【大学編入】富山高専とは！？高専の特色、大学編入の状況

大学編入2023.02.23

1 はじめに
2 所在地
3 偏差値
4 教育理念・学科
5 生徒数
6 ロボコン
7 大学編入状況
8 おわりに

はじめに

大学編入コース・高専プログラム編集部です。

今回の記事では、富山工業高等専門学校、通称、富山高専の特色や大学編入の状況などについてまとめました。

所在地

富山高専は、本郷キャンパス(機械システム工学科、電気制御システム工学科、物質化学工学科)については富山市に、射水キャンパス(国際ビジネス科、電子情報工学科、商船学科)については射水市にあります。

本郷キャンパス

射水キャンパス

偏差値

偏差値は

国際ビジネス科が

電子情報工学科が

機械システム工学科、電気制御システム工学科、物質化学工学科が

商船学科が

です。

富山県内で同じ偏差値の高校は、下記の通りです。

高岡南高校(偏差値64)、富山東高校普通科自然科学コース(偏差値64)、呉羽高校普通科(偏差値61)、福岡高校(偏差値60)、八尾高校(偏差値64)です

教育理念・学科

富山高専は、設立以来、これまでに多くの優秀な技術者・研究者を育て産業界や国・地方自治体、教育機関などへ送り出してきました。

富山高専は「創意・創造」「自主・自律」「共存・共生」を教育理念にしています。

富山高専本科には、以下の6つの学科が設置されています。

学科	内容
機械システム工学	機械学工学およびメカトロニクスの知識と技術を総合的に身につけ、機械設計・開発ができる技術者を育成します。機械設計・生産、材料、ダイナミクス、エネルギー、計測と制御などの機械システム工学の基礎知識を活用できる技術者を育成します。続きを読む
電気システム制御工学	電気工学、電子工学やコンピュータ、情報処理に関連する技術を総合的に学び、創造的な技術開発ができる技術者を育成します。エネルギーや情報通信など幅広い分野で社会を支えるシステム開発ができる技術者を育成します。続きを読む
物質化学工学	化学を基礎として、機能性物質・裁量、環境科学、生物化学などの幅広い分野および最先端技術に関する知識・技術を備え、生涯にわたり最前線で活躍する技術者を養成します。続きを読む
国際ビジネス	ビジネスに関する専門的な知識を身に付け、活用できる人材を育成します。英語と、もう一つの外国語(中国語・韓国語・ロシア語)が使える語学力を身に付けたビジネスパーソンを育成します。続きを読む
電子情報工学	アプリケーションからAIまでの総合的なプログラムムが設計開発できる技術者を育成します。センサからインターフェイスを含む電子回路設計ができる技術者を育成します。続きを読む
商船(航海コース、機関コース)	船舶の運航や舶用プラント運用に必要なシーマンシップを身に付けたグローバルな海技士を育成します。海洋をフィールドとしてシステムの開発・構築・管理ができる技術者を育成します。続きを読む

生徒数

入学定員数は、１学年200名、総定員1200名で、令和4年には、5学年で1392名の学生が在籍しています。

本科には154名の女子学生が在籍しており、おおよそ3.6人に1人の割合です。

タイ、マレーシア、インドネシア、モンゴル、中国、カンボジア、ラオス、アルジェリアなど海外からの留学生も15名在籍しています。

ロボコン

過去5年間の富山高専のロボコンにおける成績は、以下の通りです。

年度	全国大会	東海北陸地区大会
2022	本郷(SKY×FAMILY) 特別賞(本田技研工業株式会社)	本郷Aチーム(SKY×FAMILY) アイデア賞本郷Bチーム(回る本郷寿司) 特別賞(マブチモーター株式会社)
2021		本郷Aチーム(ロボドッグラン) 準優勝本郷Bチーム(HONGO Eats) 特別賞(セメダイン株式会社) 射水Aチーム(軟体生物X) アイデア賞
2020		本郷Aチーム(Calligraphy) デザイン賞射水Aチーム(工具ON) 技術賞
2019		本郷Bチーム(Calligraphy) 特別賞(本田技研工業株式会社) 射水Bチーム(工具ON) 特別賞(ローム株式会社)
2018		本郷Aチーム(Tea-Pop) 特別賞(マブチモーター株式会社) 本郷Bチーム(極彩開花) 特別賞(田中貴金属グループ)

大学編入状況

令和3年度には、本郷キャンパスでは142名が卒業され、そのうち67名が就職、70名が進学、その他5名となっています。一方、射水キャンパスでは138名が卒業され、そのうち80名が就職、54名が進学、その他4名となっています。

富山高専の5年生の学生の一部は、専攻科への進学あるいは他大学の2年次／3年次へ編入をします。

令和3年度〜平成31度の進学状況を見ると、富山高専専攻科への進学者が最も多く(令和3年度56名、令2年度45名、平成31度49名)、次いで、長岡技術科学大学(令和3年度8名、令2年度7名、平成31度3名)、富山大学(令和3年度4名、令2年度5名、平成31度8名)、豊橋技術科学大学(令和3年度6名、令2年度1名、平成31度9名)です。

またそのほかには、東京大学(令和3年度1名、平成31度2名)、京都大学(令和3年度2名、平成31度1名)、大阪大学(令和3年度3名、令和2年度1名)、名古屋大学(令和3年度1名、令和2年度3名、平成31度4名)、東北大学(令和3年度3名、令2年度2名、平成31度1名)、九州大学(平成31度1名)、東京工業大学(令和3年度2名、平成31年度2名)、筑波大学(令和3年度2名、平成31度1名)、神戸大学(令和3年度6名、令和2年度４名)、お茶の水女子大学(令和3年度2名、令和2年度2名、平成31度2名)、東京外国語大学(令和3年度1名、令和2年度1名、平成31度2名)などの難関大学への編入者も複数名います。

富山高専の大学編入実績は非常に高いものと言えるでしょう。