入学試験の学科別志願者数・受験者数・合格者数・入学手続者数を公表しています。最新の公表分は2024年度のデータで、2025年度・2026年度分は本記事執筆時点(2026年7月)でまだ掲載されていません。数値は次のとおりです。

学科募集人員志願者受験者合格者入学手続者
都市基盤環境学科若干名13842
建築学科若干名181843
環境応用化学科若干名13984
観光科学科若干名6633
小計若干名50411912

この数値から倍率を計算すると、志願者数を合格者数で割った倍率は、都市基盤環境学科が約3.3倍、建築学科が約4.5倍、環境応用化学科が約1.6倍、観光科学科が約2.0倍、学部全体では約2.6倍でした。受験者数を合格者数で割った実質倍率で見ると、都市基盤環境学科は約2.0倍、建築学科は約4.5倍、環境応用化学科は約1.1倍、観光科学科は約2.0倍、学部全体では約2.2倍となります。建築学科は志願者数と受験者数がほぼ一致しており、出願した人のほとんどが実際に受験まで進んだうえで、4学科の中では倍率が最も高くなっています。

環境応用化学科は志願者13名に対して合格者8名と、他学科に比べて合格者の割合が高いことが2024年度のデータからは読み取れます。ただし倍率は年度や志望者の顔ぶれで変動するため、1年分のデータだけで「入りやすい学科」と判断するのは危険です。募集人員が「若干名」である以上、年度によって合格者がゼロに近い人数にとどまることも起こり得ます。難易度は倍率の数字だけでなく出題範囲の広さや面接の比重も合わせて確認してください。参考までに、同じ都市環境学部の学士入学試験では、2024年度は都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科の志願者がいずれもゼロで、地理環境学科のみ志願者1名(合格者0名)という結果でした。編入学試験と学士入学試験では、募集の実態そのものが大きく異なります。

公表されている数値は学科単位の集計であり、高専出身者と短大出身者それぞれの内訳や、出身校ごとの合格率は公表されていません。理系の専門科目を課す都市基盤環境学科・建築学科は高専出身者が中心になりやすいと考えられますが、これはあくまで出願資格の構造から推測できる範囲の話であり、公式に比率が示されているわけではない点に注意してください。倍率を見て志望学科を変える場合も、専門科目の出題分野(4分野か5分野か)や英語のスコア提出という条件は変わらないため、倍率だけでなく自分の既習範囲との相性も合わせて判断することをおすすめします。

2024年度のデータでは、都市環境学部全体の入学手続者は12名でした。合格者19名に対して入学手続者が12名にとどまっていることから、合格しても他大学への進学や進路変更で入学手続を行わない受験生が一定数いることがうかがえます。これは複数校を併願する受験生が多いことの裏返しでもあり、都市環境学部を第一志望とする場合でも、合格発表から入学手続期日までの間に他の選考結果を待ってから最終判断する受験生が一定数存在すると考えられます。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

科目別対策

都市環境学部の編入学試験は学科ごとに出題科目が異なるため、対策も学科単位で組み立てる必要があります。

都市基盤環境学科:構造力学・水理学・土質土木材料学・土木計画学

都市基盤環境学科の専門科目は、構造力学・水理学・土質・土木材料学・土木計画学の4分野から各1題、計4題という構成です。1分野につき大問1題という出題形式である以上、苦手分野を後回しにすると、その分野の1題を丸ごと落とすリスクに直結します。高専の土木系・環境都市工学系課程であれば、構造力学と水理学は多くの学校で必修科目として学ぶ内容と重なりますが、土木計画学は選択科目になっている学校もあるため、自分の履修状況を早い段階で棚卸ししておく必要があります。過去問を取り寄せたうえで分野ごとの出題頻度を年度ごとに記録し、手薄な分野から優先的に基礎計算問題を解き直す進め方が効率的です。試験時間は2時間で4題であることから、1題あたりにかけられる時間はおよそ30分が目安になります。計算過程を省略せず、途中式を含めて時間内に書き切る練習を、実際の時間配分で繰り返しておく必要があります。

建築学科:5分野から各1題、計5題への対応

建築学科の専門科目は、構造力学・建築構造学、建築材料学・建築構法・生産学、建築環境学・建築環境システム、建築計画学・都市計画学、建築史学・建築意匠・設計学という5分野から各1題、計5題が出題されます。性質の異なる5分野を同じ2時間でカバーする必要があるため、分野ごとに答案作成にかけられる時間はおよそ24分程度が目安になります。高専の建築系学科では設計製図や意匠系の演習に比重が置かれている学校もあれば、構造・環境系の座学が手厚い学校もあり、出身校のカリキュラムによって得意不得意の偏りが出やすい科目です。建築史学・建築意匠・設計学のように暗記した年代や様式を説明する分野は、構造力学のような計算問題とは異なる対策(用語の定義・代表事例・時代背景を短時間で説明する練習)が必要になります。

環境応用化学科:化学の筆記がなくなり、面接内の口頭試問が重くなった

2027年度の環境応用化学科は、英語100点・面接(口頭試問含む)300点という配点で、面接の比重が科目全体の4分の3を占めます。2025年度実施分にあった化学100点の筆記試験がなくなったことが最大の変化です。面接では「化学についての試問を行います」と募集要項に明記されているため、無機化学・有機化学・物理化学の基礎用語を、その場で口頭で定義・説明できるように練習しておく必要があります。書いて覚えるだけでなく声に出して説明する練習が対策の核になります。2025年度実施分の化学の筆記試験では100点分の出題があったことをふまえると、その範囲に相当する基礎知識自体は、口頭試問に切り替わった後も土台として必要になると考えるのが自然です。筆記対策として使っていた問題集の用語や反応式を、質問形式に言い換えて自分で説明する練習に転用すると効率的です。

観光科学科:小論文の型を作る

観光科学科の小論文は90分の試験で、出題テーマは募集要項に明記されていません。過去問を取り寄せて出題形式を確認しない限り対策の方向性そのものが定まらない科目です。地域資源の保全・活用、観光地経営、まちづくりと観光の関係といったテーマについて、資料や統計を根拠に意見を述べる練習が有効です。結論、根拠、具体例、反対意見への言及、結論の再確認という順序で答案を組み立てる練習を、時間を計って繰り返しておくと初見のテーマにも対応しやすくなります。試験時間が90分と限られているため、構想メモに使う時間、下書きの時間、清書の時間をあらかじめ配分し、時間切れで結論を書けないという事態を避ける練習も欠かせません。

高専・短大生に共通する準備の考え方

4学科に共通するのは、専門科目・小論文・面接のいずれも、在籍校で学んだ内容をそのまま答案にできるとは限らないという点です。高専・短大のカリキュラムと大学の専門科目の範囲には差があるため、過去問や募集要項の科目名を見て「習った覚えがある」で終わらせず、実際にその範囲の問題を解いてみて、答案として仕上げられるかどうかを早い段階で確認しておく必要があります。専門科目の対策、TOEIC・TOEFLのスコアづくり、面接準備は並行して進む作業のため、1つの対策だけに偏らないよう学習計画に落とし込んでおくことが重要です

学科別に見る、対策の優先順位の違い

4学科の対策を並べると、力を入れるべき領域の違いがはっきりします。

学科最優先で対策すべき領域
都市基盤環境学科専門科目4分野の基礎計算(構造力学・水理学・土質土木材料学・土木計画学)
建築学科専門科目5分野の時間配分(構造・材料・環境・計画・史学意匠)
環境応用化学科化学の口頭説明力と面接での受け答え(配点の4分の3が面接)
観光科学科90分で結論から書き切る小論文の型づくり

共通して優先度が高いのはTOEIC・TOEFLのスコア確保で、これは出願時点で結果が固まっている必要があるため、専門科目や小論文よりも早いタイミングで着手すべき項目です。

専門科目・小論文の答案作成の基本

都市基盤環境学科・建築学科の専門科目や観光科学科の小論文に共通して言えるのは、知識量だけでなく、問いに対してどの順番で答えるかが評価に影響するという点です。結論を先に示し、次に定義・根拠・具体例、最後にまとめという順序で答案を組み立てると、採点者が短時間で論旨を追いやすくなります。専門科目の計算問題であっても、答えの数値だけでなく、どの式をどの順序で使ったかという過程を示すことが、部分点を確保するうえで重要です。過去問演習では、時間内に解けたかどうかだけでなく、どの知識が不足していたのか、どの答案構成が使えるのかを記録しておくと、直前期の見直しがしやすくなります。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

共通:TOEIC・TOEFLスコアづくりの逆算

英語は4学科共通でTOEIC・TOEFLスコアの提出制のため、専門科目や小論文とは別のタイムラインで準備する必要があります。学力検査実施日から過去2年以内という有効期限があるため、極端に早く受験しすぎるとスコアが無効になる点にも注意してください。自宅受験版のスコアは提出できないため、TOEIC L&R公開テストやTOEFL iBTなど会場受験の日程を早めに確保しておく必要があります。目標スコアの明確な公表基準はありませんが、専門科目・小論文の準備時間を確保するためにも、出願期間(2026年5月28日〜6月3日)より十分前にスコアを固めておくことが現実的な進め方です。TOEICは公開テストのほか団体特別受験制度(IPテスト)のスコアも提出できるため、在籍校でIPテストが実施される場合は、その日程も合わせてスケジュールに組み込んでおくと選択肢が広がります。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

面接・志望理由書・過去問分析

都市環境学部の編入学試験は、専門科目や小論文に加えて、全学科で面接(口頭試問を含む)が課されます。面接は成績証明書・調査書と並ぶ総合判定の一部であり、学力検査の点数だけで合否が決まるわけではありません。

過去問の入手方法(ネット公開なし)

都市環境学部の編入学試験の過去問題は、公式サイト上にPDFとして公開されているわけではありません。窓口での直接受領か郵送での請求のいずれかでのみ入手できます。窓口は南大沢キャンパス9号館2階の都市環境学部教務係で、対応時間は平日9時から12時30分、13時30分から17時までです(祝日を除く)。郵送を希望する場合は、「編入学過去問題希望」と朱書きした封筒に、編入学試験過去問題郵送請求票と、返送先を明記し切手を貼った角2封筒(普通郵便320円、速達620円)を同封して教務係へ送付します。2024年1月から過去問題の取扱いが変わっており、都市基盤環境学科・建築学科・観光科学科は配布可能(著作権の関係で一部非公開の場合あり)ですが、環境応用化学科は著作権の関係で配布ができず、教務係窓口での閲覧のみとなっています。環境応用化学科志望者は過去問を手元に持ち帰れないため、窓口の閲覧時間内にどの範囲をどう記録するか、事前に計画しておく必要があります。郵送請求は到着までに日数がかかることを見込み、直前ではなく出願の半年前を目安に動き始めると安全です。著作権の関係で一部の問題が非公開になる場合があるため、取り寄せた過去問だけで出題範囲のすべてが網羅されるとは限らない点も理解したうえで、募集要項の科目名から抜け漏れがないか照らし合わせておく必要があります。

過去問が手元にない前提での出題予測

過去問を請求する前の段階でも、募集要項に明記された出題範囲から準備の方向性はある程度絞り込めます。断定はできませんが、募集要項の科目構成から読み取れる範囲で整理すると、都市基盤環境学科は構造力学・水理学・土質土木材料学・土木計画学の4分野が「必ず出る」科目として明記されているため、この4分野の基礎計算問題を優先すべきです。建築学科は5分野からの出題が明記されているため、5分野すべてに一定の対策時間を配分する必要があります。環境応用化学科は「化学についての試問を行う」という一文以上の情報がなく、観光科学科の小論文も出題テーマの明記がないため、アドミッション・ポリシーに掲げられたキーワードから出題領域を推測するにとどまります。

出題予測はあくまで募集要項という公式文書の範囲内での推測であり、実際の設問の難易度や文章量までは公表情報から特定できません。過去問を取り寄せたあとは、この出題予測と実際の過去問を突き合わせ、どこまで的中していたか、逆にどの分野が予測から漏れていたかを確認する作業が、次の過去問演習の精度を上げることにつながります。

面接・口頭試問で聞かれやすい質問

面接では、志望理由、これまでの学習歴、専門科目や小論文の答案内容、入学後に学びたい内容、卒業後の進路について問われることが一般的です。都市環境学部の場合、次のような質問を想定して準備しておくと安心です。回答を丸暗記するのではなく、問題意識、学習歴、志望学科との接続、入学後の計画、将来像という軸で、どの質問にも一貫して答えられる状態を目指してください。

  • なぜ都市環境学部の、この学科を志望するのか
  • 高専・短大でこれまで何を学び、どの科目が得意だったか
  • 専門科目(または小論文)の解答で、時間内にどこまで書けたか
  • 環境応用化学科の場合、化学のどの分野に関心があり、口頭でどう説明できるか
  • 編入後に履修したい科目、参加したい研究室・ゼミは何か
  • TOEIC・TOEFLのスコアはどのように準備したか
  • 卒業後にどのような分野で専門性を活かしたいか

環境応用化学科は面接自体に化学の口頭試問が含まれるため、一般的な志望理由の受け答えに加えて、専門用語をその場で定義し具体例を挙げる練習が他学科以上に重要になります。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

調査書に含まれる項目も選考材料になる

選考方法に「成績証明書及び調査書の総合判定」と明記されている以上、調査書の中身も軽視できません。都市環境学部が指定する調査書の様式には、学年ごとの成績順位、英語資格・留学経験の記入欄、人物評価の記述欄が設けられています。英語資格・留学経験の欄には、英検やTOEICのスコア、短期留学の経験などを学校側が記入する形式になっており、出願者自身が直接書く書類ではないものの、在籍校の先生に早めに作成を依頼し、記載内容に漏れがないか確認しておく必要があります。卒業見込みで出願する場合、最終学年の順位記載は不要とされていますが、それ以外の学年の順位は選考材料に含まれる可能性があるため、日頃の成績も編入学試験の準備の一部と考えておくべきです。

志望理由書は必須提出書類ではない

2027年度都市環境学部編入学学生募集要項の出願書類一覧には、志望理由書は含まれていません。提出書類として指定されていない以上、公式な様式や字数のルールは存在しませんが、面接で志望理由や学習計画を口頭で説明する場面は必ずあります。書面での提出がない分、面接での説明が唯一の評価機会になるため、事前に問題意識・学習歴・志望学科の特徴・入学後の計画・将来像を一度文章にまとめ、1分要約と3分詳述の両方を話せるように準備しておくことをおすすめします。

項目整理しておく内容
問題意識高専・短大でどのような課題や関心を持ったか
学習歴履修科目、実験・演習、卒業研究、資格・スコア取得の経緯
志望学科との接続アドミッション・ポリシーや学科の特色とどうつながるか
入学後の計画履修したい科目、参加したい研究室・演習
将来像卒業後にどの分野で専門性を活かしたいか

この5項目を箇条書きで書き出してから文章化すると、面接で深掘りされたときにも一貫した回答をしやすくなります。抽象的な熱意だけを述べるのではなく、学習歴と志望学科の特徴を具体的な言葉でつなげることを意識してください。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

併願戦略と関連情報

都市環境学部の編入学試験は2026年7月3日という1日に学力検査・面接が集中して実施されるため、同時期に試験日が重なる大学とは併願できません。高専・短大生の多くは複数校を併願する前提で準備を進めるため、志望する学科の試験日を早い段階で確認し、日程が重ならない大学・学科を組み合わせる必要があります。TOEIC・TOEFLのスコアは、都市環境学部以外の編入学試験でも共通して利用できる大学が多いため、複数校を併願する場合はスコア提出型の試験を軸に併願校を検討すると、英語対策の負担を一本化しやすくなります。

専門科目(構造力学・水理学・建築5分野など)や小論文は大学ごとに出題形式が異なるため、併願校を増やすほど専門科目対策の負担も比例して増える点には注意が必要です。都市環境学部を第一志望とする場合でも、出願資格(高専・短大の工学系課程卒業見込み)を満たす他大学の編入学試験を1〜2校併願しておくと、年度による科目変更や倍率の変動リスクを分散できます。東京都立大学内には理学部やシステムデザイン学部にも編入学試験があり、これらの学部でも同時期に選考が行われるため、複数学部を検討する場合は学部ごとの募集要項で日程が重ならないかを必ず確認してください。環境応用化学科のように試験科目が年度で変わることもあるため、併願校選びと同時に、志望する学科の最新の科目変更情報を出願年度ごとに確認する習慣をつけておくと安心です。

併願を前提に準備を進める場合は、成績証明書・調査書のように発行に日数がかかる書類を、志望校ごとに何部必要かを早めに洗い出しておくことも欠かせません。都市環境学部の出願書類は厳封を求める書類が複数あり、1通の証明書を使い回すことはできないため、出身校への依頼時点で必要部数をまとめて申請しておくと、出願直前になって証明書が足りないという事態を避けられます。TOEIC・TOEFLのスコアも、大学によって提出できる種類や有効期限の条件が異なる場合があるため、都市環境学部の条件(自宅受験版不可、学力検査実施日から過去2年以内)を軸にしつつ、併願校ごとの条件も個別に確認しておく必要があります。

独学での準備が不安な場合は、大学編入対策コースのようなプロ講師による個別指導を利用し、専門科目・TOEIC対策・面接練習の優先順位を整理する方法もあります。大学編入という選抜方式全体の仕組みや出願準備の基本を確認したい場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】もあわせて参考にしてください。TOEIC対策をさらに詳しく知りたい場合は東京都立大学編入のTOEIC対策|必要スコアの目安と学習法、同じ東京都立大学の他学部の編入試験については東京都立大学理学部の編入試験を徹底解説東京都立大学システムデザイン学部の編入試験を徹底解説で学部ごとの違いを比較できます。

よくある質問(FAQ)

都市環境学部の編入学試験は、どの学科で実施されていますか。

2027年度(2026年7月実施)の募集要項では、都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科・観光科学科の4学科で実施されます。都市環境学部にはこのほか地理環境学科がありますが、編入学試験の募集人員表には含まれていません。募集人員はいずれの学科も「若干名」で、具体的な上限人数は公表されていません。

大学に在学中でも都市環境学部の編入学試験を受けられますか。

編入学試験の出願資格は、高等専門学校または短期大学において工学系課程等を卒業した者(卒業見込みを含む)に限られます。4年制大学の在学者・卒業者は、この編入学試験ではなく学士入学試験の対象になるため、募集要項・出願書類・試験日程がすべて異なる点に注意してください。志望する場合は都市環境学部の学士入学試験募集要項を別途確認してください。

試験科目と配点はすべて公表されていますか。

環境応用化学科は英語100点・面接(口頭試問含む)300点の計400点と配点が公表されています。都市基盤環境学科・建築学科・観光科学科は科目構成のみ明記され、配点の内訳は公表されていません。

英語はTOEICとTOEFLのどちらを提出すればよいですか。

TOEIC Listening & Reading公開テストのOfficial Score Certificate、TOEIC Listening & Reading IPテストのScore Report、TOEFL iBTのTest Taker Score Reportのいずれか1種類を提出します。自宅受験版のスコアは認められず、学力検査実施日から過去2年以内に受験したものに限られます。原本1部とコピー1部の提出が必要で、TOEFLの場合は東京都立大学のコード番号「7169」で後日Official Score Reportが大学に届くよう手続きします。

過去問はインターネットで見られますか。

公式サイトにPDFとして公開されてはいません。窓口受領か郵送請求でのみ入手できます。環境応用化学科の過去問は著作権の関係で配布されず、窓口での閲覧のみとなっています。

倍率はどれくらいですか。

東京都立大学が公表している直近の教育情報(2024年度)では、都市基盤環境学科は志願者13名・合格者4名(倍率約3.3倍)、建築学科は志願者18名・合格者4名(倍率約4.5倍)、環境応用化学科は志願者13名・合格者8名(倍率約1.6倍)、観光科学科は志願者6名・合格者3名(倍率約2.0倍)でした。年度によって変動するため最新情報も確認してください。2025年度・2026年度分は本記事執筆時点(2026年7月)で未公表です。

志望理由書の提出は必須ですか。

2027年度の出願書類一覧に志望理由書は含まれていません。書面での提出は求められませんが、面接で志望理由や学習計画を口頭で説明する場面があるため、事前に内容を文章として整理しておくことをおすすめします。

高専・短大での既修得単位は引き継げますか。試験当日に遅刻したらどうなりますか。

募集要項には、高等専門学校または短期大学において修得した既修得単位は、東京都立大学の規定により認定すると明記されています。認定される単位数は個別の履修内容によって異なるため、詳細は出願前に都市環境学部教務係(電話042-677-1111内線4026)へ確認することをおすすめします。試験当日については、試験開始後30分以内の遅刻であれば受験が認められると明記されている一方、1科目でも受験しなかった場合は受験失格となるため、南大沢キャンパスまでの交通経路と所要時間は遅延の可能性も考慮して事前に確認しておいてください。

まとめ|東京都立大学都市環境学部の編入学試験は学科ごとの一次情報がカギ

東京都立大学都市環境学部の編入学試験は、高専・短大の工学系課程卒業(見込)者を対象に、都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科・観光科学科の4学科で実施されます。学科ごとに専門科目・小論文・面接の重み付けが異なり、環境応用化学科は2027年度から化学の筆記試験がなくなるなど、年度によって科目構成そのものが変わることもあります。過去問は公式サイトでは公開されておらず、窓口受領か郵送請求でしか入手できないため、志望学科を決めたら早い段階で請求し、募集要項に明記された出題分野と照らし合わせながら準備を進めることが重要です。

出願期間は1週間弱と短く、成績証明書・調査書の厳封やTOEIC・TOEFLスコアの提出準備には時間がかかります。倍率や配点の一部は公表されていない年度・学科もあるため、本記事の内容だけで判断せず、出願前には必ず最新の公式募集要項と都市環境学部教務係からの情報をご確認ください。

都市基盤環境学科・建築学科を志望するなら専門科目の出題分野を軸に、環境応用化学科を志望するなら面接内の口頭試問を軸に、観光科学科を志望するなら小論文の型を軸に、それぞれ準備の重心を変える必要があります。専門科目・小論文・TOEIC対策・面接練習を一人で並行して進めるのは負担が大きいため、大学編入を専門とする指導者に進捗を確認してもらいながら、出願までの残り期間を逆算して計画を立てることをおすすめします。

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

目次