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埼玉大学経済学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

埼玉大学経済学部の編入試験を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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埼玉大学経済学部の編入試験とは、他大学や短期大学・高等専門学校などで一定の学修を終えた人が、3年次から埼玉大学経済学部の経済学科に入り直すための選抜制度です。埼玉大学経済学部(昼間コース)の第3年次編入学は、経済学科を構成する4メジャーを合わせて10名を募集し、筆記の一斉試験ではなく、外部英語能力試験のスコアと面接によって選抜される点が大きな特徴です。本記事では、埼玉大学が公表した第3年次編入学学生募集要項を一次情報として、出願資格・試験科目・配点・日程・面接・志望理由書までを、確認できた事実だけに絞って整理します。英語スコアと面接の2本立てで選抜される構造を最初に理解することが、対策設計の出発点になります。

埼玉大学経済学部の編入試験は、専門科目や小論文の筆記が課されない代わりに、出願前に取得した英語スコアと当日の面接で合否が決まります。つまり、試験直前の詰め込みよりも、出願までに英語スコアを仕上げる計画性が問われる入試だといえます。志望理由と面接の準備も、早い段階から積み上げておく姿勢が求められます。年度によって募集人員や日程、配点が改定される可能性があるため、確認できない数値は断定せず、実際の出願にあたっては必ず最新の募集要項でご確認ください。

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目次

埼玉大学経済学部の編入試験の概要と全体像

埼玉大学経済学部(昼間コース)の第3年次編入学は、経済学科の専門課程である3年次から加わる制度です。募集要項では、入学の時期は4月、編入学生は本学の修業年限4年のうち2年間をすでに在学したものとして取り扱うと明記されており、編入学後の在学期間は2年以上6年以内とされています。一般選抜のように共通テストを課すのではなく、外部英語試験の成績と面接で入学後の素地を確かめる設計になっています。経済学科の学びに進むための基礎を、直接見る建て付けです。

特徴的なのは、埼玉大学経済学部が学科としては経済学科の1学科に統合され、その内部が4つのメジャー(主専攻)に分かれている点です。募集要項では、経済分析メジャー、国際ビジネスと社会発展メジャー、経営イノベーションメジャー、法と公共政策メジャーの4メジャーが示され、出願時に入学を希望するメジャーを選択する形になっています。出願時に4メジャーから志望を1つ選ぶ設計のため、志望動機や面接の準備も、選んだメジャーに引き寄せて組み立てることが求められます。

この4メジャー制は、経済学という一つの学科の中で、経済分析・国際・経営・法と公共政策という異なる関心の軸を用意しているものです。募集要項のアドミッション・ポリシーでは、社会科学に広く関心を持ち、思考力があるかどうか、選択するメジャーでの基礎知識、積極的に学習する意欲を持っているかを重視すると述べられています。選択したメジャーの基礎知識と学習意欲が面接で重視されるため、メジャー選びは面接対策とも直結します。名称の近い一般選抜とは選抜の建て付けが大きく異なる点を、最初に押さえておきましょう。

もう一つ理解しておきたいのは、この編入試験が「英語スコア+面接」という比較的シンプルな構成である一方、募集人員が4メジャー合計で10名と少数に絞られていることです。募集要項の過去の実施状況を見ると、志願者数は年度によって45名から64名の幅で推移しており、合格者は10名前後です。科目数は少ないが枠は10名と限られ競争性は高いため、英語スコアと面接のいずれか一方でも準備が浅いと合格は難しくなります。総合大学の一般選抜のように多科目で総合力を測るのではなく、限られた評価軸のなかで完成度を高く求める入試だと捉えると、準備の方向性が定まります。

一般選抜・社会人選抜との位置づけの違い

埼玉大学経済学部への入り方には、高校からの一般選抜や総合型選抜のほか、この第3年次編入学(昼間コース)、そして夜間主コースの社会人選抜があります。一般選抜が1年次から入学して教養課程を経て専門へ進むのに対し、第3年次編入学は、すでに他大学や短大・高専で教養課程相当を修めた人が3年次から専門課程に加わる制度です。募集要項でも入学年次は3年次にあたる扱いと位置づけられ、教養段階をやり直すのではなく、専門課程で学ぶ基礎と語学力・学習意欲が備わっているかを確かめる建て付けになっています。

この位置づけの違いは、対策の方向性を大きく左右します。一般選抜が高校範囲の学力を共通テストと個別試験で広く問うのに対し、昼間コースの編入試験は専門科目の筆記を課さず、英語スコアと面接で選抜します。高校範囲の学力ではなく語学力と志望動機の質が問われるため、高校受験や一般選抜の延長で準備すると的を外しかねません。埼玉大学経済学部を編入で目指すなら、出願までに英語スコアを仕上げ、経済学科で学びたい内容を自分の言葉で語れるように準備することが前提になります。なお、社会人として夜間主コースを志す場合は、昼間コースの第3年次編入学とは別の「社会人選抜」の要項が用意されているため、自分が受けるのはどちらかを最初に確認しておきましょう。

この試験の性格を踏まえると、昼間コースの編入が向いているのは、経済・経営・国際・公共政策といった社会科学の分野に関心があり、すでに英語スコアという形で語学力を示せる、あるいは出願までに示せる見込みがある人です。短大や高専で学んだ人、他大学に在学中で経済学を深く学び直したい人、学士取得後にあらためて経済学を志す人などが、それぞれの出願区分で挑む対象になる入試です。逆に、英語スコアの準備がこれからで、志望動機もまだ言語化できていない場合は、出願時期から逆算して準備計画を立て直す必要があります。自分の学修歴と志望メジャーの関心が噛み合うかを、早い段階で見極めておきましょう。大学編入の全体像から確認したい方は、仕組みや費用をまとめた大学編入とは何かを解説した完全ガイドもあわせてご覧ください。

既修得単位の認定と履修上限の扱い

編入で気になるのが、これまで修得した単位がどう扱われるかです。募集要項では、本学部に編入する前に在学した大学等で修得した単位について、本学部の定める基準に従って最大62単位までを卒業に必要な単位として認定するとされています。一方で、1年間に履修できる単位数の上限は48単位とされ、認定される単位数によっては2年間での卒業が困難な場合があるとも注記されています。最大62単位まで認定されるが履修上限は年48単位という条件を理解しておくと、入学後の学修計画が立てやすくなります。

本記事は、埼玉大学経済学部(昼間コース)が公表した令和8年度 第3年次編入学学生募集要項に記載された内容を基礎資料として構成しています。募集人員・出願資格・配点・日程・提出書類は年度によって改定される可能性があるため、実際に出願する年度については必ず最新の募集要項でご確認ください。以下では、募集人員と出願資格から順に、確認できた事実を整理していきます。

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募集人員・出願資格|4メジャー10名と8区分の条件

埼玉大学経済学部(昼間コース)の第3年次編入学で、まず正確に把握したいのが募集人員と出願資格です。募集要項では、経済学科の募集人員が4メジャー合計で10名と示されています。メジャーごとに人数が割り振られているのではなく、経済学科として10名という枠が設定され、出願時に希望メジャーを選ぶ形です。募集人員はメジャー別ではなく経済学科として10名である点を押さえておきましょう。

学科メジャー募集人員
経済学科経済分析10名(4メジャー合計)
国際ビジネスと社会発展
経営イノベーション
法と公共政策

出願時には、この4メジャーのなかから入学を希望するメジャーを1つ選択します。募集要項では、入学検定料の支払い後は志望メジャーの訂正に一切応じられないと明記されているため、メジャー選択は出願前に十分検討しておく必要があります。志望メジャーは検定料支払い後の変更が一切認められない点は、出願手続き上の重要な注意事項です。どのメジャーを選ぶかは、面接で問われる「志望する分野」にも直結するため、自分の関心と学修歴に照らして早めに固めておきましょう。

出願資格の8区分をタイプ別に読み解く

埼玉大学経済学部の出願資格は、募集要項で(1)から(8)の8区分に分けて定められています。出願資格は学士・短大高専卒・大学在学など8区分に整理されるため、自分の経歴がどの区分に当てはまるかで、提出書類や証明書の種類が変わります。以下の表は、公表されている募集要項の記載を区分ごとに要約したものです。細かな要件や見込み時期の扱いは年度で異なる可能性があるため、該当区分は必ず最新の募集要項の原文で確認してください。

区分主な対象要件の概要
(1)学士の学位を有する者学士の学位を有する者、および令和8年3月までに取得見込みの者
(2)短大・高専の卒業(見込)者短期大学または高等専門学校を卒業した者、および令和8年3月までに卒業見込みの者
(3)4年制大学の在学者修業年限4年以上の他大学に在学し、令和8年3月までに62単位以上を修得、かつ2年次以上を修了見込みの者
(4)4年制大学に2年以上在学した者修業年限4年以上の他大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者
(5)外国の14年課程修了者外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者、および令和8年3月までに修了見込みの者
(6)外国の短期大学卒業者等外国の短期大学を卒業した者等、および令和8年3月までに修了見込みの者(文部科学大臣指定の教育施設課程を国内で修了した者を含む)
(7)専修学校専門課程の修了者修業年限2年以上かつ総授業時数1,700時間以上または62単位以上の専門課程を修了した者等(大学入学資格を有する者に限る。専門士が付与された課程は要件を満たす)
(8)高校専攻科の修了者修業年限2年以上などの基準を満たす高等学校等の専攻科課程を修了した者等(大学入学資格を有する者に限る)

この8区分を大づかみに整理すると、大学2年修了レベル以上の学力を、学士・短大高専卒・大学在学(62単位)・大学2年以上在学・外国課程・専修学校・高校専攻科という複数の経路のいずれかで示す構造になっています。すでに学士を持つ社会人や既卒者は(1)、短大・高専からの進学は(2)、大学に在学中の学生は(3)または(4)が典型的な該当区分です。大学在学者は62単位以上の修得が重要な出願要件の分岐点になるため、履修状況を早めに単位数で数えておきましょう。

注意したいのは、日本国籍を有しない人が出願する場合の要件です。募集要項では、日本国籍を有しない者について、日本留学試験の日本語(読解、聴解・聴読解)の合計得点が280点以上、または日本語能力試験のN1(1級)合格を要件とすると定められています(日本の永住許可を得ている者や日本の高等学校を卒業した者などを除く)。見込みで受験して合格した場合でも、令和8年3月末までに所定の要件を満たせなければ入学が許可されない点も明記されています。見込み受験は期日までに要件を満たせないと入学不許可になるため、卒業や単位修得の見込み管理は慎重に行う必要があります。出願資格の判断に迷う場合は自己判断せず、募集要項の原文を確認したうえで、経済学部係へ問い合わせるのが安全です。区分ごとの考え方をより広く知りたい方は、短大・専門・大学在学者別の出願資格まとめも参考になります。

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経歴タイプ別|自分はどの区分で出願するか

8区分は条文的で読み取りにくいため、受験者の経歴タイプに引き寄せて整理しておくと出願準備がスムーズです。経歴タイプ別に該当区分を先に把握すると準備が早まるため、よくある経歴と、該当しやすい区分・注意点を次の表にまとめました。実際の該当区分は募集要項の原文で最終確認してください。

受験者の経歴該当しやすい区分準備上の注意点
大学を卒業した社会人・既卒者(1)学士の学位を証明できる。志望動機を学修歴や職務経験と結びつけて説明する
短期大学の学生・卒業生(2)卒業または卒業見込みが条件。編入後の単位認定の見通しも意識する
高等専門学校の学生・卒業生(2)卒業または卒業見込みが条件。本科卒業で該当するかを確認する
他大学に在学中の学生(3)62単位以上の修得(見込み)と2年次以上修了見込みが条件。在学証明書の提出が必要
他大学を2年以上在学して退学した者(4)62単位以上の修得が条件。在籍期間が明記された証明書を提出する
専修学校の専門課程修了者(7)修業年限・時間数などの基準充足と大学入学資格の有無を確認する

このうち大学在学者にとって最大の分岐点になるのが、区分(3)の「62単位以上」という単位要件です。在学中に出願する場合、令和8年3月までに62単位以上を修得し、かつ2年次以上を修了見込みであることが必要になります。在学中の出願は62単位到達の見込み時期の管理が要で、履修計画を早めに立てておかないと、語学力や志望動機は整っていても単位数で出願できない事態が起こり得ます。すでに大学を卒業して学士を持つ社会人は区分(1)が中心となり、こちらは単位数より、これまでの学修や職務経験を志望動機とどう結びつけて説明するかが焦点になります。社会人としての受験全般の進め方は、社会人が大学編入する方法もあわせて確認しておくと計画を立てやすくなります。

出願書類は区分によって組み合わせが変わる

提出書類も出願資格の区分に連動します。募集要項の提出書類では、入学志願票、志望の理由、卒業証明書または卒業見込証明書等、成績証明書、外部英語能力試験の成績証明書が求められます。このうち、出願資格(3)に該当する者は在学期間や在学年次が明記された在学証明書、(4)に該当する者は在籍期間が明記された在籍証明書等を、卒業証明書等に代えて提出することとされています。大学在学者は成績証明書に加え在学証明書の提出が必要になるため、出身校の窓口で早めに手配しておきましょう。

加えて、出願資格(3)に該当する者で成績証明書のほかに履修中の科目がある場合は、修得予定の単位数が記入された科目履修証明書等の提出も求められます。成績証明書は出身校の長が作成し厳封したものを提出する必要があり、外国語で作成された書類には日本語の訳文の添付が必要です。日本国籍を有しない者は、在留カードの写しまたは住民票、日本留学試験の成績確認書または日本語能力試験の認定書の写しなどの追加書類も求められます。証明書は発行と厳封に時間がかかるため出願区分を早く確定することが、余裕を持った準備の第一歩です。書類に不備がある場合は受理しないことがあると明記されているため、募集要項の書類一覧を1つずつ照合し、自分の区分で必要になる書類を漏れなくそろえましょう。

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試験科目と配点|英語スコアと面接の各100点

埼玉大学経済学部(昼間コース)の編入試験の中核は、外部英語能力試験の成績と面接です。募集要項では、選抜方法として「志望の理由」、成績証明書等の内容、外国語(英語)および面接によると定められ、外国語(英語)と面接がそれぞれ配点100点とされています。専門科目や小論文の筆記は課されません。英語100点と面接100点の合計200点で合否が決まるのが、この編入試験の基本構造です。

評価項目配点方法・内容
外国語(英語)100点外部英語能力試験の成績を換算して評価(当日の英語筆記はなし)
面接100点個人面接(面接員は複数)。日本語で実施し、「志望する分野」に関する口頭試問を含む
成績証明書選抜の基礎資料として扱う
志望の理由面接のための参考資料として扱う(1,000字以内で記述)

合否判定について、募集要項は「あらかじめ決められた配点により、外国語(英語)及び面接の成績の総合点順により合否を決定する」と明記しています。成績証明書は選抜の基礎資料、「志望の理由」は面接のための参考資料として位置づけられ、点数化される中心は英語と面接です。総合点順で合否を決める設計のため英語と面接の両立が不可欠で、どちらか一方に偏った準備では総合点が伸びません。以下、それぞれの評価項目を詳しく見ていきます。

外国語(英語)|外部試験のスコアを換算する仕組み

英語は、当日に英語の筆記試験を行うのではなく、出願時に提出した外部英語能力試験の成績を100点満点に換算して評価します。募集要項には換算の目安表が掲載されており、TOEFL(iBT・ITP)、IELTS、TOEIC L&Rのスコアを換算後の成績に対応させる形です。募集要項によれば、換算後の成績はTOEICスコアを基準に「TOEICスコア×100÷990を四捨五入したもの」とされています。英語はTOEIC換算式に基づき出願前のスコアで評価されるため、当日の英語対策ではなく出願までのスコアづくりが勝負になります。

募集要項の換算目安表をもとに、主な対応関係を整理すると次のようになります。TOEIC785点で約79点・862点で約87点が換算の目安です。数値は募集要項に掲載された目安であり、年度によって改定される可能性があるため、実際の出願時には最新の募集要項でご確認ください。

換算後の成績(100点満点)TOEIC L&RTOEFL iBTIELTS
100点9901138.0
95点945/94095/947.0/6.5
87点862836.0
79点785/78072/715.5/5.0
68点669574.5
56点550424.0

この換算式が意味するのは、英語の得点が提出スコアにほぼ比例して決まるということです。たとえばTOEIC L&Rで785点なら換算後は約79点、862点なら約87点となり、スコアがそのまま英語の評価につながります。TOEICを1点でも上げれば英語の換算得点が直接伸びる関係にあるため、出願前にスコアを最大化しておく価値が非常に大きい入試です。提出できる成績証明書は、TOEIC L&Rの公式認定証やデジタル公式認定証、TOEIC L&R IPのスコアレポート、TOEFL iBTのTest Taker Score Report、TOEFL ITPのスコアレポート、IELTSのTest Report Formなどとされ、出願時までおおむね2年以内に受験・取得したものに限られます。TOEFL iBTについては、ETSから大学へ直接送付される「Official Score Report」は利用できず、受験者用控えを提出する点にも注意が必要です。編入におけるTOEICスコアの目安をより広く知りたい方は、大学編入にTOEICは何点必要かを解説した記事もあわせてご覧ください。

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面接|複数の面接員による個人面接と口頭試問

面接は配点100点で、募集要項では個人面接の形式が採られ、面接員は複数とされています。面接は日本語で行われ、「志望する分野」に関する口頭試問を含むと明記されています。単なる志望動機の確認にとどまらず、選択したメジャーに関わる基礎的な問いに口頭で答える場面が想定されるということです。面接は志望する分野の口頭試問を含む点が最大の特徴であり、志望メジャーの基礎知識を言葉で説明できる準備が欠かせません。

採点・評価基準について、募集要項は「他大学等での学修により身につけた知識や思考力、主体性・多様性・協働性の観点からも総合的に評価する」とし、具体的には「社会科学に広く関心を持ち、思考力があるかどうか、選択するメジャーでの基礎知識、積極的に学習する意欲を持っているか」を重視すると述べています。社会科学への関心と選択メジャーの基礎知識が評価軸になるため、時事的な経済・社会の話題への関心と、志望メジャーの基本的な理解を、面接の場で結びつけて語れるよう準備しましょう。英語の得点は出願時のスコアで固定される以上、当日に得点を動かせるのは面接です。面接の比重を軽く見ず、志望理由書と一貫した内容を口頭で説明できる状態まで仕上げることが、総合点を押し上げる鍵になります。

専門科目・小論文が課されない構成の意味

この編入試験を対策する上で重要なのは、経済学や統計、小論文といった専門科目の筆記が課されない点です。他大学の経済系編入では専門科目や小論文を課す例が少なくありませんが、埼玉大学経済学部(昼間コース)の第3年次編入学では、募集要項に定められた評価項目は外国語(英語)と面接のみです。専門筆記がない分だけ英語スコアと面接に準備を集中できるのが、この入試の対策上の特性です。

ただし、専門科目の筆記がないことは、経済学の準備が不要という意味ではありません。面接では「志望する分野」の口頭試問があり、選択したメジャーでの基礎知識が評価対象とされています。面接で自分の志望分野について語るための土台として、経済学の基本と志望メジャーの時事テーマに触れておくことが有効です。専門筆記対策としてではなく、面接を見据えた学習として位置づけます。筆記の点数化はされなくても、面接の質を通じて経済学への関心と理解が見られると考えて準備するのが現実的です。

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日程・スケジュール|出願から入学手続きまでの流れ

埼玉大学経済学部(昼間コース)の第3年次編入学は、募集要項に明記されたスケジュールに沿って進みます。出願10月上旬・面接11月・合格通知12月が年間の骨格です。令和8年度の日程を例に取ると、出願から入学手続きまでの主な期日は次のとおりです。年度によって期日は変わるため、実際の出願時には最新の募集要項でご確認ください。

手続き・試験期日(令和8年度)補足
インターネット出願登録・検定料納入令和7年9月24日(水)から可能登録後に検定料を支払い、書類を郵送
出願期間令和7年10月1日(水)〜10月9日(木)期間内郵送必着(大学持参不可)
試験期日(面接)令和7年11月15日(土)13:00〜試験場は埼玉大学経済学部
合格通知・入学手続書類の発送令和7年12月2日(火)合否照会は12月2日14:00〜12月5日17:00
入学手続日(持参)令和7年12月11日(木)9:00〜17:00入学時期は令和8年4月

スケジュールで最初に意識したいのは、出願期間が10月上旬の短い期間に限られている点です。募集要項では、令和7年10月1日から10月9日までを出願期間とし、期間内に書類が到着するよう簡易書留速達郵便で発送することとされています。ただし、出願期間を過ぎても10月10日正午までに到着した書類のうち、10月8日までの発信局消印がある簡易書留速達郵便に限り受理するという例外も定められています。出願は10月上旬の期間内必着で持参は不可のため、証明書や英語スコアの準備は9月中に完了させておく必要があります。

次に押さえたいのが、試験当日の構成です。募集要項の選抜日程では、令和7年11月15日(土)13:00から、埼玉大学経済学部を試験場として面接が行われるとされています。当日は面接のみで、英語や専門科目の筆記は実施されません。英語はすでに提出済みのスコアで評価されるため、当日に受験者が臨むのは面接だけという構成です。試験当日は午後の面接のみで筆記試験は行われない点を理解しておくと、当日の心構えや移動計画が立てやすくなります。

合格発表と入学手続きの進み方

合格発表について、募集要項は掲示による発表を行わず、合格者への「合格通知書及び入学手続書類」の発送によって行うとしています。発送日は令和7年12月2日で、不合格者には通知書等の送付は行われません。補助手段として、令和7年12月2日14:00から12月5日17:00までの間、インターネットで合否結果を照会できる合否照会システムも用意されています。合格発表は書類発送とネット照会で行われ掲示発表はないため、発表方法を事前に把握しておきましょう。

入学手続きは、令和7年12月11日に持参で行う日程が示されています。募集要項では、指定された提出書類等を指定期間内に郵送または持参して手続きを行うこととされ、郵送による手続期限を含む詳細は合格者に通知されます。入学手続期間内に手続きを行わない場合は、入学を辞退した者として取り扱われる点も明記されています。納付金は、入学料282,000円・授業料年額535,800円が予定額として募集要項に示されています(前期分は267,900円)。金額は改定される場合があるため、実際の手続き時に確認しましょう。併願校との手続期限を比較し、辞退の判断期限を早めに整理しておくことも大切です。

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倍率・難易度|過去の実施状況から読み解く

埼玉大学経済学部(昼間コース)の第3年次編入学の難易度を考えるうえで、募集要項に掲載された「過去の実施状況」は貴重な一次情報です。募集要項では、令和5年度から令和7年度までの志願者数と合格者数がメジャー別・合計で示されています。募集要項に志願者数と合格者数が年度別に公表されているため、これをもとに実質的な競争性を確認できます。

年度志願者数(合計)合格者数(合計)おおよその競争率
令和5年度64名10名約6.4倍
令和6年度57名11名約5.2倍
令和7年度45名10名約4.5倍

この数値からわかるのは、志願者数が年度によって45名から64名の幅で推移し、合格者はおおむね10名前後で安定しているということです。競争率に換算すると、直近3年間ではおよそ4倍台から6倍台で推移しています。募集要項の数値は志願者数と合格者数であり、実際に受験した人数(受験者数)ではない点には留意が必要ですが、少数の合格枠を相応の志願者数で争う構造であることは明確です。合格枠10名前後を毎年数十名が志願する構造と捉えると、英語スコアと面接をともに高い水準で仕上げる必要性が理解できます。

メジャー別に見ると、募集要項の過去の実施状況では年度によって志願者の集まり方に差があります。たとえば経営イノベーションメジャーは志願者数が比較的多い年度が見られる一方、法と公共政策メジャーは志願者数が少ない年度もあります。ただし合格者はメジャーごとに配分されるのではなく、経済学科全体として10名という枠のなかで決まる建て付けです。メジャー間で志願者数に偏りがあり年度ごとに変動するため、単純に志願者が少ないメジャーが有利とは言い切れません。志望メジャーは倍率の見かけではなく、自分の関心と面接で語れる内容を軸に選ぶのが賢明です。

難易度をどう捉えて準備するか

難易度を数値だけで測ろうとすると、判断を誤りやすい入試です。競争率は年度で変動し、受験者数や辞退の状況までは公表されていません。より確実な指針は、英語スコアの換算式と面接の評価基準という、募集要項に明記された選抜の中身に立ち返ることです。英語はTOEIC換算で得点が決まるため、目標とするTOEICスコアを設定し、そこから逆算して学習計画を立てられます。倍率の変動より英語スコアの到達目標を軸に準備するほうが、対策の精度は高まります。

面接については、募集要項が「社会科学への広い関心」「選択するメジャーでの基礎知識」「積極的に学習する意欲」を重視すると明示しています。数値で難度を測るより、評価軸に自分の準備が届いているかを基準にするのが現実的です。英語スコアで一定の水準を確保し、面接で志望メジャーへの関心と理解を説得力をもって示せれば、少数枠のなかでも合格の可能性は十分に開けます。難易度を漠然と恐れるのではなく、募集要項に書かれた評価の中身を一つずつ満たしていく姿勢が、合格への近道です。国公立大学の編入は大学ごとに選抜方式が大きく異なるため、たとえば東北大学の編入試験まとめのように、他大学の方式と比較して自分の強みが活きる受験先を見極めておくと、志望校選びの精度が高まります。

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科目別対策|英語スコアと面接準備の進め方

埼玉大学経済学部(昼間コース)の編入試験は、評価項目が英語スコアと面接に絞られているため、対策もこの2点に集中できます。英語と面接の2軸だけに準備を集約できるのが対策上の利点です。逆に言えば、どちらか一方でも準備が浅いと総合点で不利になります。ここでは、それぞれの評価項目について、募集要項の内容を踏まえた準備の進め方を整理します。

英語|出願前にTOEICスコアを最大化する

英語対策の要点は、当日の試験ではなく出願前のスコアづくりにあります。募集要項では、英語はTOEIC換算式(スコア×100÷990)で100点満点に換算されるため、TOEICのスコアを1点でも上げることが、そのまま英語の得点上昇につながります。出願までに何度も受験してスコアを積み上げる計画が有効で、TOEICは複数回受験して最良のスコアを提出できるよう、余裕を持った受験スケジュールを組むことが大切です。

提出できるスコアは出願時までおおむね2年以内に取得したものに限られるため、逆算して受験時期を設計する必要があります。10月上旬の出願に間に合わせるには、遅くとも夏までに目標スコアを取得しておくのが安全です。TOEIC L&Rを軸に対策する場合は、両セクションで安定して得点できる状態を目指すことが大切で、公式問題集や模試で本番の時間配分に慣れておきましょう。TOEFLやIELTSでの提出も換算表に対応しているため、すでにこれらのスコアを持っている場合は換算後の点数を比較し、最も高くなる試験を選んで提出するのが合理的です。TOEIC以外の外部試験のスコアを提出する際は、募集要項が指定する成績証明書の種類(TOEFL iBTは受験者用控え、IELTSはTest Report Formなど)を必ず確認してください。

面接|志望メジャーの口頭試問に備える

面接対策の中心は、志望する分野の口頭試問への備えです。募集要項では、面接に「志望する分野」に関する口頭試問が含まれ、選択したメジャーでの基礎知識が評価されるとされています。したがって、自分が選んだメジャー(経済分析、国際ビジネスと社会発展、経営イノベーション、法と公共政策のいずれか)に関わる基本的な概念やテーマについて、口頭で説明できるように準備しておく必要があります。志望メジャーの基本概念を自分の言葉で説明できる状態にすることが、面接の得点を左右します。

あわせて、募集要項が重視するとする「社会科学への広い関心」と「積極的に学習する意欲」を面接で示せるよう、日頃から経済・社会の時事的な話題に触れ、自分なりの見方を持っておくことが有効です。面接は日本語で行われ、複数の面接員による個人面接という形式です。想定される質問に対して、暗記回答ではなく根拠を添えて自分の考えを語る状態を目指し、志望理由書と一貫した内容で臨みましょう。面接で問われやすい質問の型や答え方は、大学編入の面接対策を参考に、事前に練習を重ねておくと安心です。英語スコアが出願時に固定される以上、当日に総合点を動かせるのは面接だけである点を、あらためて意識して準備してください。

経済学の基礎|筆記対策ではなく面接の土台として

専門科目の筆記が課されないため、経済学の学習は面接の口頭試問に備える土台として位置づけます。経済学の入門的なテキストで需要と供給、市場、GDPやインフレといった基本概念をおさえ、志望メジャーに関わる分野(たとえば経営イノベーションなら企業経営やイノベーション、法と公共政策なら政策や制度)について、基本的な用語と考え方を説明できるようにしておきましょう。筆記のためではなく面接で語る土台として経済の基礎を固めるのが、この入試に即した学習の方向性です。

ここで大切なのは、専門筆記がないからといって経済への関心を示さないまま面接に臨むと、口頭試問で答えに詰まりやすいという点です。募集要項が「選択するメジャーでの基礎知識」を評価軸に挙げている以上、志望分野の時事テーマは背景と自分の考えを整理しておくことが有効です。関心を持つ経済・社会のテーマを、面接で語れる形にまとめましょう。専門筆記対策のように網羅的に学ぶ必要はありませんが、志望分野については深く語れるよう、面接を見据えた学習を重ねましょう。

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面接・志望理由書・出題予測|募集要項からの読み解き

埼玉大学経済学部(昼間コース)の第3年次編入学は、過去問が公開される筆記試験を課さない入試です。そのため、過去問の分析ではなく、募集要項の選抜方法と評価基準から、面接と志望理由書で何が問われるかを読み解くことが対策の中心になります。出題予測は募集要項の評価基準を根拠に組み立てるのが現実的です。ここでは、募集要項の記載を根拠に、志望理由書の書き方と面接の想定を整理します。断定はできませんが、募集要項の文言から準備の方向性は十分に導けます。

志望理由書(「志望の理由」)の書き方

募集要項では、提出書類の一つとして「志望の理由」が求められ、志望する分野についての関心・問題意識および大学入学後の抱負について、自分の考えを1,000字以内で記述することとされています。この「志望の理由」は、合否判定において面接のための参考資料として扱われると明記されています。志望の理由は1,000字以内で面接の参考資料として扱われるため、面接で深掘りされることを前提に、語れる内容だけを書くことが重要です。

1,000字という限られた分量のなかで、募集要項が求める2つの要素を明確に盛り込む必要があります。第一に、志望する分野についての関心・問題意識です。自分がなぜその分野に関心を持ったのか、これまでの学修や経験を踏まえて具体的に述べます。第二に、大学入学後の抱負です。埼玉大学経済学部の選択したメジャーで何を学び、それをどう活かしたいのかを、抽象的な言葉ではなく具体的な計画として書きます。関心の背景と入学後の抱負を具体的につなげて記述することで、面接での口頭試問にも一貫して答えられる土台ができます。志望理由書の構成や表現に不安がある場合は、大学編入志望理由書の添削ガイドで受かる構成の型を確認しておくとよいでしょう。

面接で問われる内容の予測

面接で何が問われるかは、募集要項の評価基準から予測できます。募集要項は、面接で「志望する分野」に関する口頭試問を含むとし、評価では「他大学等での学修により身につけた知識や思考力、主体性・多様性・協働性」を総合的に見て、「社会科学への広い関心」「選択するメジャーでの基礎知識」「積極的に学習する意欲」を重視するとしています。これらの文言から、面接では次のような問いが想定されます。あくまで募集要項の評価軸からの予測であり、実際の質問を保証するものではありません。

  • なぜ埼玉大学経済学部を、そして選択したメジャーを志望するのか(志望動機と分野選択の理由)
  • これまでの大学・短大・高専等でどのような学修をしてきたか(学修歴と身につけた知識・思考力)
  • 志望する分野に関わる基礎的な概念や時事的テーマについての理解(分野の口頭試問)
  • 編入学後に何を学び、どのように取り組みたいか(入学後の抱負・学習意欲)
  • 社会科学の分野で関心を持っているテーマとその理由(社会への問題関心)

これらの想定質問に共通するのは、志望理由書に書いた内容と地続きだという点です。募集要項が「志望の理由」を面接の参考資料と位置づけている以上、面接官は志望理由書を手元に質問を掘り下げると考えるのが自然です。志望理由書と面接の回答を一貫させる準備が合否を分けるため、書いた内容を口頭で説明し、さらに一歩踏み込んだ質問にも答えられるよう、想定問答を重ねておきましょう。日本語での個人面接で、面接員が複数という形式も踏まえ、落ち着いて自分の考えを述べる練習が有効です。

過去問が非公開でも準備できる理由

この編入試験には筆記の過去問という概念がなく、面接の内容も公開されません。しかし、募集要項が選抜方法・配点・評価基準を具体的に明示しているため、準備の指針は十分に得られます。英語は換算式が公開されているため目標スコアを設定でき、面接は評価軸が明示されているため想定問答を組み立てられます。過去問がなくても募集要項の評価基準から準備方針は立てられるのが、この入試の対策上の強みです。過去問の有無に一喜一憂するより、募集要項に書かれた選抜の中身を正確に読み取り、英語スコアと面接・志望理由書の準備を一つずつ積み上げることが、確実な対策になります。

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併願戦略と学習の進め方|英語スコアを軸に設計する

埼玉大学経済学部(昼間コース)の編入試験は、英語スコアと面接で選抜されるという特性上、併願戦略を立てやすい入試です。英語スコアは他大学の編入や英語外部試験利用型の入試でも活用できるため、TOEIC等のスコアづくりに投じた努力を複数の受験先で活かせます。英語スコアは他大学の編入でも流用でき併願の軸になる点を意識して、受験計画を組み立てましょう。

併願先を検討するときは、試験科目・日程・募集の有無の3点で絞り込むと効率的です。埼玉大学経済学部は専門筆記を課さない一方、他大学の経済系編入では専門科目や小論文を課す例もあります。専門筆記を課す大学を併願する場合は、その分の学習が追加で必要になるため、準備の重複と負担を見極める必要があります。専門筆記の有無で併願先ごとの準備負担が大きく変わるため、自分が確保できる学習時間に照らして併願先を選ぶことが大切です。逆に、英語スコアと面接中心の編入を複数併願すれば、準備を共通化しながらリスクを分散できます。

学習スケジュールの組み立て方

この入試の学習計画は、英語スコアの取得時期を起点に逆算するのが基本です。出願は10月上旬、提出できるスコアは出願時までおおむね2年以内のものに限られるため、目標スコアの取得を夏までに終える計画が現実的です。春から夏にかけて英語スコアづくりに集中し、スコアの目処が立った段階で志望理由書の作成と面接対策に軸足を移す流れが、無理のない進め方です。英語スコア取得を夏までに終え秋は面接準備に集中すると、出願直前に慌てずに済みます。

並行して、証明書類の準備も早めに進めます。成績証明書や卒業(見込)証明書、在学証明書などは出身校の窓口で発行してもらう必要があり、厳封や見込証明の扱いにも指定があります。厳封の成績証明書と英語スコアは9月中の手配が安全です。出願期間が10月上旬の短期間に限られているため、必要書類を9月中にそろえておくと安心です。志望メジャーの選択も、検定料支払い後は変更できないため、夏のうちに固めておきましょう。編入対策をいつから始めるべきかの計画づくりは、受験先の日程から逆算するのが原則です。

具体的な逆算の目安として、令和8年度の日程(試験11月・出願10月上旬)を基準に考えると、準備の流れは次のように整理できます。年度によって日程は変わるため、あくまで一例として捉え、実際の年度の募集要項に合わせて調整してください。

時期の目安取り組む内容
春(4〜6月頃)出願資格の該当区分を確認し、志望メジャーを検討。英語スコアづくりを本格化する
夏(7〜8月頃)目標TOEICスコアの取得を目指す。志望理由書の構想を固め、証明書の発行を手配する
初秋(9月)証明書類をそろえ、志望理由書を完成させる。志望メジャーを最終確定する
10月上旬インターネット出願と検定料納入、書類を簡易書留速達で発送する
10月〜試験前面接対策に集中。志望理由書と一貫した想定問答を繰り返し練習する

この逆算表からわかるのは、英語スコアの取得を夏までに終えられるかどうかが、その後の準備の余裕を大きく左右するということです。スコアが夏までに固まっていれば、秋は志望理由書の完成と面接練習に専念でき、出願直前に慌てることがありません。スコアが早く固まるほど秋の面接準備に時間を割けるため、英語は前倒しで仕上げることを最優先に据えましょう。

内部進学・他大学編入との比較検討

編入の準備を進めるなかで、埼玉大学経済学部が自分の志望に最も合うかを、他の選択肢と比較しておくことも大切です。英語スコアと面接で選抜される埼玉大学経済学部の方式は、専門科目の筆記が得意でない人や、すでに高い英語スコアを持つ人にとって相性が良い入試です。一方、経済学の専門知識を筆記でアピールしたい人にとっては、専門科目を課す大学のほうが力を発揮できる場合もあります。自分の強みが英語か専門筆記かで最適な受験先は変わるため、埼玉大学経済学部の方式と自分の得意分野の相性を見極めましょう。国公立大学の編入は大学ごとに方式が大きく異なるため、複数の要項を比較して自分に合う受験先を選ぶことが、合格可能性を高める近道です。埼玉大学経済学部を第一志望に据えつつ、英語スコアを活かせる編入を補完的に併願するのが、無理のない設計です。

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よくある質問(FAQ)

埼玉大学経済学部の編入試験ではどの科目が課されますか

令和8年度の募集要項では、選抜方法は外国語(英語)と面接で、それぞれ配点100点です。英語は当日の筆記ではなく、出願時に提出した外部英語能力試験(TOEIC・TOEFL・IELTS)のスコアを換算して評価されます。専門科目や小論文の筆記は課されません。年度によって変わる可能性があるため、最新の募集要項でご確認ください。

英語はどのように評価されますか。TOEICは必要ですか

英語は外部英語能力試験のスコアを100点満点に換算して評価されます。募集要項には換算目安表があり、換算後の成績はTOEICスコア×100÷990を四捨五入したものとされています。TOEIC L&R、TOEIC L&R IP、TOEFL iBT、TOEFL ITP、IELTSのスコアが利用でき、出願時までおおむね2年以内に取得したものに限られます。いずれかのスコア提出が前提となる構成です。

募集人員は何名ですか

令和8年度の募集要項では、経済学科として10名の募集です。経済分析、国際ビジネスと社会発展、経営イノベーション、法と公共政策の4メジャーを合わせて10名という枠で、メジャーごとに人数が割り振られているわけではありません。出願時に希望するメジャーを1つ選択します。

出願資格にはどのようなものがありますか

募集要項では出願資格が8区分に分かれています。主なものは、学士の学位を有する者、短期大学・高等専門学校の卒業(見込)者、修業年限4年以上の他大学に在学し62単位以上を修得して2年次以上を修了見込みの者、専修学校専門課程の修了者などです。大学在学者の62単位要件など、区分ごとに条件が異なるため、自分がどの区分に該当するかを募集要項の原文で確認してください。

試験日と出願期間はいつですか

令和8年度の募集要項では、出願期間が令和7年10月1日から10月9日まで(期間内郵送必着、大学持参不可)、試験期日が令和7年11月15日で面接が13:00から実施されます。合格通知等の発送は令和7年12月2日です。日程は年度で変わるため、実際の出願時には最新の募集要項でご確認ください。

倍率はどのくらいですか

募集要項の「過去の実施状況」によれば、志願者数と合格者数は令和5年度が64名・10名、令和6年度が57名・11名、令和7年度が45名・10名でした。志願者数に対する合格者数から計算すると、直近3年間はおおよそ4倍台から6倍台で推移しています。合格枠が10名前後と少数のため、英語スコアと面接をともに高い水準で仕上げる必要があります。

面接では何が問われますか

募集要項では、面接は日本語で行う個人面接で、面接員は複数、「志望する分野」に関する口頭試問を含むとされています。評価では、社会科学への広い関心、選択するメジャーでの基礎知識、積極的に学習する意欲が重視されます。志望理由書に書いた内容と一貫させ、志望メジャーの基本的な概念を自分の言葉で説明できるよう準備しておくことが有効です。

志望理由書はどのように書けばよいですか

募集要項では、「志望の理由」として、志望する分野についての関心・問題意識および大学入学後の抱負を、自分の考えを1,000字以内で記述することとされています。この書類は面接の参考資料として扱われるため、面接で深掘りされることを前提に、関心の背景と入学後の抱負を具体的につなげて書くことが重要です。指定様式は大学ホームページに掲載されています。

まとめ

埼玉大学経済学部(昼間コース)の第3年次編入学は、経済学科の4メジャーを合わせて10名を募集し、外国語(英語)と面接の各100点、合計200点で選抜される制度です。英語は当日の筆記ではなく、出願時に提出したTOEIC・TOEFL・IELTSのスコアを換算して評価され、面接は日本語の個人面接で「志望する分野」の口頭試問を含みます。専門科目や小論文の筆記は課されないため、対策は英語スコアづくりと面接・志望理由書の準備に集中できます。英語100点と面接100点の各配点構造を軸に準備を設計するのが要点です。

対策の要点は、出願前にTOEIC等の英語スコアを最大化し、志望メジャーへの関心と基礎知識を面接で説得力をもって語れるようにすることです。英語はTOEIC換算式で得点が決まるため、目標スコアを設定して逆算的に学習を進め、面接は募集要項が重視する「社会科学への広い関心」「選択メジャーの基礎知識」「積極的に学習する意欲」を軸に準備します。英語スコアと面接・志望理由書の一貫性が合格の決め手になることを意識して、出願までの計画を立てましょう。

加えて、出願期間が10月上旬の短期間に限られ、証明書類や英語スコアの準備は9月中に完了させておく必要があります。志望メジャーは検定料支払い後に一切変更できないため、夏のうちに固めておくことも大切です。募集人員・出願資格・配点・日程・提出書類は年度によって改定される可能性があるため、実際の出願にあたっては必ず最新の募集要項でご確認ください。英語スコアの目標設定や志望理由書・面接対策を具体的に進めたい方は、大学編入対策コースにご相談ください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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