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長岡技術科学大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント

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長岡技術科学大学編入で提出する志望理由書にあたる書類は「志望調書」という名称で、推薦入試(日本の高専・外国の高専)・学力入試(一般・社会人・外国人留学生)の全区分で共通して提出が必須です。志望調書とは、志望分野を選んだ理由や大学院進学の希望、学生生活・将来への抱負などを1枚のA4用紙に記入する、志願者本人が作成する唯一の書類のことです。アドミッションポリシーにも「志望調書により、人物・適性を評価する」と明記されており、調査書・推薦書が学力や活動歴を評価する書類であるのに対し、志望調書は志願者自身の考えを直接伝えられる数少ない機会にあたります。

学力入試では志望調書に加えて面接も課されますが、推薦入試(特に日本の高専卒業見込み者)では書類審査のみで合否が決まるため、志望調書の完成度がそのまま選考結果に直結します。数学・専門科目の対策に意識が向きがちですが、志望調書を後回しにすると、提出直前に慌てて記入欄を埋めることになりかねません。

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本記事では、令和9年度の学生募集要項をもとに、長岡技術科学大学編入の志望調書の位置づけと記入欄の構成、欄ごとの書き方、分野別に意識したいポイント、例文とNG例、社会人入試の業績報告書との違いまでを実践的に解説します。5つの工学分野のどこを志望する場合でも共通して使える、志望調書の書き方の型を紹介しますので、これから出願準備を始める方はぜひ参考にしてください。

特に、高専に在学中で推薦入試を検討している方や、学力入試での受験を視野に入れている方は、志望調書の書き方だけでなく、出願資格・募集人員・入試日程といった制度面もあわせて理解しておく必要があります。本記事は志望調書の書き方を軸にしながら、出願準備全体を見渡せる構成にしています。専門科目や英語の対策に時間を割く受験生ほど、志望調書の準備が後回しになりがちですが、書類審査のみで合否が決まる推薦入試ではその重要性がより一層高まります。

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目次

長岡技術科学大学編入で提出する「志望調書」とは|全区分共通の必須書類

志望理由書にあたる唯一の書類

長岡技術科学大学の第3学年編入学試験では、出願書類として「志望調書」の提出が全区分で必須と定められています。推薦入試(日本の高専卒業見込み者)、推薦入試(外国の高専卒業見込み者)、学力入試(一般入試・社会人入試・外国人留学生入試)のいずれで出願する場合も、志望調書は共通して提出しなければなりません。調査書や推薦書、成績証明書が出身高専・短大側が作成する客観的な書類であるのに対し、志望調書は志願者自身が作成する自由記述式の書類という点で性質が異なります。

志望調書はインターネット出願サイトから本学所定の様式をダウンロードして使用します。A4判1枚に複数の記入欄が設けられており、黒色ボールペンを用いて楷書で丁寧に記入する必要があります。文字が容易に消えるボールペン(いわゆるフリクションタイプ)は使用できません。太線のわく内のみに記入し、該当する事項は○で囲む形式で、数字は算用数字を用いるという細かなルールも定められています。長岡技術科学大学工学部の編入試験全体の出願資格・試験科目・過去問対策については、長岡技術科学大学工学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まででも詳しく解説していますので、あわせて確認しておくと出願準備の全体像がつかみやすくなります。

区分ごとの提出書類一覧

志望調書以外にどのような書類が必要になるのかを整理すると、区分によって求められる書類が異なることが分かります。まずは全体像を一覧で確認しておきましょう。

出願書類推薦入試(日本の高専)推薦入試(外国の高専)学力入試(一般・社会人・外国人留学生)
入学志願票・写真票必須必須必須
調査書必須必須
成績証明書必須必須必須
推薦書必須(様式1または2)必須
志望調書必須必須必須
業績報告書社会人入試のみ必須

この表からも分かるとおり、志望調書だけが全区分に共通して求められる書類です。調査書・推薦書は学力入試では提出不要となる一方、志望調書はどの区分で出願しても避けて通れない書類である点を押さえておきましょう。学力入試の一般入試・社会人入試・外国人留学生入試では、出身高専が作成する調査書に代わって成績証明書のみが求められる点も、推薦入試との違いとして押さえておくと出願書類の準備がスムーズになります。

なぜ「志望理由書」ではなく「志望調書」という名称なのか

大学によっては「志望理由書」「自己推薦書」といった名称の書類を用いるケースもありますが、長岡技術科学大学では一貫して「志望調書」という名称が使われています。名称は異なりますが、志願者本人が作成し、志望動機や将来像を伝えるという役割は、他大学の志望理由書と共通しています。本記事で「志望理由書の書き方」として解説している内容は、この「志望調書」の記入欄をどう埋めるかというテーマに置き換えて読み進めてください。

推薦書・調査書との役割の違い

推薦書は出身高専の学校長が作成する書類で、在学中の成績・人物評価を大学側に伝える役割を担います。調査書も同様に、出身高専が作成する学業成績の記録です。これらに対して志望調書は志願者本人の言葉で志望動機や将来像を伝えられる唯一の書類であり、他者評価に基づく書類群の中で、志願者自身が主体的に完成度を左右できる部分といえます。証明書類の準備は出身高専に依頼する一方で、志望調書には自分の言葉で書く時間を別途確保しておく必要があります。

手書き指定の書類で注意したいこと

志望調書は手書きが前提の書類のため、書き終えたあとに文字数を数え直したら欄からはみ出していた、書き損じてもう一度用紙を用意する必要が生じた、といったトラブルが起こりがちです。下書き用に同じ様式のコピーを複数枚用意しておき、内容を固めてから清書する流れがおすすめです。出願登録の直前になって慌てないよう、志望調書の様式は早めにダウンロードし、記入欄のサイズ感を確認しておきましょう。印刷時は用紙のサイズを変更せず、A4判のまま等倍で出力することも忘れないようにしてください。

出願登録の流れの中での位置づけ

長岡技術科学大学の編入学試験はインターネット出願方式を採用しており、出願登録・検定料の支払い・出願書類の印刷と郵送という一連の流れの中で志望調書を準備します。出願登録自体はオンラインで完結しますが、志望調書を含む出願書類一式は「簡易書留・速達郵便」で別途郵送する必要があり、インターネット上の入力だけでは出願が完了しない点に注意しましょう。出願書類受付期間内に大学へ到着しなければ受理されないため、志望調書の清書が遅れると出願全体のスケジュールに影響します。

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志望調書の記入欄と選考での位置づけ

志望調書の記入欄構成

志望調書には、志望分野(第1・第2)、学校名・学科名、氏名といった基本情報に加えて、以下の自由記述欄が設けられています。

記入欄記入内容の指示
本学を志望する理由第1志望分野を選定した理由を含めて記述。特待生としての採用を希望する人は特待生志望理由・自己の適性もアピール
大学院進学の希望「あり・なし・わからない」のいずれかを○で囲む
学生生活の抱負自由記述欄
将来に対する抱負自由記述欄
自分が優れていると思うこと具体例を挙げて記入
TOEIC等英語検定試験のスコア「あり・なし」を○で囲み、ある場合は試験名・受検年月・得点等を記入

このように志望理由だけでなく5つの異なる項目に分けて記入する構成になっている点が、長岡技術科学大学の志望調書の特徴です。1つの記入欄に内容が偏らないよう、事前にどの欄にどの内容を書くかを整理してから記入を始めることが重要です。項目数が多いからこそ、全体を書き終えたあとに読み返し、同じエピソードばかりを繰り返していないかを確認する工程も欠かせません。

アドミッションポリシーにおける位置づけ

長岡技術科学大学のアドミッションポリシーには、推薦入試・学力入試それぞれについて評価方法が明記されています。推薦入試では「調査書・推薦書により、高等専門学校時代の学習・活動歴及び学力を評価します」「志望調書により、人物・適性を評価します」とされ、学力入試では「学力試験により、国語又は日本語、英語、数学、及び専門基礎又は理科の学力、また思考力・判断力・表現力を評価します」「志望調書と面接により、人物・適性を評価します」と記載されています。学力面と人物面を別々の書類・試験で評価する構造になっており、志望調書は学力試験では測れない「人物・適性」を伝える役割を担っています。

配点における志望調書の扱い

配点面では、推薦入試(日本の高専卒業見込み者)は「推薦書・志望調書・調査書」の合計で130点満点と定められており、志望調書単体の配点は公表されていません。推薦入試(外国の高専卒業見込み者)も同様に「推薦書・志望調書・調査書」80点に面接50点を加えた130点満点です。学力入試は国語(日本語)100点・英語200点・数学及び応用数学200点・志望分野別科目300点・面接200点の合計1,000点満点で構成されており、志望調書に独立した配点欄はありません。ただし、アドミッションポリシーに「志望調書と面接により人物・適性を評価する」と明記されている以上、志望調書の内容が面接での質問や評価に反映される可能性は十分に考えられます。配点が非公開だからといって記入を軽視せず、面接につながる書類として丁寧に仕上げることが大切です。学力入試の1,000点満点のうち、学力試験科目の合計は800点、面接は200点という比重になっており、面接点の中に志望調書の内容が織り込まれていると捉えると、書類の完成度が結果的に試験全体の得点にも影響しうることが分かります。

推薦入試は書類審査のみで合否が決まる

特に注意したいのは、推薦入試(日本の高専卒業見込み者)では面接が実施されず、書類審査のみで合否が決定する点です。志望調書の内容を口頭で補足する機会がないため、書類のみで人物・適性が十分に伝わるように仕上げる必要があります。一方、推薦入試(外国の高専卒業見込み者)と学力入試では面接が課され、志望調書に書いた内容について質問される可能性があるため、記入した内容は面接前にもう一度読み返し、自分の言葉で説明できる状態にしておきましょう。

学力入試の面接で聞かれやすいこと

学力入試の面接は個人面接形式で実施され、人物・適性を評価する場として位置づけられています。志望調書に「本学を志望する理由」として書いた内容は、面接で「なぜその分野を志望したのですか」「入学後にどのような研究をしたいですか」といった形で深掘りされる可能性が高いといえます。志望調書に書いた内容と面接での回答に食い違いがないように、提出前に必ずコピーを取り、面接前に読み返せるようにしておきましょう。「学生生活の抱負」「将来に対する抱負」の欄も同様に、口頭で説明を求められた場合に備えて、自分の言葉で1分程度にまとめられるよう準備しておくと安心です。

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【欄別】志望調書の書き方|本学を志望する理由・大学院進学の希望

「本学を志望する理由」欄の組み立て方

「本学を志望する理由」欄は、志望調書の中で最も重要な記入欄です。指示文に「第1志望分野を選定した理由を含めて記述してください」とあるとおり、単に「長岡技術科学大学を志望します」という抽象的な内容ではなく、なぜその分野を第1志望に選んだのかという具体的な理由を盛り込む必要があります。現在通っている高専でどのような分野を学び、どの授業や実習に興味を持ったのかを振り返り、志望分野の学問領域とつなげて言語化しましょう。

組み立て方の一例として、「①現在の学びで力を入れてきたこと→②それをきっかけに志望分野に興味を持った経緯→③長岡技術科学大学の志望分野で学びたい具体的な内容」という3段階の流れを意識すると、限られたスペースでも一貫性のある文章になります。技術革新フロンティアコースや特定の研究室への関心がある場合は、その内容も交えると説得力が増します。書き始める前に、この3段階それぞれに何を書くかを箇条書きでメモしておくと、清書の段階で文章が破綻しにくくなります。

長岡技術科学大学は高専からの編入学生を積極的に受け入れており、入学者受入方針(アドミッションポリシー)でも「技術や科学に強い関心をもち、それに関わる学習に必要な基礎学力をもつ人」「新しい分野の開拓や理論の創出、ものづくりに意欲をもち、技術や科学を通じて社会に貢献したい人」といった人物像が示されています。この人物像と自分の経験を結びつけて書くことも、説得力のある志望理由を組み立てるうえで有効な視点です。5つの人物像の項目すべてに触れる必要はなく、自分の経験で最も強く語れる項目を1〜2つに絞り込み、そこに焦点を当てて書くほうが、限られたスペースの中では説得力のある文章になります。

特待生を希望する場合の追記事項

VOS特待生・スーパーVOS特待生としての採用を希望する場合は、この欄に特待生志望理由と自己の適性についてのアピールを追記する必要があります。特待生制度は高専3年次・4年次の学科内席次が上位5%以内であることなどが応募資格となるため、対象要件を満たしているかを事前に確認したうえで、大学院修士課程・博士課程への進学意欲を具体的に記述しましょう。特待生に採用されると学部入学料の全額免除や授業料の一部免除といった経済的な支援が受けられるため、志望調書の段階から一貫した進学意欲を示しておくことが重要です。

「大学院進学の希望」欄の答え方

この欄は「あり・なし・わからない」のいずれかを○で囲む形式です。長岡技術科学大学は大学院進学率が高い大学として知られており、学部から大学院工学研究科への進学を前提としたカリキュラムも用意されています。無理に「あり」を選ぶ必要はありませんが、現時点での率直な考えを選択して構いません。「わからない」を選んだ場合でも、それ自体が不利になるという記載は募集要項にはなく、むしろ編入学後に考えを深めていく姿勢として自然に受け止められると考えられます。ただし特待生を希望する場合は、大学院進学の意欲があると認められることが応募資格の一つになっている点に注意しましょう。

大学院進学の希望を「あり」とした場合は、「本学を志望する理由」欄や「将来に対する抱負」欄との整合性も意識してください。学部での学びの延長線上に大学院での研究テーマがあることを示せると、志望調書全体に一貫性が生まれます。

第2志望分野を書く場合の考え方

志望分野は第2志望まで選ぶことができますが、「本学を志望する理由」欄の指示文はあくまで「第1志望分野を選定した理由」を求めています。第2志望を無理に本文へ盛り込む必要はなく、第1志望への志望理由を丁寧に書き切ることを優先しましょう。第2志望を設定する場合は、高専の学科等による分野の対応関係を事前に確認し、第1志望と関連性のある分野を選んでおくと、面接で問われた際にも一貫した説明がしやすくなります。

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【欄別】学生生活の抱負・将来に対する抱負・自分が優れていると思うことの書き方

「学生生活の抱負」欄で書くべきこと

この欄では、編入学後にどのような学生生活を送りたいかを具体的に記述します。授業や研究活動だけでなく、サークル活動や技術系のプロジェクト、インターンシップへの参加意欲など、在学中に取り組みたいことを具体的に挙げると、意欲が伝わりやすくなります。「本学を志望する理由」欄と内容が重複しすぎないよう、志望理由欄では学問的な動機を、この欄では学生生活全体への姿勢を書き分けると、志望調書全体にメリハリが生まれます。

編入学生は既卒の在学生と学年が混在する環境で学ぶことになるため、年齢や経歴の異なる人々と協働する姿勢に触れておくのも一つの方法です。高専で培った専門知識を活かしつつ、新しい環境に主体的に溶け込もうとする意欲を示すと、大学側が求める人材像とも合致しやすくなります。

「将来に対する抱負」欄の書き方

将来に対する抱負欄では、編入後に学んだ内容を卒業後にどう活かしたいかを記述します。長岡技術科学大学は実践的な技術者・研究者の育成を掲げている大学であるため、抽象的な「社会に貢献したい」ではなく、志望分野で学べる技術・知識が将来のどのような場面で活きるのかを、できるだけ具体的に書くことが評価につながりやすい構成です。大学院進学を希望する場合は、修士課程・博士課程での研究テーマの方向性にも触れると一貫性が出ます。

「自分が優れていると思うこと」欄の書き方

この欄は「具体例を挙げて記入してください」と明記されているため、抽象的な自己評価だけで終わらせないことが重要です。高専での実習・課題・部活動などの具体的なエピソードを1つ選び、そこで発揮した強みと、その強みが編入後の学びにどう活きるかをセットで書きましょう。「粘り強さがあります」だけでなく、「◯◯の課題で当初うまくいかなかった実験を、原因を分析しながら試行錯誤を重ねて完成させた」といった具体性を持たせることで、説得力が高まります。

TOEIC等のスコア欄について

TOEIC等英語検定試験のスコアがある場合は、試験名・受検年月・得点を正確に記入します。学力入試の英語配点は200点と大きな比重を占めるため、スコアの有無自体が学力試験の対策状況を示す材料にもなり得ます。スコアがない場合は「なし」を選択すれば問題なく、無理に受検歴を記載する必要はありません。志望調書の記入欄の中では事実確認的な性質が強い欄ですが、他の欄と同様に正確な記入を心がけましょう。

清書前に行いたい一貫性チェック

4つの自由記述欄を書き終えたら、清書に入る前に必ず全体を通して読み返しましょう。「本学を志望する理由」で書いた志望分野と、「将来に対する抱負」で書いた将来像がずれていないか、「学生生活の抱負」と「自分が優れていると思うこと」で同じエピソードばかりを使い回していないか、といった点を確認します。可能であれば、高専の担任教員や友人など第三者に一度読んでもらい、志望分野が一目で伝わる内容になっているかを確認してもらうと、独りよがりな内容になるのを防げます。第三者に読んでもらう際は、内容の正しさよりも「初めて読んだ人に志望分野と熱意が伝わるか」という観点でフィードバックをもらうと、書き手だけでは気づきにくい改善点が見つかりやすくなります。

4つの記入欄の書き分けを一覧で確認

ここまで解説した4つの自由記述欄について、書くべき内容の軸を一覧にまとめると、記入時の混同を防ぎやすくなります。

記入欄書く内容の軸
本学を志望する理由編入前の経験と志望分野を選んだ動機
学生生活の抱負編入後の在学中に取り組みたいこと
将来に対する抱負卒業後・大学院修了後にどう活かすか
自分が優れていると思うこと具体的なエピソードに基づく強みと、その強みの活かし方

このように時間軸と観点を意識して書き分けることで、4つの欄それぞれが独立した情報を伝える志望調書に仕上がります。

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分野別に意識したい志望理由のポイント

機械工学分野・電気電子情報工学分野

機械工学分野は機械・制御・材料系の学科など、電気電子情報工学分野は電気・電子・通信・情報・制御系の学科などが対応区分とされ、募集人員も5分野中で多く設定されています。志望調書では、現在の専門と長岡技術科学大学のカリキュラムのつながりを具体的に書くことが重要です。学力入試の志望分野別科目でも、機械工学分野は力学基礎、電気電子情報工学分野は電気回路・電気磁気学・情報数学から2科目選択という専門色の強い出題になるため、志望理由と専門科目の学びの方向性を一致させておきましょう。

機械工学分野を志望する場合は、機械力学・熱力学・流体力学・材料力学のうちどの分野に特に関心があるのかを明確にすると説得力が増します。電気電子情報工学分野を志望する場合は、ハードウェア(電気回路・電気磁気学)とソフトウェア(情報数学)のどちらの比重を重視したいのかを言語化しておくと、面接でも一貫した回答がしやすくなります。両分野とも高専の機械系・電気電子系・制御系学科をはじめとする幅広い学科からの出願が可能な区分のため、自分の出身学科の専門性がどう活きるのかを具体的に書くことで、他の志願者との差別化にもつながります。

情報・経営システム工学分野・物質生物工学分野

情報・経営システム工学分野と物質生物工学分野は、学力入試の志望分野別科目において力学基礎・電気電子情報工学・情報経営システム工学・化学生物系分野・建設工学のいずれも選択できる幅広い設定になっています。選択科目の幅が広い分野ほど、なぜその分野を選んだのかという軸を志望調書で明確に示すことが評価につながります。情報系と経営系のどちらに重心を置きたいのか、化学系と生物系のどちらへの関心が強いのかを、自分の学修経験に基づいて具体的に書きましょう。

情報・経営システム工学分野は、技術と経営の両方を学べる点が特徴です。プログラミングやシステム開発の経験があるなら情報寄りの動機を、部活動や課外活動でのマネジメント経験があるなら経営寄りの動機を志望調書に盛り込むと、分野の特性に合った内容になります。物質生物工学分野は、化学系・生物系いずれの学科出身でも出願できる分野のため、これまで学んだ実験内容を具体的に挙げて志望理由を組み立てると説得力が高まります。いずれの分野も選択科目の幅が広い分、「なぜ数ある選択肢の中からこの分野を選んだのか」を面接で問われやすいことを念頭に置き、志望調書の段階から理由を明確にしておきましょう。

環境社会基盤工学分野

環境社会基盤工学分野は土木・建築系の学科などが対応区分で、学力入試の志望分野別科目では水理学・地盤工学・構造工学・コンクリート工学・地域計画学・環境工学の6分野から3分野を選択する出題です。インフラや防災、環境保全といった社会的なテーマに触れながら、なぜ長岡技術科学大学の環境社会基盤工学分野を志望するのかを書くと、分野の特性に即した説得力のある内容になります。地域社会が抱える具体的な課題(老朽化したインフラの維持管理、自然災害への備えなど)に触れつつ、自分がこれまで学んできた土木・建築の知識とどうつながるのかを書くと、志望理由に厚みが出ます。長岡市を含む新潟県は積雪・豪雨といった自然環境への対応が実務的な課題となっている地域でもあるため、地域特性と志望分野を結びつけて考えるのも一つの切り口です。

5分野に共通して意識したい視点

志望する分野が異なっても、志望調書で意識すべき基本的な視点は共通しています。1つ目は、志望分野の学問領域を大学案内や公式Webサイトで具体的に調べたうえで、その分野でなければ学べない内容に触れることです。2つ目は、現在の高専での学びと志望分野をつなげる具体的なエピソードを用意することです。3つ目は、志望分野別科目で選択予定の専門科目と、志望調書に書く学びたい内容にねじれがないかを確認することです。たとえば情報・経営システム工学分野を志望しながら志望調書で建設系の内容ばかりを書いてしまうと、一貫性のない印象を与えかねません。学力入試の志望分野別科目で選択する科目と、志望調書の内容が同じ軸でつながっているかを、書き終えたあとに必ず見直しましょう。

オープンキャンパスや公式情報の活用

分野理解を深める手段として、長岡技術科学大学が公開している大学案内や各分野の紹介ページ、オープンキャンパスの情報を活用するのも有効です。実際の授業内容や研究室の取り組みを具体的に知ることで、志望調書に書く内容の解像度が上がります。遠方で来校が難しい場合は、公式Webサイトの分野紹介ページや研究室のWebページ、オンラインで公開されている説明会の情報を活用し、可能な範囲で一次情報に触れておくことをおすすめします。

高専内での情報収集も活用する

編入学は多くの受験生にとって初めての経験です。出身高専に長岡技術科学大学への編入実績がある場合は、担任教員や進路指導室に相談し、過去に編入した先輩の話を聞ける機会がないか確認してみるのも有効な方法です。実際に合格した先輩がどのような志望調書を書いたかを直接聞ける機会があれば、記入欄ごとの分量感や表現のトーンを把握するうえで参考になります。ただし、内容をそのまま模倣するのではなく、あくまで自分自身の経験に基づいて書くことが前提である点は忘れないようにしましょう。

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志望調書の例文と解説

例文1: 高専卒業見込み・推薦入試(電気電子情報工学分野志望)

「私は現在、高等専門学校の電気電子工学科で電気回路と情報処理の基礎を学んでいます。3年次の実習でセンサーを用いた計測回路の設計に取り組んだ際、回路設計と情報処理の両方の知識が求められる場面に直面し、両分野を横断的に学べる環境を強く求めるようになりました。長岡技術科学大学の電気電子情報工学分野は、電気・電子・通信・情報の各領域を体系的に学べる教育課程を持ち、私がこれまで培ってきた基礎を発展させるのに最適な環境だと考えています。編入後は、計測・制御分野の研究室で実践的な回路設計の技術を深め、将来的には大学院に進学し、IoT機器の開発に携わる技術者を目指したいと考えています。」

この例文は、現在の学び→編入の動機になった具体的な経験→志望分野で学びたい内容→将来像という流れで構成されており、「本学を志望する理由」欄の型として応用しやすい構成です。推薦入試は書類審査のみで合否が決まるため、この欄だけで審査員に人物像が伝わるよう、具体性と一貫性の両方を意識して仕上げましょう。文章量が指定の枠に収まりきらない場合は、エピソードを1つに絞り込み、経緯や心境の説明を削ってでも「志望分野で学びたい具体的な内容」の記述を優先すると、記入欄の意図に沿った内容になります。

例文2: 学力入試・一般入試(物質生物工学分野志望・大学院進学希望あり)

「学生生活の抱負としては、講義や実験だけでなく、学外の研究発表会や学生プロジェクトにも積極的に参加し、多様な分野の学生や教員と交流しながら視野を広げたいと考えています。将来に対する抱負は、化学分析の技術を活かし、環境負荷の少ない材料開発に携わる研究者になることです。大学院進学の希望は「あり」を選択しており、学部での学びを土台に、修士課程で専門性をさらに深めたいと考えています。」

この例文のように、学生生活・将来・大学院進学の3項目に一貫したストーリーを持たせることで、志望調書全体に説得力が生まれます。各欄をばらばらに書くのではなく、全体を通して1つの方向性が見えるように構成することを意識しましょう。学力入試では面接も課されるため、この例文の内容をベースに、面接で深掘りされた際の回答も事前に準備しておくと安心です。

例文3: 「自分が優れていると思うこと」欄の書き方

「私が優れていると思うことは、課題に対して粘り強く取り組む姿勢です。高専4年次のロボット製作実習では、当初設計した機構が想定どおりに動作せず、原因の特定に苦労しました。センサーの配置や制御プログラムを一つずつ見直し、仮説と検証を繰り返した結果、大会本番までに動作を安定させることができました。この経験から得た、問題を分解して原因を特定する力は、長岡技術科学大学での実験・研究活動にも活かせると考えています。」

この例文はエピソード→そこから得た強み→編入後にどう活かすかという3段構成になっており、「自分が優れていると思うこと」欄で求められる具体性を満たしています。

例文を自分のエピソードに置き換える手順

紹介した例文をそのまま使うのではなく、自分自身の経験に置き換える作業が欠かせません。まず、高専での実習・課題研究・部活動・アルバイトなど、これまでの経験を時系列で書き出します。次に、その中から志望分野と関連づけやすいエピソードを2〜3個選び、それぞれについて「何をしたか」「どんな困難があったか」「どう乗り越えたか」「何を得たか」を整理します。最後に、整理した内容を志望調書の各記入欄に振り分けていくと、例文の型を保ちながらも自分だけのオリジナルな内容に仕上げられます。

例文4: 推薦入試・特待生を申請する場合の追記例

「なお、私はVOS特待生としての採用を希望しています。高専3年次・4年次を通じて学科内席次で上位を維持し、電気電子工学の基礎科目に加えて、独学で情報系の資格取得にも取り組んできました。今後は大学院修士課程への進学を見据え、学部段階から研究室での活動に積極的に関わり、電気電子情報工学分野の発展に貢献できる技術者を目指したいと考えています。」

特待生を申請する場合は、「本学を志望する理由」欄の末尾に特待生志望理由を追記する形が基本です。学業成績の優秀さだけでなく、大学院進学への意欲を具体的な行動とあわせて示すことがポイントです。

面接での深掘りに備えた準備

学力入試や推薦入試(外国の高専卒業見込み者)では、志望調書の内容をもとに面接で質問される場面が想定されます。例文2のように「大学院進学の希望はあり」と書いた場合、面接では「大学院でどのような研究をしたいですか」「なぜ学部からその研究テーマに関心を持ったのですか」といった質問が想定されます。志望調書に書いた一文一文について、なぜそう書いたのかを自分の言葉で説明できる状態にしておくと、面接で慌てずに対応できます。提出前に志望調書のコピーを取り、面接直前に読み返せるようにしておくことも忘れないようにしましょう。

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添削で指摘されやすいNG例と改善ポイント

NG例1: 抽象的な表現に終始してしまう

「技術を学んで社会に貢献したいです」「昔からものづくりに興味がありました」といった抽象的な表現だけで欄を埋めてしまうのは典型的なNG例です。改善するには、具体的な授業名・実習内容・エピソードを1つでも盛り込み、抽象的な言葉と具体的な経験をセットで書くことを意識しましょう。大学編入の志望理由書全般に共通する添削ポイントは、大学編入志望理由書の添削ガイド|受かる構成と例文でも解説していますので、長岡技術科学大学特有のポイントとあわせて確認しておくと理解が深まります。

NG例2: 現在の環境への不満だけを理由にする

「今の高専では学べる内容に限界を感じたため」といった、現状への不満を主な理由にする書き方は避けたほうがよいでしょう。編入学は次のステップへ進むための前向きな選択であるという姿勢を示すことが重要で、不満よりも「長岡技術科学大学でなければ学べないこと」を軸に据えるほうが評価されやすくなります。

NG例3: 各記入欄の内容が重複してしまう

「本学を志望する理由」「学生生活の抱負」「将来に対する抱負」の3欄で、ほぼ同じ内容を繰り返してしまうケースもよく見られます。欄ごとに書く時間軸をずらすと重複を防ぎやすくなります。志望理由欄は編入前の経験と動機、学生生活の抱負欄は編入後の在学中の過ごし方、将来の抱負欄は卒業後の展望、というように時間軸で役割分担すると整理しやすくなります。書き終えたあとに4つの欄を並べて読み比べ、同じキーワードや同じエピソードが複数の欄にまたがっていないかをチェックする作業も忘れないようにしましょう。

NG例4: 手書きの体裁が整っていない

内容がよくても、誤字脱字や文字のかすれ、わく外へのはみ出しがあると印象を損ないます。下書きを作ってから清書する、消えるボールペンを使わない、余裕を持った予備用紙を用意しておくといった基本的な準備を徹底しましょう。清書中に間違えた場合の訂正方法(二重線と訂正印)についても、出願登録画面の記入上の注意にしたがって正しく対応してください。

NG例5: 提出直前に初めて書き始める

出願書類受付期間はおよそ3週間弱と短く、専門科目の対策と並行して志望調書を仕上げる必要があります。出願期間に入ってから初めて志望調書に着手すると、内容を練り直す時間も、手書きで清書し直す時間も足りなくなりがちです。志望分野を決めた時点で、各記入欄に書く内容の骨子だけでも先に決めておくと、後の負担を大きく減らせます。

NG例6: 志望分野別科目の選択科目と志望理由がずれている

学力入試では、志望分野別科目として選択する科目を出願登録時に届け出る必要があります。志望調書に書いた学びたい内容と、実際に選択する専門科目がかみ合っていない場合、面接で矛盾を指摘される可能性があります。たとえば情報・経営システム工学分野を志望しながら選択科目に化学生物系分野を選ぶなど、一貫性を欠く組み合わせは避け、志望調書の内容と選択科目の両方を通して同じ軸が伝わるようにしておきましょう。

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社会人入試の「業績報告書」との違いと両立させる準備スケジュール

業績報告書は志望調書とは別の書類

社会人入試で出願する場合、志望調書に加えて「業績報告書」という別の書類が必要です。業績報告書は、在職中に本人が行った業務の概要を1,000字以内(様式任意)でまとめる書類で、参考となる関連資料があれば添付することもできます。社会人入試では、志望分野別科目の筆記試験に代えて、選択した科目及びこの業績報告書の内容についての口述試験が実施される点が、一般入試との大きな違いです。志望調書には志望理由・抱負を、業績報告書には具体的な業務実績を書くという役割分担を意識しましょう。仕事と受験対策の両立に不安がある方は、社会人が大学編入する方法|仕事と両立する受験戦略もあわせて参考にしてください。業績報告書は在職中の業務内容を客観的に伝える書類、志望調書は志望動機や将来像を伝える書類という役割の違いを意識しつつ、両方の内容に矛盾がないかも確認しておきましょう。たとえば志望調書の「将来に対する抱負」で語る内容と、業績報告書で紹介する業務経験がまったく関連性を持たないと、口述試験で一貫した説明がしづらくなる場合があります。

出願から入試当日までのスケジュール

令和8年度実施分の主な日程を整理すると、以下のとおりです。

項目日程
出願書類受付期間令和8年4月20日(月)〜5月8日(金)17時必着
推薦入試 合格発表令和8年6月11日(木)
学力入試 試験日令和8年6月27日(土)・28日(日)
学力入試 合格発表令和8年7月16日(木)
検定料30,000円

出願書類受付期間はわずか3週間弱とタイトな設定のため、出願の1〜2か月前から逆算して準備を進めることをおすすめします。まず志望分野と大学院進学の希望を固め、志望調書の下書きに着手します。並行して、専門筆記試験(または業績報告書)の準備、証明書類の請求を進め、出願書類受付期間の開始前には清書まで終えておくと余裕を持って出願できます。

準備の目安を段階に分けて考える

出願の2か月前を目安に、志望分野と大学院進学の希望を固める段階から始めましょう。次の1か月では、志望調書の各記入欄の骨子をメモにまとめ、高専の教員や家族など第三者に内容を見てもらう段階に進みます。出願書類受付期間に入る直前の1〜2週間は、誤字脱字の最終確認と清書にあてる期間として確保しておくと、当日になって慌てることを防げます。専門科目や業績報告書の準備状況も踏まえながら、無理のないペースで段階を踏んでいくことが大切です。

証明書類の請求も早めに進める

調査書・成績証明書・卒業(見込)証明書は出身高専側が作成する書類のため、発行に日数がかかる場合があります。志望調書の執筆と並行して証明書類の請求手続きも早めに進めておくと、出願直前に慌てずに済みます。特待生を希望する場合は推薦書(様式2)や技術革新フロンティアコース申請書など、追加で必要になる書類もあるため、出身高専の進路指導窓口と早い段階で相談しておくと安心です。志望調書の内容に自信が持てない場合は、大学編入対策の指導を受けながら第三者の視点で仕上げていく方法もあります。

専門科目対策と志望調書のバランス

学力入試では国語・英語・数学及び応用数学・志望分野別科目・面接の合計1,000点で合否が決まるため、志望調書に時間をかけすぎて専門科目対策がおろそかにならないよう、両方の準備を並行して進めるバランス感覚も必要です。志望調書は下書きの段階で完成度の8割を作り、清書は仕上げの工程と割り切ることで、専門科目の演習時間を確保しやすくなります。1日のうち志望調書の作成にあてる時間をあらかじめ決めておくと、専門科目対策との両立がしやすくなるでしょう。たとえば平日は専門科目の演習を中心に据え、週末のまとまった時間で志望調書の見直しや清書を進めるといったように、曜日ごとに役割を分けるのも実践しやすい方法です。

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よくある質問(FAQ)

長岡技術科学大学編入に志望理由書はありますか

独立した名称の「志望理由書」という書類はありませんが、同等の役割を持つ「志望調書」がすべての入試区分で提出必須の書類として定められています。志望分野を選んだ理由や大学院進学の希望、学生生活・将来への抱負などをA4判1枚に記入する形式で、志願者本人が作成する自由記述式の書類という点は、一般的な志望理由書と同じ役割を担っていると考えてよいでしょう。

志望調書はパソコンで作成してもいいですか

いいえ、志望調書は黒色ボールペンを用いて楷書で手書きする必要があります。文字が容易に消えるボールペンの使用は認められていません。パソコンで下書きを作成し、内容を固めてから手書きで清書するという進め方であれば問題ありません。

志望調書は合否にどのくらい影響しますか

推薦入試(日本の高専卒業見込み者)では書類審査のみで合否が決まり、「推薦書・志望調書・調査書」の合計130点で評価されます。学力入試では独立した配点欄はありませんが、アドミッションポリシーに「志望調書と面接により人物・適性を評価する」と明記されており、面接での質問内容にもつながる重要な書類と位置づけられます。配点が非公開の部分だからこそ、丁寧に仕上げておくことが安心につながります。

大学院進学の希望欄は「わからない」を選んでも不利になりますか

募集要項には「わからない」を選んだ場合に不利になるという記載はありません。現時点での率直な考えを選択して問題ないと考えられますが、特待生を希望する場合は大学院進学の意欲があることが応募資格の一つになっている点には注意が必要です。進学の意思がまだ固まっていない場合は、無理に「あり」を選ばず、学部での学びを通じて考えを深めたいという趣旨を他の欄で補足するとよいでしょう。

志望調書はいつまでに準備すればいいですか

出願書類受付期間は例年4月下旬から5月上旬に設定されています(令和8年度は4月20日から5月8日)。専門科目の対策と並行して準備する必要があるため、出願の1〜2か月前から下書きに着手することをおすすめします。高専の定期試験や実習と時期が重なることも多いため、余裕を持ったスケジュールを組んでおくと安心です。

志望分野は第2志望まで書けますか

はい、推薦入試・学力入試とも第2志望分野まで選ぶことができます。ただし高専の学科等により選定できる分野に制限がある場合があるため、募集要項の対応表を確認してください。志望調書の「本学を志望する理由」欄は第1志望分野についての記述が求められている点にも注意しましょう。

社会人入試の業績報告書と志望調書は両方提出するのですか

はい、社会人入試で出願する場合は志望調書に加えて業績報告書(在職中の業務概要を1,000字以内で記述)の提出も必要です。志望分野別科目の筆記試験に代えて、この業績報告書に基づく口述試験が実施されます。志望調書には志望理由や抱負を、業績報告書には具体的な業務実績を書くという役割の違いを意識して準備しましょう。

志望調書の添削は誰に頼めばいいですか

出身高専の担任教員や進路指導室に相談できるほか、大学編入に詳しい専門の指導者に添削を依頼する方法もあります。第三者の視点で内容の一貫性や具体性を確認してもらうことで、記入欄ごとの重複や抽象的な表現を客観的に見直せます。特に推薦入試は書類審査のみで合否が決まるため、第三者の目を通しておく価値は大きいといえます。

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まとめ|志望調書を軸に長岡技術科学大学編入の準備を進めよう

長岡技術科学大学編入における志望理由書にあたる「志望調書」は、全区分で提出必須の書類でありながら、複数の記入欄に分かれている点が特徴です。最後に、本記事の要点を振り返ります。

  • 志望調書は推薦入試(日本・外国の高専)・学力入試(一般・社会人・外国人留学生)の全区分で提出必須の書類
  • 記入欄は「本学を志望する理由」「大学院進学の希望」「学生生活の抱負」「将来に対する抱負」「自分が優れていると思うこと」「TOEIC等のスコア」の6項目
  • 推薦入試(日本の高専)は「推薦書・志望調書・調査書」130点満点の書類審査のみで合否が決まる
  • 学力入試では独立配点はないが、志望調書と面接により人物・適性が評価される
  • 各記入欄は時間軸(編入前・在学中・卒業後)で役割分担すると内容の重複を防げる
  • 社会人入試では志望調書に加えて業績報告書(1,000字以内)の提出が必要
  • 手書き前提の書類のため、下書きと清書の時間を余裕を持って確保することが重要

志望調書は複数の記入欄をどう書き分けるかが完成度を左右する書類です。「本学を志望する理由」欄では編入前の経験と動機を、「学生生活の抱負」欄では在学中に取り組みたいことを、「将来に対する抱負」欄では卒業後の展望を、というように時間軸で役割を分担すると、限られたスペースの中でも内容の重複を防ぎながら人物像を伝えられます。専門科目の対策と並行して準備を進める必要があるため、出願書類受付期間に入ってから慌てるのではなく、早めに下書きに着手し、内容を客観的に見直す時間を確保しましょう。

推薦入試(日本の高専卒業見込み者)は志望調書を含む書類審査のみで合否が決まる一方、学力入試では志望調書に加えて面接でも人物・適性が評価されます。どちらの区分で出願する場合も、志望調書に書いた内容は一貫して説明できるようにしておくことが大切です。大学編入対策の指導など、独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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