ご質問やお問い合わせはお気軽に
岩手大学人文社会科学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

岩手大学人文社会科学部の編入学試験とは、高専・短大・専門学校の卒業(見込)者や在学中の大学生、社会人などを対象に、第3年次への入学を許可する選抜制度です。人間文化課程と地域政策課程の2課程を対象に、一般入試と社会人入試の2区分で実施されます。選考は出願時に提出する外国語スコア(TOEIC・TOEFL)、当日の小論文、面接(口頭試問を含む)、出願書類を総合して判定します。外国語又は面接の得点が基準に満たない場合は、総合点にかかわらず不合格になると募集要項に明記されており、この足切りルールを知っているかどうかが対策の分かれ目になります。本記事では、岩手大学が公表している令和9年度(2027年度)編入学学生募集要項と、令和6年度から令和8年度までの編入学者選抜の実施結果に基づき、出願資格、試験科目、日程、倍率、科目別対策、面接・志望理由書対策、過去問の入手方法までを整理します。年度によって変わりうる数値は、必ず最新の募集要項でご確認ください。
岩手大学人文社会科学部の編入学(3年次編入)の概要
岩手大学は、人文社会科学部、教育学部、理工学部、農学部、獣医学部の5学部からなる総合大学で、主要な学部は盛岡市上田三丁目のキャンパスに集約されています。編入学試験の出願書類提出先である入試課と、小論文・面接の試験会場である人文社会科学部1号館も、いずれもこの上田キャンパス内にあります。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
岩手大学人文社会科学部は、募集要項の「趣旨」において、大学における学修の機会を拡大し、これまでに何らかの学問分野で専門教育を受けた者等に対して勉学の機会を与えるため、3年次編入学を実施していると説明しています。一般入試とは別に社会人入試という区分が用意されている点が、この学部の編入学試験の大きな特徴です。社会人入試は「急速に変動する現代社会の中にある社会人に対して、あらためて勉学の機会を与えるため」に実施されると明記されており、就労経験や社会経験を積んだ人を明確に想定した制度になっています。
編入学の受け皿は、人間文化課程と地域政策課程の2課程です。人間文化課程は、多様な固有文化を育み、歴史的に継承されてきた地域のあり方と、そこに暮らす人間の行動を多角的に学修し、グローバル化を踏まえた地域づくりと住民の心身両面の健やかな生活に貢献できる人材、および地域の来歴を踏まえて文化を世界に向けて発信できる人材の養成を掲げています。地域政策課程は、東日本大震災の復興から、未来のモデルとなる持続可能な社会づくりへの道筋を見据え、地域創生・地域マネジメントへの課題に、法学・経済学・環境学それぞれの分野の学修を軸としながら総合的視点から取り組むことのできる人材の養成を掲げています。震災復興を出発点に据えた地域政策課程の理念は、他の国立大学の類似課程と比べても岩手大学らしさが色濃く出ている部分です。
学部全体のアドミッション・ポリシーでは、入学者に求める資質として、人間・文化・社会・環境に関する基礎的知識・技能を有し物事を論理的に考えられる人、多様な考え方や異質なものの見方を理解しようとする柔軟な姿勢を持ち自分の考えを適切に表現し積極的に発信できる人、人間・文化・社会・環境のあり方をめぐる諸問題について強い探究心と広い観点から学ぶ意欲を持つ人、地域社会・国際社会の諸問題に実践的に取り組み周囲の人々と協働しながら解決を図ろうとする人の4点を挙げています。小論文や面接で評価される軸はこの4点に集約されると考えてよく、対策を組み立てる際の基準として押さえておく価値があります。
編入学生は、出願時に選択した主専修プログラムを履修することになり、入学後の変更はできません。人間文化課程の専修プログラムは国際文化、日本文化、現代社会共創、人間行動の4つ、地域政策課程の専修プログラムは政策法務、企業法務、地域社会経済、地域環境の4つです。副専修プログラム(主専修プログラムとして選択したプログラム以外から選択)は入学後に決定します。「地域社会連携」(副専修専門プログラム)と「グローバル・地域人材育成」(課程横断型プログラム)は副専修としてのみ選択できるプログラムと募集要項に注記されており、主専修としては選べません。出願理由書や面接では、この8つの主専修プログラムのどれを選ぶのかを踏まえた志望理由が求められることになります。
課程ごとのアドミッション・ポリシーを見ると、人間文化課程は、人間・言語・文化・芸術・スポーツについて学ぶための基礎的知識・技能を有し物事を論理的に考えられる人、多様な特性をもつ人間・言語・文化・芸術・スポーツをめぐる諸現象を多角的に捉え自分の考えを積極的に発信できる人、地域及び世界双方の広い観点から学ぶことに高い関心を持つ人、学修を実践に活かし周囲と協働しながら地域社会・国際社会の諸問題を解決しようとする強い熱意を持つ人、の4点を求める学生像として掲げています。「地域及び世界双方の広い観点」という表現は、地域の固有文化とグローバルな視野の両方を重視していることを示しています。
地域政策課程は、法学・経済学・環境学について学ぶための基礎的知識・技能を有し論理的に考えられる人、複雑に絡み合う法・経済・環境をめぐる諸現象を多角的に捉え自分の考えを積極的に発信できる人、現代の社会をめぐる諸問題について法学・経済学・環境学の広い観点から学ぶことに高い関心を持つ人、学修を実践に活かし周囲と協働しながら地域社会・国際社会の諸問題を解決しようとする強い熱意を持つ人、の4点を掲げています。3分野を横断的に学ぶ姿勢が一貫して求められている点は、政策法務や地域社会経済など4つの専修プログラムの名称からも読み取れます。志望理由書や面接では、この課程別ポリシーの文言に自分の経験や関心をどう結びつけるかが、説得力を左右します。
| 課程 | 主専修プログラム | 取得可能な教員免許 |
|---|---|---|
| 人間文化課程 | 国際文化、日本文化、現代社会共創、人間行動 | 中学校:国語・社会・英語/高等学校:国語・地理歴史・公民・英語 |
| 地域政策課程 | 政策法務、企業法務、地域社会経済、地域環境 | 高等学校:公民 |
教員免許の取得可否も課程によって範囲が異なります。人間文化課程では中学校の国語・社会・英語、高等学校の国語・地理歴史・公民・英語の免許取得が可能とされる一方、地域政策課程では高等学校公民のみです。ただし本学入学前の履修状況によっては2年間での取得が困難な場合もあると募集要項に注記されているため、教職を見据えて出願する場合は、編入前にどこまで教職科目を履修しておくべきかを早めに学務課へ相談しておくと安心です。
専修プログラムについては、時期による違いにも注意が必要です。人文社会科学部のウェブサイトでは、2025年4月に専修プログラムを再編し、令和7年度入学生及び令和9年度編入学生から新しい専修プログラム体系を適用すると案内されています。令和7年度編入学生及び令和8年度編入学生は再編前のプログラムが適用されるとも明記されており、本記事で紹介している国際文化・日本文化・現代社会共創・人間行動、政策法務・企業法務・地域社会経済・地域環境という専修プログラム名は、令和9年度(2027年度)編入学生向けの募集要項に基づくものです。過去の年度の情報や体験談を参考にする際は、専修プログラムの再編時期をまたいでいないかを確認しておくと、思わぬ食い違いを防げます。以上が学部・課程レベルの概要です。次章では、実際の募集人員と出願資格を年度ごとの数値で確認していきます。
募集人員・出願資格
令和9年度(2027年度)岩手大学人文社会科学部編入学学生募集要項によると、一般入試の募集人員は人間文化課程6名、地域政策課程4名です。社会人入試の募集人員は両課程とも若干名とされています。一般入試と社会人入試は別枠の選抜であり、出願資格も選考方法も異なるため、自分がどちらに該当するかをまず確認する必要があります。
一般入試の出願資格
一般入試の出願資格は(1)から(9)まで定められており、次のいずれかに該当する者が対象です。
- 短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び令和9年3月までに卒業見込みの者
- 大学を卒業した者及び令和9年3月までに卒業見込みの者
- 修業年限4年以上の大学において2年以上在学し(休学期間を除く)、その大学の卒業要件に関わる62単位以上を修得した者及び令和9年3月までに同要件を満たす見込みの者
- 外国の短期大学を卒業した者又はこれに相当する課程を修了した者(令和9年3月までの見込みを含む)
- 専修学校の専門課程(修業年限2年以上等の要件を満たすもの)を修了した者(令和9年3月までの見込みを含む)
- 高等学校等の専攻科の課程(修業年限2年以上等の要件を満たすもの)を修了した者(令和9年3月までの見込みを含む)
- 学校教育法施行規則附則第7条の規定により大学に編入学することができる者
- 工業教員養成所又は養護教諭養成所を卒業した者
- 外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者及び令和9年3月までの見込みの者
出願資格(3)は、4年制大学に在学中の学生でも出願できることを意味します。休学期間を除いて2年以上在学し、卒業要件に関わる62単位以上を修得していれば、卒業を待たずに出願できるため、いわゆる「大学に在籍したままの編入(仮面編入)」を検討している人にとって重要な条件です。この資格で出願する場合は、出身大学長又は学部長が作成した成績証明書又は単位修得証明書、および休学期間を除いた在学期間を証明する在学期間証明書(募集要項所定の様式)の提出が必要になります。外国人志願者については、(1)から(9)のいずれかに該当し、かつ日本語能力試験N1・N2の合格、又は日本留学試験の読解・聴解聴読解の合計点及び記述の得点がともに平均点以上であることのいずれかを満たす必要があります。
社会人入試の出願資格
社会人入試の出願資格は、令和9年3月31日現在で年齢満25歳に達し、一般入試と同じ(1)から(9)のいずれかに該当し、かつ最終学校卒業・修了後5年以上経過している者です。年齢要件と卒業後経過年数の両方を満たす必要がある点が一般入試との明確な違いです。募集要項には「入学後も就労しながら学修する場合は、履修計画等について、勤務先とよく相談の上、出願してください(就労しながら学修する者向けの特別なカリキュラムは組まれていません)」という注記があり、働きながらの通学を前提とした専用カリキュラムは用意されていない点にも留意が必要です。社会人入試で出願資格(3)により出願する者のうち、大学を中退した者は、在学期間証明書用紙(本学所定の様式)を提出する必要があります。
出願手続と主な提出書類
出願書類の提出先は岩手大学学務部入試課(〒020-8550 盛岡市上田三丁目18-8)で、郵送(速達書留)又は持参により提出します。持参の場合の受付時間は9時から16時までです。検定料は30,000円(非課税)で、同封の払込取扱票を使いゆうちょ銀行又は郵便局の窓口で払い込みます。検定料の支払いにATMは利用できず、窓口での払込みが必須とされている点は見落としやすい実務上の注意点です。主な出願書類は次のとおりです。
- 編入学志願票・履歴書(所定の用紙)
- 電算処理カード(HBのシャープペンシルで記入)
- 写真票・受験票・入学検定料納入確認票
- 出願理由書(所定の用紙)
- 成績証明書、卒業(修了)証明書又は卒業(修了)見込証明書
- 在学期間証明書(出願資格(3)により出願する者、及び社会人入試で大学を中退した者)
- TOEIC Listening&Reading Testの公式認定証又はTOEFL iBTのTest Taker Score Reportの原本(一般入試の日本人志願者のみ)
- 受験票送付用封筒(410円分の切手を貼付)
出願受付期間は令和8年8月25日(火)から8月27日(木)までの必着です。出願書類受理後は、志望課程等の記載事項の変更は認められません。出願理由書は所定の用紙に記入する独立した提出書類として位置づけられているため、面接前提の下書きとしてではなく、正式な出願書類として時間をかけて仕上げる必要があります。
提出書類の細部にも注意が必要です。写真票に貼付する写真は縦4cm×横3cmと規格が指定されており、電算処理カードはHBのシャープペンシル(0.5mmしん)で濃く丁寧に記入し、汚したり折り曲げたりしないよう案内されています。成績証明書、卒業(修了)証明書又は卒業(修了)見込証明書は、最終(修了)学校の学校長又は学長(学部長)が作成し厳封したものが原則で、証明書自動発行機で発行されるものは厳封の必要がないとされています。証明書は発行までに数日〜数週間かかる場合があるため、出願受付期間の直前に依頼するのではなく、出願資格が確定した時点で在籍校に発行を依頼しておくと安全です。出願書類は、いかなる理由があっても返還されない点にも注意してください。
岩手大学では、災害救助法適用の災害により被災した方が経済的な理由により大学進学を断念することがないよう、検定料の免除措置を行っています。検定料免除を希望する場合は出願手続の際に一緒に申請手続を行う必要があるため、該当する可能性がある人は出願前に岩手大学学務部入試課(019-621-6064)へ問い合わせておくとよいでしょう。日本国政府から奨学金が支給されている外国人志願者は、検定料を徴収されない代わりに「国費外国人留学生証明書」の添付が必要です。
出願書類等の提出にあたっては、次の点にも注意してください。募集要項では次のような注意事項が明記されています。
- 出願書類受理後は、いかなる理由があっても志望課程等の記載事項の変更は認められない
- 出願書類に不備があるものは受理されないため、記載事項の記入もれ・誤記入がないよう十分注意する
- 受理した出願書類は、いかなる理由があっても返還されない
- 出願後、現住所等に変更があった場合は速やかに連絡する
- 出願書類に虚偽があった場合は、入学決定後でも入学許可を取り消すことがある
- 各種証明書は、写しの提出を許可されているものを除き、必ず原本を提出する
次章では、この出願資格を満たした先にある試験科目と、選抜方法の合否ルールを詳しく見ていきます。
試験科目と配点の考え方
岩手大学人文社会科学部の編入学者選抜は、外国語、小論文、面接(口頭試問を含む)及び出願書類を総合して判定すると募集要項に定められています。ただし、外国語又は面接(口頭試問を含む)の得点が基準に満たない者は合格者になりません。総合点で高得点でも、外国語か面接のどちらかが基準未満なら不合格になる二段構えの足切りが設けられている点は、対策の優先順位を左右する重要な情報です。判定はすべての学力検査及び面接を受験した者に対して行われるため、当日はどの試験も欠かさず受験することが前提になります。
| 科目等 | 一般入試 | 社会人入試 |
|---|---|---|
| 外国語 | 出願時提出のTOEIC(475点以上)又はTOEFL iBT(48点以上)スコアで評価。試験当日の外国語試験なし | 選抜方法に含まれない(外国語試験なし) |
| 小論文 | あり(90分) | あり(90分) |
| 面接(口頭試問を含む) | あり | あり |
| 出願書類 | 総合判定の対象 | 総合判定の対象 |
| 足切りの対象 | 外国語又は面接が基準未満で不合格 | 面接が基準未満で不合格 |
外国語は、出願時に提出した証明書の原本(デジタル公式認定証を含む)をもって成績を評価する方式で、試験当日に外国語の筆記試験は課されません。TOEIC L&Rはスコア475点以上、TOEFL iBTはスコア48点以上が基準として明記されており、いずれも入学試験日から遡って2年以内に受験したものに限られます。TOEIC-IPテストのスコアは利用できますが、オンライン受験のスコアは利用できないと注記されている点にも注意が必要です。社会人入試では選抜方法の項目自体に外国語が含まれておらず、小論文と面接(口頭試問を含む)及び出願書類で総合判定される点が一般入試との大きな違いです。
小論文は、一般入試・社会人入試のいずれも試験当日に90分間で実施されます。配点(点数)は募集要項に明記されておらず、公表されていません。各科目の比重を数値で断定することはできません。配点が非公表である以上、小論文・面接・出願書類のどれが何割を占めるかは分かりませんが、外国語(一般入試のみ)と面接の双方に足切り基準が設けられていることから、この学部の選抜は「どれか一つが突出していれば合格できる」設計ではなく、外国語・小論文・面接・出願書類のすべてを一定水準以上に仕上げることが前提になっていると読み取れます。正確な配点や基準点は公表されていないため、詳細は最新の募集要項でご確認ください。
面接(口頭試問を含む)は、出願理由及び志望する専修プログラムに関する関心・知識などについて行うと明記されています。面接で問われる中心は「なぜこの専修プログラムなのか」という一点に絞られていることが、この記述から読み取れます。人間文化課程であれば国際文化・日本文化・現代社会共創・人間行動のいずれか、地域政策課程であれば政策法務・企業法務・地域社会経済・地域環境のいずれかを出願時に選び、その分野への関心と基礎知識を、出願理由書に書いた内容と一貫させて説明できる状態を目指す必要があります。
「判定はすべての学力検査及び面接を受験した者に対して行う」という一文も見落とせません。小論文又は面接のどちらか一方でも受験しなかった場合は、そもそも合否判定の対象外になるということです。体調不良や交通トラブルなどで一部の試験を欠席すると、それだけで不合格相当の扱いになりかねないため、試験前日からの体調管理や、会場までの移動手段・所要時間の確認は、学力面の対策と同じくらい重要な準備項目だといえます。一般入試では出願書類の中に外国語スコアの証明書が含まれるため、外国語・小論文・面接・出願書類の4つの要素は互いに独立しているようで、実際には出願書類審査の時点から評価が始まっていると捉えておくのが実態に近いでしょう。
一般入試と社会人入試で選抜方法が異なる理由も、募集要項の趣旨から推測できます。一般入試は「これまでに何らかの学問分野で専門教育を受けた者等に対して勉学の機会を与える」ことを趣旨とし、外国語力を含めた学力全般を測る構成になっています。社会人入試は「あらためて勉学の機会を与える」ことを趣旨としており、外国語試験を課さない代わりに経験や学び直しへの意欲を重視する設計だと考えられます。この違いを理解しておくと、社会人入試での出願を検討する際に、外国語のスコアがない分だけ出願理由書と面接の内容で自分の強みをどう示すかに、より多くの準備時間を割くべきだと判断しやすくなります。
日程・スケジュール
令和9年度(2027年度)入学者向けの編入学学生募集要項では、一般入試・社会人入試とも同一の日程で実施されます。出願受付期間は令和8年8月25日(火)から8月27日(木)までの必着で、試験日は令和8年10月2日(金)、合格発表は令和8年10月23日(金)13時です。出願受付開始から合格発表まではおよそ2か月弱しかないため、出願書類の準備は出願受付開始よりかなり前から進めておく必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事前相談(障がい等)の提出期限 | 令和8年8月7日(金)まで |
| 出願受付期間 | 令和8年8月25日(火)〜8月27日(木)【必着】(持参は9時〜16時) |
| 試験日・小論文 | 令和8年10月2日(金) 10:30〜12:00(90分) |
| 試験日・面接 | 令和8年10月2日(金) 13:00〜 |
| 試験場 | 人文社会科学部1号館 |
| 合格発表 | 令和8年10月23日(金)13時、大学ウェブサイトに掲載 |
小論文の受付開始時刻は9時30分で、10時00分までに受付を済ませて試験室に入室する必要があります。小論文の試験開始時刻に遅刻した場合、試験開始後30分以内の遅刻に限り受験が認められますが、試験時間の延長はありません。試験は10月2日金曜日の1日で小論文と面接の両方が実施されるため、遠方から受験する場合は前泊も含めた移動計画を早めに立てておくことをおすすめします。合格発表は郵便による合格通知書の送付とあわせて、大学ウェブサイトへの受験番号掲載という形で行われます。合否の問い合わせには一切応じないとされているため、発表当日は指定の方法で確認する以外に手段がありません。
試験会場は盛岡市上田三丁目にある人文社会科学部1号館です。募集要項の案内図によると、盛岡駅前のバスターミナルから岩手県交通バスの駅上田線又は駅桜台団地線に乗車し「岩手大学前」で下車するルートが案内されており、盛岡駅からは約2km・徒歩約30分、タクシー利用の場合は盛岡駅から約10分とされています。入試課と試験会場は同じ上田キャンパス内にあるため、持参での出願を選ぶ場合は、当日の試験会場までの経路を事前に一度確認しておくと本番で迷わずに済みます。
障がいや疾病等により受験上及び修学上特別な配慮を必要とする場合は、令和8年8月7日(金)までに「事前相談について」の様式を岩手大学学務部入試課へ提出する必要があります。事前相談の期限は出願受付開始よりも前に設定されているため、該当する場合は出願書類の準備と並行して早めに動く必要があります。検定料は30,000円で、出願書類受理後はいかなる理由があっても返還されません。入学時に必要な大学納付金は、入学料282,000円(予定額、非課税)、授業料年額535,800円(予定額、非課税)と示されています。これらは予定額であり、在学中に改定が行われた場合は改定時から新たな金額が適用されます。
岩手大学人文社会科学部には長期履修制度もあります。職業を有している、家事や育児にあたっている等の事情によって、標準修業年限である2年を超えて最長4年まで計画的に教育課程を履修し卒業することを願い出た者には、審査のうえで許可することがあるとされています。長期履修制度を利用しても授業料総額は標準修業年限で卒業する学生と同額になる仕組みで、社会人入試での出願を検討する人にとっては働きながらの学修計画を立てやすくする制度です。ただし長期履修学生のための特別なカリキュラムは原則として用意されないため、通常の授業科目を自分のペースで履修していく形になります。長期履修制度の対象者は、1日8時間週3日以上又は1日4時間週4日以上の勤務で6か月以上の継続雇用者である職業を有している者、家事従事者又は育児にあたっている者、その他本人の収入で生計を維持している者などとされています。申請方法の詳細は合格者に別途通知されるため、利用を検討する場合は入学手続の案内を確認してください。
合格後の入学手続きについても触れておきます。入学手続等の詳細は、合格者に送付される入学手続関係書類で通知されます。大学納付金は入学料・授業料とも予定額であり、確定額は入学手続書類で案内されるため、合格発表から入学手続までの間に、納付方法や納付期限を書類でしっかり確認しておく必要があります。日本国政府から奨学金が支給される国費外国人留学生については、入学料及び授業料が徴収されないと案内されています。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
倍率・難易度
岩手大学は、学部入試の実施結果とは別に「編入学者選抜の実施結果」を年度ごとに公表しています。ここでは令和6年度から令和8年度まで(いずれも4月1日時点の入学者数)の3年分を、公表資料に基づいて整理します。編入学試験には一般入試と社会人入試が含まれるため、両区分を合算した数値で示します。
| 年度(入学年) | 課程 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 入学者数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 人間文化課程 | 6名 | 31 | 31 | 9 | 5 |
| 令和6年度 | 地域政策課程 | 4名 | 22 | 17 | 7 | 6 |
| 令和7年度 | 人間文化課程 | 6名 | 27 | 23 | 8 | 8 |
| 令和7年度 | 地域政策課程 | 4名 | 18 | 12 | 6 | 6 |
| 令和8年度 | 人間文化課程 | 6名 | 28 | 22 | 5 | 4 |
| 令和8年度 | 地域政策課程 | 4名 | 13 | 13 | 4 | 3 |
学部合計で見ると、令和6年度は志願者53名・合格者16名・入学者11名、令和7年度は志願者45名(一般43名・社会人2名)・合格者14名・入学者14名、令和8年度は志願者41名・合格者9名・入学者7名でした。募集人員は3年間とも人間文化課程6名・地域政策課程4名の合計10名で変動していません。志願者数を合格者数で割った実質倍率の目安は、令和6年度が約3.3倍、令和7年度が約3.2倍、令和8年度が約4.6倍です。これは本記事編集部が公表データから算出した参考値であり、岩手大学が公式に「倍率」として発表している数値ではない点にご留意ください。
課程別に見ると、人間文化課程は3年間とも地域政策課程より志願者数が多く、令和6年度31名・令和7年度27名・令和8年度28名で推移しています。地域政策課程は令和6年度22名・令和7年度18名・令和8年度13名と、直近では志願者数が減少する年度もありました。合格者数は令和8年度に両課程とも3年間で最少となっており、この年度だけを見て難易度を判断するのは早計です。年度によって志願者数・合格者数の振れ幅があるため、直近1年分だけでなく複数年の推移を見て準備計画を立てることをおすすめします。
社会人入試は、令和7年度に人間文化課程で志願者1名・合格者1名・入学者1名、地域政策課程で志願者1名・合格者0名という実績が公表されていますが、令和6年度・令和8年度の公表資料には社会人入試の数値が記載されていません(募集人員は両課程とも若干名です)。社会人入試は年度によって志願者自体がごく少数、または実施結果に数値が現れない年もある点は、これから社会人入試を検討する人が事前に知っておくべき実情です。志願者数が少ないからといって対策の手を抜けるわけではなく、面接では出願理由書に書いた内容と職務経験・学習歴との一貫性が重点的に見られると考えられます。
志願者数に対する受験者数の割合にも目を向けると、別の傾向が見えてきます。令和6年度は人間文化課程が志願31名に対し受験31名(欠席0名)、地域政策課程が志願22名に対し受験17名(欠席5名)でした。令和7年度は人間文化課程が志願26名に対し受験22名(欠席4名)、地域政策課程が志願17名に対し受験11名(欠席6名)、令和8年度は人間文化課程が志願28名に対し受験22名(欠席6名)、地域政策課程が志願13名に対し受験13名(欠席0名)という内訳です。課程や年度によっては志願者の2〜3割程度が受験しないケースがあることから、他大学との併願や進路変更によって出願はしても受験しない人が一定数いると考えられます。合格者数を志願者数ではなく受験者数で割ると実質的な競争率はやや下がる計算になりますが、これも公式に発表された「倍率」ではなく、公表数値から編集部が読み取れる傾向にとどまる点にご留意ください。
参考として、岩手大学人文社会科学部の一般選抜(高校卒業者向けの前期・後期日程・学校推薦型選抜)の志願倍率も見ておきます。令和7年度(2025年度)入学者選抜実施結果によると、前期日程は志願倍率1.9倍、学校推薦型選抜は2.4倍、後期日程は9.6倍でした。編入学試験の実質倍率は、前期日程よりは高く後期日程よりは低い水準で推移しているという位置づけになります。ただし一般選抜と編入学試験では出願者層(高校卒業見込みの現役・既卒者と、高専・短大・大学在学者・社会人)がまったく異なるため、単純に数値だけを比較して難易度の上下を論じることはできません。あくまで、岩手大学人文社会科学部という同じ学部の中での参考情報として捉えてください。
科目別対策
岩手大学人文社会科学部の編入学試験で対策すべき科目は、外国語(一般入試のみ、出願時提出のスコア)、小論文(90分)、面接(口頭試問を含む)の3系統です。数学や理科など専門筆記の試験科目は設けられていません。試験当日に解答する筆記科目は小論文の1科目だけという点は、他大学の理系学部の編入試験と比べて大きく異なる特徴です。専門科目の暗記量で差をつける試験ではない分、限られた科目数の中でいかに準備の質を高めるかが問われる試験だといえます。
準備の優先順位を考える際は、出願までに完了させるべきものと、試験直前まで磨き続けられるものを分けて考えると計画を立てやすくなります。外国語スコアは出願時までに確定させる必要がある一方、小論文と面接は試験当日まで練習を積み重ねられます。この違いを踏まえ、外国語の対策から着手し、並行して小論文の答案練習と面接での受け答えの整理を進めるという順序を意識すると、限られた準備期間を効率よく使えます。
外国語(TOEIC・TOEFL)の対策
一般入試の外国語は、TOEIC Listening&Reading Testで475点以上、又はTOEFL iBTで48点以上のスコアを出願時までに用意する対策に尽きます。試験当日の筆記はないため、逆算した準備が重要になります。令和8年8月25日から27日までの出願受付期間に間に合うよう、遅くとも夏までにはスコアを確定させておく必要があります。TOEIC・TOEFLはいずれも短期間でスコアを大きく伸ばしにくい試験のため、編入を決めた時点から継続的に取り組み、余裕を持って複数回受験できる計画を組んでおくと安心です。TOEIC-IPテストのスコアは利用できますが、オンライン受験のスコアは利用できないため、受験形式にも注意してください。社会人入試では外国語のスコア提出自体が求められないため、この対策は一般入試での出願者に限られます。
小論文の対策
小論文は90分間で実施されますが、出題テーマや形式そのものは募集要項に明記されていません。アドミッション・ポリシーが示す「人間・文化・社会・環境に関する基礎的知識・技能」「物事を論理的に考える力」「多様な考え方や異質なものの見方を理解しようとする柔軟な姿勢」「地域社会・国際社会の諸問題に実践的に取り組む姿勢」という評価軸を手がかりに準備するのが現実的です。地域政策課程は東日本大震災の復興や持続可能な社会づくりに関わるテーマ、人間文化課程は地域文化・グローバル化・多文化理解に関わるテーマが出題領域として想定されますが、これはアドミッション・ポリシーの記述から導いた予測であり、断定はできません。
対策としては、資料や課題文を正確に読み取り、自分の意見を根拠とともに論理的に構成する練習が中心になります。90分という時間の中で、問題文の要求(説明せよ・論じよ・考察せよ等)を正確に分類し、結論・根拠・具体例・課題・まとめの流れで答案を組み立てる訓練を重ねておくと、初見のテーマにも対応しやすくなります。地域社会や国際社会の時事的な話題について、日頃から新聞やニュースで背景知識を積み重ねておくことも、限られた時間で説得力のある論述を仕上げるうえで効果があります。志望する専修プログラム(国際文化・日本文化・現代社会共創・人間行動、又は政策法務・企業法務・地域社会経済・地域環境)に関連する分野は、特に重点的に知識を整理しておくとよいでしょう。
過去問が手元にない段階での演習方法としては、他の国公立大学の人文・社会科学系学部の小論文過去問や、新聞の社説・オピニオン欄を使った要約練習が代わりになります。90分で書き切る感覚を体に入れるには、時間を計って答案を書く反復練習が欠かせません。書いた答案は、結論が問いに正対しているか、根拠と具体例が結論を支えているか、専修プログラムで学びたい内容と論述の方向性が矛盾していないかという3つの観点で見直す習慣をつけておくと、本番でも同じ観点で自己点検しながら書き進められます。可能であれば、書いた答案を第三者に読んでもらい、論旨が伝わるかどうかを確認する工程も取り入れてください。
アドミッション・ポリシーの「多様な考え方、異質なものの見方を理解しようとする柔軟な姿勢」という一文は、小論文で一面的な結論だけを書くのではなく、異なる立場や反論の可能性にも触れたうえで自分の結論を示す答案が評価されやすいことを示唆しています。賛否が分かれるテーマでは、対立する見方を一度は取り上げてから自分の結論を述べる構成にすると、多角的に捉える姿勢を答案の中で示せます。地域政策課程志望であれば地域社会の具体的な課題、人間文化課程志望であれば文化・言語・国際交流に関わる具体的な事例を、自分の言葉で説明できる材料として日頃から集めておくと、初見のテーマでも書き出しに詰まりにくくなります。
面接(口頭試問を含む)の対策
面接は、出願理由及び志望する専修プログラムに関する関心・知識などについて行われます。面接対策の中心は志望動機の丸暗記ではなく、関心と知識を自分の言葉で説明できる状態をつくることです。出身校での学習歴や経験と、岩手大学人文社会科学部で学びたい内容を具体的につなげて語れるよう準備しておく必要があります。面接又は口頭試問の得点が基準に満たない場合は合格者になれないという足切りルールがあるため、面接を「参考程度の場」と捉えず、小論文と同じ重みで準備することが欠かせません。社会人入試の場合は、外国語のスコアがない分、面接での説明力と出願書類の内容がより重要な比重を占めると考えられます。
面接では、次のような角度からの質問が想定されます。募集要項に示された「出願理由及び志望する専修プログラムに関する関心・知識」という評価軸に沿って準備しておくと、初めて聞かれる質問にも落ち着いて対応しやすくなります。
- なぜ岩手大学人文社会科学部の、その課程・専修プログラムを志望するのか
- これまでの学習歴・職務経験と、志望する専修プログラムはどうつながっているか
- 志望する専修プログラムで学びたい具体的なテーマは何か
- 出願理由書に書いた内容について、より詳しく説明してほしい
- 入学後の履修計画や、卒業後にどのような進路を考えているか
- (社会人入試の場合)職務経験をどのように今後の学びへ接続するか
面接・志望理由書・過去問分析(出題予測)
ここでは、面接と出願理由書の準備の進め方、そして過去問の入手方法と募集要項から読み取れる出題予測を、一次情報に沿って整理します。
面接・口頭試問で問われること
面接(口頭試問を含む)は、出願理由及び志望する専修プログラムに関する関心・知識などについて行うと明記されています。「関心・知識」という表現から、熱意だけでなく基礎的な理解も評価対象になっていると読み取れます。たとえば地域政策課程の政策法務や地域社会経済を志望する場合、その分野の基本的な考え方や身近な地域課題との関わりを、自分の言葉で説明できる状態にしておく必要があります。人間文化課程の国際文化や日本文化を志望する場合も同様に、なぜその分野に関心を持ったのか、これまでの学びとどうつながるのかを具体的に語れるようにしておきましょう。
出願理由書の準備
出願理由書は所定の用紙に記入する独立した提出書類として位置づけられています。募集要項には具体的な設問項目までは示されていませんが、面接がこの出願理由書の内容を踏まえて行われることは、選抜方法の記述から読み取れます。出願理由書に書いた内容と面接で話す内容に食い違いがあると、一貫性のなさとして評価に影響しかねません。これまでの学習歴や職務経験、なぜ岩手大学人文社会科学部の、どの専修プログラムを選ぶのか、入学後に何を学び卒業後どう活かしたいのかを、一本の筋道でつなげて整理しておくことが重要です。書き上げたら一度声に出して読み、面接で同じ内容を口頭で説明できるかを確認しておくと、書類と面接の一貫性を保ちやすくなります。
出願理由書を仕上げる前の点検項目として、次の観点を確認しておくと、面接での深掘りにも耐えられる書類に仕上がります。
- 現在の所属(高専・短大・大学・職場等)での学びや経験が具体的に書けているか
- なぜ岩手大学人文社会科学部の、その課程・専修プログラムでなければならないのかが説明できているか
- 入学後に履修したい科目や取り組みたいテーマが、専修プログラムの内容と対応しているか
- 卒業後の進路や、学んだことをどう活かしたいかまで見通せているか
- 抽象的な熱意だけでなく、具体的な経験や事実に基づいて書けているか
過去問の入手方法と出題予測
岩手大学は、過去3年の間に出題された入試問題を公開する方針を示しており、公式サイトの入試問題公開ページで詳細を確認できます。ただし人文社会科学部の編入学試験(小論文)については、公式サイト上でPDF等が直接ダウンロードできる形では公開されておらず、岩手大学学務部入試課の窓口での受け取り、宅配便着払いでの請求、又は返信用封筒(角形2号、270円分の切手)を同封した郵送請求のいずれかの方法で取り寄せる必要があります。過去問は自動公開ではなく自分で請求する必要があるため、出願を決めたら早めに入試課(019-621-6064)へ請求方法を確認しておくことをおすすめします。過去問を入手できた場合も、長文の転載は行わず、出題形式・テーマの傾向・答案に必要な字数感を自分で分析することが力になります。
過去問を入手する前の段階でも、募集要項の記述から出題領域をある程度予測することは可能です。アドミッション・ポリシーが示す「人間・文化・社会・環境に関する基礎的知識・技能」「物事を論理的に考える力」という記述、地域政策課程の課程概要にある「東日本大震災の復興」「持続可能な社会づくり」「地域創生・地域マネジメント」「法学・経済学・環境学」という記述、人間文化課程の課程概要にある「多様な固有文化」「グローバル化を踏まえた地域づくり」という記述は、いずれも小論文で扱われうるテーマ領域を示唆しています。これは募集要項の公開情報から導いた予測であり、実際の出題を保証するものではありません。過去問を入手できた場合は、この予測と実際の出題テーマを照らし合わせ、優先して準備すべき分野を絞り込んでいくとよいでしょう。
なお、岩手大学は学部入試(前期・後期・学校推薦型選抜等)については、過去3年間に出題された入試問題を大学公式サイトの入試問題公開ページで案内しています。この公開ページの対象範囲や請求方法は入試区分によって異なるため、編入学(3年次編入)の小論文が対象に含まれるかどうかも含めて、岩手大学学務部入試課へ直接確認するのが確実です。公開の有無や請求条件は年度によって変わる可能性があるため、最新の案内を大学公式サイトでご確認ください。
併願戦略・内部リンク
岩手大学人文社会科学部の編入学試験は、一般入試・社会人入試とも試験日が令和8年10月2日(金)の1日に固定されており、小論文と面接が同日に実施されます。試験日が1日に集約されているため、同日程の他大学とは物理的に併願できません。他大学の編入試験を併願候補に入れる場合は、まず試験日の重複がないかを最優先で確認する必要があります。
一般入試を検討する場合は、出願までにTOEIC又はTOEFLのスコアを用意する必要があるため、同じく外部英語スコアを利用する他大学の編入試験と準備を共有できる可能性があります。社会人入試を検討する場合は、外国語のスコア提出が不要な分、小論文と面接、出願書類の完成度に重点を置いた準備が中心になります。併願先を選ぶ際は、出願資格の年齢・卒業後経過年数の要件が大学ごとに異なる点にも注意してください。とくに社会人入試は大学によって出願資格の年齢や経過年数の基準が異なるため、志望する大学それぞれの募集要項を並べて比較することをおすすめします。
岩手大学人文社会科学部の編入学試験は、募集要項上で入学の確約(専願)を出願条件としていません。推薦入試のように合格したら必ず入学することを前提とする制度ではないため、第一志望が他大学であっても、出願資格を満たす限り併願先の一つとして検討する余地があります。ただし、試験日が10月2日の1日に固定されている以上、同日程の他大学と重なった場合はどちらか一方しか受験できません。志望順位が固まっていない段階では、まず候補となる大学すべての試験日を一覧にして、日程が重ならない組み合わせを先に絞り込むことをおすすめします。
一般入試と社会人入試のどちらで出願するか迷っている場合は、出願資格を確認したうえで、両方の要件を満たすなら早めにどちらか一方に絞り込むことをおすすめします。一般入試は外国語スコアの準備に時間がかかり、社会人入試は小論文・面接・出願書類に比重が偏るため、準備の重心がまったく異なるからです。出願直前になって区分を変更すると、TOEIC・TOEFLのスコア取得が間に合わなくなったり、出願理由書の書き直しが必要になったりする可能性があります。自分の出願資格と、これまでに積んできた学習・実務経験のどちらを強みにできるかを踏まえて、早い段階で区分を決めておくと、限られた準備期間を無駄にせずに済みます。
大学編入の制度全体や、社会人からの編入、志望理由書の作り方について詳しく知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。
- 大学編入とは完全ガイド(編入制度の仕組み・流れの基礎)
- 社会人が岩手大学に編入する方法|両立スケジュールと出願準備(社会人入試での出願を検討する方向け)
- 東北大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント(志望理由書・出願理由書の作り込みの参考)
- 大学編入と浪人どっちを選ぶ?費用・時間・難易度を徹底比較(進路の選び方から見直したい方向け)
科目別対策や面接練習を体系立てて進めたい場合は、大学編入に特化した大学編入対策コースで、志望する専修プログラムに合わせた学習計画を相談することもできます。外国語・小論文・出願理由書・面接という複数の要素を同時並行で仕上げる必要があるため、優先順位を早めに決めておくことが対策の効率化につながります。
よくある質問(FAQ)
一般入試と社会人入試はどちらを選べばよいですか
出願資格を満たしていれば選択の余地がある場合もありますが、社会人入試は令和9年3月31日現在で満25歳以上かつ最終学校卒業・修了後5年以上経過という要件があり、一般入試とは出願資格が異なります。両方の要件を満たす場合は、外国語のスコア提出が必要かどうかなど選抜方法の違いも踏まえて検討してください。
4年制大学に在学中でも出願できますか
出願資格(3)により、修業年限4年以上の大学において休学期間を除き2年以上在学し、62単位以上を修得していれば出願が可能です。この資格で出願する場合は、成績証明書又は単位修得証明書に加えて、募集要項所定の在学期間証明書の提出が必要になります。
募集人員は何名ですか
令和9年度(2027年度)募集要項では、一般入試の募集人員は人間文化課程6名、地域政策課程4名、社会人入試は両課程とも若干名です。募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず最新の募集要項でご確認ください。
英語の試験はありますか
一般入試では当日の外国語筆記試験はなく、出願時に提出するTOEIC(475点以上)又はTOEFL iBT(48点以上)のスコアで評価されます。社会人入試の選抜方法には外国語が含まれておらず、外国語スコアの提出は求められません。
小論文はどのような内容が出題されますか
出題テーマは募集要項に明記されておらず、配点も公表されていません。アドミッション・ポリシーや課程概要の記述から、地域政策課程は地域社会や政策に関するテーマ、人間文化課程は文化・グローバル化に関するテーマが想定されますが、これは公開情報からの予測であり断定はできません。
過去問はどこで入手できますか
公式サイト上での直接公開はされておらず、入試課窓口での受け取りか郵送での請求が必要です。宅配便着払いにも対応しており、詳しい請求方法は入試課(019-621-6064)へ確認してください。
倍率はどれくらいですか
岩手大学が公表している編入学者選抜の実施結果によると、学部合計の志願者数を合格者数で割った目安は、令和6年度が約3.3倍、令和7年度が約3.2倍、令和8年度が約4.6倍でした。これは編集部が公表データから算出した参考値です。年度による振れ幅があるため、直近1年分だけで判断しないことをおすすめします。
検定料や入学後の費用はいくらですか
検定料は30,000円(非課税)で、出願書類受理後は返還されません。入学時の大学納付金は入学料282,000円(予定額)、授業料年額535,800円(予定額)と示されています。いずれも改定される場合があるため、最終的な金額は入学手続書類でご確認ください。
まとめ
岩手大学人文社会科学部の編入学試験は、人間文化課程・地域政策課程の2課程を対象に、一般入試と社会人入試という2つの区分で実施されます。選考は外国語(一般入試のみ)・小論文・面接(口頭試問を含む)・出願書類を総合して判定しますが、外国語又は面接の得点が基準に満たなければ総合点にかかわらず不合格になる仕組みです。配点や小論文の出題テーマは非公表のため、募集要項とアドミッション・ポリシーから読み取れる評価軸に沿って、4つの要素すべてを水準以上に仕上げる準備が現実的な進め方になります。過去問は公式サイトでの直接公開がないため、早めに入試課へ請求方法を確認し、出願理由書と面接で語る内容の一貫性を作り込んでおくことが、合格に近づくための土台になります。
令和6年度から令和8年度までの3年間、募集人員は人間文化課程6名・地域政策課程4名で一貫しており、志願者数と合格者数には年度による振れ幅があります。出願資格、試験科目、日程、募集人員は年度ごとに更新される可能性があるため、出願前には必ず岩手大学の最新の公式情報をご確認ください。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)



