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帯広畜産大学畜産学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

帯広畜産大学畜産学部の編入試験とは、正式には「第3年次編入学試験」と呼ばれる選抜で、短期大学や高等専門学校の卒業者、大学に2年以上在学し62単位以上を修得した人などを対象に、畜産科学課程の第3年次へ受け入れる制度です。帯広畜産大学が編入学試験を実施しているのは畜産科学課程のみで、共同獣医学課程では編入学を行っていません。帯広畜産大学の編入学試験を実施しているのは畜産科学課程のみですこの記事では、令和9年度(2027年4月入学)の学生募集要項と、公開されている過去5年分の実施状況・過去問を一次情報として、募集人員、出願資格、試験科目と配点、日程、倍率、科目別対策、志望理由書・面接、併願戦略までを具体的に整理します。
帯広畜産大学畜産学部の編入試験は、英語・小論文・面接という3つの試験科目に加えて志望理由書と成績証明書を総合して合否を決める選抜です。専門科目の学力検査は課されず、英語もTOEIC Listening & Readingのスコア提出が中心となっている点が大きな特徴です。英語試験はTOEIC L&Rのスコア提出が中心という特徴があります募集人員は6つの専門教育ユニットを合わせて10名で、年度によって志願者数や倍率が変動しています。本記事の日程・金額・配点は募集要項に基づく内容であり、変更される可能性があるため、出願前には必ず最新の募集要項をご確認ください。
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帯広畜産大学畜産学部の編入試験(第3年次編入学)の概要
帯広畜産大学は、北海道帯広市に立地する国立大学で、畜産学部のみを置く単科大学です。令和4年4月には小樽商科大学・北見工業大学とともに国立大学法人北海道国立大学機構を構成し、一つの法人が三つの大学を運営する体制になりました。編入学試験は畜産学部畜産科学課程を対象に毎年実施されており、共同獣医学課程では平成30年度入試を最後に編入学試験が廃止されています。まず自分が出願できるのは畜産科学課程だけである、という前提を押さえておく必要があります。
実施課程は畜産科学課程のみ
帯広畜産大学の入試情報ページでは「現在本学で実施している編入学試験は畜産科学課程の第3年次編入学のみです。共同獣医学課程では実施しておりません(平成30年度入試をもって廃止)」と明記されています。共同獣医学課程は平成30年度入試をもって編入学試験を廃止しました獣医学を志して帯広畜産大学を検索する受験生もいますが、編入学の窓口は畜産科学課程に限られる点を早い段階で理解しておくと、志望校選びの迷いを減らせます。
ここでいう共同獣医学課程とは、2012年に帯広畜産大学畜産学部と北海道大学獣医学部が設置した共同教育課程で、学生は北海道大学または帯広畜産大学のどちらかの一般選抜等で入学しますが、専門課程の教育プログラムは両大学が共同で実施する仕組みです。共同獣医学課程は北海道大学と帯広畜産大学の共同教育課程ですこの課程は一般選抜など通常の入学試験を経て入る課程であり、編入学試験の対象にはなっていません。畜産学部で編入学を検討している場合は、この共同獣医学課程ではなく、畜産科学課程の6ユニットが対象になる点を混同しないようにしてください。
6つの専門教育ユニットと編入後の位置づけ
畜産科学課程は、アドバンス制教育課程のもとで家畜生産科学・環境生態学・食品科学・農業経済学・農業環境工学・植物生産科学という6つの専門教育ユニットに分かれています。畜産科学課程は6つの専門教育ユニットに分かれて専門分野を学びます編入学試験の募集要項でも、この6ユニットが並記されたうえで募集人員が一括して示されており、出願時には志望理由書に希望するユニットを第5志望まで記入する仕組みになっています。
| 専門教育ユニット | 学ぶ内容の例(募集要項のディプロマポリシーより) |
|---|---|
| 家畜生産科学ユニット | 家畜の飼養管理、繁殖や改良、乳肉の生産についての専門知識・技術 |
| 環境生態学ユニット | 生態系の仕組み、農畜産環境とそれを取り巻く自然環境に関する知識 |
| 食品科学ユニット | 食品の一次機能(栄養・エネルギー)、二次機能(おいしさ)、三次機能(生体調節) |
| 農業経済学ユニット | 農畜産の生産・加工・流通・消費に関わる社会科学的な分析 |
| 農業環境工学ユニット | 農村環境の評価・保全、農業機械、バイオマス・雪氷冷熱の活用技術 |
| 植物生産科学ユニット | 土壌・病害虫を含む栽培環境と、作物の生理・生態・育種 |
この6ユニット構成は、学科単位で募集人員を分ける大学が多いなかで、帯広畜産大学が畜産科学課程一括で10名を募集している点と対になっています。畜産科学課程は6ユニット一括で募集人員10名としています志望理由書には第1志望から第5志望まで希望順位を書く欄があるため、複数のユニットに興味がある場合でも、それぞれの学びの違いを理解したうえで優先順位をつけておく必要があります。
アドミッションポリシーが示す求める学生像
募集要項に掲載されたアドミッションポリシーでは、「農場から食卓まで」の幅広い視点で現場に適応できる知識と能力、北海道十勝地域の豊かな自然と風土のもとで食と農の大切さ・動植物の命の尊さを学ぶ姿勢、地球規模の社会問題を解決する能力、農畜産学・獣医学とそれらを支える関連学術領域を学ぶための基礎学力、多様な意見や価値観を尊重して協力する姿勢という5つの資質が挙げられています。アドミッションポリシーは「農場から食卓まで」の視点を重視します志望理由書や面接では、これらの言葉をそのまま引用するのではなく、自分の学習歴や経験と結びつけて語れるようにしておくことが評価につながります。
大学のミッションとディプロマポリシー
帯広畜産大学は、募集要項のなかで自らのミッションを「知の創造と実践によって実学の学風を発展させ、『食を支え、くらしを守る』人材の育成を通じて、地域および国際社会へ貢献すること」と定義しています。大学のミッションは「食を支え、くらしを守る」人材の育成です編入学試験もこのミッションに沿って実施されており、単に知識量を測るだけでなく、農場から食卓までの現場に適応できる実践力を重視した選抜になっている点が特徴です。
ディプロマポリシー(学位授与方針)では、卒業までに身につけるべき力として、獣医・農畜産融合の視点から食料の生産から消費に至る過程への関心と課題解決に取り組む態度、国際化社会で必要な見識と基礎的コミュニケーション能力、そして志望する専門教育ユニットごとの専門知識・技術・課題解決能力の3点が挙げられています。ディプロマポリシーは卒業までに身につける3つの力を示します編入学は第3年次からのスタートになるため、これら3点のうち特に専門知識・技術の部分を、限られた在学期間でどう積み上げていくかを、志望理由書や面接で具体的に語れるようにしておくと説得力が増します。
教育・研究環境 ― 附属施設とフィールド科学センター
帯広畜産大学は、附属図書館、動物医療センター、畜産フィールド科学センター、次世代農畜産技術実証センター、食品加工イノベーションセンター、原虫病研究センター、グローバルアグロメディシン研究センターといった教育・研究施設を備えています。複数の附属センターと連携し実践的に学べる教育課程です畜産科学課程の6ユニットは、これらの施設と連携しながら実習・実験・現場実践を積み重ねる教育課程になっているため、志望理由書や面接では、興味のあるユニットが実際にどの施設・分野と結びついているのかを調べたうえで言葉にできると、単なる知名度志望との違いが伝わりやすくなります。
十勝地方という立地が教育内容と結びついている
帯広畜産大学のキャンパスがある十勝地方は、畑作・酪農をはじめとする農畜産業が盛んな地域として知られています。帯広市のある十勝地方は畑作・酪農が盛んな農畜産業の地域ですアドミッションポリシーに「北海道十勝地域の豊かな自然と風土のもとで、食と農の大切さ、動植物の命の尊さを学びたい人」という一文があるのは、このキャンパスの立地そのものが教育内容と結びついていることを示しています。編入学生は第3年次からの合流になるため、地域の農畜産業との距離が近い環境で、限られた在学期間のうちにどれだけ現場に触れる機会を得られるかを、志望理由書や面接で具体的にイメージできるようにしておくとよいでしょう。オープンキャンパスや大学案内動画など、公式サイトで提供されている情報を事前に確認しておくことも、遠方から出願する受験生にとっては有効な準備になります。
既修得単位の認定
編入学前に出身大学等で修得した単位は、入学後に本学の定める基準により本学で修得したものとして認定されます。既修得単位は入学後に本学の定める基準により認定されます募集要項では、認定する単位数は本学の卒業要件単位数124単位のうち半数の62単位を目処とし、本学を卒業するために必要と定められた単位数により若干前後することがあるとされています。入学前の既修得単位の認定に関する相談には応じられないと明記されているため、出願前に「認定されるはずだ」という前提で学習計画を立てるのではなく、入学後に不足しがちな科目を早めに補強しておく姿勢が重要です。
募集人員・出願資格
令和9年度(2027年4月入学)の第3年次編入学生募集要項によると、募集人員は畜産科学課程全体で10名です。令和9年度の募集人員は畜産科学課程全体で10名です家畜生産科学・環境生態学・食品科学・農業経済学・農業環境工学・植物生産科学の6ユニットに分かれていますが、ユニットごとの定員は示されておらず、志望理由書に記入する希望順位と選考結果によってユニットへの配属が決まる仕組みです。
| 項目 | 令和9年度募集要項の内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 畜産科学課程 合計10名(6ユニット共通枠) |
| 編入学の時期 | 令和9年4月1日 |
| 編入学年次 | 第3年次 |
出願資格の8つの区分
出願資格は、次の8つの区分のいずれかに該当することが条件です。自分の経歴がどの区分に当てはまるかを最初に確認しましょう。
- 短期大学又は高等専門学校を卒業した者、又は令和9年3月までに卒業見込みの者
- 学士の学位を有する者、又は令和9年3月までに取得見込みの者
- 大学に令和9年3月までに2年以上在学し62単位以上を修得している者、又は修得見込みの者
- 専修学校の専門課程のうち、修業年限2年以上かつ課程修了に必要な総授業時数1,700時間以上の基準を満たすものを修了した者、又は令和9年3月までに修了見込みの者
- 高等学校、中等教育学校の後期課程及び特別支援学校の専攻科のうち、修業年限2年以上でその他文部科学大臣の定める基準を満たすものを修了した者、又は令和9年3月までに修了見込みの者
- 我が国において、外国の短期大学の課程(修了者が当該外国の学校教育における14年の課程を修了したとされるものに限る)を有するものとして文部科学大臣が別に指定する教育施設の当該課程を修了した者、又は令和9年3月までに修了見込みの者
- 前各号に定めるもののほか、法令等で大学の第3年次に編入学できると定められた者
- 外国において前(1)(2)(3)の各号に相当する資格を得たと認められる者
このうち(8)で出願しようとする場合は、7月21日(火)までに入試課入学試験係へ連絡し、事前確認を受ける必要があると募集要項に明記されています。出願資格(8)は7月21日までに入試課への事前確認が必須です自己判断で出願書類を用意してしまうと、資格審査の段階でつまずく可能性があるため、少しでも該当するか迷う場合は早めに問い合わせることが安全です。
出願資格で見落としやすいポイント
大学2年次修了者の出願資格(3)は「62単位以上」という具体的な数字が定められている点に注意が必要です。大学2年次修了での出願は62単位以上の修得が条件です令和9年3月までに62単位以上の修得が見込みの場合は、出願時点で修得見込みの科目名・単位数がわかる証明書の同封が求められます。成績証明書に「履修中」「修得見込」等の記載がある場合はその成績証明書のみで足りるとされているため、出身校の証明書発行窓口に必要書類の様式をあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
専修学校専門課程からの出願資格(4)は、修業年限2年以上に加えて総授業時数1,700時間以上という基準が設けられています。専修学校専門課程からの出願は1,700時間以上の基準があります自分の出身校がこの基準を満たしているかどうかは学校側が発行する証明書の記載内容で判断され、専門士の称号を取得している場合はその証明書、していない場合は授業時数の基準を満たしていることを証明する書類が必要になります。区分ごとに求められる証明書が異なるため、次章の出願手続で詳しく確認してください。
出願資格を受験生タイプ別に整理する
8つの区分は法令上の表現でまとめられているため、自分がどの区分に当たるかを整理する際は、次のような対応関係で考えると分かりやすくなります。出願資格8区分は受験生タイプ別に整理すると分かりやすいです
| 現在の状況 | 対応する出願資格 |
|---|---|
| 高等専門学校・短期大学の卒業(見込)者 | 区分(1) |
| 4年制大学を卒業し学士の学位を持つ(取得見込みの)者 | 区分(2) |
| 4年制大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込み)の者 | 区分(3) |
| 専修学校専門課程(2年以上・1,700時間以上)修了(見込み)の者 | 区分(4) |
| 高校・中等教育学校後期課程・特別支援学校専攻科(2年以上)修了(見込み)の者 | 区分(5) |
| 国内にある外国の短期大学相当課程を修了(見込み)の者 | 区分(6) |
| 法令等で第3年次編入学が認められている者 | 区分(7) |
| 外国において区分(1)(2)(3)に相当する資格を得たと認められる者 | 区分(8)(要事前確認) |
障がい等のある志願者との事前相談
障がい等があり、受験上または修学上の配慮を必要とする場合は、出願前に大学へ相談する仕組みが設けられています。配慮が必要な場合は出願期間最終日までの事前相談が必要です相談の期限は出願期間最終日と同じ令和8年8月12日(水)で、対象となる区分は視覚障がい、聴覚障がい、肢体不自由、病弱、発達障がい、その他の6区分です。補聴器や松葉杖、車椅子など日常的に使用している器具がある場合も、試験場設定や他の配慮との関係から事前相談が必要とされているため、該当する可能性がある場合は早めに入試課へ連絡してください。
試験科目と配点
帯広畜産大学畜産学部の編入学試験は、英語外部試験(TOEIC Listening & Reading)の成績(配点100点)、小論文(配点200点)、面接(配点200点)を合計した500点満点に、志望理由書と成績証明書の内容を加えて総合的に判定する選抜です。英語・小論文・面接の合計500点満点で合否を判定します専門科目の学力検査は課されておらず、この点は専門筆記試験を課す他大学の編入試験とは大きく異なります。
| 科目 | 配点 | 内容 |
|---|---|---|
| 英語(TOEIC L&R) | 100点 | スコアを得点に換算(換算式は後述) |
| 小論文 | 200点 | 特定の課題を与えて1,000字程度の論述、試験時間90分 |
| 面接 | 200点 | 複数の面接員による個人面接 |
募集要項には「入試の試験科目(『英語』,『小論文』,『面接』)において著しく成績の低い科目があった場合は、総合点にかかわらず、合格者とならない場合がある」と明記されています。著しく成績が低い科目があると総合点に関わらず不合格になり得ます500点満点の総合点を稼ぐという発想だけでなく、3科目それぞれで一定の水準を満たす対策が欠かせません。
配点の内訳をあらためて見ると、小論文200点と面接200点を合わせた400点が500点満点の8割を占め、英語(TOEIC L&R)の配点は100点にとどまります。小論文200点と面接200点の合計が配点全体の8割を占めます英語のスコアメイクは早期に決着をつけておくべき対策である一方、合否を最終的に左右するのは小論文と面接である、という配点構造を理解しておくと、限られた準備期間の中で何にどれだけの時間を配分すべきかを判断しやすくなります。
TOEICスコアの得点換算を理解する
英語の得点は、TOEIC L&Rのスコアが650点以上であれば100点(満点)、650点未満の場合はスコア÷6.5で計算されます。TOEICは650点未満だとスコア÷6.5で得点が決まりますたとえば500点であれば500÷6.5で約77点、600点であれば600÷6.5で約92点という計算になり、650点に届くかどうかが得点の伸び方を大きく左右します。提出できるスコアは令和6年4月1日以降に受験したものに限られるため、有効期限を意識して受験日を逆算する必要があります。
志望理由書・成績証明書は選抜にどう使われるか
募集要項は、選抜方法を「英語外部試験の成績と本学が実施する小論文、面接の成績及び志望理由書と成績証明書の内容を総合して行う」と定めています。志望理由書と成績証明書も総合判定の材料に含まれます500点満点という数値化された配点の外側に、志望理由書と成績証明書という2つの書類が判定材料として明記されている点は見落とされがちです。志望理由書は面接での質疑の土台になり、成績証明書は出身校でどのような科目をどの程度の水準で修めてきたかを示す資料になるため、点数化されない部分でも一貫性のある準備をしておくことが総合判定では重要になります。
英語試験の実施方式は年度によって変わってきた
帯広畜産大学の編入学試験における英語の扱いは、これまで一定ではありませんでした。公開されている過去問によると、2021年度(令和3年度)入学試験からTOEIC L&Rのスコア提出方式に切り替わりましたが、令和5年度は新型コロナウイルス感染症の影響でTOEIC L&Rを期限内に受験・提出できない志願者が出る可能性があったため、スコア提出を任意とし、650点以上の場合は試験免除、それ以外の志願者には本学独自の英語筆記試験を実施するという特例が取られました。令和5年度はコロナ特例で本学独自の英語試験も実施されました令和6年度以降はTOEIC L&Rのスコア提出のみに一本化されており、令和9年度募集要項でも同様の扱いです。選抜方法は社会情勢に応じて変更されることがあるため、出願前には必ずその年度の募集要項で最新の英語の扱いを確認してください。
出願から入学までの日程・スケジュール(令和9年度)
令和9年度(2027年4月入学)の第3年次編入学試験は、次のような日程で実施されます。Web出願登録から入学手続まで約4か月にわたる日程ですインターネット出願システム「Post@net」への登録と、出願書類の郵送(または持参)の両方が必要になる点に注意してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Web出願登録開始 | 令和8年7月29日(水) |
| 出願期間 | 令和8年8月3日(月)〜8月12日(水)(最終日消印有効) |
| 検定料払込期間 | 令和8年7月29日(水)〜8月12日(水)16:00まで |
| 受験票印刷可能日 | 令和8年8月19日(水)10:00〜 |
| 試験日 | 令和8年9月29日(火) 9:30〜11:00(90分)小論文/12:00〜面接 |
| 試験場 | 帯広畜産大学 |
| 合格発表 | 令和8年10月8日(木)10:00 本学ホームページ |
| 入学手続期間 | 令和8年11月16日(月)〜11月24日(火)(最終日17時必着) |
| 検定料 | 30,000円 |
| 入学料 | 282,000円 |
出願書類の提出は簡易書留・速達での郵送、または平日8時30分から17時までの持参で受け付けられます。出願書類は簡易書留・速達での郵送か持参が必須です投函日が8月11日・12日になる場合は、郵送前に入学志願票の写しをメールまたはFAXで入試課入学試験係に送信するよう求められているため、締切間際の出願では手続きが増える点も踏まえておきましょう。
インターネット出願で事前に準備するもの
出願はインターネット出願システムへの登録と出願書類の郵送を組み合わせた方式のため、システムにアクセスする前に準備しておくべきものがあります。出願前にプリンターや顔写真データなどの準備が必要です募集要項では、出願書類出力用のプリンター、連絡用のメールアドレス、jpg形式で2MBまでの顔写真データ、調査書等を用意してから出願するよう案内されています。インターネット出願システムに入力・登録しただけでは出願は完了せず、必ず出願書類の郵送(または持参)が別途必要になる点にも注意してください。登録後は内容の修正ができないため、登録前に入力内容の間違いがないかを必ず確認してから手続きを進める必要があります。
検定料の払込方法
検定料30,000円は、インターネット出願システムで志願者情報等を入力した後、コンビニエンスストア、金融機関ATM(Pay-easy)、インターネットバンキング、クレジットカードのいずれかで支払います。検定料はコンビニ等4つの方法から選んで支払えます支払い方法にかかわらず、入学検定料とは別に払込手数料が志願者負担で必要になります。支払期日はインターネット出願システムで入力・登録した日の翌日まで(出願期間最終日に登録した場合は当日)とされており、期日を過ぎると登録内容がキャンセルになるため、登録後は速やかに支払いを済ませることが重要です。
出願書類は6点
令和9年度募集要項で求められている出願書類は、次の6点です。
- 入学志願票(インターネット出願システムで登録・写真をアップロードし、検定料支払後にA4サイズでカラー印刷)
- 志望理由書(本学所定様式、800字程度で編入学を志望する理由を記入し、志望する専門教育ユニットを第5志望まで記入)
- 卒業証明書等(卒業証明書、卒業見込証明書、または在学期間を証明する書類。出願資格の区分に応じた証明書)
- 成績証明書(出身学校等が作成し厳封したもの)
- TOEIC Listening & Reading公式認定証(令和6年4月1日以降に受験したスコア)
- 宛名ラベル(インターネット出願システムから印刷し、出願用封筒に貼付)
志望理由書は手書きの指定はなく、Word等を使って作成してもよいとされており、A4サイズで印刷して提出します。志望理由書はWord等で作成しA4サイズで印刷して提出します800字程度という分量は決して長くはないため、限られた字数の中で問題意識・学習歴・志望ユニットとの接続・将来像を過不足なく盛り込む工夫が必要です。
試験当日の注意事項
募集要項には、試験当日の受験上の注意事項が具体的に定められています。試験当日のルールは出願後の早い段階で確認しておきます見落とすと当日の入室や答案作成に影響するため、次のポイントは出願後の早い段階で目を通しておきましょう。
- 受験票を必ず持参し、9時までに試験室へ入室する(入室は8時30分から可能)
- 試験開始時刻から30分以内の遅刻に限り受験を認める
- 上靴の持参は不要
- 携帯電話・スマートフォン・音楽プレーヤー等の電子機器は電源を切りかばん等に収納し、身につけない
- 机上に置けるのは受験票、筆記用具(ボールペンは不可)、計時機能のみの時計、メガネ、ハンカチ、ティッシュペーパー、目薬のみ
- 昼食は各自持参し、面接控室の自分の座席で食べる
- 試験配置図は9月25日(金)10時から本学ホームページに掲載されるが、当日まで試験場内には入れない
- 付添人は試験場内に入ることができない
合格発表後の流れ
合格発表は令和8年10月8日(木)10時に本学ホームページで行われ、合格者の受験番号が掲載されます。合格発表は本学ホームページで受験番号により行われます合格通知書は「レターパック」で郵送され、電話等による合否の照会には応じられません。入学手続の状況によっては追加合格が行われることがあり、該当者には令和8年11月25日(水)から入学志願票に記載された連絡先へ電話で連絡が入るとされています。入学手続期限内に手続きが完了しない場合は入学を辞退したものとして扱われるため、合格発表後のスケジュールもあらかじめ確認しておく必要があります。
入学料・授業料などの費用
入学試験に合格すると、入学料282,000円の納付が必要です。合格後に必要な入学料は282,000円と定められています授業料は参考額として前期267,900円・後期267,900円が示されており、納入期限は前期分が5月末日、後期分が11月末日とされています。これらの金額は現行額であり、学生納付金の改定が行われた場合は改定時から新たな金額が適用されると注記されているため、入学時点の最新情報を確認する姿勢が必要です。
検定料の返還について
検定料30,000円は、原則として受理後に返還されません。検定料30,000円は受理後、原則として返還されませんただし、募集要項では、検定料を払い込んだが出願しなかった場合、出願書類が受理されなかった場合、二重に払い込んだ場合に限り、申出により検定料相当額を返還すると定められています。返還を希望する場合は、支払いを行った店舗の受領印が押された領収書を保管しておく必要があるため、支払い直後に受領書類を確認しておくと安心です。
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倍率・難易度をデータで読む
帯広畜産大学は、畜産科学課程の第3年次編入学試験について過去5年間の実施状況を公表しています。帯広畜産大学は過去5年間の編入学実施状況を公表しています募集人員・志願者数・受験者数・合格者数・入学者数が年度別にまとまっており、倍率の推移を具体的に確認できます。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 入学者数 | 実質倍率(受験者数÷合格者数) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 10 | 8 | 7 | 7 | 7 | 約1.0倍 |
| 令和7年度 | 10 | 14 | 14 | 10 | 8 | 約1.4倍 |
| 令和6年度 | 10 | 17 | 17 | 10 | 10 | 約1.7倍 |
| 令和5年度 | 10 | 10 | 9 | 9 | 7 | 約1.0倍 |
| 令和4年度 | 10 | 12 | 11 | 10 | 10 | 約1.1倍 |
5年間を通して見ると、志願者数は8名から17名まで年度による振れ幅が大きく、実質倍率もおおむね1.0倍台から1.7倍程度で推移しています。実質倍率はおおむね1.0倍から1.7倍の間で推移しています令和6年度は志願者数17名に対して合格者数10名と、募集人員どおりの合格者を出しながら最も倍率が高くなった年度です。一方、令和8年度は志願者数が8名にとどまり、募集人員10名に届かない状態で、受験した7名全員が合格しています。令和8年度は志願者数が募集人員10名を下回りました募集人員10名という数字だけを見ると狭き門に思えるかもしれませんが、年度によっては受験者のほとんどが合格しているケースもあり、倍率は決して一定ではありません。
ただし、受験者のほぼ全員が合格する年度があるからといって対策を軽視してよいわけではありません。合格しやすい年度でも英語・小論文・面接の対策は欠かせません募集要項が示すとおり、英語・小論文・面接のいずれかで著しく低い成績を取ると総合点にかかわらず不合格になり得るため、倍率が低めの年度でも一定の水準に届く準備が前提になります。入学者数が合格者数を下回る年度(令和7年度は合格10名に対し入学8名、令和5年度は合格9名に対し入学7名)がある点も、他大学との併願や進路変更によって歩留まりが変動することを示しています。
志願者数の変動要因は公表されていないため断定はできませんが、畜産科学課程が6ユニットをまとめて一つの募集枠として扱っている点は、他大学が学科別に定員を細かく分けている場合と比べて、志願者数の集まり方が年度ごとにばらつきやすい一因になっている可能性があります。畜産科学課程の課程一括募集は志願者数のばらつきにつながり得ますいずれにしても、募集人員10名という数字と、実際の志願者数・倍率は年度によって独立して動くため、出願を検討する際は直近1年分だけでなく、可能な範囲で複数年度の実施状況を確認しておくことをおすすめします。
合格者数と入学者数の差(歩留まり)から見えること
過去5年間の実施状況をあらためて見ると、合格者数と入学者数が一致していない年度が複数あります。5年間のうち合格者数と入学者数が一致しない年度もあります令和7年度は合格者数10名に対して入学者数8名(差2名)、令和5年度は合格者数9名に対して入学者数7名(差2名)で、いずれも合格者の2割前後が入学に至っていません。一方、令和8年度・令和6年度・令和4年度は合格者数と入学者数が一致しており、合格した受験者がそのまま入学しています。
この差が生じる理由は大学から公表されていないため断定はできませんが、一般選抜や他大学への編入試験との併願、進路変更などが要因として考えられます。他大学との併願や進路変更が歩留まりに影響している可能性があります自分自身が併願を考えている場合は、この歩留まりのデータをもって「合格しても入学しない受験者が一定数いる」という前提を理解したうえで、追加合格の連絡が令和8年度日程では11月25日以降に行われる可能性がある点も踏まえ、他の進路との調整スケジュールを早めに整理しておくと安心です。
科目別対策
小論文対策 ― 過去問のテーマから傾向を読む
帯広畜産大学畜産学部の小論文は、畜産科学課程のユニット共通課題として実施され、試験時間90分で1,000字程度の論述が課されます。小論文は試験時間90分で1,000字程度の論述が課されます公開されている過去問を見ると、いずれも農林水産省の白書や政策資料を引用資料としたうえで、日本の農業・食料・環境に関わる社会的な課題をテーマに、受験者自身の考えを論じさせる形式で共通しています。
| 年度 | 出題テーマ(要約) |
|---|---|
| 令和8年度 | 農福連携。農業者・福祉関係者双方から見た意義と、資金援助以外で取組を継続しやすくする仕組み |
| 令和7年度 | スマート農業実証プロジェクト。食料安全保障・国産品の安定供給・持続的な農業の観点から今後の発展を論じる |
| 令和6年度 | みどりの食料システム戦略。2050年の温室効果ガス排出ゼロ化に向けて必要な取り組みや新技術 |
| 令和5年度 | 生乳の需給バランス。生乳廃棄の危機を招いた生産・消費両面の要因と今後の対処法 |
大学が公表している「出題の意図」でも、日本の農業や社会課題への関心の深さ、課題解決に向けて考える能力、自分の考えを論理的に述べる能力を評価すると繰り返し説明されています。関心の深さと課題解決力、論理的な記述力が評価軸です出題テーマは年度ごとに異なりますが、いずれも直近1〜2年の農林水産省の白書・戦略文書がベースになっている点は共通しており、令和9年度についても、時事性の高い農業・食料・環境政策のトピックが引用資料とともに出題される可能性を想定して準備しておくとよいでしょう。
過去問の引用資料そのものを教材にする
過去問には、出題のもとになった引用資料の名称が明記されているため、これを実際の教材として使うことができます。過去問に明記された引用資料そのものを教材として使えます令和6年度は「みどりの食料システム戦略」及び同参考資料(農林水産省、2021年)、令和7年度は「令和5年度食料・農業・農村の動向」(農林水産省、2024年)、令和8年度は「農福連携等推進ビジョン」(農福連携等推進会議、2019年・2024年改定)と「令和6年度食料・農業・農村の動向」(農林水産省、2025年)が引用資料として明示されています。
| 年度 | 引用資料 |
|---|---|
| 令和6年度 | みどりの食料システム戦略/同参考資料(農林水産省、2021) |
| 令和7年度 | 令和5年度食料・農業・農村の動向(農林水産省、2024) |
| 令和8年度 | 農福連携等推進ビジョン(農福連携等推進会議、2019・2024)、令和6年度食料・農業・農村の動向(農林水産省、2025) |
この並びから読み取れるのは、農林水産省が毎年公表する「食料・農業・農村白書(動向)」の最新版が、出題資料の有力な候補になり続けているということです。農林水産省が毎年公表する最新白書が有力な出題候補です令和9年度の受験を控えている場合は、出願期間までに公表される最新の白書・年次報告のうち、農畜産業や食料・環境政策に関わる章に目を通し、キーワードと数値、政府が掲げている達成目標を自分の言葉で説明できるようにしておくことが、過去問演習と並ぶ実質的な対策になります。
小論文対策としては、まず農林水産省が公表する「食料・農業・農村白書」や「みどりの食料システム戦略」など主要な政策文書に目を通し、キーワードと数値を押さえておくことが有効です。農林水産省の白書に目を通しておくと小論文対策で有利ですそのうえで、1,000字程度という制限字数の中で、現状説明・課題の整理・自分の考えという流れを崩さずに書き切る練習を、実際に時間を計って繰り返すことが本番での得点安定につながります。
試験時間90分を有効に使うには、時間配分をあらかじめ決めておくことも欠かせません。90分の試験時間の配分をあらかじめ決めておきます目安としては、課題文と設問を読み込み論点を整理する構想の時間に15分程度、下書きと本文執筆に55分程度、誤字脱字や字数の見直しに20分程度を割り当てると、1,000字という分量を焦らずに書き切りやすくなります。過去問を年度別に見ると、令和5年度と令和8年度は①・②(または1・2)の2つの設問を合わせて論じる形式、令和6年度・令和7年度は1つのテーマを掘り下げて論じる形式と、年度によって出題形式が異なります。令和9年度がどちらの形式になるかは公表されていないため、複数の設問に分けて答える練習と、1つのテーマを深く掘り下げて書く練習の両方をしておくと、本番でどちらの形式が出ても対応しやすくなります。
過去問演習では、解答を書いて終わりにせず、大学が公表している「出題の意図」と自分の答案を突き合わせる作業も有効です。大学公表の出題の意図と自分の答案を突き合わせて振り返ります令和8年度・令和7年度・令和6年度のいずれも「関心の深さ」「課題解決に向けて考える能力」「論理的に述べる能力」の3点が出題の意図として公表されているため、自分の答案がこの3点をそれぞれ満たせているかをチェックリストのように確認しながら書き直すと、独学でも改善点を見つけやすくなります。
TOEIC(英語)対策
試験科目に英語の独自筆記がない代わりに、TOEIC L&Rのスコアがそのまま得点に直結する仕組みのため、対策の中心は本番の答案作成ではなくスコアメイクそのものになります。英語対策の中心は本番の答案作成ではなくTOEICのスコアメイクです650点というラインを超えれば満点の100点になる一方、それを下回ると600点で約92点、500点で約77点というように得点が比例的に下がっていくため、可能な限り650点以上を早期に確保しておくことが小論文・面接の対策時間を確保するうえでも合理的です。スコアの有効期限(令和6年4月1日以降の受験)も踏まえ、出願期間の前年から複数回受験する計画を立てておくと安心です。
提出するスコアは公式認定証(写しの場合は出身学校長の原本証明が必要)であるため、TOEIC L&Rを受験したら結果が届き次第、認定証の原本または写しをすぐに手元で確認できる状態にしておくことも実務上のポイントです。TOEICの公式認定証は原本で速やかに確認しておきます650点に届かない場合でも出願資格そのものは失われませんが、100点満点のうち英語で取れる点数が下がる分、小論文と面接でその差を埋める必要が出てくるため、英語のスコアメイクは可能な限り出願期間より前に決着をつけておくことが、他の2科目の準備時間を確保するうえでも有利に働きます。
面接対策の方向性
面接は複数の面接員による個人面接で、配点は小論文と並ぶ200点です。面接は複数の面接員による個人面接で配点は200点です募集要項には質問内容の詳細までは示されていませんが、志望理由書に記入する「編入学を志望する理由」「志望する専門教育ユニット」との一貫性は当然に問われると考えられます。これまでの学習歴、なぜ畜産科学課程のそのユニットで学びたいのか、卒業後にどのように専門性を活かしたいのかを、自分の言葉で具体的に説明できるよう準備しておく必要があります。
面接が英語・小論文と並んで200点という大きな配点を占めていることは、書類上の言葉だけでなく口頭でのやり取りを通じて人物面を確認する比重が高いことを示しています。面接は書類だけでなく口頭でのやり取りを重視する試験です小論文で扱った農業・食料・環境のテーマについて、面接でさらに掘り下げて質問された場合にも自分の考えを言葉にできるよう、書いた内容を声に出して説明する練習をしておくと、書類と面接の一貫性が保ちやすくなります。
面接・志望理由書・過去問分析/出題予測
志望理由書の書き方(800字程度・第5志望まで)
志望理由書は本学所定の様式をホームページからダウンロードして使用し、A4サイズで印刷して提出します。志望理由書は本学所定の様式をA4サイズで印刷して提出します手書きの指定はなく、Word等で作成してもかまいません。様式には氏名・フリガナの欄に加えて、家畜生産科学・環境生態学・食品科学・農業経済学・農業環境工学・植物生産科学の6ユニットから志望順位を第1志望から第5志望まで記入する欄があります。
800字程度という分量は、複数の要素を詰め込みすぎると一つひとつが浅くなりやすい字数です。800字程度の志望理由書では要素を絞り込む工夫が必要です現在の所属で何を学んできたか、その中でどのような問題意識を持つに至ったか、なぜ帯広畜産大学畜産学部の志望ユニットでその関心を深めたいのか、入学後にどのような学びを重ねたいのかという流れを、具体的なエピソードを交えながら簡潔にまとめることが求められます。志望ユニットを複数書く場合でも、それぞれの志望理由が個別に伝わるよう、共通する軸を明確にしておくと一貫性が出ます。
面接で準備しておきたい論点
募集要項には具体的な面接の質問例は公表されていません。面接の具体的な質問例は募集要項には公表されていませんそのため、以下は志望理由書・出願資格・選抜方法の記載内容から、聞かれる可能性が高いと考えられる論点を整理したものです。断定はできないため、実際の面接では想定外の質問にも落ち着いて対応できるよう準備しておきましょう。
- なぜ帯広畜産大学畜産学部(畜産科学課程)を志望するのか
- 第1志望に挙げた専門教育ユニットで、具体的に何を学びたいのか
- これまでの学習歴・出身校での学びと、志望する分野はどうつながっているのか
- TOEIC L&Rのスコアや成績証明書の内容について、自分の言葉で補足できるか
- 小論文で書いた内容(農業・食料・環境に関する時事的な課題)への理解をさらに深められるか
- 編入後の履修計画、卒業後に専門性をどう活かしたいと考えているか
過去問分析から見る令和9年度の出題予測
令和5年度から令和8年度までの4年分の小論文を並べると、生乳の需給、みどりの食料システム戦略、スマート農業、農福連携と、いずれも農林水産省が発表した政策・白書をベースにした時事的なテーマが選ばれてきたことがわかります。過去4年分の小論文はいずれも農水省の政策・白書が題材ですこの傾向を踏まえると、令和9年度についても、出題時点(令和8年9月)までに公表されている農林水産省の白書や政策ビジョンの中から、日本の農業・食料・環境に関わる論点が題材として選ばれる可能性が高いと考えられます。ただし、これは過去の出題傾向からの推測であり、実際の出題内容を保証するものではないため、最新の白書・報道に日頃から目を通しておく姿勢そのものが最も確実な備えになります。
過去問に共通する出題形式も押さえておきましょう。令和5年度と令和8年度は複数の設問を合わせて論じる形式でした令和5年度と令和8年度は①・②(または1・2)の2つの設問を合わせて1,000字程度で論じる形式、令和6年度・令和7年度は1つのテーマについて1,000字程度で論じる形式と、年度によって設問の分け方が異なっています。いずれの形式でも、資料の内容を要約するだけでなく、自分なりの解決策や考えを具体的に述べる部分に配点の比重があると考えられます。過去問演習では、事実の整理と自分の意見の分量バランスを意識して書く練習をしておくと、本番でも構成に迷いにくくなります。
併願戦略・内部リンク
帯広畜産大学畜産学部の編入試験は、募集人員10名に対して英語・小論文・面接という3科目で合否が決まるため、専門科目の学力検査を課す大学と比べると準備の負担配分が大きく異なります。専門科目の学力検査がない点が併願戦略を考える鍵になります農学系の編入を検討している場合、専門科目の有無や配点、TOEICなど英語外部試験の扱いが大学ごとに異なるため、複数校の募集要項を横に並べて比較しておくことが併願校選びの出発点になります。
農学部・生物資源系の編入を実施している国立大学には、鹿児島大学農学部や弘前大学農学生命科学部、山形大学農学部などがあります。鹿児島大学など農学系国立大学は複数校が編入を実施していますそれぞれ出願資格や試験科目の構成が異なるため、鹿児島大学農学部の編入試験や弘前大学農学生命科学部の編入試験、山形大学農学部の編入試験もあわせて確認し、出願時期や試験科目が重ならないかを整理しておくと、併願計画を立てやすくなります。
遠方から帯広畜産大学畜産学部を受験する場合は、試験場が北海道帯広市稲田町西2線11番地の本学一箇所のみである点も踏まえてスケジュールを組む必要があります。試験場は北海道帯広市稲田町にある本学一箇所のみです出願書類の提出・問い合わせ先は帯広畜産大学入試課入学試験係(電話0155-49-5321、メールnyushi@obihiro.ac.jp)で、出願資格や証明書の要否に迷った場合はここに相談できます。9月下旬という試験時期は北海道でも朝晩が冷え込み始める時期にあたるため、前泊を含めた移動計画と服装の準備は早めに整えておくと安心です。
本州や海外から受験する場合は、出願書類を簡易書留・速達で郵送する日数と、試験前日までに帯広市へ移動する日数の両方を逆算して準備日程を組む必要があります。郵送にかかる日数と移動にかかる日数の両方を逆算します出願期間は8月3日から8月12日までと短く、証明書の厳封や英語スコアの取得に時間がかかることを踏まえると、出願資格の確認と証明書の発行依頼は出願期間よりもかなり前の段階から動き出しておくことが、遠方受験者にとって特に重要な準備の一つになります。
編入試験全体の仕組みや、出願資格・単位認定の基本的な考え方を体系的に確認したい場合は、大学編入とは完全ガイドを先に読んでおくと、帯広畜産大学畜産学部の第3年次編入学試験の位置づけも理解しやすくなります。編入の基本を先に押さえておくと本記事の理解が進みます英語スコアのメイク、小論文の答案作成、志望理由書・面接の一貫性づくりを独学で並行して進めるのが難しいと感じる場合は、大学編入対策コースのように編入に特化した学習支援を活用する方法もあります。
よくある質問(FAQ)
帯広畜産大学畜産学部の編入試験は何年次に入学しますか。
第3年次編入学試験という名称のとおり、合格者は原則として第3年次に編入学します。令和9年度募集要項では、編入学の時期は令和9年4月1日、編入学年次は第3年次と定められています。修業年限は4年間で、編入学生は2年間在学したものとして扱われ、入学後の在学可能期間は4年間です。
共同獣医学課程に編入することはできますか。
できません。現在帯広畜産大学で実施している編入学試験は、畜産学部畜産科学課程の第3年次編入学のみです。北海道大学と共同で実施している共同獣医学課程は、平成30年度入試をもって編入学試験を廃止しており、一般選抜など通常の入学試験を経て入る課程となっています。獣医学を目指して編入を検討している場合は、この点を早めに確認しておく必要があります。
募集人員は何名ですか。
令和9年度募集要項では、畜産科学課程全体で10名です。家畜生産科学・環境生態学・食品科学・農業経済学・農業環境工学・植物生産科学の6ユニットに分かれていますが、ユニットごとの募集人員は示されておらず、志望理由書に記入する希望順位をもとに配属が決まります。
出願資格を教えてください。
短期大学・高等専門学校の卒業(見込)者、学士の学位取得(見込)者、大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込)した者など、8つの区分のいずれかに該当することが条件です。専修学校専門課程や高等学校専攻科からの出願にも、修業年限や総授業時数に関する具体的な基準が定められています。自分がどの区分に該当するか判断が難しい場合は、出願前に入試課へ確認することをおすすめします。
試験科目と配点を教えてください。
英語外部試験(TOEIC L&R、配点100点)、小論文(配点200点、1,000字程度、試験時間90分)、面接(配点200点、個人面接)の合計500点満点に、志望理由書と成績証明書の内容を加えて総合的に判定されます。専門科目の学力検査はありません。
英語はTOEICのスコアが必須ですか。
令和9年度募集要項では、TOEIC Listening & Reading公式認定証(令和6年4月1日以降に受験したスコア)の提出が求められています。スコアは650点以上で満点の100点、650点未満はスコア÷6.5で得点に換算されます。過去には新型コロナウイルス感染症の影響で本学独自の英語試験が実施された年度(令和5年度)もあるため、実施方法は必ず出願年度の募集要項で確認してください。
倍率はどれくらいですか。
過去5年間(令和4〜8年度)の実質倍率(受験者数÷合格者数)は、年度によって約1.0倍から約1.7倍の間で推移しています。令和6年度は志願者数17名で最も倍率が高く、令和8年度は志願者数8名と募集人員を下回り、受験者全員が合格しました。年度による変動が大きいため、直近の倍率だけで難易度を判断しないことが大切です。
志望理由書はどのような内容を書けばよいですか。
本学所定の様式に、編入学を志望する理由を800字程度で記入し、志望する専門教育ユニットを第1志望から第5志望まで記入します。現在の学習歴、問題意識、志望ユニットで学びたい内容、入学後の計画を簡潔かつ具体的につなげて書くことが評価されやすい構成です。
まとめ
帯広畜産大学畜産学部の編入試験(第3年次編入学試験)は、畜産科学課程のみを対象に、募集人員10名に対して英語(TOEIC L&R)・小論文・面接の合計500点満点で合否を判定する選抜です。帯広畜産大学畜産学部の編入試験は畜産科学課程10名を対象にした選抜です専門科目の学力検査がない一方で、英語のスコアメイク、90分1,000字の小論文、志望理由書との一貫性が問われる面接という3つの要素をバランスよく仕上げる必要があります。
過去5年間の倍率は約1.0倍から約1.7倍の間で変動しており、志願者数が募集人員を下回る年度もあれば、17名が志願する年度もありました。実質倍率は年度によって約1.0倍から1.7倍まで変動しています小論文は農林水産省の白書を題材にした時事的な出題が続いているため、令和9年度に向けても、日頃から農業・食料・環境に関する政策動向に目を通しておくことが、直前対策だけに頼らない備えになります。本記事の日程・金額・配点は募集要項に基づく内容ですので、出願前には必ず最新の募集要項をご確認ください。
準備の優先順位に迷ったときは、まず出願資格8区分のどれに当てはまるかを確定し、次にTOEIC L&Rのスコアを650点以上に近づける学習を早期に始め、並行して志望する専門教育ユニットを軸にした志望理由書の下書きと小論文の過去問演習を進めるという順序が現実的です。出願資格の確定と英語スコアの確保を最優先にする順序が現実的です英語・小論文・面接・書類のいずれか一つに偏らず、500点満点の総合判定という選抜方法の性質を踏まえてバランスよく仕上げていくことが、帯広畜産大学畜産学部の編入試験に向けた対策の軸になります。
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