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北海道医療大学の編入学試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2026年度実績】

北海道医療大学の編入学試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2026年度】の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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北海道医療大学は薬学部・歯学部・看護福祉学部・心理科学部・リハビリテーション科学部・医療技術学部という6学部構成の私立大学ですが、編入学試験を実施しているのは薬学部薬学科、歯学部歯学科、看護福祉学部福祉マネジメント学科の3学部・学科だけです。心理科学部臨床心理学科、リハビリテーション科学部(理学療法学科・作業療法学科・言語聴覚療法学科)、医療技術学部臨床検査学科、そして看護福祉学部看護学科は、大学の入試情報サイトで編入学試験の募集対象として案内されていません。国家資格養成課程は学年進行のカリキュラムが組まれているため、編入学の枠自体が用意されていない学科が多いという事情があります。

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この記事では、北海道医療大学が公表している2026年度編入学生募集要項と、2024〜2026年度の3か年分の志願・受験・合格・入学者数(情報公開資料)をもとに、実施している3学部・学科の募集人員・出願資格・試験科目・日程・実績を整理します。掲載している数値はすべて2026年度実績で、2027年度の募集要項はまだ公表されていないため、制度の骨格を理解したうえで、出願時には必ず最新の要項を確認してください。

北海道医療大学は、1974年に学校法人東日本学園大学として薬学部を開設し、1978年に歯学部、1993年に看護福祉学部を開設した私立大学です。1994年に学校法人・大学名称をいずれも「北海道医療大学」に変更し、現在は石狩郡当別町の当別キャンパスに薬学部・歯学部・看護福祉学部・心理科学部・リハビリテーション科学部・医療技術学部の6学部を置いています。当別キャンパスはJR学園都市線「北海道医療大学」駅に直結しており、Ⅰ期試験では当別キャンパスに加えて東京(歯学部志望者は大阪も選択可)、Ⅱ期試験では札幌と東京が会場として用意されているため、道外に在籍しながら受験することも可能な体制になっています。

なお、北海道医療大学は2026年9月4日に「2027年度学生募集要項を公開しました」という告知を出していますが、これは学部の一般選抜等を対象とした学生募集要項で、編入学試験用の要項ではありません。受験生応援サイトの編入学試験ページから配布されている編入学生募集要項のPDFは、2026年9月5日時点で2026年度版のままです。2027年度の募集要項は公開され次第更新します(最終確認: 2026-09-05)。それまでは本記事の2026年度実績を制度理解の土台として使い、出願を決める段階では必ず最新の要項でご確認ください。

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目次

編入学試験を実施しているのは3学部・学科だけ【2026年度実績】

北海道医療大学の受験生応援サイトの入試情報には「編入学試験」という独立したページがあり、そこに掲載されているのは薬学部薬学科・歯学部歯学科・看護福祉学部福祉マネジメント学科の3つだけです。試験会場の案内にも「実施する学部・学科」として同じ3つが明記されています。

学部・学科実施年次入試形態募集人員(2026年度)
薬学部 薬学科2年次・3年次一般選抜2年次4名(Ⅰ期2名/Ⅱ期2名)
3年次5名(Ⅰ期3名/Ⅱ期2名)
歯学部 歯学科2年次・3年次一般選抜2年次・3年次とも若干名(Ⅰ期・Ⅱ期)
看護福祉学部 福祉マネジメント学科3年次のみ社会人特別選抜/一般選抜(募集人員は共有)Ⅰ期3名(社会人特別選抜を含む)/Ⅱ期2名(同)

大学が置く全ての学部・学科を編入学試験の実施状況で並べると、次のようになります。

学部学科編入学試験
薬学部薬学科○(2年次・3年次)
歯学部歯学科○(2年次・3年次)
看護福祉学部看護学科×
福祉マネジメント学科○(3年次のみ)
心理科学部臨床心理学科×
リハビリテーション科学部理学療法学科×
作業療法学科×
言語聴覚療法学科×
医療技術学部臨床検査学科×

この表から確認できる重要な点を整理します。

2年次編入を実施しているのは薬学部と歯学部だけです。看護福祉学部福祉マネジメント学科は3年次のみの実施で、2年次の枠はありません

看護福祉学部でも、編入学試験があるのは福祉マネジメント学科だけです。同じ学部内の看護学科は、入試情報サイトの編入学試験ページに含まれていません。看護学科への編入を希望する場合、北海道医療大学以外の看護系大学を検討する必要があります。

心理科学部・リハビリテーション科学部・医療技術学部は、編入学試験そのものを実施していません。臨床心理学科、理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚療法学科、臨床検査学科のいずれも編入学試験の募集対象外です。これらの学科を目指す場合、北海道医療大学の編入学試験ではなく、他大学の編入学試験を探すか、高校卒業時点での一般選抜・総合型選抜での入学を検討することになります。看護学科への編入を考えている場合は、当サイトの看護学部の大学編入を徹底解説|出願資格・試験科目で、看護学科への編入を実施している他大学の情報を確認できます。志望学科を決める前に、まずこの実施状況を確認しておいてください。

受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる

試験科目や倍率を調べる前に、自分がそもそも出願できるかを確認してください。北海道医療大学の編入学試験は、学部・学科・年次ごとに出願資格が個別に設定されており、法政大学のような「全学部共通の資格」はありません。

薬学部薬学科 2年次の出願資格

次のいずれかに該当する者が対象です。

  • 大学を卒業もしくは2026年3月31日までに卒業見込みの者
  • 大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者もしくは同日までにこれらの条件を満たす見込みの者
  • 理系短期大学(生物系専攻、化学系専攻、臨床検査、放射線技術などの2年または3年課程)を卒業もしくは卒業見込みの者
  • 工業系高等専門学校を卒業もしくは卒業見込みの者
  • 医薬・環境・化学技術に関連する専修学校(修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上)を卒業(修了)もしくは卒業(修了)見込みの者
  • 上記と同等以上の学力があると大学が認めた者

ただし理系短期大学・専修学校・同等認定のルートは、出願時に資格審査(履修科目審査)を受けて受験の可否が決まります。この審査に通らなければ、条件を満たしていても受験できません。

薬学部薬学科 3年次の出願資格|資格によって試験内容が変わる

3年次は出願資格が2系統に分かれており、どちらの資格で出願するかによって試験科目が変わるという、他学部にはない構造になっています。

  • 出願資格①:4年制薬学部を卒業もしくは卒業見込みの者
  • 出願資格②:医学・歯学・獣医学等の6年制大学または看護学等の医療系4年制大学を卒業(見込み)した者。もしくはこれらの大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込み)した者。もしくは同等以上の学力があると大学が認めた者

出願資格②の在学・専修学校ルートも資格審査(履修科目審査)の対象です。この違いが試験科目にそのまま反映されるため、次の章で詳しく説明します。

歯学部歯学科 2年次の出願資格

薬学部2年次とほぼ同じ構成です。大学卒業(見込み)、大学2年以上在学・62単位以上修得(見込み)、理系短期大学卒業(見込み)、工業系高等専門学校卒業(見込み)、医薬・環境・化学技術系専修学校卒業(修了・見込み)、同等以上のいずれかに該当する者が対象で、短大・専修学校・同等認定ルートは資格審査があります。

歯学部歯学科 3年次の出願資格|特定科目の修得が条件になる

歯学部3年次は、薬学部3年次よりもさらに条件が絞られています。

  • 医学・薬学・獣医学等の6年制大学または口腔保健学・看護学等の医療系4年制大学を卒業(見込み)した者
  • 同上の大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込み)した者で、かつ修得単位の中に「解剖生理学(解剖学と生理学を含む)」「生化学」「微生物学」の全て、もしくはこれらに代わる単位を含む者
  • 上記と同等以上の学力があると大学が認めた者

在学中の身分で出願する場合、単に62単位以上を満たしているだけでは足りません解剖生理学・生化学・微生物学(またはそれに相当する科目)を履修していなければ、そもそも出願資格を満たさない点に注意してください。前籍校のカリキュラムにこれらの科目が含まれるかどうかは、出願前に成績証明書とシラバスで確認しておく必要があります。

看護福祉学部 福祉マネジメント学科 3年次の出願資格|社会人特別選抜と一般選抜の違い

福祉マネジメント学科の3年次には「社会人特別選抜」と「一般選抜」の2つの入試形態があり、募集人員は共有(Ⅰ期3名・Ⅱ期2名の枠を両者で分け合う)されています。

社会人特別選抜は、大学卒業者・大学2年以上在学(62単位以上)者・社会福祉系短期大学卒業者・医療技術系短期大学卒業者・保育心理系短期大学卒業者・社会福祉系や医療技術系、保健教育系の専修学校修了者などのいずれかに該当し、かつ通算して概ね3年の実務経験もしくは同等以上の経験がある者が対象です。医療技術系には看護・臨床検査・診療放射線・理学療法・作業療法・臨床工学・言語聴覚・歯科衛生等の各分野が含まれるとされています

一般選抜は同じ出身校区分(大学・短期大学・専修学校等)を対象としますが、実務経験の年数要件がありません。試験内容(小論文・面接)は社会人特別選抜と共通です。実務経験が3年に満たない場合は一般選抜での出願を検討することになります。

なお両選抜とも、外国人留学生についてはⅠ期のみの募集で、出願時にJLPT(日本語能力試験)でN1相当の日本語能力を有することが条件です。この点は薬学部・歯学部の外国人留学生枠も同様です。

2年次と3年次、どちらに出願できるかは前籍校の在籍状況で決まる

薬学部・歯学部は2年次・3年次のどちらも実施していますが、どちらに出願できるかは「入りやすさ」ではなく前籍校での在籍・修得状況で機械的に決まります。大学2年終了時点(62単位未満)であれば2年次、大学2年以上在学し62単位以上を修得済み(または4年制の学部を卒業見込み)であれば3年次を検討する、という順序で考えるのが基本です。薬学部3年次はさらに「4年制薬学部からの編入か、それ以外の医療系6年制・4年制大学からの編入か」で出願資格そのものが枝分かれし、歯学部3年次は解剖生理学・生化学・微生物学の単位修得という追加条件が加わります。福祉マネジメント学科は3年次のみの実施なので、2年次での編入という選択肢自体がありません。年次は希望で選ぶものではなく、自分の在籍状況と修得単位を要項の出願資格と照合して決まるものだと理解しておいてください。

「資格審査」の対象になるのはどんなときか

ここまでの出願資格に何度か出てきた「資格審査(履修科目審査)」は、大学卒業(見込み)や大学2年(3年次は同様の在学要件)以上在学・単位修得という主要ルート以外――理系短期大学卒業、専修学校卒業、そして「同等以上の学力があると本学が認めた者」というルートで出願する場合に、出願時に大学側が履修内容を個別に審査し、受験できるかどうかを決定する仕組みです。歯学部3年次のように、対象科目(解剖生理学・生化学・微生物学)の修得そのものが出願資格の条件になっているケースもあります。短期大学・専修学校・高専からの出願を考えている場合は、資格審査で受験自体ができないという結果もあり得るため、出願期間に入ってから慌てないよう、事前相談の制度を利用して早めに確認しておくことを強くおすすめします。

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試験科目・配点・時間【学部・学科別】

試験科目は学部・学科・年次でまったく異なります。3年次の薬学部だけは、出願資格によって科目そのものが変わる点にも注意してください。

学部・学科(年次)試験科目・配点試験時間の目安
薬学部薬学科(2年次)基礎学力試験(薬学・100点)/面接(100点)基礎学力試験60分
薬学部薬学科(3年次・出願資格①)小論文(100点)/面接(100点)試験時間は別途通知
薬学部薬学科(3年次・出願資格②)基礎学力試験(薬学・100点)/専門学力試験(薬学・100点)/面接(100点)基礎学力試験60分・専門学力試験60分
歯学部歯学科(2年次)基礎学力試験(化学または生物・100点)/面接(100点)基礎学力試験45分
歯学部歯学科(3年次)基礎学力試験(100点)/解剖学・生理学(200点)/生化学・微生物学(200点)/面接(100点)=学力試験計500点+面接100点基礎学力試験45分・解剖学生理学60分・生化学微生物学60分
福祉マネジメント学科(社会人特別選抜・一般選抜とも3年次)小論文(100点)/面接小論文60分

この表からわかる注意点を整理します。

歯学部3年次は学力試験だけで500点

歯学部3年次は「基礎学力試験(100点)」に加えて「解剖学・生理学(200点)」「生化学・微生物学(200点)」という専門2科目が課され、学力試験の配点合計は500点、面接100点と合わせて600点満点です。2年次の学力試験100点+面接100点と比べると、専門知識の比重が大きく増えます。前述のとおり出願資格の段階で解剖生理学・生化学・微生物学の単位修得が条件になっているため、出願できる時点である程度の専門知識が前提とされている設計です。

薬学部3年次は出願資格で試験内容がまったく別物になる

4年制薬学部からの編入(出願資格①)は小論文+面接という文系型の試験ですが、医学・歯学・獣医学等の6年制大学や看護学等の医療系4年制大学からの編入(出願資格②)は、基礎学力試験と専門学力試験という理系型の筆記試験2本が課されます。同じ「薬学部3年次編入」でも、出身課程によって対策の方向性がまったく異なります。

基礎学力試験の出題範囲(薬学部)

薬学部の基礎学力試験(薬学)は、2・3年次共通問題として「基礎物理化学」「基礎有機化学」「基礎生物学」「基礎生理学」の4分野からそれぞれ1問、計4問が出題され、4問すべてに解答します。大学が公表している出題範囲は次のとおりです。

  • 基礎物理化学:化学結合、分子間相互作用(静電相互作用・ファンデルワールス力・水素結合)、化学平衡(酸塩基平衡とpH計算、酸化数と酸化還元平衡)、化学熱力学(熱力学第1〜3法則、エンタルピーの計算、エントロピー)、化学反応速度(0〜2次反応速度)
  • 基礎有機化学:構造と結合(ルイス構造式、共鳴、軌道の混成)、酸と塩基(ブレンステッド・ローリーの酸と塩基、ルイスの酸と塩基、酸の強さとpKa)、アルカン(命名法、立体配座、ニューマン投影式)、立体化学(キラルとアキラル、構造異性体と立体異性体、RS表示、フィッシャー投影式)
  • 基礎生物学:細胞の構造と機能(細胞膜、細胞小器官、細胞周期、細胞分裂、細胞死)、生体成分の構造と機能(糖質、脂質、アミノ酸、タンパク質、核酸)、発生と分化(減数分裂、生殖細胞、器官形成)、遺伝(優性と劣性、遺伝の法則)
  • 基礎生理学:人体の構造と機能(神経系、骨格・筋肉系、循環器系、呼吸器系、消化器系、血液・造血系、内分泌系)、体液、生体の恒常性

3年次(出願資格②)で追加される専門学力試験(薬学)は、「物理化学」「有機化学」「生化学」の3分野からそれぞれ2問、計6問が出題され、そのうち4問を選択して解答する形式です。

  • 物理化学:溶液中の化学平衡、容量分析法(日本薬局方収載医薬品の定量)、分子間相互作用、化学熱力学、化学反応速度、相平衡、溶液の性質(束一的性質、電解質溶液)
  • 有機化学:混成軌道、酸と塩基、立体化学、求核置換反応、脱離反応、付加反応、ラジカル反応、芳香族求電子置換反応、カルボニル化合物の反応
  • 生化学:高エネルギー化合物の構造と機能、エネルギー代謝、糖質代謝、脂質代謝、アミノ酸代謝、代謝異常症

これらは大学が募集要項で明示している出題範囲そのものです。過去問がなくても、この範囲表に沿って基礎科目のテキストを一通り復習しておくことが、そのまま試験対策になります。

歯学部の基礎学力試験の出題範囲

歯学部の基礎学力試験は「化学」または「生物」の選択制で、化学は化学基礎・化学の「物質の状態と平衡」「物質の変化と平衡」の範囲、生物は生物基礎・生物(「生態と環境」を除く)の範囲とされています。2年次・3年次で共通の出題範囲です。

試験当日のタイムテーブル

当日の時間配分は学部・学科・年次で異なります。休憩や科目間の間隔も含めて、大学が公表している時間割は次のとおりです。

学部・学科(年次)当日の流れ
薬学部(2年次)10:50集合/11:20〜12:20 基礎学力試験(薬学)/12:35〜13:15 面接
薬学部(3年次・出願資格①)9:30〜10:50の間で集合時刻を設定/小論文・面接(試験時間は別途通知)
薬学部(3年次・出願資格②)10:50集合/11:20〜12:20 基礎学力試験/12:35〜13:15 面接/13:15〜13:45 昼休み/13:45〜14:45 専門学力試験
歯学部(2年次)9:30集合/10:00〜10:45 基礎学力試験/11:00〜11:45 面接
歯学部(3年次)9:30集合/10:00〜10:45 基礎学力試験/11:00〜11:45 面接/11:45〜12:20 昼休み/12:30〜13:30 解剖学・生理学/14:00〜15:00 生化学・微生物学
福祉マネジメント学科(社会人特別選抜・一般選抜共通)9:30集合/10:00〜11:00 小論文/11:15〜12:00 面接

歯学部3年次は9:30集合から15:00終了までの長丁場で、昼休みを挟んで解剖学・生理学、生化学・微生物学と専門2科目を受験することになります。薬学部3年次(出願資格②)も基礎学力試験・面接・専門学力試験と3種目をこなす一日になるため、体力面も含めた当日のシミュレーションをしておくとよいでしょう。

出願書類|出願前にそろえておくもの

北海道医療大学の編入学試験は、学部・学科にかかわらず出願書類の基本セットが共通しています。募集要項が指定している書類は次のとおりです。

  • 編入学志願票(本学指定用紙・全学科共通):縦4cm×横3cmの写真を貼付。振替払込請求書兼受領証(またはATM利用明細票)を編入学志願票D票に貼付する
  • 卒業(見込)証明書:「大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込み)」の資格で出願する場合は、代わりに在学証明書を提出する
  • 成績証明書:出身校発行のもの(開封無効)。同条件の場合は単位修得(見込)証明書に代える。複数校(大学・短大・高専・専修学校)の卒業(見込)者は、単位認定のためそれぞれの成績証明書が必要
  • 編入学志願理由書(本学指定用紙):「大学で何を学びたいか」を1,200字以内で記述
  • 学歴・職歴調査票(本学指定用紙):職歴がない場合も「なし」と明記して提出
  • 「専門士」の証明書、または専修学校が発行する修業年限・総授業時間数の証明書(専修学校卒業・修了者または見込み者のみ)
  • 社会福祉士免許証の写し(福祉マネジメント学科志願者で免許を有する場合のみ)
  • 推薦書(福祉マネジメント学科の指定校特別選抜の志願者のみ)
  • 日本語能力の証明書類・履歴書(外国人留学生のみ)
  • 入学検定料30,000円(振替払込請求書兼受領証等を志願票に貼付。理由を問わず返還されない)

出願は指定の封筒により「速達・簡易書留」で郵送する必要があり、締切日必着です。不備・不足のある書類は受け付けられず、出願書類・入学検定料はいかなる場合も返還されません。理系短期大学・専修学校卒業や「同等以上の学力」を理由に出願する場合は資格審査(履修科目審査)の対象になるため、出願開始日の2週間前までに入試広報課へ事前相談しておくことが推奨されています。

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日程・スケジュール【2026年度実績】

北海道医療大学の編入学試験は、Ⅰ期(秋)・Ⅱ期(春)の年2回実施され、この日程は薬学部・歯学部・福祉マネジメント学科で共通です

項目Ⅰ期Ⅱ期
出願期間2025年11月4日(火)〜11月12日(水)2026年3月3日(火)〜3月10日(火)
試験日2025年11月23日(日)2026年3月19日(木)
合格発表日2025年12月1日(月)2026年3月24日(火)
入学手続期間2025年12月2日(火)〜12月12日(金)2026年3月25日(水)〜3月30日(月)
試験会場(薬学部・歯学部)本学(当別キャンパス)・東京(歯学部のみ大阪も追加)札幌・東京
試験会場(福祉マネジメント学科)本学(当別キャンパス)札幌

出願はすべて郵送(速達・簡易書留)で、締切日必着です。日程上、注意すべき点が2つあります。

出願期間は各期とも1週間強しかありません。Ⅰ期は11月4日〜12日の9日間、Ⅱ期は3月3日〜10日の8日間です。出願書類には編入学志願理由書(1,200字以内)や学歴・職歴調査票など本学指定様式の書類が複数含まれるため、出願が始まってから準備を始めると間に合わない可能性があります。資料請求(募集要項・願書の請求)は出願開始前に済ませておいてください。

外国人留学生の募集はⅠ期のみです。Ⅱ期には外国人留学生の出願枠がないため、留学生としての出願を考えている場合はⅠ期に照準を合わせる必要があります。

また出願資格について、大学は「出願資格の事前相談」を出願開始日の2週間前まで受け付けています。理系短期大学・専修学校・在学中の単位数など、資格審査の対象になるルートで出願する場合は、この事前相談を利用して早めに可否を確認しておくことをおすすめします。

試験会場へのアクセス

各会場の最寄り駅は次のとおりです。本学(当別キャンパス)はJR学園都市線「北海道医療大学」駅に直結しています。東京会場(薬学部・歯学部、Ⅰ期)は行知学園日本語学校でJR「新大久保」駅から徒歩3分、大阪会場(歯学部のみ、Ⅰ期)は行知学園大阪校3号館で大阪メトロ堺筋線・近鉄日本橋線「日本橋」駅から徒歩2分です。Ⅱ期の札幌会場(薬学部・歯学部・福祉マネジメント学科)はACU-A(アスティ45)でJR「札幌」駅・地下鉄「さっぽろ」駅から徒歩3分、東京会場(薬学部・歯学部のみ)はダヴィンチ北新宿でJR山手線「新大久保」駅から徒歩5分です。会場は入試形態・学部によって異なるため、志望学部の実施会場を募集要項で必ず確認してください。当日は試験開始30分前までの入室が求められ、本学(当別キャンパス)では学内の食堂・売店の営業がないため、昼食は各自持参する必要があります。

倍率・実績【2024〜2026年度の3か年】

ここからは、北海道医療大学が情報公開資料として公表している2024年度・2025年度・2026年度の編入学試験の実績を見ていきます。まず前提として押さえておくべきなのは、いずれの学部・学科も志願者数自体が年間数名〜十数名という小規模な試験だということです。母数が小さいため、1年ごとの倍率の振れ幅は大きくなります。

薬学部薬学科の実績

薬学部薬学科は、編入学試験(2年次・3年次、Ⅰ期・Ⅱ期の合計)の志願者数が2024年度は1名、2025年度は4名、2026年度は6名と、年による変動が大きい試験です。

年度志願受験合格入学
2024年度1110
2025年度4211
2026年度6632

2026年度は志願6名に対して受験6名・合格3名と、受験者の半数が合格しています。ただし出願区分別の内訳を見ると、合格者の大半は「大卒/大学在学」区分か「医歯薬等大卒/大学在学」区分から出ており、理系短期大学・工業系高専・理系専修学校からの志願は3年間を通じてほぼ0件でした。制度上は短大・高専・専修学校からの出願も認められていますが、実際の合格実績としては大学(在学中を含む)・医療系大学からの出願が中心になっています。

年次別(2年次・3年次)の内訳についても情報公開資料に記載がありますが、試験期(Ⅰ期・Ⅱ期)ごとの年次別募集人員の記載が、同じ大学が公表している2026年度編入学生募集要項の記載(2年次はⅠ期2名・Ⅱ期2名の計4名、3年次はⅠ期3名・Ⅱ期2名の計5名)と一致しない箇所があったため、本記事では確実に読み取れる学部合計の数値のみを掲載しています。年次別の実質倍率を詳しく知りたい場合は、入試広報課に直接問い合わせることをおすすめします。

歯学部歯学科の実績

歯学部歯学科は薬学部より志願者数が多く、2年次・3年次を合計した実績は次のとおりです

年度志願受験合格入学倍率(大学公表値)
2024年度1515881.9倍
2025年度98631.3倍
2026年度66116.0倍

2024年度は受験15名に対して合格8名(1.9倍)と比較的通りやすい年でしたが、2026年度は受験6名に対して合格1名で、大学公表の倍率は6.0倍まで跳ね上がっています。同じ大学・同じ学科でも年度によって数字が大きく変わることが、この3か年の実績からはっきり読み取れます。年次別(2年次・3年次)でも傾向は異なり、2026年度は2年次で受験5名・合格1名、3年次で受験1名・合格0名という結果でした。3年次は年によって合格者が出ない年もある点に注意してください。

出願区分別に見ると、歯学部も薬学部と同様の傾向があります。2年次・3年次とも、合格実績があるのは「大卒/大学在学」区分(3年次は「大卒」)のみで、理系短期大学・工業系高専・理系専修学校からの志願・合格は2024〜2026年度の3年間を通じて0件でした。歯学部への編入を検討する場合も、実績ベースでは大学(在学中を含む)からの出願が中心になっている点を踏まえておく必要があります。

看護福祉学部福祉マネジメント学科の実績

福祉マネジメント学科(社会人特別選抜・一般選抜・指定校特別選抜の合計)は、3年間を通じてほぼ全員が合格しています。

年度志願受験合格入学
2024年度6665
2025年度2222
2026年度4443

3年間とも「受験者数=合格者数」という結果になっており、倍率としてはほぼ1.0倍で推移しています。ただし志願者自体が年2〜6名ときわめて少なく、実務経験や出願資格の条件(社会人特別選抜の実務経験概ね3年など)を満たした上で出願する層に絞られているためと考えられます。「入りやすい」というより「そもそも出願できる人が少ない」試験だと理解しておくべきです。

倍率の数字を読むときの注意

この3学部・学科に共通して言えるのは、母数が一桁〜十数名ときわめて小さいという点です。歯学部が2026年度に記録した6.0倍のような数字も、翌年に受験者が数名増えれば大きく変わり得ます。単年度の倍率だけで「入りやすい・入りにくい」を判断せず、複数年度の推移で見ることをおすすめします。また大学は募集人員について、必ずしもその人数を合格させるものではないと案内しており、薬学部2025年度のように志願4名に対し受験2名・合格1名にとどまった例もあります。

3学部・学科を比べると、歯学部がもっとも規模の大きい試験

3年間の志願者数を単純に合計すると、歯学部(2024〜2026年度合計30名)が最も規模が大きく、次いで福祉マネジメント学科(同12名)、薬学部(同11名)という順になります。歯学部は薬学部・福祉マネジメント学科と比べて志願者の実数が多いぶん、年度ごとの倍率も安定して算出されていますが、それでも1.3倍〜6.0倍まで年度差があります。薬学部と福祉マネジメント学科は、年によっては志願者が1〜2名という年もあり、統計的な傾向を読み取るには3年分でもまだ十分ではない規模だと理解しておいてください。

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合格発表・入学手続の流れ

合格発表は、大学のホームページ上(合格発表専用ページ)で合格者の受験番号を発表するとともに、合格者本人には合格発表日に合格通知書が速達郵便で発送されます。電話による合否の問い合わせには一切応じないとされているため、発表日には自分でホームページを確認する必要があります。

補欠者には合格発表と同時に書状で通知されます。合格者の入学手続状況により欠員が生じた場合のみ、編入学志願票に記入した電話番号に大学から連絡が入り、順次繰り上げ合格の手続が取られます。

入学手続は、合格通知書と入学手続要領の送付を受けたあと、入学手続期間内(Ⅰ期は12月2日〜12日、Ⅱ期は3月25日〜30日)に完了させる必要があります。銀行等収納機関の最終日出納印があれば有効で、学納金は電信扱いでの振込が必須です。

入学手続完了後にやむを得ず入学を辞退する場合は、2026年3月31日16時までに指定の入学辞退届を提出すれば、入学金を除く学納金が4月下旬に返還されます。この期限を過ぎると学生としての身分が発生するため、学納金等は一切返還されません。また出願書類に重要事項の記載漏れや虚偽記載があった場合は、合格発表後であっても入学許可が取り消されることがあります。「大学に2年以上在学」の資格で編入学を許可された者が、結果的に62単位以上を修得できなかった場合も同様に取り消しの対象です。

学部ごとに何から手をつけるべきか

ここまでの情報を、志望学部・学科別の行動に落とし込みます。共通して言えるのは、出願期間が1週間強と短く、出願書類の中には1,200字の志願理由書など準備に時間のかかるものが含まれるため、「まず募集要項・過去問を請求する」ことを最初のアクションにするのが合理的だという点です。募集要項・願書は大学公式サイトから直接ダウンロードするのではなく、資料請求フォームを通じて請求する形が案内されています。出願を具体的に検討し始めた時点で、早めに請求の手続きを取ってください。

薬学部薬学科を志望する場合

まず自分がどちらの出願資格に該当するかを確定させてください。4年制薬学部からの編入なら小論文と面接、6年制大学(医学・歯学・獣医学等)や看護学等の医療系4年制大学からの編入なら基礎学力試験と専門学力試験という理系型の筆記が課されます。後者を選ぶ場合は、大学が公表している基礎物理化学・基礎有機化学・基礎生物学・基礎生理学、そして3年次では物理化学・有機化学・生化学の出題範囲表に沿って、範囲を絞った復習から始めるのが効率的です。理系短期大学・工業系高専・専修学校からの出願を考えている場合は、資格審査があることを踏まえ、出願開始日の2週間前までに大学へ事前相談しておいてください。

歯学部歯学科を志望する場合

3年次を狙う場合、出願資格の段階で「解剖生理学」「生化学」「微生物学」の単位修得が条件になっている点を最優先で確認してください。これらの科目を履修していなければ出願自体ができません。試験も学力試験だけで500点(基礎学力100点・解剖学生理学200点・生化学微生物学200点)と配点が大きいため、専門科目の復習に十分な時間を割く必要があります。2年次は化学または生物の選択制で、範囲は高校の化学基礎・化学(物質の状態と平衡、物質の変化と平衡)または生物基礎・生物(生態と環境を除く)です。

看護福祉学部福祉マネジメント学科を志望する場合

実務経験が概ね3年以上あるかどうかで、社会人特別選抜と一般選抜のどちらで出願するかが決まります。試験は共通で小論文と面接ですが、大学・短期大学・専修学校といった前籍校の区分によって出願できる資格が細かく分かれているため、まず自分がどの区分に該当するかを募集要項の出願資格一覧で確認してください。社会福祉士免許を持っている場合は、その写しの提出が必要になる点もあわせて確認しておきましょう。

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学費(学納金)も編入前に確認しておきたい

編入後の学費は学部によって大きく異なります。大学が公表している初年度(学納金+委託徴収金)の合計は次のとおりです。

学部・学科入学金初年度授業料初年度学納金・委託徴収金合計
薬学部薬学科30万円190万円約225.5万円
歯学部歯学科30万円410万円約447.5万円
看護福祉学部福祉マネジメント学科30万円99万円約133.5万円

歯学部は私立歯学部の相場どおり突出して高額で、初年度だけで450万円近くかかります。薬学部・福祉マネジメント学科も含め、いずれもノート型パソコンの準備(購入)が必携とされており、教科書代等は別途必要です。編入後の学費負担は、志望校を最終決定する前に必ず試算しておいてください。

単位認定と卒業までの負担

編入学は合格したあとにも確認すべき点があります。前籍校での既修得単位がどこまで認定されるかによって、編入後に取得しなければならない単位数、ひいては卒業までにかかる年数が変わってくるためです。

薬学部・歯学部の単位認定

薬学部薬学科は、出身校での履修・修得状況を確認した上で個別に認定されます。2年次編入者は原則として第1学年に配当されている必修・実習科目と全学教育科目(一般教育科目)の選択科目の単位数を上限に、3年次編入者は第1・2学年配当分を上限に認定されます。歯学部歯学科は、2年次編入の場合は既修得単位を全学教育科目として一括認定、3年次編入の場合は原則として第1・2学年配当の必修・実習科目と全学教育科目の選択科目分を上限に認定されます。

福祉マネジメント学科の単位認定

福祉マネジメント学科は入学資格ごとに認定単位数の上限が明確に定められています。大学卒業者は全学教育科目30単位・専門教育科目34単位以下の計64単位以下が認定され、本学で新たに修得すべき単位は全学教育科目3単位以上・専門教育科目64単位以上の計67単位以上です。大学卒業者以外(短期大学卒業等)は全学教育科目27単位・専門教育科目61単位以下の計88単位以下が認定上限となり、本学で修得すべき単位は全学教育科目6単位以上・専門教育科目70単位以上の計76単位以上とされています。

大学は「認定される単位数によっては、2年間で卒業できないことがある」と明記しており、編入学生の在学可能期間は4年間(標準の2年間より長く設定)とされています。前籍校でどの科目をどれだけ修得しているかによって、卒業までの実質的な年数が変わり得る点は、出願前に必ず認識しておくべきです。

とくに歯学部3年次のように、出願資格の段階で特定科目(解剖生理学・生化学・微生物学)の修得を条件にしている学部・学科は、前籍校での学びが編入後のカリキュラムと連続していることを前提にした制度設計だと考えられます。逆に言えば、薬学部3年次の出願資格②(医学・歯学・獣医学等の6年制大学や看護学等の医療系4年制大学からの編入)のように、出身分野が近くても専門領域そのものは異なるケースでは、単位認定の上限が「全学教育科目(一般教育科目)」中心にとどまり、専門科目の多くを編入後にあらためて履修し直す必要が出てくる可能性があります。分野をまたぐ編入を考えている場合は、出願前に大学の単位認定担当窓口へ、前籍校のシラバスをもとにどこまで単位が認定され得るか相談しておくと、入学後の負担を具体的に見積もることができます。

取得できる資格

編入後に目指せる国家資格・任用資格は学部・学科によって次のとおりです。

  • 薬学部薬学科:薬剤師法に基づく薬剤師国家試験受験資格
  • 歯学部歯学科:歯科医師法に基づく歯科医師国家試験受験資格
  • 看護福祉学部福祉マネジメント学科:社会福祉士及び介護福祉士法に基づく社会福祉士国家試験受験資格、精神保健福祉士法に基づく精神保健福祉士国家試験受験資格、社会福祉法に基づく社会福祉主事任用資格、児童福祉法に基づく児童指導員任用資格、日本ソーシャルワーク教育学校連盟のスクールソーシャルワーク教育課程修了者資格

福祉マネジメント学科には「メンタルヘルス・マネジメント(精神保健福祉)コース」もありますが、履修には社会福祉士国家試験の受験資格を既に得ていることが条件で、かつ選考があります。スクールソーシャルワーク教育課程との重複履修もできないため、複数の資格取得を考えている場合は入学後の履修計画を早めに立てておく必要があります。

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過去問は大学窓口・郵送でのみ配布(ネット非公開)

北海道医療大学は、法政大学のように編入学試験の過去問をオンラインで公開していません。募集要項には「過去1年分(2025年度入学者選抜)の入試問題を入試広報課窓口または郵送にて配布しています」とあり、入手するには入試広報課(TEL 0120-068-222、nyushi@hoku-iryo-u.ac.jp)への申し込み、または資料請求フォームからの請求が必要です。

解答例や出題意図まで公開している法政大学のようなケースとは異なり、北海道医療大学の過去問には模範解答が付いていません。したがって対策としては、まず大学に過去問を請求して1年分の出題形式(大問構成・試験時間・記述量)を確認したうえで、募集要項が公表している出題範囲表(基礎物理化学・基礎有機化学・基礎生物学・基礎生理学、物理化学・有機化学・生化学、化学基礎・化学または生物基礎・生物)に沿って学習範囲を組み立てるのが現実的な進め方です。過去問の入手を後回しにすると出願直前になって焦ることになるため、出願を検討し始めた時点で早めに請求しておくことをおすすめします。

2027年度の要項が出るまでにやっておきたいこと

2027年度の編入学生募集要項が未公表の段階でも、待っているだけの時間にはなりません。北海道医療大学の編入学試験は制度の骨格が年度をまたいで安定しているため、要項の公開を待たずに進められる準備がいくつもあります。むしろ、Ⅰ期の出願が例年11月上旬に設定されていることを踏まえると、要項が出てから動き始めるのでは間に合いません。

第一に、資料請求を先に済ませておくことです。北海道医療大学の編入学志願票は本学指定様式で、募集要項に同封される形でしか手に入りません。大学の案内でも「出願を希望される方は資料請求フォームより編入学生募集要項・願書をご請求ください」とされています。要項が新年度版に切り替わったタイミングで請求できるよう、資料請求フォームの場所と入力内容を先に確認しておいてください。

第二に、出願資格の事前相談を早めに使うことです。理系短期大学・専修学校・在学中の単位数といった資格審査の対象になるルートで出願する場合、可否の判断は大学側の審査を経なければ確定しません。出願開始日の2週間前までという受付期限があるため、志望が固まった段階で問い合わせておくのが安全です。

第三に、成績証明書と履修内容の棚卸しです。歯学部3年次のように、特定科目の単位修得が出願条件になっている枠があります。自分の成績証明書を手元に置き、どの科目がどの要件に対応するのかを整理しておけば、要項が公開された瞬間に出願可否を判断できます。

第四に、過去問の請求です。過去1年分の入試問題は入試広報課の窓口または郵送でのみ配布されており、オンラインでは公開されていません。取り寄せに日数がかかるため、要項の公開を待たずに請求しておくと、出題の雰囲気をつかんだ状態で対策に入れます。志望理由書の書き方から固めたい場合は、大学編入 志望理由書の書き方完全ガイドもあわせて参考にしてください。

併願をどう組むか

北海道医療大学の編入学試験はⅠ期(11月)・Ⅱ期(3月)の年2回実施されるため、他大学の編入試験と日程が重ならないかを確認しながら併願を組む必要があります。とくにⅡ期は3月19日という年度末に近い日程のため、4月入学を前提にした他大学の後期日程と重なっていないか、早めにチェックしておいてください。

薬学部を併願で検討する場合は、当サイトで比較している薬学部の大学編入を徹底解説|出願資格・試験科目もあわせて参照してください。北海道医療大学以外に薬学部編入を実施している私立大学の募集人員や試験科目を比較できます。

専修学校(専門学校)在籍中に大学編入そのものを検討している場合は、専門学校から大学編入する方法|条件・対策・編入できる大学一覧とデメリットまでで、資格審査の考え方や大学選びの進め方を整理しています

実務面でも注意が必要です。北海道医療大学の出願はすべて郵送(速達・簡易書留)で、締切日必着というルールです。他大学と併願する場合、それぞれの大学で1,200字程度の志願理由書や学歴・職歴調査票など本学指定の書類を用意する必要があり、様式や字数条件は大学ごとに異なります。Ⅰ期の出願期間(11月4日〜12日)とⅡ期の出願期間(3月3日〜10日)はどちらも1週間強と短いため、併願先の出願書類は同時並行ではなく、余裕をもって順番に仕上げていくスケジュールを組んでおくことをおすすめします。

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出願資格・試験会場で迷いやすいポイント

ここでは、募集要項を読んでいて判断に迷いやすい出願資格と会場の論点をまとめます。いずれも出願直前に確認したのでは対応が間に合わない可能性がある内容なので、志望校を決める段階で目を通しておいてください。

歯学部3年次に編入するにはどんな単位が必要ですか。

医学・薬学・獣医学等の6年制大学または口腔保健学・看護学等の医療系4年制大学に2年以上在学し62単位以上を修得している場合、その修得単位の中に「解剖生理学(解剖学と生理学を含む)」「生化学」「微生物学」の全て、もしくはこれらに代わる単位を含んでいる必要があります。これらの科目を履修していない場合、在学中の身分では出願資格を満たしません。

理系短期大学や専修学校からでも出願できますか。

薬学部・歯学部の2年次は、理系短期大学(生物系・化学系専攻、臨床検査、放射線技術などの2〜3年課程)や医薬・環境・化学技術系の専修学校からの出願が制度上認められています。ただし出願時に資格審査(履修科目審査)を受ける必要があり、この3年間の合格実績は「大卒/大学在学」「医歯薬等大卒/大学在学」区分に偏っています。出願を検討する場合は、事前相談の制度を使って早めに可否を確認してください。

試験会場はどこにありますか。

Ⅰ期は本学(当別キャンパス)に加えて東京(薬学部・歯学部)、大阪(歯学部のみ)が会場です。Ⅱ期は札幌(薬学部・歯学部・福祉マネジメント学科)と東京(薬学部・歯学部)が会場になります。福祉マネジメント学科はⅠ期が当別キャンパスのみ、Ⅱ期が札幌のみで、道外会場は用意されていません。

よくある質問

北海道医療大学の編入学試験はどの学部で実施していますか。

薬学部薬学科、歯学部歯学科、看護福祉学部福祉マネジメント学科の3学部・学科のみです。心理科学部臨床心理学科、リハビリテーション科学部(理学療法学科・作業療法学科・言語聴覚療法学科)、医療技術学部臨床検査学科、看護福祉学部看護学科は、編入学試験の募集対象になっていません。

北海道医療大学の編入の倍率はどれくらいですか。

2024〜2026年度の3か年で、薬学部薬学科は志願者数が1〜6名と少なく倍率の振れ幅が大きいです。歯学部歯学科は大学公表値で2024年度1.9倍・2025年度1.3倍・2026年度6.0倍と年度により大きく変動しています。福祉マネジメント学科は3年間とも受験者数と合格者数がほぼ一致しており、倍率としては1.0倍前後で推移しています。

2年次と3年次のどちらを受けるべきですか。

実施状況が学部で異なります。薬学部・歯学部は2年次・3年次とも実施していますが、福祉マネジメント学科は3年次のみです。薬学部3年次は出願資格によって試験科目自体が変わり、歯学部3年次は解剖生理学・生化学・微生物学の単位修得が出願条件になるため、単純にどちらが入りやすいかではなく、自分がどちらの出願資格を満たすかで年次が決まるケースが多いです。

過去問は入手できますか。

オンライン公開はしていません。大学は「過去1年分(2025年度入学者選抜)の入試問題を入試広報課窓口または郵送にて配布」としており、入試広報課への申し込みまたは資料請求フォームからの請求が必要です。

社会人でも受験できますか。

看護福祉学部福祉マネジメント学科には社会人特別選抜があり、通算して概ね3年の実務経験もしくは同等以上の経験がある者が対象です。薬学部・歯学部には社会人向けの専用枠はなく、一般選抜のみの実施です。

外国人留学生は編入できますか。

Ⅰ期のみの募集で、出願時にJLPT(日本語能力試験)でN1相当の日本語能力を有することが条件です。Ⅱ期には外国人留学生向けの募集枠がありません。

編入すると何年で卒業できますか。

前籍校での既修得単位の認定状況によって変わります。大学は「認定される単位数によっては、2年間で卒業できないことがある」と明記しており、編入学生の在学可能期間は4年間とされています。単位認定の見込みは、出願前に成績証明書とシラバスをもとに大学へ確認しておくことをおすすめします。

学費はどのくらいかかりますか。

初年度の学納金・委託徴収金の合計は、薬学部薬学科が約225.5万円、歯学部歯学科が約447.5万円、福祉マネジメント学科が約133.5万円です。歯学部は私立歯学部の相場どおり突出して高額になっています。

まとめ

北海道医療大学の編入学試験について、募集要項と3か年の実績データから確認できることを整理します

まず、編入学試験を実施しているのは薬学部薬学科・歯学部歯学科・看護福祉学部福祉マネジメント学科の3学部・学科だけです。心理科学部・リハビリテーション科学部・医療技術学部・看護福祉学部看護学科は編入学試験の対象外であり、これらを志望する場合は北海道医療大学以外の選択肢を検討する必要があります。

次に、試験科目は学部・学科・年次で大きく異なり、薬学部3年次は出願資格によって小論文型と筆記型のどちらになるかが変わります。歯学部3年次は解剖生理学・生化学・微生物学の単位修得が出願条件になっており、試験も学力試験だけで500点という重い配点です。

そして倍率については、いずれの学部・学科も志願者数が年間数名〜十数名という小規模な試験で、単年度の数字の振れ幅が大きいことがわかりました。歯学部は2024年度1.9倍から2026年度6.0倍まで変動しており、複数年度の推移で見る必要があります。

最後に、過去問はオンライン非公開で、入試広報課への請求が必要です。募集要項が公表している出題範囲表を手がかりに、早めに過去問を請求して対策を組み立ててください。出願書類には1,200字以内の編入学志願理由書など準備に時間がかかるものが含まれ、出願期間はⅠ期・Ⅱ期とも1週間強しかありません。学費についても歯学部は初年度だけで450万円近くかかるなど学部差が大きいため、志望校を最終決定する前に、対策・出願準備・学費の3点を早めに逆算しておくことをおすすめします。

そのうえで、この記事に載せている募集人員・日程・試験科目・学費は、いずれも2026年度実績の数値です。2026年9月5日時点で、大学の受験生応援サイトから配布されている編入学生募集要項は2026年度版のままで、2027年度版はまだ公開されていません。2027年度の募集要項は公開され次第、この記事も更新します。要項の公開を待つ間も、資料請求・出願資格の事前相談・成績証明書の棚卸し・過去問の請求という4つの準備は先に進められます。独学での対策や出願書類の準備に不安がある場合は、大学編入対策コースのように志望校別に伴走してもらえる指導を活用するのも一つの方法です。

本記事の数値は北海道医療大学が公表する2026年度編入学生募集要項および2024〜2026年度の志願・受験・合格・入学者数一覧(情報公開資料)に基づいています。2027年度の編入学生募集要項は最終確認日である2026年9月5日時点で未公表です。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず北海道医療大学が公表する最新の入学試験要項をご確認ください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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