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明治大学大学院文学研究科・文学部【2027年度】院試のⅠ期・Ⅱ期と専修別外国語

明治大学大学院文学研究科・文学部の情報から大学院進学を検討する方へ、本記事では明治大学大学院 文学研究科の外部院試を扱います。学部入試と大学院入試では出願資格も準備する内容も異なります。外部院試とは、出身大学以外の大学院などへ進学するための受験を指す呼び方で、募集要項上の選抜区分名は一般入学試験などです。博士前期課程・修士課程には、日本文学、英文学、仏文学、独文学、演劇学、文芸メディア、史学、地理学、臨床人間学があり、専攻の中にさらに専修を設ける場合があります。一般入学試験では、英語教職専修を除き、大学卒業者や2027年3月31日までの卒業見込者が出願資格の対象となります。英語教職専修は明治大学文学部の在学生に限定されるため、外部から志願する場合は区別してください。出願資格は課程・専攻・専修・入試区分を組み合わせて確認します。2027年度(令和9年度)の募集要項に基づき、募集人員、語学、試験科目、日程と過去問の探し方を整理します。一般入試、外国人留学生入試、社会人特別入試、飛び入学試験は同じ対象者に一律に開かれた制度ではありません。社会人特別入試には対象専修と年齢の条件があり、飛び入学にも修得単位や成績等の要件があります。志望専修を決める際に、それぞれの条件まで照合して準備を始めてください。
準備の入口では、自分の学歴から利用できる入試区分を選び、続いて研究対象に合う専攻・専修、その区分を実施する入試期を照合してください。たとえば、英語教育への関心がある他大学生でも、英語教職専修をそのまま外部受験先にすることはできません。社会人として働いている場合も、研究したい専修で社会人特別入学試験を実施しているかが先決です。生活上の属性と、利用できる選抜区分を分けて考えると、対象外の試験に合わせて書類を作る手戻りを防げます。
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資料を読むときは、募集要項で出願条件と試験の組み合わせを決め、過去問の公開表で演習に使う年度・科目を探す、という役割分担が有効です。研究計画書にはこれから取り組む研究を、地理学Ⅱ期の卒業論文発表にはこれまでの研究成果を整理する必要があり、同じ研究テーマでも準備する説明は異なります。本記事の補足では、制度の説明に加えて、資料選び、答案の振り返り、提出物の照合までを具体化します。自分の専修に必要な作業を抜き出して準備表にしてください。
明治大学大学院文学研究科の概要と外部院試の基本構造
文学研究科の専攻・専修を確認する際は、研究したい対象と、出願先として記入する正式名称を対応させてください。英文学専攻には英文学・米文学・英語学・英語教職の専修があり、史学専攻には日本史学・アジア史・西洋史学・考古学の専修があります。同じ専攻名でも専修によって出願資格や外国語の選択が変わります。専攻名だけを見て準備を共通化せず、自分の研究関心がどの専修に接続するかを検討することが出発点です。
仏文学と独文学では、一般入学試験の外国語がそれぞれ仏語・独語です。演劇学と文芸メディアでは英語が指定されています。文学に関心があるという理由だけで志望先を決めると、必要な言語の準備が研究テーマの準備に追いつかないことがあります。読みたい作品・史資料と、入試で使う言語を並べて考えることで、これまでの学習を生かせる部分と、新たに取り組む部分を区別できます。
地理学専攻では一般入試のⅠ期とⅡ期で専門科目等の形式が異なります。臨床人間学専攻は臨床心理学・現代社会学・教育学の専修に分かれますが、社会人特別入試では臨床心理学は対象に含まれません。研究分野の近さと、選抜区分を利用できることは別の確認事項です。下表は博士前期課程・修士課程を中心にした専攻・専修の一覧です。博士後期課程の英文学専攻は英文学・米文学・英語学の専修が対象で、前期課程の一覧をそのまま流用しないようにしてください。
| 専攻 | 専修・領域 |
|---|---|
| 日本文学 | (専修区分なし) |
| 英文学 | 英文学専修/米文学専修/英語学専修/英語教職専修 |
| 仏文学 | (専修区分なし) |
| 独文学 | (専修区分なし) |
| 演劇学 | (専修区分なし) |
| 文芸メディア | (専修区分なし) |
| 史学 | 日本史学専修/アジア史専修/西洋史学専修/考古学専修 |
| 地理学 | (専修区分なし) |
| 臨床人間学 | 臨床心理学専修/現代社会学専修/教育学専修 |
博士前期課程・修士課程の入試制度には、一般入学試験、外国人留学生入学試験、社会人特別入学試験、飛び入学試験があります。博士後期課程は一般入学試験と外国人留学生入学試験が案内されています。最初に課程を選び、その課程で利用できる入試制度へ進むという順序なら、別課程の条件を読み込む取り違えを減らせます。社会人であることだけで社会人特別入試を選べるわけではなく、対象外の専修を希望する場合には一般入試の資格から検討します。
専攻を選ぶ作業では、扱いたい作品・史料・地域・社会的な現象を具体的に挙げ、それをどの方法で研究したいかを書き出すと比較しやすくなります。研究対象が似ていても、文献を読むのか、表現を比較するのか、調査資料を分析するのかによって、必要な基礎学習は変わります。志望理由には研究対象と研究方法の両方を含めると、大学名への関心だけに留まらない説明になります。教員の研究分野を調べる際にも、題名の一致だけでなく用いる資料と方法に目を向けてください。
他大学の卒業者・卒業見込者は、一般入学試験の出願資格を確認して志望先を検討できます。ただし英文学専攻英語教職専修は明治大学文学部4年次在学生が対象です。英語教職専修の在籍条件を英文学専攻全体へ広げないことが重要です。同様に、一般入試に出願資格がある人が、社会人特別入試や外国人留学生入試にも当然に出願できるわけではありません。各制度の資格をそれぞれ満たしているかを判断してください。
募集人員から実倍率や合格の可能性を推定することはできません。倍率などの実績は未公表です(2026年10月3日時点の公式募集要項に記載がない)。実倍率は受験者数÷合格者数、合格倍率は志願者数÷合格者数として扱いますが、ここでは計算に必要な実績の数値を掲載していません。専攻別の募集枠は募集人員の表で確かめ、準備の判断には受験科目と自分の研究・学習歴の対応を使ってください。
実施専攻・募集人員・出願資格(語学スコアを含む)
2027年度(令和9年度)の博士前期課程・修士課程の募集人員は、専攻・専修ごとにⅠ期とⅡ期に分けて設定されています。史学専攻は4専修の合計でⅠ期15名・Ⅱ期10名と全専攻の中でもっとも大きな枠が設定されている一方、独文学・演劇学・文芸メディア・現代社会学・教育学は各期2〜4名という少人数の募集です。募集人員は各期の全入試区分を合わせた人数です。一般入試だけの人数として読まないでください。選考では本研究科の定める基準点とアドミッション・ポリシーに基づく判断が行われます。
| 専攻・専修 | Ⅰ期 | Ⅱ期 |
|---|---|---|
| 日本文学 | 4名 | 2名 |
| 英文学(英文学・米文学・英語学専修) | 4名 | 2名 |
| 英文学(英語教職専修) | 募集なし | 英文学専攻の募集人員に含む(Ⅱ期のみ募集) |
| 仏文学 | 4名 | 2名 |
| 独文学 | 4名 | 2名 |
| 演劇学 | 4名 | 2名 |
| 文芸メディア | 4名 | 2名 |
| 史学(日本史学・アジア史・西洋史学・考古学の4専修合計) | 15名 | 10名 |
| 地理学 | 3名 | 2名 |
| 臨床心理学 | 4名 | 2名 |
| 現代社会学 | 2名 | 2名 |
| 教育学 | 2名 | 2名 |
博士後期課程は日本文学2名、英文学2名、仏文学2名、独文学2名、演劇学1名、史学6名(4専修合計)、地理学2名、臨床心理学2名、現代社会学1名、教育学1名という募集人員です。博士後期課程は入試期がⅡ期のみに限定されており、博士前期課程・修士課程のようなⅠ期の設定はありません。外部から博士後期課程を目指す場合は、年間を通じて出願機会が1回しかない点をあらかじめ押さえておく必要があります。
一般入学試験(英語教職専修を除く)の出願資格は、以下のいずれかに該当することが条件です。①大学を卒業した者及び2027年3月31日までに卒業見込みの者、②大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与された者(見込みを含む)、③外国において学校教育における16年の課程を修了した者(見込みを含む)、④外国の通信教育を日本国内で履修し同課程を修了した者、⑤文部科学大臣が指定する教育施設の当該課程を修了した者、⑥外国の大学等で修業年限3年以上の課程を修了し学士相当の学位を得た者、⑦文部科学大臣が指定する修業年限4年以上の専修学校専門課程を修了した者、⑧文部科学大臣が指定した者、⑨個別の入学資格審査により大学卒業者と同等以上の学力があると認められ2027年3月31日までに22歳に達する者、という9類型です。個別の資格審査が必要な場合は通常の出願手続と分けて準備します。必要書類や手続の期限は、該当する資格の募集要項欄で確認してください。
- 大学卒業(見込み)者、または大学改革支援・学位授与機構による学士取得(見込み)者
- 外国における学校教育16年課程の修了(見込み)者(通信教育での国内履修を含む)
- 修業年限3年以上の外国の大学等で学士相当の学位を取得(見込み)した者
- 文部科学大臣が指定する修業年限4年以上の専修学校専門課程修了(見込み)者
- 個別の出願資格審査により大学卒業者と同等以上の学力を認められた者(2027年3月31日までに22歳に達する者、要事前審査)
社会人特別入学試験は、募集専攻・専修が限定されている点に注意が必要です。史学専攻は日本史学・アジア史・考古学の3専修のみが対象で西洋史学専修は募集せず、臨床人間学専攻は現代社会学・教育学の2専修のみが対象で臨床心理学専修は募集していません。出願資格は2027年4月1日現在で28歳以上であり、かつ大学を卒業した者(卒業見込みは不可)、または学校教育法施行規則第155条第1項の規定により大学卒業者と同等以上の学力があると認められた者です。仕事と研究を両立する場合は、授業や研究活動に使える時間を整理し、受験資格とは別に入学後の履修の相談事項を用意してください。
飛び入学試験は大学3年次在学者が対象で、①2年次終了時点で卒業要件単位を70単位以上修得、②修得単位の80パーセント以上が80点以上相当、③卒業論文相当の論文(400字詰原稿用紙で80枚程度)を提出し研究科が優秀と判定、④所属大学の演習担当者の推薦書を提出できること、という4条件をすべて満たす必要があります。合格しても3年次終了時点で卒業要件単位100単位以上(指定科目含む)などの入学資格を満たさない場合は入学が許可されません。臨床人間学専攻は飛び入学試験を実施していません。
外国人留学生入学試験の臨床人間学専攻教育学専修A区分では、外国の大学・大学院のみを卒業・修了した者について日本語の要件が設けられています。日本留学試験の日本語合計360点以上、または日本語能力試験N1合格のいずれかです。日本留学試験は聴解・聴読解、読解、記述の合計です。日本の大学・大学院のいずれかを卒業・修了した者は、見込みを含めてこの日本語要件が免除されます。自分の学歴に該当する区分を選んで確認してください。
一般入学試験・社会人特別入学試験・飛び入学試験について、TOEIC・TOEFL・IELTS等の外部英語検定スコアの下限は設定されていません。外部英語検定の下限がないことは、外国語学習が不要という意味ではありません。一般入試と飛び入学では大学の外国語筆記試験を準備します。社会人特別入試は外国語そのものの科目はありませんが、考古学・教育学の専門科目には英文読解を含みます。教育学専修A区分の日本語要件は外国人留学生入試に関するもので、一般入試の外部英語スコアと混同しないでください。
出願書類を準備するときは、志望する課程・専修・入試区分に対応した様式を選びます。地理学専攻の一般入試Ⅱ期では、卒業論文等のコピー1部と、口頭発表用レジュメをA4判2枚程度にまとめて8部提出します。提出済みの卒業論文と、試験で使う説明資料を対応させることが大切です。研究を進める中で内容を更新したときは、出願時に提出した版と現在の版の違いを自分で説明できるよう、控えを保存しておきましょう。
| 対象 | 出願時に区別する項目 |
|---|---|
| 地理学・一般Ⅱ期 | 卒業論文等コピー1部、A4判2枚程度のレジュメ8部 |
| 飛び入学 | 卒業論文相当の論文と所属大学の演習担当者の推薦書 |
| 英語教職専修 | 本学文学部の在籍・免許状取得見込み・大学院科目・GPA |
| 社会人特別 | 対象専修、年齢、大学卒業等の資格(卒業見込みは対象外) |
| 外国人留学生・教育学A区分 | 日本語要件と日本の大学・大学院の卒業・修了歴による免除 |
学歴に関する書類を集めるときは、大学名、在籍した課程、卒業・修了の状態を整理しておくと、募集要項の条件と照合しやすくなります。卒業見込みと卒業済みでは利用できる制度が違う場合があります。たとえば社会人特別入試は卒業見込みを対象にしていません。証明したい資格を先に決め、それを示す書類をそろえるという順番で進めてください。書類の名称だけを他の入試区分から借りず、提出先が何の事実を証明するために求めているかを意識します。
記入前には志望先の名称を専修までそろえ、募集要項と提出用紙の対応を確認します。証明書の氏名表記や学歴の表記が書類間で異なる場合は、出願直前に自己判断で書き換えるのではなく、大学の案内に従って対応してください。提出する版と自分が確認に使う控えを同じ内容にすることも重要です。郵送や提出が終わった後の問い合わせに備え、何を提出したかをたどれる状態を作ります。
在学中・社会人・飛び入学の判断を具体化する
他大学の学部に在学し、通常の卒業を経て進学する予定であれば、まず一般入学試験の大学卒業見込みの条件を確認します。働いた経験がある学生でも、社会人特別入試の年齢と卒業等の条件を満たしているとは限りません。逆に、すでに大学を卒業して働いている人も、志望専修が社会人特別入試の対象でなければ、その制度での出願はできません。経歴の呼び方ではなく、出願資格の文章に自分の状況を当てはめます。大学の在籍状況と学位取得の予定を別々に書き出すと、卒業見込みを対象とする制度かどうかを判断しやすくなります。
社会人特別入試を利用する場合、対象となる史学の日本史学・アジア史・考古学と、臨床人間学の現代社会学・教育学では、小論文と専門科目を準備します。仕事で得た経験を研究テーマへつなげるときは、経験の紹介だけで終えず、どのような問いとして検討したいかを整理してください。現代社会学を志望するなら、身近な事例から社会的な仕組みをどう考えるか、教育学なら教育に関する経験をどの資料や概念で検討するかなど、経験から研究へ移る手順を説明する練習が役立ちます。これらは練習例であり、大学が指定した評価項目ではありません。
飛び入学は、大学3年次に在学しているという条件だけで利用できる制度ではありません。出願段階での単位と評価、卒業論文相当の論文、演習担当者の推薦書が必要です。入学時には卒業要件単位100単位以上と、その80パーセント以上が80点以上相当であることなどの条件が続きます。出願時の成績表と、学年末までの履修予定の両方を点検します。希望専攻・専修が指定する科目も含めて考える必要があるため、単位数だけを集計して準備を終えないでください。
英語教職専修では、大学院科目を12単位以上修得見込みであること、文学部卒業時のGPAが3.0以上の見込みであることが条件に含まれ、出願時はGPA2.8以上が必要です。出願時点の見込みだけで入学が決まるわけではなく、卒業時の条件を満たさなければ入学は許可されません。他大学生が英語教育を研究したい場合、この専修の資格を自分に当てはめず、研究関心に対応する別の進学先や専修を調べる必要があります。専修の名称と受験対象者を併せて確認することが、出願準備の手戻りを防ぎます。
専攻・入試区分に対応する試験科目
博士前期課程・修士課程の一般入学試験(英語教職専修を除く)は、駿河台キャンパスで行われます。1日目の1時限(10:00〜11:30)が外国語、2時限(13:00〜14:30)が専門科目等、2日目が面接試問です。外国語・専門科目等・面接試問を分けて準備すると、科目の取り違えを防げます。地理学Ⅱ期と西洋史学などには科目構成上の違いがあるため、下表では専修と入試期まで確認してください。配点は全課程・全入試区分で非公表です。
| 専攻・専修 | 1時限(外国語等) | 2時限(専門科目等) |
|---|---|---|
| 日本文学 | 外国語(英語・独語・仏語から1、辞書可) | 専門科目 |
| 英文学専修 | 英語(専修共通) | 英文学史 |
| 米文学専修 | 英語(専修共通) | 米文学史 |
| 英語学専修 | 英語(専修共通) | 英語学 |
| 仏文学 | 仏語 | 専門科目 |
| 独文学 | 独語 | 専門科目 |
| 演劇学 | 英語(辞書可) | 専門科目 |
| 文芸メディア | 英語(辞書可) | 専門科目 |
| 日本史学 | 外国語(英・独・仏・中・露から1) | 専門科目 |
| アジア史 | 外国語(英・独・仏・中・露・朝から1) | 専門科目 |
| 西洋史学 | 英語 | 専門科目及び外国語(独・仏・露から1、外国語は辞書可) |
| 考古学 | 外国語(英・独・仏・中・露から1) | 専門科目 |
| 地理学(Ⅰ期) | 英語 | 専門科目(自然地理学・人文地理学から選択) |
| 地理学(Ⅱ期) | 英語、卒業論文の口頭発表(1人20分、パワーポイント使用) | |
| 臨床心理学 | 英語 | 専門科目 |
| 現代社会学 | 英語 | 専門科目 |
| 教育学 | 英語(辞書可) | 専門科目 |
地理学専攻のⅡ期入試だけは、他の専攻とまったく異なる選抜方式が採用されています。Ⅱ期は英語の筆記試験と卒業論文(または卒業論文に代わる研究レポート等)の口頭発表と面接試問で選考され、出願時に卒業論文等のコピー1部とA4判2枚程度のレジュメを8部提出し、試験当日は1人あたり20分にまとめてパワーポイントで発表する形式です。学部での研究の完成度そのものが問われる設計であるため、Ⅱ期での地理学専攻の受験を検討する場合は、卒業論文の内容と入学後の研究計画をどう接続するかを早い段階から整理しておく必要があります。
筆記試験と面接試問は別の日に設定されています。志望専修の案内を読み、試験当日の連絡や受験者向けの指示も確認できるようにしてください。筆記が終わってから面接準備を始めず、並行して練習すると、研究計画書と専門学習のつながりを説明しやすくなります。専修別の進行や当日の集合に関する情報は、大学から示される案内に従います。
辞書の持ち込みは、募集要項の表で「辞書持ち込み可」と明記されている専攻・専修に限られ、それ以外では一切認められません。持ち込み可の場合も一般的な語学辞書1冊のみが対象で、専門用語辞典や電子辞書の使用は認められていません。また、外国語試験に自分の母国語を選択することもできない旨が全専攻共通の注意事項として記載されています。
英文学専攻英語教職専修はⅡ期のみの募集です。一般入試であっても、英語教職専修には独自の出願資格があります。出願資格は、明治大学文学部4年次に在学し、英語教育職員1種免許状を取得見込みであること、本研究科の大学院科目を12単位以上修得見込みであること、文学部卒業時のGPAが3.0以上見込み(出願時点で2.8以上)であることの3条件をすべて満たす者に限られており、外部出身者が対象になる区分ではありません。
社会人特別入学試験は、対象となる専修ごとに科目構成が異なります。日本史学専修は小論文と専門科目に面接試問、アジア史専修は小論文と専門科目に面接試問、考古学専修は小論文と専門科目(若干の英文読解力を問う問題を含む)に面接試問という構成です。臨床人間学専攻の現代社会学専修・教育学専修も同様に小論文と専門科目で選考され、教育学専修の専門科目には若干の英文読解問題が含まれ、辞書の持ち込みが認められています。
| 専修 | 1時限 | 2時限(面接試問は翌日) |
|---|---|---|
| 日本史学 | 小論文 | 専門科目 |
| アジア史 | 小論文 | 専門科目 |
| 考古学 | 小論文 | 専門科目(若干の英文読解を含む) |
| 現代社会学 | 小論文 | 専門科目 |
| 教育学 | 小論文 | 専門科目(若干の英文読解を含む、辞書可) |
飛び入学試験は、語学系専攻が外国語と小論文、史学専攻の各専修が外国語(または英語)と小論文、西洋史学専修のみ2時限が小論文及び選択外国語(独・仏・露から1)という構成となっており、いずれも面接試問が課されます。飛び入学試験の小論文は一般入学試験の専門科目に代わる位置づけと考えられ、大学3年次までに培った専門知識を論述形式でどう表現できるかが問われます。出願段階で卒業論文相当の論文(400字詰原稿用紙で80枚程度)をすでに提出している分、小論文では出願書類との一貫性も見られやすい点に注意しておくとよいでしょう。
博士後期課程の一般入学試験・外国人留学生入学試験はⅡ期のみ実施されます。博士前期課程・修士課程とは対象となる課程が異なるため、上の前期課程向けの科目表を後期課程の準備表として使わないでください。前期課程の卒業論文の説明を、後期課程の提出物へ読み替えないことも必要です。これまでの研究成果と今後の研究課題を区別して整理し、後期課程の該当欄に従って必要な手続を確認します。
英文学・史学の外国語を学習計画へ反映する
英文学専攻では、英文学・米文学・英語学の専修に共通する英語と、専修別の専門科目を区別して演習を組みます。英文学史に関心がある場合でも、英語の読解と文学史の説明を同じ作業として扱うと、どちらが不足しているか分かりにくくなります。英文の構造を取る練習では主語、述語、修飾の関係を点検し、専門科目の学習では作品や学説の位置づけを自分の言葉で説明します。読めなかった理由を、語彙・文法・背景知識に分けて記録すると、次に取り組む教材を選びやすくなります。
米文学史を準備する場合は、時代や作品を覚える作業と、作品の特徴を根拠に沿って説明する作業を組み合わせます。英語学であれば、概念の定義を暗記するだけでなく、どのような言語現象の説明に用いるのかを確認します。これらは専門科目への学習上の提案であり、特定の題材が出題されるという予測ではありません。公式に公開されている問題を使って、自分が知識を再生できる範囲と、説明の組み立てに迷う範囲を見分けてください。
史学の日本史学・考古学では英語・独語・仏語・中国語・露語から、アジア史ではこれらに朝鮮語を加えた選択肢から外国語を選びます。西洋史学では、1時限の英語に加え、2時限に専門科目及び独語・仏語・露語からの選択外国語があります。西洋史学の準備では、英語が得意だから語学全体の準備が済んだとは考えず、選択する言語でも資料を読む練習を続ける必要があります。受験する言語と、研究で読む資料の言語を照らして準備します。選択可能な言語でも母国語は選べないという要項の条件に注意してください。
辞書持込が認められる場合は、本番で使える一般的語学辞書の範囲に合わせて練習します。電子辞書や専門用語辞典を使った普段の調査と、試験時の辞書の使用条件は異なります。語義の選択で迷った箇所は、辞書に載っている訳語をそのまま置くのではなく、文章の主張や時代背景に合っているかを点検しましょう。持込不可の専修では、読解中に辞書を引かずに進める練習と、演習後に語義を確認する復習を分けると、学習の目的が明確になります。
入試区分ごとの時間割を準備表に落とし込む
入試区分ごとの科目構成を確認します。2027年度(令和9年度)文学研究科募集要項の試験科目・時間割では、博士前期課程・修士課程の一般入学試験は外国語、専門科目等、面接試問を分けて案内しています。地理学Ⅱ期で口頭発表に替わるのは専門科目の時間枠で、外国語の英語は残ります。地理学Ⅱ期でも英語の試験は課されるので、英語対策を外さないようにしてください。西洋史学は外国語の英語と、専門科目及び選択外国語が別の時限に置かれるため、英語の読解と選択言語の読解を別々の演習欄で管理すると、片方への偏りを把握できます。
同年度の博士前期課程の社会人特別入学試験は、日本史学も含めて対象専修に小論文と専門科目があり、面接試問へ続きます。日本史学も小論文と専門科目の両方を準備してください。考古学と教育学は専門科目に英文読解を含むため、独立した外国語試験がないことから英文を読む練習まで省くことはできません。辞書持込の可否も専修別に扱い、教育学の許可を考古学に当てはめないことが必要です。
飛び入学試験では、一般入学試験の専門科目に当たる時限が小論文となり、西洋史学は小論文及び選択外国語という構成です。準備表は「課程・区分・専修・入試期」を表題にして、その下に受験する科目名と練習に使う資料を並べます。違う区分の過去問を参考にする場合は、内容の学習に使うのか、本番の形式に合わせた演習に使うのかを書き分けてください。これにより、専門知識を学ぶ作業と、志願する区分の答案形式に慣れる作業を混同せずに進められます。
出願から入学までのスケジュール【2027年度】|Ⅰ期・Ⅱ期(冬入試)
2027年度(令和9年度)4月入学分は、博士前期課程・修士課程がⅠ期とⅡ期の2回、博士後期課程がⅡ期のみという年間スケジュールです。Ⅰ期は出願期間が2026年7月3日から7月8日まで(日付印有効、国外からの出願は最終日必着)で、検定料納入期間は6月24日から7月8日、筆記試験は9月16日、面接試問は9月17日、合格発表は9月19日午前10時に文学研究科ホームページで行われ、入学手続の締切は11月27日です。
| 入試期 | 検定料納入期間 | 出願期間 | 筆記試験日 | 面接試問日 | 合格発表 | 入学手続締切 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Ⅰ期(一般・外国人留学生) | 2026年6/24(水)〜7/8(水) | 2026年7/3(金)〜7/8(水) | 2026年9/16(水) | 2026年9/17(木) | 2026年9/19(土)午前10時 | 2026年11/27(金) |
| Ⅱ期(一般・外国人留学生・社会人特別・飛び入学) | 2026年11/18(水)〜12/2(水) | 2026年11/27(金)〜12/2(水) | 2027年2/23(火) | 2027年2/24(水) | 2027年2/26(金)午前10時 | 2027年3/10(水) |
| 博士後期課程(Ⅱ期のみ・一般・外国人留学生) | 2026年11/18(水)〜12/2(水) | 2026年11/27(金)〜12/2(水) | 2027年2/23(火) | 2027年2/24(水) | 2027年2/26(金)午前10時 | 2027年3/10(水) |
Ⅱ期入試には、本学文学部・文学研究科在籍者向けの出願期間延長という特例があります。本学文学部卒業見込者(9月卒業者を除く)と本学文学研究科博士前期課程・修士課程修了見込者は、通常のⅡ期出願締切である12月2日ではなく、2027年1月12日まで出願できます。検定料納入期間もこれに合わせて11月18日から1月12日まで延長されるため、延長対象者と通常日程の志願者を区別してください。
合格発表の日付と入学手続の締切は別の予定として管理してください。Ⅰ期は2026年9月19日午前10時に文学研究科ホームページで合格発表があり、入学手続の締切は2026年11月27日です。Ⅱ期の合格発表は2027年2月26日午前10時、入学手続の締切は2027年3月10日です。合格発表後の予定まで含めて、併願先と日程を比較することが大切です。進学先を決める際に必要な情報を、発表を待つ間に整理しておきましょう。
検定料は全入試区分で35,000円です。検定料の納入期間と、出願書類の受付期間は別々に管理します。Ⅰ期では納入が2026年6月24日から7月8日、出願が2026年7月3日から7月8日です。Ⅱ期の通常日程では納入が2026年11月18日から12月2日、出願が2026年11月27日から12月2日となっています。納入だけで手続が済んだと考えず、出願書類の提出と併せて進み具合を確認してください。
合格後の手続を見越し、卒業や修了が見込みの段階で受験する場合は、入学資格を満たすまでの予定も整理します。英語教職専修や飛び入学は、出願時の条件に加えて入学時に満たす条件があります。出願できることと、入学資格を満たして進学できることを区別する必要があります。履修状況が変わった場合には、受験準備の予定だけでなく進学条件への影響も確認してください。
費用の計画では検定料と入学後に必要な費用を別々に整理します。本記事で示している35,000円は検定料であり、入学に必要な総額を示すものではありません。奨学金や授業料等を調べる場合は、対象課程と適用条件を大学の案内で確認してください。給付や免除を受けられる前提で資金計画を確定しないことが大切です。通学や研究資料の収集など、自分の研究に伴う支出も含めて検討し、受験する時期と進学後の生活の両方を考えましょう。
Ⅰ期の出願は7月に設定されています。出身大学へ証明書を依頼する時期と、研究計画を推敲する時期を分けて予定を組むと、書類待ちで準備全体が止まることを防げます。発行を依頼する書類と、自分で作成する書類を並行して進めることが実務上のポイントです。Ⅱ期も専門科目・外国語の学習と出願準備が重なるため、郵送直前にまとめて照合するのではなく、作成できたものから内容を点検してください。
| 時期の目安 | やること |
|---|---|
| 出願の3〜4か月前 | 志望専攻・専修と入試区分を確定し、研究指導担当教員一覧・試験科目を確認する |
| 出願資格審査が必要な場合 | 該当資格の審査手続と期限を募集要項で調べ、通常の出願より前に準備する |
| 出願の1か月前 | 成績証明書・卒業(見込)証明書の発行を出身大学へ依頼し、研究計画書の初稿を作成する |
| 出願期間 | Ⅰ期は7月3日〜7月8日、Ⅱ期は11月27日〜12月2日(内部進学者は1月12日)の日付印有効(国外からの出願は最終日必着)で郵送する |
| 試験直前 | 専門科目・外国語の過去問演習(窓口閲覧分)と、研究計画書に基づく口述試験の想定問答を仕上げる |
外部受験生が使う出願期間と納入期間の区別
入学検定料納入期間と出願期間は開始日が異なるため、次の区別で予定を立ててください。根拠は2027年度(令和9年度)文学研究科募集要項の入学試験日程です。対象となる課程と入試区分をそろえて、納入の開始日と書類の受付開始日を別々に予定へ登録します。
| 対象・入試期 | 入学検定料納入期間 | 出願期間 |
|---|---|---|
| 博士前期課程・修士課程の一般・外国人留学生入試、Ⅰ期 | 2026年6月24日〜7月8日 | 2026年7月3日〜7月8日 |
| 博士前期課程・修士課程の一般・外国人留学生・社会人特別・飛び入学、Ⅱ期の通常日程 | 2026年11月18日〜12月2日 | 2026年11月27日〜12月2日 |
| 博士後期課程の一般・外国人留学生入試、Ⅱ期の通常日程 | 2026年11月18日〜12月2日 | 2026年11月27日〜12月2日 |
同年度の博士前期課程・修士課程Ⅰ期は日付印有効で、国外からは最終日必着という区別があります。納入できる期間と、願書を受け付ける期間は一致しません。納入が済んだことだけで出願完了と考えず、書類の発送と締切の条件を別に管理してください。Ⅱ期の締切延長は対象となる明治大学の在籍者に限る特例であり、他大学の卒業見込者が同じ延長日程を利用するものではありません。
同年度の文学研究科の検定料は全入試区分で35,000円です。費用を準備する欄と発送する書類の欄を分け、納入した記録と提出書類の控えを同じ入試期のフォルダーに保存すると、問い合わせが必要になった際にも手続きの経過を説明できます。博士後期課程の志願者も、前期課程向けの一覧を流用する際には課程名と対象者を照合してください。
研究室訪問・事前コンタクトの考え方
研究室訪問や事前コンタクトを検討する前に、研究したい問いと、教員に尋ねたい事項を整理します。研究計画書の様式や提出方法は出願年度の募集要項に従い、訪問用の説明資料と正式な出願書類を区別してください。訪問依頼には、自分の関心と相談したい内容を具体的に書くと、相手が相談の趣旨を判断しやすくなります。教員の論文を読んだ場合は、どの議論が自分の問いと関係するのかを短く説明できるようにしておきましょう。
| 相談の観点 | 整理しておく内容 |
|---|---|
| 研究対象 | 作品・史料・地域・調査対象など、具体的に扱いたいもの |
| 研究方法 | 比較・読解・資料分析など、問いに答えるための手順 |
| 志望先との関係 | 教員の研究分野と、自分が相談したい内容との接点 |
史学を志望する場合は、対象となる時代や地域だけでなく、利用したい史料の所在や読解に必要な言語を整理してから相談すると話が具体的になります。臨床人間学の場合も、自分の関心が臨床心理学・現代社会学・教育学のどこに接続するかを検討してください。専修の名称が近いという理由だけで相談先を決めないことが大切です。論文の題名だけでは研究方法が分からないときは、本文の方法や資料の説明まで読んで接点を考えます。
事前連絡の窓口や訪問の受付方法は、大学が公表する案内に従ってください。教員に連絡できる場合も、返信がある前に訪問日を確定したり、面談の実施を前提に移動手段を手配したりしないようにします。事前相談への返信と、出願の受理や合否判断は別です。面談で研究の助言を得られた場合は、その内容を自分の計画にどう反映するかを整理し、受験の準備自体も続けます。
研究室訪問の要否や可否を一律に決めつけず、志望専修と課程に合う案内を確認しましょう。窓口へ尋ねる際には、課程名、専攻・専修、受験予定の入試区分、相談の目的を伝えます。手続に関する質問と、研究内容に関する相談を分けることで、回答を求める相手を選びやすくなります。出願資格や書類の扱いは大学の窓口へ、研究内容に関しては案内された連絡方法に従って相談する、という整理が実務的です。
相談用の説明は、自分が明らかにしたい問い、先行研究との関係、検証に使う資料、入学後に進める手順を軸に組み立てます。相談で助言が欲しい箇所を、自分で考えた案とともに示すと、単にテーマを決めてもらう依頼になりません。史学であれば史料の範囲、文芸メディアであれば対象となる媒体の選び方、地理学であれば資料や調査地域の扱いなど、検討が止まっている理由まで説明できるようにしましょう。
博士後期課程の進学相談では、これまでの研究で示せたことと、新たに取り組みたい課題を分けて説明することが有効です。修士段階の成果を長く説明するだけでは、その後に何を進めたいのかが伝わりにくくなります。成果の要約から、残された課題と次の方法へ話をつなぐ構成を試してください。相談で出た論点は、資料の追加調査、論点の整理、方法の見直しなど、次に行う作業として記録しておきます。
資料と方法の対応を研究計画書で示す
研究計画を具体化する作業例として、史学では研究したい時代や地域を挙げた後に、何を史料として読み、どの記述を比べれば問いに答えられるかを整理します。これは大学が指定する書式ではなく、計画の実行可能性を点検するための方法です。史料に書かれていることと、自分の解釈を分けて記録することで、根拠の説明が抜けた箇所を見つけられます。史料を所在まで調べた段階、実際に閲覧した段階、分析を始めた段階を区別し、まだ読んでいない資料について結論を先取りしないようにします。
文芸メディアを志望する場合の作業例では、作品の内容だけでなく、どの媒体・版・発表の場を対象とするかを書き出します。同じ作品でも比較する対象の選び方によって、答えられる問いは変わります。地理学の場合も、調査対象地域を挙げるだけで終えず、使う資料や観察項目が研究の問いのどこに対応するかを示すと、卒業論文の成果と入学後に広げる課題を分けて説明しやすくなります。これらは研究方法を指定するものではなく、対象を絞る際の考え方です。
推敲では、先行研究から引き継ぐ知見、自分が検討する論点、判断に使う資料を対応させて読み直してください。文献目録に載せた研究が本文のどの議論を支えているかも確かめます。関連文献を増やすことだけに集中すると、自分の問いが埋もれることがあります。口述の練習では、計画書を読み上げる代わりに、資料が入手できなかった場合に研究範囲をどう調整するか、別の解釈が成立する場合に何を比較するかを説明してみてください。説明できない箇所があれば、面接用の言葉を飾る前に計画の対象や方法へ戻って見直します。
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過去問の公開範囲と出題予測(専攻別)
過去問は、公表された範囲を確認して使い、次回の出題を断定しないことが基本です。以下の表は2025年度(令和7年度)・2026年度(令和8年度)の公式公開表に基づく整理です。2026年度(令和8年度)は問題と解答等、2025年度(令和7年度)は問題が案内されています。問題文は転載せず、公開範囲と学習への使い方を説明します。
| 専攻・専修 | 公開表で確認できる範囲 | 資料選びの注意 |
|---|---|---|
| 日本文学・一般 | 英語・専門科目はⅠ期・Ⅱ期とも公開。独語・仏語は未実施 | 次年度に選択できる外国語は募集要項で別に確認 |
| 英文学 | 専修共通の英語、専修別の英文学史・米文学史・英語学 | 期によって実施の有無が異なる |
| 仏文学 | 2025年度(令和7年度)・2026年度(令和8年度)のⅠ期・Ⅱ期は未実施。2024年度(令和6年度)Ⅱ期の参考問題を掲載 | 参考資料の実施年度を取り違えない |
| 独文学 | Ⅱ期の問題が公開 | Ⅰ期の実施を公開表から推測しない |
| 史学・日本史学 | 英語・中国語・専門科目を公開。独語・仏語・露語は未実施 | 受験する言語と公開されている言語を分ける |
| 飛び入学 | 長期間実施がない旨の注記 | 一般入試の問題は同一形式と決めつけない |
出典:文学研究科公式の過去問公開ページ。
公開年度・入試形態・科目を照合して過去問を探す
文学研究科の公式過去問公開ページには、2026年度(令和8年度)と2025年度(令和7年度)の博士前期課程・博士後期課程の問題リンクが掲載されています。2026年度(令和8年度)は解答等のリンクもあり、2025年度(令和7年度)は問題の掲載です。公開表の課程・専修・入試形態・実施期をそろえて探すことで、同名の科目でも自分の受験区分と異なる資料を選ぶことを防げます。
公開表の「未実施」は、その欄の年度・期・科目に関する表示として読みます。たとえば日本文学の一般入試では英語と専門科目が公開される一方、独語・仏語は未実施と表示されています。この表示だけで次の入試で選べる外国語がなくなったと判断せず、出願年度の選択科目は募集要項から決めてください。英文学は専修共通の英語と専修別の英文学史・米文学史・英語学を取り違えないよう、ファイルを保存する際に専修名まで付けると整理しやすくなります。
地理学の博士前期課程Ⅱ期では、専門科目の枠が卒業論文の口頭発表であるため、その枠に筆記問題はありません。問題ファイルが見当たらないことを理由に別の専攻の論述問題だけで代用するのではなく、卒業論文の問い、方法、結果、残された課題を発表資料へ移す作業が必要です。実施状況によっては過年度の参考問題が掲載されるため、資料に表示された年度と自分が準備する入試年度は分けて記録します。
Webで得られる資料を整理した後に窓口閲覧を利用する場合は、大学公式の過去問公開案内で文学研究科の閲覧場所を確認します。文学研究科は駿河台キャンパスの大学院事務室が窓口で、和泉・中野キャンパスでは閲覧できません。写真付き身分証明書を持参し、事務取扱時間内に訪れる必要があります。閲覧したい課程・専修・入試形態と、Webで入手できた資料の一覧を用意しておくと、問題、解答又は解答例、出題の意図のうち何を見たいのかを具体的に伝えられます。
語学と論述を復習するときの点検例
以下は学習上の提案です。外国語の歴史文献などを使って演習する際は、訳語の正誤と、歴史的な文脈の説明を分けて点検すると改善箇所を特定しやすくなります。文中の主張の主体や因果関係を取り違えていないかを確かめたうえで、その概念が当該時代にどのような意味を持つかを説明します。現代の語感だけで歴史用語を置き換えてしまう場合は、訳文の修正に加え、その時代の制度や背景を専門書で調べ直すという学習へつなげられます。
論述の復習では、答案の結論を支える事象を挙げ、その事象からなぜ結論が導けるのかを文章で追います。固有名詞が多くても、事象同士の関係が示されていなければ論証の弱さは残ります。逆に、主張は明確でも時代背景の説明が曖昧なら、概説書や用語の整理へ戻る必要があります。これらは答案を振り返るための学習上の提案であり、大学公認の模範答案や得点換算表ではありません。
なお、2027年度(令和9年度)の文学研究科募集要項では全課程・全入試区分の配点は非公表です。科目別の重みを推定することはできません。大学の解答等が公開されている場合は、その適用範囲に沿って使い、独自の配点や合格点は設定しないでください。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料を確認してください。
過去問演習の記録を次の学習へつなげる
過去問を使うときは、公開されている年度・課程・専修・区分・期を記録したうえで、演習した科目と復習内容を書き残します。解答等がある資料では、自分の答案と比較して、何を誤読したのか、どの概念の説明が不足していたのかを整理してください。解答等がない資料では、自分で採点結果を確定するのではなく、根拠を調べ直す箇所を特定する作業に使います。演習の記録には、正誤だけでなく次に調べる資料も残します。
外国語であれば、訳せなかった単語を一覧にするだけでなく、文のつながりを誤って読んだ箇所を見直します。代名詞が何を指すか、対比されている考えは何か、結論を支える理由はどこにあるかを追ってから訳し直すと、語彙不足と構文理解の問題を分けられます。専門科目では、知っている用語を列挙しただけになっていないか、説明の中心となる主張に対して具体例が働いているかを確かめましょう。確認に使った文献の書誌情報も記録すると、後から研究計画書の準備に戻るときに参照できます。
公開表の未実施欄が多い場合も、独自に出題形式を決めてしまわないことが大切です。仏文学では2024年度(令和6年度)Ⅱ期の参考問題が掲載されていますが、これを2027年度(令和9年度)の出題内容そのものと考えることはできません。参考問題から学習上の課題を見つける作業と、受験年度の募集要項から科目や持込条件を決める作業を分けて進めます。過年度の問題は練習材料であり、次回の出題を約束するものではありません。
窓口閲覧を検討する場合は、Webで既に入手した資料を課程・専修別に整理してから訪れると、追加で見たいものを伝えやすくなります。問題を見たいのか、解答又は解答例を見たいのか、出題の意図を知りたいのかを分けておきましょう。駿河台キャンパスの大学院事務室での閲覧には写真付き身分証明書が必要です。事務取扱時間も確認し、閲覧した資料の対象年度と入試区分を自分の学習記録に残してください。
口述試験(面接)対策|想定質問と研究計画書との一貫性
口述試験の準備では、研究計画書に書いた主張を、自分の言葉で説明できるかを確かめます。以下は練習用の想定質問であり、大学が公表した質問例ではありません。実際の出題内容や採点基準を示すものでもありません。研究テーマ、資料、方法、先行研究との関係を順に説明し、答えにくかった箇所を計画書へ戻して点検するために使ってください。
- どのような研究上の問いを明らかにしたいですか。
- その問いを考えるようになった学習・研究上の経緯は何ですか。
- 志望する専攻・専修と研究テーマはどのようにつながっていますか。
- 関連する先行研究から何を学び、どこに課題が残ると考えていますか。
- 研究対象や資料をその範囲に絞った理由は何ですか。
- どのような方法で資料を分析し、問いへの答えを導きますか。
- 必要な資料や研究環境を利用できる見通しはありますか。
- 資料が得られない場合や、想定と異なる結果が出た場合はどう対応しますか。
- 卒業論文などで取り組んだ内容を、入学後の研究にどうつなげますか。
- 入学後の研究を進めるうえで、現在補う必要がある知識や技能は何ですか。
回答の準備では、結論を述べ、その根拠となる研究経験や資料を示し、今後の課題につなげる練習が有効です。専門用語を並べるだけでは、なぜその方法を選んだかが伝わりません。計画書の言葉を説明できないときは、暗記より内容の理解に戻ります。用語が指す範囲、比較したい対象、判断の根拠を言い換え、自分が何を理解していて、何をこれから調べるのかを分けて話してください。
自分の研究に対して別の解釈を提示された場合は、すぐに相手の説明へ全面的に合わせるのではなく、自分の根拠を確認しながら応答します。採用している資料ではどこまで言えるか、追加の資料があれば何を検討できるかを示すと、研究の限界と次の作業を説明できます。これは対話の練習であり、特定の答え方で高く評価されると保証するものではありません。
地理学Ⅱ期の卒業論文発表を準備する
2027年度(令和9年度)の地理学専攻・一般入試Ⅱ期では、2時限に卒業論文の口頭発表が設定されています。提出した卒業論文、作成しない場合は代わる研究レポート等について、1人あたり20分にまとめてパワーポイントで発表します。卒業論文の発表では、研究の問いと得られた結果の対応を示します。本文を順に縮めるだけでなく、何を調べ、どの資料や方法を用い、何が分かったかを聞き手が追える構成に整えてください。
出願時のレジュメはA4判2枚程度を8部、卒業論文等のコピーは1部です。発表の説明と提出したレジュメが違う言葉を使っている場合、同じ対象を指しているかを自分で確認します。図や表を使うときは、何を比較したものか、資料の範囲はどこまでか、結果から何を読み取ったかを口頭でも説明できるようにします。スライドの見栄えを整える作業と、研究の根拠を点検する作業を分けると、内容の弱い箇所を見つけやすくなります。
発表練習では、研究に詳しい相手と、テーマを初めて聞く相手のどちらにも説明してみる方法があります。専門的な質問への答えと、前提知識を補う説明の両方が必要になるためです。卒業論文で明らかにしたことと、入学後に調べたいことを混同しないようにしてください。まだ調べていない内容を結論として話さず、今後の計画として位置づけます。
併願の考え方|明治の他研究科・他大学の文学研究科
明治大学大学院文学研究科は、Ⅰ期(出願7月・試験9月)とⅡ期(出願11月・試験2月)という時期の異なる2回の入試機会を博士前期課程・修士課程に設けています。Ⅰ期で不合格だった場合や準備が間に合わなかった場合でもⅡ期で再挑戦できる設計であるため、他大学の大学院入試のスケジュールと照らし合わせながら、Ⅰ期を軸にするかⅡ期を軸にするかを早めに決めておくと、研究計画書や専門科目対策の配分を計画しやすくなります。ただし博士後期課程はⅡ期のみの実施であるため、博士後期課程を目指す場合は年1回の出願機会に照準を合わせる必要があります。
明治大学大学院には文学研究科以外にも複数の研究科があり、外部院試の準備範囲を広げて検討したい場合は、同じ大学の他研究科の外部院試を解説した明治大学大学院 経営学研究科の外部院試対策や明治大学大学院 政治経済学研究科の外部院試対策も参考になります。同じ明治大学の研究科でも出願資格や試験科目の設計は大きく異なるため、文学研究科以外を併願先として検討する場合は、専攻ごとの募集要項を横並びで確認しておくことをおすすめします。大学院入試全体の流れやスケジュールの立て方を体系的に押さえたい方は、大学院入試対策の完全ガイドで全体像を確認してください。
志望する教員への事前連絡を検討するときは、相談の受付方法と伝えたい内容を先に整理すると安心です。研究室訪問のメールをどう書けばよいか迷う場合は、本文末の関連リンクにある研究室訪問メールの例文で依頼から御礼までの組み立てを確認しておくと、連絡を取る段階で文面に悩む時間を減らせます。
研究計画書の完成度や面接試問での説明の一貫性に不安がある場合は、専門スタッフやプロ講師による個別サポートを活用する方法もあります。スプリング・オンライン家庭教師の大学院入試対策コースでは、出願資格の確認から専攻選び、研究計画書の方向性、口述試験の想定問答まで、現在の学習状況や志望専攻に合わせて整理するサポートを行っています。独学で進めていて出願資格の解釈に迷う場合や、研究計画書のように構想の整理が必要な書類に自信が持てない場合は、早めに第三者の目を入れて確認することが、出願直前の手戻りを防ぐことにつながります。
併願先を比較するときの作業順序
併願先の検討では、大学名や入試の難しさの印象だけを並べず、研究対象、指導を受けたい分野、必要な外国語、出願と入学手続の時期を同じ表にまとめます。明治大学の文学研究科と政治経済学研究科・経営学研究科を比べる場合も、共通する関心がどの研究上の問いになるのかを考えてください。たとえば社会や組織に関心があっても、扱う資料や理論が異なれば、研究計画書の説明は変わります。併願先ごとに、研究の問いと受けたい指導の関係を整理します。
同じ研究計画の表紙だけを変えて提出すると、志望先に合わせた研究方法や準備状況の説明が不足することがあります。共通して使えるのは、これまで読んだ文献や研究経験などの材料です。その材料のどこを中心に据え、どの問いを進めるのかは志望先ごとに検討します。文学研究科同士で併願する場合にも、専修の名称が同じだから同じ試験科目とは考えず、各大学の募集要項を個別に確認してください。本文末には同大学の他研究科と他大学の文学研究科の関連記事をまとめています。
日程表では、出願締切、試験日、合格発表日、入学手続締切を分けます。試験日が重ならなくても、進学先を決める前に手続期限が来る場合があります。明治大学のⅠ期の手続締切は2026年11月27日で、Ⅱ期の通常出願期間が始まる日でもありますが、これらは別々の手続です。同じ日付でも、何を完了させる期限なのかを明記します。併願先の結果を待てるかどうかは、各大学の正式な手続案内に基づいて判断してください。
準備の進み具合を比較するときは、共通して必要な語学の学習と、志望先ごとに異なる提出物の作成を分けます。語学演習を共通化できる場合でも、辞書使用や問題形式が異なれば本番向けの練習は調整が必要です。研究計画書の推敲も同様に、先行研究の整理は共有しながら、志望先に合う研究環境や指導分野との接点をそれぞれ説明します。受験先を増やしたことで既に決めた志望先の提出準備が遅れていないかも、日程表と合わせて点検しましょう。
よくある質問(FAQ)
明治大学大学院 文学研究科の入試はいつですか?
2027年度(令和9年度)の博士前期課程・修士課程Ⅰ期は、2026年9月16日が筆記試験、9月17日が面接試問です。Ⅱ期(冬入試)は2027年2月23日が筆記試験、2月24日が面接試問です。通常の出願期間はⅠ期が2026年7月3日〜7月8日、Ⅱ期が2026年11月27日〜12月2日で、冬の試験でも出願は前年に進めます。博士後期課程はⅡ期のみです。本学の対象在籍者にはⅡ期の出願締切の特例があるため、課程と対象者を区別して日程表を見てください。
外部の大学からでも文学研究科に出願できますか?
一般入試では英語教職専修を除き、大学卒業者や2027年3月31日までの卒業見込者が出願資格の対象です。英語教職専修は明治大学文学部4年次在学生に限定されます。外部から出願可能であることと、選考を経て合格することは別です。専攻・専修に対応する外国語や専門科目を調べ、研究内容を説明する準備も進めましょう。外国人留学生・社会人特別・飛び入学はそれぞれ独自の出願資格を確認してください。
明治大学 文学研究科の倍率はどのくらいですか?
倍率などの実績は未公表です(2026年10月3日時点の公式募集要項に記載がない)。本記事では実倍率(受験者数÷合格者数)や合格倍率(志願者数÷合格者数)の数値を掲載していません。募集人員は入試結果の人数とは異なるため、募集枠から合格の見込みを推定しないでください。確認できる募集人員と科目構成を使い、自分に必要な準備を整理することが現実的です。
語学の外部スコアは必要ですか?
一般入試・社会人特別入試・飛び入学試験には、TOEIC・TOEFL・IELTS等の外部英語検定の下限は設定されていません。一般入試と飛び入学では外国語筆記試験を準備します。社会人特別入試は独立した外国語科目はありませんが、考古学・教育学の専門科目には英文読解を含みます。外国人留学生入試の教育学専修A区分には、日本留学試験の日本語合計360点以上または日本語能力試験N1合格という要件があり、日本の大学・大学院の卒業・修了歴による免除もあります。
過去問はどこで確認できますか?
文学研究科の公式過去問公開表を利用できます。2026年度(令和8年度)は問題と解答等、2025年度(令和7年度)は問題が掲載されています。専攻・専修、課程、入試区分、Ⅰ期・Ⅱ期を合わせて資料を探してください。窓口閲覧は駿河台キャンパスの大学院事務室で行い、写真付き身分証明書と事務取扱時間の確認が必要です。和泉・中野キャンパスでは閲覧できません。
社会人特別入試はありますか?
Ⅱ期に実施されます。対象は史学専攻の日本史学・アジア史・考古学と、臨床人間学専攻の現代社会学・教育学です。2027年4月1日現在28歳以上で、大学卒業者等の条件を満たす必要があり、卒業見込みは対象外です。西洋史学・臨床心理学や、それ以外の専攻にはこの社会人特別入試はありません。小論文、専門科目、面接試問を準備し、専修による英文読解や辞書の扱いも照合してください。
出典:文学研究科公式の過去問公開表。
出典:大学公式の過去問公開案内。
まとめ
明治大学大学院文学研究科の外部院試は、まず専攻・専修の中から志望専攻・専修を絞り込み、次に自分がどの入試区分(一般入学試験、外国人留学生入学試験、社会人特別入学試験、飛び入学試験)に該当するかを確認するところから準備が始まります。一般入学試験は英語教職専修を除いて大学卒業者・卒業見込者等が対象となる一方、社会人特別入学試験は史学専攻の一部専修と臨床人間学専攻の一部専修に限定されている点や、研究計画書の分量・様式を該当する募集要項で照合することは、出願前に必ず確認しておく必要があります。
試験科目は専攻・専修ごとに外国語(または仏語・独語)と専門科目の組み合わせが細かく定められており、地理学専攻のⅡ期のように卒業論文の口頭発表という独自の選抜方式を採る専攻もあります。TOEIC・TOEFLなど外部の英語スコア提出は一般入学試験等では求められておらず、一般入試では大学が実施する外国語筆記試験への準備が必要です。社会人特別入試では、考古学・教育学の専門科目に含まれる英文読解にも対応します。
倍率などの実績は未公表です(2026年10月3日時点の公式募集要項に記載がない)。募集人員の規模差だけで難易度を単純に判断することは避けるべきです。募集人員や出願資格、日程などの数値は年度ごとに更新されるため、出願前には必ず文学研究科の公式サイトで最新の学生募集要項を確認し、疑問点は大学院事務室へ直接問い合わせながら準備を進めてください。
準備を始める際は、志望専修と選抜区分を決め、対応する出願資格と試験科目を手元の予定表にまとめてください。専門科目の学習、外国語の読解、研究内容の説明を別々に進めながら、提出物とのつながりを点検します。独学で研究計画の整理や口述の練習に不安がある場合は、本文末の対策記事や相談先を活用する方法もあります。
参考・出典(明治大学大学院公式)
募集人員・出願資格・科目・日程は2027年度(令和9年度)の募集要項、過去問は大学の公開表と窓口閲覧案内を参照しています。配点は非公表です。入試結果の人数を裏づける資料は本記事に掲載していないため、倍率の数値も示していません。出願前には、以下の公式資料で志望課程・専修・選抜区分の該当欄と更新情報を確認してください。
関連する対策記事・相談先
- 大学院入試対策コース(明治大学大学院 文学研究科の研究計画書・口述対策)
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