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青森県立保健大学の編入試験を徹底解説|社会福祉学科・栄養学科の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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青森県立保健大学の編入学者選抜は、健康科学部の4学科(看護学科・理学療法学科・社会福祉学科・栄養学科)のうち、実施しているのは社会福祉学科と栄養学科の2学科だけです。しかも実施年次は2年次のみで、3年次編入の制度はありません。看護学科と理学療法学科を「編入」で目指すことはできない、というのがこの大学を理解するうえでまず押さえるべき事実です。
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この記事では、青森県立保健大学が公表している令和9年度(2027年度)の学生募集要項(社会人・学士選抜、編入学者選抜)と、大学が公開している編入学者選抜の志願者数等推移(平成15年度〜令和8年度)をもとに、募集人員・受験資格・試験科目・日程・倍率を整理します。あわせて、なぜ看護学科・理学療法学科が編入を実施していないのか、志願者数が募集人員を下回る年が多い実態、合格後に効く単位認定の注意点まで踏み込んで解説します。
青森県立保健大学は青森市大字浜館字間瀬58-1に所在する公立大学法人で、健康科学部の単科大学として看護学科(入学定員105名)・理学療法学科(同31名)・社会福祉学科(同50名)・栄養学科(同30名)の4学科と大学院を置いています。大学が公表するアドミッション・ポリシーでは「看護・理学療法・社会福祉・栄養の各学科において、健康科学を探究し、多職種と連携・協働しながらヒューマンケアを実践し、地域社会に貢献する意欲をもつ学生を求める」とされています。編入学者選抜は、この4学科のうち社会福祉学科・栄養学科の入学定員(合わせて80名)の一部として、2年次に7名分の枠が設けられている位置づけです。
青森県立保健大学の編入学試験は「社会福祉学科」「栄養学科」の2学科だけ
青森県立保健大学は健康科学部の単科大学で、看護学科・理学療法学科・社会福祉学科・栄養学科の4学科があります。大学が公表する令和9年度の「編入学制度」の説明によれば、短期大学・高等専門学校等を対象とした編入学制度の対象は次のとおりです。
| 学科 | 編入学定員 | 編入年次 |
|---|---|---|
| 社会福祉学科 | 4名 | 2年次編入 |
| 栄養学科 | 3名 | 2年次編入 |
| 看護学科 | 実施なし | — |
| 理学療法学科 | 実施なし | — |
看護学科・理学療法学科は令和9年度の学生募集要項に編入学者選抜の記載がありません。「青森県立保健大学に編入したい」という場合、志望できる学科は社会福祉学科と栄養学科の2つに絞られます。この点は後述するとおり、以前は状況が違いました。
編入学者選抜と社会人・学士選抜は別の制度
大学の入学定員一覧では、「社会人・学士選抜」は一般選抜(前期・後期)や学校推薦型選抜と並んで入学定員(1年次からの新入生募集)の一部として扱われています。令和9年度の社会人・学士選抜の募集人員は看護学科2名・理学療法学科1名・社会福祉学科1名(計4名)で、対象は社会人経験3年以上の者、または大学卒業者・学士取得者(見込みを含む)です。
一方、本記事が扱う「編入学者選抜」は、短期大学・高等専門学校等の卒業者・卒業見込者を主な対象に2年次に途中入学する制度で、募集人員の一覧とは別の「編入学定員」として公表されています。同じ試験日に実施され、選抜方法(総合問題+面接)の形式も似ていますが、対象年次・出願資格・募集人員はまったく別のものです。社会人経験があっても学士や短大・高専卒の資格がある場合は、社会人・学士選抜(1年次入学)と編入学者選抜(2年次編入)のどちらに出願するかを、卒業までの年数も含めて検討する必要があります。
募集人員【令和9年度(2027年度)】
編入学者選抜の募集人員は次のとおりです。
| 学部 | 学科 | 募集人員 |
|---|---|---|
| 健康科学部 | 社会福祉学科 | 4名 |
| 栄養学科 | 3名 | |
| 計 | 7名 | |
青森県立保健大学の健康科学部全体の入学定員は216名ですが、編入学の枠はそのうちの社会福祉学科・栄養学科だけに設けられた、あわせて7名という小さな枠です。学科別の入学定員(令和9年度、1年次からの新入生募集分)は次のとおりで、編入学の7名がいかに小さいかがわかります。
| 学科 | 入学定員(1年次) | うち一般選抜(前期+後期) | うち学校推薦型選抜 | うち社会人・学士選抜 |
|---|---|---|---|---|
| 看護学科 | 105名 | 53名 | 50名 | 2名 |
| 理学療法学科 | 31名 | 18名 | 12名 | 1名 |
| 社会福祉学科 | 50名 | 29名 | 20名 | 1名 |
| 栄養学科 | 30名 | 22名 | 8名 | 0名 |
| 計 | 216名 | 122名 | 90名 | 4名 |
全国的に見ても募集人員が一桁台の編入試験であり、年によって合格者が0名になることも後述のとおり実際に起きています。
受験資格|学科で必要な条件が違う
受験資格は学科ごとに定められており、志望学科によって出願できる進路の幅が異なります。在学していた学部・学科・専攻は問われません。
社会福祉学科の受験資格(4つの区分)
- 学士の学位を有する者、または令和9年3月までに学士の学位を授与される見込みの者
- 短期大学または高等専門学校を卒業した者、または令和9年3月に卒業見込みの者
- 専修学校の専門課程(修業年限が2年以上で、かつ課程の修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上のものに限る)を修了した者、または令和9年3月に修了見込みの者
- 大学に2年以上在学し、62単位以上修得した者、または令和9年3月にこれに該当する見込みのある者
栄養学科の受験資格(2つの区分)
- 学士の学位を有する者、または令和9年3月までに学士の学位を授与される見込みの者
- 短期大学・高等専門学校を卒業した者、または令和9年3月に卒業見込みの者
この違いは実務上重要です。専修学校(専門学校)の卒業見込みで出願できるのは社会福祉学科だけで、栄養学科にはその区分がありません。同様に、大学2年以上在学・62単位以上修得という「在学中からの出願」ができるのも社会福祉学科だけです。栄養学科を目指す場合は、学士取得(見込み)か、短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)のいずれかを満たす必要があります。専門学校在籍者や大学在学中の者が栄養学科への編入を検討する場合、まずこの受験資格の違いを確認してください。
| 出願資格の区分 | 社会福祉学科 | 栄養学科 |
|---|---|---|
| 学士(見込み含む) | ○ | ○ |
| 短期大学・高等専門学校卒業(見込み含む) | ○ | ○ |
| 専修学校専門課程修了(2年以上・1,700時間以上、見込み含む) | ○ | × |
| 大学2年以上在学・62単位以上修得(見込み含む) | ○ | × |
編入学時期・年次・在学すべき年数
編入時期は令和9年4月で、編入年次と在学すべき年数は次のとおりです。
| 学科 | 編入年次 | 在学すべき年数 |
|---|---|---|
| 社会福祉学科 | 2年次 | 3年 |
| 栄養学科 | 2年次 | 3年 |
卒業要件単位数は124単位です。既修得単位の認定によっては、修業年限が3年を超える場合があると要項に明記されています。単位認定の詳細は後述します。
選抜方法と配点|総合問題・面接
編入学生の選抜は、大学が実施する個別学力検査等(総合問題・面接)の成績に、志望理由書・成績証明書等の内容を加えて総合的に判定します。総合問題と面接の総得点順に合格者を決定しますが、基準に満たないと判断された場合には、合格者が募集人員に満たなくても不合格とすることがあり、特に面接の得点が基準に満たない場合は不合格とすると明記されています。
| 学科 | 総合問題 | 面接 | 総合点 |
|---|---|---|---|
| 社会福祉学科・栄養学科 | 100点 | 100点 | 200点 |
面接は複数の教員による15〜20分程度の個別面接で、出願時に提出した調査書・成績証明書・志望理由書が参考資料として使われます。
試験当日の注意事項
要項には試験当日のルールが細かく定められています。事前に確認しておくべき点を整理します。
- 受験者は午前9時30分までに指定された試験室に入室・着席すること(試験会場には午前8時30分から入場可能)
- 総合問題試験開始後は20分以内の遅刻に限り受験を認めるが、試験時間の延長はしない
- 総合問題試験は、開始後60分が経過した時点から終了10分前までの間に限り途中退室を認める
- 総合問題・面接のいずれか一方でも受けなかった場合、受験を辞退したものとして取り扱う
- 面接開始時(12時30分)に不在だった場合も、受験を辞退したものとして取り扱う
- 使用を許可されるのはHB程度の黒鉛筆(シャープペンシル可)、消しゴム、鉛筆削り、時計機能のみの時計、メガネ、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー(袋・箱から中身のみ取り出したもの)に限る。耳せんは監督者の指示が聞き取れなくなるため使用不可
- 携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末・タブレット端末・イヤホン等の電子機器類は使用不可。試験室に入る前に必ず電源を切ること
- カンニングや不正行為が認められた場合は受験資格を失い、状況により警察署への被害届提出もあり得るとされている
身体に障害等(学校教育法施行令第22条の3に定める程度)があり、受験上・修学上の特別な配慮を必要とする場合は、試験より前の指定期日までに大学へ事前相談するよう案内されています。当日になってからの申し出では対応できない可能性があるため、該当する場合は出願前の早い段階で教務学生課へ連絡してください。
また、学校保健安全法に基づき出席停止が定められている感染症に罹患し、医師により感染のおそれがあると診断された場合は受験できないとされています。ただし医師の診断に基づき感染のおそれがないと認められた場合は、別室受験等の特別措置が取られることがあります。これらの理由で受験できなかった場合でも追試験・再試験は実施されず、入学検定料も返還されません。体調管理は出願後の重要な準備の一つです。
学科別「総合問題」の内容
大学が公表している総合問題の評価方針は学科で異なります。
| 学科 | 総合問題で評価される内容(大学公表) |
|---|---|
| 社会福祉学科 | 短期大学・高等専門学校等での学習を含めた基礎学力に基づき、論理的思考能力・表現力・英文読解力を総合的に評価する |
| 栄養学科 | 生物、化学の知識・理解力を基礎として、短期大学・高等専門学校等での学習を含めた基礎学力に基づき、英語、国語の読解力、論理的思考能力、表現力等を総合的に評価する |
社会福祉学科は「論理的思考力・表現力・英文読解力」が評価軸として明記されており、国語・英語を中心とした人文寄りの総合問題であることが読み取れます。栄養学科は「生物・化学の知識」が基礎として明記されている点が社会福祉学科と大きく異なり、理系科目の素養が問われる構成です。栄養学科を目指す場合、短期大学・高等専門学校で理系科目をどこまで学んできたかが対策の出発点になります。
出願書類・検定料・出願手続
入学検定料は17,000円です(振込手数料は志願者負担)。出願はインターネット出願・入学手続サイトから行い、登録だけでは出願手続は完了しません。検定料の払込みと、出願書類の郵送(簡易書留速達郵便、最終日午後5時必着)または持参の両方を、期間内に終える必要があります。
| 提出書類 | 内容 |
|---|---|
| 編入学志願票 | インターネット出願サイトから入力し、A4サイズで印刷 |
| 成績証明書 | 出身または在学の大学・短期大学・学校長等が証明し、厳封したもの |
| 卒業証明書等 | 卒業(見込)証明書、在籍期間証明書、学位授与証明書のいずれか |
| 編入学志望理由書 | 出願サイトからWord版様式をダウンロードして入力・印刷(手書き不可) |
志望理由書が手書きではなくWord入力での提出に指定されている点は、この大学の編入出願で見落としやすいポイントです。フォーマットに沿って作成し、印刷して提出します。
出願上の注意事項
- 2つ以上の学科に出願することはできない(社会福祉学科・栄養学科の同時出願は不可)
- インターネット出願手続完了後の選抜区分・学科等の出願事項の変更は認めない(氏名・住所・電話番号の変更のみ連絡すれば対応)
- 振り込んだ入学検定料は、出願書類を提出しなかった場合・出願書類が受理されなかった場合・誤って二重に振り込んだ場合を除き、いかなる理由があっても返還しない
- 出願書類に重大な虚偽記載が認められた場合、または出願資格要件を満たしていないことが判明した場合は、入学後であっても入学許可を取り消すことがある
- 他大学に重複して入学手続きを行った事実が判明した場合、入学許可を取り消す。既に納入された入学料は還付しない
「見込み」で出願して合格したのちに、卒業・単位修得の要件を満たせなかった場合の扱いは要項本文には明記が見当たりませんが、出願資格要件を満たしていないことが判明すれば入学許可が取り消され得る、という前提で、卒業見込み・単位修得見込みの管理は出願前から確実に行ってください。
写真データ・出願環境の要件
出願にはインターネット出願・入学手続サイト(https://e-apply.jp/ds/auhw/)を使用します。要項に明記されている実務上の要件は次のとおりです。
- 写真データは、カラー(10MBまで)、出願3ヵ月以内に撮影、上半身・脱帽・正面向きのもの
- 推奨環境はMicrosoft Edge・Google Chrome・Mozilla Firefox・Apple Safariの各最新版、スマートフォン・タブレットはiOS12以上/Android OS8以上/iPadOS13以上
- 写真データ等を印刷する必要があるため、プリンター環境を用意すること
- 登録したメールアドレスには自動送信メールが届くため、
@e-apply.jpドメインからのメールを受信できるよう設定しておくこと - 自宅にインターネットや印刷の環境がない場合は、公共図書館のインターネットサービス等の利用で対応するよう案内されている
編入学で取得できる資格・免許
青森県立保健大学の学生募集要項には、選抜区分に共通する事項として学科ごとに取得可能な資格・免許が明記されています。編入学で入学した場合も対象です。
社会福祉学科
規定の科目単位を修得した場合、社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験資格を得られます。ただし精神保健福祉士養成課程科目については、3年次後期までに受講者の選抜を行うと明記されており、前述の「学内選抜で概ね20名」という定員の話と符合します。このほか、本学所定の単位を修得し卒業した場合は社会福祉主事・児童指導員の任用資格が、卒業後一定の要件を満たすことで児童福祉司の任用資格が取得できます。社会福祉士または精神保健福祉士の資格取得を前提に所定の単位を修得すると、スクールソーシャルワーク教育課程の修了証も交付されます。
栄養学科
規定の科目単位を修得した場合、管理栄養士国家試験受験資格・栄養士免許の申請資格を得られます。本学所定の単位を修得し卒業した場合は食品衛生管理者・食品衛生監視員の任用資格も取得可能です(ただし前述のとおり、編入前の在籍校が登録養成施設でない場合、その大学等で修得した単位はこの資格に関して認定されません)。また要件を満たすことで栄養教諭一種免許状の取得もできます。
初年度納付金・奨学金・入学までの準備
編入学者選抜の合格者が入学手続時に必要な初年度納付金は、学生募集要項の「編入学者選抜募集要項」に独立した章として示されています。社会人・学士選抜(1年次入学・4年間在学)とは後援会費・学外実習負担金の金額が異なるため、編入学(3年間在学)としての金額を確認してください。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入学料(県内者) | 225,600円 |
| 入学料(県内者以外) | 338,400円 |
| 授業料(年額・前期後期分納) | 535,800円 |
| 後援会費(3年分) | 37,500円 |
| 同窓会費(終身会費) | 10,000円 |
| 学外実習負担金(社会福祉学科) | 14,000円 |
| 学外実習負担金(栄養学科) | 6,000円 |
「県内者」とは、本人・配偶者または一親等の親族が入学日の1年前から引き続き青森県内に住民登録を有する者を指し、それ以外は「県内者以外の者」として入学料が異なります。上記のほか、実験実習費・傷害保険料等が別途必要で、詳細は入学手続案内で通知されるとされています。
奨学金は「編入学生のみ」を対象とする給付奨学金がある
日本学生支援機構の貸与奨学金(第一種・無利子、第二種・有利子)に加えて、返還不要の給付奨学金制度があります。要項には「対象は令和8年6月時点では編入学生のみですが、詳細は入学後にお問い合わせください」という注記があり、この給付奨学金が編入学生を対象に案内されていることが読み取れます。適用条件や最新の対象範囲は、入学後に大学へ確認する必要があります。
この給付奨学金に申請して採用された場合、「高等教育の修学支援新制度」により、大学の授業料等の減免(免除または減額)を受けられます。給付奨学金の申請資格がない、または制度の認定要件に当てはまらない場合でも、青森県立保健大学が独自に設けている授業料減額・免除基準に基づく減免制度に申請でき、大学の審査を経て適用の可否が決まります。編入学生は入学時点ですでに一定の学修歴・年齢を経ていることが多く、経済的な支援制度の対象範囲を早めに確認しておく価値があります。
実習のための予防接種、パソコン環境の準備が必要
健康科学部は入学当初から病院・保育施設・介護施設等での実習があるため、大学は「医療関係者のためのワクチンガイドライン」に準じ、麻疹・風疹・流行性耳下腺炎・水痘・B型肝炎の抗体価の基準を満たすための予防接種を求めています。必要な予防接種を受けないと実習先での受け入れに支障が生じ、単位修得や卒業が難しくなる場合があると明記されています。編入前にワクチン接種歴・抗体価を確認しておくと入学後の手続きがスムーズです。
また授業に関する連絡はインターネットを通じて行われ、遠隔授業に対応する必要もあるため、入学までにパソコンとインターネット環境(必要に応じてモバイルバッテリー等の周辺機器を含む)を準備するよう案内されています。
個人成績の開示請求もできる
受験者本人に限り、総合問題・面接の得点について情報開示請求ができる制度があります。編入学者選抜の開示請求期間は令和8年11月1日から11月30日まで(土日祝を除く)で、受験票を持参して大学窓口(教務学生課)で請求します。結果を振り返って次の対策に活かしたい場合や、不合格の理由を知りたい場合に利用できる制度です。
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- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
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日程・スケジュール【令和9年度(2027年度)】
編入学者選抜と社会人・学士選抜は同一日程・同一試験日で実施されます。
| 項目 | 令和9年度(2027年度) |
|---|---|
| インターネット出願登録・検定料払込期間 | 令和8年8月13日(木)〜8月21日(金)午後4時30分まで |
| 出願書類受付期間 | 令和8年8月18日(火)〜8月21日(金)〈最終日午後5時必着〉 |
| 試験日 | 令和8年9月12日(土) |
| 試験時間割 | 9:30説明/10:00〜総合問題/昼食/12:30〜面接(〜17:00) |
| 合格発表 | 令和8年9月18日(金)午前10時 |
| 入学手続期間 | 令和8年9月18日(金)〜10月1日(木)(土日祝を除く) |
試験当日の注意事項として、総合問題開始後は20分以内の遅刻に限り受験を認めるが試験時間の延長はしないこと、途中退室は試験開始60分後から終了10分前までの間に限り認められること、総合問題・面接のいずれか一方でも受けなかった場合は受験を辞退したものとして扱われることが明記されています。面接開始予定時刻(12時30分)に不在の場合も辞退扱いとなるため、当日のスケジュール管理には注意が必要です。
合格発表は合否照会システムと大学ホームページでの受験番号発表のみで、電話・郵便・電子メールでの問い合わせには応じないとされています。
試験会場・アクセス
試験会場は青森県立保健大学(青森市大字浜館字間瀬58-1)です。大学が案内する交通手段は次のとおりです。
- 鉄道:新青森駅からJR奥羽本線で青森駅を経由し、青い森鉄道八戸方面行きで東青森駅下車。大学まで徒歩約10分(約1km)
- バス:青森駅前バス停から明の星通り線で「県立保健大学前」バス停下車(約20分)
- 車・タクシー:青森駅から約15分、新青森駅から約20分、青森自動車道(青森中央IC)から約15分、青森空港から約30分
試験前日には、午後1時から午後5時までの間に試験会場入口の配置図で受験する試験室・試験実施本部を確認できますが、会場内には入れません。県外から受験する場合、前日入りと当日の移動時間の両方を踏まえてスケジュールを組んでください。
倍率・志願者数の推移|長期データからわかること
青森県立保健大学は、編入学者選抜の募集人員・志願者数・合格者数・入学者数の推移を平成15年度入試から令和8年度入試まで公表しています。これほど長期の編入データを公開している大学は多くありません。社会福祉学科・栄養学科の推移は次のとおりです(倍率は志願者数÷合格者数として当サイトで算出。大学は編入学者選抜の受験者数〈実際に試験を受けた人数〉を学科別には公表していないため、志願者数を母数にしています)。
| 年度 | 社会福祉 募集 | 志願 | 合格 | 入学 | 栄養 募集 | 志願 | 合格 | 入学 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 4 | 2 | 0 | 0 | 3 | 2 | 2 | 2 |
| 令和7年度 | 4 | 3 | 1 | 1 | 3 | 6 | 3 | 3 |
| 令和6年度 | 4 | 3 | 2 | 2 | 3 | 3 | 2 | 2 |
| 令和5年度 | 4 | 1 | 1 | 1 | 3 | 2 | 1 | 1 |
| 令和4年度 | 4 | 1 | 0 | 0 | 3 | 4 | 2 | 2 |
| 令和3年度 | 4 | 2 | 1 | 1 | 3 | 2 | 0 | 0 |
| 令和2年度 | 4 | 3 | 3 | 1 | 3 | 4 | 2 | 2 |
| 令和元年度(平成31年度) | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 2 | 2 |
| 平成30年度 | 4 | 4 | 3 | 2 | 3 | 3 | 3 | 3 |
| 平成29年度 | 4 | 4 | 3 | 1 | 3 | 7 | 2 | 2 |
| 平成28年度 | 4 | 3 | 1 | 1 | 3 | 4 | 1 | 1 |
| 平成27年度 | 4 | 1 | 1 | 1 | 3 | 11 | 2 | 2 |
| 平成26年度 | 4 | 2 | 1 | 0 | 3 | 7 | 2 | 2 |
| 平成25年度 | 4 | 2 | 2 | 2 | 3 | 4 | 2 | 1 |
| 平成24年度 | 4 | 1 | 1 | 1 | 3 | 4 | 3 | 2 |
| 平成23年度 | 4 | 3 | 2 | 1 | 3 | 9 | 3 | 3 |
| 平成22年度 | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 8 | 3 | 3 |
| 平成21年度 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 3 | 3 |
| 平成20年度 | 4 | 3 | 1 | 0 | — | — | — | — |
| 平成19年度 | 4 | 4 | 3 | 2 | — | — | — | — |
| 平成18年度 | 4 | 5 | 4 | 3 | — | — | — | — |
| 平成17年度 | 4 | 3 | 1 | 1 | — | — | — | — |
| 平成16年度 | 4 | 4 | 2 | 2 | — | — | — | — |
| 平成15年度 | 4 | 4 | 3 | 3 | — | — | — | — |
この表から読み取れる重要な点を整理します。
社会福祉学科の募集人員は平成15年度から一貫して4名、栄養学科は平成21年度以降一貫して3名です。栄養学科の編入学データが平成21年度から始まっているのは、大学が公表している推移表の記載範囲によるもので、それ以前に募集がなかったのか、単に集計対象外なのかまでは要項・推移表からは判別できません(この点は大学が公表している範囲を超えるため、推測で断定しません)。
社会福祉学科は、志願者数が募集人員(4名)を下回る年が少なくありません。令和8年度は志願2名、令和5年度・令和4年度は志願1名、令和元年度(平成31年度)・平成21年度にいたっては志願者0名でした。志願者が定員に満たない年でも、合格者が募集人員まで機械的に補充されるわけではなく、令和4年度と平成21年度・令和元年度は合格者も0名です。
栄養学科は社会福祉学科より志願者数の振れ幅が大きく、複数年で募集人員を上回る志願がありました。平成27年度は志願11名(募集3名)、平成23年度は志願9名、平成29年度は志願7名、平成26年度は志願7名と、7〜11名の志願が入った年が複数あります。一方で令和3年度は志願2名・合格0名でした。
公表されている全年度を単純合計すると、社会福祉学科は平成15年度〜令和8年度の24年間で志願62名・合格40名(志願者に対する合格の割合は約64.5%)、栄養学科は平成21年度〜令和8年度の18年間で志願92名・合格38名(同約41.3%)です(当サイトで公表数値から算出)。栄養学科のほうが志願者総数は多いものの、志願者に対する合格の割合は社会福祉学科のほうが高いことになります。ただし年ごとの母数が数名という規模である以上、この長期集計値も「毎年この割合で受かる」ことを保証するものではなく、あくまで24年・18年という長期の傾向として参考にしてください。
看護学科・理学療法学科は令和3年度以降、編入学を実施していない
大学が公表する同じ推移表には看護学科・理学療法学科の列もありますが、令和3年度入試以降は募集人員の記載自体がありません(欄が空白)。それ以前は、看護学科が募集人員10名、理学療法学科が募集人員2名という規模で編入学を実施していた記録が残っています。
直近まで実施していた令和2年度入試の実績は、看護学科が募集10名に対し志願3名・合格2名・入学0名、理学療法学科が募集2名に対し志願0名でした。さかのぼって平成15年度入試では、看護学科は募集10名に対し志願20名・合格10名・入学10名、理学療法学科は募集2名に対し志願0名という実績です。看護学科は年度によって10名前後の志願を集めていた時期もありましたが、令和3年度以降の要項からは編入学者選抜の対象学科自体から外れています。
大学は看護学科・理学療法学科の編入学を廃止した理由を公表していないため、この記事では「令和3年度以降、募集要項・推移表のいずれからも看護学科・理学療法学科の編入学の記載が消えている」という事実のみを述べます。理由についての推測は行いません。看護学科・理学療法学科への編入を希望する場合、青森県立保健大学ではなく、編入学を実施している他の看護系・理学療法系大学を探す必要があります。
実施していた期間(平成15年度〜令和2年度)の実績をさかのぼると、看護学科と理学療法学科では志願状況にはっきりした違いがありました。
| 年度 | 看護 募集 | 志願 | 合格 | 入学 | 理学療法 募集 | 志願 | 合格 | 入学 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和2年度 | 10 | 3 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 令和元年度(平成31年度) | 10 | 4 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成30年度 | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成29年度 | 10 | 16 | 11 | 9 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成28年度 | 10 | 14 | 10 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成27年度 | 10 | 9 | 6 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成26年度 | 10 | 18 | 9 | 9 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成25年度 | 10 | 17 | 11 | 11 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成24年度 | 10 | 10 | 10 | 8 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成23年度 | 10 | 14 | 10 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成22年度 | 10 | 11 | 11 | 9 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成21年度 | 10 | 24 | 12 | 9 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成20年度 | 10 | 26 | 12 | 8 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成19年度 | 10 | 27 | 11 | 10 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成18年度 | 10 | 31 | 13 | 10 | 2 | 1 | 1 | 0 |
| 平成17年度 | 10 | 32 | 10 | 10 | 2 | 0 | 0 | 0 |
| 平成16年度 | 10 | 34 | 10 | 10 | 2 | 1 | 1 | 1 |
| 平成15年度 | 10 | 20 | 10 | 10 | 2 | 0 | 0 | 0 |
看護学科は実施していた18年間、一貫して高い志願を集めていました。平成16年度は募集10名に対して志願34名、平成17年度は32名、平成20年度は26名と、多い年は募集人員の3倍を超える志願がありました。もっとも少ない令和2年度でも志願3名で、志願者ゼロの年は一度もありません。
一方、理学療法学科は18年間のほとんどが志願者0名です。志願者がいたのは平成16年度(志願1名・合格1名・入学1名)と平成18年度(志願1名・合格1名・入学0名)の2回だけで、それ以外の16年度は志願者そのものがいませんでした。募集人員2名という小さな枠に対して、編入というルートで志望する人がほとんどいなかったことになります。
この2学科を比べると、看護学科は「志願は集まっていたが令和3年度に編入学自体が終了した」、理学療法学科は「募集期間を通じて志願がほとんどなかった」という、まったく異なる経緯をたどって令和3年度以降の編入学者選抜から姿を消したことが、公表データから読み取れます。廃止の理由そのものは大学から公表されていないため、以上の事実の提示にとどめます。
令和9年度(2027年度)の出願状況|志願倍率1倍未満が続く
令和8年8月21日に出願を締め切った令和9年度入試について、大学は編入学者選抜の学科別志願者数をすでに公表しています(令和8年度の実績とあわせて大学が公表した数値)。
| 学科 | 令和9年度 募集人員 | 令和9年度 志願者数 | 令和9年度 志願倍率 | (参考)令和8年度 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 社会福祉学科 | 4 | 1 | 0.3倍 | 0.5倍 |
| 栄養学科 | 3 | 2 | 0.7倍 | 0.7倍 |
| 合計 | 7 | 3 | 0.4倍 | 0.6倍 |
ここでの「志願倍率」は大学の公表資料の定義(志願者数÷募集人員)です。令和9年度は社会福祉学科が募集4名に対して志願1名、栄養学科が募集3名に対して志願2名で、いずれも1倍を下回っています。前年の令和8年度も同様に1倍未満でした。
これは、青森県立保健大学の編入学者選抜が、志願者数の面では激戦区ではないことを示しています。ただし、これは「出願すれば通る」ことを意味しません。前章の長期データで見たとおり、志願者が募集人員を下回る年でも合格者が0名になることは複数回起きています(令和4年度、令和元年度、平成21年度の社会福祉学科など)。総合問題と面接それぞれに大学が定める基準があり、志願者数が少ない年でも、基準に満たないと判断されれば不合格になります。志願倍率の低さを「対策なしで受かる」根拠にしないでください。
合格後に効く「修学条件」の注意点
編入は合格したあとにも確認すべき条件があります。青森県立保健大学の学生募集要項には「修学条件等」という章があり、入学前に修得した単位の扱いや、資格取得に関わる制約が具体的に示されています。
認定単位の上限は62単位・卒業要件は124単位
入学前の既修得単位の認定および入学後の履修等は、大学の編入学規程の定めによります。編入学生は入学前に修得した単位について、本学の授業科目として修得したものとしての認定を申請できますが、認定できる単位数は62単位を超えないとされています。卒業要件単位数は124単位のため、認定単位の状況によっては、在学すべき年数として定められた3年を超える場合があると要項に明記されています。
社会福祉学科:精神保健福祉士のための科目履修は学内選抜で約20名まで
社会福祉学科において精神保健福祉士国家試験受験資格を取得するためには、社会福祉士国家試験受験資格の取得に必要な科目に加えて、法律に定められた科目を履修する必要があります。この履修は卒業に必要な単位として認定されますが、履修できる人数は学科在学生と編入学生を合わせて概ね20名とされ、これを超える希望者がいる場合は学内選抜が行われます。社会福祉学科に編入したからといって、精神保健福祉士の資格科目を無条件に履修できるわけではない点は、志望理由書や入学後の学習計画を考えるうえで踏まえておくべき情報です。
栄養学科:栄養教諭・食品衛生管理者の単位認定に注意
栄養学科において栄養教諭免許を取得するためには、管理栄養士国家試験受験資格の取得に必要な科目の履修に加えて、法律に定められた科目を履修する必要があります。
さらに、「食品衛生管理者」および「食品衛生監視員」資格の取得を希望する場合、編入学以前に卒業または在籍した大学等が「食品衛生管理者および食品衛生監視員の登録養成施設」でない場合は、その大学等で修得した単位は、たとえ同じ科目名称・同じ教育内容であっても、厚生労働省の指導により単位認定が認められないと要項に明記されています。前籍校がこれらの資格の登録養成施設だったかどうかは、栄養学科の編入で資格取得を目指す場合に必ず確認すべき事項です。
過去問は公開されていない
青森県立保健大学の入試情報サイト(入学者選抜試験概要、入試スケジュール、過去の入試情報、学部入試Q&A、大学案内・学生募集要項、出願状況、合格発表の各ページ)を確認した範囲では、編入学者選抜の過去問題・解答例・出題意図を大学が公開しているページやPDFは見当たりませんでした。「過去の入試情報」ページで公開されているのは志願者数・合格者数などの選抜結果一覧のみで、試験問題そのものは含まれていません。
過去問が公表されていない以上、本記事では出題テーマの推測や紹介は行いません。対策としては、大学が公表している「総合問題で評価される内容」(社会福祉学科=論理的思考力・表現力・英文読解力、栄養学科=生物・化学の知識を基礎とした英語・国語の読解力と論理的思考力・表現力)を手がかりに、志望理由書の作成とあわせて基礎学力・小論文対策を進めることになります。オープンキャンパスや大学への直接の問い合わせで、過去問の閲覧可否について確認する余地はあります。
学科別に、何から手をつけるべきか
ここまでの一次情報を、志望学科別の行動に落とし込みます。
社会福祉学科を志望する場合
受験資格の幅が広く、専修学校(専門学校)の卒業見込みや、大学に2年以上在学し62単位以上を修得した状態でも出願できます。総合問題は「論理的思考能力・表現力・英文読解力」が評価軸として明記されており、国語・英語の読解と論述を軸にした対策が中心になります。精神保健福祉士の資格取得を目指す場合は、養成課程科目が学内選抜(概ね20名)の対象であることを踏まえ、志望理由書の段階からその方向性を明確にしておくと、入学後の履修計画がぶれません。志願者数は年によって0〜4名と幅があり、募集人員(4名)を下回る年も多い一方、令和4年度・令和元年度・平成21年度のように志願者がいても合格者が0名の年があるため、総合問題・面接双方の対策は省略できません。
栄養学科を志望する場合
受験資格は学士取得(見込み)か短期大学・高等専門学校卒業(見込み)に限られ、社会福祉学科より狭いことをまず確認してください。総合問題は「生物、化学の知識・理解力を基礎として」と明記されており、理系科目の基礎が前提になります。短大・高専で生物・化学をどこまで履修したかによって、追加の学習量が変わります。管理栄養士国家試験受験資格や栄養教諭一種免許状、食品衛生管理者・食品衛生監視員の任用資格取得を考えている場合は、前籍校がどのような養成施設だったかによって編入後に必要な単位数・履修が変わるため、出願前に大学へ確認しておくと安心です。栄養学科は年によって志願者数が7〜11名まで膨らむこともあり、社会福祉学科より志願が集まりやすい傾向が長期データから読み取れます。
併願をどう組むか
青森県立保健大学の編入試験は令和8年9月12日に実施されます。他大学との併願を考える場合、この日程と重ならない大学を選ぶ必要があります。
社会福祉学科の編入を検討している場合、同じ公立大学の社会福祉系学部として岩手県立大学社会福祉学部の編入試験もあわせて検討候補になります。青森県・岩手県は隣接しており、出願資格や試験科目を比較しておくと選択肢が広がります。また当サイトでは全国の社会福祉学部の編入試験を横断的に整理した社会福祉学部 編入を徹底解説もあわせて公開しています。
栄養学科の編入を検討している場合は、看護学科と栄養学科を編入で実施している島根県立大学看護栄養学部の編入試験の記事で、同じ公立大学の栄養系学科がどのような出願資格・試験科目を課しているかを比較できます。
青森県立保健大学は募集人員が7名(社会福祉4名・栄養3名)と小さく、単願で臨むにはリスクがあります。出願資格・受験資格を満たす大学を複数洗い出し、試験日が重ならない組み合わせを早い段階で確定させてください。
併願先を選ぶ際は、出願資格の違いにも注意してください。青森県立保健大学の栄養学科は学士取得(見込み)か短大・高専卒業(見込み)に限られ、専門学校在籍者や大学在学中の者は出願できません。一方、社会福祉学科は専修学校修了見込みや大学在学中(62単位以上)でも出願できるため、同じ「編入」でも学科によって併願の組み方そのものが変わります。志望する分野(社会福祉か栄養か)を先に決め、その分野で自分の出願資格が使える大学を洗い出す、という順番で検討するのが実務的です。
よくある質問
青森県立保健大学の編入は難しいですか。
募集人員自体が社会福祉学科4名・栄養学科3名と小規模なため、年による振れ幅が大きい試験です。令和8年度は社会福祉学科が志願2名・合格0名、栄養学科が志願2名・合格2名でした。志願者数が募集人員を下回る年も多く「志願倍率」自体は低いことが多い一方、総合問題・面接それぞれに基準があり、基準に満たなければ合格者が募集人員に満たなくても不合格とされるため、対策なしで臨める試験ではありません。
編入学者選抜はどの学科で実施していますか。
健康科学部のうち社会福祉学科(4名)と栄養学科(3名)の2学科のみで、いずれも2年次編入です。看護学科・理学療法学科の編入学は実施されていません。
看護学科・理学療法学科は編入学で受けられませんか。
令和9年度の学生募集要項には看護学科・理学療法学科の編入学者選抜の記載がありません。大学が公表している志願者数等推移でも、令和3年度入試以降はこの2学科の募集人員が空欄になっています。それ以前(令和2年度まで)は看護学科10名・理学療法学科2名の募集がありましたが、現在は実施されていません。
出願資格に専門学校卒業見込みは含まれますか。
社会福祉学科には含まれます。専修学校の専門課程(修業年限2年以上、総授業時間数1,700時間以上)を修了した者・修了見込みの者が対象です。栄養学科にはこの区分がなく、学士取得(見込み)か短期大学・高等専門学校卒業(見込み)のいずれかが必要です。
大学在学中でも出願できますか。
社会福祉学科は、大学に2年以上在学し62単位以上修得した者(見込みを含む)も出願できます。栄養学科にはこの区分がなく、学士取得済み・取得見込みか、短大・高専卒業・卒業見込みのいずれかが必要です。
過去問は公開されていますか。
大学の入試情報サイトで確認した範囲では、編入学者選抜の過去問題・解答例は公開されていません。公開されているのは志願者数・合格者数などの選抜結果一覧のみです。
検定料はいくらですか。
17,000円です(振込手数料は志願者負担)。
編入学者選抜と社会人・学士選抜の違いは何ですか。
編入学者選抜は短期大学・高等専門学校等の卒業者等を主な対象に2年次へ途中入学する制度(社会福祉学科4名・栄養学科3名)です。社会人・学士選抜は社会人経験3年以上の者や大学卒業者・学士取得者を対象とする制度で、大学の入学定員(1年次からの新入生募集)の一部として看護学科2名・理学療法学科1名・社会福祉学科1名の枠が設けられています。対象年次・募集人員・出願資格が異なる別の制度です。
2年次編入後、何年で卒業できますか。
在学すべき年数は3年とされていますが、認定される単位数(上限62単位)によっては、修業年限が3年を超える場合があると要項に明記されています。卒業要件単位数は124単位です。
出願はいつからですか。
令和9年度は、インターネット出願登録・検定料払込が令和8年8月13日(木)から8月21日(金)午後4時30分まで、出願書類の受付が令和8年8月18日(火)から8月21日(金)〈最終日午後5時必着〉です。試験日は令和8年9月12日(土)、合格発表は令和8年9月18日(金)です。
編入学で取得できる資格は何ですか。
社会福祉学科は社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験資格(精神保健福祉士養成課程は3年次後期までに学内選抜あり)、社会福祉主事・児童指導員の任用資格などです。栄養学科は管理栄養士国家試験受験資格・栄養士免許、食品衛生管理者・食品衛生監視員の任用資格、栄養教諭一種免許状などです。栄養学科の食品衛生管理者・食品衛生監視員は、前籍校が登録養成施設でない場合に単位認定されない点に注意してください。
初年度に必要な費用はいくらですか。
入学料は県内者225,600円・県内者以外338,400円、授業料は年額535,800円です。編入学者選抜の合格者はこのほかに後援会費37,500円(3年分)、同窓会費10,000円、学外実習負担金(社会福祉学科14,000円・栄養学科6,000円)等が必要です。実験実習費・傷害保険料等は別途、入学手続案内で通知されます。
予防接種は必要ですか。
必要です。入学当初から病院・保育施設・介護施設等での実習があるため、大学は「医療関係者のためのワクチンガイドライン」に準じて、麻疹・風疹・流行性耳下腺炎・水痘・B型肝炎の抗体価の基準を満たす予防接種を求めています。受けていないと実習先での受け入れに支障が出て、単位修得や卒業が難しくなる場合があるとされています。
理学療法学科はなぜ編入学の対象ではないのですか。
理由は大学から公表されていません。ただし過去の実績を見ると、理学療法学科の編入学は平成15年度から令和2年度までの18年間で募集人員2名に対し志願者がいたのはわずか2回(平成16年度・平成18年度の各1名)で、それ以外の16年度は志願者0名でした。同じ期間、看護学科は毎年志願者を集めていた(多い年は募集10名に対し志願30名超)点とは対照的です。令和3年度以降は両学科とも編入学者選抜の対象から外れています。
試験当日はどんなものを持参すればよいですか。
受験票、HB程度の黒鉛筆(シャープペンシル可)、消しゴムを必ず持参するとされています。使用が許可されるのは鉛筆削り、時計機能のみの時計、メガネ、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー(袋・箱から中身のみ取り出したもの)に限られ、携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末等の電子機器類は使用できません。
大学へのアクセス方法を教えてください。
青森市大字浜館字間瀬58-1にあります。新青森駅からJR奥羽本線・青い森鉄道で東青森駅下車、徒歩約10分。青森駅前バス停から明の星通り線で「県立保健大学前」下車(約20分)。車の場合、青森駅から約15分、青森自動車道(青森中央IC)から約15分、青森空港から約30分です。
不合格だった場合、自分の得点を確認できますか。
受験者本人に限り、総合問題・面接の得点について情報開示請求ができます。編入学者選抜の請求期間は令和8年11月1日から11月30日まで(土日祝を除く)で、受験票を持参して大学窓口(教務学生課)に請求します。
合格後に入学を辞退した場合、検定料や入学料は戻りますか。
入学検定料は、検定料を振り込んだが出願書類を提出しなかった場合・出願書類が受理されなかった場合・誤って二重に振り込んだ場合を除き、いかなる理由があっても返還されません。また、他大学に重複して入学手続きを行った事実が判明した場合は本学の入学許可が取り消され、既に納入した入学料も還付されないと定められています。併願先の入学手続きと日程が重なる場合は、この規定を踏まえて計画してください。
まとめ
青森県立保健大学の編入試験について、募集要項と長期の実績データから確認できることを整理します。
まず、編入学者選抜を実施しているのは健康科学部4学科のうち社会福祉学科(4名)・栄養学科(3名)の2学科だけで、いずれも2年次編入です。看護学科・理学療法学科は令和3年度以降、編入学者選抜の対象から外れています。両学科への編入を希望する場合、この大学は選択肢になりません。
次に、受験資格は学科で異なります。社会福祉学科は学士・短大高専卒・専修学校修了・大学在学中(62単位以上)の4区分、栄養学科は学士・短大高専卒の2区分のみです。専門学校在籍者や大学在学中の方は、志望学科によって出願できるかどうかが変わります。
そして志願状況については、令和9年度・令和8年度ともに志願倍率(志願者数÷募集人員)が1倍を下回っており、長期の推移でも志願者が募集人員に届かない年が珍しくありません。ただし志願者が少ない年でも合格者が0名になることは複数回起きており、志願倍率の低さがそのまま「合格しやすさ」を意味するわけではない点に注意が必要です。
最後に、合格後の条件として、認定単位の上限が62単位であること、社会福祉学科の精神保健福祉士関連科目が学内選抜(概ね20名)の対象であること、栄養学科の食品衛生管理者・食品衛生監視員資格は前籍校が登録養成施設でない場合に単位認定されないことなど、入学後の学習計画に直結する制約が要項に具体的に記載されています。出願前にこれらの条件まで確認しておくことをおすすめします。
費用面では、入学料(県内者225,600円・県内者以外338,400円)と授業料(年額535,800円)に加え、編入学者選抜合格者向けの後援会費37,500円(3年分)・学外実習負担金(社会福祉学科14,000円、栄養学科6,000円)などが別途必要です。実習を伴う学科である以上、麻疹・風疹・流行性耳下腺炎・水痘・B型肝炎の抗体価の基準を満たす予防接種の準備も、出願前から視野に入れておくべき項目です。
本記事を執筆した2026年8月時点で、令和9年度(2027年度)入試の編入学者選抜はすでに出願を締め切っており(社会福祉学科1名・栄養学科2名が志願)、試験は令和8年9月12日に実施される予定です。次年度以降に受験を検討する場合も、募集人員・受験資格・選抜方法の骨格は例年大きく変わらない可能性が高いものの、年度ごとに要項が更新されるため、出願の際は必ずその年度の最新の学生募集要項を大学の入試情報サイトで確認してください。
本記事の数値は青森県立保健大学が公表する令和9年度学生募集要項(社会人・学士選抜、編入学者選抜)、編入学者選抜の志願者数等推移、および令和9年度出願状況に基づいています。制度・日程・募集人員・出願資格は年度によって変更されるため、出願前には必ず青森県立保健大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。
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