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福岡女学院大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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福岡女学院大学の編入学試験は、人文学部・人間関係学部・国際キャリア学部の3学部7学科すべてで実施されています。しかし「3学部で受けられる」というだけで安心はできません。学校推薦型選抜(指定校推薦)は人文学部と人間関係学部だけが対象で、国際キャリア学部は短期大学部生向けの指定校特別推薦しかありません。また総合型選抜(A日程・B日程・外国学校修了者・社会人)は、出願資格のひとつに「本学教職員から総合型選抜入学試験の説明を受けた者」が明記されており、オープンキャンパスや進学相談会への参加が事実上の前提になっています。独学で出願書類だけ揃えて筆記勝負に臨む、という一般的な編入試験のイメージとは設計が異なります。
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この記事では、福岡女学院大学が公表している2027年度の編入学試験要項と、2025〜2026年度の志願・合格者数の実績をもとに、学部・学科別の募集人員・出願資格・試験科目・配点・倍率を整理します。あわせて、大学が要項で公式に明らかにしている学科別の小論文の出題内容(テーマ・字数・持込可否)も取り上げます。福岡女学院大学は編入学試験の過去問そのものを公開していないため、この要項記載の出題内容が数少ない一次情報になります。数値やルールはすべて大学が公表する要項・実績データ・入試Q&Aページの記載に基づき、推測での補完は行っていません。
福岡女学院大学の編入学試験には4つの区分がある
福岡女学院大学が「編入学試験」として実施しているのは、3年次編入のみです(2年次編入の制度はありません)。そのうえで、選抜の種類が4つに分かれています。
学校推薦型選抜入学試験【指定校推薦】
大学が指定した短期大学・専修学校の専門課程に在籍する学生を対象に、学校長が推薦する制度です。募集学部は人文学部・人間関係学部の2学部のみで、国際キャリア学部は対象に含まれていません。書類審査と面接のみで、学力試験(小論文)は課されません。
総合型選抜入学試験【A日程】【B日程】
人文学部・人間関係学部・国際キャリア学部の全学部・全学科が対象です。同じ内容の試験がA日程(12月)とB日程(2月)の年2回実施されます。ただしA日程で不合格になった場合、同一学科のB日程を受験することはできません(他学科であれば受験可能です)。
総合型選抜入学試験【外国学校修了者】【社会人】
外国の短期大学・大学に在籍・卒業した方、または2027年4月1日現在で満23歳以上の社会人を対象とする区分です。試験内容はA日程・B日程と同じ枠組み(書類審査+小論文+面接)で、日程はB日程と同じ2月に設定されています。
(参考)外国人留学生編入学試験
本記事で扱う編入学試験要項とは別に、外国人留学生を対象とした専用の入学試験要項が用意されています。該当する場合は別冊の要項を確認してください。本記事では扱いません。
なお、大学公式サイトの入試Q&Aページによれば、福岡女学院大学短期大学部の学生のみを対象とした「指定校特別推薦編入学試験」の対象学科は現代文化学科・心理学科・国際英語学科・国際キャリア学科の4学科とされています。このうち現代文化学科・心理学科はもともと指定校推薦の対象学部(人文学部・人間関係学部)に含まれるため、短大生は通常の指定校推薦のルートでも出願できます。一方、国際キャリア学部(国際英語学科・国際キャリア学科)は通常の指定校推薦の対象外であるため、本学短期大学部生に限ってはこの指定校特別推薦が実質的な推薦ルートになります。2025・2026年度の実績では、国際キャリア学部の指定校特別推薦はいずれも志願者0名でした。
専願か併願か
学校推薦型選抜(指定校推薦)は、要項に「本学を専願とする受験者」を対象とすると明記されており、合格した場合は必ず入学することが前提の専願制です。一方、大学公式の入試Q&Aページには「総合型選抜編入学試験は、専願ではありません」と明記されています。つまり総合型選抜(A日程・B日程・外国学校修了者・社会人)で出願する場合は、他大学の編入学試験と並行して受験することができます。指定校推薦は専願であるぶん、対象校に在籍していて第一志望が固まっているなら有力な選択肢になり、総合型選抜は併願を前提に日程を組み立てられる選抜だと整理できます。
学部・学科別の募集人員【2027年度】
3学部7学科の募集人員は次のとおりです。募集人員は、学校推薦型選抜(指定校推薦)と総合型選抜(A日程・B日程・外国学校修了者・社会人)を合計した人数として公表されています。
| 学部 | 学科 | コース | 募集人員 |
|---|---|---|---|
| 人文学部 | 現代文化学科 | ― | 5名 |
| 言語芸術学科 | 言語芸術/英語教職 | 2名 | |
| メディア・コミュニケーション学科 | ― | 2名 | |
| 人間関係学部 | 心理学科 | ― | 4名 |
| 子ども発達学科 | ― | 4名 | |
| 国際キャリア学部 | 国際英語学科 | ― | 2名 |
| 国際キャリア学科 | ― | 3名 |
合計で22名という小規模な募集です。ここから読み取れる点を整理します。
言語芸術学科はコース制ですが、募集人員はコース合算の2名です。「言語芸術」コースと「英語教職」コースの内訳(それぞれ何名ずつ合格しているか)は要項に公表されていません。どちらのコースを志望するにせよ、学科全体の枠として2名しかない点は変わりません。
学部間で募集人員に大きな差はありません。もっとも多い現代文化学科でも5名、もっとも少ない言語芸術学科・メディア・コミュニケーション学科・国際英語学科は2名です。後述するとおり、この人数の少なさは倍率の数字を読むときにそのまま影響してきます。
出願資格|学校推薦型選抜と総合型選抜で条件が違う
福岡女学院大学の編入学試験は、すべて女子のみが出願対象です。そのうえで、選抜方式ごとに出願資格が異なります。
学校推薦型選抜【指定校推薦】の出願資格
次の推薦基準をすべて満たし、当該短期大学長または学校長が推薦する女子が対象です。
- 本学が指定した短期大学または専修学校の専門課程を2027年3月卒業見込みまたは修了見込みの者
- 人物が良好な者
- 学業成績が優秀な者
- 本学に入学を許可された場合、確実に入学する者
大学は指定校に対して2026年7月中旬に推薦依頼書を郵送するとしています。在籍校が指定校に含まれているかどうかは、学校の進路指導窓口に確認するのが確実です。
総合型選抜【A日程・B日程】の出願資格
次の(1)〜(4)のいずれかに該当し、さらに(5)の条件を満たす女子が対象です。
- (1) 短期大学、高等専門学校を卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
- (2) 大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者、または修得見込みの者
- (3) 専修学校の専門課程のうち、文部科学大臣の定める基準(修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上または62単位以上)を満たす課程を修了した者、または修了見込みの者(学校教育法第90条第1項に規定する大学入学資格を有する者、または有する見込みの者に限る)
- (4) 高等学校等の専攻科の課程(修業年限2年以上であること等、文部科学大臣の定める基準を満たす者に限る)を修了した者、または修了見込みの者
- (5) 本学の教職員から総合型選抜入学試験の説明を受けた者
この(5)が、福岡女学院大学の総合型選抜を理解するうえで見落とせない条件です。要項は「オープンキャンパスや進学相談会(WEB相談会含む)等に参加し、本学教職員より本入学試験の説明を受けてください」と明記しています。つまり、出願書類を整えるより前に、大学との接点を一度は持っておく必要があります。アドミッション・ポリシーの理解、ホームページ掲載の「履修ガイド」の確認も、要項が出願前に求めている事項です。
総合型選抜【外国学校修了者】【社会人】の出願資格
外国学校修了者は、次のいずれかに該当する女子です。
- 外国の短期大学を修了した者、または2027年3月までに修了見込みの者(帰国子女を含む)
- 外国の大学に2年以上在学し、卒業必要単位数の半分以上を修得した者、または修得見込みの者(帰国子女を含む)
社会人は、次のいずれかに該当し、かつ2027年4月1日現在満23歳以上の女子です。
- 短期大学を卒業または2027年3月卒業見込みの者
- 大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者、または修得見込みの者
- 専修学校の専門課程(前述の基準を満たすもの)を修了した者、または修了見込みの者
- 高等学校等の専攻科の課程(前述の基準を満たすもの)を修了した者、または修了見込みの者
外国学校修了者・社会人のいずれも、共通条件として「本学の教職員から総合型選抜入学試験の説明を受けた者」が求められます。A日程・B日程と同じ考え方です。
A日程とB日程の関係に注意
要項には「本入学試験A日程で不合格と判定された場合、同一学科の本入学試験B日程を受験することはできません(他の学科の受験は可能です)」という注意書きがあります。第一志望の学科をA日程で受けて不合格だった場合、同じ学科でのリベンジはできません。B日程での再挑戦を視野に入れるなら、あらかじめ第二志望の学科を検討しておく必要があります。
学科ごとが求める学生像(アドミッション・ポリシー)
福岡女学院大学は、要項の冒頭で学科別のアドミッション・ポリシーを公表しています。指定校推薦・総合型選抜のいずれも志望理由書と面接の配点比重が大きいため、自分の志望理由がこのアドミッション・ポリシーとどう重なるかを事前に言語化しておくことが、得点に直結します。
現代文化学科|キーワードは「文化」
大学は「文化について学ぶために必要な国語と英語の基礎学力を有し、それを応用できる学生」「日本や海外の文化、文化の交流、観光と文化との関わりについて、理解を深めようとする学生」「社会に関心を持ち、積極的に関わろうとする姿勢を持つ学生」の入学を期待すると明記しています。小論文が「指定されたキーワードを使用した論述」である理由も、この「文化を軸に幅広い知識を学び、構想力を磨く」という学科の方針と対応しています。
言語芸術学科|言語を手段とする芸術を新しい視点でとらえる
小説・演劇・詩歌・映画など、言語を手段とする芸術を「日本語/英語」「アナログ/デジタル」「大学/社会」の枠組みを取り払って学ぶ学科と位置づけられています。期待する学生像は「国内外の言語芸術作品に関心をもち、読解力や表現力を身につけたい学生」「従来の枠組にとらわれず、自由に学問の世界を探究する姿勢をもつ学生」「言語芸術作品を通して得たものを、社会に広く還元したい意欲をもつ学生」の3点です。
メディア・コミュニケーション学科|多様なメディアで世界の成り立ちを考える
人文学の基礎に基づく学際的な知識を獲得したうえで、社会にあふれる情報を読み解く能力と、自身のアイディアを伝えるデザインの技法を習得することを掲げています。期待する資質は「メディア・デザイン・コミュニケーションのかかわりを探求する好奇心がある」「文章・イラスト・映像・音楽など、さまざまな表現方法を身につける意欲がある」「社会の多様性に関心があり、他者とのつながりを大切に思っている」の3点です。
心理学科|心理学の学びや研究を通じた成長と社会貢献
「心理学の学びや研究を通じた成長と社会貢献を志す人々と共に歩みたい」という方針のもと、7つの条件が示されています。心理学への強い関心、学ぶこと・考えること・行動することへの積極性、自分や他者の気持ちを大切にできること、自分や他者・社会への建設的な視点、人や集団と積極的に関わる姿勢、心や行動の理解を深めて社会に貢献したい意欲、基礎的な学力とコミュニケーション能力です。小論文が「新聞記事の要約+自分の意見」という形式である背景には、この「社会への建設的な視点」を重視する方針があると読み取れます。
子ども発達学科|子どもが創造的に生きるための基礎づくり
保育士・幼稚園教諭・小学校教諭・特別支援学校教諭となるために必要な科目群と、子どもの教育を支える幅広い専門領域を用意し、実践的な実習を通じて「子どもが創造的に生きるための基礎づくりに援助できる人材」を育てることを掲げています。期待する学生像は「保護者を含む乳幼児や児童を取り巻く環境に関心を持っている」「将来、子どもの気持ちを深く理解し、愛情と責任をもって保育・教育にかかわる役割を担おうと考えている」「基礎的学力とコミュニケーション能力をもとに意欲を持って知識と技術を学ぼうとする」の3点です。
国際英語学科・国際キャリア学科|「グローバル人材育成」「女性のリーダー」
国際キャリア学部は学部共通の教育目標として「グローバル人材育成」を掲げ、将来「女性のリーダー」として世界で活躍できる人材の育成を目指すとしています。そのために求められるのは、高度な英語力と批判的思考力、そして答えのない問題に果敢に挑戦するスピリッツです。
学科別には、国際英語学科が「高度な実用英語の修得を通した国際的な企業・組織への就職支援」を掲げ、学科専門領域(国際関係・交流領域、英語教育領域、英語学領域)のいずれかへの高い関心を求めます。国際キャリア学科は「企業との連携を通した国際的な企業・組織への就職支援」を掲げ、学科専門領域(国際ビジネス領域、異文化コミュニケーション領域、地域研究・国際協力領域)のいずれかへの関心を求めます。どちらの学科も「高等学校教育課程において基礎学力を有し英語力に優れた人」を共通条件としています。面接が英語・日本語の両方で行われる設計は、この「高度な英語力」を重視する方針と直結しています。
試験科目・配点|学校推薦型選抜(指定校推薦)
指定校推薦は、学力試験を行わず書類と面接だけで合否が決まります。
| 選考方法 | 内容 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 書類審査 | 推薦書・成績証明書 | ― | 出願時に提出。推薦書・成績証明書は参考とする |
| 書類審査 | 志望理由書 | 30点 | ― |
| 面接 | 個人面接(15分) | 70点 | ― |
配点の7割が面接に置かれている点が特徴です。推薦書・成績証明書は「参考とする」という位置づけで直接の配点がなく、実質的には志望理由書(30点)と面接(70点)の合計100点で選考されます。学力試験がないぶん、志望理由書の完成度と面接での受け答えがそのまま合否を左右します。
試験科目・配点|総合型選抜(A日程・B日程・外国学校修了者・社会人)
総合型選抜は、指定校推薦とは異なり小論文が課されます。全学部共通の配点構成です。
| 時間 | 選考方法 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ― | 書類審査:成績証明書 | ― | 出願時に提出。参考とする |
| ― | 書類審査:志望理由書 | 20点 | ― |
| 10:00〜11:00(60分) | 小論文 | 30点 | 学科ごとに内容が異なる(次章参照) |
| 12:00〜(30分) | 面接 | 50点 | 個人面接。国際キャリア学部は英語および日本語で実施 |
総合型選抜も配点の中心は面接(50点)で、小論文(30点)・志望理由書(20点)と合わせて100点満点です。小論文の配点は3割にとどまるため、小論文だけに対策時間を集中させると、面接・志望理由書の準備が手薄になりかねません。国際キャリア学部は面接を英語・日本語の両方で行うと明記されているため、日本語での受け答えに加えて英語での応答も想定しておく必要があります。
総合型選抜の小論文はどんな内容が出るのか(大学公表)
福岡女学院大学は、編入学試験の過去問そのものは公開していません(詳細は後述します)。そのかわり、2027年度入学試験要項の中に「小論文内容について」という章があり、学科ごとの出題内容・字数・持込可否が具体的に公表されています。以下は要項に記載された内容をそのまま整理したものです。問題文自体は存在しないため、ここに書けるのは大学が公表した出題の枠組みそのものです。
| 学部 | 学科 | 小論文の内容 | 持込 |
|---|---|---|---|
| 人文学部 | 現代文化学科 | 指定されたキーワードを使用して1000字程度に論述する | 辞書(電子辞書含む)可 |
| 言語芸術学科 | 300〜400語程度の英文を読み、日本語で自分の考えを800字程度にまとめる | 英和辞典(紙媒体に限る)可 | |
| メディア・コミュニケーション学科 | 資料をもとに800字程度で論述する | 不可 | |
| 人間関係学部 | 心理学科 | 1300〜1800字程度の資料(新聞記事:社会問題・環境問題)を読み、400字程度に要約し、自分の意見を600字程度で述べる | 不可 |
| 子ども発達学科 | 資料(新聞記事:社会問題・環境問題)をもとに800字程度に論述する | 不可 | |
| 国際キャリア学部 | 国際英語学科 | 400語程度の英文を読み、日本語で自分の意見を800字程度にまとめる | 不可 |
| 国際キャリア学科 | 400語程度の英文を読み、日本語で自分の意見を800字程度にまとめる | 不可 |
この表から、学科によって求められる力が大きく違うことがわかります。
現代文化学科|指定キーワード型の論述
「指定されたキーワードを使用して1000字程度に論述する」という形式です。あらかじめ与えられた語をどう文章に組み込み、一貫した論を展開できるかが問われます。辞書の持込が電子辞書を含めて認められているため、語句そのものの知識よりも、キーワードをつなげて構成する力に比重があると考えられます。
言語芸術学科|英文読解+日本語論述
300〜400語程度という短めの英文を読み、日本語で800字程度にまとめる形式です。英語の読解力そのものより「読んだ内容を踏まえて自分の考えを日本語で構成する力」が試されます。英和辞典(紙媒体限定)の持込が認められているため、単語の意味を辞書で補いながら、文章全体の論旨を把握する練習が有効です。電子辞書は不可である点に注意してください。
メディア・コミュニケーション学科|資料をもとにした論述
「資料をもとに800字程度で論述する」とだけ公表されており、資料の種類(文章か図表かなど)は明記されていません。持込は不可です。メディアやコミュニケーションに関する時事的な話題に日頃から触れ、資料の要点を素早くつかんで自分の論に落とし込む練習をしておくとよいでしょう。
心理学科|新聞記事の要約+意見(400字+600字の二段構成)
7学科の中でもっとも字数配分が細かく指定されているのが心理学科です。1300〜1800字程度の新聞記事(社会問題・環境問題)を読み、まず400字程度に要約し、そのうえで自分の意見を600字程度で述べます。要約と意見論述という異なる作業を、それぞれ指定字数内に収める訓練が必要です。要約段階で字数をオーバーすると、意見部分に割ける分量が圧迫されるため、まず「400字で要約する」練習を独立して積むことをすすめます。
子ども発達学科|新聞記事をもとにした論述
心理学科と同じ「新聞記事(社会問題・環境問題)」という素材を使いますが、子ども発達学科は要約と意見を分けず、800字程度でまとめて論述する形式です。同じ人間関係学部でも、心理学科は「読解力を測る要約」を独立させ、子ども発達学科は「論述力」を一体で問うという設計の違いがあります。
国際英語学科・国際キャリア学科|英文読解+日本語論述
国際キャリア学部の2学科はどちらも同じ形式で、400語程度の英文を読み日本語で800字程度にまとめます。言語芸術学科と似た構成ですが、持込は不可で、英和辞典も使えません。面接が英語・日本語の両方で行われることとあわせて、英語の総合力がより広く問われる学科だといえます。
小論文対策から導ける優先順位
- 志望学科の小論文の形式(英文読解型か、資料論述型か、要約+意見の二段型か)を先に確認する
- 持込可否を確認し、辞書に頼れる学科(現代文化・言語芸術)と頼れない学科(それ以外)で対策の重心を変える
- 心理学科のように要約と意見が別配分の学科は、要約だけを独立して練習する
- 小論文の配点は30点にとどまるため、面接(50点)・志望理由書(20点)の対策時間を削りすぎない
本節で扱った小論文の出題内容は、いずれも福岡女学院大学が公開している2027年度入学試験要項に基づいています。出題内容は年度によって変わる可能性があるため、必ず最新の要項をご自身で確認してください。
日程・スケジュール【2027年度】
| 項目 | 指定校推薦 | A日程 | B日程 | 外国学校修了者・社会人 |
|---|---|---|---|---|
| 募集学部 | 人文学部・人間関係学部 | 人文学部・人間関係学部・国際キャリア学部 | 人文学部・人間関係学部・国際キャリア学部 | |
| 検定料納入期間 | 2026年10月23日〜11月5日 | 2026年11月17日〜12月2日 | 2027年1月22日〜2月8日 | 2027年1月22日〜2月8日 |
| 出願期間 | 2026年11月2日〜11月6日必着 | 2026年11月24日〜12月3日必着 | 2027年2月1日〜2月9日必着 | 2027年2月1日〜2月9日必着 |
| 試験日 | 2026年11月14日(土) | 2026年12月12日(土) | 2027年2月20日(土) | 2027年2月20日(土) |
| 試験地 | 本学 | 本学 | 本学 | 本学 |
| 合格発表日 | 2026年12月2日 | 2026年12月18日 | 2027年3月2日 | 2027年3月2日 |
| 入学手続 一次 | 2026年12月17日 | 2027年1月7日 | 2027年3月11日 | 2027年3月11日 |
| 入学手続 二次 | 2027年2月25日 | 2027年2月25日 | 2027年3月26日 | 2027年3月26日 |
スケジュールを見るうえで押さえておきたい点が2つあります。
出願期間はいずれも1週間前後と短めです。指定校推薦・A日程は5〜10日間、B日程・外国学校修了者/社会人は9日間です。出願書類は速達簡易書留での郵送に限られ、消印有効ではなく必着であるため、余裕を持った準備が必要です。
入学手続は一次(入学金)と二次(授業料等・委託徴収金)の2段階です。指定校推薦とA日程は一次手続の締切が試験結果発表から比較的早く設定されているため、進学の意思決定を早めに固めておく必要があります。
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倍率・実績【2025〜2026年度】
福岡女学院大学は、編入学試験の志願者・合格者数を学部・学科・入試区分別に2年度分公表しています。以下はその実績です(募集人員は2027年度のもの、志願・合格者数は2025・2026年度の実績)。
| 学部 | 学科 | 募集人員 | 入試区分 | 2026年度 志願 | 2026年度 合格 | 2025年度 志願 | 2025年度 合格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 人文学部 | 現代文化学科 | 5名 | 指定校推薦 | 1 | 1 | 1 | 1 |
| 総合型A日程 | 0 | 0 | 4 | 4 | |||
| 総合型B日程 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 総合型(外国学校修了者・社会人) | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 人文学部 | 言語芸術学科 | 2名 | 指定校推薦 | 0 | 0 | 1 | 1 |
| 総合型A日程 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 総合型B日程 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 総合型(外国学校修了者・社会人) | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 人文学部 | メディア・コミュニケーション学科 | 2名 | 指定校推薦 | 3 | 3 | 2 | 2 |
| 総合型A日程 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 総合型B日程 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 総合型(外国学校修了者・社会人) | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 人間関係学部 | 心理学科 | 4名 | 指定校推薦 | 2 | 2 | 0 | 0 |
| 総合型A日程 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 総合型B日程 | 2 | 1 | 0 | 0 | |||
| 総合型(外国学校修了者・社会人) | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 人間関係学部 | 子ども発達学科 | 4名 | 指定校推薦 | 2 | 2 | 0 | 0 |
| 総合型A日程 | 3 | 3 | 1 | 1 | |||
| 総合型B日程 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 総合型(外国学校修了者・社会人) | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
| 国際キャリア学部 | 国際英語学科 | 2名 | 指定校特別推薦(短大生対象) | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 総合型A日程 | 3 | 2 | 1 | 1 | |||
| 総合型B日程 | 1 | 1 | 0 | 0 | |||
| 総合型(外国学校修了者・社会人) | 1 | 1 | 0 | 0 | |||
| 国際キャリア学部 | 国際キャリア学科 | 3名 | 指定校特別推薦(短大生対象) | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 総合型A日程 | 3 | 2 | 1 | 1 | |||
| 総合型B日程 | 2 | 1 | 0 | 0 | |||
| 総合型(外国学校修了者・社会人) | 0 | 0 | 0 | 0 |
大学は学部単位の合計も公表しています。
| 学部 | 2026年度 志願 | 2026年度 合格 | 2025年度 志願 | 2025年度 合格 |
|---|---|---|---|---|
| 人文学部 | 4 | 4 | 8 | 8 |
| 人間関係学部 | 9 | 8 | 1 | 1 |
| 国際キャリア学部 | 10 | 7 | 2 | 2 |
| 全体合計 | 23 | 19 | 11 | 11 |
学部単位で見ると、2026年度は国際キャリア学部の志願者数(10名)が3学部の中でもっとも多く、そのうえで合格者は7名にとどまっています。人文学部は志願4名に対して合格4名の全入、人間関係学部は志願9名に対して合格8名でした。2025年度は全体で11名の志願に対して11名全員が合格しており、年度によって選抜の厳しさが大きく変動していることがわかります。全体合計は、2026年度が志願23名・合格19名、2025年度が志願11名・合格11名でした。ここから読み取れる特徴を整理します。
指定校推薦はほぼ全入、実質的な選抜が働くのは総合型選抜
指定校推薦・指定校特別推薦は、2025・2026年度を通じて志願者が合格者を上回った回が一度もありません。志願した学生はほぼ全員合格しています。これは学校長の推薦を経て出願する制度であるため、母集団があらかじめ大学の求める水準に近い学生に絞られていることが背景にあると考えられます。
一方で、総合型選抜(とくにA日程・B日程)では不合格者が出ています。2026年度の心理学科B日程は志願2名に対して合格1名、国際英語学科A日程は志願3名に対して合格2名、国際キャリア学科A日程は志願3名に対して合格2名、同B日程は志願2名に対して合格1名でした。全体として、国際キャリア学部の総合型選抜は他学科と比べて不合格者が出る回が多い傾向が見られます。
母数が極めて小さい点に注意
全体合計でも23名(2026年度)・11名(2025年度)という規模で、学科単位では0〜5名という年がほとんどです。言語芸術学科は2026年度の志願者が0名でした。母数がこれだけ小さいと、1名の増減で倍率が大きく変わります。単年度の数字だけで「入りやすい」「入りにくい」と判断するのは避け、複数年度の傾向として捉えてください。
募集人員はあくまで上限であり、その人数を必ず合格させるものではありません。心理学科は募集人員4名に対して、2026年度の合格者は学科合計3名(指定校推薦2名+総合型B日程1名)にとどまりました。定員が埋まるとは限らない点は、他大学の編入学試験にも共通する注意点です。
志望理由書と面接で見られている観点
福岡女学院大学の編入学試験は、指定校推薦・総合型選抜のいずれも配点の半分以上が面接(指定校推薦70点、総合型選抜50点)で、志望理由書にも独立した配点(指定校推薦30点、総合型選抜20点)があります。小論文が課される総合型選抜でも、小論文の配点は30点にとどまり、書類・面接の合計70点のほうが大きい構成です。学力試験の点数を積み上げる対策以上に、志望理由書と面接の準備に時間を割く必要があります。
大学公式の入試Q&Aページ(学校推薦型選抜に関する記載)では、推薦入試の面接について「事前に、大学案内を取り寄せたり、HPで授業概要等を確認したり、オープンキャンパス、WEB相談会に参加するなどして、受験する学科のことを調べているという前提で面接が行われます」「志望動機や将来の夢について等、質問に対して、自分の言葉で話すといったコミュニケーション能力が必要」と説明されています。総合型選抜の出願資格に「本学教職員から総合型選抜入学試験の説明を受けた者」が明記されている点とあわせて考えると、オープンキャンパスや相談会への参加履歴そのものが、面接で語る内容の土台になっていると考えられます。
同じQ&Aページには、国際キャリア学部の面接について「自己紹介、志望動機、将来の目標などについて質問します。自分の考えを英語で表現でき、会話を続けることができる英検準2級〜2級程度の英語運用能力が必要です」という具体的な目安も示されています。国際英語学科・国際キャリア学科を志望する場合、この英語運用能力の目安を対策の到達基準として使うことができます。
志望理由書・面接の準備では、前章で整理した学科別のアドミッション・ポリシーに立ち返り、「なぜこの学科なのか」を学科が公表している教育目標・期待する学生像の言葉と重ねて説明できるようにしておくことが、実務的にもっとも効果の高い準備です。
学部・学科ごとに何を優先すべきか
指定校推薦の対象校に在籍している場合
指定校推薦は学力試験がなく、志望理由書(30点)と面接(70点)だけで合否が決まります。実績を見てもほぼ全入に近い結果が出ているため、対象校に在籍しているなら最優先で検討すべき選抜です。ただし対象は人文学部・人間関係学部のみで、国際キャリア学部の指定校推薦は短期大学部生対象の特別推薦に限られます。国際キャリア学部を志望する場合は、総合型選抜が実質的に唯一の道になります。
現代文化学科・言語芸術学科を志望する場合
どちらも辞書の持込が認められている点が共通しています。現代文化学科は指定キーワードを使った1000字論述、言語芸術学科は300〜400語の英文を読んでの800字論述です。言語芸術学科は「言語芸術」「英語教職」の2コース制ですが、募集人員はコース合算の2名しかない狭き門である点も踏まえて、コース選択を出願前に固めておく必要があります。
メディア・コミュニケーション学科を志望する場合
持込不可の800字論述で、資料の種類は要項に明記されていません。同学科は指定校推薦での実績が比較的安定している一方、総合型選抜での志願実績は2025・2026年度とも0名でした。総合型選抜で受ける場合、参考にできる先行実績が乏しい点は踏まえておくべきです。
心理学科・子ども発達学科(人間関係学部)を志望する場合
どちらも新聞記事(社会問題・環境問題)を素材にしますが、心理学科は「400字要約+600字意見」の二段構成、子ども発達学科は「800字で一体的に論述」という形式の違いがあります。心理学科は公認心理師の受験資格に関わる科目履修の条件があり、全ての必要な科目の修得には原則3年以上かかるとされています。資格取得を前提に志望する場合は、後述する単位認定の章を必ず確認してください。
国際英語学科・国際キャリア学科(国際キャリア学部)を志望する場合
面接が英語・日本語の両方で行われる点が他学部と異なります。小論文も400語程度の英文を読んでの日本語論述で、持込は不可です。倍率の実績を見ても、この2学科は総合型選抜で不合格者が出る回が他学科より多く出ています。英文読解・英語での面接応答・日本語での論述という3つの力を並行して底上げする必要があります。
併願をどう組むか
福岡女学院大学の総合型選抜編入学試験は専願ではないため、他大学の編入学試験と併願する前提でスケジュールを組むことができます。試験日はA日程が2026年12月12日(土)、B日程・外国学校修了者/社会人が2027年2月20日(土)です。他大学の編入学試験を検討する場合は、この2日と試験日が重ならない大学・学科を選ぶ必要があります。
あわせて、同一学科内でのA日程・B日程の関係にも注意してください。A日程で不合格になった学科は、B日程で同じ学科を再受験することはできません。第一志望をA日程で受け、結果次第でB日程に別の学科・大学を組み合わせる、という順番で検討するのが現実的です。
福岡女学院大学は女子大学であるため、共学の大学と併願する場合は選考の視点そのものが変わる可能性があります。とくに指定校推薦・総合型選抜のいずれも面接・志望理由書の配点比重が大きい(指定校推薦は面接70点、総合型選抜は面接50点+志望理由書20点)ため、学科別のアドミッション・ポリシーに沿った一貫性のある志望理由を、併願先ごとに使い回すのではなく学科ごとに作り込む必要があります。
過去の試験問題は公開されているか
福岡女学院大学は、学部入試(一般選抜等)については入学試験問題をPDFで公開しています。しかし編入学試験・外国学校修了者・社会人入学試験の入学試験問題については、大学公式サイトで「公開しておりません。入試広報課へお問い合わせください」と明記されています。問い合わせ先として入試広報課の直通番号(Tel:092-575-4456)が案内されています。
つまり、過去の小論文の実際の問題文を入手する公式な手段はありません。本記事の「総合型選抜の小論文はどんな内容が出るのか」の章で扱った学科別の出題内容(テーマ・字数・持込可否)は、要項に公表されている数少ない一次情報です。過去問そのものが手に入らない以上、この要項記載の情報を起点に、志望学科に近い素材(新聞の社会・環境面の記事や、学科の専門分野に関する英文記事など)で自主的に練習量を積むことが対策の中心になります。
単位認定・免許資格・長期履修生制度
合格後の学修計画にも関わる情報が要項に整理されています。
単位認定の基本ルール
3年次編入学生は、64単位を上限として単位の認定を行います。必修科目については1・2年次開講科目相当の単位数を修得したものとみなすため、編入学後は原則として3・4年次の開講科目を履修します。教員免許・資格取得に必要な科目は、認定単位数の範囲内で修得済みの科目の内容に応じて読み替えが行われますが、公認心理師については全ての必要な科目を本学で修得しなければなりません。卒業要件外である教員免許取得のための科目を認定する場合、その単位は64単位の単位認定枠には含まれません。
教職課程(中学校・高等学校)
本学教職課程履修内規施行細則により、最終学校の全科目の成績のGPA(本学の基準で算出したもの)が2.40未満の者は、原則として教職課程の履修が認められません。前大学・短期大学等での単位修得状況によっては、免許取得までに3年以上かかることがあります。
心理学科:公認心理師
公認心理師の受験資格を得るには、学部において所定の心理学等に関する科目を履修し、かつ①大学卒業後一定の実務経験、または②大学院において所定の心理学等の科目を履修しその課程を修了することが必要です。全ての必要な科目の単位修得には原則3年以上かかります。
子ども発達学科:学外実習の履修条件
本学内規により、免許・資格ごとに設定された履修資格基準(必要単位やGPA等)に達しない者は、原則として学外実習の履修が認められません。前大学・短期大学等での単位修得状況によっては、資格取得までに3年以上かかることがあります。免許・資格取得を希望する場合は、出願時に志願票の希望欄へのチェックが必要です。
長期履修生制度(社会人向け)
社会人の大学編入学をバックアップするための制度で、対象は人文学部・人間関係学部・国際キャリア学部の社会人入学試験を経て入学し、本制度の利用を希望する方です。在学期間は3〜4年、年間の登録単位数は24単位を上限とします。出願時に希望欄へのチェックと「長期履修申請書」の提出が必要で、出願前に入試広報課への相談が必須とされています。
学費(校納金)
2026年度実績としての校納金は次のとおりです。2027年度の金額は変更になる場合があります。
| 区分 | 科目 | 本学短期大学部卒業生 | 短期大学部以外の卒業生 |
|---|---|---|---|
| 一次手続 | 入学金 | 105,000円 | 210,000円 |
| 二次手続(前期) | 授業料 | 362,500円 | 362,500円 |
| 二次手続(前期) | 施設設備費 | 125,000円 | 125,000円 |
| 二次手続(前期) | 後援会費 | 4,500円 | 4,500円 |
| 二次手続(前期) | 学友会費 | 3,500円 | 3,500円 |
| 二次手続(前期) | 同窓会入会金 | ― | 3,000円 |
| 入学時納入金 合計 | ― | 600,500円 | 708,500円 |
本学短期大学部の卒業生とそれ以外の卒業生とで、入学金と同窓会入会金の扱いが異なります。本学短期大学部卒業生は入学金が105,000円と半額程度に抑えられ、同窓会入会金も短期大学部在学中に完納済みという扱いです。子ども発達学科は実習費が必要な場合があり、その場合は入学後に別途徴収されます。4年次には、上記の委託徴収金に加えて卒業積立金・同窓会費(前後期2回)が別途必要です。
出願の流れ・必要書類
出願手順は「①出願書類を準備→②入学検定料を納入→③出願書類を郵送→④受験票を受け取る→⑤受験」の5ステップです。入学検定料は全区分共通で30,000円、振込は出願期間の1週間前から可能です。出願書類は角形2号封筒(240mm×332mm)に大学所定の出願用封筒表紙を貼付し、速達簡易書留で郵送します。出願書類送付期間の最終日に限り、入試広報課窓口での受付も可能です(17時まで)。
| 出願書類 | 学校推薦型選抜(指定校推薦) | 総合型選抜(A・B日程) | 総合型選抜(外国学校修了者・社会人) | 長期履修生制度希望者 |
|---|---|---|---|---|
| 編入学試験志願票 | ● | ● | ● | ― |
| 成績証明書 | ○ | ○ | ○ | ― |
| 卒業(見込み)証明書 | ○ | ○ | ○ | ― |
| 志望理由書 | ● | ● | ● | ― |
| 推薦書 | ● | ― | ― | ― |
| 長期履修申請書(社会人のみ) | ― | ― | ― | ● |
●は本学所定の書式、○は出身校が発行する証明書です。証明書類は2026年9月1日以降に交付されたものを提出する必要があります。改姓等で証明書と氏名が異なる場合は、戸籍抄本等の証明できるものをあわせて提出してください。一旦受理した出願書類・検定料の返還要求、および志望学科の変更には応じられません。
受験票・合格発表・入学手続き
受験票は、大学が出願書類を確認・受付したうえで出願者に郵送されます。試験日の2日前までに届かない場合は入試広報課への連絡が必要です。合格発表は、受験者本人および出身学校長宛に合否に関する通知書類を郵送する方法のみで行われ、電話による合否の問い合わせには一切応じないとされています。合格者には、入学までの間に課題が与えられる場合があります。
入学手続きは、一次手続き(入学金の納入、指定校推薦は誓約書の提出も含む)と二次手続き(入学金を除いた入学時納入金の納入、A日程・B日程・外国学校修了者/社会人は誓約書の提出も含む)の2段階です。両方を完了して初めて入学手続き完了となり、いかなる理由があっても締切日までに手続きをしない場合は入学資格が取り消されます。一旦納入された入学金は返還されません。入学手続き完了後に入学を辞退する場合は、2027年3月26日17時までに入試広報課へ電話で連絡すれば、授業料等・委託徴収金は返還されます。
よくある質問
福岡女学院大学の編入学試験は何年次からですか。
3年次編入のみです。2年次編入の制度はありません。
男子は出願できますか。
できません。福岡女学院大学は女子大学であり、編入学試験も女子のみが出願対象です。
どの学部・学科が実施していますか。
人文学部(現代文化学科・言語芸術学科・メディア・コミュニケーション学科)、人間関係学部(心理学科・子ども発達学科)、国際キャリア学部(国際英語学科・国際キャリア学科)の3学部7学科すべてで実施しています。
指定校推薦はどの学部が対象ですか。
人文学部と人間関係学部のみです。国際キャリア学部には通常の指定校推薦がなく、福岡女学院大学短期大学部の学生のみを対象とした指定校特別推薦があります(2025・2026年度は志願者0名でした)。
倍率はどれくらいですか。
全体合計で、2026年度は志願23名に対して合格19名、2025年度は志願11名に対して合格11名でした。指定校推薦はほぼ全入である一方、総合型選抜(とくに国際キャリア学部)では不合格者が出ています。学科単位では0〜5名という年がほとんどで、母数が小さいため単年度の数字だけで難易度を判断するのは危険です。詳細は本文の表を参照してください。
過去問は公開されていますか。
公開されていません。大学公式サイトには「編入学・外国学校修了者・社会人入学試験の入学試験問題」について「公開しておりません。入試広報課へお問い合わせください」と明記されています。かわりに、入学試験要項に学科別の小論文の出題内容(テーマ・字数・持込可否)が公表されています。
総合型選抜はオープンキャンパスに行かないと出願できませんか。
出願資格の一つとして「本学の教職員から総合型選抜入学試験の説明を受けた者」が明記されています。要項はオープンキャンパスや進学相談会(WEB相談会含む)への参加を通じてこの説明を受けるよう求めています。出願を検討する段階で、まず参加しておくことをすすめます。
小論文の対策で辞書は使えますか。
学科によって異なります。現代文化学科は電子辞書を含む辞書の持込が可能、言語芸術学科は英和辞典(紙媒体限定)のみ持込可能です。メディア・コミュニケーション学科、心理学科、子ども発達学科、国際英語学科、国際キャリア学科は持込不可です。
社会人でも出願できますか。
総合型選抜に社会人区分があります。2027年4月1日現在で満23歳以上であることに加え、短期大学卒業や大学2年以上在学(62単位以上修得)などの学歴要件のいずれかを満たす必要があります。あわせて、社会人の在学を支援する長期履修生制度(在学期間3〜4年)も用意されています。
公認心理師を目指せますか。
人間関係学部心理学科で対応していますが、要件が厳しく定められています。公認心理師の受験資格には、学部での所定科目履修に加えて、大学卒業後の実務経験、または大学院での所定科目履修・修了のいずれかが必要です。全ての必要な科目の単位修得には原則3年以上かかるとされています。
総合型選抜編入学試験は他大学と併願できますか。
併願できます。大学公式の入試Q&Aページに「総合型選抜編入学試験は、専願ではありません」と明記されています。一方、学校推薦型選抜(指定校推薦)は要項に「本学を専願とする受験者」を対象とすると明記された専願制です。
面接ではどのようなことを聞かれますか。
大学公式の入試Q&Aページによれば、自己紹介・志望動機・将来の目標などについて質問されます。指定校推薦・総合型選抜のいずれも、大学案内やホームページで授業概要を確認し、オープンキャンパスやWEB相談会に参加して学科について調べていることが前提で面接が行われるとされています。国際キャリア学部は面接が英語・日本語の両方で行われ、自分の考えを英語で表現し会話を続けられる英検準2級〜2級程度の英語運用能力が目安として示されています。
まとめ
福岡女学院大学の編入学試験について、要項と実績データから確認できることを整理します。
まず、3年次編入のみを実施しており、人文学部・人間関係学部・国際キャリア学部の3学部7学科すべてが対象です。ただし指定校推薦の対象は人文学部・人間関係学部に限られ、国際キャリア学部は短期大学部生向けの指定校特別推薦しかありません。総合型選抜(A日程・B日程・外国学校修了者・社会人)は全学部が対象ですが、出願資格として「本学教職員からの説明を受けた者」が明記されており、オープンキャンパスや相談会への参加が事実上の前提になっています。
次に、配点は指定校推薦・総合型選抜のいずれも面接の比重が最も大きく、指定校推薦は志望理由書30点・面接70点、総合型選抜は志望理由書20点・小論文30点・面接50点です。小論文の内容は学科によって、指定キーワード論述、英文読解+日本語論述、資料をもとにした論述、要約+意見の二段構成と、形式が大きく異なります。
そして倍率については、2026年度が全体で志願23名・合格19名、2025年度が志願11名・合格11名という小規模な実績です。指定校推薦はほぼ全入である一方、総合型選抜、とくに国際キャリア学部では不合格者が出る回が多く見られました。母数が非常に小さいため、単年度の数字だけで難易度を判断せず、複数年度の傾向として捉える必要があります。
最後に、福岡女学院大学は編入学試験の過去問そのものは公開していません。かわりに要項が学科別の小論文の出題内容を具体的に公表しているため、まずこの情報をもとに志望学科の形式(読解型か、資料論述型か、要約+意見の二段型か)を把握し、それぞれに合った練習素材を自分で用意することが対策の出発点になります。
出願資格や単位認定、指定校の該当有無など、要項だけでは判断がつかない個別の事情については、大学が総合型選抜の出願資格として相談を求めているとおり、早い段階でオープンキャンパス・進学相談会(WEB相談会含む)に参加し、入試広報課(Tel:092-575-2970)に直接確認しておくことをすすめます。長期履修生制度の利用を検討する社会人の方も、出願前の相談が要件として明記されています。
本記事の数値は福岡女学院大学が公表する2027年度編入学試験要項および2025〜2026年度の編入学試験結果(志願者・合格者数)に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず福岡女学院大学が公表する最新の入学試験要項をご確認ください。
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