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和光大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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和光大学の編入学試験は、3学部6学科(実質は5学科1専修)のすべてで実施されていますが、心理教育学科の子ども教育専修(保育コースを含む)だけは編入学・転部転科試験による募集を行っていません。また試験科目は学科ごとに「記述式問題」「作文」「経済学基礎・経済史」「基本経営学・経営基本管理」とまったく異なり、経済学科・経営学科だけは2年次志望と3年次志望で科目数そのものが変わります。
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この記事では、和光大学が公表している2027年度の学生募集要項(編入学試験/転部転科試験)と、2025年度の志願・受験・合格者数の実績をもとに、学科別の選考方法・受験資格・日程・倍率を整理します。あわせて、和光大学が学科ごとに公開している指定文献・参考文献(出題範囲)から読み取れる対策の方向まで解説します。募集人員が「若干名」としか公表されておらず、法政大学のような具体的な人数・年次別倍率の公開がない大学だからこそ、募集要項に書かれている一次情報を丁寧に読み解くことが対策の出発点になります。
和光大学の編入学に関する試験には2つの制度がある
和光大学が「編入学試験/転部転科試験」としてまとめて案内している制度は、性格の異なる2つに分かれます。自分がどちらに該当するのかを最初に確定させてください。
編入学試験
他大学・短期大学・高等専門学校などの在学者・卒業者や、既卒の社会人などが、和光大学の2年次・3年次に途中入学するための制度です。本記事で中心的に扱うのはこの制度です。試験は年2回、A日程とB日程が設けられています。
転部転科試験
和光大学に在学中の1・2年次生が、他学部・他学科(または同学科内の他専修)へ移るための制度です。出願にはコアクラスティーチャー(担任にあたる教員)の承認が必要で、外部から受験する方には直接関係しません。ただし、編入学試験B日程と転部転科試験は試験問題が同一であり、検定料や選考方法の案内も同じ冊子にまとめられているため、募集要項を読むときは自分がどちらの制度で出願するのかを常に意識する必要があります。
なお、心理教育学科子ども教育専修/子ども教育専修保育コースでは、編入学試験・転部転科試験のいずれも実施されていません。ただし、この専修から心理教育学科心理学専修への転専修(学科内での専修変更)は募集が行われています。
学部・学科別の実施状況と募集人員【2027年度】
和光大学は現代人間学部・表現学部・経済経営学部の3学部6学科で構成されており、心理教育学科子ども教育専修(保育コースを含む)を除くすべての学科・専修で編入学試験・転部転科試験を実施しています。
| 学部 | 学科・専修 | 2年次 | 3年次 | 募集人員 |
|---|---|---|---|---|
| 現代人間学部 | 心理教育学科 心理学専修 | ○ | ○ | 若干名 |
| 心理教育学科 子ども教育専修(保育コース含む) | × | × | 実施なし | |
| 現代人間学部 | 人間科学科 | ○ | ○ | 若干名 |
| 表現学部 | 総合文化学科 | ○ | ○ | 若干名 |
| 芸術学科 | ○ | ○ | 若干名 | |
| 経済経営学部 | 経済学科 | ○ | ○ | 若干名 |
| 経営学科 | ○ | ○ | 若干名 |
この表から読み取れる点を整理します。
募集人員はすべての学科で「若干名」としか公表されていません。法政大学のように「2年次◯名・3年次◯名」という具体的な数字は公開されておらず、募集要項にも人数の記載はありません。定員から倍率を逆算することはできないため、後述する実際の志願・受験・合格者数の実績で難易度を判断する必要があります。
子ども教育専修(保育コース含む)だけが対象外です。現代人間学部心理教育学科は「心理学専修」と「子ども教育専修(保育コース)」の2系統がありますが、編入学・転部転科の対象になるのは心理学専修だけです。小学校教諭・幼稚園教諭・保育士を目指して子ども教育専修への編入を考えている場合、この制度では出願できません。
2年次・3年次のどちらも、全学科で募集年次自体は用意されています。ただし後述するとおり、学部によって「出願時の志望学年がそのまま合否判定される学部」と「試験の結果によって学年が変わることがある学部」があるため、年次の決まり方には注意が必要です。
受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる
和光大学の編入学試験の受験資格は、学部・学科による違いはなく全学科共通です。ただし、外国人留学生には日本語能力に関する追加条件が、転部転科試験には別の資格が定められています。
編入学試験の基本資格(全学科共通)
以下(1)〜(7)のいずれかの条件を満たす者が出願できます。
- (1) 大学に在籍する者
- (2) 大学を2年次以上で退学した者
- (3) 大学を卒業した者
- (4) 短期大学、高等専門学校を卒業した者、および2027年3月卒業見込みの者
- (5) 専修学校の専門課程を修了した者(修了見込者を含む)のうち学校教育法の規定により大学に編入学することができる者
- (6) 高等学校等の専攻科の課程を修了した者(修了見込者を含む)のうち学校教育法の規定により大学に編入学することができる者
- (7) 文部科学大臣が指定した外国大学(短期大学相当)日本校の課程を修了した者(修了見込者を含む)
ここで注意が必要なのは、(1)または(2)に該当する場合でも、2027年3月末時点での在学期間(休学期間を除く)が1年未満の者は出願できないという制限です。大学1年生になったばかりで年度末までの在学期間が1年に満たない場合、この年度の編入学試験には出願できません。
法政大学のような「学士の学位を有する者」「30単位以上修得(2年次)」「60単位以上修得(3年次)」といった単位数を明示した基準ではなく、和光大学は在籍・退学・卒業という所属区分と在学期間の下限で資格を定めている点が特徴です。専修学校・高等学校専攻科からの出願については、学校教育法上「大学に編入学することができる」課程であることが前提になるため、自分の在籍課程が該当するかどうかは事前に学校の事務局か和光大学入試広報課に確認してください。
また(2)の「大学を2年次以上で退学した者」という条件にも注意が必要です。大学1年次を中退しただけでは基本資格の(2)には該当しません。1年次在学中に中退を検討している場合、和光大学の編入学試験を受けるには(休学期間を除く在学期間の要件を満たしたうえで)2年次以降まで在籍してから退学する必要があります。単位数ではなく在籍年次・所属区分で判定される制度である以上、自分がどの号((1)〜(7))に該当するのかを募集要項の文言に沿って一つずつ確認することが重要です。
外国人留学生に追加される日本語能力条件
外国人留学生は基本資格に加えて、以下(1)〜(3)のいずれかを満たす必要があります。
| 資格 | 基準 | 編入学試験A日程の対象回 | 編入学試験B日程の対象回 |
|---|---|---|---|
| 日本語能力試験(JLPT) | N2以上 | ― | ― |
| 日本留学試験(EJU) | 日本語(読解、聴解・聴読解の合計得点)で200点以上 | 2025年6月〜2026年6月実施回 | 2025年6月〜2026年11月実施回 |
| 実用日本語検定(J.TEST) | C級600点以上 | 2022年1月〜2026年9月実施回 | 2022年3月〜2027年1月実施回 |
また要項は「外国の学校出身の場合、国により教育制度が異なるため、出願資格を満たさないことがある」と注意を促しており、出願資格に不明な点がある場合は出願締切日の1か月前までに入試広報課へ相談するよう求めています。締切直前の相談では確認が間に合わず受験できないことがある、と明記されている点も見落とせません。
転部転科試験の資格と居住地の条件
転部転科試験は、和光大学の1・2年次に在学する者でコアクラスティーチャーの承認を得た者が対象です(3・4年次在学者は入試広報課へ要相談)。こちらも2027年3月末時点での在学期間(休学期間を除く)が1年未満の者は出願できません。
さらに居住地に関する条件があり、編入学試験B日程は日本国内に居住する者に限られます。編入学試験A日程は日本国外に居住する者も出願できるため、海外在住で受験したい場合はA日程を選ぶ必要があります。
選考方法・試験科目・配点【学科別】
和光大学の編入学試験でもっとも注意すべきなのが、試験科目が学科単位でまったく違う設計になっている点です。加えて経済学科・経営学科は、2年次志望か3年次志望かで科目数そのものが変わります。
| 学部 | 学科・専修 | 1時限目(試験科目・配点) | 2時限目 |
|---|---|---|---|
| 現代人間学部 | 心理教育学科 心理学専修 | 記述式問題(100点)※2問のうち1問は指定文献に関連して出題 | 面接(100点) |
| 現代人間学部 | 人間科学科 | 作文(100点) | |
| 表現学部 | 総合文化学科 | 作文(100点) | |
| 表現学部 | 芸術学科 | 作文(100点) | |
| 経済経営学部 | 経済学科(2年次志望者) | 経済学基礎(100点) | |
| 経済経営学部 | 経済学科(3年次志望者) | 経済学基礎・経済史(各100点) | |
| 経済経営学部 | 経営学科(2年次志望者) | 基本経営学(100点) | 面接(100点) |
| 経済経営学部 | 経営学科(3年次志望者) | 基本経営学・経営基本管理(各100点) | 面接(100点) |
この表から読み取れる分岐を整理します。
面接はすべての学科で共通、配点100点
心理教育学科・人間科学科・総合文化学科・芸術学科・経済学科・経営学科のすべてで、筆記試験に加えて面接(100点)が課されます。法政大学の一部学部のように面接が免除される学科はなく、和光大学の編入学試験は「筆記+面接」の組み合わせが基本形です。
経済学科・経営学科は2年次と3年次で科目数が変わる
経済学科は2年次志望者が「経済学基礎」1科目のみ、3年次志望者は「経済学基礎・経済史」の2科目です。経営学科も同様に、2年次志望者は「基本経営学」1科目のみ、3年次志望者は「基本経営学・経営基本管理」の2科目です。3年次を志望する場合、2年次志望者よりも単純に試験科目が1つ多くなる設計になっています。3年次編入を考えている場合は、この追加科目(経済史・経営基本管理)の対策時間を最初から計画に組み込んでおく必要があります。
「作文」と「記述式問題」は学科で性格が異なる
心理教育学科心理学専修だけが「記述式問題」という名称で、2問のうち1問が指定文献に関連して出題される構成です。人間科学科・総合文化学科・芸術学科は「作文」という名称で、後述のとおり人間科学科にも指定文献があります。総合文化学科・芸術学科には指定文献の指定がなく、募集要項上は特定の書籍を読んでおく前提にはなっていません。
試験時間はどの学科も1時限目80分・2年次志望の経済経営学部だけ40分
試験時間割は全学科共通で、1時限目の集合が9:40(9:10より入場可)、試験時間は10:00〜11:20の80分です。例外は経済学科・経営学科の2年次志望者で、この場合のみ試験時間は10:00〜10:40の40分に短縮されます(科目が1つだけのため)。2時限目の面接は11:30集合(11:00より入場可)、11:40から順次実施されます。試験時間の長さからも、3年次志望者のほうが2科目分の解答時間を要する設計になっていることが確認できます。
面接で何を見られるか|芸術学科だけポートフォリオが必須
和光大学の面接は、学科によって参考資料の扱いが異なります。
| 学部・学科 | 面接の参考資料 |
|---|---|
| 現代人間学部(心理教育学科心理学専修・人間科学科)/表現学部総合文化学科/経済経営学部(経済学科・経営学科) | 志望理由書ほか各種提出書類を参考資料として活用。自己アピール用の資料を面接に持ち込み可(映像・音の場合は再生機器も自分で用意) |
| 表現学部 芸術学科 | 志望理由書ほか各種提出書類に加え、ポートフォリオ(作品集)を必ず面接に持参 |
芸術学科は募集要項でポートフォリオの作り方まで具体的に指定しています。「なるべく多くの作品・資料をA4程度のファイルにまとめ、オリジナルを中心に構成し、模写のみにならないようにする」ことが求められ、対象として授業課題や自主制作、部活・課外活動の記録(絵や文、立体やデザイン、写真や音や映像など)、鑑賞した美術展や映画について自分で調べて研究分析したレポート(800〜1,500字程度、ビジュアル資料の添付も可)が挙げられています。平面・立体の実物を添えてもよいとされていますが、映像などの再生機器は自分で用意し、5分以内で再生できるようにする必要があります。
芸術学科を志望する場合、筆記の作文対策だけでなく、このポートフォリオの準備に十分な時間を確保してください。オリジナル作品が中心になっていることが前提になっているため、模写や既存作品の複製だけでは評価の対象になりにくいと考えられます。
大学が公開している指定文献・参考文献から読み取れる出題範囲
編入試験の対策で最大の障害になるのが過去問の入手ですが、和光大学の編入学試験・転部転科試験について、公式サイト上で問題そのものが公開されている情報は確認できませんでした。そのかわり和光大学は、学生募集要項の中で試験区分(A日程/B日程)ごとの指定文献・参考文献を明記しています。これは過去問そのものではありませんが、「何を読んで試験に臨むべきか」という出題範囲を大学が公式に示している一次情報であり、対策の出発点として過去問と同等以上の価値があります。
心理教育学科心理学専修|A日程とB日程で指定文献が異なる
心理教育学科心理学専修の記述式問題は「2問のうち1問は指定文献に関連して出題されるので、必ず1冊は読んでおくこと」と案内されています。2027年度の指定文献は次のとおりです。
| 試験区分 | 著者 | 書名 | 出版社・刊行年 |
|---|---|---|---|
| 編入学試験A日程 | 井上孝代・永濱檸檬 | 重度自閉症児と共に生きる精神障害者のライフストーリー ―自伝に基づく協働のナラティブ― | 風間書房(2024年) |
| 髙坂康雅 | 不登校のあの子に起きていること | 筑摩書房 ちくまプリマー新書(2025年) | |
| 編入学試験B日程/転部転科試験 | レジー | ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち | 集英社 集英社新書(2022年) |
| 青木真兵 | 資本主義を半分捨てる | 筑摩書房 ちくまプリマー新書(2026年) |
ここで重要なのは、A日程とB日程で指定文献が入れ替わるという点です。11月のA日程を受けるのか、翌年2月のB日程・転部転科試験を受けるのかによって、読んでおくべき本がまったく別になります。両方を併願する、あるいはA日程が不合格でB日程に再挑戦する場合は、追加でもう2冊を読む必要が生じます。
指定文献の傾向を見ると、A日程は「重度自閉症」「不登校」という当事者性の強いテーマ、B日程は「教養」「資本主義」という社会・思想寄りのテーマが選ばれています。心理学専修の試験である以上、単なる感想文ではなく、指定文献の主張を心理学・教育学・保育学の視点からどう捉え直せるかという読み方をしておくと、面接での深掘りにも対応しやすくなります。
人間科学科|A日程・B日程共通の指定文献3冊
人間科学科の作文も同様に、2問のうち1問が指定文献に関連して出題されます。人間科学科はA日程・B日程・転部転科試験で共通の指定文献です。
| 著者 | 書名 | 出版社・刊行年 |
|---|---|---|
| 森山徹 | ダンゴムシに心はあるのか―新しい心の科学 | 山と溪谷社 ヤマケイ文庫(2023年) |
| 藤井誠二 | 体罰はなぜなくならないのか | 幻冬舎 幻冬舎新書(2013年) |
| 河合雅司 | 未来の年表―人口減少日本でこれから起きること | 講談社 講談社現代新書(2017年) |
3冊の並びから、人間科学科が「生物としての心(ダンゴムシの認知)」「教育・社会制度の問題(体罰)」「人口動態と社会の未来(人口減少)」という、自然科学・社会科学の複数分野を横断する視点を求めていることが読み取れます。学部案内でも人間科学科は「横断的知性を身に付け、自然環境や社会に生じる様々な問題に向き合いたい人」を求めるとしており、指定文献の選び方はこのアドミッション・ポリシーと一致しています。3冊とも新書・文庫で入手しやすいため、出願を決めた時点で早めに読み始めてください。
経済学科|経済学基礎と経済史で参考文献が分かれる
経済経営学部は「出題範囲・参考文献」という案内で、科目ごとに読んでおくべき文献を公開しています。
| 科目 | 著者 | 書名 | 出版社・刊行年 |
|---|---|---|---|
| 経済学基礎 | 山田久・半谷俊彦ほか | Primary大学テキスト これだけはおさえたい経済学―学びのガイダンス | 実教出版(2014年) |
| 経済史 | 馬場哲・山本通・廣田功・須藤功 | エレメンタル欧米経済史(全28章のうち第26章まで) | 晃洋書房(2012年) |
経済史は「全28章のうち第26章まで」という範囲指定つきで公開されています。範囲外の第27・28章は出題対象に含まれない可能性が高く、限られた時間で対策するなら、まず範囲内の第26章までを優先して読み込むのが合理的です。2年次志望者は経済学基礎のみが試験科目のため、この1冊に集中して対策できます。
経営学科|基本経営学・経営基本管理は共通の1冊
経営学科は基本経営学・経営基本管理の両科目について、共通で1冊の参考文献が指定されています。
| 科目 | 著者 | 書名 | 出版社・刊行年 |
|---|---|---|---|
| 基本経営学・経営基本管理 | 一般社団法人日本経営協会 編 | マネジメント検定試験公式テキスト(Ⅲ級)経営学の基本 | 中央経済社(2023年) |
この文献は日本経営協会のマネジメント検定試験(Ⅲ級)の公式テキストです。検定試験対策用の教材であるため、経営学の基礎用語や枠組みが体系的に整理されており、経営学を体系的に学んだ経験がない編入希望者にとって、独学で押さえるべき範囲を確認しやすい教材だと考えられます。2年次志望者は基本経営学のみが試験科目のため、まずはこの1冊の該当範囲を確実に押さえるのが優先順位になります。
総合文化学科・芸術学科には指定文献の案内がない
募集要項を確認する限り、総合文化学科・芸術学科の「作文」には指定文献の案内がありません。心理教育学科・人間科学科・経済経営学部のように特定の書籍が出題範囲として示されているわけではないため、対策は特定の文献に依存せず、志望理由書に書いた問題関心と一致した幅広い読書・情報収集で臨む必要があります。芸術学科は前述のとおりポートフォリオの準備が評価の中心になる点も踏まえ、作文対策とポートフォリオ制作の時間配分を計画してください。
過去問題そのものの出題内容は年度によって変わるため、指定文献・参考文献の情報も含めて、出願前には必ず和光大学が公表する最新の学生募集要項をご自身で確認してください。
学科ごとのアドミッション・ポリシー|大学が求める人物像
和光大学は学生募集要項の中で、全体および学部・学科ごとのアドミッション・ポリシー(求める学生像)を明文化しています。作文・記述式問題や志望理由書、面接で評価される観点は、このポリシーと直結しています。出願前に、自分の志望理由がここに書かれた文言と結びついているかを確認してください。
全体の方針
和光大学は全体方針として、次の5点を挙げています。(1)本学が求める基礎学力と学習能力を備えた人。(2)学習意欲にあふれ、自らの問題意識や興味・関心が旺盛な人。(3)各学部・学科の専門的知識を身につけ、それを応用していける力をつけたいと希望する人。(4)問題解決能力を高め、広く社会に貢献していきたいと希望する人。(5)社会に出て役立つ教養・実力・国際感覚を身につけたい人。
現代人間学部|心理教育学科・人間科学科
心理教育学科は「心理学と教育学と保育学の学問を通して、現代人が直面し解決が求められている課題を学ぶ」学科と位置づけられ、「人の心について深く知りたい方や、子どもや教育、保育や幼児教育に関心がある方」を受け入れるとされています(子ども教育専修は小学校教諭・幼稚園教諭免許や保育士資格の取得希望者を想定していますが、前述のとおり編入学・転部転科の対象は心理学専修のみです)。
人間科学科は「刻々と変わりゆくグローバルな自然-社会環境に生きる人間そのものをトータルに学ぶ」学科とされ、(1)横断的知性を身に付け、自然環境や社会に生じる様々な問題に向き合いたい人、(2)他者とのコミュニケーションに興味・関心を持ち、その能力を磨きたい人、(3)体験や行動することから何かを学び取る意欲を持っている人、(4)生命、身体文化、社会に関する専門性を身に付けたい人、(5)人間のより良き生き方や社会生活を創造していくための行動力を養いたい人、という5つの関心・意欲を持つ学生を求めるとしています。指定文献3冊(心・体罰・人口減少)の選定は、この横断性の方針とそのまま対応しています。
表現学部|総合文化学科・芸術学科
総合文化学科は「ことばや映像などの表現に興味がある人、外国語や海外の文化を学んでみたい人」を求め、「広い領域から自由に選択できるので、幅広い視野をもって自分のテーマを探りたい人にふさわしい学科」とされています。国語・英語の教員資格が取得できるため、教師を志す人も想定されています。
芸術学科は「美術、デザイン、映像などの制作や歴史やメディアに関心をもち、自らの創造力を伸ばしたい人」を求め、「アート、デザイン、プランニングの各コースの授業から自由に学べ、芸術について幅広く学びながら専門性を磨くことができる学科」とされています。美術の教員や博物館学芸員を志す人も受け入れる、と明記されており、ポートフォリオ持参が必須である理由もこの「創造力」「専門性」を確認する方針から来ていると考えられます。
経済経営学部|経済学科・経営学科
経済学科は「社会の仕組みや経済の動きに関心があり、より多くの人がより豊かに暮らすためにはどうすればよいかを考えることに意欲がある人」を求め、「経済理論、政策、行政、経済史、環境問題、国際社会などについて広くかつ深く学びたい人」を受け入れるとしています。経済史が指定教材の出題範囲に含まれているのは、このポリシーの「経済史」という文言と対応しています。
経営学科は「経営学科の3つの専門領域である経営・簿記会計・情報にかかわるさまざまな問題について関心を有している人、ビジネスにかかわるみずからの将来像を明確に思い描き、その実現に向けて意欲的に学ぶことができる人」を求めるとしています。指定教材が経営学全般を扱う検定試験公式テキストである点は、特定の専門に偏らず経営学の基礎領域全体を確認する方針と整合しています。
日程・スケジュール【2027年度】
和光大学が公表している2027年度の編入学試験・転部転科試験の日程は次のとおりです。
| 項目 | 編入学試験A日程 | 編入学試験B日程/転部転科試験 |
|---|---|---|
| 出願期間(郵送必着) | 2026年10月15日(木)〜11月12日(木) | 2027年2月1日(月)〜2月18日(木) |
| 検定料支払期間 | 2026年10月14日(水)9:00〜11月11日(水)23:59 | 2027年1月31日(日)9:00〜2月17日(水)23:59 |
| 試験日 | 2026年11月22日(日) | 2027年2月25日(木) |
| 合格発表 | 2026年12月1日(火)13:00 | 2027年2月27日(土)13:00 |
| 入学手続期限(消印有効) | 2026年12月11日(金) | 2027年3月15日(月) |
試験時間割(試験当日の集合時刻・時限構成)は学科によって異なります。詳しくは前章「選考方法・試験科目・配点」で解説していますので、あわせてご確認ください。
出願期間はA日程が約1か月、B日程が約2.5週間です。出願書類には卒業(見込)証明書・成績証明書など、発行に1〜2週間ほどかかる書類が含まれるため、要項も「証明書の準備はお早めに」と注意を促しています。出願書類は郵便局窓口から簡易書留での郵送が基本で、出願期間最終日の10:00〜14:00のみ入試広報課窓口での提出・検定料支払いが可能です。
検定料は編入学試験が35,000円(本学学部に在籍したことがある者は17,500円。研究生・科目等履修生は対象外)、転部転科試験が17,500円です。検定料のほかにサービス利用料が別途必要になる点も確認しておいてください。
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倍率・難易度【2025年度の実績】
和光大学は編入学試験の志願・受験・合格者数を学科別に公表しています。以下は2025年度の実績です。
| 学科 | 志願 | 受験 | 合格 | 受験者に対する倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 総合文化学科 | 7 | 7 | 3 | 2.3倍 |
| 芸術学科 | 10 | 10 | 6 | 1.7倍 |
| 心理教育学科 心理学専修 | 2 | 1 | 1 | 1.0倍 |
| 経済学科 | 4 | 4 | 4 | 1.0倍 |
| 経営学科 | 3 | 3 | 3 | 1.0倍 |
| 人間科学科 | 0 | 0 | 0 | 志願者なし |
| 全学部・全学科合計 | 26 | 25 | 17 | 1.5倍 |
この数字を読むときは、2つの注意が必要です。
母数がきわめて小さいことです。全学科合計でも1年間の受験者は25名にとどまり、学科単位では人間科学科のように志願者がゼロの年もあれば、心理教育学科心理学専修のように受験1名・合格1名という年もあります。1名・2名の増減で倍率が数倍単位で変わる規模であるため、単年度の倍率をそのまま「この学科は入りやすい/入りにくい」と評価するのは適切ではありません。
2年次と3年次を分けた内訳は公表されていません。法政大学の実績のように「2年次は◯倍、3年次は◯倍」という年次別の数字を和光大学は公開しておらず、上表の数字は編入学試験(A・B日程合計)の学科単位の合計です。年次によってどちらが入りやすいかを判断する材料は、現時点の公開情報からは得られません。年次別の倍率が気になる場合は、出願前に入試広報課へ直接問い合わせることをおすすめします。
また、総合文化学科・芸術学科の倍率が他学科より高めに出ていますが、これも母数7名・10名という規模での数字であり、翌年度に志願者が増減すれば倍率も大きく変わり得る点を踏まえて参考程度に見てください。
参考までに、和光大学が同じ入試結果ページで公表している2025年度の1年次入学試験(総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜・大学入学共通テスト利用選抜・特別選抜の合計)の志願者数は全学部・全学科で1,643名でした。編入学試験の志願者26名は、その1年次入試全体のおよそ60分の1にあたる規模です。編入学は和光大学の学生募集全体の中でも、募集枠・志願者数ともにごく小さい位置づけであることを踏まえたうえで出願を検討してください。
学科ごとに、何から手をつけるべきか
ここまでの情報を、志望学科別の行動に落とし込みます。
心理教育学科心理学専修を志望する場合
試験は記述式問題(100点、2問のうち1問は指定文献関連)と面接(100点)です。まずA日程・B日程のどちらで受験するかを決め、該当する指定文献(A日程は自閉症・不登校をテーマにした2冊、B日程・転部転科試験は教養・資本主義をテーマにした2冊)を読み込んでください。公認心理師資格の取得を希望する場合は、募集要項が「2年次への編入学・転部転科を推奨」と明記しているため、3年次編入では資格取得の要件を満たせない可能性がある点を事前に入試広報課へ相談してから出願を決めてください。
人間科学科を志望する場合
試験は作文(100点、2問のうち1問は指定文献関連)と面接(100点)です。指定文献はA日程・B日程共通の3冊(ダンゴムシの認知・体罰・人口減少)で、いずれも新書・文庫です。学部案内が示すとおり「横断的知性」を求める学科である以上、1冊だけでなく3冊を通じて自然科学・社会問題・人口動態という異なる分野をどう結びつけて考えられるかを、作文の中で示せるように準備してください。
総合文化学科・芸術学科を志望する場合
両学科とも試験は作文(100点)と面接(100点)で、指定文献の案内はありません。総合文化学科は志望理由書に沿った幅広い準備が中心になります。芸術学科は面接にポートフォリオの持参が必須である点が最大の準備事項です。オリジナル作品を中心にA4ファイルへまとめる作業には時間がかかるため、出願を決めた時点でポートフォリオの構成から着手してください。鑑賞レポート(800〜1,500字程度)を含める場合も、単なる感想ではなく研究・分析の視点で書くことが求められています。
経済学科を志望する場合
2年次志望者は「経済学基礎」1科目、3年次志望者は「経済学基礎・経済史」の2科目です。経済学基礎は指定教材『これだけはおさえたい経済学―学びのガイダンス』、経済史は『エレメンタル欧米経済史』の第26章までが出題範囲として公開されています。3年次を志望する場合は経済史の対策時間を2年次志望者より多く確保する必要があります。面接(100点)も課されるため、志望理由書の内容と筆記の学習内容を結びつけておいてください。
2年次と3年次のどちらを志望するか迷う場合、試験科目の数だけで見れば2年次志望のほうが対策範囲は狭くなります。ただし前述のとおり和光大学の受験資格は単位数ではなく在籍区分・在学期間で決まるため、年次の選択は「試験科目の少なさ」だけでなく、卒業までに必要な修業年限(3年次編入は2年間で卒業を目指す設計)や、前籍校での修得単位の認定見込みも踏まえて判断する必要があります。
経営学科を志望する場合
2年次志望者は「基本経営学」1科目、3年次志望者は「基本経営学・経営基本管理」の2科目です。共通の指定教材は日本経営協会のマネジメント検定試験公式テキスト(Ⅲ級)で、検定試験対策用に体系化された教材のため、経営学を体系的に学んだ経験がない方でも学習範囲を把握しやすいはずです。3年次志望者は経営基本管理の範囲まで含めて学習計画を立ててください。経営学科も進級要件・留学制度に関する学部独自の案内は募集要項に記載がないため、入学後のカリキュラムの詳細については出願前に入試広報課へ確認しておくと安心です。
合格後に効いてくる注意点|資格取得と学年決定のルール
和光大学の募集要項には、合否そのものではなく合格後の学生生活に関わる重要な情報が記載されています。志望校を決める段階で読んでおく価値があります。
資格課程は3年間かけて履修する設計|3年次編入は要注意
和光大学の資格課程(教職課程や各種資格)は、通常2年次に「資格課程受講申請」を行い、4年次修了までの3年間で科目を履修していく設計になっています。そのため、3年次に編入学した場合、4年次修了までに資格が取得できない可能性があると募集要項は明記しています。教員免許や各種資格の取得を目的に編入を考えている場合、何年次で入学するかがそのまま資格取得の可否に直結します。
資格判定は4年次修了時に一括で行われ、他大学の単位は原則反映されない
和光大学は4年次修了時に「教職判定」「資格判定」を行い、本学で定めたカリキュラムに沿った単位修得ができた場合に合格となります。このとき、原則として他大学などで修得した単位は反映されません。ただし本学で修得した単位と他大学等で修得した単位を合算した場合に法規上の資格要件を満たす場合があるとも案内されており、この合算判断は大学側では行えないとされています。編入前に取得した単位で資格要件を満たせるかどうかは、自分で確認するか教学支援課資格係に相談する必要があります。
公認心理師資格は2年次編入を推奨
心理学専修で公認心理師資格の取得を希望する場合、募集要項は「必ず事前に入試広報課に相談してください」「2年次への編入学・転部転科を推奨します」と明記しています。心理学専修を3年次編入で志望していて、かつ公認心理師資格の取得も目指している場合は、出願前に必ず入試広報課へ相談してください。
学部によって「志望学年の決まり方」が違う
もうひとつ見落としやすいのが、志望学年がどう決まるかという学部間の違いです。
| 学部 | 学年の決まり方 |
|---|---|
| 現代人間学部(心理教育学科心理学専修・人間科学科) | 出願時の志望学年を考慮して試験を行い、その結果によって編入学・転部転科の学年を大学が決定する。3年次を志望した場合でも、2年次に編入学・転部転科となることがある |
| 表現学部/経済経営学部 | 出願時の志望学年について合否判定が行われる。3年次を志望した者が、試験の結果、2年次に編入学・転部転科となることはない |
現代人間学部を3年次志望で受験する場合、選考の結果として2年次での合格になる可能性がある一方、表現学部・経済経営学部にはこの調整がありません。3年次での入学を強く希望する場合、この違いは志望学部選びの判断材料になります。また、3年次に編入学・転部転科となった場合でも、前籍校・学部学科での単位修得状況によっては2年間で卒業できないことがある、という注意書きも全学科共通で付されています。
出願の流れと必要書類
編入学試験の出願書類は、入学願書(志願票・写真票・受験票)、編入学試験用履歴書、志望理由書、卒業(見込)証明書等、成績証明書が基本セットです。志望理由書には、新聞や雑誌に掲載された志願者本人が書いた文章や、志願者本人が取り上げられた記事(A4用紙へのコピーに限る)を添えて提出することもできます。外国人留学生は日本語能力に関する証明書、住民票の写しまたはパスポートのコピー、保証人の身分証明書、財政保証書などの追加書類が必要です。
転部転科試験では、入学願書・転部転科願(コアクラスティーチャーの署名・押印が必要)・志望理由書・成績証明書(2026年度前期までの成績を含むもの)を提出します。
出願の流れは、①必要書類を用意→②検定料を決済ページで支払う→③出願書類を簡易書留で郵送→④受験票を試験日3〜4日前に受け取る、という順序です。検定料支払期間は出願期間最終日の1日前に終了するため、書類の郵送とあわせて余裕をもって進める必要があります。検定料の支払いはコンビニエンスストア・銀行ATM(ペイジー)・クレジットカード・ネットバンキングに対応しており、支払い方法によって必要な情報(振込票番号、オンライン決済番号、収納機関番号など)が異なるため、決済ページの案内に従って支払い情報を記録しておいてください。
学生納付金|2年次と3年次で異なる初年度納入額
合格した場合の学生納付金は、編入・転部転科の年次によって金額が異なります。入学手続時(前期分学費)と9月納入分(後期分学費)を合わせた初年度納入額の総計は次のとおりです。
| 学科・専修 | 2年次編入・転部転科 | 3年次編入・転部転科 |
|---|---|---|
| 心理教育学科(心理学専修) | 1,350,000円 | 1,300,000円 |
| 人間科学科 | 1,350,000円 | 1,300,000円 |
| 総合文化学科 | 1,350,000円 | 1,300,000円 |
| 芸術学科 | 1,400,000円 | 1,350,000円 |
| 経済学科 | 1,350,000円 | 1,300,000円 |
| 経営学科 | 1,350,000円 | 1,300,000円 |
芸術学科だけ実験実習費(前期25,000円・後期25,000円)が加算されるため、他学科より初年度総計が5万円高くなります。また入学金(250,000円)は入学手続時のみの納入で、転部転科の場合は入学金が不要です。授業料・施設設備資金・実験実習費は前期・後期の半期ごとの納入となっています。学生納付金の詳細は管財課経理係、教職課程の受講申請料に関する詳細は教学支援課資格係への問い合わせが案内されています。
なお、私費外国人留学生には授業料減免制度があり、審査のうえ年額175,000円(2年次編入)または年額150,000円(3年次編入)が減免されます。対象は在留資格が「留学」であること、所定の成績基準を満たすこと、日本国内でのアルバイト等により年間平均給与月額48,000円以上を得ていることなどの条件を満たす者で、申請時期は4月です。
併願をどう組むか
和光大学の編入学試験は年2回(A日程・B日程)実施されており、A日程で不合格だった場合や、A日程の時点でまだ出願資格・単位数が確定していない場合でも、B日程で再挑戦できる設計になっています。ただし前述のとおり、心理教育学科心理学専修はA日程とB日程で指定文献が異なるため、両日程を受ける場合は合計4冊の指定文献を読む計画が必要です。
他大学の編入学試験と併願する場合は、まず試験日の重なりを確認してください。和光大学のA日程は11月下旬、B日程は2月下旬です。首都圏の私立大学には秋(10〜11月)に試験を行う大学が多いため、A日程は他大学の試験日程と重なりやすい時期にあたります。出願を検討している大学がある場合は、各大学の募集要項を並べて試験日の重複がないかを早めに確認しておくことをおすすめします。
また、和光大学は編入学試験がA日程・B日程の年2回制であるため、他大学が年1回しか編入学試験を実施していない場合と比べて、出願のタイミングを選びやすいという特徴があります。11月のA日程に間に合わなくても、2月のB日程まで準備期間を確保できる点は、単位数の確定や証明書の準備に時間がかかる方にとって選択肢になります。
受験当日の注意点
募集要項には、試験当日に関する具体的な注意事項も記載されています。
- 試験時に机上に置けるものは、受験票・筆記用具(鉛筆・シャープペンシル・消しゴムなど)のみです。
- 記述試験は、試験開始から15分以上遅刻した場合、受験資格を失います。
- 学内の食堂などは試験日、休業です。
- 受験票を忘れたり紛失した場合は、試験当日に入試広報課で再発行を受けられます。その際、身分を証明できるものの持参が必要です。
- 受験票は試験日の3〜4日前に郵便で届きます。試験前日になっても届かない場合は入試広報課への問い合わせが必要です。
合格発表はインターネットでの合否照会(受験番号6桁・生年月日が必要)と、合格者への合格通知書の郵送の2通りで行われます。合格発表の翌日から3日以内に合格通知書・入学手続書類が届かない場合も、入試広報課への問い合わせが案内されています。なお、入学手続書類の不着・遅配を理由とする入学手続期限の延長は認められていないため、余裕をもって手続きを進める必要があります。
よくある質問
Q. 和光大学の編入学試験の募集人員は何名ですか?
A. すべての学科で「若干名」とのみ公表されており、具体的な人数は公開されていません。2025年度の実績では、編入学試験全体で志願26名・受験25名・合格17名でした。
Q. どの学部・学科で編入学試験・転部転科試験が実施されていますか?
A. 現代人間学部(心理教育学科心理学専修・人間科学科)、表現学部(総合文化学科・芸術学科)、経済経営学部(経済学科・経営学科)で実施されています。心理教育学科子ども教育専修(保育コース含む)は実施していません。
Q. 2年次編入と3年次編入、どちらが入りやすいですか?
A. 和光大学は2年次・3年次を分けた倍率を公表していないため、現時点の公開情報では判断できません。学科単位の合計倍率(2025年度実績)は公表されていますが、母数が小さいため単年度の数字だけで判断するのは注意が必要です。
Q. 編入学試験に過去問はありますか?
A. 和光大学の公式サイト上で編入学試験・転部転科試験の過去問題そのものが公開されている情報は確認できませんでした。そのかわり、学生募集要項に試験区分(A日程・B日程)ごとの指定文献・参考文献が明記されており、出題範囲を把握する手がかりになります。
Q. 外国人留学生でも編入学試験を受けられますか?
A. 受けられます。基本資格に加えて、日本語能力試験(JLPT)N2以上、日本留学試験(EJU)の日本語200点以上、実用日本語検定(J.TEST)C級600点以上のいずれかを満たす必要があります。
Q. 芸術学科の面接では何が必要ですか?
A. 志望理由書などの提出書類に加えて、ポートフォリオ(作品集)の持参が必須です。オリジナル作品を中心にA4程度のファイルへまとめることが求められています。
Q. 検定料はいくらですか?
A. 編入学試験は35,000円(本学学部に在籍したことがある者は17,500円)、転部転科試験は17,500円です。検定料のほかにサービス利用料が別途必要です。
Q. 3年次に編入すると資格は取得できますか?
A. 学部・資格によっては取得できない可能性があります。和光大学の資格課程は3年間かけて履修する設計のため、3年次編入では4年次修了までに資格取得の要件を満たせないことがあると募集要項に明記されています。公認心理師資格を希望する心理学専修志望者は、2年次編入が推奨されています。
Q. 転部転科試験と編入学試験B日程はどう違いますか?
A. 対象者が異なります。編入学試験は他大学・短大・高専などの在学者・卒業者等が対象で、転部転科試験は和光大学の1・2年次在学者(コアクラスティーチャーの承認が必要)が対象です。なお試験問題自体は編入学試験B日程と転部転科試験で同一です。
Q. 出願期間はどのくらいありますか?
A. 2027年度はA日程が2026年10月15日〜11月12日(約1か月)、B日程が2027年2月1日〜2月18日(約2.5週間)です。証明書の発行に1〜2週間かかることがあるため、早めの準備が必要です。
Q. 心理学専修と人間科学科の指定文献は必ず全部読む必要がありますか?
A. 記述式問題・作文とも「2問のうち1問は指定文献に関連して出題」とされているため、指定文献に関連しない問題も出題されます。ただし出題される可能性がある以上、募集要項に明記された文献は事前に読んでおくことが推奨されます。
Q. 経済学科・経営学科は2年次と3年次で受験資格が違いますか?
A. 受験資格そのものは全学科共通の基本資格(1)〜(7)で、2年次・3年次で異なる資格要件はありません。異なるのは試験科目で、3年次志望者は2年次志望者より1科目多く課されます。
Q. 和光大学の学生募集要項はどこで入手できますか?
A. 和光大学ホームページの「受験生の方」→「学部入試」→「学生募集要項・出願書類」ページから資料請求(資料代・送料ともに無料)でき、オープンキャンパスなどでも入手できます。
まとめ
和光大学の編入学試験は、現代人間学部(心理教育学科心理学専修・人間科学科)、表現学部(総合文化学科・芸術学科)、経済経営学部(経済学科・経営学科)の3学部6学科(実質5学科1専修)で実施されています。心理教育学科子ども教育専修(保育コース含む)だけは対象外です。募集人員はすべて「若干名」で具体的な人数は非公表ですが、2025年度実績では編入学試験全体で志願26名・受験25名・合格17名(倍率1.5倍)でした。
試験は年2回(A日程・B日程)実施され、科目は学科ごとに記述式問題・作文・経済学基礎(経済史)・基本経営学(経営基本管理)とまったく異なります。経済学科・経営学科は2年次志望と3年次志望で科目数自体が変わる点、芸術学科の面接にはポートフォリオが必須である点、心理教育学科心理学専修と人間科学科には指定文献がありA日程・B日程で内容が異なる場合がある点は、志望学科を決める前に必ず押さえておいてください。
合否そのものだけでなく、資格課程が3年間で設計されているため3年次編入では資格取得が間に合わない可能性がある点や、現代人間学部と表現学部・経済経営学部とで志望学年の決まり方が異なる点も、出願後の学生生活に直結する重要な情報です。過去問題そのものは公開されていませんが、学科ごとの指定文献・参考文献は大学が公式に示している出題範囲であり、これを起点に準備を進めることができます。
和光大学の編入学試験は、法政大学のように学部・学科別の具体的な募集人員や年次別倍率まで公開している大学と比べると、公開されている数値の粒度は粗く、母数も小さい試験です。だからこそ、募集要項に明記されている情報(受験資格の号立て、学科別の配点、A日程・B日程での指定文献の違い、資格取得に関する年次ごとの注意)を一つずつ正確に読み解くことが、他の受験生との差になります。数字の少なさを理由に対策を軽くするのではなく、公開されている一次情報を漏れなく確認したうえで出願に臨んでください。
本記事の数値は和光大学が公表する2027年度学生募集要項(編入学試験/転部転科試験)および2025年度の志願・受験・合格者数の実績(入試結果ページ)に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目・指定文献は年度によって変更されるため、出願前には必ず和光大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。不明な点は和光大学入試広報課(TEL 044-988-1434)へ直接問い合わせることをおすすめします。
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