【大学編入】高知高専とは！？高専の特色、大学編入の状況

大学編入2023.03.07

1 はじめに
2 所在地
3 偏差値
4 教育理念・学科
5 生徒数
6 ロボコン
7 大学編入状況
8 おわりに

はじめに

大学編入コース・高専プログラム編集部です。

今回の記事では、高知工業高等専門学校、通称、高知高専の特色や大学編入の状況などについてまとめました。

所在地

高知高専は、高知県南国市にあります。

偏差値

偏差値は

高知県の高校 92 校中6位です。

高知県内で偏差値が同じ高校、近い高校は、下記の通りです。

土佐女子高校(偏差値 60)、高知小津高校(偏差値59)、高知⻄高校(偏差値59)、高知西高校(偏差値58)です。

教育理念・学科

高知高専は、1963年(昭和38年)設立以来、これまでに多くの優秀な技術者・研究者を育て産業界や国・地方自治体、教育機関などへ送り出してきました。

高知高専は「学生自らすすんで実践することによって、学問的・技術的力量を身につけ、徳性を養い、将来、創造力のある風格の高い人間・技術者として国際社会を主体的に生きることを目指させる」を教育方針として掲げています。

高知高専本科には、ソーシャルデザイン工学科の下、以下の5つのコースが設置されています。

コース	内容
エネルギー・環境	電気・電子システム技術の中心となる、生活を豊かにする情報通信技術とエレクトロニクス、生活を支える環境に優しい電気エネルギー技術やその環境技術を幅広く学び、高度情報化社会を支えるハードウェア、ソフトウェアからシステムまでをデザインできる実践的な技術を修得し、これからの社会をリードする電気・電子・情報通信システム産業及びエネルギー関連産業を担う人材を育成する。続きを読む
ロボティクス	介護や福祉、災害救助をはじめ、医療・福祉・農業・食品加工分野など社会で実際に活用・実装が期待されているロボットテクノロジーについて幅広い知識を身に付けるとともに、基幹産業として今後の発展が期待されているロボット関連産業を担い、地域社会でこれらの産業を育成できる幅広い知識と技術を持ち、人々の社会生活をデザインできる人材を育成する。続きを読む
情報セキュリティ	高度情報化社会で重要となる情報関連技術について、基礎から応用まで幅広い知識を身に付けるとともに、情報通信、ネットワーク、ハードウェアを含めたコンピュータシステム、特に情報セキュリティに関する知識と実践的な技術を修得し、人々の健全で安心・安全な暮らしと豊かな社会をデザインするとともに、その実現に貢献できる専門的・学際的な人材を育成する。続きを読む
まちづくり・防災	土木・建築を主とした幅広い専門知識を融合し、社会基盤としての「まちづくり・住まいづくり」ができ、また地震・洪水などの自然災害から人々の暮らしを守る防災技術をもち、防災関連産業の振興や防災関連技術の発展に寄与でき、地球全体を視野に入れた環境を総合的にデザインできる人材を育成する。続きを読む
新素材・生命	化学や生物学の基礎から応用までの幅広い知識をもとに、化学工業・環境・情報通信・精密機器分野などでの利用されている高機能材料並びに医薬品製造・食品産業・環境分野などで生物の機能を活かす生命科学に関する知識と実践的な技術を修得し、地域社会からグローバル社会において、これからの未来を支える新素材及び生命科学関連産業の担い手になるべく、人類に有益なモノをデザインできる人材を育成する。続きを読む

生徒数

入学定員数は、１学年160名(各学科32名)、総定員800名で、令和4年には、5学年で797名の学生が在籍しています。

本科には202名の女子学生が在籍しており、おおよそ3.9人に1人の割合です。

マレーシア、モンゴル、カンボジアなど海外からの留学生も10名在籍して言います。

ロボコン

過去5年間の高知高専のロボコンにおける成績は、以下の通りです。

年度	全国大会	四国地区大会
2022		Aチーム(ムササビ忍法) 特別賞(株式会社安川電機) Bチーム(飛行星) 特別賞(本田技研工業株式会社)
2021		A チーム(Pet Bot) デザイン賞、特別賞(田技研工業株式会社) Bチーム(Pet Bot) 特別賞(東京エレクトン株式会社)
2020		A チーム(ロボこい) 特別賞(株式会社安川電機)
2019		A チーム特別賞(ローム株式会社) B チーム特別賞(東京エレクトロン株式会社)
2018		A チーム(イカちゃん・タコちゃん) アイデア賞、特別賞(株式会社安川電機) B チーム(SAKURA WHIP) 特別賞(東京エレクトロン株式会社)

大学編入状況

令和3年度には、157名が卒業され、そのうち108名が就、44名が進学、その他5名となっています。

高知高専の5年生の学生の一部は、専攻科への進学あるいは他大学の2年次／3年次へ編入をします。

令和 3 年における進学状況を見ると、高知高専専攻科への進学者が最も多く(令和 3 年 23 名、令和 2 年 16 名、平成 31 年 25 名) 、次いで豊橋技術科学大学で(令和 3 年 6 名、令和 2 年 6 名名、平成 31 年 2 名)、徳島大学(令和 3 年 1 名、令和 2 年 1 名、平成 31 年 2 名)、九州大学(令和 2 年 2 名、平成 31 年 2 名)です。

またそのほかには、名古屋大学(令和 2 年 1 名)、東北大学(平成 31 年 2 名)、北海道大学(令和 3 年度 1 名、令和 2 年度 1 名)、神戶大学(令和 2 年 1 名)、筑波大学(平成 31 年 1 名)、神戶大学(平成 31 年度 1 名)、横浜国立大学(令和 2 年度 1 名)、千葉大学(令和 3 年度 1 名、平成 31 年 2 名) などの難関大学への編入者も複数名います。

高知高専の大学編入実績は平均的なものと言えるでしょう。