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東北大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント

東北大学の編入学を目指すとき、多くの受験生が最初につまずくのが志望理由書(志願理由書)です。東北大学の編入学試験は工学部・理学部・経済学部の3学部で実施されていますが、志望理由書が必要な学部と提出書類の様式は学部ごとに大きく異なります。結論から言うと、工学部と理学部は志願理由書の提出が必須で、経済学部は志望理由書を提出しません。志望理由書(志願理由書)とは、編入学を志望する動機とこれまでの学習・活動実績を大学側に伝えるための出願書類であり、多くの国公立大学の編入学試験では書類審査や面接評価の重要な判断材料として扱われています。
この違いを知らないまま「東北大学 編入 志望理由書」で検索しても、大学名を明示していない一般的な書き方記事しか見つからず、実際に自分が受ける学部でどんな様式・字数の書類を求められているのかがわからないまま準備を進めてしまうケースが少なくありません。工学部の「志願理由書・活動報告書」はA4用紙1枚に収める形式でオンラインの出願システムにアップロードするのに対し、理学部の「志願理由書」は所定様式をダウンロードして印刷し、他の証明書類とあわせて郵送する形式というように、同じ東北大学の編入学試験でも書類の性質・提出方法はまったく別物です。さらに経済学部にいたっては、そもそも志望理由書という書類自体が存在せず、学力試験のみで合否が決まります。
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志望理由書の対策に時間をかけすぎて専門科目や英語の学習が疎かになったり、逆に「どの学部も同じような書類だろう」と軽く見て準備不足のまま出願してしまったりするのは避けたいところです。本記事では、東北大学の編入学試験を実施する工学部・理学部・経済学部それぞれの出願書類と志望理由書の位置づけを一次情報(各学部の学生募集要項)にもとづいて整理したうえで、評価される志望理由書の構成の型、学部の傾向に沿った例文、添削でよく指摘されるNG例までを解説します。
東北大学編入で志望理由書(志願理由書)が必要な学部と様式
東北大学で高等専門学校等からの編入学(3年次編入・2年次編入)を実施しているのは、工学部・理学部・経済学部の3学部です。3学部の募集人員・倍率・試験科目の全体像は東北大学の編入試験まとめ|実施学部・倍率・試験科目・対策を徹底解説でも整理しているので、あわせて確認してください。このうち志望理由書に相当する書類の提出が必須なのは工学部と理学部の2学部で、経済学部は志望理由書を提出しません。学部によって求められる対策がまったく異なるため、まず自分の志望学部がどちらのタイプかを確認することが最初のステップになります。
工学部では「志願理由書・活動報告書」という名称の書類が使われます。学校推薦特別選抜・一般選抜のどちらの区分でも、高専等からの志願者・外国人学生・帰国生徒を問わず全員が提出する必須書類です。オンライン出願システム「TAO(The Admissions Office)」にPDFをアップロードする形で提出します。
理学部では「志願理由書」という名称で、こちらは工学部所定様式ではなく理学部所定様式が用意されています。工学部がオンラインアップロードなのに対し、理学部は調査書・成績証明書などとあわせて郵送で提出する点が異なります。理学部ウェブサイトからダウンロードし、印刷したうえで作成する形式です。
一方、経済学部の第3年次編入学試験は、募集要項の出願書類一覧に志望理由書や自己推薦書に相当する書類の記載がありません。選抜は英語(TOEICスコア提出)による第1次選抜と、経済数学・経済学または経営学の基礎問題による筆答試験(第2次選抜)のみで行われ、面接試験も実施されません。書類による志望動機のアピールという発想自体が、経済学部の選抜方式にはなじまない構造になっています。
| 学部 | 書類名 | 提出方法 | 面接・口頭試問 |
|---|---|---|---|
| 工学部 | 志願理由書・活動報告書(所定様式) | TAOにPDFをアップロード | あり(全区分) |
| 理学部 | 志願理由書(所定様式) | 他の書類とあわせて郵送 | あり(筆記試験と同日実施) |
| 経済学部 | なし | ― | なし(筆答試験のみで判定) |
3学部の募集人員・検定料・選抜方式を比較すると、以下のようになります。
| 学部 | 募集人員の目安 | 検定料 | 選抜方式の中心 |
|---|---|---|---|
| 工学部 | 各学科・コース若干名(令和8年度実績: 推薦20名・一般16名) | 30,000円 | 書類審査+口頭試問・面接(推薦)/数学筆答+英語スコア+専門科目+面接(一般) |
| 理学部 | 各学科・系若干名 | 30,000円 | 学科別筆記試験+面接+書類審査 |
| 経済学部 | 経済学科・経営学科あわせて20名 | 30,000円 | 英語スコアによる1次選抜+筆答試験(経済数学・経済学または経営学)による2次選抜 |
なお、選抜方法や提出書類は年度によって見直しが入ることがあります。出願する年度の募集要項は、必ず各学部の公式ウェブサイトで最新版を確認してください。
工学部の「志願理由書・活動報告書」の様式と設問
東北大学工学部の編入学試験(3年次編入)は、学校推薦特別選抜と一般選抜の2区分で実施されます。どちらの区分でも、出願書類の一つとして「志願理由書・活動報告書」の提出が求められます。学校推薦特別選抜は出身校長の推薦を受けた者(最終学年前年次の成績が上位5%程度以内が目安)が対象で、出願書類審査と口頭試問・面接によって合否が判定されます。一般選抜は数学の筆答試験とTOEIC・TOEFLのスコア、学科ごとに定められた専門関連科目(筆答試験・口頭試問・在学中の成績のいずれか)、面接を組み合わせて判定します。
出願手続はオンライン出願システム「TAO(The Admissions Office)」で行います。募集要項の確認・必要書類の取得、検定料の支払い、TAOでの出願登録、出願書類の郵送(卒業見込証明書・成績証明書など一部の書類は郵送指定)という4段階の流れで進み、「志願理由書・活動報告書」を含む多くの書類はPDFに変換してTAO上にアップロードします。検定料の納入とオンライン登録だけでは出願は完了せず、郵送指定の書類を期日までに速達簡易書留郵便で送付して初めて出願手続が完了する点に注意が必要です。TAOシステムは一度登録した内容を変更できない仕様のため、志願理由書・活動報告書のPDFをアップロードする前に、誤字脱字や様式の分量オーバーがないかを入念に確認しておく必要があります。
「志願理由書・活動報告書」の様式(工学部ウェブサイトからダウンロード可能)には、次のような設問文が印字されています。
「3年次編入学を志望する理由およびこれまで行ってきた活動について記述してください。特に、これまでの体験・経験などから得た学びとの関係についても触れてください。」
この一文からわかる通り、工学部の書類は志望理由と活動報告という2つの要素を1枚の中に両立させる必要があります。単に「東北大学工学部で学びたい」という抽象的な志望動機だけでなく、高専等での研究・課外活動・資格取得などの具体的な経験と、それが志望理由にどうつながっているかという因果関係を書くことが求められています。
工学部の入学者選抜方針(アドミッション・ポリシー)では、「学業成績が優秀で工学部での勉学に強い意欲を持つ人、発想が豊かで柔軟性に富む人、自然界、人間社会に深い興味を持ち、未知の世界に挑戦できる人、論理的にものごとを考えられる人、理論と実践を自ら粘り強く展開していける人、人間に対する深い思いやりを持ち、社会の中でリーダーシップを発揮できる人」を求めると明記されています。志願理由書・活動報告書の中で、これらの資質のうち自分が特に強く該当すると考える1〜2点を選び、具体的な経験と結びつけて示すと、評価者に伝わりやすい書類になります。
様式はA4用紙1枚に収まる分量(目安として約22行)で作成する形式で、自筆(鉛筆書きは不可)または文字入力のいずれかで作成します。行数に上限があるため、限られた紙面の中で志望理由と活動報告のバランスを取る構成力が問われます。だらだらと経緯を書き連ねるのではなく、最も強くアピールしたい経験を1〜2個に絞り込み、それぞれを志望理由と結びつける書き方が有効です。
- 志望理由と活動報告を分けて段落を作る、または冒頭で志望理由の要点を述べてから活動報告で裏付ける構成にする
- 1枚に収める制約があるため、高専等での学習内容のうち志望学科と直結するものだけに絞る
- 学校推薦特別選抜・一般選抜のどちらも書類審査の結果が口頭試問・面接の質問材料になるため、書いた内容は面接で深掘りされる前提で作成する
なお、在職しながら受験する者は、志願理由書・活動報告書に加えて所属長が発行する「受験承諾書」(様式任意)の提出が求められます。社会人として編入学を志望する場合は、この受験承諾書の準備にも時間がかかることを見込んで、早めに所属先へ相談しておくとよいでしょう。
工学部の一般選抜では、「共通科目(数学・英語)の合計点」と「専門関連科目と調査書等提出書類審査及び面接の合計点」という2つのブロックのいずれかが一定の水準に達しない場合、総合点にかかわらず不合格になる仕組みが採られています。志願理由書・活動報告書は、この後半ブロック(専門関連科目・書類審査・面接)の評価材料の一部に含まれるため、数学やTOEIC/TOEFLの対策だけに偏らず、志願理由書と面接の準備にも一定の時間を確保しておく必要があります。
検定料は30,000円で、令和8年度(2026年度)実績では学校推薦特別選抜(高専等)20名・一般選抜(高専等)16名が合格しています。工学部は機械知能・航空工学科、電気情報物理工学科、化学・バイオ工学科、材料科学総合学科、建築・社会環境工学科の5学科・複数コース制で募集しており、志望理由書の中でも「どのコースで何を学びたいか」まで具体化できているかが評価に影響します。試験科目や出願資格の詳細は東北大学工学部の編入試験を徹底解説で解説しています。
理学部の志願理由書と学科別の編入年次・試験内容
東北大学理学部の編入学(高等専門学校卒業者対象)は、数学科・化学科・地球科学系の3学科・系のみで募集しています。物理学科・宇宙地球物理学科・生物学科は現在募集を行っていません。志望する学科・系によって編入年次も異なり、数学科と地球科学系は第2年次編入、化学科は第3年次編入です。編入年次が違えば卒業までに在学すべき年限も変わるため、志望理由書を書く前提として自分の志望学科がどの年次に編入するのかを正確に把握しておく必要があります。
出願資格は「日本の高等専門学校を卒業した者又は卒業見込みの者」に限られています。工学部が高等専門学校に加えて工学系短期大学の卒業者も出願資格に含めているのに対し、理学部は高専卒業者(見込みを含む)のみを対象としている点が異なります。志望理由書を書く際は、この出願資格の違いも踏まえたうえで、自分の出身校の教育課程と志望学科の学びのつながりを説明できるようにしておくとよいでしょう。
出願書類は「志願理由書(本学部所定様式)」「調査書(本学部所定様式)」「成績証明書」「卒業(見込)証明書」などで、理学部ウェブサイトから所定様式をダウンロードし、印刷のうえ他の書類とあわせて郵送で提出します。工学部のようなオンラインアップロードではなく、速達簡易書留郵便による郵送提出という点も工学部との違いです。出願手続自体は、まずインターネット出願システムへの入力を行い、その後に志願理由書を含む出願書類一式を教務課学部教務係宛てに郵送するという2段階の流れになります。インターネット出願システムへの入力期間と出願書類の受付期間は別々に設定されているため、両方の期限を取り違えないよう注意してください。
工学部と同様に、理学部でも在職中の者は所属長が発行する「受験承諾書」(様式任意)の提出が必要です。社会人経験を経て編入学を目指す場合は、志願理由書の中に社会人としての経験と志望理由の関連を盛り込みつつ、受験承諾書の準備も並行して進める必要があります。
選抜方法は、各学科の筆記試験と面接試験、そして提出書類の内容を総合して判定されます。筆記試験の科目は学科によって異なり、数学科は数学、化学科は化学、地球科学系は地球科学に関する英文を用いた英語の試験が課されます。面接試験では専門分野への理解力・知識・コミュニケーション能力・学習意欲・論理的思考力・科学的好奇心などが総合的に評価されるため、志願理由書に書いた内容と面接での受け答えに一貫性を持たせることが重要です。
| 学科・系 | 編入年次 | 筆記試験科目 |
|---|---|---|
| 数学科 | 第2年次 | 数学 |
| 化学科 | 第3年次 | 化学 |
| 地球科学系 | 第2年次 | 英語(地球科学に関する英文) |
理学部全体の入学者選抜方針(アドミッション・ポリシー)では「理学に対する強い興味、柔軟な発想や思考力、問題を解決する高い能力を持ち、知的好奇心と向上心の旺盛な人の入学を望んでいます」と述べられています。これに加えて、理学部のアドミッション・ポリシーでは、各学科・系ごとに求める人物像が明示されています。数学科は「数学と数理科学に対する強い知的好奇心、論理的思考力、十分な基礎学力」、化学科は「自然科学、特に化学に対する強い好奇心と学習意欲、自由な発想力と独創性」、地球科学系は「地球に対する強い好奇心と探求心、科学的な思考力と論理的な説明能力、英語表現能力」を求めるとされています。志願理由書ではこのアドミッション・ポリシーの文言をそのまま引用するのではなく、自分の経験の中でこれらの資質をどう培ってきたかを具体的なエピソードで示す書き方が評価されやすくなります。
検定料は工学部と同じ30,000円です。出願書類の受付期間は例年7月上旬から中旬、試験は9月上旬に実施され、9月中旬に合格発表という日程で進みます。募集人員はいずれの学科・系も「若干人」で、年度により変動するため、出願を検討する年度の募集要項で最新の人数を確認してください。学科別の出題傾向は東北大学理学部の編入試験を徹底解説でも取り上げています。
経済学部は志望理由書が不要 ― かわりに重視される選抜方法
東北大学経済学部の第3年次編入学試験(経済学科・経営学科、両学科あわせて20名の募集)は、工学部・理学部とは選抜の考え方そのものが異なります。募集要項の出願書類一覧を確認すると、志望理由書や自己推薦書に相当する書類は含まれていません。選抜は「英語」による第1次選抜と、その合格者を対象とした「経済数学」「経済学の基礎問題」または「経営学の基礎問題」の筆答試験による第2次選抜という2段階で行われます。
出願資格は、学士の学位を取得した者、短期大学または高等専門学校を卒業した者、4年制大学に2年以上在学し62単位以上を修得した者など複数の区分が設けられており、工学部・理学部が高専等の卒業者を主な対象としているのに対し、経済学部は大卒者や大学在学中の者も出願できる幅広い設計になっています。この出願資格の幅広さも、志望理由書のような書類選考ではなく学力試験を中心とした選抜方式が採られている理由の一つと考えられます。
第1次選抜の英語は独自試験を行わず、TOEIC Listening&Reading Testのスコア提出によって評価されます。TOEIC IPテストや日本国外で受験したスコアは対象外です。第2次選抜は経済数学(線形代数・微積分学の基礎的問題)と、経済学または経営学の基礎問題のいずれか一方を選択して解答する筆答試験です。面接試験は実施されず、学力試験の得点のみで合否が判定される点が工学部・理学部と大きく異なります。
「志望理由書がないなら対策が楽になる」と考えるのは早計です。書類や面接で志望動機を説明する機会がない分、経済学部の編入学試験ではTOEICのスコアと専門筆答試験の得点だけで合否が決まります。つまり、志望理由書を磨き込む時間をそのまま英語学習と経済数学・経済学(経営学)の演習に振り向ける必要があるということです。志望理由や学習計画を言語化しておくこと自体は、編入後の学習計画を具体化するうえでも、面接がない編入学試験の後に控える大学生活の準備としても有効です。
経済学部の入学者選抜方針(アドミッション・ポリシー)では、「これまでに何らかの学問分野で専門教育を受けた学生、及び一定の学業を修めたのち社会において経験を積んだ社会人等で、経済・社会問題に対して特に強い関心を持ち、広い視野に立って、その解決に向けて意欲的に行動しようとする人を求めます」と明記されています。志望理由書という提出書類はなくても、この人物像を自分の中で言語化し、入学後の学習計画として整理しておくことは、編入学後にスムーズに専門教育へ移行するためにも役立ちます。なお、経済学部の募集要項の備考には「在職しながら通学することは困難なため、在職している者は、あらかじめ学部教務係に問い合わせてください」との注記があり、社会人が編入学を検討する場合は早い段階で学部への相談が必要です。
なお、選抜方法や出願書類の内容は募集要項の改定によって変更される可能性があります。経済学部を志望する場合も、出願する年度の学生募集要項を経済学部・経済学研究科のウェブサイトで必ず確認し、志望理由書の提出有無を含めて最新情報にもとづいて準備を進めてください。TOEICスコアの目安や筆答試験対策は東北大学経済学部の編入試験対策を徹底解説で詳しく解説しています。
志望理由書の準備スケジュールを逆算する
工学部・理学部の志望理由書(志願理由書)は、出願直前に慌てて書き始めても質の高いものには仕上がりません。工学部の一般選抜は6月29日から7月3日が出願受付期間、学校推薦特別選抜は4月21日から4月28日が出願受付期間です。理学部は7月9日から7月15日が出願書類の受付期間にあたります(いずれも年度により変動するため、必ず最新の募集要項で確認してください)。この出願受付開始日から逆算して、遅くとも1〜2ヶ月前には準備に着手するのが安全です。
| 時期の目安 | 取り組む内容 |
|---|---|
| 出願受付の2ヶ月前まで | 志望学科・コースのアドミッション・ポリシー、カリキュラム、研究室情報を調べ、志望理由の軸を固める |
| 出願受付の1〜1.5ヶ月前 | 高専等での活動実績を棚卸しし、志望理由と結びつく経験を1〜2個に絞り込む |
| 出願受付の3〜4週間前 | 5ステップの型に沿って下書きを作成し、様式の分量(工学部はA4用紙1枚)に収まるよう調整する |
| 出願受付の1〜2週間前 | 担任・進路指導の先生や第三者による添削を受け、面接で聞かれる想定質問への回答も準備する |
| 出願受付期間中 | 他の出願書類(調査書・成績証明書・英語スコア等)とあわせて最終確認のうえ提出する |
特に工学部の一般選抜はTOEIC・TOEFLのスコア提出が必須で、スコアシートの発行や送付には数週間かかるため、志望理由書だけでなく英語資格試験の受験計画とあわせてスケジュールを組む必要があります。理学部を志望する場合も、8月に実施される東北大学工学部の一般選抜とは日程が異なり、9月上旬に試験が実施されるため、併願を考えている場合は両学部の日程を照らし合わせて準備計画を立てることが欠かせません。
参考までに、3学部の出願関連日程の目安(いずれも例年の傾向であり年度により変動します)を整理すると、以下のようになります。
| 学部 | 出願受付期間の目安 | 試験実施の目安 |
|---|---|---|
| 工学部(学校推薦特別選抜) | 4月下旬 | 6月上旬 |
| 工学部(一般選抜) | 6月末〜7月上旬 | 8月中旬 |
| 理学部 | 7月上旬〜中旬 | 9月上旬 |
| 経済学部 | 9月下旬〜10月上旬 | 11月中旬(第2次選抜) |
工学部の学校推薦特別選抜は他の2学部よりも出願時期が早いため、学校推薦での受験を検討している場合は、高専等の学年が上がるタイミングから逆算して、より早期に志望理由書の準備を始める必要があります。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
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- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
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(費用は一切かかりません)
評価される志望理由書の構成の型(5ステップ)
工学部・理学部の志願理由書は、A4用紙1枚程度という限られた紙面の中で説得力を持たせる必要があります。行き当たりばったりに書き始めると、志望理由と活動報告がちぐはぐになったり、伝えたいことが分散して印象に残らない文章になったりしがちです。以下の5ステップの型に沿って構成すると、限られた字数の中でも一貫性のある志望理由書に仕上げやすくなります。
- きっかけ: 自分の専門分野(工学・理学の各学科分野)に関心を持つようになった具体的な出来事や経験を1〜2文で述べる
- 現在の学び: 高専等でどのような科目・研究・活動に取り組み、何を身につけたかを具体的に説明する
- 東北大学で学びたいこと: 志望学科・コースのカリキュラムや研究分野の中で、特に何を学びたいかを具体化する
- 将来像: 編入学後の学びをどう活かしたいか、研究者・技術者・専門職としての将来の方向性を簡潔に示す
- まとめ: 志望理由と活動報告のつながりを1文で締めくくり、意欲を伝える
この型のポイントは、5つの要素すべてを均等な分量で書こうとしないことです。工学部の様式のようにA4用紙1枚という制約がある場合、「きっかけ」と「まとめ」は簡潔に、「現在の学び」と「東北大学で学びたいこと」に紙面の多くを割く配分が効果的です。評価者が知りたいのは、志願者が自分の経験を志望学科の学びにどうつなげて考えているかという論理性であって、エピソードの多さではありません。
また、理学部のように学科ごとにアドミッション・ポリシーが明示されている場合は、志望学科が求める人物像(数学科なら論理的思考力、化学科なら独創性と学習意欲、地球科学系なら英語表現能力など)を意識しながら、自分の経験の中でどの資質が該当するかを選んで書くと、評価者にとって読みやすい志望理由書になります。5ステップの型を大学名を問わず使える形で詳しく知りたい場合は、大学編入志望理由書の添削ガイド|受かる構成と例文もあわせて参考にしてください。
工学部の様式(A4用紙1枚・約22行)を例に、5ステップの分量配分の目安を示すと、以下のようになります。あくまで目安なので、自分の伝えたい経験の厚みに応じて調整してください。
| ステップ | 行数の目安(全22行中) | 内容の重点 |
|---|---|---|
| 1. きっかけ | 2〜3行 | 関心を持った具体的な出来事を簡潔に |
| 2. 現在の学び | 7〜8行 | 高専等での活動・研究の具体的な内容と役割 |
| 3. 大学で学びたいこと | 7〜8行 | 志望学科・コースのカリキュラムと結びつけて具体化 |
| 4. 将来像 | 2〜3行 | 編入学後の学びをどう活かすか |
| 5. まとめ | 1〜2行 | 志望理由と活動報告のつながりを一文で締める |
東北大学編入の志望理由書 例文(工学部・理学部想定)
ここでは、工学部と理学部それぞれの様式を想定した志望理由書の例文を紹介します。実際の出願では自分自身の経験・志望学科・コースに置き換えて書く必要がありますが、構成の型がどのように文章に落とし込まれるかの参考にしてください。例文をそのまま流用すると、面接で深掘りされた際に自分の言葉で説明できず、かえって評価を下げてしまいます。あくまで「経験の粒度」「志望理由と経験のつなげ方」「学科名・コース名まで踏み込む具体性」といった構成上の工夫を読み取り、自分自身の経験に置き換えて書くようにしてください。
工学部想定の例文(志願理由書・活動報告書)
「私が工学に関心を持ったきっかけは、高専の実習でロボット制御プログラムを設計し、実機が思い通りに動いた瞬間の達成感でした。この経験から、機械システムの設計と制御の両方を深く学びたいという思いが強くなりました。高専では機械工学系の科目に加え、電子回路とプログラミングの授業にも力を入れ、ロボット競技会に向けたチーム開発では制御プログラムの設計を担当し、センサ情報をもとにした自律走行のアルゴリズムを実装しました。この活動を通じて、機械系と情報系の知識を組み合わせることの重要性を実感しています。東北大学工学部では、機械知能・航空工学科のロボティクスコースで、より高度な制御理論と実機開発の両方を体系的に学びたいと考えています。将来は、製造現場や社会インフラで人と協働するロボットの開発に携わり、これまでの実習で得た『理論と実践を往復しながら課題を解決する』姿勢を活かしていきたいと考えています。」
この例文では、実習という具体的な経験(活動報告)から志望理由が生まれた経緯を明示し、志望コース名を具体的に挙げたうえで、将来像まで一貫した流れで書いています。抽象的な「工学部で学びたい」ではなく、コース名と学びたい内容まで踏み込んでいる点がポイントです。
理学部想定の例文(志願理由書・化学科)
「高専の化学系学科で有機合成実験に取り組む中で、反応機構を理解したうえで新しい合成経路を設計することの面白さに気づき、化学を専門的に学び続けたいと考えるようになりました。卒業研究では触媒を用いた反応の効率化をテーマに取り組み、条件を変えながら収率を検証する過程で、仮説と実験結果を照らし合わせて考察する力を養いました。東北大学理学部化学科では、基礎化学の理論をより深く体系的に学んだうえで、独自の発想で新しい反応や物質の合成に挑戦する研究に取り組みたいと考えています。将来は、化学の専門知識を活かして社会に役立つ物質・材料の研究開発に貢献したいと考えており、貴学科で培われる自由な発想力と独創性を重視する姿勢のもとで学びを深めたいと志望します。」
理学部の例文では、化学科のアドミッション・ポリシーに掲げられている「自由な発想力と独創性」というキーワードを、自分の卒業研究の経験と結びつけて言い換えています。ポリシーの文言をそのまま引用するのではなく、自分の言葉で経験と結びつけて表現している点が評価につながりやすい書き方です。
弱い例文との比較(Before→After)
同じ志望理由でも、書き方によって説得力が大きく変わります。工学部を例に、修正前(Before)と修正後(After)を比較してみましょう。
Before(弱い例): 「私は昔から機械が好きで、東北大学工学部で機械について学びたいと思っています。高専では機械工学を学び、ロボット競技会にも参加しました。貴学に入学したら一生懸命勉強します。」
この文章は、志望理由が「機械が好き」という抽象的な動機にとどまっており、高専での活動と志望理由の因果関係も示されていません。「一生懸命勉強します」という抽象的な決意表明で締めくくられている点も、評価者に具体的な学びの姿勢を伝えられていません。
After(改善例): 前述の例文のように、ロボット競技会での具体的な役割(制御プログラムの設計)、そこで得た気づき(機械系と情報系の知識を組み合わせることの重要性)、志望コース名(ロボティクスコース)、将来像(人と協働するロボット開発)までを一連の論理でつなげます。Before例との違いは、抽象的な感想を具体的な経験・数字・固有名詞に置き換えている点に集約されます。書き終えたら、自分の志望理由書の中に「好き」「頑張りたい」のような抽象的な表現だけで終わっている箇所がないかを見直すとよいでしょう。
経済学部志望者が準備しておきたい学習計画の言語化例
経済学部は志望理由書の提出がありませんが、入学後の学習計画を自分の言葉で整理しておくことは無駄になりません。例えば「高専の専攻科でデータ分析の基礎を学ぶ中で、統計的な手法が経済現象の分析にも応用できることに関心を持った。東北大学経済学部では、ミクロ・マクロ経済学の理論を体系的に学んだうえで、データにもとづいた政策評価の分野に進みたい」というように、きっかけ・現在の学び・学びたいことを簡潔にまとめておくと、面接がない分、入学後の演習(ゼミ)選択や学習の指針として役立ちます。提出義務がなくても、志望理由を一度文章化しておくことで、なぜ経済学部を選んだのかを自分自身で再確認できます。
添削でよく指摘されるポイントとNG例
志望理由書の添削の現場では、同じようなパターンのNG例が繰り返し指摘されます。自分では気づきにくい問題点も、添削を通じて指摘されることで初めて見えてくることが多いものです。工学部・理学部いずれの様式でも共通して見られる注意点を整理します。
志望理由が抽象的すぎる
「東北大学の充実した設備・研究環境に惹かれた」といった志望理由は、どの大学のどの学科にも当てはまってしまうため、評価者に自分ならではの動機として伝わりません。なぜその学科・コースでなければならないのかを、自分の経験と結びつけて具体的に説明することが必要です。志望学科のカリキュラムや研究内容を事前に調べ、自分の関心と一致する部分を明示する書き方に修正しましょう。
学科のアドミッション・ポリシーとのズレ
理学部のように学科ごとにアドミッション・ポリシーが明示されている場合、内容がそのポリシーが求める資質と噛み合っていないと、評価者に違和感を与えてしまいます。たとえば化学科が「自由な発想力と独創性」を重視しているのに、志望理由書が暗記や再現性の高さばかりをアピールする内容になっていると、学科が求める人物像とのミスマッチを感じさせてしまいます。出願前に志望学科のアドミッション・ポリシーを読み直し、自分の経験の中でどの資質が該当するかを確認する作業は欠かせません。
活動報告と志望理由の関連づけ不足
工学部の「志願理由書・活動報告書」では、活動報告と志望理由の説明が抜け落ちているケースがよく見られます。資格取得やコンテスト参加の実績を羅列するだけでは、単なる経歴紹介になってしまいます。「この活動を通じて何を学び、それが東北大学でどう学びたいことにつながるのか」という因果関係を必ず一文で示すようにしましょう。
誤字脱字・様式からのはみ出し
工学部の様式はA4用紙1枚に収める必要があり、行数を無視して文字を詰め込みすぎると読みにくくなります。逆に余白が目立つほど短いと、意欲が伝わりにくくなります。所定の行数(目安約22行)を意識し、余白と文字量のバランスを整えることも評価に関わる要素です。提出前には第三者に読んでもらい、誤字脱字や論理の飛躍がないかを確認することをおすすめします。
面接での深掘りに耐えられない内容になっている
書類そのものはよくまとまっていても、面接で深掘りされたときに答えに詰まってしまうケースも少なくありません。工学部・理学部とも、面接・口頭試問では志願理由書・志望理由書の内容をもとに深掘りする質問がされる前提で選抜が設計されています。誰かに書いてもらった、あるいはテンプレートをそのまま流用したような文章は、面接での想定外の質問に対応できず、書類と面接内容の食い違いとして評価者に伝わってしまいます。自分の言葉で説明できる範囲の経験・考えだけを書くことが、結果的に面接対策にもなります。
- 「東北大学で学びたい」だけで終わらず、学科・コース名まで具体的に書く
- 活動報告は実績の羅列にせず、学びと志望理由への接続を必ず言語化する
- アドミッション・ポリシーの文言をそのまま引用せず、自分の経験に翻訳して書く
- 様式の分量制限(A4用紙1枚・約22行)を守り、文字の詰め込みすぎや余白の多さを避ける
| NG例のタイプ | 具体例 | 改善の方向性 |
|---|---|---|
| 抽象的な志望動機 | 「充実した環境で学びたい」「有名な大学だから」 | 志望学科のカリキュラム・研究内容と自分の関心を結びつけて具体化する |
| ポリシーとのミスマッチ | 独創性を重視する学科なのに暗記力ばかりをアピール | 志望学科のアドミッション・ポリシーを読み直し、該当する自分の資質を選んで書く |
| 活動報告の羅列 | 資格名・大会名を並べるだけで説明がない | 「何を学び、どう志望理由につながるか」を必ず一文添える |
| 様式の分量オーバー | 行数制限を無視して文字を詰め込みすぎる | 最も伝えたい経験を1〜2個に絞り、余白を残して読みやすく整える |
志望理由書と面接・口頭試問の関係
工学部・理学部の編入学試験では、志願理由書・志望理由書の内容がそのまま面接や口頭試問での質問材料になります。工学部の学校推薦特別選抜・一般選抜のいずれも、口頭試問・面接では専門分野への理解度や学問への熱意・積極性、コミュニケーション能力などが評価されますが、その質問の出発点になるのが提出済みの志願理由書・活動報告書です。「志願理由書に書いた活動について、具体的にどのような役割を担ったか」といった深掘り質問がされることを前提に、書いた内容を自分の言葉で説明できるように準備しておく必要があります。
理学部も同様に、面接試験では専門分野に対する理解力・知識・コミュニケーション能力・学問への熱意・論理的思考力・理学的センスなどが総合的に評価されます。志願理由書に書いた内容と、面接での受け答えに一貫性がないと、評価者に不誠実な印象を与えかねません。志望理由書は「提出したら終わり」ではなく、面接まで見据えて自分の言葉で説明できる状態に仕上げておくことが重要です。
具体的な準備方法としては、志願理由書に書いた内容を自分で読み返し、「なぜそう思ったのか」「具体的にどう取り組んだのか」「他の方法ではなくなぜその方法を選んだのか」を自問自答しながら想定問答を作っておくことが有効です。特に活動報告の部分は、成果だけでなく取り組みの過程で工夫した点や苦労した点まで質問されることが多いため、経緯を含めて説明できるようにしておきましょう。学校推薦特別選抜のように口頭試問と面接がセットで実施される区分では、専門分野の基礎知識を問う質問と志願理由書の内容を確認する質問の両方に対応できる準備が必要です。
一方、経済学部は面接試験自体が実施されないため、志望理由を言葉で伝える機会そのものがありません。その分、TOEICのスコアと経済数学・経済学(経営学)の筆答試験の得点だけで合否が決まるという特殊な選抜方式であることを理解し、対策の優先順位を学力試験に集中させることが合理的です。学部によって「書類・面接で人物を評価する」タイプと「学力試験のみで評価する」タイプに分かれている点は、東北大学編入を検討するうえで押さえておきたい重要な違いです。
よくある質問(FAQ)
東北大学の編入学で志望理由書は全学部で必要ですか?
いいえ、全学部ではありません。東北大学で編入学を実施している工学部・理学部・経済学部のうち、工学部は「志願理由書・活動報告書」、理学部は「志願理由書」の提出が必須です。一方、経済学部は募集要項の出願書類一覧に志望理由書に相当する書類がなく、英語スコアと筆答試験のみで合否が判定されます。
東北大学工学部の志願理由書はどのくらいの字数で書けばよいですか?
工学部の「志願理由書・活動報告書」は明確な字数制限ではなく、所定様式のA4用紙1枚(目安として約22行)に収まる分量で作成する形式です。自筆または文字入力で作成し、鉛筆書きは認められていません。行数を意識しながら、志望理由と活動報告のバランスを取って書く必要があります。
東北大学理学部の編入学の志願理由書はどこで入手できますか?
理学部・理学研究科のウェブサイトから、募集要項とあわせて所定様式の志願理由書ファイルをダウンロードできます。ダウンロード後に印刷し、記入したうえで調査書・成績証明書などの他の書類とあわせて郵送で提出します。オンラインアップロードではなく郵送提出である点に注意してください。
東北大学経済学部の編入は志望理由書なしで合格できますか?
可能です。経済学部の第3年次編入学試験は、英語(TOEIC L&Rスコア提出)による第1次選抜と、経済数学・経済学または経営学の基礎問題による筆答試験(第2次選抜)のみで合否が判定され、志望理由書の提出や面接試験は実施されません。ただし選抜方法は改定される可能性があるため、出願年度の募集要項で最新の内容を必ず確認してください。
志望理由書と活動報告書は分けて書くべきですか?
工学部の様式は「志願理由書・活動報告書」という1つの書類の中に両方の要素を書く形式です。段落を分けて志望理由と活動報告を書いてもよいですが、最終的には活動報告で得た学びが志望理由にどうつながるかを明示する一文を入れ、両者を関連づけて締めくくることが評価につながります。
志望理由書はいつまでに準備を始めるべきですか?
工学部の一般選抜は6月末から7月上旬、学校推薦特別選抜は4月下旬が出願受付期間の目安です。理学部は7月上旬から中旬が出願書類の受付期間です。いずれも出願直前に書き始めると、活動報告の裏付けとなる資料の収集や、志望学科のカリキュラム・アドミッション・ポリシーの調べ込みが不十分になりがちです。出願受付の1〜2ヶ月前には下書きに着手し、添削と推敲の時間を確保することをおすすめします。
独学で志望理由書を仕上げるのが不安な場合はどうすればよいですか?
志望理由書は自分では気づきにくい論理の飛躍や、学科のアドミッション・ポリシーとのズレが生じやすい書類です。高専の担任や進路指導の先生に読んでもらうことに加えて、東北大学の編入学試験の傾向を把握した第三者による添削を受けると、独りよがりな内容になっていないかを客観的にチェックできます。特に工学部・理学部は志望理由書の内容が面接・口頭試問の質問材料になるため、書類の完成度だけでなく、内容について口頭で深掘りされても答えられるかまで含めて確認してもらうと安心です。
工学部と理学部を併願することはできますか?
試験実施日を確認すると、工学部の一般選抜は8月18日・19日、理学部は9月上旬(例年9月4日前後)に実施されており、日程は重なっていません。そのため制度上は両学部への出願・受験が可能です。ただし、志願理由書・活動報告書(工学部)と志願理由書(理学部)はそれぞれ様式も設問内容も異なるため、併願する場合は2種類の書類をそれぞれ個別に作成する必要があります。時間的な余裕を持って準備するためにも、併願を検討している場合は早めに両学部の募集要項を確認しておきましょう。
まとめ|東北大学編入の志望理由書対策
東北大学の編入学試験における志望理由書対策のポイントを振り返ります。
- 東北大学で編入学を実施しているのは工学部・理学部・経済学部の3学部で、志望理由書が必要なのは工学部と理学部のみ
- 工学部は「志願理由書・活動報告書」をA4用紙1枚(約22行)に収める形式でTAOにアップロードする
- 理学部は「志願理由書」を所定様式でダウンロードし、他の出願書類とあわせて郵送する
- 経済学部は志望理由書も面接もなく、TOEICスコアと経済数学・経済学(経営学)の筆答試験のみで合否が決まる
- 評価される志望理由書は「きっかけ→現在の学び→大学で学びたいこと→将来像→まとめ」の5ステップで構成する
- 抽象的な志望動機、アドミッション・ポリシーとのズレ、活動報告と志望理由の関連づけ不足はNG例として頻出する
- 工学部・理学部は志望理由書の内容が面接・口頭試問の質問材料になるため、自分の言葉で説明できる状態まで仕上げておく
- 工学部の学校推薦特別選抜は出願時期が最も早いため、志望する選抜区分に応じて準備の開始時期を逆算する
東北大学の編入学試験は、学部によって「志望理由書と面接で人物を評価する」タイプと「学力試験のみで評価する」タイプに明確に分かれています。この違いを理解しないまま対策を始めると、必要のない書類対策に時間を割いてしまったり、逆に志望理由書の準備が不十分なまま出願期限を迎えてしまったりするリスクがあります。まずは自分が志望する学部の募集要項を正確に読み込み、志望理由書の要不要と評価の比重を把握したうえで、計画的に準備を進めていきましょう。
志望理由書(志願理由書)は、限られた紙面の中に自分の経験と学びの軌跡、そして志望学科での学びへの意欲を凝縮する書類です。書き始める前に出願資格・提出書類・評価方法という一次情報を正確に押さえ、余裕を持ったスケジュールで下書き・添削・推敲のサイクルを回すことが、結果として説得力のある志望理由書につながります。
志望理由書は、限られた紙面の中で自分の経験と志望学科での学びを論理的につなげる文章力が問われる書類です。学部ごとに求められる様式・字数・評価観点が異なるため、まずは自分の志望学部の一次情報(募集要項)を正確に把握したうえで準備を進めることが合格への近道になります。東北大学編入対策では、志望理由書の添削から専門科目・面接対策まで一人ひとりの志望学部にあわせた指導を行っています。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
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