ご質問やお問い合わせはお気軽に
岩手県立大学社会福祉学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

岩手県立大学社会福祉学部の編入試験とは、社会福祉学科・人間福祉学科の3年次に、一般・推薦・社会人という3つの区分で学生を受け入れる編入学制度です。出願資格や試験科目、配点は区分ごとに大きく異なり、英語外部試験の受験時期や単位修得の見込みなど、早めに動かないと間に合わない条件も含まれています。本記事では、令和9年度(2027年4月入学)学生募集要項、令和8年度編入学入学者選抜結果、そして公式サイトで公開されている令和6〜8年度の編入学試験過去問題という一次情報にもとづき、出願資格、試験科目と配点、日程、倍率、科目別対策、過去問の出題テーマの変遷までを整理します。
岩手県立大学社会福祉学部の編入学は、募集人員が両学科合わせて10名程度の小規模な選抜であり、年度による志願者数の振れ幅が大きいという特徴があります。総合問題や小論文の出題テーマも年度ごとに変化していますが、過去3年分を並べて読むと、現代社会学・心理学・ジェンダー論に関する評論文が繰り返し採用される傾向が見えてきます。まずは公式の募集要項で出願資格と日程を確認し、そのうえで過去問の傾向を踏まえた対策を組み立てていきましょう。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
岩手県立大学社会福祉学部編入試験の概要
岩手県立大学社会福祉学部は、社会福祉学科と人間福祉学科の2学科で構成されており、いずれの学科も3年次編入学を実施しています。編入学定員は各学科5名で、その内訳は一般区分3名、推薦区分2名、社会人区分若干名です。編入学の入学年次は両学科とも3年次のみで、2年次編入は実施されていません。
学部として公表されているアドミッション・ポリシー(求める学生像)は、社会福祉学科・人間福祉学科で共通しており、⑴高校卒業相当の基礎的な学力を身に付けている人、⑵社会的な課題を多様な側面から考えることができる人、⑶自分の考えを論理的に表現できる人、⑷相手と交互に議論ができるコミュニケーション能力を有している人、⑸社会福祉に対して興味・関心・情熱をもっている人、⑹主体的に勉学に取り組むことができる人、⑺自らの目標を設定し、その達成に向け努力している人、の7項目です。総合問題の記述式設問や小論文、面接の評価観点は、このアドミッション・ポリシーの⑵〜⑷とほぼ重なっており、社会的な課題を多面的に捉え、論理的に説明し、対話の中で伝える力が一貫して求められていると解釈できます。
編入学後は、4月に学科ごとに定められた教育系へ配属されます。社会福祉学科は福祉政策系・コミュニティ福祉系・臨床福祉系の3系、人間福祉学科は生涯発達支援系・福祉心理系の2系です。社会福祉学科は10月に教育系の再配属の機会がありますが、定員があるため希望どおりに配属されるとは限りません。一方、人間福祉学科は編入学時に配属された教育系を変更することができません。4年次の卒業課題研究(卒業論文)も、基本的に所属する教育系の教員の指導のもとで行うため、出願前にどの教育系で学びたいかを考えておく必要があります。
編入学生が卒業時に取得できる資格は、社会福祉士受験資格のみと公式に案内されています。同学部の4年制入学者は精神保健福祉士受験資格や保育士資格、公認心理師受験資格の課程に進む道もありますが、編入学生についてはこれらの資格取得は想定されていません。社会福祉士課程に登録し、所定科目の単位を修得すれば受験資格を得られますが、入学前に他大学等で修得した単位がどの程度本学の単位として認定されるかによっては、2年間で資格を取得できない場合があるとされています。
既修得単位の認定についても確認しておきたい点があります。認定単位数の上限は、大学設置基準における卒業単位数の2分の1で、参考として令和7年度は62単位とされています。学科・教育系の独自性を表す科目や演習、実習については、編入前に類似科目を履修していても、あらためて履修が必要になることがあります。単位認定の状況によっては卒業までに2年を超えることがある点も、公式に注意喚起されています。3年次編入学生の修業年限は2年、在学できる年限は4年です。
| 学科 | 教育系 | 教育系の変更 |
|---|---|---|
| 社会福祉学科 | 福祉政策系/コミュニティ福祉系/臨床福祉系 | 10月に再配属の機会あり(定員により希望通りとは限らない) |
| 人間福祉学科 | 生涯発達支援系/福祉心理系 | 編入学時の配属から変更不可 |
教育系の名称から学科の重心を読み取ると、社会福祉学科の3系(福祉政策系・コミュニティ福祉系・臨床福祉系)は、制度や地域、臨床実践といった社会福祉そのものの幅広い実践領域をカバーする構成になっています。一方、人間福祉学科の2系(生涯発達支援系・福祉心理系)は、発達や心理の視点から人を支援する学びに重心があると読み取れます。総合問題や小論文で心理学・発達・ジェンダーに関する評論文が繰り返し採用されてきたことも、人間福祉学科が重視する領域と関連している可能性がありますが、これは教育系の構成から推測できる傾向であり、公式に出題方針として明言されているわけではない点にご留意ください。
このほか、入学後は「文理融合データサイエンス教育プログラム」により、ノートPCを用いた学修が原則とされています。レポート作成やデータ処理だけでなく、履修手続きや成績確認などWebサイトを通じた手続きも多いため、編入前からノートPCとインターネット環境を準備しておくと安心です。
学費・修学支援
初年度納付金は、入学料と授業料で構成されています。入学料は、志願者本人またはその配偶者・一親等の親族が入学前年の4月1日から引き続き岩手県内に住所を有する「岩手県内の住民」の場合225,600円、それ以外の「その他の住民」の場合338,400円です。出身地によって入学料が10万円以上変わるため、県外から編入学を目指す場合は資金計画に織り込んでおく必要があります。年額の授業料は535,800円で、前期・後期の2回に分けて納付します。このほか、後援会費25,000円(2年分)、学生教育研究災害傷害保険及び学研災付帯賠償責任保険料2,120円(保険期間2年)が必要です。
本学は高等教育の修学支援新制度の認定校であり、家庭の経済事情や不測の災害などにより授業料の納付が困難な学生を対象とした、授業料の減免・分割納付・納期変更に関する独自の制度もあります。修学支援新制度の対象となった場合でも、入学手続時にはいったん入学料・授業料を納付し、決定後に減免相当額が返還される仕組みである点には注意してください。アパートは大学生協が紹介・斡旋しており、盛岡短期大学部女子寮(ひめかみ寮)は、定員に空きがある場合に限り編入学生も2年間入寮できます(女子のみ)。
募集人員・出願資格
令和9年度(2027年4月入学)学生募集要項によると、社会福祉学科・人間福祉学科とも編入学定員は5名で、内訳は一般3名、推薦2名、社会人若干名です。編入年次はいずれも3年次です。
| 学科 | 編入学定員 | 一般 | 推薦 | 社会人 | 編入年次 |
|---|---|---|---|---|---|
| 社会福祉学科 | 5名 | 3名 | 2名 | 若干名 | 3年次 |
| 人間福祉学科 | 5名 | 3名 | 2名 | 若干名 | 3年次 |
出願にあたって最初に注意したいのは、一般・推薦・社会人の3区分は併願できないという規定です。自分がどの区分で出願できるかを早い段階で見極める必要があります。
出身経歴別の出願ルートの選び方
出願資格は経歴によって複数のルートが用意されているため、自分の状況に近いものを整理しておくと出願書類の準備が進めやすくなります。高専生や福祉系専修学校専門課程の在学者・修了見込者は、一般区分の学歴要件(4)〜(6)に該当することが多く、D票や高等学校等の卒業証明書など追加書類が必要になる点に注意してください。短大生は一般区分(3)に該当し、追加書類は比較的少なくなります。大学に在学中で転学を考えている場合は、2年以上の在学と62単位以上の修得見込みが条件となるため、在籍校の履修状況を早めに確認しておく必要があります。岩手県内の学校に在籍しており、学長・校長の推薦を得られる見込みがある場合は、一般区分より提出書類が少なく確実性の高い推薦区分も選択肢になりますが、推薦人数は各校各学科1名までである点を踏まえ、校内での調整も必要になります。社会人区分は、卒業・学位授与から3年以上が経過している社会人経験者向けの区分で、事前相談が必須である分、出願までの準備期間を長めに見込んでおくことが大切です。
一般区分の出願資格
一般区分の出願資格は、学歴要件と英語要件の両方を満たすことが条件です。学歴要件は次の6つのいずれかに該当することが求められます。
- 他の大学を卒業した者、および卒業見込みの者
- 他の大学に2年以上在学し、62単位以上を修得(見込みを含む)した者(休学期間は在学期間に含まれません)
- 短期大学を卒業した者、および卒業見込みの者
- 学校教育法施行規則附則第7条第1項に規定する従前の高等学校、専門学校または教員養成諸学校等の課程を修了・卒業した者
- 福祉系専修学校専門課程(修業年限2年以上かつ総授業時数1,700時間以上)を修了した者、および修了見込みの者
- 高等学校・中等教育学校後期課程・特別支援学校専攻科の課程(修業年限2年以上等)を修了した者で、福祉に関する科目を修得(見込みを含む)した者
これに加えて、英語に関する条件を別途満たす必要がある点が、この大学の一般区分の特徴です。総合問題そのものに英語の設問が含まれる一方で、出願資格としても以下のいずれかを満たさなければなりません。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 単位修得 | 出願資格の学校において英語の科目を4単位以上修得していること |
| 英検 | 実用英語技能検定2級以上の資格を有していること |
| TOEIC等 | TOEICなど社会福祉学部が認める検定試験を2025年4月以降に受験し、英検2級以上と同等の結果を得ていること |
英語4単位をすでに修得済みであれば単位修得見込証明書などの追加提出は不要ですが、単位が不足する場合は英語検定合格証明書の写しやTOEIC®の公式認定証・スコアレポートの写しの提出が必要です。TOEICなどの外部試験は2025年4月以降の受験分に限定されるため、出願を検討し始めた時点で受験日程を確認しておくことをおすすめします。英語要件が学歴要件とは別立てで課されている理由は公式に説明されていませんが、総合問題そのものに英語の大問が含まれていることと合わせて考えると、社会福祉の実践や研究で英語文献に触れる機会を見据えた基礎力の担保という位置づけと推測できます。
推薦区分の出願資格
推薦区分は、学長または校長が責任を持って推薦できる者を対象とし、対象となる出身校が岩手県内の学校に限定されている点が一般区分と大きく異なります。岩手県内の他大学、岩手県内の短期大学、岩手県内の福祉系専修学校専門課程、岩手県内の高等学校等の専攻科のいずれかを令和9年3月までに卒業・修了見込みであることに加え、志望する学部・学科での勉学に対する熱意と適性があること、合格した場合は必ず編入学することを確約できることが求められます。英語要件は一般区分と同じく、4単位以上の修得、英検2級以上、またはTOEICなど社会福祉学部が認める検定試験のいずれかです。推薦人数は、各大学・短期大学・専修学校・高等学校等の専攻科から各学科に対して1名までとされています。
社会人区分の出願資格
社会人区分は、他の大学を卒業した者、短期大学を卒業した者、独立行政法人大学評価・学位授与機構から学士を授与された者のいずれかに該当し、その事実が生じてから3年以上を経過している者が対象です。つまり大学や短大を卒業してすぐに出願できる区分ではありません。社会人区分に出願する場合は、出願前の事前相談が必須とされている点にも注意してください。事前相談では出願書類の「B票 志望理由書」を持参し、対応した社会福祉学部の入試担当教員から署名と捺印を受ける必要があります。
出願に必要な書類
出願にあたっては、志願者全員が提出すべき書類と、区分や経歴に応じて追加で必要になる書類があります。主なものを整理すると次のとおりです。
| 書類 | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 志願票・写真票 | 全員 | インターネット出願サイトで出願登録・検定料支払い完了後にカラー印刷 |
| A票 履歴書 | 全員 | 必要事項をもれなく記入 |
| 卒業(見込)証明書・学位授与証明書 | 全員(一般区分の大学在学62単位該当者を除く) | 出身学校長が作成したもの。社会人区分の学位授与機構該当者は学位授与証明書 |
| 学業成績証明書 | 全員 | 出身学校長が作成し厳封したもの |
| 単位修得見込証明書または英語検定合格証明書等 | 英語4単位未修得者 | 実用英語技能検定の合格証明書の写しやTOEIC®の公式認定証・スコアレポートの写し等 |
| B票 志望理由書 | 全員 | 社会人区分は事前相談を担当した教員の署名・捺印が必要 |
| C票 推薦書 | 推薦区分のみ | 本学所定の様式により出身学校長が作成し厳封したもの |
| D票・高等学校等の卒業証明書等 | 専修学校専門課程・高等学校等専攻科の修了者および修了見込者 | 大学への編入学資格を証明する書類 |
これらの書類は市販の角形2号封筒にまとめて封入し、書留速達で郵送するか、出願期間中の指定時間に持参します。学業成績証明書や推薦書は出身学校長による厳封が条件とされているため、発行までに時間がかかることを見込んで、早めに出身校へ依頼しておくことが重要です。出願後の書類内容の変更は、受験者本人の氏名・住所・電話番号に変更があった場合を除き、認められません。書類を持参する場合は、出願期間中の午前9時から午後4時まで(午前11時45分から午後1時までと土・日・祝日を除く)に限られており、持参できるのは福祉系専修学校専門課程や高等学校等専攻科の出願資格該当者(一般区分の学歴要件(5)(6)、推薦区分の対応区分)に限定されているため、それ以外の経歴で出願する場合は書留速達による郵送のみとなります。
試験科目と配点
岩手県立大学社会福祉学部の編入学試験は、区分によって課される科目と配点がまったく異なります。一般区分だけが英語を含む総合問題を課され、推薦・社会人区分は小論文と面接のみで判定される点をまず押さえておきましょう。福祉系専修学校や高専、短大、大学など出身経路が多様な受験生が集まる編入学試験ですが、化学や数学のような専門科目単体の試験は設定されておらず、国語・英語・小論文という基礎教養寄りの科目構成になっている点も特徴です。
| 区分 | 学力検査等 | 配点 | 面接 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 一般 | 総合問題(英語を含む) | 200点 | 200点 | 400点 |
| 推薦 | 小論文 | 50点 | 100点 | 150点 |
| 社会人 | 小論文 | 100点 | 100点 | 200点 |
合否判定は、いずれの区分も総合点(学力検査等と面接の合計点)の順位によって行われます。募集要項に示されている出題意図も区分ごとに異なります。一般区分の総合問題は「本学部における専門教育を学ぶための基礎的専門知識及び基礎教養(国語能力及び基礎学力を含む)」を評価するとされ、推薦・社会人区分の小論文は「理解力、判断力、論理的思考力、表現力を中心として総合的に評価する」とされています。面接はすべての区分で共通して、出願書類を面接資料として使用し、志望動機、意欲、理解力、判断力、論理的思考力、表現力、コミュニケーション力などの観点から総合的に評価されます。
推薦区分と社会人区分は、小論文の配点こそ50点と100点で異なりますが、面接の配点はどちらも100点で共通しています。総合点に占める面接の比重が高いことは、両区分に共通する特徴といえます。一般区分は総合問題と面接がともに200点で、面接の比重は相対的に小論文型の区分より軽くなりますが、それでも合計点の半分を占めており、書類の作り込みと当日の受け答えの両方を軽視できない設計です。
いずれの区分も記述式の設問が中心で、マークシート方式の選択問題はほとんど採用されていません。記述式中心の配点は、知識の暗記量よりも文章化する力で差がつきやすいという特徴があります。同じ内容を理解していても、制限字数の中で要点を過不足なくまとめられるかどうかで得点に差が出るため、筆記試験の対策は「知る」だけでなく「書く」練習に重点を置くことが有効です。
日程・スケジュール
令和9年度編入学(2027年4月入学)の日程は、次のとおり公表されています。年度によって実施日程や選抜方法が変更される場合があるため、出願前には岩手県立大学の公式ホームページで最新情報を確認してください。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| インターネット出願登録期間 | 令和8年7月10日(金)〜7月28日(火)午後4時まで |
| 出願受付期間 | 令和8年7月24日(金)〜7月28日(火)午後4時必着 |
| 入学検定料 | 17,000円 |
| 試験日 | 令和8年9月3日(木) |
| 合格発表 | 令和8年9月15日(火)午後1時 |
| 入学手続 | 令和8年9月24日(木)〜10月1日(木)午後4時必着 |
出願受付期間を過ぎて到着した書類は原則として受理されませんが、7月26日までの消印があり、かつ書留速達郵便であれば例外的に受理されるという規定があります。ぎりぎりでの提出を狙うのではなく、余裕をもった発送を心がけましょう。合格発表は大学ホームページでの受験番号発表のみで行われ、電報・電話・郵便・電子メールによる問い合わせには応じないとされています。
試験当日のスケジュールと注意点
試験当日は、区分にかかわらず午前に筆記試験、午後に面接という構成です。
| 区分 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 一般 | 総合問題 10:00〜12:00 | 面接 13:00〜 |
| 推薦 | 小論文 10:00〜12:00 | 面接 13:00〜 |
| 社会人 | 小論文 10:00〜12:00 | 面接 13:00〜 |
受験者の受付は午前8時30分に開始し、午前9時30分までに受付を済ませて指定の試験室に着席する必要があります。総合問題・小論文の開始後は30分以内の遅刻に限り受験が認められますが、試験時間の延長はありません。総合問題、小論文、面接のいずれか1つでも受験しなかった場合は、入学者選抜の対象から除外されるため、体調管理も含めて当日まで気を抜けません。当日は次の点も確認しておきましょう。
- 受験票は試験期間中必ず携帯し、係員の請求があれば提示すること
- 昼食の販売は行われないため、各自で用意すること
- 試験日前日から大学の建物内には入れないこと(敷地内への立ち入りは可能)
- 試験会場やその周辺での合格電報・合格電話等の勧誘は大学と無関係であること
試験時間中に使用が許可されるのは、鉛筆(シャープペンシル可)、消しゴム、鉛筆削り、時計に限られます。電子辞書を含むすべての辞書類の持ち込みと使用は認められていません。定規やコンパス、電卓、そろばん、グラフ用紙、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル端末、タブレット端末、ICレコーダー、イヤホンなども、かばん等にしまわず身に付けていたり手に持っていたりするだけで不正行為とみなされる場合があるため、試験会場では電源を切ってかばんに収納しておく必要があります。試験会場は岩手県滝沢市の岩手県立大学で、盛岡駅からIGRいわて銀河鉄道で滝沢駅まで約15分、滝沢駅から徒歩約15分、またはバスで盛岡駅東口から約40分というアクセスです。
出願前に準備しておきたいこと
インターネット出願を行う前に、いくつかの準備が必要です。出願にはメールアドレスが必須で、出願時に登録したアドレスには、テストメール、出願登録完了メール、検定料支払完了メール、受験票印刷可能通知メールの計4通が送られます。試験が終了するまでメールアドレスを変更しないよう案内されており、ドメイン指定受信を設定している場合は「@e-apply.jp」「@ml.iwate-pu.ac.jp」からのメールを受信できるようにしておく必要があります。
写真データは、出願前3か月以内に撮影した正面・上半身・脱帽・背景なしのカラー写真が求められ、不鮮明なものや加工を施したものは受け付けられない場合があります。志願票・写真票・出願書類提出用宛名シートはA4判のカラープリンターで印刷するため、対応するプリンターと用紙、または対応する印刷サービスも事前に確認しておきましょう。
障がい等への配慮を希望する場合の事前相談
障がいがあるなど、受験上・就学上の配慮を希望する場合は、教育支援室入試グループへの事前相談が必要です。令和9年度募集要項では、事前相談期限は令和8年7月14日と、出願受付開始よりも前に設定されています。日常的に使用している補聴器や車椅子等を持参する場合も事前相談が必要とされており、相談がない場合は当日の配慮が難しくなることがあります。視覚障がいであれば試験時間の延長・別室受験・拡大文字による出題、下肢機能障がいであれば車椅子での受験・試験室への誘導など、障がいの程度に応じた配慮が行われることがあるため、該当する場合は早めに所定の申出書を提出しておきましょう。
合格発表後の流れ
合格発表は令和8年9月15日午後1時に大学ホームページで行われ、合格者には合格通知書が送付されます。推薦区分については、推薦した出身学校長にも合否が通知されます。合格者の入学辞退等により欠員が生じた場合は、追加合格の連絡が令和8年10月2日の午前9時から午後5時の間に電話で行われるため、この時間帯に外出する場合は家族など在宅者に連絡先を伝えておくと安心です。追加合格候補者の受験番号は公表されません。なお、受験者は合格発表後、令和8年9月15日から10月14日までの間、教育支援室入試グループに個人成績(総合問題または小論文と面接の合計点)の提供を請求できます。出願書類に記載された個人情報や選抜に用いた試験成績は、法令に基づく場合を除き第三者に提供されないことも公式に明記されており、教務関係や学生支援関係の業務に利用範囲が限定されています。出願資格や提出書類について不明点がある場合は、教育支援室入試グループ(受付時間は月曜日から金曜日の8時30分から17時15分まで、土・日・祝日と年末年始を除く)へ問い合わせることができます。問い合わせは、やむを得ない場合を除いて志願者本人が行うこととされているため、保護者や学校の担当者が代理で確認したい場合も、事前にその点を踏まえておくとよいでしょう。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
倍率・難易度
岩手県立大学の公式統計「令和8年度岩手県立大学 編入学入学者選抜結果」(2026年4月1日現在)から、直近の実施結果を確認できます。この数値は2027年4月入学の令和9年度入試ではなく、2026年4月入学(令和8年度)の実績である点に注意してください。表中の「実質倍率」は、受験者数を合格者数で割って算出された数値です。
| 区分 | 学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 一般 | 社会福祉学科 | 3名 | 5名 | 5名 | 4名 | 1.3倍 |
| 一般 | 人間福祉学科 | 3名 | 7名 | 7名 | 3名 | 2.3倍 |
| 一般 | 学部計 | 6名 | 12名 | 12名 | 7名 | 1.7倍 |
| 推薦 | 社会福祉学科 | 2名 | 2名 | 2名 | 1名 | 2.0倍 |
| 推薦 | 人間福祉学科 | 2名 | 1名 | 1名 | 1名 | 1.0倍 |
| 推薦 | 学部計 | 4名 | 3名 | 3名 | 2名 | 1.5倍 |
| 社会人 | 学部計 | 若干名 | 0名 | 0名 | 0名 | − |
| 合計 | 社会福祉学科 | 5名 | 7名 | 7名 | 5名 | 1.4倍 |
| 合計 | 人間福祉学科 | 5名 | 8名 | 8名 | 4名 | 2.0倍 |
| 合計 | 学部計 | 10名 | 15名 | 15名 | 9名 | 1.7倍 |
この結果から読み取れるのは、人間福祉学科の一般区分がもっとも倍率が高く2.3倍だったのに対し、推薦区分の人間福祉学科は志願者1名・合格者1名で倍率1.0倍だったという学科・区分ごとのばらつきです。社会人区分は令和8年度実績で志願者がゼロでした。募集人員10名程度の小規模な選抜では、1〜2名の志願者数の増減が倍率を大きく動かします。特定の年度の倍率だけを見て「入りやすい」「入りにくい」と判断するのではなく、複数年度の傾向とあわせて捉える姿勢が欠かせません。
公式に公開されている過去問題の年度(令和6〜8年度分)を踏まえると、少なくとも直近3年間は一般・推薦区分とも毎年出願者が存在し、選抜が継続的に実施されてきたことが確認できます。今後の募集人員や倍率が同水準で推移するとは限らないため、出願を予定する年度の最新の募集要項と選抜結果を必ず確認するようにしてください。
もう一点注目したいのは、令和8年度実績では区分・学科を問わず志願者数と受験者数が一致しており、出願した受験生が試験を欠席した例が見られなかったことです。年度によって前後する可能性はありますが、出願した以上は当日まで気を抜かずに準備を進める受験生が多いことがうかがえます。学科単位で見ると、人間福祉学科は一般区分の倍率が2.3倍と、社会福祉学科の1.3倍より高く出ています。学科ごとの人気や志願者数の偏りは年度によって変わりうるため、学科選びは倍率の高低だけでなく、教育系や学びたい内容との合致を優先して判断することをおすすめします。
同じ統計から、岩手県立大学の他学部と比較した位置づけも見えてきます。令和8年度の一般入試では、看護学部が1.0倍、社会福祉学部が1.7倍であったのに対し、ソフトウェア情報学部は3.8倍、総合政策学部は3.5倍と、学部によって倍率の水準に差があることが分かります。全学部合計の一般入試倍率は2.7倍で、社会福祉学部はこれを下回る水準でした。推薦入試でも社会福祉学部は1.5倍で、全学部合計の1.1倍をやや上回るものの、突出して高い倍率ではありません。他学部と比べても社会福祉学部の編入学試験が極端に狭き門というわけではないことがうかがえますが、年度によって数値は変動するため、出願前には最新の統計を確認してください。
科目別対策
岩手県立大学社会福祉学部の編入学試験対策は、一般区分と推薦・社会人区分とで大きく方向性が異なります。ここでは、公式に公開されている過去問題(令和6〜8年度)の構成にもとづいて、科目ごとの対策を整理します。配点の大きい科目から優先して対策時間を配分するのが基本ですが、一般区分は総合問題200点の中に現代文2題・英語1題が含まれるため、大問単位で得意・不得意を把握し、苦手な大問に偏って時間を使いすぎないバランス感覚も必要です。
総合問題(一般区分)の対策
一般区分の総合問題は、200点満点の中に「長文(現代文)」「英語」「福祉・社会」という3つの大問が含まれる構成が、少なくとも令和6〜8年度の3年間にわたって共通しています。3つの大問のうち2つは現代文の長文読解で、残り1つが英語長文という構成です。
現代文の大問は、社会学・心理学・哲学・ジェンダー論などの評論文から出題され、漢字の読み書きや語句の意味を問う設問に加えて、80〜300字程度の記述式設問が中心です。単純な内容合致問題ではなく、筆者の論理展開を要約したうえで自分の言葉で説明し直す力が求められます。対策としては、社会福祉・社会学・心理学分野の新書や評論を日常的に読み、要旨を100〜200字程度でまとめる練習を積み重ねることが有効です。
英語の大問は、社会福祉やソーシャルワーク、心理学に関連する英文が採用される傾向があります。設問形式は、和訳、空所補充、内容説明の記述など多様です。専門用語を含む英文を正確に日本語へ置き換える力が問われるため、一般的な受験英語の対策に加えて、社会福祉学の基本用語を英語のまま理解しておくと有利です。
「福祉・社会」と題された大問も、実際には現代文の長文読解形式で出題されており、グリーフケアやジェンダー、行為の能動性・受動性といった、社会福祉学や心理学、社会学に接続するテーマの評論文が採用されています。単なる国語力だけでなく、社会福祉の周辺分野への関心の広さが問われる大問だといえます。
小論文(推薦・社会人区分)の対策
推薦区分は50点、社会人区分は100点という配点の違いはありますが、出題形式そのものは共通しています。過去問を見る限り、課題文の要約・説明を求める問1と、受験者自身の意見を論述させる問2という2問構成が続いています。問1は本文の内容にもとづいた解答例が公表されている一方、問2は「個別の解答が予想されるため、解答例は示さない」とされており、受験者の考察力そのものが問われます。
採点基準として繰り返し示されているのは、①課題文の趣旨を正確に踏まえていること、②具体例を交えて論理的に説明していること、③文章構成が適切であること、④字数制限を守り誤字脱字がないことです。制限字数ぴったりに書き切る練習と、社会学的な概念を使って身近な出来事を説明し直す練習を組み合わせると、問2のような自由記述型の設問にも対応しやすくなります。
記述式解答の文字数の目安
公開されている解答例の字数を見ると、設問によって求められる分量にはばらつきがあります。おおまかな目安として次のように整理できます。
| 設問の種類 | 解答例の字数の目安 |
|---|---|
| 総合問題・現代文の要旨説明系設問 | おおむね80〜160字程度 |
| 総合問題・現代文の理由説明系設問 | おおむね130〜290字程度 |
| 小論文・問1(要約系) | おおむね130〜300字弱程度 |
設問文に指定字数が明示されている場合はそれに従う必要がありますが、指定がない設問でも解答欄の大きさや採点基準の「文章が完結しており、字数制限が守られている」という記載から、おおむね100〜300字程度でまとめる練習をしておくと、本番の解答用紙のスペース感覚に近づけられます。短すぎる解答は説明不足になりやすく、長すぎる解答は要点がぼやけやすいため、日頃から字数を意識して書く練習を重ねておくことが大切です。
準備スケジュールの立て方
試験日が9月上旬であることから逆算すると、出願直前の7月に慌てて対策を始めるのではなく、英語外部試験の受験や単位修得の見込みを確定させる時期から準備を始めることが現実的です。TOEICなどの外部試験は2025年4月以降の受験分に限定されるため、英語要件を外部試験で満たす予定の場合は、出願年度の早い時期から複数回受験できるよう計画しておくと安全です。総合問題・小論文の読解対策も、直前の数か月に限らず、日常的に評論文を読む習慣として続けることで、初見の文章にも対応しやすい読解力が身についていきます。
過去問分析・出題予測と志望理由書・面接対策
岩手県立大学社会福祉学部は、編入学試験の過去問題と出題意図・解答例を、一般区分・推薦区分について令和6〜8年度の3年分公式サイトで公開しています。ここでは長文の転載を避け、出題テーマの変遷を整理したうえで、次年度以降の出題傾向を推測します。以下はあくまで過去の傾向にもとづく推測であり、実際の出題を保証するものではありません。最終的な出題内容は当該年度の試験でのみ確認できます。
総合問題(一般区分)の出題テーマの変遷
| 年度 | 現代文① | 英語 | 現代文②(福祉・社会) |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 公共領域と私的領域の境界(言説論) | ソーシャルケースワークと基本的ニーズ理論 | 悲しみと癒し(グリーフケア、フロイトの理論) |
| 令和7年度 | 文章の「解明力」「喚起力」(文章表現論) | 男女のステレオタイプ(心理学) | 行為の能動性・受動性と責任(倫理学) |
| 令和6年度 | 「おたく」文化の社会的評価の変遷(サブカルチャー論) | 家族的類似性と養子(心理学) | 母親規範の内面化(ジェンダー論) |
3年分を並べると、現代文2題のうち1題は社会学・心理学・ジェンダー論・倫理学など「人間と社会の関係」を論じる評論文が採用され続けていることが分かります。英語の大問も、ソーシャルワーク理論、ステレオタイプの心理学、家族心理学と、社会福祉学に近接する心理学・社会学系のテーマが選ばれています。特定の文学作品や時事問題というより、現代社会論・ジェンダー論・心理学の入門的な評論が出典として選ばれやすい傾向があると読み取れます。
英語の大問で問われた語彙にも注目すると、令和8年度は「ヘゲモニー」「スピリチュアルニーズ」、令和7年度は「stereotypical(ステレオタイプ的な)」、令和6年度は「intellectual disability(知的障害)」など、社会福祉・心理学の専門英単語がキーワードとして繰り返し登場しています。受験英語の一般的な語彙学習に加えて、社会福祉学・心理学の基本用語を英語表記で押さえておくと、初見の英文でも文脈から意味を推測しやすくなります。
小論文(推薦・社会人区分)の出題テーマの変遷
| 年度 | 出題テーマ |
|---|---|
| 令和8年度 | 複眼思考(社会調査における因果関係の見かけ) |
| 令和7年度 | 個人化する社会とリスク(ジェンダーの視点を含む) |
| 令和6年度 | ライフコース論(産業社会における労働力確保の構造) |
小論文も、現代社会学の基本的な概念を説明した課題文からの出題が3年連続で続いています。いずれも、課題文中のキーワード(複眼思考、個人化、ライフコースなど)を正確に理解したうえで、身近な具体例に当てはめて説明する力が問われる設計です。
総合問題と小論文の出題テーマを重ねて見ると、令和6年度総合問題の「母親規範の内面化」と令和7年度小論文の「個人化する社会とリスク」は、いずれもジェンダーと社会構造の関係を扱っており、区分をまたいでジェンダー・個人化・社会構造という共通の関心領域が浮かび上がります。一般区分と推薦・社会人区分のどちらで受験する場合でも、同じ社会学的なキーワード群を軸に準備を進めることで、対策の範囲を効率よく絞り込むことができます。
令和9年度以降の出題予測
過去3年間の傾向を踏まえると、総合問題・小論文とも「現代社会学・心理学・ジェンダー論に関する評論文」からの出題が継続する可能性が考えられます。ただし、これは過去の傾向から導いた推測にすぎず、出題委員や出典が変われば傾向が変化することも十分にあり得ます。対策としては、特定のテーマだけに的を絞るのではなく、社会福祉学・社会学・心理学の入門書や新書を幅広く読み、初見の評論文でも要旨をつかめる読解力を養っておくことが現実的です。募集要項に示された「本学部における専門教育を学ぶための基礎的専門知識及び基礎教養」という出題意図の表現も、専門特化ではなく基礎教養重視の姿勢を示していると解釈できます。準備の優先順位に迷う場合は、どの区分でも配点の大きい面接対策を土台に据えつつ、一般区分であれば総合問題の現代文2題、推薦・社会人区分であれば小論文の読解と記述練習を並行して進める組み立てが、限られた準備期間の中では現実的です。
志望理由書のポイント
出願書類のうち「B票 志望理由書」は、すべての区分で面接資料として使用されます。現在の所属で学んだ内容と、編入後に岩手県立大学社会福祉学部で学びたい内容を具体的につなげて書くことが基本です。とくに、社会福祉学科と人間福祉学科では配属される教育系が異なるため、福祉政策系・コミュニティ福祉系・臨床福祉系(社会福祉学科)、生涯発達支援系・福祉心理系(人間福祉学科)のうち、自分がどの系統に近い関心を持っているかを志望理由書の中で示しておくと、面接での質問にも一貫して答えやすくなります。人間福祉学科は編入学時の教育系配属を変更できないため、出願前にどちらの学科・教育系を選ぶかを明確にしておく必要があります。
学部が公表するアドミッション・ポリシーの7項目のうち、志望理由書でとくに意識したいのは「社会的な課題を多様な側面から考えることができる」「自分の考えを論理的に表現できる」「社会福祉に対して興味・関心・情熱をもっている」の3点です。現在の所属で触れた社会的な課題を、複数の視点から捉え直して説明するという書き方は、総合問題や小論文で繰り返し問われてきた「複眼的な思考」ともつながっており、書類と筆記試験の対策を分けて考える必要はありません。
面接対策
面接は、志望動機、意欲、理解力、判断力、論理的思考力、表現力、コミュニケーション力などの観点から総合的に評価され、出願書類が面接の資料として使用されます。志望理由書に書いた内容と、面接での受け答えに矛盾がないことが前提です。社会人区分で出願する場合は、出願前の事前相談で対応した教員が面接にも関わる可能性があるため、事前相談の場でも一貫した志望動機を伝えられるように準備しておくとよいでしょう。面接の配点は、一般区分で200点(総合問題と同じ配点)、推薦・社会人区分では100点と、いずれの区分でも合計点の中で大きな比重を占めています。筆記試験の得点だけに頼らず、面接での説得力も同時に磨くことが、この大学の編入試験全体の対策として欠かせません。
募集要項に示された7つの評価観点は、それぞれ準備の仕方が異なります。志望動機と意欲は志望理由書の内容と一致させて具体的に語れるようにし、理解力と判断力は質問の意図を取り違えずに答える練習で磨かれます。論理的思考力と表現力は、結論から述べて理由と具体例を続けるという話し方の型を身につけることで安定し、コミュニケーション力は面接官とのやり取りの中で相手の反応を見ながら言葉を選ぶ練習によって養われます。7つの観点を漠然と意識するのではなく、観点ごとに準備の方法を分けて考えることで、限られた面接練習の時間を効率的に使うことができます。
併願戦略と関連する編入試験情報
岩手県立大学社会福祉学部の編入学試験は、一般・推薦・社会人の併願ができないという制約があるため、併願を考えるなら岩手県立大学以外の大学を組み合わせる必要があります。同じ岩手県内で3年次編入を実施している国立大学として、岩手大学人文社会科学部があります。学部の系統は異なりますが、出願資格や選抜方法の考え方を比較する材料として、岩手大学人文社会科学部の編入試験を徹底解説もあわせて確認しておくと、県内で編入学を目指す際の選択肢の幅が広がります。
併願先を検討する際は、試験日の重複にも注意が必要です。岩手県立大学社会福祉学部の試験日は9月上旬に設定されており、他大学の編入試験日程と重ならないかを早い段階で照合しておく必要があります。複数の大学の募集要項を並べて出願受付期間・試験日・合格発表日を一覧化し、それぞれが重複しないかを確認したうえで、併願する大学の組み合わせを決めるとよいでしょう。
出願区分の選択においても、居住地は無視できない要素です。推薦区分は岩手県内の学校に在籍していることが条件のため、県外在住・県外の学校に在籍している場合は一般区分か社会人区分に限られます。合格後の入学料も岩手県内の住民か否かで225,600円と338,400円に分かれるため、県外からの受験生は出願区分の制約と入学後の費用の両面を早めに把握しておくと、資金計画や出願準備がスムーズになります。
社会福祉・保健福祉分野に絞って併願先を探す場合は、他の公立大学の同系統学部も比較対象になります。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部の編入試験を徹底解説では、同じ公立大学の福祉系学部における出願資格や試験科目の設計を確認できます。大学によって専門科目の有無や小論文の配点が異なるため、複数の福祉系学部の要項を並べて比較すると、自分の得意分野を活かせる併願先が見えやすくなります。
人間福祉学科の福祉心理系や生涯発達支援系に関心がある場合は、心理学分野の編入試験対策も参考になります。心理学部編入を徹底解説|出願資格・倍率・試験科目・過去問対策を確認すると、心理学系の英語長文や小論文でどのような出題傾向があるかを把握でき、岩手県立大学の総合問題で心理学系の英文が出題されてきた背景とも重ねて理解しやすくなります。
大学編入という制度そのものの仕組みやスケジュール、費用感を最初から整理し直したい場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】を参照してください。岩手県立大学社会福祉学部のように募集人員が小規模な大学を志望する場合、出願資格の見落としや英語外部試験の受験時期の遅れが致命的になりやすいため、編入制度全体の流れを早い段階でつかんでおくことが安全です。
出願資格の確認、総合問題・小論文の対策、志望理由書の作成、面接練習までを一人で計画的に進めるのが難しいと感じる場合は、大学編入対策コースで、現在の学力や残り期間に合わせた個別の学習計画を相談できます。岩手県立大学社会福祉学部のように過去問の出題テーマに一定の傾向がある大学では、専門的な視点から出題予測を踏まえた対策を組み立てることで、限られた準備期間を効率的に使うことができます。
よくある質問(FAQ)
岩手県立大学社会福祉学部の編入学は何年次からですか。
社会福祉学科・人間福祉学科とも、編入学は3年次のみで実施されています。2年次編入の制度はありません。募集人員は令和9年度募集要項の時点で各学科5名(一般3名・推薦2名・社会人若干名)です。編入学生の修業年限は2年、在学できる年限は4年とされているため、3年次・4年次の2年間で卒業要件を満たす必要があります。
一般・推薦・社会人の3区分は併願できますか。
できません。募集要項には「『一般』区分、『推薦』区分及び『社会人』区分の併願はできません」と明記されています。自分がどの区分の出願資格に該当するかを早めに確認し、1つの区分に絞って準備を進める必要があります。
英語の資格や検定は必ず必要ですか。
一般・推薦区分ともに、英語科目4単位以上の修得、実用英語技能検定2級以上、またはTOEICなど社会福祉学部が認める検定試験で英検2級相当以上の結果のいずれかを満たす必要があります。すでに大学等で英語4単位を修得している場合は、追加の証明書提出は不要です。
過去問はどこで入手できますか。
岩手県立大学の公式サイト内「過去問題〜社会福祉学部〜」ページで、一般区分の総合問題と推薦区分の小論文について、令和6〜8年度分が問題と出題意図・解答例つきで公開されています。社会人区分は令和6年度分のみの公開です。出願を検討する際は、最新の公開状況を公式サイトで確認してください。
編入学試験の倍率はどのくらいですか。
令和8年度(2026年4月入学)の実績では、一般区分の学部計が1.7倍(社会福祉学科1.3倍、人間福祉学科2.3倍)、推薦区分の学部計が1.5倍でした。社会人区分は同年度、志願者がいませんでした。募集人員10名前後の小規模な選抜のため、年度によって倍率が大きく変動する可能性がある点にご注意ください。
編入学生は社会福祉士以外の資格も取得できますか。
公式のQ&Aでは、編入学生が取得できる資格は社会福祉士受験資格のみとされています。精神保健福祉士受験資格や保育士資格、公認心理師受験資格は、編入学生の取得対象として案内されていません。社会福祉士課程に登録し、所定科目の単位を修得すれば受験資格を得られますが、既修得単位の認定状況によっては2年間で取得できない場合もあります。資格取得を重視する場合は、この点を出願前に必ず確認してください。
社会人区分で出願する際に注意することはありますか。
社会人区分は、大学・短大の卒業または学位授与機構からの学士授与から3年以上を経過していることが出願資格です。加えて、出願前に社会福祉学部の入試担当教員による事前相談を受け、志望理由書に署名と捺印を受ける必要があります。令和9年度募集要項では、事前相談の期限は出願受付開始よりも前に設定されているため、早めの行動が欠かせません。相談は事前に教育支援室入試グループへ連絡したうえで、社会福祉学部の入試担当教員が対応する形で行われます。
試験当日、電子辞書や電卓は使えますか。
使用できません。試験時間中に使用が許可されるのは鉛筆・消しゴム・鉛筆削り・時計のみで、電子辞書を含むすべての辞書類、電卓、スマートフォンなどの電子機器は持ち込み自体が制限されています。かばん等にしまわず身に付けているだけでも不正行為とみなされる場合があるため、注意が必要です。
まとめ
岩手県立大学社会福祉学部の編入学試験は、社会福祉学科・人間福祉学科ともに3年次編入で、一般・推薦・社会人の3区分から1つを選んで出願する仕組みです。一般区分は総合問題(現代文2題+英語1題、200点)と面接200点の合計400点、推薦区分は小論文50点と面接100点の合計150点、社会人区分は小論文100点と面接100点の合計200点と、区分ごとに配点の設計が大きく異なります。どの区分も英語要件(4単位以上、英検2級以上、またはTOEIC等の同等スコア)を満たす必要がある点は共通しており、出願を考え始めた時点で確認しておくべき条件です。
令和8年度実績では学部全体の倍率が1.7倍でしたが、募集人員10名前後の小規模選抜のため、学科・区分ごとの数値には年度差が生じやすい点にも注意が必要です。過去3年分の過去問を分析すると、総合問題・小論文とも現代社会学・心理学・ジェンダー論に関する評論文からの出題が続いており、この傾向を踏まえた読解練習と教育系を意識した志望理由書づくりが、対策の軸になります。最新の募集要項と選抜結果は必ず岩手県立大学の公式サイトで確認したうえで、出願資格・試験科目・過去問の3点を早い段階から整理していきましょう。
一般・推薦・社会人という3つの入り口はそれぞれ出願資格も配点も異なりますが、記述式の設問で自分の考えを論理的に伝える力が問われる点は共通しています。募集要項の1文字1文字を読み込み、過去問で実際の出題形式を確認し、志望理由書と面接での説明を一本の線でつなげる、という地道な積み重ねが、この編入学試験における最も確実な準備の進め方です。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)



