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群馬大学情報学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

群馬大学情報学部の編入試験を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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群馬大学情報学部の第3年次編入学は、大学・短期大学・高等専門学校等の在学者や卒業者が、小論文と面接を中心とした選考を経て、情報学部情報学科の第3学年に編入する制度です。情報学部は2021年4月に、旧社会情報学部と旧理工学部電子情報理工学科情報科学コースを統合して新設された旧社会情報学部と旧理工学部電子情報理工学科を統合した文理融合型の学部で、編入学試験そのものは2023年度入学者選抜から実施されている比較的新しいルートにあたります。本記事では、群馬大学情報学部が2026年6月に公表した2027年度学生募集要項と、群馬大学が公開している2023〜2026年度の第3年次編入学実施状況にもとづき、出願資格、試験科目と配点、出願から入学までの日程、倍率の推移、科目別の対策、面接・志望理由書・過去問の扱いまでを、確認できた一次情報の範囲で整理します。募集要項は年度ごとに改訂されるため、出願を検討する際は必ず群馬大学情報学部の公式ページで最新版をご確認ください。

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目次

①群馬大学情報学部の編入学とは|4プログラム制と文理融合の学び

群馬大学情報学部は、平成5年(1993年)設置の社会情報学部と、理工学部電子情報理工学科の情報科学コースを母体として、2021年4月に新設された学部です。人文社会科学的な視点で情報化社会の課題を扱ってきた旧社会情報学部の系譜と、計算機科学・電子情報工学を担ってきた旧理工学部の系譜を統合し、文理融合の教育研究組織として設計されている点が、他大学の情報系学部と比べたときの特徴です。学部は情報学科の1学科構成で、学生は2年次から「人文情報プログラム」「社会共創プログラム」「データサイエンスプログラム」「計算機科学プログラム」の4プログラムのいずれかに配属されます。第3年次編入学の場合は、出願の時点で志願するプログラムを1つ選び、合格者は出願の際に志願したプログラムへそのまま配属される仕組みです。編入後にプログラムを変更する仕組みは募集要項に記載がないため、出願段階でどのプログラムで学ぶかを決めておく必要があります。

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4プログラムの内容は、2027年度募集要項の「プログラムについて」欄で次のように説明されています。人文情報プログラムは人文科学的知見を活用して高度情報化社会における課題を探索する能力を修得し、課題解決のための実践的理念を提供できる能力を養成します。社会共創プログラムは、高度情報化によるシステム(制度)の変化について社会科学的知見を活用して課題を発見し、社会的課題の解決および社会目標の達成のためのシステム(制度)の構築や方策を提案できる能力を養成します。データサイエンスプログラムは、社会全体から集められるビッグデータを情報システムを利用して収集する方法を設計し、集まったデータから目的とする価値に適合した解決策を導く能力を養成し、計算機科学プログラムは、計算機や情報ネットワークをその数理的原理から理解することで、人工知能や各種情報システムを研究開発できる能力を養成します。

プログラム学びの方向性小論文の型
人文情報プログラム人文科学的知見から情報化社会の課題を探索文系型
社会共創プログラム社会科学的知見から社会システムの課題解決を提案文系型
データサイエンスプログラムビッグデータの収集・分析と解の導出理系型
計算機科学プログラム計算機・ネットワークの数理的理解とAI・システム開発理系型

情報学部のディプロマ・ポリシー(人材育成の目標)には、「人工知能(AI)やIoTを含む先端技術の創出・利活用を可能とする知識基盤を備え、人文科学・社会科学の知見から情報社会における課題を発見し、情報科学とデータサイエンスの知識を総合することで、持続可能でインクルーシブな社会の発展と課題解決に寄与できる人材の育成を目指す」と明記されています。編入学で入学する場合も、この目標のうちどちらの側面(人文社会科学からのアプローチか、データサイエンス・計算機科学からのアプローチか)を重視して学びたいかを、プログラム選択の判断軸の一つにすることができます。

教育内容の面では、初年次に教養教育科目と学部基盤共通科目でデータサイエンスの理論・スキルと人文社会の基礎概念を学び、2年次以降は選択したプログラムの専門教育を系統的に履修します。3年次には文理融合の観点を取り入れて異なるプログラムの学生がグループを組み社会課題解決に取り組む「融合型PBL」があり、3〜4年次には教員ごと、あるいは複数の教員によるグループを単位とする少人数のゼミナールで専門知識を深めながら卒業研究へと進みます。編入生は2年間という限られた在学期間で、この融合型PBLとゼミ・卒業研究の両方に参加することになるため、出願前にどのプログラムのどの分野に関心があるかを固めておくと、入学後の学びと志望理由の一貫性を保ちやすくなります。修学条件としては、本学部に2年以上在学し所定の単位を修得することが学士の学位取得の条件となっており、出身大学・学校で修得した単位は全部または一部が卒業要件単位として認定されます。入学時期は毎年4月で、編入学年次は第3学年です。

群馬大学が情報学部の設置理念として掲げているのは、Society 5.0の実現に向けて、IoT・AI・ビッグデータなどの技術と社会課題の解決を両立させる人材の育成です。募集要項では「データサイエンス・コンピュータサイエンスと、社会や人の理解という両側面からアプローチする」学部であると説明されており、技術と対象領域の双方をバランスよく学べることが特徴とされています。募集要項の「入学前に学習することが期待される内容」の欄では、人文情報プログラムまたは社会共創プログラムでは外国語能力の向上への関心が望まれる資質として明記されており、データサイエンスプログラムまたは計算機科学プログラムを志望する場合は自然科学(特に数学)を基礎とする分野への探求心が、それぞれ望まれる資質として明記されています。

情報学部の学科構成が「情報学科」の1学科であることも、他大学の情報系学部と比較する際に押さえておきたい点です。学科を分けずにプログラム制で専門分野を分岐させる設計になっているため、出願段階でプログラムを選ぶことが学科選びに相当します。人文情報プログラムと社会共創プログラムは人文・社会科学寄り、データサイエンスプログラムと計算機科学プログラムは数理・工学寄りという大まかな傾向がありますが、いずれのプログラムも情報学部が掲げる文理融合の理念のもとで構成されているため、完全に文系・理系に二分されるわけではありません。これまでの学習歴がどちらの系統に近いかを整理したうえでプログラムを選ぶことが、志望理由書と面接での説明のしやすさにも直結します。

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②募集人員・出願資格|一般10名の内訳とプログラムで異なる出願要件

2027年度の第3年次編入学の募集人員は、情報学科一般10名(社会人若干名を含む)です。この人数は2023年度の先行公表以降2024〜2027年度まで一貫して10名で設定されています。出願区分は「一般」と「社会人」の2つに分かれており、それぞれ出願資格が異なります。

一般の出願資格は、次の8つのいずれかに該当することが条件です。

  1. 大学を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者
  2. 学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者、または2027年3月までに授与される見込みの者(大学改革支援・学位授与機構による学位)
  3. 短期大学を卒業した者、または卒業見込みの者
  4. 高等専門学校を卒業した者、または卒業見込みの者
  5. 大学に2年以上(休学期間を除く)在学し62単位以上を取得した者、または在学・取得見込みの者
  6. 専修学校の専門課程(修業年限2年以上、総授業時数1,700時間以上)を修了した者、または修了見込みの者
  7. 高等学校・中等教育学校後期課程・特別支援学校高等部の専攻科課程(修業年限2年以上で文部科学大臣の定める基準を満たすもの)を修了した者、または修了見込みの者
  8. 外国において学校教育における14年の課程を修了した者、または修了見込みの者
区分主な出願資格
一般大学卒業(見込)、学位授与機構の学士、短大卒業(見込)、高専卒業(見込)、大学2年以上在学・62単位以上取得(見込)、専修学校専門課程修了(見込)、高校専攻科修了(見込)、外国14年課程修了(見込)の8区分
社会人2027年4月1日時点で上記に相当する資格を満たし、卒業・修了等から3年以上経過した者。出願要件なし

社会人としての出願は、2027年4月1日現在で大学・短期大学・高等専門学校の卒業者、学位授与機構による学士取得者、大学に2年以上在学し62単位以上取得して退学した者、専修学校専門課程修了者、高校専攻科等修了者、外国14年課程修了者のいずれかに該当し、卒業・修了等から3年以上経過している場合に社会人として出願可能です。社会人区分には出願要件(後述する英語外部試験等の要件)が課されない点が一般区分との違いです。社会人としての編入学を具体的に検討している方は、学習と仕事の両立スケジュールもあわせて確認しておくと、出願書類の準備や試験当日までの計画が立てやすくなります。

群馬大学情報学部の編入学で特に見落としやすいのが、出願要件がプログラムによって異なるという点です。人文情報プログラムまたは社会共創プログラムに一般区分で出願する場合、次の9つの資格・スコアのいずれか1つを満たすことが出願の条件になります。

  • 実用英語技能検定(英検) 2級以上
  • TEAP のReadingとListeningの2技能受験で合計100点以上
  • TOEIC Listening&Reading Test 500点以上(団体向けのTOEIC-IPは認められますが、オンラインのIPテストは対象外)
  • TOEFL-ITP 460点以上(デジタル版は除く)
  • TOEFL-iBT 50点以上、もしくはバンドスコア3.5以上(Home Editionは除く)
  • IELTS 4.5以上
  • 実用数学技能検定 準1級以上
  • 統計検定 2級以上
  • 情報処理技術者試験(ITパスポートを含むどの区分でも可)の合格

2027年度募集要項では、英検を除くスコア型の資格のうちTEAP・TOEIC・TOEFL-ITP・TOEFL-iBTの4つについて、受験日が2024年6月以降であることが有効条件とされています(IELTSにはこの受験日条件は付されていません)。9つの選択肢のうち、情報処理技術者試験はITパスポートを含むどの区分で合格しても要件を満たせるとされている点も見落とせません。情報系の基礎学習を進めてきた方には準備期間を短縮できる可能性がある一方、英語外部試験や実用数学技能検定準1級・統計検定2級といった他の選択肢と比べて、どれが自分の学習歴に合うかは人によって異なります。どの資格・スコアを選ぶ場合も、証明書の原本提出が必要になる点は共通しているため、取得後は証明書の保管方法もあわせて確認しておいてください。

プログラム出願要件
人文情報/社会共創英検2級以上、TEAP合計100点以上、TOEIC L&R 500点以上、TOEFL-ITP460点以上、TOEFL-iBT50点(バンド3.5)以上、IELTS4.5以上、数検準1級以上、統計検定2級以上、情報処理技術者試験合格のいずれか1つ
データサイエンス/計算機科学出願要件なし

一方、データサイエンスプログラムまたは計算機科学プログラムを志願する場合は出願要件がありません。つまり同じ情報学部の編入学でも、志望するプログラムによって出願前に満たすべき条件の重さが大きく異なるということです。英語や資格試験のスコアに不安がある場合、理系型の小論文に対応できる学力があるなら、データサイエンスプログラムまたは計算機科学プログラムを軸に検討する余地があります。逆に人文情報プログラムや社会共創プログラムを志望する場合は、出願要件のうちどれを満たすかを早い段階で決め、証明書の発行スケジュールも含めて逆算しておく必要があります。TOEICでの要件クリアを軸に考える方は、500点ラインに向けた学習計画を早めに立てておくと安心です。

出願にあたって提出が必要な書類も、出願資格・出願区分によって細かく分かれています。全員が共通して提出する書類と、該当者のみが提出する書類の両方があるため、募集要項の一覧を早めに確認し証明書の発行に時間がかかるものから準備を始めることが重要です。

出願書類該当者
自動返信メール、検定料収納証明書貼付台紙、志願理由書、成績証明書、照合票(写真貼付)、受験票等送付用封筒全員
履歴書外国において学校教育における14年の課程を修了した(見込みの)者、職業を有している者(職歴がある者)
卒業証明書・卒業見込証明書大学・短大・高専卒業(見込)者、高校専攻科等修了(見込)者、外国14年課程修了(見込)者など
学位授与証明書学位授与機構による学士取得(見込)者
在学期間等証明書大学2年以上在学・62単位以上取得(見込)の者
資格検定の証明書人文情報/社会共創プログラムの一般志願者(出願要件を満たすことを示す原本)
受験許可書職業を有している者

出願書類は情報学部教務係あてに提出し、様式1〜6は情報学部ホームページからダウンロードして使用します。特に資格検定の証明書は、出願要件を満たしたことを示す成績証明書か合格証明書の原本が必要とされており、原本は受験時に返却される扱いです。TOEICやTOEFLのスコアレポート、英検の合格証明書などは発行や再発行に日数がかかる場合があるため、出願要件をどれで満たすかを決めたら、証明書の取り寄せは早めに動き出すことをおすすめします。

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③試験科目と配点|小論文100点+面接、専門科目の学力試験はない

群馬大学情報学部の第3年次編入学の選抜方法は、小論文、面接(個人面接)、そして出身校における成績等を総合して判定するという方式です。2027年度募集要項に明記された配点は、小論文が100点、面接は点数として明示されず「総合判定の資料とします」という扱いになっています。つまり公式に配点が数値化されているのは小論文のみで、面接と出身校の成績は総合判定の材料として扱われる構成です。

科目等配点
小論文100点
面接総合判定の資料(点数の明示なし)

小論文の内容は、志願するプログラムによって「文系型」と「理系型」のいずれかに分かれます。人文情報プログラムまたは社会共創プログラムの志願者が解答する文系型は、広く現代社会に関する諸問題への関心度と理解度をみるとともに、長文読解力、論理的思考力、文章表現力等を試すとされています。データサイエンスプログラムまたは計算機科学プログラムの志願者が解答する理系型は、事象を数理モデル化し、必要なデータを活用して合理的な解を得て、その解や解の導出過程を筋道立てて論理的に説明する能力を試すとされています。社会人の小論文も、内容は一般の小論文と同じ扱いです。

群馬大学は学部ごとに、アドミッション・ポリシーに掲げる「入学者に求める能力・資質」の各項目を、入試区分ごとにどの試験で評価するかを公表しています。情報学部の場合、求める能力・資質は①高等学校の教育課程についての総合的な理解と大学教育を受けるにふさわしい基礎学力、②情報学を学ぶ上で必要な基礎知識と探求心・コミュニケーション能力、③主体的に学ぶ姿勢と論理的で柔軟な思考能力、④知的好奇心の旺盛さと新しい課題への意欲、⑤高い志と豊かな発想力、⑥地域社会・国際社会への貢献意欲とリーダーシップの6項目からなり、3年次編入学では①と③を小論文で、②④⑤⑥を面接で評価し、出身学校の成績証明書及び志願理由書等をあわせて総合的に判定するとされています。小論文で問われるのは基礎学力と主体的な思考力という土台の部分であり、面接では情報学への探求心や知的好奇心、将来への志、社会貢献意欲といった、より人物面に踏み込んだ項目が評価される構成だと読み取れます。

ここで確認しておきたいのは、群馬大学情報学部の編入学試験には、数学や物理、プログラミングといった専門科目の独立した学力試験が課されていないという点です。2023年度の選抜方法の先行公表から2027年度募集要項まで、選抜方法は一貫して小論文と面接、出身校の成績による総合判定であり、他大学の理系学部編入学でしばしば見られる専門科目の筆記試験は設定されていません。これは対策の負担を軽くする材料になる一方で、小論文と面接だけで学力・適性・志望動機の一貫性を見せる必要があるということでもあります。理系型小論文であっても、公式に「専門科目試験」という名称の試験は用意されていない点は、出願前に押さえておくべき事実です。

学力試験等の日程は、2026年7月11日(土)に群馬大学荒牧キャンパスで実施される予定です。受付は8時30分から始まり、9時10分までに定められた試験室への入室が求められます。募集要項に示された時間割では、9時30分から11時30分まで小論文(2時間)、12時20分の諸注意を経て12時30分から面接という流れになっています。面接の順番によって終了時刻は受験者ごとに異なります。試験当日は昼食の持参が必須とされ、遅刻した場合は試験開始後30分までは受験が認められますが試験時間の延長はなく、途中退室も認められません。付添者は試験会場に入構できない点にも注意が必要です。

小論文の採点についても、募集要項の選抜方法の項目に補足があります。小論文の得点は基本的に素点として扱われますが、得点調整を行うことがあると明記されています。文系型と理系型では出題の性質が異なるため、プログラム間の難易度差を調整する趣旨と考えられますが、具体的な調整の方法や基準は公開されていません。素点をそのまま合否の基準と捉えず、募集要項に「得点調整を行うことがある」という前提が明記されている点は理解したうえで、自分の解答の完成度を高めることに集中するのが現実的な向き合い方です。

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④出願から入学までのスケジュール|2027年度日程を軸に整理

群馬大学情報学部の第3年次編入学は、インターネット出願登録と検定料の支払い、出願書類の郵送という2段階の手続きで進みます。2027年度(2026年夏実施)の主な日程は次のとおりです。

項目日程
インターネット入力・検定料支払2026年6月8日(月)8:30〜6月25日(木)12:00
出願書類の郵送(必着)2026年6月22日(月)〜6月26日(金)
障害等に関する事前相談の期限2026年6月22日(月)まで
受験票の発送2026年7月3日(金)まで
試験日(小論文・面接)2026年7月11日(土)
合格発表2026年7月22日(水)
入学手続期間2026年11月24日(火)〜11月30日(月)
入学時期2027年4月(第3学年に編入)

出願書類の提出方法にも独自のルールがあります。出願書類は必ず角形2号封筒(横24cm×縦33.2cmでA4サイズの書類を折らずに入れられる封筒)を使用し、長形3号の定型封筒は使用できません。提出は簡易書留速達郵便に限られ窓口への持参による受付は行われません。出願期間内に必着で届くよう、郵送にかかる日数を見込んで余裕を持って発送する必要があります。受験票等送付用の返信封筒は長形3号を自身で用意し410円分の切手を貼付する指定になっています。

合格発表は2026年7月22日(水)で、合格者本人には郵便で通知されるほか、受験番号が同日13時以降から7月31日(金)17時まで群馬大学情報学部の公式ホームページに掲載されます。ホームページの情報と合格通知書が異なる場合は合格通知書が優先されるとされており、また合否についての電話での問い合わせには応じない方針が明記されています。合格後の入学手続は2026年11月24日から11月30日までで、詳細は11月中旬までに合格者へ郵送で案内される予定です。所定期間内に手続きを完了しない場合は入学辞退者として扱われます。

出願の手順は、次の5ステップで案内されています。

  1. 入学検定料の支払い(検定料免除申請者を除く)
  2. 群馬大学情報学部ホームページから出願サイトへアクセス
  3. 志願者情報の登録
  4. 情報学部ホームページから提出様式をダウンロードして記入・印刷
  5. 出願書類等の郵送

検定料の支払いを済ませてからインターネット出願サイトで志願者情報を登録し、そのうえで様式1〜6の書類を印刷・記入して郵送するという順序を誤らないようにしてください。なお、東日本大震災や指定された風水害等で被災した志願者、およびウクライナ情勢を受けて避難し学長が受け入れを許可した学生については、所定の申請により検定料が全額免除される制度も用意されています。

合格者の入学辞退により欠員が生じた場合は、追加合格による欠員補充が行われることがあります。追加合格の連絡は本人へ直接の電話連絡で行われるため、不合格となった場合でも試験終了後しばらくは連絡が取れる状態を保っておくことが案内されています。転居等で連絡先が変わる場合は速やかな届出が必要です。

費用面では、検定料が30,000円(コンビニエンスストアまたはクレジットカードでの事前支払い、国費外国人留学生は免除)、入学料が282,000円、授業料が半期267,900円・年額535,800円と公式に示されています。これらの金額は入学時や在学中に改定される場合があるとの注記があるため、出願直前には最新の学費案内も確認しておくと安心です。既に納めた検定料は、原則として返還されません。

障害等があり受験上・修学上の配慮を必要とする場合は出願に先立って大学へ相談する仕組みも用意されています。2027年度募集要項では、相談の時期は2026年6月22日(月)までとされていますが、なるべく早い時期に相談することが推奨されています。相談は所定の相談書に医師の診断書等を添えて提出する形式で、必要に応じて志願者本人や出身校関係者との面談が行われるとされています。該当する可能性がある場合は、出願書類の準備と並行して早めに動き出す必要があります。

合格・入学後についても、一つ触れておきたい特徴があります。募集要項の「入学準備」の項目には、入学前までに指定図書を読みレポートを作成することが課題として明記されており、詳細は合格者に別途案内されるとされています。編入学後すぐに専門的な学びへ入っていけるよう、入学前の期間も学習の一部として位置づけられていると理解しておくとよいでしょう。

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⑤倍率・難易度|4年分の公式データが示す傾向

群馬大学情報学部の公式サイトでは、第3年次編入学の実施状況として2024〜2026年度の3年度分のデータが公開されています。これに加えて、群馬大学本部が公表している編入学試験実施状況の参考資料には、情報学部として初めて編入学試験を実施した2023年度分の数値も掲載されており、あわせて4年度分の推移を確認できます。募集人員はいずれの年度も情報学科10名(社会人若干名を含む)です。

年度募集人員志願者数合格者数入学者数
2023年度10名67名10名8名
2024年度10名69名10名3名
2025年度10名42名11名11名
2026年度10名32名10名7名

志願者数を募集人員10名で単純に割った倍率は、2023年度が6.7倍、2024年度が6.9倍、2025年度が4.2倍、2026年度が3.2倍です。2023年度から2024年度にかけてはほぼ横ばいでしたが、2025年度以降は4.2倍、3.2倍と2年連続で低下しており、志願者数そのものも69名から42名、32名へと減少傾向が続いています。ただし、この数値は出願段階の志願者数にもとづく単純倍率であり、プログラムごとの内訳は公式ページでは公表されていないため、その点は留意が必要です。

もう一つ注目したいのは、合格者数と入学者数の差が年度によって大きく異なることです。2023年度は合格者10名に対して入学者8名、2024年度は合格者10名に対して入学者はわずか3名で、歩留まり率(合格者のうち実際に入学した割合)は3割程度にとどまりました。2025年度は合格者11名(募集人員を1名上回る合格者を出しています)に対して入学者も11名で、合格者全員が入学しています。2026年度は合格者10名に対して入学者は7名です。この歩留まり率の変動幅の大きさは、群馬大学情報学部を併願先の一つとして受験し、他大学の編入学試験や就職活動の結果と比較したうえで進学先を決める受験者が一定数存在することを示唆しています。合格したからといって必ず入学するとは限らない構造がある以上、群馬大学情報学部を第一志望とする受験者にとっては、倍率の数字以上に小論文と面接で自分の学びたい内容を明確に示せるかどうかが合否を左右すると考えられます。

難易度を考えるうえでは、2023年度入学者選抜から始まった、比較的歴史の浅い制度であることも踏まえておく必要があります。前身の社会情報学部や理工学部の時代の編入学実績とは選抜方法や実施体制が異なるため、それ以前の年度の倍率や実績をそのまま参考にすることはできません。試験科目が専門科目の学力試験を含まず小論文と面接に絞られている分、暗記量そのものよりも、志望するプログラムの学びと自分の学習歴・問題意識をどれだけ具体的につなげられるかが評価に直結しやすい試験だといえます。

プログラムごとの志願者数・合格者数の内訳は公表されていないため、「人文情報プログラムと計算機科学プログラムのどちらが受かりやすいか」といった比較は、確認できる一次情報からは判断できません。この点を踏まえ、倍率の数字だけで志望プログラムを決めるのではなく自分がどの分野を学びたいかを軸に選ぶことをおすすめします。

募集人員の表記にある「社会人若干名を含む」という文言は、社会人枠が10名とは別に用意されているという意味ではなく、一般と社会人を合わせた合計が10名程度という位置づけであることを示しています。実施状況の資料も一般・社会人を区別せずに公表されているため、社会人としての合格を目指す場合も、一般区分の受験者と同じ枠の中で選考されると理解しておく必要があります。前身の社会情報学部は情報学部とは異なる組織・選抜方法で運営されていたため、社会情報学部時代の編入学実績を現行の情報学部の難易度の参考にすることはできません。比較検討する場合は組織が別である点に注意してください。

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⑥科目別対策|小論文(文系型・理系型)と出願要件クリアの優先順位

小論文対策は、志望するプログラムに応じて内容の方向性を変える必要があります。人文情報プログラムまたは社会共創プログラムを志望する場合の文系型小論文は、広く現代社会に関する諸問題への関心度と理解度、長文読解力、論理的思考力、文章表現力が問われます。情報化やデジタル化が社会・制度・人の暮らしにどのような変化をもたらしているかというテーマは、人文情報プログラムが掲げる「人文科学的知見による課題探索」、社会共創プログラムが掲げる「社会システムの課題発見と解決策の提案」という育成方針と接続しやすい領域です。日頃から情報化に関する新聞記事やニュースを読み、賛否や論点を自分の言葉で要約し、賛成・反対どちらの立場からも論拠を組み立てる練習をしておくと、初見の課題文にも対応しやすくなります。

データサイエンスプログラムまたは計算機科学プログラムを志望する場合の理系型小論文は、事象を数理モデル化し、必要なデータを活用して合理的な解を得て、その解や導出過程を筋道立てて論理的に説明する能力が問われます。単純な計算問題や公式の暗記ではなく、与えられた事象や課題をどのような変数・条件で数理的に表現し、どのデータをどう使えば妥当な結論に到達できるかというプロセスそのものを説明する力が評価対象になっている点が特徴です。統計や数理モデル、アルゴリズムの基本的な考え方を、単に手順として覚えるのではなく、なぜその手法を選ぶのかという理由も含めて言語化する練習をしておくとよいでしょう。

プログラム小論文の焦点対策の方向性
人文情報/社会共創現代社会の諸問題への関心・理解、読解力、論理構成、文章表現情報化社会の論点を要約し、賛否双方の論拠を整理する練習
データサイエンス/計算機科学事象の数理モデル化、データ活用、解の導出過程の説明手法選択の理由を含めて数理的プロセスを言語化する練習

もう一つの対策の柱が、人文情報プログラムまたは社会共創プログラムを志望する場合に必要な出願要件のクリアです。英検2級、TEAP合計100点、TOEIC L&R 500点、TOEFL-ITP460点、TOEFL-iBT50点(バンド3.5)、IELTS4.5、実用数学技能検定準1級、統計検定2級、情報処理技術者試験合格という9つの選択肢のうち、どれを狙うかは、これまでの学習歴によって優先順位が変わります。英語の学習を継続してきた方はTOEICや英検、数学や情報系の学習に強みがある方は情報処理技術者試験や数学検定・統計検定を軸にする方が、準備期間を短縮できる可能性があります。特にTOEICを軸にする場合は、スコア提出の締切から逆算して受験日とスコア発行までの期間を確保する必要があるため、早い段階での受験計画が重要です。TOEICでの要件クリアを目指す場合の学習の進め方は、群馬大学編入のTOEIC対策|必要スコアの目安と学習法で具体的に確認できます。データサイエンスプログラムまたは計算機科学プログラムを志望する場合は出願要件そのものがないため、その分の準備期間を小論文と面接の対策に充てられるという違いも意識しておくとよいでしょう。

小論文の準備を進める際は、募集要項に説明されている「3年次の融合型PBLで文理融合テーマに取り組む」という教育内容も参考になります。異なるプログラムの学生が混成グループで課題に取り組むという学び方を踏まえると、小論文でも自分の志望プログラムの視点だけでなく他分野の視点も意識した論述ができると、文理融合を掲げる情報学部の学びとの接続を示しやすくなります。文系型であれば技術的な視点を一部盛り込む、理系型であれば社会的な影響や活用場面に触れるといった工夫が、プログラムの理念と答案の一貫性を高めます。

群馬大学情報学部の出願・試験日程から逆算すると準備の優先順位は次のように整理できます。出願要件のスコア取得には時間がかかるため最優先で着手し、その後に過去問請求と志望理由書の作成、小論文演習を並行させる流れが現実的です。

時期の目安やるべきこと
出願要件スコアの受験・取得(TOEIC等)2024年6月以降の受験日を有効とする条件があるため、有効期間内での受験計画を早期に確定する
過去問の郵送請求情報学部教務係へ返信用封筒(角形2号・270円切手)を送付し、出題形式と時間配分を確認する
小論文演習志望プログラムに応じて文系型・理系型を判断し、時間内(2時間)で構成・結論まで書き切る練習を重ねる
志願理由書の作成様式3は手書き指定のため、下書きを推敲したうえで清書し、面接で話す内容と一致させる
出願書類の準備卒業(見込)証明書・成績証明書など、該当する証明書を出身校に早めに請求する
出願直前検定料の支払い、インターネット出願登録、角形2号封筒での簡易書留速達郵送を出願期間内に完了する
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⑦面接・志望理由書・過去問の入手方法と出題予測

面接は一般・社会人ともに全員に対して実施される個人面接で、配点は数値化されず総合判定の資料として扱われます。面接時間は募集要項に明記されており、2027年度は一般15分・社会人15分です。ここで注目したいのが、面接時間が年度によって変化してきたという事実です。2023年度入学者選抜(2021年10月に先行公表された選抜方法)では、面接時間は一般12分・社会人20分と設定されており社会人の面接時間の方が長い構成でした。これが2027年度募集要項では一般15分・社会人15分という同一時間に変更されています。制度開始から数年で運用が調整されてきたことがうかがえるため、面接時間の詳細は必ず出願年度の最新の募集要項で確認してください。

年度一般の面接時間社会人の面接時間
2023年度(先行公表時点)12分20分
2027年度(最新)15分15分

面接は個人面接の形式で実施され、出身校における成績等とあわせて総合判定の資料とされるため、点数を積み上げる筆記試験とは異なり、話す内容の一貫性そのものが評価対象になります。群馬大学のアドミッション・ポリシーには、入学者に求める資質として、高等学校の教育課程についての総合的な理解と大学教育を受けるにふさわしい基礎学力があることに加え、情報学を学ぶ上で必要な基礎知識と強い探求心、コミュニケーション能力を持っていること、主体的に学ぶ姿勢と論理的で柔軟な思考能力を持っていること、知的好奇心が旺盛で新しい課題に積極的に取り組む意欲があること、高い志と豊かな発想力を持ち未来を切り開く夢と情熱を持っていること、地域社会や国際社会に貢献する意欲とリーダーシップを持っていることが挙げられています。これらの観点から、次のような論点は準備しておくとよいでしょう。

  • なぜ情報学部の中でもそのプログラム(人文情報・社会共創・データサイエンス・計算機科学)を選んだのか
  • 出身校でこれまで学んできた内容と、志望するプログラムの学びはどうつながるのか
  • 小論文で書いた内容について、さらに踏み込んで説明できるか
  • 2年間という限られた在学期間で、融合型PBLやゼミ・卒業研究にどう取り組みたいか
  • 社会人の場合、これまでの職務経験を情報学部での学びにどう接続するか

志願理由書は出願書類の様式3にあたり、全員が提出する必須書類です。募集要項の記入上の注意には、様式3の志願理由書のみパソコン入力ではなく手書きが求められる(黒または青インクのボールペン等を使用、他の様式はパソコン入力可)と明記されています。記入項目は、一般か社会人かの別、希望するプログラム名、そして「面接に使用しますので、特に伝えたいこと等」を記入する欄です。面接で使用されることが明記されている以上、志願理由書に書いた内容と面接での回答は一貫している必要があります。志望するプログラムで具体的に何を学びたいのか、これまでの学習歴とどうつながるのかを、手書きで簡潔かつ具体的にまとめる準備をしておきましょう。

出願書類の中でもう一つ注意したいのが照合票(様式5)です。一般か社会人かの別、希望するプログラムをそれぞれ○で囲んだうえで、上半身・正面・無帽で出願前3か月以内に撮影した写真(縦4cm×横3cm)を、裏に氏名を記入したうえで指定欄に全面糊付けする必要があります。記入上の注意にある太線内の項目はすべて記入が必須とされており、記載漏れや証明書の不備がある出願書類は受理されないと明記されています。出願直前になって慌てないよう、様式のダウンロードと記入は出願期間が始まる前から進めておくと安全です。

過去問については、群馬大学の公式サイトに「過去の入試問題」のページがあり、編入学試験の過去問は志望する学部に問い合わせて配付を受ける方式が案内されています。情報学部の場合、角形2号封筒(33cm×24cm程度)に返信用封筒として270円分の切手を貼付したものを同封し、封筒の表面に「編入学過去問請求」と朱書きしたうえで、情報学部教務係(〒371-8510 前橋市荒牧町4-2)宛てに郵送で請求する方式です。ウェブ上で無料公開・ダウンロードできる形にはなっていないため、出願を具体的に検討する段階で早めに請求しておくことをおすすめします。

過去問そのものの内容は公式に公開されていないため、本記事では募集要項とアドミッションポリシーから読み取れる出題の方向性を、断定を避けたうえで整理します。前述のとおり、3年次編入学では入学者に求める能力・資質のうち基礎学力と主体的な思考力を小論文で、それ以外の探求心・知的好奇心・志・貢献意欲を面接で評価する設計になっています。文系型小論文では、情報化が社会・制度・人間関係に与える影響を題材に、複数の立場から論点を整理させる出題が想定されます。理系型小論文では、データや事象を数理的に扱う場面を題材に、モデル化の過程や解の妥当性を説明させる出題が想定されます。いずれも募集要項に明記された「関心度と理解度」「論理的思考力」「数理モデル化」「論理的に説明する能力」というキーワードから導ける傾向であり、実際の出題テーマや形式は年度によって変わり得るため、最終的には情報学部教務係から取り寄せた過去問で、具体的な出題形式と時間配分を確認することが欠かせません。

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⑧併願戦略と内部リンク|学内の理工学部・情報系の学びとの比較

群馬大学内で情報系の編入学を検討する場合、比較対象になりやすいのが理工学部です。理工学部は情報学部と異なり、電子情報理工学科などの学科・教育プログラム体制のもとで編入学試験を実施しており、募集人員や試験科目、選抜方法は情報学部の第3年次編入学とは別に定められています。情報学部が小論文と面接を中心とした選抜であるのに対し、理工学部の編入学試験は学科・プログラムによって出題科目の構成が異なる場合があるため、どちらを主軸に据えるかは、自分がこれまで学んできた内容が人文・社会科学寄りか、数学・物理・情報工学寄りかによって判断材料が変わってきます。理工学部の編入学試験の詳細は、群馬大学理工学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接までで確認できます。

比較の観点情報学部(本記事)
学科・プログラム制情報学科1学科、4プログラム制(出願時に1つ選択)
試験科目小論文(文系型/理系型)100点+面接(総合判定)
専門科目の学力試験設定なし(2023年度以降一貫)
出願要件人文情報/社会共創プログラムのみ英語外部試験等が必要、データサイエンス/計算機科学プログラムは不要

理工学部は学科・教育プログラムの構成や選抜方法が情報学部とは別に定められているため、両学部を併願する場合は、それぞれの募集要項を個別に取り寄せ出願資格・試験科目・日程が重複しないかを早い段階で確認しておく必要があります。特に出願期間や試験日が近接している場合、出願書類の準備や証明書の取り寄せが重なるため、スケジュール管理の負担が大きくなる点にも注意してください。

出願資格の面では、高等専門学校の卒業見込みも一般の出願資格に含まれているため、高専に在学している方が編入学の選択肢として情報学部を検討するケースもあります。高専でどのような学びを積んできたかは、志望するプログラムとの接続を説明するうえで具体的な材料になります。専門学校や短期大学に在学・卒業した場合も、専修学校専門課程の証明書や短大の卒業証明書など、該当する出願資格に応じた提出書類を早めに確認しておくと、出願直前になって書類の発行が間に合わないという事態を避けられます。

出身の学校種によって、志望理由書や面接で強調しやすいポイントも変わってきます。高専出身であれば、実験・実習を通じて積み上げてきた専門知識をデータサイエンスプログラムや計算機科学プログラムの学びとどう接続するかを具体的に語れると説得力が増します。大学に2年以上在学して出願する場合は、在籍している学部・学科での学びのうち、何が情報学部での学びに直結し、何が不足しているのかを整理しておくと、志望理由の一貫性を保ちやすくなります。出身校の系統と志望プログラムの相性を早い段階で言語化しておくことが、書類選考ではなく総合判定型の試験であるこの編入学試験では特に重要です。

社会人区分での出願を選択肢に入れる場合は、一般区分との違いを正しく理解しておくことが重要です。社会人区分には出願要件(英語外部試験等のスコア)が課されない一方、卒業・修了等から3年以上経過していることが条件になります。職務経験をどのように学びへ接続させるかは、志願理由書と面接の両方で問われる観点であり、単なる経歴紹介にとどめず、情報学部のどのプログラムでどのような学びを深めたいのかという文脈の中に位置づけて説明する準備が必要です。仕事と受験勉強を両立させるスケジュールの立て方は、社会人が群馬大学に編入する方法|両立スケジュールと出願準備で詳しく解説しています。

大学編入という制度そのものの仕組みや、出願資格・スケジュールの全体像をまだ十分に把握できていない場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】で基礎知識を確認したうえで、本記事の情報と照らし合わせることをおすすめします。出願資格の細かな条件、証明書の準備、小論文と面接の対策をどの順序で進めるかについて、現在の学習状況に応じて優先順位を整理したい場合は、大学編入対策コースの無料相談で、群馬大学情報学部を含めた併願校の組み合わせや準備期間の設計を相談することもできます。詳しくは大学編入対策コースのページをご確認ください。

ここまでの内容を踏まえ、出願前に必ず確認しておきたいポイントを整理すると、次のようになります。

  • 志望するプログラム(人文情報/社会共創/データサイエンス/計算機科学)を出願前に確定させているか
  • 人文情報・社会共創プログラムの場合、9つの出願要件のうちどれを満たすか、証明書の発行スケジュールを確認しているか
  • 出願書類(履歴書・志願理由書・卒業見込証明書・成績証明書・照合票など)のうち、自分に該当するものを漏れなく把握しているか
  • 出願書類は角形2号封筒・簡易書留速達で出願期間内必着となるよう発送計画を立てているか
  • 過去問を情報学部教務係へ郵送請求したか
  • 志願理由書(様式3)は手書きで、面接の内容と一致するよう準備できているか
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よくある質問(FAQ)

群馬大学情報学部の編入学試験に、数学や物理の専門科目試験はありますか。

2027年度募集要項に示された学力試験科目等は小論文のみで、面接と出身校の成績を合わせて総合判定する方式です。数学・物理・プログラミングといった独立した専門科目の学力試験は課されていません。ただし理系型小論文では数理モデル化やデータ活用の力が問われるため、専門科目試験がないからといって対策が不要というわけではありません。

データサイエンスプログラムや計算機科学プログラムを志望すれば、英語のスコアは一切不要ですか。

出願要件としては不要です。データサイエンス・計算機科学プログラムには出願要件が設けられていません。一方、人文情報プログラムまたは社会共創プログラムを志願する場合は、英検2級以上やTOEIC L&R500点以上など9つの選択肢のいずれかを満たす必要があります。志望するプログラムによって扱いが異なる点に注意してください。

群馬大学情報学部の編入学試験の過去問は、どこで手に入りますか。

群馬大学公式サイトの案内によると、編入学試験の過去問は無料でダウンロードできる形では公開されておらず、情報学部教務係への郵送請求で入手する方式です。返信用封筒(角形2号、270円切手貼付)を用意し、封筒表面に「編入学過去問請求」と朱書きして請求します。詳細な請求条件は変更される可能性があるため、出願前に情報学部教務係へ確認することをおすすめします。

社会人として出願する場合、一般区分と何が違いますか。

社会人区分は、2027年4月1日時点で大学・短大・高専の卒業等の資格を満たし、卒業・修了等から3年以上経過していることが条件です。出願要件(英語外部試験のスコア等)は課されません。小論文の内容は一般と同じですが、面接時間は2027年度募集要項では一般・社会人ともに15分と設定されています。

群馬大学情報学部の編入学の倍率はどのくらいですか。

公式データによると、志願者数を募集人員10名で割った単純倍率は、2023年度6.7倍、2024年度6.9倍、2025年度4.2倍、2026年度3.2倍と直近2年は低下傾向にあります。ただし年度によって合格者数に対する入学者数の差が大きく、進学先の選択状況によって数字が変動しやすい試験だといえます。最新の倍率は必ず公式サイトの実施状況ページで確認してください。

出願書類は大学の窓口に直接持参してもよいですか。

持参による受付は行われません。出願書類は角形2号封筒に入れ、簡易書留速達郵便で出願期間内必着となるよう郵送する必要があります。長形3号の定型封筒は使用できないため、封筒のサイズにも注意してください。

志願理由書はパソコンで作成してもよいですか。

募集要項の記入上の注意によると、様式3の志願理由書は他の書類と異なりパソコン入力が認められておらず、黒または青インクのボールペン等での手書きが求められています。面接でも使用される書類のため、内容と筆跡の両方に配慮して丁寧に作成することをおすすめします。

編入学試験に合格すれば、必ず希望するプログラムで学べますか。

出願の際に志願したプログラムに、合格後は配属されると募集要項に明記されています。出願後にプログラムを変更できる規定は募集要項に記載がないため、出願前に志望するプログラムを確定させておく必要があります。

まとめ

群馬大学情報学部の第3年次編入学は、2021年の学部新設を経て2023年度から実施されている制度で、募集人員は情報学科一般10名(社会人若干名を含む)です。出願資格は一般8区分・社会人6区分に分かれ、さらに人文情報プログラムと社会共創プログラムには英語外部試験等の出願要件が課される一方、データサイエンスプログラムと計算機科学プログラムには出願要件がないという、プログラムごとの違いが最大の特徴です。試験科目は小論文100点と面接(総合判定の資料)のみで、専門科目の独立した学力試験は課されていません。倍率は2023〜2024年度の6.7〜6.9倍からその後低下し、2026年度は3.2倍まで下がっていますが、合格者数に対する入学者数の変動が大きく併願状況によって数字の意味合いが変わる試験でもあります。出願前には、志望するプログラムの決定、出願要件のクリア、志願理由書の準備、過去問の郵送請求という4つを早めに並行して進め、最新の募集要項で日程と配点を必ず確認したうえで対策を組み立ててください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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