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龍谷大学文学部の編入試験対策を徹底解説|専門科目・英語・募集要項

龍谷大学文学部の編入試験対策を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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龍谷大学文学部の3年次編入学・転入学試験は、大学に2年以上在学した人や短期大学・高等専門学校を卒業した人などを対象に、真宗学科、仏教学科、哲学科(哲学専攻・教育学専攻)、歴史学科(日本史学専攻・東洋史学専攻・仏教史学専攻・文化遺産学専攻)、日本語日本文学科、英語英米文学科のいずれかへ3年次から編入学・転入学できる選抜試験です。試験は専門科目、外国語(英語)、面接を柱とし、龍谷大学 深草キャンパスで実施されます。専門科目は学科・専攻ごとに独立した問題が作成されており、他学部・他大学の編入試験とは出題の作り方そのものが大きく異なります。本記事では、2026年6月5日更新の「2027年度 龍谷大学 3年次編入学・転入学試験要項」など公式資料で確認できる募集人員、出願資格、試験科目、日程に加えて、2026年度(2025年11月9日実施)の実際の過去問題を学科・専攻別に分析し、対策の方向性を整理します。加えて、2027年4月に予定されている文学部の学科改組についても、編入学試験への影響という観点から確認します。数値や制度は年度によって変わる可能性があるため、出願前には必ず最新の公式募集要項をご確認ください。

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目次

龍谷大学文学部の3年次編入学・転入学試験とは

学部の構成とアドミッション・ポリシー

龍谷大学文学部は、真宗学科、仏教学科、哲学科(哲学専攻・教育学専攻)、歴史学科(日本史学専攻・東洋史学専攻・仏教史学専攻・文化遺産学専攻)、日本語日本文学科、英語英米文学科という6学科6専攻から構成されています。3年次編入学・転入学試験(一般)では、このすべての学科・専攻が募集対象となっており、試験会場は龍谷大学 深草キャンパスに一本化されています。文学部が公式に掲げるアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)には、「人文学の知的体系の研究・教授を通じ、現代社会の複雑な変化や諸問題に、自己を見失うことなく積極的・主体的に対応しつつ、社会に貢献できる教養及び専門性を備えた人の育成を目指しています」と明記されています。そのうえで、次のような人が入学することを求めるとしています。

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  • 文学部の教育理念や目的を十分に理解している人
  • 明確な目的意識と学修意欲とを持った人
  • 人文学の基盤となる「言葉」に対する鋭い感覚と正しい理解、そして豊かな運用能力のさらなる向上をめざして努力することのできる人

編入学・転入学試験は、この3点を出願書類、専門科目、外国語(英語)、面接という複数の材料から確認する選抜です。とくに3点目の「言葉」に対する感覚は、専門科目・外国語のどちらの答案にも直結する評価軸であり、志望理由書や面接での説明にも一貫して結びつけておく必要があります。募集要項のアドミッション・ポリシーには、龍谷大学全体の入学試験における位置づけとして、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」という学力の3要素のうち、専門科目・外国語による筆記試験で前者2つを、面接で主体性・多様性・協働性を中心に評価する設計であることも示されています。

深草キャンパスは京都市伏見区深草塚本町にあります(〒612-8577)。龍谷大学は浄土真宗本願寺派を淵源とする宗門関係校です。真宗学科・仏教学科だけでなく、哲学科・歴史学科・日本語日本文学科・英語英米文学科の学びにも、建学の精神である「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」という理念が土台として置かれています。編入学・転入学を検討する段階で、志望する学科・専攻のカリキュラムだけでなく、この建学の精神や文学部のアドミッション・ポリシーに目を通しておくと、志望理由書や面接で語る内容に一貫性を持たせやすくなります。文学部は1・2年次を大宮キャンパス、3・4年次を深草キャンパスで学ぶ2キャンパス構成をとっており、3年次編入学・転入学試験の会場である深草キャンパスは、編入後に実際に3・4年次を過ごすキャンパスと一致します。なお、大宮キャンパス・深草キャンパスという名称は、2027年4月にそれぞれ「京都大宮キャンパス」「京都深草キャンパス」へ変更される予定と案内されています。

2027年4月の学科改組が編入学試験に与える影響

龍谷大学は、文学部について2027年4月に学科改組を実施すると公式に発表しています。具体的には、現行の真宗学科と仏教学科を統合し、新たに「仏教学科」1学科体制とする内容で、新学科は「真宗領域」「仏教領域」に加えて、社会課題に仏教の視点で向き合う「社会応用領域」を新設した3領域構成になるとされています。歴史学科についても、東洋史学専攻でユーラシア東部地域史コースとユーラシア西部地域史コースを導入し、文化遺産学専攻では現行の考古学・文化財科学・美術史学に加えて無形文化遺産学を新設する方針が示されています。哲学科、日本語日本文学科、英語英米文学科については、この発表資料の中で改組に関する直接的な言及はありません。

ここで注意したいのは、2026年6月5日更新の「2027年度 龍谷大学 3年次編入学・転入学試験要項」では、依然として真宗学科6名・仏教学科3名という形で、改組前の学科名のまま募集人員が示されている点です。つまり、2026年11月8日実施・2027年4月入学の3年次編入学・転入学試験は、募集要項上は現行の学科体制で募集が行われる一方、実際の入学時期は改組が始まる2027年4月と重なります。改組後の体制と編入学者の所属関係は募集要項に明記されていませんので、真宗学科・仏教学科・歴史学科(東洋史学専攻、文化遺産学専攻)への出願を検討している人は、出願前に文学部教務課へ直接確認することを強く推奨します。改組の発表資料自体にも「2026年2月27日現在のものであり、変更する可能性があります」と付記されており、今後の公式発表を継続的に確認する姿勢が欠かせません。問い合わせ窓口となる文学部教務課は大宮キャンパス内(〒600-8268 京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1)にあり、電話番号は075-343-3317、メールアドレスはlet@ad.ryukoku.ac.jpと案内されています。問い合わせ対応時間は月曜日・水〜金曜日が9:00〜11:45と12:45〜17:00、火曜日が10:45〜11:45と12:45〜17:00です。

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募集人員と出願資格

学科・専攻別の募集人員

2027年度3年次編入学・転入学試験(一般)における文学部の募集人員は、学科・専攻ごとに次のとおり公式募集要項に明記されています。募集人員には社会人編転入学の募集人員を含むとされており、一般選考と社会人選考で人員枠が完全に分かれているわけではない点に注意が必要です。

学科・専攻募集人員
真宗学科6名
仏教学科3名
哲学科 哲学専攻1名
哲学科 教育学専攻1名
歴史学科 日本史学専攻1名
歴史学科 東洋史学専攻1名
歴史学科 仏教史学専攻1名
歴史学科 文化遺産学専攻1名
日本語日本文学科1名
英語英米文学科1名

真宗学科の6名を除くと、いずれの学科・専攻も1〜3名という小規模な募集です。1名募集の専攻が大半を占めるため、その年度の出願状況によって合否のボーダーが大きく変動しやすい枠組みだと理解しておく必要があります。なお、この募集人員には指定校推薦編入学試験の募集人員も含まれるとされているため、一般選考として実際に合格できる人数は、年度によってはこの表の数字よりもさらに絞られる可能性があります。

同じ2027年度の3年次編入学・転入学試験(一般)の募集人員を他学部と比べると、文学部の枠の小ささがより明確になります。公式募集要項によれば、心理学部は10名、経済学部は合計11名、国際学部は国際文化学科15名・グローバルスタディーズ学科3名の合計18名という募集人員が示されています。

学部2027年度 3年次編入学・転入学 募集人員(合計)
文学部(6学科6専攻の合計)18名
心理学部10名
経済学部11名
国際学部18名

文学部は合計こそ18名と少なくありませんが、その内訳が10の学科・専攻に細かく分かれているため、1つの学科・専攻あたりの募集人員は他学部より小さくなりやすい構造です。合計人数だけを見て「募集枠が多い」と判断しないことが、志望学科・専攻を決めるうえでの注意点になります。

出願資格(大学在学・短大・高専・専修学校・高校専攻科)

3年次編入学・転入学の出願資格は、文学部を含む全学部共通で、次の⑴から⑹のいずれかに該当する人とされています。

  • ⑴大学に2年以上在学した人、または2027年3月に2年次修了見込みの人(各学部への出願者は出願条件も満たす人に限る)
  • ⑵短期大学を卒業した人、または2027年3月に卒業見込みの人
  • ⑶高等専門学校を卒業した人、または2027年3月に卒業見込みの人
  • ⑷専修学校の専門課程のうち、文部科学大臣の定める基準(修業年限2年以上・修了に必要な総授業時間数1700時間以上)を満たす課程を修了した人、または2027年3月に修了見込みの人(学校教育法第90条の大学入学資格を有する人に限る)
  • ⑸高等学校の専攻科の課程(修業年限2年以上であることなど文部科学大臣の定める基準を満たすものに限る)を修了した人、または2027年3月修了見込みの人(学校教育法第90条の大学入学資格を有する人に限る)
  • ⑹その他、龍谷大学において⑴⑵と同等以上の学力があると認める人

このうち⑷専修学校の専門課程、⑸高等学校の専攻科の課程を出願資格として利用できるのは、文学部・心理学部・政策学部・国際学部・社会学部・先端理工学部・農学部の7学部に限られると注記されています。文学部はこの7学部に含まれているため、専門学校や高校専攻科からの出願も制度上は可能です。また、龍谷大学在学生で同一学科・専攻への転入学は認められませんが、学科が同じでも専攻が異なれば転入学の対象になるとされています。哲学科内での専攻変更や歴史学科内での専攻変更を検討している在学生は、この規定を踏まえたうえで出願計画を立てる必要があります。

四年制大学に在籍したものの卒業に至らず中退した人については、卒業見込証明書や在学期間証明書といった通常の提出書類とは扱いが異なります。四年制大学の中退者は在学期間証明書の提出が必要であり、単純な卒業見込証明書では代用できません。出身校によっては発行までに数週間かかる場合もあるため、中退を経て出願する人は、出願期間が始まる前の早い段階で出身校の教務窓口に発行依頼をかけておくことをおすすめします。

転入学の出願条件「62単位ルール」

大学2年以上在学を理由に出願する場合は、出願資格に加えて出願条件も満たす必要があります。文学部の3年次転入学に関する出願条件は、次の⑴⑵のいずれかです。

  • ⑴大学に2年以上在学し62単位以上修得済みの人、または40単位以上修得済みで龍谷大学3年次転入学時に62単位以上修得見込みの人
  • ⑵大学2年に在学し、40単位以上修得済みで2年次修了時に62単位以上修得見込みの人

注記として、文学部・心理学部・経済学部・社会学部・先端理工学部については、この単位数が出身大学の卒業要件に定める単位であるかどうかを問わないとされています。この扱いは、卒業要件外の科目も含めて幅広く単位を積み上げてきた人にとっては有利に働く一方、単位修得見込みで合格した場合に実際に62単位を修得できなければ入学が取り消される点にも注意が必要です。見込みで出願した人は単位修得の進捗管理を厳密に行うことが前提になります。

社会人編入学・転入学の出願資格

文学部・心理学部では、一般の3年次編入学・転入学試験とは別に、社会人編入学・転入学試験の枠も設けられています。出願資格は、2027年4月1日現在で満25歳に達しており、次の⑴から⑷のいずれかに該当し、かつ⑸から⑺のいずれかに該当する人です。

  • ⑴大学に2年以上在学した人、または2027年3月に2年次修了見込みの人
  • ⑵短期大学を卒業した人、または2027年3月卒業見込みの人
  • ⑶高等専門学校を卒業した人、または2027年3月卒業見込みの人
  • ⑷その他、龍谷大学において⑴⑵と同等以上の学力があると認められた人
  • ⑸勤労者等(公務員、会社・団体等勤務者、自営者、自活者、就業予定者・自活予定者、定年退職者等)
  • ⑹主婦等(主婦、その他家事従事者)
  • ⑺寺院関係者(浄土真宗をはじめとする仏教各宗派の住職、坊守、寺族、門徒推進員(予定者含む)、門信徒等)

年齢が出願資格に満たない社会人は、一般の3年次編入学・転入学試験を受験する必要があると案内されています。社会人編入学・転入学の授業は夜間開講の課程ではない点にも公式に注意喚起がされています。試験科目は専門科目と面接のみで英語は課されません。仕事や家庭と両立しながら受験準備を進める人にとっては、英語の負担がない分、専門科目と面接の準備に時間を集中させられる設計といえます。

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試験科目と配点

専門科目・外国語(英語)・面接の構成

文学部の3年次編入学・転入学試験(一般)は、専門科目、外国語(英語)、面接の3本柱で構成されています。募集要項では、専門科目について「各学科、専攻により異なる。専門課程履修に必要な基礎的素養について試験する。」と明記されているのみで、配点比率や満点は公表されていません。配点の詳細は公式資料に記載がないため、特定科目の比重を断定せず、専門科目・外国語(英語)・面接のいずれも欠かせない要素として準備を進めるのが安全です。社会人編入学・転入学では外国語(英語)が課されず、専門科目と面接の2本柱になります。

試験区分専門科目外国語面接
一般(3年次編入学・転入学)学科・専攻ごとに異なる英語あり
社会人編入学・転入学学科・専攻ごとに異なるなしあり

面接については、文学部が定めるアドミッション・ポリシーへの深い理解を前提として、志望する学科・専攻に対する明確な動機と学修意欲などを中心に評価すると公式に説明されています。小論文や口述試験は科目として明記されておらず、専門科目・外国語(英語)・面接の3種目に集中して対策すればよい構成です。ただし、専門科目の中に小論文形式や記述式の設問が含まれる学科・専攻もあるため、「小論文がない」という理解だけで記述対策を省略しないよう注意してください。

試験時間割と合否判定の仕組み

2026年11月8日(日)に実施される試験当日は、文学部・心理学部の一般選考では次の時間割で進行すると案内されています。

時間内容
9:15〜9:40説明・書類記入
9:40〜10:50専門科目(70分)
11:30〜12:30外国語(英語)(60分)
13:30〜面接

社会人編入学・転入学の場合は、9:15〜9:40の説明・書類記入、9:40〜10:50の専門科目に続き、11:30から面接という日程になり、外国語(英語)の時間帯がありません。試験開始後30分以上遅刻した場合は受験できませんので、深草キャンパスまでの移動時間には十分な余裕を持たせる必要があります。合否判定は、出願書類、学科試験(専門科目・外国語)、面接などを総合して行うと説明されており、1科目でも欠席した場合はその試験日をすべて欠席扱いとし、結果は通知されません。専門科目だけ得意で外国語を軽視する、あるいはその逆といった偏った準備は、総合判定という仕組み上リスクが大きいといえます。

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出願から入学手続までの日程・スケジュール

出願期間・出願方法・検定料

龍谷大学の3年次編入学・転入学試験は、先端理工学部だけが6月出願・7月4日試験・瀬田キャンパスという早い日程で実施される一方、文学部は農学部・心理学部・経済学部・経営学部・法学部・政策学部・国際学部・社会学部と同じ日程グループに属し、出願期間は2026年10月1日(木)から2026年10月8日(木)までで、締切日消印有効とされています。出願は受験ポータルサイトUCAROへの新規会員登録から始まり、Web出願、UCAROからの受験料納入、出願書類の郵送という4ステップで進みます。

項目内容
出願期間2026年10月1日(木)〜2026年10月8日(木)(締切日消印有効)
出願方法UCAROに新規会員登録のうえWeb出願、受験料はUCAROから納入
入学検定料35,000円
出願書類送付先〒604-8799 中京郵便局留「龍谷大学入学試験願書受付センター」宛(簡易書留・速達、郵送のみ)
試験日2026年11月8日(日)
試験会場龍谷大学 深草キャンパス
合格発表2026年11月14日(土)12:00予定(UCARO上で通知)
入学手続I2026年11月14日(土)〜2026年11月20日(金)
入学手続II2026年11月14日(土)〜2027年2月25日(木)

受験料35,000円は、クレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easy対応の銀行ATMまたはインターネットバンキングで納入でき、国外居住者はクレジットカード決済に限られます。支払期限はWeb出願を行った翌日23時59分00秒(日本時間)までで、出願期間最終日に出願した場合は当日23時59分00秒までとされています。出願と納入のタイムラグを見落とすと出願そのものが無効になりかねないため、出願期間ぎりぎりでの手続きは避け、余裕を持ったスケジュールで進めることが重要です。

2026年10月1日から10月8日という出願期間、2026年11月8日という試験日という2つの日付を軸に逆算すると、出願直前に確認しておきたい事項は次のとおりです。

  1. 出願資格・出願条件(62単位ルールなど)を満たしているかを、出身校の証明書で数値として確認する
  2. 卒業(見込)証明書、成績証明書、志望理由書、単位修得見込証明書など、学科・専攻ごとに必要な出願書類を出身校に依頼する
  3. UCAROに新規会員登録し、Web出願と受験料納入を出願期間内(締切日消印有効)に完了する
  4. 出願書類を簡易書留・速達で「龍谷大学入学試験願書受付センター」宛に郵送する
  5. 試験日の約1週間前からUCAROで受験票を発行し、前日までに印刷しておく

試験当日・合格発表・入学手続

受験票は試験日の約1週間前からUCAROで発行可能になります。試験日の前日までに確認・印刷し、印刷した受験票を試験当日に持参する必要があります。合格発表は合格発表日にUCARO上で通知され、12:00予定とされています。合格した場合、入学手続Iの期間内に入学申込金を、入学手続IIの期間内に入学時納入金と入学申込金との差額を納入します。手続期間経過後の入学手続はいかなる事情があっても認められず、入学辞退とみなされると明記されているため、入学手続の期日管理は合格後すぐに着手すべき事項です。なお、入学申込金の参考額は前年度実績で100,000円とされており、次年度の正式な金額・学費は前年度9月に決定する予定と案内されています。

試験会場となる深草キャンパスへは、京阪本線「龍谷大前深草」駅から西へ徒歩約3分、JR奈良線「稲荷」駅から南西へ徒歩約8分、京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅から東へ徒歩約7分でアクセスできると案内されています。複数の路線・駅から徒歩でアクセスできる立地のため、試験当日は公共交通機関の遅延を見込みつつ、事前に自分が使う駅からのルートと所要時間を確認しておくと安心です。

単位認定については、出身大学・短期大学・高等専門学校・専修学校の専門課程・高等学校等の専攻科の課程での修得単位を基礎として、文学部では60〜64単位を認定するとされています。ただし、出身校での修得単位数を上限とするため、出身校の修得単位が少ない場合はそのぶん認定単位も少なくなります。編入学後の卒業までに履修すべき科目数に直結する情報なので、出願前に自分の見込み単位数を正確に把握しておくことをおすすめします。

学費(初年度納入金)の目安

2027年度入学者の学費は2026年9月に正式決定される予定ですが、募集要項には2025年度カリキュラム適用時点の金額をもとにした目安が示されています。初年度納入金は入学金・年間授業料・諸会費の合計で構成され、文学部の場合は歴史学科文化遺産学専攻とそれ以外の学科・専攻とで金額がわずかに異なります。

区分入学金年間授業料諸会費(年間)初年度納入金総額
歴史学科文化遺産学専攻以外100,000円1,101,000円33,000円1,234,000円
歴史学科文化遺産学専攻100,000円1,136,900円33,000円1,269,900円

龍谷大学出身者(龍谷大学短期大学部出身者を含む)が編入学する場合は入学金が全額免除される制度があり、龍谷大学短期大学部出身者は編入学初年度と2年度目の授業料を年間5万円減免する制度も設けられています。上記の金額はあくまで2025年度カリキュラム適用時点の目安であるため、正式な2027年度学費は、決定後に龍谷大学ホームページの学費・奨学金のページで確認することをおすすめします。

そのほか、感染症で受験できない場合は受験料を返還する制度があり、学校保健安全法で出席停止が定められている感染症(インフルエンザ・はしか等)にかかり治癒していないために受験できない場合は、当該試験日分の受験料が返還されると案内されています。自然災害等による災害救助法適用地域に居住する被災者を対象とした特別措置も設けられており、これらの制度を利用したい場合は、出願等の手続きをする前に龍谷大学入試部へ連絡する必要があるとされています。体調不良や被災といった不測の事態が出願直前・試験直前に重なった場合でも、まず公式の窓口に相談するという動き方を知っておくと、余計な焦りを減らせます。

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倍率・難易度をどう考えるか

龍谷大学文学部の3年次編入学・転入学試験について、公式募集要項には志願者数・合格者数・倍率といった実施結果の数値は掲載されていません。募集要項で確認できるのは募集人員のみであり、実際の倍率は年度や学科・専攻ごとの人気度によって変動するため、この記事では特定の倍率を断定せず、募集人員の構造から見える難易度の考え方を整理します。まず押さえておきたいのは、10ある学科・専攻のうち8つが1名募集という点です。1名募集の枠は、その年度にたまたま複数の高いレベルの出願者が重なれば、実力があっても不合格になり得ますし、逆に出願者が少なければ相対的に合格しやすくなる可能性もあります。母数が小さい選抜であるほど、年度ごとのばらつきが大きくなりやすい構造だと理解しておくべきです。

次に、専門科目の出題内容そのものが学科・専攻によって難易度の性質が異なる点も重要です。仏教学科や真宗学科では宗学・仏教学の専門知識を前提とした記述式の出題が中心である一方、哲学科哲学専攻では原典の読解力と論述力、歴史学科では史料読解や論述、文化遺産学専攻では文化財や科学的調査手法についての知識と説明力が問われます。英語英米文学科では、共通の外国語(英語)試験に加えて英語による専門科目も課されるため、他学科・専攻に比べて英語運用力そのものが問われる比重が高くなります。学科・専攻ごとに求められる素養の種類が異なる以上、「文学部全体としての難易度」を一律に語ることは適切ではなく、志望する学科・専攻の出題傾向を踏まえて自分の得意分野との相性を見極めることが現実的な難易度判断につながります。

あわせて、社会人枠の出願状況も一般選考の合格可能性に影響し得るという点も、難易度を考えるうえで見落とせない要素です。正確な競争倍率を知りたい場合は、龍谷大学入試情報サイトの入試結果ページや、大学受験情報サイトが公開している過去の入試結果を、出願前にあわせて確認することをおすすめします。

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科目別対策

外国語(英語)の対策

外国語(英語)は、真宗学科・仏教学科・哲学科・歴史学科・日本語日本文学科では専門科目とは別に単独で課される試験で、全学科・専攻共通の問題が使われています。2026年度(2025年11月9日実施)の過去問を確認すると、試験時間60分の中で、長文読解1題と、発音・アクセント・文法・書き換え・整序英作文という文法知識を問う複数の大問が組み合わされた構成になっていました。長文読解では、身近な社会的トピックについての英文を読み、空所補充、下線部の内容を英語で説明する問題、下線部の具体的内容を日本語で説明する問題、文脈から適切な語句を選ぶ問題、理由を選ぶ問題、語彙の意味を選ぶ問題、内容の真偽を判定する問題まで、多様な出題形式が1つの長文の中に詰め込まれています。単純な単語知識だけでは対応できない設問形式が多く、文脈から論理的に根拠を組み立てる読解力が求められます。

長文読解に続く大問では、発音・アクセント・文法・書き換え・整序英作文という、大学受験の英語文法問題に近い形式が並びます。これらは出題形式が固定的であるぶん、過去問演習を通じて解答の型を体に染み込ませやすい分野でもあります。読解と文法・語彙を切り離さず、長文の中に出てくる文法事項をそのつど確認しながら復習することで、両方の大問に効く学習につながります。特に英語英米文学科を志望する場合は、この共通の外国語(英語)試験に加えて、後述する英語による専門科目も課されるため、単語・文法の精度に加えて、まとまった分量の英文を読んで要約する力、100語程度の英作文を時間内に書き切る力まで含めて準備する必要があります。

専門科目の対策(学科・専攻別アプローチ)

専門科目は「各学科、専攻により異なる」と募集要項に明記されているとおり、対策の中身は志望する学科・専攻によって大きく変わります。共通する対策の型は存在しないという前提のうえで、学科・専攻の系統ごとに準備の方向性を整理します。真宗学科・仏教学科のように宗学・仏教学を専門とする学科では、教義や思想史に関する用語を正確に定義できることに加えて、歴史上の人物や文献について自分の言葉で詳しく説明できる力が問われます。教科書レベルの用語を丸暗記するだけでなく、なぜその思想が生まれたのか、どのような文脈で語られたのかという背景まで理解しておくことが、記述式の答案に厚みを持たせます。

哲学科哲学専攻のように原典講読を重視する専攻では、古典的な哲学書の一節を読んで、その内容を自分の言葉で要約・説明する練習が中心になります。プラトンやデカルト、カントといった思想家の主要な立場を、原典の一節から読み取れるようにしておくことに加え、複数の概念を横断して論じる自由記述にも対応できるよう、哲学史の全体像を年表的に整理しておくと安心です。哲学科教育学専攻のように教育学・教育史を扱う専攻では、日本の教育制度史の重要事項を年代とともに整理する学習と、現代の教育問題について自分の意見を論理的に述べる小論文的な練習の両方が必要になります。歴史学科の各専攻では、時代やテーマを指定したうえで200字程度の論述を求める形式が中心で、用語の丸暗記よりも因果関係を説明する力が重視されます。日本史学専攻、東洋史学専攻ではそれぞれの地域・時代の通史を、文化遺産学専攻では文化財の分類や保存・調査方法に関する知識を、教科書と専門書の両方から補強しておくことが望まれます。

日本語日本文学科・英語英米文学科のように語学・文学を扱う学科では、要約する力と一定字数でまとめる記述力が共通して問われる傾向にあります。英語英米文学科の専門科目では、英語の長文を読んで日本語で解答する設問と、英語で意見を書く設問が組み合わされているため、和文英訳・英文和訳の両方向の練習を並行して進める必要があります。いずれの学科・専攻においても、過去問で出題形式を確認したうえで、実際に手を動かして答案を書き、時間を計って演習するという流れを繰り返すことが、専門科目対策の基本になります。

ここまでの傾向を学科・専攻の系統別に整理すると、次の表のようになります。詳細な分析は後述の過去問分析であらためて確認しますが、まずは系統ごとの大まかな出題の性質を押さえておくと、日々の学習の優先順位を決めやすくなります。

系統該当する学科・専攻専門科目で重視される力
宗学・仏教学系真宗学科、仏教学科教義・思想史の正確な理解と、人物・文献を自分の言葉で説明する記述力
哲学・教育学系哲学科哲学専攻、哲学科教育学専攻原典読解・論述力(哲学専攻)、教育制度史の知識と時事的な小論文力(教育学専攻)
歴史学系歴史学科日本史学専攻・東洋史学専攻・仏教史学専攻・文化遺産学専攻史料読解、時代・地域を横断した通史の理解、200字前後の論述力
語学・文学系日本語日本文学科、英語英米文学科作品・言語知識に加え、読解・要約・記述(英語英米文学科は英作文も含む)
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面接・志望理由書・過去問分析

面接・志望理由書の準備

文学部の面接は、アドミッション・ポリシーへの深い理解を前提として、志望する学科・専攻に対する明確な動機と学修意欲などを中心に評価すると公式に説明されています。志望理由書は募集要項上の提出書類として明記されている一方、学習計画書という書類は文学部の一般3年次編入学・転入学では提出書類として明記されていません。志望理由書1通に、動機・学びの接続・将来像を凝縮する必要があるということです。作成にあたっては、これまで学んできた内容を具体的に整理したうえで、龍谷大学文学部のどの学科・専攻で何を学びたいのかを明確にし、編入後にどのような研究・学習テーマを深めたいのかを、志望学科・専攻のカリキュラムや教員の専門分野と結びつけて説明することが重要です。

面接では、なぜ龍谷大学文学部なのか、なぜその学科・専攻なのか、これまでの学びを編入後にどう活かすのか、卒業後の目標は何かといった質問が想定されます。とくに真宗学科・仏教学科を志望する場合は、龍谷大学が浄土真宗本願寺派を淵源とする建学の精神を掲げていることを踏まえ、宗教的な背景知識だけでなく、なぜその学びを龍谷大学で深めたいのかという動機の一貫性が問われやすい傾向にあります。外部生の場合は、卒業証明書、成績証明書、在学期間証明書、単位修得見込証明書などの書類準備に時間がかかることがあるため、出願期間に間に合うよう早めに出身校へ発行を依頼しておく必要があります。出願書類に不備があると受験そのものが認められませんので、チェックリストを作って提出前に複数回確認することをおすすめします。

面接での受け答えは、志望する学科・専攻の系統によって準備の重心が変わります。真宗学科・仏教学科では、なぜ数ある宗教・思想系の学びの中で真宗学・仏教学を選ぶのか、龍谷大学の建学の精神とどう向き合っていきたいのかを具体的に語れるかが問われやすくなります。哲学科では、原典の一節を読んだ経験や、興味を持った思想家・概念を挙げながら、大学での学びをどう深めたいのかを説明できるようにしておくと安心です。歴史学科の各専攻では、これまでどのような史料や時代に関心を持ってきたのか、龍谷大学のどの教員・研究領域で何を明らかにしたいのかという接続を明確にしておくことが有効です。系統ごとに問われる観点が異なるため、汎用的な回答を丸暗記するのではなく、志望する学科・専攻に即した内容を自分の言葉で組み立てる練習を重ねることをおすすめします。

3年次編入学・転入学(一般)・社会人編入学・転入学(文学部)で共通して必要になる主な出願書類を整理すると、次のとおりです。実際に提出が必要な書類は出身校の種類や単位修得状況によって変わるため、最終的には公式募集要項の一覧で個別に確認してください。

書類概要
卒業(見込)証明書または修了(見込)証明書四大在学中は在学期間証明書または卒業見込証明書、短大・高専在学中は卒業見込証明書
成績証明書出身校が発行する成績証明書
編入学・転入学試験志望理由書龍谷大学所定用紙(ワープロ入力可)
単位修得見込証明書単位修得見込みで出願する場合に必要(龍谷大学所定用紙)
受験票UCAROで発行し、試験当日に持参

2026年度過去問(外国語・英語)の分析

2026年度(2025年11月9日実施)の3年次編転入学試験問題が公開されています。文学部については、外国語(英語)が全学科・専攻共通の問題として、専門科目が学科・専攻ごとに個別の問題として公開されており、実際にどのような形式・レベルの出題がされたのかを具体的に確認できます。外国語(英語)では、大問Ⅰでスマートフォンの普及と「デジタル健忘症」をテーマにした英文が出題され、空所補充、下線部が指す内容を英語で説明する設問、下線部の内容を日本語で説明する設問、文脈に合う語句を選ぶ設問、理由を選ぶ設問、語彙の意味を選ぶ設問、内容の真偽を判定する設問という7種類の小問で構成されていました。

大問Ⅱでは発音問題(下線部の発音が他と異なる単語を選ぶ、5問)とアクセント問題(第一アクセントの位置を選ぶ、5問)、大問Ⅲでは文法的に適切な選択肢を選ぶ四択問題(5問)、大問Ⅳでは意味がほぼ同じになるように空所を埋める書き換え問題(5問)、大問Ⅴでは日本語の意味になるよう語句を並べ替える整序英作文(5問)が出題されており、長文読解と文法・語彙問題がほぼ同じ比重で構成されていることがうかがえます。特定の年度の出題内容がそのまま翌年度以降も繰り返される保証はありませんが、大問構成そのものは複数の技能をまんべんなく問う形式になっているため、長文読解対策と文法・語彙対策のどちらか一方に偏らない学習計画を立てることが対策の基本線になります。

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学科・専攻別 専門科目の過去問分析

専門科目は学科・専攻ごとに全く異なる出題がされており、2026年度の公開分から確認できた範囲を整理すると、次のような傾向が見えます。真宗学科では、親鸞の弟子の言行を伝える古典『歎異抄』を題材に、その思想内容を具体的に説明させる大問と、真宗・仏教に関わる語句の読みと意味を答える大問が出題されていました。仏教学科では、「釈尊の生涯と思想について、『諸行無常』『一切皆苦』『諸法無我(非我)』という用語を用いて説明しなさい」という問題と、「歴史上の仏教者(釈尊を除く)の中から1人を選び、詳しく解説しなさい」という問題の2題構成でした。教義の暗記だけでなく人物・思想を説明する力が求められる点は、真宗学科・仏教学科に共通する特徴といえます。

哲学科哲学専攻は概念群から自由論述する大問が特徴的で、理性・情動・知識・正義・意志・目的・原因・命題という概念群から1つを選んで400字程度で自由に論じる大問、プラトン『国家』・デカルト『哲学の原理』・カント『人倫の形而上学の基礎づけ』という3つの原典の一節を読んでそれぞれ100字程度で説明する大問、アナクシマンドロスの「ト・アペイロン」、アリストテレスの「第一実体」、ライプニッツの「理性の真理」、ラッセルの「センス・データ」、ニーチェの「ラクダの精神」、ロールズの「無知のヴェール」という用語群から2つを選んで説明する大問の3構成でした。西洋哲学史を広く押さえたうえで、原典の文章から思想家の立場を読み取る訓練が欠かせません。哲学科教育学専攻では、1941年の国民学校令や1943年の関連法規など戦時期の教育制度に関する穴埋め問題、教育委員会制度や学校教育法上の学校の位置づけに関する穴埋め問題に加えて、「日本の小中高校において不登校の割合が増加している要因と、必要な支援について論理的に自身の見解を述べよ」という小論文形式の大問が出題されていました。

歴史学科日本史学専攻では、あらかじめ用意された2つのグループから、それぞれ1題ずつを選んで200字程度で論述する形式が採られており、古代国家の形成過程や荘園公領制など、日本史の複数の時代・テーマから出題されていました。東洋史学専攻では、『史記』とその注釈書『正義』からの漢文史料を読み、書き下し文や現代日本語訳を答える設問に加えて、中国や周辺地域の歴史に関するテーマから1つを選んで簡潔に説明する設問が出題されていました。漢文の読解力と東アジア史の知識の両方が問われる構成です。文化遺産学専攻では、前方後円墳、西本願寺の文化財、ユネスコに登録される日本の無形文化遺産という候補から1つを選んで200字程度で説明する問題と、文化財の科学的調査方法を複数挙げてそれにより何が明らかになるのかを400字程度で述べる問題が出題されていました。

英語英米文学科では、専門科目としても英語の試験が課されており、外国語(英語)の共通問題とは別建てで実施されます。2026年度は、新聞記事を読んで下線部の内容を日本語で説明する設問、下線部を日本語に訳す設問、筆者が悩んでいる内容を日本語で説明する設問という英文読解の大問に加えて、言語学の専門書の一節を読んで内容を100字程度の日本語で要約する大問、そして「人生の中で出会った素晴らしい先生について、その先生がどのように自分を助けてくれたかを具体的に説明する」というテーマで100語程度の英作文を書く大問が出題されていました。読解・要約・英作文をひととおり課す構成であり、英語運用力を多面的に評価する狙いがうかがえます。なお、歴史学科仏教史学専攻と日本語日本文学科については、2026年度に公開されている過去問の中に専門科目の問題が確認できませんでした。これは当該年度にこれらの専攻・学科への受験者がいなかった可能性が考えられますが、募集要項上は引き続き募集対象となっているため、最新の公開状況は龍谷大学入試情報サイトの過去問題ダウンロードページで直接確認してください。

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出願予測(過去問非公開の専攻・学科)

歴史学科仏教史学専攻と日本語日本文学科については、直近の公開過去問から出題形式を特定できないため、ここでは断定を避け、募集要項やアドミッション・ポリシー、他専攻の出題傾向から見える範囲での準備の方向性を示します。仏教史学専攻は歴史学科に属し、他の3専攻(日本史学専攻・東洋史学専攻・文化遺産学専攻)と同様に、時代やテーマを指定した論述形式の専門科目が出題される可能性が考えられます。仏教史という専攻の性質上、日本や中国・アジア地域における仏教の伝来・展開・制度化といったテーマについて、年代や人物、宗派の展開を整理しておくことが土台になります。日本語日本文学科は、学部全体の傾向として文学作品や言語について記述式で説明させる出題が多いことを踏まえると、特定の作品・作家についての深い知識と要約・論述力を組み合わせて問う形式が想定されます。いずれの場合も、これは公式資料からの出題予測であり確定した情報ではないため、志望する場合は龍谷大学入試情報サイトで最新の過去問公開状況を確認したうえで、公開され次第、実際の問題形式にあわせて対策を組み直すことをおすすめします。

ここまでの過去問分析を学科・専攻別に一覧化すると、次のとおりです。専門科目の出題形式が学科・専攻ごとにいかに異なるかが、あらためて確認できます。

学科・専攻2026年度専門科目の出題形式(概要)
真宗学科『歎異抄』の思想内容を説明する記述問題+仏教・真宗関連語句の読みと意味
仏教学科釈尊の生涯・思想の説明+歴史上の仏教者(釈尊以外)1人の解説、各記述式
哲学科哲学専攻概念群からの自由論述(400字程度)+原典読解3題(各100字程度)+用語説明2題
哲学科教育学専攻教育史・教育行政の穴埋め問題+不登校をテーマにした小論文形式の記述問題
歴史学科日本史学専攻2グループから各1題選択し、200字程度で論述
歴史学科東洋史学専攻漢文史料の書き下し文・現代語訳+東アジア地域史のテーマ論述
歴史学科文化遺産学専攻文化遺産に関する200字程度の説明+科学的調査方法の400字程度の論述
歴史学科仏教史学専攻2026年度公開分では専門科目の問題を確認できず(出願前に公開状況を要確認)
日本語日本文学科2026年度公開分では専門科目の問題を確認できず(出願前に公開状況を要確認)
英語英米文学科英文読解(内容説明・和訳)+日本語要約(100字程度)+英作文(100語程度)
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併願戦略・内部リンクと学習の進め方

併願先は「文学部」という括りではなく学科・専攻単位で選ぶことが現実的です。龍谷大学文学部は、専門科目が学科・専攻ごとに大きく異なるためです。たとえば哲学や倫理学を中心に学びたい場合は、原典講読や論述を重視する他大学の人文系学科、日本史・東洋史を中心に学びたい場合は史料読解や論述を課す学科というように、専門科目の出題傾向が近い大学を組み合わせると、学習の重複を活かしやすくなります。同じ龍谷大学の中でも、龍谷大学法学部の編入試験対策龍谷大学社会学部の編入試験対策は、外国語(英語)の出題傾向や出願手続の流れが共通する部分が多く、あわせて確認しておくと出願書類の準備効率が上がります。関西の私立大学で文学部系統の編入試験を実施している大学としては、同志社大学文学部の編入試験対策も参考になります。大学編入の仕組みや難易度、費用、年間スケジュールの全体像をあらためて確認しておきたい場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】もあわせてご覧ください。

学習の進め方としては、まず志望する学科・専攻の専門科目の出題傾向を過去問で確認し、そこから逆算して必要な知識・記述力を洗い出すことが出発点になります。そのうえで、外国語(英語)は共通問題である強みを活かし、長文読解と文法・語彙の両方を並行して底上げしていく計画を立てます。専門科目・英語・面接の3本柱を同時並行で進める必要があるため、独学で進める場合は、どうしても得意分野に時間が偏りがちになる点に注意が必要です。専門科目の記述答案や英作文は、自分で読み返すだけでは改善点に気づきにくいため、第三者による添削や、志望理由書・面接の練習相手を確保できるかどうかが、直前期の仕上がりを左右します。龍谷大学文学部のように学科・専攻ごとの専門色が強い入試では、範囲の広い独学だけで対応しきれない場合、大学編入対策コースのように専門科目・英語・志望理由書・面接を横断的に指導してもらえる環境を活用することも、選択肢の一つになります。

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よくある質問(FAQ)

龍谷大学文学部の3年次編入学・転入学試験の募集人員は何名ですか。

2027年度の募集人員は、真宗学科6名、仏教学科3名、哲学科哲学専攻1名、哲学科教育学専攻1名、歴史学科日本史学専攻1名、歴史学科東洋史学専攻1名、歴史学科仏教史学専攻1名、歴史学科文化遺産学専攻1名、日本語日本文学科1名、英語英米文学科1名です。この人員には社会人編転入学の募集人員(各学科・専攻とも若干名)を含みます。最新の募集要項でご確認ください。

出願期間と試験日はいつですか。

出願期間は2026年10月1日から10月8日までで、締切日消印有効です。試験日は2026年11月8日(日)で、龍谷大学 深草キャンパスで実施されます。合格発表は2026年11月14日(土)12:00予定です。日程は年度によって変わる可能性があるため、出願前に必ず最新の公式募集要項を確認してください。

試験科目は何ですか。小論文はありますか。

一般の3年次編入学・転入学試験は、専門科目、外国語(英語)、面接の3科目です。社会人編入学・転入学試験は専門科目と面接のみで、外国語(英語)は課されません。募集要項上、独立した科目としての小論文は明記されていませんが、専門科目の中に小論文形式・記述式の設問を含む学科・専攻があるため、記述対策は必要です。

専門科目はすべての学科・専攻で共通ですか。

専門科目は学科・専攻ごとに独立した問題であり共通ではありません。専門科目は「各学科、専攻により異なる」と募集要項に明記されており、専門課程履修に必要な基礎的素養を問う内容になっています。一方、外国語(英語)は真宗学科・仏教学科・哲学科・歴史学科・日本語日本文学科では全学科・専攻共通の問題です。英語英米文学科のみ、共通の外国語(英語)に加えて英語による専門科目も別途課されます。

2027年4月の学科改組は、2027年度の編入学試験にどう影響しますか。

龍谷大学は、真宗学科と仏教学科を統合して2027年4月に新しい「仏教学科」(真宗領域・仏教領域・社会応用領域)とする学科改組を発表しています。歴史学科でも東洋史学専攻・文化遺産学専攻の一部見直しが予定されています。ただし、2026年6月5日更新の2027年度募集要項では、依然として真宗学科6名・仏教学科3名という現行の学科名で募集人員が示されており、改組後の体制との関係は募集要項に明記されていません。真宗学科・仏教学科・歴史学科東洋史学専攻・文化遺産学専攻への出願を検討している場合は、出願前に文学部教務課へ直接確認することをおすすめします。

過去問はどこで確認できますか。

過去問題は、龍谷大学入試情報サイトの過去問題ダウンロードページで確認できます。2026年度(2025年11月9日実施)分については、外国語(英語)の全学科・専攻共通問題と、真宗学科・仏教学科・哲学科哲学専攻・哲学科教育学専攻・歴史学科日本史学専攻・歴史学科東洋史学専攻・歴史学科文化遺産学専攻・英語英米文学科の専門科目が公開されています。歴史学科仏教史学専攻と日本語日本文学科は同年度の公開分に問題が確認できませんでした。年度によって公開状況が変わる可能性があるため、志望する学科・専攻の最新情報を直接確認してください。

転入学を希望する場合、単位の条件はありますか。

文学部の3年次転入学では、大学に2年以上在学し62単位以上修得済み(または40単位以上修得済みで転入学時に62単位以上修得見込み)であること、あるいは大学2年に在学中で40単位以上修得済み・2年次修了時に62単位以上修得見込みであることのいずれかを満たす必要があります。文学部ではこの単位数が出身大学の卒業要件に定める単位かどうかは問わないとされています。

検定料はいくらですか。

入学検定料は35,000円です。UCAROからクレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easy対応の銀行ATMまたはインターネットバンキングで納入します。国外居住者はクレジットカード決済に限られます。納入された受験料は返還されませんので、出願前に金額と納入期限を確認してください。

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まとめ|龍谷大学文学部の編入試験は学科・専攻ごとの対策が鍵

試験は専門科目・外国語(英語)・面接の3科目で構成され、2026年11月8日(日)に龍谷大学 深草キャンパスで実施されます。出願期間は2026年10月1日(木)から2026年10月8日(木)までで、募集人員は真宗学科6名を除くと多くの学科・専攻が1〜3名という小規模な枠です。専門科目は学科・専攻ごとに全く異なる出題がされるため、志望する学科・専攻の過去問を具体的に確認し、その出題傾向にあわせて記述力・専門知識を積み上げていくことが対策の核になります。あわせて、2027年4月には真宗学科と仏教学科の統合をはじめとする学科改組が予定されており、募集要項の記載と改組後の体制との関係が公式に明記されていない部分もあるため、出願前には最新の公式募集要項と、必要に応じて文学部教務課への確認をあわせて行うことをおすすめします。

この記事は、龍谷大学が公開している公式募集要項・過去問題・アドミッション・ポリシーなどの一次情報を確認したうえで作成しています。最終的な出願判断は、必ず大学公式の最新資料で確認してください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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