ご質問やお問い合わせはお気軽に
岩手県立大学看護学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

岩手県立大学看護学部の編入学試験は、看護系短期大学や看護系専修学校専門課程、高等学校等の専攻科で学んだ人を対象に、看護学科の3年次へ編入学生を受け入れる選抜です。実施区分は「一般」「推薦」「助産師養成特別」の3つに分かれ、令和9年度入学者選抜(令和8年度実施)では看護学科の編入学定員10名に対し、一般6名・推薦3名・助産師養成特別1名という内訳が公表されています。試験は学力検査(看護学)と面接の2科目で構成され、英語は学力検査の対象外である一方、出願資格として英検2級相当以上の実力を別途証明する必要があります。本記事では、大学公式の学生募集要項と過去問題の公開状況をもとに、出願資格・試験科目・配点・日程・対策の要点を整理します。
岩手県立大学看護学部は看護学科のみの単科学部で、基礎看護学・母子看護学・成人老年精神看護学・地域看護学・看護システムマネジメント学という5領域のカリキュラムに、編入学生は3年次から合流します。合否は学力検査(看護学200点)と面接(50点)の合計250点で判定され、面接評価が一定の基準を満たすことも条件になるため、筆記対策と面接準備を並行して進める必要があります。過去問は令和6〜8年度分が「一般」「推薦」「助産師養成特別」の区分別に公式サイトで公開されているため、本記事ではこの過去問と募集要項という一次情報にもとづいて、出願資格・日程・倍率・対策・面接のポイントを整理していきます。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
岩手県立大学看護学部 編入学試験の概要
岩手県立大学看護学部は、岩手県滝沢市巣子に所在する看護学科のみの単科学部で、公式サイトによると開学から25年以上の歴史を持ちます。教育課程は基礎看護学、母子看護学、成人・老年・精神看護学、地域看護学、看護システム・マネジメント学という5つの領域で構成されており、3年次編入学生はこの体系の3年次から合流する形になります。県内の看護専門職との連携による実習体制の整備が、大学が掲げる強みのひとつです。
卒業時に授与される学位は学士(看護学)です。ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)では、人間を多面的に理解し倫理的側面とQOLを考慮できる力、科学的根拠に基づいた専門知識と技術を応用できる力、個人・家族・地域との支援関係を形成できる力、多職種協働とコミュニケーションの力、そして卒業後も学び続ける自己研鑚の姿勢という5点が掲げられています。編入学の選抜基準そのものとは別の位置づけですが、面接や志望理由書でこの5点を自分の言葉に落とし込むと、大学が育てたい人材像との接続を示しやすくなります。
カリキュラム・ポリシーでは、4年間を通じて専門科目を基礎から応用へ段階的に深めること、実習科目を1年次後期から4年次前期にかけて基礎領域から各専門領域、そして統合実習へと展開すること、4年次通年で卒業研究に取り組むことが示されています。編入学者は3年次配当科目から履修を始めるため、出身校で学んだ基礎知識を土台にしながら、専門性の高い臨地実習へ入学直後から接続していく学びのペースになる点をあらかじめ理解しておくと、入学後の学習計画が立てやすくなります。
教育課程を構成する5つの領域は、それぞれ役割が異なります。基礎看護学は看護の基本的な考え方・技術・看護過程の展開を扱う土台の領域、母子看護学は母性看護学と小児看護学を統合し妊娠期から子どもの成長発達までを扱う領域、成人・老年・精神看護学は成人期から高齢期、精神疾患を持つ人への看護実践を横断的に扱う領域です。地域看護学は地域・在宅で生活する人への看護を、看護システム・マネジメント学は看護管理や医療安全、多職種連携の仕組みを扱います。編入学試験の出題範囲7分野は、この5領域の専門科目に対応しているため、志望理由書や面接では、自分がどの領域を深めたいのかを具体的に語れるようにしておくと一貫性が生まれます。
編入学の実施区分は「一般」「推薦」「助産師養成特別」の3区分です。一般区分は出身校を問わず出願できる区分、推薦区分は岩手県内の看護系短期大学・専修学校・専攻科の学校長が推薦する区分、助産師養成特別区分は看護師国家資格をすでに取得しており岩手県内で助産師として働く意志を持つ人を対象とした区分です。3区分は同一年度内での併願ができませんので、自分がどの区分に該当するかを早い段階で確定させる必要があります。
出願資格の構造から見ると、この編入学試験を検討する人にはいくつかの典型的な背景があると考えられます。1つ目は、看護系短期大学や専修学校で学んだうえで、さらに4年制大学の学士(看護学)や保健師・助産師資格を目指したいと考える人です。2つ目は、岩手県内の学校に在籍しており、出身校からの推薦を得て編入を目指す人です。3つ目は、既に看護師として働きながら、岩手県内で助産師として活動するために助産師養成特別区分での編入を検討する人です。自分がどの背景に近いかによって、優先して確認すべき出願資格や準備すべき書類が変わってくるため、まずは自分の立ち位置を整理することが対策の出発点になります。
編入学後の修業年限は2年、在学できる年限は4年です。卒業するためには本学部に2年以上在学し、編入学時に認定された既修得単位と合わせて、看護学部の卒業に必要な単位をすべて修得しなければなりません。出身学校において履修した授業科目は内容が審査され、本学部の開設科目に相当すると認められたものだけが卒業に必要な単位の一部として認定される仕組みで、既修得単位の認定状況によっては卒業までに2年を超えることがある点も募集要項に明記されています。出身校のシラバスや成績証明書を早めに整理し、どの科目が単位認定の対象になり得るかを把握しておくと、入学後の履修計画が立てやすくなります。
看護師に加えて保健師・助産師を目指す場合は、入学後に学内選考を受ける必要があります。保健師課程の選考試験は入学年度の4月上旬、助産師課程(助産学科目)の選考試験は入学年度の9月上旬に予定されており、いずれも既修得単位の認定状況や選考試験の結果が条件になります。助産師養成特別区分で入学した場合は、助産師科目の学内選考が免除される点も押さえておきたいポイントです。編入学後にどの資格取得を目指すかによって、入学前から準備すべき既習内容が変わってくるため、出願前の段階で自分の将来像を具体化しておくことをおすすめします。
入学後は、盛岡・宮古短期大学部を含む全学部を対象とした「文理融合データサイエンス教育プログラム」の一環として、学生自身のノートPCを用いた学修が原則とされています。履修手続きや成績確認、各種連絡もWebサイトを通じて行う場面が多いため、編入学が決まった段階でノートPCとインターネット環境を整えておく必要があります。ノートPCの具体的な要件は入学後に別途案内されるとされているため、合格後の案内を見落とさないようにしてください。
募集人員と出願資格
令和9年度入学者選抜(令和8年度実施)における看護学科の編入学定員は10名で、内訳は一般6名、推薦3名、助産師養成特別1名、編入年次はいずれも3年次です。この定員は年度によって変更される可能性があるため、出願を検討する年度の最新募集要項で必ず確認してください。以下に区分ごとの出願資格を整理します。
| 区分 | 募集人員 | 編入年次 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 一般 | 6名 | 3年次 | 出身校の地域を問わない |
| 推薦 | 3名 | 3年次 | 岩手県内の看護系短大・専修学校・専攻科の学校長推薦 |
| 助産師養成特別 | 1名 | 3年次 | 看護師資格保有・岩手県内在住/在職・県内就業意志 |
一般区分の出願資格
一般区分は、次の①と②の両方をすべて満たす人が対象です。①は出身校の要件、②は英語に関する要件です。
| 要件区分 | 内容 |
|---|---|
| ①出身校(いずれか) | ア 看護系短期大学を卒業した者及び令和9年3月卒業見込みの者/イ 看護系専修学校専門課程(修業年限2年以上、かつ課程修了に必要な総授業時数1,700時間以上)を修了した者及び令和9年3月修了見込みの者/ウ 高等学校等の専攻科において看護に関する学科を修了した者及び令和9年3月までに修了見込みの者 |
| ②英語(いずれか) | ア ①の学校で英語の科目を4単位以上修得していること/イ 実用英語技能検定2級以上の資格を有していること/ウ TOEICなど看護学部が認める検定試験を2025年4月以降に受験し、実用英語技能検定2級以上と同等の試験結果を得ていること |
イ・ウの出身校要件には、いずれも「学校教育法第90条第1項に規定する者に限る」という但し書きが付きます。これは高等学校または中等教育学校を卒業した者、通常の課程による12年の学校教育を修了した者、学校教育法施行規則第150条(第6号を除く)の規定により高等学校卒業者と同等以上の学力があると認められた者を指す規定で、専修学校専門課程や高等学校等専攻科の修了者が大学への編入学資格を得るために必要な条件です。自分の出身校がこの要件に該当するかどうかは、出身校の進路指導窓口または岩手県立大学教育支援室入試グループに確認しておくと安心です。
看護系専修学校専門課程の出願資格には「修業年限2年以上、かつ課程修了に必要な総授業時数が1,700時間以上」という具体的な条件が付いています。専修学校の中にはこの基準を満たさない課程もあり得るため、在籍(予定)校のカリキュラムが該当するかどうかを、早い段階で学校の教務担当に確認しておくことをおすすめします。
推薦区分の出願資格
推薦区分は、岩手県内の看護系短期大学・看護系専修学校専門課程・高等学校等専攻科に在籍または卒業(修了)した人のうち、学長または校長が責任を持って推薦できる人が対象です。推薦人数は各短期大学・専修学校・専攻科から1名と定められており、出身校内での選考をクリアする必要があります。出願資格は次のとおりです。
- 岩手県内の看護系短期大学を卒業した者及び令和9年3月卒業見込みの者、または岩手県内の看護系専修学校専門課程(修業年限2年以上、総授業時数1,700時間以上)を修了した者及び令和9年3月修了見込みの者、または岩手県内の高等学校等専攻科において看護に関する学科を修了した者(学校教育法第90条第1項に規定する者に限る)
- 志望する学部・学科での勉学に対し、熱意と適性を有する者
- 合格した場合に、必ず編入学することを確約できる者
- 英語に関する要件(一般区分の②と同じ、4単位以上修得・英検2級以上・TOEIC等で同等の結果)を満たす者
推薦区分は「合格したら必ず入学する」ことが前提の選抜であるため、他大学との併願を考えている場合は出願前に出身校の進路担当者とよく相談してください。募集要項では、推薦区分の合格者が入学を辞退することは基本的に認められないと明記されています。
助産師養成特別区分の出願資格
助産師養成特別区分は、看護師国家資格をすでに保有しており、岩手県内で助産師として働くことを明確に志望する人のための特別な区分です。出願資格は次の7項目すべてに該当することが条件です。
- 看護系短期大学卒業者、看護系専修学校専門課程(修業年限2年以上、総授業時数1,700時間以上)修了者、または高等学校等専攻科において看護に関する学科を修了した者(学校教育法第90条第1項に規定する者に限る)
- 看護師国家資格を取得しており、かつ助産師国家試験受験資格の取得を希望する者
- 令和8年4月1日現在、岩手県内に住所を有する、または在職する者
- 卒業後、岩手県内において助産師として従事する強い意志を有する者
- 事前の単位認定調査において、既修得単位と本学部の開設授業科目を比較した結果、2年間で助産学科目すべての単位と学士(看護学)の取得に必要な単位の履修が可能と判断された者
- 合格した場合に、必ず編入学することを確約できる者
- 英語に関する要件(一般区分の②と同じ)を満たす者
単位認定調査は出願前に必ず受ける必要があり、令和9年度入学の場合は提出期間が令和8年5月12日から5月22日午後4時まで、結果通知は令和8年6月26日までに郵送されるとされています。この調査で「2年間で助産学科目を履修できない」と判断された場合、助産師養成特別区分では出願できません。出願を検討する場合は、通常の出願受付期間より2か月以上早く動き出す必要がある点に注意してください。この区分の合格者についても、入学辞退は特別な事情がない限り基本的に認められません。
単位認定調査で提出する書類は、調査申請書(大学指定)、履歴書(A票)、卒業(修了)証明書または卒業(修了)見込証明書、学業成績証明書(厳封)、単位修得見込証明書(E票、在学中の者のみ)、出身校入学時のシラバスの写しなど授業概要が分かる資料、そして結果通知用の返信用封筒です。封筒の表面に「看護学部編入学試験単位認定調査申請書類在中」と朱書きしたうえで書留速達により郵送することが求められています。書類の性質上、出身校からの発行や取り寄せに時間がかかるものが多いため、助産師養成特別区分での出願を検討している場合は、募集要項が公開され次第すぐに準備に着手することをおすすめします。
出願前に確認したいチェックリスト
3区分のどれに該当するかを判断する際は、次の項目を出願前に一つずつ確認しておくと、出願直前になって資格不足に気づくリスクを減らせます。
- 出身校(短大・専修学校・専攻科)の課程が、修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上などの条件を満たしているか
- 学校教育法第90条第1項に規定する者に該当するか(高等学校卒業者等)
- 英語要件(4単位以上修得・英検2級以上・TOEIC等のスコア)をどの方法で満たすか、証明書類は間に合うか
- 推薦区分を検討する場合、出身校内の推薦枠(1名)を得られる見込みがあるか
- 助産師養成特別区分を検討する場合、単位認定調査の申請期間(令和8年5月12日〜5月22日)に間に合うか
- 合格した場合に入学を確約できるか(推薦・助産師養成特別は原則辞退不可)
試験科目と配点
岩手県立大学看護学部の編入学試験は、一般・推薦・助産師養成特別のいずれの区分でも「学力検査(看護学)」と「面接」の2つで構成されます。学力検査に英語の問題は含まれません。英語力は出願資格の段階で担保する仕組みになっており、これは過去に学力検査で英語も課していた年度から変更された点です。
配点
| 区分 | 看護学 | 面接 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 一般 | 200点 | 50点 | 250点 |
| 推薦 | 200点 | 50点 | 250点 |
| 助産師養成特別 | 200点(うち母性看護学100点) | 50点 | 250点 |
助産師養成特別区分では、看護学200点のうち母性看護学の配点が100点を占める点が特徴です。助産師を目指す区分である以上、母性看護学・産科領域の知識をより重点的に問われると考えられます。一般・推薦区分では、看護学の出題範囲は特定の1分野に偏らず、複数の看護学領域から出題されます。
出題範囲
| 学力検査等 | 内容 |
|---|---|
| 看護学 | 基礎看護学、成人看護学、老年看護学、母性看護学、小児看護学、精神看護学、地域・在宅看護論のうちから出題 |
| 面接 | 意欲、適性、コミュニケーション能力、表現力を総合的に評価 |
公式に示されている出題範囲は7分野です。すべての分野が毎年均等に出題されるとは限らないため、既に短大や専修学校で学んだ実習経験の多い分野・少ない分野を自己分析したうえで、手薄な領域から優先的に復習する計画を立てることが効率的です。
合否判定基準
いずれの区分も、合否判定基準は「面接の評価が一定の基準を満たす者を対象として、総合点(看護学及び面接の合計点)の順位により判定する」とされています。面接には事実上の最低基準が設けられているため、看護学の得点がどれほど高くても、面接評価が基準に満たなければ合格圏に入らない可能性があります。筆記対策だけに時間を割くのではなく、面接練習は試験直前に慌てて始めるのではなく早期から並行して進めることが重要です。
試験当日の持ち物・注意事項
募集要項には、学力検査中に使用が許可されるものとして鉛筆(シャープペンシル可)、消しゴム、鉛筆削り、時計(辞書や電卓の機能があるもの、ウェアラブル端末、秒針音のするものなどを除く)が挙げられています。電子辞書を含む辞書類の持ち込み・使用は一切認められません。携帯電話やスマートフォンなど音の出る機器類は、試験室に入る前に電源を切ってかばん等にしまう必要があります。
受験者の受付は午前8時30分に開始し、9時30分までに受付を済ませて試験室に着席することが求められます。学力検査の開始後は30分以内の遅刻に限り受験が認められますが、試験時間の延長は行われません。面接は指定された面接控室に集合し待機する形式で、指示された入室期限に不在だった場合は欠席として扱われます。試験会場は岩手県滝沢市巣子の岩手県立大学キャンパスで、盛岡駅からIGRいわて銀河鉄道で滝沢駅まで約15分、滝沢駅から徒歩約15分、またはバス利用の場合は盛岡駅東口2番乗り場から「岩手県立大学」行きバスで約40分というアクセスです。県外から受験する場合は前泊も含めた移動計画を早めに立てておくと安心です。
出願から入学までの日程
令和9年度入学(令和8年度実施)の編入学試験日程は次のとおりです。年度によって日程は変動するため、出願する年度の最新募集要項・大学公式ホームページで必ず再確認してください。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| インターネット出願登録期間 | 令和8年7月10日(金)〜7月28日(火)午後4時まで |
| 出願受付期間(書類必着) | 令和8年7月24日(金)〜7月28日(火)午後4時必着 |
| 試験日 | 令和8年9月3日(木) |
| 合格発表 | 令和8年9月15日(火)午後1時 |
| 入学手続期間 | 令和8年9月24日(木)〜10月1日(木)午後4時必着 |
| 入学検定料 | 17,000円 |
出願受付期間は7月26日(日)までの消印があり、かつ書留速達郵便の場合に限り、7月28日を過ぎて到着したものでも受理されます。ただし基本は「必着」ですので、余裕を持って郵送することが前提です。試験当日は、学力検査(看護学)が10時から12時まで、面接が13時から実施される予定です。学力検査・面接のどちらか一方でも欠席すると選抜の対象から除外されるため、体調管理を含めた当日の準備が欠かせません。
助産師養成特別区分で出願を検討している場合は、通常の出願より大幅に早い令和8年5月12日から5月22日までに単位認定調査の申請書類を提出する必要があります。この調査の結果通知が令和8年6月26日までに届く見込みで、調査結果を踏まえて7月の出願手続きに進む流れです。助産師養成特別区分を検討している人は、募集要項の公開直後から準備を始めるくらいの前倒しスケジュールが必要になります。
出願書類の準備
出願はインターネット出願が基本で、出願登録と検定料の支払いを完了させたうえで、必要書類を印刷・準備し、書留速達で郵送するか出願期間中に持参します。募集要項に示されている主な提出書類は次のとおりです。
| 書類 | 対象・作成方法 |
|---|---|
| 志願票・写真票 | 全員提出。インターネット出願サイトで登録・検定料支払い後にカラー印刷 |
| A票 履歴書 | 全員提出。必要事項をもれなく記入 |
| 卒業(修了)証明書・卒業(修了)見込証明書 | 全員提出。出身学校長が作成したもの |
| 学業成績証明書 | 全員提出。出身学校長が作成し厳封したもの。面接資料としても使用 |
| E票 単位修得見込証明書または英語検定合格証明書等 | 全員提出。英語要件を証明する書類(単位修得見込・英検合格証・TOEICスコア証明の写しなど) |
| B票 推薦書 | 推薦区分のみ。出身学校長が作成し厳封 |
| C票 職場推薦書 | 推薦区分の就業者及び助産師養成特別区分のみ。現職場の所属長が作成し厳封 |
| D票・高等学校等の卒業証明書等 | 専修学校専門課程・高等学校等専攻科の修了者(見込み含む)のみ |
| 単位認定調査申請書・単位認定調査決定通知 | 助産師養成特別区分のみ。単位認定調査の際に返送・通知されたもの |
出願書類に不備がある場合は受理されません。記入は黒色のボールペンで正しく明確に行うこと、出願後の書類内容変更はできないこと(氏名・住所・電話番号の変更を除く)、出願書類に虚偽の記載をした場合は入学後であっても許可が取り消されることも、募集要項に明記されています。証明書類は出身学校での発行に時間がかかることがあるため、出願登録期間が始まる前から準備を進めておくことをおすすめします。
インターネット出願はパソコンのほか、スマートフォンやタブレットでも行えます。パソコンはMicrosoft Edge・Google Chrome・Mozilla Firefox・Apple Safariの最新版、スマートフォン・タブレットはiOS 12以降・AndroidOS 8以降・iPadOS 13以降が推奨環境とされ、印刷機能が必要になります。出願登録すると「@e-apply.jp」等のドメインから4通のメール(入力中のテストメール、登録完了メール、検定料支払完了メール、受験票印刷可能通知メール)が届く仕組みになっているため、これらのドメインからのメールを受信できるよう事前に設定しておく必要があります。試験が終了するまでメールアドレスを変更しないことも案内されています。
障がいや傷病などにより受験上・就学上の特別な配慮を希望する場合は、教育支援室入試グループへの事前相談が必要です。令和9年度入学の場合、事前相談の期限は令和8年7月14日までとされています。配慮の例としては、視覚障がいの場合は試験時間の1.3倍延長・別室受験・拡大文字による出題、下肢機能障がいの場合は車椅子での受験・試験室への誘導などが挙げられています。事前相談がない場合は配慮を行うことが難しくなると明記されているため、補聴器や車椅子など日常的に使用している補助具を持参する予定がある場合も含め、該当する可能性がある人は早めに相談しておくことが重要です。
合格発表・入学手続と初年度納付金
合格発表は令和8年9月15日午後1時に大学ホームページで受験番号が公表され、合格者には合格通知書が送付されます。電報・電話・郵便・電子メールによる問い合わせには応じないとされています。編入学辞退などで欠員が生じた場合は追加合格が行われることがあり、対象者には令和8年10月2日の午前9時から午後5時の間に電話で連絡が行われます。この時間帯に連絡が取れないと入学の意思がないものとして扱われる可能性があるため、家族など在宅者に連絡先を伝えておくことも大学側から案内されています。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入学料(岩手県内の住民) | 225,600円 |
| 入学料(その他の住民) | 338,400円 |
| 授業料(年額) | 535,800円(前期・後期の年2回に分けて納付) |
| 後援会費 | 25,000円(2年分) |
| 日本看護学校協議会共済会賠償責任保険料 | 9,000円(保険期間2年) |
「岩手県内の住民」とは、本人またはその配偶者・一親等の親族が入学の1年前から引き続き岩手県内に住所を有する場合を指し、それ以外は「その他の住民」として扱われます。高等教育の修学支援新制度の対象になる場合でも、入学手続時にはいったん規定額を納付し、入学後に減免が決定してから減免相当額が還付される仕組みです。出願前に検定料と入学時費用の総額を試算しておくと、合格後の手続きをスムーズに進められます。なお、出願資格が「見込み」だった者が令和9年3月31日までに要件を満たせなかった場合、入学の許可は取り消されます。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
倍率と難易度
編入学定員は看護学科全体で10名(一般6名・推薦3名・助産師養成特別1名)と、決して大きな枠ではありません。検索時点では、直近年度の確定した志願者数・合格者数・実質倍率を大学公式ページ上で確認することができませんでした。岩手県立大学は令和8年7月にホームページの大規模リニューアルを行っており、従来の選抜結果ページのURLが変更・整理されている途中である可能性があります。正確な最新倍率は、大学公式サイトの入試情報ページ内「出願状況」「合格発表」「入試統計」の各コーナーで直接確認することを強くおすすめします。
倍率の実数が確認できない状況でも、募集要項から読み取れる難易度要因はいくつかあります。第一に、推薦区分は「各出身校から1名」という枠であり、出身校内での選抜をまず突破する必要がある点です。第二に、助産師養成特別区分は募集人員が1名と極めて少なく、出願資格自体に「看護師国家資格取得済み」「岩手県内在住・在職」「岩手県内で助産師として従事する意志」という強い条件が課されている点です。第三に、合否判定基準として「面接の評価が一定の基準を満たす者」という条件が明記されており、筆記の得点力だけでは合格圏に入れるとは限らない設計になっている点です。
推薦区分・助産師養成特別区分は「合格した場合に必ず編入学することを確約できる者」が出願資格に含まれ、入学辞退も基本的に認められません。この専願性の高さは、大学側にとっては合格者の歩留まりを読みやすくする仕組みである一方、受験生にとっては出願した時点で他の選択肢を実質的に手放すという意味を持ちます。併願の余地を残したい場合は一般区分を選ぶ、あるいは複数区分の可否を出身校の推薦制度と照らして早めに整理しておくことが、出願戦略の分かれ目になります。
これらを踏まえると、単純な倍率の高低だけで対策の優先順位を決めるのではなく、出願資格を満たしているかの確認、看護学7分野の知識の網羅性、面接での意欲・適性・コミュニケーション能力の伝え方という3点をバランスよく仕上げることが、合格可能性を高める現実的なアプローチだと考えられます。
また、区分ごとの難易度の性質も異なります。一般区分は募集人員が6名と3区分の中では最も多いものの、出身校を問わず全国から出願できるため、応募者の母数そのものは推薦・助産師養成特別より大きくなりやすいと考えられます。推薦区分は募集人員3名に対し出身校からの推薦枠が1名という制約があるため、出身校内での選考が実質的な最初の関門になります。助産師養成特別区分は募集人員1名という狭さに加えて出願資格そのものが限定的なため、対象となり得る人の母数自体が少ない一方で、条件に合致する人にとっては情報を早く押さえること自体が優位性につながります。
推薦区分が岩手県内の学校出身者に限定され、助産師養成特別区分も岩手県内在住・在職かつ県内で助産師として従事する意志が出願資格に組み込まれている制度設計からは、大学が地域の看護人材確保を強く意識していることがうかがえます。岩手県内での就業を具体的に考えている受験生にとっては、この2区分は一般区分にはない選択肢になり得ます。ただし推薦区分は「合格したら必ず入学する」こと、助産師養成特別区分はそれに加えて「卒業後は県内で助産師として従事する」ことまでが出願資格に含まれており、いずれも一般区分にはない重い前提を背負うことになる点を理解したうえで区分を選ぶ必要があります。
科目別対策
編入学試験の学力検査は「看護学」の1科目のみですが、出題範囲は基礎看護学から地域・在宅看護論まで7分野にわたります。すでに看護系短期大学や専修学校で一通りの専門科目を履修している受験生が対象である以上、ゼロから知識を積み上げるというより既習内容の再整理と記述力の強化が対策の中心になります。分野ごとに対策の視点を整理します。
基礎看護学・成人看護学の対策
基礎看護学は、看護の基本的な考え方や技術、看護過程の展開など、他分野の土台になる領域です。成人看護学は、疾患を抱える成人期の患者に対する看護実践の考え方が問われやすい分野です。短大や専修学校の授業・実習で学んだ内容をノートやレポートで振り返り、疾患名や症状を暗記するだけでなく、なぜその看護介入が必要なのかを説明できる状態まで理解を深めることが重要です。記述式で出題される可能性を踏まえ、専門用語を正確な字数でまとめる練習も並行して行うと安心です。学力検査(看護学)は10時から12時までの2時間で実施されます。7分野から出題される1科目としては決して短くない試験時間ですが、時間配分を誤ると最後の設問まで手が回らないこともあり得ます。過去問を実際の試験時間で解く練習を通じて、大問ごとにどの程度の時間をかけられるかの感覚をつかんでおくことも対策の一部です。
老年看護学・小児看護学・母性看護学の対策
老年看護学は高齢者の身体的・心理的特徴と加齢に伴う変化への看護、小児看護学は成長発達段階に応じた子どもと家族への看護、母性看護学は妊娠・分娩・産褥期の女性と新生児への看護が中心テーマです。助産師養成特別区分では母性看護学の配点が100点と特に大きいため、この区分で出願する場合は妊娠経過の観察項目や分娩期の看護、産褥期のフィジカルアセスメントなど、母性看護学の教科書・実習記録を優先して復習してください。一般・推薦区分でも母性看護学は出題範囲に含まれているため、他分野と同程度の準備は必要です。老年看護学では加齢に伴う生理的変化と生活機能の評価、小児看護学では発達段階ごとの観察ポイントと家族支援の視点を、実習で担当した事例と結びつけて復習すると記憶に残りやすくなります。
精神看護学・地域在宅看護論の対策
精神看護学は精神疾患を持つ人への理解と看護的関わり、地域・在宅看護論は在宅療養者や地域包括ケアの考え方が問われる分野です。この2分野は、実習経験が比較的少ない受験生も多い領域です。教科書の総論部分に加えて、近年の医療・看護政策(地域包括ケアシステムなど)の基本的な用語は押さえておくと、記述問題で背景知識として活用できます。岩手県立大学は岩手県内の看護人材確保を制度の柱に据えており、推薦区分・助産師養成特別区分が県内出身者や県内就業意志を条件にしていることからも分かるとおり、県内の高齢化と地域医療の実情を踏まえた在宅・地域看護の視点が重視されやすい環境だと考えられます。人口減少や高齢化が進む地域が多いとされる岩手県特有の医療提供体制を意識しながら地域・在宅看護論を復習すると、記述問題で背景を交えた説得力のある解答につながります。7分野をまんべんなく学習する時間が取れない場合は、自分の実習経験や得意分野を軸にしつつ、出題範囲に載っている以上はどの分野も0点にならない水準まで仕上げる、という優先順位の付け方が現実的です。
英語要件への対策
学力検査に英語の試験はありませんが、出願資格として英語力の証明が必須です。証明方法は、出身校での英語科目4単位以上の修得、実用英語技能検定2級以上の合格、またはTOEICなど看護学部が認める検定試験を2025年4月以降に受験し英検2級相当以上のスコアを得ることのいずれかです。4単位の修得見込みで出願する場合は単位修得見込証明書の提出が必要になるなど、証明書類の準備に時間がかかることがあります。英検やTOEICでの証明を予定している場合は、出願受付期間に間に合うよう逆算して受験日を設定してください。「TOEICなど看護学部が認める検定試験」の詳細については、募集要項に個別に入試グループへ問い合わせるよう案内されているため、TOEIC以外の検定を利用したい場合は事前確認が欠かせません。
出願・試験日から逆算した学習スケジュール例
令和9年度入学の場合、インターネット出願登録期間の開始が令和8年7月10日、試験日が9月3日です。出願準備と学力検査対策は並行して進める必要があるため、次のような時期区分で計画を立てると管理しやすくなります。
| 時期の目安 | 取り組む内容 |
|---|---|
| 出願の3〜6か月前 | 出願資格の確認、英語要件を満たす方法の決定(英検・TOEIC受験や単位確認)、志望理由の土台づくり |
| 出願の1〜2か月前 | 証明書類(卒業見込証明書・成績証明書等)の発行依頼、過去問3年分の入手と出題傾向の整理 |
| 出願期間(7月) | インターネット出願登録、検定料の支払い、出願書類の郵送・提出 |
| 出願後〜試験直前(8月) | 看護学7分野の総仕上げ、記述式答案の練習、面接想定問答の作成と模擬面接 |
| 試験週 | 持ち物・会場アクセスの最終確認、体調管理 |
助産師養成特別区分を検討している場合は、この表よりさらに前倒しで、5月中旬までに単位認定調査の書類を提出できるよう準備を始める必要があります。
面接・志望理由書・過去問分析
岩手県立大学看護学部の編入学試験では、面接が「意欲、適性、コミュニケーション能力、表現力を総合的に評価」する試験として位置づけられ、合否判定基準にも「面接の評価が一定の基準を満たす者」という条件が明記されています。学業成績証明書(推薦区分では推薦書・職場推薦書も)が面接資料として使われるため、面接では出願書類に書いた内容と矛盾しない受け答えが求められます。
面接で準備しておきたい観点
- なぜ岩手県立大学看護学部の3年次編入を志望するのか(現在の所属では実現できない理由を含めて)
- これまでの実習・学習で得た看護観と、編入後に深めたい看護学領域とのつながり
- 保健師・助産師課程への進学を希望する場合、その目的意識と入学後の履修計画
- 卒業後にどのような看護職としてのキャリアを描いているか
- 助産師養成特別区分の場合は、岩手県内で助産師として従事したいと考える具体的な理由
面接資料として学業成績証明書が使われることから、成績が振るわなかった科目がある場合は、その理由や編入後にどう克服するかを自分の言葉で説明できるようにしておくと安心です。回答を丸暗記するのではなく、岩手県立大学看護学部が掲げる基礎看護学・母子看護学・成人老年精神看護学・地域看護学・看護システムマネジメント学という5つの領域のうち自分の問題意識がどこに近いかを軸に据え、合否判定基準に明記された「面接の評価が一定の基準を満たす」という条件を意識した受け答えを用意しておくことが重要です。
回答を組み立てる際は、①これまでの実習や学習で感じた具体的な問題意識、②その問題意識を深めるために自分が取り組んできた学習歴、③岩手県立大学看護学部でなければ学べないと考える理由、④編入後に履修したい科目や取り組みたい研究テーマ、⑤卒業後に目指す看護職としての姿、という5段階で整理すると、面接官の質問がどの角度から来ても一貫した答えを返しやすくなります。一人での練習には限界があるため、出身校の担任・実習指導者や、大学編入対策の講師など第三者に模擬面接を依頼し、話す内容だけでなく話し方や間の取り方についてもフィードバックを受けることをおすすめします。
志望理由書・学習計画で意識したいこと
岩手県立大学看護学部の募集要項自体には志望理由書の書式に関する詳細な指定は多くありませんが、面接資料として学業成績証明書が用いられる以上、出願書類全体で一貫したストーリーを示すことが重要です。「有名だから」「なんとなく興味があるから」という一般論ではなく、これまでの実習・学習経験の中で生まれた具体的な問題意識と、岩手県立大学看護学部の5領域(基礎看護学、母子看護学、成人・老年・精神看護学、地域看護学、看護システム・マネジメント学)のどこで何を学びたいかを結びつけて説明できると説得力が増します。志望理由書の型作りに不安がある場合は、大学編入志望理由書の添削ガイドで構成の基本を確認しておくと準備がしやすくなります。
過去問題の公開状況と分析
岩手県立大学は看護学部編入学試験の過去問題を公式サイトの「過去問題〜看護学部〜」ページで公開しています。確認できた公開年度は令和6・7・8年度の3年分で、「編入学(一般)」「編入学(推薦)」「編入学(助産師養成特別)」の3区分それぞれに独立した問題冊子と出題意図・解答例のPDFが年度ごとに掲載されています。区分をまたいで問題が共通化されているわけではないため、志望する区分のPDFを取り違えないよう確認してから取り寄せてください。令和6年度・令和7年度の過去問にはいずれの区分も看護学に加えて英語の問題が含まれていましたが、令和8年度分は3区分とも看護学のみとなっており、これは学力検査から英語が除外され英語要件が出願資格側に統合された運用変更と時期が符合します。
過去問題の本文はスキャン画像形式のPDFで配布されており、本記事の作成時点で文章としての詳細な引用はできませんでしたが、大学が公表した令和7年度試験の正誤訂正情報には「誤)子宮底臍上1横指 → 正)子宮底高は臍上1横指」という訂正内容が示されていました。子宮底の観察は母性看護学(産科領域)の代表的な評価項目であり、この訂正情報からも、記述式で臨床場面を想定した具体的な看護観察の知識を問う出題が行われていることがうかがえます。過去問そのものは大学公式サイト「過去問題〜看護学部〜」のページからダウンロードできるため、実際に問題冊子と出題意図・解答例を取り寄せ、記述の分量・解答の書き方の型を自分の目で確認することを強くおすすめします。
出題範囲が7分野にわたる一方で過去問は3年分しか遡れないため、特定の年度だけを見て「この分野は出ない」と判断するのは危険です。募集要項に明記された7分野は毎年出題対象になり得るという前提で、直近3年分の過去問で扱われたテーマを一覧化し、まだカバーされていない分野についても基礎的な知識を落とさないように準備することが、限られた過去問数の中でも堅実な対策につながります。過去問の解答例だけでなく「出題意図」が公開されている点も、この大学の過去問の使い方の特徴です。単に模範解答を覚えるのではなく、出題者がその設問で何を評価しようとしているのかを読み取り、自分の記述がその意図に応えられているかを確認する使い方をすると学習効果が高まります。
合格後の個人成績開示請求について
希望者は、受験後に学力検査(看護学)と面接の合計点について、個人成績の提供を請求できる制度があります。請求受付期間は合格発表日から10月14日まで(土・日・祝日を除く)で、口頭による請求は受験票の提示が必要な本人限定、郵送による請求は請求書・受験票・返信用封筒を簡易書留で送付する形です。不合格だった場合に自分の弱点を把握する手段として、この制度の利用を検討する価値があります。
併願戦略と関連情報
岩手県立大学看護学部編入学試験の「一般」「推薦」「助産師養成特別」の3区分は、同一年度内での併願ができません。出願前にどの区分で挑戦するかを一本化する必要があるため、複数の可能性を残したい場合は、区分選択の前に出身校の進路担当者や予備校の講師に相談し、自分の出願資格・実力・入学確約の可否を整理しておくことをおすすめします。特に推薦区分・助産師養成特別区分は「合格したら必ず入学する」ことが前提の制度であるため、他大学との併願可否も含めて早めに方針を固める必要があります。
岩手県立大学は看護学部のほかに社会福祉学部・ソフトウェア情報学部・総合政策学部でも編入学試験を実施しています。同じ岩手県立大学内での学部選びに迷っている場合や、看護学部以外の選択肢も比較検討したい場合は、岩手県立大学社会福祉学部の編入試験の記事もあわせて参考にしてください。看護系の編入学試験を実施している他大学と比較したい場合は、滋賀県立大学人間看護学部の編入試験の解説も出願資格や試験科目の違いを把握するうえで参考になります。大学ごとに出願資格・配点・面接の比重は大きく異なるため、複数校を比較検討する場合は、募集要項を横並びで確認する作業が欠かせません。
岩手県立大学看護学部の試験日は令和8年9月3日です。他大学の看護系編入学試験を併願する場合は、出願期間・試験日・合格発表日が重ならないかを必ず確認してください。一般区分であれば他大学との併願自体は制度上可能ですが、日程が重複すればどちらか一方しか受験できません。併願校を検討する段階で、各大学の募集要項をカレンダー上に並べて整理しておくと、出願直前になって日程の衝突に気づくという事態を避けられます。
大学編入という制度そのものの仕組みや、一般選抜との違い、編入後のキャリアパスについて基礎から確認したい場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説のガイド記事を先に読んでおくと、岩手県立大学看護学部の編入試験の位置づけがより理解しやすくなります。出願資格の確認、学力検査対策、面接練習、志望理由書の作成は、それぞれ独立した準備ではなく互いに関連させながら並行して進めることで効率が上がります。一人での対策に限界を感じる場合は、大学編入対策コースで学習計画そのものを相談することも選択肢のひとつです。
よくある質問(FAQ)
岩手県立大学看護学部の編入学試験は何年次に編入できますか。
一般・推薦・助産師養成特別のいずれの区分も編入年次は3年次です。修業年限は2年、在学できる年限は4年とされています。
編入学試験の学力検査に英語は含まれますか。
学力検査は看護学のみで英語の問題は含まれません。ただし出願資格として、出身校での英語科目4単位以上の修得、実用英語技能検定2級以上の資格、またはTOEICなど看護学部が認める検定試験で2級相当以上のスコアを得ていることのいずれかを満たす必要があります。
「一般」「推薦」「助産師養成特別」の3区分は併願できますか。
できません。3区分は同一年度内での併願が認められていないため、出願前にどの区分で受験するかを決める必要があります。
推薦区分はどのような人が対象ですか。
岩手県内の看護系短期大学・看護系専修学校専門課程・高等学校等専攻科の出身者(在学中含む)で、学長または校長が責任を持って推薦できる人が対象です。推薦人数は各出身校から1名で入学を確約できる人が対象であることも条件です。
助産師養成特別区分に出願するにはどのような準備が必要ですか。
看護師国家資格の取得、岩手県内在住・在職、卒業後に岩手県内で助産師として従事する強い意志に加え、出願前に大学が実施する単位認定調査を受け、2年間で助産学科目と卒業に必要な単位を履修できると判断される必要があります。単位認定調査の申請書類提出は令和8年5月12日から22日までと、通常の出願期間よりかなり早いスケジュールで動く必要があります。
編入学試験の倍率はどのくらいですか。
大学公式サイトのリニューアルに伴い直近年度の実質倍率は確認できませんでした。編入学定員は看護学科全体で10名(一般6名・推薦3名・助産師養成特別1名)と限られているため、最新の倍率は大学公式サイトの「出願状況」「合格発表」「入試統計」のコーナーで直接確認することをおすすめします。
編入学試験の過去問題は入手できますか。
大学公式サイト「過去問題〜看護学部〜」のページで、令和6・7・8年度分の編入学試験問題と出題意図・解答例が「編入学(一般)」「編入学(推薦)」「編入学(助産師養成特別)」の区分別に公開されています。令和6・7年度は看護学に加えて英語の問題も含まれていましたが、令和8年度分は看護学のみです。
編入学後に保健師や助産師を目指すことはできますか。
一般区分・推薦区分で入学した場合、選考を経て保健師または助産師の国家試験受験資格に必要な科目を履修できます。保健師課程は4月上旬、助産師課程は9月上旬に学内選考が予定されており、いずれも既修得単位の認定状況などが条件になります。助産師養成特別区分で入学した場合は、助産師科目の学内選考が免除されます。
まとめ
最後に、本記事で確認した令和9年度入学(令和8年度実施)の要点を振り返ります。
- 編入学定員は看護学科全体で10名(一般6名・推薦3名・助産師養成特別1名)、編入年次はいずれも3年次
- 試験科目は学力検査(看護学200点、助産師養成特別は母性看護学100点を含む)と面接(50点)の合計250点
- 学力検査に英語は含まれず、英語力は出願資格(4単位以上・英検2級以上・TOEIC等)で証明する
- 出願登録は令和8年7月10日から7月28日、試験日は9月3日、合格発表は9月15日
- 過去問は令和6〜8年度分が公式サイトで公開されており、出題意図・解答例も付属する
- 3区分は併願不可で、推薦・助産師養成特別は合格後の入学辞退が基本的に認められない
- 助産師養成特別区分は令和8年5月12日〜22日の単位認定調査を通過することが出願の前提条件
岩手県立大学看護学部の編入学試験は、看護学7分野から出題される学力検査(200点)と面接(50点)の合計250点で合否が判定され、面接には事実上の最低基準が設けられている点が大きな特徴です。一般・推薦・助産師養成特別の3区分は併願できないため、自分の出身校・保有資格・将来のキャリアプランに照らして、早い段階でどの区分に出願するかを決める必要があります。学力検査対策は7分野を網羅しつつ公開されている過去問3年分で出題傾向を確認し、面接・志望理由書は問題意識から入学後の計画までを一貫したストーリーとして準備することが、限られた定員の中で合格可能性を高める現実的な進め方だと考えられます。日程や配点、募集人員は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず岩手県立大学公式サイトの最新の学生募集要項で内容を再確認してください。倍率のように本記事の時点で確認できなかった情報もあるため、出願直前には大学公式サイトの入試情報ページを直接チェックする習慣を持つことが、確実な情報にもとづいた対策につながります。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)



