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明治大学大学院 経営学研究科の外部院試を徹底解説|出願資格・試験科目・研究計画書・面接対策まで

明治大学大学院 経営学研究科の外部院試とは、明治大学以外の大学・大学院を卒業(見込み)した人が、経営学研究科の博士前期課程(修士)または博士後期課程(博士)に進学するために受ける入学試験のことです。経営学専攻の1専攻のみで構成され、博士前期課程にはリサーチコースとマネジメントコースの2コースが置かれています。本記事では、明治大学大学院が2026年6月12日に公開した2027年度学生募集要項(経営学研究科)をもとに、募集人員・出願資格・英語外部試験の扱い・試験科目・研究計画書の字数・日程・過去問の公開範囲まで、確認できた事実だけを整理して解説します。
経営学研究科の外部院試で特に押さえておきたいのは、専門科目の筆記試験が「経済学・経営学・会計学のうち1科目選択」という形式になっている点と、一般・外国人留学生・博士後期課程の受験者は原則としてTOEIC(L&R)・TOEFL iBT・IELTS(Academic Module)のいずれかのスコア提出が必須という点です。研究計画書の提出も求められますが、指導教員への事前の研究室訪問は「そのような慣例はない」と研究科の公式Q&Aで明記されています。数値や日程は年度で変わるため、確認できなかった項目は「最新の募集要項でご確認ください」と補足しながら読み進めてください。
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明治大学大学院経営学研究科とは|外部院試の全体像
明治大学大学院経営学研究科は、独立した精神と個の強さを持ち、優れた専門知識を身につけた人材の養成を教育目的として掲げる研究科です。博士前期課程では研究・教育分野におけるスペシャリストの育成に加えて、企業や公的分野におけるトップマネジメントおよび経営関連分野の高度専門職業人の育成を目標としています。博士後期課程では大学や研究機関で研究・教育の任にあたる人材、すなわち研究領域のプロフェッショナルの養成を目標としており、前期・後期のいずれも「実学としての経営学」を追究する姿勢が明記されています。外部院試を検討する際は、自分の研究テーマがリサーチ志向かマネジメント実務志向かを、まずこの教育目的に照らして確認することが出発点になります。
博士前期課程と博士後期課程、リサーチコースとマネジメントコース
博士前期課程には、リサーチコースとマネジメントコースの2コースが設置されています。リサーチコースは、経営学をより高度に発展・展開したいと希望する者を対象とし、博士後期課程への進学を見据えた研究者養成型のカリキュラムです。マネジメントコースは職業上の経験を踏まえて諸課題の本質を見きわめたいと考え、実務の世界で修得してきた知識を理論的に掘り下げたい社会人を対象とする、社会人再教育型のコースです。マネジメントコースは平日夜間と土曜の履修で修了できるカリキュラムが組まれており、リサーチコースの通常の時間割とは学び方そのものが異なります。
入試種別によって、どちらのコースに所属することになるかがあらかじめ決まっている点も外部院試特有の注意点です。一般入学試験と外国人留学生入学試験はリサーチコースのみを募集し、社会人特別入学試験(一種)はマネジメントコースのみを募集します。社会人特別入学試験(明治大学経営学部卒業生)だけは、出願時にリサーチコースかマネジメントコースかを自分で選択する形式で、いったん届け出たコースは出願後に変更できません。志望コースと入試区分の対応関係を取り違えると出願そのものが成立しないため、募集要項の該当ページを必ず確認してください。
8つの専門分野系とグローバルコースの構成
経営学専攻は、経営理論・管理、企業論、経営科学、人事・労務、経営史、財務会計、管理会計、公共経営という8つの専門分野の系に体系化されています。カリキュラム・ポリシーでは、この8系を有機的に配置することで、各系に特化した専門能力だけでなく、多面的な視点から企業の諸課題を解決できる能力を育成する方針が示されています。加えて、英語による授業を行うグローバルコースの科目や、外国語経営・会計研究、海外提携大学院における授業科目も設置されており、ダブルディグリープログラムなど国際的な学びの選択肢も用意されています。
外部院試の受験者にとって実務的に重要なのは、入学志願書に「希望指導教員名」を記入する欄がある点です。研究指導担当教員一覧表を参照して、自分の研究テーマに最も近い系・教員を出願前に特定しておく必要があります。特に博士後期課程志願者と博士前期課程社会人特別入学試験(明治大学経営学部卒業生)の志願者は、この欄に希望指導教員の受験許可印を得ることが出願の条件になっているため、系の構成を理解したうえで早い段階から指導教員候補を絞り込むことが対策の第一歩になります。
公式サイトで確認できる範囲では、8つの系にはそれぞれ代表的な演習科目が設置されています。研究計画書で自分の研究テーマを系に接続する際は、こうした科目名を手がかりに、入学後にどの演習で何を学ぶのかまで具体的にイメージしておくと説得力が増します。
| 専門分野の系 | 代表的な演習科目の例 |
|---|---|
| 経営理論・管理系 | 経営戦略演習、財務管理演習 |
| 企業論系 | 日本経営論演習、中小企業論演習 |
| 経営科学系 | 経営統計学演習、リスク・マネジメント演習 |
| 人事・労務系 | 経営労務演習、労使関係演習 |
| 経営史系 | 経営史演習、日本経営史演習 |
| 財務会計系・管理会計系 | 会計理論・実務分析に関する演習 |
| 公共経営系 | 非営利組織論演習、行政経営論演習 |
アドミッション・ポリシーでは、博士前期課程が積極的に受け入れる学生像を4つの類型で示しています。経営学をより高度に発展させたいリサーチコース志望者、実務で培った知識を理論的に掘り下げたいマネジメントコース志望の社会人、実務知識が学問的にどのような位置にあるかを探求したい者、そして外国語を用いて経営・会計研究を行いダブルディグリープログラム等に参加したい者の4類型です。自分がどの類型に近いかを整理しておくと、研究計画書や面接試問で志望理由を説明しやすくなります。
実施される入試種別・募集人員・出願資格|語学スコアの扱い
2027年度(2027年4月入学)の経営学研究科入試は、博士前期課程と博士後期課程のそれぞれで実施されます。博士前期課程には一般入学試験、外国人留学生入学試験、社会人特別入学試験(一種)、社会人特別入学試験(明治大学経営学部卒業生)の4区分があり、博士後期課程には一般入学試験と外国人留学生入学試験の2区分があります。博士前期課程はⅠ期とⅡ期の2回の出願機会があるのに対し、博士後期課程はⅡ期のみの実施です。外部からの受験者は、まずこの回数と区分の違いを整理してから、自分がどの区分に当てはまるかを確認する必要があります。
2027年度の入試種別とコース別募集人員
公式の募集要項によると、博士前期課程の募集人員はリサーチコースが25名、マネジメントコースが15名です。博士後期課程の募集人員は8名となっています。ただし募集要項には「本研究科の定める基準点に達した者を合格とするため、試験結果によっては合格者数が募集人員を満たさない場合がある」という注記があり、募集人員はあくまで目安であって必ず満員まで合格者を出す制度ではない点に注意が必要です。入試種別ごとに募集するコースが固定されているため、募集人員の数字を見る前に、自分が出願できる入試区分がどのコースに属しているのかを取り違えないようにしてください。
| 課程 | コース | 募集人員 | 主な対応入試区分 |
|---|---|---|---|
| 博士前期課程 | リサーチコース | 25名 | 一般・外国人留学生・社会人特別(経営学部卒業生) |
| 博士前期課程 | マネジメントコース | 15名 | 社会人特別(一種)・社会人特別(経営学部卒業生) |
| 博士後期課程 | (コース区分なし) | 8名 | 一般・外国人留学生 |
募集人員の数字だけを見ると小規模に感じますが、社会人特別入学試験(一種)には全国社会保険労務士会連合会や日本中小企業診断士協会連合会による推薦入試制度が別途設けられているなど、区分ごとに実質的な間口の広さが異なります。志望動機や現在の立場によって、どの区分が自分にとって現実的な入り口になるかを早めに絞り込んでおくと、出願書類の準備を計画的に進められます。
出願資格の考え方(一般・社会人特別・外国人留学生)
博士前期課程・一般入学試験の出願資格は、大学を卒業した者および2027年3月31日までに卒業見込みの者を中心に、大学改革支援・学位授与機構による学士取得者、外国において16年の学校教育課程を修了した者、修業年限4年以上の専修学校専門課程を文部科学大臣指定の日以後に修了した者など、9つの類型で整理されています。個別の出願資格審査により大学卒業と同等以上の学力があると認められた22歳以上の者も出願対象に含まれますが、この審査を希望する場合はⅠ期は6月22日、Ⅱ期は11月16日までに大学院事務室へ申し出て、通常の出願書類一式とあわせて出願資格審査申請書を提出する必要があります。
社会人特別入学試験(一種)は、一般入学試験の出願資格を満たしたうえで、原則として出願時に実務経験通算3年以上であること、かつ大学卒業者(卒業見込みは不可)などの条件のいずれかを満たすことが求められます。社会人特別入学試験(明治大学経営学部卒業生)は、実務経験通算3年以上に加えて本学経営学部の卒業者であることが前提となり、リサーチコース志望者はさらに卒業要件科目のGPA2.00以上という条件が加わります。いずれの区分も希望指導教員の受験許可印と本学経営学部専任教員からの推薦が必要になるため、実務経験のある社会人が受けやすい区分というよりも、明治大学経営学部の在学時の実績と教員との接点が問われる区分と捉えたほうが実態に近いといえます。
外国人留学生入学試験は、日本国以外の国籍を有し初等・中等教育のすべてを外国の教育機関で修了した人が対象です。外国の大学(大学院)のみを卒業した志願者はA区分、日本の大学(大学院)を卒業した志願者はB区分に分かれ、A区分の志願者は日本留学試験の日本語(聴解・聴読解、読解、記述の合計)で360点以上を取得することが出願条件になります。日本の大学・大学院のいずれかを卒業・修了している場合はこの日本語要件が免除されます。
博士後期課程の出願資格は、博士前期課程とは別の基準で整理されています。修士の学位または専門職学位を有する者(2027年3月31日までの取得見込みを含む)を中心に、外国で修士相当の学位を授与された者、外国の学校が行う通信教育を日本国内で履修して修士相当の学位を得た者、国際連合大学の課程を修了した者などが対象です。大学卒業後に研究機関等で2年以上研究に従事し、修士の学位を有する者と同等以上の学力があると個別審査で認められた者も出願対象に含まれますが、この場合はⅡ期入試であれば11月16日までに大学院事務室へ出願資格審査を申し出る必要があります。
TOEIC・TOEFL iBT・IELTSスコア提出のルール
博士前期課程の一般・外国人留学生入学試験、および博士後期課程の一般・外国人留学生入学試験の志願者は、筆記試験当日から過去2年以内に受験したTOEIC(L&R)、TOEFL iBT、またはIELTS(Academic Module)のスコアを提出しないと、原則として受験を認められません。TOEIC IPテストのスコアは出願スコアとして使用できず、TOEFL iBTはTest Dateスコアのみが有効でMy Bestスコアは対象外、Home EditionやPaper Editionのスコアも使用できません。IELTSもIndicator・Online・One Skill Retakeは対象外とされており、通常の会場受験によるスコアが前提です。
提出方法もスコアの種類によって細かく規定されています。TOEIC(L&R)は紙の公式認定証原本、またはQRコード付きのデジタル公式認定証を印刷したものを郵送します。TOEFLはETSアカウントからスコアレポートの送付手続きを行い、IELTSはTest Report Formのコピーと直送依頼が完了したことを示す画面の印刷物を提出する形式です。いずれも顔写真のないスコアは無効とされ、氏名・生年月日はパスポートの記載と一致している必要があるため、記載内容の食い違いは試験実施団体に早めに訂正を依頼してください。
提出期限はⅠ期入学試験が2026年8月28日必着、Ⅱ期入学試験が2027年1月20日必着です。TOEFL iBTを送付する場合は、明治大学大学院のInstitution Code(5132)と経営学研究科のDepartment Code(82)を指定してETS経由でスコアレポートの送付手続きを行う必要があり、出願直前に慌てて申し込むと期限に間に合わないおそれがあります。スコア提出は出願書類の一部であって出願資格そのものではないため、点数の合否ラインは公表されていませんが、提出がなければ受験自体が認められない点は明確なルールとして押さえておく必要があります。
博士後期課程には、英語能力試験のスコアによる筆記試験(英語)免除の仕組みもあります。2026年1月20日以前に受験したスコアであれば、TOEIC(L&R)800点以上、TOEFL iBT79点以上、IELTS(Academic Module)6.0以上のいずれかを満たすことで筆記試験が免除されます。ただし2026年1月21日以降に受験したスコアについては基準が改定されていることが募集要項の記載から読み取れるため、免除を狙う場合は必ず最新の学生募集要項でスコア基準を確認してください。
試験科目を徹底解説|専門科目・小論文・英語・面接試問
経営学研究科の試験科目は、入試区分によって大きく異なります。全ての区分に共通しているのは面接試問が課される点で、筆記試験の内容だけを見て対策を組み立てると、面接での説明力という重要な評価軸を見落としやすくなります。ここでは4つの入試区分ごとに試験科目を整理します。
一般・外国人留学生入学試験(リサーチコース)の専門科目
一般入学試験と外国人留学生入学試験(リサーチコース)は、1日目に専門科目の筆記試験(10時から11時10分、経済学・経営学・会計学のうち1科目を選択)、2日目に面接試問という2日構成です。選択する受験科目は出願書類に明記した時点で確定し、出願後の科目変更は認められません。試験当日は辞書の使用が認められておらず、1日目の筆記試験合格発表を経て、2日目の面接試問には筆記試験合格者のみが進みます。
外国人留学生入学試験は試験科目・時間割こそ一般入学試験と共通ですが、A区分(外国の大学・大学院のみを卒業)とB区分(日本の大学・大学院を卒業)で出願資格・提出書類が分かれる点が異なります。専門科目3科目のうちどれを選ぶかは、自分の学部時代の専攻とその後の研究計画をどこまで一貫させられるかに直結するため、出願前に過去問(後述)で出題形式を確認したうえで選択することをおすすめします。
社会人特別入学試験(マネジメントコース)の小論文
社会人特別入学試験(一種)は、1日目に小論文、2日目に面接試問という構成で、専門科目の筆記試験は課されません。全国社会保険労務士会連合会または日本中小企業診断士協会連合会からの推薦者は筆記試験(小論文)が免除される制度もあり、推薦を受けられる立場にある社会人にとっては選考の重心がより面接試問側に寄る形になります。社会人特別入学試験(明治大学経営学部卒業生)は、リサーチコース・マネジメントコースいずれを選んでも面接試問のみで選考されるため、この区分に出願する場合は面接での説明力が合否を左右する比重が一段と大きくなります。
博士後期課程の修士論文審査と英語筆記試験
博士後期課程の選考は、第1次試験(修士論文審査)と第2次試験(筆記試験および面接試問)の2段階です。他大学大学院や明治大学の他研究科からの志願者は、修士論文審査を第1次試験として受け、受験票の送付をもって第1次試験合格と扱われます。明治大学大学院経営学研究科の博士前期課程修了者は修士論文審査が原則免除される一方、マネジメントコースを課題研究レポートの作成で修了した者は第1次試験で論文審査を受ける必要があるという例外規定があるため、内部進学に近い立場でも油断はできません。
第2次試験は、1日目に英語の筆記試験(10時から11時10分)、2日目に面接試問という構成です。英語の筆記試験では一般的な語学辞書のみ使用が認められており、専門用語辞典や電子辞書は使用できません。前述のとおり、一定の英語外部試験スコアを満たしていれば、この筆記試験(英語)自体が免除される仕組みもあります。修士論文またはこれに代わる論文(和文4万字以上・英文1万ワード以上)の提出も、他大学大学院・他研究科からの志願者には求められます。
面接試問がすべての入試区分で課される理由
博士前期・博士後期を問わず、どの入試区分でも最終選考は面接試問です。アドミッション・ポリシーには、博士前期課程で求める資質として語学力や経営学の知識理解力、論理的な分析能力、基本的な情報処理能力、誰とでもコミュニケーションを取れる能力と協調性が挙げられており、筆記試験だけでは測りきれないこれらの資質を面接試問で確認する設計になっていると考えられます。面接試問の詳細(時間割・形式)は受験票に同封される文書、または筆記試験当日に指示される運用のため、事前に細部まで公表されているわけではありません。
提出書類も入試区分によって細かく異なります。共通して必要になるのはA票(入学試験志願票・受験票)、入学志願書、研究計画書、卒業(見込)・修了(見込)証明書、成績証明書、出願書類チェックリストです。外国の大学・大学院を卒業した志願者は学位取得(見込)証明書も追加で必要になり、外国人留学生入学試験の志願者はさらに経費支弁方法計画書、パスポートのコピー、在留カード(特定在留カード)の表面・裏面コピーの提出が求められます。社会人特別入学試験では在職期間の証明書、経営学部卒業生入試では専任教員の推薦書も必須です。書類は一つでも欠けると受理されないため、出願書類チェックリストを使って早めに準備状況を可視化しておくことをおすすめします。
研究計画書の書き方と研究室訪問の実際
経営学研究科の出願では、区分に応じた研究計画書の提出が求められます。字数と構成が入試区分によって明確に異なるため、テンプレートを流用するのではなく、自分が出願する区分の指定に沿って書き分ける必要があります。
研究計画書の字数・構成(一般2,000字/社会人特別2,400字)
一般入学試験・外国人留学生入学試験の研究計画書は、志望する研究科・課程・コース名・氏名・希望指導教員名を記入したうえで、研究計画を2,000字以内、将来の志望進路を200字程度でA4判にまとめる形式です。社会人特別入学試験(一種・経営学部卒業生)の研究計画書は、①研究テーマ、②研究テーマを選んだ理由、③研究計画(研究のアプローチ方法を中心に作成)の3項目を2,400字以内、④研究科修了後に研究成果をどう活かしたいかを200字程度で作成する形式です。どちらも「研究計画書の作成要領」という文書が研究科のWebサイトからダウンロードできるため、様式の詳細はそちらで必ず確認してください。
なお、全国社会保険労務士会連合会からの推薦入試で出願する場合は、研究計画書の提出が不要とされています。研究計画書は志望理由書を兼ねる書類でもあるため、なぜ経営学研究科の8専門分野系の中でその系を選ぶのか、入学後にどの科目・演習を通じて研究を進めるのかまで具体的に書き込めるかどうかが、内容の説得力を左右します。
字数が限られている分、盛り込む要素の優先順位づけが重要になります。一般・外国人留学生の2,000字であれば、問題意識(なぜそのテーマに関心を持ったか)、先行研究や実務上の課題の整理、研究の進め方(文献研究・調査・データ分析など)、経営学研究科で研究する意義という4つの要素を過不足なく配分するのが基本です。社会人特別の2,400字では研究テーマを選んだ理由が独立項目として求められるため、実務経験の中で生まれた問題意識を、単なるエピソードで終わらせず学術的な問いに翻訳できているかが、一般入試以上に重視されると考えられます。
「研究室訪問の慣例なし」をどう読むか
経営学研究科の公式Q&Aでは、希望指導教員の研究室訪問について「そのような慣例はありません」と明記されています。教員への直接連絡自体は可能とされていますが、大学側が教員個人の連絡先を志願者からの問い合わせに応じて教える対応はしていません。他大学の大学院で一般的な事前訪問の慣行がこの研究科には制度化されていないため、「訪問すべきかどうか」で迷うよりも、研究計画書と面接試問での説明の完成度を上げることに時間を使うほうが合理的な対策になります。
ただし、これは指導教員との接点が一切不要という意味ではありません。入学志願書には希望指導教員名を記入する欄があり、次に説明するとおり一部の区分では指導教員の受験許可印そのものが出願条件になっています。訪問という形式にこだわらず、メール等での直接連絡を通じて研究テーマの適合性を確認できるかどうかを、出願前に自分なりに検証しておくことをおすすめします。
希望指導教員の受験許可印が必要な入試区分
希望指導教員の受験許可印が必要になるのは、①博士後期課程を志願する者、②博士前期課程社会人特別入学試験(明治大学経営学部卒業生)を志願する者の2区分です。この2区分では出願書類の受理そのものが指導教員の許可を前提としているため、実質的に事前相談が必須になります。募集要項でも、博士前期課程の社会人特別入学試験(経営学部卒業生)と博士後期課程の一般・外国人留学生入学試験は「事前相談を必須とする」入試として明記されており、事前相談を希望する場合はⅠ期が6月22日、Ⅱ期が11月16日までに大学院事務室へ申し出る必要があります。
募集要項には、事前相談は指導希望教員との研究テーマの適合性を確認するためのものであり、合格を約束するものではなく、相談内容が出願後の合否に影響することもないと注記されています。研究室訪問の慣例がない代わりに、この事前相談の仕組みが実質的な接点になっていると理解しておくと、準備の優先順位を立てやすくなります。
入学志願書の希望指導教員名欄は、出願後に変更できないという点も見落とされがちな注意点です。研究計画書の内容と希望指導教員の専門分野がずれていると、面接試問で研究テーマの実現可能性そのものを問われる可能性があります。8つの系のうちどの系に近いテーマなのかを、研究計画書を書き始める前の段階で研究指導担当教員一覧表と照らし合わせておくと、出願後の手戻りを防げます。
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出願から合格発表・入学手続までのスケジュール
2027年度入試には、博士前期課程のⅠ期・Ⅱ期と、博士後期課程のⅡ期という異なる日程が設定されています。Ⅰ期は前年の秋に試験が行われる早期日程で、Ⅱ期は翌年2月に試験が行われる通常日程にあたります。併願を検討する場合や、勤務先の都合で受験時期を選びたい場合は、この2回の出願機会をどう使うかが計画づくりの起点になります。
筆記試験・面接試問はいずれの区分・時期も駿河台キャンパスで実施されます。試験当日は写真照合が行われたうえで着席が求められ、試験開始後30分を過ぎて入室した場合は受験自体が認められません。遠方から受験する場合は、天候不順や交通機関の乱れを見込んで、前日入りできるスケジュールを組んでおくと安心です。
Ⅰ期入試の日程
Ⅰ期入試(博士前期課程のみ)は、出願期間が2026年6月24日から7月8日まで(日付印有効)、入学検定料の納入期間が7月3日から7月8日までです。筆記試験は2026年9月15日、面接試問は翌9月16日に実施され、合格発表は2026年9月18日、入学手続書類の発送は2026年11月中旬、入学手続の締切は2026年11月27日となっています。
| 項目 | Ⅰ期入試の日程 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年6月24日(水)〜7月8日(水) |
| 検定料納入期間 | 2026年7月3日(金)〜7月8日(水) |
| 筆記試験日 | 2026年9月15日(火) |
| 面接試問日 | 2026年9月16日(水) |
| 合格発表 | 2026年9月18日(金) |
| 入学手続締切 | 2026年11月27日(金) |
Ⅱ期入試(博士前期・博士後期)の日程
Ⅱ期入試は博士前期課程・博士後期課程の両方で実施されます。出願期間は2026年11月18日から12月2日まで、検定料納入期間は11月27日から12月2日までです。筆記試験は2027年2月19日、面接試問は翌2月20日という日程で博士前期・博士後期とも共通しており、合格発表は2027年2月24日、入学手続の締切は2027年3月10日です。
| 項目 | Ⅱ期入試の日程 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年11月18日(水)〜12月2日(水) |
| 検定料納入期間 | 2026年11月27日(金)〜12月2日(水) |
| 筆記試験日 | 2027年2月19日(金) |
| 面接試問日 | 2027年2月20日(土) |
| 合格発表 | 2027年2月24日(水) |
| 入学手続締切 | 2027年3月10日(水) |
検定料・出願書類・出願方法の注意点
入学検定料は35,000円(消費税は課税されません)で、金融機関の窓口(ゆうちょ銀行を除く)、指定のコンビニエンスストア(ローソン・セブン-イレブン・ファミリーマート・ミニストップ)、またはクレジットカード(VISA・マスターカード・JCB・アメリカン・エキスプレス・銀聯)での納入が可能です。出願締切日を過ぎた振り込みは無効になり、一度納入した検定料は返還されません。
出願書類の提出方法は郵送のみで、国内出願者は角形2号封筒(240ミリメートル×332ミリメートル)を用意し速達・簡易書留で送付、国外出願者はEMSやDHLなど追跡可能な国際郵便・国際宅配便で出願期間最終日必着として送付します。明治大学大学院はオンライン出願システムを採用しておらず、書類はすべて郵送で受け付ける運用です。研究計画書・卒業(見込)証明書・成績証明書・英語能力試験のスコア関係書類など、提出書類は入試区分ごとに細かく指定されているため、出願書類チェックリストを使って抜け漏れがないか出願前に必ず確認してください。
入学後の学費についても、外部からの受験者が見落としやすいルールがあります。本学学部卒業生や本学大学院博士前期課程修了者が他研究科の博士前期課程に入学する場合や、本学学部卒業生で他大学の大学院博士前期課程を修了した人が博士後期課程に入学する場合は入学金が半額になり、本学大学院博士前期課程修了者が博士後期課程に進学する場合は入学金そのものが免除されます。外国人留学生が経費支弁方法計画書を作成する際の目安としては、経営学研究科は年間200万円程度を提示しており、正確な学費の金額は明治大学の学費一覧ページで年度ごとに確認する必要があります。
倍率・難易度をどう見立てるか
経営学研究科の学生募集要項および研究科ホームページで確認できる範囲では、入試区分別・コース別の志願者数・合格者数・倍率といった数値は公表されていません。大学入試のような競争率の公開が前提になっていないため、外部からの受験者は「何倍だから安全/危険」という判断軸ではなく、募集人員の規模と選考方法の設計から難易度を見立てる必要があります。
公式に倍率が公表されていない理由と代わりに見るべき指標
募集要項には「本研究科の定める基準点に達した者を合格とするため、試験結果によっては合格者数が募集人員を満たさない場合がある」という基準点方式の説明があります。これは単純な相対評価による定員充足ではなく、アドミッション・ポリシーを満たしているかどうかを総合的に判断する選考方式であることを示しています。倍率という単一の数字よりも、専門科目・小論文・英語のどこで基準点を超える実力を示せるか、そして面接試問でアドミッション・ポリシーに沿った説明ができるかという、選考基準そのものへの適合度を対策の軸に据えるほうが実態に近い準備になります。
コース・入試区分ごとの難易度の違い
難易度の感触は、コース・入試区分によって性質が異なります。リサーチコース(一般・外国人留学生入学試験)は募集人員25名に対して専門科目の筆記試験が課されるため、経済学・経営学・会計学いずれかの学部レベル以上の知識と論述力が問われます。マネジメントコース(社会人特別入学試験一種)は募集人員15名で専門科目に代えて小論文と面接試問が中心になるため、実務経験を論理的に言語化できるかどうかが評価の中心になると考えられます。社会人特別入学試験(明治大学経営学部卒業生)は、出願資格自体が本学経営学部卒業者に限定される特殊な区分であるため、外部からの受験者が選べる区分ではない点にも注意してください。
博士後期課程(募集人員8名)は、他大学大学院・他研究科からの志願者にとって第1次試験の修士論文審査が実質的なフィルターになる点も難易度を考えるうえで重要です。修士論文またはこれに代わる論文の審査を通過しなければ、第2次試験(英語筆記試験・面接試問)にすら進めません。修士論文の完成度そのものが選考の前半を左右するため、外部から博士後期課程を目指す場合は、出願期の直前ではなく修士課程在学中の研究段階から、経営学研究科の8系のどこに接続できる研究かを意識しておくことが実務的な備えになります。
過去問分析と面接試問(口述試問)対策
経営学研究科は、過去の入学試験問題を研究科の専用ページでWeb公開しています。ここでは公開されている過去問の範囲と、確認できた傾向をもとにした出題予測・対策の考え方を整理します。
公開されている過去問の範囲とルール
経営学研究科の過去問公開ページでは、「直近2年間に実施していない科目は、現在の出題内容の参考とならず混乱を招く可能性があるため、公開していません」という方針が明記されています。2026年度・2025年度の入試問題が確認できる範囲では、博士前期課程の専門科目(Ⅰ期・Ⅱ期の経済学・経営学・会計学)、博士前期課程の小論文(Ⅰ期・Ⅱ期)、博士後期課程の英語が公開対象になっています。専門科目のうち経済学は、両年度とも選択者がいなかったため実施されておらず、参考として過去の問題が案内されている状態でした。
| 年度 | 課程・科目 | 公開状況 |
|---|---|---|
| 2026年度 | 博士前期・専門科目(経営学/会計学、Ⅰ期・Ⅱ期) | 問題・解答等を公開 |
| 2026年度 | 博士前期・専門科目(経済学、Ⅰ期・Ⅱ期) | 選択者なしで未実施、参考問題を案内 |
| 2026年度 | 博士前期・小論文(Ⅰ期・Ⅱ期) | 問題のみ公開(解答等は非公表) |
| 2026年度 | 博士後期・英語 | 問題・解答等を公開 |
| 2025年度 | 博士前期・専門科目(経営学、Ⅰ期・Ⅱ期/会計学、Ⅰ期) | 問題を公開 |
| 2025年度 | 博士前期・小論文(Ⅰ期・Ⅱ期) | 問題のみ公開(解答等は非公表) |
| 2025年度 | 博士後期・英語 | 問題を公開 |
過去問は研究科ホームページから直接ダウンロードできる形式で公開されており、事務室への申し出や訪問が必要な大学院と比べると入手のハードルは低いといえます。ただし解答例・出題の意図までは公表されていない科目もあるため、自分の解答が妥当かどうかを客観的に確認したい場合は、経済学・経営学・会計学いずれかを専門とする第三者に見てもらう機会を作ることをおすすめします。
2025年度の公開状況を見ると、会計学もⅡ期は選択者がおらず未実施だった年があるなど、専門科目3科目の中でも選択される科目には年度差があることが確認できます。「直近2年間に実施していない科目は公開しない」という運用方針がある以上、3年以上前の過去問集や、他の受験者から伝聞で得た情報だけに頼るのはリスクがあります。出願を予定している年度の直前に、必ず研究科の過去問公開ページを見直し、実際に出題実績のある科目・形式を基準に対策範囲を決めてください。
専門科目(経済学・経営学・会計学)の出題傾向
専門科目は経済学・経営学・会計学のうち1科目を選択する形式で、試験時間は10時から11時10分の70分です。出願時に届け出た科目は変更できないため、過去問で出題形式(論述式か計算問題を含むか、大問がいくつあるか)を必ず確認したうえで、自分の学部での学習履歴に最も近い科目を選ぶことが対策の起点になります。経営学であれば経営戦略・組織論・マーケティングなど基礎理論の理解と論述力、会計学であれば財務会計・管理会計の基礎知識と計算・論述の両方が問われる可能性を想定し、経済学は選択者が少ないことも踏まえて、志望する系の教員がどの科目を重視しているかを事前に把握しておくと安心です。
小論文・英語の出題傾向
社会人特別入学試験(一種)の小論文は、専門科目に代わる筆記試験として位置づけられており、辞書の使用は認められていません。解答例が非公表であることからも、模範解答を暗記する対策ではなく、自分の実務経験と経営学研究科で学びたいテーマを論理的に結びつけて論述する練習を重ねる必要があります。博士後期課程の英語筆記試験は、一般的な語学辞書の使用のみ認められており、経営学分野の英語文献を読み解く語学力が問われる出題であることが、博士後期課程のアドミッション・ポリシーが求める「外国語文献を読み解く語学力」という記述からもうかがえます。
面接試問で想定される質問と回答の組み立て方
面接試問の具体的な質問内容は公表されていませんが、研究計画書の提出が求められていることと、アドミッション・ポリシーが語学力・論理的分析能力・情報処理能力・コミュニケーション能力を求めていることから、次のような論点への準備は最低限必要と考えられます。
- なぜ経営学研究科のこの系(経営理論・管理、企業論、経営科学、人事・労務、経営史、財務会計、管理会計、公共経営のいずれか)を志望するのか
- 研究計画書に書いた研究テーマを、希望指導教員の研究分野とどう接続して進めるのか
- 専門科目・小論文で選んだ科目と、これまでの学習歴・実務経験はどうつながっているのか
- 入学後の履修計画(リサーチコースかマネジメントコースか)と修了後の進路をどう考えているのか
- 社会人特別入学試験の場合、実務経験をどのように研究テーマへ接続して説明するのか
回答を丸暗記するのではなく、研究計画書に書いた内容を自分の言葉で口頭説明できる状態を作ることが、面接試問対策の中心になります。特に希望指導教員の受験許可印が必要な区分(博士後期課程・社会人特別入学試験〈経営学部卒業生〉)では、事前相談の段階で伝えた内容と面接試問での説明に一貫性があるかどうかも、間接的に評価に影響する可能性があります。
併願戦略と関連する準備|内部リンク
経営学研究科の公式Q&Aでは、明治大学の他研究科との併願について「試験日程が重複していなければ可能」と案内されています。出願書類はそれぞれの研究科に個別に提出する必要があるため、併願する場合は研究計画書・成績証明書などを研究科の数だけ用意する手間を見込んでおく必要があります。経営学研究科と学問領域が近い研究科(政治経済学研究科など)を併願する受験者も一定数いると考えられ、明治大学大学院の別研究科の外部院試については、明治大学大学院 政治経済学研究科の外部院試を徹底解説も参考になります。
また、他大学の経営学研究科・商学研究科やMARCH内の他大学院と併願する場合は、専門科目の出題科目(経済学・経営学・会計学)や英語外部試験の基準が大学ごとに異なる点に注意が必要です。TOEIC・TOEFL・IELTSのスコアは提出期限が出願より前に設定されているため、併願先すべての基準を満たすスコアをどのタイミングまでに確保するかを、逆算してスケジュールを組むことが実務上のポイントになります。大学院入試で必要な英語スコアの目安については、大学院入試のTOEICスコアは何点必要かで研究科別の考え方を整理しているので、あわせて確認してください。
研究計画書の作成に不安がある場合は、研究計画書の例文・テンプレート集で構成の基本を確認したうえで、経営学研究科が指定する字数(一般2,000字・社会人特別2,400字)に沿って書き直す進め方が効率的です。大学院入試全体の準備の流れをまだ整理できていない場合は、大学院入試対策の完全ガイドで出願から合格発表までの全体像を確認したうえで、経営学研究科固有のスケジュールに落とし込むことをおすすめします。専門科目・小論文・研究計画書・面接試問を並行して準備する必要がある場合は、大学院入試対策コースで、志望系・希望指導教員に応じた個別の対策を相談することもできます。
併願以外に知っておきたい実務上の注意点
公式Q&Aでは、併願以外にも外部からの受験者が誤解しやすい点がいくつか案内されています。海外在住の留学生は「受験許可書」の発行を受けてビザを取得したうえで出願できますが、筆記試験はオンラインではなく対面での受験が前提とされているため、試験当日までに来日する計画を別途立てておく必要があります。研究生制度についても、現職の研究者を対象とした制度であって受験対策を目的とした受け入れは行っておらず、研究生の身分のままでは入学試験を受験できない点が明記されています。
税理士試験の科目免除を目的に経営学研究科への進学を検討する人もいますが、Q&Aでは課程を修了しただけで自動的に免除されるわけではなく、学位論文の内容を国税審議会が審議したうえで免除の可否が決まると案内されています。税理士試験の科目免除を主目的に据える場合は、研究計画の段階から会計学系・財務会計系の教員のもとで、審議を通過しやすいテーマ設定を意識しておく必要があります。
よくある質問(FAQ)
明治大学大学院経営学研究科の外部院試には、研究計画書は必須ですか。
はい。一般入学試験・外国人留学生入学試験は研究計画2,000字以内・将来の志望進路200字程度、社会人特別入学試験(一種・経営学部卒業生)は研究テーマ・選んだ理由・研究計画を合わせて2,400字以内・修了後の活かし方200字程度の研究計画書が必要です。全国社会保険労務士会連合会からの推薦入試のみ提出が不要とされています。
研究室訪問はしたほうがよいのでしょうか。
経営学研究科の公式Q&Aでは「そのような慣例はありません」と明記されています。教員への直接連絡自体は可能ですが、大学側が連絡先を仲介することはありません。博士後期課程と社会人特別入学試験(経営学部卒業生)は希望指導教員の受験許可印が出願条件になっているため、訪問という形式にこだわらず、必要な区分では早めに教員と接触して事前相談を済ませておくことが実務的な対応になります。
TOEICやTOEFLのスコアがないと出願できませんか。
博士前期課程の一般・外国人留学生入学試験、博士後期課程の一般・外国人留学生入学試験では、筆記試験当日から過去2年以内に受験したTOEIC(L&R)・TOEFL iBT(Test Dateスコア)・IELTS(Academic Module)のいずれかのスコア提出がないと、原則として受験を認められません。TOEIC IPテストやTOEFL iBTのHome Edition・Paper Editionは対象外です。社会人特別入学試験(一種・経営学部卒業生)にはこの提出義務は課されていません。
専門科目は経済学・経営学・会計学のどれを選ぶべきですか。
出願時に届け出た科目は変更できないため、自分の学部での専攻や研究計画との一貫性を優先して選ぶことをおすすめします。過去問を見ると経済学は選択者が少ない年度が続いていることが公開情報から確認できますが、これは受験者数の偏りであって難易度の高低を示すものではないため、志望する系の指導教員が重視する科目を軸に判断してください。
社会人特別入学試験(一種)と社会人特別入学試験(明治大学経営学部卒業生)は何が違いますか。
社会人特別入学試験(一種)はマネジメントコースのみを募集し、小論文と面接試問で選考されます。社会人特別入学試験(明治大学経営学部卒業生)はリサーチコース・マネジメントコースのどちらかを選択でき、面接試問のみで選考されますが、出願資格が本学経営学部の卒業者に限定され、希望指導教員の受験許可印と専任教員の推薦書が必要です。外部(他大学卒)の社会人が出願できるのは、原則として社会人特別入学試験(一種)です。
博士後期課程は誰でも受験できますか。
博士後期課程の出願資格は、修士の学位または専門職学位を有する者(取得見込みを含む)が中心です。他大学大学院や明治大学の他研究科からの志願者は修士論文審査が第1次試験として課されますが、明治大学大学院経営学研究科の博士前期課程修了者は原則としてこの審査が免除されます。ただし、マネジメントコースを課題研究レポートの作成で修了した場合は、第1次試験で論文審査を受ける必要があります。
倍率はどのくらいですか。
研究科の公式ページで確認できる範囲では、入試区分別・コース別の志願者数・合格者数・倍率は公表されていません。募集要項には「本研究科の定める基準点に達した者を合格とするため、合格者数が募集人員を満たさない場合がある」という記載があり、単純な競争率よりも専門科目・小論文・英語の基準点到達と、アドミッション・ポリシーに沿った面接試問での説明力が問われる選考と理解しておくのが実態に近いといえます。
他研究科や他大学院との併願はできますか。
明治大学の他研究科との併願は、試験日程が重複していなければ可能です。ただし出願書類は研究科ごとに個別提出が必要で、経営学研究科と政治経済学研究科のように学問領域が近い研究科であっても、専門科目・研究計画書は共通化できません。他大学の経営学研究科・商学研究科と併願する場合は、英語外部試験のスコア提出期限が大学によって異なるため、最も早い締切に合わせてスコアを確保しておくと安全です。
まとめ
明治大学大学院経営学研究科の外部院試は、リサーチコース(研究者養成型)とマネジメントコース(社会人再教育型)という2つのコース、そして一般・外国人留学生・社会人特別(一種)・社会人特別(経営学部卒業生)という4つの入試区分の組み合わせで制度が設計されています。専門科目は経済学・経営学・会計学から1科目選択、社会人特別(一種)は小論文、博士後期課程は修士論文審査と英語筆記試験というように、区分ごとに問われる内容が明確に異なるため、自分がどの区分に該当するのかを最初に正確に見極めることが対策の出発点になります。
研究室訪問の慣例がない一方で、博士後期課程と社会人特別入学試験(経営学部卒業生)では希望指導教員の受験許可印が出願条件になっているなど、区分によって指導教員との関わり方も異なります。募集人員(リサーチコース25名・マネジメントコース15名・博士後期課程8名)や日程、検定料35,000円といった数値は2027年度募集要項に基づくものであり、年度が変われば更新される可能性があるため、最終的な出願判断は必ずその年度の学生募集要項を根拠に行ってください。専門科目・小論文・研究計画書・面接試問という複数の準備を同時並行で進める必要がある入試だからこそ、希望指導教員の系を早期に定め、英語外部試験のスコア確保と過去問演習を並行させる計画性が、限られた出願期間の中で対策を仕上げる現実的な道筋になります。
倍率や合格ラインが公表されていない以上、対策の進み具合を自分だけで判断するのは難しい面もあります。募集要項の読み違いや研究計画書の方向性のずれに早い段階で気づくためにも、専門知識を持つ第三者に定期的に見てもらいながら、出願までのスケジュールを逆算して準備を進めることをおすすめします。
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