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琉球大学 編入試験実施4学部の倍率と過去問対策

琉球大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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琉球大学の第3年次編入は、2027年度要項では人文社会学部・国際地域創造学部・工学部・農学部の4学部で実施され、理学部・教育学部・医学部保健学科では実施されていません。さらに医学部医学科には「第2年次特別編入学(学士入学)」という別枠があり、医学科の第2年次を対象とする学士入学で、一般にいう「大学編入」とは出願資格も選抜方法もまったく別物です。この構造を知らずに情報を集めると、実施していない学部の要項を探して時間を失うことになります。

この記事では、琉球大学が公表している2027年度(令和9年度)の学生募集要項と、2023年度(令和5年度)〜2026年度(令和8年度)の4年分の志願・受験・合格者数の実績をもとに、学部別の募集人員・出願資格・試験科目・日程・倍率を整理します。琉球大学は「特別編入学」の統計を他の入試制度と混ぜずに単独で公表しているため、志願者・受験者・合格者・入学者を区別して読めます。あわせて、工学部の過去問公開先と、募集要項に示された専門分野に沿って準備の順番を整理します。

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最初に確かめたいのは、自分の学歴と修得単位で出願できるかどうかです。大学在学者の資格では62単位以上の要件がありますが、農学部は修得見込みを認めない点に注意が必要です。短大・高専・専門学校から進む場合も、学校の種別だけで判断せず、志望学部の資格区分に自分の課程が当てはまるかを見ます。社会人の場合は、夜間主コースがあることと、社会人特別選抜に出願できることを分けて考えてください。

英語の準備も共通ではありません。農学部では外部試験のスコア証明書を出願時に提出します。工学部では外部スコアを求めず、建築学コースの大学基礎科目に英語が含まれます。人文社会学部・国際地域創造学部では、志望するプログラムや選抜区分に応じて当日の外国語筆記が課されます。TOEICの学習を先に始めるより、まず自分が受ける区分の英語の扱いを確定させると、専門科目との時間配分を決めやすくなります。

本記事は、募集要項の2027年度(令和9年度)と、入試結果の2023〜2026年度を分けて記載しています。入学年度と試験の実施年は同じとは限りません。以下の日程には2026年中に終了した出願期間も含むため、これから受験を考える方は、志望年度の募集要項が出た段階で資格・科目・日程を読み直してください。過去の人数は志望先を比較する材料であり、次回の合格者数や合格可能性を約束するものではありません。

資料の確認日は2026年10月4日です。実施学部は琉球大学公式の編入学案内、資格・配点・日程は各学部の募集要項、実績は特別編入学統計を根拠としています。出典リンクは該当する表や説明のそばと末尾に置いています。

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目次

結論|琉球大学 編入の実施は4学部だけ【2027年度早見表】

2027年度(令和9年度)の第3年次特別編入学の全体像です。医学部医学科の学士入学は別枠です。右端は2026年度(令和8年度)の受験者数と合格者数で、募集人員と同じ年度の数値ではありません。実倍率は受験者数÷合格者数で読みますが、ここでは公表人数をそのまま示します。

学部・募集対象2027年度募集人員選考の主な構成英語の扱い2026年度実績(受験/合格)
人文社会学部・国際法政/人間社会/琉球アジア文化計10名小論文・科目、プログラム別外国語、面接等法学は外国語なし。他は外国語筆記受験10名/合格3名
国際地域創造学部・昼間主8名外国語・小論文または科目・面接等プログラムに応じた外国語筆記受験8名/合格4名
国際地域創造学部・夜間主12名(社会人を含む)一般選抜/経営・経済学の社会人特別選抜一般は外国語筆記、社会人は外国語なし受験9名/合格6名
工学部・工学科計20名コース別の個別学力検査と面接外部スコア不要。建築学に英語を含む受験13名/合格7名
農学部・亜熱帯生物資源科学科(健康栄養科学を除く)5名生化学・小論文・面接・英語スコア外部スコア提出受験2名/合格2名

出典:編入学の募集要項一覧/人文社会学部募集要項/国際地域創造学部募集要項/工学部募集要項/農学部募集要項/2026年度(令和8年度)特別編入学統計。

琉球大学の編入学試験には2つの制度がある(第3年次特別編入学と学士編入)

まず前提として、琉球大学が「編入学」のページで公開している制度は2種類あり、性格がまったく異なります。自分がどちらに該当するのかを最初に確定させてください。

第3年次特別編入学(一般選抜・社会人特別選抜)

他大学・短期大学・高等専門学校などの在学者や卒業者が、琉球大学の第3年次に途中入学するための制度です。実施しているのは人文社会学部・国際地域創造学部・工学部・農学部の4学部だけです。本記事で中心的に扱うのはこの制度です。

このうち国際地域創造学部だけは、一般選抜に加えて「社会人特別選抜」を実施しています(対象は夜間主コースの経営プログラムと経済学プログラムのみ)。

医学部医学科第2年次特別編入学(学士入学)

医学部医学科の第2年次特別編入学(学士入学)は、入学年次も募集要項も異なる別制度です。医学科を志望する場合は医学部用の要項で資格と選抜方法を確認してください。本文末に医学部学士編入と生命科学・面接の関連記事をまとめています。

理学部・教育学部・医学部保健学科は編入学を実施していない

2027年度(令和9年度)の公式一覧に、理学部・教育学部・医学部保健学科の募集要項は掲載されていません。別学部の募集を読み替えず、希望する学問分野と実際に募集される学科を照らして志望先を検討してください。

出典:編入学の募集要項一覧。

学部別の募集人員と実施年次【2027年度】

2027年度(令和9年度)に募集要項が公表されている第3年次特別編入学の募集人員は次のとおりです。いずれも第3年次への編入で、2年次編入は実施されていません(医学部のみ第2年次)。

学部学科・プログラム・コース募集人員
人文社会学部国際法政学科(法学プログラム/政治・国際関係学プログラム)4名(各2名目安)
人間社会学科(哲学/心理学/社会学の3プログラム)4名
琉球アジア文化学科(歴史民俗学/文学/言語学の3プログラム)2名
国際地域創造学部 国際地域創造学科昼間主コース(経営/経済学/国際言語文化/地域文化科学の4プログラム)8名
夜間主コース(経営/経済学/国際言語文化の3プログラム、社会人含む)12名
工学部 工学科機械工学コース2名
エネルギー環境工学コース3名
電気システム工学コース2名
電子情報通信コース3名
社会基盤デザインコース2名
建築学コース2名
知能情報コース6名
農学部亜熱帯生物資源科学科(健康栄養科学コースを除く)5名

この表から読み取れる点を整理します。

学部の募集人員とコース別の目安人員は区別して読みます。工学部は工学科計20名、国際地域創造学部は昼間主8名・夜間主12名、人文社会学部は計10名、農学部は5名です。学科・コースごとの人数は表のとおりで、少人数の募集では年度による志願者や合格者の変化が見え方に影響します。工学部の目安人員は、そのコースで同じ人数の合格者が出るという保証ではありません。

工学部はコースごとに学力検査の内容が別々です。「工学部工学科(計20名)」という募集単位ですが、学力検査等はコース別に実施されるため、実質的にはコースを選んで出願する形になります。

国際地域創造学部は昼間主・夜間主でプログラム構成が違います。昼間主は経営・経済学・国際言語文化・地域文化科学の4プログラム、夜間主は地域文化科学を除く3プログラムです。夜間主の国際言語文化プログラムは英語文化のみの募集で、昼間主はさらにヨーロッパ言語文化(ドイツ語・フランス語・スペイン語)を含みます。

出典:人文社会学部募集要項/国際地域創造学部募集要項/工学部募集要項/農学部募集要項。

出典:工学部第2次募集要項。

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受験資格|短大・専門・高専・大学在学者・社会人の別

出願資格には次のような学歴区分があります。番号は本記事の整理用であり、各学部の要項の項目番号とは一致しません。大学在学者と専門学校修了者は、下の学部別の違いも合わせて確認してください。

  • (1) 大学を卒業した者又は卒業見込みの者
  • (2) 短期大学・高等専門学校を卒業した者又は卒業見込みの者
  • (3) 旧国立工業教員養成所又は旧国立養護教諭養成所を卒業した者
  • (4) 専修学校の専門課程(修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上等の基準を満たすもの)を修了した者又は修了見込みの者
  • (5) 高等学校専攻科等の課程(同基準を満たすもの)を修了した者又は修了見込みの者
  • (6) 修業年限4年以上の大学に2年以上在学(休学期間を除く)し、62単位以上を修得した者。見込みの可否は学部別に異なる
  • (7) 学校教育法施行規則附則第7条の規定により大学の第3年次に編入学できる者
  • (8) 外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者又は修了見込みの者

この共通資格に加えて、学部ごとに次の違いがあります。

夜間主コースの社会人特別選抜の要件

国際地域創造学部の夜間主コース・経営プログラムと経済学プログラムに限り、同学部の要項に定める出願資格(1)〜(7)のいずれかを取得してから編入学までに3年以上の社会人経験を有する者を対象とした社会人特別選抜が実施されます。他学部への出願は、自分の学歴に対応する出願資格を確認してください。夜間主コースの国際言語文化プログラム、昼間主コース全体、地域文化科学プログラムは社会人特別選抜の対象外です。

外国籍志願者の扱い

国際地域創造学部の2027年度要項には、所定の学歴資格を有し日本国籍を有しない者の項目があります。外国籍の志願者は、学歴資格と外国人志願者向けの記載を確認してください。

見込みで受験する場合の注意

工学部は2027年(令和9年)3月31日までの在学期間と62単位以上の修得見込みに対応しています。人文社会学部・国際地域創造学部にも見込みの規定があります。一方、農学部は62単位以上を修得済みの者が対象です。今ある単位と今後取得予定の単位を分けて確認してください。

確認する資格人文社会・国際地域創造工学部農学部
大学在学者の単位62単位以上・見込み可62単位以上・見込み可62単位以上・修得済み
大学在学期間修業年限4年以上の大学に2年以上在学。休学期間を除く同左同左
短大・高専卒業卒業・卒業見込み卒業・卒業見込み卒業・卒業見込み
専門学校専門課程の修了資格と課程の条件を照合工業及び工業に関する分野の専門課程が対象専門課程の修了資格と課程の条件を照合
社会人特別選抜国際地域創造の夜間主・経営/経済学が対象学歴に対応する資格区分を確認学歴に対応する資格区分を確認

出典:人文社会学部募集要項/国際地域創造学部募集要項/工学部募集要項/農学部募集要項。

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試験科目・配点は学部でまったく違う【2027年度】

以下は2027年度(令和9年度)の第3年次特別編入学の科目・配点です。「学業成績表・志願理由書・面接」は結合された配点欄で、それぞれに同じ点数が付く意味ではありません。

琉球大学の編入試験でもっとも注意すべきなのが、試験科目の設計が学部単位・コース単位でばらばらな点です。同じ「琉球大学の編入」でも、志望先が違えば準備するものがほとんど重なりません。

人文社会学部

学科・プログラム試験科目配点
国際法政学科(法学プログラム)小論文(学科共通試験)+面接小論文100点/学業成績表・志願理由書・面接で100点/合計200点
国際法政学科(政治・国際関係学プログラム)外国語(英語)+小論文(学科共通試験)+面接(口頭試問を含む)外国語100点/小論文100点/学業成績表・志願理由書・面接で100点/合計300点
人間社会学科外国語(英語・中国語から1科目)+小論文(哲学・心理学・社会学の3分野から志望プログラムの分野を選択)+面接外国語100点/小論文200点/学業成績表・志願理由書・面接で200点/合計500点
琉球アジア文化学科外国語(英語・中国語から1科目)+科目(琉球アジア文化=歴史民俗学・言語学・文学の基礎問題から1つ選択)+面接外国語100点/科目200点/学業成績表・志願理由書・面接で200点/合計500点

国際法政学科だけはプログラムで試験科目が完全に分かれます。法学プログラムは小論文+面接のみで外国語試験がなく、政治・国際関係学プログラムは英語の筆記に加えて小論文もあります。同じ学科でもプログラム選択によって対策がまったく違う準備になります。

国際地域創造学部

プログラム・コース試験科目配点
経営・経済学プログラム(昼間主・夜間主一般)外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語から1科目)+小論文(経営学または経済学の基礎問題)+面接外国語100点/小論文100点/学業成績表・志願理由書・面接で100点/合計300点
経営・経済学プログラム(夜間主・社会人特別選抜)小論文+面接(外国語は課さない)小論文200点/学業成績表・志願理由書・面接で100点/合計300点
国際言語文化プログラム(昼間主・夜間主)外国語+科目(英米・ドイツ・フランス・スペイン語圏等の言語・文学・文化に関する基礎問題)+面接外国語100点/科目200点/学業成績表100点/志願理由書・面接で100点/合計500点
地域文化科学プログラム(昼間主)外国語+小論文(地理学・歴史学・人類学の3分野から1つ選択)+面接外国語100点/小論文200点/学業成績表・志願理由書・面接で200点/合計500点

社会人特別選抜は外国語試験が免除される一方、小論文の配点が200点に引き上げられ、学業成績表・志願理由書・面接も合わせて評価されます。一般選抜と社会人特別選抜では対策の重心がまったく違う点に注意してください。

工学部

コース試験方法科目
機械工学/エネルギー環境工学個別学力検査(筆記)+面接材料力学・機械材料工作法・流体力学・熱力学・制御工学の5科目から出願時に2科目選択
電気システム工学/電子情報通信個別学力検査(筆記)+面接数学(微分方程式・線形代数学)+専門基礎(電磁気学・回路理論)
社会基盤デザイン個別学力検査(口頭試問)+面接構造力学・水理学・土質力学
建築学個別学力検査(筆記)+面接(口頭試問を含む)大学基礎科目(英語・数学・物理)
知能情報個別学力検査(筆記)+面接数学(微分積分学・線形代数学)+情報工学(コンピュータ・アーキテクチャ、アルゴリズムとデータ構造)

工学部の配点はどのコースも個別学力検査(または口頭試問)200点・面接100点の計300点で統一されています。社会基盤デザインコースだけは筆記試験ではなく口頭試問という試験方法そのものの違いがある点に注意してください。機械工学コースとエネルギー環境工学コースは出題科目が共通(5科目から2科目選択)です。

農学部

農学部亜熱帯生物資源科学科の試験は、学力試験(生化学)+小論文+面接+英語資格検定試験スコアの4本立てで、配点は生化学100・小論文100・面接100・英語スコア100の計400点です。英語は筆記試験を行わず、GTEC Academic・TOEIC Listening & Reading・TOEFL-iBTのいずれかのスコア証明書(出願締切日より2年以内に受験したもの、複数回受験は最高得点を採用)で評価します。

対象試験時間・開始時刻準備で区別する点
人文社会学部外国語9:00〜10:30(90分)、小論文等10:50〜12:50(120分)、面接14:00〜法学プログラムには外国語なし
国際地域創造学部外国語9:00〜10:30(90分)、小論文等10:50〜12:50(120分)、面接14:00〜社会人特別選抜には外国語なし
工学部個別学力検査10:00〜11:30、面接13:00〜社会基盤デザインは口頭試問
農学部生化学9:00〜10:00、小論文10:20〜11:50、面接13:00〜英語は出願時のスコア証明書で評価

出典:人文社会学部募集要項/国際地域創造学部募集要項/工学部募集要項/農学部募集要項。

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採点・評価基準は工学部がもっとも詳しく公開している

以下は2027年度(令和9年度)の工学部第3年次特別編入学の配点と合否判定基準です。学部間の公開情報の詳しさは順位づけせず、確認できた規定に絞って示します。

対象個別学力検査の形式読み取り方
機械工学・エネルギー環境工学筆記選択した専門科目と面接を準備する
電気システム工学・電子情報通信筆記数学と専門基礎、面接を準備する
社会基盤デザイン口頭試問専門の口頭試問と面接を区別する
建築学筆記大学基礎科目と口頭試問を含む面接を準備する
知能情報筆記数学・情報工学と面接を準備する

工学部では総合得点の上位から順次合格とし、成績によっては合格者が目安人員を下回ります。同点者は全員同順位です。また、筆記または口頭試問の各科目と面接のいずれかで欠席、または0点となった者は不合格とされています。この規定は2027年度の工学部の対象試験についてのもので、人文社会学部・国際地域創造学部・農学部にそのまま当てはめることはできません。

出典:工学部募集要項。

英語の扱いが学部で正反対になる|外部スコア提出校と筆記校

4学部を比べたとき、対策の優先順位を左右する最大の分岐点が英語の扱いです。

農学部は英語の筆記試験そのものがありません。出願時にTOEIC等のスコア証明書を提出し、試験当日に英語を解くことはありません。英語の受験と証明書の準備は出願までに済ませる必要があります。

工学部は独立した英語試験と外部スコアの提出がなく、建築学の大学基礎科目に英語を含みます。専門科目の学力検査(または口頭試問)と面接だけで判定されるため、英語対策よりも専門基礎(数学・物理・材料力学など)の完成度がそのまま合否を左右します。

人文社会学部・国際地域創造学部は多くの学科・プログラムで外国語の筆記試験が課されます。英語のほか、志望プログラムによってはドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語も選択可能です。ただし国際地域創造学部の社会人特別選抜だけは外国語試験が免除され、小論文200点に加え、学業成績表・志願理由書・面接を合わせた100点でも評価されます。

つまり同じ「琉球大学の編入」でも、農学部・工学部は専門知識と論理的な記述力に時間を配分し、人文社会学部・国際地域創造学部(一般選抜)は当日の外国語筆記と専門分野の小論文を並行して進める必要があるという、正反対の対策設計になります。

志望先英語・外国語の扱い外部スコアの要件
人文社会学部・法学外国語試験なし提出要件なし
人文社会学部・政治/国際関係学英語筆記提出要件なし
人文社会学部・人間社会/琉球アジア文化英語・中国語から1科目の筆記提出要件なし
国際地域創造学部・一般選抜プログラム・コースに応じた外国語筆記提出要件なし
国際地域創造学部・社会人特別選抜外国語を課さない提出要件なし
工学部独立した英語試験なし。建築学の大学基礎科目に英語を含む提出要件なし
農学部外部試験スコアを100点満点に換算して評価GTEC Academic(2技能)・TOEIC L&R・TOEFL iBTのいずれか。下限スコアの記載なし

出典:人文社会学部募集要項/国際地域創造学部募集要項/工学部募集要項/農学部募集要項。

農学部は願書締切日より2年以内の受験分が対象で、スコア証明書の写しを提出します。複数回受験は最高得点を採用し、公開会場受験が原則です。下限スコアの記載がなくても、英語は評価対象です。試験の種類・受験日・証明書の形も確認してください。

人文社会学部人間社会学科には、2028年度(令和10年度)の第3年次特別編入学から、外国語を英語・中国語の選択から英語のみに変更する予告があります。2027年度の条件を次の年度へそのまま持ち越さず、自分が入学する年度の要項を基準に選択してください。

出典:人間社会学科の変更予告。

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日程・スケジュール【2027年度】

4学部の試験日程は年間を通じて分散しており、農学部→工学部→(人文社会学部・国際地域創造学部)の順に実施されます。

学部出願期間試験日合格発表検定料
農学部2026年5月18日〜5月25日2026年6月12日2026年6月26日30,000円
工学部2026年5月28日〜6月5日2026年7月4日2026年8月5日30,000円
工学部(第2次募集・エネルギー環境工学コース2名)2026年8月27日〜9月4日2026年10月3日2026年11月6日30,000円
人文社会学部2026年9月2日〜9月9日2026年10月17日2026年11月13日30,000円
国際地域創造学部2026年9月2日〜9月9日2026年10月17日2026年11月13日昼間主30,000円・夜間主18,000円

この日程には、併願を考えるうえで見落とせない事実が2つあります。

人文社会学部と国際地域創造学部は試験日・試験会場が完全に同一です。両学部の募集要項には「同日・同会場で相手学部の特別編入学試験が行われる」と明記されています。つまりこの2学部は同一年度内での併願ができません。

農学部と工学部は試験日が約3週間離れているため、両方に出願すること自体は日程上可能です。ただし出願書類の準備期間(農学部は工学部より先に受付が終わる)を考えると、実務的には早めの準備が前提になります。

工学部の2027年度第1次募集の試験予備日は2026年7月11日です。第2次募集はエネルギー環境工学コース2名が対象で、試験日は2026年10月3日、予備日は10月10日です。第2次募集の個別学力検査は常微分方程式と工業力学で、第1次募集の専門科目選択とは異なります。人文社会学部・国際地域創造学部は、暴風警報等で実施できない場合の試験日を2026年10月31日としています。移動の計画では通常の試験日と予備日を別々に控えてください。

出典:人文社会学部募集要項/国際地域創造学部募集要項/工学部募集要項/工学部第2次募集要項/農学部募集要項。

出願書類は各要項で指定された方法で郵送し、締切日の17時までに到着する必要があります。証明書の発行、英語スコアの取得、郵送の日数を逆算してください。次年度の日程は、過去の日付を読み替えず新しい募集要項で確認します。

合格発表は、農学部が2026年6月26日13:30、工学部第1次募集が8月5日11時、第2次募集が11月6日11時、人文社会学部・国際地域創造学部が11月13日13:30です。工学部の特別編入学確約書は、第1次募集が10月7日、第2次募集が12月23日を提出期限としています。他大学との併願では、試験日だけでなく、このような合格後の提出期限も並べて検討してください。

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検定料・入学料・授業料【学部別】

検定料はどの学部も基本的に30,000円ですが、国際地域創造学部の夜間主コースだけは18,000円と大きく異なります。入学料・授業料についても、昼間主と夜間主で明確な差があります。

区分検定料入学料授業料(年額)
人文社会学部/工学部/農学部/国際地域創造学部(昼間主)30,000円282,000円535,800円
国際地域創造学部(夜間主)18,000円141,000円267,900円

国際地域創造学部の夜間主コースは、入学料141,000円・年間授業料267,900円です。検定料は18,000円で、昼間主の30,000円とは異なります。入学料・授業料は募集要項の予定額であり、入学時・在学中に改定される場合があります。検定料と入学後の学費は支払う時期も目的も違うので、まとめて同じ割合で扱わず、それぞれの金額を確認してください。

出願時と入学後の支払いを分けて準備する

受験の予算は、出願時の検定料、合格後の入学料、入学後の授業料に分けて整理すると見通しを立てやすくなります。授業料の前期分は、人文社会学部・工学部・農学部・国際地域創造学部昼間主が267,900円、国際地域創造学部夜間主が133,950円という予定額です。表は大学に納める費用を整理したもので、渡航・宿泊・転居などに必要な支出は含めていません。

出典:人文社会学部募集要項/国際地域創造学部募集要項/工学部募集要項/農学部募集要項。

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倍率・難易度【公表分の実績4年】

本記事では、志願倍率を「志願者数÷募集人員」、実倍率を「受験者数÷合格者数」、志願者ベースの合格倍率を「志願者数÷合格者数」と区別します。以下には大学公表の人数を掲載し、大学が公表した数値として確認できない倍率の商は記載しません。合格者がいない区分は、受験者数と合格者数をそのまま読みます。

ここでは2023〜2026年度の第3年次特別編入学を扱い、医学部の第2年次特別編入学は含めません。志願者・受験者・合格者・入学者は別々の人数です。国際地域創造学部の昼夜別・学部合計は、社会人特別選抜だけの結果を示すものではありません。

2026年度(令和8年度入学者の実績)

学部・学科入学定員志願者数受験者数合格者数入学者数出典年度
人文社会学部 国際法政学科422102026年度
人文社会学部 人間社会学科485112026年度
人文社会学部 琉球アジア文化学科233112026年度
人文社会学部 計101310322026年度
国際地域創造学部 昼間主8108442026年度
国際地域創造学部 夜間主1299652026年度
国際地域創造学部 計2019171092026年度
工学部 機械工学242212026年度
工学部 エネルギー環境工学300002026年度
工学部 電気システム工学211112026年度
工学部 電子情報通信322212026年度
工学部 社会基盤デザイン211102026年度
工学部 建築学221002026年度
工学部 知能情報696102026年度
工学部 計201913732026年度
農学部 亜熱帯生物資源科学科522212026年度

上表は2026年度(令和8年度)の公式統計です。人数の単位は人で、定員欄も2026年度の公表値です。2027年度の募集人員とは年度が異なります。

4年分の学部合計で見る推移

年度学部志願受験合格入学出典年度
2026年度(令和8年度)人文社会学部1310322026年度
国際地域創造学部19171092026年度
工学部1913732026年度
農学部22212026年度
2025年度(令和7年度)人文社会学部1211112025年度
国際地域創造学部1613772025年度
工学部25221262025年度
農学部22112025年度
2024年度(令和6年度)人文社会学部44002024年度
国際地域創造学部201913122024年度
工学部605420172024年度
農学部75222024年度
2023年度(令和5年度)人文社会学部99332023年度
国際地域創造学部1010332023年度
工学部575423182023年度
農学部99652023年度

工学部は2023年度(令和5年度)に志願57名・受験54名・合格23名・入学18名、2026年度(令和8年度)は志願19名・受験13名・合格7名・入学3名でした。入学者数には合格後の進路選択も関わるため、人数の減少だけで試験の難易度を判断しないようにしましょう。

人文社会学部は2024年度(令和6年度)に志願4名・受験4名・合格0名・入学0名でしたが、2026年度(令和8年度)は志願13名・受験10名・合格3名・入学2名です。出願した人数と受験した人数にも差があるため、志願者数だけの比較と、受験者数・合格者数を並べた比較では読み取れる内容が変わります。

国際地域創造学部は2024年度(令和6年度)が志願20名・受験19名・合格13名・入学12名、2026年度(令和8年度)が志願19名・受験17名・合格10名・入学9名です。昼間主と夜間主では募集人員やプログラム構成が異なります。学部全体の数字を入口にして、志望するコースの行まで確認してください。

学科・コース別に見る2025年度(令和7年度)との違い

2026年度(令和8年度)の1年前にあたる2025年度(令和7年度)の学科・コース別実績もあわせて見ると、年度によって明暗が入れ替わる学科・コースがあることがわかります。

学部・学科/コース2025年度(令和7年度)(志願/受験/合格/入学)2026年度(令和8年度)(志願/受験/合格/入学)
人文社会学部 国際法政学科4/3/0/02/2/1/0
人文社会学部 人間社会学科5/5/0/08/5/1/1
人文社会学部 琉球アジア文化学科3/3/1/13/3/1/1
国際地域創造学部 昼間主8/5/3/310/8/4/4
国際地域創造学部 夜間主8/8/4/49/9/6/5
工学部 機械工学2/1/1/14/2/2/1
工学部 エネルギー環境工学1/1/1/10/0/0/0
工学部 電気システム工学3/3/0/01/1/1/1
工学部 電子情報通信2/2/1/12/2/2/1
工学部 社会基盤デザイン2/2/2/11/1/1/0
工学部 建築学5/4/1/12/1/0/0
工学部 知能情報10/9/6/19/6/1/0
農学部2/2/1/12/2/2/1

電気システム工学コースは2025年度(令和7年度)に受験3名・合格0名、2026年度(令和8年度)は受験1名・合格1名でした。建築学は2025年度に受験4名・合格1名、2026年度は受験1名・合格0名です。少人数の結果だけで難易度を断定せず、志望コースの複数年度を比較してください。

出典:2026年度(令和8年度)特別編入学統計/2025年度(令和7年度)特別編入学統計/2024年度(令和6年度)特別編入学統計/2023年度(令和5年度)特別編入学統計/入試データ・過去問。

2027年度(令和9年度)の実績は、今回参照した統計の確認範囲に含まれていません。募集人員や合格発表予定から結果を推測せず、公表後の統計で比較します。通常募集と第2次募集の結果を扱う際も、資料の集計範囲をそろえてください。

過去問はどこで手に入るか

工学部は、公式の「受験生の方へ」ページで第3年次特別編入学の過去問をコース別に公開しています。2026年(令和8年)実施分の問題が掲載され、昨年度実施のない科目については2025年(令和7年)以前の問題を掲載する場合があります。機械工学・エネルギー環境工学は材料力学、機械材料・工作法、流体力学、熱力学、制御工学、電気システム工学・電子情報通信は数学、回路理論、電磁気学、建築学は大学基礎科目、知能情報は数学・情報工学の公開資料を探します。社会基盤デザインは口頭試問のため過去問が非公開です。

人文社会学部・国際地域創造学部・農学部は、今回の確認資料では過去問の公開有無と入手経路を確定できません。各学部の案内や窓口で、公開・閲覧・請求の方法を確認してください。入手までの間は、要項の科目と分野を基準に基礎学習を進められます。

出典:工学部の過去問公開ページ。

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公開されている過去問から読み取れる出題テーマ(工学部)

以下は工学部の公開科目と2027年度(令和9年度)募集要項の出題範囲に基づく対策です。個々の過去問のテーマや解答別の採点基準は、公開資料を直接参照してください。公表されている試験構成と、以下の学習上の提案を区別して説明します。

機械工学・エネルギー環境工学コース|材料力学・機械材料工作法・流体力学・熱力学・制御工学から2科目選択

この2コースは出題科目が共通で、材料力学・機械材料工作法・流体力学・熱力学・制御工学の5科目から出願時に2科目を選びます。

選択候補の過去問と在籍校の授業内容を照らし合わせ、既に学んだ範囲と復習が必要な範囲を整理しましょう。材料力学、機械材料・工作法、流体力学、熱力学、制御工学のうち、基本関係や解法の根拠を説明できる科目から検討します。特定年度に出たテーマを予想するより、公開問題を使って自分の理解の穴を見つけることが先です。

5科目から2科目を出願時に選ぶため、選択後はその範囲の基礎を確認して過去問に戻ります。途中の式や理由を残すと、どこで理解が途切れたかを復習できます。これは理解を点検する学習法であり、部分点の配分を示すものではありません。

電気システム工学・電子情報通信コース|数学と専門基礎(電磁気学・回路理論)

この2コースも出題科目が共通で、数学(微分方程式・線形代数学)と専門基礎(電磁気学・回路理論)が課されます。

数学は微分方程式・線形代数学、専門基礎は電磁気学・回路理論が要項の範囲です。解けなかった原因を、数学的な操作の不足と物理モデルの理解不足に分けて記録しましょう。回路の式を立てられない場合と、立てた式を解けない場合では、復習する内容が変わります。

社会基盤デザインコース|筆記試験ではなく口頭試問

社会基盤デザインコースは、他のコースと選抜方法そのものが異なります。個別学力検査が「筆記」ではなく「口頭試問」として実施され、構造力学・水理学・土質力学の3分野について面接形式で問われます。この方式のため過去問題は公開されておらず、対策は在籍校での構造力学・水理学・土質力学の基礎を口頭で説明できるレベルまで理解を仕上げることが中心になります。

建築学コース|大学基礎科目に英語・数学・物理を含む

建築学コースの試験科目は大学基礎科目(英語・数学・物理)です。公式の公開問題を確認し、英語だけでなく数学・物理も含めて時間配分を練習してください。面接には口頭試問も含まれます。特定年度の英文テーマや設問形式を次回の出題と決めつけず、現在の要項の範囲に合わせて準備します。

知能情報コース|数学と情報工学の2分野構成

知能情報コースは数学(微分積分学・線形代数学)と情報工学(コンピュータ・アーキテクチャ、アルゴリズムとデータ構造)が試験範囲です。公開ページでは数学・情報工学の資料を確認できます。情報系の基礎理論まで準備する点が機械系・電気系と異なります。

過去問から導ける学習の順番

  1. 工学部志望なら、まずコース別の過去問(材料力学・回路理論・電磁気学等)を1年分解き、公開されている出題形式に慣れる
  2. 機械工学・エネルギー環境工学コースは5科目のうち得意な2科目を早期に確定し、その2科目に学習を集中させる
  3. 社会基盤デザインコースは筆記対策ではなく、専門分野を口頭で説明する練習に切り替える
  4. 過去問の入手経路が確定していない学部では、募集要項の科目と分野を整理しながら、公開・閲覧・請求の方法を学部に確認する

過去問は科目ごとに実施年を控えてください。公開ページには以前の実施年の資料が混在する場合があります。現在の募集要項と範囲が一致するかを確認して演習に使いましょう。出題内容は年度によって変わります。

出典:工学部募集要項/工学部の過去問公開ページ。

学部ごとの出願書類・選考の違い(志望理由書の要否)

出願書類の構成そのものも学部で異なります。出願準備に関係する事項を次の表で整理します。提出書類を網羅した一覧ではありません。

確認する事項人文社会学部国際地域創造学部工学部農学部
志願理由書必須・横書き800字以内必須・別添様式に横書き800字以内提出書類一覧で確認提出書類一覧で確認
大学在学者の学歴・単位在学期間・62単位の見込みに対応在学期間・62単位の見込みに対応在学期間・62単位の見込みに対応62単位以上修得済みの要件に対応
社会人特別選抜の資格学歴に応じた資格を確認夜間主・経営/経済学は資格取得後の社会人経験を確認学歴に応じた資格を確認学歴に応じた資格を確認
英語外部スコア証明書提出要件なし提出要件なし提出要件なし対象試験のスコア証明書の写しを提出
学科・コースの選択志望プログラムを確認昼夜とプログラムを確認機械・エネルギー環境間の第2志望を確認亜熱帯生物資源科学科。健康栄養科学コースを除く

農学部では英語資格検定試験のスコア証明書が必要です。一方、工学部は外部英語スコアの提出を求めておらず、独立した英語試験はなく、建築学の大学基礎科目に英語を含みます。工学部の口頭試問を、語学力を測る試験と読み替えないようにしてください。人文社会学部と国際地域創造学部では、志願理由書を作成する時間も出願準備に組み込みます。

人文社会学部と国際地域創造学部の志願理由書

人文社会学部と国際地域創造学部では、正式名称が「志願理由書」の書類を提出します。横書き800字以内で、国際地域創造学部は別添様式を使います。工学部・農学部の要否は、本記事では断定せず各学部の提出書類一覧で確認する扱いです。

工学部だけの「第2志望」制度

工学部には、機械工学コースとエネルギー環境工学コースの間だけに適用される第2志望の仕組みがあります。第1志望として機械工学コースまたはエネルギー環境工学コースに出願する者は、第2志望として他方のコースを指定できます。第1志望のコースに合格した場合は第2志望の合否判定対象にならず、第1志望で不合格だった場合に第2志望としての合否が判定されます。この2コースを志望する場合は、学びたい分野と照らして第2志望も検討してください。他の学科・コース間にはこの制度はありません。

単位認定と修業年限

出願資格の単位要件と、入学後の単位認定は別の手続きです。卒業までの計画は、履修済み科目の内容や専門科目の開講順序を踏まえて考えます。成績資料と授業内容を整理しておくと、単位認定の相談を具体的に進めやすくなります。

農学部では、食品衛生管理者等の資格に必要な単位は所定の養成施設の課程で履修した場合のみ認定し、教員免許に必要な単位は認定しません。編入後の転学部・転学科もできません。資格取得や別分野への移動を前提にせず、志望学科で学ぶ内容を確認してください。工学部を含む単位認定上限は、根拠を確認できないため数値を示していません。

出典:人文社会学部募集要項/国際地域創造学部募集要項/工学部募集要項/農学部募集要項。

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学部別に、何から手をつけるべきか(時期別ロードマップ)

人文社会学部を志望する場合

国際法政学科は志望プログラムで対策がまったく変わります。法学プログラムは小論文と面接のみで外国語試験がないため、専門分野(法学・政治学・国際関係学)の基礎知識を小論文の形で表現する練習に集中してください。政治・国際関係学プログラムは英語の筆記があるため、専門知識に加えて英語力の底上げが必要です。人間社会学科・琉球アジア文化学科は、志望プログラム(哲学・心理学・社会学、または歴史民俗学・言語学・文学)の基礎問題と外国語(英語・中国語から選択)の両方を並行して準備する必要があります。志願理由書(横書き800字以内)は必須書類のため、内容を早めに固めておいてください。

国際地域創造学部を志望する場合

国際地域創造学部の一般選抜は、プログラムごとの外国語と専門分野の小論文または科目、面接に向けて準備します。選べる外国語は昼夜・プログラムで異なるため、得意な言語を自由に選べると決めつけないでください。所定の資格取得後に3年以上の社会人経験があり、夜間主の経営・経済学を志望する場合は社会人特別選抜を検討できます。外国語は課されませんが、小論文200点に加えて学業成績表・志願理由書・面接を合わせた100点でも評価されます。

プログラム間の配点差にも注意してください。一般選抜の経営・経済学は外国語100点、小論文100点、学業成績表・志願理由書・面接で100点の合計300点です。国際言語文化は外国語100点、科目200点、学業成績表100点、志願理由書・面接100点の合計500点です。地域文化科学は外国語100点、小論文200点、学業成績表・志願理由書・面接200点の合計500点で、書類と面接の配点欄の構成も異なります。

工学部を志望する場合

英語試験がなく(建築学コースの大学基礎科目を除く)、専門科目の学力検査(または口頭試問)と面接だけで判定されます。機械工学・エネルギー環境工学コースは5科目から2科目を選ぶため、早期に得意科目を確定して集中的に演習を積むのが効率的です。第2志望制度が使えるのもこの2コースだけなので、両方の出題範囲に一定の土台がある場合は検討してください。社会基盤デザインコースは口頭試問という特殊な形式のため、筆記の過去問演習ではなく口頭で説明する練習が必要です。公式に過去問が公開されているコースは、まず1年分を解いて出題形式に慣れることを最優先にしてください。

農学部を志望する場合

農学部の英語はTOEIC等のスコア証明書で評価されます。出願締切日から2年以内に受験したスコアが対象で、複数回受験している場合は最高得点が採用されます。出願時に提出できるよう英語の受験と証明書の準備を計画し、生化学・小論文・面接にも並行して取り組んでください。募集人員は5名ですが、人数の少なさだけで難易度や対策量は決められません。大学在学者は62単位以上の修得済み要件も早めに確認します。

残り期間に応じた準備の組み方

準備期間の例前半に取り組むこと後半に取り組むこと
12か月前から資格と志望プログラムを整理。専門の履修内容を点検し、農学部は英語試験の受験計画を立てる公開過去問と基礎の往復、志願理由書の具体化、面接での説明練習へ進む
6か月前から科目ごとに解ける範囲と不足を分け、出願に必要な証明書の準備時期を決める専門の弱点を絞って復習し、筆記と口頭の形式に合わせて演習する
3か月前から受付日程・出願資格・提出可能なスコアを優先して確認。使う教材と対策範囲を絞る受験する科目の基本を確認し、書類の整合性と当日の移動・持参物を点検する

出典:人文社会学部募集要項/国際地域創造学部募集要項/工学部募集要項/農学部募集要項。

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併願をどう組むか|九州・沖縄の国立大学の日程比較

琉球大学内での併願を考える場合、日程の重なりが最大の制約になります。

人文社会学部と国際地域創造学部は同日・同会場で試験が実施されるため、この2学部の併願はできません。どちらか一方に絞って出願する必要があります。

農学部(6月試験)と工学部(7月試験)は試験日が異なるため、書類準備さえ間に合えば併願は可能です。ただし試験科目にほとんど重なりがなく(農学部は生化学・小論文・英語スコア、工学部は数学・物理系の専門科目)、学習内容を共通化できる範囲は限られます。

また、工学部内では機械工学コースとエネルギー環境工学コースに限り第2志望制度が使えるため、この2コースの併願は実質的に1回の受験で2つのコースにチャンスがある形になります。他大学の編入試験と併願する場合は、農学部・工学部(5〜7月)を先に固め、人文社会学部・国際地域創造学部(9〜11月)を後半に据えるスケジュールを組むと、出題内容が近い他大学の試験時期と重ねやすくなります。

九州・沖縄の他の国立大学の日程は、今回の確認資料にないため掲載していません。末尾の大学一覧から候補を調べる際も、各大学の公式要項で志望年度・学部・制度をそろえ、試験日と合格後の手続期限を比較してください。

琉球大学で比較する組み合わせ確認できる日程併願計画の論点
人文社会学部/国際地域創造学部いずれも2026年10月17日同日・同会場で実施。両方の受験を前提にしない
農学部/工学部第1次募集農学部2026年6月12日、工学部2026年7月4日試験日は別。出願資格と異なる専門科目の準備を照合
工学部第1次募集/第2次募集第1次2026年7月4日、第2次2026年10月3日第2次はエネルギー環境工学のみ。科目も異なる
琉球大学/他大学他大学の日付は各大学の公式要項で確認試験日、移動、合格発表、確約書や入学手続の期限を並べる

出典:人文社会学部募集要項/国際地域創造学部募集要項/工学部募集要項/工学部第2次募集要項/農学部募集要項。

参考・出典(琉球大学公式)と更新履歴

資料確認日は2026年10月4日、本文編集日は2026年10月13日です。以下の公式資料を参照しています。確認日以降の変更や追加発表は、出願前にリンク先で確かめてください。

資料対象年度・制度
琉球大学「編入学」2027年度(令和9年度)の掲載要項
人文社会学部募集要項PDF2027年度・第3年次特別編入学
国際地域創造学部募集要項PDF2027年度・第3年次特別編入学
工学部募集要項PDF2027年度・第3年次特別編入学第1次募集
工学部第2次募集要項PDF2027年度・エネルギー環境工学
農学部募集要項PDF2027年度・第3年次特別編入学
工学部「受験生の方へ」2026年(令和8年)実施分等
入試データ・過去問2022年度(令和4年度)〜2026年度(令和8年度)の統計掲載
特別編入学統計PDF2026年度(令和8年度)
特別編入学統計PDF2025年度(令和7年度)
特別編入学統計PDF2024年度(令和6年度)
特別編入学統計PDF2023年度(令和5年度)
人間社会学科の外国語変更予告PDF2028年度(令和10年度)
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よくある質問

琉球大学の編入はどの学部で実施していますか?

2027年度(令和9年度)の第3年次特別編入学は、人文社会学部・国際地域創造学部・工学部・農学部で募集されています。理学部・教育学部・医学部保健学科はこの年度の募集要項一覧に掲載されていません。医学部医学科には別制度の第2年次特別編入学(学士入学)があります。

琉球大学編入の倍率はどのくらいですか?

学部・コースと年度で状況が異なります。2026年度(令和8年度)は人文社会学部が受験10名・合格3名、国際地域創造学部が受験17名・合格10名、工学部が受験13名・合格7名、農学部が受験2名・合格2名です。実倍率の算式は受験者数÷合格者数ですが、本記事では大学公表の人数を示しています。

琉球大学の編入試験の過去問は公開されていますか?

工学部は公式の受験生向けページにコース別の過去問を掲載しています。社会基盤デザインは口頭試問のため非公開です。人文社会学部・国際地域創造学部・農学部の公開有無と入手方法は、今回の資料だけでは断定していません。

社会人でも琉球大学に編入できますか?夜間主コースはありますか?

出願資格を満たせば社会人も検討できます。国際地域創造学部には夜間主コースがあり、経営・経済学プログラムで社会人特別選抜を実施しています。所定の資格取得後、編入学までに3年以上の社会人経験が必要です。外国語は課されませんが、小論文に加えて学業成績表・志願理由書・面接による評価もあります。

琉球大学編入にTOEICは必要ですか?

学部ごとに異なります。農学部はGTEC Academic(2技能)・TOEIC L&R・TOEFL iBTのいずれかのスコア証明書を提出し、英語の評価に使います。工学部は外部スコアの提出要件がなく、建築学の大学基礎科目に英語を含みます。人文社会学部と国際地域創造学部は、多くの区分で当日の外国語筆記を課すため、TOEICだけで対策が完結するわけではありません。

琉球大学の編入で志望理由書は必要ですか?何字ですか?

人文社会学部と国際地域創造学部では、「志願理由書」が必須で、横書き800字以内です。国際地域創造学部では別添様式を使います。工学部・農学部の要否や他の提出書類は各学部の一覧で確認してください。

医学部に編入したいのですが、この記事の4学部に含まれますか?

医学部医学科は含まれません。第2年次特別編入学(学士入学)として別の募集要項が掲載されています。本記事の第3年次特別編入学の資格・英語・試験科目を医学科へ当てはめることはできません。

琉球大学に編入したら2年で卒業できますか?

第3年次編入という入学年次だけでは、卒業時期は確定しません。前籍校で修得した単位の認定や入学後の履修計画を踏まえて考える必要があります。出願に使う単位要件と卒業のための単位認定は別です。農学部には教員免許の単位を認定しないなど資格に関する制約もあるため、資格取得や卒業までの計画を学部に相談してください。

出典:編入学の募集要項一覧/人文社会学部募集要項/国際地域創造学部募集要項/工学部募集要項/農学部募集要項/2026年度(令和8年度)特別編入学統計/工学部の過去問公開ページ。

まとめ

琉球大学の編入学試験は、実施している学部が人文社会学部・国際地域創造学部・工学部・農学部の4学部に限られ、理学部・教育学部・医学部保健学科では実施されていません。医学部医学科の第2年次特別編入学(学士入学)は出願資格・選抜方法ともに別制度で、本記事が扱う第3年次特別編入学とは切り分けて考える必要があります。

試験科目・配点・英語の扱いは学部ごとに異なります。農学部は外部英語スコアと生化学・小論文・面接、工学部はコース別の専門科目または口頭試問と面接が中心です。建築学の大学基礎科目には英語も含まれます。人文社会学部・国際地域創造学部の一般選抜は、プログラムによって外国語と専門分野の小論文・科目を並行して準備します。入試結果は、志願者・受験者・合格者・入学者を分けて、同じ学部・学科の複数年度を比較してください。

工学部にはコース別の公式過去問公開ページがあります。問題ごとの実施年を確認し、現在の募集要項に示された科目と範囲に合わせて活用してください。他学部の公開有無は断定せず、各学部の案内で入手方法を確かめます。公開資料の内容と、本記事が提案する学習手順は区別し、特定年度の形式を次年度も同じと決めつけないことが大切です。

出願準備では、人文社会学部・国際地域創造学部の志願理由書、農学部の英語証明書と62単位以上修得済みの資格に注意します。夜間主の費用は検定料・入学料・授業料を個別に確認してください。人文社会学部と国際地域創造学部は同日・同会場で試験があります。資格・科目・日程・費用と入学後の学びを合わせて検討しましょう。

本記事は2027年度(令和9年度)の募集要項と、2023年度(令和5年度)〜2026年度(令和8年度)の統計に基づきます。出願時は志望年度の公式資料を確認してください。独学で準備の優先順位を決めにくい場合は、本文末の対策コースや関連記事も参考にしてください。

志望する学部の詳しい対策や、英語・志願理由書の準備は次の関連記事へ進んでください。医学部医学科の記事は別制度を扱います。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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