【大学編入】都立産技高専とは！？高専の特色、大学編入の状況

大学編入2023.03.31

1 はじめに
2 所在地
3 偏差値
4 教育理念・学科
- 4.1 品川キャンパス
- 4.2 荒川キャンパス
5 生徒数
6 ロボコン
7 大学編入状況
- 7.1 品川キャンパス
- 7.2 荒川キャンパス
8 おわりに

はじめに

大学編入コース・高専プログラム編集部です。

今回の記事では、東京都立産業技術高等専門学校、通称、都立産技高専の特色や大学編入の状況などについてまとめました。

所在地

都立産技高専は、東京都品川区(品川キャンパス)と荒川区(荒川キャンパス)にあります。

偏差値

偏差値は

東京都の高校 625校中128位です。

東京都で偏差値が偏差値が同じ高校は、下記の通りです。

桜美林高校普通科進学コース、順天高校普通科英語選抜類型、専修大学附属高校、拓殖大学第一高校普通科普通コース、都立上野高校、狛江高校、多摩科学技術高校、豊島学院高校普通科特別進学類型、日本大学第一高校、目黒日本大学高校普通科進学コース選抜クラス、武蔵野大学高校普通科ハイグレードコース、武蔵野大学高校普通科PBLインターナショナルコース、目黒学院高校普通科スーパープレミアムコース、八王子実践高校普通科特進コース、日本大学豊山女子高校普通科A特進コース

教育理念・学科

都立産技高専は、2006年(平成18年)設立以来、これまでに多くの優秀な技術者・研究者を育て産業界や国・地方自治体、教育機関などへ送り出してきました。

都立産技高専は「使命を実現するために、科学技術の高度化、複合化、グローバル化に迅速に対応できる応用力、創造力を有した実践的技術者を育成する」を教育理念として掲げています。

都立産技高専本科には、品川キャンパスと荒川キャンパスにものづくり工学科が設置されており、品川キャンパスには6つのコース、荒川キャンパスには4つのコースが設置されております

品川キャンパス

学科	内容
機械システム工学	“学生の「礎」を社会と協働して構築する社会を目指して”を合言葉に2016年4月にスタートした情報セキュリティ技術者育成プログラムは、2019年3月に第一期本科プログラム履修生、2021年3月に第一期専攻科プログラム履修生を輩出しました。続きを読む
生産システム工学	日本の技術の優れているところは、製品デザイン、高精度加工技術、生産管理情報を含めた設計・生産システムによるものづくり一貫体制であり、このような技術に対応できる生産システムエンジニアを育成することが本コースの使命です。本コースでは、品質を保証し、安定した製品づくりができ、自分のアイデアを生かせる技術者になるために次の内容を学習します。続きを読む
AIスマート工学	電話がスマートフォンへ、時計がスマートウォッチへ変わったように、様々な「もの」がインターネットにつながりスマート化され進化しています。これからの時代はAIやスマート化技術を活用することで、未来都市の「スマート東京」ができるでしょう。続きを読む
電気電子工学	電気電子工学は、エネルギー技術や情報技術といった社会基盤を支える大切な技術分野です。また、電気電子工学は、近年の地球環境問題、エネルギー問題の解決に向けた新しい技術開発並びに、情報技術と制御技術が関連した高度知能化・高集積化等の技術革新に重要な役割を担っています。続きを読む
電気情報工学	現在の高度情報社会並びに産業分野においては、エレクトロニクス、コンピュータ応用及び情報通信の3つの技術分野が必要とされており、これらの分野に関する知識と技術を身につけた電子情報技術者が求められています。続きを読む
情報システム工学	情報システム工学コースでは、1)高度ICTアーキテクト（情報通信インフラの設計・構築できる人材）2)高度情報アーキテクト（ビックデータ，AIを活用できる人材）3)高度情報セキュリティアーキテクト（情報システムの安全・安心を担保できる人材）の育成を三本柱とし，コンピュータサイエンスの基礎からICT応用までを学び、日々進化する情報通信技術の活用と構築に必要な知識・技術の修得を目指し、次世代の情報産業基盤を支える人材を育成します。続きを読む

荒川キャンパス

学科	内容
情報通信工学	情報通信工学は、IT社会と呼ばれている現代の情報通信技術の基盤を支える技術分野です。特に、「ハードからソフトまで」「LANからWANまで」「有線から無線まで」「海洋から宇宙まで」と、あらゆる場面で必要とされる情報通信技術のエキスパートが必要とされています。続きを読む
ロボット工学	高度な生産技術を支えるだけでなく、”少子高齢化や災害”等、日本が抱える社会問題を解決し、豊かで住みやすい社会を創造するために期待される「ロボット技術」は機械分野、電気・電子・制御分野の色々な技術から成る融合技術です。「ロボット技術」は人間の骨格にあたる「機械」、神経にあたる「電気・電子」、反射や運動などをつかさどる「情報・制御」の技術分野から成り立っています。続きを読む
AIスマート工学	電話がスマートフォンへ、時計がスマートウォッチへ変わったように、様々な「もの」がインターネットにつながりスマート化され進化しています。これからの時代はAIやスマート化技術を活用することで、未来都市の「スマート東京」ができるでしょう。続きを読む
航空宇宙工学	現在、航空機及び宇宙機は、高速輸送、観測、通信などで日常の生活になくてはならないものになっています。また、空や宇宙への憧れを実現するものとしての魅力もあります。そして、これらには最先端で高度な技術が用いられ、安全性及び信頼性が求められます。続きを読む
医療福祉工学	医療福祉工学は、人間の健康と幸福に貢献する工学です。現代医療の進歩は工学によって支えられていると言っても過言ではありません。加えて、日本は高齢化社会を迎え、さらなる医療技術の進展と、福祉・介護システムの充実の必要性が叫ばれています。続きを読む

生徒数

入学定員数は、１学年320名(各学科40名)、総定員1600名で、令和4年には、5学年で1574名の学生が在籍しています。

ロボコン

過去5年間の都立産技高専のロボコンにおける成績は、以下の通りです。

年度	全国大会	関東甲信越地区大会
2022		荒川Bチーム(蒼穹飛) 特別賞(マブチモーター株式会社)
2021		品川Aチーム(飛沫ロボ) 特別賞(マブチモーター株式会社) 荒川Aチーム(haze_eater) 特別賞(株式会社安川電機)
2020		品川Aチーム(D Keeper) 特別賞(株式会社安川電機) 荒川Bチーム(絢爛絡繰百景) 特別賞(東京エレクトロン株式会社) 荒川Dチーム(がらくたメロディ) 特別賞(田中貴金属グループ)
2019		品川Bチーム技術賞
2018		品川Bチーム(海の家ゆりかもめ) 特別賞(ローム株式会社) 荒川Aチーム(天才 bottle 学者) 準優勝荒川Bチーム(風神雷神) 技術賞、特別賞(東京エレクトロン株式会)

大学編入状況

品川キャンパス

専攻科への進学者が最も多く(令和3年度31名、令2年度23名、平成31年度26名)、次いで、長岡技術科学大学(令和3年度1名、令2年度5名、平成31年度11名)、豊橋技術科学大学(令和3年度4名、令2年度4名、平成31年度1名)、東京都立大学(令和3年度6名、令2年度6名、平成31年度4名)です。

またそのほかには、筑波大学(令和3年度1名)、東京工業大学(令和3年度３名)などの難関大学への編入者も複数名います。

荒川キャンパス

専攻科への進学者が最も多く(令和3年度10名、令2年度16名、平成31年度10名)、次いで、東京都立大学(令和3年度6名、令2年度8名、平成31年度名)、豊橋技術科学大学(令和3年度5名、令2年度7名、平成31年度5名)、長岡技術科学大学(令和3年度5名、令2年度5名、平成31年度5名)です。

またそのほかには、筑波大学(令和3年度1名)、東京工業大学(令和3年度３めい)などの難関大学への編入者も複数名います。

都立産技高専の大学編入実績は平均的なものと言えるでしょう。