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群馬大学理工学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

群馬大学理工学部の3年次編入学試験とは、高等専門学校や短期大学、大学在学者などがそれまでの学習歴を土台に、群馬県桐生市の桐生キャンパスで理工系の専門教育を継続するために設けられている編入学制度です。物質・環境類と電子・機械類の2つの「類」で合計23名程度を募集しており、数学や専門科目の筆記試験を行わず、面接・出身校の成績・人物調書で合否を判定する点に大きな特徴があります。本記事では、2026年3月31日に公表された2027年度(2027年4月入学者対象)の学生募集要項と、同時に公開された2026年度入試の実施状況データをもとに、募集人員、出願資格、選考方法、日程、倍率、対策の考え方を整理します。公式サイトで確認できなかった数値や年度による変動が見込まれる情報については、最新の募集要項での確認を促す形で記載しています。高専生・短大生・大学在学者など、出身校の種類によって出願資格や準備の進め方が異なるため、自分に該当する条件を早い段階で確認しながら読み進めてください。
群馬大学理工学部の3年次編入学試験の概要
群馬大学理工学部は2013年4月に工学部を改組して発足した学部で、桐生キャンパス(群馬県桐生市天神町一丁目5番1号)に所在しています。理工学部という名称になった後も、学内の施設名称には「工学部」という表記が残っている場所があるため、キャンパスを訪れる際は案内表示に戸惑わないよう事前に把握しておくと安心です。編入学試験では学科ではなく「類」という大きな括りで募集を行っており、物質・環境類と電子・機械類という2つの類に分かれています。「類」とは幅広く理工学を学ぶための区分で、分野横断的な教育を強化し、IoT(モノのインターネット)や持続可能な社会に向けた課題解決ができる人材の育成を目的として導入されています。
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物質・環境類は応用化学プログラム、食品工学プログラム、材料科学プログラム、化学システム工学プログラム、土木環境プログラムの5つに分かれ、電子・機械類は3年次前期から機械プログラム、知能制御プログラム、電子情報通信プログラムの3つに分属します。出願時にはどちらか一方の類を選んだうえで、物質・環境類なら第1志望から第5志望まで、電子・機械類なら第1志望から第3志望まで、希望するプログラムを組み合わせて登録できます。第1志望のみの登録も、複数志望をまとめて登録することも可能ですが、第2志望以下を登録した場合は希望順位の低いプログラムに配属される可能性がある一方、登録していないプログラムに配属されることはありません。入学後のプログラム変更は原則できないとされているため、出願段階での志望順位の決め方が編入後の学びに直結します。
この学部の編入学試験で最も押さえておきたい特徴は、他の多くの国立大学工学系学部で見られるような数学・専門科目の筆記試験が課されないことです。群馬大学理工学部の第3年次編入学試験は、面接(口頭試問を含む)・出身校における成績・人物調書という3つの材料による総合判定のみで実施されます。面接は物質・環境類、電子・機械類のいずれも個人面接形式で約15分、面接員は複数名です。面接の中には「理工学教育を受けるための基礎能力に関する口頭試問」が含まれることが募集要項に明記されており、単なる志望動機のやり取りにとどまらない選考であることがうかがえます。なお、この面接中心の選考方式は近年一貫して採用されているものではなく、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた2021年度入試では、面接試験を実施せず書類選考のみで合否を判定した年度もありました。選考方式そのものが年度によって変更される可能性があることは、出願を検討するうえで念頭に置いておきたい点です。
募集人員は年度によって表記が変わる可能性がありますが、2027年度募集要項では物質・環境類10名、電子・機械類13名の合計23名です。それぞれの類の中で「一般編入」と「推薦編入」という2つの試験種別があり、物質・環境類は一般編入が概ね7名・推薦編入が概ね3名、電子・機械類は一般編入が概ね8名・推薦編入が概ね5名という目安が示されています。一般編入と推薦編入は併願できず、どちらか一方を選んで出願する仕組みです。なお、物質・環境類の土木環境プログラムと電子・機械類の機械プログラムは、技術者教育の国際的な認定制度であるJABEEに対応した教育プログラムとして運営されています。JABEE認定プログラムを修了すると、国際的に通用する技術者教育を受けたことの証明になり、技術士の第一次試験が免除されるなどの実務上のメリットにつながります。
桐生キャンパスへのアクセスは、JR両毛線桐生駅から北へ約2.5km、東武桐生線新桐生駅から北へ約4.1kmです。公共交通機関を利用する場合は、おりひめバスの利用が案内されており、JR両毛線桐生駅北口からは「群馬大学桐生正門前」行きのバスで約7分、東武桐生線新桐生駅からは同じ停留所行きのバスで約20分とされています。面接当日は自動車・オートバイ等でのキャンパスへの乗り入れが禁止されているため、遠方から受験する場合は公共交通機関の運行状況を事前に確認し、集合時刻の8時30分までに余裕をもって到着できる経路を検討しておく必要があります。
群馬大学が公表している入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)では、高等学校段階の教育課程についての総合的な理解と大学教育を受けるにふさわしい基礎学力、専門分野を学ぶ上で必要な基礎知識と探究心・コミュニケーション能力、主体的に学ぶ姿勢と論理的で柔軟な思考力、知的好奇心と新しい課題への意欲、高い志と発想力、地域社会・国際社会に貢献する意欲とリーダーシップという6項目が挙げられています。あわせて「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の評価についても言及があり、面接を課す選抜では面接時にこの主体性を評価すると明記されています。筆記試験のない選考方式だからこそ、これらの資質を面接と書類でどう伝えるかが合否を左右する要素になると考えられます。理工学部及び各類の入学者受入の方針については、募集要項本文とは別に群馬大学ホームページ内の入試情報ページで公表されており、類・プログラム単位でより具体的な人材像が示されている可能性があるため、出願前にあわせて目を通しておくことをおすすめします。「主体性・協働する態度」の評価については、面接を課す選抜では面接時に評価する一方、面接を課さない選抜では合否ラインで同点になった場合に調査書等で評価すると整理されており、群馬大学理工学部の3年次編入学試験は面接を課す選抜にあたるため、面接そのものが主体性を伝える主要な場になります。
募集人員・出願資格の詳細
出願資格を確認する前に、まず類・プログラムごとの募集人員の内訳を整理します。以下は2027年度学生募集要項(2026年3月31日掲載)に記載されている数字です。
| 類 | プログラム構成 | 募集人員 | 試験種別ごとの目安 |
|---|---|---|---|
| 物質・環境類 | 応用化学・食品工学・材料科学・化学システム工学・土木環境 | 10名 | 一般編入 概ね7名/推薦編入 概ね3名 |
| 電子・機械類 | 機械・知能制御・電子情報通信 | 13名 | 一般編入 概ね8名/推薦編入 概ね5名 |
| 合計 | – | 23名 | – |
募集要項には「選考の結果によっては、合格者がいない場合があります」という注記があり、上記の人数はあくまで目安であって、必ずその人数分が合格するわけではない点に留意が必要です。次に出願資格を見ていきます。群馬大学理工学部の一般編入の出願資格は、次の8区分のいずれかに該当することが条件です。
- 大学を卒業した者、または卒業見込みの者
- 短期大学を卒業した者、または卒業見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者、または卒業見込みの者
- 学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者、または授与される見込みの者
- 大学に2年以上(休学期間を除く)在学し、62単位以上修得した者、または在学・修得見込みの者
- 専修学校の専門課程のうち、修業年限2年以上かつ総授業時数1,700時間以上の基準を満たす課程を修了した者、または修了見込みの者
- 高等学校・中等教育学校後期課程・特別支援学校高等部の専攻科(修業年限2年以上)のうち文部科学大臣の定める基準を満たす課程を修了した者、または修了見込みの者(大学入学資格を有する者に限る)
- 外国において学校教育における14年の課程を修了した者、または修了見込みの者
高専生の場合、出願資格の対象は卒業または卒業見込みの者であり、在学途中の学年で出願できるわけではない点に注意してください。5年制高専の最終学年で卒業見込みとして出願するのが一般的な形になります。大学在学者が出願資格⑤で出願する場合は、2年以上の在学と62単位以上の修得(または見込み)を出身大学の学長・学部長が証明する様式(様式5)の提出が必要です。専修学校専門課程からの出願(出願資格⑥)についても、修業年限と総授業時数の基準を満たすことを証明する様式6の提出が別途必要になります。外国の学校を卒業した志願者(出願資格⑧)については、日本における通常の学校教育の期間を含めて外国における14年の課程を修了(見込み)していることが条件で、外国人志願者は大学入学に支障のない在留資格を得ている必要がある旨も募集要項に明記されています。
出願資格④の「学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者」というルートは、専門学校や各種学校の専攻科修了者などが、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構の審査を経て学士の学位を取得するケースが代表的です。このルートで出願する場合は証明書類の様式や提出時期が通常の大学卒業者とは異なることがあるため、早めに出身校または学位授与機構に確認しておくことをおすすめします。短期大学卒業者(出願資格②)についても、学科・専攻の分野が理工学部の各プログラムとどう接続するかを、出願前に自分の言葉で整理しておくと、面接での説明がスムーズになると考えられます。
推薦編入は、上記8区分のいずれかに該当することに加えて、次の3つの要件をすべて満たす場合に選べる区分です。
- 出身校の長が責任をもって推薦できる者であること
- 学業成績が出身学科入学定員の上位1/2程度以内であること
- 合格した場合は入学することを確約できる者であること
「上位1/2程度」という基準について、群馬大学理工学部は公式のよくある質問で「出身学校でのご判断にお任せしており、出身学校で上位1/2程度以内であると判断し推薦してくだされば、本学としては問題なく出願受理します」と回答しています。数値の厳密なライン引きは大学側で行わず、出身校の学内評価に委ねられている運用である点は、対策を考えるうえで押さえておきたいポイントです。また推薦編入は入学確約が条件になっているため、第2志望以降のプログラムでの合格を辞退したくない場合は、出願登録の段階で希望しないプログラムを志望欄に入れないよう注意する必要があります。実際、群馬大学理工学部の公式回答でも「推薦編入の出願資格に『合格した場合は入学することを確約できる者』とあるため、第2志望以降のプログラムでの入学を希望しない場合は、出願登録の際、第2志望以降のプログラムは入力しないでください」と案内されています。
一般編入と推薦編入のどちらが有利かという疑問については、群馬大学理工学部が公式に「『一般編入』と『推薦編入』では評価基準が異なりますので、どちらが有利になるなどはありません」と説明しています。出身校での成績順位に自信があり、学校長の推薦を得られる状況であれば推薦編入、そうでない場合は一般編入を選ぶという整理が現実的です。出願資格③(高等専門学校卒業者)に該当する場合でも、高等学校から高専へ編入学した経歴を持つ志願者は、通常の高専出身者とは別に、出身高等学校の調査書の提出が求められる区分に該当します。自分がどの出願書類区分に当てはまるかは、出身校の進路担当者と事前に照合しておくと、出願直前になって書類が足りないという事態を防ぎやすくなります。出願資格の該当・非該当に少しでも不明な点がある場合は、自己判断で進めず、群馬大学桐生地区事務部事務課入試・大学院係(電話0277-30-1040)へ確認することをおすすめします。編入学の時期は2027年4月1日で、第3学年へ編入します。物質・環境類では出身校で修得した単位の認定方法がプログラムによって異なり、電子・機械類でもプログラムごとに定める審査により単位が認定されるため、出身校での単位修得状況によっては2年間で卒業できない場合がある旨も募集要項に明記されています。
試験科目・配点と選考方法
群馬大学理工学部の編入学試験を検討するうえで最初に理解しておきたいのは、数学・英語・専門科目といった科目別の筆記試験が存在しないという点です。多くの国立大学の工学系編入学試験では、数学の筆記試験や専門科目の論述試験が課されますが、群馬大学理工学部は選考方法を「面接(口頭試問を含む)・出身校における成績・人物調書により総合判定します」と定めており、ペーパーテストによる得点競争という形にはなっていません。英語の外部試験スコア(TOEICやTOEFLなど)の提出を求める規定も、公表されている募集要項の提出書類一覧には見当たりません。
面接の形態は物質・環境類、電子・機械類のいずれも共通で、個人面接・所要時間約15分・面接員複数という条件で実施されます。面接には「理工学教育を受けるための基礎能力に関する口頭試問」が含まれると明記されており、志望動機や将来像を尋ねる一般的な面接に加えて、数学や物理などの基礎的な理工学の知識を口頭で説明させる場面が設けられていると考えられます。ただし出題内容や質問数、時間配分の内訳といった詳細までは公表されていません。
配点比率についても、募集要項上に「面接◯点・成績◯点・人物調書◯点」といった数値の内訳は示されていません。公表されている情報から言えるのは、面接一発勝負ではなく、出身校での学業成績や人物調書の記載内容も選考の材料に含まれる総合判定である、という選考の枠組みそのものです。配点の具体的な内訳は非公表であるため、面接対策だけに偏らず、日頃の成績や提出書類の質にも同じだけの意識を向けておく姿勢が実務的な対応になります。
選考結果の判定は、一般編入と推薦編入それぞれの試験種別ごとに行われます。つまり、一般編入の志願者同士、推薦編入の志願者同士でそれぞれ合否が決まる仕組みであり、両区分をまたいで比較されるわけではありません。物質・環境類では一般編入に加えて「2次」という区分での選考実施例が2026年度入試の実施状況データに記載されており、当初の募集人員に対して欠員が生じた場合などに追加的な選考が行われることがある点もうかがえます。2次選考の実施有無や実施条件は年度によって異なる可能性があるため、募集要項本文および最新の実施状況発表で確認することをおすすめします。
試験当日の実務面では、8時30分までに桐生キャンパスへの集合が求められ、遅刻した場合は試験開始後30分までは受験が認められますが試験時間の延長はありません。課せられた試験(面接)をすべて受験しないと失格となる点、面接の順番によって終了時刻が受験者ごとに異なる点も、当日のスケジュールを考えるうえで知っておきたい実務情報です。試験時間中に発生する航空機・自動車・風雨・空調の音や、携帯電話・時計の短時間の鳴動、周囲の建物のチャイムといった日常的な生活騒音については救済措置が行われない旨も注記されています。追試験は原則実施されないと明記されているため、体調管理を含めて当日確実に受験できる状態を整えておく必要があります。障害等があり受験上・修学上の配慮を必要とする場合は、出願に先立って大学へ事前相談する制度が用意されており、2027年度入試では相談時期の目安が2026年4月15日まで、点字・代筆による解答を希望する場合はさらに早い2026年4月8日までとされていました。
募集要項には、受理された出願書類はいかなる理由があっても返還されないこと、出願書類に虚偽の記載をしたことが判明した場合は入学後でも入学許可を取り消すことがある旨も明記されています。受験に関する問い合わせについては「本学は主体的に学ぶ姿勢を持つ学生を求めています。問合せは、原則として志願者本人が行ってください」と案内されており、保護者や代理人ではなく志願者自身が窓口に確認することが基本姿勢として求められています。問い合わせ先は桐生地区事務部事務課入試・大学院係編入学試験担当(電話0277-30-1037、1040)で、受付時間は平日8時30分から12時、13時から17時15分までです。
出願・試験の日程とスケジュール
2027年度(2027年4月入学者対象)の学生募集要項に基づく日程は以下のとおりです。本記事の執筆時点(2026年7月)で、この日程による出願・試験・合格発表はすでに終了しており、次回入学分(2028年度)の募集要項は例年の傾向から2027年3月頃に公表されると見込まれます。次回の受験を検討している場合は、群馬大学理工学部公式サイトの入試情報ページで最新の募集要項を確認してください。
| 項目 | 期間・日付 |
|---|---|
| インターネット出願・検定料支払 | 2026年4月8日(水)8:30〜4月20日(月)15:00 |
| 出願書類の郵送(必着) | 2026年4月15日(水)〜4月21日(火) |
| 試験期日(面接) | 2026年5月27日(水) |
| 合格者発表 | 2026年6月16日(火)10:00以降 |
| 入学確約書・入学辞退書の提出期限 | 2026年7月14日(火) |
| 入学手続期間 | 2026年6月17日(水)〜7月14日(火)必着 |
| 編入学 | 2027年4月1日(第3学年へ編入) |
インターネット出願の流れは、募集要項上で次の5つのステップとして案内されています。
- Step1:群馬大学理工学部ホームページから出願サイトにアクセスする
- Step2:入学検定料を支払う(検定料免除申請者を除く)
- Step3:志願者情報等をインターネット出願サイトに登録する
- Step4:理工学部ホームページから提出用の様式をダウンロードし、記入・印刷する
- Step5:出願書類等を郵送する(2026年度日程では4月21日必着)
ネット上の登録だけでは出願は完了せず、印刷した書類一式を簡易書留速達で郵送する必要がある点が、このステップの中でも見落としやすいポイントです。出願書類は簡易書留速達での郵送が必須とされており、簡易書留速達以外で郵送した場合は事故が起きても大学側が責任を負わない旨が明記されています。出願先は群馬県桐生市天神町一丁目5番1号の群馬大学桐生地区事務部事務課入試・大学院係で、封筒には「編入学試験出願書類在中」と朱書きするよう指定されています。受験票は試験実施の1週間ほど前(2026年度の日程では5月20日まで)に届くよう送付される予定であることも案内されています。
提出が必要な出願書類は、インターネット出願完了後の自動返信メール、写真票・受験票(様式1・2、3か月以内に撮影した縦4cm×横3cmの写真を貼付)、検定料収納証明書貼付台紙(様式3)、出身校の長が作成・厳封した成績証明書、出身校の長が作成・厳封した人物調書(様式4)、返信用封筒(410円分の切手を貼付した長形3号封筒)が基本セットです。これに加えて、出願資格の該当区分によって、出身高等学校長が作成した調査書、卒業証明書または卒業見込証明書、単位修得を証明する様式5・様式6などが必要になる場合があります。書類は出身校側での作成・厳封が必要なものが多く、発行までに日数がかかることがあるため、出願期間の直前ではなく余裕を持って学校側へ依頼しておくことが実務上重要です。なお、調査書が廃校や被災、保存期限の経過などの事情でどうしても得られない場合は、卒業証明書と単位修得証明書、あるいは出身学校所管の教育委員会等が作成した証明書で代替できる規定も設けられています。
費用面では、入学検定料が30,000円、入学料が282,000円、授業料が半期267,900円(年額535,800円)です。これらは改定される可能性があるため、改定が行われた場合は改定後の金額が適用される旨が募集要項に注記されています。このほか、後援会費10,000円、工業会費(同窓会終身会費)50,000円、学生教育研究災害傷害保険料1,750円、学研災付帯賠償責任保険料680円、学友会費9,900円という内訳で合計72,330円程度の諸経費が別途必要になる点も、進学準備の資金計画を立てるうえで確認しておきたい情報です。検定料はセブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマートなどのコンビニエンスストア、またはクレジットカードでの24時間払込みに対応しています。東日本大震災や風水害等の災害で罹災した場合には検定料の全額免除措置が設けられているほか、ウクライナ情勢を受けて避難し学長が受け入れを許可した学生に対する特別措置も規定されています。合格者は2026年7月14日までに入学確約書を提出する必要があり、この期限までに入学確約者が募集人員に満たなかった場合は、7月15日から16日にかけて追加合格による欠員補充が行われることがあります。入学料・授業料の納入が困難な場合の免除・徴収猶予制度や、日本学生支援機構等による奨学金制度についても案内があるため、編入前の学校で奨学金の貸与を受けていた場合は、編入後も貸与を継続できることがある点をあわせて出身校の奨学金担当者に確認しておくとよいでしょう。支払い済みの検定料は原則として返還されませんが、検定料振込後に出願しなかった場合、所定の金額より多く重複して振り込んだ場合、検定料振込後に出願書類を提出したが受理されなかった場合の3つに該当するときは、所定の手続きにより返還されます。支払い方法や金額を誤ったことに気づいた場合は、検定料返還の窓口である会計係(電話0277-30-1068)へ早急に連絡することが案内されています。合格発表当日は、合格者本人には合格通知書が、推薦を行った出身校の長には選考結果通知書がそれぞれ郵送されるほか、合格者の受験番号が理工学部ホームページに同日10時以降掲載されます。ただし、ホームページ掲載情報と郵送される合格通知書の内容が異なる場合は合格通知書の記載が優先されるとされており、電話による合否の問い合わせには応じない方針も明記されています。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
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倍率・難易度の実態
群馬大学理工学部は、2027年度募集要項の公表にあわせて「2026年度理工学部第3年次編入学試験実施状況」という前年実績のデータも公開しています。筆記試験のない選考方式で実際にどの程度の競争が生じているかを確認できる貴重な資料なので、詳しく見ていきます。
| 類 | 試験種別 | 募集人員目安 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 入学者数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 物質・環境類(募集10名) | 一般編入 | 概ね7名 | 32名 | 27名 | 22名 | 5名 |
| 推薦編入 | 概ね3名 | 4名 | 4名 | 4名 | 4名 | |
| 2次 | 若干名 | 1名 | 1名 | 0名 | 0名 | |
| 電子・機械類(募集13名) | 一般編入 | 概ね8名 | 46名 | 41名 | 19名 | 7名 |
| 推薦編入 | 概ね5名 | 8名 | 8名 | 6名 | 6名 | |
| 合計 | – | 23名 | 91名 | 81名 | 51名 | 22名 |
この2026年度データから受験者数を合格者数で割って実質倍率を計算すると、物質・環境類の一般編入は27名受験・22名合格でおよそ1.2倍、推薦編入は4名受験・4名合格でおよそ1.0倍です。電子・機械類は一般編入が41名受験・19名合格でおよそ2.2倍、推薦編入は8名受験・6名合格でおよそ1.3倍となっており、単年度のデータで見る限り電子・機械類の一般編入がもっとも競争率が高いという結果です。全体では81名受験・51名合格で、実質倍率はおよそ1.6倍という計算になります。志願者数の段階で見ると、物質・環境類は32名の志願に対して募集10名でおよそ3.2倍、電子・機械類は46名の志願に対して募集13名でおよそ3.5倍と、書類提出前の応募段階では両類とも同程度の人気があることも読み取れます。
あわせて注目したいのが、合格者数と入学者数の差です。全体で見ると合格者51名に対して実際に入学したのは22名で、合格しても半数以上が入学に至っていない計算になります。特に物質・環境類の一般編入は合格22名に対して入学5名、電子・機械類の一般編入は合格19名に対して入学7名と、合格者数に対する入学者数の割合(歩留まり)が低い傾向が見て取れます。一方で推薦編入は物質・環境類・電子・機械類のどちらも合格者数と入学者数がほぼ一致しており、合格した志願者のほとんどが実際に入学しています。この違いは、推薦編入が「合格した場合は入学することを確約できる者」という要件を課しているのに対し、一般編入にはその制約がなく、他大学の編入試験や併願先の結果を見て進学先を選ぶ志願者が一定数存在するためと考えられます。
これらの数字が示しているのは、群馬大学理工学部の一般編入は、受験者に対する合格者の割合そのものは決して極端に低くない(特に物質・環境類は8割以上が合格している)一方で、合格=入学ではない実態があるという点です。志願者数(91名)が募集人員(23名)の4倍近くに達している数字だけを見ると狭き門に感じられますが、実際に試験を受ける段階まで進んだ受験者の合格率は決して低すぎるわけではありません。物質・環境類には募集人員10名に対して1名分の「2次」選考の実施実績もあり、当初の選考で欠員が生じた場合に追加の選考機会が設けられることがある点も、実質的な倍率を考えるうえで参考になります。ただし、これは2026年度単年度のデータであり、募集人員の目安や志願動向は年度ごとに変動します。複数年度の傾向を比較したい場合は、群馬大学理工学部公式サイトに掲載されている「入試実施状況」のページで最新の数字を確認してください。
募集人員の内訳は、2026年度実施状況の資料でも物質・環境類10名(一般編入概ね7名・推薦編入概ね3名)、電子・機械類13名(一般編入概ね8名・推薦編入概ね5名)という2027年度募集要項と同じ枠組みが使われており、少なくとも直近の年度では類・試験種別ごとの募集人員の目安に大きな変動は見られません。この安定性が今後の年度でも続く保証はないため、出願を検討する年度の募集要項に記載された最新の数字を必ず確認するようにしてください。数学や専門科目の筆記試験で得点を競う大学の編入学試験であれば、得点開示や過去問演習を通じて自分の立ち位置をある程度客観的に把握できますが、面接・成績・人物調書の総合判定という方式では、志願者本人が自分の相対的な位置を試験当日まで正確に把握しにくいという特徴があります。だからこそ、志願者数・受験者数・合格者数・入学者数という公表データを年度ごとに確認し、大まかな競争の水準感をつかんでおくことが、出願区分や併願計画を考えるうえでの手がかりになります。
科目別の対策方法
群馬大学理工学部の編入学試験には数学や専門科目の筆記試験がないため、一般的な編入対策記事でよく見られる「過去問演習で出題傾向をつかむ」というアプローチはそのままでは当てはまりません。対策の軸は筆記試験対策ではなく、出身校での学業成績の維持、出願書類(人物調書)の充実、面接・口頭試問への準備という3つに置き換わります。それぞれ具体的に見ていきます。
1つ目は出身校での学業成績です。推薦編入では「学業成績が出身学科入学定員の上位1/2程度以内である者」という要件が明文化されており、一般編入でも選考方法に「出身校における成績」が含まれています。試験直前の対策だけでは変えられない要素であるため、編入を意識し始めた時点からの日頃の学習成績が実質的な対策の土台になります。高専生であれば専攻科目の評定、大学在学者であれば取得単位の成績が対象になるため、早い学年のうちから定期試験や実習の評価を安定させておくことが、結果的に出願資格・推薦要件の両面で有利に働きます。人物調書には学年ごとの成績順位を記入する欄があり、順位が公式に出ていない場合でも推定順位を記入するよう求められているため、自分の学年内での相対的な位置づけを日頃から把握しておくことも実務的な準備の一つです。
2つ目は人物調書の充実です。人物調書(様式4)は志願者本人ではなく出身校の長が作成する書類で、学業成績順位、授業中の活動状況・勉学の自発性・計画性・持続性、理解力や創造的思考力、得意・不得意科目、人物・性格、課外活動(クラス内での役員経験、学友会・自治会での役職、所属クラブでの役割)、生活状況(特技、生活態度、4年制大学への進学を志すようになった理由)などを、具体的な事実に基づいて記入するよう求められています。本人が直接記入する書類ではないため、担任や進路指導の先生に、自分がどのような学びに取り組んできたか、なぜ4年制大学への進学を志すようになったかを、具体的なエピソードとともに伝えておく準備が欠かせません。人物調書の記入を先生に「お任せ」にしてしまうと、面接での回答内容と書類の記載内容にずれが生じ、面接員に一貫性のない印象を与えるおそれがあります。記入上の注意には「単に『真面目である』『よく活動する』というような概評ではなく、なるべく具体的事実を挙げて記入してください」という指示があるため、先生に依頼する段階で具体的なエピソードを整理しておくと、書類の説得力が高まります。人物調書の記入項目には得意な科目・不得意な科目・好きな科目・嫌いな科目を記す欄もあり、単に科目名を並べるのではなく、なぜその科目が得意または不得意なのかという理由まで先生に伝えておくと、面接で学習内容を掘り下げて質問された際にも、書類の内容と矛盾のない説明がしやすくなります。
3つ目は面接・口頭試問への準備です。募集要項に「理工学教育を受けるための基礎能力に関する口頭試問」と明記されていることから、志望するプログラムに関連する基礎的な理工学の知識を、口頭で筋道立てて説明できるようにしておく練習が有効と考えられます。専門用語を暗記するだけでなく、なぜその現象が起こるのか、なぜその技術が使われるのかを自分の言葉で説明する練習を重ねることが、口頭試問への実践的な備えになります。たとえば材料科学プログラムを志望するなら金属材料や高分子材料の基礎的な性質、電子情報通信プログラムを志望するなら電気回路や通信の基礎原理について、自分の専攻での学習内容と結びつけながら説明できるようにしておくと安心です。土木環境プログラムや機械プログラムを志望する場合は、JABEE認定教育プログラムであることを踏まえ、実務・実践に即した学びへの関心を具体的なエピソードで語れるように準備しておくことも有効と考えられます。
学年が上がるにつれて準備すべき内容の重心が変わっていくため、時期ごとにやるべきことを整理しておくと計画が立てやすくなります。目安としては、次のような順序で準備を進めることが考えられます。
- 低学年のうち:定期試験や実習の成績を安定させ、得意分野と苦手分野を早めに把握しておく
- 出願前年度:志望する類・プログラムを決め、出願資格に該当するかを出身校の進路担当者と確認する
- 出願半年から数か月前:人物調書に記載してもらう学業・課外活動・生活状況の材料を整理し、担任と共有する
- 出願直前期:志望理由・学習計画・基礎知識の口頭説明を、模擬面接形式で繰り返し練習する
- 出願期間中:出願資格の証明書類を早めに出身校へ依頼し、簡易書留速達での郵送期限に余裕を持たせる
これら3つの対策は、いずれも独学だけで質を高めるのが難しい領域です。人物調書に何を書いてもらうべきかの整理や、口頭試問を想定した模擬面接での受け答えの練習は、第三者からのフィードバックを受けながら進めたほうが効率的に仕上がります。面接本番までに複数回の模擬面接を重ねて、想定質問への回答を自分の言葉として定着させておくことが、当日の緊張下でも一貫した受け答えにつながります。スプリング・オンライン家庭教師では、大学編入を専門とするプロ講師が、志望するプログラムや現在の学力に合わせて、成績面での準備状況の整理から模擬面接まで個別に対応しています。詳しくは大学編入対策コースのページをご確認ください。
面接・人物調書・過去問分析と出題予測
群馬大学理工学部の第3年次編入学試験には、志願者本人が作成して提出する「志望理由書」という名称の書類は、募集要項に記載された必須提出書類の一覧には含まれていません。志望理由を書面で提出する機会がない代わりに、面接の場で志望動機や入学後の学習計画を直接口頭で説明することになります。このため、志望理由を文章としてまとめる練習だけでなく、面接員からの質問に対してその場で筋道立てて答える練習の比重が、書類選考中心の大学よりも大きくなると考えられます。
面接で問われる可能性が高い内容としては、公表されている選考方法や出願書類の構成から推測すると、次のような項目が挙げられます。志望する類・プログラムを選んだ理由、現在の所属校でどのような分野を学んできたか、群馬大学理工学部で学びたい具体的な内容、卒業後や将来のキャリアの見通し、そして基礎的な理工学の知識を問う口頭試問です。第2志望以降のプログラムまで登録している場合は、なぜそのプログラムも志望に加えたのかという一貫性も問われやすいと考えられます。特に推薦編入は「合格した場合は入学することを確約できる者」という要件があるため、面接では入学への意思の固さや具体性がより丁寧に確認される可能性があります。人物調書に記載された学業成績や課外活動の内容と、面接での発言内容に食い違いがないかも、面接員が確認しうる観点の一つと考えられます。
過去問の公開状況について、群馬大学理工学部は公式のよくある質問で「面接(口頭試問を含む)の過去問等は公表していますか」という問いに対し、「過去問等の公表はしていません」と明確に回答しています。数学や専門科目の過去問のような形での対策資料は存在しないため、本記事でも具体的な出題例を提示することはできません。以下は、募集要項に記載されたアドミッション・ポリシーやプログラム紹介の文言から読み取れる、口頭試問で重視されやすい分野についての推測であり、断定的な出題予測ではない点をご了承ください。
物質・環境類の5プログラムの紹介文には、応用化学プログラムは「物質の性質・構造に関する分野や遺伝子、生命科学分野」、食品工学プログラムは「食品工学の基礎や食品の製造に関わる食品生産科学」、材料科学プログラムは「物質科学と金属工学を基軸として、材料開発に関する基礎から最先端の知識と技術」、化学システム工学プログラムは「物質・エネルギーを無駄なく、クリーンに利用・生産するための知識と技術」、土木環境プログラムは「自然災害からの防御や社会的・経済的基盤の計画・整備・維持管理のための技術」という言葉で説明されています。志望プログラムの紹介文に出てくるキーワードは、口頭試問で自分の学習内容とどう接続するかを説明する際の手がかりになると考えられます。たとえば高専の化学系学科出身者が応用化学プログラムを志望する場合、これまで学んだ有機化学・無機化学の内容が「物質の性質・構造」というキーワードとどうつながるかを整理しておくと、説明に一貫性を持たせやすくなります。
電子・機械類の3プログラムについては、機械プログラムが「エネルギー変換技術や材料加工技術、機械力学技術」、知能制御プログラムが「超スマート社会を創造する知能化メカトロ制御技術、IoTによるエネルギー制御技術」、電子情報通信プログラムが「最先端のデバイス、通信技術、IoTシステムなどの情報技術」を学ぶ場として紹介されています。土木環境プログラムと機械プログラムはJABEEに対応した教育を行っている旨も明記されているため、実務的な技術者教育を意識した学びに関心があることを、自分の学習経験と結びつけて説明できるようにしておくと、面接での受け答えに厚みが出ると考えられます。知能制御プログラムや電子情報通信プログラムを志望する場合は、高専等での実験・実習で扱った制御回路やプログラミングの経験を、IoTや情報技術という大きなキーワードとどう接続して語れるかを準備しておくと、口頭試問で問われる基礎知識の説明にも一貫性を持たせやすくなります。いずれの推測も募集要項の公開情報にもとづくものであり、実際の口頭試問の出題範囲や難易度を保証するものではないため、対策の一つの視点として活用してください。
面接員がどのような観点で評価しているかを断定することはできませんが、募集要項に明記されたアドミッション・ポリシーの6項目(基礎学力、専門分野への探究心とコミュニケーション能力、主体的に学ぶ姿勢と論理的思考力、知的好奇心、志と発想力、地域・国際社会への貢献意欲)は、面接での受け答えを組み立てる際の参照軸として活用できると考えられます。口頭試問で問われる基礎知識だけでなく、これらの資質をどう体現してきたかを、具体的な学習経験や課外活動のエピソードとあわせて語れるように準備しておくと、人物調書の記載内容と面接での発言の一貫性も高まりやすくなります。
群馬大学理工学部の出願資格は高専卒業者に限らず、短期大学卒業者、専修学校専門課程修了者、大学在学者、高等学校等の専攻科修了者など多岐にわたります。出身校の種類によって学んできた内容の性質が大きく異なるため、口頭試問で基礎知識を説明する際は、自分の出身校のカリキュラムでどこまでを学び、どこから先を編入後に学ぶ計画なのかを線引きして話せるようにしておくと、面接員に学習到達度を正確に伝えやすくなります。専修学校や高等学校専攻科からの出願者は、大学レベルの理工学教育の履修歴が高専・短大出身者と異なる場合があるため、面接では努力してきた基礎学力の中身をより具体的なエピソードで語る準備をしておくとよいでしょう。
併願戦略と関連情報
群馬大学理工学部の編入学試験は、同じ大学の中で一般編入と推薦編入を併願することができません。出願段階でどちらの区分を選ぶかを一本化する必要があるため、出身校での成績順位や学校長の推薦が得られる見通しを早めに確認したうえで、区分を決めることが実務的な進め方になります。推薦編入の要件を満たせるかどうかが不透明な場合は、出願期間が始まる前に、出身校の進路担当の先生へ早めに相談しておくと、直前になって区分変更ができないという事態を避けやすくなります。
他大学との併願を検討する場合は、試験日程の重なりを確認することが欠かせません。群馬大学理工学部の2027年度入試の試験期日は2026年5月27日でしたが、国立大学の工学系編入学試験は5月から7月にかけて実施される大学が多く、複数校の試験日が近接して併願が難しくなるケースも起こり得ます。併願先を検討する際は、各大学の募集要項に記載された試験期日を早い段階で一覧にして比較し、無理のない受験計画を立てることをおすすめします。なお、群馬大学には理工学部のほかに情報学部でも第3年次編入学試験が実施されています。学部ごとに募集人員・出願資格・選考方法が異なるため、詳しくは群馬大学情報学部の編入試験を徹底解説の記事もあわせてご確認ください。
群馬大学理工学部は高等専門学校からの編入者を主要な受け入れ対象の一つとしており、群馬県内の高専からの出願も少なくないと考えられます。出身高専でのカリキュラムと群馬大学のプログラム内容がどう接続するかを整理しておくことは、出願資格の確認だけでなく、志望理由や口頭試問への準備にも直結します。群馬県内の高専については群馬高専とは!?高専の特色、大学編入の状況で特色を紹介しています。また、出願資格⑤にあたる「大学に2年以上在学し62単位以上を修得した者」として社会人経験者が編入を目指すケースについては、社会人が群馬大学に編入する方法で仕事と受験準備の両立スケジュールを解説していますので、あわせて参考にしてください。大学編入という制度自体の仕組みや難易度、費用感を最初から整理したい場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】をご覧ください。
出願資格⑦にあたる高等学校・中等教育学校後期課程・特別支援学校高等部の専攻科(修業年限2年以上)からの出願は、他の出願資格区分と比べて該当者が限られる特殊なルートです。該当する可能性がある場合は、専攻科の課程が文部科学大臣の定める基準を満たしているかどうかを、出身校を通じて早い段階で確認しておく必要があります。検定料30,000円や入学料282,000円、諸経費といった費用は併願する大学の数だけ重なっていくため、併願校を増やすほど検定料等の総額も大きくなることを念頭に置いて、受験校数と準備期間、予算のバランスを検討しておくことをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
群馬大学理工学部の編入試験に数学や専門科目の筆記試験はありますか。
2027年度募集要項によると、筆記試験は実施されず、面接(口頭試問を含む)・出身校における成績・人物調書による総合判定で合否が決まります。面接には理工学教育を受けるための基礎能力に関する口頭試問が含まれると明記されています。英語外部試験のスコア提出を求める規定も、公表されている提出書類一覧には見当たりません。
一般編入と推薦編入はどちらが有利ですか。
群馬大学理工学部の公式のよくある質問では、「一般編入」と「推薦編入」では評価基準が異なるため、どちらが有利になるということはないと説明されています。出身校での成績や推薦を得られる見込みに応じて区分を選ぶことになります。
高専4年生の時点で出願できますか。
出願資格③は高等専門学校を卒業した者、または卒業見込みの者が対象です。在学途中の学年で出願できる規定は募集要項に見当たらないため、通常は卒業年度(5年次)での出願が対象になります。詳しい取り扱いは出身校または群馬大学桐生地区事務部事務課入試・大学院係に確認することをおすすめします。
志望理由書は提出する必要がありますか。
募集要項に記載された必須提出書類の一覧に、志願者本人が作成する志望理由書という名称の書類は含まれていません。ただし、出身校の長が作成する人物調書や、当日の面接で志望動機・入学後の学習計画が問われます。
面接の過去問は公開されていますか。
群馬大学理工学部は公式のよくある質問で「過去問等の公表はしていません」と回答しています。面接形態(個人面接・約15分・面接員複数)以外の出題内容については公表資料がないため、本記事でも募集要項の記載にもとづく推測以上の情報は提供できません。
一般編入と推薦編入の併願はできますか。
できません。募集要項に「一般編入と推薦編入の併願はできません」と明記されており、出願時にどちらか一方の区分を選ぶ必要があります。
合格後に希望するプログラムを変更することはできますか。
公式のよくある質問では、入学後のプログラム変更は原則できないと説明されています。物質・環境類は第1志望から第5志望まで、電子・機械類は第1志望から第3志望まで登録できますが、どのプログラムを何番目に登録するかは出願段階で慎重に検討しておく必要があります。
推薦編入の「学業成績が出身学科入学定員の上位1/2程度以内」とは、どの程度の基準ですか。
群馬大学理工学部の公式回答によると、この基準の判断は出身学校に委ねられており、出身学校が上位1/2程度以内であると判断して推薦すれば、大学側は問題なく出願を受理するとされています。厳密な数値の線引きが大学側から示されているわけではありません。
まとめ
群馬大学理工学部の3年次編入学試験は、物質・環境類と電子・機械類の2つの類で合計23名程度を募集し、数学・専門科目の筆記試験を課さず、面接(口頭試問を含む)・出身校の成績・人物調書による総合判定で合否を決める点が最大の特徴です。出願資格は8区分にわたり、一般編入と推薦編入は併願できず評価基準も異なります。2026年度実施状況では合格者数に対して入学者数が少ない一般編入の傾向も確認できました。過去問が非公表である以上、対策の軸は出身校での成績維持、人物調書の充実、そして口頭試問を意識した面接練習に置くことになります。出願を検討する際は、本記事の内容を出発点としつつ、必ず群馬大学理工学部公式サイトで最新の学生募集要項を確認してください。筆記試験がないからこそ準備の的が絞りにくいと感じる場合は、出身校の先生や編入対策の専門家に相談しながら、成績・書類・面接の3つを並行して整えていくことをおすすめします。
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