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武蔵美 編入試験|学科別の募集人員・日程・倍率と対策

武蔵美の編入は、志望学科の試験形式と提出物を先に確かめることから始めましょう。武蔵野美術大学の編入学選抜は、大学・短期大学・専門学校などでの学びを踏まえて学部の途中年次へ入学するための選抜です。造形学部と造形構想学部で実施され、鉛筆デッサンを課す学科、小論文を課す学科、当日の実技・筆記試験を設けず提出物と面接で選考する学科があります。大学名だけで対策を決めず、学科・専攻と受入年次を組み合わせて準備する必要があります。
日本画学科や彫刻学科では鉛筆デッサンの練習が必要ですが、油絵学科では作品とポートフォリオを整えることが出発点になります。基礎デザイン学科・芸術文化学科・デザイン情報学科を志望するなら、小論文と提出物の両方に取り組みます。「美大だから実技だけ」「面接のみだから作品は不要」と考えると、準備すべき内容を取り違えてしまいます。この記事では当日の試験と事前の提出物を分けて整理します。
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出願資格にも注意が必要です。2年次編入と3年次編入では受入年次が違っても、出願資格は共通です。他大学の在学生は、在学期間と修得単位について所定の条件を満たす必要があり、現在の学年だけでは出願できるかを判断できません。短大・専門学校などから出願する場合も、卒業・修了の見込みと、該当する課程の条件を照合してください。学士の学位を持つ方も、学部編入を希望するときは編入学選抜の資格欄から確認します。
本記事は2027年度(令和9年度)の編入学選抜を対象に、制度、募集学科、試験内容、日程、作品提出、入学後の学費・単位認定の順に案内します。募集人員の実数や納付金、認定単位数、作品の数やサイズはここでは掲載していません。数値が必要な判断は、公式の編入学選抜ページから対象年度の募集要項を開いて行ってください。本文の表の空欄は、募集がない、費用がかからない、提出規格が自由という意味ではありません。
倍率については、大学が公開する志願者数と合格者数を、受験者数と混同しないことが重要です。受験者数が示されていない資料から実倍率を作ることはできません。学科選びでは、過去の人数だけを頼りにせず、これまでの作品や研究と入学後に学びたい内容がつながっているかを確かめましょう。過去問の入手先や、学科に応じた準備の進め方も後半で紹介します。公式資料の内容と本記事の学習上の提案を分けながら、自分の出願予定に必要な項目を拾ってください。
武蔵野美術大学 編入学選抜の早見表【2027年度(令和9年度)】
2027年度(令和9年度)の編入学選抜では、学科・専攻によって受入年次、当日の試験、作品の提出方法が異なります。下表は学科を選んだあとに確認する項目をまとめたものです。募集人員の実数は掲載せず、空欄にしています。出願期間と試験日は共通の日程範囲を示し、学科別の集合日時を表すものではありません。
出願登録は2026年10月1日から10月8日、試験は2026年11月21日・11月22日のうち学科の指定日です。作品の郵送やアップロードには別の締切があるため、試験日から逆算するだけでは準備が間に合わない場合があります。映像学科は提出物による第1次選考を通過した方が面接に進みます。
| 学科・専攻 | 受入年次 | 募集人員 | 試験内容 | Web出願期間(2026年) | 試験日(2026年) |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本画学科 | 3年次・2年次 | 鉛筆デッサン・面接 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| 油絵学科 油絵専攻 | 3年次・2年次 | 面接・提出物審査 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| 油絵学科 グラフィックアーツ専攻 | 3年次・2年次 | 面接・提出物審査 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| 彫刻学科 | 3年次・2年次 | 鉛筆デッサン・面接 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| 視覚伝達デザイン学科 | 3年次・2年次 | デザイン・面接 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| 工芸工業デザイン学科 | 3年次・2年次 | 面接・提出物審査 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| 空間演出デザイン学科 | 3年次 | デザイン・面接 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| 建築学科 | 3年次・2年次 | デザインテスト・面接 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| 基礎デザイン学科 | 3年次 | 小論文・面接 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| 芸術文化学科 | 3年次・2年次 | 小論文・面接 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| デザイン情報学科 | 3年次・2年次 | 小論文・面接 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| クリエイティブイノベーション学科 | 3年次 | 面接・活動報告書審査 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) | |
| 映像学科 | 3年次・2年次 | 提出物による第1次選考・第2次選考の面接 | 10月1日〜10月8日 | 11月21日・11月22日(学科指定日) |
出典:武蔵野美術大学「編入学選抜」。
表を使うときは、最初に自分の志望学科の行を見つけ、受入年次を確認してください。そのあと、当日の試験が実技・小論文・面接のどれに当たるか、出願時に提出する作品があるかを調べます。試験名が似ていても提出物の形式は共通とは限らないため、隣の学科の規定を読み替えて使わないことが大切です。
当日の実技試験がない学科も、提出作品や活動報告書などの準備が必要です。手元の作品をまとめれば足りるか、新たな制作が必要かを先に見極めると、出願書類と試験練習の時間を配分しやすくなります。年次を併願する場合は、別学科への併願ではなく、同学科・同専攻の範囲で認められた方式かどうかも確認しましょう。
編入学選抜に一本化されている制度の全体像
学部の途中年次へ移る制度を調べる際は、「編入学選抜」と「転部・転科試験」の対象者を区別します。武蔵野美術大学の場合、外部から学部への編入学を希望する方が使う制度は基本的に「編入学選抜」です。
ただし、区別しておきたい制度があります。ひとつは、本学の在学生が学部・学科を移る「転部・転科試験」です。大学の案内では、外部からの編入学選抜受験者と学内の転部・転科試験受験者は同じ試験問題を使います。募集要項の名称は「編入学選抜」ですが、試験問題を共有している以上、過去問を見るときはこの前提を踏まえてください。
芸術文化学科は出願区分が「一般」と「社会人」に分かれています。社会人区分では共通の出願資格に加えて年齢・職務経験の条件が設けられているため、働いているという理由だけで選べる区分ではありません。芸術文化学科以外の学科には、この出願区分の設定はありません。
出典:武蔵野美術大学「編入学選抜」。
他大学に在学したまま学部編入を目指す方は、学内向けの転部・転科試験の要項を使わないでください。試験問題を共有していても、出願できる人の範囲や手続きは同じではありません。本学通信教育課程から通学課程への転籍希望者は編入学選抜で対応すると案内されています。自分が現在どの課程に所属しているかを起点に資料を選ぶと、制度名の似た別の試験を読み進めることを防げます。
「武蔵美の学士編入」を探している場合も、まず編入学選抜の出願資格を見ます。学士の学位を有する方が対象に含まれることと、学士だけを対象に別の選抜があることは同じではありません。希望が学部での学び直しなのかを整理してから、受入年次と学科の条件へ進んでください。
公式ページから資料を保存するときは、大学名だけでなく、入学年度、制度名、対象学部が分かる名前を付けておくと便利です。出願資格の説明は共通部分、作品規格は学科別部分というように必要な箇所を分けておけば、後で締切や提出先を調べる際にも別の選抜の資料と混ざりません。
学科別の募集人員と実施年次【2027年度】
武蔵野美術大学の編入学選抜は、学科によって「3年次のみ」「3年次・2年次の両方」「2年次は若干名のみ」と実施年次の組み方が細かく異なります。2027年度(令和9年度)の実施年次と募集人員の表記は次のとおりです。実数の欄は空欄にしています。
| 学部 | 学科・専攻・コース | 3年次募集人員 | 2年次募集人員 |
|---|---|---|---|
| 造形学部 | 日本画学科 | 若干名 | 各若干名 |
| 油絵学科 油絵専攻 | |||
| 油絵学科 グラフィックアーツ専攻 | 若干名 | ||
| 彫刻学科 | 若干名 | ||
| 視覚伝達デザイン学科 | |||
| 工芸工業デザイン学科(クラフトデザインコース〔金工・木工・陶磁・ガラス・テキスタイル専攻〕/インダストリアルデザインコース/インテリアデザインコース) | |||
| 空間演出デザイン学科(セノグラフィコース/インテリアデザインコース/環境計画コース/ファッションデザインコース) | ー(実施なし) | ||
| 建築学科 | 若干名 | ||
| 基礎デザイン学科 | ー(実施なし) | ||
| 芸術文化学科 | 若干名 | ||
| デザイン情報学科 | 若干名 | 若干名 | |
| 造形構想学部 | クリエイティブイノベーション学科 | 若干名 | ー(実施なし) |
| 映像学科 | 若干名 |
この表から読み取れる重要な点を整理します。
2年次編入学を実施する学科は限られています。日本画学科、油絵学科(油絵専攻・グラフィックアーツ専攻)、彫刻学科、視覚伝達デザイン学科、工芸工業デザイン学科、建築学科、芸術文化学科、デザイン情報学科、映像学科がこれにあたります。空間演出デザイン学科、基礎デザイン学科、クリエイティブイノベーション学科は3年次のみで、2年次で入ることはできません。
「若干名」は大学が用いている募集人員の表記です。具体的な人数に換算できる表現ではありません。また、過去の合格者数を翌年度の募集人員として読むこともできません。表の空欄は実数を本記事に掲載していない欄であり、「若干名」や「実施なし」とは区別しています。
3年次・2年次を併願できるのは同学科・専攻志望の場合のみです。募集要項は「3年次への編入学を第一志望、2年次への編入学を第二志望とすることができるのは、同学科・専攻を志望する場合に限ります」「2年次への編入学を第一志望、3年次への編入学を第二志望とすることはできません」と定めています。試験は共通のため、両方を志望しても個別に受験する必要はありません。
出典:武蔵野美術大学「編入学選抜」。
映像学科では2027年度(令和9年度)から2年次編入学の募集が始まります。過去の結果表に2年次の行がないことだけで、今回も実施されないと判断しないでください。募集の有無は受験する年度の要項、過去の結果はその年度の入試結果というように、資料の役割を分けて読む必要があります。
同じ学科の年次を併願する場合は、3年次を第一志望、2年次を第二志望とする方式です。逆の順序にはできません。志望順位を決める前に、入学後に残る履修期間、制作や研究に使いたい時間、学費の負担を考えておきましょう。試験を共通で受けられることは、入学後の学修計画まで同じになることを意味しません。
出典:武蔵野美術大学「2027年度(令和9年度)入学試験の変更点」。
受験資格|短大・専門・他大在学から出願できるか
武蔵野美術大学の受験資格は、2年次編入・3年次編入で共通です。次の(1)〜(8)のいずれかに該当する者、または2027年3月31日までに該当する見込みの者が出願できます。
- (1)日本または外国において、学士の学位を有する者
- (2)日本の短期大学を卒業した者
- (3)日本の高等専門学校を卒業した者
- (4)日本の大学で所定の在学期間と修得単位の条件を満たす者(休学期間を除く)
- (5)日本の専修学校の専門課程のうち、文部科学大臣の定める基準を満たすものを修了した者(学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する者に限る)
- (6)日本の高等学校の専攻科の課程(修業年限等の条件を満たすもの)を修了した者(同上、大学入学資格を有する者に限る)
- (7)外国において正規学校教育制度に基づく所定の年限の課程を修了した者
- (8)学校教育法施行規則附則第7条の規定により、大学の第3学年に編入学できる者
2年次編入であっても、3年次編入と同じ出願資格が要求されます。大学1年次修了見込みで出願できる制度ではありません。在学中の大学生は、所定の在学期間と修得単位の両方を満たすかを確認してください。本記事では単位数を掲載していないため、大学の募集要項の資格欄と成績証明書を照合する必要があります。
外国籍志願者には日本語力の追加要件がある
日本の永住資格を持たない外国籍の志願者には、日本留学試験(EJU)の日本語、または日本語能力試験(JLPT)の条件が加わります。対象となる実施回や提出書類も指定されているため、受験した試験の名称だけで判断しないでください。日本語の条件を満たしていても、学歴などの出願資格を別に満たす必要があります。
見込みで受験する場合の注意
出願資格は2027年3月31日までに該当する見込みの方も対象です。在籍校の履修登録、成績確定、卒業・修了の予定を確認し、見込みの根拠を説明できる状態にしておきましょう。出願時に満たす条件と入学までに満たす条件を分けて整理すると、証明書の取り寄せも進めやすくなります。
出典:武蔵野美術大学「編入学選抜」。
他大学の在学生は、休学を除いた在籍期間を示す書類と、成績・単位に関する書類を分けて準備します。学籍がある期間と、出願資格の計算に含められる期間が一致するかを在籍校の窓口で確かめてください。履修中の授業については修得済みなのか修得見込みなのかを区別し、どの証明書に何が記載されるかを確認しておくと、大学への問い合わせも具体的になります。
専門学校からの出願では、学校名や学科名だけで判断せず、在籍する専修学校の専門課程が大学の示す基準に該当するかを学校側に確かめます。卒業見込証明書を発行できることと、編入学選抜の出願資格に該当することを一緒に扱わないでください。修了する課程の区分と大学入学資格の有無を整理して、募集要項の該当箇所に照らし合わせます。
短期大学・高等専門学校の卒業見込みで出願する場合も、証明書の発行時期を先に調べましょう。作品制作が忙しくなる時期に書類の発行を依頼すると、受取りや郵送の作業が重なります。必要な書類名、依頼先、受取り方法、封緘の指示を一覧にしておくと、作品の締切と証明書の締切を別々に管理できます。
外国の教育課程を修了した方は、修了した学校の段階や課程の年限などを、自分の判断で国内の短大や大学に読み替えないことが大切です。大学へ相談する際には、学校名、在籍期間、修了資格、証明書の言語をまとめて伝えてください。資格審査を受ければ誰でも出願できると想定せず、編入学選抜の資格欄のどこに該当するかを確認します。
個別入学資格審査で補えると考えない
2027年度(令和9年度)の大学の案内では、編入学選抜は個別入学資格審査の対象に含まれていません。個別審査が案内されている学部一般選抜・総合型選抜、大学院や研究生、外国人留学生の区分を見て、編入にも同じ申請方法を使えると考えないでください。編入学選抜の資格欄に該当しない学歴を、作品の実績や職務経験による個別審査で置き換えられるという案内ではありません。
資格欄との対応を自分で判断しにくい場合は、「個別審査を申し込みたい」と伝える前に、どの資格項目に該当するかを大学へ相談します。例えば海外の教育課程なら、修了証書に記載された資格名と募集要項の資格名の対応を尋ねます。学校側の説明と大学の資格欄で使われる名称が違う場合は、その違いを示すと質問が具体的になります。これは既存の出願資格への該当性を確かめる相談であり、別の審査制度が用意されていることを意味しません。
選考方法・試験科目|学科で「実技」「小論文」「面接のみ」に分かれる
武蔵野美術大学の編入学選抜で最も注意すべきなのが、学科ごとに課される試験の種類が大きく異なる点です。「美大の編入だから実技一本」というイメージで準備を始めると、小論文中心の学科では的外れになりますし、逆にデッサンが課される学科を小論文の勉強だけで乗り切ることもできません。2027年度(令和9年度)募集要項(2026年11月試験)に基づく学科別の選考内容は次のとおりです。
| 学科・専攻 | 実技・筆記試験 | 提出作品・書類 | 面接 |
|---|---|---|---|
| 日本画学科 | 鉛筆デッサン | 絵画作品・ポートフォリオ | 有 |
| 油絵学科 油絵専攻 | なし | 実技作品(映像可)・ポートフォリオ | 有 |
| 油絵学科 グラフィックアーツ専攻 | なし | 実技作品・ポートフォリオ | 有 |
| 彫刻学科 | 鉛筆デッサン | 実技作品(近作)・ポートフォリオ | 有 |
| 視覚伝達デザイン学科 | 「デザイン」実技 | ポートフォリオ(郵送)・論文は希望者のみ | 有 |
| 工芸工業デザイン学科 | なし | 実技作品・ポートフォリオ | 有 |
| 空間演出デザイン学科 | 「デザイン」実技 | 近作・ポートフォリオ | 有 |
| 建築学科 | 「デザインテスト」実技 | ポートフォリオ | 有 |
| 基礎デザイン学科 | 「小論文」筆記 | 論文または制作物(郵送) | 有 |
| 芸術文化学科 | 「小論文」筆記 | ポートフォリオ | 有(日本語で実施) |
| デザイン情報学科 | 「小論文」筆記 | ポートフォリオ(郵送) | 有 |
| クリエイティブイノベーション学科 | なし | 活動報告書(郵送) | 有 |
| 映像学科 | なし(二段階選考) | 写真作品または映像作品・ポートフォリオ | 有(第1次選考通過者のみ) |
この表では当日の実技・筆記試験と提出物を分けています。試験科目の欄だけで準備を判断せず、作品や活動報告書を含めて考えてください。全学科・専攻において、提出物、面接、専門試験等を総合して選考すると案内されています。試験科目の配点は公表されていません。
グループ1:鉛筆デッサンが課される学科(日本画学科・彫刻学科)
日本画学科と彫刻学科はいずれも鉛筆デッサンが課されます。練習では描き始める前に対象の形や位置関係を整理し、途中で全体のバランスを確かめる手順を作りましょう。観察、構図、描写、見直しのどこに時間がかかるかを記録すると、次の練習で優先する課題が見つかります。これは学習上の提案であり、大学が公表した採点基準ではありません。
グループ2:実技作品・ポートフォリオの提出のみで、実技試験当日はない学科(油絵学科油絵専攻・グラフィックアーツ専攻・工芸工業デザイン学科・クリエイティブイノベーション学科)
油絵学科・工芸工業デザイン学科・クリエイティブイノベーション学科は、当日の実技・筆記試験を設けていません。ただし提出物の種類は異なり、クリエイティブイノベーション学科では活動報告書が指定されています。作品や報告書だけで合否の大部分が決まると考えず、面接を含む総合的な選考に向けて準備します。
グループ3:「デザイン」「デザインテスト」実技が課される学科(視覚伝達デザイン学科・空間演出デザイン学科・建築学科)
視覚伝達デザイン学科・空間演出デザイン学科はデザイン、建築学科はデザインテストが課されます。試験名が似ていても同じ練習だけで対応できるとは限りません。志望学科の資料を基に携行用具や解答方法を確認し、使用する道具に慣れておきましょう。建築学科では製図用具の指定もあるため、用意した道具が使えるかを確認してください。
グループ4:小論文が課される学科(基礎デザイン学科・芸術文化学科・デザイン情報学科)
基礎デザイン学科・芸術文化学科・デザイン情報学科では小論文が課されます。作品制作の経験があっても、考えを文章にまとめる練習は別に必要です。問いへの答え、根拠となる経験や事例、結論をつなげて書き、読んだ人が論旨を追えるかを確かめましょう。解答字数や用紙の条件は、実際に取り組む問題で確認します。
映像学科だけは二段階選考
造形構想学部映像学科は二段階選考です。出願時に提出したポートフォリオ・提出作品に基づく第1次選考があり、通過者のみが面接の第2次選考に進めます。2027年度(令和9年度)の第1次選考結果は2026年11月10日11:00に大学のウェブサイトで発表されます。面接の準備を進めつつ、出願時点で作品と資料を完成させる計画が必要です。
出典:武蔵野美術大学「編入学選抜」。
当日の試験がある学科では、試験の練習と提出作品の制作を並行して進めます。デッサンの練習ができていても作品写真や説明文が整っていなければ、提出準備は終わりません。反対に、ポートフォリオを完成させてから当日試験の練習を始めると、道具の扱いや時間内にまとめる手順の習得が後回しになります。制作、記録、試験練習を別の作業として予定に入れましょう。
小論文を課す学科でも、提出物や面接とのつながりを意識します。例えば作品について文章を書く練習では、見た目の説明だけでなく、何を問題として捉え、どのような判断を重ねたかを書きます。そこで整理した考えは面接でも説明しやすくなります。ただし、練習で作った文章をどの設問にも当てはめるのではなく、本番では問われた内容に応じて組み直すことが必要です。
ポートフォリオ・提出作品の要件
ポートフォリオは、作品の完成形だけでなく、制作や研究の経緯を整理して伝える資料です。ただし、入試で提出できる形は学科・専攻ごとに指定されます。以下は2027年度(令和9年度)の提出物の種類と方法を整理した表です。作品数、サイズ、容量、映像の長さなどの規格欄は空欄にしています。空欄は「要項に規定なし」という意味ではありません。公式ページから取得した募集要項で指定を読み合わせてください。
郵送で提出する学科は、試験当日まで差し替えられる前提で制作を進めないようにします。持参する学科では、作品本体とポートフォリオの両方が必要かを確認します。映像学科のようにアップロードする場合は、作品の完成に加えて、閲覧できる状態まで整える必要があります。
| 学科・専攻 | 提出物 | 提出方法・注意 | 数・サイズ等の規格 |
|---|---|---|---|
| 日本画学科 | 絵画作品・ポートフォリオ | 持参 | |
| 油絵学科 油絵専攻 | 実技作品・ポートフォリオ | 持参、提出物の返却日あり | |
| 油絵学科 グラフィックアーツ専攻 | 実技作品・ポートフォリオ | 持参 | |
| 彫刻学科 | 実技作品(近作)・ポートフォリオ | 持参 | |
| 視覚伝達デザイン学科 | ポートフォリオ、希望者は論文と要旨 | 郵送 | |
| 工芸工業デザイン学科 | 実技作品・ポートフォリオ | 持参 | |
| 空間演出デザイン学科 | 近作・ポートフォリオ | 持参 | |
| 建築学科 | 近作をまとめたポートフォリオ | 持参 | |
| 基礎デザイン学科 | 論文または制作物 | 出願時に郵送 | |
| 芸術文化学科 | 作品・論文、研究・業績等のポートフォリオ | 持参、一般と社会人で対象が異なる | |
| デザイン情報学科 | 作品・論文などのポートフォリオ | 出願時に郵送 | |
| クリエイティブイノベーション学科 | 活動報告書 | 出願時に郵送、返却なし | |
| 映像学科 | ポートフォリオPDF、映像作品は閲覧URLも提出 | 出願時にアップロード |
出典:武蔵野美術大学「編入学選抜」。
作品の選定と記録を分けて進める
最初に、提出候補になる作品を制作時期、素材、テーマ、個人制作か共同制作かで整理します。見栄えだけで選ぶと、面接で制作の意図を聞かれた際に説明が薄くなりがちです。自分が何を考えて作り、どこで判断を変え、完成後に何が課題として残ったかを話せる作品を候補にすると、提出資料と面接の準備をつなげられます。
作品本体と作品写真は役割が異なります。立体作品では全体の形が伝わる写真と細部が分かる写真を整理し、平面作品では色や質感が極端に変わらない撮影条件を考えます。写真が暗い、作品が画面から切れている、背景に目を奪われるといった問題は、作品そのものの説明を妨げます。撮影を制作の最後の余り時間に回さず、撮り直しや整理の作業も予定に入れましょう。
共同制作を載せる場合には、自分が担当した範囲と他の参加者の役割を区別して説明できるようにします。企画、調査、設計、撮影、編集、展示など、担当した作業を具体的に記録しておくと、作品全体の魅力と自分の学習成果を混同せずに伝えられます。参加したという事実だけでなく、担当の中で何を決めたかまで振り返ることが大切です。
説明文は作品と学修計画をつなぐ
作品説明は、難しい言葉を増やすより、見る人が作品を理解するために必要な情報を選んで書きます。テーマ、制作のきっかけ、素材や表現方法を選んだ理由、制作過程で変更したことを順に整理しましょう。抽象的な理念だけが続くと、実際の作品のどこにその考えが表れているのかが分かりません。説明文を読んだ人が作品の具体的な部分を指し示せるかを確認すると、文章を見直しやすくなります。
編入後の学修計画では、今ある作品をそのまま大きくする、同じ表現を続けるといった説明だけで終えず、現在不足している知識や技術を整理します。素材の扱いを深めたいのか、調査方法を学びたいのか、作品と観客の関係を考えたいのかによって、必要な学びは変わります。志望学科の教育内容を調べ、その学びが自分の課題とどのようにつながるかを書き留めてください。
提出用のページを組む前に、作品名と説明文を並べて読み直すと、同じ主張を繰り返している箇所や、制作過程が抜けている箇所を見つけやすくなります。文章を整えるために実際の経験を誇張する必要はありません。試作がうまくいかなかった場合も、何を見直したかが説明できれば、学習の過程を具体的に伝える材料になります。
学科ごとの提出条件を読み違えない
デザイン情報学科は、ポートフォリオ内の外部リンクが評価対象に含まれず、面接日に持参した作品も選考に含めないと案内されています。紙面には概要だけを書いて詳しい内容をウェブサイトに任せる構成では、伝えたいことが提出資料内で完結しません。作品の画像、文章、図をどこまで資料そのものに収めるかを考えて編集しましょう。
映像学科は、写真作品と映像作品で提出内容が異なります。映像作品ではポートフォリオPDFに加えて、指定された動画サービスの閲覧URLを提出します。自分の端末で再生できることだけでなく、受け手が必要な権限で閲覧できるか、リンク先が意図した作品になっているかも確認します。容量や長さの規定を満たすかは、募集要項と完成ファイルを照合してください。
視覚伝達デザイン学科のポートフォリオは郵送提出で、希望者は論文と要旨も提出できます。基礎デザイン学科の提出物は論文または制作物、クリエイティブイノベーション学科は活動報告書です。同じ「提出物」という言葉でも、用意する資料の役割が違います。ほかの学科向けに作ったポートフォリオをそのまま送るのではなく、必要な内容が含まれているかを学科別に見直してください。
持参作品のある学科では、梱包を含めた運搬方法まで考えておきます。大型の作品や壊れやすい作品は、制作後になって運べないと分かることがあります。会場での搬入条件、持ち運び方、返却の予定を確認し、作品を保護する方法を検討しましょう。油絵学科油絵専攻は提出作品の受取のため別日に来校する必要があるので、往路だけでなく復路と滞在の日程にも反映します。
提出前の見直し手順
- 志望学科・専攻の提出物欄を開き、資料の種類と提出方法を照合する。
- 規格、制作時期、提出対象となる作品の条件を、完成した資料と照合する。
- 作品の説明と出願書類に書いた学習・研究内容が食い違っていないか読む。
- 郵送物の内容、ファイルの版、閲覧URLを確認し、提出した状態を控える。
- 面接で参照するために、提出済みの資料と同じ内容を手元に保存する。
最終確認は、文章の誤字だけに集中しないことが大切です。ページの順序が入れ替わっていないか、作品名と写真の対応が正しいか、共同制作の担当が分かるか、必要な情報が読み取れる大きさになっているかを別々に見ます。提出後に自分が参照する控えも、修正途中のものではなく実際に提出した版にそろえておくと、面接で違う説明をしてしまうことを防げます。
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日程・提出物【2027年度】
2027年度(令和9年度)(2026年11月試験)の主要日程は次のとおりです。学科によって出願・提出のタイミングが「持参提出」「郵送提出」「アップロード提出」の3パターンに分かれる点に注意してください。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| Web出願期間 | 2026年10月1日(木)9:00〜10月8日(木)15:00 |
| 視覚伝達デザイン学科:ポートフォリオ郵送提出 | 2026年10月1日(木)〜11月13日(金)必着 |
| 基礎デザイン学科・デザイン情報学科・クリエイティブイノベーション学科:郵送提出 | 2026年10月1日(木)〜10月8日(木) |
| 映像学科:作品アップロード提出 | 2026年10月8日(木)15:00必着 |
| 映像学科:第1次選考結果発表 | 2026年11月10日(火)11:00 |
| 実技試験・提出物持参日 | 2026年11月21日(土)・22日(日)(学科により指定日時が異なる) |
| 面接 | 2026年11月21日(土)または22日(日) |
| 油絵学科油絵専攻:提出物返却 | 2026年11月23日(月)11:00集合 |
| 合格発表 | 2026年12月1日(火)11:00、出願システムのマイページ |
| 入学金・授業料等の納入期限 | 2026年12月17日(木) |
| オンライン入学手続・書類郵送期限 | 2026年12月19日(土) |
日程を読むうえで注意すべき点が3つあります。
提出方法が学科ごとに違います。日本画学科・彫刻学科・油絵学科(両専攻)・工芸工業デザイン学科・空間演出デザイン学科・建築学科・芸術文化学科は「持参提出」が原則で、実技作品やポートフォリオを受験生本人が試験日当日または前日に大学へ持ち込みます。一方、視覚伝達デザイン学科・基礎デザイン学科・デザイン情報学科・クリエイティブイノベーション学科は「郵送提出」、映像学科は「アップロード提出」です。志望学科の提出方法を取り違えると、それだけで出願が無効になりかねません。
郵送提出の締切は試験当日よりかなり早く設定されています。視覚伝達デザイン学科は11月13日必着、出願時に郵送提出する学科は10月8日が締切です。実技試験のように試験当日まで作り込める学科と違い、これらの学科は早期に作品・ポートフォリオを完成させる必要があります。
油絵学科油絵専攻は提出作品の返却日が別途あります。面接後すぐではなく、11月23日(月)に改めて集合して作品を受け取る必要があります。
出典:武蔵野美術大学「編入学選抜」。
Web出願登録、検定料の支払い、出願書類の郵送は、それぞれ締切を確認します。2026年10月8日は、登録が15:00まで、支払いが18:00まで、国内からの書類郵送は消印有効です。国外から郵送する場合は同日必着とされています。Web登録を済ませた時点で、郵送や作品のアップロードもすべて完了したと考えないようにしてください。
2027年度(令和9年度)のこの出願期間は終了しています。今後の受験を検討する方は、上記日程を翌年度の予定として転用せず、受験する年度の公式発表を待って計画を更新してください。すでに出願した方は、受験票、面接時間、会場案内、学科別の作品提出と返却の予定を優先して確認します。
受験票から合格発表までの確認事項
受験票のプリントアウトは2026年11月4日11:00以降にマイページから行います。受験票は郵送されません。面接時間と試験会場は2026年11月20日までに大学が案内するとされています。作品制作を進める予定と並行して、マイページや会場案内を見る日も予定表に入れておくと、集合場所の確認を後回しにせずに済みます。
試験会場は鷹の台キャンパスです。作品を持参する方は、大学に着くまでの交通経路だけでなく、作品を安全に運べる経路かも考えてください。大学には駐車場がないと案内されています。提出場所や試験教室は大学の試験情報で確認し、学科名が似た別の受付や教室に向かわないよう、受験票と案内を合わせて見ます。
映像学科は、第1次選考の結果を確認してから第2次選考の面接へ進みます。全学科共通の合格発表と、第1次選考の結果発表は別の日程です。予定表では「結果発表」だけでなく、映像学科の第1次選考結果なのか、最終の合格発表なのかが分かる名前を付けておきましょう。
最終の合格発表は出願システムのマイページで行われ、郵送による通知はありません。入学手続きでは、入学金・授業料等の納入と、オンラインでの情報登録・書類郵送の締切が分かれます。合格したあとに必要な支払いと書類を初めて調べるのではなく、受験前に手続きの流れを確認しておくと、併願先との入学判断にも役立ちます。
出典:武蔵野美術大学「入学試験情報」。
提出方法ごとに予定表を作る
郵送するものは、完成日と発送日を分けて予定を立てます。印刷、製本、封入、宛名の確認が必要なら、その作業も含めます。必着の指定は、郵便局に差し出す日と同じではありません。発送方法は募集要項の指示に従い、発送後も控えを保管して、必要な場合に提出状況を説明できるようにします。
持参するものは、出発前に作品、ポートフォリオ、受験票、携行用具を用途別に確認します。作品の返却が別日なら、試験終了後にすべて持ち帰れると想定しないでください。同行者に運搬を手伝ってもらう場合も、入構や搬入に関する条件を先に確かめておきます。会場で初めて扱い方を考えるより、梱包と開封を事前に試しておく方が落ち着いて行動できます。
アップロードするものは、ファイル作成、最終閲覧、提出操作、受付状態の確認を分けて進めます。ファイル名が似た古い版を送らないよう、提出用のフォルダをまとめておくと便利です。送信の操作をしたあとも、画面に表示される状態を確認し、何を提出したか分かる控えを残します。通信や端末の不調を考え、締切直前に初めて操作する計画は避けましょう。
翌年度の変更予告を読むときの区分
2028年度(令和10年度)の入学試験の変更点予告は、2026年7月15日更新時点では、一般選抜・総合型選抜・大学院修士課程選抜/研究生選抜について掲載され、編入学選抜の節はありません。したがって、この予告を見ただけで編入学選抜の出願日や作品提出の条件が決まったとはいえません。変更予告に記載がないことと、翌年度の条件確定は別です。
翌年度を目指して準備する場合は、予告を読んだ日と対象の選抜区分を控え、正式な編入学選抜の募集要項が出た段階で予定表を更新します。特に、別の選抜の変更事項を自分の編入準備に取り込んでしまうと、必要な作品や書類の判断がずれます。保存した予告には「編入学選抜の節の有無」を記録し、現年度の締切を翌年度の日付欄に写さない運用にすると、まだ発表されていない予定を確定事項として扱わずに済みます。
出典:武蔵野美術大学「2028年度(令和10年度)入学試験の変更点(予告)」。
学費と単位認定|入学後の負担を先に確認する
合格後の負担も、志望校選びの材料として確認しておくべきです。
学費(2027年度)
編入学初年度の納付金は、入学金・授業料・施設設備費・維持費などに分かれます。前期の納付額と後期の納付額を分けて確認してください。前期に納める金額を、そのまま初年度全体の学費として考えないことが大切です。学科・専攻によって施設設備費が異なり、在留資格が「留学」の方には留学生修学環境整備費が加わります。
本記事では納付金の実額を掲載していません。家計の計画を立てる際は、大学が示す納付区分ごとの金額を取り出し、支払時期と合わせて整理します。入学金の扱いが本学卒業者・在学中の方で異なることもあるため、自分に適用される区分を確かめてください。入試の検定料やサービス利用料は、入学後の授業料とは別の費用です。
| 確認する費用 | 区分・確認する内容 | 本記事の金額欄 |
|---|---|---|
| 入学金 | 本人に適用される区分と入学手続時の納入 | |
| 授業料 | 前期と後期、それぞれの納入時期 | |
| 施設設備費 | 学科・専攻別の前期と後期の額 | |
| 維持費 | 前期と後期の額 | |
| 留学生修学環境整備費 | 在留資格に応じた適用 | |
| 検定料・サービス利用料 | 出願時の支払い、入学後の学費とは別 |
出典:武蔵野美術大学「編入学選抜」。
単位認定は「一括認定+個別認定(上限あり)」
編入前に修得した単位の認定方法は、3年次編入と2年次編入で仕組みが異なります。
編入学生には年次に応じた一括認定があり、さらに以前の学修内容などに応じた個別認定の仕組みがあります。個別認定には上限と条件があるため、在籍校で修得した単位がすべてそのまま置き換わるとは考えないでください。認定単位数と卒業に必要な単位数の実数は掲載していないため、要項の該当する学部・年次の表で確認します。
出願資格として必要な単位と、入学後に認定される単位は、使われる場面が違います。出願できるだけの単位を修得していることから、希望する科目がすべて認定されると判断することはできません。成績証明書に加えて、前籍校の授業内容を説明できる資料が手元にあるかを確認し、個別認定に必要な資料について大学の案内に従いましょう。
いずれも科目区分ごとに「一括認定される単位数」「個別認定できる上限」が学科別の表で細かく定められています。分野をまたぐ編入(たとえば他大学の別分野の学部から美術系の学科へ編入する場合など)では、専門科目の個別認定が受けにくくなる可能性があるため、志望学科の個別認定表を要項で確認しておくことをおすすめします。
| 学修計画の項目 | 確認する資料 | 判断するときの注意 |
|---|---|---|
| 編入年次 | 募集要項の募集学科・年次 | 希望学科が実施する年次から考える |
| 一括認定 | 学部・年次別の認定表 | 別の学部・年次の表を使わない |
| 個別認定 | 個別認定の条件、以前の授業内容 | 修得済みの単位がすべて認められるとは限らない |
| 卒業要件 | 入学後のカリキュラム | 総単位数だけでなく科目区分を確認する |
| 制作・研究 | 志望学科の教育内容 | 受けたい授業と制作の予定を組み合わせる |
| 資格取得 | 教職・学芸員課程の注意 | 卒業と同時に取得できるとは限らない |
資格取得まで考える場合
造形学部で編入後に教職課程の履修を始める場合、カリキュラム上、卒業時に教育職員免許状を取得することはできないと案内されています。前大学で必要な教科を修得していても卒業時に取得できない場合があります。教員免許を進路の条件にしている方は、学部卒業の計画とは別に、必要な履修と取得時期を大学へ相談してください。
学芸員資格についても、造形学部で編入後に履修を開始すると、必要な全単位を卒業までに修得することは基本的にできないとされています。未修得分は卒業後に科目等履修生として修得する方法が案内されています。一方、造形構想学部では学芸員資格を取得できません。学科名だけで資格取得の可否を想像せず、所属する学部と履修の開始時期を確かめます。
卒業後の履修が必要になる場合は、費用だけでなく通学や仕事との両立も考えておきましょう。学位を取得する時期と、希望する資格を取得する時期がずれると、就職先への説明や働き方の計画にも影響します。受験前にすべての認定結果を確定できなくても、どの条件が進路選択に関わるかを整理しておけば、入学後に優先すべき相談が明確になります。
学科別に、何から手をつけるべきか(対策の順番)
ここまでの情報を、志望学科別の行動に落とし込みます。
以下は試験科目と提出物に合わせた学習の進め方です。大学の公式採点基準や合格水準を示すものではありません。作品や文章を他の人に見てもらう場合も、「合格できるか」という漠然とした質問より、意図が伝わるか、条件に沿っているか、説明が作品と対応しているかを分けて尋ねると、直すべき箇所が具体的になります。
日本画学科・彫刻学科を志望する場合
まずは鉛筆デッサンの練習を、提出作品の制作と並行して始めます。描き慣れた対象だけを繰り返すのではなく、形、明暗、質感、位置関係のどこで観察が曖昧になるかを見直しましょう。完成後に細部だけを見ると、画面全体の構成の問題に気づきにくくなります。少し離れて全体を確認し、対象同士の関係が伝わるかを点検する習慣を作ります。
練習記録には、描けなかった部分だけでなく、どの段階で判断に迷ったかを書きます。構図を決めるまでに迷うのか、描き込みに偏って全体を見失うのかによって、次に練習する内容は違います。提出作品についても、自分の表現の関心と、デッサンで身につけたい観察の課題を別々に言葉にしておくと、面接の準備につながります。
視覚伝達デザイン学科・空間演出デザイン学科・建築学科を志望する場合
デザイン、デザインテストの対策では、まず条件を読み取って整理するところから取り組みます。使える素材や道具、示すべき情報を読み落とすと、時間をかけて作っても課題に応えていない状態になります。最初に制約と求められる成果を分けてメモし、制作途中でもそのメモに戻って、表現したいことと課題の要求が離れていないかを確かめましょう。
建築学科を志望する場合は、製図用具をそろえるだけでなく、使い方を練習します。自分の考えを図として示す作業と、文章で補足する作業を分けて行い、最後に両者の説明が食い違っていないか見直します。視覚伝達デザインや空間演出デザインを志望する場合も、完成した表現を見た人が何を読み取るかを考え、自分の意図との差を言葉にする練習が役立ちます。
- 志望学科の当日試験と携行用具の条件を整理し、必要な道具を用意する。
- 公開資料の対象年度と学科を確かめ、条件の読み取りから完成まで取り組む。
- 作業の途中で迷った場面を記録し、観察・発想・構成・仕上げの課題に分ける。
- 指摘された課題を次の練習に反映し、提出作品の制作予定と両立させる。
基礎デザイン学科・芸術文化学科・デザイン情報学科を志望する場合
小論文の対策は、問いに対する答えを先に考えることから始めます。知っている美術やデザインの話題を並べても、問いに答えていなければ論旨が伝わりません。何について立場を示す必要があるか、その立場の根拠は何か、どの具体例が根拠を支えるかを分けて整理しましょう。課題文がある練習では、筆者の主張と自分の意見を混ぜないことも大切です。
制作や鑑賞の経験を使うときは、経験の紹介で終わらせず、その経験から何を考えたかを説明します。展示で見た作品、制作中の素材選び、共同作業の意見の違いなども、論点に合えば具体例になります。ただし、どんな問いにも同じ経験を使うと論旨が不自然になります。例を先に決めるのではなく、主張に必要な例を選ぶ練習をしてください。
書き終えた文章は、主張、根拠、具体例、結論のつながりで読み返します。結論だけが冒頭と違っていないか、具体例から急に大きな社会的結論へ飛んでいないか、反対の立場を単純化していないかを点検します。表現の美しさを整える前に論理の飛躍を直すと、短い文章でも伝えたい内容が明確になります。
- 設問が求める作業を確認し、自分が答えるべき論点を書き出す。
- 主張と根拠を決め、制作・鑑賞・研究の経験から適した具体例を選ぶ。
- 指定された解答条件に沿って書き、段落ごとの役割を確認する。
- 読み手に伝わらなかった箇所を直し、根拠と結論の関係を説明し直す。
油絵学科・工芸工業デザイン学科など、提出物と面接を中心に準備する場合
試験当日の実技試験がない学科では、提出する作品や資料を早い段階で整理します。まず手元の作品を並べ、制作時期やテーマの変化を振り返ってください。作品を増やす必要があるのか、撮影や説明を改善する必要があるのか、提出用に整理し直す段階なのかを分けると、限られた準備期間を使いやすくなります。
面接では、提出資料を見ながら制作意図を説明する練習をします。「なぜこの学科を選ぶのか」「編入後に何を学びたいのか」は準備のための問いとして使えますが、大学が実際にそのまま質問すると決まっているわけではありません。答えを暗記するより、作品、現在の課題、入学後の学びを関連付け、自分の言葉で説明できるようにしましょう。
作品を見ていない相手に説明した場合と、作品を見ながら説明した場合では、必要な情報が異なります。作品を見れば分かることを長く説明しすぎていないか、逆に作品だけでは分からない調査や試作の経緯を省いていないかを確かめます。聞き手の質問に応じて補足する練習を重ねると、用意した文章を読み上げるだけの受け答えから離れられます。
- 提出候補の作品や活動を整理し、指定の提出物に使える材料を選ぶ。
- 制作意図、担当範囲、改善の経緯を説明できるように資料をまとめる。
- 志望学科の教育内容と、自分の制作・研究の課題との関係を書き出す。
- 提出した資料を基に質疑の練習をし、説明が曖昧な部分を見直す。
クリエイティブイノベーション学科・映像学科を志望する場合
クリエイティブイノベーション学科は活動報告書の提出と面接が中心です。活動を年代順に並べるだけでなく、なぜ取り組み、何を調べ、どう進め方を変えたかを整理すると、経験から得た学びを説明しやすくなります。活動の規模や肩書だけで伝えようとせず、自分がどの場面で判断したかに目を向けましょう。
映像学科は出願時の提出物による第1次選考があるため、作品の完成時期を面接日から逆算しないことが重要です。撮影や編集が終わっていても、ポートフォリオに掲載する情報の整理や閲覧URLの確認が残っている場合があります。提出に必要な作業を分解し、作品の内容を見直す時間と、提出形式を整える時間を分けて確保します。
写真や映像を見た相手が、自分が意図した順序や文脈で受け取れるかも点検しましょう。説明文に頼りすぎると作品そのものの伝わり方を見落とし、説明を省きすぎると制作背景が伝わらないことがあります。どこまで作品で示し、どこを資料で補うかを考える作業は、面接で説明する内容を絞ることにもつながります。
併願をどう組むか|同系統の美術系大学
武蔵野美術大学の編入学選抜は2026年11月21日・22日に実施されます(学科により指定日が異なる)。他大学との併願を考える場合、まずこの日程と重ならない大学を選ぶ必要があります。
美術系大学の併願を考える場合は、大学ごとの試験形式と提出作品の条件を比較します。鉛筆デッサンや小論文の基礎練習を共通化できても、提出規格や志望理由まで同じにすることはできません。試験の種類だけでなく、どの学科でどのような学びを続けたいかを基準に候補を絞ってください。
当サイトでは、他の美術大学の編入試験についても学科別に一次情報を整理しています。美大の編入を複数校で検討する場合は、あわせて確認してください。
併願日程は、出願、作品提出、試験、作品返却、合格発表、入学手続きを並べて比較します。試験日が重なっていなくても、同じ作品本体を別の大学へ提出している期間が重なると、提出計画が成立しない場合があります。武蔵美の油絵学科油絵専攻のように返却日に来校する予定も含め、移動と作品の所在を同時に確認しましょう。
複数の出願書類を作る場合は、大学名と学科名の置き換えだけで済ませないことが大切です。研究・制作の課題は共通していても、それを学ぶ環境として各学科を選ぶ理由は異なります。共通する材料を整理したうえで、教育内容との対応は大学ごとに書き分けます。提出後は、どの大学にどの資料を出したか分かる状態で保存してください。
併願先の情報を探す入口として、本文末に東京都の大学一覧、3年次編入の大学一覧、秋田公立美術大学の記事をまとめています。一覧に掲載されていることだけで自分が出願できるとは判断せず、対象年度の募集学部、出願資格、提出条件を各大学の公式資料で確認してください。短大・専門学校からの出願方法や小論文・面接の学習を整理する記事も、同じリンク欄から参照できます。
よくある質問
武蔵野美術大学の編入の倍率はどれくらいですか。
大学の2024年度(令和6年度)・2025年度(令和7年度)・2026年度(令和8年度)の編入学選抜結果には志願者数と合格者数が掲載されていますが、受験者数は公表されていません。そのため実倍率(受験者数÷合格者数)は算出できません。大学全体の数字だけで難易度を決めず、志望学科の選考内容と自分の準備状況を照らし合わせてください。
公表された合計のうち、本記事に掲載できる人数は下表のとおりです。合格者数の空欄は本記事で値を掲載していない欄であり、大学が非公表としている意味ではありません。受験者数がないため、ここから実倍率を示すことはできません。
| 年度 | 編入年次 | 志願者数(全学合計) | 合格者数(全学合計) | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度(令和6年度) | 3年次 | 138名 | 2024年度編入学選抜結果 | |
| 2024年度(令和6年度) | 2年次 | 65名 | 同年度の編入学選抜結果 | |
| 2025年度(令和7年度) | 3年次 | 174名 | 2025年度編入学選抜結果 | |
| 2025年度(令和7年度) | 2年次 | 82名 | 同年度の編入学選抜結果 | |
| 2026年度(令和8年度) | 3年次 | 160名 | 36名 | 2026年度編入学選抜結果 |
| 2026年度(令和8年度) | 2年次 | 72名 | 同年度の編入学選抜結果 |
2年次と3年次のどちらを受けるべきですか。
学科が募集している年次と、入学後の学修計画から考えましょう。空間演出デザイン学科・基礎デザイン学科・クリエイティブイノベーション学科は3年次のみです。両年次を実施する学科では、同学科・同専攻の範囲で3年次を第一志望、2年次を第二志望とする方式があります。過去の合格者数だけで入りやすさを決めず、履修したい内容や費用も含めて検討してください。
2年次編入と3年次編入で出願資格は違いますか。
出願資格は共通です。2年次編入でも、大学1年次修了見込みで出願できる制度ではありません。在学中の大学生は、所定の在学期間と修得単位の条件を確認してください。短大・専門学校などから出願する方は、それぞれ該当する学歴・課程の条件を確認します。
実技試験が苦手でも受けられる学科はありますか。
試験当日に実技試験が課されない学科として、油絵学科油絵専攻・グラフィックアーツ専攻、工芸工業デザイン学科、クリエイティブイノベーション学科、映像学科があります。また基礎デザイン学科・芸術文化学科・デザイン情報学科は小論文が課されます。ただし当日の実技がなくても作品や活動報告書などの提出が必要です。試験科目だけでなく提出物も合わせて確認してください。
過去問はどこで手に入りますか。
大学公式サイトの「過去の入試問題」ページに、編入学選抜を含む入学試験問題集のPDFが公開されています。複数の選抜区分が同じ資料に収録されているため、年度、制度名、学科・専攻を確認して該当箇所を開いてください。公開問題があることから、翌年度も同じテーマや形式で出題されるとは判断できません。
社会人でも受けられますか。
出願資格を満たせば出願できます。出願区分として「社会人」が設けられているのは芸術文化学科で、共通の出願資格に加えて年齢・職務経験の条件があります。仕事をしている方がすべてこの区分に該当するわけではないため、学歴条件と社会人区分の条件を分けて確認してください。
外国籍でも受験できますか。
出願資格に該当する方は受験できます。ただし日本の永住資格を持たない外国籍の志願者には、日本留学試験または日本語能力試験に関する条件が加わります。対象となる実施回と成績の条件を確認してください。学歴の資格を満たすことと日本語の条件を満たすことを、別々に確認する必要があります。
編入すると何年で卒業できますか。
入学する年次、認定される単位、入学後の履修状況を踏まえて計画を立てます。単位認定は一括認定と条件のある個別認定に分かれるため、前籍校の単位がそのまますべて認められるとは限りません。卒業に必要な科目区分を確認し、教職や学芸員などの資格も希望する場合は、卒業時の取得が可能かを別に相談してください。
出典:武蔵野美術大学「編入学選抜」。
参考・出典(公式サイト)
制度や日程は、大学が公開する対象年度の資料を起点に確認してください。以下は本文で扱う情報の公式案内です。募集要項は公式の編入学選抜ページから取得し、入試結果と過去問題集は、それぞれ別の公開ページから探します。
- 武蔵野美術大学 編入学選抜:募集要項への案内、実施学部、試験日など。
- 2027年度(令和9年度)入学試験の変更点:映像学科の2年次編入学の募集開始。
- 過去の入試データ:編入学選抜の年度別結果。
- 過去の入試問題:編入学選抜を含む入学試験問題集。
- 入学試験情報:試験会場や面接時間などの案内。
過去問はどこで手に入るか
武蔵野美術大学は入学試験の過去問題をオンラインで公開しています。編入学選抜の問題は他の選抜区分と合わせて入学試験問題集のPDFに収録されており、2023年度(令和5年度)・2024年度(令和6年度)・2025年度(令和7年度)・2026年度(令和8年度)の資料が案内されています。冊子の配布ではなく公開PDFを利用する形です。編入学選抜と転部・転科試験は同じ問題を使いますが、自分の出願制度は別に確認してください。
問題集を開いたら、表紙の年度だけでなく、目次と各ページの制度名を見ます。学科名が同じでも、別の選抜の問題を編入学選抜の問題として読まないようにします。過去問を保存するときは年度と学科・専攻が分かるように整理し、現在の募集要項と混ぜずに保管しましょう。古い年度の試験問題は、現在の提出物や出願資格を定める資料ではありません。
本記事では過去問の問題文を転載せず、学科別の出題テーマや採点基準も掲載していません。公開資料を読む際は、問題、解答上の指示、出題意図、評価の説明がどこまで載っているかをその年度ごとに確かめてください。特定の学科や年度に書かれた説明を、大学全体に共通する恒久的な採点ルールとして扱わないことが大切です。
公式ページの案内文と資料の公開状況が一致しない場合は、対象年度のPDFへの案内も確認します。2026年度(令和8年度)の過去問については、案内文に公開準備中の表記が残る一方で、該当年度の資料へのリンクが確認された記録があります。表記だけを見て「過去問は存在しない」と決めず、大学が案内する資料を確認してください。
学科サイトと大学共通FAQの使い分け
2026年度(令和8年度)の確認記録では、視覚伝達デザイン学科・芸術文化学科・映像学科の学科サイトは、本部の編入学選抜ページへ案内する形で、募集人員・試験内容・過去問について学科独自の記載はありませんでした。学科サイトで編入専用の詳しいページが見つからないときは、本部の編入学選抜ページに戻って募集要項を開くのが情報を探す経路です。この確認は挙げた学科についての記録であり、将来の掲載状況まで示すものではありません。
学科サイトは授業や制作分野を調べ、志望理由を具体化するために使い、出願条件の根拠は本部が示す募集要項にそろえます。例えば学科の作品紹介で映像作品を見つけても、それだけで自分の出願区分でも映像を提出できるとは判断できません。教育内容の紹介と、入試で受け付ける資料の指定を別々に読み取ってください。
同じ確認時点で、大学共通の「よくあるご質問」に編入学選抜向けの入試Q&Aは設けられていません。大学全般・在学生・卒業生・地域や企業向けの説明を、出願者に適用される回答として読み替えないようにします。募集要項で解決しない疑問は、該当する学科と要項の項目名を添えて問い合わせると、在学生向けの相談との混同を避けられます。
出典:武蔵野美術大学「視覚伝達デザイン学科」、同「よくあるご質問」。
まとめ
武蔵美の編入は、学科・専攻と受入年次を選び、共通の出願資格に該当するかを確認することが出発点です。美術系の経験だけで出願可否を判断せず、学歴や在学期間、修得単位の条件を公式資料と照合しましょう。
準備する内容は、当日の実技・小論文・面接と、事前に提出する作品・ポートフォリオ・活動報告書を分けて整理します。学科ごとに提出方法や締切が違うため、作品を完成させる日と提出する日を別々に計画してください。
募集人員の実数、学費、単位認定、作品規格の具体値は、受験する年度の募集要項で確認します。実倍率は受験者数が公表されていないため示せません。数字だけで学科を選ばず、これまでの制作・研究と入学後に取り組みたい内容をつなげて判断しましょう。
関連する編入情報と個別の対策
出願経路や併願先の整理には以下の記事を、学科に合わせた小論文・面接などの準備を相談したい方は大学編入対策コースをご覧ください。
- 大学編入対策コース(武蔵美 編入の個別指導)
- 秋田公立美術大学美術学部の編入試験(美術系の併願先)
- 東京都で大学編入できる大学一覧
- 3年次編入できる大学一覧【2027年度(令和9年度)版】
- 専門学校から大学編入する方法
- 短大から大学編入する方法
- 大学編入対策完全ガイド(小論文・面接の勉強法)
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スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
- 志望校が決まっていなくてもOK
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(費用は一切かかりません)



