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尾道市立大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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尾道市立大学の編入学試験は、大学全体で実施されているわけではありません。実施しているのは経済情報学部経済情報学科と、芸術文化学部の中でも美術学科の2学科だけで、同じ芸術文化学部にある日本文学科は編入学試験そのものを実施していません。さらに2つの学科は試験科目も日程もまったく別で、経済情報学科は英語・小論文・面接、美術学科は志望コース別の実技検査・小論文・面接(持参作品提出)という、性格の異なる試験です。
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この記事では、尾道市立大学が公表している2027年度の第3年次編入学学生募集要項と、2022〜2026年度の5年分の入試結果一覧をもとに、学科別の募集人員・出願資格・試験科目・日程・倍率を整理します。あわせて、編入学試験の過去問が公式サイト上でどう扱われているか、学科別に何から対策を始めるべきかまで、公表資料の裏付けがある範囲でまとめました。
尾道市立大学の編入学試験は2学科だけ|大学概要と実施状況
尾道市立大学は、広島県尾道市久山田町に位置する公立大学です。前身は昭和21年(1946年)設立の尾道市立女子専門学校で、昭和25年(1950年)の学制改革により尾道短期大学に改称、平成13年(2001年)4月に改組転換して4年制の尾道大学として開学しました。平成17年(2005年)4月には大学院修士課程を設置し、平成24年(2012年)4月に公立大学法人へ移行するとともに、名称を「尾道大学」から現在の「尾道市立大学」へ変更しています。
大学は経済情報学部(経済情報学科)と芸術文化学部(日本文学科・美術学科)の2学部3学科で構成されています。このうち、公式サイトの「第3年次編入学学生募集要項」ページに募集要項が掲載されているのは経済情報学部経済情報学科と芸術文化学部美術学科の2学科のみです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置区分 | 公立大学(公立大学法人尾道市立大学) |
| 所在地 | 広島県尾道市久山田町1600番地2 |
| 開学 | 2001年4月(尾道大学として)/2012年4月に「尾道市立大学」へ改称 |
| 学部・学科 | 経済情報学部(経済情報学科)/芸術文化学部(日本文学科・美術学科) |
| 大学院 | 日本文学研究科/美術研究科/経済情報研究科 |
| 編入学試験の実施学科 | 経済情報学科/美術学科(日本文学科は実施なし) |
| 学部 | 学科 | 編入学試験 | 募集人員 | 募集年次 |
|---|---|---|---|---|
| 経済情報学部 | 経済情報学科 | 実施 | 若干名 | 第3年次 |
| 芸術文化学部 | 日本文学科 | 実施なし | ― | ― |
| 美術学科 | 実施 | 若干名 | 第3年次 |
日本文学科が編入学試験を実施していないことは、募集要項ページに要項そのものが掲載されていないことに加え、後述する2022〜2026年度の入試結果一覧でも一貫して裏付けられます。5年分の「3年次編入学試験」の結果表には経済情報学科と美術学科の2行しかなく、日本文学科の行は一度も登場しません(学部入試の「私費外国人留学生選抜」の結果表には日本文学科の行があるため、単なる掲載漏れではないと判断できます)。日本文学科への編入を希望する場合、現時点の公表情報からは尾道市立大学での編入学の道はないと考えるのが妥当です。
募集人員はどちらの学科も「若干名」で、具体的な人数は公表されていません。若干名という表記は、合格者が0名の年もありうることを意味します。実際、後述する倍率のデータでも合格者0名の年度があります。
日本文学科はなぜ編入学試験の対象外なのか
公式サイトの記載からは、日本文学科が編入学試験を実施しない明示的な理由までは説明されていません。ただし、日本文学科が学校推薦型選抜・一般選抜(一般選抜前期日程では「国語A」)の対象学科として掲載されている一方、第3年次編入学学生募集要項のページには一貫して経済情報学科・美術学科の2学科分しか要項が掲載されていないこと、そして5年分の編入学試験の結果表にも日本文学科の実績行が存在しないことから、少なくとも直近5年間(2022〜2026年度)は編入学試験の募集自体を行っていないと判断できます。日本文学科への進学を検討している場合は、編入学ではなく一般選抜・学校推薦型選抜での受験を前提に計画を立てる必要があります。
経済情報学部経済情報学科の募集要項【2027年度】
経済情報学部は、経済系・経営系・情報系の3分野を横断して学ぶ学部です。アドミッション・ポリシーでは「経済、経営、そして情報の3分野を併せて学ぶことを特長とし、基礎的理論と実践的・応用的知識を兼ね備え、主体性をもって自ら問題を設定し解決することで、現代社会のニーズに応えられる人材、社会貢献や地域貢献ができる人材の育成」を目指すとしています。求める人物像として、経済現象を分析し責任ある意思決定ができるようになりたい人、企業経営の理論と分析手法を組織改善に活かしたい人、情報システムやネットワークの基本原理を学び社会問題の解決に意欲のある人の3つが挙げられています。
出願資格
次のいずれかに該当する者が出願できます。
- 大学を卒業した者および2027年3月卒業見込みの者
- 短期大学を卒業した者および2027年3月卒業見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者および2027年3月卒業見込みの者
- 専修学校の専門課程(修業年限2年以上かつ課程修了に必要な総時間数1,700時間以上)を修了した者および2027年3月までに修了見込みの者
- 高等学校等の専攻科の課程(修業年限2年以上等の基準を満たす)を修了した者および2027年3月までに修了見込みの者
- 日本の大学に2年以上(休学期間を除く)在学し、62単位以上を修得した者および2027年3月までに修得見込みの者
- 学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者および2027年3月までに授与される見込みの者
美術学科のような「専門分野の限定」はなく、出身学校の専攻を問わない一般的な受験資格になっている点が美術学科との大きな違いです。
試験科目・日程
入学者の選抜は、学力試験・面接試験・出願書類を総合して行われます。
| 試験日 | 時間 | 試験科目等 |
|---|---|---|
| 2026年9月10日(木) | 10:00〜11:00 | 英語(辞書貸与) |
| 11:15〜12:15 | 小論文(経済・経営・情報に関する時事問題) | |
| 13:00〜 | 面接 |
英語は辞書の貸与があります。小論文は「経済・経営・情報に関する時事問題」と明記されており、3分野いずれかに寄せた対策ではなく、3分野に共通する時事的な話題への理解が求められると読み取れます。
| 項目 | 2027年度日程 |
|---|---|
| 出願登録期間 | 2026年8月24日(月)〜8月31日(月)15:30まで |
| 入学検定料 | 30,000円 |
| 試験日 | 2026年9月10日(木) |
| 合格発表 | 2026年9月18日(金)午前10時 |
| 入学手続期間 | 2026年9月24日(木)〜10月9日(金)17:00まで(必着) |
出願登録から試験日までは2週間強しかありません。出願書類(編入学履歴書・編入学志望理由書など)は本学所定の様式が公開されているので、出願期間に入る前に下書きを終えておくのが安全です。障害等がある受験生の事前相談は2026年7月24日(金)までとされています。
受験上の注意事項
募集要項には、当日の運用に関する注意事項が具体的に書かれています。学力試験開始後は30分以内の遅刻に限り受験が認められますが、時間の延長はありません。試験時間中に机上に置けるのは、筆記用具(黒の鉛筆またはシャープペンシル)・消しゴム・鉛筆削り・計時機能のみの時計・眼鏡・ハンカチ・目薬・ティッシュペーパー(袋または箱から中身だけ取り出したもの)に限られます。学生食堂や売店は営業していないため、昼食は各自で準備する必要があります。
経済情報学科の面接・志望理由書で意識したいこと
経済情報学科のアドミッション・ポリシーは、知識・技能に加えて「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」の3観点を明示しています。面接や志望理由書では、出身校での学びや取り組みを、この3観点のどこに対応させて説明できるかを事前に整理しておくと、評価軸とのズレが少ない答案・受け答えになります。とくに小論文が「時事問題」である以上、単なる知識の量よりも、経済・経営・情報のいずれかの視点から時事的な出来事を論理的に説明できるかどうかが見られていると考えられます。
経済情報学部経済情報学科の学び|3コース制と資格
経済情報学科は、1年次に経済系・経営系・情報系の3分野をバランスよく学んだうえで、3年次から1つのコースを選択してゼミに所属する体系的なカリキュラムを採っています。編入生も第3年次からこのコース選択に加わることになるため、出願前にどのコースに近い関心があるかを整理しておくと、志望理由書や面接での説明に一貫性が生まれます。
経済系(経済コース)
財・サービス・労働・資本・貨幣などの市場を通じた社会循環を説明する技術を学びます。金融論・財政学・社会保障・公共政策・国際経済など幅広い分野を扱い、知識と問題発見・解決能力を兼ね備えた人材の育成を掲げています。専門演習(ゼミ)のテーマとして、金融論、公共経済学、マクロ経済学、社会思想史・経済学史、環境経済学、社会保障・社会政策、応用ミクロ計量経済学、日本近世近代の流通経済史などが公開されています。
経営系(経営コース)
「情報科学の成果を経営に生かす」という観点から、経営情報システム関連科目の講義・実習を行い、データベースの理論と活用、意思決定とシステム思考、企業情報システムなどをコンピュータによるシミュレーションを交えて学びます。ゼミのテーマにはドイツと日本の経営学説・企業倫理、経営戦略論・経営組織論、会計史・簿記・財務会計、会社法、租税法、経営・産業の情報化、国際法・安全保障論、管理会計・コストマネジメント、マーケティング・消費者行動などが並びます。
情報系(情報コース)
「経済と経営の分かる」情報システム技術の専門家の育成を掲げ、卒業後に企業の情報システムの管理運営を通じて経営に貢献する人材を想定しています。ゼミのテーマには情報ネットワーク・機械学習、情報システム設計、観光支援に役立つデータベース連携型Webシステムの開発、数学教育・情報教育、ビッグデータ・人工知能、遺伝的プログラミングを用いた解釈可能AIの開発などがあります。
少人数教育のしくみ
経済情報学科は芸術文化学部の2学科と比べて学生数が多い学科ですが、大学は「教育の場を複数かつ多層に分けて提供することで、多様なニーズに応えつつ、きめ細やかな指導ができるように工夫している」としています。1年次の基礎演習は全員が履修する必修科目で、大学での学びの導入と位置づけられます。3年次から4年次にかけて履修する専門演習(ゼミ)も必修科目で、指導教員のもとで全員が卒業論文を仕上げます。編入生も第3年次からこのゼミに所属し、卒業論文の作成に向けた指導を受けることになります。このほか、より専門性の高い内容を少人数で実践する特別演習も用意されています。
数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定
経済情報学部は文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定(応用基礎レベル)」を受けており、大学は「中国ブロックで同認定を受けている数少ない学部の一つ」としています。「機械学習と人工知能」「ビッグデータ活用」といった講義科目の履修を通じて、情報技術の活用・応用に関する修了証が発行されます。
取得できる資格
所定の単位を修得することで、高等学校教諭一種免許状(情報)・高等学校教諭一種免許状(商業)を取得できます。このほか簿記、公務員受験対策講座、国税専門官ガイダンス、情報技術資格対策講座(MOS Word・Excel)等の資格取得支援講座が開催されています。
芸術文化学部美術学科の募集要項【2027年度】
美術学科は日本画・油画・デザインの3コースで構成され、1年次前期は3コース合同の基礎実習から始まり、後期にコースが分かれます。編入生も出願時に選択したコースにそのまま第3年次から所属し、専門実習を中心とした教育を受けることになります。アドミッション・ポリシーでは「豊かな発想や色感を持ち、構成力、描写力などの基礎的な造形力を持つ人」「自らの問題意識にしたがって考え、客観的な視点を持つ意欲のある人」などを求める人物像として掲げています。
出願資格
経済情報学科と異なり、出願資格は「美術を専門とする」課程の修了・卒業に限定されています。
- 大学または短期大学において美術を専門とする学科等を卒業した者および2027年3月卒業見込みの者
- 美術を専門とする高等専門学校を卒業した者および2027年3月卒業見込みの者
- 美術を専門とする専修学校の専門課程(修業年限2年以上かつ総時間数1,700時間以上)を修了した者および2027年3月までに修了見込みの者
- 美術を専門とする高等学校等の専攻科の課程を修了した者および2027年3月までに修了見込みの者
- 日本の大学で美術を専門とする学科等に2年以上(休学期間を除く)在学し、62単位以上を修得した者および2027年3月までに修得見込みの者
- 学校教育法第104条第7項の規定により美術に関する学士の学位を授与された者および2027年3月までに授与される見込みの者
美術以外の分野から美術学科への編入は、募集要項の出願資格を読む限り想定されていません。
試験科目・日程
入学者の選抜は、実技検査・小論文・面接(持参作品)・出願書類を総合して行われます。実技検査は志望コースによって課題がまったく異なります。
| 志望コース | 試験内容(彩色表現・6時間) | 持参物 |
|---|---|---|
| 日本画 | 着彩写生(木炭紙大画用紙) | 水彩絵具、水彩描画用具一式 |
| 油画 | 油彩画(F15号キャンバス) | 油絵具、油彩描画用具一式(油絵具と水性絵具の併用も可) |
| デザイン | 平面構成(B3ケントボード) | 水性描画用具一式、定規、コンパス、製図用具一式 |
彩色表現用の紙・キャンバス・イーゼル・パネル・カルトンは大学側で用意しますが、絵具は支給されません。出願時に3コースのいずれかを選択する必要があり、コース選びが対策の最初の分岐点になります。
| 試験日 | 内容 |
|---|---|
| 2026年11月21日(土) | 実技検査(9:00〜16:00、6時間) |
| 2026年11月22日(日) | 持参作品提出(5点以内、8:40〜9:00) |
| 小論文(9:20〜10:50) | |
| 面接(作品ファイル提出を含む、11:10〜) |
持参作品は本人が制作した平面作品または立体作品に限り、5点以内、1人で持ち運べる大きさ・数量に限定されます。作品ファイルは面接時に別途提出が必要で、5点のうちには含まれません。
| 項目 | 2027年度日程 |
|---|---|
| 出願登録期間 | 2026年10月19日(月)〜10月26日(月)15:30まで |
| 入学検定料 | 30,000円 |
| 試験日 | 2026年11月21日(土)・22日(日) |
| 合格発表 | 2026年12月1日(火)午前10時 |
| 入学手続期間 | 2026年12月2日(水)〜12月9日(水)17:00まで(必着) |
経済情報学科(9月)と美術学科(11月)は試験日が2カ月以上離れています。両学科に出願資格がある方はほぼいないと考えられますが、日程が重ならないため、他大学の編入試験との併願計画を立てる際の参考にしてください。
受験上の注意事項
実技検査中(9:00〜16:00、昼食時を含む)は携帯電話の使用が禁止されており、休憩時間中も試験会場の外へ出ることはできません。実技検査の作品は返還されないため、制作過程を記録に残したい場合は事前に準備が必要です。実技検査は12:00までの遅刻に限り受験が認められ、小論文は開始後30分以内の遅刻に限り受験が認められますが、いずれも時間の延長はありません。面接の予定時刻など当日の連絡事項は、前日の実技検査終了時に案内されます。学生食堂や売店は営業していないため、昼食は各自で準備してください。
芸術文化学部美術学科の学び|3コースと資格
美術学科では、中学校教諭一種免許状(美術)、高等学校教諭一種免許状(美術)、学芸員資格を取得することができます。ただし募集要項には、編入学年次によっては取得に必要な全ての科目を在学中に修得できない場合があるため、資格取得を希望する場合は事前に大学へ問い合わせるよう注意書きがあります。編入学年次が原則第3年次であることを踏まえると、資格取得を前提に出願するなら、出願前の問い合わせ時点で必要科目の履修可能性を確認しておく必要があります。
美術学科の出願資格・アドミッション・ポリシー・進路・資格取得の詳細、および志望理由書・面接対策まで踏み込んだ内容は、当サイトの尾道市立大学芸術文化学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接までで個別にまとめています。コース別の実技対策や面接での想定質問まで確認したい場合は、あわせて参照してください。
経済情報学科と美術学科を並べて比較する
ここまでの内容を、志望学科を決める判断材料として一覧にまとめます。
| 比較項目 | 経済情報学科 | 美術学科 |
|---|---|---|
| 出願資格の範囲 | 出身分野を問わない一般的な資格 | 美術を専門とする課程の卒業・修了者に限定 |
| 試験科目 | 英語(辞書貸与)・小論文(経済/経営/情報の時事問題)・面接 | 実技検査(志望コース別)・小論文・面接(持参作品含む) |
| 出願登録期間 | 2026年8月24日〜8月31日 | 2026年10月19日〜10月26日 |
| 試験日 | 2026年9月10日(1日) | 2026年11月21日〜22日(2日間) |
| 合格発表 | 2026年9月18日 | 2026年12月1日 |
| 2022〜2026年度・5年累計倍率 | 2.5倍(受験10・合格4) | 2.1倍(受験27・合格13) |
| 取得可能な教員免許等 | 高校教諭一種(情報)(商業) | 中学校・高校教諭一種(美術)、学芸員 |
試験日が1日で完結する経済情報学科に対し、美術学科は実技検査と小論文・面接が2日間に分かれます。遠方から受験する場合、美術学科は前泊が実質的に必要になる可能性が高い点も、日程計画を立てる際の考慮事項です。
出願手続の流れと提出書類【両学科共通】
出願方法は経済情報学科・美術学科とも共通で、インターネット出願(Post@net)で受け付けられます。流れは、①インターネット出願サイトでの出願登録、②入学検定料30,000円の支払い、③出願書類を締切日までに郵送、の3段階です。出願登録と検定料の支払いだけでは出願手続は完了せず、出願書類の印刷・郵送による提出まで行って初めて完了します。検定料の支払いはコンビニ・クレジットカード・金融機関ATM(Pay-easy)から選べ、支払手数料は検定料に含まれます。
出願書類は、角形2号封筒(24cm×33.2cm)に「封筒貼付用宛名シート」を貼付し、簡易書留速達郵便または直接持参(平日9:00〜17:00)で提出します。提出先は「〒722-8506 広島県尾道市久山田町1600番地2 尾道市立大学 入学試験実施本部」です。インターネット出願登録の際にはメールアドレス(フリーメール可)と志願者本人の写真データ(JPEG形式・100KB以上3MB以内、出願前3か月以内撮影・正面上半身・無帽・無背景)のアップロードが必要です。
| 提出書類 | 摘要 |
|---|---|
| 編入学志願票 | 検定料支払完了後にPost@netから印刷(A4サイズ、拡大・縮小不可) |
| 卒業・修了(見込)証明書 | 大学・短大・高専・専修学校等の卒業(見込)者が、出身校長等作成のものを提出 |
| 成績証明書 | 出身校長等作成・厳封のもの。62単位未修得の場合は単位修得見込証明書等 |
| 在学期間証明書 | 大学2年以上在学・62単位以上修得により出願する場合に、出身校長等作成の所定様式で提出 |
| 学位授与証明書 | 学士の学位を授与された(される見込みの)者が、大学評価・学位授与機構作成のものを提出 |
| 編入学履歴書 | 本学所定の様式(学科別にPDF・Word形式で公開) |
| 編入学志望理由書 | 本学所定の様式(学科別にPDF・Word形式で公開) |
| 出願書類チェックリスト | 本学所定の様式 |
履歴書・志望理由書は経済情報学部用・芸術文化学部(美術学科)用がそれぞれ別様式で、大学公式サイトからPDF・Word両形式でダウンロードできます。手書き・PC入力のいずれも可能で、任意のA4白紙に印刷して使用し、文字色は黒に設定するよう案内されています。出願登録後に内容を修正する場合は、検定料の支払いを行わず最初から登録をやり直す必要がある点にも注意してください。
学位授与証明書が必要な区分(学校教育法第104条第7項による学士の学位を根拠に出願する場合)については、注記があります。すでに学位を授与された者は学位記の写し、これから授与される見込みの者は、在籍する短期大学の専攻科または高等専門学校の専攻科の修了見込証明書、および学位を申請する予定である旨の学長・校長の証明書の提出が求められます。該当する出願資格で検討している場合は、通常の卒業証明書とは異なる書類が必要になる点を早めに確認しておいてください。
倍率・難易度|2022〜2026年度・5年間の実績
尾道市立大学は入試結果ページで、学部入試(一般選抜・学校推薦型選抜・私費外国人留学生選抜)とは別に「3年次編入学試験」専用の結果表を公表しています。学部入試のように転籍・転部・転科などの他制度と数字が混ざっていないため、編入学試験だけの実数をそのまま読むことができます。以下は2022〜2026年度の5年分です。
経済情報学部経済情報学科
| 年度 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率(受験者/合格者) |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度 | 1 | 1 | 1 | 1.0倍 |
| 2025年度 | 0 | 0 | 0 | 志願者なし |
| 2024年度 | 2 | 2 | 1 | 2.0倍 |
| 2023年度 | 3 | 3 | 0 | 合格者なし |
| 2022年度 | 4 | 4 | 2 | 2.0倍 |
| 5年合計 | 10 | 10 | 4 | 2.5倍 |
芸術文化学部美術学科
| 年度 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率(受験者/合格者) |
|---|---|---|---|---|
| 2026年度 | 9 | 9 | 5 | 1.8倍 |
| 2025年度 | 4 | 4 | 2 | 2.0倍 |
| 2024年度 | 3 | 3 | 1 | 3.0倍 |
| 2023年度 | 5 | 5 | 3 | 1.7倍 |
| 2022年度 | 6 | 6 | 2 | 3.0倍 |
| 5年合計 | 27 | 27 | 13 | 2.1倍 |
この表から読み取れる重要な点を整理します。
両学科とも志願者数=受験者数です。5年間を通じて、出願したのに受験しなかった(欠席した)ケースが1件もありません。倍率のズレが出願段階の離脱によるものではなく、純粋に試験の結果として出ていることがわかります。
経済情報学科は年度による振れ幅が非常に大きい学科です。2025年度は志願者0名でしたが、2022年度は志願4名・合格2名でした。2023年度は志願3名全員が受験しながら合格者0名という年もあります。1年ごとの数字を「入りやすい/難しい」と評価するのは危険で、5年累計で見ると受験10名に対して合格4名、2.5倍という水準です。
美術学科は毎年一定数の志願者がおり、経済情報学科より母数が安定しています。5年間で最少3名・最多9名の受験者があり、5年累計では受験27名に対して合格13名、2.1倍でした。単年度では2024年度の3.0倍(受験3・合格1)から2023年度の1.7倍(受験5・合格3)まで幅がありますが、経済情報学科ほどの極端な年度差(志願者0名や合格者0名)は起きていません。
2026年度は美術学科の志願者が過去5年で最多の9名でした。直近の傾向として、美術学科への関心が高まっている可能性がありますが、単年度の数字だけで判断せず、次年度以降の推移もあわせて確認することをおすすめします。
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経済情報学部と芸術文化学部、どちらが入りやすいか
結論から言うと、この2学科を単純に難易度で比較することにはあまり意味がありません。理由は2つあります。
ひとつは、そもそも試験科目も出願資格もまったく別物だという点です。経済情報学科は出身分野を問わない一般的な出願資格で、英語・小論文・面接という筆記中心の試験です。美術学科は美術専門の課程修了者に限定された出願資格で、実技検査・小論文・面接という実技中心の試験です。同じ「尾道市立大学の編入」であっても、必要な準備がまったく重なりません。どちらか片方の対策がもう片方に流用できる部分はほとんどないと考えてください。
もうひとつは、母数が非常に小さいことです。経済情報学科は5年間で受験者数が最大4名、最小0名という規模で、1名の合否が倍率を大きく動かします。2023年度のように志願者3名全員が不合格になる年もあれば、2026年度のように志願者1名が合格する年もあります。「経済情報学科は合格者なしの年があるから難しい」「美術学科は毎年合格者が出ているから入りやすい」という単純な比較は、母数の小ささを考えると成立しません。
参考情報として、5年累計の倍率は経済情報学科が2.5倍(受験10名・合格4名)、美術学科が2.1倍(受験27名・合格13名)でした。数字の上では美術学科のほうがやや低い倍率ですが、母数の差(10名と27名)を考えると、この差だけで難易度を断定するのは早計です。志望学科を決める際は、倍率よりもまず出願資格を満たすか、試験科目に対応できるかを優先して判断してください。
過去問は編入学試験に限り非公開|対策をどう組むか
尾道市立大学は「2026年度入学試験問題および解答例等の公表について」というページで、学校推薦型選抜(基礎学力検査・小論文・実技試験)、一般選抜(前期日程・後期日程の各科目)、大学院入試の問題・解答例・出題意図・評価基準等を公表しています。
ただし、このページに第3年次編入学試験の項目は含まれていません。公表対象は学校推薦型選抜・一般選抜・大学院入試のみで、編入学試験の問題・解答例は掲載も言及もされていません。2025年度以前の入試問題については「事務局窓口で閲覧可能(平日9時〜17時)」と案内されていますが、この案内も同じページの学校推薦型選抜・一般選抜の文脈に置かれたもので、編入学試験を対象に含むとは明記されていません。
つまり、尾道市立大学の編入学試験(経済情報学科・美術学科とも)については、公式サイト上で出題テーマや解答例を確認できる過去問が現時点で存在しません。ここで一般選抜の過去問を編入学試験の対策に転用することは推奨しません。試験科目の設計自体が別物だからです。経済情報学科の一般選抜前期日程には「英語A」「数学A」という独立科目がありますが、編入学試験の英語は科目名も出題形式も要項上は別に定義されており、同一の出題傾向とは限りません。美術学科の一般選抜「実技試験」についても、要項に記載された課題(着彩写生・油彩画・平面構成)は編入学試験と共通しますが、評価基準や難易度が編入学試験と同一である保証はありません。
過去問が入手できない前提で対策を組む場合、次の2点が現実的な代替策になります。
- 出願資格・試験科目の記載そのものを最大の手がかりにする。経済情報学科の小論文は「経済・経営・情報に関する時事問題」と明記されているので、日頃から経済・経営・情報の3分野にまたがるニュースを追い、自分の言葉で200〜400字程度に要約する練習を積むのが直接的な対策になります。美術学科の実技検査は志望コースごとの課題(技法・画材・支持体のサイズ)まで要項に明記されているので、要項どおりの条件(例:日本画は木炭紙大の画用紙に着彩写生、6時間)で模擬制作を行い、時間内に完成させる練習を重ねることが最優先です。
- 大学が公開している一般選抜・学校推薦型選抜の過去問を、出題の「レベル感」を知る参考として使う。編入学試験そのものの過去問ではないため、出題内容を模倣する対策としては使えませんが、大学がどの程度の難易度・分量の問題を作成する傾向にあるかを把握する材料にはなります。参考にする場合は、編入学試験の科目・出願資格と混同しないよう注意してください。
本節の内容は、尾道市立大学が公式サイトで公開している2026年度「入学試験問題および解答例等の公表について」ページの記載内容に基づいています。掲載内容は年度によって更新されるため、最新の公表状況はご自身で大学公式サイトをご確認ください。
学科別に、何から手をつけるべきか
経済情報学部経済情報学科を志望する場合
試験は英語(辞書貸与)・小論文(経済・経営・情報の時事問題)・面接の3本立てです。辞書貸与があることから、単語力そのものよりも長文の読解・和訳・要約に近い出題が想定されます。小論文は3分野横断の時事問題である以上、経済ニュースだけを追っていても対応しきれません。日頃から日本経済新聞や白書・統計資料などに目を通し、経済・経営・情報のいずれの角度からも自分の意見を組み立てられる状態を作っておくことが対策の中心になります。
面接では、3年次から所属するコース(経済系・経営系・情報系)への関心を具体的に語れるようにしておくと説得力が増します。出願前にどのコースのどのゼミに近い関心があるかを大学公式サイトのゼミ紹介で確認し、志望理由書に反映させることをおすすめします。単位認定については、専門演習Ⅰa(3年次配当)を履修するために大学側で60単位以上の認定を受けている必要があると募集要項に明記されているため、出身校での既修得単位がこの基準に届くかどうかも早めに確認してください。
小論文対策の具体的な進め方
試験時間は11:15〜12:15の60分で、テーマは「経済・経営・情報に関する時事問題」です。1時間という制限時間内に、テーマの理解・構成・執筆までを終える必要があるため、次の順序で準備を進めるのが現実的です。
- 経済系・経営系・情報系それぞれについて、直近1年程度の主要なニュース(金融政策、企業の経営戦略、生成AIやデータ活用など)を最低数本ずつ押さえ、要点を自分の言葉で200字程度に要約する練習をする
- 要約した内容について「なぜそれが起きたのか」「今後どうなると考えられるか」を自分の意見として100〜200字で付け加える練習をする
- 60分で「テーマ理解→構成メモ作成→執筆→見直し」の4工程をどう配分するか、時間を計って本番同様に書く練習を複数回行う
大学が小論文の評価基準(採点のポイントや配点)を公表している資料は、編入学試験については見当たりませんでした。そのため上記はあくまで一般的な小論文対策の考え方であり、実際の出題形式や評価基準を保証するものではない点にご留意ください。
芸術文化学部美術学科を志望する場合
最初の分岐は志望コース(日本画・油画・デザイン)の選択です。コースによって実技検査の課題・技法・持参用具がまったく異なるため、出願前にどのコースで受験するかを決め、そのコースの技法(着彩写生/油彩画/平面構成)に絞って準備時間を集中させるのが効率的です。6時間という長い試験時間の中で、構想から仕上げまでを時間配分どおりに終わらせる練習を重ねてください。
持参作品(5点以内)と作品ファイルの準備も、実技検査と並行して進める必要があります。募集要項では持参作品は「本人が制作した作品に限る」「1人で持ち運びできる大きさ・数量に限る」と規定されているため、出願前にどの作品を選ぶか、どう運搬するかまで具体的に計画しておくとスムーズです。出願資格・志望理由書・面接での想定質問については、当サイトの尾道市立大学芸術文化学部の編入試験を徹底解説でコース別に踏み込んで解説しています。
実技検査本番までの準備スケジュールの目安
実技検査は9:00〜16:00の6時間、休憩を挟みながらの長丁場です。出願までの期間で意識しておきたいのは、次の3点です。
- 6時間という制作時間に体力・集中力を合わせる。短時間の練習だけでは本番の時間配分をつかみにくいため、要項どおりの条件(画材・支持体のサイズ・制限時間)で通し稽古を複数回行い、序盤・中盤・仕上げにどれだけ時間を割けるかを体感しておく
- 持参用具を早めに揃える。コースごとに指定用具が異なり(日本画は水彩絵具・水彩描画用具一式、油画は油絵具・油彩描画用具一式、デザインは水性描画用具一式・定規・コンパス・製図用具一式)、絵具そのものは大学から支給されないため、直前に慌てないよう出願前から準備しておく
- 小論文・面接対策と並行して進める。実技検査は1日目、小論文・面接は2日目に実施されるため、実技の追い込みだけに時間を使い切らず、小論文・面接の準備時間も別枠で確保しておく
単位認定と修業年限も確認しておく
両学科とも編入学年次は原則第3年次ですが、出身校での既修得単位について尾道市立大学が行う単位認定の結果によっては、2年間で卒業できない場合があると募集要項に明記されています。とくに経済情報学部では、第3年次配当の「専門演習Ⅰa」を履修するために60単位以上の認定が必要という具体的な基準が示されています。出身校でのカリキュラムが尾道市立大学の科目とどこまで対応するかは、出願前に大学へ確認しておくことをおすすめします。
編入後の単位認定・履修計画・人間関係の作り方については、当サイトの大学編入後の卒業は大変?単位・履修・人間関係のリアルと乗り切り方で一般的な注意点を解説しています。合格後の生活を具体的にイメージする参考にしてください。
諸経費・学費【入学後に必要な費用】
入学後に必要となる経費は、両学科で共通です(いずれも前年度の金額として公表されています)。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 入学料(市内) | 282,000円 | 本人または配偶者・1親等の親族が入学月初日の1年以上前から尾道市内に住民登録している場合 |
| 入学料(市外) | 423,000円 | 上記以外 |
| 授業料 | 535,800円[年額] | 4月・10月に分けて納入 |
| 学生教育研究災害傷害保険料 | 2,430円[2年分] | 4月に納入 |
| 後援会入会金/年会費 | 10,000円/50,000円[年額] | 4月に納入 |
| 学友会入会金/年会費 | 1,000円/7,000円[年額] | 4月に納入 |
入学料は「市内」と「市外」で14万円以上の差があります。本人または配偶者・1親等の親族が、入学月初日の1年以上前から尾道市内に住民登録しているかどうかで区分が決まるため、該当する可能性がある場合は早めに確認してください。なお、経済情報学部はノート型パソコンが必携となっており、大学が斡旋する機種は前年度実績で13万円程度とされています。これらの学費は年度によって変更される場合があるため、出願前に最新の募集要項でご確認ください。
編入学試験と一般選抜(学部入試)の違い
尾道市立大学は毎年、高校卒業見込み者向けの学校推薦型選抜・一般選抜(前期日程・後期日程)と、既卒者・在学者向けの第3年次編入学試験を別制度として実施しています。編入学試験の位置づけを理解するうえで、一般選抜との違いを押さえておくと準備の方向がぶれません。
もっとも大きな違いは科目数です。一般選抜は前期・後期で学力検査科目(経済情報学科なら数学A・英語A/数学B・英語B、日本文学科なら国語A・国語B)が課されますが、編入学試験は経済情報学科が英語・小論文の2科目、美術学科が実技検査・小論文の2種類と、科目数自体は絞られています。そのぶん、限られた科目・限られた試験時間の中でどれだけ完成度の高い答案・作品を出せるかが重視される設計になっていると考えられます。
もうひとつの違いは面接の有無です。一般選抜にはない面接が、編入学試験では両学科とも必須になっています。とくに美術学科は面接時に作品ファイルの提出が求められ、実技検査・持参作品・面接という3つの評価軸で総合的に判定される点が、一般選抜の実技試験のみの評価とは異なります。
募集人員の面でも違いがあります。一般選抜・学校推薦型選抜は学科ごとに具体的な人数(前年度実績等)が示されるのに対し、編入学試験は経済情報学科・美術学科とも「若干名」という表記にとどまり、具体的な定員は公表されていません。これは、編入学試験が欠員補充的な性格を持つ選抜であることの表れと考えられます。
大学院進学も視野に入れる場合
尾道市立大学には大学院修士課程が設置されており、日本文学研究科・美術研究科(絵画研究分野の日本画・油画、デザイン研究分野)・経済情報研究科の3研究科があります。編入学した学部での学びをさらに深めたい場合、卒業後の進学先としてこれらの研究科が候補になります。大学院入試は学部入試・編入学試験とは別の選抜で、試験科目・日程も独立して公表されています。編入学の段階で大学院進学まで見据えているのであれば、志望理由書や面接で学びの計画としてその旨に触れておくと、入学後の学修計画に一貫性が生まれます。
併願をどう組むか
経済情報学科(試験日2026年9月10日)と美術学科(試験日2026年11月21日〜22日)は試験日が2カ月以上離れており、学科をまたいだ併願がしやすい日程です。ただし前述のとおり出願資格・試験科目が別物のため、実際には志望分野(経済・経営・情報系か、美術系か)によってどちらか一方に絞るのが一般的です。
試験会場はいずれも尾道市立大学のキャンパスです。JR山陽本線尾道駅からは駅前バスターミナル(③番のりば)より「尾道市立大学」または「陽光台」行きバスで約20〜40分、JR山陽新幹線新尾道駅からは南口(③番のりば)より同じ系統のバスで約15分、タクシーなら約10分とされています。他都市から受験する場合は、宿泊・移動を含めた前日入りの計画を早めに立てておくと安心です。
美術系の編入で他の公立大学もあわせて検討する場合は、当サイトの秋田公立美術大学美術学部の編入試験を徹底解説や九州大学芸術工学部の編入試験を徹底解説もあわせて参考にしてください。情報系・経営系の分野を軸に併願先を広げたい場合は、情報学部の大学編入を徹底解説|出願資格・試験科目で他大学の情報系学部の編入状況を整理しています。試験日程が重ならない大学同士を組み合わせ、出題分野が近い大学を選ぶことで、1つの対策を複数校の受験に活かせます。
よくある質問
尾道市立大学に編入できる学部・学科はどこですか。
経済情報学部経済情報学科と、芸術文化学部美術学科の2学科です。同じ芸術文化学部にある日本文学科は、公式サイトに募集要項の掲載がなく、2022〜2026年度の入試結果一覧にも編入学試験の実績が一度も記載されていないため、編入学試験を実施していないとみられます。
尾道市立大学編入の倍率はどれくらいですか。
2022〜2026年度の5年累計で、経済情報学科は受験10名に対して合格4名(2.5倍)、美術学科は受験27名に対して合格13名(2.1倍)でした。ただし単年度では、経済情報学科は志願者0名の年(2025年度)や合格者0名の年(2023年度)もあり、年度による振れ幅が大きい点に注意が必要です。
経済情報学科の試験科目は何ですか。
英語(辞書貸与)・小論文(経済・経営・情報に関する時事問題)・面接の3つです。試験日は2026年度で2026年9月10日(木)でした。
美術学科の試験科目は何ですか。
志望コース(日本画・油画・デザイン)別の実技検査(6時間)・小論文・面接(持参作品5点以内の提出を含む)です。実技検査は日本画が着彩写生、油画が油彩画(F15号キャンバス)、デザインが平面構成(B3ケントボード)で、コースによって使用する画材・支持体が異なります。
編入学試験の過去問は手に入りますか。
公式サイト上では確認できません。尾道市立大学は学校推薦型選抜・一般選抜・大学院入試の過去問と解答例・出題意図を公表していますが、第3年次編入学試験はこの公表の対象に含まれていません。編入学試験専用の過去問を大学公式に入手する手段は、現時点の公表情報からは見当たりませんでした。
美術学科はどの分野からでも編入できますか。
できません。出願資格は「美術を専門とする」学科・課程の卒業・修了者に限定されており、美術以外の分野からの出願は募集要項上想定されていません。
経済情報学科はどの分野からでも編入できますか。
出願資格に出身分野の限定はなく、大学・短期大学・高等専門学校の卒業者や、大学に2年以上在学し62単位以上を修得した者など、一般的な条件で出願できます。
入学料は誰でも同じ金額ですか。
異なります。本人または配偶者・1親等の親族が、入学月初日の1年以上前から尾道市内に住民登録している場合は282,000円、それ以外は423,000円です(いずれも前年度の金額)。
編入後、2年間で卒業できますか。
出身校での既修得単位について大学が行う単位認定の結果によっては、2年間で卒業できない場合があると募集要項に明記されています。経済情報学部では、第3年次配当の「専門演習Ⅰa」の履修に60単位以上の認定が必要という具体的な基準が示されています。
経済情報学科と美術学科は併願できますか。
試験日は経済情報学科が9月、美術学科が11月と2カ月以上離れているため、日程上は併願が可能です。ただし出願資格が別物(美術学科は美術専門課程の修了者限定)のため、両方に出願できるのは出身校で美術を専門としていた方など、条件を満たす一部の方に限られます。
入学検定料はいくらですか。
両学科とも30,000円です。コンビニ・クレジットカード・金融機関ATM(Pay-easy)のいずれかで支払えます。支払手数料は検定料に含まれています。
出願に必要な書類は何ですか。
共通して、編入学志願票・編入学履歴書・編入学志望理由書・出願書類チェックリストに加え、出願資格の区分に応じて卒業(見込)証明書・成績証明書・在学期間証明書・学位授与証明書のいずれかが必要です。履歴書・志望理由書は経済情報学部用・芸術文化学部用でそれぞれ別の様式が公式サイトで公開されています。
試験会場へはどうやって行きますか。
試験会場は尾道市立大学のキャンパスです。JR尾道駅からは駅前バスターミナルより「尾道市立大学」または「陽光台」行きバスで約20〜40分、JR新尾道駅からは南口より同系統のバスで約15分、タクシーで約10分とされています。
受験上の配慮が必要な場合はどうすればよいですか。
障害等があり、受験上特別な措置や修学上特別な配慮を必要とする場合は、事前に尾道市立大学入学試験実施本部に相談する必要があります。事前相談の受付期限は、経済情報学科が2026年7月24日(金)まで、美術学科が2026年10月1日(木)までとされています。相談内容によっては対応に時間を要する場合があるため、できるだけ早い時期に相談するよう大学は案内しています。
まとめ
尾道市立大学の編入学試験について、公式の募集要項と5年分の入試結果から確認できることを整理します。
まず、編入学試験を実施しているのは経済情報学部経済情報学科と芸術文化学部美術学科の2学科だけです。同じ芸術文化学部の日本文学科は募集要項もなく、入試結果一覧にも実績がありません。志望学科を決める前に、そもそも編入学試験があるかどうかをこの時点で確認してください。
次に、2学科は出願資格も試験科目もまったく別物です。経済情報学科は出身分野を問わない英語・小論文・面接、美術学科は美術専門課程修了者限定の実技検査・小論文・面接(持参作品)です。「尾道市立大学の編入対策」とひとまとめにはできず、志望学科を決めてからその学科専用の準備を進める必要があります。
倍率については、5年累計で経済情報学科2.5倍・美術学科2.1倍という水準でしたが、いずれも母数が数名〜十数名ときわめて小さく、単年度の数字(志願者0名や合格者0名の年もある)だけで難易度を判断するのは危険です。
最後に、編入学試験専用の過去問は現時点で公式サイト上に公開されていません。学校推薦型選抜・一般選抜の過去問は公開されていますが、試験科目の設計が異なるため、そのまま編入対策に転用することは推奨できません。募集要項に明記された出願資格・試験科目・実技課題の条件そのものを最大の手がかりとして、対策を組み立ててください。
尾道市立大学の編入学試験は、法政大学のような大規模私立大学の編入学試験と比べると、募集規模も情報公開の量もコンパクトです。だからこそ、公式サイトに書かれている一次情報(募集要項・入試結果一覧・出願書類様式)を一つずつ正確に押さえることの重要性が相対的に高くなります。競合する情報サイトの多くは募集人員・試験科目・日程までしか整理していませんが、本記事では5年分の編入学試験専用の倍率データと、出願手続の実務(提出書類・受験上の注意事項)まで一次情報から掘り下げました。
本記事の数値は尾道市立大学が公表する2027年度第3年次編入学学生募集要項および2022〜2026年度の入試結果一覧に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目・学費は年度によって変更されるため、出願前には必ず尾道市立大学が公表する最新の募集要項をご確認ください。
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